おせち料理は新年最初にいただくお祝いの料理なので、足りないことがないようにとの配慮から多めに準備するものの三が日を過ぎて残っていることもしばしばです。なかでも煮しめは色々な野菜が使われていてヘルシーな上に日持ちがするので、多めに準備される方も多いのではないでしょうか。今回はその「煮しめを刻んで作るキーマカレー」のレシピをご紹介します。豚ひき肉も入った栄養バランスのよいカレーで、野菜に味が染み込んでいるので短時間で味わい深いカレーに仕上がります。玉ネギは市販の炒め玉ネギを使用して手軽に作るレシピに仕上げていますが、手に入らない場合はみじん切りにした玉ネギを15~20分間じっくりと茶色に色付くまで炒めてください。甘みの増した玉ネギとスパイスがよく合い、カレーの美味しさが引き立ちます。■お煮しめで作るキーマカレー調理時間 15分レシピ制作:保田 美幸<材料 2人分>お煮しめ 100g豚ひき肉 150g炒め玉ネギ(市販品) 50gサラダ油 大さじ1/2カレー粉 大さじ1.5~2 トマトピューレ 大さじ3 ニンニク(すりおろし) 1片分 ショウガ(すりおろし) 1片分 プレーンヨーグルト 大さじ1.5 水 100ml塩 適量ご飯(炊きたて) 2皿分ハーブ(飾り用) お好みで<下準備>・お煮しめは汁気をきって、細かく刻む。・<合わせスープ>の材料を合わせておく。<作り方>1、フライパンにサラダ油を中火で熱し、豚ひき肉を炒める。火が通ったらお煮しめと炒め玉ネギを加えて炒め合わせる。炒め玉ネギがない場合は玉ネギ1/2個をサラダ油大さじ1/2で15~20分弱めの中火で茶色に色付くまで炒めてください。途中で焦げそうになったら水を少量加えて茶色に色付いた部分をヘラでこそげ取りながら炒めてください。2、カレー粉を加えて炒め合わせ、粉っぽさがなくなったら<合わせスープ>を加える。時々混ぜながら煮詰め、塩で味を調える。3、お皿にご飯をよそい、カレーを盛る。お好みで刻んだナッツやハーブを散らしてもいいですね。三が日を過ぎて刺激のある料理を食べたくなった時にオススメの一品です。
2023年01月02日新型コロナウイルスの影響で、幅広いジャンルの料理を家で作る機会が増えたためにパスタの需要が伸び、食材屋で取り扱うパスタは量も種類も増えている様子。少し変わった形のパスタを選んで、ネットで由来を調べたり、レシピを検索して本格的なパスタ料理を作るのも楽しいですね。今回は「パッケリ」を使ったラザニア風のグラタンをご紹介します。■「パッケリ」ってどんなパスタ?「パッケリ」とはイタリア語のpacca(平手打ち)が由来の、とても大きな筒の形をしたパスタ。もっちりとした食感も特徴で、濃厚なミートソースとホワイトソースによく合います。ボリューム感があり、前日に準備をして翌日に焼き上げることもできるので、パーティーにもおすすめのメニューです。いつもと違ったパスタ料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。■「パッケリのラザニア風」どちらかのソースを市販で作るとぐっと手軽に調理時間 1時間レシピ制作:保田 美幸<材料 2人分> 合いびき肉 200g 玉ネギ 1/2個 ニンジン 1/6~1/5本 ニンニク(みじん切り) 1片分 オリーブ油 大さじ1 トマトピューレ 100g 赤ワイン 大さじ1 ローリエ 1枚 炒め玉ネギ(市販品) 30g 塩 小さじ1/2 粗びき黒コショウ 適量 バター 20g 小麦粉 大さじ2 牛乳 300ml 塩 小さじ1/2パッケリ 80g ゆでる塩 小さじ2ピザ用チーズ 適量<下準備>・玉ネギとニンジンは皮をむき、みじん切りにする。・鍋に湯を沸かして塩を加え、パッケリを表示の時間通りゆでてザルに上げる。<作り方>1、<ミートソース>を作る。フライパンにオリーブ油を中火で熱し、合いびき肉をそぼろ状に炒める。玉ネギ、ニンジン、ニンニクを加えてしんなりするまで炒め合わせ、トマトピューレ、赤ワイン、ローリエ、炒め玉ネギを加え、煮たったらフライパンに蓋をして弱火で10分煮る。最後に塩、粗びき黒コショウで味を調える。2、<ホワイトソース>を作る。小鍋でバターを中火で溶かし、小麦粉を炒める。フツフツと火が通ってきたら牛乳を2~3回に分けて加えて都度泡立て器で手早く混ぜてソース状に伸ばし、塩で調味する。3、<ホワイトソース>の半量を耐熱容器にのばす。ゆでたパッケリに<ミートソース>の半量を詰めて並べ、残り半量の<ミートソース>と<ホワイトソース>を順に重ね、ピザ用チーズをのせる。4、予熱をしていないオーブンに(3)を入れ、230℃で15分焼いて取り出す。ミートソースとホワイトソースはどちらかをお気に入りの市販品を使ってもOKです。
2021年11月04日暑い夏にカレーやハンバーグソースなどの煮込み料理を作るときにおすすめの材料が「炒め玉ネギ」と「トマトピューレ」。「炒め玉ネギ」は飴色になるまで30~40分炒めたもので、「トマトピューレ」はトマトを煮込んで凝縮させてこしたもの。どちらも料理に加えると短い煮込み時間でコクが出るので、加熱時間をできる限り短くしたい夏の煮込み料理にとても便利です。今回ご紹介するミートソーススパゲティは20分ほどで出来上がります。■ミートソーススパゲティー調理時間 20分レシピ制作:保田 美幸<材料 2人分>合いびき肉 200gオリーブ油 大さじ1玉ネギ 1/2個ニンニク 1~2片<ソース> 赤ワイン 大さじ2 トマトピューレ 150g 炒め玉ネギ(市販品) 50g 塩 4g 粗びき黒コショウ 適量 ローリエ 1枚スパゲティー 160g 塩 16g粉チーズ 適量<下準備>・玉ネギとニンニクはみじん切りにする。<作り方>1、フライパンにオリーブ油を中火で熱し、合いびき肉を2~3等分に広げ、焼き色がついたら返して火を通し、塊が残る程度にポロポロにほぐす。2、玉ネギ、ニンニクを加えてしんなりするまで炒め合わせる。3、<ソース>の材料を加えて混ぜ合わせ、煮たったら弱火にし、フライパンに蓋をする。4、鍋に分量外の湯1600mlを沸かし、塩16gを加え、スパゲティーを表示の時間より1分短くゆでる。(3)へ移して中火で煮からめ、器に盛る。お好みで粉チーズをかける。たっぷり作って冷凍保存しても便利ですね。※ワインの量は、お子さまの年齢に合わせて、調節しながら使ってください。
2020年07月18日エビの殻には旨みがたっぷり含まれているので、お湯をかけて臭みを取り「お茶袋」に詰めると、スープの出汁やピラフなど幅広い料理のコク出しに活用できます。今回ご紹介する「エビのトマトソースパスタ」は、エビの殻とたっぷりのニンニク、旬のフレッシュハーブを煮込んだソースにスパゲティーとエビを煮からめたシンプルで香り高い一品です。また、トマトピューレはトマトを煮詰めて凝縮したものなので、短い煮込み時間でまろやかなトマトソースに仕上がります。■エビのトマトソーススパゲティー調理時間 20分レシピ制作:保田 美幸<材料 2人分>エビ 12尾ニンニク(みじん切り) 2片分白ワイン 大さじ3オリーブ油 大さじ2<トマトソース> トマトピューレ 200g 水 150ml タイム 1枝 塩 適量スパゲティー 160g 塩 16gドライパセリ 適量粉チーズ 適量 <下準備>・エビは殻と背ワタを取り、分量外の塩水で洗い水気をきる。殻は熱湯をまわしかけて臭みを取り、お茶袋に詰める。<作り方>1、フライパンにオリーブ油を中火で熱し、エビを並べ、焼き色がついたら返す。2、ニンニクを加えて炒め合わせる。香りがたったら白ワインを加え、煮たったら火を止める。煮汁をかるくきってエビを取り出す。3、(2)のフライパンに<トマトソース>の材料とお茶袋に詰めたエビの殻を加えて再び中火にかける。煮たったら弱火にし、フライパンに蓋をして蒸し煮にする。4、鍋に1600mlのお湯を沸かして塩を加え、スパゲティーを表示の時間通りにゆでる。ゆで上がる直前に(3)のお茶パックを取り出す。取り出すときに網にのせてヘラ等で押し、お茶袋に残った汁を出す。5、フライパンにエビを戻し入れてスパゲティーを加え、中火で煮からめて器に盛る。お好みでドライパセリと粉チーズを振る。フレッシュハーブが旬を迎える季節。レシピでは仕上げにドライパセリを使っていますが、生のバジルやイタリアンパセリなど、お好みのものを使ってくださいね。※ワインの量は、お子さまの年齢に合わせて、調節しながら使ってください。
2020年06月04日