卓南生『中国報学史』序文の読後感を「人民日報海外版日本月刊」にて公開しました。『中国報学史』2024年1月18日、中国新聞学のスペシャリストであるシンガポールの学者、卓南生先生がWeChatで、「最近、名著『中国報学史』(1927年、商務印書館影印版)の長い序文を書いたので、あなたにお送りし、ご叱正を賜りたいと思います。どこにお送りすれば良いでしょうか」と伝えてきた。40年間メディアに携わってきた私にとって、すぐにまた新たな学びの機会が訪れたと感じた。その後、2020年12月14日に執筆された卓南生先生の『東アジアジャーナリズム論』(中国社会科学出版社、2020年8月初版)の書評「ジャーナリズムを事業としてどう扱うか」を探し出し、新刊を待つ間、「ウォーミングアップ」を兼ねて読んでみた。2024年2月12日、旧正月で中国に帰国していた妻が戈公振著『中国報学史』(中国社会科学出版社、2023年9月初版)を東京に持ち帰り、さっそく集中して読み始めた。太宰治は小説の中で、「生まれて、すみません」という言葉を残しているが、これは中国語では「人として生まれて、恥ずかしく思う」と訳されている。この表現方法で言えば、私は「40年間メディアに携わってきたものとして、大先輩である戈公振先生の『中国報学史』を読んでいなかったことを恥ずかしく思う」と言いたい。私に学ぶ機会を与えてくれたメディア業界の先輩でもある卓南生先生に感謝している。この本は40万字以上あり、一気に読むのはほぼ不可能である。幸いなことに、卓南生先生の『序文』「『中国報学史』と中国ジャーナリズム史の研究――戈公振の『報学』への幻想と懸念」がある。さらに、4つの「解題」があり、その一は、方漢奇先生の「戈公振『中国報学史』再版序文」である。奇しくも、方漢奇先生が中国人民大学大学院で教鞭を執っていた頃の教え子に一人の日本人がいた。彼は、現在私が主宰する『人民日報海外版日本月刊』で副社長兼副編集長を務めている。その二は寧樹藩先生の「戈公振の『中国報学史』」、その三は卓南生先生の「中国近代ジャーナリズム史研究の手がかりと誤解――日本の『官版漢字新聞』と戈公振の困惑を論ず」で、その四は劉揚先生の「『中国報学史』版本の変遷に関する考察」である。これらの著名な学者たちによる解読は、この名著の重要性を示している。また、程曼麗先生と卓南生先生共編の「北京大学新聞学研究会学術文庫」は、これまでに19冊の専門書を刊行しており、この「学術文庫」の最初の単行本として戈公振の『中国報学史』が刊行されたことも、その重要性を示している。戈公振の『中国報学史』は本当に重要なのか。卓南生先生の「序文」を一読して、私はこの見解を否定した。なぜなら、卓南生先生が「序文」で述べているように、「章ごとに繰り返し読み、細かく読み直す」という過程で、戈公振のこの書籍の第1章序論の第2節が「日本の学者、藤原勘治の『新聞紙と社会文化の建設』を完全に抄訳している」との指摘があったからだ。卓南生先生がここで、「完全な剽窃」ではなく「完全な抄訳」という表現を用いたのは、心配りによるものだと推測する。一つ目は、メディアの先達に対する敬意、二つ目は、「私は師を愛し、真理をさらに愛する」という信念、三つ目は、「抄訳」と「剽窃」を区別することで、「模倣者」にもさまざまな役割があることを知らしめるためである。卓南生先生のこのような指摘は、真摯な学問的貢献だけでなく、学者としての品格を示すものとみなすことができる。一般に、後世の学者が先学者の「抄訳」、あるいは「剽窃」に気付いた場合、まるで宇宙で新しい惑星を発見したかのように興奮し、軽蔑の念を示す。魯迅の『中国小説史略』が「抄訳」「剽窃」だと言っている論文を読めば、一目瞭然である。しかし、卓南生先生は、戈公振の「完全な抄訳」に「ショックを受け、失望し、喪失感を感じた」と指摘した後、彼は何か「戈氏の『誤り』を合理化する」方法を本能的に探しているように見える。このアプローチには学者としての思いやりが感じられる。今日、学者は本を読めば読むほど善良になるとは限らない。率直に言って、読者家やメディア関係者は、思いやりの心を持つように努めるべきなのだ。卓南生先生の「序文」のもう一つの素晴らしい点は、その内容が完全に戈公振の『中国報学史』に焦点を当てておらず、自分の理解をただ繰り返すことなく、新たな視点を提供していることだ。人それぞれが独自の見解を持つということを尊重し、原文を読む余地を残している。彼は「序文」の中でかなりの紙幅を使って、日本のジャーナリズム史の研究者の経歴や功績について説明し、人々に「上には上がある」という感覚を与え、視野を広げ、考えを明確にし、同時に「近道」や「早道」を提供する――言わばガイドとしての役割を果たしている。もちろん、後世の学者にはこのような「近道」や「早道」で巧みに立ち回ることを避け、戈公振のように「道を外れる」ことを繰り返さないよう願っている。「序文」であれ「前書き」であれ、書くのは容易ではない。「本の紹介」として書かれたものもあるが、本当に読んだかどうかは誰にもわからない。また、著者を賞賛するものもあるが、自身の「縁者びいき」を露呈させることもある。私の見解では、良い「序文」とは、「概要」に力を入れ、読者が本の構造を理解できるようにする。次に、「背景」に力を入れ、読者が本のテーマに関する情報をより多く得られるようにする。三番目に、「目的」に力を入れ、読者が本を読むことでどのようなメリットが得られるかがわかるようにする。四番目に、「結論」に力を入れ、本の価値を強調し、読者の好奇心と読書欲を刺激する。卓南生先生の「序文」がこの私の基準に合っているかどうかは、読者自身が真剣に読んで判断していただきたい。最後に、本書が中国社会科学出版社から出版されているのを見て、私は少し驚いた。なぜなら、2年前に私が翻訳した日本の学者であり、私の恩師でもある加藤祐三先生の『19世紀のアジアとイギリス』(中国社会科学出版社、1991年6月初版)が再版されることになっており、私に序文を書くよう言ってきたのだが、まだ書いていなかったからだ。これから、急いで「再版序文」を書くつもりだ。(筆者は北京大学歴史学客員教授、『人民日報海外版日本月刊』編集長蒋豊です。) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月10日すごくかわいく描けたので、見てください!そんなひと言とともに、日本画の作品をX(Twitter)に投稿したのは、大森亜矢子(@_aya_1011_)さん。ある食べ物を描いたところ、そのクオリティに感動や驚きの反応が寄せられました!日本画というと、墨で描かれた水墨画や教科書に載っているような、美人画、風景画などを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。これまでの日本画のイメージを覆す、大森さんの素敵な作品をご覧ください!『いちごサンドひとつ』なんておいしそうな、いちごのサンドウィッチ!雲肌麻紙に岩絵の具を用いて描かれた『いちごサンド』は、食パンの質感や、いちごの瑞々しさが見事に表現されていて、思わず手をのばして食べたくなるほどのリアリティがあります。いちごの果汁が、ホイップクリームにちょっぴり染み出ている感じなど、細かなところまで描き込まれていて、見ていてワクワクするような作品ですね。大森さんは、「写真以上の感動、そのものの手触りみたいなものを表現したくて頑張りました」とつづっていました。投稿には「すごい!パンのもっちり感やフルーツのフレッシュな感じがおいしそう~!」「かわいい。日本画にはこんな表現もあるんですね」「本物みたい。これが絵なんてすごすぎる」などの声があがっています。ほかにも、おにぎりや大福といった、食べ物をモチーフにした日本画の作品を多く制作している、大森さん。気になる人は、ぜひXの投稿などをチェックしてみてください![文・構成/grape編集部]
2024年02月14日12月1日(金) 公開の映画『ナポレオン』の衣装デザイン画と、ナポレオンの妻・ジョゼフィーヌを演じたヴァネッサ・カービーによるコメント映像が公開された。『ナポレオン』は、ホアキン・フェニックスが主演、リドリー・スコットが監督を務めるスペクタクル超大作。18世紀のフランス革命からスタートする物語において、衣装は当時の空気を作り上げる重要な要素で、本作でも緻密な時代考証が行われたという。『グラディエーター』を含め、何作もリドリーと仕事をしてきた衣装デザイナーのジャンティ・イェーツはドレスを担当。キャラクターについてより深く知るためフランスに出向き、プロヴァンス地方アンペリ城にある陸軍博物館、パリの人類博物館、そしてジョゼフィーヌが隠居して晩年を過ごしたマルメゾンを訪れたほか、ナポレオンの図像が多く存在するフォンテーヌブローにも足を運んだ。フランス革命前後は、デザインもそれまでのロココの華やかな色彩のドレスから白基調のハイウエストワンピース型へ、そして素材も絹から綿へと流行は移り変わり、人々のファッションに対する美意識が大きく変化した時代。ジャンティは「革命後のファッションは過激そのもの。全身が透けたメッシュドレスに大胆すぎる胸元。そしてド派手な帽子……」と当時のトレンドを解説し、加えて「ジョゼフィーヌの地位が上がってからは、私たちはシルバーとゴールドにこだわりました。彼女のガウンはシンプルなものから華やかなものになり、多くのジュエリーを身につけるようになりました」と語った。また、ヴァネッサは「衣装の変遷は壮観でした。首の赤いリボンはギロチンの象徴で、当時のトレンドだった。ジョゼフィーヌは時代の最先端であり、ファッションアイコンでした」と、ナポレオンと出会い皇后となるまで、社会的地位の変遷が衣装を通して表現されていることに言及。そしてジャンティのデザインしたドレスについて「ドレスは素晴らしいものでした。ジャンティは天才です!すべてが実際のドレスをもとにジャンティがデザインしたもので、完全に手作り。そしてそれぞれのドレスに施された技巧に驚きました。30秒のシーンでさえ、驚くような衣装が用意されているんです。毎朝、どのドレスを着るかを選ぶのが楽しみでした」と絶賛した。軍服を担当したのが、『プライベート・ライアン』でキャリアをスタートさせ、リドリー監督とは『キングダム・オブ・ヘブン』『アメリカン・ギャングスター』でコラボレートしてきた軍服衣装デザイナーのデビッド・クロスマン。彼は「最初にしたことは、知り合いのコレクターから1790年代当時の本物の衣装を手に入れることでした。目的は当時の衣装の美しさを直に知り、捉えること。取り寄せたのは当時の軍服だけではありません。軍服は民間人の服装やファッションと非常に密にリンクしているので、民間人のファッションを模倣し軍服のデザインに取り入れようと考えたのです。当時の衣装の模様などをコピーしてから、本作用のサンプルを作り始めました」と語っている。ナポレオンといえば帽子が印象的だが、クロスマンは「現存する当時の帽子を徹底的に調べ、すべてが正しい比率になるようサイズをコピーしました。大きな帽子は人に恐怖感を与えるので、他の映画ではとても小さく縮小された帽子が使われていることが多いのですが、本作では正確なサイズとスケールのものを使うようにしました。ホアキンが被っているのは典型的なナポレオン・ハット(二角帽子)です」と、サイズまでもがリアリティを追求して制作されたものだったことを明かしている。また、「1790年代半ばのフランス軍は、フランス革命直後の混乱期。当時のナポレオンはあまり贅沢はできないような役職でした。指揮官としての地位を手に入れた頃には、徐々に刺しゅうが施された軍服を着るようになります。そして1790年代後半のエジプト遠征、そしてマレンゴの戦いでは、全面に刺しゅうが施された2列ボタンの軍服を着ています。この衣装はパリの美術館からお借りして、忠実にコピーしたものです」と、皇帝へと上り詰めていくナポレオンの変遷も衣装で表現することが求められたという。クロスマンは衣装の面から「皇帝になる頃には、よりシンプルな軍服に移行していきます。これは“もっと目立たないようになりたい”、そして“もっと印象を薄くしたい”という彼の思いを強く反映しているのだと思います。ナポレオンには矛盾するさまざまな側面があり、だからこそこんなにも興味深いのだと思います」とナポレオン自身の内面を考察。さらに戦闘シーンで兵士たちが着る膨大な衣装について「レンタルすることもできなかったので、衣装の約95%を作り上げました。すべてを時間内に仕上げようと急ぎ、工場が破綻しそうにもなりました。リドリーの仕事の早さにより、ある週は戴冠式、次の週はワーテルローの撮影……」と恐るべき裏話を明かしている。なんとか締め切りに間に合い、キャスト全員に衣装を着せた後、「リドリーは無線で“ワオ、ワオ、ワオ”と言い続けました。それを聞けてとても嬉しく思いました」という。クロスマンは「映画が完成した今、私たちは一息ついて、実際に自分たちが作り上げたものを見返し、深く誇りに思っています」と振り返った。『ナポレオン』ヴァネッサ・カービーによるコメント映像<作品情報>『ナポレオン』12月1日(金) 公開公式サイト:
2023年11月26日特別展「北斎サムライ画伝」が、2023年12月14日(木)から2024年2月25日(日)まで東京のすみだ北斎美術館にて開催される。北斎の“サムライ画”が集結する特別展平安時代末期の平清盛の政権から江戸幕府が倒れるまで、約700年にわたって日本の政権を握っていた“サムライ”。特別展「北斎サムライ画伝」では、浮世絵師の葛飾北斎とその門人による浮世絵作品から、江戸時代の人々が抱いていた侍のイメージにふれることができる。戦乱の世から日常まで展覧会には、戦乱の世の武力の担い手として活躍する姿から、江戸市中を歩く日常の様子まで、さまざまな角度からサムライを捉えた浮世絵が登場。北斎の手による源頼朝の浮世絵や、すみだ北斎美術館で初公開の《美人と弁慶の耳かき》、江戸時代に起こった事件を伝える《仮名手本忠臣蔵 十一段目》といった作品が紹介される。浮世絵と“刀剣そのもの”の見比べもまた会場では、重要文化財《太刀 銘 信房作》をはじめとする刀剣や鑓も展示。描かれたものと実物を見比べて、イメージを膨らませながら北斎の描写力を感じることができる。さらに、北斎が波を描いた代表作《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》と、同じく波の文様を配した《刀 銘 津田越前守助広/延宝九年八月日》など、共通の主題を持つ品々も見どころのひとつだ。【展覧会概要】特別展「北斎サムライ画伝」会期:2023年12月14日(木)~2024年2月25日(日) ※前後期で一部展示替え予定。[前期 12月14日(木)~1月21日(日) / 後期 1月23日(火)~2月25日(日)]会場:すみだ北斎美術館 3階企画展示室、4階企画展示室住所:東京都墨田区亀沢2-7-2開館時間:9:30〜17:30(入館は17:00まで)休館日:月曜日※開館:1月2日(火)・1月3日(水)・1月8日(月・祝)・2月12日(月)※休館:12月29日(金)~1月1日(月・祝)、1月4日(木)、1月9日(火)、2月13日(火)観覧料:一般 1,200円、高校・大学生 900円、65歳以上 900円、中学生 400円、障がい者 400円、小学生以下無料※観覧日当日に限り、「AURORA(常設展示室)」も観覧可能。※前売券及び当日観覧券の発売日・販売方法や、各種割引の詳細、団体での来館、最新のイベント情報は、すみだ北斎美術館公式ホームページを要確認。【問い合わせ先】すみだ北斎美術館TEL:03-6658-8936 (9:30〜17:30 / 休館日のぞく)
2023年11月24日六本木一丁目に位置する泉屋博古館東京では、2023年11月2日(木)より、特別企画展『日本画の棲み家』が開催される。かつては床の間に掛けたり、屏風絵や襖絵として座敷を飾るなど、人々の暮らしの中にあった日本絵画。しかし、明治時代以降、展覧会制度が導入されると、日本画は展覧会の会場に合せてサイズは大きく、画題や色彩も濃厚なものとなり、家の中で楽しむこともままならなくなっていく。以来現在にも続く日本画の「棲み家」の問題や、今後の日本画の鑑賞とあり方などを考える展覧会だ。まず第一章では、住友家第15代住友左衛門友純(1864~1926、号春翠)の、いくつもの邸宅を彩った日本画を展示。床の間を飾った軸、座敷の間仕切りとして使用された屏風や衝立を紹介することにより、家を「棲み家」とした日本画の諸相を紹介する。第二章では、「床の間」と日本画の関係について考える。明治期、庶民の間では接客空間として床の間のある家が普及するが、大正期に入ると空間の合理性という観点から「床の間無用論」が叫ばれるようになる。と同時に、展覧会で展示される革新的な日本絵画を「展覧会(会場)芸術」、床の間を飾るような旧来の日本画を、時代遅れの「床の間芸術」と呼ぶなど、「床の間」の受難が始まった。今でも、床の間がテレビや荷物置き場と化している家を見ることがあるが、第三章では現代における「床の間芸術」を考える。一般的には、日本画を所有し、日常的に楽しむこと自体ハードルの高い習慣に感じてしまうが、コロナ禍の巣ごもり生活で、「おうち時間」の大切さを知った私たちには、まったく理解できないことではないだろう。同展では、日本画の「おうち鑑賞」を目指して、6名の現代作家が新しい「床の間芸術」を発表する。イベントやラーニングプログラムも盛りだくさんなので、興味のある方はホームページで確認を。<開催情報>特別企画展『日本画の棲み家』会期:2023年11月2日(木)〜12月17日(日)会場:泉屋博古館東京時間:11:00~18:00、金曜は19:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜入館料:一般1,000円、高大生600円公式サイト:
2023年10月12日ポスト印象派を代表する画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890)。これまでも様々なかたちで紹介されてきたが、なかでも静物画に焦点をあてた展覧会が、代表作のひとつ《ひまわり》を所蔵する東京・新宿のSOMPO美術館で、10月17日(火)から2024年1月21日(日)まで開催される。オランダに生まれ、パリに出て印象派の影響を受けたゴッホは、南仏のアルルで画家仲間との共同生活を目指す。だが、唯一南仏にやってきたゴーギャンとの口論から自身の左耳を切る事件を起こし、サン=レミの病院での療養を経て、転地先で37歳の若さで亡くなった。しかし、短い生涯のなかで静物画、風景画、肖像画など多くの作品を精力的に描き、とりわけ画家が主観で描く要素の強い静物画では革新的な実験を試み、独自のスタイルを確立している。同展は、そのゴッホを西洋美術の静物画の歴史の中に位置づけるものだ。絵画ジャンルとしての静物画は、プロテスタントが台頭した17世紀のオランダで、カトリック教会を装飾する大型の宗教画のかわりに、花や日用品などの現世の事物をリアルに描く小型の絵画が流行したことで成立したという。その後、20世紀に至るまで、静物画がどのように展開してきたかをたどることによって、ゴッホが伝統から何を学び、それをどのように自作に反映させ、そして後世にどのような影響を及ぼしたのかを探るのが同展の試みだ。大きな見どころは、国内外25カ所から出展される全69点のうち、ゴッホ作品が25点に及ぶこと。アルル滞在時にゴーギャンの部屋を飾るために描かれた「ひまわり」連作に関わる《ひまわり》や、サン=レミで描かれた《アイリス》をはじめ、各時代の、そして様々なモチーフの静物画が集結する。ドラクロワやマネ、ゴーギャン、セザンヌ、シャガールらの静物画と比較しつつ鑑賞できるのも興味深い。なお、同展は、2020年の同館移転後の開館特別企画展として予定されつつも、感染症拡大により中止となったもの。開催を心待ちにしていたファンも多いに違いない。ファン・ゴッホを深く知ることのできる待望の展覧会にぜひ足を運びたい。<開催情報>『ゴッホと静物画―伝統から革新へ』会期:2023年10月17日(火)~2024年1月21日(日)会場:SOMPO美術館時間:10:00~18:00、11月17日(金)と12月8日(金)は20:00まで(入場は閉館30分前まで)休館日:月曜(1月8日は開館)、12月28日(木)~1月3日(水)料金:一般2,000円、大学1,300円※日時指定予約制公式サイト:
2023年10月02日獅子舞競技に魅せられた少年たちをCGアニメーションで描く中国映画『雄獅少年/ライオン少年』より、主人公や獅子舞のキャラクター画、美術設定画が公開された。2022年に日本で限定上映された本作が、今回日本語吹き替え版で全国公開。花江夏樹が声をあてる本作の主人公・チュンは、身体が弱く、友達も少ないが負けず嫌いなキャラクター。そんな性格を表すように、ポケットに手を入れて歩くキャラクター画と、様々な表情の作画が見られる。また、山寺宏一演じる獅子舞の師匠・チアンは、目じりが垂れ下がり、気だるさが表現されている。本作で特に描くのが大変だったというのが獅子舞。プロジェクト始動時、それぞれのチームが獅子舞の訓練受け、動作の基本的な法則をベースに絵コンテ作りを始め、そこに舞踊や武術の動作を組み合わせ、カメラの動きを調整して視覚効果を生み出したという。一番難しかった獅子頭は、型の種類、材料の違いなどについて特に細かく調査。大量の毛がつき、伝統的なものは硬い毛を使い、動くとよく跳ねるのが特徴だが、チュンの持っている新しいタイプの獅子頭は、毛がふわふわしていて動きの演算が非常に多かった。設定画では、2種類の獅子頭を様々な角度から丁寧に描いていることが分かる。ほかにも、獅子舞を披露する競技場やチュンたちが生活する村の設定画も公開された。『雄獅少年/ライオン少年』は5月26日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:雄獅少年/ライオン少年 5月26日(金)全国公開©BEIJING SPLENDID CULTURE & ENTERTAINMENT CO.,LTD ©TIGER PICTURE ENTERTAINMENT LTD. All rights reserved.
2023年05月06日株式会社温故知新(所在地:東京都新宿区、代表:松山 知樹)が運営する温泉旅館「壱岐リトリート海里村上 by 温故知新」(所在地:長崎県壱岐市、総支配人:大田 誠一)は、雑誌『家庭画報』とコラボレートした期間限定特別室「家庭画報スイート」の予約受付を2023年4月13日(木)より開始いたします。本客室は「泊まれる九州のアートギャラリー」をコンセプトに、九州の伝統工芸品やアートを設えた部屋で過ごし、お好みの器で一服のお茶を味わい、特別な器で料理を堪能する。泊まりながら、実際に九州の作家作品に囲まれて過ごす滞在をご提供します。宿泊開始日: 2023年6月16日~詳細 : 【壱岐リトリート海里村上×家庭画報】コラボルーム■「家庭画報スイート」コンセプト九州は世界的にも有名な焼物の産地。また、織物や伝統工芸品などが多く世界的にも注目されています。これまで、長崎や九州地区の作家を巡り、厳選して紹介してきた「家庭画報」。その作品の数々を室内に設え、手に取って感じて、実際に作品に囲まれて過ごす旅をご堪能いただける、それが、この「泊まれるアートギャラリー」です。その作品は器だけでなく、九州のアート作品や、ランプなど。また伝統工芸品の小倉織で作ったソファーはオリジナルです。ゆったりと流れる島時間の中、ギャラリーのような客室で普段は見落としがちな新しい季節の囁き、時と共に遷ろう景色や職人の手仕事が生み出す美しさに“気付き”自分を見つめなおすための特別な客室をご用意いたしました。■家庭画報スイート 実施の背景九州は世界的にも有名な焼物をはじめ、歴史ある伝統工芸品など、九州の自然や風土、文化にインスパイアされた作品の宝庫です。温故知新のビジョンでもある、「地域のショーケースとなる宿づくり」をする中で、長崎や九州の作品を飾るだけでなく、実際に手に取れる「泊まれるショーケース」を創りたいという想いが長年ありました。そんな中、九州の作家を丁寧に取り上げている記事を家庭画報で何度となく拝見し、「いつか素敵な世界観を体感できる客室を作りたい」という想いがつのり、今回の「泊まれるアートギャラリールーム」創りが始まることとなりました。また、「gallery cobaco(福岡県朝倉市)」の秋重久美子氏の監修により、作家作品や九州のアート作品の選定と、それらをより魅力的に展示できるようスイートルームをリニューアルしました。九州作家の作品を数多く取り上げてきた日本老舗媒体「家庭画報」のご協力により、これまで誌面で取り上げられた作家作品はじめ数々の作品を鑑賞し、好みの器を選んで、一服のお茶やお料理を召し上がっていただく。また、興味を持っていただけたら、実際に、その地に足を運んで作品を巡る旅をしていただきたいと考えております。(担当:クリエイティブ ディレクター 新井裕子)■監修「gallery cobaco」ギャラリスト 秋重 久美子氏1970年生まれ、福岡県久留米市出身。23年間の教員生活を経て、2018年、福岡県朝倉市で「日常にアートを 地域にアートを」をコンセプトに「gallery cobaco」を主宰。築95年の古民家を併設したモダンなギャラリーでは、ファインアートを中心に様々なジャンルのアートを取り扱う一方、一般の方にも気軽に楽しんでもらうユニークな企画展を開催している。また、アート作品と空間が創り出す特別な時間をテーマに、朝倉市と協働したプロジェクト「芸術実験」を主催するなど、地域の課題をアートの切り口から解決する糸口を探ることをライフワークとしている。「gallery cobaco」ギャラリスト 秋重久美子氏 監修■家庭画報について「夢と美を楽しむ」をテーマに、大判でグラフィックな誌面に質の高い衣・食・住や美容の特集、また伝統文化、話題の人、旅などの情報を満載したライフスタイル雑誌。1958年の創刊以来「夢と美を楽しむ」をテーマに、時流に即した暮らしの提案をしている。発行/世界文化社 家庭画報発行 世界文化社<家庭画報より メッセージ>家庭画報は、豊かに生きることをさまざまな角度から継承する「ライフスタイルマガジン」として、時を経ても色褪せることのない本物の価値、そして常に新しい、最高の情報をお伝えできるよう、挑戦を続けてまいりました。その新たな挑戦が、今回の「家庭画報スイート」です。家庭画報の世界を体験できる特別な場所を作りたいという構想があった中、温故知新様の「宿はその土地の魅力を発見するショーケース」というフィロソフィーや職人へのリスペクトに共鳴し、この度の特別客室が実現することとなりました。美しい海と豊かな自然に包まれた島、壱岐で、選りすぐりの九州の伝統工芸品やアートにじっくりと向き合い、見て、触れて、感じる、“泊まれるアートギャラリー”。ここでのご滞在が、皆さまの心に残る、特別なひとときとなることを願っています。■期間限定特別室「家庭画報スイート」について予約受付期間: 2023年4月13日(木) ~ 2024年6月14日(金)宿泊可能期間: 2023年6月16日(金) ~ 2024年6月14日(金)料金 : 88,000円~(1泊2食付き、2名1室利用時1名あたりの税込料金)特典 : 有田焼のお土産、貸切露天風呂1回(45分)付、九州産ドリンクを厳選したミニバー予約 : 「家庭画報スイート」対象のプラン一覧 URL 問い合わせ : 0920-43-0770 (代表)詳細ページ : (アート・作品情報など随時更新予定)<家庭画報スイートで楽しめる九州産の伝統工芸品・アートの一例>【江上 寛二(Kanji Egami)氏】・Profile1947年生まれ朝倉高等学校卒業後、佐賀大学特設美術科へ。久留米大学附設高等学校美術科教諭を50年勤める。現在、同校非常勤講師。・展示作品「いのちのふるさと 風光絵巻 春」50号(117×91cm) 油彩江上 寛二氏「いのちのふるさと 風光絵巻 春」どこまでも青い空、光に満ちた草原には美しい水の流れ、爽やかな風が吹き抜け、遠くには命の象徴である卵が世界の調和を保っている。草原を駆けていく小人たちは、理想に向かって生きていく私たちを投影している。明るい色彩と精緻な表現により、愛に溢れた優しい世界が描かれており、天地人一体の哲学的な世界観を作り上げている。【たなかふみえ(Tanaka Fumie)氏】・Profile東京都生まれ。1999年、母の故郷である有田町に移住。有田窯業大学校絵付け科修了後、有田焼窯元の李荘窯業所に就職し、8年後に独立。2014年に戸栗美術館にて初個展。2017年第113回有田国際陶磁展 産業陶磁器部門2位 佐賀県知事賞受賞。・展示作品「木瓜形豆皿」「縁付小皿」たなかふみえ氏 作品例有田焼の伝統的な古典柄を受け継ぎつつ、赤絵や銀彩を加えて遊び心溢れる愛らしい絵付けをする。描くのは、古典的な文様から表情豊かなパンダ、笊かぶり犬など、自身がときめいたモチーフ。家庭画報2022年9月号の特集「今、欲しい『有田焼』」に掲載され、誌上販売では即完売した。*手のひらに収まる木瓜形豆皿は、旅の思い出として一人に一つプレゼント。■施設概要壱岐リトリート海里村上 by 温故知新玄界灘沖に位置し“神々が集う島”と呼ばれる長崎・壱岐島。悠久の歴史を感じる夕暮れ、採れたての海の幸、金色の良質な温泉を堪能できる「壱岐リトリート海里村上 by 温故知新」は、全室オーシャンビューの絶景を眺める源泉露天風呂付のゆったりした客室など、本物の旅を堪能いただける宿です。また、壱岐の魅力を満喫するアクティビティも多数ご用意。上質な本物の旅をご堪能いただける、唯一無二の宿です。また敷地内に源泉を有した天然かけ流し温泉は、濃度が高いことを示す「高張性」。昔から成分が浸透しやすい湯治場として人々に親しまれてきました。その歴史は非常に古く、約1700年前から湧出していたと伝えられています。殺菌力と保湿力が高く、肌の角質を落としながらも潤いを保つ美肌の湯としても重宝された泉質です。温泉ソムリエ家元の遠間 和広氏からも「落として覆う理想的な美人の湯」と評価いただいています。海を一望できる2つの露天風呂と大浴場を心ゆくまで堪能いただけます。施設名 : 壱岐リトリート海里村上 by 温故知新総支配人 : 大田 誠一所在地 : 長崎県壱岐市勝本町立石西触119-2TEL : 0920-43-0770(代表)Email : rsv@kairi-iki.jp 部屋数 : 全12室・源泉露天風呂付・オーシャンビュー(広さ67m2~120m2)料金 : 1泊2食付 2名1室利用時1名料金 51,000円~(消費税込)アクセス : 博多港(福岡県)から高速船で壱岐まで約1時間。各港から車で約15分。飛行機の場合は、長崎空港から壱岐空港まで30分。空港から車で約25分。公式サイト: Facebook : Instagram : ■会社概要社名 : 株式会社温故知新代表取締役: 松山 知樹本社所在地: 東京都新宿区新宿5-15-14 INBOUND LEAGUE 502号室設立年 : 2011年2月1日資本金 : 46,075千円事業内容 : ホテル・旅館の運営、及びコンサルティングURL : Facebook : Twitter : Instagram : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月14日大阪中之島美術館では、2023年1月21日(土) より、『開館1周年記念特別展 大阪の日本画』を開催する。開館一周年記念展となる同展は、近代大阪の日本画が勢揃いする史上初の展覧会にして、美術館の開館後初の日本画展。大阪で活躍した50名以上の画家たちによる、約150点の作品を展示する。東京とも京都とも違う、大阪ならでは日本画の魅力が浮き彫りになる展覧会だ。6つの章で構成される同展では、まず第一章の「ひとを描く」で、大正時代、妖しく退廃的な画風で「悪魔派」といわれた北野恒富とその弟子たちの作品を紹介。後年、恒富は格調高い美人画を描くようになるが、その画風の変遷にも注目だ。つづく第二章の「⽂化を描く」では、古き良き浪速の風俗を描いて大変な人気を博した菅楯彦と、その女性の弟子の生田花朝の作品を展示する。どんどん漫画のようになっていく菅楯彦のユーモラスな画風には、興味をひかれることだろう。さらに第三章の「新たなる⼭⽔を描く」では、江戸時代以来の文人画に近代的な感覚を取り入れた、矢野橋村「新南画」を、第六章の「新しい表現の探求と⼥性画家の⾶躍」では、他地域より群を抜いて多かった大阪の女性画家たちを紹介する。当時、大阪の裕福な家庭では女子に絵を習わせることが一般的に行われており、そこから力をつけた女性たちが画家となっていったという。そのほか、当時の絵画に対する大阪人の好みが、床の間や座敷に飾って楽しめるあっさりとした絵であったこと、漢詩や漢文をたしなみ高い教養を誇った大阪商人たちの間で、文人画が大変な人気を博したことなど、様々な特徴が見えてくる。武士でもなく、公家でもなく、古くからの町人文化が育んだ、大阪の多様な日本画に、改めて興味が湧くに違いない。中村貞以《失題》大正10年(1921)大阪中之島美術館【展⽰期間:1/21〜3/12】菅楯彦《阪都四つ橋》昭和21年(1946)鳥取県立博物館【前期展⽰:1/21〜2/26】生田花朝《天神祭》昭和10年(1935)頃大阪府立中之島図書館島成園《祭りのよそおい》大正2年(1913)大阪中之島美術館吉岡美枝《店頭の初夏》昭和14年(1939)大阪中之島美術館<開催情報>『開館1周年記念特別展 大阪の日本画』会期:1月21日(土)~4月2日(日)会場:大阪中之島美術館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜(3月20日は開館)料金:一般 1,700円、大高 1,000円美術館公式サイト:
2022年12月16日京扇子の老舗、株式会社宮脇賣扇庵(所在地:京都市中京区、代表取締役:南忠政)では、2022年、宮脇賣扇庵本店2階に現存する天井画・扇面画が制作120周年を迎えました。当時この企画に携わった京都画壇の一人“木島櫻谷”が遺した扇子及び扇面の展覧会「木島櫻谷の扇 展」を2022年11月16日(水)より同店2階にて開催いたします。扇の形に表現された櫻谷の画業をご堪能頂けます。木島櫻谷の扇 展扇面作品(1)扇面作品(2)期間 :2022年11月16日(水) - 12月7日(水)時間 :10時 - 18時(最終日は17時まで)会場 :宮脇賣扇庵 本店2階入場 :無料協力 :公益財団法人 櫻谷文庫■木島櫻谷本名は文治郎。1877(明治10)年、京都・三条室町の商家に生まれる。16歳の頃、当時京都画壇の大家であった今尾景年に師事。円山四条派の伝統を組んで写生を基本とし、師風を受けて花鳥、動物画を中心に作品を残した。■株式会社宮脇賣扇庵所在地 : 〒604-8073 京都市中京区六角通富小路東入ル大黒町80番地3代表者 : 代表取締役 南忠政事業内容: 扇子製造・小売業HP : ■天井画宮脇賣扇庵本店2階では、明治35年(1902年)制作の当時の京都画壇48画伯の筆による天井画を展示公開しています。竹内栖鳳・神坂雪佳・木島櫻谷・富岡鉄斎など、明治期に生きた画家の作品を一同にご覧頂けます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月11日19世紀末のパリで活躍したナビ派の画家フェリックス・ヴァロットンは、黒一色の革新的な木版画で名声を高めた版画家でもあった。その黒と白のみでつくられた木版画の世界に焦点をあてた展覧会が、東京・丸の内の三菱一号館美術館で、10月29日(土)から2023年1月29日(日)まで開催される。三菱一号館美術館は、2014年にヴァロットンの回顧展を開催し、この画家の全貌を日本で初めて紹介した実績がある。その際にも一部の木版画が展示されたが、実は同館は世界有数のヴァロットン版画コレクションを誇る美術館だ。今回は、約180点に及ぶそのコレクションを一挙初公開し、油彩画とはまた違ったヴァロットンの魅力を探求する試みとなる。希少性の高い連作〈アンティミテ〉〈楽器〉〈万国博覧会〉〈これが戦争だ!〉なども含むコレクションはまた、ヴァロットンが生涯に制作した版画の大部分を網羅している。そのため、作品を通じて彼の生涯をたどり、また彼が時代ごとに抱いていた関心の移り変わりを見てとることもできる。たとえば、スイスからパリに出てきた彼が異邦人としてパリを観察した作品では、「群衆」や社会の暗部を露呈するような事件が、皮肉やユーモアを込めて描き出されている。ナビ派の仲間たちと活動した時代には、アール・ヌーヴォーの美学にも似た装飾性豊かな作品が登場。結婚後は、男女関係や結婚生活の不協和音が感じられる作品も見られ、また第一次世界大戦が勃発すると、戦争を主題とした作品もつくられた。テーマや表現は多様だが、一貫しているのは、その独特の視点や、白と黒を効果的に活かした卓越したデザインセンスだ。ときにブラック・ユーモアにあふれるその作品は、観る者を魅了してやまない。なお、今回は、同館と姉妹館提携をしているフランスのトゥールーズ=ロートレック美術館の開館100周年を記念した特別展示もある。ロートレック美術館の協力のもと、ロートレックとヴァロットンの作品を並べて見せる展示室では、同時代のパリでともに女性たちを描いたふたりの画家の個性の違いを見比べる楽しみも待っている。フェリックス・ヴァロットン《ユングフラウ》1892 年三菱一号館美術館フェリックス・ヴァロットン《入浴》1894 年三菱一号館美術館フェリックス・ヴァロットン《フルート(楽器Ⅱ)》1896 年三菱一号館美術館フェリックス・ヴァロットン《嘘(アンティミテⅠ)》1897 年三菱一号館美術館アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《二人の女友達》1894 年トゥールーズ=ロートレック美術館、アルビ【開催概要】『ヴァロットンー黒と白』会期:2022年10月29日(土)〜 2023年1月29日(日)会場:三菱一号館美術館休館日:月曜(10月31日、11月28日、12月26日、1月2日、1月9日、1月23日は開館)、12月31日、1月1日開館時間:10:00〜18:00、金曜と会期最終週平日、第2水曜日は21:00まで(入館は閉館30分前まで)料金:一般1,900円、大高1,000円公式サイト:
2022年10月20日絶賛公開中の『LAMB/ラム』より、スケッチ画と監督直筆ストーリーボードが解禁。着想や撮影秘話を明かした監督のコメントも到着した。『ミッドサマー』『ヘレディタリー/継承』のA24が北米配給権を獲得したことでも注目が集まっている本作は、公開館数36館にも関わらず、公開3日間で観客動員数2万人、興行収入3千万円を超える大ヒットスタートを切った。SNS上では、「超かわいい」「ぬいぐるみ欲しい」「どうやって撮ってるの?」等、羊から産まれた羊ではない“何か”=“アダ”に夢中になる人が続出している。そんな本作のアイコンとも言える“アダ”はどのようにして誕生したのか?幼少期に祖父母の羊牧場で時間を過ごすことが多かったというヴァルディミール・ヨハンソン監督。羊は身近な存在だったようで「アダのインスピレーションは、祖父母が牧羊をしていたことから来ていると思います」と語っている。そんな気になるアダのビジュアルについては「美しくて、面倒を見たくなる姿を心がけて作りました」とのこと。この度、そんな監督のアイディアが落とし込まれたアダのプロダクションデザインスケッチ3点が初公開された。ヨハンソン監督は物語を作り上げるために、まずは画像や自身のドローイング等を集めたムードボードとグラフィックノベルの制作に取り掛かった。監督にとって"ビジュアル"は映画作りの出発点であり、物語を伝える上で最も重要な要素なのだという。今回は監督が描いた本作のストーリーボードの一部も解禁。それぞれ最終的にどのようなシーンに仕上がったのかは映画本編で確かめてほしい。また、アダの撮影においては、これまで「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン2(12)、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)など数々の特殊効果を担当してきた監督の手腕が存分に発揮されている。「現場ではまずパペットで撮影し、次に同じシーンを子供で撮影、最後に羊を入れて撮影しました。なるべく撮影した映像を使って表現したかったので、VFXを使わないように心がけていました。ただし合成した際に、頭が大きく動いてしまっていたところはVFXで羊の頭を作りました。そのように頭と体の連動に気をつけながら撮影しました」と工程を分け、アダの表現に時間と創意工夫が重ねられたという撮影秘話を明かした。アダを描く点で注意したのは「映画を見ている人に『アダの姿をはっきりと見せられないんだな』と思わせないこと」だという。映画では描くことが難しい部分に、そもそもカメラを向けないことで済ますことができるが、本作で監督は妥協をしなかった。目論見通り、アダの衝撃的でありながらリアルな存在感はじわじわと話題を呼んでいる。『LAMB/ラム』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:LAMB/ラム 2022年9月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2021 GO TO SHEEP, BLACK SPARK FILM &TV, MADANTS, FILM I VAST, CHIMNEY, RABBIT HOLE ALICJA GRAWON-JAKSIK, HELGI JÓHANNSSON
2022年10月03日フランス幻想絵画の鬼才 ジェラール・ディマシオによる「世界最大の油彩画」の世界観を表現株式会社 新冠開発共同企業体(本社 北海道新冠町 代表取締役社長 廣島 貴史)は太陽の森 ディマシオ美術館(北海道新冠町字太陽204-5 理事長 谷本 勲)敷地内に常設展示されている「世界最大の油彩画」(横27m、よこ9m)を観たアーティストが幻想絵画の世界観からインスピレーションを受けてディマシオ絵画とのコラボアート作品を制作する企画を考案。その第1回目として北海道札幌を拠点に活動をしているギタリスト 山木 将平(やまき しょうへい)を起用し、「ディマシオ×ソロギター(山木 将平)」を実現させMV(ミュージックビデオ)をリリースいたしました。ギタリスト山木将平背景ディマシオによる幻想絵画は様々な感情や意味が込められており、観る度に捉え方や感じ方が変化いたします。「美しさ」を感じる人、「恐怖」を感じる人、「儚さ」や「人間の愚かさ」を感じる人など千差万別です。弊社ではディマシオの幻想絵画から受ける個人のインスピレーションに着目しそれを豊かに表現出来るアーティストとのコラボ作品を制作する事で、より皆様にディマシオによる幻想世界の面白さをご提供したいと考えました。併設されているグランピング施設「GLAMPING VILLAGE」 ご宿泊者様限定のナイトミュージアムではより幻想的な世界が楽しめます「山木将平」のプロフィール1989年10月3日札幌生まれ。2010年サッポロシティジャズ・パークジャズコンテストにてグランプリを受賞トロントジャズフェスティバル、ジャワジャズフェスティバル、ミラノ万博、ライジングサンロックフェスティバル、中州ジャズなど国内外の音楽フェス、イベントなどへ多数出演。2018年 北海道150周年記念式典にて天皇皇后両陛下の前で単身演奏。2019年 札幌国際映画祭にて楽曲が使用された作品「ODESSEY」で最優秀作曲賞を受賞。本件で山木将平が制作した楽曲の特徴1. Ayers(エアーズ)ギターArers SJ07-C DXE OTS2.0OTS(Over Tone System)搭載の倍音豊かなギターにより鮮やかさと音の太さが増し立体感が生まれ、余韻に違いが出る事でディマシオ幻想絵画の壮大さにマッチさせています。2. 独自のオリジナルチューニング1弦:E2弦:C(半音上げ)3弦:F(1音下げ)4弦:C(1音下げ) 5弦:A6弦:D(1音下げ)444Hz設定という変則チューニングを、ディマシオ幻想絵画から受けたインスピレーションで設定し楽曲を制作。3. 山木将平のインスピレーション「壮大で美しく、哀愁が漂う、滅びた文明だが 希望を感じる。そんなイメージから頭の中で色を固定し世界観を合わせて制作しました」世界最大の油彩画商品概要名称:ディマシオコラボVol.1動画配信日:2022年9月28日撮影地:北海道新冠郡新冠町字太陽204-5 太陽の森 ディマシオ美術館URL : 会社概要商号:株式会社 新冠開発共同企業体代表者:代表取締役廣島貴史所在地:北海道新冠郡新冠町字太陽204-5設立:2022年6月17日URL: お問い合わせ先株式会社 新冠開発共同企業体担当:伊藤電話番号:0146-45-3312音声ガイダンスが流れますので「2」を押して下さいE-mail: zero-one@dimaccio-glamping.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月01日リアルな植物画や小花柄、デザインに落とし込んだものなど気分を盛り上げるフラワーモチーフのアイテムを集めました!全身で楽しんだり、小物で一つ加えたり。お気に入りを見つけて。同じ花柄を重ねた上級者セットアップ。ブランドオリジナルの再生繊維セルロース素材の生地に、フローラル柄をハンドプリントしたシャツとパンツ。リラックスしたフォルムながら、柔らかな光沢ととろみが、上品な印象に仕上げてくれる。同柄のハイネックと合わせると、よりモダンに。モノトーンゆえ、他のアイテムとも合わせやすいところもうれしいポイントに。シャツ¥35,200プルオーバー¥20,900パンツ¥31,900(以上ニアー ニッポン/ニアーTEL:0422・72・2279)サンダル¥38,000(ピッピシック TEL:03・6434・0975)美しい草花の絵と色の切り替えにうっとり。ブーゲンビリアとサンニン、サガリバナの水彩画をプリントした巻きスカート。¥53,900(エンリカ/アッシュプラスエリオトローブ)サンダル¥41,800(ペリーコ/アマン TEL:03・6418・5889)ボタニカルプリントにビーズの刺繍が輝く一枚。『ユナイテッドアローズ』主宰の「united LOVE project」のTシャツ。背中には自然を連想するワードをプリント。¥17,600(ミュベール/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 TEL:03・5786・0555)デニムはスタイリスト私物スイムウェアやワンピースに合わせて。オーストラリア発ハットブランドのアイテムは、イエローの小花柄が軽やか。コットン地で、つばが広く、あごで結ぶ紐付き。ハット¥17,050(ラック オブ カラー/ジャック・オブ・オール・トレーズ TEL:03・3401・5001)※『anan』2022年6月8日号より。写真・多田 寛スタイリスト・武政ヘア&メイク・yumi(Three PEACE) モデル・桜庭結衣(LIGHT management)文・重信 綾(by anan編集部)
2022年06月01日ヨウジヤマモト社が展開するGround Y(グラウンド ワイ)は、“女性画”などをモチーフに、米山舞らイラストレーターとコラボレーションした新作アイテム「“CENTRAL”COLLECTION」を受注販売。Ground Y 直営店舗にて、2022年4月28日(木)から5月8日(日)まで受注を受け付ける。米山舞やダイスケリチャードなど気鋭イラストレーターとコラボ「“CENTRAL”COLLECTION」では、「キルラキル」「キズナイーバー」『プロメア』などに携わった米山舞や、ダイスケリチャード、ろるあ、BerryVerrine、寺田てら、tamimoonといった新進気鋭の人気イラストレーター6名とコラボレーション。ヨウジヤマモト社からイメージして描いた女性画や、各作家の代表的な作画を落とし込んだウェアを展開する。米山舞によるシンプルな線描をあしらったモノトーンのジャンボシャツや、全面にプリントを施したビッグカットソーをはじめ、半身で白黒の世界観を描き分けたるろあのシャツ、インパクトのあるプリントを全面に配した寺田てらのジャンボカットソーなど、各作家の個性的な世界観を反映したアイキャッチなウェアが揃う。表参道でイラスト&サンプルの展示会もコラボレーションアイテムの発売を記念して、表参道の複合的カルチャースペース「SPAGHETTI」では、4月28日(木)から5月8日(日)まで展示会を開催。イラストレーターの描き下ろしイラストや、各アイテムのサンプルを展示。会場でも、受注を受け付ける。尚、「“CENTRAL”COLLECTION」のビジュアルには俳優の荒牧慶彦と、女優の武田玲奈が起用されている。【詳細】Ground Y × Illustrators “CENTRAL”COLLECTION受注受付期間:2022年4月28日(木)~5月8日(日)受注受付店舗:Ground Y 直営店舗(ギンザ シックス / ラフォーレ原宿 / 渋谷パルコ / 心斎橋パルコ)、公式オンラインストア「ザ ショップ ヨウジヤマモト」※直営店舗では実際にサンプルを試着可能。※公式オンラインストアでは 4月28日(木)10:00~5月8日(日)23:59まで。・米山舞 ジャンボシャツ 68,200円、ビッグカットソー 29,700円・ダイスケリチャード ジャンボカットソー 33,000円、ビッグカットソー 29,700円・ろるあ ベーシックシャツ 49,500円、半袖カットソー 16,500円・BerryVerrine シャツドレス 69,300円、ビッグカットソー 29,700円・寺田てら ジャンボ半袖シャツ 66,000円、ジャンボカットソー 33,000円・tamimoon ビッグフーディー 39,600円、ビッグカットソー 16,500円■展示会「CENTRAL」開催期間:4月28日(木)~5月8日(日) 各日12:00~19:00開催場所:複合的カルチャースペース「SPAGHETTI」住所:東京都渋谷区神宮前 5-3-13 TWINPLANET North BLDG 1F※展示会会場でも受注受付。【問い合わせ先】ヨウジヤマモト プレスルームTEL:03-5463-1500
2022年04月24日美人画の大家として、近代日本画の巨匠として、そして人気の挿絵画家として、没後半世紀を経過してもその名を轟かせる画家、鏑木清方。彼の没後50年を記念した回顧展「没後50年 鏑木清方展」が、東京国立近代美術館で3月18日(金)に開幕した。途中、展示替えを挟み5月8日(日)まで開催されている。1878年(明治11年)、東京は神田に生まれた鏑木清方。13歳で水野年方(としかた)に入門し、10代の頃より挿絵画家として頭角を表し、売れっ子画家となっていた。一方で、1907年(明治40年)の文部省美術展覧会の開設を契機に、日本画の制作にも注力。1927年(昭和2年)には第8回帝展に出品し《築地明石町》が帝国美術院賞を受賞する。1972年(昭和47年)に93歳で亡くなるまで、精力的に暮らしや文学、芸能など人を主題にした絵を描き続けた。展覧会エントランスこの展覧会は、清方の日本画のみ110点を紹介。東京展では、人々の生活を生き生きと描いた「生活をえがく」、物語の世界を描いた「物語をえがく」、そして、卓上で鑑賞できるよう作品サイズをあえて小さくした「小さくえがく」の三部で構成されている。展示風景よりそのなかでも第一章「生活をえがく」で紹介される《築地明石町》と、《新富町》、《浜町河岸》の三部作は見どころの一つ。帝国美術院賞を受賞し、記念切手になったものの、44年もの間所在が不明とされていた《築地明石町》と、《新富町》、《浜町河岸》の三部作は、2018年に再発見され、翌年に3点とも東京国立近代美術館のコレクションに加わった。同展では会期の全期間を通して公開される。鏑木清方《築地明石町》1927年 東京国立近代美術館蔵鏑木清方《浜町河岸》1930年東京国立近代美術館蔵鏑木清方《新富町》 1930年東京国立近代美術館蔵《築地明石町》は清方が49歳のときの作品。浅葱色の小紋から、ほんのわずかに赤い羽裏が覗いており、エレガンスな雰囲気をより一層強めている。背景には船が並び、海沿いの街の一場面であることがわかる。絵のなかにわずかに描かれたものから、さまざまな想像を掻き立てられる非常に魅力的な作品だ。「生活をえがく」の章では、このほかにも、庶民の生活や生きる喜びが描かれた作品が紹介される。《明治風俗十二ヶ月》は、昭和の時代に「古き良き時代」であった明治時代の風俗を、清方が振り返って描いた連作だ。鏑木清方《明治風俗十二ヶ月》(部分)1935年東京国立近代美術館蔵《弥生の節句》と《端午の節句》は、描表装(通常であれば裂で表装される部分が絵になっている、江戸琳派でよく使われていた表装)の豪華な節句画だ。鏑木清方 左:《弥生の節句》1934年右:《端午の節句》1936年東京国立近代美術館蔵ちなみに、清方は、1918年〜25年のうちに描いた約500点の作品を自己採点していた。この展覧会では、採点されていた作品のうち23点を展示。清方自身が自信作につけた3つ星の《遊女》、《ためさるゝ日》(左幅)などを展示する。《ためさるゝ日》(左幅)が一般公開されるのは30年ぶり、左右合わせての展示は40年振りのこととなる。この、清方の自己評価の星の数もあわせて見ていくと、清方が絵の中でなにを大切にしていたが見えてくるはずだ。鏑木清方《遊女》1918年 横浜美術館蔵鏑木清方《ためさるゝ日》1918年左幅:個人蔵右幅:鎌倉市鏑木清方記念美術館蔵第2章の「物語をえがく」では、さまざまな物語や芝居を主題とした作品を紹介している。歌舞伎の演目に着想を得た《道成寺 鷺娘》や、泉鏡花の短文に触発されて訪ねた樋口一葉の墓の写生をもとに描いた《一葉女史の墓》、一葉の随筆にインスパイアされて描いた《一葉》など、清方の着想源は幅広い。鏑木清方《道成寺 鷺娘》1929年大谷コレクション鏑木清方左:《一葉女史の墓》1902年鎌倉市鏑木清方記念美術館蔵右:《一葉》1940年東京藝術大学蔵重要文化財に指定されている《三遊亭円朝像》は、新聞社を営む清方の父親のもとを訪れ、新聞連載のために創作人情噺を書き取らせていた円朝の姿を描いたものだ。清方は肖像画に姿や形だけでなく人柄も描きこもうとしていたのかもしれない。重要文化財 鏑木清方《三遊亭円朝像》1930年東京国立近代美術館蔵そして、第3章「ちいさく描く」へ。清方は、大正時代後半から、展覧会場でも床の間でもなく、机の上に広げて、手元でじっくりと鑑賞する「卓上芸術」を提唱し、少画面の画巻や画帖などを描いていた。サイズが小さいため、スピーディに描け、なおかつ複製するのにも適していたため、庶民に芸術を届けたいと考えていた清方は重視していたようだ。鏑木清方《築地川》部分(組立灯篭)1941年上原美術館蔵鏑木清方《『苦楽』表紙原画》左:紅梅屋敷1949年右:王子詣1948年ともに東京国立近代美術館蔵美人画のみならず、さまざまな人々の営みを温かい眼差しで描いていた鏑木清方。彼の作品は、淡い色合いや繊細な筆使いなど、実際に目にしないと実感できない魅力に富んでいる。ぜひ一度、美術館で実際の清方の作品に耽溺しよう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『没後50年 鏑木清方展』3月18日(金)~5月8日(日)、東京国立近代美術館にて開催※会期中展示替えあり公式 HP :
2022年03月25日照明器具を作ったosaka(@osakaplush)さんは、実際に使用した光景を撮影し、Twitterに投稿。元ネタを知っていると笑ってしまうであろうデザインに、多くの人から反響が上がっています。あの『成金栄華時代』を照明器具にしたら…!?osakaさんがモチーフにしたのは、漫画家である和田邦坊さんの『成金栄華時代』という作品。第一次世界大戦による好景気で大きく儲けた人(通称:成金)を描いた風刺画です。描かれているのは、料亭の玄関で「暗くてお靴が分からないわ」という女性と、「どうだ明るくなったろう」といいながら百円札に火を点ける成金男性の姿。日本史の教科書によく掲載されるため、この説明を聞いて実際の絵を思い出す人は多いでしょう。あの有名な風刺画を照明器具にした結果、どのような光景ができたかをご覧ください。どうだ明るくなったろう間接照明を作りました pic.twitter.com/b7pVge4kVB — osaka (@osakaplush) October 15, 2021 明るくてお靴が分かりやすい…!自宅の玄関に置くと、まるで自分が靴を探す女性になったかのように!これなら、玄関が暗くてもすぐに靴を探し当てることができそうですね。微笑みながら百円札で照らしてくれる成金男性が、なんだか愛おしく見えてくるのは気のせいでしょうか…。ユーモアセンスあふれる照明器具は多くの人の心を奪い、11万件を超える『いいね』が寄せられました。・センスの塊かよ。これは玄関に置きたくなる。・最高の発想!点灯したら「どうだ明るくなったろう」って音声が流れてほしい。・この風刺画、懐かしい!成金おじさんがかわいく見えてきた…。ライトで点灯しているため、これなら何度靴を探しても成金男性の懐が痛むことはなさそうです。…とはいえ、何度燃えたとしても成金男性ならまったく気にせず、あの笑みを浮かべ続けることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年10月17日大河ドラマ『西郷どん』(NHK)や映画『変態仮面』シリーズをはじめ、シリアスからコメディまで幅広い作品に出演する俳優の鈴木亮平さん。日本を代表する俳優の1人である鈴木さんは、高学歴俳優としても有名です。出身大学は、難関大学としても知られる東京外国語大学。アメリカへの留学経験もあり、英検1級を持つほど、語学も堪能です。そんな才能あふれる鈴木さんは、芸術面でも優れたセンスを持ち、ネット上で「天は二物も三物も与えるのか」と驚きの声が寄せられています。鈴木亮平が描いた人物画に絶賛の声2021年8月5日、鈴木さんが出演する映画『孤狼の血 LEVEL2』の入場者プレゼントが発表されました。プレゼントは、同映画の登場人物である、松坂桃李さん演じる日岡秀一のポストカードサイズの肖像画。この肖像画は鈴木さんが描いたもので、Twitterでは作品の全体を見ることができます。\まさかのサプライズ&入場者特典解禁//先日の #コロフェス の裏では…日岡の宿敵・上林役の #鈴木亮平 さんが魂込めて描いた「日岡秀一」の肖像画を #松坂桃李 さんにサプライズ披露こちらの鈴木さんの力作が、20万枚限定でポストカードに✨公開初日より全国の劇場で配布されます pic.twitter.com/JjUuqtyXMZ — 孤狼の血 LEVEL2 (@Korounochi_2021) August 4, 2021 荒々しくも、どこか繊細さを感じさせるタッチで描かれた肖像画。プロの画家が描いたものといわれても、納得してしまうほどのクオリティです。もともと、ファンの間では知られていた、鈴木さんのアートセンス。今回、Twitterで肖像画が公開されたことにより、鈴木さんの才能が広く知られるようになりました。【ネットの声】・鈴木さん、絵もうまいとかどういうこと。・鈴木さん、多才だな。・プロになれるぐらい、絵がうまいじゃん!すごいな…どれだけ才能を持ってんだ。語学に長けた知性、演技力、そして絵のセンス…たくさんの才能を持つ鈴木さんに、多くの人が改めて驚かされたようです。[文・構成/grape編集部]
2021年08月07日『野田ともうします。』『幸子、生きてます』など、地味系女子の日常を独特のギャグセンスで描くフィクションもいいけれど、『中年女子画報』のような体験エッセイでも高い人気を博す柘植文さん。本書『ひとりぶらりごはん』は後者に属し、柘植さんならではの目線でリポートする「旅と食」の風景が楽しい一冊だ。いつだって「旅とごはん」は最高だ。真似したくなる、行きたくなる!「ひとりごはんの何がいいかといえば、それこそひとりなので、なんでも自由にできること。行きたいとこに行って、食べたいものを選んで。『やっぱりこっちがいいや』と、そのときどきの気分でなんでも変えられるのが楽しいですね」取材やヤボ用ついでに、あるいはふらりと出かけた先で、著者が食べるものは、松本市で馬刺し、名古屋市で味噌煮込みうどんなど、各地の名物も多い。だが、函館ですき焼きランチ、仙台で餃子のように、「なんとなくいま食べたいもの」だったり、「お店を探してうろうろしているうちに適当に入ったお店」だったり。ゆるい冒険が、むしろ味。「札幌でジンギスカン、盛岡でわんこそば…、ひとりで囲みづらい名物もあるので、そこはがんばらないです(笑)。お店も、わりとマンガの中でもうろうろ探していますが、自分なりにひとりでも入りやすそうなところを選んでいます。カウンターがあるのはひとり客歓迎の一つの基準。テーブルしかない店だと、盛りが多すぎて失敗したことも」また、柘植さんが求める味のこだわりに共感する人も多いだろう。たとえば「ハムカツ」は薄いのが好み。「もともと安っぽいものだし、そこが魅力だと思うんですね。ハムを厚くして高級感を出されても、とまどってしまう。昭和感まんまの味を求めている人間もいるとわかってほしいですね。一方で、『マンガは面白いけれど、自分とは食の好みが全然合わない』というレビューを見かけたことがあります。それはそれで、味覚って人それぞれというのが実感できて面白いなあと」グルメマンガの楽しみでもある料理の“扉絵”にも注目。モノクロなのにめちゃくちゃ美味しそう!「撮ってきた写真をトレースして描いています。案外、ご飯と麺類が難しいです。味の感想やそのとき感じたことなどは、忘れないようにいろいろメモします」それが書き文字部分のユーモラスなツッコミに活かされている。「だんだん丸くなって、だいぶ毒は抜けてきました(笑)」グルメ旅欲を刺激される一冊だ。『ひとりぶらりごはん』食欲をそそる各地の名物やB級グルメが満載。コミック28編とミニコラム4編を収録。コンビニコミックス『ひとりごはん』(隔月刊)で連載中。少年画報社913円©柘植文/少年画報社※『anan』2021年7月14日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2021年07月10日フランス・シャンパーニュ地方にあるランス美術館は、ルーヴル美術館に次いでカミーユ・コローの作品を多く所蔵するなど、19世紀の風景画が充実していることで有名。本展『ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ』では、このランス美術館のコレクションから厳選した約80点の名作を通して、印象派の中核ともいうべきフランス近代風景画の歴史をたどる。18世紀以前の西洋美術において、風景画は崇高な神話や歴史画の背景にすぎなかった。けれど18世紀末から19世紀初頭にかけて、その風景画に注目が集まり始める。この動きは革命後の社会の変化、新興ブルジョワジーの台頭、産業革命と都市化による田園風景への憧れなど、当時新しく生まれた価値観を受けて引き起こされたもので、画家らはアトリエを出て屋外で風景をスケッチし始めた。そんな風景画家の中でも特に注目を集めたのは「バルビゾン派」と呼ばれる画家たち。彼らはパリ郊外にあるフォンテーヌブローの森に隣接するバルビゾン村に滞在し、大作を生み出してゆく。その写実的な作風がモネやルノワール、シスレーなど19世紀後半に活躍する印象派の画家たちに受け継がれていったのだ。こうしたフランス印象派の成り立ちを余すところなく紹介したのが本展。近代画家の先駆者であるミシャロンやベルタンに始まり、コローやクールベ、ブーダン、さらに印象派のモネやルノワール、ピサロまで、19世紀フランス絵画の巨匠の作品が一堂に会する。会場では時系列に章が展開し、関連する資料も数多く登場。例えばチューブ式絵の具や、エッチング(腐食銅版画)の発明が風景画の発展を加速させたことなど、文明が美術に大きく影響を及ぼしている様子がよくわかる。いま話題となっているデジタルアートも、過去の名作も、技術の発展が新しい芸術を生んでいるという事実は変わらない。心が洗われるような異国の美しい風景画とともに、そんな普遍性にも気づかせてくれる、発見のある内容だ。コンスタン・トロワイヨン《ノルマンディー、牛と羊の群れの帰り道》1856年Inv. 907.19.234ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerジャン=バティスト・カミーユ・コロー《湖畔の木々の下のふたりの姉妹》1865‐70年Inv.887.3.82ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerクロード・モネ《べリールの岩礁》1886年Inv. 907.19.191ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerピエール=オーギュスト・ルノワール《風景》1890年頃Inv. 949.1.61ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.DevleeschauWer『ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ』SOMPO美術館東京都新宿区西新宿1‐26‐16月25日(金)~9月12日(日)10時~18時(入館は17時半まで)月曜休(8/9は開館)一般1500円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)※『anan』2021年6月30日号より。取材、文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年06月29日シャンパンの産地として知られる、フランス・シャンパーニュ地方の都市、ランス。その中心に建つランス美術館は、19世紀の風景画コレクションの充実ぶりで知られており、なかでもカミーユ・コローの作品は、ルーヴル美術館に次いで数多く所蔵されている。6月25日(金)より、SOMPO美術館にて開催される『ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ』では、ランス美術館のコレクションを中心とした選りすぐりの名品約80点が来日する。神話画や歴史画の背景に過ぎなかった自然が、絵の中心として描かれることで誕生した西洋美術の風景画は、19世紀フランスにおいて、鉄道網の発達、チューブ式絵具の発明、また新興ブルジョワジーの台頭などを背景に、新たな展開を遂げ、戸外制作を積極的に行った画家たちの眼差しを通し、生き生きと表現されるようになった。同展では、こうした新たな流れの先駆者であるミシャロンやベルタンにはじまり、コロー、バルビゾン派、ブーダン、そしてルノワール、モネ、ピサロら印象派の作品を中心に、油彩、版画を紹介。コローやバルビゾン派にはじまり、印象派でひとつの頂点に達するフランス近代風景画の展開を丁寧にたどっていく。ジャン゠バティスト・カミーユ・コロー《湖畔の木々の下のふたりの姉妹》1865–70年Inv.887.3.82ランス美術館 (c) MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerテオドール・ルソー(1812–1867)《沼》1842–43年Inv. 907.19.227ランス美術館(c) MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerウジェーヌ・ブーダン《ベルク、出航》1890年Inv. 907.19.34ランス美術館 (c) MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerカミーユ・ピサロ 《ルーヴル美術館》1902年Inv. 907.19.208ランス美術館 (c) MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerクロード・モネ《ベリールの岩礁》1886年Inv. 907.19.191ランス美術館 (c) MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerピエール゠オーギュスト・ルノワール 《風景》1890年頃Inv. 949.1.61ランス美術館 (c) MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwer【開催概要】『ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ』会期:6月25日(金)~9月12日(日)会場:SOMPO美術館開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜(8月9日は開館)SOMPO美術館公式サイト( )
2021年04月07日3月22日に公開された、『報道ステーション』(テレビ朝日系)のWEB用CMが物議を醸している。番組公式ツイッターは「報ステ WEB用CM作りました」と題し、《「より深く、よりカラフルに」 今後とも #報ステ を何卒よろしくお願いします》と15秒の動画を紹介。「これは報道ステーションのCMです」というテロップから始まり、若い女性が仕事から帰宅するシーンが描かれた。このCMで女性は、「いい化粧水買っちゃった」「消費税は高くなったけど、今のうちにお肌に手をかけていれば裏切らないじゃんと思って」と笑顔で語っている。いっぽうYouTubeにアップされた30秒バージョンでは、女性は陽気にこう語り続ける。「ただいま!なんかリモートに慣れちゃってたらさ、ひさびさに会社に行ったら、ちょっと変な感じしちゃった」「会社の先輩、産休明けて赤ちゃん連れてきたんだけど、もうすっごくかわいくて」「どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかってスローガン的に掲げている時点で、『何それ、時代遅れ』って感じ」「いい化粧水買っちゃったの。もうすっごいいいやつ。それにしても消費税高くなったよね。国の借金って減ってないよね」そしてTwitterに投稿された動画と同じく、女性の顔の上に表示された「こいつ報ステみてるな」という大きなテロップで締め括られた。「先日も東京五輪をめぐって、森喜朗氏(83)の女性蔑視的な発言が問題視されたばかりです。その後もCMクリエイターの佐々木宏氏(67)が渡辺直美さん(33)に対して、侮辱的なプランを提案していたことが明るみになりました。『世界経済フォーラム』が19年に発表した『ジェンダーギャップ指数2020』では、日本は153カ国のうち121位。このCMでは“ジェンダー平等は達成されている”という認識にも受け取れますが、一体どのような意図で『時代遅れ』などと発したのか不可解です。さらに、“若い女性”に言わせていることも問題でしょう。最後の『こいつ報ステみてるな』というテロップは、『もともと女性を見下していた』と捉えられてもおかしくありません」(全国紙記者)■CMを削除、謝罪するも火に油状態番組は24日、TwitterとYouTubeにアップしたCMを削除。Twitterを更新し、「今回のWebCMは、幅広い世代の皆様に番組を身近に感じていただきたいという意図で制作しました」と謝罪文を掲載した。ジェンダーの問題について、「世界的に見ても立ち遅れが指摘される中、議論を超えて実践していく時代にあるという考えをお伝えしようとした」「意図をきちんとお伝えすることができませんでした」と釈明。そして「不快な思いをされた方がいらしたことを重く受け止め、お詫びするとともに、このWebCMは取り下げさせていただきます」と締め括った。だが謝罪文を発表したものの、“受け取り側が誤解して、不快になった”という説明に批判は収まらないようだ。《お詫びかこれ?批判されて言い訳してるみたいに見えるけど。 だって「ジェンダー問題も遅れている中議論を超えて実践していく時代だと伝えようとした」って具体的にどこの台詞のこと言ってるの?見たい人は不快な思いしたのではなく、ただ貴方たちが女性蔑視と時代遅れなCMを作ったんですよ》《「不快な思いをした方がいらした」って、結局他人のせいじゃないですか かつ、意図を正しく伝えられないのって報道機関としては致命的な欠陥だと思いますよ》《悪気は無かったと言い訳をさんざん並べてご不快構文、取り下げて終わりにできると思ってんなら無敵だな。今まで何度となく繰り返されてきた火に油を注ぐ謝罪文まんまじゃん》
2021年03月24日日本一高い山である、富士山。近くで見ると、圧巻の迫力があります。@_deepskyyさんは、神奈川県の箱根から富士山を撮影。その写真が、まるで水墨画のようだと反響が上がりました。芦ノ湖と海賊船を入れて撮った写真が、こちらです。箱根から望む富士山がまるで水墨画のような景色だった日。 pic.twitter.com/g56sp7Lt5w — _deepsky (@_deepskyy) February 13, 2021 薄暗く、富士山に雲がかかっているところが水墨画のようですよね。赤い鳥居がとてもいいアクセントで、ずっと見ていたい風景です。投稿には「現実なの?」と驚きの声が上がっています。・素晴らしすぎる!鳥居がいい感じですね。・『いいね』を1回しか押せないのが残念なぐらい!・これ、現実なの!?すごすぎます。富士山の写真には、日本のみならず海外からもコメントが寄せられていました。日本ならではの趣ある写真に、「昔の人も同じ景色を見たのだろうか…」と感慨深くなってしまいますね。[文・構成/grape編集部]
2021年02月14日書籍『366日 風景画をめぐる旅』が、2021年1月21日(木)に発売される。名画で四季を追う書籍『366日 風景画をめぐる旅』『366日 風景画をめぐる旅』は、366の風景画を収録した書籍。花が香り咲く春、澄んだ水の上で船遊びをする夏、紅葉が野山を彩る秋、そして、美しい雪景色が広がる冬と、四季の移り変わりにあわせて世界の名画を掲載している。1ページ、また1ページとめくっていけば、名画で世界を旅するような気分を味わえる。モネ、ゴッホ、ルノアールらの風景画を掲載春の訪れ、4月を表すのは、グスタフ・クリムトの『花咲く牧草地』やクロード・モネの『ジヴェルニー、春の効果』。初夏6月を表すのは、フィンセント・ファン・ゴッホの名作『星月夜』やクロード・モネの『日だまりのライラック』…。数々の名画を経て、本格的な夏を迎える7月には、モネやゴッホとともに印象派の画家として知られるピエール=オーギュスト・ルノワールの『セーヌ河の舟遊び』も登場する。秋を表す作品には、色づく葉が美しいモネの『アルジャントゥイユの船だまりとヨット』も掲載。冬の季節を表す作品では、ロシアや北欧の画家たちが描く、白銀の世界を目にすることができる。すべての風景画に解説付きこれら風景画すべてについて、詳しい解説も収録。それぞれの作品への知識や、絵画の見方も学ぶことができる。【詳細】書籍『366日 風景画をめぐる旅』発売日:2021年1月21日(木)価格:2,500円+税仕様:B5判変型(228×175mm)/ソフトカバー/416ページ(フルカラー)著者:海野弘発売元:パイ インターナショナル
2021年01月22日イギリスに住むリビー・デイヴィーさんは2匹の犬を飼っていました。名前は『スミフ』と『フランク』。スミフは2020年10月に天国へと旅立ちました。Posted by Libby Frances Davey on Monday, October 5, 2020Posted by Libby Frances Davey on Monday, October 5, 2020天国にいる『親友』の肖像画を見た犬はウェブメディア『The Dodo』によると、リビーさんはスミフの絵を家に飾りたいと思い、ペットの肖像画を描いてくれる人に注文したのだそう。そして彼女は後日、届いた絵を早速部屋に飾りました。するとその絵を見たフランクは…。I done a painting for a lady who’s dog recently died. this is his brother how amazing & sadPosted by Tina Muir on Saturday, October 31, 2020I done a painting for a lady who’s dog recently died. this is his brother how amazing & sadPosted by Tina Muir on Saturday, October 31, 2020スミフの絵を見て興奮したように尻尾を振るフランク。「ねえ!ここにスミフがいるよ!」といっているかのように、リビーさんのほうを振り返ります。その後すぐに窓の外を見たフランクはスミフを探そうとしていたのではないでしょうか。この動画にはさまざまなコメントが寄せられています。・悲しいのと同時に素晴らしい。・鳥肌がたった。・この動画は犬がどれほど知的な動物かということを証明しているね。・泣き出しそうになったわ。フランクは絵の中のスミフを見て、彼が帰ってきたと思ったのかもしれません。一生懸命、絵に近付こうとするフランクの姿は微笑ましくもあり、悲しくもあります。2匹はとても仲よしだったのでしょうね。これからはこの絵を見るたびに、リビーさんとフランクの心の中にスミフの思い出が鮮明によみがえってくることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年11月11日花澤香菜、櫻井孝宏、宮野真守、杉田智和、大塚芳忠ら超豪華声優が参加する『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』より、主要キャラクターのデザイン画と美術設定画といった設定資料が公開された。日本語吹き替え版では花澤さんが声を担当する黒猫の妖精シャオヘイ、宮野さんが担当する人間でありながら最強の執行人・ムゲン、そして櫻井さんが担当する妖精・フーシーという3キャラクターの設定画では、顔のパーツひとつひとつがそれぞれのキャラクターによって細かく描き分けられ、袖のたるみや肩口のシワなど服の細やかなポイントまで描きこまれている。そして美術の設定画では、本作の世界観を感じることができる。本作の魅力のひとつとして、細部まで描きこまれた圧倒的なクオリティの作画があり、字幕版公開時には、一切の妥協が感じられない作画や背景がSNSで反響を呼んた。原作・監督のMTJJは、自身の手描きのスタイルについて「自分が好きで、得意だから手描きのスタイルで制作しているんです」と語っている。『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』日本語吹き替え版は11月7日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年10月17日特別展「ランス美術館コレクション風景画のはじまりコローから印象派へ」が、名古屋市美術館にて、2021年4月10日(土)から6月6日(日)まで開催。その後、6月25日(金)から9月12日(日)まで東京・新宿のSOMPO美術館にて開催され、宮城、静岡、茨城にも巡回する。近代フランス風景画の変遷をたどる西洋絵画における風景画は、18世紀ごろまで、主に理想化された情景を扱ってきた。しかし19世紀に入ると、 バルビゾン派をはじめとする画家たちが身近な風景を描くことを試みるようになり、以後、印象派へと続く近代風景画の流れが形成されたのだった。特別展「ランス美術館コレクション風景画のはじまりコローから印象派へ」では、フランスのシャンパーニュ地方の古都・ランス中心部に建つランス美術館の収蔵作品を中心とする約80点の作品から、近代フランスにおける風景画の変遷をたどる。コローと19世紀風景画の先駆けフランスで「風景」が絵画の主題として認められるようになったのは、18世紀末のこと。第1章では、詩情あふれる風景画を描いたカミーユ・コローや19世紀風景画の先駆者を紹介。なかでも、ランス美術館の充実したコレクションから、《湖畔の木々の下のふたりの姉妹》や《突風》などのコロー作品16点が出品される。バルビゾン派の風景画1820年代から30年代にかけて、バルビゾン派と呼ばれた画家たちは、パリから約60km南東に位置するフォンテーヌブローの森に集まり、自然の客観的な観察に基づいて風景画を制作した。第2章では、テオドール・ルソー《沼》やジュール・デュプレ《風車》など、物語性を排して写実的な風景画を手がけたバルビゾン派の作品を紹介する。画家=版画家と風景画の発展ところで、写真技術が浸透するまで、絵画の複製には版画が用いられていた。19世紀には、それまで専門の版画家が作成していた版を画家自らが手がけるようになり、風景画の普及と発展にも寄与した。第3章では、コローやバルビゾン派の画家による風景版画を目にすることができる。変化に富む空模様を捉えたブーダン第4章では、ノルマンディー沿岸を中心に戸外制作を積極的に行ったウジェーヌ・ブーダンにフォーカス。刻々と変化する空や光の表情を描きとめるブーダンは、バルビゾン派と後の印象派を架橋する役割を担なった。ここでは、《ベルク、出航》をはじめ、変化に富む空模様を繊細に捉えた風景画を展示する。印象派の展開なおも風景画が低い地位にあった19世紀後半、クロード・モネやカミーユ・ピサロといった若い世代の画家は積極的に戸外での制作を行い、近代化が進むパリの都市風景や郊外の自然風景をいきいきと描きだした。筆触分割による明るい色彩と大胆な筆跡を特徴とする彼らの作品は幾たびと非難されたものの、その革新的表現は近代絵画に大きな転換をもたらすこととなった。第5章では、そうした「印象派」の展開に目を向け、モネ《べリールの岩礁》やルノワール《風景》などを展示する。展覧会概要特別展「ランス美術館コレクション風景画のはじまりコローから印象派へ」■名古屋市美術館会期:2021年4月10日(土)~6月6日(日)住所:愛知県名古屋市中区栄2-17-25 芸術と科学の杜・白川公園内TEL:052-212-0001開館時間:9:30〜17:00(金曜日は20:00まで)※いずれも入場は閉館30分前まで休館日:月曜日(5月3日(月・祝)は開館)、5月6日(木)観覧料:・平日限定券 一般 1,400円、高校・大学生 900円・土日祝日・日時指定券(来館前日までの事前購入) 一般 1,500円、高校・大学生 1,000円・土日祝日・日時指定券(当日購入) 一般 1,600円、高校・大学生 1,100円※チケット購入の詳細は、展覧会公式サイトを参照■SOMPO美術館会期:2021年6月25日(金)〜9月12日(日)住所:東京都新宿区西新宿1-26-1TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)休館日:月曜日(8月9日(月・祝)は開館、翌10日(火)も開館)開館時間:10:00〜18:00(最終入館は17:30まで)観覧料:一般 1,500円、大学生 1,100円、高校生以下 無料※身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳の所持者と介助者1名は無料、被爆者健康手帳の所持者は本人のみ無料■巡回情報・宮城県美術館会期:2021年9月18日(土)~11月7日(日)住所:宮城県仙台市青葉区川内元支倉34-1・静岡市美術館会期:2021年11月20日(土)〜2022年1月23日(日)住所:静岡県静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3階・茨城県近代美術館会期:2022年2月9日(水)~3月27日(日)住所:茨城県水戸市千波町東久保666-1■終了した会場・北九州市立美術館会期:2020年7月25日(土)〜9月6日(日)住所:福岡県北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1・島根県立美術館会期:2020年9月12日(土)~11月3日(火・祝)住所:島根県松江市袖師町1-5・福井県立美術館会期:2021年2月27日(土)〜3月21日(日)住所:福井県福井市文京3-16-1※画像写真の無断転載を禁ずる。
2020年08月29日思わず見とれてしまう女優で元乃木坂46(2019年卒業)の西野七瀬さんの肖像。これは、モノクロ写真ではなく鉛筆画なのです。この作品をTwitterに投稿した乃木画家(@nogigaka_46)さんは、化学専攻の大学院生。乃木坂46と欅坂46のファンで、趣味で描く彼女たちの肖像画は、自己流だそうです。風にそよぐ髪の毛、肌のつや感まで、ケント紙に2H〜10Bの鉛筆を使い分けて描いたという作品をご覧ください。鉛筆で西野七瀬を描きました! pic.twitter.com/HKHAiZjuJy — 乃木画家 (@nogigaka_46) July 11, 2020 同時に公開されたメイキング動画はこちら。約70時間を費やしたという制作過程に思わず息を飲みます。作品や動画には、沢山のコメントが寄せられています。・もはや写真より綺麗。・顔の柔らかさが好き。・唇も、色を感じさせるところが見事。・これは本人に届くべきもの。乃木画家さんは、乃木坂46や欅坂46のファンの方と繋がりたいと、“坂道×イラスト”のアカウントを始めたといいます。実は、西野七瀬さんご自身も絵が上手なのは、ファンの間ではよく知られていること。人物の特徴を捉えて描くことも得意なので、そちらも気になるところです。さて、細密な鉛筆画は、乃木画家さんのように独学で極めようとする作家さんも多く、あの身近な“えんぴつ”からここまで精密に、しかも豊かな表現が広がることに驚きを、もって、誰をも楽しませてくれますね。ステイホームの時間に、鉛筆で何かを描いてみたら、新しい発見があるかもしれませんよ。[文・構成/grape編集部]
2020年07月27日《“これでいいや”と思ってしまったら、それ以上の成長はないだろうし、年のせいにして諦めるのは癪ですからね(笑)》(『家庭画報』7月号)最近のインタビューで、60代半ばになっても衰えぬバイタリティを見せていた郷ひろみ(64)。「今はニューシングルの発売を控えていることもあり音楽番組の収録に臨むなど、コロナ禍でストップしていた仕事が徐々に動き始めています。コンサートがまたできる日に向け、ファンに万全のステージを届けたいと、近ごろはその体力づくりに余念がないようです」(音楽関係者)プライベートでは、’12年に24歳年下の元タレントの女性と3度目の結婚。’14年には双子の息子が生まれている。「この6月で6歳になります。来年は小学校入学の年ですね。郷さんにとって待望の男の子でしたから、わんぱく盛りもかわいいでしょうね」(スポーツ紙記者)6月中旬の昼下がり、本誌はそんな郷の“若々しいパパぶり”を目撃した。梅雨の中休みで、30度を超える暑さのなか、強い日差しが東京都内に照りつけたある日。道の向こうから和気あいあいに連れ立って歩いてきた、家族の姿があった。一行の中で一人、日傘をさしているのが郷だった。日傘の下も、長袖のグレーのウインドブレーカー、手の甲もアームカバーでガードする徹底した日焼け対策だ。双子の男の子たちは、絵本を手に先回りして、一段高い緑地に上って元気な様子で遊んでいる。息子たちの様子に目を細める郷。そんな夫の姿を、妻が前に回って、楽しそうにスマートフォンのカメラに収めていた。カメラに向けて郷も爽やかなポーズを決める。仲むつまじい夫婦の様子が見て取れた。前出の音楽関係者が語る。「奥さんが撮っていた写真は郷さんのインスタグラム用ではないでしょうか。コロナ禍で制限が多い状況のなか、ファンのためにと、5月に新しくアカウントを開設したばかりなんです。仕事の裏側や、ラフな私服姿が見られると、好評ですよ」冒頭のインタビューは、次のように続く。《人生は、勢いで何とかなった若い頃よりも、後半が大事。これからも自分を叱咤激励しながら、やっていこうと思っています》64歳でのインスタデビュー。“家族の支え”を受けながら、ストイックな“永遠のアイドル”は走り続ける――。「女性自身」2020年7月7日号 掲載
2020年06月25日「かっこいい大人美」を叶えるハイプレステージ メイクアップブランド「Amplitude 〈アンプリチュード〉」から、水彩画からインスパイアされたサマーコレクション『Aquarelle Summer Color』を5月27日に発売。 水という色を思わせるように、軽やかなニュアンスを湛えたカラーや多彩なパールが放つ煌めき・揺らめきが、クリアで涼やかな表情を演出します。 シアーな発色と上質な煌めきが洗練の目もとをつくるリキッドアイシャドウ「コンスピキュアス リキッドアイズ」、立体感と生命感を際立たせるクリームチーク「コンスピキュアス クリームチークス」、”透き通る感”と鮮やかさ、艶やかさが魅惑の唇を演出する「コンスピキュアス リップグロス」、鮮やかなクリアベースとシマ―なガラスパールが輝く「コンスピキュアス ネイルカラー」(数量限定)の【全4品目19品種 3,500-4,100円】を展開します。Amplitude Summer Collection 2020【Amplitudeとは】「Amplitude」の意味は「豊かさ、奥行き、振幅」。心の豊かさ、感情や思想の深遠さ、知識の豊富さや奥深さなど、“人間に関わる大きさ広さ”という意味合いをも含んでいます。単なるメイクを提案するだけでなく、ひとりの人間として女性に自信を与え、日々勇気をもたらす“顔”を提案していきます。世界に通用する日本女性の美を提唱するクリエイティブ ディレクター RUMIKOがつくりあげる、大人の女性が宿すべきかっこよさを引き出すブランドです。商品ラインアップ2020年5月27日発売■ EyesAmplitude コンスピキュアス リキッドアイズ 全6色 各3,800円 (税抜)■ CheeksAmplitude コンスピキュアス クリームチークス 新色3色 各4,000円 (税抜)■ LipsAmplitude コンスピキュアス リップグロス 全6色 各4,100円 (税抜)■ NailsAmplitude コンスピキュアス ネイルカラー 新色3色 各3,500円 (税抜) ※数量限定商品概要濁りのないシアーな発色と濡れ感を湛えた上質な煌めきで洗練された目もとに仕上げる、リキッドアイシャドウAmplitude コンスピキュアス リキッドアイズ 05 シルバーグレー涼しげな奥行きを感じさせる目もとを演出新たにリキッドタイプのアイシャドウが新登場。密着性に優れたウォーターベースのみずみずしいテクスチャーがまぶたに触れると、するすると軽やかにのび広がり、すぐさまさらさらのテクスチャーに変わって、まぶたを染めるように均一に一体化。色の濃淡によって乾くスピードを緻密に計算し、ムラにならないよう配慮。濁りのないシアーな発色と、光が美しく集う上質な煌めきを叶えて、“透き通る感"と奥行きを湛えた目もとを演出します。抜群の密着感で時間が経ってもよれにくく、汗や涙、皮脂にも強いので、メイクしたての美しい仕上がりが持続します。Amplitude コンスピキュアス リキッドアイズ 全6色 各3,800円(税抜)肌に生き生きとした血色感と光沢感を忍ばせ、立体感と生命感を際立たせる、クリームチークAmplitude コンスピキュアス クリームチークス 06 ベビーピンク頬にとけこんで夏の肌を染める洗練のカラー肌に乗せると一瞬でパウダーに変化し、とけこむようにふんわりと広がる新感触が人気のクリームチークに、夏の肌に映える新色が登場します。ピュアでキュートな中にもセクシーさを感じさせるベビーピンク、肌にナチュラルにとけこむフレッシュなクリアオレンジ、奥の奥からにじみ出るようなほんのりと上気した血色感を添えるチェリーレッド。絶妙な“透き通る感" を湛えた色と質感が、息吹を感じさせる血色感と光沢感を忍ばせ、肌から浮くことなく大人の骨格の美しさを際立たせます。Amplitude コンスピキュアス クリームチークス 新色3色 各4,000円(税抜)“透き通る感"と鮮やかさ、艶やかさをあわせ持った発色で唇の形や顔立ちをも美しく見せる、リップグロスAmplitude コンスピキュアス リップグロス 06 シマリングシルバーぷっくりと立体的な、魅惑の唇を演出限定として人気を博していたリップグロスがブラッシュアップを遂げ、定番として登場。発色のよさ×にじみにくさ×美しい光沢感のために独自の工夫を施しました。唇に乗せたそばからぴたーっと密着、“透き通る感"と鮮やかさ、艶やかさをあわせ持った絶妙な発色と同時に、ぷっくりとした立体感とみずみずしい潤い感を与えながら、魅惑的な唇を演出。クッションのような厚みがありながらも、滑らかにのび、重さやべたつきを感じさせることなく唇の上に留まり、クリアな色と心地よさが長時間続きます。Amplitude コンスピキュアス リップグロス 全6色 各4,100円(税抜)鮮やかなクリアベースとシマーなガラスパールで“透き通る感"に満ちた、大人の遊び心溢れる、ネイルカラーAmplitude コンスピキュアス ネイルカラー(数量限定)24 シマリングパープル指先に夏の光を宿す、上品かつ爽やかな色鮮やかなクリアベースにシマーなガラスパールをふんだんに配合し、クリアな発色と奥行きのある輝きで指先を彩るネイルカラーが、限定で登場。ヘルシーでフレッシュなシマリングオレンジ、可愛らしさも秘めたセンシュアルなシマリングパープル、快活で爽やかなシマリンググリーン。一度塗りでも重ねてもと、さまざまな表情を見せる上品かつ爽やかなカラーをラインアップ。クリアな発色、圧倒的な艶、持ちのよさを叶えました。夏の日射しと呼応し合うように、複雑な光を放ち、大人の手肌や所作までも美しく見せながら、遊び心を演出します。Amplitude コンスピキュアス ネイルカラー(数量限定) 新色3色 各3,500円(税抜)【ブランドサイト】【SNS】(@amplitudebeauty)Facebook #amplitude #アンプリチュード #AquarelleSummerColor企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年05月27日