ロサンゼルス発のティールーム「アルフレッド ティー ルーム(ALFRED TEA ROOM)」は、2018年4月10日(火)より「ブルー ジャスミン ティー(BLUE JASMINE TEA)」を期間限定で発売する。こだわりの厳選素材を使用した、フォトジェニックなデザインのメニューを提供する「アルフレッド ティー ルーム」より、色鮮やかな「ブルー ジャスミン ティー」が登場。ブルーからパープルのグラデーションが特徴的なハーブティー「バタフライ・ ピー」に、ジャスミンティー、レモネードを組み合わせ、美しい層ができるように仕上げている。ティーの爽やかな風味にレモネードの甘酸っぱさが加わった、初夏にぴったりのティーメニューだ。【詳細】ブルー ジャスミン ティー〈期間限定〉販売期間:2018年4月10日(火)~6月17日(日)取扱場所:アルフレッド ティー ルーム 青山本店(東京都渋⾕区神宮前5-51-8 ラ・ポルト⻘⼭1F / 2F)、ルミネエスト新宿店(東京都新宿区新宿3-38-1 ルミネエスト1F)価格:650円+税
2018年04月13日殺人容疑をかけられて逃亡した弁護士ドゥ・チウと、彼を追う刑事・矢村。その攻防を描くジョン・ウー監督の新作『マンハント』は、‘70年代に映画化された人気小説『君よ憤怒の河を渉れ』を再映画化したサスペンス・アクション。ウー監督が今回、力を入れたのが、福山雅治さん演じる刑事の描き方だ。福山さんとの出会いで、矢村刑事がリアルな存在になりました。「福山さんが演じた矢村は決して冷徹ではなく、人間味たっぷりで温かみのある男。歌手としても活躍する福山さんですが、その歌には人類の平和や地球への愛をテーマにしたものが多い。彼自身もそういう理念を持ち、ファンに希望を与えています。そんな彼が演じたから役に説得力が生まれたと思います」逃亡した弁護士を追跡するうちに矢村の心にはある疑念が浮かび始める…。その微妙な心の変化が、演技のなかに垣間見える。「実は脚本に書かれていた矢村はもっと二次元的なキャラでした。でも実際に福山さんに会って、謙虚で人間味豊かな人だと知りました。そこで脚本家が矢村というキャラクターを書き直したんです。だから矢村という男を自然に演じてもらえたはず。むしろ、彼自身を表現してもらえればいいという状況でした」ド派手な銃撃戦はもちろん、水上バイクの追跡劇や手錠でつながれた男たちの白兵戦があり、白い鳩も飛ぶ。福山さんも水上バイクの免許を取得し、スタントなしでアクションに挑んだという。「演技はもちろん、アクションもかっこよくきめてくれてとても満足です。チャン・ハンユーとの息もぴったりでした」ウー監督が、オリジナル版を観て以来、杜丘(中国語読みするとドゥ・チウ)を演じた高倉健のファンというのは有名。もし健さんがご存命なら、どんな役をオファーした?「もちろん逃亡してもらいます(笑)。ベテラン刑事が濡れ衣を着せられ、彼を追う若手刑事も陥れられたことで心を通わせる。健さんと福山さんがタッグを組んで巨悪に立ち向かうなんて最高ですね」殺人容疑をかけられた男と彼を追う刑事。その攻防の行方は…。監督/ジョン・ウー出演/チャン・ハンユー、福山雅治、チー・ウェイ、ハ・ジウォン、國村隼(友情出演)ほか2月9日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国公開。(C)2017 Media Asia Film Production Limited All Rights Reserved.1946年、中国生まれ。23歳で映画界入りし、『カラテ愚連隊』で監督デビュー。『男たちの挽歌』シリーズで世界的に知名度を上げ、ハリウッドでも『フェイス/オフ』などを次々にヒットさせた。※『anan』2018年2月7日号より。写真・小笠原真紀文・山縣みどり(by anan編集部)
2018年02月01日俳優の福山雅治が30日、都内で行われた映画『マンハント』(2月9日公開)のジャパンプレミアに、國村隼、倉田保昭、斎藤工、アンジェルス・ウー、桜庭ななみ、池内博之、TAO、ジョン・ウー監督とともに登場した。同作は西村寿行原作の小説を1976年に高倉健主演で映画化した『君よ憤怒の河を渡れ』を、日本映画ファンのウー監督が再映画化。何者かにはめられて殺人事件の被疑者となったドゥ・チウ(チャン・ハンユー)と、彼を追いながら無実を確信した大阪府警の刑事・矢村(福山)が、事件の真相に立ち向かっていく。オファーを受けた福山は「夢のように思ったと同時に、『本当に僕でいいのか』」と不安を抱いたことを告白。アクションも未経験だったために、「『ダメなんじゃないか、本当は』という不安な方の気持ちが大きかったかな」と振り返った。一方、ウー監督は「前から非常に注目しているアーティストの方。人情のある方で正義感に満ちている」と福山について表現する。「オファーしましたが、ドキドキでした。OKしてくれるかどうかは心配してました」と、互いにドキドキしていたことが明らかになると、福山は「それを聞いてまたドキドキしてます」と胸を押さえていた。「僕はもう、本当にただの映画少年が現場に来ちゃった感じでした」と撮影時の心境を語る斎藤は、「ここはひとつ、ジョン・ウーファンとして、勇気を持って、DVDを現場に持ち込もうという、非常に安易な作戦を立てました」とエピソードを披露。「1作目『カラテ愚連隊』のDVDが手に入らなくて、2作目の『The hand of death』、邦題は『ジャッキー・チェンの秘龍拳/少林門』という謎の、ジャッキー・チェンは7番手くらいなんですけど主役みたいな……」とよどみなく作品について語っていく。2作目のDVDを現場に持ち込んだ斎藤は「福山さんも池内さんも一緒に見て、サインをもらいました。SPに止められるような、何をしに来たんだという」と自分にツッコミをしつつ、「穏やかで優しくて、深い時間でも仏のような笑顔で。ただただ、心地よかったです」と監督に感謝した。福山も「最初から監督のファンであることは間違いないんですけど、監督のものづくりの現場にいると、求めてらっしゃる表現、絵作り、お芝居に、全力以上でやっていこうという気にさせていただく」と監督愛を示す。ウー監督といえば鳩を飛ばすシーンが有名だが、今回も平和の象徴である白い鳩が舞ったため、福山は「あの瞬間は、テイクをチェックしている"画面"を写メしましたもん。『これは撮ろう』って」と、ファンのような行動を取っていたことを明かした。
2018年01月30日中国で話題をさらったサスペンス・アクション映画『マンハント』ジャパンプレミアが1月30日(火)、都内で行われ、来日したジョン・ウー監督と娘で女優のアンジェルス・ウーのほか、日本人キャストの福山雅治、國村隼、倉田保昭、斎藤工、桜庭ななみ、池内博之、TAOが勢揃いした。巨匠ジョン監督との仕事に「夢のようなお話だと思った」と印象を語った福山さんは、ジョン監督の象徴ともいえる印象的な鳩を使ったシーンに特に興奮したそうで、「あの瞬間は、チェックしている画面を写メしましたもん!“これは撮らせていただきます”と。あれはうれしかったですねえ~!」と回顧し、瞳をキラキラさせていた。『マンハント』は、ジョン監督が、76年に公開された高倉健主演により映画化されたサスペンス『君よ憤怒の河を渉れ』の念願の再映画化に挑み、スケールアップした作品。無実の罪を着せられた弁護士(チャン・ハンユー)と、彼を執拗に追う孤高の刑事・矢村(福山さん)。運命を激しく交錯させる男たちの事件の裏に見え隠れする真実の鍵を握るのは、謎の美女(チー・ウェイ)だった。■福山雅治、ジョン・ウー監督のアクションシーンは「めちゃくちゃハード」オファーについて、「すごくうれしかったですし、すごく光栄でした。と同時に、本当に僕でいいのだろうか、と最初は不安な気持ちのほうが大きかった」と明かした福山さんだが、劇中では激しいアクションシーンを完璧に披露している。アクションについて触れられると、「逃げも隠れもできないし、はっきり言うしかないですけど、めちゃくちゃハードです。(ハードルを)上げてもいいくらいですよね(笑)」と少しの自信ものぞかせる。福山さんを指名したことについて、ジョン監督は「前から非常に注目しているアーティストです。とても信用があり、正義感に満ちている。オファーしたけどOKしてくれるかどうか、ドキドキして心配していましたが、快諾してくれて本当によかった」と隣の福山さんに笑みを向けると、福山さんは「それを聞いてまたドキドキしています」と、うれしそうに応えた。■桜庭ななみ、福山さんの「気にせずどんどん失敗して」に救われた福山さん演じる矢村の相棒を演じた桜庭さんは、「福山さんとのシーンがすごくたくさんあったんですけど、何度も何度も失敗しちゃって、福山さんがカバーしてくださった。“気にせずどんどん失敗して、思い切りやれば大丈夫”と言ってくれてすごく救われました」と感謝を告げると、照れた福山さんが「だって、ね?ななみちゃんが失敗してくれたら、俺も失敗しやすくなる」と返事をすると、「でも全然失敗しないんです、福山さんは」と事実を告げられ、場内からは拍手もあがっていた。ちなみに、斎藤さんもジョン・ウー監督を敬愛しているひとり。「本当に影響されて、ど真ん中世代。ただの映画少年が現場に来ちゃった感じでした」と言う。だから、「ファンとして勇気を持ってDVDを現場に持ち込もうと安易な作戦を立てました。福山さん、池内さんと一緒に(DVDを)観て、そこにサインをもらいました。ただただ心地よかったです」と、斎藤さんはホクホクの体験をふり返った。『マンハント』は2月9日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinamacafe.net)
2018年01月30日チャン・ハンユー、福山雅治をはじめ、桜庭ななみ、池内博之、田中圭、吉沢悠らが出演する『マンハント』。この度、本作の監督でアクション映画の巨匠、ジョン・ウー監督が1月30日(火)に来日することが決定。あわせて、ジョン・ウー監督のメイキング映像が公開された。今回到着したのは、激しいアクションシーンの撮影現場の様子と、チャン・ハンユー、福山さんらが監督について話す映像が交互に映し出されるメイキング映像。福山さんは「監督の映像表現」が印象に残ったと話し、監督が撮る映画に出演することを夢見ていたと言うハ・ジウォンは、「監督は美しさを求めていた」と明かす。また国際的にモデルや女優として活躍するTAOは、「あんなに優しい監督に会ったことはない」とその人柄についてコメントしている。映像には自身で動き回り、実際に表情や身振り手振りで表現しながら周りのスタッフや俳優たちに細かい演出をつけているジョン・ウー監督の姿が確認できる。「子どものころから日本映画が好きで、夢中になって観てきました」と語る監督は、日本映画から多大な影響とインスピレーションを受けているそうで、特に高倉健を敬愛しているという。かつて彼を主演に映画化された原作を、本作で再映画化することについては、「長年の夢が叶った瞬間」とその喜びを語っている。『マンハント』は2月9日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年01月23日ジョン・ウー監督最新作、映画『マンハント』が2018年2月9日(金)TOHO シネマズ新宿他 全国ロードショー。俳優・福山雅治そしてチャン・ハンユーが主演を務める。ジョン・ウー、久しぶりのアクション映画ジョン・ウー監督のアクションが久しぶりに帰ってくる。『レッドクリフ』シリーズで世界中のアクション映画ファンを熱狂させたジョン・ウー監督。映画『マンハント』では、逃げる弁護士と追う刑事を主人公に、白熱したアクションシーンが繰り広げられる。原作となったのは西村寿行の小説「君よ憤怒(ふんぬ)の河を渉れ」。かつて高倉健主演で映画化された名作が、ジョン・ウーによって再映画化される。主演チャン・ハンユー、福山雅治物語は、ある日を境に殺人事件に巻き込まれる国際弁護士ドゥ・チウと、彼を追う敏腕刑事の矢村を中心に進んでいく。『戦場のレクイエム』で熱演をみせた中国人俳優チャン・ハンユーがドゥ・チウ役を、そして映画『三度目の殺人』で弁護士を担当した福山雅治が矢村役を演じる。予告編の中では、電車が迫りくる線路に飛び降り逃走するドゥ・チウ、走り出す水上バイクに跳び移る矢村など2人の身体を張ったアクロバティックな演技を観ることが出来る。ジョン・ウー監督ならではのダイナミックなアクションシーンは、「マンハント」でも健在だ。捜査が進むほどに、事件に違和感が見えてくる殺人事件。この鍵を握るのがチー・ウェイ演じる美女・真由美の登場だ。また彼らを取り囲むメンバーとして、矢村のアシスタントの百田里香を桜庭ななみが、天神製薬社長・酒井義廣を國村隼が、そして酒井の息子・宏を池内博之が担当する。舞台は日本、ロケは大阪でなお、映画『マンハント』の舞台は日本と設定され、大阪・岡山を中心に日本オールロケで敢行された。50~60年代の日本の任侠映画を意識したサウンドトラック福山雅治と中国の人気俳優チャン・ハンユーがダブル主演映画『マンハント』のオリジナル・サウンドトラックが、作品公開後となる2月21日(水)に発売。音楽は大河ドラマや映画の音楽を手掛け、『レッド・クリフ』を始めとしたジョン・ウ―監督作品で度々タッグを組んでいる岩代太郎が担当する。ジョン・ウ―監督自身の希望により、50~60年代の日本の任侠映画を意識したジャジーな音楽が全編を通して綴られるそうだ。ストーリー実直な国際弁護士ドゥ・チウが目を覚ますと、女の死体が横たわっていた。現場の状況証拠は彼が犯人だと示しており、突如として殺人事件に巻き込まれてしまう。何者かにハメられたことに気づき逃走するドゥ・チウ。孤高の敏腕刑事の矢村は独自の捜査で彼を追っていく。鍵を握るのは謎の美女・真由美。ドゥ・チウに近づくほど、この事件に違和感を覚え次第に見解を変えていく矢村。そしてついにドゥ・チウを捕えた矢村は警察への引き渡しをやめ、共に真実の追及を決意する。身分や国籍を超えた“強く熱い絆”が芽生えた2人の追われながらの真相究明。果たして事件の裏にはどんな陰謀が隠れているのか。【作品情報】映画『マンハント』公開日:2018年2月9日(金)TOHO シネマズ新宿他 全国ロードショー主演:チャン・ハンユー、福山雅治、チー・ウェイ、ハ・ジウォン友情出演:國村隼特別出演:竹中直人、倉田保昭、斎藤工共演:アンジェルス・ウー、桜庭ななみ、池内博之、TAO、トクナガクニハル、矢島健一、田中圭、ジョーナカムラ、吉沢悠監督:ジョン・ウー原作:西村寿行『君よ憤怒の河を渉れ』/徳間書店刊 および 株式会社 KADOKAWA の同名映画■ストーリー実直な国際弁護士ドゥ・チウ(チャン・ハンユー)が目を覚ますと、女の死体が横たわっていた。現場の状況証拠は彼が犯人だと示しており、突如として殺人事件に巻き込まれてしまう。何者かにハメられたことに気づき逃走するドゥ・チウ。孤高の敏腕刑事の矢村(福山雅治)は独自の捜査で彼を追っていく。鍵を握るのは謎の美女・真由美(チー・ウェイ)。ドゥ・チウに近づくほど、この事件に違和感を覚え次第に見解を変えていく矢村。そしてついにドゥ・チウを捕えた矢村は警察への引き渡しをやめ、共に真実の追及を決意する。身分や国籍を超えた“強く熱い絆”が芽生えた2人の追われながらの真相究明。果たして事件の裏にはどんな陰謀が隠れているのか。© 2017 Media Asia Film Production Limited All Rights Reserved.
2017年12月09日ロサンゼルス発のティールーム「アルフレッド ティー ルーム(ALFRED TEA ROOM)」が2017年10月31日(火)、青山とルミネエスト新宿に2店舗同時オープンする。日本初上陸となる「アルフレッド ティー ルーム」は、2016年5月にロサンゼルスで誕生したティー専門店。ピンクを基調としたフォトジェニックな店内と、厳選茶葉を使用した本格的なティーメニューの数々が地元のブロガー、セレブリティたちに支持されている。店内を彩るミレニアルピンクには、「フェミニンでありながら自らの意志を貫くヴァイタリティー溢れる女性たちがカジュアルにお茶を楽しめるように」とのメッセージが込められている。メニューには、ロサンゼルスの店舗でも人気のタピオカ入りミルクティーやストロベリーミルクティー、抹茶ラテなどのほか、日本オリジナルメニューも登場予定だ。ドリンクメニュー開発にあたっては、ティーマイスター伊藤孝志を招き、全ドリンクに各国から厳選した茶葉を使用している。また、ドリンクメニュー以外にも、花をイメージしたファラフェルサンドや、白砂糖・牛乳・卵を一切使用していないヘルシーなナチュラルスイーツもラインナップ。さらには、「tea, yes. you, maybe.」というブランドメッセージとミレニアルピンクのブランドカラーが印象的なグッズ、スイーツやティーメニューに使用している茶葉も店頭で販売する。【詳細】■ALFRED TEA ROOM 青山本店オープン日:2017年10月31日(火)住所:東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラポルト青山 1F/2F客席数:26席営業時間:9:00~21:00※10/31〜11/2の期間のみ、12:00〜18:00の営業となる。TEL:03-6427-3031※10月30日(月)開通予定■ALFRED TEA ROOM ルミネエスト新宿オープン日:2017年10月31日(火)住所:東京都新宿区新宿3-38-1 ルミネエスト1F客席数:42席営業時間:10:00~22:00TEL:03-6380-6721※10月30日(月)開通予定メニュー価格:■ティーメニュー 450円~(予定)・ハウスミルクティー・ストロベリーミルクティー・抹茶ラテ他■スイーツ 500円~(予定)・100%植物性 グルテンフリー ケーキ(3種)・100%植物性 グルテンフリー スコーン(3種)他■フード 650円~(予定)・ファラフェルピタサンド・タンドリーチキンピタサンド他
2017年09月24日1999年にトニー賞最優秀作詞作曲賞、最優秀脚本賞を受賞した秀作ミュージカル『パレード』が5月18日(木)、遂に日本初演を迎えた。主演は石丸幹二と堀内敬子、演出は森新太郎。石丸と堀内は「劇団四季」時代以来17年ぶりのミュージカル共演、森はミュージカル作品を手掛けるのは初となる。ミュージカル『パレード』チケット情報本作は、20世紀初頭に起きた冤罪「レオ・フランク事件」を題材にした作品。南北戦争終結から半世紀が過ぎてもいまだその空気を引きずるアメリカ南部を舞台に、人種差別や権力争い、そしてマスコミ、世間によって無実の人間が犯人に仕立て上げられていくさまと、夫の潔白を証明しようとする妻の奮闘を描く。大掛かりなセットがほとんどない舞台。大きなセット転換もなく、照明の当て方でシーンが変わるシンプルさだ。ただし前方に向かって傾斜のついた八百屋舞台になっているため、舞台上の様子が奥までよく見え、登場人物一人ひとり、本作の重要な存在である“民衆”の表情までわかる。本作の伝えたいものがそこからも感じられる。物語の発端は13歳の少女の殺人事件。しかし本作が主に描いているのはその“真相”ではない。それを取り巻く怒り、妬み、憎しみ、狡さ、正義感、プライド、愛……。それらが絡み合い、膨らんで、ある夫婦の運命を変えていく様子だ。それを伝えるキャスト達の豊かで繊細な芝居、歌唱は本作のなによりの魅力。シンプルな舞台を熱で満たす。終演後、石丸が「今のこの時代だからこそ観ていただき、考えていただきたい。そんな作品だと思います」と話したが、劇中、今この人たちは何を思うか、と考える瞬間が何度もあった。登場人物の一人ひとりを見ると悪い人間はほとんどいない。けれどその人たちが“正義”と名付けられたものに目がくらみ、嘘に加担し、“民衆”として大きなうねりを生みだし、冤罪を生んだ。ここに自分も参加しているのではないかということは、考えずにはいられない。石丸が「かなりヘヴィーな内容に、皆様も今どのような気持ちで手を叩けばいいのか、いろいろ交錯しているかもしれません」と客席に語り掛けたカーテンコール。この日は日本初演・初日を記念して、演出の森と、脚本のアルフレッド・ウーリーも登場した。森が「おかげさまでいい緊張感に包まれた初日を迎えられました」と挨拶すると劇場は熱い拍手に。アルフレッドは「この作品で描かれている出来事は、地球の裏側の私の生まれ故郷で起こったことです。それをこの遠く離れた日本で具現化できたことは、私に感動をもたらしてくれました」とキャストに拍手を送り、キャスト達も笑顔で応えた。公演は6月4日(日)まで東京・東京芸術劇場プレイハウスにて。取材・文:中川實穗
2017年05月22日アメリカで実際にあった冤罪を題材にしたミュージカル『パレード』が、5月18日(木)に日本初演を迎える。それに先駆け製作発表会見が開かれ、石丸幹二、堀内敬子、岡本健一、武田真治、石川禅、新納慎也、演出の森新太郎が登壇した。ミュージカル『パレード』チケット情報本作は、ある事件の裁判の中で、人種や職業から生まれる立場や思惑が無実の人間を犯人に仕立て上げていく様、それに抗う姿を描いたミュージカル。ピューリッツァー賞受賞作家のアルフレッド・ウーリーが脚本、『マディソン郡の橋』のジェイソン・ロバート・ブラウンが作詞・作曲を手がけ、1999年トニー賞最優勝脚本賞・最優秀作詞作曲賞を獲得した。そんな本作を日本で初めて演出するのは、森新太郎。森は『エドワード二世』『汚れた手』で第21回読売演劇大賞大賞、最優秀演出家賞をW受賞するなど気鋭の演出家で、今回初めてミュージカルを手掛ける。また、犯人に仕立て上げられるユダヤ人レオ・フランク役の石丸幹二、夫の無実を晴らそうと動く妻ルシール役の堀内敬子をはじめ、実力派&個性派キャストがズラリ。石丸と堀内は劇団四季時代を共に過ごし、舞台で共演するのは17年ぶり。森は「“初”という響きに酔いしれながら、楽しく、思う存分、やりたい放題、演出させていただいています」とニコリ。「タイトルが『パレード』ということで、民衆のお祭りの日の熱狂はゾクゾクするほどの迫力でお届けしたい。物語の主人公は言うまでもなくフランク夫妻ですが、もうひとり主役がいるとしたら、それは彼らを追い詰める民衆じゃないかと私は思っております。なので今回は、石丸さんと堀内さん以外の全キャストの皆さんに名もなき民衆を演じてもらっています。その恐ろしくも晴れやかな民衆のエネルギーを生み出すべく、今、一丸となって歌い、踊り、ときには暴れ狂ったりもしながら、ダイナミックな舞台をつくり上げている最中です」と熱く語った。石丸は「今、この作品でこの役を演じる意味がすごくある、と実感しながら日々稽古場で追い詰められております。弱者はいつも肩身の狭い思いをしなくてはいけない。では弱者はどうやって生きていったらいいのかということを、作品を通して皆さんも考えてください」と真摯に語る。堀内は「お稽古のレベルが高い。森さんの熱い演出にみんなが食らいついていくような濃いお稽古場です。早く皆さんにお見せしたいなという気持ちでいっぱいです」と笑顔を見せた。さらに、招待されたオーディエンスを前に劇中歌も披露。石丸と堀内の『無駄にした時間』など3曲が披露され、会場を熱く盛り上げた。公演は5月18日(木)から6月4日(日)まで、東京・東京芸術劇場プレイハウスにて。撮影・取材・文:中川實穗
2017年04月26日来日中のジョン・ウー監督が4月26日(水)、都内で行われた「2017-2018 ギャガ株式会社ラインナップ発表会」に出席し、チャン・ハンユーと福山雅治がW主演を務める『追捕 MANHUNT』(原題)をアピール。大阪ロケでの興味深い思い出をふり返った。西村寿行の同名小説を原作とした、1976年に故・高倉健が主演した日本映画『君よ憤怒の河を渉れ』の再映画化。殺人の濡れ衣を着せられた国際弁護士・杜秋(チャン・ハンユー)と、逮捕に全身全霊を傾けている敏腕警部・矢村聡(福山さん)の息詰まる追跡劇が、壮大なスケールで描かれる。「高倉健さんは、私にとってはヒーローのような存在」だと語るウー監督は、「生前、お会いする機会もあり、ぜひ仕事でご一緒したいともお伝えしたが、残念ながら実現はしなかった。せめて、高倉さんの出演作を再映画化したいと思っていたので、オファーをいただき、二つ返事で快諾させていただいた」と本作への強い思い入れを語った。昨年6月から、大阪を中心に大規模ロケが敢行され、「日本のスタッフの皆さんのプロ意識は尊敬に値する。規律を重んじるのはもちろん、周囲への尊敬を忘れず、人間味がある。ハリウッドにも負けていない」と感謝の意。また、「大阪のいわゆる、おばちゃんと呼ばれる方々は常にポケットにあめ玉を入れていて、所構わず配ってくれた。私も“あめちゃん”もらいました」と笑顔で語っていた。また、日本を代表するスターである福山さんについては、「以前CMでご一緒し、強い印象が残っていた」のだとか。76年の映画では、同じ役を故・原田芳雄さんが演じており「原田さんが演じた警部は、私には少々クール過ぎるように見えたので、福山さんがもつ温かみを活かし、一味違う役にしたかった」と起用の理由を語った。「文化の違う2人が誤解を乗り越え、理解し合いながら、友情を築き上げる姿を描きたかった」と語るウー監督。文字通り、文化や国境を超えた映画製作に挑み「いい映画にしなければ、ご協力いただいた皆さんに申し訳ない」と完成に意欲を燃やした。現在、ポストプロダクションの真っ最中だといい、2018年の公開を目指している。『追捕 MANHUNT』(原題)は2018年全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月26日映画監督のジョン・ウーが26日、都内で行われた「2017-2018 ギャガ株式会社ラインナップ発表会」に登壇。『追捕 MANHUNT』(2018年公開)で中国のチャン・ハンユーと共にW主演を務める歌手で俳優の福山雅治の起用理由を明かした。『追捕 MANHUNT』は、西村寿行原作『君よ憤怒の河を渉れ』の再映画化作品。1976年には高倉健さん主演で映画化された。全編日本でロケ敢行し、昨年6月に大阪でクランクイン、11月にクランクアップ。現在ポストプロダクションの最中となっている。ジョン・ウー監督は「子供の頃から日本の映画が好きで日本の映画の影響を受け、三船敏郎さんや高倉健さんは自分にとってのアイドル」と日本へ思いを告白。「高倉健さんは特に、お会いしたこともあり、非常に影響を受けた。ぜひ一度お仕事をしたいと話していたが、その機会を得ることなくこの世を去ってしまい、なんとか彼の作品を映画化して彼を祈念したいと思っていた」と打ち明け、『追捕 MANHUNT』の提案を受けて快諾したと映画化の経緯を説明した。福山の起用について聞かれると、「一度CM撮影でご一緒したことがあって印象に残っていた」と話し、「『君よ憤怒の河を渉れ』で原田芳雄さんが演じた役を、今回はもっと人間味のある役にしたいなと考え、優し気で人間味のある福山さんにやっていただければもっと優し気な役になるんじゃないかと」と説明。「あの方の笑顔を見ていると、みんながホッとする、幸せになるイメージ。歌を聞いても、"地球上はみんな友達"というイメージを抱かせてくれる」と加えた。「日本で日本の映画を撮りたいという夢があり、今回日本で撮影できたことが自分にとってはうれしいこと」としみじみ語った監督は、「日本のスタッフのプロ意識の高さは尊敬に値する。ハリウッドに値する」とスタッフを称賛。また、驚いたこととして「エキストラが必要な場面で1000人なら1000人来てくれ、役者に近い演技力のある方々が来てくれた。そのうち95%はボランティアで、40年撮っていてこんなことは初めて」と話し、「朝から翌日の明け方までの撮影になっても文句を言わずに自分の希望通りの動きをしてくれた。良い映画にしないとその方たちに申し訳ない」とエキストラに敬意を示した。そして、「自信はある。すばらしい出来栄えになっている」と手ごたえを語り、「前作とは違って、人は文化が違っても仲良くなれるんだというところを強調したいと思ってつくった」とアピール。プレゼンテーションでは、メイキング映像と本編映像の一部が公開され、大迫力のアクションシーンなどがお披露目された。
2017年04月26日『パレード』は1913年、アメリカ南部で実際に起きた冤罪事件を描くミュージカル。主人公レオ・フランクを演じる石丸幹二に話を聞いた。ミュージカル『パレード』チケット情報レオはニューヨーク・ブルックリン出身のユダヤ人ですが、どんな性格ですか。「プールの中のひとつの赤い水滴みたいな、孤立した男。妻の故郷・ジョージア州アトランタに住む北部出身のユダヤ人。保守的な南部の町で、いかに自分のアイデンティティを守り、自分らしく生きるか、ストレスを抱えています。一方、自分本位で頑固、妻のことを「お嬢様だから」と見下しがちでもある。日本で言う、昭和一桁生まれの古風なところがある男のようなタイプかと」そんなレオが勤務する工場でひとりの少女が殺され、よそ者であるレオは権力や人々の思惑により、無実の罪をきせられてしまいます。「人は窮地に陥った時、自分の本当の味方は誰なのかを知るものです。レオもそこで、妻ルシールの強さと賢さに気づく。自分だけが正しいと思っていた人間が、実はいろんな人々に助けられて生きていたと悟るんです。妻も、その過程で夫との絆を見出していく。お互いが相手との真の関係性に気づく……それがひとつのテーマです」「実は、こういった史実に基づいたミュージカルは『異国の丘』以来。私が演じた九重秀隆も自分の意志を曲げずに死んでいく役でしたから、レオと通じるかも」「今回は、アメリカの北部と南部の対立、社会や思想の違いが描かれたドラマですから、それを日本人である僕たちがいかに伝えられるか。挑戦です」妻ルシール役の堀内敬子さんとは劇団四季時代の同期で、退団後は初共演とか。「ドラマでは一回共演しましたが、舞台は久しぶり。会うと変わらなくて、嬉しいですね。きっとルシールの意志の強さやチャーミングなところは、堀内さんご自身の資質が生かされるんじゃないでしょうか。森新太郎さんの演出は初めてで、非常に楽しみです。役者陣はそろって個性的、みんなが輝く舞台になりそうです」演劇的な作品なので、ストレートプレイのファンにもぜひ見ていただきたいですね。「そう思います。ミュージカルは様々な題材を扱いますが、この年齢になって感じるのは、社会派ミュージカルは実に面白い、ということ。どんなにシリアスで残酷なことが起きても、音楽がそれを緩和させ、違う色付けをしてくれる。この作品の音楽も、からっと明るい曲も多いですしね。脚本は『ドライビング・ミス・デイジー』を書いた、演劇界の重鎮アルフレッド・ウーリー。この『パレード』でトニー賞を受賞しています。間違いない名作!ぜひ劇場でご堪能ください」ミュージカル『パレード』は5月18日(木)から6月4日(日)まで、東京芸術劇場 プレイハウスにて。その後、大阪、愛知を巡演。取材・文:三浦真紀
2017年02月17日福山雅治が『レッドクリフ』などで知られるジョン・ウー監督とタッグを組む超大作『追捕 MANHUNT』(原題)。1月15日(日)、本作の中国キックオフ会見が北京にて開催され、ジョン・ウー監督と福山さん、チャン・ハンユーらキャスト陣がそろって登壇した。本作は、中国でも大ヒットとなった高倉健、原田芳雄共演の1976年の映画『君よ憤怒(ふんど)の河を渉れ』を、全編日本ロケ、大阪をメインの舞台にしてリブート。敏腕警部・矢村聡(福山さん)が、同僚女性を殺害したとされる国際弁護士・杜秋(ドゥー・チル)を追いつめながらも、事件の状況証拠を怪しみ、杜秋の容疑そのものに疑問を持ち始めるというストーリー。昨年6月にクランクイン、11月にクランクアップを迎えている。北京のJWマリオットホテルにて行われた記者会見には、ジョン・ウー監督のアイコンともいえる鳩のオブジェがつるされ、福山さんがジョン・ウー監督、ともにW主演を務めたチャン・ハンユー、人気女優のチー・ウェイ、監督の次女で女優のアンジェルス・ウーと共に登壇、100を超える中国の主要メディアの前に登場した。キャスト陣と監督はクランクアップ後、久しぶりの再会となったが、映画に期待するファンやプレスたちによる熱気に包まれた会見となった。ファンに対して挨拶を促された福山さんは、まず流暢な中国語で「みなさん、こんにちは。福山雅治です」と挨拶。長年、ジョン・ウー監督のファンだったと語り、「お話をいただいたときは夢かと思うくらい、大変光栄でした。監督のこの作品にかける思いを伝えていただいて、その思いにどうやって応えられるのか考えながら、5か月間精一杯撮影に挑みました」とコメント。さらに「撮影中にも印象的なシーンがたくさんありましたが、自分のアクションシーンでジョン・ウー監督作品の代名詞とも言える“白い鳩”が飛んだときは、本当に感動しまして、何度も何度も現場のモニターをチェックして…。すごく嬉しかったです」と、いまだ興奮冷めやらぬ様子で撮影中の思い出を交えながら語った。また、本作にはアジアのさまざまな国籍の俳優が出演しているが、それについて監督は「キャストたちのセリフには、日本語、英語、中国語、しかもかなり長いセリフもある。娘(アンジェルス)も外国から来た暗殺者役なので、外国語をしゃべるし、言葉はそれぞれの役が必要とする言語を話さなければならなった」と応じ、本作のスケールの大きさを予感させた。会見では、中国公開版ティザーポスターも初披露。手錠で繋がれた力強い手と手が重ね合わされ、いまにも握られようとしている様が、ジョン・ウー作品のシンボルとして知られる“白い鳩”を形作っている。男らしい力強さがありながら華麗、危険な香りに満ち溢れていながらも優雅さがあり、“ジョン・ウー スタイル”を貫いた作品であることを物語っている。中国での公開日が2018年2月16日(中国の旧正月・元旦)となることも発表された本作。福山さんが、「やっと映像作品で中国に来ることができたので、今度はライブで来れるように頑張っていきたいと思っています。なるべく早く来ます!ちょっとだけ待っててください」と中国のファンに熱いメッセージを贈りつつ、会見は終了した。『追捕 MANHUNT』(原題)は2018年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月16日人気グループ「EXO」の元メンバーで現在は俳優として活躍するクリス・ウーが映画初主演を務め、2015年2月に中国で公開されるや初登場1位を記録したロマンティック・ラブストーリー『あの場所で君を待ってる』。本作が8月27日(土)より日本公開されることが決定し、待望のポスタービジュアルがシネマカフェにて解禁となった。婚約を破棄され、たった1人の家族である祖母も失ったジンティエン(ワン・リークン)は、傷心を抱えてかつて祖母が暮らしていたプラハを訪れ、シングルファーザーのチェリスト、パン・ズーヤン(クリス・ウー)と出逢う。2人は遺品の手紙から祖母が生涯愛した男性との思い出の“あの場所”があることを知り、ズーヤンは祖母の過去をたどるジンティエンのために奔走し“あの場所”を探し当てる。そんなとき、ズーヤンの母が自殺未遂をはかり入院。子育てと看護に追われるズーヤンをジンティエンは必死でサポートするが、将来のことを考えたズーヤンはジンティエンを冷たく突き放し別れを告げる。傷ついたジンティエンは中国への帰国を決意し、“あの場所”に行く。すると、そこに現れたのは意外な人物だった――。プラハの街を舞台に、時を超えた愛の奇跡を描く大人のラブストーリーとなる本作。主人公ズーヤンを演じるのは、本作が映画初出演にして初主演となるクリス・ウー。未婚のシングルファーザーのチェリストをフレッシュに演じている。また、新しい人生を始めようとプラハを訪れるヒロインのジンティエン役は、本国でナチュラルな演技が人気のワン・リークン。メガホンをとったのは、『見知らぬ女からの手紙』など女優として、また中国版「ブログの女王」として絶大な人気を誇るシュー・ジンレイ。ジンティエンの祖母ランシンの若かりしころも彼女自らが演じており、その美しさで本作に大輪の花を添えている。さらに撮影を、『黒衣の刺客』(ホウ・シャオシェン監督)、『花様年華』(ウォン・カーウァイ監督)、『ノルウェイの森』(トラン・アン・ユン監督)、『空気人形』(是枝裕和監督)など独特の映像美で知られるアジアを代表する名カメラマン、リー・ピンビンが務めている。このたび解禁となるポスタービジュアルは、2つの世代のラブストーリーを柔らかなテイストで包み込んだもの。現代の恋愛模様を織りなすチェリスト、パン・ズーヤンとジンティエンを上下に配置し、ジンティエンの祖母の世代の恋愛模様を中段に配置することで、2つの恋愛模様がどのように絡み合うのか、意味深な仕上がりとなっている。また、クリス・のチェリストとしての凛々しく美しい姿も胸キュン必至のカットといえるだろう。なお、本作の特別鑑賞券が特典付きで7月10日(日)発売開始に。特典はポスタービジュアルとクリス単独の姿をとらえたA5版クリアファイルとなっている。『あの場所で君を待ってる』は8月27日(土)よりシネマート新宿ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月07日歌手で俳優の福山雅治が、西村寿行原作『君よ憤怒の河を渉れ』の再映画化となるジョン・ウー監督最新作『追捕 MANHUNT』で、中国の俳優チャン・ハンユーとW主演を務めることが明らかになった。16日に香港で開催された香港インターナショナル・フィルム&テレビマーケットにて発表された。本作は、約2億元(日本円で約35億円)の制作費を投じる香港・中国合作映画で、日本でのタイトルや公開時期、配給会社は未定。原作は、故・高倉健さん主演で1976年にも映画化され、当時、中国でも上映されて大ヒットを記録した。シーンによって、中国語・英語・日本語の3カ国語のセリフが用意される予定で、高倉さんが演じた杜丘検事役(本作では杜秋弁護士役へ設定変更する予定)をチャンが、原田芳雄が演じた矢村警部役を福山雅治が演じる。オール日本ロケで、今夏、大阪と九州で撮影を予定している。香港インターナショナル・フィルム&テレビマーケットでは、ウー監督と福山のコメントを発表。福山は「僕自身、これだけ激しいアクションがある映画に出させていただくという事は初めての経験ですし、それがジョン・ウー監督作品であり、しかも日本が舞台となっているという事で心からやりがいを感じております」と伝え、「この映画が中国、日本、そしてアジア全体で楽しんでいただきながら、さらに、世界に発信できればうれしいですね」と期待を示した。ウー監督も「昔からずっと高倉健さんとお仕事をしたかった。躊躇(ちゅうちょ)なくこの映画のオファーを受けた」と感激の様子。福山が演じる役は「人情も義理も厚く、とても人間味のある役」であるとし、「福山雅治さんはこの役の特質にとてもマッチしていて、ずっと僕の心の中で思い描いていた唯一の人選だったので、彼がこの役を演じていただけると聞いてとてもうれしかった」と起用理由を明かした。
2016年03月16日東京国際映画祭において、昨年より新設された「SAMURAI賞」の授賞式が10月26日(月)に歌舞伎座で行われ、山田洋次監督とジョン・ウー監督が受賞。ゲストとして吉永小百合と大友啓史監督も来場した。時代を切り開く革新的な映画を世界へ発信し続けた映画人の功績を称えるために新設され、昨年は北野武監督とティム・バートン監督が受賞した同賞。今年は『男はつらいよ』シリーズや『幸福の黄色いハンカチ』、近年でも『母べえ』『おとうと』『小さいおうち』など精力的に映画を撮り続けてきた山田監督、激しいアクションシーンで香港映画を世界に知らしめ、アジアから先駆者としてハリウッドに進出したジョン・ウー監督が受賞した。両監督は花道を歩いて壇上へ。山田監督は「光栄です」と受賞を喜びつつ「自分の作品は“SAMURAI賞”にふさわしいほど勇ましくないですが…」と笑みを浮かべて語り「ふさわしいのは隣にいるジョン・ウー監督だと思います。心より彼にお祝い申し上げたいです」とウー監督を祝福した。一方、ウー監督は「最も尊敬する映画の師匠と言える山田監督と共に受賞できることを名誉に思います。監督の映画は愛と人間性に満ち溢れており、それは映画が持つ普遍的な価値観であると言えます。60年代に映画を勉強し始めた時は世界各国の映画を見ましたが、日本映画は特に数多く見てインスパイアされましたし、いまなおインスパイアされ続けています」と山田監督の功績をたたえ、会場は温かい拍手に包まれた。ゲストとして来場した大友監督は、ウー監督の大ファンで、かつてロサンゼルスに留学していた際に「チャイナマーケットで買い物している監督にお声を掛けさせていただきました」と明かす。ウー監督はその時の様子について「監督になるなら、まずは頑張っていい脚本を書きなさいと伝えました」と述懐し、その後、大友監督が日本映画界きってのアクション作品を手掛ける監督になったことを喜び「これからもひたすら映画を撮り続けてください」とエールを送った。一方、『男はつらいよ』での2度のマドンナ役を含め、最新作『母と暮せば』まで計5回、山田作品に出演してきた吉永さんは、山田監督の存在について「ジョン・ウー監督は“師”と仰ってましたが、私にとっては山田学校の校長先生であり、同時に人生の師でもあります」と語った。「撮影の合間にいろんな面白い話をしてくださり、渥美(清)さんの思い出などを話してくださるとき、映画の世界で仕事をしていてよかったと思います」とも。さらに、仕事以外の部分でも「監督の持っている価値観――戦後70年を迎え、監督に付いて行こうという思いが強くなっています。いつまでも山田学校の生徒でいたいと思っています」と最大限の賛辞と敬意を口にし、会場は再び大きな拍手に包まれた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:母と暮せば 2015年12月12日より全国にて公開(C) 2015「母と暮せば」製作委員会
2015年10月26日大ヒット公開中『HERO』の主演・木村拓哉と、『ミッション:インポッシブル 2』や『レッドクリフ』で知られる名匠ジョン・ウー監督が、台湾観光局のCMにて奇跡のコラボを実現。収録を終えての木村さんとジョン・ウー監督のコメントが到着した。今回のCM撮影はすべて台湾にて敢行。木村さんはこの撮影のために、デビュー以来初めて台湾を訪れたという。台湾の空港ロビーには、木村さんの姿をひと目見ようと大勢のファンとメディアが詰めかけ熱烈な歓迎ぶりをみせた。さらに撮影現場周辺にも多くの中継車がスタンバイし、木村さんの一挙手一投足がニュースになるなど、その人気の高さをうかがわせた。“日本から近く、いつでも遊びに行ける台湾”がコンセプトの本CMは、ジョン・ウー監督ならではのモンタージュ手法を駆使し、木村さんが台湾と日本を行ったり来たりするといった内容。CM内で「小籠包」や「マンゴーかき氷」など台湾名物を実際に体験し、堪能した様子の木村さん。特に「この小籠包は本当に上手い!」と14個目の小籠包もペロッとたいらげスタッフを驚かせた。また台湾ウーロン茶を飲むシーンでは、お茶を飲むだけでなく礼儀作法や手の細かな動きまで率先して現地スタッフに質問するなど、作法や文化の魅力にまで興味を示していたという。木村さんは本CMについて「台湾とも、ジョン・ウー監督とも、今回が初めてのお仕事。台湾の皆さんの熱く、ハートフルな歓迎には驚いたけど、嬉しかったですね。僕も俳優として現場好きなほうですが、監督の現場に密にいらっしゃる姿に感動しました」と喜びのコメント。さらに、「もし機会があったら、また違う作品でも、“現場好き同士”で先輩の背中を見ながら勉強したいと思います」と今後の共演にも意欲を見せた。撮影終了後のインタビューでは、大雨に見舞われるアクシデントも。しかし木村さんが傘を持ち、ジョン・ウー監督と相合傘をしながらインタビューを続行。さすがに照れた様子の監督だったが「今回のタッグが実現できて本当に嬉しいですね。仲のいい友だちができたような気がする。このCMのテーマは、台湾は友だちが好きであること。木村さんを撮ることは私の願いでもあったので、私にとっても、とても楽しい経験となりました」と、こちらも夢の共演を楽しんだようだ。ジョン・ウー監督といえば、必ず“鳩”が作品中に登場することで有名だが、今回も現場に“鳩”準備されていた模様。一体のどのシーンで鳩が出てくるのか、本CMの放送を楽しみに待ちたい。(text:cinemacafe.net)
2015年07月26日ドラキュラ役で知られる俳優クリストファー・リーが亡くなった。93歳だった。その他の情報英国俳優のリーは、270本以上の映画に出演し、最も多くの出演作をもつ俳優としてギネスブックに記載されている。初めてドラキュラとしてスクリーンに登場したのは、1958年の『吸血鬼ドラキュラ』。以後、8度この役を演じた。そのほかの出演作に『フランケンシュタインの逆襲』『シャーロック・ホームズの冒険』『007 黄金銃を持つ男』『三銃士』『1941』『スリーピー・ホロウ』『アリス・イン・ワンダーランド』『ダーク・シャドウ』などがある。『ロード・オブ・ザ・リング』『スター・ウォーズ』『ホビット』シリーズにも複数回出演した。1961年にデンマーク人のモデル、ギッテ・クロエンケと結婚。夫妻には娘がひとりいる。『007』シリーズの原作者イアン・フレミングは従兄弟にあたる。文:猿渡由紀
2015年06月12日『トゥルー・グリッド』で映画初出演を果たし、弱冠14歳にして見事アカデミー賞助演女優賞ノミネートを果たしたヘンリー・スタインフェルド主演『ベアリー・リーサル』より、本編映像の一部がこのほど解禁となった。幼い頃から暗殺者養成学校で鬼教官ハードマン(サミュエル・L・ジャクソン)に訓練されてきた少女メーガン(ヘイリー・スタインフェルド)は普通の生活を送ることに憧れていた。学校でトップの成績の彼女は、ある日、スゴ腕美人暗殺者ヴィクトリア(ジェシカ・アルバ)の捕獲指令を受ける。生け捕りには成功するが、その過程でメーガンは仲間とはぐれてしまう。これを機に彼女は自分の死を偽装。カナダの交換留学生としてまんまとアメリカの一般家庭に潜り込み、高校生活を満喫しようとする。しかし、そんな中ヴィクトリアが脱走。彼女の魔の手がメーガンに迫る。第83回アカデミー賞で10部門にノミネートされたコーエン兄弟監督作『トゥルー・グリット』で映画初出演を果たし、その後も『はじまりのうた』、『ラストミッション』、『エンダーのゲーム』など大作、注目作に立て続けに出演している、18歳の若手女優ヘンリー・スタインフェルド。彼女が主演を果たした『ベアリー・リーガル』が、5月16日(土)~6月26日(金)に新宿シネマカリテにて開催される「カリコレ2015」にて上映される。共演は、『シン・シティ 復讐の女神』などで日本でも絶大な人気を誇るジェシカ・アルバ。本作では、主人公と敵対するゴージャスなブロンドヘアの武器商人を演じる。さらに、子どもを暗殺者に育て上げる鬼教官を『アベンジャーズ』シリーズのサミュエル・L・ジャクソンが演じる。監督は、『スター・ウォーズ』ファンの若者が繰り広げるおバカ珍道中を描き、日本でもファンの熱い署名活動の末、ようやく劇場公開に辿り着いた伝説の作品『ファンボーイズ』のカイル・ニューマン。音楽は、名優ロビン・ウィリアムズの最後の主演作『余命90分の男』、『ヤング≒アダルト』『JUNO/ジュノ』のマテオ・メッシーナが担当し、サンダンス、カンヌ、トロントなど主要な映画祭にも採用される実力派の彼が各場面を盛り上げる魅力的な楽曲を提供している。今回解禁された映像では、ジェシカ・アルバ演じる武器商人ヴィクトリアを捕えるために、単身敵地に乗り込んだヘイリー・スタインフェルド演じる少女アサシン・メーガンが、ヴィクトリアと激しい殴り合いを展開。二人の美女が敵意剥き出しで繰り広げる迫力満点のアクションには圧巻の一言だ。ブロンドの殺し屋を演じるジェシカ・アルバの挑発的な演技にも目が離せない。『モンスター上司』『白雪姫と鏡の女王』などを手掛けた本作のプロデューサーであるジョン・チェンは、ジェシのキャスティングに関して「私は『ダーク・エンジェル』の頃から彼女の大ファンだ。この役は『ダーク・エンジェル』に出演してた時の彼女のイメージに近い。アクションシーンが満載で、彼女はそれをスマートにやってのける。過剰に意地悪な演技をするわけではないけれど、彼女はこの映画では悪役だ。観客はそんな彼女の姿を楽しめるだろう」と語っている。少女アサシンと普通の女子高生の間で揺れるメーガンを演じるヘイリー・スタインフェルドと、ゴージャスなブロンドの殺し屋を演じるジャシカ・アルバ。彼女たちの新たな魅力を感じることができそうな本作を、ぜひチェックしてみて。『ベアリー・リーサル』は、5月16日(土)~6月26日(金)新宿シネマカリテ「カリコレ2015」にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月26日トッド スナイダー(TODD SNYDER)の渋谷旗艦店「トッド スナイダー・タウンハウス」で4月22日、ファッションコンサルタント、ニック・ウースター(Nick Wooster)のトークイベントが開催される。ニック・ウースターはニューヨークの老舗デパート「バーグドルフ・グッドマン」のメンズバイヤーを務めていたこともある、アメリカを代表するファッションディレクター。バイヤー時代にトッド スナイダーのデビューコレクションを最初に買い付けた人物でもあり、ブランドとの親交は今なお深い。独立後は様々なブランドやリテールのコンサルタントとして活動。今シーズンにはイタリアの名門「ラルディーニ(The Lardini Group)」とのコラボライン「ウースター+ラルディーニ(WOOSTER+LARDINI)」も始動している。今回のトークセッションでは、そんなニックが自身のスタイルやパーソナリティーを紐解いていく。その後はサイン会やアフターパーティーも開催され、ニックとのダイレクトな交流が楽しめる貴重な機会となりそうだ。更に、イベントのためにトッド スナイダーがデザインした限定「ニック・ウースターTシャツ」(9,000円)を発売。また、トークセッションの申し込み者全員と、Tシャツ購入者の中から50人には、ニックの顔を象ったタイピンをプレゼントする。その他、サイン会やアフターパーティーのみの出席者にも、イベント当日に9,000円以上のアイテムを購入することでノベルティを提供。更に、当日は店内商品10%オフのサービスも行う予定だ。なお、イベントの参加には予約が必要となる。予約は現在専用サイト(peatix.com/event/83448)で行われている。【イベント情報】会場:トッド スナイダー・タウンハウス住所:東京都渋谷区神宮前6-18-14会期:4月22日時間:トークセッションは19:30から、サイン会&パーティーは20:30から
2015年04月15日QVCジャパンはこのほど、デザイナーの荒井沙羅氏とファッションブランド「ウールファクトリー」がコラボレーションした「ウールファクトリー in collaboration with 荒井沙羅」のアイテムを、ショッピング専門チャンネルQVCにて発売した。「ウールファクトリー in collaboration with 荒井沙羅」のアイテムは、素材に暖かく軽めの圧縮ウールジャージやウォッシャブルウールを採用し、ストレッチ性のある型崩れしにくいデザインが特徴という。「圧縮ウール ハイカラー ゆったりコート」(税込4万8,600円)は、さまざまなインナーと重ね着しやすい袖丈に、立てても開けてもバランスよく見える襟元や、体型をカバーしやすいシルエットなどにこだわったデザイン。カラーはブラック・キャメルの2色展開となる。「圧縮ウール チラリ配色 ハンサムコート」(税込5万2,380円)は、縦ラインを強調したデザイン。全体的に軽いディティールにこだわったという。カラーはブラック・ライトグレーの2色展開。なお、サイズはともに38・40・42の3サイズ展開で、素材は毛100%、日本製となる。
2014年11月19日『レッドクリフ』2部作など、大ヒット作を手がけるジョン・ウー監督が、台湾の気鋭監督スー・チャオピンと共同監督を務めた『レイン・オブ・アサシン』が8月27日(土)から公開されるにあたり、ジョン・ウー監督とスー・チャオピン監督が来日し、インタビューに応じた。その他の画像本作は、ミシェル・ヨー、チョン・ウソン、バービー・スーら、中国、韓国、台湾、香港のスター俳優を集めて撮りあげた武侠アクション大作。『HERO』『孫文の義士団』のアクション監督スティーブン・トン、『男たちの挽歌』の撮影監督ホーレス・ウォンら、一流スタッフが集結しているのも注目を集めている。プロデューサー兼監督を務めたウー監督は、この映画に関わった理由を「スー監督の脚本を読んで、いままでの武侠映画やアクション映画とは違うものを感じた」と明かし、「人間の愛情が描かれているだけでなく、サスペンスの要素がある。そして、リアルな生活感やオリジナリティのあるアクションがある。人間性を深く描いている点にも興味をそそられた」とコメント。また主演のミッシェル・ヨーについて、スー監督は「非常に自立心が強くて、自分に要求の高い人。プロフェッショナルな女優さん」と語り、ウー監督は「アクションシーンの95%、いや98%かな? 自分でやるんですよ。本当に映画が必要とすることであれば、できる限り自分でやるという姿勢はすごいと思います」と話してくれた。最後にウー監督は、「スー監督は、“愛”や美しいアクション、登場人物の魅力を描ききっているだけでなく、何を犠牲にしても恐れることなく、新しい人生をやり直す強さをも描いている。スー監督の脚本と演出方法が実現した映画」と本作への自信を覗かせる笑顔を見せた。『レイン・オブ・アサシン』8月27日(土)、新宿武蔵野館ほか全国公開
2011年08月23日アジアの才能を結集したアクション映画『レイン・オブ・アサシン』の製作および監督を務めたジョン・ウーと共同監督のスー・チャオピンが来日。7月27日(水)、都内で会見が開かれ、女優の大地真央がゲストとして花束を贈呈し、続編への出演を“確約”された。ミシェル・ヨーにチョン・ウソンらアジアを代表する俳優たちを迎えた本作。明朝時代の中国を舞台に、ある伝説に巻き込まれていく美しき孤高の女剣士の戦いを描く。ジョン・ウー監督はまず、東日本大震災の犠牲者に哀悼の意を捧げると共に、災害に際して日本人が見せたメンタリティを絶賛。「勇気をもって災害に立ち向かう姿に感動しました。必ず立ち直れると信じています」とエールを送った。今回、チャオピン監督と2人体制での監督となったことについて「彼が作った『シルク』という映画を観て、愛情とオリジナリティにあふれており、才能を感じました。そして今回の脚本を読んで、新しい武侠映画として感銘を受けました。女性の剣客を描いているという点も驚き、ぜひ一緒に撮りたいと思いました」と説明。チャオピン監督の役者への演出については「嫉妬を覚えるほどだった」とふり返った。アジアを代表する巨匠に「現場で勉強させてもらった」と言わしめた新鋭監督・チャオピンだが、思わぬ絶賛の言葉に恐縮。「ジョン・ウーがいなければこの映画はできなかったし、こんな成果を上げることもなかった。彼は映画界のウィキペディアであり、百科全書です」と“師”を称えた。名だたるスターたちのキャスティングについて、チャオピン監督は「ミシェル・ヨーに関しては、当初から私もジョン・ウーも彼女で、と考えていた。中華圏において、アクションと演技をこなせる女優としてベスト3に入る女優」と絶大なる信頼を語った。一方、チョン・ウソンについてジョン・ウーは「私は日本の高倉健さんが好きですが、ウソンは彼のような俳優。私は、国や文化が違っても素晴らしいと思う俳優を起用したいと常々考えています」と語った。ちなみに、本作ではジョン・ウーの実の娘もスクリーンデビューを果たしている。その点について尋ねられると「私は、娘がしたいというなら何でも尊重する…要は娘が怖いんです(笑)。彼女は映画監督になりたいと思ってるんですが、そのためには役者として経験を積むことが役に立つと考え、チャオピン監督に出演をお願いしました。ワイヤーで吊られるシーンがあるんですが、そこは心配で心配で。現場をウロウロしながら『大丈夫なのか?』とスタッフに聞いたりしてたんですが、娘の方は全く心配していなくて、終わってからあろうことか『お父さん、現場にいないで』と言われてしまいました」と意外な親バカぶりを明かしてくれた。ゲストの大地さんから花束を受け取り、監督は上機嫌。「もっと早くにお会いしたかったです。続編があればぜひ一緒にお仕事したい」と熱烈なオファー。大地さんは大喜びで「ワイヤーで吊られてみたい!今日から中国語、頑張ります」と意気込んでいた。『レイン・オブ・アサシン』は8月27日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。■関連作品:レイン・オブ・アサシン 2011年8月27日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2010, Lion Rock Productions Limited. All rights reserved.■関連記事:アジアのトップスターが集結『レイン・オブ・アサシン』試写会に15組30名様ご招待
2011年07月27日