チェッカーズのライブ映画『チェッカーズ 1987 GO TOUR at中野サンプラザ【デジタルレストア版】』が、3月1日(金) より2週間限定で公開される。このたび入場者特典として、「メモリアルチケットステッカー」の配布が決定した。本作は、1987年に行われた『GO』ツアーより中野サンプラザ公演の模様を収録したライブ映画。中野サンプラザ公演は当時一部のファンしかチケットを入手できず“幻のライブ”とも言われており、これまでに発売された『GO』関連の映像商品にも、中野サンプラザでの演奏は3曲しか含まれておらず、そのほとんどが未発表であった。だがデビューから40周年を迎えた節目に、その貴重な映像資料が発掘され、最新鋭の技術で映像・音声をアップコンバート。チェッカーズによる“幻のライブ”が映画館の大スクリーンに蘇る。メモリアルチケットステッカーは、当時その人気のため入手困難であった『GO』ツアーの中野サンプラザ公演で使用されたチケットのデザインを復刻。本作に収録されている公演が行われた日付、9月4日(金) と記載されたスペシャルデザインとなっている。『チェッカーズ 1987 GO TOUR at中野サンプラザ【デジタルレストア版】』入場者特典:メモリアルチケットステッカーまた、公開日の3月1日(金) より応援上映が実施されることが発表された。<作品情報>『チェッカーズ 1987 GO TOUR at中野サンプラザ【デジタルレストア版】』3月1日(金) ~2週間限定上映公式サイト: STAR PRO/COM (C)PONY CANYON INC.
2024年02月16日チェッカーズのライブ映画『チェッカーズ 1987 GO TOUR at中野サンプラザ【デジタルレストア版】』の公開日が3月1日(金) に決定。併せて本予告映像とポスタービジュアルが公開された。1987年に行われた『GO』ツアーは、メンバー自作曲で固めたアルバム『GO』を引っ提げて行われ、最充実期のライブとして未だにファンの間でも評価が高く、その後の本格派バンドとしての飛躍にもつながった重要なもの。中野サンプラザ公演は、当時一部のファンしかチケットを入手できず“幻のライブ”とも言われており、これまでに発売された『GO』関連の映像商品にも中野サンプラザでの演奏は3曲しか含まれておらず、そのほとんどが未発表であった。このたび公開されたポスタービジュアルは、中野サンプラザ公演のために制作された当時のオリジナルポスターをもとに、ロゴも当時のものを踏襲したデザインとなっている。当時本ツアーでポスターが制作されたのは中野サンプラザ公演のみで、その貴重な資料がこのたび発掘された形だ。併せて公開となった本予告映像には、「ジュリアに傷心」「ギザギザハートの子守唄」「I Love you, SAYONARA」といった彼らの代表曲が収められており、ファンの歓声からも、まさに一世を風靡したチェッカーズのライブの盛り上がりが感じられる。そして定番のセリフであった「また一緒に遊ぼうぜ」も収められている。さらに、上映される楽曲のセットリストと当時のライブ写真も公開された。なお本作は2週間限定で劇場公開される予定で、通常上映に加え、Dolby ATMOS(ドルビーアトモス)版での上映も決定している。『チェッカーズ 1987 GO TOUR at中野サンプラザ【デジタルレストア版】』本予告<作品情報>『チェッカーズ 1987 GO TOUR at中野サンプラザ【デジタルレストア版】』3月1日(金) ~2週間限定上映セットリスト・Revolution2007・クレイジー・パラダイスへようこそ・恋のGO GO DANCE!!・TOKYO CONNECTION・悲しきアウトサイダー・俺たちのロカビリーナイト・Free Way Lovers・ウィークエンドアバンチュール・WA WA WA・MELLOW TONIGHT・Song for U.S.A.・裏どおりの天使たち・WANDERER・MY GRADUATION・NANA・YOU’RE A REPLICANT・GO INTO THE WHOLE・HE ME TWO(禁じられた二人)・おまえが嫌いだ・BLUES OF IF【アンコール】・NEXT GENERATION・ジュリアに傷心・ギザギザハートの子守唄・I Love you, SAYONARA公式サイト: STAR PRO/COM (C)PONY CANYON INC.
2024年01月21日チェッカーズが、11月22日(水) にリリースするデビュー40周年記念映像作品『チェッカーズ〜40th Anniversary〜NHKプレミアムBlu-ray BOX』のプロモーションビデオとジャケット写真が公開された。本作は、チェッカーズがNHKの音楽番組に出演した際のパフォーマンス映像を4K映像と同等のクオリティにアップグレーディングされ、4枚のBlu-rayに収録。カラフルなチェック柄がインパクト大の収納BOXにパッケージされている。公開された映像では、『レッツゴーヤング』からデビュー曲「ギザギザハートの子守唄」「涙のリクエスト」、さらには解散前最後のパフォーマンスとなった1992年『NHK紅白歌合戦』の一部を垣間見ることができる。また、収録される全90曲の詳細も発表され、デビュー年となる1983年の『レッツゴーヤング』出演時の「恋のレッツダンス」から、映像特典の『NHK紅白歌合戦』ハイビジョン放送版まで、10年分のチェッカーズの歴史が詰まった内容となっている。さらに『チェッカーズ デビュー40周年記念展』を9月19日(火) から24日(日) にタワーレコード渋谷店、9月29日(金) から10月9日(月・祝) にタワーレコード梅田NU茶屋町店で開催されることが決定。記念展では写真パネルや衣装、当時のアイテムの展示のほか、CD・グッズ販売、そして購入者を対象とした特典も用意される予定だ。『チェッカーズ〜40th Anniversary〜NHKプレミアムBlu-ray BOX』PV<リリース情報>『チェッカーズ〜40th Anniversary〜NHKプレミアムBlu-ray BOX』11月22日(水) リリースBlu-ray4枚組:26,400円(税込)『チェッカーズ〜40th Anniversary〜NHKプレミアムBlu-ray BOX』ジャケット【収録内容】■DISC1:『レッツゴーヤング』より1. 恋のレッツダンス(’83/9/25)2. 涙のリクエスト(’84/2/5)3. 涙のリクエスト(’84/4/1)4. ギザギザハートの子守唄(’84/4/8)5. 涙のリクエスト(’84/4/8)6. 涙のリクエスト(’84/5/20)7. 哀しくてジェラシー(’84/5/20)8. ギザギザハートの子守唄(’84/7/22)9. 哀しくてジェラシー(’84/7/22)10. 涙のリクエスト(’84/8/5)11. 哀しくてジェラシー(’84/8/5)12. 哀しくてジェラシー(’84/8/26)13. ひとりぼっちのナタリー(’84/8/26)14. ギザギザハートの子守唄(’84/8/26)15. 哀しくてジェラシー(’84/10/14)16. 危険なラブ・モーション(’84/10/14)17. 星屑のステージ(’84/10/14)18. 渚のdance hall(’84/12/16)19. ジュリアに傷心(’84/12/16)■DISC2:『レッツゴーヤング』より20. ギザギザハートの子守唄(’85/1/6)21. ジュリアに傷心(’85/1/6)22. 電撃 lookin’ & shockin’(’85/1/27)23. 星屑のステージ(’85/1/27)24. 24時間のキッス(’85/1/27)25. MY ANGEL(’85/1/27)26. ジュリアに傷心(’85/1/27)27. 哀しくてジェラシー(’85/6/2)28. ギザギザハートの子守唄(’85/6/2)29. あの娘とスキャンダル(’85/6/2)30. 恋のGO GO DANCE!!(’85/6/30)31. あの娘とスキャンダル(’85/6/30)32. 星屑のステージ(’85/7/7)33. 俺たちのロカビリーナイト(’85/7/7)34. 星屑のステージ(’85/10/13)35. 俺たちのロカビリーナイト(’85/10/13)36. ジョニーくんの愛(’85/10/13)37. 神様ヘルプ(’85/11/10)38. おまえが嫌いだ(’86/3/16)■DISC3『ヤングスタジオ101』より39. Two Kids Blues(’86/5/4)40. Song for U.S.A.(’86/8/10)41. Mr.BOYを探して(’86/11/9)42. I Love you, SAYONARA(’87/3/8)43. I Love you, SAYONARA(’87/5/3)44. REVOLUTION 2007(’87/5/3)45. WANDERER(’87/7/19)46. 7つの海の地球儀(’87/11/15)47. ちょっとGive me a break!(’87/11/15)『歌謡パレード’88』より48. ONE NIGHT GIGOLO(’88/5/31)49. Jim&Janeの伝説(’88/7/5)『ジャストポップアップ』より50. Gipsy Dance(’88/7/30)51. 鳥になった少年の唄(’88/7/30)52. Jim&Janeの伝説(’88/7/30)『1988ライブスペシャル』より53. 素直にI’m Sorry(’88/12/24)『X’masスペシャル ポップス&ロック1989ライブ』より54. チェッカーズのX’mas Song(’89/12/23)『音楽・夢コレクション』より55. One more glass of Red Wine(’90/9/7)『X’masスペシャル ポップス&ロック1990』より56. さよならをもう一度(’90/12/22)『メガロックショー』より57. チャイナタウン(’91/5/11)58. LOVE ’91(’91/5/11)『夜にありがとう』より59. LOVE ’91(’91/6/16)■DISC4:『歌謡リクエストショー』より60. ギザギザハートの子守唄(’91/7/2)61. ジュリアに傷心(’91/7/2)62. 星屑のステージ(’91/7/2)63. Song for U.S.A.(’91/7/2)64. Life Is comedy-touch(’91/7/2)『愉快にオンステージ』より65. I Love you, SAYONARA(’92/10/3)66. ギザギザハートの子守唄(’92/10/3)67. ジュリアに傷心(’92/10/3)68. 星屑のステージ(’92/10/3)69. LOVE ’91(’92/10/3)70. 夜明けのブレス(’92/10/3)71. Sea of Love(’92/10/3)72. Blue Moon Stone(’92/10/3)『NHK紅白歌合戦より』73. 涙のリクエスト(’84/12/31・第35回NHK紅白歌合戦)74. ジュリアに傷心(’85/12/31・第36回NHK紅白歌合戦)75. Song for U.S.A.(’86/12/31・第37回NHK紅白歌合戦)76. I Love you, SAYONARA(’87/12/31・第38回NHK紅白歌合戦)77. 素直にI’m Sorry(’88/12/31・第39回NHK紅白歌合戦)78. Friends and Dream(’89/12/31・第40回NHK紅白歌合戦)79. 夜明けのブレス(’90/12/31・第41回NHK紅白歌合戦)80. ミセス・マーメイド(’91/12/31・第42回NHK紅白歌合戦)81. フェアウェル・メドレー(’92/12/31・第43回NHK紅白歌合戦)ギザギザハートの子守唄涙のリクエスト星屑のステージI Love you, SAYONARAPresent for you【特典映像】『NHK紅白歌合戦』より ※ハイビジョン放送版82. 涙のリクエスト(’84/12/31・第35回NHK紅白歌合戦)83. ジュリアに傷心(’85/12/31・第36回NHK紅白歌合戦)84. Song for U.S.A.(’86/12/31・第37回NHK紅白歌合戦)85. I Love you, SAYONARA(’87/12/31・第38回NHK紅白歌合戦)86. 素直にI’m Sorry(’88/12/31・第39回NHK紅白歌合戦)87. Friends and Dream(’89/12/31・第40回NHK紅白歌合戦)88. 夜明けのブレス(’90/12/31・第41回NHK紅白歌合戦)89. ミセス・マーメイド(’91/12/31・第42回NHK紅白歌合戦)90. フェアウェル・メドレー(’92/12/31・第43回NHK紅白歌合戦)ギザギザハートの子守唄涙のリクエスト星屑のステージI Love you, SAYONARAPresent for you※放送当時の映像を収録しているため、一部映像の乱れがある箇所がございます。【店舗別オリジナル特典】・Amazon.co.jp:オリジナル巾着(約H130×W100mm)使用素材:『1988 SCREW summer TOUR:東京ドーム』ツアーチケット『チェッカーズ〜40th Anniversary〜NHKプレミアムBlu-ray BOX』Amazon.co.jp特典:オリジナル巾着・HMV&BOOKS online・HMV店舗(一部店舖除く):L版ブロマイド使用素材:『1992 FINAL TOUR』クルーパス『チェッカーズ〜40th Anniversary〜NHKプレミアムBlu-ray BOX』HMV&BOOKS online・HMV店舗(一部店舖除く)特典:L版ブロマイド・TSUTAYA:スタッフパス風ステッカー(約110mm✕約90mm)使用素材:『1992 FINAL TOUR』クルーパス『チェッカーズ〜40th Anniversary〜NHKプレミアムBlu-ray BOX』TSUTAYA特典:スタッフパス風ステッカー・楽天ブックス:アクリルプレート(A5サイズ)使用素材:『1992 FINAL TOUR』クルーパス『チェッカーズ〜40th Anniversary〜NHKプレミアムBlu-ray BOX』楽天ブックス特典:アクリルプレート・NHKスクエア&NHKグループモール動画配信特典:デビュー40周年記念特別版「ロックン・ロール大学 チェッカーズ学」講座の再編集動画(視聴期間限定)『チェッカーズ〜40th Anniversary〜NHKプレミアムBlu-ray BOX』NHKスクエア&NHKグループモール特典:デビュー40周年記念特別版「ロックン・ロール大学 チェッカーズ学」講座の再編集動画・ポニーキャニオンショッピングクラブ:アクリルキーホルダー(アクリル部分約80mm×40mm)使用素材:『1988 SCREW summer TOUR:東京ドーム』ツアーチケット『チェッカーズ〜40th Anniversary〜NHKプレミアムBlu-ray BOX』ポニーキャニオンショッピングクラブ特典:アクリルキーホルダー詳細はこちら:『チェッカーズ 40th Anniversary オリジナルアルバム・スペシャルCD-BOX』9月21日(木) リリース価格:13,200円(税込)『チェッカーズ 40th Anniversary オリジナルアルバム・スペシャルCD-BOX』ジャケット・UHQCD11枚組/各アルバム紙ジャケ仕様/40周年デザイン特製BOX入り・2023年最新リマスター・初回プレス限定生産・封入特典:40周年ロゴステッカー・収録アルバム:絶対チェッカーズ!!/MOTTO!!CHECKERS/毎日!!チェッカーズ/FLOWER/SONG FOR U.S.A. ORIGINAL SONG ALBUM/GO/SCREW/Seven Heaven/OOPS!/I HAVE A DREAM/Blue Moon Stone (全117曲)チェッカーズ『Blue Moon Stone』(LP2枚組)11月3日(金・祝) リリース価格:6,380円(税込)チェッカーズ『Blue Moon Stone』ジャケット【収録曲】1. Count up ’00s2. FINAL LAP3. Blue Moon Stone4. もしも明日が...5. Sea of Love6. マリー7. ひとりきり2nd. Ave.8. Yellow cab9. Don’t Cry Sexy10. Smiling like children11. Rainbow Station<イベント情報>『チェッカーズ デビュー40周年記念展』9月19日(火) ~9月24日(日) タワーレコード渋谷店 2F&3Fスペース展示予定品:写真パネル・衣装・グッズ ほか9月29日(金)~10月9日(月・祝) タワーレコード梅田NU茶屋町店展示予定品:写真パネル・グッズ ほか関連リンクチェッカーズ 40周年特設サイト::
2023年08月23日中森明菜、チェッカーズ、菊池桃子などに数々のヒット曲を提供し、スターを輝かせ、時代を変えた。初めはコピーライターとして、しだいに作詞家として頭角を現した彼は、曲の中で「人間の本質を描きたい」と語る。多くのアーティストたち、そして妻が創造力を高めてくれた。40周年コンサートを控えた72歳のいまも、ペンが止まることはない。令和の時代に新たな一曲を紡いでいく。■チェッカーズとの出会い「ヤマハのライトミュージックコンテストで賞を取った、チェッカーズっていうバンドがデビューするんだけど」売野のもとに新たな仕事が舞い込んだ。作業にとりかかったのは、ちょうど映画『アメリカン・グラフィティ』から着想を得た、稲垣潤一が歌う『夏のクラクション』を書き終えたときだった。「映画には実在するウルフマン・ジャックというラジオDJが登場するんですが、それで『ミッドナイトDJ』というワードがふっと思い浮かんできて“おもしろいな”と。1時間45分ほどで書き上げた作品が『涙のリクエスト』だったんです」『ギザギザハートの子守唄』や『涙のリクエスト』『哀しくてジェラシー』などが候補となり、どの曲をデビュー曲にするのかが話し合われたという。「『涙のリクエスト』はデビュー曲には弱い、『ギザギザハート』くらいアクが強いほうがいいんじゃないかということに。じつはボクも『ギザギザハート』には詞をつけたんだけど、康珍化さんの書いた歌詞のインパクトにはとてもかなわなかったんですね」だが『ギザギザハートの子守唄』のセールスは期待どおりには伸びなかった。だからこそ、チェッカーズのメンバーにとって、2曲目となる『涙のリクエスト』にかける気持ちは強かったという。レコード会社のディレクターの結婚式会場のロビーで、チェッカーズの鶴久政治と武内享、藤井尚之と顔を合わせたとき、鶴久が話しかけてきたという。「売野さん、次の『涙のリクエスト』は売れますか?」「売れるよ」「ボク、売れなかったら、久留米に帰って八百屋やらなくちゃいけないんですよ」「八百屋もいいんじゃないの、おもしろいじゃない」「いやですよ、チェッカーズのほうが千倍いいですよ」「そりゃそうだよね、大丈夫、売れるから。ビートルズだって『Love Me Do』で全然売れなかったじゃない。次の『Please Please Me』で売れたんだよ」「そうっすよね。でもビートルズなんて、話がデカすぎです」「ちょっと待てよって。中森明菜だって、2枚目の『少女A』で売れただろ。俺たちがやるとそうなるから期待してて」その言葉どおり『涙のリクエスト』が爆発的にヒットすると、『ギザギザハートの子守唄』、3枚目のシングル『哀しくてジェラシー』の3曲が同時に『ザ・ベストテン』にランクインした。「もちろん売れる歌を書いたって自信はあったけど、それ以上に反響がすごい。ライブを見た芹澤さんから電話がかかってきて『すごいことになってるよ。みんなペンライト振っちゃってさ、感動したよ。あれ、やばいかもね』って驚いていました」藤井フミヤも、こう振り返る。「売野さんの歌詞の世界観がそのまま“ちょっとヤンチャで、ナイーブで、ハートブレークな少年たち”というチェッカーズのイメージを作り上げたと思います」’86年に発表した『Say Yes!』を歌った菊池桃子は、こう述懐する。「当時、同世代に向けた応援メッセージという気持ちで歌っていました。ずいぶん大人になった’23年のいま歌っても、歌詞が心に寄り添うので、売野先生の普遍性のある創造力に感謝しています」アーティストたちをも魅了した売野は’86年、’87年に2年連続で、作詞家としてのレコード売上げ枚数1位を記録したのだった。表舞台では華やかな活躍をしていた売野だが、一方では家族と向き合っていた。「プライベートはあまり見せたくないんですよね」と、前置きして、売野は少しずつ語り始めた。「妻はすごく楽しくて明るい人。料理がうまくて、ボクはほとんど外食はせず、家で食べていたんですね。その妻が、子供が生まれて1〜2年たってから、パニックになると感情を抑えられなくなったりした時期があるんです。人間って、ふだんは遠慮して言わないことも多いものですが、パニック状態となると、虚飾が一つもなく、むき出しの感情をぶつけられるんです」それは言葉のナイフや棘となって、売野の心を傷つけたこともあったという。「ともかく耳を塞いでその場を凌ぎたいと、嵐が去るのを待つような感覚になったりしました。でも、作詞家である以上、人間の本質を描きたいって思うものですよね。深いところまで考える回路っていうんですかね、それがないと、いい詞は書けない。ボクはのほほんと育って、おおらかで明るい性格。人間の陰の部分を考えることってなかったんですね。そういった意味で、妻はボクを人間として成長させてくれたと思います」親しい知人のなかには「なんで離婚しないの」「売野さんって仏様みたいな人だね」と言われることもあったというが、離婚を考えたことはなかった。その理由を聞くと、うーんと少し考えながら、照れくさそうに、こう語るのだった。「まあ好きなんだと思うんですよ。プラス、マイナスを含めて、根源的に好きな人なんですよ。ふだんは明るくて、笑ってばかりいる人です。でも、ちょっと浮世離れしていて興味深い。具体的に彼女のことを書いた詞はないんですけど、ボクの創作活動に精神的にも寄り添ってくれた、コーチみたいな存在なんですよね」売野が出会い、大事に思っていた人がすべて、作詞家として成長させてくれたのだった。■「こんなに仕事をするの!?」というほどハイペースで創作を続けている「本やCDの解説の原稿の締切りが5月末にあったんですが、じつはまだ終わっていなくて、大幅に遅れているんですよ。朝7時くらいから、夜の9時、10時まで、ずっと自宅にこもっています。さすがに自分でも“こんなに仕事をするの!?”って驚いているんです」6月中旬に行われた取材では、疲れた様子を見せず、いつものように飄々としていた。’15年には心臓病で倒れ1カ月ほど入院したこともあるので、健康には気をつけているという。「睡眠を取らないと調子が悪いから、睡眠時間を取るように。食べ物は、なるべくオーガニックのものを食べて添加物は取らない。週に2回、筋トレのためにジムに行く日は外食ですが、オーガニック野菜を使うお店に行くようにしています」健康に留意して、万全の体調で仕事に臨む。7月15日には、作詞家デビュー40周年を記念したライブが控えているのだ。「40周年は’21年なんですけど、コロナ禍だったのでイベントは延期していたんです。でもボクは、“いつか元に戻るだろうから”って、延期することにためらいはなく、あたふたすることもありませんでした」これも自然体で流れに身を任せる売野らしい考え方。そしてようやく実現に漕ぎ着けたコンサートには、藤井フミヤ、山本達彦、稲垣潤一、荻野目洋子など、これまでに出会ったアーティストが20組も出演してくれる。「3時間半を超えるようなコンサートになりそうです。すべてみなさんが知っているようなヒット曲ばかりだから、盛り上がりますよ。ボクも客席で聴きたいくらいです」売野が紡いできた詞が、時代を超えて、再び人々の心に響き渡るーー。
2023年07月02日『劇場上映版 チェッカーズ FINAL TOUR【リマスター版】』の上映日が、5月29日に決定した。今作は、4K画質相当の映像レストアを施しNHK-BSで放送されたチェッカーズのラストライブの模様に貴重な特典映像を追加した劇場版で、全国25カ所の映画館にて一夜限りで限定上映される。なお、新規オープンとなるTOHOシネマズららぽーと福岡では4月29日(金・祝)に全国に先駆けての先行上映が決定している。特典映像には、NHK歌番組出演時の初期映像や追加でレストアされたコンサート映像を約20分追加。併せて、公開された新たな予告編ではその特典映像の内容が一部紹介されている。劇場上映版 チェッカーズ FINAL TOUR【リマスター版】予告編 第二弾チケットはチケットぴあでの取扱となっており、最速先行購入特典はファイナルツアー時に全員が集合したスペシャルカットに当日のセットリストが記載された限定メモリアルフォトカード(メモカ)に決定。そのほか、劇場での復刻グッズ販売や上映当日の来場者プレゼントとしてスペシャル特典も用意されている。さらに劇場公開に先駆け、1992年にリリースされたCD『THE CHECKERS(復刻版)』が、ポニーキャニオンショッピングクラブ通販サイトにて3月30日より限定発売される。今作は、デビュー曲の「ギザギザハートの子守唄」から約10年間のチェッカーズの軌跡をCD3枚(41曲収録)に収めた貴重なベストCDで、購入者特典として特製ステッカーとA5サイズのクリアファイルが数量限定で付属する。<作品情報>『劇場上映版 チェッカーズ FINAL TOUR【リマスター版】』2022年5月29日(日) 19:00~ ※1回公演上映劇場:TOHOシネマズ日比谷含む、全国25カ所で上映※TOHOシネマズららぽーと福岡は新規オープン記念として4月29日(金・祝) 19:00より先行上映■最速先行受付受付開始:3月25日(金) 18:00~購入特典:「メモカ」についてライブシーンに公演情報を合わせたメモリアルフォトカード。実施公演当日のライブシーンのベストショットに日付・会場名、演奏曲目、フリーワードも入れることができ、ファンはPC・スマホで申し込みをするとセブン-イレブン店頭マルチコピー機でプリントすることができる。最速先行購入特典メモリアルフォトカード イメージ【上映セットリスト】01. FINAL LAP02. ギザギザハートの子守唄03. Yellow Cab04. 80%05. NANA06. Lonely Soldier07. I Love you, SAYONARA08. 夜明けのブレス09. 涙のリクエスト10. 青い目のHigh School Queen11. 時のK-City12. 神様お願い(TRICKLE TRICKLE)13. Hello14. ミセスマーメイド15. HEART IS GUN 〜ピストルを手に入れた夜〜16. 愛と夢のFASCIST17. IT’S ALRIGHT18. See you yesterday19. 90’S S.D.R20. Present for you21. Long Road22. Friends and Dream23. Standing on the Rainbow24. Rainbow Station25. I Have a Dream※劇場上映版 特典映像を追加予定【特典映像内容】(一部)・1983年 NHK レッツゴーヤング 初登場「恋のレッツダンス」歌唱映像・1985年 Typhoon‘TOUR「ムーンライト・レヴュー 50s’」歌唱映像・1987年GO TOUR「Song for U.S.A.」歌唱映像・1992年 正真正銘のラストステージ『第43回 NHK紅白歌合戦』ほか■公式サイト:劇場上映版 チェッカーズ FINAL TOUR【リマスター版】予告編<リリース情報>『THE CHECKERS(復刻版)』2022年3月30日(水) 限定リリース『THE CHECKERS(復刻版)』ジャケット (C) PONY CANYON INC.購入リンク:関連リンクチェッカーズ 公式Twitterチェッカーズ 公式Youtubeチャンネルチェッカーズ 楽曲配信まとめリンク
2022年03月23日日本のポップスシーンを席巻したバンド・チェッカーズのラストライブが、劇場上映されることが決定した。83年のデビューから90年代前半にかけて、若者から絶大な支持を受けファッションや髪型を真似る若者が続出するなど社会現象を巻き起こしたチェッカーズ。バンドは、デビューから10年となる92年に突如解散を発表し、同年12月にファイナルツアーを全国7カ所で開催し解散した。今回上映されるのは、今年1月に4K画質相当の映像レストアを施したリマスター版としてNHK-BSで放送され話題となった同ツアーファイナルとなる日本武道館公演。劇場上映では、NHKで放送された映像に加え、さらに約20分の秘蔵映像が追加されたスペシャル版として公開される。詳細は決定次第上映イベント告知用公式サイト・公式SNSで発表される。劇場上映版 チェッカーズ FINAL TOUR【リマスター版】予告編<作品情報>『劇場上映版 チェッカーズ FINAL TOUR【リマスター版】』2022年春公開【上映セットリスト】01. FINAL LAP02. ギザギザハートの子守唄03. Yellow Cab04. 80%05. NANA06. Lonely Soldier07. I Love you, SAYONARA08. 夜明けのブレス09. 涙のリクエスト10. 青い目のHigh School Queen11. 時のK-City12. 神様お願い(TRICKLE TRICKLE)13. Hello14. ミセスマーメイド15. HEART IS GUN 〜ピストルを手に入れた夜〜16. 愛と夢のFASCIST17. IT’S ALRIGHT18. See you yesterday19. 90’S S.D.R20. Present for you21. Long Road22. Friends and Dream23. Standing on the Rainbow24. Rainbow Station25. I Have a Dream※劇場上映版 特典映像を追加予定■公式サイト:関連リンクチェッカーズ 公式Twitterチェッカーズ 公式Youtubeチャンネルチェッカーズ 楽曲配信まとめリンク
2022年02月14日2022年に解散から30年を迎えるチェッカーズが、公式YouTubeチャンネルを開設した。1983年にデビューし80年代に絶大な人気を誇ったチェッカーズは、TikTokでデビュー曲「ギザギザハートの子守唄」をカバーしたダンス動画が流行したり、ヴォーカル藤井フミヤがライブでチェッカーズ初期の楽曲を披露するなど近年も話題になっている。そんな彼らのデビュー記念日でもある本日9月21日に開設された同チャンネルでは、「Song for U.S.A.」「WANDERER」「Blue Rain」「ONE NIGHT GIGOLO」「Jim&Janeの伝説」「Room」「Cherie」「夜明けのブレス」といったシングル8曲のMusic Videoがアップされており、今後もライブ映像などが随時追加される予定だ。■チェッカーズ公式YouTubeチャンネル:■チェッカーズ 楽曲配信リンク:
2021年09月21日人気バンド・チェッカーズの元メンバーの武内享(56)、大土井裕二(55)、藤井尚之(53)のバンド「アブラーズ」が10月24日、大阪市内で結成15周年記念ライブを行ったと一部メディアが報じた。記事によると、ライブには藤井フミヤ(56)がゲスト出演。今年は、チェッカーズのデビューから35周年という節目の年。4人は思い出話に花を咲かせたという。「アブラーズはもともと武内さん、大土井さん、尚之さんに加え、04年に舌がんで亡くなったクロベエこと徳永善也さんもメンバーでした。チェッカーズデビュー20周年の03年から本格的に活動を行う計画でしたが、徳永さんの舌がんが発覚。徳永さんは志半ばで亡くなりました」(レコード会社関係者)24日にステージに集った4人以外のメンバーは、高杢禎彦(56)と鶴久政治(54)。しかしフミヤが「クロベエを送る会」の発起人から高杢と鶴久政治を外したことで、メンバーは完全にフミヤ派と高杢派に分裂。確執が明らかとなった。その件が、現在までチェッカーズが再結成されていない原因といわれている。「高杢さんが03年に発売した著書『チェッカーズ』(新潮社)はまるで暴露本で、そのことがフミヤさんの逆鱗に触れたといわれています。しかし昨年のライブ後にフミヤさんは再結成とはいかない理由として“徳永さんの不在”をあげました。また今年8月、高杢さんがテレビ出演。その際に再結成はまんざらでもない様子でしたが、『1人亡くなっていますから……それが一番キツい』と胸中を吐露しています。逆をいえばフミヤさんと高杢さんの2人で話し合って徳永さんの件をクリアできれば、再結成の可能性もゼロではなさそうです」(音楽業界関係者)35周年での再結成の話はまだ浮上していないが……。5年後の40周年にはぜひとも実現してほしいものだ。
2018年10月26日