4月22日(土)、新たなサードウェーブ系コーヒーショップ「ALPHA BETA COFFEE CLUB(アルファベータコーヒークラブ)」が誕生した。同店は、東京・自由が丘に開業した新施設ミルシェ自由が丘3Fにオープンした。「アルファベータコーヒークラブ」のCEO大塚ケビン氏は、元Googleのトップマーケター、プロジェクトマネージャー兼デザイナーは、サンフランシスコでフードデリバリーサービス事業を展開する「Zestly」の創設者であるアルヴィン・チャン氏というコンビだけあって、“ITの目線”でコーヒーハックを新しく提案し、<フード><ビバレッジ><サービス>の面から、趣向やシーンに合わせたユニークな店舗、そしてブランドづくりが展開されている。実は、同ブランドは2014年の創業時は、単一農園、単一品種の「シングルオリジン」に特化した「スペシャルティコーヒー」を毎月3種類セレクトし会員に届ける、定期購入型セレクトデリバリーサービスを開始し、ファンを獲得してきた。ブランド初のフィジカルショップとなる今回の店舗では、カリフォルニアのカフェでトレンドになっている「サブスクリプション型(会員制)」ビジネスモデルも採用。メンバー限定のプレミアムサービスを受けられる「Membership」(メンバーシップ)には、日本初となる良質なコーヒー全てを味わえるボトムレスサービス(飲み放題)などで、ファンづくりを推し進めるのが狙いだ。ドリンクメニューには、厳選された「シングルオリジンコーヒー」はもちろん、窒素ガスを浸透させ、まるでビールのようなクリーミーな泡とともにビールサーバーから提供するアイスコーヒー「Nitro cold Brew」や、ポーランド発の紅茶界のニューウェーブ「スティーブン スミスティーメーカー」の「Portland Breakfast Blend」や「Meadow」なども味わえる。そのほか、クラフトビールやカリフォルニアワインなどのビバレッジも揃う。フードコーディネーターには、サンフランシスコの「SPQR」や「Michael Mina」といった世界最高級のレストランで腕を振るったケイティー・コールを迎え、日本人のソウルフード「おにぎり」にメキシカンテイストをプラスした「Taco Rice Onigiri」や焼いてとろけたチーズとキムチの風味が絶妙な「Kimchi Grilled Cheese」などのオリジナルメニューがラインナップ。これまでになかった新しいコーヒーショップのスタイルを、ぜひ試してみてはいかが?営業時間は、平日7時~23時、土日祝日10時~23時。定休日なし。(text:cinemacafe.net)
2017年04月25日厳選されたA5和牛を丁寧にカッティングして提供する「SHIBUYA 8929」。焼肉通のオーナーが「自分が食べたい」と確信したものだけ、メニューとして採用されています。The Notrious R.I.B.~リブロースステーキ200g~¥5,000「SHIBUYA 8929」の特大ステーキは、なんと赤字覚悟の最高級ステーキ!リブロースは、きめが細かい霜降り肉で、脂の濃厚な旨みがたっぷり。さっぱりとしたおろしポン酢かねぎ盛りをのせて食べるのが◎。自慢の赤身The Red Meet¥1,500A5和牛のモモ肉は、肉々しい味を楽しみたい方におすすめ!旨みと塩気がモモ肉の味をグッと引き立ててくれる塩こんぶで味わうのが粋です。タン(上タン¥2,200タン¥1,300)何枚食べてもおいしい赤身タンは、レモンか塩昆布で楽しむのがオススメ。上タンはサシのバランスがよく、ネギ盛りをのせて食べると脂の甘さが引き立ちます!取材・文 萩原かおりスポット情報スポット名:SHIBUYA 8929住所:東京都渋谷区東2-20-18電話番号:03-6712-6029
2016年12月12日「ブルーボトル」の日本上陸によって「サードウェーブ」という言葉をよく聞くようになった。アメリカで誕生したコーヒー文化のサードウェーブでは、1杯1杯ハンドドリップで淹れる職人的なスタイルが確立されているのだが、その前のセカンドウェーブはシアトル系の雄・スターバックスが牽引していったものだった。と、ここで……。シアトル系という言葉、読者の皆さんは説明できるだろうか。対の言葉として、「イタリア系」というワードもあるのだが、それぞれ違いをしっかりと把握している人は少ないかもしれない。そこで今回は、原点に立ち返ってシアトル系とイタリア系カフェの違いについて触れていこう。島根県松江市のカフェ「CAFFE VITA」オーナーである門脇裕二さんに解説していただく。○エスプレッソマシンの向きを見てみようイタリア系とシアトル系の違い。個人的な見解を含んだ答えで、しかしながらお店によってケースバイケースであるということをお断りした上でお話していきます。まず店を見て気づくのがエスプレッソマシンの向きです。お客さんに対してエスプレッソマシンが背を向けているか、抽出している様子が見える表向きか、の違いです。シアトル系のチェーン店(スターバックスやタリーズなど)などでよく見るのは、マシンが背中を向けているスタイルです。これは、バリスタがお客さんと会話をしながらドリンクをつくるためにうまれたマシン配置です。この会話をしながらつくるスタイル、シアトルでは一般化していて、ほとんどのお店ではお客さんと会話しながらドリンクをつくっています。実際に、「今日疲れてるなら、ドリンクを甘くしとくね」なんてバリスタが言いながらつくっていました。一方イタリア系(セガフレードなど)は、お客さんにエスプレッソの抽出を見てもらえるよう、エスプレッソマシンが正面を向いています。うちの店もこのスタイルです。お客さん側から、抽出やバリスタの動きが見えて楽しいですから。もしかしたらバーテンダーと同じで、動きを見せるからこのスタイルが生まれたのかもしれないですね。次はエプロンですかね。一概には言えませんが、シアトル系のお店って首からかけるエプロンが多い気がします。もしくはカジュアルにエプロンをしてなかったり。イタリア系はどちらかと言うと、ソムリエエプロンと言われる腰から下のロングスカートみたいなタイプのエプロンが多い気がしますね。○熱めのカフェラテ、ぬるめのカプチーノメニュー面でも違いがあって、メニュー構成がシンプルなのもシアトル系の特徴といえるかもしれません。カフェラテ、エスプレッソ、加えてそれぞれをフレーバーシロップアレンジしたもの。イタリア系なら、アレンジコーヒーはフレーバーシロップは使わず、リキュールで味付けします。またカプチーノとカフェラテの違いもあるかもしれません。カプチーノはイタリア生まれの飲み物で、カップは逆三角の陶器製、容量は150ml~180mlのものを使います。これ以上の容量になると、カフェラテと表現されます。シアトル系は、カプチーノではなくカフェラテと表現するお店が多いと思います。シアトル系にもカプチーノはありますが、ミルクフォームが多めのカフェラテといった感じになります。さらに細かく見ていくと、シアトル系のカフェラテとイタリア系のカプチーノは「温度の差」もあると思います。シアトル系は海に近い立地のシアトル発祥。漁師達が海から上がってきて、ぬるいラテを飲もうものならクレームに繋がります。なので、少し高めの温度で作っているお店が多いようです。「エクストラホット」という注文ができるのもそこから生まれたかもしれないですね。そしてイタリア系はどちらかと言うと若干ぬるめ。実はエスプレッソ自体もそれほど熱くなく、それと同じぐらいの温度のミルクを合わすのがおいしいと考えている様子です。あとは、猫舌文化もあるかもしれません。○ラテアートとデザインカプチーノの違いは?読者の皆さんの中には「ラテアート」という言葉を聞いたことがあるという人、いるのではないでしょうか。エスプレッソが入ったカップにピッチャーからミルクを注ぎ入れ、ハートやリーフなどの模様をフリーハンドで仕上げるアレです。ミルクの対流を使って、模様を描いていきます。一方で、「デザインカプチーノ」という言葉をご存知の方もいるのでは? ウサギや猫などの絵がふわふわの泡の上に描かれているカプチーノです。こちらはピックを使って絵を描きます。絵を描くためにはある程度のミルクフォームが必要で、しかしながらカプチーノのカップ容量は前述の通りカフェラテより少なめ。よって、味わいは比較的濃いめのコーヒー牛乳な感じといえば良いでしょうか。以上、色々と書きましたが、次にカフェに入ったときは、これまで解説してきたような観点でお店を見るのも楽しいかもしれません。また、シアトル系とイタリア系の良い部分を合わせて1つのお店となっているところもあります。一度観察してみてください。
2015年04月23日サードウェーブコーヒーの違いとは何か。『ブルーボトルコーヒー』のように品質を重視した潮流は「サードウェーブ(第三の波)」と呼ばれている。コーヒー豆をブレンドしない単一産地、またはコーヒー農園を限定した「シングル・オリジン」が特徴で、大量焙煎せず、抽出にもこだわって新鮮なうちに提供する。第二の波『スターバックスコーヒー』や『タリーズコーヒー』は深煎り豆を使用し、エスプレッソやラテが中心なのに対し、『ブルーボトルコーヒー』は浅煎り。3月7日のプレスプレビューでエチオピア2種とコンゴ1種をブレンドした「アフリカンブレンド」を試してみたが、果実の風味を感じさせるピュアな味わいが楽しめる。深煎りに慣れている人にはやや薄く、酸味が効いた味わいに感じるかもしれない。カフェの旗艦店となる青山店は、装飾を控えたシンプルで開放的な空間も魅力。スタンディングやハイスツールのカウンター席にテーブル席と、目的やスピード感に応じて席が選べる造りも面白い。ベニエやポーチドエッグといったフードメニューもクオリティが高く、納得の美味しさ。『ブルーボトルコーヒー』の登場によって、ますます広がりを増す日本のコーヒーブーム。これを機に、自分のスタイルにあった1杯を見つけてみては?
2015年03月15日