近年、コンビニエンスストアやスーパーマーケット(以下、スーパー)などに導入されている、セルフレジ。客が自ら商品の清算を行うことができ、有人レジの混雑時などでもスムースに会計を済ませられるので、便利ですよね。ただ、セルフレジの操作になかなか慣れない客もいます。そのため、店員は困っている様子の客を見かけたらすぐに声をかけられるよう、近くで見守っていることが多いでしょう。セルフレジの操作に手こずる客スーパーで働く日常を漫画に描いている、あとみ(yumekomanga)さんは、セルフレジにまつわる読者のエピソードをInstagramに投稿しました。高齢の女性客が、セルフレジの操作に苦戦している様子だったため、そっと近付くと…。フォローしようとする店員に、「教えないでね」といった客。慣れない操作に手こずりながらも、自分で会計を済ませました。客は初めて最後まで自分で操作できたことに、とても喜んでいて、その様子を見た店員も嬉しくなったといいます!あとみさんによると、客の中には、最初から諦めて店員に操作を任せてしまうケースも多いそうです。新しいことを積極的に覚えようとする、女性客の姿勢は素晴らしいですね。店員はきっと、小さな感動を覚えたのでしょう。投稿には「えらい!こういう人は応援したくなる」「自分でやってみることで覚えるよね」「かわいい。チャレンジ精神は大事!」などの声が寄せられました。何事も、まずは自分でやってみる気持ちを持つのは、大切です。客と店員が2人で喜ぶ様子を想像すると、心が温かくなりますね。[文・構成/grape編集部]
2024年05月07日時代の流れとともに科学技術は発展し、私たちの生活はどんどん便利になっています。例えば、さまざまな店で目にするようになった、セルフレジ。店員と対面せずとも、客が自ら機器を通して会計を行うことができますよね。また、電子決済などが加わり、支払い方法の選択肢も増えているため、買い物の仕方の幅が広がったといえるでしょう。久しぶりにセルフレジで現金を使おうとしたら…X(Twitter)に買い物での失敗談を投稿したのは、ぽやこ(@ninshinbutori)さん。その日、ファッションブランド『UNIQLO(以下、ユニクロ)』の店舗で買い物をして、会計をすべくレジに向かいました。セルフレジで支払いを済ませるため、ぽやこさんは購入する品物のタグをスキャン。久しぶりに、現金で会計を行おうとしたのですが…。「しまった。やってしまった…」小銭を投入した後、ぽやこさんは自身のミスに気付きました。なぜならば、ある意味『トラップ』といえるものが設置されていたのですから…!ぽやこさんが小銭を投入した場所は、レジの小銭入れ…ではなく、環境保護のための募金箱!対人レジには、よく募金箱が設置されています。同様に、セルフレジに募金箱が置いてあっても、おかしくないといえるでしょう。意図せず小銭をジャラジャラと募金してしまった、ぽやこさん。しかし、決してネガティブな気持ちにはならず、「瀬戸内の海がきれいになりますように…!」と願いを込めたのでした。優しさあふれるぽやこさんの失敗談は拡散され、多くの人から称賛の声が上がっています。・泣けた。なんていい人…!この方に、いいことがありますように!・これは間違える…!偶然かもしれないが、なんという策士だ。・自分もコンビニで同じことをやっちゃった。震災の復興が進みますように!「むしろ、寄付のきっかけをもらい、徳を積むことができた」と話す、ぽやこさん。ぽやこさんの寄付と想いは、多くの生き物を救う未来につながることでしょう…![文・構成/grape編集部]
2024年01月29日スーパーマーケットで働く日々を漫画に描き、Instagramに投稿している、あとみ(yumekomanga)さん。自身の体験だけでなく、読者から寄せられたエピソードをもとにした漫画も投稿しています。『ほっこり系エピソード』4選日常生活を送る中で、他人の優しさを感じる場面は多々あるものです。あとみさんは、読者から寄せられた心和むエピソードを4つ漫画にしました。レジ袋を断る外国人『コストコ』を話題に出すマダムが?くじ引きをする子供に、店員が…セルフレジの使い方が分からないおじいさんに?思わず笑顔にさせられる、エピソードの数々。子供にくじを引かせてくれた店員は、きっとお菓子の景品が当たるまで引き直させてくれたのでしょう。また、セルフレジが分からないおじいさんに使い方を教える年配男性のエピソードには、心がじんわりと温かくなりますね。作品には、心を和ませた人たちからさまざまな感想が寄せられました。・「ドドスコ」で爆笑した。私は『コストコ』の名前を忘れて、「スットコドッコイ」といったことがあります…。・セルフレジのエピソード、好きだなあ。心が和む。・私も、近所のコンビニエンスストアの店員が、商品交換券が当たるまでくじ引きを引かせてくれたことがありました。嬉しかったな。人と人とのつながりが心を豊かにしてくれるのだと、改めて思わされますね。[文・構成/grape編集部]
2024年01月07日TENGAが展開する⼥性向けセルフプレジャーアイテムブランド「iroha」は12⽉16⽇、 OPERETTE ラシック福岡天神店にて、セルフプレジャーアイテムブランド「iroha」の店舗内特設コーナー「iroha SHOP FUKUOKA」をオープンします。■コスメショップOPERETTE内に、「iroha SHOP」が九州初上陸「iroha SHOP FUKUOKA」はOPERETTE内に同⽇に新設されるフェムテックコーナーの⼀⾓に設けられます。福岡県で常設の⼤規模なフェムテックコーナーが設けられること、そしてコスメショップに「iroha SHOP」がオープンするのは初めてのことです。店舗は、「iroha」初の百貨店常設店の「iroha STORE」⼤丸梅⽥店をベースに、「和モダン」をコンセプトにしたナチュラルな⾊合いの⽊を組み合わせたパーテーションを作り、⼥性が外からの視線を気にせずに商品を⾒られるよう、細部まで意識しています。すべての「iroha」及び「iroha INTIMATE CARE」製品を触って選べるほか、「iroha」アイテムの知識を持ったOPERETTE⼥性スタッフによる案内が可能です。■福岡県でのフェムテックコーナーオープンの背景1902年の創業以来、OPERETTEを運営する⼤賀薬局がずっと⼤切にしてきた想いは、地域のユーザーに常に寄り添うこと。福岡は⼥性の⼈⼝が多く、⼥性特有の健康悩みを抱える人も多くいます。「全ての⼥性が安⼼して相談できる場所をつくりたい」……その想いから、真摯にモノづくりに取り組んできた「iroha」とコラボし、フェムテックコーナーをオープンします。フェムテックコーナーには「iroha」が提案する「セクシャルウェルネス」をはじめ、「⽣理・PMSケア」「デリケートゾーンケア」「プレコンセプションケ ア」「ゆらぎ世代ケア」など、⼥性の健康悩みに応じた商品をテーマ別に用意。⼥性たちの⼼地よさを⼿助けできるよう、プロダクトを通して尽⼒していきます。■「フェムテック」の認知度・福岡県は全国17位TENGAが発⾏するニュースレター『⽉刊TENGA』50号で、全国のZ世代〜バブル世代の2,585⼈の⼥性を対象に「フェムテック」及び「フェムケア」という⾔葉の認知度を全国47都道府県別に調査しました。その結果、福岡県の「フェムテック」の認知度は47都道府県中17位、「フェムケア」 は29位という結果でした。都道府県全体でも、2022年に実施した調査ではフェムテックという⾔葉を「知っている」と回答した⼥性は22.0%でしたが、2023年の調査では16.1%と約6%も下がりました。 また「フェムテックアイテムを使⽤したことがない」という人が多い結果となりました。昨今多くのメディアで「フェムテック」という⾔葉や製品に関する紹介がなされていますが、同調査では、肝⼼な⼀般⼥性たちへはまだまだ情報が届ききっていない現状が浮き彫りとなりました。⼥性たちの健康課題を解決し、豊かな⼈⽣をサポートするフェムテックアイテムを、気軽に試せて情報にアクセスできる場が少ない状況があります。■「iroha」について「iroha」は、同社が2013年に⽴ち上げた⼥性向けセルフプレジャ ーアイテムブランド。10周年を迎えた今年、ステートメントを 「LOVE MY COLOR きもちよさを、⾃分らしく」へ⼀新し、10周年記念アンバサダーに俳優の⽔原希⼦さんを迎え⼥性たちの⼼地よさに向き合うブランドとして製品の開発・発売を⾏っています。⽣活空間になじむデザインやシリコンの肌触りにこだわり、⼥性が⾃分の欲求を素直に肯定できるようなアイテムを提案。 現在、「iroha」アイテムを取り扱う店舗は10年間で2,802店舗、デリケートゾーンケアアイテムを取り扱う姉妹ブランド「iroha INTIMATE CARE」の取扱店舗は1万店舗を超え、全国のドラッグストアやバラエティショップで気軽に購⼊できます。■「iroha SHOP FUKUOKA」概要オープン⽇:2023年12⽉16⽇場所:OPERETTE ラシック福岡天神店 (福岡県福岡市中央区天神2丁⽬1-1福岡三越地下1階)営業時間:10時〜20時店舗名:iroha SHOP FUKUOKA取り扱いアイテム:「iroha」及び「iroha INTIMATE CARE」アイテム全種※オープンキャンペーンとして、12/16・17の 2⽇間でそれぞれ先着100名に、ブランド10周年記念アンバサダー・⽔原希⼦さんとの共同開発第2弾「iroha petit CORAL」をプレゼントします。(エボル)
2023年12月14日近年、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどに導入されている、セルフレジ。セルフレジとはその名の通り、自分自身で購入したい商品をスキャンし、会計や袋詰めまで済ませるシステムです。日常に導入される新しいシステムは慣れるまでが大変なもの。そのため、セルフレジをうまく使えない、または初めて利用する客などに教える目的で、近くに店員が立っていることがあるでしょう。セルフレジに対し、客から『理不尽なクレーム』現役の100円ショップ(以下、100均)店員として働く、狸谷(@akatsuki405)さんがX(Twitter)に投稿したエピソードをご紹介します。狸谷さんが勤める100均では、2023年10月にセルフレジが導入されたそう。客に使い方を教える担当になった、狸谷さんは同年11月までのひと月の間に、理不尽なクレームを受けたことがあるそうです。人員不足などあらゆる理由から、セルフレジをメインに、有人レジをサブにしようとする店舗もあるもの。狸谷さんが勤める店でも人員不足に悩まされていたとあり、セルフレジで効率化を図ったのかもしれません。人手が足りない中でも、セルフレジの使い方を客に教えるため、狸谷さんが近くに立っていると、「ボーッと立っているだけなら、有人レジを増やして仕事をしなさいよ」と心ないクレームを受けたのです。ひと口に『教える』といっても、合計4台のセルフレジを管理しながら、客の誘導や操作方法、決済のやり方などあらゆることを一手に担うのは、至難の業。店員側の狸谷さんの業務を理解しようともせず、自分の不満をぶつける客の理不尽さに、同情や怒りの声が上がっています。・暇そうに見える人は、その人がなんのためにそこにいるかの想像力がとぼしいのだろうな。暇と思うのではなく、待機しているととらえてほしい。・気の毒すぎる…。ボーッと立ってるだけに見えるのなら、楽な仕事だと思っているんだろうな。その客に同じ仕事をやってみてほしい。・そんなふうに思ったことない。セルフレジでエラーの対応をしてもらったことがあるし、分からないことが聞けるから安心。店員さんの努力もあり、私の行きつけの店は有人レジがなくなりました。あくまで、「100均店員の率直な個人の感想」とつづられた、同作品。ですが、狸谷さんの件に限らず、当事者にならないと分からないことは、多々あるものです。どんな場面でも、相手の状況をおもんぱかった言動を心がけたいと、改めて思わされます。[文・構成/grape編集部]
2023年11月08日北欧ノルウェー・オスロから誕生した、破滅的な自己愛を映し出した異色の“セルフラブ”ストーリー『シック・オブ・マイセルフ』。この度、我喜屋位瑳務×大島依提亜デザインによる日本版オルタナティブポスターが解禁となった。本作はカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で絶賛されると、欧米を中心に世界の映画祭を席巻。アメリカでは小規模公開に関わらずスマッシュヒットを記録し拡大上映された。脚本・監督を務めた注目の新鋭クリストファー・ボルグリは本作が長編2作目。次回作『Dream Scenario』(原題)はA24製作×ニコラス・ケイジ主演×『ミッドサマー』アリ・アスタープロデュースで話題を呼んでいる。この度解禁されたビジュアルは、アーティスト・我喜屋位瑳務氏とグラフィックデザイナー・大島依提亜氏による、日本オリジナルのオルタナティブポスター2種。1つめは我喜屋氏がイラストレーションを描き、大島氏がデザインしたもの。主人公シグネの顔や頭からは薬の錠剤を持った悪魔のようなものの手や頭がにょきっと生え、左肩には恋人トーマスがアート作品に使う椅子のモチーフが添えられており、映画の世界観が凝縮。承認欲求を表す英語のスラング“thirsty”が「喉が渇いている」という意味を持つことから、額のワイングラスは空になっている。2つめは、大島氏がグラフィックを手掛けたもの。「自分!自分!自分!」と自我が増殖していくシグネの精神状態を見事に表現したデザインに仕上がった。我喜屋氏は映画について「自己愛について取材をかさねたのか。主人公のシグネの行動は過剰なほどにリアルだった。理解したうえでしか描けない心もようで、もしかして監督自身を描いているのではないかと思うほどだった」とコメントを寄せている。ポスター2種は上映劇場およびTHE KLOCKWORX STOREにて発売。さらに、我喜屋氏のイラストレーションをバックに配置したTシャツ、大島氏デザインのパンフレット、アパレルショップ「Sister」とのコラボグッズ、ステッカーなどオリジナルグッズの発売も決定した。『シック・オブ・マイセルフ』は10月13日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年10月10日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。昼夜関係なく目を覚ますゆらちゃんのお世話で限界なゆのさんに対し、夫はいまいち育児に当事者意識を持てない様子。お互いの認識の差を埋めるべく、ゆのさんは夫の育児機会を増やすことに。手始めに、ゆらちゃんのお風呂をお願いしてみると、意外にも夫は積極的に取り組んでくれました。その様子を見たゆのさんは「もっと一緒にやってもらおう!」と決意を固めます。夫の育児機会を増やすべく、さまざまなことをお願いするようになったゆのさん。一方で、和室の寝室化を進めます。そして、和室での寝かしつけ初日。ゆのさんは授乳で寝かすのではなく、ごろんと寝かせたまま寝かしつけようと考えていました。そこで、絵本の読み聞かせを終えたゆのさんが体を起こすと、ゆらちゃんはやはり授乳を期待していたのかギャン泣き。 その泣き声に、心臓がぎゅっとしてしまったゆのさんですが……? 折れるな、私!! おっぱいが欲しくてギャン泣きするゆらちゃんに対し、一貫した対応を取るべく、耳栓をして気持ちを強く持ったゆのさん。ゆらちゃんを布団に寝かせたまま、明かりを消して、声かけ、とんとんの順に段階をふんでゆらちゃんをあやします。しかし、ゆらちゃんはとんとんが嫌な様子。ゆのさんはさすってあやすことに。 そして、あやすこと40分――。 ついに、ゆらちゃんの寝かしつけに成功。感動したゆのさんは、ゆらちゃんを起こさないよう、心の中でゆらちゃんをほめたたえるのでした。 その晩、3時間間隔でゆらちゃんに起こされたゆのさん。しかし、抱っこして寝かしつけることはなく、ゆのさん自身も布団で朝を迎えることができたのです。今度は日中のねんねも同じようにしてみよう、と意気込むゆのさんなのでした。 ◇◇◇ 初めての育児で、特に寝かしつけに苦労していたゆのさん。横になることもできず、自分のつらさを理解してくれない夫へのモヤモヤも溜まり、ついに体も心も限界に。寝かしつけの苦労はもちろん、夫へのモヤモヤに共感されたママも多かったのではないでしょうか。 ゆのさんは、旦那さんと話し合っても感情が爆発してうまくいかなかったものの、旦那さんの育児機会を増やしながら、新しい寝室でのゆらちゃんのねんねトレーニングを根気強く続けました。そんなゆのさんの努力もあり、1歳7カ月になった頃には、ゆらちゃんはひとりで3時間半の昼寝、9時間の夜寝ができるようになったそうです。 子どもの寝かしつけでストレスを抱えているママは多いと思いますが、育児は夫婦2人でおこなうもの。相手の立場を思いやりつつ、話し合いをして旦那さんにも主体的に育児に参加してもらいたいですね。ある、パパの育児参加に詳しい専門家によると、パパたちは何をしたらいいのかわかっていないことがよくあるのだそう。ゆのさんのように、思い切って旦那さんにこれをしてほしいと具体的に伝えてみるのもよいのかもしれません。パパたちの経験値が増えれば、できること、気が付くことが増えて主体的になっていくのだそうです。ママとパパが協力し合って、夫婦で楽しく育児ができるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年10月06日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。昼夜関係なく目を覚ますゆらちゃんのお世話で限界なゆのさんに対し、夫はいまいち育児に当事者意識を持てない様子。いくら伝えてもわかってもらえず、ゆのさんは夫を宇宙人のような遠い存在に感じてしまいます。夫との認識の差を埋めるべく、夫の育児機会を増やそうと息巻くゆのさん。拒否されないか心配しながらも、まずは平日帰宅した夫にゆらちゃんのお風呂をお願いします。すると夫は、ゆらちゃんとのお風呂を快諾し、お風呂から出たあとも「幸せだった」と喜んでいる様子。 ゆのさんは和室を寝室にして、新たな寝かしけ方法を試みることに――。その結果はというと……!? 協力お願いします 「夫の育児機会をもっと増やそう!」と決意したゆのさんは、夜中のおむつ替えや休日の寝かしつけ、お風呂など、いろいろと夫にお願いすることに。その一方で、ゆのさんは和室の寝室化を進めます。 そして、ついに初めてゆらちゃんが和室を寝室にする日。夜を迎え、ゆのさんとゆらちゃんは和室に向かいます。絵本の読み聞かせを終え、ゆのさんが体を起こした瞬間、ゆらちゃんは火が付いたように泣き始めてしまいます。その泣き声に、ゆのさんは心臓がぎゅっとなってしまうのでした。 ◇◇◇ ある小児科医曰く、睡眠は体内時計を調節する役割をもつメラトニンというホルモンの影響を受けているそうです。そしてメラトニンは光で分泌が抑えられて暗くなると増えて、睡眠を促す働きをするとのこと。そこで、良い睡眠をとるためには、夜間は暖色系の明るさにして、入眠の前から暗くする、さらに豆電球のような小さな光も消すと良いのだそう。また、朝は決まった時間にカーテンを開けて光を浴びさせることで、赤ちゃんの朝昼の区別がついて生活リズムが整っていくのだとか。 ゆらちゃんの安眠のため、遮光を中心に和室の寝室づくりを進めたゆのさん。遮光テープや遮光カーテン、黒色のフェルトなどで徹底的に光を遮っていましたね。今回は泣いてしまったゆらちゃんですが、少しずつ良い方向に進むと良いですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年10月05日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。昼夜関係なく目を覚ますゆらちゃんのお世話で、ゆのさんは睡眠不足が続いて体力も精神も限界。号泣しながら夫につらさを訴えたその日の夜、夫はゆのさんの代わりにゆらちゃんの夜泣きに対応してくれますが、不満たらたら。そんな夫を見ていたゆのさんのモヤモヤは膨らむ一方です。翌日、昨晩の夫の態度を思い出していたゆのさん。ゆらちゃんを寝かしつけながらモヤモヤの原因を探っていました。 ゆらちゃんが生まる前は家庭は2人にとってホッとひと息着く場所でしたが、ゆのさんにとってはバタバタする場所に。しかし、夫は相変わらず家庭を和みの場だと思っている様子。ゆのさんはこのズレが原因だと考えました。 一番の理解者だった夫が、言葉を尽くしても伝わらない宇宙人のような遠い存在に感じていたゆのさんですが……? 娘のお風呂を夫に頼んでみた結果 ゆのさんが夫を宇宙人のように感じている一方で、同じように夫も自分を宇宙人のように感じているんだろうな、と考えたゆのさん。家庭が今も和みの場であるという認識、当事者としての姿勢、育児の経験値のすべてがない夫。夫婦2人暮らしのときと違う対応を求められても、その場しのぎでしか行動できないのは無理もないと思うのでした。 ゆのさんは夫に当事者意識を持ってもらうため、まずは平日帰宅した夫にゆらちゃんの入浴をお願いします。すると夫はにこにこして引き受け、「ゆらさんとのお風呂幸せだった~」「平日関わる時間ないな~って思っていたからうれしかったよ」と喜んでいる様子。 仕事への影響を懸念して、夫に平日育児をお願いするのを遠慮していたゆのさんでしたが、これを機にもっと育児に参加してもらおうと思えたのでした。 不安になりながらもゆらちゃんのお風呂をお願いしたゆのさんでしたが、意外にも旦那さんは積極的。お風呂上りの体を拭いたり保湿をしたりするのはゆのさんにお任せではありましたが、これからは帰りが早い日は毎回旦那さんがお風呂に入れてくれるとのこと。帰宅後にリラックスしていた旦那さんから、大きく1歩前進ですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年10月04日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。昼夜関係なく目を覚ますゆらちゃんのお世話で、ゆのさんは睡眠不足が続いて体力も精神も限界にきていました。対して夫は、寝かしつけをしているゆのさんの近くでゆっくり食事を取り、物音も気にしていない様子。頼んでいた和室の寝室化も進まず、イライラを募らせたゆのさんは感情的に夫に訴えました。ゆのさんが号泣しながら夫につらさを訴えたその日の夜――。ゆのさんの不安定な気持ちが伝わったのか、ゆらちゃんは激しく夜泣き。ゆらさんがおむつ替えをしようとすると、夫が「オレやるよ」と代わってくれたのです。 しかし、ゆらちゃんを覚醒させないようにと使用している手元の卵型のライトでは、夫は見にくいと不満な様子。さらに、おむつ替えを終えたあとの夫は「ねっむ」とため息。そんな夫の様子を見ていたゆのさんの、モヤモヤとした気持ちは膨らむ一方で――? 共感とか労いとかないの!? 翌日――。 うつぶせを練習しているゆらちゃんを見ながら、ゆのさんは昨晩の夫の態度を思い出していました。 夫なりに頑張ろうとしている姿勢はわかるものの、もっと共感や労いの言葉をかけてほしかったゆのさん。夫にモヤモヤしている自分自身にもイライラして、自己嫌悪に陥ってしまいます。 ゆのさんにとって、ゆらちゃんと同じくらい大切な存在である夫。ずっと一緒にいたくて家族になったはずなのに……と、付き合っていたころや2人暮らしのころを思い返します。 ゆらちゃんが生まれる前は、それぞれ職場で頑張って、家庭は和みの場でした。しかし、ゆらちゃんが生まれてからはゆのさんにとって家庭が頑張らなくてはいけない場所に。夫には変化がなく、この違いがモヤモヤの一因になっているのではないかとゆのさんは思うのでした。 ゆのさんの一番の理解者だった夫。しかし、今では伝えても伝えてもわかってもらえません。夫が言葉の伝わらない宇宙人のように思えてきたゆのさんなのでした。 いくら言葉を尽くしても、当事者意識を持って育児にのぞんでくれない旦那さん。ゆのさんと旦那さんの家庭のとらえ方の違いが、ゆのさんのもやもやの原因の1つになっているようです。みなさんだったらこんなとき、どうやって相手に自分の本音を伝えますか? 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年10月02日近年、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなど、さまざまな店でセルフレジを目にするようになりました。セルフレジは、バーコードの読み込みや会計の作業を、客が自ら行う仕組み。店員の負担軽減になるほか、省スペース化でレジが増えることで混雑緩和にもつながります。しかし、操作に慣れるまではひと苦労。セルフレジが導入されても、多くの客は悩んでしまうことでしょう。「自分でもちゃんと使えるのだろうか」…と。ドキドキしながら、初めてセルフレジに挑戦した結果?ある日、100円ショップを訪れた中島めめ(nakajimameme)さん。レジに行列ができている中、新しく導入されたセルフレジが、がら空きなことに気付きました。慣れない機器を使用するのは、勇気を要するもの。中島さんは葛藤の末、セルフレジに『挑戦』することにします。「失敗してしまうかも」「恥をかいたらどうしよう」といった不安を振り払い、自らを奮い立たせた結果、セルフレジを見事に使いこなした中島さん。スマートに会計を済ませ、得意げに店を出ようとしたのですが…最後の最後で恥ずかしいミスが発生。数秒前までの自信はどこへやら。中島さんは羞恥心に襲われながら「誰も見ていませんように…」と願うのでした…。中島さんのエピソードに対し、漫画を読んだ人からは「デカい声で笑った」「自分も機械音痴だから、あるある~!」といった声が続出。最後までスマートにはいかなかったものの、中島さんのエピソードは多くの人に『セルフレジに挑む勇気』を与えてくれたようです![文・構成/grape編集部]
2023年08月22日乳がんの兆候を調べるためのセルフチェックをしたことはありますか?セルフチェックを行なったことで違和感に気づけることもあるようで……。そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Aさんの場合……19歳の頃に右乳繊維腺腫と診断されました。お風呂上がりに右の乳房だけ大きい気がしたため、触れてみたら「しこり」が……。すぐに乳腺外科を受診し、検査を受けました。病理検査では麻酔をしますが、当時は強い恐怖心があり、とても不安だったのを覚えています。ストレスも関係しているのか、20歳のときに急激に「しこり」が大きくなり、手術することになりました。乳腺外科で病理検査を実施し、悪性腫瘍ではないことが確認されたため、経過観察となりました。しこりが大きくなってから再度病理検査。悪性ではありませんでしたが、痛みもあったため摘出手術を受けました。現在は年に1回検診を受けています。乳繊維腺腫はまだ小さいものがありますが、今のところ大きな変化はありません。当時、私は病院に勤めていたため勤め先の病院で手術を受けましたが、胸はとくにデリケートな部位なので、病院選びの際は医師の印象を含めてしっかり下調べすると安心だと思います。世の女性陣へ伝えたいことは?乳繊維腺腫は良性の腫瘍ですが、乳房の形や大きさの差異で悩むこともあると思います。大きくなりすぎると皮膚が伸びてしまい、摘出術後に形成外科で再度手術をする可能性もあるそうです。日頃から自分の乳房を鏡で見る・触るなどのセルフチェックが大切だと思います。読者の感想は……『セルフチェックの大切さがわかりました。』『19歳の若さで乳にしこりがあると感じたことがとてもすごいと思いました。』『もしかしたらこの方のように、乳繊維腺腫だったかもしれないと知ってゾっとしました。』『日頃の忙しさに負けてチェックしていませんでしたが、面倒くさがらずやってみようと思いました!』など、自分自身で異変がないかチェックをすることの大切さを感じたというコメントが多く寄せられました。セルフチェックで気づけることも!乳房にしこりがあることに気づき、乳腺外科を受診したというAさん。異変に一早気づくためにも、セルフチェックを習慣にしておくと安心かもしれませんね。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月17日皆さんは、セルフレジを活用することはありますか?今回は「お酒を買いにコンビニに行ったときのエピソード」を紹介します。イラスト:KIUIコンビニでお酒を買ったとき店員のいるレジでお会計を勝手にセルフレジに…その後の対応も…レジ打ちが面倒くさいから、勝手にセルフレジに商品を持っていったり、ため息をついたり…思いやりのある接客を心がけてほしいものですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年08月17日皆さんは、買い物でセルフレジを使用したことはありますか?今回は、セルフレジでのトラブルエピソードを漫画で紹介します。イラスト:高嶺葉樹スーパーで買い物中バーコードが見つからず…店員さんの指摘で…発言の意味バーコードが、見つからなかっただけでしたが…。店員さんの何気ない一言に、女性は気になってしまったのでしょう。自分の発言で、相手に不快な思いをさせないように注意したいものです。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年07月02日薄着になることが増えてくると、ムダ毛のケアが気になりますよね。脇や脚、VIO周りをセルフ脱毛するか、脱毛サロンやクリニックに通うか迷っている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、エステティシャンである筆者が、セルフケアとサロンケアの違いについて解説します。脱毛方法や価格の違いセルフケアまず、セルフケアでの脱毛方法としては、以下のようなものが挙げられるでしょう。・電気シェーバー、カミソリ:長さをカットして整える・脱毛クリーム:一時的に除毛する・家庭用脱毛機器:半永久脱毛をするなお、カミソリは数百円程度で購入できますが、家庭用脱毛機器は高いもので数十万円と、価格差があります。脱毛サロン・クリニックサロンやクリニックでは、業務用の脱毛機器を使って永久脱毛もできます。所要期間は部位や毛量によって異なり、価格は数万円から数十万円が相場です。脱毛頻度や手間の違いセルフケア電気シェーバーやカミソリを使ったセルフケアは、気になるときにすぐにできて、手軽なのがメリットです。しかし、一時的に毛の長さを整えるものなので、時間が経つと再び毛が生えてきます。そのため、定期的なケアが必要です。脱毛クリームの場合は、塗った後に時間を置いて洗い流す必要があるため、少し手間がかかります。そのため、時間に余裕があるときに使用するといいでしょう。電気シェーバーやカミソリで脱毛し、再び生えてきたときのチクチク感が気になる場合や、処理の頻度を減らしたい場合にも、脱毛クリームはおすすめです。しかし、脇やVIOなどの太い毛は除毛しづらく、再び生えてくるので、定期的なケアが必要になります。家庭用脱毛機器を使った脱毛は、サロンやクリニックに通う場合と比べて予約や通院の必要がありません。時間に余裕があるときや、気になるときなど手軽にできますが、業務用脱毛機器と比べて照射パワーは落ちます。そのため、数年程度のこまめな照射が欠かせません。しかし、照射を繰り返すことで徐々に毛が細くなり、毛量も減るため、電気シェーバーやカミソリを使用する頻度は減るでしょう。脱毛サロン・クリニックサロンやクリニックでの脱毛は、家庭用脱毛機器と比べて照射パワーが強いため、通う頻度が少なく数年で完了できます。また、セルフケアでは届かない場所にもアプローチすることができるところがメリット。しかし、予約や通院といった時間や手間がかかります。仕上がりの違いセルフケア電気シェーバーやカミソリケアは、再び生えてきたり、剃り残しやケアのし忘れもあります。脱毛クリームも、クリームの塗りムラや、毛の太さなどによって除毛しきれないことがあります。一方、家庭用脱毛機器は、照射を繰り返すことで毛が細くなり、毛量が減っていくので、電気シェーバーやカミソリを使ったときのような毛の有無や毛穴感は気になりづらいでしょう。しかし、手が届きにくい背中や二の腕の後ろ、見落としがちなふくらはぎの裏側などは、脱毛しきれない場合があります。脱毛サロン・クリニックサロンやクリニックでのケアは、脱毛機器を繰り返し照射することで毛が細くなり、毛量が減っていくので仕上がりがきれいです。また、スタッフが施術してくれるため、自分ではケアしづらい場所もカバーできます。何を求めるかで選び方が変わる脱毛ケアは、何を重視するかで選ぶ方法が変わります。おすすめなのは、次の方法です。・ある程度毛を残したい、コストを抑えたい人電気シェーバー、カミソリ、脱毛クリーム、家庭用脱毛機器を使ったセルフケア・毛が生えてこないようにしたい、肌もきれいにしたい人家庭用脱毛機器でのセルフケア、サロンやクリニックでの脱毛ケア脱毛ケアの方法で迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。©Delmaine Donson/gettyimages筆者情報寒川あゆみ大阪 エステサロン private salon Laule’a代表、美容ライター、講師。自身のコンプレックスから美容、エステティックの道へ。サロン業、講師、美容ライターとして美容情報や美容法を発信中。Instagram @laulea.beauty文/寒川あゆみ
2023年06月16日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。昼夜関係なく目を覚ますゆらちゃんのお世話で、ゆのさんは睡眠不足が続いて体力も精神も限界にきていました。ある日、夫がゆっくりと食事をとる横で、物音を気にしながら寝かしつけをしなくてはいけない状況にモヤモヤしてしまい、ゆのさんは感情的に夫に訴えました。しかし、冷静に考えると、夫に頼んだ和室の寝室化ができていれば解決する話だと気づき、進展を見せない夫にさらにイライラが募ります。 そんな衝突があった日の夜、いつものようにゆらちゃんの夜泣きで目覚めますが……!? ん? 今なんて言った? 夫に向かってゆのさんの感情が爆発してしまった夜、ゆらちゃんの夜泣きはゆのさんの不安定な気持ちが伝わったのか、心なしかいつもよりも激しく感じました。慣れた様子でおむつ替えをしようとしていたところに、静かに大きな影が迫ってきます。 「え!?」 ……よく見ると、夫でした。夫は「今日から毎日起きる」と言い、おむつ替えをしてくれます。突然のことに戸惑ってしまうゆのさんでしたが、素直に任せることに。 しかし、夫は、夜中に覚醒しないように配慮して使っている手元のライトは見にくいと言い、おむつ替えを終えたあとには「ねっむ」とため息……。「ん?? んんん~??」 自分から率先してやってくれているはずなのに、その態度は何?? 夫に対して悶々とするゆのさんでした。 夜泣きの対応に慣れていない旦那さんが、つい愚痴をこぼしてしまうのは仕方のないことかもしれません。しかし、ゆのさんは悲しくなってしまいますよね。まず最初に毎日ゆのさんが大変な思いをしてきたことに、気付きと感謝の言葉があればゆのさんの受け止め方も違ったのかもしれません。時にはネガティブな言葉も吐いてしまうこともありますが、相手の立場を思いやった言葉づかいを心がけたいものですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年06月12日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。昼夜関係なく目を覚ますゆらちゃんのお世話で、ゆのさんは睡眠不足が続いて体力も精神も限界にきていました。自分はゆらちゃんに振り回される毎日を過ごしているのに、その横で音を立てながらゆっくり食事をとり、食後のおやつタイムまで楽しむ夫。ある日、そんな夫にモヤモヤしてしまい、お願いしていた和室の寝室化も進んでいないことも重なって、ついに爆発していまいます……。夫に「もっとこっちの状況を気にしてほしい」「ゆっくり食事をとっている時間があるなら、1分でも早く寝かしつけが終わるように協力してほしい」「このままだと私、倒れちゃうよ!」など、ゆのさんは、モヤモヤしていた感情を夫にぶつけます。 必死の訴えに焦る夫は、なだめようとゆのさんに触れようとしました。けれどもゆのさんはその手を……!? なだめようとした夫の手を… できるだけ感情的にならないように話そうと思っていたのに、結局いろいろな思いが重なってしまい、号泣しながら夫に訴えることになってしまったゆのさん。そんな状況になって、やっとイヤホンを外して歩み寄ってきた夫。そして、涙を拭きながらゆのさんはあることに気づきます。 「そもそも、和室の寝室化が進んでいたら、こんなことも起きてないのでは? 」 自分だったら、スキマ時間を有効に使ってとっくに和室の寝室化を進めているのに……。そんな思いがこみ上げてきて、つい夫を責めるような物言いをしてしまいます。わかったと言う夫ですが、ゆのさんはこれまでのことを考えると素直に受け止められません。なだめようとしてくれている夫を拒否してしまうのでした。 真剣に話をしているのに、相手がイヤホンをとってくれなかったらイライラしてしまいますよね。旦那さんが、ゆのさんの声に真摯に耳を傾けていたら、ゆのさんの感情がここまで爆発することもなかったはず。夫婦だと、つい許されると思ってしまいがちですが、親しい間柄だからこそ信頼関係を保っていくためにも、マナーを大切にしたいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年06月11日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。昼夜関係なく目を覚ますゆらちゃんのお世話で、ゆのさんは心身ともに疲弊していました。つらいと夫に訴えたこともあるのに、夫は、ゆのさんが寝かしつけをしている横で、動画視聴を楽しみつつゆっくり食事をとり、おやつタイムまで……。挙句に、寝かけたゆらちゃんは夫の出す音で目を覚ましてしまいます。ゆのさんは意を決して夫に話をすることに。「音に気を付けてもらわないとゆらちゃんが起きちゃう」「もっとこっちの状況を気にしてほしい」「マイペースのままいられたら、私、倒れちゃうよ!」 必死に夫に訴えますが、夫は片耳にイヤホンをつけたまま。そしてゆのさんの目には思わず涙が。すると夫はーー!? 感情的になりたくなかったのに… 必死で自分の思いを伝えたゆのさんでしたが、夫は「あ~、そうだよね~」と塩対応。「それだけ?」と思わず心の中で叫んでしまいました。 「言わなくてすむなら言いたくないのに、頑張って言っても全然伝わってる気がしない……」 と、感情的になりたくなかったのに、悲しさと悔しさでボロボロと涙が溢れてきます。 そんなゆのさんを見て、やっとイヤホンを外して話してくれた夫。 「ちゃんと聞こうとしてくれたら……、寝かしつけに協力的だったら……、泣かずにすんだのに」そう思いながら冷静になってみると、あることに気づいてしまいます。前からお願いしていた和室の寝室化計画がちゃんと進んでいたら、こんな風になっていなかったのではないかと。ますます夫への怒りが増すゆのさんでした。 リビングで寝かしつけをしているゆのさん。確かに、和室にエアコンなどを設置して寝室として利用できるようになっていれば、今回のように夫の生活音に悩まされることは避けられたのかもしれません。赤ちゃんが過ごしやすい環境を整えることも育児の1つですよね。普段育児にあまり関わらない夫にお願いした和室の整備。旦那さんにも事情はあるかもしれませんが、進展がないことにゆのさんがイライラしてしまうのは自然なことのように思えますね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年06月09日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。昼夜関係なく目を覚ますゆらちゃんのお世話で、ゆのさんは心身ともに疲弊していました。けれども夫は気付いていません。そこでゆらちゃんが生後2カ月のころ、ゆのさんは夫につらい気持ちを訴え、育児を手伝ってほしいと訴えました。夫は理解を示したので、状況は改善していくかのように思えました。しかし、ゆらちゃんが生後3カ月になっても、夫に頼んだ和室の寝室化計画はまったく進展がありません。仕事から帰宅後、イヤホンをして、動画を見ながらゆっくり食事をとる夫の姿に、ゆのさんはモヤモヤしてしまいます。ガラガラと氷の音をたてながら、食後のドリンクにおやつまで楽しんでいる夫。ゆのさんは、とにかくゆらちゃんを起こさないように、音を気にしながら寝かしつけをし続ける自分と夫を比べてしまいました。しかもゆらちゃんは起きてしまい、ゆのさんはイライラ……。 「自分の気持ちをわかってもらうには、伝えるしかない……」 覚悟を決めて夫に話をしに行きました。すると夫は――!? 私、倒れちゃうよ! やっぱり気持ちを伝えないと! そう思ってできるだけ冷静に夫に話してみたゆのさんでしたが、話を聞いている夫の片耳にはイヤホンが……。それを見て、自分だけが必死になっているような気がしてゆのさんは悲しくなってしまいます。それでも、こっちの状況をもう少し気にしてくれないと、自分が倒れてしまうと必死に訴えました。 「1分でも早く横になって休みたい」「トイレやお風呂、ごはんを自由にしたい」。赤ちゃんを育てているママたちにとって切実な気持ちですよね。ゆのさんの気持ちに共感された方は多いのではないでしょうか。そして怒りを抑えながら、冷静に旦那さんに伝えようとしたゆのさん。簡単なことではありませんよね。みなさんだったらどんな風に旦那さんに伝えますか? 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年06月08日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。生後2カ月のゆらちゃんは昼夜関係なく目を覚ますため、ゆのさんは睡眠不足で体力も精神も限界にきていました。ある日、ゆのさんが夫に泣いて訴えて、夫婦で話し合うことに。すると、夫にも夜中の寝かしつけに協力してもらえるようになり、試行錯誤を重ねながら少しずつ状況が前進していきます。助産師訪問では手厳しいアドバイスを受けたものの、気持ちを切り替えてまずは和室の寝室化計画をすすめたいゆのさんですが……。助産師訪問で思ったようなアドバイスが受けらなかったゆのさん。結局、今までと同じように抱っこをしながら寝かしつける日々が続いていました。前から夫にお願いしていた和室の寝室化も進んでいないのに、両耳にイヤホンで動画を楽しそうに見ながらゆっくり食事をとる夫を見て、ゆのさんはモヤモヤ……。夫は食べ終わったと思うと今度は――!? やっぱりわかってくれてない…? せっかくゆらちゃんを寝かしつけたと思っても、夫が出す音で起きてしまい、ゆのさんはイライラ。さらに夫にお願いした和室の寝室化も進んでいません。食事のあとにおやつタイムまで楽しむ夫を見て、「この状況、おかしくない?」と感じてしまいます。 どうしてそんなに無頓着なの? いつまでマイペースでいるつもり? 前に伝えたことがわかっているなら、こうはならないはず……。 そう思い、もう一度今の想いを言葉にして伝えることに決めました。 1日の仕事を終えて、ゆっくり食事を取りたい旦那さんの気持ちもわかりますが、旦那さんが日中、仕事をしていたようにゆのさんも家事・育児をしていたこともわかってほしいと思ってしまいますよね。しかし、パパたちの育児参加に詳しい専門家の先生曰く、パパたちが察するのはなかなか難しいのだそうです。そこで、具体的にしてほしいことの指示を出すことが大切なのだとか。ママとしては少し面倒に感じてしまうかもしれませんが、育児は長く続くので、今後ラクをするためにも夫婦間でズレを感じたときなどは1つひとつ話し合っていけるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年06月07日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。生後2カ月のゆらちゃんは昼夜関係なく目を覚ますため、ゆのさんは睡眠不足で心身ともに疲弊していました。ある日、ゆのさんが夫に泣いて訴えて、夫婦で話し合うことに。すると、夫にも夜中の寝かしつけに協力してもらえるようになり、試行錯誤を重ねながら少しずつ状況が前進していきます。そんな矢先に助産師訪問の日を迎えたゆのさん。日頃の育児の悩みを相談したいと思っていた助産師訪問でしたが、想像以上に手厳しいアドバイスの連続に、心が折れてしまいます。 気持ちを切り替えて何とか過ごしていたゆのさんですが、夫の無神経な行動にイライラが募るばかりで……!? 和室の寝室化計画は進む気配もなく… やる気満々で迎えた助産師訪問。ゆのさんは助産師さんに、日中のねんねでベッドに置くと起きてしまうことや、日中の授乳が2時間おきであることなどを相談しました。 すると……。 「満たされていないんじゃない? 」「添い乳なら一緒に寝られるけど、巨乳さんじゃないもんね……」 日中ベッドで眠らないのは、授乳で満腹になっていないからではないかというアドバイスでしたが、ゆのさんは冷静に受け止めることができませんでした。 助産師さんの言葉が頭の中をぐるぐると巡っているうちに、助産師訪問が終了。結局、「いつかベッドで寝る」という励ましの言葉も、「今」の状況をどうにかしたいゆのさんは悶々としてしまいます。それでも、ゆらちゃんを一番近くで見ている自分が頑張らないと!と、なんとか気持ちを切り替えました。 ソファで寝かしつけをしていると、夫の生活音で起きてしまうことがあるので、和室を寝室化したいと以前から夫に訴えているゆのさん。しかし、頼りにしている夫は動いてくれる気配もありません。 それに加えて、両耳にイヤホンをして動画を観ながらゆっくり食事をとる夫。いつ食べたかもわからないような自分との違いを感じ、黒い感情が沸き上がってきてしまいます……。 しかも、夫はゆらちゃんが寝ているというのに、大声で笑う始末。ゆらちゃんが目を覚まさないかヒヤヒヤしたゆのさんは、「お世話を代わってくれないなら、せめてジャマしないで!」 と、心の中で叫ぶのでした。 赤ちゃんの生活リズムに合わせていると、ママの食事は後回しになりがちですよね。ゆのさんのように、ねんねしているうちに急いで食べたという経験がある方は多いのではないでしょうか。毎日とはいわなくても、ゆっくり味わいながら食べる時間が欲しいですよね。わかってほしいところですが、実際に自分の身に起きないと、家族であっても気が付かないのかもしれません。ゆのさんは、旦那さんに言葉にして相談してみる必要がありそうですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年06月06日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。生後2カ月のゆらちゃんは昼夜関係なく目を覚ますため、ゆのさんは睡眠不足で体力も精神も限界にきていました。ある夜、ようやく寝かしつけたと思ったら、2時間もたたないうちにゆらちゃんが起きて泣きだしました。ゆのさんのSOSに、夫は黙って代わってくれたのですが、あっけなくゆらちゃんが寝てゆのさんは複雑な心情に。翌日ゆのさんは、夫に育児がつらいと打ち明けました。すると夫は夜泣いたとき起きてくれることに。さらに、ゆのさんの負担が少しでも軽くならと、欲しかったおくるみを買うことも賛成してくれます。おくるみがゆらちゃんに合っていたのか、すんなり寝てくれて、少しずつ状況が改善されていくのを感じました。そこでゆのさんは、前から考えていた和室の寝室化計画を少しずつ進めていきます。 やがて、助産師訪問の日を迎えたゆのさん。この日を楽しみにしていたのですが、助産師さんの言葉はゆのさんにとって、衝撃的なものだったのです……。 やる気満々で迎えた助産師訪問は… ※ベビーカレンダーでは第2話になります。 ※母乳で育つ赤ちゃんの体重増加は緩やかなことが多く、成長曲線に入らなくても緩やかにでも増加していればよいとされています。体重の増え方やその判断の目安には個人差がありますので、気になる場合は医師や助産師に相談しましょう。 ゆらちゃんに合ったおくるみのおかげか、最大の悩みだった寝かしつけに前進を感じつつあったゆのさん。次は、前から考えていた和室の寝室化計画を進めようと動き始めました。ただ、それにはエアコンを設置する必要があり、費用もかかるので、細かいことは夫に一旦任せることに。そして迎えた助産師訪問の日。事前に聞きたいことをピックアップしていたゆのさんは、張り切って助産師さんを迎え入れます。小柄ながらもしっかりと成長してくれているゆらちゃんの様子にひと安心。しかし、日中の様子を聞いた助産師さんの口から、予想もしていなかった言葉が出てきたのでした。 「満たされてないんじゃない? 」 その言葉に思わず動きが止まってしまうゆのさん。 「満たされていないのはおなか? 心?」「自分なりに調べてやってきたのに、満たしてあげられなかった……?」 頭の中をいろいろな思いが巡ります。助産師さんは育児用ミルクを足してみるように提案しますが、育児用ミルクは拒否されてしまうと最初に伝えたはず……。ゆのちゃんを抱っこしながら、動揺してしまうゆのさんでした。 助産師さんとしては、日中ベッドで眠らないのは、授乳で満腹になっていないからではないかとアドバイスをしたかったのだと思います。けれども初めての育児で手探り状態のゆのさんには「満たされていない」という言葉を冷静に受け止めることは難しいですよね。そのひと言だけで、頭の中がパニックになってしまったのだろうと思います。良かれと思ったアドバイスも表現によって相手を傷つけてしまうこともあるのだと、肝に銘じておきたいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年05月28日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。生後2カ月のゆらちゃんは昼夜関係なく目を覚ますため、ゆのさんは睡眠不足で体力も精神も限界にきていました。ある夜、ようやく寝かしつけたと思ったら、2時間もたたないうちにゆらちゃんが起きて泣きだしました。ゆのさんのSOSに、夫は黙って代わってくれたのですが、あっけなくゆらちゃんが寝てゆのさんは複雑な心情に。翌日ゆのさんは、夫に育児がつらいと打ち明けました。突然の妻の相談に驚き固まる夫。ゆのさんは寝不足など、つらいことを具体的に伝え、夜ゆらちゃんが泣いたときは一緒に起きてほしいとお願いしました。しかし、 「……それは難しいかな」 と夫。ゆのさんは夫に、育児中は、ごはんもトイレもおふろも睡眠も、何も自由にできない過酷な1日だとわかって言っているのか、とにらみつけました。すると夫は――? 夫の本音は… 夫に、ゆのちゃんが夜泣いたら一緒に起きてほしいとお願いしたところ、「夜泣きのたびに起きるのは難しい」と言った夫。モヤモヤしていたゆのさんに、夫は続けて言いました。「泣き声、ほんと気づけないんだよね。だから起こしてもらいたいんだ」まさかの発言に思わず「へ? 」と声を出してしまったゆのさん。どうやら、夫は起きたくないわけではなく、単純に起きる自信がないだけでした。 起こせば起きてくれるという夫の言葉にホッとしたゆのさんは、寝かしつけをラクにしてくれると評判のおくるみを買ってみたいと相談します。少し高価ではありますが、ゆのさんの負担が軽くなるならと、夫は二つ返事で賛成してくれました。 数日後、ついにおくるみが届き期待しながら開封してみた2人。ゆらちゃんにさっそく着せてみました。すると、 「かんわいいいぃぃぃ! 」 おくるみを着たゆらちゃんのかわいさにメロメロになってしまいます。さらに、おくるみを着たゆらちゃんは寝入りが早く、抱っこで寝た状態からベッドに移してもそのまま寝てくれました!これには、ゆのさんも思わず「やったぁ!」とガッツポーズ。ついに布団で横になってまとまった睡眠がとれたのでした。あとは寝る場所をリビングから和室に変えられたらもっとラクになるなと考えたゆのさんでした。 旦那さんが夜一緒に起きてくれることになり、自分の思いを伝えてよかったですね。やはり話をすることで旦那さんも気付いたようです。いつも間近にいるから大変さをわかっているだろうと思ってしまいがちですが、話し合いは大切ですね。ゆのさんが長いトンネルから1歩抜け出せたようで、本当によかったですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年05月27日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。生後2カ月のゆらちゃんは昼夜関係なく目を覚ますため、ゆのさんは睡眠不足で体力も精神も限界にきていました。ある夜、ようやく寝かしつけたと思ったら、2時間もたたないうちにゆらちゃんが起きて泣きだしました。なにをしても寝てくれないゆらちゃんを抱っこしたまま、泣きながら夫にSOSを出したゆのさん。黙って代わってくれた夫を見て、「なにをやっても寝てくれない苦労を夫も味わえばいい」とにやつきました。しかし、夫はあっさりと寝かしつけに成功し、布団で横になったのです。翌朝話を聞くと、なんとトントンで寝かせたと言うのでゆのさんは驚きました。なんだか自分だけが大変な思いをしていると感じてしまったゆのさんは、毎日がつらいという気持ちを夫に伝えてみるのですが……。 夫に育児の過酷さを訴えた結果… 心も体も限界で、育児がつらいと感じてしまうようになったゆのさん。 「ずっとじゃなくていいから、一緒に起きてくれたら気持ちがラクになる気がする……」 言葉を選びながら夫に訴えてみます。しかし、夫から返ってきたのは「……それは、難しいかな」という予想外の言葉でした。ショックで一瞬固まってしまうゆのさん。しかし、再度訴えました。育児は仕事と違って休憩がないこと。自分の意思もペースも関係なく、言葉が通じない人から1日中何かを訴えられる毎日が続くのだということ。大変なのは当たり前だと思っていたのに、想像よりも過酷だということを伝えました。ホッとする暇も自分の時間もない、そんな状況を少しでも夫にわかってほしかったのです。そしてもう一度、育児がこんなに過酷だとわかったうえで、夜少しだけでも起きるのは難しいのかと夫に尋ねたのでした。 ゆのさんは話すのが得意ではなくて、仕事と比べるものではないと思っていつつも、少しでもわかってもらえるかなと比べてしまったそう。けれど、ゆのさん自身、振り返れば出産するまでは先輩ママたちの過酷さをわかっていなかったと言います。そして、たとえば赤ちゃん連れの友だちとの食事では子連れ向けのお店を選べばよかったなど、ママに配慮するべきだったと反省しているのだとか。何事も実際に経験してみないとわからないことは多いですよね。旦那さんにもお休みの日に任せてみたり、育休を取ってもらったりして、もっと育児を経験してもらうとよいのかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年05月21日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。生後2カ月のゆらちゃんは昼夜関係なく目を覚ますため、ゆのさんは睡眠不足で体力も精神も限界にきていました。ある夜、ようやく寝かしつけたと思ったら、2時間もたたないうちにゆらちゃんが起きて泣きだしました。なかなか寝てくれないゆらちゃんを抱っこするゆのさんの目の前には、すやすや眠る夫。自分だけが大変だと孤独感を強めてゆのさんは泣きだします。夫が目を覚ましたので泣きながら寝かしつけを代わってほしいと訴えたゆのさん。黙ってミルクを作り出す夫。「どうせミルクは飲まない。何を試してもうまくいかない育児の大変さを夫にわかってもらういい機会」 そう思い、ゆのさんはにんまりします。しかし、最初こそギャン泣きされていたものの、あっという間に寝かしつけて布団に戻ってきた夫……。翌朝、一体どんな風に寝かしつけたのかと夫に聞いたゆのさんは、夫の答えに衝撃を受けることに――。 なんでなんで? ゆのさんから寝かしつけの方法を聞かれた夫は、昨晩の出来事を振り返っていました。久々にミルクを飲んでくれて次はどう寝かしつけようか考えながら抱っこをしますが、夫の顔を見た途端に「とと見知り」が発動! ギャン泣きされてしまいます。 とりあえずベッドに着陸させて策を練ろうとしていると……、ゆらちゃんの目がとろんとしてきます。「寝そう! 」思いがけずやってきたチャンスに、夫はそっとゆらちゃんをトントンし続けます。そして、そのまま寝かしつけに成功したのでした。 「トントンでーー!?」 話を聞き終えたゆらさんの頭の中は、驚きとうらやましさで思考の攻防が繰り広げられていました。 夫なりにとと見知りを乗り越えながら頑張ってくれたのは理解できます。身も心も削りながらゆらちゃんと毎日向き合い、念願かなってなれたはずのお母さんがつらいと思ってしまった自分の気持ちもわかってほしい……。「伝えなきゃ……」そう決心して、夫に自分の気持ちをぶつけましたが、泣きたくなくてヘラヘラとしながら言ってしまいました。 寝かしつけに苦労してきたゆのさん。旦那さんがトントンで寝かしつけに成功したときは、「トントンで寝るなんて」と衝撃を受けたそうです。「抱っこでしか寝ない」「おっぱいでしか寝ない」と思っていても、意外と違う方法でも眠れるものなのかもしれませんね。そして旦那さんに自分の気持ちをわかってもらおうとするゆのさん。いろいろな感情が入り混じった中で、気持ちを言葉にするのは難しいものだと思いますが、少しでも旦那さんにわかってもらえるといいですね。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年05月19日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。生後2カ月のゆらちゃんは昼夜関係なく目を覚ますため、ゆのさんは睡眠不足で体力も精神も限界にきていました。ある夜、ようやく寝かしつけたと思ったら、2時間もたたないうちにゆらちゃんが起きて泣きだしました。なかなか寝てくれないゆらちゃんを抱っこするゆのさんの目の前には、すやすや眠る夫。孤独を感じたゆのさんの目には涙があふれ、嗚咽してしまいます。すると夫が目を覚ましました。ゆのさんは号泣。そして夫に助けを求めると、夫は黙ってミルクの準備をし始めました。 これまでの経験から、ゆのさんは、「きっとミルクは飲まないだろう」と思いましたが、「飲んでくれないことがわかれば、夫も大変さを理解してくれるかもしれない……」とも考え、とにかく夫に任せることに。寝かしつけに悪戦苦闘する夫を思い浮かべて、にんまりするゆのさん。果たして夫は……!? 妻の悪だくみは… 案の定、ミルクを飲み始めるとゆらちゃんの泣き声が聞こえてきます。 「いつもの寝ぐずり、ギャン泣きだ……」とゆのさんはこれから夫が大変になることを想像してにんまり。しかし、しばらくすると寝かしつけを終えた夫が戻ってきて、スッと布団に入って寝始めました。 「ゆらさんも夫も寝た……? こんなスムーズに??」想像もしなかった状況に、驚きを隠せないゆのさん。 「一緒に育児の大変さをわかってもらうはずだったのに……」 ゆのさんはモヤモヤしてしまいました。 翌朝、夫に、昨晩のお礼を言わないといけないと思いつつ、自分も普段言われていないこともあって「ありがとう」のひと言がスムーズに出てきません。「昨日は……」と言い出したものの、とっさに出てしまった言葉は「どうやって寝かしつけたの?」でした。 「大変さや気持ちをわかってもらえるかも」「自分の頭で考えて試行錯誤する。その連続が育児なんだとわかってもらえるかも」と、目論んでいたゆのさんですが、見事に外れてしまいました。助けてもらったからと、夫に寝かしつけてくれたお礼を言いかけますが出てきません。普段自分も夫からお礼を言われていないゆのさん。悔しくて言えなくなってしまう気持ちもわかる気がします。夫婦は距離が近いことから、つい相手がしてくれることを当たり前と思ってしまいがちですが、日ごろから互いに感謝の気持ちを持ち、言葉にする関係でいることが大切なのかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年05月17日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。1歳7カ月になった今では、ひとりで“ねんね”できるようになったゆらちゃんですが、ここまでの道のりはゆのさんにとって、決して平坦なものではありませんでした。ゆらちゃんが大泣きすると、泣き止ませたい一心で抱っこをするゆのさん。生後2カ月のゆらちゃんはまだ昼夜関係なく目を覚ますため、ゆのさんは睡眠不足で体力も精神も限界に……。ある夜、ようやく寝かしつけたと思ったら、2時間もたたないうちにゆらちゃんが起きて泣きだしました。大泣きするゆらちゃんを抱っこしながら、布団で横になって寝ている夫を見たゆのさん。自分だけ育児をしているという孤独感が強まってしまいます。そしてついに感情が爆発して夫の横で泣きだしました。泣き声で目を覚ました夫に、ゆのさんは泣きじゃくりながら、寝かしつけを代わってほしいことを伝えました。すると、夫はまさかの行動に出て――!? 目を覚ました夫の反応 やっと寝てくれたと思ったのに、すぐに目覚めて泣きだしたゆらちゃん。いつもと同じ夜でしたが、ぐっすり寝ている夫を見て、ゆらさんの目には涙が込み上げてきました。目を覚ました夫に「大丈夫?」と声をかけられますが、一体何から伝えればいいのかわかりません。そしてなんとか絞り出して伝えたのは次の言葉でした。 「少し、今、代わってほしい……。私、もう一生横になって眠れないかも」 夫はそれを聞いて、「ミルク作っていいかな?」と答えます。ゆらちゃんは小柄なので、できればおっぱいのあとに追加で育児用ミルクを飲んでほしいと思っていました。しかし夜中のミルクはいろいろ試しても飲んでくれず、あきらめた経緯があります。 育児用ミルクをあげようとする夫を不思議に思いながらも、「うまくいかなくても試行錯誤してもらえば、きっと育児の大変さもわかってくれる……」。そう言い聞かせて、何も言わずに任せることにしました。 当時を振り返り、ゆのさんは「産後のメンタルのコントロールができず、振れ幅がジェットコースターのようだった」と言います。助産師さん曰く、産後は体内のホルモンバランスが急激に変わるため、自律神経系に影響を及ぼすことがあるのだそう。特に産後1~3カ月は産後うつになりやすい時期なので、頑張りすぎないことが大切だと言います。つらいと思ったら早い段階で旦那さんや家族、行政、出産した施設など、周囲に相談できるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年05月15日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。1歳7カ月になった今では、ひとりで“ねんね”できるようになったゆらちゃんですが、ここまでの道のりはゆのさんにとって、決して平坦なものではありませんでした。ゆらちゃんは出生時に、無呼吸発作などが原因で保育器の中で過ごしていました。「いつまた呼吸が止まるかわからない」という不安に駆られ、ゆのさんはゆらちゃんが大泣きすると泣き止ませたい一心で抱っこをするように。やがてゆのさんは体力も精神も限界に……。しかし、夫はそんなゆのさんのつらい状況に気付いていません。生後2カ月のゆらちゃんは眠りが浅く、1回の睡眠時間は2時間前後と短いため、ゆのさんはまとまった睡眠をとることができません。ゆらちゃんが泣いても起きることなく布団でぐっすり寝ている夫を見て、モヤモヤする気持ちを募らせていました。ある夜、ついに感情が爆発してしまい……!? どうしよう、どうしよう ゆらちゃんがやっと寝てくれて、久しぶりに布団に入れたゆのさんでしたが、考え事をしているうちにまた泣き声が聞こえてきて、結局眠れませんでした。生活リズムを記録しているアプリを確認すると、ゆらちゃんが眠りについていたのは2時間未満。想像以上の短さに、愕然としてしまいます。数字で現実を突きつけられたからか、なんとなく体も重くなった気がしますが、泣いているゆらちゃんを放っておくわけにはいきません。 「私は、おかーさんなんだから」 そう自分を奮い立たせてゆらちゃんのお世話をしますが、「また寝てくれなかったらどうしよう……」「これ以上寝不足になったら体調を崩しちゃうかも……」と、「どうしよう」ばかりが頭の中を巡ります。「おかーさん」になれてうれしかったはずなのに、理想とかけ離れた現実に直面し、そして目の前ですやすや眠る夫を見て、ゆらちゃんを抱っこしながら一緒に泣いてしまうゆのさん。妊娠したときに夫と大喜びした日のことや、初めて抱っこしたときの感動を思い出すと、「弱い自分が情けない」「こんなおかーさんで申し訳ない」という気持ちに……。ついに感情が爆発してこぼれ落ちていく涙を我慢できませんでした。 助産師さん曰く、生後2カ月になったころの赤ちゃんはまだまだ眠りが浅く、昼夜の区別もない時期で、夜に何度も目を覚ますことがあるそうです。そしてママが睡眠不足や育児疲れを感じやすい時期でもあるのだとか。そんなとき、隣で旦那さんがすやすや眠っていたら、孤独な気持ちになってしまいますよね。この時期は日中でも赤ちゃんが寝たらママも横になる、家族にも赤ちゃんのお世話を代わってもらうなど、できるだけママの体を休められるとよさそうです。早いうちにゆのさんが旦那さんに状況を伝えて理解してもらえるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年05月13日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、安全な赤ちゃんの寝かしつけやねんねについて教えてくれました。赤ちゃんがよく眠ってくれるから…と良かれと思ってやっている寝かしつけ方法が実は危険な場合も……!?添い寝をすると、赤ちゃんの変化に気づきやすくなり、身体をそんなに動かすことなく赤ちゃんのお世話をすることができます。ママの負担も軽減され、赤ちゃんも安心してよく眠ってくれるので、添い寝をしているという方も多いのではないでしょうか?。しかし、添い寝には危険が潜んでいることもあるんです。今回は、添い寝やねんねについてのお話しをしていきます。 どうして添い寝だと赤ちゃんがよく眠ってくれるの?抱っこしていたり、添い寝をすると寝てくれるのに、ベビーベットや赤ちゃん布団に置いて寝かせようとするとぱっちり起きてしまう……という経験をされている方は多いかと思います。 母乳育児をされている場合、泣いてもすぐに対応することができ、添い寝は夜間の授乳の負担を減らすことができます。 ママやパパがそばにいたり、手を握ったり、身体の一部をくっつけるなどのスキンシップで赤ちゃんが安心することがあります。お腹の中で聞き慣れたママの呼吸音や心音が聞こえることが、安心感につながることもあるようです。 また、月齢が浅い赤ちゃんは眠りが浅いのですが、添い寝をすることで眠り続けることができるという報告もあります。 実は危険も潜んでる!添い寝はSIDSのリスクが上がる?母乳育児がSIDS予防になる!米国小児科学会(AAP)は、乳幼児突然死症候群(通称SIDS)の危険性があるため子どもとの添い寝を控えるよう警告しています。しかしながら、赤ちゃんと一緒に寝ることがSIDS の危険要因であるかは未だ明らかではありません。 各国の関係団体は、赤ちゃんをママと別の布団やベットで寝かせることを推奨していますが、安全に一緒に寝る方法についても明確にしています。 また、添い寝は同床(一緒の布団やベットで眠る)を意味することが多いので、赤ちゃんの様子がわかるように、布団は別で同じ部屋のそばで寝る「同室寝」をすすめています。 母乳育児をしていると眠りが浅く、夜間覚醒する回数が多い傾向がありSIDSの予防になるといわれています。そのために、添い寝をする親子へは可能な限り母乳で育てることを推奨しています。 添い寝する時の寝具などの注意点では、実際に赤ちゃんを寝かしつける際にはどんなことに注意すれば良いのでしょうか?ここでは、注意すべき具体的事例をいくつかあげています。赤ちゃんを寝かしつけの際の参考にして下さいね。こんなことも!?という些細なことが、赤ちゃんにとっては命の危険につながる場合もありますよ。 •飲酒した母親(父親の場合も)は、寝入ってしまうと赤ちゃんの変化に気づきにくいので、添い寝をしない。 •寝具以外の場所で寝かしつけしない。 •両親の間に寝かせない。 •布団は硬いマットレスにして身体が沈まないようにする。(大人のマットレスの上に赤ちゃん用の硬いマットを敷くという方法も) •大人の布団は赤ちゃんにとっては重いためリスクが高い。同じ掛け布団にはせずに、赤ちゃんと別にして、児の体格に適切な掛物をかける。 ・赤ちゃんを暖めすぎず、厚着をさせたり重い布団を使用しない。室温を調節し、赤ちゃんが自由に動けるような着衣、寝具が大切です。 ・同床で授乳した場合、赤ちゃんが眠ったらベビーベットや布団に移動するようにする。 ・タオル類やぬいぐるみなどの窒息の原因につながるようなものを枕元におかない。 最近では、大人のベットの横に置く添い寝ベビーベットや、大人のマットの上において赤ちゃんのスペースを作るベッドインベッドなどもあるので、そういったものを利用するのもおすすめです。 まとめ夜間頻回に起きてしまうタイプの赤ちゃんであれば、添い寝はママの身体を休める方法のひとつです。 添い寝をされる場合は、安全対策を十分に心がけて上手に取り入れてくださいね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年05月12日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。1歳7カ月になった今では、ひとりで“ねんね”できるようになったゆらちゃんですが、ここまでの道のりはゆのさんにとって、決して平坦なものではありませんでした。ゆらちゃんは出生時に、無呼吸発作と低体重が原因で保育器の中で過ごしていました。「いつまた呼吸が止まるかわからない」という不安に駆られ、ゆのさんはゆらちゃんが大泣きすると泣き止ませたい一心で抱っこをするように。やがてゆのさんは体力も精神も限界に……。夫への不満、そして孤独感を深めていってしまいます。ある日の夜、ゆらちゃんをベッドに寝かしつけることに成功したゆのさん。夫に「何かあったらよろしく!」と伝え、自分の用事を済ませていると……。 「ええええぇぇぇん!」 ゆらちゃんが大泣きする声が聞こえてきました。 慌てて部屋に戻ると、対応を頼んだはずの夫は熟睡! 育児を手伝おうとしない夫に不満が込み上げてきます……。 止まらない夫へのモヤモヤ ※ソファで抱っこしたままママが寝てしまうと、ソファから赤ちゃんが落ちてしまう危険があります。ママが添い寝をしながら赤ちゃんに授乳する「添い乳」などにして、赤ちゃんの安全を確保しましょう。ただし、添い乳の場合は、ママが眠ってしまうと赤ちゃんに覆いかぶさってしまったり、鼻を圧迫したりする危険もあるので、注意しておこなってください。万が一眠ってしまいそうと思ったらおっぱいから赤ちゃんの口を離し、授乳をやめましょう。 夜泣きするゆらちゃんを抱っこし「寝ておくれ!」と心の中で唱えながら授乳するゆのさん。 授乳している最中、気持ちよさそうに寝ている夫を見ていると、「いいなぁ。眠くなったら横になってすぐ寝られて。朝までぐっすり眠れて……」と、うらやむ気持ちがふつふつと込み上げてきました。 一緒に親になったはずなのに、一緒に助け合って育児したいのに……。近くにいるのに助けてくれない夫に対し、寂しい気持ちになるゆのさん。 しかし、すぐに、「どんなに孤独でも、どんなにクタクタでも育児は待ってくれない」「私がお母さんだから、しっかりしなきゃ……!」と、自分をどうにか励まします。 それからゆらちゃんの夜泣きもおさまり、無事ベッドに置くことができたゆのさん。 「やっと横になれるー!」 解放されたゆのさんは、幸せを噛み締めながら布団に入りました。しかし……。 「今日もハードだったな〜。明日はもう少し早く布団に入れるよね…?」 と不安や心配事が頭の中によぎり始めます……。 「寝なくちゃ!」と思えば思うほど眠れず、余計なことを考えてしまうゆのさん。 そうこうしているうちに、ゆらちゃんがまた泣き始めてしまったのです。束の間の休みにも、眠ることができないゆのさんでした。 家事や育児を全部ひとりでこなすことは本当に大変なことですよね。寝る時間をしっかり確保できずにつらい気持ちを抱えている中、ゆのさんの目の前には気持ちよさそうに寝ている旦那さん。近くにいるのに余計に孤独を感じてしまうというのも無理はないですよね。早い段階で旦那さんにつらい気持ちを打ち明けられるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年04月28日