世は依然としてカフェブーム。そのなかで『サードウェーブコーヒー』という言葉をよく耳にしますよね。でもそれって何のことかご存知ですか? そして今、さらなる『フォースウェーブ』もきているそうなんです。そこで今回は、コーヒー好きで元バリスタの雨宮がブームの流れを探ってきました。おすすめのコーヒーやそれに合うお菓子などもご紹介します。今までのコーヒー文化には波があった今回はKEY COFFEE主催の発表会に参加し、ジャパンブリュワーズカップ2014優勝者で、『ISSEI OGOMORI珈琲研究所』の代表である、尾籠一誠(おごもり いっせい)さんから、コーヒー業界のトレンドについてお話をうかがいました。正直、『サードウェーブコーヒー』と耳にすれど、オシャレなカフェか何かと思っていたのですが……。実は私たちの生活にこうやってコーヒーやカフェが定着するまでに次のような『波』があったそうです。第1の波『ファーストウェーブ』19世紀後半から、1960年代、流通の発達によってコーヒーが手に入りやすく安くなったことで大量生産・大量消費されるようになりました。これによりコーヒーが私たちの生活に定着したのです。第2の波『セカンドウェーブ』スターバックスなど、スペシャルティコーヒーが流行。高品質の豆を使ったコーヒーが普及し、オシャレなロゴつきのカップを片手に持つことがファッションとしてもクールに思われるようになった時代。カフェラテやアレンジコーヒーが一般的になったのもこの時です。第3の波『サードウェーブ』ブルーボトルコーヒーなど、豆や産地、農園にこだわるコーヒーが提供される時代を指します。コーヒーをしっかりと学んだ一流のバリスタがこだわりの豆を使ってエスプレッソドリンクなどを提供。ハンドドリップで丁寧に一杯、一杯入れるスタイルもトレンドです。これを聞いて、わたしもこの波にまんまとのせられているな〜と驚きました。しかもファーストウェーブから考えるとコーヒーの波の歴史は意外にも古いものだったんですね。今、そしてこれからの時代はフォースウェーブ!そのなかで現在、豆や淹れ方にこだわった本格的なコーヒーをお家で楽しむという『第4の波(フォースウェーブ)』が新たにきているそうです。そのため、企業も高級な焙煎機やコーヒーマシーン、器具など家でコーヒーを楽しむ消費者のためにさまざまな商品、サービスを展開しています。これにより豆や産地にこだわった高品質なコーヒーを手軽に自宅で楽しめるようになっているんです。最近では「お家カフェ」という言葉も聞きますが、こういったところからもきているのかもしれませんね!さっそくブームにのって高級豆で「お家カフェ」をしてみよう今回KEY COFFEEから、4年もかけて商品化された世界初の新加工技術を活用した高級なコーヒー豆『トアルコトラジャ KEY Post-Harvest Processing』(100g豆 税込み¥4,968)が9月26日より限定発売されました。良質なコーヒーづくりに必要な理想的条件を満たした赤道直下のインドネシア・スラウェシ島でのみ生産されるKEY COFFEEでしか扱っていないトラジャコーヒーだそうです。そこで採れたコーヒーチェリーを0℃以下なのに凍らない特別な環境で貯蔵する氷温熟成を行うことで、パイナップルのような特徴的な香味を持つ全く新しいコーヒー豆が誕生したそうです。ご自宅でちょっと贅沢したい時に飲みたいコーヒーです。味はパイナップルのような風味とベリー系の風味が複雑に絡み合って、後味は黒蜜のように甘いコーヒーです。インドネシアのどっしりとしたコーヒー豆とはまた違った印象を持ちました。さっぱりとした酸味がブラウニーなどにも合うので、食後にスイーツと一緒にいただくのも良さそうです。ソルティチョコやオレンジチョコ、ガナッシュなどいろいろなタイプのチョコレートと一緒に味の変化を楽しむのもおすすめです。いかがでしたでしょうか? 今では当たり前に飲んでいるコーヒーですが、ここまでくるのにいくつか波があったとは驚きですよね。第4の波『フォースウェーブ』にのり遅れないよう、いつもよりいいお豆とおいしいお菓子を用意してお家カフェを楽しんでみてはいかがでしょうか? カフェよりも居心地がよくなり、コーヒー器具に加えて食器やカップ&ソーサーを集めるのも楽しみのひとつになるかもしれません。©PeopleImages/Gettyimages
2018年09月29日オーストリアで一流大学を卒業したある2人の若者が選んだ道は、農業。それも、「都会ならではの農業」だった。@Elena Seitaridis収穫したものは数時間のうちに契約しているレストランや個人に貨物自転車でお届け。使ったあとのコーヒーのかすは堆肥として再利用する。これは彼らがいうところの「きのこサイクル」である。© Karin Hackl Photography彼らのビジネスの根底にあるのは、彼らのプロダクトを通して消費者をインスパイアし、その消費者が行動を起こせるようなきっかけを作りたいという思い。そのため、自分たちのビジネスモデルや技術は透明化しており、ワークショップなどを通して知識を広める活動もしている。2017年1月には気候・エネルギー基金と農業省、農林省、水管理委員会から、オーストリアでもっともサステイナブルなビジネスを行うスタートアップとして『グリーンスター賞』を獲得した。© Norbert Habring▶︎オススメ記事・「高級オーガニック野菜をお手頃に!」魚のフンを利用して野菜を育てる“インドア農業”の革命児、NYに現る。・消費者の「食べたい」に合わせて農家が食品を生産する、という“間違った”構造に終止符を打つレストランAll photos via Hut & StielText by Noemi Minami ーBe inspired!
2018年04月13日学校や職場に行く前にコーヒーを買う習慣のある人は多いのではないだろうか。目を覚まし、冴えた頭で授業や仕事に取り掛かるために欠かせないものかもしれないが、そのコーヒーを「紙カップ」で買うことが環境に多大な影響を与えている。それはコーヒー用の紙カップの多くがリサイクルできない素材で作られているからで、世界では毎年500億個もの紙カップが埋め立て地に運ばれており、その数は1分間で約10万個という計算になる。
2017年07月11日日本のサードウェーブコーヒーのパイオニア STREAMER COFFEE COMPANYが7周年をむかえ、クールでユニークな精神を感じさせる“Extreme Style”というコンセプトのもと「This is STREAMER Project」を発足し、1年を通して様々なアニバーサリー企画が展開されています。気になる企画をチェックしましょう!STREAMER COFFEE COMPANYってどんなショップ?STREAMER COFFEE COMPANYは、日本のサードウェーブコーヒーのパイオニアとして世界レベルのラテアート技術を誇るバリスタたちが在籍する、エクストリーム・クラフトコーヒーショップです。こだわり抜いたブレンド豆から完璧に抽出したエスプレッソと、究極にきめ細やかなフォームミルクからラテを創り出しており、洗練されたデザインと本格的な味わいで人気を博しています。カフェラテ77%オフも!嬉しいキャンペーンが気になる!今回の7周年企画の第一弾として、お店に持参したマグカップや使用済み紙コップ、お椀や升等ありとあらゆるカップや器に7周年オリジナルロゴステッカーを貼ってジャックし、 STREAMERの代名詞であるラテが提供される「JACK OF ALL CUPS」が渋谷店限定で展開されます。4月23日(日)〜4月28日(金)の6日間、渋谷店では持参したカップにストリーマーラテを注ぎ、通常の77%OFFの価格で提供されます。これはお得!STREAMERファンも、まだ味わったことがない方もぜひお店に足を運んでみてくださいね!■イベント実施店舗STREAMER COFFEE COMPANY 渋谷店住所:東京都渋谷区渋谷1-20-28 1F
2017年04月24日日本人の生活になくてはならない存在となったコーヒー。最近はコンビニでも本格的なコーヒーが飲めるようになっていますし、“サードウェーブコーヒー”と呼ばれる高品質なコーヒーを楽しめる環境も増えてきました。とはいえ、毎回のようにカフェでコーヒーを飲むのは、時間やお金の面でも簡単ではありません。自宅で、さらにインスタントコーヒーであってもおいしいコーヒーが飲めればうれしいですよね。そこで今回は、インスタントコーヒーでもお店の味に負けないような飲み方をご紹介したいと思います。●(1)90度のお湯を使うコーヒーを入れる際に、沸騰したお湯をそのまま注いでいる人が多いと思いますが、これを少し冷ますして使うとまろやかで香りの良いコーヒー になります。沸騰直後はお湯の表面が沸き立っていますが、少し時間をおくと表面が平らになってきます。これが90度の目安。電気ポットを使う場合には、95度に設定しておくと出てくるときに90度ぐらいのちょうどいい温度になるでしょう。なお、温度が高いほど苦みが強くなるため、まろやかなコーヒーが好きという人はこれより低い温度で試してみてください。●(2)スプーン1杯の水で練る熱湯を注ぐ前に、スプーン1杯の水を入れてインスタントコーヒを練るという方法です。コーヒーを飲むときには湧かしたお湯が不可欠ですが、最初に水で練ることによって、ダマっぽくなったり粉っぽい仕上がりになったりすることが防げる うえに、味も格段にアップ!余計な器具なども必要なく、スプーンだけでできるのがうれしいところ。スプーンの背を使ってしっかりと練るのがポイントです。●(3)アイスにする場合は濃いめにアイスコーヒーにして飲む場合には、いつもより少し濃いめに作るようにしましょう。これは飲んでいるあいだに氷が溶けて薄まることを見越してのこと。また、冷やすときには大量の氷で一気に冷やすことが大切 です。この他、焙煎度の深いものの方がアイスコーヒーには向いており、アイス用のものがあればそれを選ぶようにするといいでしょう。●(4)塩を加える砂糖やミルクを入れるのは定番ですが、ほんのひとつまみの塩を入れることで、コーヒーの香りが引き立ち、酸味をうまみに変えてくれます 。入れすぎるとしょっぱさが出てしまうので、少しずつ加えるようにしましょう。----------おいしいコーヒーが入れられるようになれば、自宅でも簡単にカフェ気分を味わうことができます。今回ご紹介したのはどれも手軽にできるものばかりですので、自分に合った方法を試してみてください!●文/パピマミ編集部●モデル/倉本麻貴(和くん)
2017年02月23日「コロソコーヒー(COLOSO COFFEE)」が日本初上陸。10月21日(金)に東京・原宿(神宮前)にオープンする。サードウェーブコーヒーの本場と言われるカリフォルニア。その中でもオークランドで2014年に誕生して以来、人気のコーヒー専門店「コロソコーヒー」。豆は、「ハートコーヒー(HEART COFFEE)」のものを使用。ハートコーヒーでは、スペシャリティコーヒーの専門企業で、南米・中央アメリカなどから厳選したグリーンコーヒー(生豆)を取り寄せ、自家焙煎で出来るだけ浅くロースト。それぞれの豆が持つフレーバーとデリケートな風味を引き出してくれるそうだ。マシーンは、ラ・マルゾッコ社が1991年に製造したヴィンテージマシーンを使用。このマシーンは、オークランドと原宿のお見せと、世界で2 台しかないという。注文を受けてからマシーンを動かしてコーヒーを抽出。「技術・知識」「豆」「マシーン」の3つを融合。【概要】コロソコーヒー(COLOSO COFFEE)NOMADIC LIFE MARKET住所:東京都渋谷区神宮前3-21-1TEL:03-3473-2772営業時間:12:00~20:00※不定休【メニュー】Coffee(8oz)\380 (12oz) 430円Espresso 430円Americano 430円Macchiato 450円Au Lait 480円Cappuccino/Cortado 480円Latte (Hot or Ice) 500円Mocha (only Hot) 580円Hot Chocolate (only Hot) 500円Ice Americano / Iced Coffee 480円
2016年10月22日コンビニコーヒー、トクホコーヒー、サードウェーブコーヒー…。近年何かと移り変わりが激しいコーヒー業界だが、2016年は早くも新しいスタイルのコーヒーがトレンドとなりつつある。それが、『コーヒーバッグ』。ティーバッグのように淹れるコーヒーのことで、カップにお湯を入れてコーヒーバッグを浸すだけで、紅茶のように簡単にレギュラーコーヒーを淹れることができる。最近では大手メーカーやコーヒー専門店もこうしたバッグタイプのレギュラーコーヒーに注目しており、『コーヒーバッグ』を新商品として投入する企業も増えているという。約7割が家庭でコーヒーを飲む機会が増加トレンドに関する予測や発信をおこなう情報機関「トレンド総研」によると、『コーヒーバッグ』は生活者の実態やニーズにも合致したアイテムなのだとか。同機関が、20~50代のコーヒー飲用者500名におこなった調査によると、「コーヒーを自宅で飲むことがある」人は87%。さらに、約7割が「ここ数年で家庭においてコーヒーを飲むことが増えた」と回答している。「家庭用コーヒー」を選ぶ際のポイントとしては、「味が美味しい」「手軽である」「香りがよい」「価格が手頃である」が上位となった。味や香りに対する満足度を求める一方で、淹れる手間や価格の手軽さも重視する人が多いことがわかった。味や香り、そして手軽さも実現そして、こうしたニーズをかなえるのが、まさに『コーヒーバッグ』。バッグタイプの抽出方法を取り入れることで、味や香りに妥協することなく、本格的なレギュラーコーヒーを手軽に楽しむことができる。実際に、『コーヒーバッグ』を試してみたいと思うかを質問したところ、全体の実に73%が「そう思う」と回答した。お湯を注いで1分待つだけで、本格的なコーヒーが完成また、大手企業も『コーヒーバッグ』市場に参入している。日本コカ・コーラ株式会社では、2016年3月に『コーヒーバッグ』スタイルの新製品を発売。同社のマーケティング本部コーヒーグループ・清水文子さんは、以下のように述べている。「この度当社では『ジョージアカフェ コーヒーバッグ』を発売開始いたしました。アラビカ種100%のコーヒー豆がたっぷり9g入ったメッシュのコーヒーバッグをカップに入れ、お湯を注いで1分待つだけで、本格的な淹れたてで味わうことができます。」忙しい朝でも簡単に美味しいコーヒーを淹れることができるのは、忙しいビジネスマンや主婦にとっては嬉しい限り。お湯を注ぐときに粉をこぼす心配もなく、後始末も簡単。日々のコーヒーブレイクをさらに快適にしてくれる注目アイテムとなりそうだ。
2016年04月07日サードウェーブコーヒーを掲げるカフェが、日本国内に相次いでオープンしています。サードウェーブコーヒーとは、豆の産地や焙煎の仕方にこだわり、ハンドドリップで1杯ずつ丁寧に淹れるコーヒーのこと。シアトルコーヒーの流行に続く第3のコーヒーブームの波に乗って、世界中に広まっています。アメリカらしいカルチャーを感じられる個性的なカフェも登場。そんなカフェ業界をにぎわす、今年日本に初上陸した注目のカフェを紹介します。■ブルーボトルコーヒー 清澄白河ロースタリー&カフェ2015年2月6日、満を持してオープンしたのが「ブルーボトルコーヒー 清澄白河ロースタリー&カフェ」。この日本1号店に続き、3月7日には青山に「ブルーボトルコーヒー青山カフェ」がオープンしました。2002年にサンフランシスコで創業した「ブルーボトルコーヒー」は、サードウェーブコーヒーの代表格。1杯1杯丁寧に淹れた香り高いコーヒーを提供する、「マイクロ・ブリュー・コーヒー」と呼ばれるスタイルを生み出したのが当店です。ブルーボトルコーヒーのポリシーは、「こだわりの豆をこだわりの方法で焙煎」し、「焙煎後48時間以内の豆のみを提供」するという、チェーン系コーヒーショップとは一線を画すもの。この考えに共感するファンが増加し、サードウェーブの潮流を作り上げました。そんなこだわり派のブルーボトルコーヒーは、日本でも行列するほどの人気店。提供する1杯は、酸味が強めの香り高いコーヒーです。 ■アロハコーヒーラボ ALOHA COFFE LAB TOKYOハワイ・オアフ島のアラモアナ地区に店を構える「アロハコーヒーラボ」。こちらもサードウェーブコーヒーを謳う、豆・焙煎・抽出にこだわるニューウェーブカフェです。2015年5月20日、東京・木場に日本1号店となる「アロハコーヒーラボ トウキョウ」をオープン。希少価値の高いハワイ産シングルオリジンビーンを中心に、世界のスペシャルティコーヒーを取り扱っています。豆は、ハワイ島の農園から直接仕入れ、焙煎して2週間以内の新鮮なものだけを使用。一杯ずつ丁寧にドリップしているので、本格的なハワイアンコーヒーを味わえます。また、コーヒーと共に楽しみたいのが「リップヴァンワッフル」。そのまま食べても、コーヒーにつけても美味しいと評判です。19時以降はバー営業に替わり、ハワイアンクラフトビールを心ゆくまで楽しめます。■ゴリラコーヒー 渋谷店「ブルックリン発、ハイエンドコーヒーショップ」を掲げるのはゴリラコーヒー。こちらも、サードウェーブコーヒーのカテゴリーに振りわけられます。2015年1月17日に、日本1号店となる「ゴリラコーヒー 渋谷店」がオープンしました。コンセプトは、オーガニック100%のコーヒーを、毎日少量ずつ焙煎し、フレッシュな状態で提供すること。ゴリラのようにガツン! とくる強めのコーヒーが売りです。ほかのサードウェーブコーヒーとは異なり、ゴリラコーヒーではフードメニューも充実。ステーキサンドやゴリラドッグなど、ボリューム満点のアメリカンフードをコーヒーと共に楽しめます。ブルックリンの親しみやすい雰囲気も一緒に味わってください。■コーヒービーン&ティーリーフ 日本橋一丁目店2015年5月25日に日本橋にオープンした、日本1号店「コーヒービーン&ティーリーフ 日本橋一丁目店」。カリフォルニアL.A.生まれの「コーヒービーン&ティーリーフ」は、アメリカ最古のスペシャルティコーヒーのチェーン店として知られています。店舗数は世界25カ国で約1,000店舗。コーヒーのみならず、クオリティの高いティーも楽しめるのが特徴的です。最古のチェーン店ならばサードウェーブコーヒーではないのでは? と思われますが、コーヒービーン&ティーリーフでも、厳選した豆をマスターロースターと呼ばれる焙煎スペシャリストが自家焙煎し、バリスタが一杯一杯丁寧に手作りしています。豊富なメニューの中から、お気に入りの一杯を見つけてみては。・ ブルーボトルコーヒー ・ ALOHA COFFE LAB TOKYO ・ ゴリラコーヒー ・ コーヒービーン&ティーリーフ
2015年10月18日ブルーボトルコーヒーの日本出店で、さらに熱を帯びた「サードウェーブコーヒー」の波。そんなコーヒーブームの裏で、ここ数年、紅茶に力を注いでいるカフェやメーカーが増えている。世界的コーヒーチェーンであるスターバックスでは、2013年にニューヨークで紅茶をはじめとしたお茶の専門店「ティーバナ」をオープン。日本出店の計画もあることが明らかになっている。また、「カフェ&バー プロント」を展開するプロントコーポレーションでは、「"WONDER TEA"(紅茶ってすごい!)」をテーマに、産地や製法にこだわった本格的な紅茶の発売や、新しい紅茶の飲み方を積極的に提案している。さらに、紅茶ブランド「リプトン」では、 30年以上にわたって高級ホテルやレストランなどで使われてきたプレミアムライン「サー・トーマス・リプトン」シリーズの一般販売を2014年8月より開始。このほど、スリランカ・ヌワラエリア地方の茶葉を100%使用した「アールグレイストレートティー」も発売された。このように紅茶に注目するカフェやメーカーが増加している現状をうけ、紅茶の人気がどの程度高まっているのか、現在の紅茶トレンドを確認するため、マイナビニュース会員へのアンケートとメーカーへのインタビューを行ってみた。○潜在的な紅茶派も少なくない?4月上旬、マイナビニュース会員300名を対象としたインターネットによるログイン形式アンケートを実施。まず、「紅茶派かコーヒー派か?」という問いに対しては「紅茶派」が37.3%、「コーヒー派」が62.7%となり、コーヒーブームの中で約4割の人が、「紅茶派」と回答した。また「最近カフェや店頭などで紅茶を見かける機会が増えたか」「最近カフェや店頭などで紅茶の種類が増えたと感じるか」との問いでは、どちらも「はい」と回答した人が24.3%となっており、回答者の約4分の1がカフェやメーカーが紅茶に注力していることを感じ取っているようだ。ここ数年は、コンビニの店頭で淹れたてコーヒーが手軽に飲めるようになっているが、コーヒーと同様に「本格的な紅茶が手軽に飲めるようになれば、飲む機会や山地や茶葉などを選ぶ機会が増えると思うか」との質問では過半数を超える59.7%が「はい」と回答しており、このままカフェやメーカーが紅茶の販売拡大や飲用機会の創出を進めていけば、今後、紅茶派が増える下地は十分ありそうだ。○飲料メーカーが考える今後の紅茶トレンドと商品展開今まで、産地指定茶葉を売りにする喫茶店やホテルは存在していたものの、「カフェ&バー プロント」のようなカフェチェーンでの展開は新しい試みだ。こうした茶葉にこだわった本格紅茶の動きを受けて、リプトンブランドの商品をライセンス販売する森永乳業マーケティング担当の並木氏は「今後、紅茶はコーヒーのように"産地で味の違いを楽しむ"という、新しい楽しみ方が主流になっていくのではないでしょうか」とコメントしている。森永乳業では、この春「サー・トーマス・リプトン」シリーズのチルドカップ「アールグレイ ストレートティー」と「ディンブラ ミルクティー」を発売。同シリーズは、「茶葉のおいしさを最大限に引き出す」ことに最もこだわっており、リプトンブランドの茶葉ブレンドを担当しているマスターブレンダー江間氏が監修、産地ごとの茶葉を知り尽くしたエキスパートが認めた味わいになっているとのこと。さらに並木氏は、茶葉だけでなく「アールグレイ ストレートティーは、強い渋みとシャープな口当たりが特徴の茶葉の味わいを感じられるよう甘さを控えめに、ディンブラ ミルクティーは、渋みよりも香りや甘さといった特長の茶葉の個性が引き立つよう、生乳を使用しキレのある味わいに仕上げています」と茶葉を生かす味へのこだわりについても語った。このように、本格的な紅茶がコンビニなどで手軽に購入できる商品として普及していくことで、カフェに限らず様々な休息のひとときに、紅茶が浸透していくのかもしれない。
2015年04月17日先日、ブルーボトルコーヒーが日本に上陸して話題となりました。これに代表されるような、一杯ずつドリップしておいしいコーヒーを飲ませる「サードウェーブコーヒー(コーヒーの第3の波)」がブームです。そんな「サードウェーブコーヒー」を、お家でも簡単に飲む方法があります。それは、「沸騰浄水コーヒーメーカーNC-A56」を使ってコーヒーを淹れること。これなら、お家で簡単に「サードウェーブコーヒー」を再現できるのです。その特徴をご紹介します。■「全自動」でラクラクドリップでコーヒーを淹れるとなると、豆をミルで挽いて、お湯を沸かしてドリップし…といった作業に手間がかかります。「沸騰浄水コーヒーメーカー」なら、豆を挽くところから、お湯を注いで抽出、ドリップ、保温まで全自動。忙しい朝でも、身支度をしている間に挽き立てコーヒーの用意が整います。またミルの洗浄も自動だから、後片付けもラクですね。■沸騰浄水機能でカルキを90%以上カットおいしいコーヒーはやはりおいしい水から。「沸騰浄水コーヒーメーカー」は、抽出前にあらかじめ沸騰させたお湯を活性炭フィルターにくりかえし通すことで、カルキを90%以上カット。いつものコーヒー豆でも、もっとおいしいコーヒーが淹れられるかもしれません。■4種類のコーヒーが簡単にマイルド/リッチの「淹れ分け」に加え、新たにメッシュフィルターを付け替えることで、豆を粗挽き/中細挽きに挽き分けられるので、それぞれの組み合わせで4種類のコーヒーを淹れることが可能です。最近人気のスペシャルティコーヒーも渋みをおさえ、風味豊かに味わえます。抽出・抽湯中が見える「シャワードーム」があるので、抽出中の状態が見え、よりわかりやすいうえ、コーヒーを淹れる時間まで楽しめそうです。ゆったりとコーヒーを淹れる時間そのものも楽しめるといいですね。さらに、コーヒーを淹れてから30分後に、自動で保温温度を低くし、煮詰まりを軽減してくれるので、ずっとおいしく飲むことができます。朝の目覚めからくつろぎのひとときまで、一杯のコーヒーがあれば、時間の過ごし方も変わってきます。「沸騰浄水コーヒーメーカー」で淹れたコーヒーで、豊かな時間を過ごしては?・パナソニック 公式サイト
2015年04月01日サードウェーブコーヒーの違いとは何か。『ブルーボトルコーヒー』のように品質を重視した潮流は「サードウェーブ(第三の波)」と呼ばれている。コーヒー豆をブレンドしない単一産地、またはコーヒー農園を限定した「シングル・オリジン」が特徴で、大量焙煎せず、抽出にもこだわって新鮮なうちに提供する。第二の波『スターバックスコーヒー』や『タリーズコーヒー』は深煎り豆を使用し、エスプレッソやラテが中心なのに対し、『ブルーボトルコーヒー』は浅煎り。3月7日のプレスプレビューでエチオピア2種とコンゴ1種をブレンドした「アフリカンブレンド」を試してみたが、果実の風味を感じさせるピュアな味わいが楽しめる。深煎りに慣れている人にはやや薄く、酸味が効いた味わいに感じるかもしれない。カフェの旗艦店となる青山店は、装飾を控えたシンプルで開放的な空間も魅力。スタンディングやハイスツールのカウンター席にテーブル席と、目的やスピード感に応じて席が選べる造りも面白い。ベニエやポーチドエッグといったフードメニューもクオリティが高く、納得の美味しさ。『ブルーボトルコーヒー』の登場によって、ますます広がりを増す日本のコーヒーブーム。これを機に、自分のスタイルにあった1杯を見つけてみては?
2015年03月15日火付け役「ブルーボトルコーヒー」も上陸! 話題の“サードウェーブコーヒー”注目店昨年ごろから、コーヒー好きを虜にしていると話題の“サードウェーブコーヒー”。今年に入っても勢いは止まらず、2015年の開幕から立て続けにアメリカ発の人気コーヒー専門店が日本初上陸!さっそく、オープンほやほやのコーヒーショップへ行ってきました。●ブームの火付け役「Blue Bottle Coffee」がいよいよ日本上陸!コーヒーブームにおける“サードウェーブ(第3の波)”とは、産地や焙煎、淹れ方まで徹底的にこだわった“スペシャルな一杯”を提供するスタイルのこと。また、そうしたスタイルのコーヒーショップは「サードウェーブコーヒー」と呼ばれています(ちなみに、ファーストウェーブはコーヒーの一般家庭への普及、セカンドウェーブはスターバックスやタリーズコーヒーなどの深煎りコーヒー)。そんなサードウェーブコーヒーの火付け役となったのが、サンフランシスコ発の「Blue Bottle Coffee(ブルーボトルコーヒー)」。その海外初進出店が、この2月6日、なんと東京都江東区・清澄白河にオープン!その名も「ブルーボトルコーヒー 清澄白河 ロースタリー&カフェ」です。「海外初出店が、なぜ清澄白河!?」と不思議に思う人も多いかもしれませんが、もともとブルーボトルコーヒーの創業者が日本の喫茶文化が大好きで、かつ、本社があるカリフォルニア州オークランドと雰囲気が似ていることが決め手になったのだとか。いまやこのエリアは本格派のロースタリーカフェ(焙煎所併設のカフェ)が集まる、知る人ぞ知るコーヒータウンに。お店は元倉庫をオシャレに改装した2フロア。1階には8席ほどのカフェスペースと、その3倍もロースター(焙煎所)があり、2階は事務所とキッチンになっています。ドリップコーヒーは、ブレンド(450円)とシングルオリジン(550円~)が日替わりで1種類(ワンサイズのみ)。注文すると、バリスタが1杯ずつコーヒー豆を挽き、ハンドドリップで丁寧にお湯を注いでいきます。注文してから少し待ちますが、目の前で自分のコーヒーが出来上がる工程を眺めているのも至福の時間。2階にあるキッチンでは、クッキーやグラノーラなど10種類以上のペイストリーを手作りしています。どれもこれもコーヒーと相性抜群の美味しそうなものばかりで、全種類制覇したくなるほど。もちろんコーヒー豆の販売もしていて、焙煎後48時間以内のフレッシュなものだけが並んでいます。お気に入りのコーヒーを見つけたら、買って帰るのもいいですね。清澄白河店はロースターがメインでカフェスペースは狭いですが、3月には青山に約70席の2号店、4月には代官山にキオスクスタイルのスタンドコーヒー店として3号店がオープン予定です。“サードウェーブ”の実力をぜひ味わってみて。■ブルーボトルコーヒー 清澄白河 ロースタリー&カフェ住所:東京都江東区平野1-4-8営業時間:8:00~19:00(年中無休)●ニューヨーカーもうなった! ガツンとパンチのある味「GORILLA COFFEE」1月17日、渋谷・神南エリアにオープンしたのは、NY・ブルックリン発の「GORILLA COFFEE(ゴリラコーヒー)」。ガツン!とインパクトのある味が特徴です。NYデイリー紙で「NYで飲める美味しいコーヒーBEST5」にも選出されたほど、味にうるさいニューヨーカーたちをもうならせるハイエンドコーヒーショップ。ロゴマークもインパクトあるゴリラの絵柄で、一度見たら忘れられません。ブランドカラーである赤と黒を基調とした2フロアの店内は、全75席のゆったりした空間。広々とした2階は、落ち着いたベージュの大きなソファー席、窓辺のカウンター席、中央の長テーブルに分かれています。電源のある席も多いので、つい長居してしまいそう。コーヒーの価格は270円から。注文を受けてからハンドドリップで淹れるプアオーバー(520~550円)や、コーヒーにエスプレッソを加えた看板メニューのレッドアイ(370円)、さらにエスプレッソもブレンド(300円)とシングルオリジン(350円)に分かれているなど、多数のメニューがあります。10種類以上ある菓子パンや店内で手作りしているサンドイッチなど、日本オリジナルのフードメニューも大充実。ゴリラコーヒーらしいガツンと食べられるボリューム満点のゴリラドッグ(650円)やステーキサンド(1200円~)は、普段おしとやかな女性もぜひ大きな口を開けて頬張りたい一品です。ほかにも、アップルパイやチョコケーキなどのケーキ類(350円~)も食べごたえバッチリで納得の美味しさ。ぜひ、フードメニューにも注目してみてくださいね。■GORILLA COFFEE 渋谷店住所:東京都渋谷区神南1-20-17 1-2階営業時間:7:30~22:00●2014年に話題をさらったサードウェーブ先駆店も要チェック!気づけばサードウェーブコーヒーの激戦区になりつつある東京。昨年のオープンから、早くも常連客の心をとらえて離さない人気店もあわせて紹介しましょう。・ABOUT LIFE COFFEE BREWERS(アバウトライフコーヒーブリュワーズ)2014年5月に渋谷・道玄坂にオープン。サードウェーブコーヒーのセレクトショップで、複数の有名ロースターのコーヒーが味わえるコーヒースタンド。・COUTUME(クチューム)「パリで一番美味しいコーヒーが飲める」と賞される、パリを代表する名店。2014年4月に青山骨董通りに1号店がオープンし、2月11日には二子玉川の玉川タカシマヤに早くも3号店がオープン。休日やブレイクタイムには、バリスタが自分のために淹れてくれる極上のコーヒーでくつろぎの時間を過ごしませんか?<文・取材/西村亜希子>
2015年02月17日米・サンフランシスコ発のサードウェーブコーヒー「ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFFEE)」が2月6日、日本第1号店となる「清澄白河 ロースタリー&カフェ」(東京都江東区平野1-4-8)をオープンする。創設者のジェームス・フリーマン氏は清澄白河というロケーションについて「日本初上陸の場所としてはユニークに映るかもしれないが、生産拠点として最高の場所。ゆったりとした空気が漂っていて、地元の人達の日々の営みの場でもある」とコメント。海外初進出となる同店は、倉庫をリノベーションし、1階にロースタリー(焙煎所)とカフェ、2階にキッチンとトレーニングラボ、オフィススペースを設置する。焙煎されてから48時間以内のコーヒー豆の使用を徹底し、2階のキッチンで手作りするクッキーやグラノーラなどのペストリーや、オリジナルグッズも販売。カフェエリアは60平方メートルで、8席を用意している。「地元の方に愛される場所になることを意識した、コーヒーができる流れを体感できるスペース」を目指したという。約180平方メートルの焙煎所では、各地から届いた豆を毎日焙煎し、ブレンド、シングルオリジン、エスプレッソ、希少種など常時10種類前後を取りそろえる。焙煎所の手前に設けられた「カッピングスペース」では、クオリティーコントロールマネジャーや焙煎士・バリスタがカッピング(テイスティング)を行う。現在、2010年世界バリスタチャンピオンのマイケル・フィリップス氏が、清澄白河・青山両店のバリスタのトレーニングを行っている。ドリップメニューはブレンド(450円)、シングルオリジン(550円から)、オ・レ(500円から)。様々な豆が用意されたシングルオリジンはどれもフルーティーな香りで軽く飲みやすい。エスプレッソドリンクは、エスプレッソ(450円)、マキアート(460円)、ジブラルタル(480円)、アメリカーノ(450円)、カプチーノ(500円)、カフェラテ(520円)、モカ(600円)。ニューオリンズ(500円)、シングルオリジン(500円)のアイスコーヒーも用意している。フードメニューは、有機オーツのおいしさを最大限に活かし、厳選した国産ハチミツを使ったハニー&シーソルト グラノーラバー(350円)、有機オーツに有機くるみとピーカンを加えたグラノーラ(90g/イートインのみ・ミルク付き600円、227gバッグ/1,500円)、アメリカの伝統的な焼き菓子バックル ケーキ(450円)、常陸野ネストのスタウトビールをふんだんに使ったスタウトケーキ(350円)、バニラとサフランが入ったオリジナルのサフラン スニッカードゥードル クッキー(300円)、ダブル チョコレート クッキー(300円)、リエージュ ワッフル(500円)、代々木上原の「カタネベーカリー」のバゲットを使用したサンドイッチ(グリュイエルチーズ、ゴートチーズ&ロースハム各500円)など。営業時間は8時から19時。2号店「青山 カフェ」も3月7日にオープンを予定している。
2015年02月05日パリにおけるサードウェーブコーヒーの先駆者「クチューム(COUTUME)」が2月11日、玉川高島屋に新たなカフェをオープンする。日本ではベイクルーズが展開。フランス国内の星付きレストランやカフェからオーダーが絶えないという「クチューム」。14年4月には東京・青山に、12月には大阪に2号店がオープンし、日本でも様々なメディアで注目されてきた。特に、二子玉川店では“ワンランク上のクチューム”をテーマに、これまでの店舗にはないメニューやサービスを提供していく。中でも、オープンに合わせて数量限定で販売する最高級コーヒー豆「ゲイシャ」は、04年の国際オークションでは最高価格で落札された、コーヒー界で最も注目を集めている品種の一つ。すっきりとした甘みを伴う酸味が特徴で、その香りはフローラルのアロマや柑橘類を彷彿とさせる。他にも、土づくりから栽培、収穫までにこだわった農場から個性豊かなコーヒー豆を取り寄せ、すべてハンドドリップで1杯ずつ丁寧に抽出。オープンから2月13日までは、フランスバリスタ選手権で上位入賞の経歴を持つバリスタが本店より来日し、コーヒーサーブを行ってくれる。また、15日まではコーヒーを注文すると、お勧めのコーヒー3種をテイスティング出来るチケットを配布。更に、毎日先着で50名には、シングルオリジナルコーヒー豆がプレゼントされる。なお、内装はフランスの国内外で著名な商業施設や店舗を手掛けてきた「カット アーキテクチャー(CUT architectures)」が担当。パリの風を感じるような、スタイリッシュで心地良い空間になるという。
2015年02月02日オーストラリアのレストランター ビル・グレンジャーがプロデュースする人気レストラン「ビルズ(bills)」が、オーストラリア・シドニー発の有名コーヒーブランド「Single Origin Roasters」を12月1日(月)より導入し、「bills」JAPANオリジナルコーヒーの提供をスタートする。また、2014年秋・冬新メニューとして、そのコーヒー豆を使った「ティラミス フレンチトースト」を提供している。コーヒー業界でスタバやタリーズといったアメリカ西海岸発のいわゆる「シアトル系」コーヒーに次いで、今最も注目を集めている「サードウェーブコーヒー」。そのトレンドを牽引する存在としてシドニーで有名な「Single Origin Roasters」は、2003年に創業して以来、急速に知名度を上げ、シドニー最大手の新聞社Sydney Morning Herald社からは、ベストコーヒーショップとして最高位の三ツ星の評価を受けている。地元民からは「Single O」という愛称で親しまれ、ビル・グレンジャーも、「世界一美味しいコーヒー」と絶賛している。「Single Origin Roasters」は、コーヒー農家から豆を仕入れ、サンプリング、カッピング、焙煎、ブレンディングと、ひとつひとつの工程をこだわり抜いている。また太陽エネルギーで稼働するロースターを使うなど、コーヒーの味わいだけでなく、クリーンでエシカルなブランドの姿勢もブランドの特徴だ。こうして生み出される至高の一杯は、まさに1杯のコーヒーのクオリティにこだわり、コーヒー豆の選別から焙煎方法、提供スタイルに至るまで、オリジナリティを大切にする「サードウェーブコーヒー」ならではの味わい。今回、日本の「ビルズ」国内4店舗に導入されるのは、本国の「ビルズ」でも提供されていない日本限定のオリジナルコーヒー(ロングブラック 518円、他)で、スウィートキャラメル、チョコレート、完熟プラムのような豊潤さと、後味にはシトラスのような爽やかな風味を感じさせる洗練された味わい。またオリジナルコーヒーと同時に、「Single Origin Roasters」のエスプレッソを使用した今季の冬の新しいデザートメニュー「ティラミス フレンチトースト」(1,350円)もいただけるので併せてチェックしたい。“世界一”とも称される、「ビルズ」のシグネチャーメニュー、ふわふわのリコッタパンケーキやスクランブルエッグをはじめ、話題のスーパーフルーツ アサイーを使ったメニューなど、常にトレンディなメニューを発信してきた「ビルズ」だが、今回もサードウェーブコーヒーの波をキャッチして、しっかりアップデートされた模様だ。(text:Miwa Ogata)
2014年12月02日“世界一の朝食”を提供することで有名なレストラン「ビルズ(bills)」は、12月1日から新たなコーヒーメニューを提供する。このコーヒーはシドニーの有名コーヒー店「シングル オリジン ロースターズ(Single Origin Roasters)」が手掛けたもの。現地におけるサードウェーブコーヒーを代表するブランドとして知られており、新聞社『シドニー・モーニング・ヘラルド』からコーヒーショップの最高位となる三つ星を与えられている。その特徴はコーヒーの味わいを“苦味”“酸味”“ボディ”“アロマ”の四つに区分しながら、さらなる味わいを追及していることで、ビルズのレストランターであるビル・グレンジャー(Bill Granger)も“世界一美味しいコーヒー”と絶賛した。シドニーのサリーヒルズでディオン&エマ・コーエン夫婦によって誕生した「シングル オリジン ロースターズ」は、全国各地のコーヒー農家から直接豆の仕入れを行い、厳選・焙煎など細部にまでこだわりを持つブランドで、焙煎されたコーヒー豆はオーストラリア全土の有名カフェでも利用されている。また、太陽光発電を利用したカフェ営業などサスティナビリティーにへの取り組みも積極的に行っている。ビルズ全店で提供される「ビルズ ブレンド コーヒー バイ シングル オリジン ロースターズ」は、シングル オリジン ロースターズが日本人の味覚に合わせて特別にブレンドしたもの。スゥイートキャラメル、チョコレート、完熟プラムのテイストの後に、シトラスのような後味が楽しめる。「エスプレッソ(ロングブラック)」(480円)、「マキアート」(480円)、「カプチーノ」(580円)など、メニューのバリエーションも豊富に用意した。また、エスプレッソと卵液に浸したブリオッシュをローストし、チェリー、クリーム、アーモンドをトッピングしたデザート「ティラミス フレンチトーストw/ポーチドチェリー、カカオブリトル」もこの秋新たなメニューに加わる。このフレンチトーストは朝食としても食べられるよう甘さ控えめなのが特徴だ。なお、15年には新たに三つのブレンドがコーヒーメニューに加わる予定となっている。ライトベリー、レーズン、ジャムのようなフレーバーに、柔らかいレモンとブラックティーの後味が特徴の「DUROMINA COOP ETHIOPIA」など、サードウェーブコーヒーならではの香りや味わいが楽しめそうだ。
2014年11月20日