坂本昌行(52)、長野博(50)、井ノ原快彦(47)からなる20th Century(以下・トニセン)が喫茶店をオープンすると8月13日に発表した。その名も「喫茶二十世紀」。場所は東京都渋谷区神宮前で、11月1日にオープンを予定している。トニセンは居心地の良い喫茶店が少しずつ減ってきている現状を寂しく思い、“喫茶文化を絶えず未来に残していきたい”と考え、約2年の歳月をかけて準備してきたという。そこで「喫茶二十世紀」の店内は昭和の喫茶店をリスペクトしたデザインで、さらに閉店した喫茶店のインテリアを譲り受け再活用するそうだ。全日本コーヒー協会によれば、喫茶店の数は’81年の15万4630店をピークに、10年後の’91年には12万6260店に、’16年には、ほぼ半分である6万7198まで減少したという。そしてトニセンが憂うように、古き良き昭和の喫茶店は“絶滅危機”とも言われている。そんななか、文化を守るためにアイドルグループが喫茶店を開くという異例の試みに挑戦したトニセン。このことについて、喫茶店の経営者はどう考えるだろうか?そこでトニセンと同じように「喫茶文化を継承したい」という想いから、’69年創業の喫茶店「ポエム」(兵庫県神戸市)など3店を先代から引き継いで経営している山﨑俊一氏(41)に話を聞いた。まず山﨑氏は経営者として、“昭和の喫茶店の絶滅危機”を肌で感じているという。「僕の知っているお店でも、近々なくなってしまうお店が1軒あるんです。いわゆる純喫茶で、とても居心地のいいお店なのですが……。理由はやっぱり経営難ですね。ここ数年、純喫茶がブームになっていて、若い経営者の方も増えています。ですがお年寄りがされている、古くからあるお店の客足が増えているわけではありません。また今、物価が上昇していますが、お年寄りのオーナーさんだと昔からの常連さんのことを思って値段を上げたがらないんです。そういったことが原因で『もうお店を閉めてしまおう』というオーナーさんが増えています」(以下、カッコ内は山﨑氏の発言)■「トニセンの皆さんが、喫茶文化に注目したことが嬉しい」トニセンと同じく、閉店した喫茶店のインテリアや食器を譲り受けて店で使用している山﨑氏。また、そういった品々を欲しいひとに譲る活動も行っている。「純喫茶が無くなっていくことをとても寂しく感じているので、トニセンの皆さんの“未来に残していく”という試みを僕も心強く感じますね。昔の調度品は本当に質がいいんですよ。インテリアは丈夫で、しかもデザインがかっこいい。お店の閉店がきっかけで捨てられてしまうのはもったいないですし、『こんなに良いものをもっとたくさんの人に知ってほしい!』と思っています」山﨑氏は「華やかな世界にいるトニセンの皆さんが、喫茶文化に注目したことが嬉しいです」と語る。「トニセンの皆さんがきっかけになって、昭和の喫茶店に興味を持ってもらって、いろんなお店に足を運ぶ人が増えたらいいなと思います。特に先ほど話したような、お年寄りのされているお店にもいい場所がたくさんあるので、その魅力に気づいてもらえたら嬉しいです。それに、もしかしたらお店を始める人も増えるかもしれませんね。そうすれば、もっと喫茶文化が豊かになるはずです。喫茶店は、長く続けていくことが醍醐味。僕もまだ12年目ですが、『喫茶文化を残したい』という気持ちを大切にして、トニセンの皆さんも末永くお店を続けてほしいなと思います」
2023年08月19日20th Century(トニセン)が、2023年1月から2月にかけて全国ツアー『20th Century Live tour 2023 ~僕たち20th Centuryです!~』を開催することが決定した。トニセンが全国ツアーを行うのは、2009年の『20th Century LIVE TOUR 2009 HONEY HONEY HONEY』以来14年ぶり。今回はジャニーズ事務所所属アーティストでは初となるBillboard Liveでの有観客公演を含む全国6都市21公演が予定されている。また、2022年第4弾となる新曲2曲「ツラいチャプター」「メイプルと君と」を12月19日に配信リリースすることが発表された。「ツラいチャプター」は東京スカパラダイスオーケストラの川上つよし(Bass)が作曲、谷中敦(Baritone sax)が作詞した今回の全国ツアーを盛り上げるスカナンバー。そしてもうひとつの新曲「メイプルと君と」は、ポップス界のマエストロ冨田恵一が作曲、井ノ原快彦が作詞した優しく暖かい雰囲気と心地よいグルーヴが印象的な楽曲となっている。■坂本昌行 コメント皆様!「どうも〜20th Centuryでーす!」と胸張って声を大にして言えるLIVEを久しぶりに行います。皆さんと共に楽しみ盛り上がり、ちょっとおふざけもしながら素敵な時間を過ごしたいと思ってます。会場でお待ちしてます。■長野博 コメント僕たち20th Centuryなんですよぉ〜!改めて皆さんに知っていただくのも兼ねてツアーで各地をまわりたいと思います。久しぶりのLIVEですが皆さんにお会いできるのを楽しみにしています■井ノ原快彦 コメント久しぶりのLIVE。原点に戻り、自己紹介のつもりで全国まわります。「僕たち20th Centuryです」仲間たちと思いっきり楽しむつもりです。是非、遊びに来てください。<ツアー情報>20th Century Live tour 2023 ~僕たち20th Centuryです!~『20th Century Live tour 2023 ~僕たち20th Centuryです!~』ロゴ2023年1月16日(月) 東京・Billboard Live TOKYO開演19:002023年1月17日 (火) 東京・Billboard Live TOKYO開演15:30 /19:002023年1月23日(月) 大阪・Billboard Live OSAKA開演19:002023年1月24日(火) 大阪・Billboard Live OSAKA開演15:30 / 19:002023年2月2日(木) 東京・中野サンプラザ開演14:00 / 18:002023年2月6日(月) 大阪・フェスティバルホール開演18:002023年2月7日(火) 大阪・フェスティバルホール開演14:00 / 18:002023年2月9日(木) 静岡・アクトシティ浜松 大ホール開演18:002023年2月13日(月) 福岡・福岡サンパレス開演18:002023年2月19日(日) 兵庫・神戸国際会館 こくさいホール開演18:002023年2月20日(月) 兵庫・神戸国際会館 こくさいホール開演18:002023年2月23日(木・祝) 神奈川・神奈川県民ホール 大ホール開演18:002023年2月24日(金) 神奈川・神奈川県民ホール 大ホール開演14:00 / 18:002023年2月27日(月) 神奈川・Billboard Live YOKOHAMA開演19:002023年2月28日(火) 神奈川・Billboard Live YOKOHAMA開演15:30 / 19:00受付期間:11月21日(月)~11月25日(金)お問い合わせ:ジャニーズファミリークラブTEL:0570-033-366ジャニーズネット:<リリース情報>20th Century「ツラいチャプター」12月19日(月) 配信リリース作曲:川上つよし作詞:谷中敦編曲:sugarbeans20th Century「メイプルと君と」12月19日(月) 配信リリース作曲:冨田恵一作詞:井ノ原快彦編曲:冨田恵一Sound Produce:冨田恵一20th Century オフィシャルサイト:
2022年11月21日●久々ダンスで「少年隊のバック以来」の正確さを求められた坂本昌行、長野博、井ノ原快彦からなる3人組ユニット、“トニセン”こと20th Centuryが10月17日に新曲「水曜日」を配信リリース。ミュージックビデオ(MV)で久々のダンスに挑み、ジャケット写真では80年代の王道アイドルに扮した3人にインタビューし、本作にまつわるエピソードや音楽への思い、ライブ活動への意欲を聞いた。第3弾配信シングルとなる「水曜日」は、トニセンが出演する「ニベアメン アクティブエイジシリーズ」のCMソングで、ロックバンド・ミツメが楽曲を提供。繰り返されるギターのリフとリズムに絡み合うように歌うメロディが心地よいサウンドに、1週間の真ん中である「水曜日」のちょっとした気怠さと、 それを乗り越えて週の後半に向かって改めて進んでいこうという歌詞を乗せた、トニセンらしい優しいメッセージソングだ。――ミツメさんとのタッグはどのような経緯で決まったのでしょうか。井ノ原:それぞれ気になっているアーティストさんを出し合っている中で、ミツメさんいいよねという話に。できるだけ若い人たちとやりたいというのは3人の中にもあって、曲に関してだけではなくてスタッフワークも、20代・30代の人とやる機会が増えました。坂本:逆に昔聴いていたものが今新しいという風潮もあるし、僕らにとって馴染みのある楽曲が若い方のフィルターを通すとこういう形になるのだと。頑張らない楽しさが聴いていて落ち着ける、そういう楽曲なのではないかなと思います。井ノ原:長野くんの歌い出しで始まるのがいいんだよ、ね!長野:ねって(笑)坂本:そうねって言っていいと思うよ!井ノ原:柔らかいところから入ってくれるから。――歌詞の好きなフレーズを教えてください。井ノ原:僕は「どんな月曜日だったの」と問いかけている感じが好きかな。月曜日は憂鬱だという人が多いと思うので、そこを乗り越えてやっと水曜日まで来たけどまだ半分じゃないかって思うから、木曜日からも楽しめるような曲がほしいというオファーをしたら、まさに「水曜日」という曲に。MVも水曜日だけ踊るというテーマで。ここが頂点すぎると下がってしまうので、できるだけなだらかな上がりすぎない音楽で、月曜日からちゃんと聞いてあげるというのが寄り添っている感じでいいなと思いました。坂本:僕は一番最後ですね。「二度と同じ日はない 今日」ってなかなか言えない言葉。当たり前だけど、今日という日は、嫌なことでも楽しいことでも貴重なんだなと。それをさらっと最後に持ってくるのが素敵だなと思いました。また明日も頑張れそうだなって。井ノ原:重みがありますね。長野さんは?長野:「水曜日」というタイトルがいいなと。個人的なことですが、実家が自営業で水曜日が定休日なので、水曜日は僕の中で特別だったんです。どこか出かけるかもしれないとか。生まれたときからそうだったから、水曜日というワードがしっくりきます。――MVでは久々のダンスを披露されています。シュールでクセになる振り付けが印象的ですが、このダンスはどのように生まれたのでしょうか。井ノ原:CRE8BOY(クリエイトボーイ)さんに振り付けしてもらったのですが、せっかく久々に踊るんだったらインパクトあったほうがいいよね、ということでああいう風に。水曜日だけ踊る人たちということで、踊りはけっこう厳しかったです。長野:シンプルで簡単に見えるかもしれないですけど、実はキレだったり微妙な角度が細かかったので、グッと集中してやった感じでした。坂本:角度や目線を正確にやってくださいって、そう言われたのは少年隊のバック以来だったので、新鮮でした。井ノ原:懐かしいね! 確かに(笑)坂本:振りとしてはキャッチーでしたが、けっこう真剣にやっていました。――3人で“水曜日ポーズ”をする場面も。井ノ原:現場のみんなゲラゲラ笑って、監督にも調子に乗せられてやった感じで、楽しかったです(笑)●カツラをつけて80年代の王道アイドルに「ずっと笑っていた」――ジャケット写真は、80年代テイストの王道アイドルに扮し、バスタブではしゃいでいる姿を捉えたものに。井ノ原:とにかくずっと笑っていました(笑)。僕らが見ていた先輩アイドルをモチーフにしているので、僕らがずっと見ていた感じです。今見てもあの時代はかわいかったんだなと思うし、そういう方たちをみんなで見て「これ再現できたらいいね」って。長野:カツラをつけたのはジャケットでは初めてです。井ノ原:スタッフさんみんなが意見し合う感じで、「やっぱトニセンはこれしかないっしょ!」って、衣装も遊んでくれて。ただ、水を使ったのでリーダー(坂本)は寒かったと言っていました(笑)坂本:寒いんですよ(笑)。撮影終わったあとずっと(クーラーの効いた屋内ではなく)外にいました。――皆さんが大切にし続けているアイドル意識、アイドルらしさがありましたら教えてください。井ノ原:時代とともにそういうものは変わっていくけれど、僕らが素敵だなと思っていた人たちの美しさは不変だから、そういうものに憧れていた時代の僕たちみたいなのを再現したらいいんじゃないかというところから始まったのですが、今後も楽しみにしていただけたらと思います。――80年代のアイドルに扮して目覚めたことはありますか?井ノ原:カツラ!カツラの技術が上がっているなと。あと坂本くんのロン毛はなかなかいいんじゃないかなと思いました。坂本:昔の新御三家や御三家の方はすごいんだなと。かっこいいし、かわいいし、素敵なんだなって改めて感じました。フレッシュさや清らかさが輝かしいなと思っていて、それがうまく再現できていたらうれしいです。井ノ原:リスペクトがない感じのモノマネにはしたくなかったので、お笑いにはならないように気をつけました。僕らが見ていた“かっこいい”を再現したかったので、ゲラゲラ笑いながらやっていましたけど、ふざけた笑いではなく、やばいことになってきたぜ! という空気感でした。長野くんのポージングの多さにみんなが「最高だよ」って腹抱えて笑って。長野くんは水を得た魚のようでした(笑)長野:やり切る! 照れていたらダメなので。――歌詞に「大人になることがやけに 不安だったのにいつの間にか楽しいくらい」というフレーズがありますが、今の年齢になったからこそ楽しめるようになったことはありますか?長野:少し視野が広がりますよね。柔軟になって、何でもやってみようかとか。ゆっくりになるし、頑張らないで自分のペースが守れるなと思います。坂本:周りを見られるようになって、今まで当たり前と思っていたことが当たり前じゃないと気づき、そう感じると感謝が生まれてきます。取材をしていただくのもうれしいですし、このスケジュールのを立てる方がいて、仕切る方がいて、衣装を手配する方がいて、よく考えるとすごく大変だなと。本当に感謝ですね。取材や撮影はなるべく皆さんが笑顔でいてもらえたらうれしいなと思いながらやっています。井ノ原:そういったスタッフワークは僕たち一つもできないから、やってくれる周りの人がいるというのはありがたいですね。(年齢が上がると)できなくなることも増えますが、それに憂いはなく、むしろこんなことできるようになったというのが日々あって、それが僕は楽しいです。●「自由に楽しく音楽をやっている」原点のライブへの思いも――トニセンとして今年活動を再開するにあたっていろいろな楽曲を集めているとおっしゃっていましたが、「水曜日」もその中の一曲ということでしょうか。井ノ原:そうです。「これ今歌いたい」ということもできるからとても贅沢なやり方だと思います。以前はリリースやタイアップが決まって、曲が決まって、自分たちが今これだよなということよりも、みんなはどうなの? ということが多かった。物でほしいという人もいるからその欲望も満たせるような計画は立てつつですが、いい意味で選べる贅沢さがあります。――今年入ってから5月、8月、10月とハイペースでリリースしていますが、今どういうスタンスで音楽をやられているのか教えてください。井ノ原:普通は来月リリースしますっていうところから始まると思いますが、自由に楽しく音楽をやっています。歌いたいというモードになったときにこの気持ちがもったいないからできるだけ継続してできることってなんだろうということで配信を始めましたが、それを使わせてもらっています。坂本:いい意味でそれぞれがゼロベースでスタートできているのが大きいと思っています。これいいよね、これ楽しいねっていうことからスタートしているので、自然とその道に行って導かれて楽曲ができてリリースするという感じです。長野:このペースでリリースするのは僕たち的には初めてだし、そういった意味では違う動き、ペースで発信ができているのかなと。頑張るのではなく自然に楽しみながらやれています。――音楽を届けることを楽しんでいる自分たちを見てもらいたいという思いも?井ノ原:そうですね。自由で楽しいというのは一番大事にしています。――ライブ活動への意欲や抱負もお聞かせください。井ノ原:楽曲があってライブをやらないというのはもったいない。何のために曲をやっているのかって、結局僕らはライブ。トニセンでライブやろうってなったときが僕らの原点で、トニセンってなんだろうっていったらやっぱりライブだと思うので、いずれそういう発表ができたらいいなと思っています。坂本:そうですね。やるやらないという選択肢は基本的になく、タイミングが来たらやるでしょうし、前向きにやりたいという気持ちはあります。ただ、自分たちがやりたくて楽しんでそれを形にするという僕ららしさは絶対忘れちゃいけないなと。とはいえ、だいたい会館的なところでライブをやることが多いですけど、1回ドームを目指してもいいかなと。井ノ原:いやいや考えたことないでしょ!坂本:いろいろドームを調べたら静岡の天城ドームとか、大きなドームではなくてそういうドームもあるから、それをドームツアーと謳ってもいいんじゃないかなって。井ノ原:ちゃんと調べているというのが面白い(笑)。丸ければいいんだよね。小さめのドームツアーいいですね! “5小ドームツアー”やりたい!長野:ライブは好きなのでドームツアーやりたいです。“5小ドームツアー”ってうちの事務所誰もやってないじゃないですか? 誰もやってないようなことって楽しいし、そんなような発想で3人ならではのことが形になったらいいなと思います。■20th Century(通称:トニセン)坂本昌行(1971年7月24日生まれ、東京都出身)、長野博(1972年10月9日生まれ、神奈川県出身)、井ノ原快彦(1976年5月17日生まれ、東京都出身)で結成されたユニット。1997年にアルバム『ROAD』でCDデビュー。2022年5月23日に配信第1弾シングル「夢の島セレナーデ」、8月1日に第2弾「風に預けて」、10月17日に第3弾「水曜日」をリリース。1996年4月にスタートしたラジオ番組『S.I.N NEXT GENERATION』は現在27年目。
2022年10月17日●グソクムズとのコラボで“音楽の力”を実感坂本昌行、長野博、井ノ原快彦からなる3人組ユニット、“トニセン”こと20th Centuryが、8月1日に新曲「風に預けて」を配信限定でリリースする。3人にインタビューし、同楽曲の魅力を聞くとともに、トニセンの今に迫った。配信第2弾となる同楽曲は、4月から動画配信サービス「SPOOX」で配信、CSチャンネル「フジテレビTWO」で放送されているレギュラー番組『トニセンロード~とりあえず行ってみよ~』(毎週金曜23:30~)のテーマソング。“ネオ風街系”と称され注目を集めている新進気鋭のバンド・グソクムズが楽曲提供した一曲で、自分のペースで自分らしく楽しんでいこうという、今のトニセンの姿を表すようなグルーヴ感が心地よい仕上がりとなっている。――この楽曲をもらったときの印象をお聞かせください。井ノ原:『トニセンロード』をやればやるほど、これが一番ハマるねって。僕らがたどってきた道がそのまま映像として浮かんでくるような曲だなと思いました。坂本:番組にこの曲が当たり前に寄り添っているような感じがあり、僕らがこの楽曲の中にポンと置かれても何も違和感ない楽曲だなと。僕らのスタンスや歩幅が、この曲に非常にイコール的な感じがあると感じました。長野:歌詞が番組にすごく合って、この番組のために書いてもらったのかなっていうくらいどんどんフィットしていきました。――それぞれ心に刺さったフレーズを教えてください。井ノ原:僕らは「無理するのはもうやめようぜ」って。頑張るんだけど、楽しいことを頑張っていきたいなって話していたので、「君だけの輝きだから 誰にも内緒でいいのさ」というフレーズは刺さりました。坂本:6人でグループ組んでいるときもそうでしたが、目標・ゴールを決めないというスタンスでずっとやってきたので、「行き着いたそこがゴール」「いつだってここがゴール」というのは、気づいたらここがゴールだったんだなと、次に行ったらまた次のゴールがあるんだなということを考えると、好きですね。長野:「君にしか見えないものが 一番大切なのさ」というフレーズが好きです。その人それぞれの価値観や、自分に見えているものを信じていいんだよって、背中をポンと押してくれるような感覚があって。――グソクムズさんという才能ある若者たちとコラボレーションし、どのようなことを感じましたか?坂本:音楽って若いとかベテランとか関係ないんだなって感じました。初対面だったのに、音楽という共通項があるだけでこんなにも会話がスムーズにいくし、ここまで曲を作れたというのは、音楽の力ってすごいなと思いました。長野:曲は出会いですからね。昔から見てくださっていたグソクムズさんが、僕らをイメージして書いてくださって、こういう風に見てくれていたんだな、こういうのを歌ってほしいいんだなというのが伝わってきましたし、すごくいい出会いができたなと思います。井ノ原:初めて会って音楽でつながれるから年齢関係ないなと思うけど、僕らも長いことやらせてもらっているから、そこらへんのぶつかり合いが面白いかったです。こうしたらどうだろうっていうのにすぐ対応してくれたりして、すごい柔軟な若者でいいなって。1回やってみましょうみたいな感じで、非常に僕らと相性がいいなと思いました。●何もやらないとは違うトニセン流“頑張らない”とは?――「自分たちのペースで気ままに進んでいこう」というのがテーマとしてある、今のお三方を表したような楽曲。昔はガツガツしていたときもあったと思いますが、マイペース感がしっくりくるようになったのはいつ頃からですか?井ノ原:わからないけど、僕が40歳になったとき、(坂本は)45歳だから、もうすっかりマイペースな感じで。僕は「肩の力が抜けてきました」って言いたい時期だったと思いますが、それももう言わなくなったので、今ぐらいがちょうどいい感じなんですかね。ラジオも27年目に入って、無理に自分らマイペースでやってますって言わなくても自分たちの空気でしかできないし。「頑張るのやめよう」という話はしているから、これ頑張らなきゃダメそうだなと思ったらやらないようにしているかもしれない。もう十分頑張ったから(笑)。頑張ってないわけではないんですけど、あくせくしちゃわないような感じで、そうしたら余裕も持てますし。坂本:いろんなものを触ってきて、これは持てる、これは持っちゃいけないなというのがなんとなく自分たちでわかってきて、それが自分たちの引き出しとなって今があるような感じ。昔はいろんなことをがむしゃらにやっていましたが、自分たちができるものややりたいことが明確になってきて、それが形になっているのが今というか、なんとなくトニセンのペースになっていったのだと思います。長野:年齢とともに自然にですけど、仕事の内容も変わってきますし、その一つ一つの課せられる部分も幅が変わってくる。それとともに、マイペースというか、もしかしたら頑張っていても頑張っているように見せないようにしているかもしれないし、それが自然に出せるようになってきたのかもしれないですね。――「頑張らない」というのが今のトニセンさんのカラーのようですが、その中で新しいことにも挑戦されていくのでしょうか。井ノ原:それは全然あるし、新しいことはけっこうやっていると思います。無理はしないとは言ってますが、面白いものとかお互い共有して、「今度これやってみない?」という感じで、けっこう新しいことはやらせてもらっているかなと思います。――新しいことというと配信もそうですが、配信という形式は以前から考えていたのでしょうか。井ノ原:あまりやってないことやろうと。僕らもレコード、カセット、CD世代だから、何か物がないと安心しないというのはわかるんですけど。配信のダウンロードの仕方とか、特にジャニーズのファンの子たちは知らない子も多いんですよ。今まで物を持っていたから。一緒に覚えていこうじゃないかっていうのもチャレンジ。安心できる物はいつか形としては残したいと思っていますが、今手軽に短いスパンでできることは何かなって探した結果ですかね。長野:初めてなんだって話題にもなるだろうし、今までやってないことを体感してみるというか、そういった意味でも「いいね、配信」という話になりました。打ち出し方も、ちょっと出して、また完成版って、いろんな方法ができるというのも面白いなと思いました。坂本:配信は手元に届けやすい、すごくいいツールだと思います。形に残らないという寂しさもあるかもしれませんが、配信するタイミングが常にあると考えると僕らもスタンスが楽だし、待ってくださる皆さんも期待感で待ってくれていたらうれしいなと思います。――今後のビジョンのようなものはあるのでしょうか。井ノ原:ビジョンね~。長野:昔からそういうのは考えてなかったね。坂本:頑張らないって何もやらないということではないんです。僕らが何かをやろうとすると無理がたたるような気がしていて、そういう頑張りではなくて、今までやってきたものを自分たちなりに租借して新しいものを作り出していくという頑張り。後輩たちが新しいことに挑戦していく頑張りとは意味が違うのかなと。僕らもアクロバット相当頑張ってきたので(笑)。それを経ての今なので。井ノ原:後輩たちの挑戦は感心しながら見つつ、年齢も、通ってきた道も違うから、先輩とか後輩とか関係なく、一アーティストとしてお互い尊敬できる間柄だったらいいなと思います。なかなかこういうグループもないので、ゆるい感じでやらせてもらえるのがありがたいなと思います。●V6解散後も3人の関係性は変わらずSNSは「新鮮」――昨年11月1日にV6としての活動が終了してからお三方の関係性に変化はありますか?井ノ原:舞台やライブ、ディナーショーなどはずっと3人でやっていたので、あまり変わらないかな。長野:ラジオも27年目でずっと毎週放送でやっていて、常に会っているので、普段のこともその中で話しますし、そんなに感覚としては変わってないですね。坂本:変わってないです。井ノ原:V6があるとそこに向けてのトニセンの活動というか、持って帰るものを探すみたいな活動になっていたけど、今はここでしかないので、そんなに気を張らなくても、何もないこともあるよねという感じでやっています。ただ関わってくれた人たちがみんな幸せであってほしいなと。あと、どんどん後輩たちが出てきているけれども、この年齢で楽しんで音楽をやっていて、自分1人のしっかりとした仕事も持っていてというのは、後輩たちにも恥じないようにという堅苦しいことではなくて、こういうのもあるよっていう感じで見てもらえたら。――5月にツイッターを開設されました。お三方の掛け合いにほっこりしますが、やってみていかがですか?井ノ原:これも焦らずですよね。長野:遅ればせながらだけど新鮮ですよ、SNSは。いまだに「へえ!」ってありますからね。マネージャーに教えてもらったりしながら。自分のツイートが見られなくて、「スレッド押すと見れますよ」って。井ノ原:僕それ知らない!坂本:スレッドって?長野:それを押すと関連したコメントが全部見られるっていう。井ノ原:「すごいですよ、ファンの人が反応してますよ」って言われても、どこで反応しているのかわからなくて。「反応」とか書いてほしい(笑)――直接、声が届くのはうれしいですか?井ノ原:でも、届いているのかどうかわかってなかったから(笑)。僕らがやっていることすら知らない人たちがいっぱいいると思うから、届いた気にならないように。反応も、いいも悪いも、浮かれないようにしています坂本:スレッドで見れば。井ノ原:とにかく「スレッド」を言いたくてしょうがない時期だから、言わせてあげてください(笑)●三宅健とは「絶対フォローしないからなって(笑)」――SNSもトニセンさんらしく頑張りを見せないわけですね。井ノ原:ツイッター、全然頑張ってないですもんね。長野:最近スレッドを覚えたぐらいですから。だからまだまだ活用しきれてないですね。井ノ原:フォロワーを増やそうという話を1回もしたことないですから。僕はフォロワー数を見て、ゾロ目が出たときにスクショして喜んでいる(笑)。わざわざフォローしてくれているってもちろんありがたく受け止めているけど、それ以上になっても自分たちとしてもついていけなくなってしまうから。今いてくれる人たちを楽しませるというのが一番いいのかなと。――先日、三宅健さんがソロでの音楽活動をスタートすると発表され、ツイッターも開設されましたが、お互いフィードバックはあるのでしょうか。井ノ原:ないですね。でも、話したりするので、「頑張ってね」とは言いますけど。ツイッターを始めたから、お互い「絶対フォローしないからな」って言っています(笑)――ファンの方はツイッター上での絡みも期待されているのかなと。井ノ原:そんな形だけのフォローなんてしないですよ。長野:わざわざしなくても、ってことだよね。井ノ原:(SNS上で)見えなくても、もうフォローし合っている。「いいね」とかもありがたいですけど、そういうことじゃないんだと。坂本:「いいね」だけの関係じゃない!井ノ原:そういうことを見せていこうかな、逆に(笑)。「いつになったらフォローするんですか?」「もうしているだろ」と。形じゃないだろっていうところを見せていきたいです(笑)■20th Century(通称:トニセン)V6のメンバーのうち年長の3人、坂本昌行(1971年7月24日生まれ、東京都出身)、長野博(1972年10月9日生まれ、神奈川県出身)、井ノ原快彦(1976年5月17日生まれ、東京都出身)で結成されたユニット。V6として1995年にデビューした後、トニセンとしては1997年にアルバム『ROAD』でCDデビュー。2021年11月1日にV6が解散した後も、トニセンは存続。2022年5月23日に配信第1弾シングル「夢の島セレナーデ」、8月1日に配信第2弾シングル「風に預けて」をリリース。4月よりSPOOXとフジテレビTWOにてレギュラー番組『トニセンロード~とりあえず行ってみよ~』がスタート。1996年4月にスタートしたラジオ番組『S.I.N NEXT GENERATION』は現在27年目。スタイリスト:秋谷和之メイク:松本未央知野香郡子
2022年07月28日アイドルグループ、“トニセン”こと20th Centuryの新曲「夢の島セレナーデ」の配信が23日にスタートし、あわせてグループの公式Twitterアカウントが開設された。メンバーの井ノ原快彦が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『特捜9 season5』(毎週水曜21:00~)の主題歌になっている「夢の島セレナーデ」。トニセンにとって初の配信リリースとなる同曲は、井ノ原とも交流のあるサニーデイ・サービスの曽我部恵一(そかべ けいいち)が提供した楽曲。“大人のフォークロックサウンド”が魅力で、シンプルでありながらツボを押さえたプレイが聴きどころになっている。23日に開設された20th Centuryの公式Twitterアカウントでは、長野博と井ノ原が坂本昌行を担いでいる笑顔の写真とともに「Twitterはじめまーす! リーダー通りまーす! よろしくお願いしまーす!」との初投稿が。プロフィール欄には「20th Centuryと言います。嫌じゃなければトニセンと呼んでください。昭和生まれの小粋な3人組です。どーぞ」と挨拶文が掲載されている。今後はメンバーの最新情報が発信される予定だという。
2022年05月23日アイドルグループ・V6の年上ユニット20th Century(トニセン)の坂本昌行、長野博、井ノ原快彦が27日、東京グローブ座で行われた主演舞台TWENTIETH TRIANGLE TOUR vol.2『カノトイハナサガモノラ』公開ゲネプロに登場し、取材に応じた。同作は「ソウル・ターミナル」と呼ばれるライブハウスのような空間を舞台に、サカモト、ナガノ、イノハラの3人が歌を歌いながら様々な想いを呼び起こしていく。御徒町凧が作・演出を務め、トニセンの楽曲や新曲を織り交ぜた新たな舞台表現に挑んだ。坂本は同作について「僕らトニセンの関係性がベースとなって、ストーリーになってるのかなってないのか、ライブなのかお芝居なのか、つかみどころのない作品ですけど、なんとなく来て体験してくれたら嬉しい」とアピールした。井ノ原は「3人でしかできないこと、他でできないことをやろうということで、ちょとやりすぎちゃった部分もあるかもしれない」と苦笑し、例として「長野くんがまっぷたつになったりとか」とマジック演出を挙げる。9日に亡くなったジャニー喜多川さんも「ああいうの大好きですから」と明かし、「僕らもデビュー当時、コンサートで絶対マジックをやらなきゃいけないと思ってたけど、どうやら、やらなくてもいいじゃないですか。『次のマジックどうする?』とか言って、毎回会議してて。人を驚かせたいということも根本にあるので」と振り返った。また「TWENTIETH TRIANGLE TOUR」という公演名を、ジャニーさんが決めてくれたエピソードを語る井ノ原。ジャニーさんに電話をすると話をそらされたというが「お願いしたら次の日に興奮して、『TTTだよ! TWENTIETH TRIANGLE TOURだよ! お客さんみんなにトライアングル配っちゃいなよ! あんなの1個1,000円くらいだよ』と言われて、『それが大変なんだよ』って話して。前回はなかったトライアングルの演出を入れたのもそういうところもあった」と説明した。ジャニーさんについて、井ノ原は「今頃、『ソウル・ターミナル』にいるんじゃないですか」と舞台の設定にかけ、「随分前から台本にあったので、今回こういうことになってつけたわけではなく『あえて変えることもないね』と言って」と説明。「ジャニーさんが寝てる時に、Jr.のいろんな子達が『8月8日にライブあるからきてね!』と言ってて、(ジャニーさんが)行けたらいいなあと思ってたんですけど、逆にこれでみんなのところに行けるようになったんじゃないかな。今日も僕らの初日で、今、新大久保の駅あたりでタピオカかなんか飲んでるんじゃないですかね。並ばないで済むし」と思いを馳せた。ジャニーさんとの1番の思い出を聞かれると、坂本は「やっぱり初対面。社長とはわからずに話をしていて。最後の最後に『社長はいつくるんですか?』という質問をしたら、『今度来るよ』と、明かさなかったんですよ。1カ月後に気づきました」と振り返る。長野もオーディションの時を挙げ、「『僕がジャニーです』と言われて、面接して、『じゃあ来週から来ちゃいなよ』。これ、受かったのかな? みたい感じで、とりあえず来週から行って。『この人がジャニーさんなんだ』と思いました」と語った。井ノ原は「小学生くらいの時から、週末はだいたい松岡(昌宏)とジャニーさんと3人で遊んでて、アイススケートとかボウリングとか、よく行きました。アイススケートは『20年ぶりだよ!』と言いながらやってまして。ジャニーさんが一生懸命滑ってて、また10分くらいして見たらお尻がすごい濡れてたから、相当こけたんだろうなと思って」と思い出話が止まらず。さらに「地元の大井町のヨーカドーの屋上にトランポリンがあって、『トランポリンやりたい』と言ったら連れてってくれて。20分100円だったんですけど、僕ら夢中にぴょんぴょん跳ねてたら、切れちゃったんですよ。『ジャニーさん100円入れて! 100円入れて!』と言ったら、『おお』とお金を入れてくれて、僕らも『早く早く!』って、社長に100円入れさせてた」とエピソードを披露。「いつも小銭いっぱい持ってましたからね。じゃらじゃらじゃらじゃらいっつも! Jr.の子達に、NHKで『お好み麺 D食べる?』と言ってました。小銭いっぱい持ってる印象ありますね」と明かした。今後の"TTT"活動については、「仲が良ければ」という井ノ原。「集められてやるのとはまた違うのでそこそこ仲良くないとできない。関係性が続いているうちは、ライフワークみたいな感じで続けていければいいと思います」と意欲を見せた。
2019年07月27日アイドルグループ・V6内のユニット 20th Century(トニセン)の舞台DVD『TWENTIETH TRIANGLE TOUR 戸惑いの惑星』(2月14日発売)のジャケット写真が15日、公開された。同作は生きることに惑う3人の男たちが、胸深くしまい込んでいた「本当の自分」と再会するための心の旅路を描く。トニセンの楽曲を使用するがミュージカルではなく"Play with Music"という新たなジャンルとして、2017年1月に公演を行った。初回生産限定盤は、赤を基調に惑星が浮かび上がるシックなデザインに。また、通常盤はトニセンの坂本昌行・長野博・井ノ原快彦3人が上半身裸で満面の笑みを浮かべるジャケットとなっている。全員が40代となったが、衰えない肉体美を見せた。通常版のジャケットは公式サイトで確認できる。初回生産限定盤には、舞台本編で使用された楽曲がまとめられたCDが特典となっており、舞台のために書き下ろされた新曲「Change Your Destiny」を新たにレコーディングし収録した。通常盤はトニセン3人によるオーディオコメンタリー付きとなっており、【~話逸れまくりの鑑賞会~】は、ただのコメンタリーではない面白コンテンツとなっているという。メンバー3人が実際に本編を鑑賞しながら、トークを繰り広げるも、舞台のここでしか聞けない裏話から、何故か3人の昔話、「このシーンがこうだったら」という想像の話や宇宙の話までに発展したりと、どんどん逸れていくトークに、トニセンの3人だからこそ醸し出される雰囲気が楽しめる内容となっている。○収録内容『TWENTIETH TRIANGLE TOUR 戸惑いの惑星』■初回生産限定盤DVD+CD(AVBD-92631/B) 税抜6,800円※先着予約特典『戸惑いの惑星』オリジナルポストカード・CD収録曲:舞台本編使用曲(全7曲入り)Change your destiny ※CD初収録曲不惑オレじゃなきゃ、キミじゃなきゃSingちぎれた翼days-tears of the worldDahlia■通常盤DVD(AVBD-92632) 税抜5,300円※先着予約特典 『戸惑いの惑星』オリジナルポストカード・メンバー3人によるオーディオコメンタリー(副音声)付き※初回盤・通常盤とも映像は同内容
2018年01月15日アイドルグループ・V6の年上ユニット20th Century(トニセン)の坂本昌行、長野博、井ノ原快彦が21日、主演舞台TWENTIETH TRIANGLE TOUR『戸惑いの惑星』公開ゲネプロに登場した。同作は生きることに惑う3人の男たちが、胸深くしまい込んでいた「本当の自分」と再会するための心の旅路を描く。トニセンの楽曲を使用するがミュージカルではなく、”Play with Music”という新たなジャンルとして公演を行う。坂本はトロンボーン、長野はホルン、井ノ原はフリューゲルホルンと新たな楽器にも挑戦し「皆さんが見たことのない舞台」と自信を見せた。3人だけの公演を「できるだけライフワークにしたい」という井ノ原は、「名前が一つ欲しいなと思って、考えてたんですけどなかなか出てこないので、困った時のジャニー喜多川だ」と、事務所の社長に連絡したことを明かした。しかし、「結構かわされて、(ジャニー社長は)『最高だよ。3人でやるなんて続けたほうがいいよ!』って言ってて、『ところで、名前なんだけど……』って言っても『本当、最高だよ!』ってなかなか決めてくれない」と愚痴をこぼした。井ノ原が「じゃあ決めたくないの?」と迫ったところ、翌日電話がかかってきて「イノッチ、TTTだよ!」と興奮していたというジャニー社長。井ノ原は「(ジャニー社長)『3人のトライアングルでツアーを続けていくんだよ』って、結構細かく設定も」と明かし、「トライアングルは壊すことなく続けていくこと」と、命名の意図を語った。このセンスに対して、長野は「天才ですね」、坂本は「(3つのTは)ヤジロベエが3人揃って支えあっているように見える」と好感触を見せた。井ノ原はジャニー社長から「トライアングルを調べたら1,000円くらいなんだよ。それをお客さんみんなに配っちゃいなよ!」と提案を受けたエピソードも披露し、「それはちょっと無理」と却下していた。また先日、帝国劇場で行われている舞台『ジャニーズ・オールスターズ・アイランド』にゲスト出演したという3人。若手の後輩たちの活躍に、井ノ原は「フレッシュだなと思って。イキイキとしてキラキラした感じ」と感想を語り、「真っ向から勝負したら絶対勝てないから」と、40代以上の魅力をアピールした。稽古中ホルンの音が出ずノイローゼになっていたという長野は、舞台でSexy Zoneの佐藤勝利がホルンを吹いていたため「『かぶった、かぶった』と思って。あの輝きには勝てない」としみじみ思い返していた。
2017年01月21日アイドルグループ・V6の年長ユニットである20th Century(坂本昌行、長野博、井ノ原快彦/以下トニセン)が、2017年1月16日放送のNHK BSプレミアム音楽番組『The Covers(カバーズ)』(毎週月曜23:15~)に出演することがわかった。同番組では出演するアーティストたちが、影響を受けた曲や思い出深い一曲をアレンジしてカバーする。今回トニセンの3人がカバーするのは山口百恵「絶体絶命」と、少年隊「まいったネ 今夜」の2曲。豪華生バンドをバックに、番組初となる”振り付き”のカバーパフォーマンスを披露する。「絶体絶命」では、3人の思い出深いエピソードが明らかに。趣向を凝らした演出で、女性詞を歌い上げる。また、「まいったネ 今夜」ではデビュー前に少年隊のバックダンサーをしていた3人のエピソードも披露し、ストリングス・ブラスを含めた大編成でジャジーなダンスパフォーマンスを行う。オリジナル曲としては、全員が40代に突入した3人が2016年に発表した「不惑」を披露。番組ならではのアレンジを加えた。23日放送回には、メジャーデビュー30周年を迎えるTHE COLLECTORSが番組に初登場となる。THE BLUE HEARTS「リンダリンダ」、AKB48「恋するフォーチュンクッキー」、そしてオリジナル曲「悪の天使と正義の悪魔」を披露する。
2016年12月15日