松任谷由実の冬恒例となるリゾートコンサート『SURF&SNOW in Naeba Vol.44』が、2月5日(月) に新潟・苗場プリンスホテル ブリザーディウムでスタート。キャリア51年目初となるステージを披露した。これまで、様々なエンターテイメントを繰り広げてきたユーミンにとって、新たなステージのアイデアを創出する実験の場でもある『SURF&SNOW in Naeba』。44回目の開催となる今回のステージ上には、8つの惑星が配置され、宇宙空間をイメージしたセットを再現。コンサートのオープニングは、そのセットの一部となるスクリーンに映し出された、アンドロイドのAIユーミンからのメッセージで幕を開けた。セットリストは、隠れた名曲から代表曲でありながら近年コンサートでは披露されることがなかった「時をかける少女」「ノーサイド」なども盛り込まれ、ユーミン冬の定番曲「BLIZZARD」まで、多作なユーミンかつ苗場ならではの選曲。また今回のステージ演出では、これまでのユーミンのコンサートにおいて最も多く映像が使用されており、写真も含め全ての映像をAIで制作するという、新たなチャレンジをしている。そのAIで制作した映像は、楽曲のテーマや歌詞から連想する様々なキーワードから作られたもので、楽曲に寄り添った美しいグラフィックから、非現実の幻想的な世界を描いたもの、ストーリーを感じさせるものなどが、楽曲の世界観に、より広がりを感じさせる映像の演出となっている。昨今、様々なジャンルでAIが活用される中、どの様に共生していくかが人間のテーマでもあるが、今回のステージはユーミンのコンサートにおける“AI元年”ともいうべき演出で、新たなフェーズへ向かいスタートした。そして、毎回注目となる衣装は、前半では、1920年代のアメリカを舞台にした映画『シカゴ』を彷彿させるマニッシュなスーツで登場。後半の衣装は、1960年代のSF映画に登場する様な、ポップでスペイシーなスタイルで登場し、本編とアンコールを含め全22曲、約2時間半のステージを披露した。撮影:古溪一道<ライブ情報>松任谷由実『SURF&SNOW in naeba Vol.44』日程:2月5日(月) ・6日(火) ・9日(金) ・10日(土) ・13日(火) ・14日(水) ・17日(土) ・19日(月)開場20:30 / 開演21:00会場:新潟・苗場プリンスホテル ブリザーディウム公演公式サイト:
2024年02月06日夜ドラ「ユーミンストーリーズ」に出演する新たなキャストが発表された。本作は、松任谷由実の名曲からインスピレーションを得て描かれた、3人の小説家が生み出した3つの物語を原作としたオムニバスドラマ。夏帆主演の第1週「青春のリグレット」(原作:綿矢りさ)には、菓子(夏帆さん)の元彼・陸役で金子大地、菓子が旅行した先で立ち寄る店「しらかばヒュッテ」の店員役で片桐はいり、夫・浩介役で中島歩が出演。金子さんは「誰しも経験があるのではないかな」と本作について述べ、片桐さんは「どんなすてきなドラマになるのか楽しみです」と完成に期待。中島さんは「真っ当に生きることに疑問を感じている方には特にご覧いただきたいです。もちろん真っ当に生きることを諦めている方にもご覧いただきたいです」とメッセージ。<「青春のリグレット」あらすじ>夫に浮気され、夫婦関係が破綻しかけている菓子。まだやり直せる。そう考えた菓子は夫の浩介を旅行に誘うが、その旅先で、昔ある人に言われた言葉が実は重要な意味を持っていたことに気づき…。麻生久美子主演の第2週「冬の終り」(原作:柚木麻子)には、フードコートでパート勤務をする仙川真帆役・篠原ゆき子、鮮魚売り場を担当するパート・みつき役で伊東蒼、生鮮売り場担当の正社員・前田役でクリスタル ケイ、ベテランパートの定岡正子役・浅田美代子が参加。篠原さんは「あぁ、私この話すごく好きだ」と台本を読んだときの感想を明かし、伊東さんは「今まであまり聴いたことのなかった方達が、松任谷由実さんの温かくそっと寄り添ってくれる楽曲に触れる機会になってくれれば」とコメント。クリスタル ケイさんは「皆さんに是非楽しく見ていただきたいです」と呼びかけ、浅田さんは「この話の中で私の役は楽しく遊ぶことが出来ました」とふり返る。<「冬の終り」あらすじ>スーパーでパートとして働く藤田朋己(麻生久美子)は、新しく入ったパートの仙川真帆と全く会話が続かず気まずい思いを募らせる。しかし有線である曲が流れた時、初めて変化が訪れた。もう一度、少しだけ日常に変化を。一人の思いをくみ取ったパート仲間によって、ちょっとした大ごとに発展してしまう友情の物語。宮崎あおい主演の第3週「春よ、来い」(原作:川上弘美)では、“あれ”の力を持つ衣笠雄大役で池松壮亮、両親を事故で亡くし叔母と祖父と暮らす上原多英役で白鳥玉季、多英の叔母・谷川なりみ役で小野花梨、保険会社社員の千崎倫也役・岡山天音、雄大の父・衣笠充流役で田中哲司が出演する。池松さんは「この世界の結びつきと、人を想うこと、誰かの幸せを願うこと、そして愛の発見を導いてくれるような作品です」と説明し、白鳥さんは「心がいっぱいになる作品だと思います。楽しみにしていてください!」とメッセージ。小野さんは「この曲の持つ淡い優しさと切なさがぎゅっと詰まった脚本」と言い、岡山さんは「カナコと、お互いの人生を徐々に交差させていくキャラクター」と自身の役柄を説明。田中さんは見どころについて「池松君との少し微妙な親子関係です」と明かしている。<「春よ、来い」あらすじ>一族が持つ“あれ”の力を授かったカナコ(宮崎あおい)。誰のために使ったら良いのか。亡くなった母は誰のために使ったのか。疑問の答えを求めてたどり着いた先に、同じ“あれ”の力を授かった雄大、生きることをつらく感じる中学生の多英が見えない糸で導かれ――。なお、物語を彩る劇伴音楽には、コンサートで「卒業写真」をカバー演奏しているアーティスト・青葉市子が決定した。夜ドラ「ユーミンストーリーズ」第1週「青春のリグレット」は3月4日(月)~7日(木)22時45分~(全4回)、第2週「冬の終り」は3月11日(月)~14日(木)22時45分~(全4回)、第3週「春よ、来い」は3月18日(月)~21日(木)22時45分~(全4回)NHK総合にて放送。※BSP4Kでは前編・後編に分けて放送(前編:「青春のリグレット」+「冬の終り(前半)」3月8日(金)21時~/後編:「冬の終り(後半)」+「春よ、来い」3月15日(金)21時~)(シネマカフェ編集部)
2024年01月25日「紅白の出演料は、民放音楽番組の半分以下です。朝ドラや大河をはじめとしたNHKの番組への出演料は過去番組への出演回数という同局への“貢献度”が考慮されて決められています。これは紅白にも適用されていて、基本的に同番組への出場回数でギャラが決まります」(NHK関係者)大みそか恒例の国民的人気番組『NHK紅白歌合戦』が今年も放送される。豪華アーティストが出演し、4時間を超える同番組の予算は、約3億円と報じられている。出演料は巨額の予算にもかかわらず、民放と比べて低く抑えられているという。’22年11月にリリースした楽曲『ちゅ、多様性。』が、今年TikTokを中心に大バズリしたソロアーティスト・ano。’20年の楽曲『オトナブルー』の首振りダンスが、同じくTikTokをきっかけに世界中に広がった新しい学校のリーダーズ。“貢献度”が低い初出場組の“最低ギャラ”は?「10万円ほどだと聞いています。これは2日間にわたるリハーサルのギャラ、2次使用料、配信料も含めた金額です。紅白に出演する際の衣装やメーク、スタイリスト、お弁当などにかかるお金は歌手側の“自己負担”となっているそうです。ギャラが安くても“紅白出場はお金ではなく名誉のため”という考えから、多くのアーティストがオファーを快諾するそうです。国民的番組である紅白に出場することで箔がつく利点もあります」(前出・NHK関係者)■大御所歌手にも格安な出演料10万円の新人に対し、石川さゆり(65)や、郷ひろみ(68)など大御所たちのギャラはどのくらいなのだろうか。「46回目の出演となる石川さんのギャラは50万円だといいます。石川さんに続くのは、過去に35回出場している郷さんで40万円だそうです。近年で最も高い出演料だったのは、既に紅白を“引退”していますが、51回出場し、うち大トリを史上最多の11回務めたレジェンドの北島三郎さん(87)で100万円です」(前出・NHK関係者)紅組、白組に分かれず、特別企画として出演するアーティストたちには、特別な査定が適用されるようだ。前出のNHK関係者は明かす。「桑田佳祐さん(67)と松任谷由実さん(69)による楽曲『Kissi’n Christmas (クリスマスだからじゃない) 2023』が11月27日に配信リリースされ、12月20日にCDが発売されます。一部では2人が紅白に特別企画で出演すると報道されていますが、実現すれば、彼らの出演料はそれぞれ80万円ほどだといいます。また特別企画で出演する外国のタレントは別格です。たとえば、’09年の紅白に出演したイギリスの歌手・スーザン・ボイルさん(62)は500万円と英大衆紙が報じていました。今回の目玉であるイギリスの世界的ロックバンド・QUEENは出演料700万円で交渉し、実現したと聞いています」出場歌手だけでなく、有吉弘行(49)、橋本環奈(24)、浜辺美波(23)ら司会者たちも格安ギャラでの出演となる。「基本的に100万円程度だといいます。ただ3年連続で司会を務めた大泉洋さん(50)の昨年のギャラは150万円ほどだったそうです。司会者は4時間半に及ぶ生放送の進行だけでなく、リハーサルを含めた3日間、毎日NHKで打ち合わせをして、ステージ上での段取りなどを細かく確認しなくてはなりません。出演歌手に比べると高額に思えますが、拘束時間や手間を考えますと割安ですね」(前出・NHK関係者)その大泉は今回、歌手としての登場となる。しかも初出演だ。「大泉さんの今回の出演料は20万円だといいます。新人への出演料の基準となる10万円より高いのは、3年間にわたる司会としての“貢献”が評価されたそうです」(前出・NHK関係者)ギャラが大幅減となった大泉だが、歌手業に燃えているようだ。「’99年から’01年にかけて北海道テレビで放送されていた深夜番組『鈴井の巣』で、作詞を大泉さんが、作曲を奥田民生さん(58)が担当する大泉バンドという企画がありました。もともとこの企画は大泉さんが“歌で紅白に出たい”という思いから始まったもので、昔から紅白への思い入れは強いです」(音楽関係者)紅白出演の夢を持つ大泉は、かねてから“歌唱トレーニング”を積んできた。「大泉さんは歌が大好きで趣味はカラオケです。ロケの移動中の車内でもカラオケをしたり鼻歌を歌っていると聞いています。また以前、沖縄でのロケで利用していた大型バスにカラオケ設備がついていたことがあったそうです。このとき、大泉さんは一度マイクを握ったら離さず、カメラが回っていないところでも歌い続けていたといいます。大泉さんのカラオケの十八番は、細川たかしさん(73)の『北酒場』や北島三郎さんの『風雪ながれ旅』で、こぶしをきかせた演歌が得意です。今回の紅白で視聴者を驚かせようと、現在、猛特訓しているそうです」(前出・音楽関係者)11月13日にNHKホールで行われた紅白の出場歌手発表会見で、大泉は紅白への熱い思いを語っていた。「誰よりも紅白への愛情は深いと思っています。なんでもやる、できることがあれば一から手伝うとスタッフの方にはお伝えしていますし、やっぱり司会(に復帰)、となればやります!」昨年肩を並べ司会していた橋本の5分の1のギャラになってしまった大泉。歌手と司会の“二刀流”出場が本音だった!?
2023年12月15日松任谷由実の名曲からインスピレーションを得て描かれた3人の小説家が生み出した3つの物語を原作とした、オムニバスドラマ「ユーミンストーリーズ」の制作が開始された。岨手由貴子、奥山大史ら気鋭のクリエイターらが参加している。第1週「青春のリグレット」(原作:綿矢りさ)は、脚本を『あのこは貴族』などの岨手由貴子が担当。演出は『ハローグッバイ』『望郷』の菊地健雄が務める。<あらすじ>結婚して4年で夫に浮気され、夫婦関係が破綻しかけている菓子(夏帆)。まだやり直せる。そう考えた菓子は夫を旅行に誘うが、その旅先で、昔ある人に言われた言葉が実は重要な意味を持っていたことに気づく。青春時代の記憶が後悔となって呼び起こされる、ほろ苦い恋の物語。夏帆コメントユーミンさん(と呼ばせてください)、菊地監督、岨手さん、綿矢さん、、と好きがこんなにも詰まった作品に参加させていただけるなんて、、胸が高鳴ります。人生のたった一場面かもしれないけど、忘れることのできないその一瞬を、丁寧に演じてゆけたらと思っています。よろしくお願いします。第2週「冬の終り」(原作:柚木麻子)では、脚本を映画とドラマ、2つのフィールドで活躍するねじめ彩木、演出を『ブルーアワーにぶっ飛ばす』の箱田優子が務める。<あらすじ>スーパーでパートとして働く藤田朋己(麻生久美子)は、新しく入ったパートの仙川真帆と全く会話が続かず気まずい思いを募らせる。しかし有線である曲が流れた時、初めて変化が訪れた。もう一度、少しだけ日常に変化を。一人の思いをくみ取ったパート仲間によって、ちょっとした大ごとに発展してしまう友情の物語。麻生久美子コメント最初にお話をいただいたときに、監督が箱田優子さんということに魅力を感じました。箱田さんとは以前CMの撮影でご一緒させていただいていたのですが、演出がとにかく面白くて、いつかまたお仕事したいとずっと思っていました。今回、念願叶ってやっとご一緒できると思うと本当に嬉しくて、今から撮影が待ち遠しいです。フードコートのパート仲間たちで繰り広げられる人間模様を、ユーミンさんの「冬の終り」の楽曲のお力をお借りしながら、面白い作品にできればと思っています。第3週「春よ、来い」(原作:川上弘美)は、脚本は、今泉力哉監督と共同脚本を担当した『愛がなんだ』などの澤井香織、演出を『僕はイエス様が嫌い』で国内外で高く評価された奥山大史が務める。<あらすじ>一族が持つ“あれ”の力を授かったカナコ(宮崎あおい)。誰のために使ったら良いのか。亡くなった母は誰のために使ったのか。疑問の答えを求めてたどり着いた先に、同じ“あれ”の力を授かった雄大、生きることをつらく感じる中学生の多英が見えない糸で導かれ…。誰かを思う気持ちが春を連れてくるあたたかな物語。宮崎あおいコメント「春よ、来い」は交わることのない3人が、何かに導かれるように同じ場所、同じ時を過ごします。松任谷由実さんの名曲から川上さんが生み出した物語を、スタッフ、キャストの皆さんと共に丁寧に紡いでいけたらと思っています。2024年の春に素敵な作品をお届けできるよう頑張りますので、ぜひ楽しみにしていて下さい。「ユーミンストーリーズ」は2024年3月、NHK総合にて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年10月05日本木雅弘と滝藤賢一が共演するドラマスペシャル「友情~平尾誠二と山中伸弥 『最後の一年』~」の放送が決定した。平尾誠二(本木さん)は、日本代表としても活躍した元ラグビー選手で、神戸製鋼コベルコスティーラーズ総監督兼ゼネラルマネージャー。「2019年のワールドカップ日本大会を成功させたい」、そして「1試合でもいいから、東日本大震災の被災地・岩手県釜石市で試合を行いたい…」と熱い思いを抱いていた矢先、彼を襲ったのは突然のがん宣告。しかし、持ち前の明るさとおおらかさで「なってしまったもんはしゃあない」と冷静に受け止め、病と闘う決意を固める。そんな平尾を家族と共に支え続けたひとりの親友・山中伸弥(滝藤さん)。2012年に「ヒトiPS細胞」の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞した医師だ。2人の出会いは、2010年に実現した雑誌の対談。意気投合し、急速に親交を深め、やがて家族ぐるみの付き合いをする親友になった――。本作は、ラグビー界の伝説“ミスター・ラグビー”平尾誠二と、ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授の知られざる友情物語。前向きに病と闘う平尾さんと、医師として治療法や病院探しに奔走し、最後まで親友に寄り添い続けた山中さんの友情、そして平尾さんの意志を尊重し、優しく見守り続けた家族の深い愛情を描く。約10年ぶりの民放ドラマ出演を果たす、平尾誠二役の本木さんは撮影初日、「平尾さんを演じるというプレッシャーというか畏れ多さというか…正直、なかなか覚悟がつかないままクランクインを迎えました」と明かし、撮影中も非常に悩み、迷って、苦しんだよう。その姿を目の当たりにした山中伸弥役の滝藤さんも、「これだけの俳優さんでもこんなに苦しみながら、迷いながら、平尾誠二さんという人間を作っていくんだなという姿を間近で見せていただいて、すごく刺激を受けました」としみじみ。また、病に侵されていく様を体現するため、本木さんは撮影中に10kg減量し、平尾さんに近づいていった。一方、「世界的に有名な方なので、演じることは困難なチャレンジになるだろうと感じていました」と滝藤さんもポツリ。しかし、「僕の言葉、リアクションはすべて本木さんによって生まれると信じて疑わなかったので、『僕は本木さんしか見ていません』というようなことも、本木さんにお伝えさせていただいたように思います」と言うように、山中教授に寄せようとするのではなく、本木さんのセリフを受けて湧き上がった感情のままに芝居をする、「いかに本木さんとセッションするか」を考え、役に入っていったという。脚本は、「Dr.コトー診療所」「リエゾン‐こどものこころ診療所‐」の吉田紀子。そして、松任谷由実の名曲「ノーサイド」が主題歌として本作を優しく彩る。テレビ朝日ドラマスペシャル「友情~平尾誠二と山中伸弥 『最後の一年』~」は11月11日(土)21時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年09月20日6月24日(土)の開幕以来、豪華絢爛な舞台装置や実力派キャストのパワフルなパフォーマンスで多くの観客を沸かせている『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』。世界七都市で開催されてきた本作の日本版での大きな魅力のひとつが、ミュージックシーンで活躍する総勢17名のアーティスト達による日本語の訳詞提供だ。今回、本作を彩る誰もが耳にしたことのあるポップミュージックのなかでもハイライトとなる、エルトン・ジョンの「Your Song」の訳詞を担当した松任谷由実と、本作の原作である映画『ムーラン・ルージュ』(2001年)を監督したバズ・ラーマンの対談が実現。事前に松任谷のエンタテインメント・ショーの映像をチェックしていたというラーマン監督は、日本での観客の盛り上がり方を「ユーミンのライブに近い」と評した。「観客の皆さんが興奮して、どの曲でも手拍子をしてくれるのに驚きました。観客が参加している」(ラーマン監督)。さらに物語のラストで描かれる悲劇の愛(「Your Song」のリプライズが奏でられる)について、「日本プロダクションでは、悲劇が、とりわけドラマチックで感動しました。世界各地でこの舞台を観てきて、カラフルで華やか、派手で喜劇的という印象でしたが、(日本プロダクションでは)切なさや哀しみが深く感じられました」と話し、「日本の古典的な演劇や歌舞伎では悲劇に美しさを感じる、そんな精神性が日本にはあるのだと思います」と分析する。印象的なシーンで歌われる名曲「Your Song」の訳詞について松任谷は、「実際に訳してみると、ものすごく繊細な歌詞なんですね。意訳しか出来ないけれどその心情を日本語にしたいと強く思いました。70年代のシンガーソングライターにありがちな字余りの曲で、日本語に置き換えるのは難しかった。英語は1音節に1ワードだけど、日本語は1音節にカナ1文字しか乗せられない。けれど、受けとり手は、ひとつの言葉ですごく沢山の情報を得る感性を持っているので伝わると思いました」と苦労を語った。その出来栄えにはラーマン監督も「歌詞がメロディーに綺麗に乗っていて感動しました」と絶賛。また、21年前に映画を作った際は、権利の問題からポップミュージックをミュージカルに使うのが難しく、「Your Song」の使用を直感で快諾したエルトン・ジョンが他アーティストを説得してくれたというエピソードも明かし、「ユーミンやエルトンのような方がリーダーシップを発揮して、他のアーティストに影響を与える。今回、日本の多くのポップアーティストが手を取り合って参加してくれたことに感謝しています」と話した。『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』は、8月31日まで、東京・帝国劇場にて上演。なお、7月12日(水)18:30より放送のフジテレビ「FNS歌謡祭 夏」では、キャストの平原綾香と井上芳雄が、帝国劇場から松任谷由実の日本語訳詞による「YOUR SONG」をテレビ初披露する。<公演情報>『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』上演中 ~8月31日(木) 帝国劇場『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』ビジュアル【キャスト】※各役50音順サティーン:望海風斗 / 平原綾香クリスチャン:井上芳雄 / 甲斐翔真ハロルド・ジドラー:橋本さとし / 松村雄基トゥールーズ=ロートレック:上野哲也 / 上川一哉デューク(モンロス公爵):伊礼彼方 / Kサンティアゴ:中井智彦 / 中河内雅貴ニニ:加賀楓 / 藤森蓮華ラ・ショコラ:菅谷真理恵 / 鈴木瑛美子アラビア:磯部杏莉 / MARIA-Eベイビードール:大音智海 / シュート・チェン【アンサンブル(E) / スウィング(S)】※50音順ICHI(E) / 乾直樹(E) / 加島茜(E) / 加藤さや香(E) / 加藤翔多郎(E) / 酒井航(E) / 篠本りの(S) / 杉原由梨乃(E) / 仙名立宗(E)高橋伊久磨(E) / 田川景一(E) / 田口恵那(E) / 茶谷健太(S) / 富田亜希(E) / 平井琴望(E) / 堀田健斗(S) / 三岳慎之助(E)宮河愛一郎(ダンスキャプテン E) / 米島史子(S) / ロビンソン春輝(S) / 和田真依(S)【訳詞提供アーティスト】(50音順)いしわたり淳治、UA、岡嶋かな多、オカモトショウ(OKAMOTO‘S)、栗原暁(Jazzin’park) 、KREVA、サーヤ(ラランド)、ジェーン・スー、Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)、Daoko、TAX(MONKEY MAJIK)、浪岡真太郎(Penthouse)、ヒャダイン、松尾潔、松任谷由実、宮本亞門、Mayu Wakisaka【楽曲】M1. Welcome to the Moulin Rouge!Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)M2. Truth Beauty Freedom Love浪岡真太郎(Penthouse)M2A~3. The Sparkling DiamondKanata Okajima / 岡嶋かな多M4. Shut Up and Raise Your GlassMayu WakisakaM5. FireworkUAM6. Your Song松任谷由実M7. So Exciting! (The Pitch Song)ヒャダインM8. Sympathy for the Dukeオカモトショウ(OKAMOTO‘S)M9. Nature Boyジェーン・スーM10. Elephant Love Medleyいしわたり淳治M12. Backstage Romanceサーヤ(ラランド)M13. Come What May松尾潔M14. Only Girl in A Material WorldTAX(MONKEY MAJIK)M15. ChandelierDaokoM16. El Tango De RoxanneKREVAM17. Crazy Rolling栗原暁(Jazzin’park)チケット情報はこちら:関連リンク公式サイト::::
2023年07月12日東京・帝国劇場にて上演中の『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』原作映画のバズ・ラーマン監督と、訳詩を担当した松任谷由美の対談が、このほど実現した。同作はバズ・ラーマン監督による同名映画のミュージカル化作。2019年7月にブロードウェイで上演され、世界中でヒットしている。1899年のパリで激しい恋に落ちたアメリカ人作曲家クリスチャン(井上芳雄/甲斐翔真)と、ナイトクラブ ムーラン・ルージュの花形スター サティーン(望海風斗/平原綾香)の恋の物語を描く。世界7都市で開催されてきた同作の日本版ならではの試みとして、松任谷由実ら、ミュージックシーンで活躍するアーティスト達による日本語の訳詞提供が行われている。いしわたり淳治、UA、岡嶋かな多、オカモトショウ(OKAMOTO‘S)、栗原暁(Jazzin’park)、KREVA、サーヤ(ラランド)、ジェーン・スー、Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)、Daoko、TAX(MONKEY MAJIK)、浪岡真太郎(Penthouse)、ヒャダイン、松尾潔、宮本亞門、Mayu Wakisakaといった計17名のそうそうたる顔ぶれが揃い、マッシュ・アップ・ミュージカルらしく、様々な個性や才能を集結させた。今回、原作映画『ムーラン・ルージュ』生みの親であるバズ・ラーマン監督は、日本プロダクション版ミュージカルの開幕を見届けるために来日し、松任谷との対話を実現。松任谷との対面は、ラーマン監督も今回の来日において楽しみにしていたという。ラーマン監督が「観客への伝わり方や日本語の選び方をわかっていらっしゃる。他国のプロダクションでは、アーティストによる訳詞はやったことがなく、画期的で素晴らしい挑戦になりました」と称えると、松任谷は「『Your Song』を訳詞することになって、私、燃えたんです。14、5歳の頃に衝撃を受けた歌だったので。実際に訳してみると、ものすごく繊細な歌詞なんですね。意訳しか出来ないけれどその心情を日本語にしたいと強く思いました」と熱い思いを明かす。松任谷はまた「70年代のシンガーソングライターにありがちな字余りの曲で、日本語に置き換えるのは難しかった。英語は1音節に1ワードだけど、日本語は1音節にカナ1文字しか乗せられない。けれど、受けとり手は、一つの言葉ですごく沢山の情報を得る感性を持っているので伝わると思いました」と振り返り、ラーマン監督は「どうするのかと案じていたけど、歌詞がメロディーに綺麗に乗っていて感動しました」と太鼓判。さらにラーマン監督は「映画で『Your Song』を選ぶにあたっては、ものすごく考えたんです。クリスチャンの才能が込められた曲で、サティーンとクリスチャンはこの1曲で恋に落ちなければいけない。シンプルで、オペラのように壮大に終わる曲が理想でした。もう一つ、映画を作った21年前は権利の問題からポップミュージックをミュージカルに使うなんてありえなかったんです。そこで僕は知り合いではないのにエルトン・ジョンに電話して、会いに行きました。映画に使いたいと話したところ、彼は直感で承諾してくれた。その上、他のアーティストに電話して説得までしてくれて。人気のポップミュージックをたくさん使えたのは、エルトンのおかげなんですよ」と映画の秘話も。松任谷は「そうだったんですね。私も影響力がそこそこあるので、今回私が参加したことで多くのアーティストが熱意を持って参加してくれたかと思います」と語った。華やかさと切なさが同居するラーマン監督の映画と松任谷の楽曲は世界観に重なる部分があり、松任谷も対談後に2人の描く世界の共通点を「うたかたの泡」と表現したという。共にハワイアンなテイストの装いで初対面を果たし、ラーマン監督は、松任谷のエンタテイメント・ショーを事前に映像でチェックしながら「AMAZING!」を連発、ショーの秘密についても尋ね、2時間の対談で、意気投合した。きょう12日18時30分からのフジテレビの音楽特番『FNS歌謡祭 夏』では、同作のキャストである平原綾香と井上芳雄が出演し、帝国劇場から日本語訳詞による「Your Song」をテレビ初披露する。
2023年07月12日6月24日(土) から8月31日(木) にかけて帝国劇場で上演される『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』日本公演において、本公演初の試みとしてミュージックシーンで活躍するアーティストたちによる日本語の訳詞提供が実現した。本作は、バズ・ラーマン監督による映画『ムーラン・ルージュ』を、アレックス・ティンバースの演出によってさらにパワーアップさせ、めくるめく世界へと観客をいざなうミュージカル。19世紀にオペレッタを創始したオッフェンバッハから、ローリング・ストーンズ、エルトン・ジョンやマドンナをはじめとする20世紀のヒット曲、さらにレディー・ガガの楽曲など160年以上にわたるポピュラーミュージック約70曲が散りばめられている。訳詞提供には、松任谷由実を筆頭に、いしわたり淳治、UA、岡嶋かな多、オカモトショウ(OKAMOTO‘S)、栗原暁(Jazzin’park) 、KREVA、サーヤ(ラランド)、ジェーン・スー、Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)、Daoko、TAX(MONKEY MAJIK)、浪岡真太郎(Penthouse)、ヒャダイン、松尾潔、宮本亞門、Mayu Wakisaka、の計17名のアーティストたちが揃った。併せて、訳詞提供した松任谷由実のコメントが公開された。<訳詞に寄せてのコメント>■Your Song(エルトン・ジョン)訳詞:松任谷由実世界中の誰もが知っているこの曲をミュージカルのハイライトに。これを日本語に訳せるのは私以外にいない!というくらいの意気込みで臨みました。日本語は、文字数やリズムが極めて少ないなど、制約だらけ。でも余白にたくさん情感を込めることが出来るので、素敵です。楽しく格闘しました。キャストの方々が、歌っていて気持ち良くなってくれたらうれしいです。<公演情報>『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』6月29日(木) ~8月31日(木) 帝国劇場※プレビュー公演:6月24日(土) ~28日(水)『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』ビジュアル【キャスト】※各役50音順サティーン:望海風斗 / 平原綾香クリスチャン:井上芳雄 / 甲斐翔真ハロルド・ジドラー:橋本さとし / 松村雄基トゥールーズ=ロートレック:上野哲也 / 上川一哉デューク(モンロス公爵):伊礼彼方 / Kサンティアゴ:中井智彦 / 中河内雅貴ニニ:加賀楓 / 藤森蓮華ラ・ショコラ:菅谷真理恵 / 鈴木瑛美子アラビア:磯部杏莉 / MARIA-Eベイビードール:大音智海 / シュート・チェン【アンサンブル(E) / スウィング(S)】※50音順ICHI(E) / 乾直樹(E) / 加島茜(E) / 加藤さや香(E) / 加藤翔多郎(E) / 酒井航(E) / 篠本りの(S) / 杉原由梨乃(E) / 仙名立宗(E)高橋伊久磨(E) / 田川景一(E) / 田口恵那(E) / 茶谷健太(S) / 富田亜希(E) / 平井琴望(E) / 堀田健斗(S) / 三岳慎之助(E)宮河愛一郎(ダンスキャプテン E) / 米島史子(S) / ロビンソン春輝(S) / 和田真依(S)【訳詞提供アーティスト】(50音順)いしわたり淳治、UA、岡嶋かな多、オカモトショウ(OKAMOTO‘S)、栗原暁(Jazzin’park) 、KREVA、サーヤ(ラランド)、ジェーン・スー、Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)、Daoko、TAX(MONKEY MAJIK)、浪岡真太郎(Penthouse)、ヒャダイン、松尾潔、松任谷由実、宮本亞門、Mayu Wakisaka【楽曲】M1. Welcome to the Moulin Rouge!Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)M2. Truth Beauty Freedom Love浪岡真太郎(Penthouse)M2A~3. The Sparkling DiamondKanata Okajima / 岡嶋かな多M4. Shut Up and Raise Your GlassMayu WakisakaM5. FireworkUAM6. Your Song松任谷由実M7. So Exciting! (The Pitch Song)ヒャダインM8. Sympathy for the Dukeオカモトショウ(OKAMOTO‘S)M9. Nature Boyジェーン・スーM10. Elephant Love Medleyいしわたり淳治M12. Backstage Romanceサーヤ(ラランド)M13. Come What May松尾潔M14. Only Girl in A Material WorldTAX(MONKEY MAJIK)M15. ChandelierDaokoM16. El Tango De RoxanneKREVAM17. Crazy Rolling栗原暁(Jazzin’park)チケット情報はこちら:関連リンク公式サイト::::
2023年05月30日松任谷由実デビュー50周年を記念した、全国アリーナツアー『50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey』が5月13日(土)・14日(日)、神奈川・ぴあアリーナMMよりスタートした。昨年、7月5日にデビュー50周年を迎え、10月4日には『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』をリリースし、前人未到の6年代首位を獲得。今回のツアーは、自身のキャリア最大規模となり、追加公演含め、12月27日(土)・28日(日) 名古屋・日本ガイシホールまで、全54公演574,000人の動員を予定している。コンサートのテーマは「The Journey」。アリーナの中央に海賊船のステージが出現。その船の船長はユーミン。客席のオーディエンスを乗せ、航海をするというコンセプト。時には穏やかで、時には荒れる海を舞台に、これまで各時代に発表された楽曲が、新たなエンタテインメントとして体感出来るショーとなっている。今回の衣装は、NYでコレクションを発表し続けているANNA SUIが、ユーミンをはじめ、バンドメンバー、パフォーマーの全衣装のデザイン・監修を担当。同時代をクリエーターとして歩んできたANNA SUIとユーミンのファッションとエンタテインメントのコラボレーションにも注目だ。オープニングは「心のまま」からスタート。「リフレインが叫んでる」「あの日にかえりたい」「埠頭を渡る風」「真夏の夜の夢」等の代表曲を含め本編では19曲、アンコールでは「やさしさに包まれたなら」を含め全4曲、合計23曲、約2時間のステージを行った。「LOVE WARS」では、1981年に開催された『水の中のASIAへ』のツアーで登場したドラゴンに乗ってパフォーマンスするなど、日本のエンタテインメントを牽引してきたユーミンの真骨頂を披露した。<ツアー情報>『50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey』※終了分は割愛5月20日(土) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ5月21日(日) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ5月27日(土) 大阪・大阪城ホール5月28日(日) 大阪・大阪城ホール6月3日(土) 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる6月4日(日) 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる6月10日(土) 長野・長野ビッグハット6月11日(日) 長野・長野ビッグハット6月17日(土) 東京・東京有明アリーナ6月18日(日) 東京・東京有明アリーナ6月24日(土) 静岡・静岡エコパアリーナ6月25日(日) 静岡・静岡エコパアリーナ7月1日(土) 大阪・大阪城ホール7月2日(日) 大阪・大阪城ホール7月8日(土) 新潟・朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター7月9日(日) 新潟・朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター7月15日(土) 兵庫・神戸ワールド記念ホール7月16日(日) 兵庫・神戸ワールド記念ホール7月22日(土) 岩手・盛岡タカヤアリーナ7月23日(日) 岩手・盛岡タカヤアリーナ7月29日(土) 佐賀・SAGAアリーナ7月30日(日) 佐賀・SAGAアリーナ8月19日(土) 愛知・日本ガイシホール8月20日(日) 愛知・日本ガイシホール9月 9日(土) 宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ9月10日(日) 宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ9月23日(土・祝) 神奈川・横浜アリーナ9月24日(日) 神奈川・横浜アリーナ9月28日(木) 東京・日本武道館9月29日(金) 東京・日本武道館10月8日(日) 広島・グリーンアリーナ10月9日(月・祝) 広島・グリーンアリーナ10月14日(土) 兵庫・神戸ワールド記念ホール10月15日(日) 兵庫・神戸ワールド記念ホール10月21日(土) 愛知・日本ガイシホール10月22日(日) 愛知・日本ガイシホール10月28日(土) 東京・日本武道館10月29日(日) 東京・日本武道館11月8日(水) 大阪・大阪城ホール11月9日(木) 大阪・大阪城ホール11月15日(水) 東京・代々木第一体育館11月16日(木) 東京・ 代々木第一体育館11月22日(水) 神奈川・横浜アリーナ11月23日(木・祝) 神奈川・横浜アリーナ12月2日(土) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ(追加公演)12月3日(日) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ(追加公演)12月9日(土) 東京・代々木第一体育館12月10日(日) 東京・代々木第一体育館12月16日(土) 福岡・マリンメッセ福岡A館12月17日(日) 福岡・マリンメッセ福岡A館12月27日(水) 愛知・日本ガイシホール12月28日(木) 愛知・日本ガイシホール関連リンクYUMING 50th ANNIVERSARY SPECIAL SITE松任谷由実 Twitter松任谷由実 Twitter(STAFF)松任谷由実 Facebook松任谷由実 Instagram MUSIC JAPAN 松任谷由実
2023年05月15日松任谷由実デビュー50周年を記念して、ユーミン楽曲を用いた一夜限りの花火イベント『東京SUGOI花火2023「Yuming 50th Anniversary 〜真夏の夜の夢〜」』が開催されることが決定した。毎年のように開催されてきたライブでは、大規模な演出で楽曲のイメージを具現化してくれたユーミン。本イベントでは、日本最高峰の花火を駆使してユーミン楽曲の世界観を表現する。開催日はユーミンのデビュー日である7月5日(水)。会場は「右に見える競馬場左はビール工場〜」(楽曲「中央フリーウェイ」)というファンにはお馴染みのロケーションである府中市の東京競馬場となっている。併せて、松任谷由実、そして『東京SUGOI花火』花火総合演出の平山英雄からコメントが到着。さらに、府中市とのコラボレーションも決定しており、詳細は後日発表される。■松任谷由実 コメント花火と聞いて思い出すのは、子供の頃に行った熱海の花火大会。とても楽しかった。日本人のDNAには不思議と花火に興奮する感性が組み込まれているのかもしれない。ずっと続けていた逗子のライブでは、“埠頭を渡る風”の後に花火が上がるのが定番になっていました。アンコールの出番を待ちながら、我を忘れてその花火に魅入っていたのを思い出します。私のナンバーで構成される花火大会ってどうなるんだろう。この花火大会をいちばん楽しみにしているのはきっと私だと思います。■平山英雄(花火総合演出)コメント日本を代表するアーティスト「松任谷由実」さんの、記念すべきデビュー50周年を祝う花火の総合演出ができる事を大変光栄に思います。そんな誰もが知る「ユーミン」楽曲の世界を花火で表現するために、最新のデジタル点火テクノロジーを駆使し、花火を打ち上げるタイミングだけでなくカラーリングやシェイプなど花火の持つ様々な要素にも緻密かつ繊細にシンクロさせた演出を行います。東京競馬場でしか体験することができない、日本最大のスケールを誇る競馬場コース全体を使用したダイナミックな花火演出にもご期待ください。<イベント情報>『東京SUGOI花火2023「Yuming 50th Anniversary 〜真夏の夜の夢〜」』7月5日(水) 東京競馬場17:00 開場 / 19:30開演 / 20:40終了(予定)【チケット料金】S席:7,700円A席:6,600円芝生席:30,000円(1枠4名まで)車いす席ペアチケット:15,400円カメラエリアチケット:9,700円※車いす席ペアチケットは、車いす1名様と付添い1名様のペアチケットです。付添いの方も必ずチケットが必要になります。※会場近くの特別駐車券付きとなります。※カメラエリアチケットは、背の高い三脚を使用しての撮影が可能なエリアです。お座席はございません。※全席指定椅子席/未就学児無料(お座席が必要な場合はチケットが必要です)※1申し込みにつき4枚まで※雨天決行(荒天時中止)※途中中止の場合は、払戻はいたしません。■オフィシャル1次先行(先着)4月12日(水) 10:00〜27日(木) 23:59まで受付はこちら:■一般発売5月27日(土) 10:00〜【チケットに関するお問い合わせ】キョードー東京:0570-550-799(平日11:00〜18:00・土日祝 10:00〜18:00)※開催に際しては、万全なコロナ対策を実施したうえで、全席を有料・指定とすることにより入退場時の混乱を最小限に抑え、安心安全な運営を行います。※天候や地震の発生によってやむを得ずイベントを中止・中断する場合があります。所轄の警察・消防の指導と判断をあおぎ、お客様の安全を第一に考えます。イベント公式HP:
2023年04月12日松任谷由実の冬恒例のリゾートコンサート『SURF&SNOW in Naeba Vol.43』が、2月6日新潟・苗場プリンスホテル ブリザーディウムにて開幕した。50周年イヤーの中、2月20日(月) まで全8公演開催される今年のテーマは“All about SURF&SNOW”。冬の苗場のみならず、過去開催していた夏の葉山マリーナ、逗子マリーナでのリゾートコンサートで披露していた楽曲を元に選曲されたリゾートライブのベスト版となる。オープニングは、1回目の葉山と、これまでの苗場のオープニング曲を繋いだスペシャルメドレーからスタート。「海を見ていた午後」「恋人がサンタクロース」「青春のリグレット」「DESTINY」などの代表曲を含む、ユーミンのメドレー史上最多曲数となる40曲を約45分間ノンストップで披露。恒例のリクエストコーナーを挟み、後半もこれまでの名場面を創ってきた選曲で、アンコール含め全16曲、約2時間半のステージを行った。夏のリゾートコンサートで語り継がれる「真珠のピアス」、冬の苗場で必ず聴きたい「BLIZZARD」等に加え、1992年にリリースされたカールスモーキー石井とのデュエット曲「愛のWAVE」、そして昨年のNHK紅白でもAIの荒井由実とのデュエットが話題となった最新曲「Call me back」もライブで初披露となった。衣装は前半では、レース仕様のジャンプスーツにシアーなマテリアルを組み合わせたテールコートを纏い、ユーミンならではのエッジが効きつつもエレガントなスタイルで登場。後半では、ユニオンジャックをモチーフにしたガーリーなスタイルで登場。これは2003年の苗場のステージで着用した衣装で、以降の公演では、この他にも過去の苗場の衣装が登場する予定となっている。ステージにはこれまでのリゾートライブのシーンが映し出され、まさに“All about SURF&SNOW”を視覚化した50周年を記念すべき華やかなステージが繰り広げられた。また、昨年10月にリリースされた『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム』の出荷が50万枚を突破。今年5月からは、50周年を記念した全国アリーナツアー『50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey』を行う。本ツアーは12月まで、自身のキャリア最大となる52公演50万人の動員を予定している。<公演情報>松任谷由実『SURF&SNOW in Naeba Vol.43』2023年2月6日(月)・7日(火)・10日(金)・11日(祝・土)・14日(火)・15日(水)・18日(土)・20日(月) 全8公演会場:新潟・苗場プリンスホテル ブリザーディウム全公演 開場 20:30 / 開演 21:00<作品情報>Blu-ray / DVD『松任谷由実コンサートツアー深海の街』発売中<開催情報>『YUMING MUSEUM』(ユーミン・ミュージアム)開催中~2023年2月26日(日) 東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)<ツアー情報>『50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey』2023年5月よりスタートチケット情報はこちら:関連リンクYUMING 50th ANNIVERSARY SPECIAL SITE:松任谷由実 Twitter:松任谷由実 Twitter(STAFF):松任谷由実 Facebook:松任谷由実 Instagram: MUSIC JAPAN 松任谷由実:
2023年02月07日CMソングやジブリ映画、人気ドラマの主題歌など数多くの名曲を生み出してきたユーミンこと松任谷由実さん。シンガーソングライターとして活躍し続けているユーミンの魅力をたっぷり味わえる展覧会、『YUMING MUSEUM』が六本木の東京シティービューで開かれています。世代を超えて愛されるJ-POPの女王はいかにして生まれたのか、その軌跡をたどれる展覧会です。ユーミンの世界へ!【女子的アートナビ】vol. 277『YUMING MUSEUM』では、音楽シーンのトップランナーとして走り続けているユーミンの直筆歌詞や楽譜、ステージ衣装、映像などを展示。これまで、ほとんど公開されることのなかったユーミン自身のコレクションなども見ることができます。会場は、六本木ヒルズ52階にある東京シティービュー。まず、エントランスの吹き抜けギャラリーに入ると、ユーミンの楽曲づくりを象徴するグランドピアノとたくさんの歌詞や譜面の複製が美しく散りばめられています。ユーミンが青春時代に刺激を受けた東京の街を一望できる最高のロケーションで、日本を代表する歌姫の世界観に触れられます。なぜかウィッグが…!今から50年前の1972年、18歳のユーミンは『返事はいらない/空と海の輝きに向けて』でデビュー。当時は、旧姓の「荒井由実」さんでした。実家は、東京・八王子の「荒井呉服店」。大正元年に創業した老舗の呉服店で多感な幼少期を過ごしたユーミンは、立教女学院中学・高校を経て多摩美術大学に進学します。会場では、荒井由実時代から作曲に使っていたグランドピアノや美大時代の絵画、当時読んでいた書籍など、ユーミンをつくった大切なものたちが展示されています。なかでも目を引くのが、ボブスタイルのウィッグ。青春時代、ユーミンは夜に実家を抜け出し、都心の繁華街に遊びに来ていました。そのとき、自室のベッドに仕込んでおいたのが、このウィッグ。親が部屋に来ても、寝ているように偽装していたそうです。呉服屋のお嬢さまだったユーミンが、親の目を盗んで夜遊びしていたというエピソード、ほほえましいですよね。ちなみに、青春時代のユーミンについては、山内マリコさんの著書『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』でも詳しく紹介されています。小説では、このウィッグの話も登場。読んでから行くと、展示をさらに楽しめます。圧巻のコンサート衣裳も!また、コンサートの衣装を展示したコーナーも見どころのひとつ。ユーミンのステージは、まるでオペラの舞台のような豪華セットや衣装、華やかな演出、そして圧巻のパフォーマンスで知られています。伝説となっているのは、1979年の全国ツアー。本物の小象に乗ったユーミンが、ステージに登場しました。会場では、当時の象に乗ったユーミンをイメージした展示もあり、迫力満点。また、ライブの映像も流れているので、さまざまなステージの興奮を体感できます。ユーミンの音声ガイドも!本展では、無料の音声ガイドも楽しめます。こちら、なんとユーミン自身が展示をナビゲートしてくれるのです!ユーミンといえば、ラジオの名パーソナリティとしてもおなじみですよね。話す言葉のひとつひとつが大切なメッセージに感じられ、ラジオを聴いてファンになった人も多いと思います。さらに、羽生結弦さんやビートたけしさんなど、各界の著名人15人以上の方が音声ガイドに登場。好きなユーミンソングの思い出などを語っています。なお、音声ガイドを利用したい人は、ぜひスマホとイヤホンをご持参ください。ユーミンの魅力を100%体感できる本展は、2月26日(日)まで開催。ぜひ、足を運んでみてくださいね!Information会期:~2月26日(日)会期中無休会場:東京シティービュー開館時間:10:00〜22:00(入館は21:00まで)観覧料:一般¥2,500、大学・高校生¥1,700、4歳~中学生¥1,200、シニア(65歳以上)¥2,200
2023年01月15日デビュー50周年を迎えた松任谷由実の魅力を体感できる展覧会『YUMING MUSEUM(ユーミン・ミュージアム)』が、東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)にて開催中。同展では、ユーミン自身のコレクションや、貴重な資料や映像、ステージ衣装、直筆のメモなど、“ミュージアム”と呼ぶにふさわしく過去最大規模で展示物を公開。譜面やメモなどの複製100点以上をちりばめたエントランスから始まり、コンサートで着用した衣装29点や、コンサートツアーで実際に使われたセット、荒井由実時代から現在に至るまでの作詞・作曲に関わる膨大な直筆資料など、貴重な資料が並ぶ。八王子で生まれ育ったユーミンの10代から荒井由実時代までの原点となる部屋も再現され、夜抜けするときに実際に使っていたというウィッグも展示されている。また、同展では、松任谷由実が自ら音声ガイドを担当しており、各展示物のエピソードを交えたユーミンの案内で会場を巡ることができる。さらに、1972年のデビューシングルに収録されている「空と海の輝きに向けて」を10代の頃のユーミンが歌った特別なデモ音源も試聴可能だ。シンガーソングライター、そしてひとりの人間としてのユーミンの魅力があふれた特別な展覧会『YUMING MUSEUM(ユーミン・ミュージアム)』は、2月26日(日) まで。■松任谷由実 コメント展覧会は今までにやったことの無い、新たなメディア。この展覧会を一番楽しみにしていたのは、他ならぬ私自身です。みなさまがどう思ってくれるのか楽しみです。東京を抱きしめられるこの場所で、活動と半生を味わっていただけます。一人の女の子がユーミンになって、そしてあり続けるというドキュメントを熱く感じてください。<開催情報>『YUMING MUSEUM』(ユーミン・ミュージアム)会期:2022年12月8日(木)~2023年2月26日(日) ※会期中無休会場:東京シティビュー時間:10:00~22:00(最終入館21:00)通常券一般2,500円、高校・大学生1,700円、4歳~中学生1,200円、 シニア(65歳以上)2,200円●ユーミンが初めて作詞作曲した「そのまま」の書き下ろしの歌詞と譜面(複製/非売品)をセットにしたプレミアムチケット限定発売中(なくなり次第終了)料金:通常券3,700円展覧会公式サイト:
2023年01月01日『第73回NHK紅白歌合戦』に“特別企画”で出場することが明らかとなった松任谷由実(68)。最新のAI技術を駆使した“荒井由実”とのコラボ企画だという。今年はデビュー50周年ということで、さまざまなユーミンの企画が行われてきたが、その集大成として、過去最大規模の展覧会『YUMING MUSEUM』が六本木ヒルズで開催されている。そんな彼女の知られざるエピソードを明かしてくれたのが、長年彼女を取材、撮影してきたカメラマンのYAHIMONときはるさんだ。「ユーミンの50年史を語る上で欠かせないのが、かつてファンの間でこの季節の“風物詩”と言われていたクリスマスクルージングパーティ『Merry Xmas from YUMING』です。バブル景気で華やかだった‘83年~`91年に行われていたイベントで、横浜港から出発する豪華客船をチャーターして行われていました。1人4万円という高額な参加費にもかかわらず、定員500名に対して毎年2千人ほどの申し込みがある人気イベントでした。ユーミンはもともと三半規管が弱く、船酔いも覚悟していたと言いますが、船上ライブはもちろんのこと、ローストターキー(七面鳥)を切り分けるなどディナータイムも楽しませてくれたのです」ユーミンの人気の一つに当時の“破天荒さ”があった、とYAHIMONさんは続ける。「このイベントが始まった最初の年に、船内で映画が上映されたのですが、作品がなんと『ポセイドン・アドベンチャー』。豪華客船が沈没してしまう有名な映画なのです。そういう“ブラックジョーク”にファンはますます盛り上がりました。もちろん、“ブラック”な演出ばかりではありません。パーティーが終了して下船する際には、500人の搭乗客一人一人に、ユーミンが握手して言葉を交わしてくれたのです。ファンにとっては忘れられない一日となったことでしょう」昭和から平成を経て令和までファンを魅了し続けるユーミン。50周年を締めくくる『紅白』でのパフォーマンスでは何が飛び出すのだろうか。
2022年12月17日2022年にデビュー50周年の節目を迎えた松任谷由実(ユーミン)。その魅力を体感できる展覧会『YUMING MUSEUM』が、2022年12月8日(木)から2023年2月26日(日)まで東京シティビューにて開催される。1972年、18歳の時にシングル「返事はいらない」でデビューして以降、現在も音楽シーンの最前線で新たな扉を開き続けているユーミン。これまで39枚のオリジナルアルバムをリリースし、公演数2000回を超えるステージではファンとかけがえのない時間と空間を共有してきた。同展では、これまで公開されることのなかったユーミン自身のコレクションや、貴重な資料や映像、ステージ衣装、直筆のメモなどを公開。海抜250mの大パノラマ空間からユーミンが育った東京の街を見渡しながら、シンガーソングライター、そしてひとりの人間としてのユーミンの新たな魅力に出会うことができそうだ。展覧会キービジュアルをはじめとしたグラフィック・デザインは、ユーミンと親交が深く、『POP CLASSICO』(2013年)、『宇宙図書館』(2016年)、『深海の街』(2020年)と3つのアルバムのアートワークも手がけたアートディレクターの森本千絵(goen°)が担当する。また、会場と同フロアにあるレストラン「THE SUN & THE MOON」では、ユーミンの冬や恋の曲をテーマにした、ここでしか味わえないアフタヌーンティーやカクテルが期間限定で登場。こちらも併せて楽しみたい。松任谷由実会場エントランスイメージYuming 50th Anniversary Afternoon Tea ~Love version~<開催情報>『YUMING MUSEUM』(ユーミン・ミュージアム)会期:2022年12月8日(木)~2023年2月26日(日) ※会期中無休会場:東京シティビュー時間:10:00~22:00(最終入館21:00)前売券一般2,300円、高校・大学生1,500円、4歳~中学生1,000円、 シニア(65歳以上)2,000円/通常券一般2,500円、高校・大学生1,700円、4歳~中学生1,200円、 シニア(65歳以上)2,200円※前売券は12月7日(水)23:59まで販売●ユーミンが初めて作詞作曲した「そのまま」の書き下ろしの歌詞と譜面(複製/非売品)をセットにしたプレミアムチケット限定発売中(なくなり次第終了)料金:前売券3,500円/通常券3,700円※前売券は12月7日(水)23:59まで販売展覧会公式サイト:
2022年11月29日デビュー50周年を迎えた、J‐POPのトップスター、ユーミンこと松任谷由実さん。彼女の半生を描いた小説が、ananでもおなじみの作家・山内マリコさんの手によって誕生した。八王子の呉服店に生まれ、10代でシンガーソングライターとしてデビューを飾った半生。『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』誕生秘話とは?ユーミンと呼んでいいですか、そこから取材が始まった。山内マリコ:初対面の日、伝説の大スターにお会いすると構えていったところ、いい意味で人を威圧せず、最初からふつうに話してくださって。過去のインタビューで「(ユーミンに)さん付けされるのって変じゃない?」と話していたのを思い出し、「ユーミンと呼んでいいですか?」と聞きました。ユーミン:いいわよって(笑)。山内:やさしいな~って感激しながら、ユーミンへのインタビューが始まりましたね。ユーミン:この小説、面白かったー。山内さんは私の曲とか聴いたことあったんだっけ?山内:小学3年生の時、初めて友達だけで映画館に行ったのが『魔女の宅急便』だったんです。そこで「やさしさに包まれたなら」を聴き、子供心に“なんだろうこのものすごく美しいメロディは”と感動して。小説にも書きましたが、ユーミンがバッハを聴いた時のような感動を、私はユーミンの歌で得ていたんです。その後「守ってあげたい」を知り、もっとユーミンの曲を聴きたいと思っていたら、おもちゃ屋さんでそれらしいCDを見つけて。親に買ってもらったら、なんとユーミンの曲をオルゴールの音色にしたBGMみたいなアルバムで、大失敗。ユーミン:(笑)山内:高学年になって商店街のレコード屋さんに行くようになり、最初に買ったアルバムは1991年の『DAWN PURPLE』。翌年、『その時、ハートは盗まれた』というテレビドラマに夢中になり、その主題歌「冬の終り」が収録されている1992年の『TEARS AND REASONS』もよく聴きましたね。ユーミン:今回書いていただいたのは、まだ私が子供の由実ちゃんだった時代から、荒井由実としてデビューするまでの頃なんですよね。山内:はい。マガジンハウスから「ユーミンの本を書いてみませんか」とオファーが来た時は驚きました。けど、もともとキャンティ(この対談のロケ地であり、ユーミンが友人らと集った伝説のレストラン)の本を読んでいたり、細野晴臣さん周辺の音楽人脈に興味を持っていたり、素地はあるぞと。おこがましいですが「これは引き受けるべき、私が適任者!」と思いました。ユーミン:なるほどね~。山内:それと以前、岡崎武志さんの『ここが私の東京』という本を読んでいて、自分とユーミンには、共通点があるなと思っていたんです。ユーミン:え、どこどこ?山内:みんなユーミンを都会の象徴のように思っているけれど、その本にはちょっと違う角度から、“上京者としてのユーミン”が書かれていました。ユーミンの地元・八王子は、多摩川の向こう側で、都心からは距離がある。その距離がとても大事で、少し離れているからこそ都会のキラキラを描けたんだと書いてあって。これは地方出身である私自身が書いてきた感覚でもあり、少女ユーミンを掴む上で大きなポイントになりました。自分の作家性とうまくシンクロさせられるぞと。大きな挑戦でしたが、とてもやりがいのある楽しい仕事でした。ユーミン:それはよかったです。山内:ユーミンはこの本の中でどのあたりが面白かったですか?ユーミン:うちは呉服店という商売を営む家だったから、いろいろな人に会える環境でした。会社員の家庭だと、家で会える人は学校の友人と家族ぐらいじゃないかな。それが日本中から面白い人が集まる環境で、改めて文章で読むと、本当になかなかない環境だったなと、他人事のように感心しました。山内:本当に稀有な環境ですよね。去年の6~7月にかけてユーミンから取材のお時間をいただき、毎回4時間弱ぐらいじっくりお話を聞き、最後の回は、一緒に荒井呉服店に伺いました。ユーミン:浴衣を買ってくださって。山内:ユーミンに見立てていただいて、なんて贅沢な体験!ユーミン:その後、実家にもご案内して、「夜中にこの螺旋階段から家を抜け出して六本木に遊びに行ったのよ~」って話したり。山内:掘り炬燵式のリビングルームで、ここにお父さんが座って、ここにお母さんが座って、ここにお世話係の秀(ひで)ちゃんが座っていた、と説明していただきました。ほかに姪御さんや甥御さんにもお会いして、どんどんユーミンの幼少期が私の中で映像になっていきました。ユーミン:ものすごい取材力でした。山内:確か1回目のインタビューでお父様の思い出を伺ったら、あまり思い出せなかったんですよね。ユーミン:そうそう。山内:2回目のインタビュー時に、ユーミンが宿題みたいにたくさんお父様のエピソードを思い出してきてくださって。記憶をオープンにしようという強い気持ちを感じ、真摯な姿勢にすごく感激しました。大スターなのに!なんて協力的なんだろうと。インタビューされ、記憶の引き出しが開いていった。ユーミン:当たり前のことですよ(笑)。私自身、忘れていたことが多かったのに、山内さんからインタビューされて、次から次へと引き出しが開くような感覚でした。母が存命なので、母のことで思い出すことは多いんだけど、父に関しては……。父親という存在自体、母親に比べると遠くて、こういう機会がないと忘れていましたね。男親ってある意味かわいそう(笑)。人によってはお父様とすごく親密な方もいるけれど、うちは商売をしていたこともあるし、家族全員でごはんを食べたりすることがほとんどなかったから。でも母とは小さい頃からとても親密でしたね。山内さんの本を読んで、改めてそれも感じたんです。山内:ユーミンの行動力やセンスはお母様譲り。インタビューしながら確信しました。ユーミン:大正時代の真のMOGA(モダンガール)でしたからね。山内:お母様の芳枝さん、“赤い自転車のよっちゃん”として地元でも有名だったそうで。大正モダンの時代の最高にヒップな女の子のDNAを、ユーミンが受け継がれている。ユーミン:母は私よりもっといい時代を知っているからね。山内:戦前のターキー(男装の麗人・水の江瀧子さん)の追っかけだったという。推し活の元祖!ユーミン:心の栄養というか、エンタメが好きで、文学も好きで。そういううるおいを戦時中もずっといつの日かと求めていて、小学生の私に「ニヒル」とか「シュール」という表現をよく聞かせていました。山内:まだ小学生のユーミンを、大人が観るような映画や松竹歌劇団、歌舞伎など、ステージにどんどん連れていき、それが素晴らしい教育になったんですね。ユーミン:そうね。“ユーミン”という英才教育だったんでしょう(笑)。この話は山内さんに初めてするけれど、母は太平洋戦争が始まった頃、「これは負けるわ」って思っていたんですって。だから父を絶対に前線に行かせたくないと思い、美人の従姉妹を伴って、父を横須賀の基地の経理とか、事務方で働けるよう根回しした過去があるって聞きました。そういうネゴシエーション能力も、私は受け継いだかも(笑)。山内:すごい、すごい(笑)。ユーミン:山内さんの取材がきっかけで、荒井呉服店で昔の両親の写真を見たんですよ。山内:それまでご覧になってはいなかったんですか?ユーミン:ないない。山内さんと一緒にアルバムを開いたのが初めて。そしたら父が、あの時代の人にしては背も高く、ハンサムでした(笑)。山内:デビュー当時のユーミンを知る人は、みなさんユーミンのすらっとした、日本人離れしたスタイルの良さに驚いていて。そこはお父様譲りなのかなと思います。ユーミン:そうかもしれないですね。でも母も美脚だったんですって。実は今日たまたま違う取材で「なぜ楽曲提供の際の名前が呉田軽穂なんですか?」と聞かれ、本当は母が好きなマレーネ・ディートリッヒにしたかったんだけど、当て字が見つからなくて、同じ時代のグレタ・ガルボにしたんです、と明かしました。ディートリッヒも美脚で有名だったんですよ。山内:100万ドルの脚線美ですね。ユーミン:そうそう。山内:ディテールひとつとっても興味をそそられるので、調べ物も執筆も、とても楽しかったです。ユーミン:それは何よりです。私も曲を作っていて、楽しい時と、そうじゃない時、苦しい時がある。でもいいパフォーマンスは、やっぱり楽しい時に生まれますね。『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』日本最大のポップスター、ユーミンはいかにして生まれたのか。八王子の呉服店に生まれ育った少女・由実ちゃんが、荒井由実としてデビューするまでの半生を描いた小説(著・山内マリコ)。10月27日発売。1980円(小社刊)まつとうや・ゆみ(写真右)シンガーソングライター。ベストアルバム『ユーミン万歳!』が好評発売中。2023年5月13日から全国アリーナツアー「50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey」を開催する。セットアップドレス¥385,000バグッタバックチャーム¥115,500シューズ¥176,000(以上FENDI/フェンディ ジャパン TEL:03・3514・6187)ピアス¥49,500ネックレス¥40,000(共にTOMWOOD PROJECT)やまうち・まりこ(写真左)小説家。富山県生まれ。2012年『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎)でデビュー。近著に、映画化もされた『あのこは貴族』(集英社)、『一心同体だった』(光文社)など。※『anan』2022年11月2日号より。写真・Takanori Okuwaki(UM)スタイリスト・亘つぐみ(TW/松任谷さん)ヘア&メイク・遠山直樹(Iris/松任谷さん)取材、文・今井 恵(by anan編集部)
2022年11月01日「この国も災害やコロナ禍に見舞われ、いやが上にも歌の持つ役割を問われたとき、私ははっきりと、それは、“明るさ、豊かさ、潤い”を聞き手の心に送ることだと自覚しました」10月25日、政府から文化功労者に選ばれた松任谷由実(68)は、こんなコメントを発表した。今年、デビュー50周年を迎えたユーミン。10月に発売した『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』がオリコン1位を獲得するなど、いまも人気は衰えない。「これで’70年代から’20年代まで、6年代連続でアルバム1位となりました。前人未到の記録です」(レコード会社関係者)そんな“世代を超えたカリスマ”が、自身のラジオ番組で驚きのエピソードを語っていた。9月16日に放送された、『松任谷由実のオールナイトニッポンGОLD』(ニッポン放送)の冒頭だ。「私はね、日曜日にお母さんに会いに行こうかなと思って。すごい久しぶりなんだけど、郊外の施設にいるんですけどね。102歳!今年の頭にコロナになっちゃったの。それで、いよいよアウトかと思って……」なんと、母が新型コロナに感染し、人工心肺装置・エクモも検討しなければならないほどの重い症状だったというのだ。「エクモはできない年齢だから。高濃度酸素を与えてたらね。復活しちゃって!お医者さんがビックリしていたんだけどね」語り手がユーミンでなくても驚く出来事だろう。無事にコロナから回復したユーミンの母・荒井芳枝さんは、東京・八王子の創業100年を超える老舗呉服店の経営者だった。国民的なアーティストとして成長していく愛娘をずっと見守ってきたが、近年は高齢者向け施設で生活している。「100歳を超える高齢者がコロナで助かるケースは非常にまれです」と語るのは、帝京大学大学院公衆衛生学研究科の高橋謙造教授。「厚生労働省が今月発表した各年代の重症化率データで、30代を1とした場合、90代以上では78倍も重症化リスクがあります。高齢者の場合、たとえ重症でも体に負担が大きいエクモの使用は考えにくく、酸素補助は人工呼吸器まででしょう。それ以外には、鼻に管を装着し加湿した酸素を送る治療法が考えられます。人工呼吸器と異なり患者の意識が保たれ、会話や飲食が可能で、生活の質が維持しやすいとされます」ユーミンは「高濃度酸素をあんまり与えると弱くなっちゃうから薄めたりしつつ」と語っており、医療関係者の尽力が功を奏したことがうかがえる。 そんな“奇跡の生還”を果たした芳枝さんのことを折に触れて語るユーミンだが、50年前のデビュー当初は歌手活動に関して必ずしも快く思われていなかった。《母はもともと、私がステージで歌うなんて反対していた人》ユーミンは『anan』10月5日号のインタビューでもそう答えている。呉服店で忙しかった母は、娘の仕事に関心がなかったそうだ。■母を撮影するためにガラケーからスマホに「芳枝さんは大ヒットした『ひこうき雲』のことをお店のお客さんに言われて、ようやく娘の曲だと知ったくらいです」(芸能関係者)デビュー50年を記念して松任谷由実の半生をつづった『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』(山内マリコ著)の中には、こんな一言が書かれてている。《女の子の将来がけして明るいものではないことを知る芳枝は、二階の居間でテレビを囲んでいるときにふと、釘を差すようなことを言ったりした。(略)「由実ちゃん、芸能界に行くのだけはおよしよ」》決して“ベッタリ”ではない親子関係だったが、パワフルで個性的な母の影響はユーミンにとって大きかった。音楽関係者は語る。「ユーミンがほかの歌手に楽曲を提供する際に使うペンネーム『呉田軽穂(くれたかるほ)』が、スウェーデンの世界的女優、グレタ・ガルボをもじったものであることは有名ですが、芳枝さんが昔の洋画や舞台が大好きだった影響なのです」ユーミンの人気は長く続き、芳枝さんも次第に理解を示していく。結婚したユーミンもまた、母との距離を縮めていった。ユーミンを長年取材してきたカメラマンのYAHIMОNときはるさんは語る。「’11年7月13日にコンサートを見に行ったときのことです。私は幸運にも芳枝さんの隣に座ることができました。ユーミンが“私の母は私よりおしゃれで派手”といつも言っていたとおり、車いすで介護の方にケアされながらも、とってもおしゃれでした。アンコールの終了後、“ねえ、最後の衣装がいちばんいいわよね。銀幕スターみたいじゃない?”と気さくにしゃべりかけてくださったんですよね」’16年に発売されたアルバム『宇宙図書館』に収録されている『Smile for me』には、ますます大きくなる母への思慕が込められていると、YAHIMОNときはるさんは続ける。「これは芳枝さんをイメージして作られた曲です。ユーミンが芳枝さんの入所している施設に行き、スマホで『わらって』と言いながら撮影したときの情景を歌詞に描いているのです。それまでユーミンはガラケーでしたが、お母さまを美しく撮影したくてスマホに替えたのだそうです」数々の偉業による文化功労者選出よりも、コロナに打ち勝ち、キャリア50年を見届けてくれた母の存在が、ユーミンにとっていちばんの喜びとなっているのだろう。
2022年11月01日歌手・松任谷由実の最新アルバム『ユーミン万歳! ~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』が、18日発表の「オリコン週間アルバムランキング」にて6.8万枚を売り上げ、2週連続で1位を獲得した(オリコン調べ・集計期間10月10日~10月16日)。今作は10月17日付の同ランキングから2週連続で1位を獲得し、累計売上は25.9万枚を記録。同ランキング2週連続1位獲得は、ソロアーティストでは2020年8月付の米津玄師『STRAYSHEEP』以来、2年2カ月ぶり、女性アーティストとしては、2017年11月付の安室奈美恵『Finally』以来、4年11カ月ぶりとなった。また、松任谷は、2001年11月付の『sweet,bitter sweet YUMINGBALLAD BEST』以来、20年11カ月ぶりに、2週連続アルバム1位を獲得した。同作は、デビュー50周年を迎えた松任谷のベストアルバム。ラジオ企画に寄せられたリクエスト曲と楽曲にまつわるエピソードを元にラジオスタッフと松任谷が選考、厳選した50曲を収録。1980年の未発表トラックに新たに歌詞を書き下ろした新曲「Call me back」も収められている。
2022年10月18日歌手・松任谷由実の最新アルバム『ユーミン万歳! ~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』が、14日発表の「オリコン週間合算アルバムランキング」にて20.4万ポイント(20万3,592ポイント)で1位を獲得した(オリコン調べ・集計期間10月3日~10月9日)。松任谷は、今作で自身初となる同ランキング1位を獲得し、今年度ソロアーティスト最高週間ポイントを記録。また、10月17日付「オリコン週間シングルランキング」でも今年度ソロアーティスト最高初週売上となる19.1万枚を売り上げて初登場1位を獲得しており、CD売上枚数のポイントが大きく牽引し、合算アルバムランキングでも1位となった同作は、デビュー50周年を迎えた松任谷のベストアルバム。ラジオ企画に寄せられたリクエスト曲と楽曲にまつわるエピソードを元にラジオスタッフと松任谷が選考、厳選した50曲を収録。1980年の未発表トラックに新たに歌詞を書き下ろした新曲「Call me back」も収められている。
2022年10月14日JUJUが、カバーアルバム『ユーミンをめぐる物語』Produced by 松任谷正隆・松任谷由実を携えて、松任谷正隆演出のもと行われた全44公演にわたる全国ツアー『JUJU HALL TOUR 2022 不思議の国のジュジュ苑 –ユーミンをめぐる物語-』の追加公演を、10月10日(=JUJUの日)に東京・武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナで開催した。小さな頃からユーミンを聴いては都会の大人の男女を思い浮かべ、憧れを抱いていたというJUJU。本公演は、『不思議の国のジュジュ苑 -ユーミンをめぐる物語- ジュジュの日スペシャル 演出:松任谷正隆』と題して、まさにスペシャルな構成で行われた。JUJUのデビューシングル「光の中へ」で幕を開けると、カバーアルバムには収録されていない楽曲も披露しながらユーミン×ワンダーランドへと誘っていく。さらに本編では本ツアーでは初めてとなる「ひこうき雲」が披露され、ファンの盛大な拍手で会場は包まれた。「今日はこの不思議の国のジュジュ苑ツアーの締めくくり。決死の覚悟でお願いに上がってこの種を撒いて、『ユーミンをめぐる物語』というアルバムで芽が出て。そしてこのツアー、このショーという大きな花を咲かせました。皆さんの未来にも、毎年素敵な花が咲くように。」そう語ると、11月23日に発売となる最新シングル「花」を心を込めて歌い上げた。だが「スペシャル」はこれにとどまらず、アンコールでは何とシークレットゲストとして松任谷由実がステージに登場。驚きと歓喜のこもった拍手が響き渡る中、「Hello,myfriend」「やさしさに包まれたなら」の2曲をコラボ歌唱。MCではお互いの周年を祝い合う展開となり、ユーミンが「JUJUは来年20周年に入るのよね?」と呼びかけると、JUJUは頷きながら「そしてユーミンは50周年!」と興奮気味に返した。「50周年にちなんで50カ所でのツアーをアリーナでやられるんですよね?」、さらにJUJUがお祝いの言葉を続けると、ユーミンから嬉しい返答が。「色々なところでお祝いしてもらうけれど、このショーがJUJUからの最高のプレゼント!ありがとう!」そう返すと、JUJUは思わず涙を堪えた。割れんばかりの拍手が鳴りやむのを待ちJUJUが続ける。「実は私も、来年のツアーが決まっております!とはいえスナックJUJUがまた開店するので、ツアーをやるのは私っていうより『スナックJUJU』のママっていう人らしいんですけど。」と20周年イヤーの新企画を発表すると会場からは笑いがこぼれた。最後にはふたりで「少し早いけれど来年もいい年になりますように」とMCを締めくくり、アンコール最後の楽曲「A HAPPY NEW YEAR」を披露。ファンにとっても、そしてJUJUにとっても、忘れられない“夢の一夜”となった。<公演情報>JUJU『不思議の国のジュジュ苑 -ユーミンをめぐる物語- ジュジュの日スペシャル 演出:松任谷正隆』10月10日(月・祝) 東京・武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナセットリスト01. 光の中へ02. September Blue Moon03. 影になって04. 街角のペシミスト05. ダイアモンドの街角06. Midnight Train07. Valentine’s RADIO08. TUXEDO RAIN09. 一緒に暮らそう10. ジェラシーと云う名の悪夢11. 鍵穴12. TYPHOON13. 12階のこいびと14. 真珠のピアス15. リフレインが叫んでる16. DESTINY17. 花紀行18. かんらん車19. ひこうき雲20. ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ21. 守ってあげたい22. メトロポリスの片隅で23. 卒業写真24. 奇跡を望むなら...En1. 花En2. Hello, my friendEn3. やさしさに包まれたならEn4. A HAPPY NEW YEAR<リリース情報>JUJU ニューシングル『花』11月23日(水・祝) リリース●通常盤(CD):1,480円(税込)※初回仕様:ピクチャーレーベル【収録内容】1. 花2. タイトル未定(大沢伸一プロデュース曲)3. ダンシング・オールナイト4. 花 -Instrumental-予約リンク: ARENA TOUR 2021『YOUR STORY』11月23日(水・祝) リリース●DVD:7,320円(税込)●Blu-ray:7,320円(税込)【収録内容】01. PRESENT02. ただいま03. やさしさで溢れるように04. くちづけ05. ラストシーン06. いいわけ07. 君がついた嘘なら08. メトロ09. READY FOR LOVE10. believe believe11. PLAYBACK & Stop Motion12. 東京13. ANTIQUE14. あざみ15. 奇跡を望むなら...16. Voice17. こたえあわせ18. STAYIN’ ALIVEDVD予約リンク:予約リンク: カバーアルバム『ユーミンをめぐる物語』Produced by 松任谷正隆・松任谷由実Now On Sale●初回生産限定盤(CD+DVD):4,950円(税込)※スペシャルパッケージ仕様(デジパック)●通常盤(CD):3,520円(税込)【CD収録内容】1. A HAPPY NEW YEAR2. 守ってあげたい3. ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ4. 卒業写真5. 真珠のピアス6. 影になって7. 街角のペシミスト8. 鍵穴9. TYPHOON10. リフレインが叫んでる11. DESTINY12. 雨の街を13. ひこうき雲※初回限定盤のみ:A HAPPY NEW YEAR(Intimate ver.)追加収録【DVD収録内容】※初回生産限定盤のみ■Documentary of 「ユーミンをめぐる物語」■ジュジュ苑ライブ映像全5曲・ANNIVERSARY(JUJU SUPER LIVE 2014 –ジュジュ苑10th Anniversary Special-at SAITAMA SUPER ARENA)・DOWNTOWN BOY(JUJU ARENA TOUR 2015 -ジュジュ苑10th Anniversary Special-at 国立代々木競技場第一体育館)・まちぶせ(-ジュジュ苑スペシャル-スナックJUJU at 国立代々木競技場第一体育館)・あの日にかえりたい(-ジュジュ苑スペシャル-スナックJUJU at 国立代々木競技場第一体育館)・真夏の夜の夢(-ジュジュ苑スペシャル-スナックJUJU アリーナツアー2017 特別アンコール出店at 横浜アリーナ)CD購入リンク:配信リンク:関連リンクオフィシャルサイト::::
2022年10月11日10月4日、歌手生活50周年を記念したベストアルバム『ユーミン万歳!』をリリースした松任谷由実(68)。‘72年7月に荒井由実名義でデビュー。以来、『あの日にかえりたい』『守ってあげたい』『春よ、来い』など、時代ごとにヒット曲を記録。アルバムも10作連続でミリオンを売り上げるなど、数十年に渡り“ニューミュージックの女王”として君臨してきた。最近のWEB記事に掲載されたインタビューでも、「流行が分かる時もある。それは今も。こういうサウンドが来るな、とか」などと、ヒットメーカーとしての自負をのぞかせている。そんな彼女が満を持して発表した今回のベストアルバムにはファンや本人が厳選した50曲が収録されているのだが、そのアルバムのラストを飾るのが新曲の『Call me back』。“松任谷由実 with 荒井由実”名義で、最新のAIで再現された荒井由実の歌声と、現在の松任谷由実がデュエットしているという設定だ。「この曲は、かつてユーミンが完成させることができなかった曲をリメイクしたものなのです。本来は’80年発売のアルバム『SURF&SNOW』に収録される予定でした」と語るのは、松任谷を長年取材・撮影してきたフリーカメラマンのYAHIMONときはるさんだ。(以下、同)「当時の仮タイトルは『マリーナのプールサイド』。かつてユーミンの夏の風物詩と言われていた湘南でのプールサイドでのライブをモチーフにした曲になるはずでした」プールサイドでのライブは78年からは葉山マリーナ・エメラルドプール、83年から04年までは逗子マリーナ・ガーデンプールの特設会場で開催されていた。「逗子マリーナ公演を初回から撮影していた私は、幸運にもユーミンにも顔を覚えてもらうことができたのです。そして‘85年のことでした。コンサートの合間に、私に声をかけてくれたユーミンとたまたま話をできる機会に恵まれたのです。私は明け方ごろに公演会場であるプールサイドにいました。すると眠れずに散歩をしていた彼女が現れたのです。私のことに気づき、『一緒に朝日を見ながら話そうよ』と……。もちろんそのときのユーミンの言葉はしっかり覚えています。『私ね、湘南に住みたいんだけど、忙しいから都心を離れられない。でも、この場所に来ると、曲がかなり浮かぶの』と、ポツポツと自身の曲作りについても話してくれました。そして堰を切ったようにこう語り始めたのです。『(以前、会場にしていた)葉山マリーナのプールが壊されると聞いて、ここに来てみたの。葉山マリーナで公演していたころに思いついた曲があったんだけど、それは5年前のアルバム(※『SURF&SNOW』)には入れられなかった。どうしても歌詞のほうがしっくりこなくてね……』と。『どんなメロディなんですか?』と、尋ねた私に彼女がハミングして聴かせてくれたのが、まさに今回の新曲『Call me back』だったのです。久しぶりにメロディを耳にしたとき、37年前の彼女のハミングと言葉が甦りました」確かに松任谷のオフィシャルサイトでも、同曲について《1980年の未発表トラックをもとに新たに歌詞を書き下ろし~》と、紹介している。42年という“時を超えた”新曲づくりには驚くばかり。松任谷由実のチャレンジはまだまだ続きそうだ。
2022年10月06日過去、幾度も読者のお悩み相談を受けてきてくれたユーミンこと松任谷由実さんが、女性たちの“コロナ禍を経た中での不安”にお答えします!時にズバッと否定し、時に優しく手を差し伸べるユーミン。自然と背中を押す言葉が、あなたの心に届きますように。お悩み「会社の人間関係」コロナ禍で社会人になり、最初からほぼリモートで、会社の先輩や上司、仕事関係の人とうまくコミュニケーションがとれていない気がします。顔も覚えてもらえてないと思い、社会人人生辛いスタートです。関係性を強めたいけれど、やり方がわかりません。ユーミン「人を笑顔にする、明るい目立ち方を考えてみては?」自宅勤務で会議はzoom。たまに出社してもマスク越しの会話。なかなか顔や名前を覚えてもらえないと、コミュニケーションに不安を感じるでしょうね。でもそれは誰もが同じこと。実はコミュニケーションツールって探せばいろいろあるんです。女の子ならファッションがそう。会社に行く時、必ずどこかにピンクのアイテムを入れ「阿佐ヶ谷姉妹みたいだね」って覚えてもらうとか、人を笑顔にする方法で目立ってみてください。明るいキャラクターでいれば他人も話しかけやすくなり、そこからきっと会話が生まれるはず。お悩み「友人との距離感」友人関係に悩んでいます。コロナへの考え方は人それぞれのため、緩和された今もどこまで誘っていいかわからず、積極的に声をかけていません。この数年で集まらなくなったコミュニティもあり、会わない間に関係が崩れていないか、心配です。ユーミン「ネガティブにならず、広く浅く声をかけ、オープンマインドで」人に声をかけることを重たく一点集中的に考えず、広く浅く声をかけてみては?ごはんに誘うのを躊躇するのなら「元気?しばらく会ってないね」と連絡すれば、相手が「ごはんに行こうよ」と誘ってくるかも。そもそも会わない間に関係が崩れるかもと考えること自体、ネガティブ思考。規則正しい生活で体調を整え、自分自身がオープンマインドでいると、自然と気持ちも前向きに。私も仕事に穴をあけないよう、自己管理を頑張っています。子供の頃夏休みに作った生活円グラフを作り、まずは心と体の健康を保ちましょう。お悩み「出会いがない」いわゆる結婚適齢期の年齢を過ぎそうなのですが、以前より出かける機会が減り、出会いが全くありません。元々人見知りなので、マッチングアプリなども躊躇してしまい…この先家族が持てるのか、不安で仕方ありません。ユーミン「同調圧力に負けず、心の手順を踏んでの出会いを待つべき」そもそも結婚適齢期という考え方が、ちょっとクラシックではないかしら。会社や家族の同調圧力に負けず、周りにいる自分を楽しんでいる女友達や職場の仲間との輪を大切にし、そういう人たちの姿こそを“ふつう”だと思ってはいかがでしょう。聞いたところによると、50代の男性の60%はひとり暮らしらしいですよ。つまり可能性はこの先もずっとある、ということ。マッチングアプリであっても普通の出会いであっても、やはり心の手順を踏んでから恋愛して、結婚しないと、幸せにはなれない気がします。お悩み「海外生活の不安」夫の転勤でアメリカで暮らす可能性があります。アジアンヘイトの関係で日本に帰国した友人家族の話を聞いて、とても恐ろしくなりました。夫と別々に暮らすのはイヤですが、恐怖と隣り合わせの生活はもっとイヤです。ユーミン「厳しい生活であるけれど、新しい世界も広がるはず」グローバル化が進む社会の中、悲しい風潮が生まれてしまいましたね。海外在住の友人も、長い髪をひとつに結んでいると狙われやすいと、髪を短くして大きなメガネをかけるようになったそう。でも人生のひとつの局面。環境が変わるせっかくのチャンスだけに、行ってみるという手もある気がします。言葉の問題で孤独になるかもしれない。アジアンヘイトも怖い。だけどその半面、ご自身に新しい世界が開ける可能性もあります。多少緊張する生活の中で、夫婦関係がよりタイトになる可能性も。ご夫婦でぜひ話し合ってみて。お悩み「無気力になってしまう」会社の経営が傾き、職を失ってしまいました。会社に残れた同僚もいますが、先に肩たたきをされてしまった身として、「私には価値がない」と思ってしまい、再就職に意欲が持てません。ユーミン「小さなご褒美を見つけ、外に出てみましょう」こんな時代とはいえ、落ち度なく職を失うのは辛いことですね。でも気力は持ち続けて!千里の道も一歩から。自分に負荷をかけないと、人間はずぶずぶ沈んでしまうから、まずは一歩を踏み出しましょう。私も時折、朝起きるのさえイヤ!と思う日があります。でもそういう時は、角のケーキ屋さんに行こうとか、コンビニで大好きなアイスを買うぞとか、小さな喜びを作って動く。外に出ることで季節の移り変わりを感じ、小さなことに気づくと、自分を俯瞰できるようになり、前に進もうとする気力が出ると思います。お悩み「恋人との関係性」結婚を前提に同棲している彼がいます。お互いリモートワークには慣れましたが、家事の分担などで喧嘩が増えました。一緒にいる時間が長いことでときめきも減り、別々に暮らしていればよかったかな、と考える日々。このまま結婚できるのか、モヤモヤしています。ユーミン「ズバリ、言います。結婚はできないと思う」残念だけど、その彼とは結婚できないと思います。我慢して一緒にいることで違う局面が出てくる人もいますが、その前に別れてしまう人もいる。私は男性ではありませんが、女性も男性も、やはり結婚は新鮮な気持ちでしたいと思うんです。お互いのせいとはいえ、ときめきが消えた相手とは結婚できないのでは?いま一度、なぜ自分が結婚したいのかを考えて。結婚するのは簡単だけど、離婚するのはその50倍ぐらい大変だから。まだ結婚していないんだから、他の人という選択肢もあってもいいのではないかと思います。お悩み「自信が持てない」周りと比べては、どこか自分が頑張れていないのでは?という気持ちが湧くことがあります。学歴や資格がないからなのかもしれません。仕事、家事、趣味や友人との時間も確保、と一日を何かで埋めているものの、「あの子のほうが輝いている」と、自分には何か足りない気持ちになります。理想が高すぎるのか、うまく処理できません。ユーミン「好きなことに集中し、見える世界を変えてみる」“空白恐怖症”という言葉があるようです。スケジュールの余白があると不安になり、果ては人と比べ、自分はダメな人間だと思うようになってしまうとか。まずは読書をお勧めします。私は何かに集中する時間が人を育てると信じていて。もちろん集中する何かは読書に限らず、好きなものでいい。学生時代、どの科目が面白かったのか思い出してみて。そういうところから忘れていた“没頭できること”が見つかるかも。何かを見たい、調べたいと思うと、体もそこに運べる。まずは目に見える世界を変えてみることではないかな。まつとうや・ゆみ東京都出身。1972年、荒井由実としてシングル『返事はいらない』でデビュー。以来39枚のオリジナルアルバムをリリース。今年でデビュー50周年を迎えた。ドレス¥217,800ピアス¥53,900(共にパトゥ/イザ TEL:0120・135・015)ファンと共にデビュー50周年を祝うベストアルバムが10月4日に発売!『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』EMI Records/UNIVERSAL MUSIC時にさまざまな伝説を残し、さまざまな社会現象を巻き起こしながら、50年もステージに立って歌い、創作活動を続ける我らがユーミン。今作は3枚組で「中央フリーウェイ」「ルージュの伝言」「恋人がサンタクロース」「春よ、来い」など収録。51曲全てにおいて音源のアップデートが行われ、繰り返し聴いていた曲たちが一聴してフレッシュに響いて何とも嬉しい気持ちに。こうしてまたユーミンの名曲たちは時代を超えて愛され続け、これからの未来に寄り添ってくれるだろう。※『anan』2022年10月5日号より。写真・伊藤彰紀(aosora)スタイリスト・木津明子ヘア&メイク・遠山直樹(Iris)インタビュー、文・今井 恵(by anan編集部)
2022年10月03日これまでアニメ映画『魔女の宅急便』のオープニングテーマ「ルージュの伝言」(1975年)や、同タイトルのNHK連続テレビ小説の主題歌「春よ、来い」(1994年)、JR東日本のCMソング「BLIZZARD」(1984年)など数々のタイアップ曲を手がけ、日本のカルチャーにおいても社会現象を巻き起こしてきた、ユーミンこと松任谷由実さん。ここでは“ユーミンと、カルチャー”をテーマに語ってもらいます。――その時代を彩る音楽を、さまざまなカルチャーと融合しながら発信してこられたと思います。「これはトレンドを先読みしたな」と思う出来事というのは一番に何が思い浮かびますか。やった本人はその時はわかってないんですよ。後になって“あの時は早かったんだな”と思うことは度々ありました。よく言われるのが、スキーに行くのを流行らせたとか、恋人同士でクリスマスを過ごすスタイルを流行らせたとかね。まるで私が戦犯のように言われたものですよ(笑)。――すごい影響力だったと思います。その時どきで、面白い人物に会えていたことは大きいかもしれないです。映画『ねらわれた学園』や『Wの悲劇』などで主題歌を書かせてもらった角川プロデューサーの角川春樹さんとかね。それは私の好奇心なのか、引き寄せる力があるのか。’80年に苗場スキー場でライブを始めたのをきっかけに、西武鉄道グループの堤義明さんと知り合って、40年以上、恒例ライブ「SURF&SNOW in Naeba」をさせてもらっているのもそう。そこで音楽は商業的に成功するという実績を残せたからこそ、それが後の「FUJI ROCK FESTIVAL」の開催にも繋がったんだと思います。そういう無形のレガシーを色んなところで残せてきたんじゃないかな。――特に’80年代後半は寝る時間もないくらいの忙しさだったそうですが。そうね、毎日3時間くらいしか寝れなかった。でもその時は既に3回目のブームだったの。荒井由実の時代に1回、そして「守ってあげたい」(1981年)の再ブレイクからずっと続いているように思われていたけど、忙しくても初めてじゃなかったから乗り越えられたのかも。’90年代にアルバムの売り上げが200万枚を超えることもあったりで、そうした数字的な重圧もあったんだけど。でも私自身はブームは必ず終わるとわかっていたから、どこか冷静なところもあって。だからクラッシュしなかったんだと思います。今も新しいことにチャレンジしたい。――では現代のネットカルチャーやサブスクなどの配信サービス、音楽制作の進化に関してはどう感じてらっしゃいますか。時代の変化に即した音楽制作も若干は取り入れていると思います。もちろん新しいことを取り入れなくても良いものは作れるんだけど、新しいことにチャレンジしたいし、チャレンジしたからにはモノにしたいっていう気持ちがあるんです。自分は実際に今も音楽リスナーでもあるので、邦楽も含めて色んな音楽を聴いてますから、後輩にもたくさん影響を受けたいですね。サカナクションを初めて街で聴いた時は衝撃を受けたし。最近は今一番会いたかったVaundyくんにラジオに来てもらって話したりもしたしね。ただ、時代や手法が変わっても、結局“切なポイント”みたいなものは変わらないと思うんですよ。音楽の中にそういうものがちゃんとある人がブレイクしていると思う。――なるほど。ご自身はデビュー前、歌に苦手意識があり作曲家志望だったそうですが。今だったら自分で歌わずにボカロPになってたかもしれないと思うと、ユーミンの歌が聴けてよかったなと思います。いいこと言うわね(笑)。私は本当に不器用だし、怪我の功名でユニークな曲を作ってきたんですね。何でもできちゃったら、あえて苦労はなかったかもしれない。歌も乗り越えたというより、周りに乗り越えさせられた感じだったけど(笑)。それでここまで50年、やってきたんです。――ちなみに音楽以外のエンタメで最近気になっていることは?お笑いもよく見るんですけど、最近はZAZYが売れたことが嬉しかったですね。6~7年くらい前から私のツボで、神保町よしもと漫才劇場まで観に行ったりしてました。好奇心が強くて、自分が“いいな”と思ったものは世の中もそういう流れになるっていう感覚はあります。過去の自分が今の自分を支えてくれる。――ベスト盤の特典映像では、AIによるデビュー当時の荒井由実さんと今の松任谷由実さんの対談も収録されているそうで。それも新しいことへの挑戦ですね。はい。これも、日本では初めての試みだと思いますし、世界的にもやっているアーティストは少ないと思いますが、これから増えていくんじゃないでしょうか。私自身、映像を見てとても不思議な気分でしたね。若い頃の自分を思い出すというより、あらためて考えさせられたことが多かった。だって「50年後に生きてるなんて考えられないよ」って荒井由実が言うと、「私だって思ってなかったよ」って今の私が返すんです。自分でも思ってもみなかったところに今いるんだなと、感慨深かったです。――ラジオで「でも50年前の私に、続けていたらこんなことがあるんだよって教えたくは、ないかな。だって荒井由実には無限の選択肢があったから」とおっしゃっていたのが印象深かったです。こんなにもひとつの道で成功されている方が、選ばなかった別の人生を想うこともあるのかなと。そうですね。それを考えたくないし、50年前に戻りたくないけど、それはそれできっと面白いかなと思うんですよね。人に名前を知られずに生きていこうとも。自分の子供を良い学校に入れて喜んでいる瞬間もあったかもしれないし、運動会でビデオを回して幸せを感じていたかもしれない。人と比べられないのと同じように、過去の自分とも比べられない。でも今になってみると、本当に過去の自分が今の自分を支えてくれるんですね。だから今の私が、この先、何年生きるかわからないけど、未来の自分を支えるんだと思う。――それは喜びも苦しみも全部含めてってことですか。そうです。大人になってから、高校生の頃に読んだ本や観た絵を振り返ってみたことがあったんですけど。すごく新鮮に感じたんです。その時に、過去は止まっているものじゃなくて、引き出しの中で育ってるものだったりするんだと思った。それさえ開けられれば、新しい自分を知ることもできるんです。過ごしてきた日々は、もう終わったことじゃない。だから私の音楽をこれまでに聴いてくださった方たちも、また新しい引き出しを開けるような気持ちで、ベスト盤を聴いてくれたら嬉しいなと思います。まつとうや・ゆみ東京都出身。1972年、荒井由実としてシングル『返事はいらない』でデビュー。以来39枚のオリジナルアルバムをリリース。今年でデビュー50周年を迎えた。ジャケット¥847,000スカート¥396,000※参考価格イヤリング¥121,000※参考価格左手につけたブレスレット、手首側から¥225,500¥209,000※共に参考価格¥264,000右手につけたブレスレット、手首側から¥247,500¥247,500¥176,000※以上参考価格サンダル¥187,000(すべてサンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ/サンローラン クライアントサービス TEL:0120・95・2746)インナーはスタイリスト私物ファンと共にデビュー50周年を祝うベストアルバムが10月4日に発売!『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』EMI Records/UNIVERSAL MUSIC時にさまざまな伝説を残し、さまざまな社会現象を巻き起こしながら、50年もステージに立って歌い、創作活動を続ける我らがユーミン。今作は3枚組で「中央フリーウェイ」「ルージュの伝言」「恋人がサンタクロース」「春よ、来い」など収録。51曲全てにおいて音源のアップデートが行われ、繰り返し聴いていた曲たちが一聴してフレッシュに響いて何とも嬉しい気持ちに。こうしてまたユーミンの名曲たちは時代を超えて愛され続け、これからの未来に寄り添ってくれるだろう。※『anan』2022年10月5日号より。写真・伊藤彰紀(aosora)スタイリスト・木津明子ヘア&メイク・遠山直樹(Iris)インタビュー、文・上野三樹(by anan編集部)
2022年10月03日「春よ、来い」や「真夏の夜の夢」「恋人がサンタクロース」など、四季折々の情景描写や、美しく独特な比喩表現を用いた歌詞が特徴的なユーミンこと松任谷由実さんの楽曲たち。その研ぎ澄まされた言葉のセンスはどこから生まれているのか。ここでは“ユーミンと、言葉”をテーマに語っていただきます。――例えば今のJ‐POPの歌詞には“あなたの優しさに包まれて”なんて表現を用いている楽曲が多々ありますが。これは、ユーミンの「やさしさに包まれたなら」(1974年)以降に広まっていった歌詞表現だと思います。そういう発明をたくさんされてきましたよね。それを言ったらね、発明だらけですよ(笑)。確かに私自身も他の方が作った色んな曲を聴いていて、思うことです。歌詞のレトリックも、コード進行も、新しいワードを日本のポップスに持ち込んでいくようなこともたくさんしてきましたから。――「やさしさに包まれたなら」の歌詞を書いた時のことは覚えてらっしゃいますか。その曲は当時、不二家の「ソフトエクレア」という商品のCMソングとして制作を依頼されたものでした。クリームが中に入っていて、キャラメルに包まれていたんです。それを食べたりしながら曲を作っていたら「やさしさに包まれたなら」ができたんです。ただ、その時は発明だなんて思ってないですよ、どの曲もね。「海を見ていた午後」を出したら〈『ソーダ水の中を貨物船が通る』なんて表現をした人は初めてですね〉、とか「中央フリーウェイ」を出したら〈高速道路が滑走路に見えるんですね〉とか言ってもらいましたけど。「ANNIVERSARY~無限にCALLING YOU~」(1989年)を出した当時だって、アニバーサリーが記念日って意味だってことを知っている日本人も少なかったですし。『PEARL PIERCE』(1982年)というアルバムを出した頃は、まだみんなピアスなんて開けてなくて〈ピアスって何ですか〉ってすごく聞かれました。――歌詞に取り入れたことがトレンドになっていくということも含め、その影響力は大きかったですよね。私がデビューした頃は、作曲家が歌手に曲を書いて歌うことが主流だったから、シンガーソングライターになるということ自体もそうです。私自身はあまり気が進まないまま自分で歌うようになったけど、それで成功することで、多くの女の子たちが“私もシンガーソングライターになれるかも”と思うようになったと感じました。ラジオ番組によってキャラも言葉も違う。――歌詞以外に、ラジオでお話しされる時の言葉選びのこだわりや気をつけてらっしゃることはありますか。今は3つのラジオ番組を持っているんですけど。AM(『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』)とFM(『松任谷由実のYuming Chord』)と、“うそラジオ”と呼んでいるPodcastね。意識しているわけじゃないんですけど、自然とキャラクターがそれぞれに違います。TOKYO FMの『Yuming Chord』はお昼の時間帯ということもあって、20代の女性が多く聴いてくださっているみたいで、新しいカルチャーを届けられたらと思ってやっています。オールナイトニッポンは月に1回、ゲストも毎回呼んで、リスナーともコミュニケーションをとりながら賑やかにやっています。“うそラジオ”は『松任谷由実 はじめました』という番組なんだけど、ここではマニアックな私を届けられていると思います。人が興味を持たないようなことに食い下がる私とか(笑)、くだらないことに狂喜乱舞する私とか、美容院でシャンプーをしてもらいながら喋ったりも、しているんですよ。ツアー先の移動中とかね。だから、素に一番近いかな。人って色んな面があると思うけど、私もラジオ番組によってキャラが違っていて、それぞれに言葉のチョイスも違うんです。FMではちょっと、気取ってるかもしれない(笑)。――オールナイトニッポンでは自転車に乗ってスーパーに行かれる話をされたりもする。でも、その親しみやすさや日常感が、ユーミンの歌詞の世界観には一切入ってこないところにプロフェッショナルを感じます。私も霞を食べて生きているわけじゃないですからね(笑)。自分と夫の健康のために、自分で料理をすることも大事ですし、生活の中で人任せにできないことがやっぱりあります。そういうひとりの生活者としての目線の中に、たまたま歌詞のアイデアが浮かぶ場合もあるけれど。でも歌詞を書くために象耳になってファミレスに何時間もいたりはしませんよ(笑)、そんな美味しい話は転がってませんから。だけど、日常で何か他のことをしている時に脳の固まっていたところが急にほぐれるのか、ふと言葉が浮かんでくる時ってあるんです。例えば祖師ヶ谷大蔵の商店街を彷徨っていた時に「宇宙図書館」の歌詞が浮かんだり。近所の神社に何となく立ち寄った時に石段の途中の木漏れ日がプリズムのように見えて、〈今朝の光は無限に届く気がする〉という「ANNIVERSARY」のフレーズが浮かんだり。そういうことがよくあります。余白が生み出せるのが日本語の良さなんです。――日常の中で歌詞が生まれても独自の言葉のチョイスで世界観が完成されていくものなんですね。私はずっと洋楽を聴いて育ってきたものだから、リズムのない言語である日本語とずっと格闘してきています。でも、リズムに乗っかるように色んな工夫をしてきました。例えば、〈まるで僕らはエイリアンズ〉ってキリンジの曲ですけど、あの曲は〈まるで〉という日本語の3文字がすごく効いているんですね。そこが英語だったら、全然あの世界が出ないわけ。俳句のように余白を生み出せるところも日本語の良さなんですね。日本語って歌にするには大変だし、他の言語のほうが楽だろうなって思うこともあるんですけど。日本語じゃないと表現できないこともあって、本当に素晴らしいなと感じます。コロナ禍で時間がある時は方丈記などの古典も読みました。――言葉への興味が尽きないんですね。英語を取り入れたり、外来語も取り入れたりしながら、やっぱり日本人の感性ですべて日本語で作りたいなと思ったタイミングもありました。それが1976年の結婚を経て出したアルバム『紅雀』で。まあ、ちょっと渋い実験だったので、商業的な結果は出せなかったんですけど。でも、好きだと言ってくれる人は多い作品です。――では、これまでの人生で周囲の方に言われた思い出深い言葉というのは何かありますか。1999年に「YUMING SPECTACLE SHANGRILA 1999」というコンサートツアーをやった時に、母親が観に来てくれて。ロシアのサーカス団とコラボレーションしたステージだったんですけど、それが美しかったと感動してくれました。「お前は、平仮名の“いろけ”があるね」って言ってくれたんです。それはポップな褒め言葉だなと思って、覚えています。――お母様も独自の言葉の感性をお持ちなんでしょうね。その影響はあると思います。母はもともと、私がステージで歌うなんて反対していた人なんですけど。でもデビューしてからは家が呉服屋なものですから、京都公演の度に仕入れがてら、よくコンサートを観に来てくれていました。結婚前に夫と一緒にツアーをまわっていた時にも、京都公演に両親が来てくれたことがありました。なので、東京よりも京都での思い出と、その時に褒めてくれた言葉が印象に残っていますね。まつとうや・ゆみ東京都出身。1972年、荒井由実としてシングル『返事はいらない』でデビュー。以来39枚のオリジナルアルバムをリリース。今年でデビュー50周年を迎えた。ジャケット¥489,500スカート¥181,500中に着たニット 参考商品ピアス¥66,000シューズ¥143,000(以上フェンディ/フェンディ ジャパン TEL:03・3514・6187)ファンと共にデビュー50周年を祝うベストアルバムが10月4日に発売!『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』EMI Records/UNIVERSAL MUSIC時にさまざまな伝説を残し、さまざまな社会現象を巻き起こしながら、50年もステージに立って歌い、創作活動を続ける我らがユーミン。今作は3枚組で「中央フリーウェイ」「ルージュの伝言」「恋人がサンタクロース」「春よ、来い」など収録。51曲全てにおいて音源のアップデートが行われ、繰り返し聴いていた曲たちが一聴してフレッシュに響いて何とも嬉しい気持ちに。こうしてまたユーミンの名曲たちは時代を超えて愛され続け、これからの未来に寄り添ってくれるだろう。※『anan』2022年10月5日号より。写真・伊藤彰紀(aosora)スタイリスト・木津明子ヘア&メイク・遠山直樹(Iris)インタビュー、文・上野三樹(by anan編集部)
2022年10月02日1972年のデビューから現在まで、日本の音楽シーンを牽引しながら数々のヒット曲を生み出してきた、ユーミンこと松任谷由実さん。記録的なヒットや、世界でも類を見ない豪華な演出のコンサートなど、エンタメ界に伝説を残してきました。その歩みを振り返ってもらいながら、ここでは“ユーミンと、音楽”をテーマにお話を伺います。――デビュー50周年を迎えられた今、この道のりをどのように振り返られますか。そうですね、色んなことがありすぎて、50周年を迎えた今になって振り返ってみると、そのデコボコも平らに見える気がします(笑)。精神的にも肉体的にも、それは色んな時期がありましたから。――今回リリースされるベストアルバム『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』は全国のラジオ局と共に作られたということですが、どんな制作でしたか。このベストアルバムは、民放ラジオ99局で今年5月下旬の2週間を「ユーミンリクエストWEEK」として、リスナーからリクエストと、その曲にまつわるエピソードを募集した中から厳選して作ったんです。これまで生み出してきた曲たちが、リスナーの方たちの人生にリアルに寄り添ってくれていたんだなと、しみじみ思いました。――曲にまつわるファンの方のエピソードもたくさん読まれたと思いますが、いかがでしたか。エピソードを書いて送ってくださるって、すごくエネルギーがいることだと思うんです。そこには、私の曲を聴きながら過ごしてきた、楽しかったことも辛かったことも書かれていたんですが、どれも素晴らしい思い出になっているんだなと感じて。私自身は曲を作る時に、聴いてくださる方にどう届くかなんて考えず、無心で一曲一曲を作ってきたんですけど。それでも、そこに込めたスピリットみたいなものは、ちゃんと届いてた。音楽をやってきて本当に良かったなと思いましたし、私にとっても最高の形でお祝いしてもらったなと思える、そんなベストアルバムになりました。荒井由実と松任谷由実でデュエットしました。――ベスト盤に収録されている新曲「Call me back」は1980年に制作されたオリジナルトラックを元に完成されたということですが、どのような経緯だったんですか。スタッフが未発表トラックをたまたま見つけて、新たに歌詞をつけました。厳密に言うと、このトラックは当時、録音より少し後に呉田軽穂の名義で白石まるみさんに「恋人がいても」というタイトルと別アレンジで楽曲提供したものだったんですけど。オリジナルアレンジのトラックが手付かずのまま出てきたので、今回、新曲として完成させました。――ちなみに、過去に制作された未発表トラックというのは、まだ他にもあるんでしょうか。もうこれだけです(笑)。――貴重なものですね。音質はもちろんアップデートしていますし、少し音を加えたりはしていますが、基本は’80年代サウンドそのままです。そして「Call me back」は、AIによって再現された(さらに遡った)’70年代の荒井由実と今の私がボーカルでデュエットしているんです。50年の時を超えるというテーマで作った一曲になっています。――すごいことですよね。当時は歌詞がついていなかったということは当然、ボーカルは録音していなかったわけですよね。そうなんです、でもラララで声だけは入ってたので、それを元に。アルバム『SURF&SNOW』の制作の時期に録っていたものだと思うんですが、おそらく、もう他の10曲で世界観が出来上がっていたからか、結局入れなかったのかもしれませんね。荒井由実と松任谷由実のデュエットなんて、結婚してアーティスト名を変えてなかったらできなかった企画だし、さまざまな運命を感じます。整理整頓しないと次に進めないから。――リクエストで選ばれた50曲が収録されたベスト盤、完成してどんな想いがありますか。1曲目がいきなり「真夏の夜の夢」っていうのもいいですよね(笑)。今回のリクエストではシングル『潮風にちぎれて』のB面に収録されていた「消灯飛行」が入っていたり、「5cmの向う岸」が入ったのが意外でしたね。特に「消灯飛行」は今回、CD初収録になるのでレアなんじゃないかな。私たちの世代のミュージシャンだと、ベストアルバムを作ることを良しとしない風潮もあるんだけど、やって良かったなと思いますよ。ある時から、アーカイブが増えると整理整頓しないと次に進めないと思ったから。特に音質もアップデートしていかないと、古く聞こえてしまいますしね。私はそこに、すごくエネルギーを注いできたんです。「ユーミンの曲って色褪せないよね」って言っていただくことも多いですけど、やっぱり努力があってこそだと思います。――夫であり、プロデューサーでもある松任谷正隆さんとの二人三脚での50周年でもあるといえると思いますが、そういう意味では、振り返っていかがですか。それもね、冒頭にも話したんですが、やはり色んなことがありすぎて、この地平から振り返ると平らです(笑)。二人とも、東京の生まれで同じような環境の中にいましたし、叩き上げの人生じゃないから、そこがユニークだと思います。身を粉にしてここまでやってきた、そういう人同士だったら一緒にやってないと思うんですよ。だけどやっぱり、ひとりのミュージシャンとして時にお互いに刺激をし合いながら音楽を作ってきました。――表舞台に立つユーミンと、プロデュースする正隆さん。その役割分担もうまくいっているように見えます。結果的にうまくいかせていたんだけど、そこがお互いに大変だったんですよ。でも長い年月をかけて、そのシステムが整ったようなところはあると思いますね。まつとうや・ゆみ東京都出身。1972年、荒井由実としてシングル『返事はいらない』でデビュー。以来39枚のオリジナルアルバムをリリース。今年でデビュー50周年を迎えた。ドレス¥511,500タイツ¥22,000(共にヴァレンティノ)イヤリング¥295,900グローブ¥91,300パンプス¥159,500(以上ヴァレンティノ ガラヴァーニ) すべてヴァレンティノ インフォメーションデスクTEL:03・6384・3512ファンと共にデビュー50周年を祝うベストアルバムが10月4日に発売!『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』EMI Records/UNIVERSAL MUSIC時にさまざまな伝説を残し、さまざまな社会現象を巻き起こしながら、50年もステージに立って歌い、創作活動を続ける我らがユーミン。今作は3枚組で「中央フリーウェイ」「ルージュの伝言」「恋人がサンタクロース」「春よ、来い」など収録。51曲全てにおいて音源のアップデートが行われ、繰り返し聴いていた曲たちが一聴してフレッシュに響いて何とも嬉しい気持ちに。こうしてまたユーミンの名曲たちは時代を超えて愛され続け、これからの未来に寄り添ってくれるだろう。※『anan』2022年10月5日号より。写真・伊藤彰紀(aosora)スタイリスト・木津明子ヘア&メイク・遠山直樹(Iris)インタビュー、文・上野三樹(by anan編集部)
2022年10月02日株式会社マガジンハウス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:片桐隆雄)が発行する、カルチャー誌『BRUTUS(ブルータス)』は、2022年10月3日(月)に「民放ラジオ99局と作る松任谷由実特集 WE LOVE RADIO, WE LOVE YUMING」特集号を発売します。「民放ラジオ99局と作る松任谷由実特集 WE LOVE RADIO, WE LOVE YUMING」■デビュー50周年を迎えたユーミンが、作詞・作曲、提供曲、ラジオ、ラブソングについて語る今年デビュー50周年を迎えたユーミンこと松任谷由実さんが、作詞・作曲、提供曲、ラジオ、ラブソング、自身の将来など、様々なテーマについて語ってくれました。あの名曲の裏話、パーソナリティとして数々の伝説を残してきたラジオへの想い、日本中の共感を呼ぶラブソングの作り方、この先挑戦したいことなど、いまユーミンが考えること、感じていることを余すことなく掲載したロングインタビューです。■爆笑問題、宇多丸、川谷絵音、アイナ・ジ・エンド、松任谷正隆…ラジオDJが語るユーミンデビューまもない頃から、ユーミンと関係が深かったのがラジオ。ラジオで多くのリクエストが集まるシンガーソングライターとして、また人気番組のパーソナリティとして、ラジオとともに愛されてきました。今年、ユーミンは「民放ラジオ99局“スピーカーでラジオを聴こう”キャンペーン」のアンバサダーに就任、ラジオで集まったリクエスト曲とエピソードをもと選曲された「ユーミン万歳!~50周年記念ベストアルバム」もリリースします。本特集にも民放各局の人気番組から豪華パーソナリティが集結。それぞれの語り口でユーミン愛を語る、まるで誌面上だけの特番のような“読むラジオ”としてのユーミン特集が実現しました。登場するパーソナリティはこちら爆笑問題/清水ミチコ/ライムスター宇多丸/川谷絵音/アイナ・ジ・エンド/阿佐ヶ谷姉妹/横山剣/岸田繁/いとうあさこ/川田十夢/箭内道彦/藤原ヒロシ/クリス・ペプラー/松任谷正隆/鈴木敏夫ほか■民放ラジオ全99局のパーソナリティが選ぶ「ラジオで届けたいユーミンのうた」日本全国のラジオパーソナリティたちにアンケートを敢行。民放ラジオ全99局が参加し、パーソナリティがラジオで届けたいユーミンの楽曲、自身のエピソードやリスナーからの印象的なメッセージを紹介してくれました。日本中のラジオ局の力が結集し、全国、全世代に愛されるユーミンの名曲を一望できる特別企画です。■編集長コメント最高の語り手であり、最高の聴き手/聞き手であるラジオパーソナリティ。今回、松任谷由実特集を作るにあたり、彼ら彼女らにユーミンの凄さについて伺うというのは、とても自然な流れでした。そしてその深い洞察に感銘するたびに今までの曲を聴き直すのですが、ユーミンが実はこれだけの完成度を持った楽曲をことも自然に全国民に聞かせ続けてきたのだ、という事実に改めて驚くのです。正直、私も今まで音楽性ということまではことさら意識せず、むしろ体感で聴いてきたひとりです。実家で、スキー場で、カラオケで、もちろんラジオで、気がつけばユーミンの曲はいつもどこからか聞こえてきて、つい口ずさんでいました。今回、ご本人へのロングインタビューの中で語られていたこんな言葉が印象に残っています。「この先の25年もまた新しいことをやっていきたいんです」。AIとかいろんな可能性もあるしね、と笑いながら言ったその言葉は冗談めかした感じでもなかったし、聞いていた私たちも何の疑問にも思いませんでした。ユーミンとは普遍で、不変である。ユーミンが“当たり前に”なっているあなたにこそ、ぜひ読んでみてほしい特集です。田島朗(ブルータス編集長)<商品概要>●掲載誌 :BRUTUS(ブルータス)●出版社 :株式会社マガジンハウス●特集名 :「民放ラジオ99局と作る松任谷由実特集 WE LOVE RADIO, WE LOVE YUMING」●発売日 :10月3日(月)一部発売日の異なる地域があります。●特別定価:880円(税込)●全国の書店、コンビニエンスストア、ネット書店で販売 (10月1日最新情報に更新予定) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月30日松任谷由実が、10月4日に発売するデビュー50周年記念ベストアルバムより新曲「Call me back」を9月21日に先行配信することが決定。併せて同曲のMusic Videoが、NTTドコモが提供するメタバース空間「XR World(R)」内で9月21日に公開されることが発表された。“松任谷由実 with 荒井由実”名義となる「Call me back」は、“50年の時を超えて”をテーマに、1980年の未発表トラックを元に新たに歌詞を書き下ろし、最新のAIで作られた荒井由実のボーカルと、現在の松任谷由実がデュエットした楽曲。MVの舞台は、人類がアバターとしてバーチャル空間で生活するようになった、2072年バーチャルメトロポリス。アナログ電波を取り締まるドローンとカーチェイスを繰り広げる松任谷由実が、100年の時を超えて荒井由実と巡り逢うストーリーとなっている。制作は『深海の街』ツアーの映像演出で使用された技術“デジタルヒューマン”を用い、フルCGで制作。監督はツアー映像と同じく工藤伸一が担当した。撮影は、スタジオで松任谷由実本人の動きをトレースするモーションキャプチャーを使用しながら、演出に沿う動きを微調整し行われた。モーションキャプチャーの動きに合わせCGを後から合成することで、AI荒井由実と今の松任谷由実を同じMVに出演させることが可能となった。また、免許を持たない松任谷由実にプロデューサー松任谷正隆がリアルなハンドルさばきや目線の演技指導をする場面もあったとのこと。バンド全員が同じアバターを使用した“荒井由実バンド”も見どころのひとつとなっている。MVは9月30日まで「XR World(R)」で独占公開される。さらに、MVの世界観を再現した松任谷由実50周年記念企画『「Call me back」World』が9月21日11時より「XR World」にオープン。同日19時30分からは、同曲のMVを初公開するレッドカーペットイベントが行われ、松任谷由実本人がアバターで登場する。イベントへの事前予約は不要で、スマートフォンやPCから「XR World」にアクセスするだけで誰でも参加できる。なお、この空間ではベストアルバム全曲の視聴や、ユーミンアバターとの自撮り撮影も可能。ここでしか見られないメイキング映像も用意されている。また、10月3日11時からは『TOWER RECORDS World - 松任谷由実50th特別展』も開催。オリジナルアルバム39作と今作の計40タイトルのアルバムジャケットや、作品リリース時に掲出されていた歴代のレアな告知ポスターを展示。ここでしか見られないバーチャルバージョンの「NO MUSIC, NO LIFE.」ポスターも掲示予定だ。そして、『TOWER RECORDS World - 松任谷由実 50th特別展 -』と連動し、実際のタワーレコードの店舗でも過去作品の告知ポスターの展示が決定。タワーレコード渋谷店、タワーレコード梅田NU茶屋町店では実物を、TOWERmini全店ではパネル化したものを展示。バーチャルだけでなくリアルでも楽しめる連動企画となっている。■松任谷由実50周年記念企画「Call me back」World:<リリース情報>松任谷由実『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』10月4日(火) リリース松任谷由実『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』ジャケット●初回限定盤A(CD3枚組+Blu-ray):5,280円(税込)●初回限定盤B(CD3枚組+ DVD)4,730円(税込)●通常盤(CD3枚組):3,850円(税込)・ブックレット:収録曲50曲のリスナーからのエピソードを掲載した豪華ブックレット94P・初回限定盤仕様:三方背ケース、4面デジパック、ブックレット、折り込み大型両面ポスター(620mm x 560mm)・特典映像:荒井由実×松任谷由実 ダイアローグ / 「Call me back」Music Video※特典映像は初回限定盤のみ収録【CD収録内容】■DISC11. 真夏の夜の夢2. 中央フリーウェイ3. ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ4. ひこうき雲5. 緑の町に舞い降りて6. 青春のリグレット7. DOWNTOWN BOY8. 瞳を閉じて9. 卒業写真10. 最後の春休み11. リフレインが叫んでる12. よそゆき顔で13. 輪舞曲(ロンド)14. サーフ天国、スキー天国15. 海を見ていた午後16. 情熱に届かない~Don’t Let Me Go17. カンナ8号線■DISC21. Hello, my friend2. やさしさに包まれたなら3. 5㎝の向う岸4. ダイアモンドダストが消えぬまに5. 恋人がサンタクロース6. WANDERERS7. シンデレラ・エクスプレス8. ノーサイド9. ダンスのように抱き寄せたい10. DESTINY11. 満月のフォーチュン12. 消灯飛行13. ホライズンを追いかけて〜L’aventure au désert14. 星空の誘惑15. セシルの週末16. 花紀行17. 春よ、来い■DISC31. Valentine’s RADIO2. 真珠のピアス3. 翳りゆく部屋4. SWEET DREAMS5. 潮風にちぎれて6. Forgiveness7. 冬の終り8. あの日にかえりたい9. ルージュの伝言10. 埠頭を渡る風11. ベルベット・イースター12. VOYAGER〜日付のない墓標〜13. 守ってあげたい14. 宇宙図書館15. ANNIVERSARY16. 青いエアメイル17. Call me back(新曲)特設サイト:予約リンク:<ツアー情報>松任谷由実 アリーナツアー 2023■第1期公演日程2023年5月13日(土) 神奈川・ぴあアリーナMM2023年5月14日(日) 神奈川・ぴあアリーナMM2023年5月20日(土) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ2023年5月21日(日) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ2023年5月27日(土) 大阪・大阪城ホール2023年5月28日(日) 大阪・大阪城ホール2023年6月3日(土) 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる2023年6月4日(日) 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる2023年6月10日(土) 長野・長野ビッグハット2023年6月11日(日) 長野・長野ビッグハット2023年6月17日(土) 東京・東京有明アリーナ2023年6月18日(日) 東京・東京有明アリーナ2023年6月24日(土) 静岡・静岡エコパアリーナ2023年6月25日(日) 静岡・静岡エコパアリーナ2023年7月1日(土) 大阪・大阪城ホール2023年7月2日(日) 大阪・大阪城ホール2023年7月8日(土) 新潟・朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター2023年7月9日(日) 新潟・朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター2023年7月15日(土) 兵庫・神戸ワールド記念ホール2023年7月16日(日) 兵庫・神戸ワールド記念ホール2023年7月22日(土) 岩手・盛岡タカヤアリーナ2023年7月23日(日) 岩手・盛岡タカヤアリーナ2023年8月19日(土) 愛知・日本ガイシホール2023年8月20日(日) 愛知・日本ガイシホール※『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』購入者限定チケット最速先行の詳細はこちら:関連リンクYUMING 50th ANNIVERSARY SPECIAL SITE松任谷由実 Twitter松任谷由実 Twitter(STAFF)松任谷由実 Facebook松任谷由実 Instagram MUSIC JAPAN 松任谷由実
2022年09月13日松任谷由実が、デビュー50周年を記念した全国アリーナツアーを開催することが決定。その前半戦・第1期となる2023年5月から8月までの12カ所24公演の会場と日程が発表された。1972年のデビュー以降、楽曲制作とライブの両軸で半世紀にわたって音楽活動を展開してきた松任谷。荒井由実時代から今年7月まで開催された最新ツアー『深海の街』までの公演数は2,531公演、総動員数は8,745,000人にも及ぶ。本ツアーは2023年5月13日・14日の神奈川・ぴあアリーナMMからスタートする予定で、自身キャリア最大規模の約50公演、50万人を動員するアリーナツアーとなる。また、10月4日に発売されるベストアルバム『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』のCD購入者を対象としたチケット最速先行が決定。本ツアーは会場内アリーナの中央にステージを設置したセンターステージとなり、チケット最速先行でのみ、アリーナ席もしくはスタンド席のいずれかを選択することができる。<ツアー情報>松任谷由実 アリーナツアー 2023■第1期公演日程2023年5月13日(土) 神奈川・ぴあアリーナMM2023年5月14日(日) 神奈川・ぴあアリーナMM2023年5月20日(土) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ2023年5月21日(日) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ2023年5月27日(土) 大阪・大阪城ホール2023年5月28日(日) 大阪・大阪城ホール2023年6月3日(土) 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる2023年6月4日(日) 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる2023年6月10日(土) 長野・長野ビッグハット2023年6月11日(日) 長野・長野ビッグハット2023年6月17日(土) 東京・東京有明アリーナ2023年6月18日(日) 東京・東京有明アリーナ2023年6月24日(土) 静岡・静岡エコパアリーナ2023年6月25日(日) 静岡・静岡エコパアリーナ2023年7月1日(土) 大阪・大阪城ホール2023年7月2日(日) 大阪・大阪城ホール2023年7月8日(土) 新潟・朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター2023年7月9日(日) 新潟・朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター2023年7月15日(土) 兵庫・神戸ワールド記念ホール2023年7月16日(日) 兵庫・神戸ワールド記念ホール2023年7月22日(土) 岩手・盛岡タカヤアリーナ2023年7月23日(日) 岩手・盛岡タカヤアリーナ2023年8月19日(土) 愛知・日本ガイシホール2023年8月20日(日) 愛知・日本ガイシホール※『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』購入者限定チケット最速先行の詳細はこちら:<リリース情報>松任谷由実『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』2022年10月4日(火) リリース松任谷由実『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』ジャケット●初回限定盤A(CD3枚組+Blu-ray):5,280円(税込)●初回限定盤B(CD3枚組+ DVD)4,730円(税込)●通常盤(CD3枚組):3,850円(税込)・ブックレット:収録曲50曲のリスナーからのエピソードを掲載した豪華ブックレット80P(予定)・初回限定盤仕様:三方背ケース、3面デジパック、ブックレット、折り込み大型両面ポスター(620mm x 560mm)・特典映像:荒井由実×松任谷由実 ダイアローグ / 「Call me back」Music Video※特典映像は初回限定盤のみ収録【CD収録内容】■DISC11. 真夏の夜の夢2. 中央フリーウェイ3. ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ4. ひこうき雲5. 緑の町に舞い降りて6. 青春のリグレット7. DOWNTOWN BOY8. 瞳を閉じて9. 卒業写真10. 最後の春休み11. リフレインが叫んでる12. よそゆき顔で13. 輪舞曲(ロンド)14. サーフ天国、スキー天国15. 海を見ていた午後16. 情熱に届かない~Don’t Let Me Go17. カンナ8号線■DISC21. Hello, my friend2. やさしさに包まれたなら3. 5㎝の向う岸4. ダイアモンドダストが消えぬまに5. 恋人がサンタクロース6. WANDERERS7. シンデレラ・エクスプレス8. ノーサイド9. ダンスのように抱き寄せたい10. DESTINY11. 満月のフォーチュン12. 消灯飛行13. ホライズンを追いかけて〜L’aventure au désert14. 星空の誘惑15. セシルの週末16. 花紀行17. 春よ、来い■DISC31. Valentine’s RADIO2. 真珠のピアス3. 翳りゆく部屋4. SWEET DREAMS5. 潮風にちぎれて6. Forgiveness7. 冬の終り8. あの日にかえりたい9. ルージュの伝言10. 埠頭を渡る風11. ベルベット・イースター12. VOYAGER〜日付のない墓標〜13. 守ってあげたい14. 宇宙図書館15. ANNIVERSARY16. 青いエアメイル17. Call me back(新曲)特設サイト:予約リンク:関連リンクYUMING 50th ANNIVERSARY SPECIAL SITE松任谷由実 Twitter松任谷由実 Twitter(STAFF)松任谷由実 Facebook松任谷由実 Instagram MUSIC JAPAN 松任谷由実
2022年08月10日7月5日にデビュー50周年を迎えた松任谷由実が、ベストアルバム『ユーミン万歳!〜松任谷由実50周年記念ベストアルバム〜』を10月4日にリリースすることが決定した。今作には、民放ラジオ99局で実施中の『Takara Leben Group presents民放ラジオ99局“スピーカーでラジオを聴こう”キャンペーンWE LOVE RADIO松任谷由実 50th ANNIVERSARY~日本中、ユーミンに包まれたなら~』の企画として、5月16日から29日まで行われた「ユーミンリクエストWEEK」に寄せられたリスナーからのリクエスト曲と、それに紐づくエピソードの中より、全国のラジオスタッフ、そしてユーミン自身も選考し、厳選した50曲を収録。約2万通におよんだエピソードのほとんどが、リスナーひとりひとりの人生に寄り添ってきたストーリーで、まさにリスナーの人生と共に歩んできたリクエスト・ベストアルバムとなっている。なお50曲のエピソードは今作のブックレットに掲載される。またアルバムには、リクエストで選ばれた50曲に加え、新曲「Call me back」も収録。同曲は“50年の時を超えて”をテーマに、名義を新たに“松任谷由実 with 荒井由実”とし、1980年のオリジナルトラックを元に、新たに歌詞を書き下ろし、現在の松任谷由実と、最新のAIで再現された荒井由実のボーカルとの初のデュエット曲となっている。さらに民放ラジオ99局のキャンペーンソングとして、7月22日9時よりラジオ独占でオンエアされることが発表された。リリース形態はBlu-rayまたはDVDが付属する初回限定盤A・Bと通常盤の3形態。初回限定盤にはAIで再現した荒井由実と松任谷由実の初の対談を収録した特典映像「荒井由実×松任谷由実 ダイアローグ」と、「Call me back」のMusic Videoが収録される。なお今作の収録曲は、マドンナ、ジャネット・ジャクソン、初期の宇多田ヒカル等、様々な名盤を手がけたグラミー賞エンジニア・GO HOTODAが、オリジナルマルチよりリミックス&リマスタリングを行った。さらに一部の楽曲は、プロデューサー・松任谷正隆がオリジナルマルチまで遡りエディットした、より普遍性の高い音源となっている。■松任谷由実 コメント想像さえしなかった50年。振り返ればあっという間の半世紀。変わりゆく世界の中で、変わらない思い出を、私の歌を愛してくれた皆んなと、分かち合いたかったのです。<リリース情報>松任谷由実『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』2022年10月4日(火) リリース松任谷由実『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』ジャケット●初回限定盤A(CD3枚組+Blu-ray):5,280円(税込)●初回限定盤B(CD3枚組+ DVD)4,730円(税込)●通常盤(CD3枚組):3,850円(税込)・ブックレット:収録曲50曲のリスナーからのエピソードを掲載した豪華ブックレット80P(予定)・初回限定盤仕様:三方背ケース、3面デジパック、ブックレット、折り込み大型両面ポスター(620mm x 560mm)・特典映像:荒井由実×松任谷由実 ダイアローグ / 「Call me back」Music Video※特典映像は初回限定盤のみ収録【CD収録内容】■DISC11. 真夏の夜の夢2. 中央フリーウェイ3. ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ4. ひこうき雲5. 緑の町に舞い降りて6. 青春のリグレット7. DOWNTOWN BOY8. 瞳を閉じて9. 卒業写真10. 最後の春休み11. リフレインが叫んでる12. よそゆき顔で13. 輪舞曲(ロンド)14. サーフ天国、スキー天国15. 海を見ていた午後16. 情熱に届かない~Don’t Let Me Go17. カンナ8号線■DISC21. Hello, my friend2. やさしさに包まれたなら3. 5㎝の向う岸4. ダイアモンドダストが消えぬまに5. 恋人がサンタクロース6. WANDERERS7. シンデレラ・エクスプレス8. ノーサイド9. ダンスのように抱き寄せたい10. DESTINY11. 満月のフォーチュン12. 消灯飛行13. ホライズンを追いかけて〜L’aventure au désert14. 星空の誘惑15. セシルの週末16. 花紀行17. 春よ、来い■DISC31. Valentine’s RADIO2. 真珠のピアス3. 翳りゆく部屋4. SWEET DREAMS5. 潮風にちぎれて6. Forgiveness7. 冬の終り8. あの日にかえりたい9. ルージュの伝言10. 埠頭を渡る風11. ベルベット・イースター12. VOYAGER〜日付のない墓標〜13. 守ってあげたい14. 宇宙図書館15. ANNIVERSARY16. 青いエアメイル17. Call me back(新曲)特設サイト:予約リンク:関連リンクYUMING 50th ANNIVERSARY SPECIAL SITE松任谷由実 Twitter松任谷由実 Twitter(STAFF)松任谷由実 Facebook松任谷由実 Instagram MUSIC JAPAN 松任谷由実
2022年07月21日7月5日にデビュー50周年を迎えた松任谷由実が、最新アルバム『深海の街』を引っ提げた全国ツアー『松任谷由実 コンサートツアー 深海の街』を7月8日・9日神戸国際会館こくさいホールにて行い、全63公演を完走した。2020年12月1日にリリースされた最新アルバム『深海の街』は、“世界史に残るコロナ禍だからこそ、シンガーソングライターとしてこの時代に作品として刻みたい”そんな想いから制作されたアルバム。今ツアーは当初の予定を延期し、アルバム発売の約10カ月後、2021年9月30日、10月1日神奈川・よこすか芸術劇場よりスタートし、そこから約10カ月間にわたり総動員数約15万7千人を動員した。タイトル曲「深海の街」、ドラマ主題歌「知らないどうし」など最新アルバムからのナンバーを中心に、代表曲「ひこうき雲」「カンナ8号線」「Hello, my friend」「ANNIVERSARY」等を披露。中盤のMCでは「昨年の9月からスタートしたこのツアーなんですけれど、最初は祈るような気持ちでステージに立っていました。でも、奇跡的に最後まで走りきれそうです。そして今日がゴール。誰に感謝したらいいのかわかりませんが、待っていてくれた人たちが背中を押してくれたから、奇跡も起こせたんだと思います。本当にありがとう。」と語った。アンコールでは、神戸公演にちなんで神戸タワーを題材にした「タワー・サイド・メモリー」「卒業写真」等を披露し、約2時間15分、全24曲を披露しその幕を閉じた。<公演情報>『松任谷由実 コンサートツアー 深海の街』2022年7月9日(土) 神戸国際会館こくさいホール【セットリスト】01. 翳りゆく部屋02. グレイス・スリックの肖像03. 192004. ノートルダム05. 深海の街06. カンナ8号線07. ずっとそばに08. What to do? waa woo09. 知らないどうし10. あなたと 私と11. REBORN ~太陽よ止まって12. 散りてなお13. 雨の街を14. ひこうき雲15. NIKE ~The goddess of victory16. LATE SUMMER LAKE17. Hello, my friend18. ANNIVERSARY19. 水の影■アンコール120. 青い船で21. 空と海の輝きに向けて■アンコール222. 二人のパイレーツ■アンコール323. タワー・サイド・メモリー■アンコール424. 卒業写真<イベント情報>『松任谷由実展』(仮称)2022年12月8日(木) ~2023年2月26日(日) ※会期中無休会場:東京シティビュー※開館時間、入館料は現状未定です。問い合わせ:03-6406-6652(東京シティビュー 受付時間 10:00~20:00)東京シティビューHP:関連リンクYUMING 50th ANNIVERSARY SPECIAL SITE松任谷由実 Twitter松任谷由実 Twitter(STAFF)松任谷由実 Facebook松任谷由実 Instagram MUSIC JAPAN 松任谷由実
2022年07月10日