くらし情報『鉄道トリビア (265) 115系と113系の「湘南色」「スカ色」塗り分けの違いに理由があった』

2014年8月2日 08:00

鉄道トリビア (265) 115系と113系の「湘南色」「スカ色」塗り分けの違いに理由があった

鉄道トリビア (265) 115系と113系の「湘南色」「スカ色」塗り分けの違いに理由があった
JR吾妻線といえば、日本一短い鉄道トンネル「樽沢トンネル」でも有名だ。しかし、八ッ場ダム建設にともなうルート変更で、樽沢トンネルを含む区間は2014年9月24日で運行終了となる。日本一短いトンネルを通過したいなら、夏休み中に吾妻線に乗ろう。

この吾妻線の主力車両はオレンジとグリーンの「湘南色」と呼ばれる塗り分けで、かつて東海道線で活躍していた電車にそっくり。だが東海道線の中古が回ってきたわけではない。高崎付近の上越線や吾妻線などで普通列車に使用される近郊形電車は「115系」である。東海道線で活躍し、千葉県内の路線に転属した近郊形電車は「113系」だ。どちらも国鉄時代に製造された電車で、JR東日本が継承した113系電車は2011年に引退している。


113系と115系は外観も客室の座席配置も似ているけれど、異なる用途で開発された。113系は平坦な幹線区間用、115系は勾配の多い区間用だ。だから性能面では大きな違いがある。外観の大きな違いは先頭車の色の塗り分けだ。113系は先頭車の緑色の部分が斜め。115系は地面と平行になっている。そのおかげで、遠くからでも113系と115系を簡単に見分けられる。

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