くらし情報『JR東海、東海道新幹線のATCを更新』

2014年12月19日 11:54

JR東海、東海道新幹線のATCを更新

JR東海、東海道新幹線のATCを更新
JR東海は12月18日、今年12月より、東海道新幹線のATC(自動列車制御装置)を更新すると発表した。新たなATCは地上装置の処理能力が向上しているとともに、信号の伝送距離が延伸している。

ATCとは、先行列車との間隔等を考慮した許容速度を列車の運転台に信号として表示し、列車速度が許容速度を上回った場合は自動的にブレーキを作動し、許容速度以下まで速度を低下させるシステム。

新幹線では、進路を一定距離に分割して構成される区間(閉そく区間)を定め、各区間には1つの列車しか入れないようにすることで、列車相互間の安全を確保している。

新たなATCは、1つの地上装置で処理できる軌道回路数が増え、システムを構成する設備数が減り、設備の正常・異常の判断速度が向上する。

また、地上装置の送信出力が向上し、ATC信号の伝送距離が5kmから延伸し、より遠くの軌道回路設備までATC信号が伝送可能になることから、装置を配置する機器室が駅部に集約できる。これにより、日々のメンテナンスを効率化できるほか、故障が発生した際も、駅近隣の信号通信所にいる社員が、現地まで移動する時間を短縮できるという。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.