専業主婦をしているオレンジさんは、未就学児の息子と夫の3人家族。児童館で仲良くなったママ友3人と、よく子どもたちを含めたグループで集まって遊んでいます。お互い気が合い、子どもたちも仲が良いため、ずっと仲良くしていきたいと思っているオレンジさん。しかし、その気持ちに水を差すように、オレンジさんのカバンの中から次々と持ち物が消えていきます。ついには、ママ友グループで遊んでいるときに開けたお菓子袋から、残りのお菓子が消えてしまいました。オレンジさんは気にしないようにするほど、他のママ友の動きが気になっていきます。きっと私の管理が甘かっただけだよね…? ママ友のことが気になり、せっかくのカフェでのランチで、気もそぞろなオレンジさん。お会計の際にブルーさんがクーポンを使用していることに気づき、ハッとして視線をやります。 もしや自分のカバンから盗まれたクーポンを使っているのではないかと、オレンジさんは思ったのです。 目があっても、気まずそうに視線をそらして会計を続けるブルーさんに、ますます疑いが強くなってしまうオレンジさんです。 気にしないようにすればするほど気になるのが人の心理、オレンジさんはすべてが疑わしくなってしまったようです。 カバンに手を出したのがママ友の誰かであれば、笑いながらランチを一緒に食べているこの状況でさえ、疑いと同時に恐怖の念を抱いてしまいそうなもの。とはいえ、仲の良いママ友の中で犯人捜しをするのはなかなか勇気がいりますね。 オレンジさんのママ友を信じる気持ちが裏切られないことを願うばかりです。著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年06月03日専業主婦をしているオレンジさんは、未就学児の息子と夫の3人家族。児童館で仲良くなったママ友3人と、よく子どもたちを含めたグループで集まって遊んでいます。お互い気が合い、子どもたちも仲が良いため、ずっと仲良くしていきたいと思っているオレンジさん。しかし、その気持ちに水を差すような出来事が起きるのです。カバンに入れたはずのティッシュやばんそうこうが無くなっていることに、違和感を感じたオレンジさん。その後もカバンから無くなる物が増えていきます。新しくオープンしたカフェのクーポンを見つけたオレンジさん。いつでも使えるようにと、カバンに入れますが……?クーポンがあるからたくさん食べちゃえ! クーポンがあるからと、息子と2人でたらふく食べたオレンジさん。 しかし、お会計時にカバンに入れていたはずのクーポンが無くなっていることに気付きます。 いくら探しても出てこないクーポンに、多少の違和感はありましたが、もしかしたらどこかで落としたのかもしれないと考えることをやめたのでした。 別の日いつものメンバーで遊ぶ中、オレンジさんはみんなにお菓子を配ります。 ところが、後からカバンの中を見てみると、確実に4個残るはずのお菓子がたったの1個しかありません! さすがのオレンジさんも背筋が凍り、恐怖に胸が強く脈打つのを感じたのでした。確実に入れたはずのものが無くなっているのならば、カバンに入れ忘れたというわけではないようですね。 これだけ立て続けにカバンに入っているものが無くなると、誰でも恐怖を覚えるもの。家の中で無くなっていないのだとすると、泥棒かスリが近くにいるということでしょうか……。 オレンジさんが犯罪に巻き込まれていないことを願うばかりです。著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年06月02日専業主婦をしているオレンジさんは、未就学児の息子と夫の3人家族。児童館で仲良くなったママ友3人と、よく子どもたちを含めたグループで集まって遊んでいます。お互い気が合い、子どもたちも仲が良いため、ずっと仲良くしていきたいと思っているオレンジさん。しかし、その気持ちに水を差すような出来事が起きるのです。始まりは、オレンジさんが感じた小さな違和感からでした。カバンに入れたはずと思っていたけれど見つからないティッシュ。オレンジさんは入れたのは気のせいかなと思うことにしたのですが……?見つからないものはそれだけではなくて…? 鼻水が出たときや、転んで膝をすりむいたときなど、子どもの身の回りの世話をするためのグッズをオレンジさんはカバンに入れています。 それらがいつのまにか無くなっていることに引っかかりを覚えたオレンジさん。 最初は入れ忘れや使いすぎかと思ったものの、無くなるスピードの速さに、夫や息子が使ったのかと疑います。 しかし、2人には身に覚えがないと否定されてしまいました。 自分も家族も使っていないとなると、カバンの中身を知らない誰かが触ったということでしょうか? 少し気持ちが悪いですね……。 遊ぶときにはママ友のひとり、ブルーさんのレジャーシートの上にみんなでカバンを乗せていたため、もしかしたら他の子どもが間違って触ってしまった可能性も大いにあります。 誰かに要らぬ疑いや被害を防ぐためにも、 簡単に子どもが触ったりできないように、カバンはチャックなど留め具できちんと封ができる物を使った方が良さそうですね。著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年06月01日大学生のときにゼミで知り合い、仲良くなったシィさんとエーコさん。社会人になってからも交流を続けていた2人は互いに結婚・出産。少し疎遠になった期間があったものの、お互いにママになったことをきっかけに、久々に会うことに。シィさんが、エーコさんの息子くんに赤ちゃんへの接し方をやんわりと注意したことをきっかけに、「シィちゃんって過保護だよね」と言って、独自の子育て論を語り始めたエーコさん。そんな中、娘ちゃんのほっぺにキスをしようとするエーコさんの息子くん。シィさんは思わず大きな声で制止すると、息子くんは驚いて泣いてしまい、エーコさんは激怒。シィさんは謝罪しつつ、娘ちゃんが虫歯にならないよう、キスなどは避けていることを説明しますが、エーコさんは聞く耳を持たずに、シィさんにひどい言葉をぶつけます。険悪な空気の中、口を開いた息子くんは「いきなりチューしようとしてごめんね」と謝ります。以前、幼稚園でも似たようなことがあったようで、「キスをしてもいいのは、おうちの人だけ」と、幼稚園で先生に言われたことを、息子くんは一生懸命に教えてくれました。息子くんの素直なやさしさに触れて、シィさんも自然と「こっちこそごめんね」という言葉が出てきます。息子くんはにこやかに許してくれて、また娘ちゃんと遊びだしました。 しかし、エーコさんはまだ不満そうな顔。「何よ……。こっちが悪いっていうの? 子どものすることだし、チューくらいかわいいものじゃん。気にするようなことじゃないでしょ」と蒸し返します。 「そうだね。私が気にし過ぎる部分もあると思う。でも、子どものすることだから気にしないでって、する側が言うことじゃないと思う!」 「娘がかわいそうとかいろいろ言っていたけど、私にも考えがあってしていることだから、私の育児に口出さないでくれる?」 これまで、エーコさんからのさまざまなダメ出しにモヤモヤしていたシィさんは、はっきりと反論。 シィさんに言い返されて、あからさまに不機嫌な態度になったエーコさんは……。 「言っておきたいことがあるんだけど…」 学生時代から都合が悪くなると不機嫌オーラを出していたエーコさん。当時はその姿に周りが気をつかっていたのですが、怒ったシィさんは「もう知らない! 子どもじゃあるまいし」と放っておきます。 エーコさんと息子くんが帰る時間になり、大人同士のギスギスは子どもには無関係なので、シィさんは息子くんにお礼を言いました。 すると「帰る前に、言っておきたいことがあるんだけど」とエーコさんが口を開き、また何か言われるのではと身構えるシィさん。 エーコさんは少し黙ったあと、「ごめんね。いろいろ気に触ること言ったし。帰る前に謝らないとと思って……」と続けます。 プライドが高いエーコさんが真剣に謝る姿を、シィさんは初めて見ました。不機嫌で口数が減ったのだと思っていましたが、どうやら自分の言動を反省していたようです。友だちなら何でも言っていいわけではないと気付いた様子。 シィさんも、「エーコの発言はマウント……?」と身構え、不満に思っても反論せずに黙っていたことを反省しました。 良いところも悪いところもひっくるめての友だち。それからふたりは、時々会って、言いたいことを言い合う仲になれたようです。いろいろありましたが、ふたりは今まで以上に良い関係になれたのではないでしょうか。これからも、お互いの意見を尊重することを大切にしながら、良い友人関係を続けてほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年05月06日大学生のときにゼミで知り合い、仲良くなったシィさんとエーコさん。社会人になってからも交流を続けていた2人は互いに結婚・出産。少し疎遠になった期間があったものの、お互いにママになったことをきっかけに、久々に会うことに。シィさんが、エーコさんの息子くんに赤ちゃんへの接し方をやんわりと注意したことをきっかけに、「シィちゃんって過保護だよね」と言って、独自の子育て論を語り始めたエーコさん。そんな中、娘ちゃんのほっぺにキスをしようとするエーコさんの息子くんの様子が目に入り、シィさんは思わず大きな声で制止します。すると、息子くんは驚いて泣き出してしまい、エーコさんは激怒。シィさんは謝罪しつつ、普段から娘ちゃんが虫歯にならないよう、キスなどは避けていることを説明しますが、「うちの子が汚いってこと? そんな理由で親にキスしてもらえないなんて、娘ちゃんがかわいそう!」とまくしたてるエーコさん。その言葉に、普段温厚なシィさんもイラッとしてしまいますが、そんな険悪な空気の中、息子くんが「いきなりチューしようとしてごめんね」と口にしました。息子くんに、「悪いことをしたわけじゃないんだから、謝らなくていいのよ」と言うエーコさん。 「でも、前に先生に、チューはおうちの人とだけって言われたよ」 息子くんの話を聞いてみると、どうやら幼稚園で似たような出来事があったようです。家でもキスやハグなどのスキンシップをしている息子くんは、幼稚園のお友だちにキスをしようとして、嫌がられてしまったそう。 「キスをされてうれしい人もいれば、困る人もいる。だから、おうちの人とだけ」 幼稚園で先生に言われたことを、エーコさんの息子くんは一生懸命に教えてくれました。この出来事について、エーコさんも初耳だったようで驚いた様子。 そして、息子くんはシィさんに、「だからごめんねしたの。また、赤ちゃんと遊んでもいい?」と健気に伝えてくれて……。 私の育児に口出さないでくれる? 息子くんの素直なやさしさに触れて、シィさんも自然と「こっちこそごめんね」という言葉が出てきます。 息子くんはにこやかに許してくれて、また娘ちゃんと遊びだしました。 しかし、エーコさんはまだ不満そうな顔。「何よ……。こっちが悪いっていうの? 子どものすることだし、チューくらいかわいいものじゃん。気にするようなことじゃないでしょ」と蒸し返します。 「そうだね。私が気にし過ぎる部分もあると思う。でも、子どものすることだから気にしないでって、する側が言うことじゃないと思う!」 「娘がかわいそうとかいろいろ言っていたけど、私にも考えがあってしていることだから、私の育児に口出さないでくれる?」 これまで、エーコさんからのさまざまなダメ出しにモヤモヤしていたシィさんは、はっきりと反論。言い返されて、あからさまに不機嫌な態度になるエーコさんなのでした。 シィさんと息子くんがお互いに謝って、和やかに仲直りすることができたにもかかわらず、蒸し返すエーコさんには困ってしまいますね。もともと、エーコさんに下に見られている気がする……と感じていたシィさん。エーコさんは独自の子育て論を持ち出し、何かとシィさんの育児にダメ出ししていましたが、今回ばかりはシィさんも反論せずにはいられなかったようです。 たとえ旧知の仲でお互いをよく理解しているつもりでも、子育てに関する考え方や価値観は人それぞれ。自分の意見が正しいと思っていても、それを相手に押し付け、他の家庭の子育てに対して口出しするようなことは、相手を傷つけたり、トラブルに発展したりするので、避けるべきだということがわかりますね。 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年05月05日大学生のときにゼミで知り合い、仲良くなったシィさんとエーコさん。社会人になってからも交流を続けていた2人は互いに結婚・出産。少し疎遠になった期間があったものの、お互いにママになったことをきっかけに、久々に会うことに。シィさんが、エーコさんの息子くんに赤ちゃんへの接し方をやんわりと注意したことをきっかけに、「シィちゃんって過保護だよね」と言って、独自の子育て論を語り始めたエーコさん。そんな中、娘ちゃんのほっぺにキスをしようとするエーコさんの息子くんの様子が目に入り、シィさんは思わず大きな声で「ダメッ! やめて!」と制止します。すると、エーコさんの息子くんは大声に驚いて泣き出してしまい、エーコさんは「いきなり何なの!? 人の子を突然怒鳴るなんて!」と激怒。シィさんは謝罪しつつ、普段から娘ちゃんが虫歯にならないよう、チューなどは避けていることを説明しますが、「うちの子が汚いってこと!?」と、かえってエーコさんを怒らせてしまいました。エーコさんは、「私、傷ついた! キスは外国では当たり前のスキンシップなんだよ? 虫歯菌がうつるとか、そういうあいまいな理由で親にキスしてもらえないなんて、娘ちゃんがかわいそう!」とまくしたてます。 「たしかにキスやハグをするのも親の愛情だけど、子どもを虫歯にさせたくない、痛い思いをさせたくないから我慢するのも愛情じゃない?」「なんで『かわいそう』なんて言われなきゃいけないの……!?」普段、温厚なシィさんですが、エーコさんの「かわいそう」発言にイラッとしてしまいました。 さらに、「息子にちゃんと謝って」と追い討ちをかけるエーコさん。シィさんがいろいろな気持ちを飲み込み、もう一度謝ろうとした瞬間、「ごめんね! いきなりチューしようとしてごめんね」とエーコさんの息子くんが口にして……。 「チューはおうちの人とだけって先生が…」 息子くんに、「悪いことをしたわけじゃないんだから、謝らなくていいのよ」と言うエーコさん。 「でも、前に先生に、チューはおうちの人とだけって言われたよ」 息子くんの話を聞いてみると、どうやら幼稚園で似たような出来事があったようです。 家でもキスやハグなどのスキンシップをしている息子くん。しかし、幼稚園のお友だちにキスをしようとすると、嫌がられてしまったようです……。 息子くんが泣いていることに気がついた先生は、お友だちから話を聞いてくれました。 「キスをされてうれしい人もいれば、困る人もいる。だから、おうちの人とだけ」幼稚園で先生に言われたことを、エーコさんの息子くんは一生懸命に教えてくれました。 この出来事について、エーコさんも初耳だったようで驚いた様子。 そして、息子くんはシィさんに、「だからごめんねしたの。また、赤ちゃんと遊んでもいい?」と健気に伝えたのでした。 先生の話を思い出し、同じシチュエーションであることを理解して、きちんと謝ることができたエーコさんの息子くんは、とても立派ですね。険悪な空気になっていた大人たちの気持ちも、晴れたのではないでしょうか。自分の良くなかったところを素直に受け止める子どもの姿勢を見習いつつ、またみんなで仲良く過ごせるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年05月04日大学生のときにゼミで知り合い、仲良くなったシィさんとエーコさん。社会人になってからも交流を続けていた2人は互いに結婚・出産。少し疎遠になった期間があったものの、お互いにママになったことをきっかけに、久々に会うことに。シィさんが、エーコさんの息子くんに赤ちゃんへの接し方をやんわりと注意したことをきっかけに、「シィちゃんって過保護だよね」と言って、独自の子育て論を語り始めたエーコさん。そんな中、娘ちゃんのほっぺにキスをしようとするエーコさんの息子くんの様子が目に入りました。シィさんは思わず、自分でもびっくりするくらい大きな声で「ダメッ! やめて!」と制止します。すると、エーコさんの息子くんは大声に驚いて泣き出してしまい、エーコさんは「いきなり何なの!? 人の子を突然怒鳴るなんて!」と激怒します。普段から娘ちゃんが虫歯にならないよう、チューしたいのを我慢して、家族には触れ合い方に注意してもらい、食器の共用も避けてきたシィさん。 そのことを説明しつつ、エーコさんと息子くんに謝りますが、「うちの子が汚いってこと!?」と、かえってエーコさんを怒らせてしまいます。決してそういう意図ではないのですが、頭に血が上ったエーコさんは聞く耳を持ってくれません。 「私、傷ついた! キスは外国では当たり前のスキンシップなんだよ? 虫歯菌がうつるとか、そういうあいまいな理由で親にキスしてもらえないなんて、娘ちゃんがかわいそう!」とまくしたてるエーコさんの言葉に……。 「かわいそう」に納得がいかない 「たしかにキスやハグをするのも親の愛情だけど、子どもを虫歯にさせたくない、痛い思いをさせたくないから我慢するのも愛情じゃない?」「なんで『かわいそう』なんて言われなきゃいけないの……!?」 普段、温厚なシィさんですが、珍しくイラッとしてしまいます。 「息子にちゃんと謝って」と、追い討ちをかけるエーコさん。 「言いたいことはたくさんあるけど、泣かせたのは私だ……」と思い、シィさんが謝ろうとした瞬間……。 「ごめんね! いきなりチューしようとしてごめんね」と、エーコさんの息子くんが先に謝ってくれたのでした。 最悪の空気の中、口を開いたのはエーコさんの息子くん! 大人よりも子どものほうが、素直に謝ることができるのかもしれません。純粋でまっすぐな子どもたちの姿勢には、大人が見習わなければいけないところがたくさんありますよね。 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年05月03日大学生のときにゼミで知り合い、仲良くなったシィさんとエーコさん。社会人になってからも交流を続けていた2人は互いに結婚・出産。少し疎遠になった期間があったものの、お互いにママになったことをきっかけに、久々に会うことに。シィさんが、エーコさんの息子くんに赤ちゃんへの接し方をやんわりと注意したことをきっかけに、「シィちゃんって過保護だよね」と言って、独自の子育て論を語り始めたエーコさん。エーコさんの「先回りせず、あえて見守る」「実体験で学ばせてこそ、身に付くと思う」という子育て方針に納得しつつも、モヤモヤが残るシィさんがいろいろと考えていると、娘ちゃんのほっぺにキスをしようとするエーコさんの息子くんの様子が目に入りました。シィさんは思わず、自分でもびっくりするくらい大きな声で「ダメッ! やめて!」と制止します。シィさんの大声にびっくりして、エーコさんの息子くんは泣き出してしまいました。慌てて謝るシィさんですが、エーコさんは「いきなり何なの!? 人の子を突然怒鳴るなんて!」と激怒します。 普段から娘ちゃんが虫歯にならないよう、チューしたいのを我慢して、家族には触れ合い方に注意してもらい、食器の共用も避けてきたシィさん。そのことをエーコさんに伝えようとしますが……。 「うちの子が汚いってこと!?」 理由があったとしても、小さな子どもを泣かせてしまったことに変わりはないので、ひたすら謝るシィさん。 「娘に虫歯菌がうつらないように、キスはしないようにしている」と理由も説明しますが、かえってエーコさんを怒らせてしまいます。 「何それ……。うちの子が汚いって言いたいの!?」 決してそういう意図ではなく、娘ちゃんの歯が生えそろうまでは、口の接触は避けたいというだけなのですが、頭に血が上ったエーコさんは聞く耳を持ってくれません。 「私、傷ついた! キスは外国では当たり前のスキンシップなんだよ? 虫歯菌がうつるとか、そういうあいまいな理由で親にキスしてもらえないなんて、娘ちゃんがかわいそう!」とまくしたてるエーコさん。 「かわいそう……?」 大声を出して子どもを泣かせてしまったことに対して、誠意を持って謝罪したシィさん。子どもが泣かされたことに怒るエーコさんの気持ちもわかりますが、虫歯菌の話は、子どもを汚いと言っているわけではありませんよね。独自の子育て論を語っていたエーコさんですが、息子くんがびっくりして泣いただけで、ここまで怒ってしまうエーコさんも、少し過保護な一面があるのかもしれません。皆さんは、子どもへの対応のことでママ友を怒らせてしまった経験はありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年05月02日大学生のときにゼミで知り合い、仲良くなったシィさんとエーコさん。社会人になってからも交流を続けていた2人は互いに結婚・出産。少し疎遠になった期間があったものの、お互いにママになったことをきっかけに、久々に会うことに。シィさんが、エーコさんの息子くんに赤ちゃんへの接し方をやんわりと注意したことをきっかけに、「シィちゃんって過保護だよね」と言って、独自の子育て論を語り始めたエーコさん。さらにエーコさんは、子どもがケガをしないように先回りして声をかけるシィさんの様子を見て、「かわいい子にけがをさせたくない気持ちもわかるけど、実体験で学ばせてこそ、身に付くと思うんだよね」と言うのでした。「たしかに、エーコの言う通りかも」とシィさんがつぶやくと、勝ち誇ったように「子育てに関しては、私が先輩だし、なんでも聞いてくれていいよ」と言うエーコさん。 「自分がダメ母みたいで、ヘコむなぁ……」と落ち込んでいると、おやつを食べた手を洗わずに、シィさんの娘ちゃんのほっぺを触っているエーコさんの息子くんの様子が目に入りました。 さらに、娘ちゃんのほっぺにキスをしようとするエーコさんの息子くん……! 「かわいいから、ちゅ〜!」 娘ちゃんが虫歯にならないよう、チューしたいのを我慢して、家族には触れ合い方に注意してもらい、食器の共用も避けてきたシィさん。思わず、「ダメッ! やめて!」と、自分でもびっくりするくらい大きな声を出してしまい……。 友だちの子どもを泣かせてしまった シィさんの大声にびっくりして、エーコさんの息子くんが泣き出してしまいました。 「ごめんね。大きな声を出して! 怒ったわけじゃなくて……」慌てて謝るシィさん。 しかしエーコさんは、シィさんを睨みつけ「いきなり何なの!? 人の子を突然怒鳴るなんて!」と激怒するのでした。 エーコさんも息子くんも、シィさんの突然の大声にびっくりしてしまいました。シィさんは娘ちゃんが虫歯にならないように、ずっと気をつけてきたのですが、エーコさんはそのことを知りません。もちろん悪気はなかったものの、結果的に友だちの子どもを泣かせて、友だちを怒らせてしまったシィさん。皆さんは友だちの子どもを泣かせてしまったことはありますか? そんなときは、どのように対応しましたか? 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年05月01日ワーママあべかわさんのブログに寄せられた、読者さんがちょっと困ったPTA活動のアレコレ話をご紹介します。PTA活動によって助けられているお子さん、ご家庭は多々あると思います。ですが、読者の方から寄せられたちょっと困った話を紹介。 昨年度のPTA活動を通して仲良くなったママ友に、愚痴まじりに「転勤を理由に何年も役員を断り続けるママたち」について話したところビシッと伝えてくれ、役員を引き受けてもらえることになりました。 PTA役員をやってみると… 同じ人が何回も役員をやる中で、転勤を理由に1度もやらないのに、結局は転勤をしないママたちにモヤモヤしていた人もいたようです。 役員をやってみた転勤族ママたちは、やってみたら楽しかったようです! 実際に経験してみないと、わからないことはありますよね。PTAについては、メディアやSNSなどでマイナスな意見が多く、不安になりがちですが、やってみると意外と大変じゃなかったなんて声もちらほら聞こえてきます。 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年04月27日ワーママあべかわさんのブログに寄せられた、読者さんがちょっと困ったPTA活動のアレコレ話をご紹介。PTA活動によって助けられているお子さん、ご家庭は多々あると思います。ですが、読者の方から寄せられたちょっと困った話を紹介します。 年度末の役員決めの日に、司会だった私は、まだ役員をやったことのないママたちにお願いをしようとしたところ転勤を理由に断られてしまいました。決まらなかったので、代わりに2年連続私がやる羽目に……。それなのに、1年後の年度末になってもそのママたちはいるのです。モヤモヤしたので「転勤はどうなったの?」と聞いてみると「転勤はなくなったけど、今年こそあるかも!」と声を揃えて言うのです。転勤は嘘だったの? と疑ってしまいます。 転勤族だからと役員を断るママたちに… 昨年度のPTA活動を通して仲良くなったママ友に、愚痴まじりにいきさつを説明したところ「考えがある」と言うのです。役員ママは、去年は別のクラスでしたが、今年は同じクラスです。今年の役員決めは、このママが司会進行です。 今年の役員決めも途中までは順調でしたが、立候補の声が途切れてしまい、司会が役員を指名することになりました。役員ママの視線は、経験のないママたち……。しかし、また同じ転勤を理由に断ろうとするのです。 ですが、役員ママは動じません。今までも引っ越しや転勤の可能性があるご家庭はありましたが、この学校では転校してしまっても残りの人で仕事をやりくりできていたそうなのです。 低学年のうちは比較的決まりやすい役員決めも、高学年になってくると段々と決まりにくくなってくるところも多いようですね。転勤があるとなかなか引き受けにくい気持ちもわかります。転勤になる可能性を伝えつつ、早めに役員を終わらせておくと良いかもしれませんね。 ※PTA活動そのものを否定する意図はありません。 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年04月26日ワーママあべかわさんのブログに寄せられた、読者さんがちょっと困ったPTA活動のアレコレ話をご紹介。PTA活動によって助けられているお子さん、ご家庭は多々あると思います。ですが、読者の方から寄せられたちょっと困った話を紹介します。 うちの学校は、1家庭につき、6年間で1回は役員をやることになっています。年度末に次の年の役員を決めるのですが、その日に欠席してしまうと決まらなかった場合に、クジ引きで割り当てられてしまいます。参加すると希望が言えるので、参加する方が大半です。 PTA本部役員が役員決めの司会をするのが定例なので、子どもがいる学年の司会進行は今年度本部役員だった私がおこないました。 転勤族だから役員を免除したら… 集まった保護者のほとんどが、すでに1回は役員を経験済み。何人かの方は、役員経験があるにもかかわらず、立候補をしてくれたので途中までスムーズに決まっていきました。 しかし、ある委員だけが決まらず、経験のないママにお願いしようと声をかけたところ「転勤があるかも」と2人ともに断られてしまいました。転勤がある方にお任せするのは酷かなと思い、私が連続で引き受けることに。 新年度が始まり「新年度になっても見かけるな〜」「途中で転勤かな?」なんて思っている間に1年が過ぎ、年度末になっても「いるし!!!」 釈然としないので、次年度の役員決め前に「転勤はどうなったの?」と聞いてみると、2人そろって「転勤はなくなったの!でも、来年は転勤するかも」と言うのです。 転勤するかもと言うから、連続で引き受けたのに……。 転勤の時期がわからないのはしょうがないですが、引き受けてくれた人に一言あれば、モヤモヤさせずに済んだかもしれませんね。 ※PTA活動そのものを否定する意図はありません。著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年04月25日ワーママあべかわさんのブログに寄せられた、読者さんがちょっと困ったPTA活動のアレレ話をご紹介。PTA活動によって助けられているお子さん、ご家庭は多々あると思います。ですが、今回は読者の方から寄せられたちょっと困った話を紹介。パパさんが旗振り当番に登場して……!? 旗振り当番 旗振り当番の朝、3人は少し早めに集合して、立つ場所や注意事項を軽く打ち合わせ。 とはいえ子どもが横断歩道を渡る際に旗を振るとか、ドライバーに目線を配るとか、小学生が危なそうな行動をしたら注意するとか、どれも基本的なことなので皆さんすぐに活動内容を把握していました。 しかし、時間が迫っても残りの1人が現れず……。 開始時間ギリギリに現れたのはスーツ姿のお父さん。打ち合わせの時間がなかったので横断歩道横に立つようにお願いしました。 でも、立ってるだけで何もしない!! 子どもが走っても、赤信号で渡ろうとするこ子がいても何もしない! 最後にやんわ〜り注意すると、まさかの逆ギレ! PTA活動に参加してくれるのはありがたいのですが、終始やらされてる感たっぷりで「当事者意識を持ってくれ~」と思ったのでした……。 ※PTA活動そのものを否定する意図はありません。お話として読んでいただけると幸いです著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年04月24日大学生のときにゼミで知り合い、仲良くなったシィさんとエーコさん。社会人になってからも交流を続けていた2人は互いに結婚・出産。少し疎遠になった期間があったものの、お互いにママになったことをきっかけに、久々に会うことに。シィさんが、エーコさんの息子くんに赤ちゃんへの接し方をやんわりと注意したことをきっかけに、「シィちゃんって過保護だよね」と言って、独自の子育て論を語り始めたエーコさん。さらにエーコさんは、子どもがケガをしないように先回りして声をかけるシィさんの様子を見て、「かわいい子にけがをさせたくない気持ちもわかるけど、実体験で学ばせてこそ、身に付くと思うんだよね」と言うのでした。エーコさんの息子くんがしっかり者で良い子だからこそ、シィさんにはエーコさんの言葉が刺さりました。元々、シィさんは「同じ月齢の子どもに比べると、娘は発達がゆっくりかな?」と思っていたこともあり、「私は、子育てのこととか、声かけのこととか深く考えていなかった」と、落ち込みます。 「たしかに、エーコの言う通りかも」とシィさんがつぶやくと、勝ち誇ったように「子育てに関しては、私が先輩だし、なんでも聞いてくれていいよ」と言うエーコさん。しかし、エーコさんの子育て方針にはやっぱり納得できないこともあって……。 友だちの子どもについ大声で… エーコさんは「シィちゃんの娘ちゃん、年上のお兄ちゃんに遊んでもらえて、刺激をもらえていいよね〜」と言いますが、 シィさんはそれよりも、エーコさんの息子くんが、手を洗わずに娘ちゃんのほっぺを触っていることが気になってしまい、様子を見守っていました。 すると、「赤ちゃんほっぺぷにぷに〜。かわいいから、ちゅ〜」と、ほっぺにキスをしようとする息子くん……! シィさんは思わず、「ダメッ! やめて!」と、自分でもびっくりするくらい大きな声を出してしまったのでした。 エーコさんの少し上からな発言も気になりますが、シィさんも人より少し几帳面なところがある様子。とはいえ、虫歯がうつらないように、ずっと娘ちゃんとチューするのを我慢し、パパや義両親にも協力してもらって徹底してきたシィさんにしてみれば一大事! 娘ちゃんにチューしようとしているエーコさんの息子くんを、大声で止めてしまいました。 叩いたり、危ないことをしたりしているわけではないので、注意の仕方が難しい場面かもしれません。皆さんは、子ども同士がチューをしそうになった場合、どのように止めますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年04月12日大学生のときに、ゼミで知り合ったシィさんとエーコさん。タイプの違う2人でしたが、ゼミの打ち上げで、苦手なお酒を先輩にすすめられて困っていたシィさんを、エーコさんが助けてくれたことがきっかけとなり仲良くなりました。社会人になってからも交流を続けていた2人は互いに結婚・出産。少し疎遠になった期間があったものの、お互いにママになったことをきっかけに久々に会うことに。エーコさんの息子くんは、しっかりしているのですが、赤ちゃんへの接し方にはハラハラする場面もありました。シィさんがエーコさんの息子くんにやんわりと注意したことをきっかけに、エーコさんは「シィちゃんって過保護だよね」と言い、独自の子育て論を語り始めたのです。エーコさんに「過保護」と言われたシィさんですが、まだヨチヨチ歩きの娘ちゃんは危なっかしく、目が離せないので、時々声をかけていました。 すると、「子どもに痛い思いをさせるのって、そんなにダメなこと? もちろん、命に関わるようなことは注意するけど」と言うエーコさん。 「私はうちの子に、あえて声をかけないで転ばせることもあった。そのうち、こうすると痛いとか、危ないって自分で判断するようになった」 「かわいい子にけがをさせたくない気持ちもわかるけど、実体験で学ばせてこそ、身に付くと思うんだよね」 エーコさんの話を聞いたシィさんは「たしかに」と納得して何も言い返せず、自分の子育てに自信を失ってしまうのでした……。 「私ってダメ母?」自信喪失… エーコさんの息子くんが良い子だからこそ、シィさんにはエーコさんの言葉が刺さりました。 元々、シィさんは「同じ月齢の子どもに比べると、娘は発達がゆっくりかな?」と思っていたこともあり、「私は、子育てのこととか、声かけのこととか深く考えていなかった」と、落ち込みます。 「たしかに、エーコの言う通りかも」とシィさんがつぶやくと、エーコさんは勝ち誇ったように「子育てに関しては、私が先輩だし、なんでも聞いてくれていいよ」と言うのでした。 正解のない子育てに関して、人と比べられるとすごくモヤモヤした気持ちになりますよね。第1子だと、なおさら不安に感じることもあると思います。皆さんは、子育てについて人と比べられて、嫌な思いをした経験はありますか? そんなとき、モヤモヤした気持ちをどのように解消しましたか? 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年04月11日大学生のときに、ゼミで知り合ったシィさんとエーコさん。タイプの違う2人でしたが、ゼミの打ち上げで、苦手なお酒を先輩にすすめられて困っていたシィさんを、エーコさんが助けてくれたことがきっかけとなり仲良くなりました。社会人になってからも交流を続けていた2人は互いに結婚・出産。少し疎遠になった期間があったものの、お互いにママになったことをきっかけに久々に会うことに。エーコさんの息子くんは、しっかりしているのですが、赤ちゃんへの接し方にはハラハラする場面もありました。シィさんがエーコさんの息子くんにやんわりと注意したことをきっかけに、エーコさんは「シィちゃんって過保護だよね」と言い、独自の子育て論を語り始めたのです。エーコさんに「過保護」と言われたシィさんですが、まだヨチヨチ歩きの娘ちゃんは危なっかしく、目が離せないので、時々声をかけていました。 その様子を見て「そういう感じね〜」と含みのある笑みを浮かべるエーコさん。さすがに、ムッとしたシィさんは「何がそういう感じなの?」と、少しとげとげしく聞き返しました。 すると、エーコさんは「私なら、あの場面で注意はしないな」と、またしても独自の子育て方針を口にして……。 子どもに痛い思いをさせるのってダメ? 「子どもに痛い思いをさせるのって、そんなにダメなこと? もちろん、命に関わるようなことは注意するけど」と言うエーコさん。 「私はうちの子に、あえて声をかけないで転ばせることもあった。そのうち、こうすると痛いとか、危ないって自分で判断するようになった」。 さらに続けて、「かわいい子にケガをさせたくない気持ちもわかるけど、実体験で学ばせてこそ、身に付くと思うんだよね」と語ります。 エーコさんの話を聞いたシィさんは、「たしかに……」と納得して、何も言い返せませんでした。 エーコさんの言っていることには、一理あるのかもしれません。しかし、子どもの性格や成長速度はそれぞれ違うもの。必ずしも同じ子育て方法が当てはまるとは限りません。自分の子育て方針がベストであるというような言い方ではなく、あくまでも経験談の一つとして話すくらいにとどめてもらえると、聞き入れやすいですよね。皆さんの周りには、子育てに何かと口を出してくるような友人はいますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年04月10日大学生のときに、ゼミで知り合ったシィさんとエーコさん。タイプの違う2人でしたが、ゼミの打ち上げで、苦手なお酒を先輩にすすめられて困っていたシィさんを、エーコさんが助けてくれたことがきっかけとなり仲良くなりました。社会人になってからも交流を続けていた2人は互いに結婚・出産。少し疎遠になった期間があったものの、お互いにママになったことをきっかけに久々に会うことに。エーコさんの息子くんは、しっかりしているのですが、赤ちゃんへの接し方にはハラハラする場面もありました。シィさんがエーコさんの息子くんにやんわりと注意したことをきっかけに、エーコさんは「シィちゃんって過保護だよね」と言い、独自の子育て論を語り始めたのです。シィさんの子育ての様子を見て、「うちの子はできていた」「私だったらこうする」と言うエーコさん。 シィさんは以前から薄々感じていましたが、「もしかして、私って下に見られているのかな?」「これっていわゆるマウントじゃない……!?」と、エーコさんの態度が気になってしまいます。 正直、いい気はしなかったシィさんですが、エーコさんの息子くんがしっかりしているのは事実。そしてエーコさんが言っていることも理解できるので、反論をせずにいると……。 感じの悪い笑みにカチンときた! エーコさんに「過保護だよね」と言われたシィさんですが、まだヨチヨチ歩きの娘ちゃんは危なっかしく、目が離せないので、時々声をかけていると……。 その様子を見て「そういう感じね〜」と含みのある笑みを浮かべるエーコさん。 さすがに、ムッとしたシィさんは「何がそういう感じなの?」と、少しとげとげしく聞き返しました。 すると、エーコさんは「私なら、あの場面で注意はしないな」と、またしても独自の子育て方針を口にしたのでした。 先輩ママからの助言はうれしいですが、バカにしたような笑い方をされると、嫌な気持ちになってしまいますね。エーコさんの子育て方針が「自主性を重んじる」であるように、エーコさん自身も自分の軸を持って発言しているようですが、伝え方次第では相手を不快にさせてしまうことがあるかもしれません。相手が困っているときや、相手に求められたときなど、適切なタイミングでアドバイスをしてあげられるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年04月09日大学生のときに、ゼミで知り合ったシィさんとエーコさん。タイプの違う2人でしたが、ゼミの打ち上げで、苦手なお酒を先輩にすすめられて困っていたシィさんを、エーコさんが助けてくれたことがきっかけとなり仲良くなりました。社会人になってからも交流を続けていた2人は互いに結婚・出産。少し疎遠になった期間があったものの、お互いにママになったことをきっかけに久々に会うことに。エーコさんの息子くんは、しっかりしているのですが、赤ちゃんへの接し方にはハラハラする場面もありました。シィさんがエーコさんの息子くんにやんわりと注意したことをきっかけに、エーコさんは「シィちゃんって過保護だよね」と言い、独自の子育て論を語り始めたのです。エーコさんは、子どもたちの成長を比べて、さらにシィさんの子育てについて指摘を続けます。 「親があれこれ先回りしたら、子どもの成長のチャンスを奪っちゃうよ?」「うちの子は、シィちゃんの子と同じ月齢のとき、もう歩いていたし、しゃべっていたし、いろいろなことができていたよ!」 エーコさんの言葉に、「それって、私の子育てがダメってこと!?」と落ち込むシィさん……。 いわゆるマウントってやつ!? シィさんの子育ての様子を見て、「うちの子はできていた」「私だったらこうする」と言うエーコさん。 過去にエーコさんに出産祝いを渡したときにも、「これはナシかも」「私は使わない」とダメ出しされ、「下に見られているのかな?」と薄々は感じていたシィさんですが、 「これっていわゆるマウントじゃない……!?」と気づいてしまいました。 正直、いい気はしなかったシィさんですが、エーコさんの息子くんがしっかりしているのは事実。そしてエーコさんが言っていることも理解できるので、反論せずに飲み込んだのでした。 エーコさんからしてみれば、新米ママのシィさんに自分の息子が注意されたことが、おもしろくなかったのかもしれません。そして、「子どもの自主性を重んじる」という自身の子育て方針によって、息子くんはしっかりした子に育っているので、ついシィさんに対してマウントをとるような態度になってしまったのではないでしょうか? 子育ての方針や考え方は、人それぞれ違い、正解はありません。シィさんには、先輩ママであるエーコさんの言葉をすべてそのまま受け入れるのではなく、今後もわが子に合った方法で向き合っていってほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年04月08日娘のナナちゃんが2歳の時に新居を構えることになったナナちゃんファミリー。引っ越し先で通い始めたプレ幼稚園で近づいてきたジロウ君ママは、毎朝マンションの窓からナナちゃん親子を監視するなど、異様な行動を見せます。異変に気づいた同じ幼稚園のろくちゃんママが、「ジロウ君のお姉ちゃんが幼稚園だった頃の話」を教えてくれました。ジロウ君ママはAママに執着し、Aママがみんなの前でブチ切れて、以来、2人は話すことはありません。さらに、ろくちゃんママにマウントを取っていた話を聞いたナナちゃんママは、関係を断ち切ることに決め、伝えます!それでも、納得してくれないジロウ君ママに、今まで嫌だった全てのことを伝えます。すると、逆ギレして声を荒げるジロウ君ママ。ナナちゃんママは「娘と過ごす時間の方が大事だから、ママ友はいらない。ジロウ君ママは、ママ友のことばかり考えて疲れたりしない?」と、問いかけます。ナナちゃんママの問いかけに、ジロウ君ママは、しばらく黙り込んでしまいました。思うところがあったようです。「子どもは大事だよ……。でも、1人ぼっちはみじめじゃない?」と言う、ジロウ君ママ。「それは、ジロウ君ママがそう思っているから、そう見えるんじゃないかな?」とだけ言い、ナナちゃんママは去って行き……。 さようならその場に、立ち尽くすジロウ君ママに、ジロウ君が声をかけます。 その後、時々、視線は送りますが、ジロウ君ママはナナちゃんママに話しかけなくなりました。 ろくちゃんママには、心配をかけたことだけは謝り、詳しいやり取りは話しませんでした。引き続き、ちょうど良い距離感の関係が続いています。 ろくちゃんママは、友達が多いので、1人でいることが多いナナちゃんママですが、みじめだとは感じたことはありません。 「子どもが元気で笑ってくれていればそれでいい」とナナちゃんママは思います。 悩まされていた、ジロウ君ママと、きっぱり縁が切ることができて良かったですね。子どもとの時間を大切にしたいと言うナナちゃんママの考え方も素敵です。「まるでストーカー!?執着ママ」は、これで終わりです。 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ小学生の娘、年上夫と3人で楽しく暮らす、ワーキングマザー。アメブロ公式トップブロガー。娘との日常を描いたマンガや、ブログ読者から寄せられた体験談をもとにした連載マンガを投稿中。
2023年04月04日娘のナナちゃんが2歳の時に新居を構えることになったナナちゃんファミリー。引っ越し先で通い始めたプレ幼稚園で近づいてきたジロウ君ママは、毎朝マンションの窓からナナちゃん親子を監視するなど、異様な行動を見せます。異変に気づいた同じ幼稚園のろくちゃんママが、「ジロウ君のお姉ちゃんが幼稚園だった頃の話」を教えてくれました。ジロウ君ママはある事件をきっかけに、Aママに執着し、その行動はエスカレート。Aママがみんなの前でブチ切れて、以来、2人は話すことはありません。さらに、ろくちゃんママにマウントを取っていた話を聞いたナナちゃんママは、関係を断ち切ることに決め、伝えます!それでも、納得してくれないジロウ君ママに、今まで嫌だった全てのことを伝えます。すると「一人ぼっちがかわいそうだなって思って、友達になってあげたのに!」と、まさかの言葉を投げつける、ジロウ君ママ。ナナちゃんママの言葉に、逆ギレして声を荒げるジロウ君ママ。自分と考え方が違いすぎて、逆に冷静になったナナちゃんママは「私は、ママ友は別にいらないと思っているの。娘と過ごす時間の方が大事だから。ジロウ君ママは、子どものことじゃなくて、赤の他人のママ友のことを考えて疲れたりしないの?」と、問いかけます。 1人ぼっちはみじめジロウ君ママは、しばらく黙り込んでしまいました。 思うところがあったようです。 「子どもは大事だよ……。でも、1人ぼっちはみじめじゃない?」と言う、ジロウ君ママ。 「それは、ジロウ君ママがそう思っているから、そう見えるんじゃないかな?」とだけ言い、ナナちゃんママは去って行きます。 散々、悩まされましたが、ついに決別宣言が出来て良かったですね。ジロウ君ママが、周りに囚われずに、ジロウ君としっかり向き合ってくれることを願っています。 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ小学生の娘、年上夫と3人で楽しく暮らす、ワーキングマザー。アメブロ公式トップブロガー。娘との日常を描いたマンガや、ブログ読者から寄せられた体験談をもとにした連載マンガを投稿中。
2023年04月03日大学生のときに、ゼミで知り合ったシィさんとエーコさん。タイプの違う2人でしたが、ゼミの打ち上げで、苦手なお酒を先輩にすすめられて困っていたシィさんを、エーコさんが助けてくれたことがきっかけとなり仲良くなりました。社会人になってからも交流を続けていた2人は互いに結婚。しかし、先に妊娠・出産したエーコさんに、シィさんが出産祝いを渡したところ、「これはナシかも」とダメ出しをされてしまった一件から、何となく疎遠になりました。数年後にシィさんは女の子を出産し、久しぶりにエーコさんから連絡が来たので、会うことに。エーコさんの息子くんは、しっかりしているのですが、赤ちゃんへの接し方にはハラハラする場面も。シィさんがエーコさんの息子くんにやんわりと注意すると、エーコさんは不愉快そうに表情を曇らせました。エーコさんの表情が曇ったことに気づかないシィさんは、しばらくは何事もなく、エーコさんとお互いの近況報告をしていました。 話の途中で、娘ちゃんのスタイが濡れていることに気づいたシィさんは交換します。すると、その姿を見ていたエーコさんが「シィちゃんって、めっちゃ過保護だよね」と言い出しました。さらに、「親が全部やってあげると、自分から動かなくなっちゃうよ」「うちの子は、シィちゃんの娘ちゃんと同じ月齢のときには、すでに意思表示ができていた」など、独自の子育て論を語りだしたエーコさん。子どもの発達を比べられたようで、シィさんはモヤモヤしてしまい……。 私の子育てにもダメ出し…? シィさんの子育てについて指摘を続けるエーコさん。 「あれこれ先回りしたら、子どもの成長のチャンス奪っちゃうよー?」 「さっきも息子のことを注意していたけど、私なら見守るな〜。年上の子から学ぶことって多いんだよ」 「私は、息子が小さいころから自主性を大事にしてきたから、息子はシィちゃんの娘ちゃんくらいのときには、しゃべっていたし、いろいろなことができていたよ」 エーコさんの言葉に、「それって、私の子育てがダメってこと!?」と落ち込むシィさんなのでした。 子どもの成長スピードはそれぞれなので、自分の子どもと比べて、人の子どもの成長が遅いと指摘するの良くないですよね。同じ月齢の子ども同士を遊ばせるときは、見守ることもありますが、少し大きな子が赤ちゃんに対して危ない接し方をしたときには、教えてあげることも必要です。エーコさんは、シィさんに自分の子どもを注意されて、言い返しただけのようにも感じます。皆さんは、人から自分の子どもへの注意を受けたとき、きちんと受け止めることができますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年03月31日大学生のときに、ゼミで知り合ったシィさんとエーコさん。タイプの違う2人でしたが、ゼミの打ち上げで、苦手なお酒を先輩にすすめられて困っていたシィさんを、エーコさんが助けてくれたことがきっかけとなり仲良くなりました。社会人になってからも交流を続けていた2人は互いに結婚し、エーコさんは、妊娠・出産。しかし、シィさんが出産祝いを渡したところ、エーコさんが「これはナシかも」とダメ出しをした一件から、何となく疎遠になった2人。数年後、シィさんは女の子を妊娠・出産しました。娘ちゃんに歯が生え、虫歯などを心配しつつも楽しく育児をしていたころ、久しぶりにエーコさんから連絡が。シィさんは、少し迷いましたが、お互いに子育てをしている今なら対等に話せるかもしれないと思い、会ってみることに。久々に会うエーコさんの息子くんは、まだ幼稚園の年中さんなのに、しっかりしています。ひとりっ子ですが、シィさんの子どもに興味津々で遊んでくれました。しかし、危なっかしい様子も見られ、赤ちゃんを引きずったり、無理に抱っこしようとしたりするため、シィさんはハラハラしてしまいます。 一方、エーコさんは、子どもたちにはあまり目を向けずにおしゃべりに夢中。シィさんは迷いましたが、気を付けてもらうようにエーコさんの息子くんに直接声をかけることにしました。やんわりと注意すると、すぐに抱っこをやめてくれたエーコさんの息子くん。しかし、自分の子どもを注意され、エーコさんは不愉快そうに表情を曇らせ……。 過保護すぎると言われて… しばらくは何事もなく、お互いの近況報告をしていましたが、娘ちゃんのスタイが濡れていることに気づいたシィさんは交換します。 すると、見ていたエーコさんが「シィちゃんって、めっちゃ過保護だよね」と言いました。 さらに、「うちの子は、シィちゃんの娘ちゃんと同じ月齢のときには、すでに意思表示ができていた」と続けるエーコさん。 子どもの発達を比べられたようで、シィさんはモヤモヤしてしまうのでした。 「うちの子はできた」という発言が引っかかりますね。子どもの発達はそれぞれなので、比べるのではなく「自分は見守るように育児をしてきた」という話で終わっていれば、シィさんもアドバイスとして聞き入れやすいと思います。皆さんの周りには、子どもの成長を比べてマウントをとるママ友はいましたか? また、ママ友から育児方針について指摘されたとき、どのように対応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年03月30日大学生のときに、ゼミで知り合ったシィさんとエーコさん。タイプの違う2人でしたが、ゼミの打ち上げで、苦手なお酒を先輩にすすめられて困っていたシィさんを、エーコさんが助けてくれたことがきっかけとなり仲良くなりました。社会人になってからも交流を続けていた2人は互いに結婚し、エーコさんは、妊娠・出産。シィさんが出産祝いを渡したところ、エーコさんは「これはナシかも」と、ダメ出しをしてきました。さらに、「私は使わないけど、他に欲しい人がいるかもしれないからもらっておく」と、悪気のない様子で言うエーコさん。シィさんはショックを受け、「もしかして私って、下に見られてる?」と悲しくなるのでした。その後、何となく疎遠になったシィさんとエーコさん。数年後、シィさんは女の子を妊娠・出産しました。そして、娘ちゃんに歯が生えたころ、虫歯にならないように家族みんなでチューすることを我慢しながらも、楽しく過ごしていたある日……。 「今度、子どもを連れて遊びに行っていい?」と、久しぶりにエーコさんから連絡が。贈った出産祝いに、ダメ出しをされてからは、片手で数えられるほどしか会っていません。シィさんは、少し迷いましたが、お互いに子育てをしている今なら、対等に話せるかもしれないと思い、会ってみることにしました。 後日、シィさんは自宅にエーコさんと息子くんを招いたのですが……。 友人の子どもの行動にハラハラ… 久々に会うエーコさんの息子くんは、かなりしっかりしていて賢そうで、ハキハキとあいさつをしてくれました。 息子くんは、ひとりっ子ですが、シィさんの子どもに興味津々で遊ぼうとしてくれます。その姿は、とてもかわいくて和むのですが……。 赤ちゃんへの接し方が、ちょっとハラハラします! 一生懸命に相手をしてくれているのですが、引きずったり、無理に抱っこしようとしたりしていて、しっかりしているとはいえ、やはり小さな子どもなので危なっかしくて目が離せません。 一方、エーコさんはというと、子どもたちにはあまり目を向けずにおしゃべりをしています。 シィさんは、どうしようか迷いましたが、気を付けてもらうようにエーコさんの息子くんに直接声をかけることにしました。 やんわりと注意すると、すぐに抱っこをやめてくれたエーコさんの息子くん。“さすがお兄ちゃんだなぁ”とホッとしたのですが……。 自分の子どもを注意され、エーコさんは不愉快そうに表情を曇らせたのでした。 まだ、子どもが小さいときに、少し年の離れた子どもたち同士を遊ばせるときは、大きい子のママは特に気を付けなければいけませんよね。今回のように赤ちゃんと触れ合うシーンでは、エーコさんのほうから、わが子に声をかけるべきだったように思います。公園などでも、子どもから目を離しておしゃべりに夢中になってしまう保護者に遭遇したことがある方もいるのではないでしょうか。皆さんは、自分の子どもではなく、人の子どもが危ない行動をとっているときに、どのようにして声をかけますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ小学生の娘、年上夫と3人で楽しく暮らす、ワーキングマザー。アメブロ公式トップブロガー。娘との日常を描いたマンガや、ブログ読者から寄せられた体験談をもとにした連載マンガを投稿中。
2023年03月29日大学生のときに、ゼミで知り合ったシィさんとエーコさん。タイプの違う2人でしたが、ゼミの打ち上げで、苦手なお酒を先輩にすすめられて困っていたシィさんを、エーコさんが助けてくれたことがきっかけとなり仲良くなりました。社会人になってからも交流を続けていた2人は互いに結婚し、エーコさんは、妊娠・出産。シィさんが出産祝いを渡すと、エーコさんは「これはナシかも」と言いながら、シィさんが選んだ贈り物がランクインしている『残念な出産祝いランキング』という記事を見せてきたのです。ショックを受けるシィさんに対し、「ありがとうって言うのは簡単だけど、仲の良い友だちだからこそ今後のために正直に伝えた」と言うエーコさんですが……。エーコさんの話を聞いて申し訳なく思ったシィさんが「別のプレゼントを用意するね」と伝えると、「私は使わないけど、他に欲しい人がいるかもしれないからもらっておく」と言うエーコさん。「それって、誰かにあげるとか、どこかで売るってこと!?」と、シィさんはまたしてもショックを受けます。 シィさんは、たとえもらった物が自分にハマらない物でも、相手には「うれしい」と伝える派。価値観の違いかもしれないけれど、「もしかして私って、下に見られてる?」と悲しくなりました。 出産祝いにダメ出しを受けてから、何となくエーコさんと疎遠になってしまったシィさん。そして、数年が経ち……。 疎遠になっていた友人から突然の連絡 シィさんは、結婚してしばらく経ってから、女の子を妊娠・出産しました。 そして、娘ちゃんに歯が生えたころ、虫歯にならないように家族みんなでチューすることを我慢しながらも、楽しく過ごしていたある日……。 久しぶりにエーコさんから連絡がありました。 贈った出産祝いにダメ出しをされてからは、片手で数えられるほどしか会っていません。 シィさんは、少し迷いましたが、お互いに子育てをしている今なら、対等に話せるかもしれないと思って、会ってみることにしたのでした。 苦手な人や、嫌なことがあった人でも、ある程度の時間が経つと、当時の嫌な気持ちが薄れていくことはありますよね。皆さんは、一度関係が気まずくなってしまった友人・知人から「久しぶりに会おう」と連絡がきた場合、気持ちを新たに会ってみようと思いますか? また、もし会わない選択をした場合は、どのように断りますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年03月28日大学生のときに、ゼミで知り合ったシィさんとエーコさん。タイプの違う2人でしたが、ゼミの打ち上げで、苦手なお酒を先輩にすすめられて困っていたシィさんを、エーコさんが助けてくれたことがきっかけとなり仲良くなりました。社会人になってからも交流を続けていた2人は互いに結婚し、エーコさんは、妊娠・出産。シィさんが出産祝いを渡すと、エーコさんは「これはナシかも」と言いながら、シィさんが選んだ贈り物がランクインしている『残念な出産祝いランキング』という記事を見せてきたのです。ショックを受けるシィさんに対し、「ありがとうって言うのは簡単だけど、今後も誰かに出産祝いを贈ったときに、内心『困った』と思われないように、はっきり言ったほうがいいと思った」「仲の良い友だちだからこそ正直に伝えた」と言うエーコさん。 その言い分を聞いて、「たしかに」と納得しかけたシィさんですが……。 まさか、出産祝いを転売する気!? エーコさんの話を聞いて申し訳なく思ったシィさんが「別のプレゼントを用意するね」と伝えると、 「私は使わないけど、他に欲しい人がいるかもしれないからもらっておく」と言うエーコさん。 「それって、誰かにあげるとか、どこかで売るってこと!?」と、またしてもショックを受けるシィさん。 エーコさんは、出産祝いをもらったこと自体はうれしかったようで、「お返しは何がいい?」と明るく聞いてきます。この様子を見てシィさんは、「あ、本当に悪気はないんだな」と思い、何も言えなくなってしまいました。 シィさんは、たとえもらった物が自分にハマらない物でも、相手には「うれしい」と伝える派。価値観の違いかもしれないけれど、「もしかして私って、下に見られてる?」と悲しくなるシィさんなのでした。 どんなに付き合いが長い友人同士でも、そのときの相手好みのプレゼントを贈ることは難しいものですよね。特に、結婚や妊娠・出産などライフステージが変化するタイミングでの贈り物は、正解がわからず悩む人も多いのではないでしょうか? もしかしたら、相手に欲しいものを直接聞いてしまったほうが良い場合もあるかもしれません。 皆さんは、古い付き合いの友人にプレゼントを贈るとき、自分であれこれと悩みながら決めますか? それとも、相手の欲しいものをリサーチしたり、ストレートに欲しいものを聞いたりして決めますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年03月27日大学生のときに、ゼミで知り合ったシィさんとエーコさん。タイプの違う2人でしたが、ゼミの打ち上げで、苦手なお酒を先輩にすすめられて困っていたシィさんを、エーコさんが助けてくれたことがきっかけとなり仲良くなりました。社会人になってからも交流を続けていた2人ですが、結婚したエーコさんがマウントをとるような発言をし始め、シィさんは違和感を覚えるように。数年後、シィさんも結婚し、エーコさんは、妊娠・出産しました。シィさんが出産祝いのプレゼントを渡すと、エーコさんは苦笑いしながら「これはナシかも」と言ってきて……。「ベビー向け雑誌を見て、出産祝いを選んだ」と言うシィさんに対し、「リアルな声を知らないよね」と言い、自分のスマホの画面を見せるエーコさん。 そこには、シィさんが贈ったプレゼントがランクインしている、『残念な出産祝いランキング』という記事が! ショックを受けるシィさんに対し、エーコさんは「意地悪で言っているわけじゃないよ。シィちゃんのためを思って言ってるの」と口にして……。 「あなたのためを思って」という親友 「ありがとうって言うのは簡単だけど、今後も誰かに出産祝いを贈ることがあるでしょ?」 「そのときに、内心で『困った』とか思われるより、はっきり言ったほうがいいと思ったの」 「仲の良い友だちだからこそ正直に伝えた」と言うエーコさん。 その言い分を聞いて、シィさんは「たしかに……」と納得しそうになるのでした。 エーコさんの言うこともわかりますが、一生懸命選んだプレゼントを「いらない」と言われてしまうとショックですよね。皆さんは、もし、あまりうれしくないプレゼントをもらったら、贈ってくれた相手に正直に伝えますか? それとも、贈り主にはお礼や喜びの気持ちだけを伝えますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年03月26日大学生のときに、ゼミで知り合ったシィさんとエーコさん。タイプの違う2人でしたが、ゼミの打ち上げで、苦手なお酒を先輩にすすめられて困っていたシィさんを、エーコさんが助けてくれたことがきっかけとなり仲良くなりました。社会人になってからも交流を続けていた2人。しかし、結婚したエーコさんが少々マウントをとるような発言をし始め、シィさんは違和感を覚えるように。さらにエーコさんは、結婚して自分がいかに幸せかということを語り始め、独身のシィさんを下に見るような発言もあったのです。数年後、シィさんも結婚し、エーコさんは、妊娠・出産しました。子どもがいないシィさんは出産祝いに何を贈ったらいいかわからず、ベビー向け雑誌で紹介されていたグッズをプレゼントすることに。 すると、プレゼントを開けたエーコさんは「お祝いってコレ?」と、まさかの苦笑い。さらに、シィさんが戸惑っていると、エーコさんは「ちょっと……ナシかも」と言いました。 ショックを受けたシィさんに、エーコさんは追い打ちをかけてきて……!? 贈った出産祝いについてダメ出しされた… 喜んでもらえると思っていたシィさんは、ショックを受けました。そんな様子を見て、エーコさんは、「気持ちはうれしい」とフォロー。 しかしその直後、「ベビー向け雑誌を見て、出産祝いを選んだ」と言うシィさんに対し、「リアルな声を知らないよね」と言い、スマホの画面で『残念な出産祝いランキング』という記事を見せるエーコさん。 そこには、シィさんが贈ったプレゼントがランクインしています。 落ち込んだ様子のシィさんを見て、「意地悪じゃなく、シィちゃんのためを思って言ってるの」と諭そうとするエーコさんなのでした。 「シィちゃんのため」と言うものの、本当に相手のためを思って言ったとは思えないエーコさんの態度に、モヤモヤしてしまいますね。プレゼントはあくまでも善意で贈るもの。頂き物について選んでくれた本人にダメ出しをするのは、たとえ親しい間柄であっても、相手を傷つけてしまう無神経な行為ではないでしょうか? エーコさんには、「親しき仲にも礼儀あり」という言葉を思い出してほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ小学生の娘、年上夫と3人で楽しく暮らす、ワーキングマザー。アメブロ公式トップブロガー。娘との日常を描いたマンガや、ブログ読者から寄せられた体験談をもとにした連載マンガを投稿中。
2023年03月25日大学生のときに、ゼミで知り合ったシィさんとエーコさん。タイプの違う2人でしたが、ゼミの打ち上げで、苦手なお酒を先輩にすすめられて困っていたシィさんを、エーコさんが助けてくれたことがきっかけとなり仲良くなりました。社会人になってからも交流を続けていた2人。しかし、結婚したエーコさんが少々マウントをとるような発言をし始め、シィさんは違和感を覚えるように。さらにエーコさんは、結婚して自分がいかに幸せかということを語り始めたのです。シィさんと彼は社会人になったばかりで、今はまだ結婚を考えていないことを伝えたものの、「結婚はいいよ」という内容を繰り返し話すエーコさん。さらに、独身のシィさんを下に見るような発言もあり、素直にお祝いする気持ちになれませんでした。 それでも、シィさんにとって、エーコさんが大切な友人であることに変わりはありません。それから数年後、シィさんも結婚し、エーコさんは妊娠・出産しました。シィさんはエーコさんに出産祝いを贈ることにしたのですが……。 「お祝いって…コレ?」苦笑された出産祝い 子どもがいないシィさんは、出産祝いに何を贈ったらいいかわからず、ベビー向け雑誌で紹介されていたグッズをプレゼントしました。 プレゼントを開けたエーコさんは「えっ……、お祝いってコレ?」と、まさかの苦笑い。 シィさんが戸惑っていると、エーコさんは何やらブツブツ言い始め、申し訳なさそうに「ちょっと……ナシかも」と発言したのでした。 出産祝いをもらって、贈り主に直接「ナシかも」と伝えてしまうなんて信じられませんね。皆さんは、贈ったプレゼントに対して、文句を言われてしまった経験はありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ小学生の娘、年上夫と3人で楽しく暮らす、ワーキングマザー。アメブロ公式トップブロガー。娘との日常を描いたマンガや、ブログ読者から寄せられた体験談をもとにした連載マンガを投稿中。
2023年03月24日現在、女の子を育てている新米ママのシィさんと、学生時代の友人・エーコさん。仲がよかったはずなのに、ライフステージの変化とともに、2人の関係性やそれぞれの価値観が変わってしまい……!? シィさんとエーコさんの間に起きた、友人関係トラブルのお話です。大学生のときに、ゼミで知り合ったシィさんとエーコさん。タイプの違う2人でしたが、ゼミの打ち上げで、苦手なお酒を先輩にすすめられて困っていたシィさんを、エーコさんが助けてくれたことがきっかけとなり仲良くなりました。社会人になってからも交流を続けていた2人。しかし、結婚したエーコさんが「早く結婚しなよ!」「急がないとあっという間に年を取るよ!」と、少々マウントをとるような発言をし始め、シィさんは違和感を覚えるように。 さらにエーコさんは、結婚して自分がいかに幸せかということを語り始め……。 「結婚はいいよ〜」ノロケ話でおなかいっぱい シィさんと彼は社会人になったばかりで、今はまだ結婚を考えていないことを伝えても、「結婚はいいよ」「好きな人がいるのは幸せ」「結婚したらわかる」という内容を繰り返し話すエーコさん。 さらに、「シィちゃんは結婚してないから、まだわからないよね〜」と、独身のシィさんを下に見るような発言もあり、素直にお祝いする気持ちになれないのでした。 「自分が幸せ」と、のろける程度なら微笑ましく感じられたのですが、相手を下げる発言は嫌な気持ちになってしまいますね。皆さんの周りには、必要以上に“幸せマウント”を取ってくるような人はいますか? シィさんのように、マウントされることに対して「しんどいな……」と感じたとき、どのようにしてその場を乗り切っていますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年03月23日現在、女の子を育てている新米ママのシィさんと、学生時代の友人・エーコさん。仲がよかったはずなのに、ライフステージの変化とともに、2人の関係性やそれぞれの価値観が変わってしまい……!? シィさんとエーコさんの間に起きた、友人関係トラブルのお話です。大学生のときに、ゼミで知り合ったシィさんとエーコさん。 シィさんは、あまり自己主張が得意ではなく、何か思うところがあっても言わずにいることが多いタイプ。一方、エーコさんは、自分の主張をはっきりと伝えるタイプでした。 大学時代の友人にマウンティングされて… 出会った当初は、エーコさんの言葉が強く「ちょっと怖い……」と感じていたシィさんですが、エーコさんのやさしさに触れたことでその印象が変わりました。 ある日のゼミの打ち上げのときのこと。シィさんは、体質的にあまりお酒を飲めません。少しなら飲めるのですが、翌日体調が悪くなってしまうこともあり、控えるようにしています。 しかし、そのことを知らない先輩がお酒をすすめてきました。 一度は断ったものの、先輩は「悪い酔いしないお酒だから」と強引にお酒をすすめてくるので、“場の雰囲気を悪くしたくない”と思ったシィさんは、お酒を受け取ることに。 すると、その一部始終を見ていたエーコさんが……。 この出来事がきっかけで、だんだんと打ち解けて、2人は仲良くなっていきました。 姉御肌のエーコさんに、面倒を見てもらうことが多かったシィさん。シィさんは、エーコさんのサバサバした明るさが好きで、大学を卒業しても関係はずっと途切れずにいました。 大学時代の友人の中でも、とりわけ結婚が早かったエーコさん。 結婚式からしばらく経って、2人がカフェでお茶をしているとき、結婚の話題になったのですが……。 エーコさんに「早く結婚しなよ!」と言われ、ちょっとだけ「ん?」と、引っかかりを感じたシィさんなのでした。 学生時代からの友人で、社会人になってからも交流を続けていた2人。しかし、結婚したエーコさんが、少々マウントを取っているようにも聞こえる発言をしたことで、シィさんはエーコさんに対して違和感を覚えてしまいました。皆さんは、大人になってから、学生時代の友人との関係性に変化はありましたか? 著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ
2023年03月22日