現在開催中の第74回ベルリン国際映画祭にて、マーティン・スコセッシ監督が金熊名誉賞を受賞した。映画芸術に大きく貢献した映画人を表彰する賞で、これまでの受賞者にはアラン・ドロン、ヴィム・ヴェンダース監督、スティーヴン・スピルバーグ監督らがいる。スコセッシ監督はプレス会見で「映画は死へと向かっているか」と聞かれ、「死に向かっているとは思いません。全くね。変わっているとは感じています」と返答。「テクノロジーが急速に消耗的に変化していく中で、私たちが本当に手放さずにいられるのは“個々の声”です。それというのは、TikTokでも表現できるし、4時間の映画でも2時間のミニドラマでも表現できるのです」と語った。近年、映画を観る方法の一つとしてストリーミングサービスが主流となり、映画やドラマ業界にはAIの使用に関する脅威も迫ってきている。スコセッシ監督は「テクノロジーを恐れるべきではありません。テクノロジーに使われてはならない。こちらがテクノロジーをコントロールし、正しい方向へと導くのです。その正しい方向とは、ただ消費されて投げ捨てられるようなものではなく、個々の声から生まれるものです」と述べた。スコセッシ監督が金熊名誉賞を受賞した日、同映画祭では代表作『ディパーテッド』の記念上映が行われた。最新作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』はまもなく開催のアカデミー賞で、10部門にノミネートされている。(賀来比呂美)■関連作品:キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン 2023年10月20日より世界同時劇場公開画像提供 Apple TV+
2024年02月21日3月10日(現地時間)に開催される第96回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演女優賞(エマ・ストーン)など11部門でノミネートされている『哀れなるものたち』。同作を手掛けたギリシャ出身の鬼才ヨルゴス・ランティモスが、韓国映画『地球を守れ!』の英語リメイク版のメガホンを取ることが分かった。「Variety」誌が報じた。製作は『哀れなるものたち』のプロデューサーで「Element Pictures」のエド・グイニー&アンドリュー・ロウ。彼らに『ミッドサマー』のアリ・アスター監督が率いる「Square Peg」、韓国の「CJ ENM」が加わる。アスター監督と「Element Pictures」のコラボは今作で6度目となる。脚本は『ザ・メニュー』のウィル・トレイシー。韓国オリジナル版『地球を守れ!』は、『1987、ある闘いの真実』のチャン・ジュナン監督がメガホンを取り、脚本も担当した2003年製作の作品。地球がエイリアンに侵略されていると思い込む青年と、彼に宇宙人だと間違われた男性との闘いを描くブラックコメディだ。本作のリメイク企画は2020年からささやかれており、当初はジュナン監督が自らメガホンを取ると伝えられていた。映画ファンは「風変わりな監督と風変わりな映画のペア」「アリ・アスターとヨルゴス・ランティモスが組む?カオティックでクレイジーな映画になるだろうね!」「とんでもないことになりそうだ」と本作に期待を寄せている。(賀来比呂美)
2024年02月20日2月18日夜(現地時間)、ピープルズ・チョイス・アワード授賞式が開催された。ホストは『バービー』のケンの一人を演じたシム・リウ。自身も映画演技賞にノミネートされていたが、受賞は同じく『バービー』のアメリカ・フェレーラに譲った。映画賞では『バービー』が圧勝で、同作から主演女優賞にマーゴット・ロビー、主演男優賞にライアン・ゴズリングが選ばれ、コメディ映画賞も獲得した。栄えある作品賞も『バービー』だった。テレビ部門では長寿番組「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」が作品賞を受賞。コメディ賞には「マーダーズ・イン・ビルディング」、ドラマ賞には「THE LAST OF US」が選ばれた。ピープルズ・アイコン賞はアダム・サンドラーが受賞。『ウソツキは結婚のはじまり』や『マーダー・ミステリー』で共演し、アダムと長年の友人であるジェニファー・アニストンが舞台でプレゼンターを務めた。「異母兄弟のようなもの。これ以上望めないくらい忠実な友人の一人」とアダムのことを紹介した。「彼の友人でいられるというのは、私の人生における喜びの一つですね」としみじみ語った。ピープルズ・ミュージック・アイコン賞はレニー・クラヴィッツが受賞した。ピープルズ・チョイス・アワードは、ファンの投票によって音楽、テレビ、音楽の45部門の受賞者が決まる。(賀来比呂美)
2024年02月20日2月18日、ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールで英国アカデミー賞(BAFTA)授賞式が開催された。今回は、77回の歴史を誇る同賞授賞式で「初めて」の出来事が多数あった。作品賞と監督賞は『オッペンハイマー』とその監督クリストファー・ノーランが受賞した。ノーラン監督はこれまでに『インセプション』と『ダンケルク』でどちらの賞にもノミネート歴があるが、3度目にして初めて受賞が叶った。同作からはキリアン・マーフィーが主演男優賞も獲得。アイルランド人俳優が同賞を受賞するのは初めてだという。助演男優賞を受賞したロバート・ダウニー・Jr.(『オッペンハイマー』)が前回英国アカデミー賞を受賞したのは、『チャップリン』で主演男優賞を獲得した31年前。この「31年」という前回との受賞間隔が最長記録を更新したという。アニメ映画賞は宮崎駿監督作『君たちはどう生きるか』に贈られた。日本の作品が同部門で受賞するのは初めて。主な受賞作、受賞者は以下の通り。作品賞『オッペンハイマー』監督賞クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』主演女優賞エマ・ストーン『哀れなるものたち』主演男優賞キリアン・マーフィー 『オッペンハイマー』助演女優賞ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ『ホールドオーバーズ(仮題)』助演男優賞ロバート・ダウニー・Jr.『オッペンハイマー』脚本賞ジュスティーヌ・トリエ&アルチュール・アラリ『落下の解剖学』脚色賞コード・ジェファーソン『アメリカン・フィクション』英語作品賞『関心領域 The Zone of Interest』アニメ映画賞『君たちはどう生きるか』(賀来比呂美)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibliオッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年02月19日2月17日(現地時間)、アニメ界のオスカーともいわれるアニー賞授賞式がロサンゼルスのロイスホールで開催された。作品賞に輝いたのは、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』。同作は最多7部門で受賞となった。作品賞には同作のほか、『ニモーナ』『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』『すずめの戸締まり』『君たちはどう生きるか』がノミネートされていた。宮崎駿監督作『君たちはどう生きるか』は、作品賞は逃したものの絵コンテ賞とキャラクターアニメーション賞を受賞した。また、同作の音楽を担当した久石譲にアニメ界への貢献を称えるウィンザー・マッケイ賞(功労賞)が授与された。アニー賞で受賞・ノミネートされた作品の多くは、3月に開催されるアカデミー賞の長編アニメ賞の候補にも挙がっている。『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』『君たちはどう生きるか』『ニモーナ』に加え、今回のアニー賞でインディペンデント作品賞を受賞した『ロボット・ドリームズ』、英国アカデミー賞やゴールデングローブ賞の長編アニメ賞の候補だった『マイ・エレメント』の5作品だ。『君たちはどう生きるか』は、18日(現地時間)に開催された英国アカデミー賞では『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』『マイ・エレメント』、『チキンラン』の続編『Chicken Run: Dawn of the Nugget(原題)』という強敵を抑えてアニメ映画賞を受賞した。(賀来比呂美)■関連作品:スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース 6月16日(金)全国の映画館で公開© 2022 CTMG. © & ™ 2022 MARVEL. All Rights Reserved.君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli
2024年02月19日メトロポリタン美術館より、今年5月6日に開催されるメットガラの共同議長が発表された。ゼンデイヤ、ジェニファー・ロペス、クリス・ヘムズワース、バッド・バニーが務めるという。また、名誉議長には「ロエベ(LOEWE)」のクリエイティブ・ディレクターのジョナサン・アンダーソンと、TikTokのCEO周受資氏が就任した。今年のメットガラのスポンサーはTikTok。メットガラは同美術館で行われる特別展覧会の開幕を飾るイベントでもある。今年の展覧会のテーマは「Sleeping Beauties: Reawakening Fashion(直訳:眠れる美女たち 再び目を覚ますファッション)」で、メットガラのドレスコードは「ガーデン・オブ・タイム」。毎年メットガラを主催しているアナ・ウィンターが編集長を務める「VOGUE」誌は、今回のテーマについて「グリム兄弟やディズニーとはなんの関係ありません。二度と着用できないほどとてももろい服やファッションの祭典です」とコメントしている。クリスはインスタグラムで、自分を含む共同議長たちについて「悪くない顔ぶれでしょう?」と同意を求め、「だれか『ガーデン・オブ・タイム』っぽい服を持っていないかな?借りたいんだけど」とユーモアたっぷりにヘルプを求めている。(賀来比呂美)
2024年02月16日今年後半、ラスベガスにある没入型エンタメ施設「AREA 15」に、キアヌ・リーブス主演作『ジョン・ウィック』のアトラクションが登場することが明らかになった。ライオンズゲートが発表した。『ジョン・ウィック』シリーズの監督を務めたチャド・スタエルスキと、彼のアクションデザイン会社「87Eleven」などデザインを手掛け、また、2018年に『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の脱出ゲームを手掛けた「Egan Productions」も加わる。アトラクションの規模は12000平方フィート(約1115平方メートル)ほどの広さになるという。スタエルスキは「大きなスクリーン上であれ、没入型体験であれ、人々が自分の物語やキャラクターを受け入れてくれるのを見るのは大変うれしいものです。ライオンズゲート、AREA 15、Eganのチームはこの世界に没頭しています」とコメントしている。ゲスト(参加者)は、ウィックの世界で描かれたキャラクター、神話、図像にまつわる特定のミッションをクリアしていく。コンチネンタルホテルのスタッフ、暗殺者、犯罪組織のボスらが近くにおり、秘密や手掛かりを提供してくれるようだ。スタエルスキ監督は最近、ライオンズゲートとの契約によって、マルチプラットフォームにおける『ジョン・ウィック』シリーズでクリエイティブ監督を務めることが発表されていた。(賀来比呂美)■関連作品:ジョン・ウィック 2015年10月16日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開Motion Picture Artwork © 2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. © David Leeジョン・ウィック:チャプター2 2017年7月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開© 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.ジョン・ウィック:パラベラム 2019年10月4日より全国にて公開®, TM & © 2019 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.ジョン・ウィック:コンセクエンス 9月22日(金)全国公開®, TM & © 2023 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2024年02月16日『へレディタリー/継承』『ミッドサマー』の監督アリ・アスターが製作総指揮を務める『Sasquatch Sunset(原題)』の予告編が公開された。「Sasquatch(サスカッチ)」とは未確認生物の「ビッグフット」のことで、本作にはビッグフットの一家が主人公として登場する。監督は『トレジャーハンター・クミコ』のデヴィッド&ネイサン・ゼルナー。主演はジェシー・アイゼンバーグ(『グランド・イリュージョン』シリーズ)、ライリー・キーオ(『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』)。ジェシーたちは本人だと分からないほどの特殊メイクと着ぐるみで、毛むくじゃらのビッグフットに扮している。予告編では、サスカッチたちは唸り声を上げることはあっても一言も話さず、北米の霧深い森の中でセックスをしたりほかの動物たちと戯れたり…という姿が映し出される。本作は彼らの「不条理ながらも壮大で、笑いを誘い、究極に心を打つ1年間の旅」を追うものだという。予告編はドキュメンタリー風の仕上がりのため、「ビッグフットの一家を実際に撮ることができるなんてすごいね。たいてい彼らってカメラに撮られるのを避けるから」「彼らはビッグフットの新世代だから、セレブになりたいんだよ」とファンからユーモアにあふれるコメントが寄せられている。(賀来比呂美)■関連作品:ミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
2024年02月15日トッド・フィリップス監督が2月14日(現地時間)、『ジョーカー』の続編『Joker: Folie à deux(原題)』より、新画像を公開した。公開された3枚の画像に、バレンタインデーにふさわしい「あなたの一日が愛にあふれた日になりますように」というキャプションが添えられている。どの画像にもホアキン・フェニックス演じるジョーカーとレディ・ガガ演じるハーレイ・クインが写っており、巨大な満月を背景とした幻想的なダンスシーンや、お互いの鼻と鼻をくっつけ合っているなど、どれもロマンティックな雰囲気を感じさせるものだ。ファンから「ギフトをありがとう」「バレンタインデーにふさわしいデュオ!」と歓喜の声が上がると共に、「予告編はいつ?」「予告編を早く観たい」という予告編へのリクエストも多数寄せられた。すると、フィリップス監督はその一つのコメントに「この質問をたくさんもらっています。映画は10月に公開です。だから初ティザー動画は4月中旬まで出ませんよ」と返信。ファンを喜ばせた。なお、フィリップス監督は昨年のバレンタインデーにもSNSに画像を投稿。ジョーカー&ハーレイ・クインのファーストルックをお披露目した。その際にも、ファンから「予告編を見せて」というコメントが殺到していた。『Joker: Folie à deux』は10月4日全米公開予定。(賀来比呂美)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2024年02月15日一週間ほど前に、トム・ホランドが今夏ウェスト・エンドで「ロミオとジュリエット」のロミオを演じると発表した。2月13日の正午(現地時間)にチケットが一般発売開始となったのだが、5月11日から8月3日までの全公演分のチケットが14時過ぎには売り切れたという。英「イブニング・スタンダード」紙が報じた。同日は午前8時よりプレセールがスタートしており、6万人以上のファンがインターネット上で列をなした。Xでは「28664人が私の前に並んでいる。チケットゲットは無理そうだな。ただ私の彼(トム)を見たいだけなのに!」と焦るファンや、「トム・ホランドのチケットを買おうとしているのだけれど、『THE ERAS TOUR』と同じトラウマを感じ始めている」と、テイラー・スウィフトの大人気ツアーのチケットと同様の入手困難ぶりを訴えるファンもいた。どうしても手に入れられず、「トム!どうか追加公演をやって!」という人もいた。残念ながらチケットは完売したが、後日30歳未満の人やエッセンシャルワーカーなど、特定の対象者に25ポンドのチケットが5000枚売り出されることが明らかになっている。ジェイミー・ロイドが手掛ける舞台「ロミオとジュリエット」は、今年5月にウエスト・エンドのデューク・オブ・ヨーク劇場で上演される。(賀来比呂美)
2024年02月14日「BLACKPINK」のリサが「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート」シーズン3で俳優デビューを飾ることが分かった。本名のラリサ・マノバンとしてクレジットされるという。「Variety」が報じた。「ホワイト・ロータス」は、2021年に始まったHBOのドラマ。エミー賞で作品賞、助演女優賞(ジェニファー・クーリッジ)、助演男優賞(マイク・ホワイト)などを受賞し、評価も人気も高い作品だ。シーズン3にはリサのほか、ジェイソン・アイザックス(『ハリー・ポッター』)、エイミー・ルー・ウッド(「セックス・エデュケーション」)、パトリック・シュワルツェネッガー(「GEN V」)、ミシェル・モナハン(『ミッション:インポッシブル』)ら豪華な顔ぶれが新たに加わる。舞台はリサの出身国のタイ。撮影は今月中旬から開始となる。リサの俳優デビューにファンは「間違いなく最高のシーズンになる」「シーズン1も2も観たことがないドラマだけれど、3は絶対に観る。リサが出演するから!」「早く放送日を教えて!」「エイミーとリサの共演が楽しみ」などの歓喜の声を上げている。「BLACKPINK」のメンバーでは、ジェニーも昨年HBOのドラマ「THE IDOL/ジ・アイドル」で俳優デビューを果たした。(賀来比呂美)
2024年02月14日3月10日(日)に開催されるアカデミー賞授賞式のプロモーション動画が公開された。“主演”は司会を務めるジミー・キンメル。昨年世界中で大ヒットした『バービー』のバービーランドの中で迷ってしまい、変てこバービー(ケイト・マッキノン)の家にたどり着く。タキシード姿のジミーはケンの一人だと勘違いされ、「中年の危機のケン?」「離婚してすべて失ったケン?」「サイズアップが必要なタキシード着用のケン?」と聞かれるが否定し、「ハリウッドに帰りたいんです」と訴える。変てこワゴンに乗って、オスカーズランド(ハリウッド)に向かう2人。道中、今年のアカデミー賞の作品賞にノミネートされている映画が『バービー』の世界観と変てこバービーの主観で紹介される。例えば『哀れなるものたち』は、エマ・ストーン演じるベラが変てこバービーの「いとこ」であり、「もっと変てこなバービーなんだ」と説明されるといった具合にだ。2人はなんとか無事オスカーの会場にたどり着くが、ジミーはこれで4度目の司会を務めるがいまだに「ナーバスだ」と不安な顔を見せる。すると、変てこワゴンの後部座席からアメリカ・フェレーラ演じるグロリアが登場。『バービー』の中で見せた名演説シーンを再現するかのように、ジミーに「こんな司会者であらねばならない」と説く。その後、「オスカーの司会をするのは、女性でいるよりも難しいことだ」とジミーが的外れなことを言って場をしらけさせた瞬間、今度は後部座席からライアン・ゴズリング演じるケンが現れる。オスカーの後に出席者が喜んで食べることで知られているファーストフード「イン・アンド・アウト・バーガー」の商品を手にして。ジミーに「それはオスカーの“後”に食べるものだよ。特に受賞者が」と指摘されたケンは、「それはありえないや」と商品をポイ捨て。「でも、グレタ(・ガーウィグ)は監督賞が確実だからよかったな!」と喜ぶ。グロリアは困った顔でグレタが監督賞にノミネートされていないことをケンの耳にささやき、ケンはその事実を知って絶叫する…という皮肉が効いた内容となっている。ノミネートが確実視されていた監督賞にグレタ、主演女優賞にマーゴット・ロビーが、候補入りを逃したからだ。なお、ライアンとアメリカは助演男優賞、助演女優賞にノミネートされている。(賀来比呂美)
2024年02月14日ラナ&リリー・ウォシャウスキー姉妹(『マトリックス』シリーズ)の妹リリーが、初めて単独で長編映画を監督することが分かった。「Collider」が報じた。主演は人気急上昇中のコメディアン、ケイレブ・ヒアロン(『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』)で、ジャンルはクィア・コメディ。タイトルは『Trash Mountain』で、直訳すると「ごみの山」だ。溜め込み症の父が亡くなったことをきっかけに、故郷に帰るゲイの青年(ケイレブ)を追うという。ヒアロンは長編脚本家デビューとなるルビー・キャスターと、脚本の共同執筆も行っている。製作は『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』を監督したコリン・トレヴォロウら。リリーはここ10年ほど、「Sense8」や「Work in Progress(原題)」などのテレビドラマを手掛けており、久々の映画界復帰となる。リリーは「友人のケイレブ・ヒアロンが『Trash Mountain』(の脚本)を送ってくれて、監督するチャンスに飛びついたんです。とても美しく、悲しく、おもしろい話です。クィアが隅の方に押しやられてしまいがちないま、その表現と物語は大切なものです。脚本家のケイレブとルビーは、この暗闇の中で輝く光なのです」とコメントしている。(賀来比呂美)
2024年02月13日2月11日(現地時間)、スーパーボウル中に流れるCMで、『ウィキッド』の実写映画『Wicked: Part One(原題)』より初の予告編が解禁された。この日、グリンダ役のアリアナ・グランデとエルファバ役のシンシア・エリヴォは、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のカスタムメイドによるフッドボール・ジャージーを着用して会場に登場。背中にそれぞれの役名と、公開日(11月27日)にちなんだ「27」という数字が入っており、並々ならぬ気合を感じさせていた。予告編は「人々を団結させるには、適切な敵を与えればいい」というナレーションからスタート。エルファバを見て「あなた、緑色!」と驚くグリンダと、「ええ、そう」と答えるエルファバの初対面から友情を築いていく様子が描かれる。ミシェル・ヨー演じるマダム・モリブル、ジョナサン・ベイリー演じるフィエロも登場。後半ではシンシアの歌声も聴くことができ、「鳥肌モノの感動」と好評。ファンから「ここ数年間、映画館に行った記憶がないけれど、この作品だけは映画館で観たい」「ミュージカル版の大ファンです。実写映画版もすごく期待ができそう」「予想の何倍もよかった!」と感想が寄せられている。『Wicked: Part One』は11月27日全米公開予定。(賀来比呂美)
2024年02月13日黒澤明監督の『天国と地獄』が、スパイク・リー監督&デンゼル・ワシントン主演でハリウッドリメイクされることが分かった。「The Hollywood Reporter」などが報じた。AppleとA24の提携に基づく作品で、劇場公開後、Apple TV+で配信されるという。脚本はリー監督とアラン・フォックス。製作会社はA24、製作はエスケープ・アーティスツのトッド・ブラック(『イコライザー』シリーズ)、マンダレイ・ピクチャーズのジェイソン・マイケル・バーマン(『AIR/エア』)。3月に製作開始とのこと。リー監督とデンゼルはこれまでに『モ'・ベター・ブルース』『マルコムX』『ラストゲーム』『インサイド・マン』でタッグを組んでおり、今回が5度目となる。リー監督は以前より黒澤監督のファンであることを公言しており、1986年に自身がメガホンを取ったコメディ『She's Gotta Have It(原題)』は『羅生門』に影響を受けていると語ったことがある。黒澤監督の作品は海外で何度もリメイクされており、最近では2022年に『生きる』が『生きる Living』としてビル・ナイ主演で製作された。今回のリメイクについて、映画ファンは「基本的にリメイクは好きではないがリー監督とデンゼルのコンビなら素晴らしいものを作ってくれると信じている」などの感想をXに寄せている。(賀来比呂美)
2024年02月09日今年7月27日、映画『バービー』の音楽を演奏するコンサート「Barbie The Movie: In Concert」が開催されることが分かった。会場はロサンゼルスにある野外音楽堂のハリウッド・ボウル。バービー人形の発売元マテル社が発表した。演奏を担当するのは、音楽監督・編曲家のメイシー・シュミット率いる「ザ・バービーランド・シンフォニエッタ」。団員全員が女性で、その多くを有色人種が占めているという。シュミット自身もエジプト系アメリカ人で、最近ブロードウェイ史上初の有色人種女性オーケストレーター(編曲家)になったことも話題となった。シュミットは「世界的に有名なハリウッド・ボウルとマテル社と協同し、『Barbie The Movie: In Concert』を開催することを発表できて大変光栄です。ボウルのエネルギーほど素晴らしいものはありませんし、ザ・バービーランド・シンフォニエッタの世界一流の女性音楽家たちをこのようなアイコニックな会場に招くというのは、完全にマッチしていることだと感じます」とコメント。コンサートでは特別限定商品の販売や記念撮影も予定されている。現在、ハリウッド・ボウルのHPでは今回のコンサートとほかのコンサートをあわせた5回分のチケットが販売されており、バービーのコンサートだけのシングルチケットは5月7日に発売開始になる。(賀来比呂美)
2024年02月09日Paramount+より、『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』のナックルズを主人公としたスピオンオフドラマ「Knuckles(原題)」の予告編が公開された。今作は、『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』と今年12月に全米公開される映画『ソニック』シリーズ第3弾の間に起きるできごとを描いている。ナックルズのアクション満載の自分探しの旅をテーマとし、ナックルズは映画版の第1弾、2弾にも登場したアダム・パリー演じるウェイドを弟子として育てることになるという。ナックルズはウェイドのトレーニングに努める一方で、ナックルズのパワーを奪おうとする敵とも対峙しなくてはならない。ナックルズの声優は、映画版と同じくイドリス・エルバが担当している。「アクション満載」とうたっている通り、本作はドラマでありながら映画並みのスケールのアクションシーンが展開される。予告編でもそれは随所にみられ、ファンは「CGがすごくいい。テレビドラマでこんなにすごいのは予想していなかった」「めちゃくちゃかっこよくて息ができない」「もうすでに好き」「Paramount+に入らなきゃ!」などの感想を寄せており好評だ。「Knuckles」はParamount+で北米では4月26日、日本では今年後半に配信開始となる。(賀来比呂美)■関連作品:ソニック・ザ・ムービー 2020年6月26日より全国にて公開© 2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED.ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ 2022年8月19日より全国にて公開©2022 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC.
2024年02月09日2023年12月にDisney+で配信開始となり、世界中で多くのファンを獲得したドラマ「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」が、シーズン2へ更新されたことが分かった。シーズン2は、リック・リオーダンの原作小説シリーズの2作目「魔海の冒険」に基いて製作される。小説では、主人公のパーシー・ジャクソンが仲間たちと共にサイクロプスのもとから友人グローバーを救い出し、「ゴールデンフリース」として知られる魔法のアイテムを取り戻す様子が描かれている。ディズニー・ブランデッド・テレビジョン社長のアヨ・デイヴィスは、「『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』は、魔法、不思議さ、冒険、そしてハートのどれをとっても豊かであり、いたるところであらゆる年齢層の視聴者のイマジネーションを虜にしました。私たちはリック・リオーダン、20thテレビジョンの素晴らしいパートナーたち、そしてこの物語に息を吹き込んでくれる卓越したキャストとクリエイティブな才能豊かな面々と、シーズン2で新たな冒険に乗り出すことをとても楽しみにしています」とコメント。原作者でありドラマのクリエイターで脚本も担当しているリオーダンは、昨年12月末にすでにシーズン2の脚本執筆に着手しているとポッドキャスト「Happy Sad Confused」で話していた。「(シーズン2への)GOサインが出た時のために、できるだけの準備はしています。でもわかりません。正式には決定していません」と語っていたが、無事に更新となった。(賀来比呂美)
2024年02月08日シリーズとして製作予定だった『モアナと伝説の海』の続編が、映画化されることが分かった。タイトルは『Moana 2(原題)』で、全米公開日は2024年11月27日(日本公開日未定)だという。ディズニーのCEOボブ・アイガーが、CNBC局とのインタビューでサプライズ発表。「『モアナ』はいまも非常に人気の高いフランチャイズです。今年11月に劇場公開される『モアナ2』で、モアナとマウイをまた見ていただけるのが待ちきれません」と語った。シリーズ化から映画化に変更となった理由は、「映像を見て感銘を受け、劇場公開に値すると確信したから」とのこと。本作で監督を務めるのは、『モアナと伝説の海』でストーリーアーティストとして参加したデイブ・デリック・ジュニア。長編アニメーションを手掛けるのは初めてとなる。音楽は、2022年のグラミー賞 最優秀ミュージカル・シアター・アルバム賞で同部門最年少受賞となったアビゲイル・バーロウとエミリー・ベアー。前作よりオペタイア・フォアイ&マーク・マンシーナも参加する。日本では2017年3月に公開された『モアナと伝説の海』は、興行収入ランキング初登場1位、観客動員423万人、最終興行収入51.6億円を超える大ヒットとなった。心に響く音楽、息を呑むほど美しい映像、主人公モアナが傷つき、悩みながら成長していく様子が共感と感動を呼んだ。(賀来比呂美)■関連作品:モアナと伝説の海 2017年3月10日より全国にて公開© 2016 Disney. All Rights Reserved.
2024年02月08日「Uber Eats」がスーパーボウル向けのCMを公開。コンセプトは「Uber Eatsがほぼなんでも配達してくれるということを覚えているためには、そのスペースを確保するために何かほかのことを忘れなければならない」というもので、CMの様々な出演者は「大事なこと」を忘れてしまう。最初に登場するジェニファー・アニストンは、撮影現場で「フレンズ」のデヴィッド・シュワイマーと再会し「ジェン!」と呼ばれてハグを受けるも「会ったこと、ありましたっけ?」と困惑顔。「ヒントをください」と聞かれたデヴィッドは「10年も一緒に仕事をしたじゃないか」と悲しげな表情を見せる。「10年も!」と驚くジェニファーは、「あなたって最高だったものね」と適当なことを言うが、デヴィッドには「いやいや、思い出してないでしょ」と見破られてしまう…という内容だ。ファンは「『フレンズ』のキャストの再会はいつでも心が温かくなる」「ロスとレイチェルだ~!」「デヴィッドとジェニファーのCMを観るためにスーパーボウルを観るよ」などの感想を寄せている。CMにはジェニファー&デヴィッドのほかに、デヴィッド&ヴィクトリア・ベッカム夫妻らが出演。トリは今年のスーパーボウルのハーフタイムショーでヘッドライナーを務めるアッシャーだが、その事実を忘れて「いつかハーフタイムショーで歌えたらなぁ」とのんきなことを言って周りのスタッフを驚かせるシーンで終わる。(賀来比呂美)■関連作品:フレンズ [海外TVドラマ]
2024年02月07日トム・ホランドが、久々にキャリアの原点である舞台に帰ってくることが分かった。トムは今春、ロンドンのウエスト・エンドで上演される舞台「ロミオとジュリエット」で、ロミオ役を演じるという。ほかのキャストはまだ発表されていない。演出を手掛けるのは、ジェームズ・マカヴォイ主演「シラノ・ド・ベルジュラック」でローレンス・オリヴィエ賞リバイバル作品賞などの受賞歴があるジェイミー・ロイド。トム・ヒドルストン主演の「背信」、ジェシカ・チャステイン主演の「人形の家」などを手掛けてきた演出家だ。トムは『スパイダーマン』シリーズでブレイクする前に、ウエスト・エンドで上演された「ビリー・エリオット:ザ・ミュージカル」に出演し、名を揚げた。最初は主人公ビリーの親友マイケル役だったが、最終的に主役の座を手に。「ビリー・エリオット」は映画『リトル・ダンサー』に基づいて制作されたミュージカルで、映画ではビリーをジェイミー・ベルが演じた。舞台「ロミオとジュリエット」はウエスト・エンドのデューク・オブ・ヨーク劇場で今年5月から12週間上演される。トムはインスタグラムで同作のキービジュアルを公開しており、ファンは「ゼンデイヤがジュリエットだといいなぁ」「バルコニーで待ってるね」「すごく楽しみ」「おめでとう!」などのコメントを寄せている。(賀来比呂美)
2024年02月07日『アバター』シリーズ第2弾『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の公開から1年以上が経った。現在、第3弾は撮影後の編集作業を行っており、第4弾は撮影があと半分ほど。『3』は2025年、『4』は2029年、『5』は2031年の公開を予定しているが、ジェームズ・キャメロン監督(69)の頭の中にはすでに『6』と『7』の構想もあるという。「People」誌に語った。「5作目までは(脚本を)書き終えています。6作目、7作目のアイディアもあるんですよ。ただ、その頃にはバトンを誰かに渡すことになるでしょうけれど」と、監督として『6』『7』のメガホンを取ることはなさそうだと発言した。「つまり、死が追いついてくるということです。でもいま私たちはやりたいことをやって楽しんでいます。好きなことをね。素晴らしい人たちと仕事ができているんです」。Xには「『5』の公開が7年後だというのに『6』以上を考えていることがすごい!」「『ハリー・ポッター』とか『ワイルド・スピード』シリーズみたいにしたいのかな?」などの映画ファンからの感想が寄せられている。実はキャメロン監督が目指しているのは、『ハリー・ポッター』でも『ワイルド・スピード』でもなく、『スター・トレック』と『スター・ウォーズ』だ。この2シリーズは子どもの頃からキャメロン監督のインスピレーションの源になっているという。「(『アバター』は)また新しいユニバースですし、映画も2本しか出ていない。3本目の製作は半分が終わったところです。時が経つと共に、(2シリーズのような)文化的な影響力を持つ作品にするためには、心血を注がなくてはならないんです」。(賀来比呂美)■関連作品:アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedアバター:ウェイ・オブ・ウォーター 2022年12月16日より全国にて公開© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年02月06日先月中旬、英王室はキャサリン皇太子が腹部の手術を受けて入院中であることと、チャールズ国王が前立腺肥大の治療を受けるということを発表した。チャールズ国王に関しては、その治療中にがんが見つかったことが分かったという。12月5日(現地時間)、英王室が「国王は病院で良性の前立腺肥大の治療を受けている間に、別の懸念事項を指摘されました。検査の結果、がんであるという診断を受けました」とSNSなどで公表した。がんの種類や進行度などは未公表。5日よりがんの治療を受け始めており、外に出て行う公務は延期する。がんの診断を受けても国王は「治療に対して非常に前向きであり、できる限り早く公務に戻るのを楽しみにしています」とのこと。Xにはチャールズ国王を心配する人たちから「一日も早いご回復をお祈りしています」「このニュースをシェアするのは、とても勇気がいることです。他のがん患者も自分は一人じゃないんだと思えるでしょう」などのメッセージが寄せられている。「PAメディア」は、アメリカ在住のヘンリー王子がチャールズ国王とすでにがんのことで話をし、近々イギリスに帰国して国王を見舞うようだと報じている。(賀来比呂美)
2024年02月06日2月1日(現地時間)、『ロッキー』シリーズでアポロ・クリードを演じたカール・ウェザースが亡くなった。76歳だった。長年友情を築いてきた『ロッキー』のシルヴェスター・スタローンが、インスタグラムに動画メッセージを投稿し追悼した。「昨日、私たちはレジェンドを失いました。私の人生は、カール・ウェザースに出会った日に、永遠に良い方向へと変わったのです。死しても力と共に。パンチし続けて」というキャプションが添えられている。動画の中のスタローンは、『ロッキー』の中でライバル同士だったロッキー&アポロがパンチを打ち込み合う抽象画の前で「今日は本当に悲しい日」「心が引き裂かれそうで、言葉にできないくらいです」とひどく落ち込んでいる様子。カールについて「私の人生、成功、すべてにおいて不可欠な人でした」として「賛辞を送りたい」と話した。「『ロッキー』で成し遂げたことは、彼がいなければ決してできませんでした。彼は本当に素晴らしい人でした。声も体格もパワーも運動能力も。でも、もっと大事なのは彼の心と魂がさらに素晴らしかった」と称えた。カールの出演作には『ロッキー』のほか、『クリード チャンプを継ぐ男』「マンダロリアン」などがある。(賀来比呂美)■関連作品:ロッキー
2024年02月05日昨年1月1日に大型除雪車の下敷きとなり重傷を負ったジェレミー・レナー。手術を受けリハビリに奮闘し、あれから一年以上が経ったいま、『アベンジャーズ』シリーズで演じてきたホークアイ役への復帰も考えられるほど回復したようだ。「Entertainment Weekly」誌とのインタビューで現状について次のように語っている。「必要なことの90%くらいはできるようになっています。あと半年もすればきっともっと…。自分自身のためにゴールを設定しなければならない。できることはなんでもやります。よりよくなるために、強くなるためにならどんなことでも」と全快まであとわずかだと明かした。ホークアイ役への復帰について聞かれると「いつだって乗り気です。十分に強くなって、備えます。この回復期の間ずっとみんながベッドサイドに来てくれて、一緒にいてくれました。だからもし彼らが私を望むなら、私は出演しますよ。そうなったらいいでしょうね」と前向きな様子。確かにジェレミーはSNSで大けがしたことを報告した際、マーベル仲間たちがお見舞いメッセージを送ったり、『アベンジャーズ』シリーズのスカーレット・ヨハンソン&クリス・エヴァンス、『アントマン』シリーズのエヴァンジェリン・リリーが実際にお見舞いに訪れたりと、仲間たちから手厚いサポートを受けていた。ファンは「すっかりよくなってホッとした」と安堵し、「またジェレミーが演じるホークアイが見たい」と期待を寄せているようだ。(賀来比呂美)■関連作品:アベンジャーズ 2012年8月14日より全国にて公開TM&© 2012 Marvel & Subs.
2024年02月05日タイカ・ワイティティ監督がメガホンを取る『Klara and the Sun(原題)』に、ジェナ・オルテガとエイミー・アダムスが出演交渉中だという。「Deadline」などが報じた。本作は、ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロ(「わたしを離さないで」)の小説「クララとお日さま」を原作とした実写映画。主人公はAIロボットのクララで、原作はクララの視線で描かれている。出演が決まればジェナはクララ役を演じ、エイミーは、ティーンエイジャーの娘にクララを買った母親役を演じるという。ファンはジェナがクララを演じることに「才能豊かなジェナならロボット役も似合うはず」「ジェナが出演するものはなんだって観る」などの感想を寄せている。エイミーに対しては、「エイミーは本当にいつもいい作品を選ぶね」「彼女にオスカーをあげて!」「ついにオスカーを手にする時がきた」とオスカー受賞に期待の声を寄せている模様。エイミーは『Junebug(原題)』『ダウト~あるカトリック学校で~』『ザ・ファイター』『ザ・マスター』『バイス』で助演女優賞、『アメリカン・ハッスル』で主演女優賞とアカデミー賞で6度もノミネートされているが、まだ受賞歴はない。(賀来比呂美)
2024年02月02日ティム・バートン監督が『ビートルジュース』続編のポスターをインスタグラムで公開。正式タイトルが『ビートルジュース・ビートルジュース(原題)』になったことを明かした。ポスターには「もう待つのは終わりだ」という文言と、全米公開日が2024年9月6日であることも記載されている。本作は昨年春に撮影開始となったが、7月から始まった全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキにより一時中断に。しかし、それでもストライキ以前に発表されていた公開日に間に合うとのことで、ファンは歓喜の声を上げている。「ただの『ビートルジュース2』ではなく、『ビートルジュース・ビートルジュース』っていうのが最高だね!」「これは伏線じゃない?きっと第3弾は『ビートルジュース・ビートルジュース・ビートルジュース』になるんだよ」とすでに第3弾の構想もあるに違いないと推測。なお、映画内ではビートルジュースの名前を3回唱えると彼が現れるという設定があり、これを意識したタイトルなのだろうという声もある。本作にはオリジナルキャストのマイケル・キートン(ビートルジュース)、ウィノナ・ライダー(リディア)、キャサリン・オハラ(デリア)に、新メンバーとしてジェナ・オルテガ(リディアの娘)、モニカ・ベルッチ、ウィレム・デフォーらが加わる。(賀来比呂美)
2024年02月02日『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン監督が「タイム」誌とのインタビューで、最近観たお気に入りの映画として『パスト ライブス/再会』と『aftersun/アフターサン』を挙げた。どちらも映画祭や賞レースで高い評価を受けている作品であり、小規模な映画であるという共通点がある。ノーラン監督は「繊細」「ただただ美しい」と感想を述べて称賛したが、自身はこれからも大規模な映画を作っていくと語った。自身のキャリアを『フォロウィング』『メメント』とインディ作品からスタートしたノーラン監督。しかし、近年では『ダークナイト』三部作、『TENET テネット』『オッペンハイマー』など多額の製作費をかけた作品を撮り続けている。「私が大きなスケールの作品に魅力を感じるのは、それだけの資金を集めることができる機会がどれだけ脆いものかわかっているからです。世界中には私が集める資金を何としてでも手に入れたいという映画製作者がたくさんいます。だから、私はその資金を最も生産的で興味深い方法で使うという責任があると感じているのです」とその理由を明かしている。この発言を証明するようにノーラン監督は『オッペンハイマー』の撮影中、撮影期間を85日から57日に短縮し、プロジェクト・デザインやロケ撮影の方に予算を拡大した。(賀来比呂美)■関連作品:オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年02月01日70年代に放送されたドラマ「燃えよ!カンフー」のリメイク映画に、ドニー・イェンが主演することになりそうだ。現在出演交渉中であることを「The Hollywood Reporter」が報じた。本作は、『デッドプール2』のデヴィッド・リーチ監督がユニバーサル・ピクチャーズとタッグを組んで2020年から構想中の映画。脚本はスティーヴン・チンで、製作総指揮には「燃えよ!カンフー」のクリエイターのエド・スピールマンを迎える。製作は「87North Productions」を通じてリーチ監督&ケリー・マコーミックらが行う。リーチ監督は監督の座にも興味を示しているという。リーチ監督は「ドニー・イェンはとても才能豊かな俳優であり、アクション映画のレジェンドです。真の武術の達人がこの世界的な映画を引っ張っていってくれるというのは、光栄なことです。ドニーを主演とし、彼と私たちのクリエイティブパートナーとユニバーサルが協力しあい、この愛すべき物語を映画として再構築することにワクワクしています」とコメントしている。映画ファンは「マーシャルアーツの映画を作るなら彼なしでは考えられない!」「基本的にリメイクは好きじゃないけれど、これは観たい!」「ドニー・イェンとデヴィッド・リーチ監督のコラボは期待できそう」などの感想をXに寄せている。(賀来比呂美)
2024年02月01日ゲーム「Death Stranding 2」の第2弾予告編が公開された。製作を手掛けた小島秀夫監督は、Xで予告編について「今回も自分で編集しました」とつづり、ゲームの正式タイトルが「Death Stranding 2 On The Beach」に決定したことを明かした。予告編には前作からお馴染みのサム(ノーマン・リーダス)、フラジャイル(レア・セドゥ)、ヒッグス(トロイ・ベイカー)や、エル・ファニング演じる新キャラクター、しゃべる小さなパペット、『マッドマックス』のジョージ・ミラー監督演じる新キャラクターが登場。小島監督によれば「物語やゲーム性のヒントを埋めんでいます(原文ママ)」とのことで、「何度か観て、お楽しみ下さい」と呼び掛けている。ファンから「編集、音楽、全体のトーン、すべてが素晴らしい予告編」「天才だ。あなたは自分のアートをさらなるレベルに高めている」「ゲームがリリースされるまでずっと観続ける!」などの感想が寄せられている。また、予告編の公開からわずかな時間しか経っていないにもかかわらず、すでに予告編を反映したファンアートがXに多数ポストされており、小島監督の英語版Xが複数リポストして紹介。忽那汐里の登場も発表されている「Death Stranding 2 On The Beach」は、2025年発売予定。(賀来比呂美)
2024年02月01日