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歴代の名プレイヤーが広島に集結!広島ホームテレビ(本社:広島市中区)とサンフレッチェ広島レジェンドマッチ実行委員会は、12月21日(土)に開催するスポーツイベント「サンフレッチェ広島 レジェンドマッチ2024」の出場選手第ニ弾を発表します。また、チケット販売の日程も決定しましたのでお知らせします。公式HP: ©サンフレッチェ広島レジェンドマッチ実行委員会第ニ弾出場選手決定!(五十音順)石川大徳、伊藤哲也、柏木陽介、佐藤寿人、島卓視、清水航平、笛真人、前田俊介、槙野智章、丸谷拓也、山岸智チケット販売の概要【チケット販売開始】■2024年11月7日(木) 12:00~・サンフレッチェクラブプレミアム会員ほか、有料会員先行■2024年11月8日(金) 12:00~・一般販売【チケット販売方法】前売券・当日券ともにサンフレチケット限定販売です。スタジアムでの販売は実施いたしませんのでご了承ください。※チケット価格は後日発表しますイベント概要◆タイトル:サンフレッチェ広島レジェンドマッチ2024◆日時:2024年12月21日(土) 14:00キックオフ予定◆会場:エディオンピースウイング広島◆出場選手(五十音順):石川大徳、石原直樹、伊藤哲也、大木勉、小村徳男、柏木陽介、久保竜彦、桑原裕義、小島光顕、駒野友一、佐藤寿人、沢田謙太郎、島卓視、清水航平、高柳一誠、中島浩司、林卓人、笛真人、前川和也、前田俊介、槙野智章、増田卓也、松田浩、丸谷拓也、水本裕貴、茂木弘人、森﨑和幸、森﨑浩司、盛田剛平、柳本啓成、山岸智、横内昭展、吉田安孝※追加の選手については決定次第発表します。※参加予定選手は変更する場合がございます。◆内容:オープニングセレモニー、レジェンドマッチ、ハーフタイム イベント、ピッチラウンドなど◆料金:後日発表します◆主催:サンフレッチェ広島レジェンドマッチ実行委員会“サンフレッチェ広島レジェンドマッチ2024”ロゴに込めた想いJリーグ初期のエンブレムに、現在のエンブレムの王冠とクラブのシンボル3本の矢を融合。新旧のレジェンドが集まり、スタッフやサポーターも一緒に楽しめる特別なレジェンドマッチにしたいという想いをこめています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年10月07日伝説の一戦!サンフレッチェ広島の歴代名選手が登場!!株式会社広島ホームテレビ(本社:広島市中区)が共催する「サンフレッチェ広島 レジェンドマッチ2024」は、2024年12月21日(土)にエディオンピースウイング広島で開催します。(サンフレッチェ広島レジェンドマッチ実行委員会:レジェンドマッチ参加選手一同、中国新聞社、広島ホームテレビ)開催URL: ©サンフレッチェ広島レジェンドマッチ実行委員会イベントの見どころレジェンドの雄姿が再び!歴代の名プレイヤーたちによる華麗な攻撃と巧妙な戦術が織り成す、圧巻のプレースタイルをお楽しみいただけます。ハーフタイムには特別イベントや、限定グッズの販売も予定しています。長年サンフレッチェ広島を支え、ファンの心を熱くしてきたレジェンドたちの姿をぜひご覧ください。《イベント概要》◆タイトル:サンフレッチェ広島レジェンドマッチ2024◆日時:2024年12月21日(土) 14:00キックオフ予定◆会場:エディオンピースウイング広島◆出場選手(五十音順):石原直樹、大木勉、小村徳男、久保竜彦、桑原裕義、小島光顕、駒野友一、沢田謙太郎、高柳一誠、中島浩司、林卓人、前川和也、増田卓也、松田浩、水本裕貴、茂木弘人、森﨑和幸、森﨑浩司、盛田剛平、柳本啓成、横内昭展、吉田安孝※追加の選手については決定次第発表します。※参加予定選手は変更する場合がございます。◆内容:オープニングセレモニー、レジェンドマッチ、ハーフタイム イベント、ピッチラウンドなど◆料金:詳細は決定次第ご案内いたします。◆主催:サンフレッチェ広島レジェンドマッチ実行委員会“サンフレッチェ広島レジェンドマッチ2024”ロゴに込めた想いJリーグ初期のエンブレムに、現在のエンブレムの王冠とクラブのシンボル3本の矢を融合。新旧のレジェンドが集まり、スタッフやサポーターも一緒に楽しめる特別なレジェンドマッチにしたいという想いをこめています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年09月09日一般社団法人ピースピースプロジェクト(本社:広島市南区、代表:多田 多延子)と株式会社サンフレッチェ広島(本社:広島市中区、代表:仙田 信吾)は、2025年に開催される「子ども世界平和サミット(R)」の会場として、エディオンピースウイング広島の会場を利用する事に合意し、2024年6月24日(月)に「子ども世界平和サミットの協力推進に係る合意書」を締結いたしました。左:多田 多延子、右:仙田 信吾氏■合意の詳細合意書は、2025年に開催される「子ども世界平和サミット」の協力推進に関する内容を含んでおり、原爆投下から80年を迎える2025年に、爆心地(グランドゼロ)において世界平和の想いを世界各国の次世代の青少年に継承するため、本サミットを開催することを目的としております。合意書の締結にあたり、次のとおり調印式を行いました。日時 :令和6(2024)年6月24日(火)11:30~場所 :エディオンピースウイング広島 記者会見場(広島県広島市中区基町15-2-1)登壇者:株式会社サンフレッチェ広島 代表取締役社長 仙田 信吾一般社団法人ピースピースプロジェクト 代表理事 多田 多延子広島市長 松井 一實市長によるビデオメッセージ■協定の背景と目的原爆投下より80年となる来年2025年は、核戦争の抑止力となられていた被爆者が高齢化され、平和継承が一層重要な課題となっております。毎年、外務省後援で「子ども世界平和サミット」を主催しているピースピースプロジェクトは、未来を担う子どもたちが国際交流を通じて平和の大切さを学び、世界平和に貢献することを目して活動を続けており、2024年8月20日には、第5回「子ども世界平和サミット」を、外務省、経済産業省、文部科学省、広島県教育委員会後援にて、衆議院第一議員会館 国際会議場にて開催いたします。このイベントを、来年2025年は、「エディオンピースウイング広島」において開催する予定です。このイベントを通じて、世界中の子どもたちが一堂に会し、平和の重要性を再確認し、未来への希望を共有する場を提供したいと考えております。■合意の内容2025年に開催する子ども世界平和サミットについて、次の協力合意をしました。(1)本サミット(2025年子ども世界平和サミット)に関する広報活動およびプロモーション。(2)広報活動における協力(共同記者会見やSNS連携など)(3)その他、本サミットの円滑な実施に必要な事項ピースピースプロジェクトとサンフレッチェ広島は、子どもたちに平和の大切さを伝えるためのこの貴重な機会を活用し、未来を担う世代により良い世界を築くための一歩を共に踏み出します。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年06月28日サンフレッチェ広島 クラブ創立30周年・Jリーグ開幕戦©2022S.FC広島ホームテレビ(HOME)では、2月19日(土)のJリーグ開幕戦「サンフレッチェ広島×サガン鳥栖」を放送します。1992年4月24日に誕生したサンフレッチェ広島は、今年で創立30周年。その記念すべき年の開幕戦を、生中継!レジェンド森﨑浩司さんと、榮真樹アナが熱戦をお届けします。森﨑浩司さん(サンフレッチェ広島アンバサダー)©2022S.FC榮真樹(HOMEアナウンサー)さらに、5up!、フロントドアでも開幕戦を熱く盛り上げます。もちろん、「勝ちグセ。サンフレ応援!森﨑浩司のFoot style」も熱く援護。開幕戦当日は、試合会場の様子をLIVEでお届けします!みんなで応援しましょう♪©2022S.FC新監督も迎え、2024年の新スタジアム開業に向けて新たなステージへと向かうサンフレッチェ広島。今シーズンのスローガン通り「ぶちあつ!」な開幕戦になること間違いなし!■サンフレッチェ応援中継「勝ちグセ。」クラブ創立30周年Jリーグ開幕戦サンフレッチェ広島×サガン鳥栖【日時】2022年2月19日(土)午後2時~(予定) ※変更の場合あり【解説】森﨑浩司さん(サンフレッチェ広島アンバサダー)【実況】榮真樹(HOMEアナウンサー)■YouTube配信決定!「勝ちグセ。サンフレ応援!森﨑浩司のFoot style」シーズン開幕で盛り上がる試合会場から生配信!【日時】2022年2月19日(土)ひる12時頃~(予定)【出演】ゴッホ向井ブルーほか■「勝ちグセ。サンフレ応援!森﨑浩司の"Foot style"」とはメインパーソナリティーにサンフレッチェ広島アンバサダー・森﨑浩司さんを迎えて、選手インタビューやスタッフの活動などを紹介する番組です。番組公式ページ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月21日昨シーズン限りで現役を退き、指導者として新たなスタートを切った佐藤寿人さん。Jリーグ通算220ゴールを決めたストライカーは自身の経験を子どもたちに伝えるために、様々な視点を持って指導に当たっています。前編で自身のキャリアを振り返りつつ、柏レイソルなどで活躍をした長谷川太郎氏が代表を務める一般社団法人TREが主催した"TRE2030 STRIKER PROJECT"の各ACADEMY(ストライカーアカデミー・TRE.Lab・朝TRE・ゴールスキルサーキット)の「SPECIALストライカークリニック」で子どもたちに伝えたかったことをお話しいただきました。後編の今回はストライカーとして持つべき心構えについて、教えていただきます。(取材・文:松尾祐希)(写真:松尾祐希)<<前編:J通算220ゴール、稀代のストライカー佐藤寿人が語る世界で活躍するストライカーの共通点■世界で通用するFWを育てるためには動きの「言語化」が大事――今、世界で得点王を取るようなストライカーが日本人ではまだいません。世界で通用するFWになるために何が必要なのでしょうか?FWに限らず選手を育てる上で、決まった枠組みはいらないと思っています。一人一人個性は違いますし、選手の特徴を少しでも伸ばしてあげたいからです。その上でより高いレベルでプレーできるように促してあげたいんです。自分はストライカーとして育ててもらいましたが、誰もが成功体験を持ってアプローチすることが難しいポジションです。GKであれば専門的なトレーニングができるコーチがいますが、FWはなかなかいません。まだまだFWの動きについて言語化されていないので、そういう落とし込みをしていくことは大事なのではないでしょうか。――言語化というところで、今日の練習ではチャレンジする姿勢についてお話をされていました。個人の意見ですが、GKと比較すると、FWは楽なポジションです。シュートミスをしたとしても、次のチャンスを決められればミスを帳消しにできるからです。一方でGKは一つのミスが失点に結び付きます。そう考えれば、FWは一つのミスを十分に挽回できるポジションなので、それも含めて指導者が向き合い、選手たちのメンタルを強化しないといけません。■メンタルを強くするためには「ミス」を次に生かす考え方が重要――メンタルを強化していく上で何が大事なのでしょうか。ミスをミスで終わらせないことが大事になります。ミスをすると、どうしても大きなミスとして捉えてしまいがちです。特にFWは周囲からのプレッシャーを感じてしまうポジションなので、一つのミスを「次に進むためのステップ」と捉えられるかが重要です。ミスのまま終わらせてしまうのか、ミスを次に生かせるか。考え方次第でミスの捉え方が変わってきます。僕はプロの世界で220得点を取っていますが、そのぐらい決めるためには合計で800本以上シュートを打っています。それだけシュートを外してきたので、それをいかにゴールに繋げるかが、ゴールを量産するためのカギかなと。子どもたちもミスをミスで終わらせないで、ミスから自分の技術や判断がどうだったのかを考えて、次に繋げられるかが大事になります。幼い頃からそのような思考で取り組んでいる選手と全くやってない選手であれば、その後の成長曲線がまるで違ってくるのではないでしょうか。――早い段階でそういう意識付けがされていると、全然違うんですね。そうだと思います。答えを選手自身に考えさせる。指導者が答えを与えるのではなく、選手が判断できるようになる。今回のトレーニングではそこを意識して指導していました。■自分が決めるという想いは持っていないといけない――ミスを次に繋げる姿勢を持った上で、FWとして大切にしてほしい部分はありますか?僕は中学時代に、この身体のサイズではプロは無理だと言われました。中3の時にポジションが2列目になって背番号も10番から9番になりましたが、全く嬉しくありませんでした。高1の時もMFで、「MFをやるぐらいならサッカーを辞めたい」と思っていたほどです。どのポジションをやってもFWとしてのこだわりは持っていましたね。誰よりもゴールを取るポジションをやりたったからです。プロ3年目にセレッソ大阪へ期限付き移籍をした際に左ウイングバックで出場する試合がありましたが、FWをやりたいという気持ちは持ち続けていました。FWとしてプレーする覚悟を持って、良い意味で我慢強くやって譲らない。もちろん他所からの意見やアドバイスには耳を傾けますが、自分が曲げられない部分、折れない部分を持つことがFWとして大事なのではないでしょうか。――FWであれば、状況を見つつ、エゴイスティックにゴールを狙うべきということですよね。やっぱり、自分が決めるという想いは持っていないといけません。味方が決めてくれればというメンタリティーでいけば、プロの世界で生き残れません。自分が決めるのではなく、「味方が決めてくれれば」と発言している時は、どこか自分に自信がなくてパフォーマンスが良くない時なんです。つまり、ゴールが取れない責任を他者に転嫁している時期。責任を全部自分が背負うぐらいでないといけないんです。味方がフリーな状況であれば、パスをする選択肢は持つべきですが、自分が打って決められると思うならシュートを選択すべき。もちろん、決められなかった時はその批判を受けないといけません。■シュート練習で重要なのは本数ではない――ゴールを決める自信を付けるためには、日々の取り組みが大事ですよね。シュート練習は本数ではなく、しっかり決めることが大事。それこそプロでもゴールに拘らず、決まらなかったら何本も打ち直す選手が少なくありません。でも、試合では1本のチャンスを決めないといけません。試合中にシュートを打つ場面は限られていますし、途中出場の選手だともっと打てません。結果を出さないと次はないという世界で生きているのに、普段の練習であれば10本打って決められない状況では試合で結果を出せません。また、練習で多くの選手はPA外からシュートを打ちます。試合中に離れた位置から打つ場面は多くないので、練習からより試合に近いシュチュエーションを作ってシュートを打たないといけません。■上手くいかない原因を逐一考えながら練習することで身についていく――クリニックで浮き球のシュートをされていたのは、試合を想定してということでしょうか。そうですね。浮き球のシュートは難しく、なかなか枠に飛ばせないかもしれません。大人でも難しいものです。少しでもボールがイレギュラーしたり、足の入れ方を間違えると、枠に向かわないですし、ボールが上に外れてしまいます。なので、1回ずつちゃんとボールを見て、しっかり打つ。それを重ねていくと、そのサイクルが日常になってしっかり打てるようになっていくと思います。確実に打てるようになるためには、先ほど話した通り、浮いてしまった原因を自分で考えないといけません。僕が「浮いた時はこうやらないといけない」と話しても、外側からの意見であって選手の感覚とはまた違います。選手が自分で考えて、練習に取り組めるようになることが望ましいと考えています。■世界で活躍しているストライカーの得点パターンで多かったのは......――今回のトレーニングではボレーシュートのメニューを行いました。また、ワンタッチで打つメニューもかなりありましたが、その狙いを教えてください。ワンタッチで打つことは大事。トラップをしてしまうと、相手に守備の機会を与えてしまうからです。カテゴリーが上がると、簡単にはゴールが決められません。ボールを持ってから仕掛けていく場合もありますが、極力相手に守備の機会を与えないようにしないといけないですし、得点王を取るためにはワンタッチシュートが絶対条件になります。トラップしてシュートを打てば、相手に守備の時間を与えてしまいます。なので、ワンタッチで打つ練習をしないといけません。トップレベルの選手でも、1回止めて外してから自分がやりたいようにシュートを打つ場合があります。もちろんそういうゴールもありますが、シーズンで20得点を決めても1つか2つしかない形です。そのスーパーゴールのために莫大の時間をかけるのであれば、もっとパーセンテージが高いシュートパターンに時間をかけて方がいいですよね。ワンタッチのシュート、横から来たボールをワンタッチで打つ形、振り向きざまに流して打つ。このようなトレーニングの方が効率的ですよね。僕は世界で活躍しているストライカーの得点パターンを調べました。すると、ほとんどがペナルティエリアの中でした。そして、ワンタッチ、2タッチ、3タッチ以上の比率を調べたら、やっぱりワンタッチの割合が多かったんです。つまりオフのところで相手を外して少ないタッチ数で打たないといけないし、今日のトレーニングでやったみたいに角度を作って打たないとワンタッチでシュートに持っていけません。いろんなタイプのストライカーがいますが、もっとデータをとって選手にあった形でアプローチできるといいですよね。今の日本人でワンタッチゴールが上手なのは上田綺世選手(鹿島)やオナイウ阿道選手(トゥールーズ/フランス)が上手ですよね。(オナイウ選手のように)J2やJ3で経験を積んで、成功体験を重ねた上で自分の形を作ることも大事です。何故ならば、出場機会を得られないと成功体験が得られないからです。特にFWは外国籍選手を獲得する可能性が高いポジションなので、日本人が活躍するのが難しいポジションです。そうした環境面も含め、生き残るためにピッチ上で自ら決断できるようになってほしいですね。
2021年09月17日Jリーグ歴代最多得点を持つ稀代のストライカーは誰よりも貪欲のゴールを目指し、努力を重ねてきました。21年間で積み上げたゴールは220。中学3年生の時に2列目へコンバートされても諦めず、練習後は照明が消えるまでシュートを撃ち続けました。多くのゴールを決められたのも、日々の積み重ねがあったからです。昨季限りで現役を退いた佐藤寿人氏はどのような幼少期を経て、Jリーグの歴史に名を残すストライカーになったのでしょうか。柏レイソルなどで活躍をした長谷川太郎氏が代表を務める一般社団法人TREが主催した"TRE2030 STRIKER PROJECT"の各ACADEMY(ストライカーアカデミー・TRE.Lab・朝TRE・ゴールスキルサーキット)の「SPECIALストライカークリニック」に参加した際に、お話をお伺いしました。ご自身の幼少期を振り返りつつ、子どもたちに伝えたかったことは何か。前編と後編に分けてお伝えします。(取材・文・写真:松尾祐希)(写真:松尾祐希)関連記事:佐藤寿人 × TRE2030 SPECIALストライカークリニックイベントレポート■もっとゴールを奪いたい、その欲があったから厳しいトレーニングに向き合えた――以前、双子の兄である佐藤勇人氏と千葉で監督を務めた江尻篤彦氏にお話を聞いた際に、向上心がすごかったという話をされていました。改めて、ご自身の現役生活を振りかっていかがでしたでしょうか。成長したいという欲がなければ、21年もプロサッカー選手はできませんでした。ジェフ千葉に所属していた昨季も「もっと上手くなりたい」と思って取り組んでいましたし、むしろ「まだまだ下手だな」と思ったぐらいです。(上手くなりたいという想いは)現役から離れる時まで常に持っていましたし、今でもその想いは少しあります(笑)。引退後の現在でもシュートを打つと、「もっと上手くできるかな」と思うんです。現在は、プロとして結果を残さなければいけない立場ではないので、そこはもう少し楽しんでやっています。自分は子どもの頃から「上手い」と言われていたわけではなかったので、常に「もっと上手くなりたい」と思って練習に取り組んできました。もっとゴールを奪いたい。その欲があったからこそ、厳しいトレーニングに向き合えたと思っています。■昔から「自分で決めたい」という気持ちが強かった――元々、佐藤さんはFWとしてゴールに拘るメンタリティーをお持ちだったのでしょうか?昔からゴールに拘るメンタリティーを持っていて、自分で決めたい気持ちが強かったです。(中盤をやっていた際に)自らFWをやりたいという意思表示をしました。普通に考えたら、身体が小さい選手で得点もあまり取っていなかったので、指導者からすれば2列目をやった方がというのはごく真っ当な意見だと思います。育成年代の時も2列目をそのままやっていたら、プロにもなっていなかったのではないでしょうか。――逆に言えば、170cmの身長だったからこそ、駆け引きやゴールを奪う術などFWとして生きていく武器を身に付けられたとも言えますよね。そうですね。185cmや190cmの身長があれば、「このままでも十分できる」と思ってプレーを考えず、相手を外すような動きを覚えなかったと思います。身体がある程度大きな子は考えることを止めてしまう傾向が少なからずあるので、指導者もアプローチを変えていかないといけません。なので、子どもたちには常に刺激を与えるべきではないでしょうか。できる世界からできない世界に入れてあげる。できる世界に居続けると考えることを止めてしまうので、できない世界に入れて考える場を与えたほうがいいと思います。■国内外問わず、得点を重ねているストライカーの共通点――今回のトレーニングで子どもたちに伝えたかったことを教えてください。ストライカーに限ったことではありませんが、ストライカーの視点として、プレーの答えを選手自身が持つべきだと考えています。特に判断ではそうあるべきです。それ以外の部分でも育成年代ではプレーの判断をするために考え方を整理してあげたり、アイデアを与えることも必要ですが、最終的な判断はピッチに立っている選手自身でしなければいけません。上のレベルになっていけば、それこそプロの世界では一人で勝負をします。なので、選手自身が判断をしないといけないのです。特にストライカーの選手はそれが顕著になっていきます。そういう意味で、自分で考えるトレーニングから土台を作ってあげたいなと思っています。自分で状況を判断し、持っている技術を発揮できるか。そこからいかにゴールを奪うか。そこをトレーニングで落とし込んで作っていきたいですね。――今回のトレーニングを見ていても佐藤さんが意図を伝えた後は、選手たちが自分自身で考えられるようなアプローチをされていました。そうですね。基本は自分で考えること。低学年と高学年の2グループで指導をさせてもらった中で、上の年齢でもプロでも同じなのですが、シュートを打つ前は身体の向きを作り、いろんな情報を目から得なければいけません。国内、海外問わず、得点を重ねているストライカーの共通点は常に良い準備ができていることにあります。より良い準備状態をどう作っていくか。そのトレーニングをやらないといけません。今回の練習メニューは僕自身が現役時代に行っていたメニューでもあります。それを少し微調整し、子どもたちに伝わるような形にアレンジをしました。事前に文字に起こしてトレーニングの準備をしましたが、練習中は準備したものを見ながらやるわけにはいきません。事前に頭に入れておかないと、その場に応じて指導はできません。子どもたちの状況を見ながら、実際のプレーを踏まえて調整をしてあげないといけないのでそこは注力していました。■サッカーの楽しさをいかに感じてもらえるか――以前は「僕は現役選手で教える立場ではないから難しいところがある」とお話されていましたが、現役を引退されて目線が変わった点はありますか?現役時代と考え方が変わりましたし、見方も変わったと思います。現役時代と比べ、引退してからは教える機会が増えました。もちろん指導の勉強をしていますし、特に自分の三男は5歳なので、5歳の子にいかに伝えられるかというのはよく考えます。(なので、三男とボールを蹴る時は)サッカーの楽しさをいかに感じてもらえるか、その上でボールフィーリングも少しでも感じてもらえるように心掛けています。――選手目線から指導者の目線に変わってきたということでしょうか。そうですね。選手は選手でしかないので、引退後は指導者目線で見るようになりました。選教える側になって間もないので、僕自身ももっと学ばないといけないと感じています。■世界のスピードと日本の成長速度をどう縮めていくかが今後の課題――引退したばかりで子どもたちに触れる時間がまだ多くないとは思いますが、ご自身の幼少期と比べて今の子の違いは感じますか?今の子どもたちは環境に恵まれていて、良いプレーをしていると感じています。技術的にも上手くなっている印象があります。ただ、より成長を促すために刺激を与えないといけないのも事実です。成長するために世界は進化を続けているので、世界のスピードと日本の成長速度をどう縮めていくかが今後の課題かもしれません。――日本の子どもたちを見ていると、臨機応変に対応できない子が多い印象があります。そこはどうですか?もちろん日本の子は良い環境でやっているので、そこは難しいところですね。常に悪い環境でやらせれば良いわけでもないので、いろんな環境を体感させることが大事かもしれません。育成年代であれば、いろんな経験をしていくことが大事だと思います。
2021年09月08日サンフレッチェ広島ユースで長年指導にあたり、2015年からはU-17日本代表指揮官として久保建英選手らを見てきた森山佳郎監督に、前編では成長するためには自らアクションを起こすことが大事だという事を伺いました。後編では伸びる選手と伸びない選手はどこが違うのか、自ら伸びる選手の環境を指導者と保護者がサポートするためにはどんな関係性を築くのが良いのかを伺いましたのでご覧ください。(取材・文:元川悦子)森山佳郎監督©JFA<<前編:自ら要求できる槙野智章・久保建英のような選手を育てるために、指導者や保護者に求められること■自分の課題がわかっているのに向き合おうとしない選手は成長しない新型コロナウイルス感染拡大によるスポーツ活動の休止や中断によって、選手が自らアクションを起こすことがより重要視されるようになったことは、前回の記事に書きました。U‐16日本代表の森山佳郎監督もその点に注目しながら、7月から再開した活動を行っていると言います。「一番分かりやすいところでいうと、フィジカルの課題を、ひさしぶりの活動となった7月の合宿でテストしたんですね。例えば懸垂。活動自粛期間前の合宿で2~3回しかできなかったのに20数回できるようになった選手もいますし、ハッパをかけていたのにも関わらずまだできなかった選手もいました。後者の選手には、合宿のラストに『自分の課題が分かっているのに、そこに向き合おうとしていない選手は成長しないし、別の選手を呼ぶから』というくらい厳しいことを言いました。もちろん8月以降の合宿で大きく変化してくれればいいなという期待を込めてのことです」森山監督は過去に指導した選手にも時には苦言を呈してきました。「JリーガーになってA代表になるのは、このグループの中で1人か2人。ほとんどの選手が消える」といったインパクトの大きな発言もして、選手たちの反応を伺ってきました。「それをよく覚えているのが、菅原由勢(AZアルクマール/オランダ)。『森山監督に15歳の時、<天狗になったら消えていく>と言われて、絶対にそうなりたくなくて誰よりも努力した』と何かのインタビューで答えていたのを聞いて、意識レベルの違いを感じました。指導者の言うことを聞いた上で、自分からアションを起こすかどうかで、選手の成長度合いは大きく変わります。3カ月、半年、1年となればとてつもなく大きな差になる。そのことは再認識してほしいですね」■さじ加減は難しいが、1人1人の性格に合わせて臨機応変な対応が必要しかしながら、そういう厳しいことを言われてしまうと、メンタル的に落ち込んだり、自信を失ったりする子どもも少なくありません。森山監督が成長期を過ごした昭和の時代であれば、理不尽なことは当たり前。サンフレッチェ広島ユースを指導していた平成の時代でも、闘争心や忍耐力を養うためにあえて関東までバスで夜通し移動して朝から試合をしたり、早朝練習で1時間ぶっ続けの1対1、土のグランドで毎週1回の激しい対人トレーニングといった厳しさを前面に押し出したアプローチをしばしば取り入れていたそうです。けれども、令和の時代になり、子どもたちの気質も変化しています。指導者は1人1人の性格や特性を把握しつつ、臨機応変な対応をしていくことが必要だと森山監督も考えているそうです。「子どもたちへのさじ加減は簡単ではないですよね。どのくらいまで言うべきか、どのくらいから自己判断させるかは非常に難しい。『この子は数字で示したり論理的に納得しないと動かない』とか『この子は褒めると乗ってくる』『この子は反骨心を煽ると燃える』というのは1人1人違います。言葉掛けや指導法はそこにいる子どもの数くらい必要かもしれない。指導者としての揺るぎない信念も必要ですが、その子に合ったものも頑張って探していくことが大事。僕自身もそうですし、若い指導者の方も頑張ってトライしていくべきだと思います」■親は遠くから子どもを見守るくらいが一番いいそうやって日々、精進を重ねている指導者を保護者には見守ってほしい......。それが森山監督の願いだといいます。監督自身、かつて長男がサッカーをやっていましたが、指導者には一切口を出さなかったそうです。遠藤保仁選手(G大阪)のような名選手でも同じようなスタンスを取っているといいます。やはり保護者と指導者の適度な距離感が子どもにとっては重要なのでしょう。「親は遠くから子どもを見守るくらいが一番いいのかなと僕は思います。息子にも『監督やコーチを信じて、話をしっかり聞きなさい』と言っていました。保護者が指導者の考え方や指導法に対してちょっとした不満を子供に伝えてしまうと、子どもは指導者を信用できなくなり、指導者との信頼関係も損なうことになるんです。親御さんの意見で子どもの目が僕らに向かなくなることは往々にしてありますし、そうなってしまった子どもの成長は非常に難しくなってしまいます。自分が広島ユースの監督をしていた時も『もしご意見があるんでしたら、直接こちらにお願いします』と声をかけていました。『子どもに意見を言ったら、その子がつぶれることにつながりますから』と。僕ら指導者も完ぺきではないし、ご意見をぶつけてくれれば、状況によってはいくらでも改善していく余地がある。努力していい方向に変えていきたいと感じているので、直接いろんなお話がしたいとお願いしていました。保護者と指導者の信頼関係が強固になり、『この人なら託せる』と思ってもらえるようになれば、子どもに対する働きかけの相乗効果も高まるし、成長度も加速する。そういう例を自分も数多く見てきました」■1人1人が自分を成長させるプロデューサー、決めるのは自分自身だと認識を持つこと指導者と保護者、選手の3者が最も密に意思疎通しなければならないのが、進路に関する部分ではないでしょうか。森山監督の教え子も高校生のうちからJリーグデビューしている選手が少なくないですが、全員がJクラブのアカデミー出身というわけではありません。自分を伸ばせる環境を子どもたちが真剣に考え、それを指導者と保護者が一緒になってサポートできるような関係が理想的。森山監督もそう考えています。「中学3年くらいになったら『自分の進路をよく考えなさい』という話はしています。今いるクラブの上のカテゴリーに上がれる子はほとんど上がるんでしょうけど、本当にそれでいいのかどうかは選手次第。西川潤(セレッソ大阪)のように横浜F・マリノスジュニアユースから桐光学園高校に進んだ者もいれば、鈴木冬一(湘南)のように高校2年の途中でセレッソを辞めて、長崎総合科学大学付属高校に行った者もいます。こうした数多くの例を踏まえながら、僕は『みんな1人1人が自分を成長させるプロデューサーなんだよ』とよく言っています。指導者も保護者もアドバイスはできるけど、自分を一番成長させてくれる進路を考え抜いて決めるのは自分。責任を取るのも自分ですから」■スペインでは小学生も「練習の意図」を聞くそういう習慣は一朝一夕には身に付きません。幼い頃から日常的に積み重ねていくべきです。スペインでは小学生でも「どうしてこの練習をするんですか」「僕はこのプレーが得意だからもっと練習したい」「このポジションで使ってくれ」といった要求を口にするそうです。それも自分で思考を繰り返しているからできること。日本もそうなればいいと森山監督は願っています。「親も子どもに考えさせたり、意見を言わせたり、自分で決めさせたりというのはすごく大事なので、そういう場面を増やしていくことを心掛けてほしいですね」考えて判断する、自分で決めて責任を持つといったことは、家庭内で実践可能なことです。日常の中でそのような習慣を身につけていくことが、選手としての伸びにつながるということを意識してご家庭でも実践してみてはいかがでしょうか。森山佳郎(もりやま・よしろう)筑波大学卒業後、マツダに入社しマツダサッカークラブ(現サンフレッチェ広島)に入団。横浜フリューゲルス、ジュビロ磐田、ベルマーレ平塚でプレーした後引退。引退後はサンフレッチェ広島ユースのコーチに就任。広島ユース監督を退任後、U-15/U-16日本代表コーチを経て、2015年にU-15日本代表監督に就任。現在はU-16日本代表監督を務める。広島ユースを高円宮杯4度優勝に導くなど強豪チームに成長させ、トップチームで活躍し日本代表に選ばれる選手を育て上げるなど、高校年代の指導者として高い評価を得ている。
2020年09月24日日本の選手は指導者のいう事を素直に「ハイ」と聞く子が多いと言われますが、試合では常に指示を待って動くわけにはいきません。試合中自分で判断して動けるようになるには何が大事なのか。サンフレッチェ広島ユースで長年指導にあたり槙野智章選手や柏木陽介選手(ともに浦和)ら日本代表選手を育て、U-15/U-16日本代表コーチを経て、2015年からはU-17日本代表指揮官として久保建英選手らを見てきた森山佳郎監督に、思考力や決断力、自己判断力を養うことの重要性についてお伺いしました。(取材・文:元川悦子)取材当日練習に参加していた昌平高校の選手たち■試合では決断の連続だから自己判断力を養うことが大事新型コロナウイルスの感染拡大で、日本代表活動が休止状態になってしまいましたが、7月から年代別代表強化が再スタートしました。U‐16日本代表は7・8月に1回ずつ千葉・幕張のJFA夢フィールドで合宿を実施。9月は静岡で行われる「2020SBSカップ・ドリームサッカー」に参戦する予定になっています。「2004年以降生まれの今のU‐16代表はまだ核になる選手がいないんです。加えてこのコロナ禍で試合に出始めた選手の発掘ができていない。通常の年だと3月や8月はフェスティバルがあったりして、高校1年生を中心に新戦力が出てくるんですけど、今年はそのほとんどが中止になってしまって見つけられていない。海外で強烈な経験をさせる機会も作れませんし、なかなか厳しいですね。それでも選手には45分のミーティング映像4本を配信して見てもらったり、テクニカル面やフィジカル面強化のための発信をしたりしていました。こういう時は自分で考えて行動する力をつける大きなチャンス。日本の選手は指導者の言うことを素直に『ハイ』と聞く子が多いですけど、実際の試合では決断の連続。大人になって生きていくうえでもそうです。思考力や決断力、自己判断力を養うことの重要性に気付いて、やってくれる選手が増えてくれたらいいと思っています」と話すのは森山佳郎監督。サンフレッチェ広島ユースを長年率いて槙野智章選手や柏木陽介選手(ともに浦和)ら日本代表選手を育て、2015年からはU‐17日本代表指揮官に転身し、今は3世代目に突入しています。■久保建英の注目度が高かったことで反骨精神が養われた過去2世代には、2000‐2001年生まれの菅原由勢選手(AZアルクマール/オランダ)や中村敬斗選手(シントトロイデン/ベルギー)、久保建英選手(ビジャレアル/スペイン)ら2017年U‐17ワールドカップ参戦組、2002‐2003年生まれの西川潤選手(C大阪)、若月大和選手(シオン/スイス)、中野伸哉選手(サガン鳥栖)ら2019年U‐17ワールドカップ参戦組がいて、メンタル的に成熟している選手が少なくなかったようです。「2000年世代は自己主張する子が異常に多かったんです。由勢、敬斗、建英だけじゃなく、瀬古歩夢(C大阪)や鈴木冬一(湘南)らも要求が凄かったですね。彼らにとってプラスだったのは、久保の注目度が高かったことで競争心と反骨精神が養われた点。『1学年下の建英ばっかり』という悔しさが募って、『絶対に負けないぞ』というギラギラ、メラメラした感情がつねに感じられました。ハーフタイムに戻ってきてケンカになることもあった。僕が『静かにしろ。落ち着け』と諭したくらい。選手ミーティングを30~40分もやっていて、僕が呼びに行っても『選手だけで話し合ってるから来ないでください』と言われたこともありました(苦笑)。2000年世代はそれに比べると大人しかったですけど、世界大会直前に入ってきた若月や藤田譲瑠チマ(東京V)など自分の意見を持っている選手が入ってきて引っ張ってくれたので、すごくいいグループになりました。最近も西川がJ初ゴールを決め、唐山翔自(G大阪)や田中聡(湘南)や成岡輝瑠(清水)も試合に出始めるなど、お互いに刺激を与えあっています。特に大きいのは16歳の中野伸哉がJリーグに出場したこと。彼は今の2004年の選手と1つしか変わらない。小学校高学年や中学生から見てもほんの少し上です。そういう意味でもインパクトが大きいと思います」■久保建英が他の選手と大きく違った点このように森山監督の教え子からは10代のうちからプロデビューする選手が次々と出ています。その筆頭が久保建英選手ではないでしょうか。バルセロナのカンテラで育ち、14~18歳までFC東京で過ごした彼の成長率の高さは目を引くものがあります。「彼の強みはつねに物怖じせず、つねに自己主張するところ。2015年4月のU‐15代表の立ち上げだったインドネシア合宿の時から先輩を差し置いてFKを蹴ってましたからね。本人に聞いたら『バルサでは3~4人集まってきて<俺だ俺だ>と奪い合うのが普通』と言っていました。槙野などもブレないメンタルを持った選手でしたけど、14歳くらいで初めてきた代表の遠征でそこまで自信を持って主張できる子は見たことはないです。バルサで少年時代を過ごしたことも追い風でしょうけど、彼はもともとそれだけの自己判断力や決断力、責任感がある人間に育ってきていた。そこは改めて強調しておきたいですね」久保選手のように自らアクションを起こせる人間になるには、ある物事に対して自分なりにどうすべきかを考える作業を繰り返すことが大切です。指導者や保護者などの意見を聞くことも大切ですが、それだけでは「言われた通りにしておこう」と受け身になりがち。コロナ感染拡大でこれまで通りの活動ができなくなった今こそ、何事にも自立心を持って自発的に取り組む重要性を子どもたちに再認識してもらうこと。そう仕向けるべきだと森山監督は考えます。■ミスをした時他責にするか、自己反省するかでその後の成果が変わる「実を言うと、僕は中学校1年生の時にバスケットボール部に入ってしまい、1年間サッカーができなかったんです。サッカーから離れてみて『自分はこんなに好きだったのか』と痛感した。その気持ちが40年経った今も続いていますし、それ以来一度もサッカーをやめようと思ったことはありません。仲間と汗を流せる幸せに気づいたことは本当に大きなプラスになっています。今回のコロナ禍にそんな気持ちを強めた育成年代の選手も多かったと思います。それを大事にしてほしいんです。僕は代表活動を始めるに当たって、『意識を変える』『取り組む姿勢を変える』の2つを必ず選手に伝えるんですが、世界を目指そうと思うなら普段の生活を変えないといけない。日常の生活習慣から食事や休息、練習の準備やフィードバックなど全てです。ピッチ上でも何かミスした時に人のせいにするのと、自分に問題があると受け止め、改善していくための策を考え積極的にチャレンジしていくのでは、その後の成果は大きく違ってきます。僕はチャレンジするミスは大歓迎。今年の困難をそうやって自分を変える好機にしてほしいと願っています」ここでアクションを起こすか起こさないか。自分が大きな岐路に立っていることを多くの子どもたちに気づいてほしいものです。森山佳郎(もりやま・よしろう)筑波大学卒業後、マツダに入社しマツダサッカークラブ(現サンフレッチェ広島)に入団。横浜フリューゲルス、ジュビロ磐田、ベルマーレ平塚でプレーした後引退。引退後はサンフレッチェ広島ユースのコーチに就任。広島ユース監督を退任後、U-15/U-16日本代表コーチを経て、2015年にU-15日本代表監督に就任。現在はU-16日本代表監督を務める。広島ユースを高円宮杯4度優勝に導くなど強豪チームに成長させ、トップチームで活躍し日本代表に選ばれる選手を育て上げるなど、高校年代の指導者として高い評価を得ている。
2020年09月14日広島銀行は10日、サンフレッチェ広島がチャンピオンシップ進出を決めたことを受け、「〈ひろぎん〉サンフレッチェ広島チャンピオンシップ応援定期預金キャンペーン」の取扱いを開始した。期間は12月11日まで。○〈ひろぎん〉サンフレッチェ広島チャンピオンシップ応援定期預金キャンペーンの概要利用できる人:個人の顧客取扱いチャネル:店頭、テレホンバンキング対象商品:マイバースデイ定期特典:預入れ金額10万円毎に1口の抽選権を付与し、抽選で下記の賞品をプレゼント。チャンピオンシップに優勝した場合、当選本数が2倍にアップ。チャンピオンシップ優勝で、最大当選本数は252本となる広島銀行によると「過去には、広島カープを応援する定期預金なども実施している。12月5日にチャンピオンシップの優勝チームが決まるが、サンフレッチェ広島が優勝すると当選本数が2倍にアップ。預入額10万円ごとに1口の抽選権が付くので、預金額が多くなればそれだけ当選の確率もアップする。人気選手のサイン入りユニフォームなどが賞品になっているので、ぜひ利用してほしい」としている。
2015年11月11日