東京国際映画祭において、昨年より新設された「SAMURAI賞」の授賞式が10月26日(月)に歌舞伎座で行われ、山田洋次監督とジョン・ウー監督が受賞。ゲストとして吉永小百合と大友啓史監督も来場した。時代を切り開く革新的な映画を世界へ発信し続けた映画人の功績を称えるために新設され、昨年は北野武監督とティム・バートン監督が受賞した同賞。今年は『男はつらいよ』シリーズや『幸福の黄色いハンカチ』、近年でも『母べえ』『おとうと』『小さいおうち』など精力的に映画を撮り続けてきた山田監督、激しいアクションシーンで香港映画を世界に知らしめ、アジアから先駆者としてハリウッドに進出したジョン・ウー監督が受賞した。両監督は花道を歩いて壇上へ。山田監督は「光栄です」と受賞を喜びつつ「自分の作品は“SAMURAI賞”にふさわしいほど勇ましくないですが…」と笑みを浮かべて語り「ふさわしいのは隣にいるジョン・ウー監督だと思います。心より彼にお祝い申し上げたいです」とウー監督を祝福した。一方、ウー監督は「最も尊敬する映画の師匠と言える山田監督と共に受賞できることを名誉に思います。監督の映画は愛と人間性に満ち溢れており、それは映画が持つ普遍的な価値観であると言えます。60年代に映画を勉強し始めた時は世界各国の映画を見ましたが、日本映画は特に数多く見てインスパイアされましたし、いまなおインスパイアされ続けています」と山田監督の功績をたたえ、会場は温かい拍手に包まれた。ゲストとして来場した大友監督は、ウー監督の大ファンで、かつてロサンゼルスに留学していた際に「チャイナマーケットで買い物している監督にお声を掛けさせていただきました」と明かす。ウー監督はその時の様子について「監督になるなら、まずは頑張っていい脚本を書きなさいと伝えました」と述懐し、その後、大友監督が日本映画界きってのアクション作品を手掛ける監督になったことを喜び「これからもひたすら映画を撮り続けてください」とエールを送った。一方、『男はつらいよ』での2度のマドンナ役を含め、最新作『母と暮せば』まで計5回、山田作品に出演してきた吉永さんは、山田監督の存在について「ジョン・ウー監督は“師”と仰ってましたが、私にとっては山田学校の校長先生であり、同時に人生の師でもあります」と語った。「撮影の合間にいろんな面白い話をしてくださり、渥美(清)さんの思い出などを話してくださるとき、映画の世界で仕事をしていてよかったと思います」とも。さらに、仕事以外の部分でも「監督の持っている価値観――戦後70年を迎え、監督に付いて行こうという思いが強くなっています。いつまでも山田学校の生徒でいたいと思っています」と最大限の賛辞と敬意を口にし、会場は再び大きな拍手に包まれた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:母と暮せば 2015年12月12日より全国にて公開(C) 2015「母と暮せば」製作委員会
2015年10月26日大ヒット公開中『HERO』の主演・木村拓哉と、『ミッション:インポッシブル 2』や『レッドクリフ』で知られる名匠ジョン・ウー監督が、台湾観光局のCMにて奇跡のコラボを実現。収録を終えての木村さんとジョン・ウー監督のコメントが到着した。今回のCM撮影はすべて台湾にて敢行。木村さんはこの撮影のために、デビュー以来初めて台湾を訪れたという。台湾の空港ロビーには、木村さんの姿をひと目見ようと大勢のファンとメディアが詰めかけ熱烈な歓迎ぶりをみせた。さらに撮影現場周辺にも多くの中継車がスタンバイし、木村さんの一挙手一投足がニュースになるなど、その人気の高さをうかがわせた。“日本から近く、いつでも遊びに行ける台湾”がコンセプトの本CMは、ジョン・ウー監督ならではのモンタージュ手法を駆使し、木村さんが台湾と日本を行ったり来たりするといった内容。CM内で「小籠包」や「マンゴーかき氷」など台湾名物を実際に体験し、堪能した様子の木村さん。特に「この小籠包は本当に上手い!」と14個目の小籠包もペロッとたいらげスタッフを驚かせた。また台湾ウーロン茶を飲むシーンでは、お茶を飲むだけでなく礼儀作法や手の細かな動きまで率先して現地スタッフに質問するなど、作法や文化の魅力にまで興味を示していたという。木村さんは本CMについて「台湾とも、ジョン・ウー監督とも、今回が初めてのお仕事。台湾の皆さんの熱く、ハートフルな歓迎には驚いたけど、嬉しかったですね。僕も俳優として現場好きなほうですが、監督の現場に密にいらっしゃる姿に感動しました」と喜びのコメント。さらに、「もし機会があったら、また違う作品でも、“現場好き同士”で先輩の背中を見ながら勉強したいと思います」と今後の共演にも意欲を見せた。撮影終了後のインタビューでは、大雨に見舞われるアクシデントも。しかし木村さんが傘を持ち、ジョン・ウー監督と相合傘をしながらインタビューを続行。さすがに照れた様子の監督だったが「今回のタッグが実現できて本当に嬉しいですね。仲のいい友だちができたような気がする。このCMのテーマは、台湾は友だちが好きであること。木村さんを撮ることは私の願いでもあったので、私にとっても、とても楽しい経験となりました」と、こちらも夢の共演を楽しんだようだ。ジョン・ウー監督といえば、必ず“鳩”が作品中に登場することで有名だが、今回も現場に“鳩”準備されていた模様。一体のどのシーンで鳩が出てくるのか、本CMの放送を楽しみに待ちたい。(text:cinemacafe.net)
2015年07月26日トッド スナイダー(TODD SNYDER)の渋谷旗艦店「トッド スナイダー・タウンハウス」で4月22日、ファッションコンサルタント、ニック・ウースター(Nick Wooster)のトークイベントが開催される。ニック・ウースターはニューヨークの老舗デパート「バーグドルフ・グッドマン」のメンズバイヤーを務めていたこともある、アメリカを代表するファッションディレクター。バイヤー時代にトッド スナイダーのデビューコレクションを最初に買い付けた人物でもあり、ブランドとの親交は今なお深い。独立後は様々なブランドやリテールのコンサルタントとして活動。今シーズンにはイタリアの名門「ラルディーニ(The Lardini Group)」とのコラボライン「ウースター+ラルディーニ(WOOSTER+LARDINI)」も始動している。今回のトークセッションでは、そんなニックが自身のスタイルやパーソナリティーを紐解いていく。その後はサイン会やアフターパーティーも開催され、ニックとのダイレクトな交流が楽しめる貴重な機会となりそうだ。更に、イベントのためにトッド スナイダーがデザインした限定「ニック・ウースターTシャツ」(9,000円)を発売。また、トークセッションの申し込み者全員と、Tシャツ購入者の中から50人には、ニックの顔を象ったタイピンをプレゼントする。その他、サイン会やアフターパーティーのみの出席者にも、イベント当日に9,000円以上のアイテムを購入することでノベルティを提供。更に、当日は店内商品10%オフのサービスも行う予定だ。なお、イベントの参加には予約が必要となる。予約は現在専用サイト(peatix.com/event/83448)で行われている。【イベント情報】会場:トッド スナイダー・タウンハウス住所:東京都渋谷区神宮前6-18-14会期:4月22日時間:トークセッションは19:30から、サイン会&パーティーは20:30から
2015年04月15日QVCジャパンはこのほど、デザイナーの荒井沙羅氏とファッションブランド「ウールファクトリー」がコラボレーションした「ウールファクトリー in collaboration with 荒井沙羅」のアイテムを、ショッピング専門チャンネルQVCにて発売した。「ウールファクトリー in collaboration with 荒井沙羅」のアイテムは、素材に暖かく軽めの圧縮ウールジャージやウォッシャブルウールを採用し、ストレッチ性のある型崩れしにくいデザインが特徴という。「圧縮ウール ハイカラー ゆったりコート」(税込4万8,600円)は、さまざまなインナーと重ね着しやすい袖丈に、立てても開けてもバランスよく見える襟元や、体型をカバーしやすいシルエットなどにこだわったデザイン。カラーはブラック・キャメルの2色展開となる。「圧縮ウール チラリ配色 ハンサムコート」(税込5万2,380円)は、縦ラインを強調したデザイン。全体的に軽いディティールにこだわったという。カラーはブラック・ライトグレーの2色展開。なお、サイズはともに38・40・42の3サイズ展開で、素材は毛100%、日本製となる。
2014年11月19日限定イチジク果実エキス配合バージョン誕生!ガシー・レンカー・ジャパンが取り扱う、ヘアケアブランドのWEN(ウェン)。リッチクリームで頭を洗うという新発想を提案するアイテムは、ヘアエステにいるようなうっとりとするホームケアタイムと確かな効果を与えてくれる。頭皮のケアと毛髪のケアをトータルで考えたヘアケアシステムだからこそ、1本でしっかりとクレンジングし、保湿しながら美しい髪を整えてゆくことが可能だ。そんなウェンから、限定新フレーバーとして20日、イチジク果実エキス配合の「クレンジングコンディショナー(クレコン)イチジク」および「インテンシブトリートメントイチジク」が登場した。3カ月間だけの提供!注目のイチジクの酵素とミネラルをヘアケアに販売は11月20日までの3カ月間限定とされているから、手に入れたい人は、ぜひ早めにチェックしよう。頭皮ケアと毛髪ケアが1本でできる、クレンジングコンディショナーは、泡を立てるための界面活性剤は不使用というこだわりのアイテム。クリームにするための乳化剤も植物由来にこだわり、健やかな頭皮、美しくしなやかな髪を生み出す。限定フレーバーのイチジクに配合された、イチジク果実エキスは、女性にうれしい酵素やミネラルをバランス良く配合する美容フルーツとしても注目されているもの。抗酸化作用も期待できるので、熱による酸化ダメージを抑えることができ、日ごろからヘアアイロンやコテを使うことが多い人に、とくにおすすめしたい。切れ毛や枝毛の悩みが多い人にもおすすめで、みずみずしいキュートな香りは、上質なケアタイムと仕上がりの印象の良さをランクアップさせてくれるだろう。さらに集中トリートメントを施したいときには「インテンシブトリートメントイチジク」を使用するとよい。公式オンラインショップでは、この2点のお得なセットも販売されているので、ぜひチェックしてみて。【参考リンク】▼WEN元の記事を読む
2013年08月22日『レッドクリフ』2部作など、大ヒット作を手がけるジョン・ウー監督が、台湾の気鋭監督スー・チャオピンと共同監督を務めた『レイン・オブ・アサシン』が8月27日(土)から公開されるにあたり、ジョン・ウー監督とスー・チャオピン監督が来日し、インタビューに応じた。その他の画像本作は、ミシェル・ヨー、チョン・ウソン、バービー・スーら、中国、韓国、台湾、香港のスター俳優を集めて撮りあげた武侠アクション大作。『HERO』『孫文の義士団』のアクション監督スティーブン・トン、『男たちの挽歌』の撮影監督ホーレス・ウォンら、一流スタッフが集結しているのも注目を集めている。プロデューサー兼監督を務めたウー監督は、この映画に関わった理由を「スー監督の脚本を読んで、いままでの武侠映画やアクション映画とは違うものを感じた」と明かし、「人間の愛情が描かれているだけでなく、サスペンスの要素がある。そして、リアルな生活感やオリジナリティのあるアクションがある。人間性を深く描いている点にも興味をそそられた」とコメント。また主演のミッシェル・ヨーについて、スー監督は「非常に自立心が強くて、自分に要求の高い人。プロフェッショナルな女優さん」と語り、ウー監督は「アクションシーンの95%、いや98%かな? 自分でやるんですよ。本当に映画が必要とすることであれば、できる限り自分でやるという姿勢はすごいと思います」と話してくれた。最後にウー監督は、「スー監督は、“愛”や美しいアクション、登場人物の魅力を描ききっているだけでなく、何を犠牲にしても恐れることなく、新しい人生をやり直す強さをも描いている。スー監督の脚本と演出方法が実現した映画」と本作への自信を覗かせる笑顔を見せた。『レイン・オブ・アサシン』8月27日(土)、新宿武蔵野館ほか全国公開
2011年08月23日アジアの才能を結集したアクション映画『レイン・オブ・アサシン』の製作および監督を務めたジョン・ウーと共同監督のスー・チャオピンが来日。7月27日(水)、都内で会見が開かれ、女優の大地真央がゲストとして花束を贈呈し、続編への出演を“確約”された。ミシェル・ヨーにチョン・ウソンらアジアを代表する俳優たちを迎えた本作。明朝時代の中国を舞台に、ある伝説に巻き込まれていく美しき孤高の女剣士の戦いを描く。ジョン・ウー監督はまず、東日本大震災の犠牲者に哀悼の意を捧げると共に、災害に際して日本人が見せたメンタリティを絶賛。「勇気をもって災害に立ち向かう姿に感動しました。必ず立ち直れると信じています」とエールを送った。今回、チャオピン監督と2人体制での監督となったことについて「彼が作った『シルク』という映画を観て、愛情とオリジナリティにあふれており、才能を感じました。そして今回の脚本を読んで、新しい武侠映画として感銘を受けました。女性の剣客を描いているという点も驚き、ぜひ一緒に撮りたいと思いました」と説明。チャオピン監督の役者への演出については「嫉妬を覚えるほどだった」とふり返った。アジアを代表する巨匠に「現場で勉強させてもらった」と言わしめた新鋭監督・チャオピンだが、思わぬ絶賛の言葉に恐縮。「ジョン・ウーがいなければこの映画はできなかったし、こんな成果を上げることもなかった。彼は映画界のウィキペディアであり、百科全書です」と“師”を称えた。名だたるスターたちのキャスティングについて、チャオピン監督は「ミシェル・ヨーに関しては、当初から私もジョン・ウーも彼女で、と考えていた。中華圏において、アクションと演技をこなせる女優としてベスト3に入る女優」と絶大なる信頼を語った。一方、チョン・ウソンについてジョン・ウーは「私は日本の高倉健さんが好きですが、ウソンは彼のような俳優。私は、国や文化が違っても素晴らしいと思う俳優を起用したいと常々考えています」と語った。ちなみに、本作ではジョン・ウーの実の娘もスクリーンデビューを果たしている。その点について尋ねられると「私は、娘がしたいというなら何でも尊重する…要は娘が怖いんです(笑)。彼女は映画監督になりたいと思ってるんですが、そのためには役者として経験を積むことが役に立つと考え、チャオピン監督に出演をお願いしました。ワイヤーで吊られるシーンがあるんですが、そこは心配で心配で。現場をウロウロしながら『大丈夫なのか?』とスタッフに聞いたりしてたんですが、娘の方は全く心配していなくて、終わってからあろうことか『お父さん、現場にいないで』と言われてしまいました」と意外な親バカぶりを明かしてくれた。ゲストの大地さんから花束を受け取り、監督は上機嫌。「もっと早くにお会いしたかったです。続編があればぜひ一緒にお仕事したい」と熱烈なオファー。大地さんは大喜びで「ワイヤーで吊られてみたい!今日から中国語、頑張ります」と意気込んでいた。『レイン・オブ・アサシン』は8月27日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。■関連作品:レイン・オブ・アサシン 2011年8月27日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2010, Lion Rock Productions Limited. All rights reserved.■関連記事:アジアのトップスターが集結『レイン・オブ・アサシン』試写会に15組30名様ご招待
2011年07月27日