胃腸の調子が悪くなったのをきかっけに、健康維持を兼ねてダイエットを始めた私のお話です。良かれと思って始めたけれど…胃腸の不調が続き、あまり重いものは食べないように野菜や豆類を中心とした食事を続けたものの、余計に体調が悪くなってしまいました。その後、バランスのよい食事に切り替えたところ、体調の悪化が止まって回復しました。ベースを整えることが大事胃腸の不調の原因は、もともとの食事量が少なく、栄養が偏っていたことでした。ダイエットをするにしても、体調を整えた上で始める必要があるなと感じました。まとめダイエットをする際、食べ物だけに目がいきがちですが、自身の体調や生活習慣にも気を配り、トータルでケアしていかないと失敗しやすいということを学びました。(40代女性)※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/まげよ著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年11月01日ある日、私の身長と同じモデルの体重は〇〇kgという情報をネットで見つけました。そこからダイエットを始めた私の体験談です。モデルの体重に近付くべくダイエットを決意目標が「数値」になると、少しでも早くそれに近付こうと、ストイックになるタイプの私。手っ取り早く痩せられると耳にした「炭水化物抜きダイエット」を始めました。そこからは、 ご飯・パン・麺類などは食べず、たんぱく質と食物繊維中心の食生活を送りました。すると2カ月くらいで目標の体重に。慢心した結果は…短期間で目標の体重に届き、浮かれた私。「痩せようと思えば、自分は簡単に痩せれるのだ!」と慢心した結果、早々に気を抜き、友人との焼き肉でライスを頼んだのをきっかけにして体重がすぐに戻っていきました……。まとめわりと簡単に痩せられるダイエット法は、自分にとってはリバウンドしやすいものなのだと学びました。我慢が多いと長続きしないので、食生活の改善と適度な運動を並行しておこなうような、王道のダイエット法が長い目で見るといいのかもしれないと思いました。(30代女性)※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/きょこ著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年10月25日けがと在宅勤務と自粛生活によって、太りに太った45歳。家族にも体型を笑われる毎日をどうにかしたいとダイエットを開始しましたが、30代までのダイエット方法ではまったく痩せません。年齢に合わせたダイエット方法が必要だと感じ、気長にダイエットと向き合い始めた私とダイエットの現状をお話しします。けがと自粛生活で太ってしまう会社で仕事中に足のけがをして休むことになり、動けなくなったことで太ってしまいました。もともと運動を好んでするタイプではありませんでしたが、けがをして体を動かす機会が減ってしまったことで、さらに動かない生活に。けがが治っても、今度はコロナ禍の自粛で外出自体も控えてしまうことになり、さらに運動や動く機会も減ってしまいました。けがをしているし、外出もできない、自宅で運動することもなかったので、体重が増えても仕方がないと考えるようになってしまったのです。新型コロナが収束したらダイエットすれば大丈夫、そんな軽い気持ちで生活をするようになってしまいました。自分のせいではなく、コロナ禍のせいと責任転嫁をし、ストレスのせいで食べてしまっているんだから仕方がないと言い聞かせるように。このように自分の良いように解釈しながら生活をしていると、パッと見でも太ったことがわかるようになるほど太ってしまい、結果10kg以上も太ってしまいました。さすがに痩せたほうが良いよなともちょっとだけ感じていました。30代までのダイエットでは痩せない!10kg以上も太ってしまうと見た目も良くないし、動きも鈍くなります。家族にも太り過ぎた体を笑われることが増えて、気持ちが凹んでしまいました。ダイエットの基本は規則正しい生活と適度な運動だと思っており、30代までは不規則な生活を変え、甘い物などを控えるだけで体重は落ちていきました。痩せにくい体質ではなかったようで、ダイエットには苦労したことがなかったため、今回も必死にダイエットをするつもりはなく、気楽にダイエットを始めました。しかし、気楽なダイエットではまったく痩せることがなく、半年近く同じ体重をキープしているだけでした。どうやら30代のようなダイエットでは痩せないということに、なんとなく気が付きました。地道な努力で3kgの減量に成功!インターネットで検索すると、「40代のダイエットは難しい」という項目が目に入ります。たしかに食事を減らしたり、ウォーキングなどをしたりするだけでは、体重をキープはできても痩せることができません。いろいろなことがネットを見ると書いてありますが、お金もないし時間もない、何が自分に合うダイエットなのかと悩んでしまいます。運動が大の苦手で、できれば普通の生活をしながら元の体重に戻していきたいと考えました。そのため、まずは今までどおりに食べる量を減らすこと、そして、今までは気にしていなかった食べるものを変えるということで、大豆と野菜類を多くとることを心掛けています。大豆と野菜を食べるようにしたことで、体重が4カ月ほどで3kgほど落ちてきました。運動もウォーキングの距離を延ばし、回数も増やすことにしました。最初はなかなか落ちなかった体重ですが、だんだんと体重は減ってきました。一気に痩せるということが40代は難しいなと改めて思いましたが、地道に続けることでちゃんと体重は落ちていくのだな、と自信につながっています。まとめ40代のダイエットは自分の思っているように痩せないと感じることもありましたが、地道に努力をすることで結果につながっています。ただし、食べ盛りの子どもと一緒に食べる生活なので、一度痩せても油断はできません。自分だけの力ではこれ以上痩せることができないのかも……と感じてきているのも正直なところ。さらにダイエットを続けていくために、スポーツジムに行ってみようかなと考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)イラスト/村澤綾香著者/サトミオリ(45歳)小学生男子2人に振り回されながら毎日大騒ぎの育児。子どもたちに振り回されているせいか、年齢のせいなのか、次々と体の不調が出てきている。一つずつ完治をさせながらも、年になったなぁと凹んだりしていている。
2022年02月20日運動不足とおなか周りの脂肪を解消するために、私は離れた土地に住む4つ上の姉と協力し合い、毎日の運動を1年間続けることができました。40代の姉妹がどのように協力し合って運動を続けられたのか、体験談をご紹介します。大の面倒くさがりやで体型も見て見ぬふり子どものころから痩せの大食い。30代までは自分はどんなに食べても太らないと信じ、ダイエットなどほとんどしたことがありませんでした。しかし、40代になり、改めて自分の体型を同世代の友人と比べてみたら、自分のおなか周りはお世辞にも痩せているとは言えない状態でした。特にへそから下はポッコリと前に突き出し、脇腹、腰周りには浮き輪肉がしっかりと付いていたのです。でも、私は大の面倒くさがりやで、運動もできればしたくない、そんなタイプです。ストレスを食べることで解消する癖があることも自覚しつつ、食べ過ぎを止める気もありませんでした。そのため、自分の体型を自覚し、内心ではショックを受けてはいたものの、見て見ぬふりをして何の対策もしていませんでした。姉と一緒にYouTubeを見て運動しかし、自分の体型を見て見ぬふりはしていたものの、体型に傷ついた自分の本心と現実はごまかせません。息子には脇腹をつかまれハッキリと、「デブ!」と言われる始末。それでも口では、「痩せなきゃ」とは言うようになったものの、何の対策もしていなかった、そんな年の年末のことです。毎年、年末は子どもを連れて実家に帰省し、両親と姉、弟と過ごすのがわが家の習慣です。その年も実家でひたすらゴロゴロするいつもの年末年始を送るつもりでした。しかし、その年は少し例年と違いました。4つ上の姉が、私にYouTubeのエクササイズを見て一緒に運動しようと誘ってきたのです。正直、私は最初、「なんだかそれってちょっと、ダサくないか?」などと思ってしまいました。姉は昔からスポーツマンで、勉強もできる優等生でした。私はそんな姉に対して子どものころから無意識に反抗心を抱いたようです。そのためか、彼女のやることなすことをいつもどこか冷めた目で見る習慣が付いていたのです。しかし、本心では自分のおなか周りを気にしていたので、やらない手はありませんでした。そして、その日をきっかけに、私はエクササイズ動画にハマっていったのです。毎日運動を続けるための「二人組制度」初めてYouTubeを見ながら運動をした私は、その気持ち良さや達成感がすっかり気に入りました。最初は面倒くさいとも思っても、10分ほどの動画が終わったころには、「もう1つくらいやってみようか?」という気になるのです。実家での1週間の滞在中、むしろ私のほうから声をかけ、15分ほどの軽い運動を姉と一緒におこなうのが日課となりました。YouTubeのエクササイズ動画は膨大な数があります。「おなか痩せ」や「ヒップアップ」など、ハッキリと目的が明記されたものもあり、やる気を持って取り組むことができます。しかし、問題は実家から自宅に帰ったあとです。姉はともかく、面倒くさがりの私がひとりで毎日運動を続けられるとは思えませんでした。そこで私が思い付いたのが「二人組制度」です。それは、私と姉、それぞれがその日におこなった運動をLINEで報告しあうというものでした。効果はてきめん。「今日はもういいか」と思っているときに、姉から「今日は『滝汗10分』やりました!」などとLINEが入ると「やらなきゃ」という気になります。最初は週に2、3日だけでも、と話し合って始めた制度ですが、なんと1年間、私も姉も毎日欠かさず、少しずつだけでも運動を続けることができたのです。運動を続けることができたことはもちろんよかったのですが、もう一つ良いことがありました。それは姉との関係です。趣味や性格が子どものころから正反対だった私たちですが、40代という時期をお互いに迎え、共通の目的を持って支え合うようになり、新たな絆が生まれたように思います。まとめ姉とのニ人組制度を始める少し前から16時間断食(16時間は食事をとらない健康法)を始めたこともあってか、私のおなか周りはかなりスッキリしました。それまではベルトをしないではいていたジーンズにベルトが必要になるくらいにサイズダウンしたのです。また、1年間、毎日少しでも運動が続けられたという功績は、私に少し自信を付けてくれたように思えます。コツコツと運動を続ける、なんて自分には到底無理だと思っていましたが、この「ニ人組制度」は私には非常に効果的でした。また何かを継続する必要が出た場合には試してみようと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)イラスト/サトウユカ著者/鯉生美絵(43歳)民宿経営とライターの兼業をしている2人の男子の母。痩せの大食いと言われた時代を過ぎ、気付いたら内臓と一緒に年を取っていた。YouTubeを先生にいろいろなエクササイズやファスティングを実践、浮き輪肉や不調と戦う昨今。
2022年02月16日30代で高止まりした体重。年を重ねた諦めもあり、高止まりのまま何とか維持していましたが、40代に入り突如増加傾向に。増える数字に焦りつつ、運動と縁のない40年を過ごした私に今さら激しい運動などできません。食事制限だけでは、維持はできても減ってはいかず、40代の痩せにくさを痛感していました。そんな私が2kgの減量に成功し、今も下降を続けるグラフをにんまり見つめられるようになったダイエットの体験談をお話しします。今までなら食事制限で減っていたはずが…食べる量は変わらないのに、止まらない体重増加に焦った私はダイエットを決意。運動はしたくないので、食事制限にチャレンジしました。しかし、今までなら食事制限だけで減っていたはずの体重が、まったく動きません。増えはしないものの、一向に減る気配がないのです。もともとたくさん食べるほうではないため、減らす量にも限界があり、食事制限のみのダイエットは断念。基礎代謝の減少を潔く認め、嫌々ながら運動を組み入れたダイエットを計画しました。運動までするのだから、油断している30代には勝てるくらいになってやろうというアバウトな目標を掲げ、いかに続けられるか、いかに苦痛を味わうことなく運動をおこなうかを第一に方法を模索しました。楽しみは最大に、苦しみは最小に私が考えたダイエット方法ですが、筋トレと有酸素運動を毎日交互におこなう、これだけです。 食べ過ぎには気を付けましたが、食事制限はしていません。どちらも寝る前に、筋トレは20分ほど、有酸素運動は30分ほど。これを毎日続けます。 それぞれのメニューですが、私はNintendo switchのゲームでおこないました。筋トレは「リングフィットアドベンチャー」、有酸素運動は「ジャストダンス2020」というソフトです。リングフィットアドベンチャーはステージクリア制。2つのステージをクリアするとだいたい20分です。ジャストダンスは30分踊り続けるプレイリストがあり、画面のお手本をまねして踊ります。ゲームなので、夢中になっている間に終わります。これを4カ月続けた結果、体重は2kg落ちました。たった2kgですが、筋トレをするので、目に見えて体のラインが違ってきます。その証拠に体脂肪率は31%→28%と減少。体重50kgの私の場合ですと、体脂肪率1%の重さは500gです。 体重も減っているので厳密な数字ではありませんが、体脂肪だけで1.5kg減。普段はいているズボンがゆるゆるになりました。継続は工夫なり! できない理由を消す運動で疲れる上、日々変化する体重に一喜一憂していては精神がもたないと思ったので、数字は気にしませんでした。乗るだけでスマホに体重を記録し、グラフも作成してくれる体重計を購入し、1週間ごとの増減を見るに留めます。とにかく運動を習慣化することにすべてのエネルギーを注ぎました。また、このダイエットは一歩も外へ出ずにできることも継続しやすいポイントです。家でおこなうので、運動神経が残念な私でも人目を気にせずできますし、天気にも左右されません。お化粧も日焼け止めすら塗る必要がなく、時間も自由。夏の間はその日着ていたTシャツのまま運動し、終わったらすぐにお風呂へ。運動のために着替える手間も省き、洗濯物も増やさない。運動をやめる言い訳になりそうな事柄を徹底的につぶしました。よーしやるぞ!のモチベーションが毎日続けば良いですが、人間だもの、そううまく自分の機嫌を取れる日ばかりではありません。ただ、乗り気でないときでも、やらない理由が見つからなければ何とか重い腰を上げることができました。まとめ-2kgのダイエットに成功して、40代のダイエットに大切なのは、無理をしないことだと感じました。体を壊せば回復にも時間がかかりますし、疲れたからといって用事が消えてなくなるわけでもありません。私は、どうしてもしんどいときはお休みしました。ただし、2日続けて休まない、週に3回できなければおやつなしなどのルールを決めて取り組みました。いかに嫌なことを減らして、楽しいことを増やしながら続けるか。そこを押さえたダイエットは、成功する確率が高いと身をもって実感しました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)イラスト/村澤綾香★関連記事:「おなかのぷよぷよを撃退!」三日坊主の私でも続けられたアイテムで体に変化が!【体験談】★関連記事:「若いころと一緒ではダメ!?」痩せにくくなった40代ならではのダイエットで5kg減!【体験談】★ウーマンカレンダー体型のお悩み記事をもっと読む著者/もこもこぺん(41歳)夫と小学生になる息子の3人暮らし。近居の義父母から家庭菜園で取れたおいしい野菜や、おかずのおすそ分けをいただくうちに肥大化。一向に体重の変わらない夫を恨めしく見つめる日々。
2022年01月15日コロナ禍のステイホームで子どもたちの学校が休校になり、仕事を休むことが増えたことで、気が付いたらコロナ前から+10kg……。鏡を見るのもおっくうになり、体重計に乗るのもやめてしまいました。体が重く、以前着ることができた洋服が着られない! さすがにこれではいけないとダイエットを開始した私の現状を報告します。ステイホームし過ぎて太る太りやすいわけでも痩せにくいタイプでもなかった私ですが、2人の子どもを出産後、すぐには出産前の体重に戻らず、痩せにくくなったなと感じました。しかし、食事の節制と育児のハードさのおかげで、半年ほどでなんとか元の体重に戻すことができました。年齢が上がってくると痩せにくいなどと聞くのでもう痩せないのかと思っていましたが、当時はまだ38歳だし自分は大丈夫!と思っていました。そして太めではありましたが、ダイエットが必要というほどでもなかったので、ダイエットとは無関係の生活をしていました。また体重が増えれば1カ月くらい、食事量を減らすなどの節制すれば3kg程度は簡単に落ちていたので不安もありませんでした。しかし、新型コロナウイルスの影響によりステイホームで自宅にいることが多くなり、外出を控えていたので運動不足になってしまい、どんどん太ってしまったのです。半年もせずに10kgも太ってしまいました。いつもどおりで痩せるはず…が痩せない!さすがに10kg増加は問題であり、見た目も大きく変わってきました。顔周り(特に顎)に肉がつき、おなか周りもすごいことに。家族からも太ったことが明らかにわかるレベルで、自分としても見るに堪えない状態になりました。何よりも、今まで着ていた衣類が着らないのです。これはさすがにショックで、ダイエットを始めなくてはという気持ちが生まれます。こんなに太ってもまだ痩せない年齢ではないだろうから、10kgをすぐに戻すことができなくても、ダイエットすれば多少は痩せるだろうと思っていました。まずはおやつを抜くことから開始です。通常は子どもとともに毎日おやつ(ポテトチップスを3人で1袋分けて食べる・菓子パン1個など)を食べていました。今までなら、おやつをすべて断つ「おやつ抜き」を10日くらいすると、顎のラインなどがスッキリし、3kgくらいは落ちていたのですが……。今回は体重変わらず! 食べ物を抑えているのに痩せません。次の章で、なぜ痩せないのかを考えた結論をお伝えします。なぜ痩せないのか?今までと同じようにおやつ抜きをしていたのに痩せない、どうして痩せないのだろう……と考えました。今や45歳、年齢的なもので痩せないのかもしれない。それならばもう二度と痩せることはないのか? 二重顎から逃げることはできないのか? スポーツジムなどに通うしか方法がないのか?コロナ禍でスポーツジムに通うのもちょっと怖いという気持ちがあり、踏ん切りがつきません。もう少し自己流でダイエットをしてみようと思い、コロナ前と生活が変わった部分を思い浮かべたときにあることに気が付きました。運動量が少ない!ということです。動き回る仕事から1日中机に座る仕事に変わったため、運動量がかなり変わりました。それでいて食事量が一緒なのですから、痩せるわけがありません。痩せにくさもあるかもしれませんが、運動量を増やすことが必要だとわかりました。そこで、散歩をしたり家中を動き回ったりするなど、体を動かすようにしたところ、1カ月で3kg痩せました。ただ、3kgくらいでは見た目に変化はありません。まとめ現在もダイエット中ですが、なかなか3kg以上は痩せずにいます。40代に入り、これまでと違って痩せにくくなっているようです。今までの方法では痩せないということだと思いますが、何よりどうしても痩せなくてはいけないと思えるほど、自分の体型はなんとかしたいもの。これから年々痩せにくくなると思うので、できるだけ体を動かし、食べ過ぎないようにするなど節制を頑張りたいと思います!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)イラスト/サトウユカ★関連記事:「5カ月で6kgの減量!」更年期の頑固な激太り!やっと成功した私流ダイエット【体験談】★関連記事:「体重が右肩上がり…」体力作りとダイエットのための筋トレでボディラインに変化が!【体験談】★ウーマンカレンダー体型のお悩み記事をもっと読む著者/サトミオリ(45歳)小学生男子2人に振り回されながら毎日大騒ぎの育児。子どもたちに振り回されているせいか、年齢のせいなのか、次々と体の不調が出てきている。一つずつ完治をさせながらも、年になったなぁと凹んだりしていている。
2022年01月05日すっかり体型が崩れてしまったにも関わらず、頭の中で浮かぶ自分の姿は若いまま。しかし、現実は中肉中背の典型的なおばさん体型。運動しているつもりでしたが、本当に「つもり」でした。運動している「つもり」から脱却した体験談を紹介します。試着した姿を見て呆然!現実が突き刺さる私は小さいころからダンスを習っていて、大人になってからも趣味の範囲で続けていました。体を動かすのも食べるのも好き。アクティブに動き回っていたので、食べても体型は変わらず、自分で言うのもなんですが、スタイルは良いほうでした。この服が良いなと思って試着すると、すんなり着られるし、それなりに似合っていたと思います。ただ、悲しいのはすべて「良いほうでした」「似合っていたと思います」と過去形だということです。2人目を出産して7年たち、一時期は産後ダイエットに成功したのですが、今は臨月と同じくらいの体重に増えてしまっています。暴飲暴食をしているわけではないのにいつの間にかどっしりとした体型に。なのに自分の頭の中にいるイメージは、若くて痩せていたころの自分で、好きな服を着ている姿。ある日、お出かけ用に洋服を買いに行き、タイプの洋服を見つけ「絶対欲しい!」「私に似合うはず」とルンルンで試着室に入ったまではよかったのですが……。鏡に映った私はイメージした自分と全然違う! 洋服は最高なのに、私が全然ダメ! と呆然としてしまいました。たくましい二の腕、下着からはみ出た肉、パンパンのおなか周りにこれではダメだとダイエットを一大決心しました。流行の宅トレにチャレンジまず自分がなぜここまで太ってしまったのか、原因を考えました。1つ目は「運動不足」です。コロナ禍前までは週に1~2回ホットヨガに通っていました。ホットヨガで痩せたということはなかったものの、退会してから2kg太っています。代謝アップや運動不足解消には効果があったのでしょう。2つ目は「基礎代謝の低下」です。一度、無駄な肉がついてしまうと、若いころのように運動して落とすのも時間がかかりますし、筋肉のついた引き締まった体になりにくくなっています。まずは動こうと思い、流行の宅トレを始めました。コロナ禍ということもあり、空前の宅トレブーム! Youtubeにはたくさんのダイエット系動画がアップロードされています。「1週間で5kg痩せる!」「寝ながら痩せる」など魅力的なタイトルに釣られ、なまってしまった体にムチを打ち、トレーニングを始めました。珍しさもありなんとか1週間続けるも1週間で5kgどころか体重は変わらず。食事もたんぱく質を多めにするよう心がけましたが1週間では変化は見えず「頑張ったのに、なーんだ」と気持ちが下がってしまいました。その後は、頭ではダイエットしなくちゃと思っているものの、宅トレも自分の好きなものばかりを選び「やってるつもり」の日々が続いてしまいました。これでは痩せるわけがありません。オンラインレッスンで体に変化「宅トレやってるけど何も変わらないんだよね~」なんて友人に話をしたところ「正しく動かなくちゃ正しい姿勢や筋肉はつかないよ。40代にもなったらただ動くだけじゃ痩せないよ」とズバっと言われてしまいました。最近はコロナ禍もあってオンラインレッスンもあるから受けてみなよとすすめられ、体験してみることにしました。オンラインだったら、YouTubeで宅トレするのも変わらないんじゃないの? と半信半疑でしたが、体験してみてびっくり! 隅々まで全身運動をした感じで、しっかり筋肉痛になりました! オンラインレッスンとYoutubeの違いはなんといっても講師とつながっていること。私の動きを見て、できていないと注意が入ります。正しい動かし方をレクチャーしてもらえるのでしっかり体を使えるんです。全身筋肉痛になったのは、オンラインレッスンの成果といっていいと思います。YouTubeを見みながらの宅トレは無料でできますが、有料でも講師に見てもらいながらのほうが私には満足度が高いです。ダイエットの近道になるのではと思いオンラインレッスンを続けることにしました。次に、オンラインレッスンの効果をお伝えします。レッスンの成果は?まだ見た目に大きな変化はありませんが、週1回を目標にレッスンを続けています。今はレッスンが楽しみで筋肉痛になっても「私、頑張ったんだな」とうれしくなってしまうくらいハマっています。これは宅トレで自己流の運動をしていたときにはなかった感覚です。オンラインレッスンを続けていくうちに、肩凝りも軽くなり、立ったり座ったりするときに膝の関節や股関節がパキパキなる回数もかなり減ったという実感があります。レッスン中も、講師が励ましの声をかけてくれるので、ひとりでしていたらつらくて動きを止めてしまいそうなところも頑張れました。私の場合は、講師の指導を受けながらのレッスンが合っていたのかもしれません。何より、楽しく体を動かせているのが一番です。まとめ今はオンラインレッスンメインですが、いつか実際に講師のレッスンを受けに行くという目標もできました。すぐには痩せないかもしれませんが、姿勢も良くなりそうですし、大好きな洋服を自信を持って着られるようにこれからも頑張ります。この年になっても目標を持てるのは、幸せなことだと思いました。自分の現在の体型と向き合い、イメージした姿に近付けるようにゆっくりでも確実にボディメイクをしていきたいです。ラクな道ではないのは覚悟していますが楽しいので続けられそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)イラスト/塩り★関連記事:「なかなか痩せなくなってきた40代…」痩せるために週1禁酒を始めてみた!【体験談】★関連記事:話題のダイエット!ダイエット外来の医師がすすめる「飲むだけで痩せる方法」とは【医師解説】#1★ウーマンカレンダー体型のお悩み記事をもっと読む著者/ayuko(44歳)小学生の子ども2人と夫の4人暮し。在宅ワーカーでひとりコツコツ仕事をしている。在宅仕事&運動不足で太り気味なのが最近の悩み。年齢特有の体調の変化も気になるところ。スポーツ観戦、ライブが大好き!いつまでアクティブでいたいお母さん。
2021年11月18日40代になるとおなか周りに付き始め、なかなか解消できずにいた浮き輪肉。そんな浮き輪肉をなんとか解消したい! と決意させたものはほかでもない、女友だちからの視線でした。本気で浮き輪肉を解消するために取り組んだ16時間断食の体験談を紹介します。息子に浮き輪肉をつままれる日々子どものころから太ったことがなかった私。そのくせ誰よりも大食いで、いわゆる痩せの大食いでした。思春期の難しいお年ごろにはストレス食いの習慣も付き、チョコレート菓子の大袋を一瞬で食べ切ってしまう、なんていうことはざらでした。それでも、「痩せてるね!」と言われるのが当たり前で、40代まで体型を気にすることなく甘い物も、ご飯もアルコールもたっぷりと平らげる日々でした。しかし、40代も半ばに近付いた今、振り返って思うと出産した30歳ごろから着実に蓄えていたはずなのです。何を? そう、浮き輪肉です。若いことから、あれだけ摂取したカロリーたちが、ただ消えていくわけはないのですから。特に、子育てはしていたものの外へ働きに行くわけでも運動するわけでもなく、趣味は映画鑑賞と食べること、飲むことである私の体の中で無駄なカロリーが燃えるわけはありません。また、自分が痩せの大食いだと信じていた私は自ら(の腹)を振り返ることもなかったのです。さらに、40歳を前に離婚。日常的に裸体を人にさらす機会のなくなった私の体型は余計崩れていったのでしょう。気が付いたら、遠慮のない性格の次男に脇腹をつままれる日々を送るようになっていました。本気になったきっかけは女友だちの視線それでも私は本気で自分の体型をなんとかしようとは思えませんでした。もちろん、息子に浮き輪肉をつままれると恥ずかしいとは思うのですが、相手は自分の息子。身内だからと、ある意味甘えていました。しかし、そんな私が本気で「なんとかしなければ!」と思えたのは、女友だちの視線が私のおなかの上で止まった一瞬を捉えてしまったことがきっかけでした。最近になってサーフィンを始めた私。初心者なので乗れる波のある場所までパドルしていくのも必死なのですが、あるとき浅瀬で派手に波にあおられた際、ツーピースのウェットスーツがめくれ、浮き輪肉がしっかりとパンツの上に乗ったのです。そんな私のおなかを見た友だちの顔が一瞬凍りつくのを、波に足を取られコケながらも私は見逃しませんでした。おなかをさらす機会は今後もサーフィンをするならば避けることはできません。着替えやシャワーは自分の車の周辺、友だちやほかのサーファーもウロウロするなかおこなうのです。そして、サーファーガールたちのおなかときたら、見事にぺったんこ! なんなら割れています。次の波が楽しみだね! と女友だちと別れのあいさつをしながら私は、「まずい」と冷汗をかいたのです。16時間断食を2週間、見せられるおなかに早速私が始めたのは、16時間何も食べないという「16時間断食」です。16時間断食をするためには、3食いずれかの食事を抜く必要があります。家族全員がそろう夕食は食べたい。そのため、夕食を20時までに済ませ、昼の12時までは何も食べない朝食抜きの生活をスタート。始める前は不安でしたが、実践してみるとさほどの我慢ではありません。よく考えると、それまで朝食の時間に空腹など感じていなかったのです。実は3食食べることで、私の胃袋は朝には疲れ切っていたようです。たしかに11時ごろには空腹を感じますが、それも1時間だけの我慢。3日もしないうちに16時間断食が当たり前に。なんとなく自信のついた私は、YouTubeで見つけた40代向けのエクササイズも始めました。かっこいいおなかの先生が「おなか痩せ」などのタイトルで出す動画には数分でできるものが多く、無理なく続けることができます。エクササイズは4、5分ほどの動画のものを2つか3つほど、毎日トータルで10〜15分ほどおこないました。食事内容はご飯とおかず一品など、かなり質素ではありますが、しっかりとした量の昼食に、おやつは食べ過ぎに注意しながら手づくりのクッキーやマフィンなど。夕食に関しては昼とおやつでだいたいおなかが満たされているため炭水化物は抜くことがほとんどですが、おかずはお肉や揚げものなども気にすることなく満足するまでいただきました。そして、16時間断食を続けて2週間、横から見たおなかはなんとか人に見せられるくらいに! 次男も私の脇腹をつまんで、「ましになった!」と言ってくれました。正直、こんなに変化すると思っていなかったのですが、16時間断食は私の浮き輪肉の脂肪をかなり燃焼させてくれたと感じています。まとめ16時間断食を始めてから2週間が過ぎたところですが、私の浮き輪肉は消えつつあるように見えます。エクササイズも同時に試しているので、どの要因が私の浮き輪肉をどのくらい解消したのかはハッキリはわかりません。ただ、以前はもたれがちだった胃の調子も良くなり、しかも気分も上向きになったように思います。体感として、16時間断食はこれからも続けたい習慣だなと感じています。それから、サーフィンも続けていきたいと思っています。海に体を預ける気持ち良さが格別だからなのはもちろんですが、何よりも私が自分の生活と、おなかを見直すきっかけを与えてくれたものだからです。目指せ、ビキニの40代サーファーガール。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)イラスト/サトウユカ★関連記事:運動すればするほど老化する!? 40~50代ダイエットのベストな運動量とは【専門医】★関連記事:「そんなに食べてないのに体重増加」更年期でも諦めない!無理なくできたダイエット【体験談】★ウーマンカレンダー体型のお悩み記事をもっと読む著者/鯉生美絵(43歳)民宿経営とライターの兼業をしている2人の男子の母。痩せの大食いと言われた時代を過ぎ、気付いたら内臓と一緒に年を取っていた。YouTubeを先生にいろいろなエクササイズやファスティングを実践、浮き輪肉や不調と戦う昨今。
2021年11月13日40代になると若いころに比べて痩せにくいことを実感しました。ただし、今後のことも考えて健康のためにも栄養をしっかりとりながらダイエットに取り組んだ体験談をご紹介します。40代に合った方法で5kg痩せた方法は年齢とともに基礎代謝が低下頻繁に外食をしたり好きなものをつい食べ過ぎたりしてふっくらしても、20代のころは食べる量を少し調整すればすぐに体重は落ちました。体型も簡単に元通りになったので食べる量を調節していればよかったのです。しかし40代になると、食べ過ぎたり飲み過ぎたりしても20代のころのような食べる量の調整ではなかなか体重が落ちません。体型もすぐに元通りになるということが難しく、一向に変わらないという結果になっていました。20代のころにしていたダイエットをそのまま今の44歳という年齢でしても、効果が表れにくいことを実感。20代と40代のダイエット効果の違いは基礎代謝であると聞きます。年齢が進むにつれて、筋肉量が減って基礎代謝も低下し、ダイエットに大きく影響していることが身をもって感じられたのです。栄養相談で教えてもらった食生活を実践!私はデスクワークが中心で、しかもスポーツを日常的に取り入れていないので運動量は少なめです。ちょうど落ちない体重について悩んでいたときに、会社の健康診断がありました。担当になった医師から、案の定「運動不足」と言われてしまい、1日に30分ほどのウォーキングをするようにすすめられたのです。体重も少し落としたほうがいいとのことで、食事制限と運動を合わせて体重管理をするように指導されました。食事は脂っこいものを抑えて野菜や海藻類を積極的にとるよう栄養相談で教えてもらい、まずは食生活を少し変えました。具体的に変えたのは、揚げ物の頻度を減らす、おやつの回数や口に入れるもののカロリーを気にするようにしたこと。必ずしも揚げ物や嗜好品をまったく食べないということではなく、頻度や量、素材に気を付けました。完全に排除するとかえってストレスになり、ダイエットが続かなくなると思ったからです。さらに嗜好品の量を減らす代わりに野菜や海藻類を増やして満足感を得て、反動を防いでいました。それでも食べ過ぎてしまった日や外食したあと、体重が増えてしまってダイエットに取り組むときは、カロリーの少ないものとして思い付いたしらたきメニューを取り入れて1週間単位で調整した工夫も効果がありました。食事制限だけでなく運動も取り入れる栄養相談で指導を受けた内容を元に、まず食事内容を見直すことで「太る」という心配と、「体重が落ちない」「体型が変わらない」という心配が減りました。しかし即効性も少なく、思い描いていた結果ではなかったので、医師から言われたように運動を取り入れることに意識をシフトチェンジ。体を動かすことで自分の筋肉を増やせれば基礎代謝を上げられると思ったのです。基礎代謝が上がれば、それだけカロリーを消費するのでダイエット効果も上がるはず。そう考えるようになってからは、簡単なものから取り入れようと、1日5分から15分くらい運動時間を作る方針に。毎日無理なく、そして家でも手軽にできるように、YouTubeでダンスやエクササイズ動画を見ながら体を動かすことにしています。その成果と言えるかは断言できませんが、体重を5㎏落とすことができ、人からも「痩せた」と言われることが多くなりました。まとめ年齢を重ねると、筋肉量が減って基礎代謝が下がってきました。そして20代のころのようなダイエット法を40代で同じようにしていても、体重が落ちないことを実感しました。その後に受けた健康診断で医師から食事の見直しと運動をするよう指導されたことで、意識が変化。食事は揚げ物や嗜好品を含め、頻度を減らすことと素材に気を配るようになりました。運動も毎朝続けていましたが、日によっては時間が取れないことも。そんな日は、1日の中で運動する時間を調整すればいいと割り切るようにしました。何事も無理なく続けるにはそうした柔軟な対応が一番だと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)イラスト/しおみなおこ著者/Y.N.(44歳)大学生の子どもが2人。自宅で過ごすことが多くなり、パン作りやお菓子作りに励む。季節感を取り入れた生活が好きで、フルーツシロップ作りもしている。
2021年08月16日40代になった私は、それまで着ていた洋服のシルエットに違和感を覚えるように。さらに、久しぶりにはいたパンツが入らないことに衝撃を受けます。どうやら違和感は、私の体型が原因のようなのです。今回は、40代からの体型の変化に悩んだ私の体験談をご紹介します。去年のパンツが…入らない!30代までの私は、中肉中背。既製品の洋服ならMサイズかSサイズがちょうど良いという体型でした。食道楽にも関わらず、それなりに体型が維持できていたのは子育てや仕事に忙しかったからかもしれません。雑誌のダイエットや美容記事も細かくチェックし、少し体重が増えてもすぐに元に戻す生活を心がけていました。ところが、40代に入ると生活環境が変わり、1日中パソコンの前で過ごす日が多くなったのです。自分の体重が何kgあるのかも、すっかり気にしなくなっていました。ある日、久しぶりにクローゼットからパンツスーツを出したところ、明らかな違和感を覚えます。「私、こんな細いパンツはいてたっけ……」。若干不安になりつつ足を通すと……きつい! どう考えてもウエストのフックが締まらないきつさ! 「い、いつの間にこんなに巨大化してしまったの?」。日々の積み重ねとは恐ろしいもの。どうやら、座ってばかりいる日々を送るうちにすっかり体型が変化してしまったようです。ぼうぜんとなりながらも、なんとかしなくてはと思った私は、その日からダイエットを決意しました。激しい運動はもう無理!今まで試したダイエット法は数知れず。30代までの私は、ちょっと体重が増えるたびにりんごダイエットやスープダイエットのような、食事制限を中心とした減量を続けていました。「よし、パンツが入る元の体型を目指そう!」と意気込んだ私は、お決まりの食事制限を試みることに。ところが、気力も体力もなぜか続かない! 1週間もたたないうちに、ダイエットの決意はどこへやら。お菓子片手にテレビを見る日々へと逆戻りしてしまうのです。自己嫌悪しながら筋トレを試みるものの、これも長続きしません。腹筋やスクワットを習慣化していた時期があったのがうそのように、すぐにバテてしまいます。「昔はもっと頑張れたのに」と、体型だけでなく気力まで変わってしまった自分にすっかり落ち込む日々。へこむ心とは裏腹に、体重はどんどん上昇していきます。慢性的な運動不足も重なり、いつしかひどい腰痛にも悩まされるようになってしまいました。「ダイエットとか美容とか言う前に、動ける体になることが最優先では……」。マンションの階段で息切れするようになった私は、健康な体作りを意識するようになったのです。ストレッチでしなやかな体を目指す「激しく走ったり跳んだりはしたくない。いや、むしろできない」。自分の身体能力を自覚した私は、とにかく体を動かしたり伸ばしたりすることを考えました。バスケットボール部の息子に良い運動はないか相談してみたところ、「ストレッチならできるんじゃない?」とのこと。部活の練習でも、始めと終わりのストレッチは欠かせないと言うのです。ストレッチで柔軟性が増せば、体を動かしやすくなる。体を動かせば、そのあとは筋力が付いてくるという話でした。息子に教えられながら、私は運動を生活に取り入れ始めます。体の側面や足腰を伸ばすストレッチは、はじめは「あいたたた……」という声がつきものでした。「今日は30回。明日は50回」と意気込んでいたスクワットは、「できるときにできるだけ」にシフトチェンジ。電子レンジを使う数分や、お湯が沸くまでのつかの間の時間を活用し、取り組むことにしました。パソコン仕事の合間に背伸びをしたり、寝る前には布団の中で体を伸ばしてみたり……。そんな日が1カ月ほど続いたころでしょうか。「あれ、足が軽い!」。いつものようにマンションの階段を上ったときに、体の変化に気付いたのです。体が動くようになると、できる運動も少しずつ増えていきます。「今日は1駅歩いてみようかな」「いつもより1回多くスクワットを頑張ろう」など、運動に対して前向きに考えられるようになりました。まとめきつくなったパンツがはけるようになったのか? 実はまだ再チャレンジはしていません。もうちょっと体が引き締まらないと無理だろうなぁとは感じています。ただ、40代に入りさまざまな体の変化があるなかで思ったのは「心も体も無理は禁物」ということです。ダイエットや運動も一過性のものではなく、長く緩く続けられたらないいなと思いつつ、今日もストレッチで体を伸ばしています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2021年03月30日今から半年前、もらい物のタンクトップを家で着ようとしたところ、サイズは合っているのに脇だけがきついことに気が付きました。脇の下に肉がはみ出すように付いており、それが原因でタンクトップがきついようなのです。サイズを間違えたと思ってチェックするとL。普段はMでも着られることが多いので問題がないはず。それにショックを受けた私は、脇のぜい肉を落とすためのチューブトレーニングをスタートすることにしました。タンクトップで脇のぜい肉に気が付く40歳を過ぎてから、おなかや二の腕など体型の変化が気になるようになり、筋トレで改善を図っていました。しかし、それまでまったく気にしていなかったのが脇の辺り。日ごろからチェックすることがなく、どのような状態になっているのかわかっていませんでした。脇のぜい肉に気が付いたのはタンクトップを着たときのこと。タンクトップは母親からのもらい物。通販で購入したものの、サイズが合わなかったため、私がもらうことになったのです。慌ててサイズを確認するとL。私はMを着ることもあるためLなら十分な大きさのはず。それなのに実際に着ようとすると、脇の下にあるぜい肉が邪魔をしてパツンパツンになってしまうのです。その後も洋服を試着したときに、脇がきつくて入らないことがたびたびありました。そこで改めて脇の下を見てみると、かなり派手にぜい肉が付いていることが判明。しかも、脇を締めるとぜい肉がプニっとはみ出すのです。そのとき、脇のぜい肉を引き締めないといけないと強く感じました。脇のぜい肉を減らす方法を調べてみるじっくり観察してみると、スポーツブラのような脇を覆うタイプの下着をしていると、脇のぜい肉はほとんどわかりません。しかし、三角ブラジャーや細身のタンクトップを着ると、突如として脇のぜい肉が現れるのです。このぜい肉のせいで洋服のサイズが合わなくなる、さらには体のたるみが余計に強調されていることが判明。今まで脇のぜい肉を気にすることなく、夏に袖なしの洋服を着ていた自分が恥ずかしいという気分になりました。そこで、脇のぜい肉を減らす方法についてネットで調べてみました。あるアメリカのダイエットとエクササイズの専門家は、特定の部位の脂肪を減らすためには、体脂肪を全体的に減らすこと、そして問題の部位を重点的に鍛えることが大切だと言っていました。カロリーの摂取量を減らすことに加え、脇のぜい肉を減らすために、胸筋と背筋を鍛えることがポイントだということがわかりました。ぜい肉がついた脇を鍛え直すことにそこで、胸筋や背筋を鍛えられる簡単なトレーニングはないかと探してみました。気軽に自宅で鍛えたいと思い、いろいろ情報を見てみると、自宅でトレーニングするなら胸筋よりも背筋のほうが取り組みやすい印象。そこで値段が安く持ち運びも簡単なチューブを使ったトレーニングで鍛えることにしました。背筋を鍛えるトレーニングとして、チューブラットプルという方法がありました。これは、肩甲骨を寄せるように腕を引き下げ、元の位置に戻すことを繰り返すトレーニングで、背筋のなかでも側部に効果がある種目とのことです。チューブラットプルの方法は、①両手でチューブを持ってバンザイのポーズをとる。②そのまま頭の後ろに腕を引き下げて肩甲骨を寄せる。③しばらく停止したあと、バンザイのポーズに戻す。自分の筋力と相談して、この動きを10セット繰り返すことを日課としました。背中の筋肉がグッと引っ張られ、気持ちがよかったこともあり、つらいと思うことなく続けられました。まとめ現在、背筋を鍛えるチューブトレーニングを半年ほど続けています。基本的には夕食後に1セットするのが定番ですが、余裕があるときはデスクワークや家事の合間にもしています。続けた効果なのか、脇のぜい肉に気が付くきっかけとなったタンクトップは、ちょうどよく着られるようになりました。とはいえ、まだまだ見た目としては脇のぜい肉が気になる状態。そのため、もっと脇のぜい肉を引き締められるようにチューブトレーニングを続けていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月13日更年期症状の改善のために取り組んでいたズンバエクササイズは、コロナ禍において家族全員が自宅待機となり、できなくなってしまいました。買い物以外は1日中家族で一緒に過ごす生活となり、楽しみはみんなで食事をすることだけ。更年期の症状がひどくなるのではないかという不安もありました。そこで、自分なりに考えておこなったあることでダイエットにもなった体験談をお話しします。家族みんなの楽しみは食事だけ今まで夫も私もフルタイムで働いていたので、顔を合わせるのは休みのときだけでした。子どもたちも塾や学校行事、または遊びなどでほとんど家にいることはありません。そのため、新型コロナウイルスの影響による突然の在宅勤務と子どもたちの自宅学習によりストレスが増してしまい、食欲を加速させてしまいました。在宅での仕事に加えて家事と子どもたちの世話。子どもたちが自分たちのことをひとりでできる年齢になったとはいえ、ごはんも作れない子どもたちと家事は苦手で自宅にいても何もできない夫との生活での楽しみは、食事を作ることと食べることだけでした。夫や子どもたちも外に出られないストレスか食欲が増し、今まで残っていたおかずなども残らないようになってしまうほど。毎食どうせ作るならばと自分の好きなおかずや夫・子どもの好きなおかずなど食卓に並べていたら、あっという間に家族全員がふっくらしてきました。家族がそろうとズンバエクササイズも困難に私の場合、ホットフラッシュや不安定な感情などの更年期障害の症状緩和に効果的だったため、ズンバエクササイズをおこなっていました。それだけでなく、ズンバエクササイズは体型維持やストレス解消にもかなり役に立ちます。今までは自分の好きな時間に楽しんでおこなっていましたが、家族全員が一緒にいると、それをおこなうのも一苦労でした。まずは音。決して騒音になるほどの音量ではないのですが、夫や子どもに気をつかうためイヤホンをしておこなうことに。しかし、汗をかいてくると耳の中に汗が流れてきて取れやすくなってしまい、何度も付け直す必要がありました。次に家族の視線。すでに夫や子どもに恥じらいなど感じる年齢ではないのですが、じっと見られていたり笑われたりすると、それが不快感やプレッシャーになりストレスを感じました。そのほかにも、途中で話しかけられたり一緒にやると言われて思うように動けなかったりして、徐々にズンバエクササイズから遠のいてしまいました。そうしているうちにエクササイズの回数が減り、その代わりに間食や食事の量が増えてきました。そこで家族を集めて健康的な生活について話し合いをしました。というのも実は、私は健康よりも更年期障害の症状が悪化するのを恐れていたからです。蒸し野菜とラジオ体操で元の体型に家族で話し合った結果、左右に移動が激しいズンバエクササイズは、部屋の大きさから子どもたちが家にいる間は無理だと判断しました。そこでまず食事の品数と量を調節することに。私はどうしても食欲を抑えることができなかったので、普段のおかずのほかにもう1品蒸し野菜を足し、それを食事の前菜として食べるようにしました。野菜はコストの関係でそのとき旬の野菜が食卓に並ぶように。また家族一緒に全力でラジオ体操をすることにしました。ズンバエクササイズはやはりリズムに乗って気分もノリノリでおこなうのが良いのですが、家族がそろって動くにはやはり無理があります。その点、ラジオ体操ならば家族が参加しても、左右前後の移動が少ないのでラクにできます。私はラジオ体操第一、第二を1日2回おこないました。その結果、私と夫は在宅勤務前よりもお互いに2カ月で2kgずつ体重が減りました。家事と育児を全力でおこなったのも効果があったと考えられますが、やはり食事に気を付け、運動を定期的におこなったことがよかったと思っています。まとめ自宅に家族全員がいるような生活に急変し、それなりに楽しく過ごしてはいたのですが、やはりストレスがたまりやすくなり食欲が増してしまいました。ズンバエクササイズも夫や子どもがいる生活では勝手が違い、徐々にできなくなりました。そこで、おかずの品数や量を増やし、カロリーの低い蒸し野菜に代え、ラジオ体操で全身を満遍なく動かせたことでそれなりの運動量になり、在宅勤務前よりもやせられたと考えています。ラジオ体操はすき間時間にどこでもできるものですので、今後も健康とストレス解消のために継続していきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年08月30日今から5年前の40歳ごろからサイズが合う洋服の種類が減少。服を試着すると、下腹と太ももだけサイズが合わないことが増えてきました。特に多いのがズボン。ウエストのサイズは合っているのに、試着すると途中でつっかかってしまうのです。ズボンが上がらなくなる箇所はいつも同じ。太ももや下腹にぜい肉が付いたことで、洋服のデザインと体型が合わなくなってしまいました。私にとって好きな洋服が着られないことは悲しいこと。そこで自分なりの方法ですが、ダイエットすることにしたのです。洋服のデザインと体型が合わないことが判明私はもともとやせているほうではありません。30代のころは身長153cmで55kgほど。そのため、当時からこれ以上体重が増えるのは良くないという自覚はありました。それが40歳のときに体重が65kgに増加。ようやく「これはまずい!」という気持ちになりました。体重が増えたことにより、洋服のサイズはMからL、ウエストサイズは63cmから73cmへと一気にアップ。特に気になったのが、ウエストサイズは合っているのに試着するとはけないズボンが多いこと。自分の好みとは関係なく、体型に合ったズボンを買うしかないという状態になりました。一般的にウエストサイズを目安にズボンを選ぶことが多いと思います。そこで私はウエストが73cm前後のズボンを選んで試着していました。ウエストにゴムが入っているワイドタイプのデザインなら問題なくはけます。しかし、ぴったりしたデザインの場合、太ももや下腹でつっかかってしまい上まで上がらないことに気付いたのです。体型のバランスが悪くなった原因を調べてみた着たい洋服が着られない現実にショック! そこで私は、改めて自分の体型に目を向けてみました。30代のころも決してやせてはいませんでしたが、これほどの下腹のボリューム感はなかったはず。太い丸太のような寸胴体型は、40代になってからの変化であると感じました。そこで、40代の体型の変化を調べてみたところ、女性ホルモンのエストロゲンが減少することで内臓脂肪が増えるそうなんです。エストロゲンは内臓脂肪を付きにくくする働きがあるとのこと。私はエストロゲンが減少する時期に、好きなものを好きなだけ食べていたため、内臓脂肪が増えてしまったと推測しました。それでは太ももは?と気になって調べてみると、下腹が出て太ももがムチムチになる原因は下半身の筋力不足というネット情報を発見。もともと運動不足の傾向がありましたが、40代に近づくと歩くことすらおっくうに。短い距離でもすぐに車を使ってしまう生活をしていたので、筋力が衰えている可能性について自分のなかで納得できました。生活習慣を見直すことで改善の兆しが体型の変化により着られる洋服の種類が減るのは嫌! そう思って40歳のタイミングでダイエットすることを決意。これまでの経験から本格的にダイエットを始めても長続きしないと思い、日ごろの生活のなかで取り組めることに限定しました。まずは規則正しく生活することからスタート。超夜型人間の私の楽しみは、夜中の2時過ぎまで間食しながらテレビを見ることでした。その結果、午前中は眠気でほとんど食べられず、夕方ごろから食欲が増すようになっていました。そこで22時に就寝、仕事が休みの日でも7時に起床することを決意。朝昼晩にきちんと食事をして、間食する回数を減らしました。さらに、日ごろの生活のなかで体を動かすことを意識。可能な限り車を使わずに徒歩あるいは自転車を使うようにしました。最初はなかなか自転車で坂道を上れず、風が強いと次の日は筋肉痛に。筋力が衰えていたことを改めて実感しました。それでも1カ月もすると、徒歩と自転車の生活はだいぶラクになってきました。1年後には体重とウエストが減少!このようにのんびりとダイエットに取り組んだ結果、1年後の41歳のときには、体重が65kgから60kgに、ウエストが73cmから68cmに減少しました(写真参照)。寸胴の体型は解消しきれませんでしたが、下腹と太ももについては多少すっきりしました。45歳になった現在も同様の生活を継続。体重は56kg、ウエストは65cm前後をなんとかキープしています。まとめ今でもズボンを試着すると太ももでつっかかってしまうことはありますが、以前よりは少なくなりました。これからも無理せず自分のペースで、理想的な体型を目指していきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年08月26日プレ更年期や更年期世代はホルモンバランスの変化から血行が悪くなったり、加齢によって筋力が低下したりして、リンパの流れが悪くなったり体にゆがみが出てきたりすることも。そのため水分や老廃物が体内に滞り、太りやすくやせにくい体になることがあります。そこで産婦人科の善方裕美先生に体内環境を整えて、やせやすく太りにくい体につながる巡りの良い体づくりの方法を聞きました。リンパマッサージで巡りを良くするリンパマッサージには代謝の改善、むくみや冷えの解消、老廃物の排出を促す、疲労や凝りの解消などの効果が期待できます。さらに筋肉がほぐれることで正しい姿勢になり代謝がアップします。リンパマッサージは、下の図の矢印の方向に軽く圧をかけながらやさしくさすりましょう。また、内臓の動きも良くなるので太りにくくなるという効果が出ることも。セルフマッサージでも効果が得られるので取り入れてみましょう。ゆがみを正してスリムな体型をキープ加齢や運動不足、筋肉の衰えで、体のゆがみがどんどん出てくることがあります。ゆがみがあると体型が崩れ、姿勢も悪くなり、それが太りやすい原因になります。特に気を付けたいのは上半身と下半身をつなぐ骨盤のゆがみ。骨盤がゆがんでいると下半身がポッコリ出たり、おしりが大きく平たくなりやすくなります。さらに内臓が下がり内臓自体もゆがんでしまうことが。そうなると代謝機能が衰え、脂肪や老廃物をため込んでしまいます。下記のような習慣がある場合は改善しましょう。・足を組んだりあぐらをかくことが多い・ハイヒールで出かけることが多い・バッグなど重い物を片側だけで持つことが多い・うつ伏せで寝ることが多い・体の重心を左右どちらかにかけることが多い体を温めることで代謝機能をup体が冷え、血流が滞った状態では、必要な栄養や酸素が体のすみずみまで届かず、さまざまな機能が低下します。老廃物も排出できず代謝も低下するため、やせにくい体になるのです。代謝を上げるために冷えを予防する食材を積極的に取り入れてみましょう。根菜類、しょうがや唐辛子、鶏肉、かぼちゃ、玉ねぎなどは体を温める食材です。また冷たい飲み物は控え、温かい物か常温の物を飲むようにしましょう。筋肉は熱産生を持っているので、筋肉量を増やすことも体を温めることにつながります。また筋肉には細い血管がたくさん通っているので、運動して筋肉を動かすと血流も良くなります。日常的に服装などで気を付けたいのは、体表近くに動脈が通っている首、手首、足首を冷やさないこと。また、太ももやおしり、二の腕は大きな筋肉が付いているので温めると全身の血流が良くなります。おなかや腰周りも臓器や器官が集中しているので冷やさないようにしましょう。腹巻きなどで保温しておくと内臓の動きが活発になります。まとめプレ更年期、更年期世代は心身ともに体に変化が現れることが多いので、ダイエットのためだけでなく、健やかな体をキープするためにも自分の体や生活習慣を改めて見直すいい機会かもしれません。リンパマッサージで自分の体を触ったり、ゆがみを改善するために足を組むなどのクセをやめる努力をしたり、体を冷やさない生活を実践してみたり。結果的にやせやすく太りにくい体を作るため、できるものからトライしてみませんか。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年08月06日「寝ることがダイエットにつながるなら、こんなにラクでうれしいことはない」と思いませんか? 実はプレ更年期、更年期世代は良質な睡眠が取れていなくて、睡眠不足から太りやすい体になっていることも考えられます。では良質な睡眠ってどんな睡眠なのでしょうか? 産婦人科の善方裕美先生にダイエットにもつながる良質な睡眠の取り方を聞きました。睡眠時間が短いと太るの?ただ眠るだけでもカロリーは消費されるものですが、寝ている時間が短いとカロリーがあまり消費されず、そのまま蓄積されていきます。7時間以上の睡眠が適切ですが、プレ更年期、更年期世代以降は量より質ともいわれており、良質な睡眠が求められます。翌朝、すっきりとした熟睡感があり、倦怠感や意欲減退、食欲低下などの不眠症の症状がないようなら良眠と思って良いでしょう。しかし、睡眠不足(4時間未満)の場合、食欲増進のグレリンというホルモンが増え、高カロリーの食べ物を食べたくなる傾向があり太りやすくなることがわかっています。睡眠は体を休めるだけではなく、基礎代謝を高め、心身をリセットし、自律神経のバランスも整えるという働きがあります。このような体の修復がされやすいといわれているのが22時~2時。この時間に眠っているのが理想的です。良質な睡眠でやせやすい体づくり良質な睡眠を得るためには、夕食は消化に時間がかかる脂質や糖質を控えめに、寝る2~3時間前まで済ませましょう。寝る直前に食べると眠っている間も内臓で消化活動がおこなわれるため、眠りの質を下げてしまいます。入浴は寝る30分から1時間前に済ませ体を温めておきます。体が温まった状態からだんだん冷えていくことでスムーズに睡眠モードに入れます。また、寝る直前はスマホやパソコンのブルーライトを浴びるのはNG。光の刺激は体が夜になったことを認識できず目が覚めてしまいます。睡眠前にはストレッチをストレッチは日中の凝り固まった筋肉をほぐし、体をリラックスさせます。寝る前は腕を回したり伸ばしたりする簡単なストレッチを、布団に入ってからは深呼吸をしながら両足首の曲げ伸ばしをおこなってみましょう。副交感神経が優位になり気持ちよく寝られます。まとめ睡眠の質も加齢とともに低下する傾向があります。だからこそ就寝前の生活習慣を見直して、スムーズに入眠し熟睡感がある良質な睡眠を手に入れるのが大切です。毎日のちょっとした心がけで続けられることもあると思いますので、早速実践して、やせやすい体を手に入れませんか。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年08月05日40代になり、家事や育児、仕事がますます忙しくなってきました。そんななか、いきなりの体重増に大慌て。でも、忙しい上にさらにつらいダイエットをするのは、とても無理そう……。やせ気味から太り気味へ、いきなり体型が変わってしまったアラフォーの私が、現在取り組んでいる2年計画のダイエットを紹介します。やせ型の私がいきなり太った!40代の体質変化体重が増えたのは、40代になってからでした。振り返ってみると、思春期のころはぽっちゃりした時期もありましたが、仕事をし出すとみるみるやせて、身長152cmで42kgくらいの体重をキープ。むしろ、忙しくなるとさらにやせて、40kgを切ってしまうのが悩みでした。体力を補うために仕事が忙しい時期には、頑張ってカロリーの高い食事とプロテインなどで栄養を摂っていたのです。ですから、自分は太らない体質だと思っていましたし、40代になっても食べたい物を食べて暮らしていました。すると40歳になった途端、本当にスイッチが入ったようにいきなり体重が増えてしまったのです。やせ気味からいきなり52kgのぽっちゃり体型に、食べ過ぎが続くとたちまち55kgくらいまで体重が増加。私は自分のことながら心底驚きました。いったい何が起こったの?と。でも、このときはまだ心の隅では安心していたのです。だって私は太らない体質だから、ちょっと気を付けたらすぐやせるだろうと。でも、それは間違いでした。長年培った好きなだけ食べる癖は抑えがたく、また加齢によって代謝の落ちた体はなかなかカロリーを消費してくれません。しかも、若いときと違って、動くとすぐ疲れるという体力のハンデまであったのです。ダイエットを習慣化するという本に出合って…そんなとき、読書アプリで目に付いたのが『10キロやせて永久キープするダイエット』(文響社)という本。帯には「万年小太りライターが『華奢』と呼ばれるまで」と、現在、小太りライターの私を骨抜きにするような素晴らしい文言が書いてありました。しかも著者は40代です。本の内容は、とても理にかなっていて納得のいくものでした。ダイエットを一生続けられる生活習慣にしてしまうというのです。「短期決戦で夏までに5kgやせ!」といったものではなく、なんと2年計画。例えば、私が目標としている-6kgなら、月平均250gやせれば良いという考えです。もちろん途中で太ってはいけないので、食事に気を付けること、運動をすることなど、毎日の生活に取り入れられる習慣を自分で考案しなければなりません。摂取カロリーを消費カロリーより少なめにする方法を考え、実行し、振り返ってチェックして修正する。つまり、自分の生活に合う習慣を作り上げてダイエットの挫折を防ぐのです。何よりも良いなと思ったのは、「生活習慣になるとダイエットはつらくない」という著者の体験談でした。2年計画のダイエットを開始!初月で1.5kg減私の気の長い2年ダイエットが始まりました。夕食のご飯は120g、1度計ってみてこのくらいの量だと覚えました。今までよりもずっと小盛で物足りないので、おなかが満たされやすい汁物を毎食組み込むことにしました。お菓子は1日1回。食事を管理するアプリ「あすけん」に毎日入力して、カロリーもざっくりと把握しています。運動は、家で毎日ラジオ体操をして、週に2回は車ではなく自転車に乗って出かけることにしました。ソファに寝そべって本を読むのが大好きな私が、週に2回も自転車に乗って出かけるのはなかなかつらいです。しかし、本には「習慣づけの最初は、ちょっと頑張らないといけません」と書いてあったので、頑張って取り組んでいます。さて、現在2カ月目に入ったところです。今まで見事に何も気を付けていなかったので、これだけで1.5kg減。良いペースですが、きっとどこかで停滞期が来るので気を緩めてはいけないと思っています。今のところ、つらさはないです。2年計画なので、悲壮感がないのも良いところ。その分、そのうち飽きて面倒になってしまうことだけが心配です。まとめ40代になると太りやすくなるということを、身をもって体験した私。ダイエットを生活習慣にする!という、つらくなさ重視の2年計画ダイエットに取り組んでいます。1カ月平均250gやせれば良いのですから、プレッシャーに弱い私の心も安らかです。現在1カ月と少しで1.5kg減と順調な滑り出し。ダイエット成功のため、食事面や運動面の取り組みを振り返る時間をしっかり作ろうと、意識して取り組んでいます。これから2年後まで飽きずに続けられるよう、何か工夫をしようと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年08月05日ダイエット中でも、友だちとの付き合いや気分転換にお酒を飲みたくなることはあるでしょう。我慢は長続きしませんし、楽しい時間や気分転換はプレ更年期、更年期世代にはダイエットよりも大切かもしれません。そこで産婦人科の善方裕美先生にじょうずなお酒の飲み方を聞きました。ダイエットに影響が出にくい飲み方を覚えて、楽しい時間を過ごしましょう。お酒を飲むと太るの?アルコール自体は1gあたり7kcalで、脂肪として蓄えられることはほとんどありません。ですが、飲み過ぎるとアルコールの代謝に消化酵素やエネルギーを使ってしまい、一緒に摂取したおつまみの脂質や糖質が代謝されずに残り、蓄えになってしまいます。それが太る原因になります。お酒自体の糖質量がダイエットに影響大アルコールは原料や作り方によって糖質量が変わり、ビールや日本酒は糖質を多く含む原材料が使われ、製品にも糖質が残るのでダイエット中には控えたいお酒と言えます。ウイスキーや焼酎は蒸留酒で糖質が含まれていないため、太りにくいといわれています。飲むお酒の種類と量を考えてお酒を飲むときは種類と量を考えれば、ダイエットにあまり影響が出ずに楽しむことができます。お酒は蒸留酒を選び、割り物に甘いジュースなどを使わないのが鉄則です。●OKなお酒ハイボール(ジンジャーエールやコーラ割りはNG)ウイスキー(ロックや水割りで)焼酎(割り物は砂糖が入っていないものに)ジン(ソーダ割りはOK。でもトニックウォーターは砂糖が含まれるのでNG)ウォッカ(割り物は砂糖が入っていないものに)ワイン(白は糖質が多いので飲むなら赤を2~3杯)まとめ飲み過ぎは厳禁ですが、無理にやめる必要はありません。ダイエットに影響が出ないお酒を選び適量を飲むようしましょう。おつまみはチーズなどのタンパク質やサラダがおすすめです。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年08月04日私は40歳を過ぎてから、体重のコントロールが難しくなりました。それまではちょっと食べ過ぎて体重が増えても、甘い物を控える、1食の食事量を減らすなどのプチダイエットや15分ほどのウォーキングなど軽い運動を短期間継続することで簡単に体重を落とすことができました。しかし40歳になって初めて「今までのダイエットが通用しないかも?」と気付いたのです。30代までは自分にとって理想の体型(160cm、53〜54kg、BMI:21)を維持していたのに40歳を過ぎて体重が60kg前後に増え、ダイエットをしてもなかなか体重が落ちないように。そんな私の対処法を含めた体験談をお話しします。あれ?なかなか体重が落ちなくなった?体重が落ちにくくなったと感じ始めたのは、ちょうど40歳を過ぎたころでした。自慢ではありませんが、それまでは看護師の仕事でよく体を動かしていたせいか、どんなに暴飲暴食をしても体重はそれほど増えずに標準体重(160cm、53〜54kg、BMI:21)をキープしていました。それなりに良い体型を維持していたと思います。しかし、40歳を過ぎたころからちょっと食べ過ぎてしまうと、すぐに1〜2kgほど体重が増えてしまうようになりました。その度にこれまで30代のときにおこなっていたような、甘い食べ物を控えて1食の食事量を減らすプチダイエットや軽いウォーキングの短期間の継続などさまざまな対処法を試みても、なかなか体重が落ちなくなってしまったのです。まずは食事ダイエット!でも体重が落ちない!体重が落ちにくくなってから、まずしたことは食事量をある程度制限する食事ダイエットでした。ダイエットといっても厳しい食事制限をするのではなく、甘い物をなるべく控える、ご飯やパンなどの主食となる炭水化物の食べる量を減らすなど簡単にできることです。もともと仕事で体を動かしていて代謝も良いタイプだったので食事さえ多少コントロールできれば、これまでは体重を落とすことができたんです。だから「この方法で体重を落とせたんだから、今回もなんとかなるだろう」と思っていました。しかし今回のダイエットの結果はというと……ダメだったんです。40歳以降は体重が落ちにくいこと前提にこれまでのような食事ダイエットだと体重が落ちないことが判明すると、私はふとわれに返りました。「もしかしたら、40歳を過ぎて代謝が落ちてきているからなのかも」と気付いたんです。そこから私は緩い食事ダイエットではなく、まずは今の自分の年齢にどんなダイエットが合っているのかを考え、無理なく健康的に長続きできるダイエット法を試していきました。私が主にしてきたことは以下の通りです。・良質なタンパク質(肉・魚・卵・大豆製品など)を積極的に摂る・炭水化物をなるべく控える(1日朝・昼食のみご飯・パンなどの主食を摂る、夕食時は食べない)・白米でなく玄米を食べる・おかずは魚介類や鶏肉、野菜などを中心に食べる・甘い物、お菓子は積極的には食べない・1日40〜50分のウォーキングを続ける・夜間の睡眠を7〜8時間しっかり取る・規則正しい生活を送る食事の内容に特に気を付けてカロリーオーバーにならないよう、食事管理アプリで食事を記録するようにしました。あとは体に付いた脂肪を燃焼させる筋肉を付けるためのウォーキングや軽い筋トレなどの運動もなるべく毎日おこなうようにしました。まとめ私はこの食事プラス運動、睡眠、規則正しい生活を意識したダイエット法で身長160cm、体重61kgから2カ月で-5kgの体重56kgとなり、現在に至るまで1年ほどその体重を維持できています。特別なことをしているわけではありませんが、食事量と運動量のバランスを取ること、そして朝はなるべく同じ時間に起きて夜更かしせずに眠るなど、生活にメリハリをつけることがポイントなのかなと思いました。年齢が上がるにつれて体重が落ちにくくなることを踏まえ、体に負担をかけず、かつストレスにならないようなダイエット法を続けていくことが大切だと実感しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年08月02日ダイエットと聞いて最初に食事制限が浮かぶ人も多いと思いますが、プレ更年期、更年期世代にとっては体調不良の原因になるなどリスクが高いものです。この世代には、必要な栄養素をしっかり摂る質のいい食事や食べ方でダイエット効果を引き出すのがおすすめ。産婦人科医の善方裕美先生にダイエット成功へ導く食事のしかたを聞きました。糖質を少し減らしタンパク質をじょうずに摂る極端にカロリーや糖質を制限するダイエットは、プレ更年期、更年期世代にとって体調悪化につながり、体の機能や免疫力を低下させる原因に。この世代のダイエットの食事の基本は3食をバランスよく食べること。ただ、以前と比べ必要なカロリーは変わってきていますので、糖質の量を減らし、筋肉のもととなるタンパク質をじょうずに摂ることで体重のコントロールをしていきましょう。糖質量を減らすには白米を雑穀米に、うどんをそばに、菓子パンを全粒粉パンに変えることでも有効です。タンパク質は肉や魚、大豆製品や卵、乳製品などから摂ります。特に大豆製品は、減少している女性ホルモンに似た働きをするフィトエストロゲン(エストロゲン様物質)が含まれるので更年期のおすすめの食材です。体の酸化を食い止める抗酸化栄養素を摂ろうまた、40代以降から心配なのが体の酸化。呼吸によって取り込まれた酸素の一部がさまざまな成分と反応し活性酸素に変わり、活性酸素が必要以上に増えてしまい体の細胞に入り込むとタンパク質、脂質が酸化(錆びる)し、細胞の動きが低下し老化や肥満が進むことがあります。もともと体には活性酸素を毒性の低い物質に変え消去してくれる抗酸化酵素(SOD=スーパーオキシドディスムターゼ)を持っていますが、40代からその酵素も減っていきます。そのため意識的に抗酸化栄養素を摂るようにするのが大切です。抗酸化栄養素とはベータカロテン、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、アスタキサンチンなどをいいます。食べる順番に気を付ける食べる順番もダイエット効果に影響があります。食事は食物繊維を最初に摂ると糖や脂肪の吸収を緩やかにすることができるので実践してみましょう。「食物繊維(野菜、きのこ、海藻類など)」→「タンパク質(肉・魚・大豆製品・卵など)」→「炭水化物(米・パンなど)」→「糖質(ジュース・ケーキなど)」という順番で食べるのが理想です。また、血糖値が急激に上昇すると体に脂肪をため込みやすくなります。それを避けるためにもこの順番は有効です。よくかんで食べるのも糖の吸収を抑えることにつながります。まとめ今までの食生活をガラッと変えるのは難しいですが、上記に挙げたものは比較的取り入れやすく、負担もあまり感じられないで済みそうです。習慣にできればだんだんと効果も出てきますので、ぜひすぐに始めてみませんか。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年07月30日プレ更年期、更年期世代のダイエットは、太っていない体を手に入れるだけでなく、やつれて見えない、健やかな体を保つことが重要です。そのためには年々衰えていく筋肉を落とさないようにして基礎代謝をアップさせ、脂肪が燃焼しやすい体をつくり、筋肉量も体力もキープするようにしたいものです。そこで、産婦人科医の善方裕美先生に更年期世代のダイエットの方法を聞いてみました。筋肉量を増やす運動を始めよう更年期は閉経の前後5年間と定義され、一般的に日本人の閉経が50歳前後に多いため、45歳から55歳くらいの10年間が更年期に当たります。ただ、閉経に向けて心身の変化が現れ始めるのは30代後半から40代半ば、その時期はプレ更年期といわれています。このプレ更年期に入った40歳ごろから基礎代謝が急激に落ち、さらに筋肉が衰え筋肉量も減ってくるのが太りやすくなる原因の一つです。筋肉は基礎代謝の40%を消費するといわれているので、筋肉量を増やすことで基礎代謝をアップさせ、効率よくカロリー消費するやせやすい体をつくることができます。筋肉はトレーニングで鍛えれば、量を増やすことも維持することもできます。年齢は関係なく、40代でも50代でも可能。むしろ何もしないと加齢とともにどんどん筋肉がなくなってしまうので、40代からの筋肉トレーニングはダイエットのためだけでなく、筋力を落とさず健やかな体をキープするためにも必要不可欠なものだともいえるでしょう。無理をしないで続けやすいものを選ぶ筋肉トレーニングは続けることが大切なので、自分の生活習慣に取り入れやすく、無理のないものを選びましょう。取り入れる時間は朝でも夜でも構いません。朝におこなえば1日の始まりに代謝を上げることができます。夜なら睡眠の妨げにならないよう就寝の2時間前を目安におこないましょう。取り入れやすいものとして、体幹トレーニングがあります。体幹は簡単に言うと胴体全体のこと。ここには6つの筋肉(胸筋、腹直筋、腹斜筋、僧帽筋、脊柱起立筋、広背筋)があり、体幹トレーニングとはこれらの6つの筋肉を鍛えることです。同時に複数の筋肉を鍛えることができるのでとても効率的です。簡単にできる体幹トレーニング例<プランクの方法>①ひじを直角にして手のひらは軽く握り小指のほうを床につけた状態でうつぶせになる。②足はつま先で支え、体を一直線にした状態を30秒キープする。2~3セットを目安におこなう。有酸素運動で脂肪を燃焼させようダイエットのためには、筋肉量を増やし代謝をアップさせた上で、さらにおこないたいのが脂肪を燃焼させる効果がある有酸素運動です。始めやすいのはウォーキング。背筋を伸ばし、ちょっと息が上がるようなペースで歩きます。最初は10分程度からスタートし、だんだん時間を伸ばし1日30~60分程度歩けるようになるといいでしょう。ただ、どうしても時間が取れないなら、日常生活で動きを増やすことを意識します。例えば買い物や通勤で歩く時間を増やす、エスカレーターではなく階段を利用する、その場で、もも上げをおこなうなどでも有酸素運動になります。まとめ加齢は止められませんが筋肉量を増やしたり、脂肪を燃焼させたりすることで太りにくい体をキープすることはできます。それが更年期の健やかな体をつくることにもつながるので、毎日無理なくできることから続けてみてはいかがでしょうか。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年07月29日若いころキャベツダイエットやリンゴダイエットなど、無茶なダイエットをしたことがある人は多いかもしれません。でも、プレ更年期、更年期世代は無茶な食事ダイエットをすると健康を害することも……。やせたい願望はキープしつつ健康的に更年期太りを解消するにはどうすればいいのか、産婦人科医の善方裕美先生にうかがいました。更年期ダイエットは“食べてやせる”ダイエットで一番てっとり早いのが、食事量を減らすこと。たしかに摂取するカロリーが減れば脂肪が燃焼してやせていきますが、過度に食べないダイエットは必要な栄養素が不足して体調を崩す恐れがあります。更年期太りを解消するのに必要な筋肉がやせて締まりのない脂肪だけが残ったり、更年期の女性ホルモン低下による骨粗しょう症へのリスクが高まったりすることも……。更年期のダイエットは食べないのではなく、必要なものをしっかり食べてやせることが最重要課題!筋肉量を増やすタンパク質を年齢を重ねると筋肉量が低下。筋肉が減ってしまうと脂肪が燃えにくくなり、代謝も悪くなって太りやすくなってしまいます。その筋肉を作るもとになるのがタンパク質です。ゆで卵やチーズ、豆腐などが手軽に食べられるタンパク源ですが、脂質が気になるならメインデッシュに鶏のささみや胸肉を使った料理を取り入れるのがおすすめです。骨を元気にする栄養素は不可欠更年期になり女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、骨を壊す破骨細胞が増えて、骨を作る骨芽細胞の働きが追いつかなくなり、骨がもろくなっていきます。ダイエット=脂肪のイメージですが、骨もダイエットに密接な関係があるのです。骨は代謝臓器と呼ばれ、腎臓や糖の代謝、血管などと関係し、骨を元気にすることで動脈硬化が予防でき、シワもできにくくなり、姿勢も良くなり、元気に歩くこともできます。ダイエットで目標の体重まで下げられたとしても、肌はシワシワ、元気もない……ではダイエット成功とは言えません。骨に必要なカルシウム、ビタミンD、ビタミンKを意識して食べましょう。動脈硬化を促進する悪玉コレステロールを下げる閉経後の女性の血液中では、総コレステロール、LDL(悪玉)コレステロール、中性脂肪が増加し、逆にHDL(善玉)コレステロールは減少します。これは動脈硬化を促進し、心臓や血管に悪影響を与えます。野菜に含まれる食物繊維にはコレステロールの吸収を抑えてくれる働きがあります。毎食の食事で意識して食物繊維を多く含む野菜(ブロッコリー、キャベツなど)、海藻、きのこ、こんにゃくなどを摂りましょう。年齢が上がるにつれ、体調のリカバリー力が低下してきます。無理なダイエットは骨や血管、そして肌の潤いなど、後々までダメージを引きずることになりかねません。プレ更年期、更年期に必要な食材を積極的に取り入れながら食事量をコントロールしていきましょう。まとめダイエットだけではなく、健康維持も気になってくるプレ更年期、更年期世代。食事ダイエットは健康維持にも役立つので、ぜひ健康的でおいしいダイエットレシピを始めてみてはいかがでしょうか?取材・文/井上裕紀子(54歳)読モを経て、ファッション誌、情報誌などのフリーライターへ。しわ、肝斑、たるみ、更年期太りと苦しい戦いを続けつつも、その先にいったい何があるのか見えない迷える五十路女子。
2020年07月28日「ダイエットをしても、以前のように体重が落ちない……」「運動をしてもウエストが細くならない」。プレ更年期、更年期を迎える前と同じようなダイエットでは、体に変化が出にくくなってきます。確実にやせたい! プレ更年期、更年期に適したダイエットとは? 産婦人科医の善方裕美先生にうかがいました。ダイエット効率を高める女性ホルモンが欲しい!プレ更年期、更年期になると、女性ホルモンの一つエストロゲンの分泌が急激に減少します。エストロゲンには脂肪の燃焼を促す働きがあり、そのためエストロゲンが減少することで脂肪が燃焼しにくい体になってしまいます。また、エストロゲンの減少により内臓脂肪の分解が弱くなるので、腸の周りの腸間膜に脂肪がたまり、ぽっこりおなか体型に……。ですからプレ更年期、更年期を迎える前と同じダイエット法では体重が落ちにくく、理想とするスタイルの維持も難しくなってくるのです。減少したエストロゲンを補う方法としてホルモン補充療法という更年期障害に対して使用する薬剤がありますが、ホルモン補充療法の効用に「体型維持」や「ダイエット効果」というものはありません。体型維持を目標とするなら、プレ更年期、更年期に適したダイエット方法を試してみましょう。寝ているだけでもやせる!? 基礎代謝で脂肪を燃焼エストロゲンが減少するプレ更年期、更年期。付きやすくなった内臓脂肪を食事改善・適切な運動で落とすことでぽっこりおなかが改善されます。同時に、基礎代謝を上げるダイエット方法も取り入れてみましょう。基礎代謝とは、体温の維持や呼吸・内臓の働きのために必要なエネルギーを消費すること、つまり生命維持のための基本となる身体の代謝のことです。基礎代謝が高い=エネルギー消費量が多いということ。その日に取り過ぎたエネルギーを運動で消費するのは一般的なダイエット法ですが、基礎代謝を上げることができれば極端な話、何もしなくてもエネルギーが消費されるわけですから、体型維持にはもってこいなのです。そんな基礎代謝ですが、プレ更年期、更年期ごろから加齢により、筋肉が減ったり、身体能力が下がったりするなどで基礎代謝が低下してきます。そうなるとプレ更年期、更年期を迎える前と食べる量が同じでも、消費できるカロリーが減っているため、太りやすくなってしまいます。それが更年期太りが急増する原因の一つであるといわれています。基礎代謝を上げる4つの方法基礎代謝は筋肉の量によって左右されるため、筋肉を増やすことが一番の近道! 以下の4つの方法を試してみましょう。①タンパク質とビタミンB1を摂取筋肉を作る栄養素はタンパク質。毎日の食事にタンパク質(肉や魚、大豆製品や卵、乳製品など)と、その働きを助けるビタミンB1(豚肉、うなぎ、きな粉など)を意識して摂取しましょう。②体を温める体温を上げることで消費エネルギーも多くなり、基礎代謝も高くなります。基礎代謝を上げるためには体を冷やさないこと。半身浴や岩塩浴を取り入れたり、しょうがや唐辛子、鶏肉、かぼちゃ、玉ねぎなど体を温める食材を積極的に摂りましょう。③1日1.5〜2ℓの水分をこまめに飲む血液がドロドロになり細胞の水分が減少すると正常なエネルギー代謝がおこなえず、老廃物が体外に排出されにくくなります。体内に老廃物がたまると内臓の機能が低下し、代謝が上がらなくなります。1日の水分摂取量の目安は食事の水分を合わせて1.5〜2ℓ。1度に大量に飲むのではなく、コップ1杯を1日10回程度に分けて飲むのがベスト。④ウォーキングやストレッチなど適度な運動をおこなうウォーキングやストレッチなど、適度な運動をすることで体に酸素が取り込まれ血流が改善、むくみの解消や脂肪燃焼の効率アップにもつながります。忙しくて時間が取れないなら「ながら運動」でOK.。通勤やお買い物のときに、大股で早足で歩く「ながらウォーキング」、洗濯物を干すときに背伸びしたり、調理器具を戸棚から出したりする際、スクワットを意識してしゃがむなどの「ながらストレッチ」、少し意識を変えるだけで続けることができます。基礎代謝アップのため、気合いを入れてジムで筋トレも賛成! でも、ジム通いは途中で挫折する人も多く、ハードな運動でひざや腰を痛める人も……。まずは張り過ぎない運動と、食生活や生活習慣の改善で基礎代謝を高めていきましょう!まとめ運動をして、食事制限をするダイエットは、若いころの恋する乙女なら頑張れるけれど、プレ更年期、更年期世代はおいしい物を食べるのが人生の楽しみの一つ。ダイエットでナイスボディ!とまではいかなくても、寝ているだけでやせるくらいに基礎代謝を上げたいものです。取材・文/井上裕紀子(54歳)読モを経て、ファッション誌、情報誌などのフリーライターへ。しわ、肝斑、たるみ、更年期太りと苦しい戦いを続けつつも、その先にいったい何があるのか見えない迷える五十路女子。
2020年07月27日