中華スープでおなじみの「酸辣湯(サンラータン)」は、スーラータンと同じ料理を指します。中国語の発音の解釈により、日本では2つの呼び方が使われているのです。辛味×酸味のコラボが絶妙で、夏の暑い日にこそ食べたくなりますよね。酢のパワーで代謝アップや疲労回復効果も。具材や調味料の量を変えれば、無限にアレンジ可能です。さらに茹でた麺をプラスすれば、「酸辣湯麺(スーラータンメン)になります。そこで今回は、今の時期にぴったりな「冷やしサンラータン(スーラータン)」の作り方のほか、サンラータンスープやアレンジレシピ【13選】をご紹介します。おうちにある調味料で簡単に作れるので、ぜひ参考にしてみてください。■暑い日にぴったり! 冷やしサンラータンの作り方キュウリと春雨の酢の物をアレンジした一品。さっぱり&ひんや~り冷たくて暑い日ににぴったりです。■サンラータン<スープ>のレシピ11選・サンラータンスープ豆板醤を合わせるので、辛いものが好きな方にぴったりなレシピです。酸っぱくてピリ辛な味わいはくせになる美味しさ! お肉・野菜・キノコ類と具だくさんにすれば、ほかのおかずが少なくても満足できそうですね。・もずくのサンラータン風スープもずくの酸味はサンラータンを作るのにぴったり。さわやかな酸味が美味しく、喉越しが良いのでペロッといただけます。ショウガ入りなので、体もポカポカと温まりますよ。・豆腐のサンラータンお豆腐でヘルシーにボリュームアップ。ふわふわ卵と豆腐のトロッとした食感が美味しく、辛味と酸味がまろやかなので飲みやすいです。献立に具だくさんな汁物が欲しいときにも役立ちます。・ネギサンラータンネギの香ばしさとザーサイの塩気が絶妙にマッチ。仕上げにラー油をたっぷり入れるのがおすすめです。一度味わうとやみつきになること間違いありません。・エノキサンラータンエノキとニンジンのシャキシャキ食感が満足度を高めてくれます。ハムの旨味もアクセントに。アミノ酸が豊富なコクのある黒酢を使うため、体の疲れが取れそうですね。・ナメコサンラータンなめこのとろみを活用すれば、水溶き片栗粉要らず! ダマになる心配がなく、糖質カットも叶います。1杯55Kcalと低カロリーなのに満足度も高め。ダイエット中にもおすすめです。・キノコたっぷりサンラータンシイタケ、エノキ、シメジとキノコをたっぷり入れる、具だくさんだけどヘルシーな一品です。仕上げにラー油とコショウで、ピリッとパンチを効かせてから召し上がれ。・キクラゲ入り酸辣湯中華料理に欠かせない「キクラゲ」は血液を浄化する作用があり、カルシウム、鉄、食物繊維など栄養も豊富。お酢のパワーと相まって、飲めば美容効果が期待できますよ。・鶏煮込みサンラータン鶏もも肉×サンラータンは相性バッチリ! 鶏肉の旨みたっぷりなのが魅力です。豆腐やキノコなど具だくさんで、これだけで大満足できますよ。辛味と酸味のほか、コクがしっかりと感じられて、リピート必至です。・トマトと卵の中華スープ材料2つ! ふんわり卵にトマトの旨味がぎっしり詰まった、コクのあるサンラータン風スープです。さっぱりとしたスープにトマトがよく合います。色合いがキレイなのもポイントです。パンとの相性も◎。・ゆで豚とシメジのサンラータン風スープゆで豚を豪快に使って、ボリュームのあるスープに。おかず代わりにもなりそうです。スープには豚肉の茹で汁を活用しているため、旨みたっぷり。酢入りなので重たくならず、後味がすっきりしていますよ。■一度は試したい、サンラータンの<アレンジ>レシピ2選・ピリ辛中華風豚しゃぶしゃぶしゃぶ鍋の〆に、お酢をプラスしてサンラータン風ラーメンを楽しめるレシピです。ひと鍋で二度美味しいです。ピリ辛スープにさっぱり感が加わってスルスルと食べられますよ。・サンラータン風春雨ヌードル中華麺ではなく春雨を使って、サンラータン麺っぽくアレンジ。カロリーを抑えながらも食べ応え十分です。ダイエット中はもちろん、小腹が空いたときや夜食にもどうぞ。サンラータンは中華料理はもちろん、和食の献立にも合い、意外と簡単に作れるので忙しい日にも重宝しますよ。今回ご紹介したレシピはいずれも10~15分で作れるので、ぜひ試してみてくださいね。
2023年08月28日中華スープでおなじみのサンラータンは、酸味×辛味のコラボが絶妙で後を引く味です。青椒肉絲や麻婆豆腐といった、ほかの中華料理とはもちろん、和食にもピッタリ! そこで今回は、サンラータンの作り方のほか、15分以内で作れる、美容や健康に効果的、体が温まる、クールダウンできるアレンジレシピ【17選】をご紹介します。サンラータンは、思っている以上に簡単に作れるため、時間がないときにも最適です。さっぱりとしたスープが飲みたくなったら、ぜひ作ってみてくださいね。■サンラータンとは?酸辣湯(サンラータン)は、中国四川料理のひとつです。酢の酸味、コショウや唐辛子の辛味が効いたスープで、細切りにした肉やキノコ類、キクラゲ、ネギ、タケノコ、春雨などを具材にします。食べるときに、ゴマ油やラー油を加えても美味しいです。茹でた麺をプラスして、酸辣湯麺(サンラータンメン)として食べることも。■サッパリ味わえる! サンラータンスープの作り方【材料】(2人分)豚ひき肉 150gニンジン 1/4本シイタケ(生) 2個ショウガ(みじん切り) 1片分ゴマ油 大さじ1<スープ> 顆粒チキンスープの素 大さじ1 水 800~900ml 豆板醤 小さじ1 しょう油 小さじ2塩コショウ 少々酢 大さじ1.5ネギ(刻み) 大さじ4【下準備】・ニンジンは皮をむき、せん切りにする。・シイタケは軸を切り落とし、薄切りにする。【作り方】1、鍋にゴマ油を熱し、豚ひき肉を色が変わるまで炒め、ショウガも加えて炒め合わせる。2、(1)に<スープ>の材料とニンジン、シイタケを加え、アクを取りながら4~5分煮る。3、塩コショウで味を調え、仕上げに酢を加える。器に注ぎ、刻みネギを散らす。■15分以内で完成【簡単】サンラータンレシピ6選・ネギサンラータン白ネギとシイタケ、ザーサイを使ったサンラータンです。ラー油をたっぷり入れるのがポイント。ザーサイは塩気が多いため、お好みで調整してくださいね。ネギの香ばしさ、ザーサイの塩気、ラー油の辛味、酢の酸味が見事に溶け合った絶品レシピです。一度味わうとくせになりますよ。・豆腐のサンラータン豆腐と卵を加えることで、辛味と酸味がまろやかになります。卵にふんわりと火が通ったら火を止めて、酢、ラー油をプラスして、器に注いでから召し上がれ! 具沢山で食べ応えがありますよ。このスープとご飯だけで立派な一食になりそうです。お好みで、キノコ類を追加してもいいでしょう。・エノキサンラータン黒酢が入ったコクのあるスープです。酢には体の疲れを取る効果も。疲れて帰ってきたときに、パパッと作って飲みたいですね。最後に黒酢、ラー油、粗びき黒コショウを加えて、味を整えましょう。エノキとニンジンの食感と、ハムの旨味もアクセントに。ぜひお試しください。・ナメコサンラータンナメコがたっぷり入った辛味の強いスープ。辛いのが好きな人にオススメです。寒い日に味わうと、体の内側からポカポカと温まりますよ。仕上げにお好みで、刻みネギを散らすと香り豊かに。辛いのが苦手な場合は、ラー油の量を減らしてください。・白菜と豆腐のサンラータン具に白菜と豆腐、シイタケ、卵を使います。これらの具が酸っぱくて辛いスープとベストマッチ。具がゴロッと入っているので、なかなかの食べ応えです。器によそってから、お好みの量のラー油をたらして辛さを調整しましょう。片栗粉でとろみをつけるため、冷めにくいのも魅力です。・トマトと卵の中華スープトマトの酸味と酢の合わせ技でさっぱりとした中華スープです。手軽にサンラータン風スープが作れます。ふんわりとした卵とジューシーなトマトの組み合わせがたまりません。酸味のあるスープは、飲んでいると元気になりますよね。短時間で作れるので、朝ご飯にも良さそうですね。■【美容・健康】の効果が期待できるサンラータンレシピ5選・キクラゲ入りサンラータンキクラゲとお酢が血の滞りを改善してくれるかも!? そんな美容効果も期待できるスープです。豚肉の旨味、キクラゲのコリッとした食感、豆腐のまろやかさが美味しい競演を繰り広げます。それぞれの食材の風味を思う存分、楽しめる一品です。・低糖質なサンラータン糖質7.5gのヘルシーなサンラータン。生シイタケの香ばしさが食欲をそそります。酸味があり、暑い夏にもピッタリです。ダイエット中なら、この一品を食べてお腹を満たすことができるかも。エノキをシメジに代えるのも◎です。・もずくのサンラータン風スープもずくとショウガが入った美容に良いスープ。ほど良く酸味が効いていて、飲みやすいです。卵はお好みの量を入れてくださいね。器によそった後、刻みネギを入れて、ラー油をかけましょう。豆腐を入れればボリュームアップを図れます。・キノコたっぷりサンラータンシイタケ、シメジ、エノキをいっぱい入れてヘルシーに。ダイエット中や食べすぎた翌日に味わいたい一品です。ピリッとしびれる辛さにしたい場合は、コショウを振りかけたり、ラー油を入れましょう。パンチが効いたスープに変身しますよ。・サンラータン風春雨スープ春雨入りの食べ応えのあるスープです。酸味があり、疲れを吹き飛ばすことができそうです。お好みの量のラー油をかけてからいただきましょう。キクラゲの食感もお楽しみください。減量中ならこの一品を一食にしても良さそうですね。■体がポカポカに 【温まる】サンラータンレシピ4選・ゆで豚とシメジのサンラータン風スープゆで豚とシメジがゴロッと入ったサンラータン風スープ。後味がさっぱりしていて、食べやすいです。寒い冬に食べると、体が温まりますよ。溶き卵を加える際、大きく円を描くように菜ばしで混ぜ、卵がふんわり浮かんできたら器に注ぎ、刻みネギを散らしましょう。ゆで豚は冷凍保存が可能なので、多めに作っておくと便利です。・鶏煮込みサンラータン鶏肉のだしの旨味に心酔しそうになる絶品サンラータン。鶏肉、シメジ、シイタケ、絹ごし豆腐、ニラで具沢山です。この一品だけで大満足できそう。豆板醤のピリッとした辛味と酢の酸味だけでなく、コクもあり何度も味わいたくなりますよ。・チキンボーンブロスで豆腐入りサンラータン酸味のあるまろやかなスープが好きなら、こちらのレシピをお試しあれ。自家製ボーンブロスを使った酸っぱすぎないサンラータンです。豆腐と卵を入れるので、しっかり食べた感があります。辛みがほしい場合は、ゴマ油の代わりにラー油を使いましょう。また、春雨を入れたり、ラーメンにするのなら、スープはしょう油大さじ1、塩小さじ1を入れて濃いめに。・ピリ辛中華風豚しゃぶ冬の間に味わいたい、濃厚なゴマだれしゃぶしゃぶのアレンジ鍋。〆には、お酢でさっぱりとサンラータン風ラーメンを!お好みで、ラー油をかけて召し上がってくださいね。豚肉と餃子のほか、野菜たっぷりで食べ応え十分。家族みんなで美味しいひとときを過ごせますよ。■【クールダウン】したいときに最適なサンラータンレシピ2選・サンラータン風スープ鶏ささ身を使ったさっぱりとしたスープ。酸味&辛味が効いていて、クールダウンしたいときにピッタリです。15分でパパッと作れるので、夜食に味わうのもいいでしょう。お好みで、刻みネギを散らし、コショウを振ってからどうぞ。・冷やしサンラータンキュウリと春雨の酢の物をアレンジしたレシピです。ボウルに水、顆粒チキンスープの素、薄口しょうゆを入れて、混ぜ合わせた後、豆腐とキュウリ、春雨の酢の物を加えて混ぜ合わせましょう。器に入れ、冷蔵庫で1時間ほど冷やせば完成です。酢とラー油を入れて味を調整してくださいね。サンラータンは具やラー油、ゴマ油などの量で無限にアレンジが可能です。お好みの具をたくさん使って、わが家オリジナルのサンラータンをクリエイトするのも楽しそう! この機会に、ぜひサンラータンレシピのレパートリーを広げてみてください。
2022年12月29日夏のおかずのひとつとして活躍する市販のもずく酢。もちろんそのまま食べてもおいしいのですが、あらかじめ味がついていることを活かして、サンラータン風にアレンジしてもおいしいです。市販のもずく酢に、醤油、酢、ラー油、豆腐、水などを入れて混ぜるだけの冷製スープ。うちの娘は酸っぱいメニューも食べられるので、ラー油を入れる前に取り分けて、大人分だけあとから各自、好みでラー油を入れて食べています。また、私は具だくさんのスープが好きなのでトマトや豆腐を入れていますが、面倒であれば、具はもずく酢だけでもOK!■混ぜるだけサンラータンレシピ制作:管理栄養士 長 有里子<材料 4人分>もずく酢 2パックトマト 1/2個豆腐 150g醤油 大さじ2酢 大さじ2ごま油 大さじ1ラー油 大さじ1/4~お好みで水 350ml<作り方>1、トマトは1cm角の角切りにする。豆腐は食べやすい大きさに切る。2、材料を混ぜ合わせる。お好みで冷蔵庫で冷やす。 私は朝食の準備と一緒に作っておき、冷蔵庫の中に入れて、仕事へ。帰ってきたら夕食のスープが完成してる!という、うれしさを味わえるメニューですよ。
2018年07月12日寒い時期に頻繁に食卓に登場するのが、この酸辣湯(サンラータン)。私は小さな一人用の土鍋で作るのがお気に入りです。レシピ制作:管理栄養士 長 有里子土鍋は一度温まると冷めにくいという保温効果があるうえ、酸辣湯自体にとろみがあるので、食べ終わるまで熱々を保てるのが嬉しいところ。おいしく作るポイントとしては、下記の順番に気をつけること。1、片栗粉でスープにとろみをつける2、溶き卵を流しいれるこの順番にすることで、卵がふんわりします。そして酢の量ですが、まずは大さじ1で味付けしてみてください。大さじ2だとけっこう酸味が強いので(私は好きですが)、味をみてお好みで大さじ2まで増やしてもらえればと思います。ちなみに酢が苦手な方は、酢を入れないで中華スープとして召し上がれます。幼いお子さんがいる場合は、レシピの作り方3まで作ったら、子ども用の器に盛り、大人用には酢とラー油を入れるという作り分けがおすすめです。ラーメンを入れて酸辣湯麺にするのもおいしいですよ!■酸辣湯(サンラータン)<材料 2人分>豚こま肉 50g長ねぎ 1/2本干ししいたけ 2枚きくらげ 2~4個(またはしめじ1/3パック(30g))卵 1個水 2カップ(しいたけの戻し汁を含める)オイスターソース 大さじ1塩 小さじ1/4A 片栗粉 大さじ1A 水 大さじ2酢 大さじ1~2ラー油 適量<作り方>1、長ねぎはななめ薄切り、豚こま肉と戻した干ししいたけ、きくらげは細切りにする。2、水を沸かし、1を入れて火を通し、オイスターソースと塩で味を調える。あくが出たらとる。3、Aを合わせた水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、溶き卵を回し入れる(酢が苦手な方はこの段階で完成にして召し上がってもOK)。4、火を止め、酢を加える。器に注ぎ、ラー油をかける。※酢は大さじ1をまず入れ、味をみてお好みで増やしてください。以前、中華料理の先生に酸辣湯には、豆腐とザーサイが必須だと教えてもらったことがあります。ほかには鶏肉を入れたりトマトを入れたりする人も多いそう。酸辣湯は、味噌汁みたいな懐の深さがあるので、具材は何を入れても合うと思います。そのとき冷蔵庫にある食材でチャチャっと作っておいしくできますよ。
2018年02月15日