カンペール(CAMPER)から、新作ウィメンズブーツ「ニキ(NIKI)」が登場する。カンペールの新作ウィメンズブーツ「ニキ」カンペールのウィメンズブーツコレクションに新しく仲間入りする「ニキ」は、わずかに角ばったラウンドトゥと幾何学的なチャンキーヒールが魅力のシリーズ。遊び心たっぷりのデザインはもちろん、耐久性に優れたラバーヒールにクッション性に特化したリサイクルインソールを組み合わせた、快適な履き心地も魅力的だ。バリエーション豊富なアンクルブーツ中でも注目は、大胆にペイントしたクラシックなチェック柄のリサイクルウールを使用したアンクルブーツ。ソールにまでペイント柄をあしらうことで、一体感のある1足に仕上げている。着脱しやすいファスナー付きの仕様で、日常使いしやすいのも嬉しいポイントだ。このほかアンクルブーツには、上質なレザーとキルティング素材を融合したモデルと、シンプルな単色レザーで仕上げたモデルがラインナップする。美シルエットのロングブーツもまた、膝上までを覆う美しいシルエットのロングブーツも登場する。ボリュームがありながらも軽量に仕立てることで、無理なくスタイルアップを叶えてくれる。【詳細】カンペール 新作ウィメンズブーツコレクション「ニキ」発売時期:2023年10月末~販売場所:全国カンペールショップ、公式オンラインストアアイテム例:・ニキ アンクルブーツ(チェック柄) 40,700円・ニキ アンクルブーツ(キルティング素材) 37,400円・ニキ アンクルブーツ(単色カラー) 39,600円・ニキ ロングブーツ 47,300円【問い合わせ先】株式会社カンペールジャパンTEL:03-5412-1844
2023年12月25日サンローラン(Saint Laurent)のアイコンバッグ「ニキ(NIKI)」に、2023年秋コレクションの新作が登場。しなやかなラムレザーを用いたアイコンバッグ「ニキ」YSLモノグラム付きのフロントフラップ、長めのチェーンハンドルを特徴とするサンローランのバッグ「ニキ」の新作は、素材にしなやかなグレインラムレザーを採用。個体によって異なるシボ感が、まるでヴィンテージのような雰囲気を与えている。初登場のラージ含む3サイズでサイズは、初展開となるラージと、ミディアム、ベビーの3種類だ。中でもラージは、日常使いにはもちろん、トラベルバッグとしても活躍する大容量のサイズ感が魅力。肩掛けはもちろん、クロスボディバッグとしても使用可能となっている。【詳細】サンローラン「ニキ」取扱店舗:全国のサンローランストア、公式サイト価格:・ラージ(48×36×18cm、STRAP DROP 33cm) 643,500円・ミディアム(28×20×8.5cm、STRAP DROP 28/50cm) 484,000円・ベビー(21×16×7.5cm、STRAP DROP 30/57cm) 445,500円【問い合わせ先】サンローラン クライアントサービスTEL:0120-95-2746
2023年08月18日ディズニープラスで独占配信中の『ムーラン』の特別映像が公開された。本作の監督を務めたニキ・カーロが主人公ムーランの魅力、特徴、そして本作への愛を語るスペシャルな内容だ。ディズニー・アニメーションの人気キャラクターのひとりとして知られるムーラン。勇ましく、凛々しくもあるがどこか穏やかなムードもあるこの女性の基になったのは、7世紀に記された詩歌で、その後、様々な人によって語り継がれ、ディズニー・アニメーションは世界中で大ヒットを記録した。ムーランは愛する父の身代わりとなり、男性と偽って兵士として国の運命をかけた戦いに挑む中で、自分自身の進むべき道や、自分が何を最も大切にしているのかに気づいていく。カーロ監督は「ごく普通の少女だったムーランが戦士となり、やがて英雄になる。人々の共感を呼ぶ物語」と分析。「ムーランのすばらしさは等身大であること。特別な能力ではなく知恵と機転と強い意志で数々の困難を乗り越えていく」と語る。そんなムーランをより立体的に描くために、本作では新たなキャラクター、シェンニャンが登場することになった。名女優コン・リーが演じるシェンニャンは単なる敵役ではなく、ムーランと対照的な立場、まるでコインの表裏にあるような人物として描かれている。男性として自分を偽ることについて逡巡し、やがて家族を愛するひとりの人間として進んでいくムーランと、自分自身や周囲の関係を信じきることができないまま力に頼らざるを得なかった哀しい存在シェンニャン。ふたりは時に対峙し、時にお互いの存在によって変化を遂げていく。このドラマは実写版の最大の見どころだ。特別映像には他にもプロデューサーを務めたアジア映画界の大物ビル・コンのインタビューや、映画のダイジェストも登場。長きに渡って語り継がれてきた伝説を新たに描いた『ムーラン』の注目ポイントがコンパクトにわかる内容になっている。『ムーラン』ディズニープラス会員、プレミアアクセスで独占公開中
2020年09月18日ワコール(WACOAL)の「ウンナナクール(une nana cool)」より、“世界を旅するウンナナクール”シリーズ第3弾として、アーティストのニキ・ローレケとコラボレーションしたインナーウェアを2018年10月5日(金)より発売。今回発売されるインナーウェアには、定住地を持たず移動しながら暮らす、ノマドスタイルアーティストのニキ・ローレケが旅からインスピレーションを得て描きおこした、3種のデザインを採用。軽い着用感のノンワイヤーブラジャー1型、ショーツ3型を、それぞれ3種類のデザインで展開する。イラストは、カラフルなボタニカル柄を描いた「自然の中に」、鳥の羽ばたく様子を描いた「鳥のように旅する」、モノトーンで幾何学的な模様をあしらった「都会の中でクリエイティブな時間」を用意。いずれもアーティスティックで穏やかな雰囲気のデザインとなっている。【詳細】ウンナナクール×ニキ・ローレケ発売日:2018年10月5日(金)取扱場所:全国ウンナナクールショップ、ワコールウェブストア、ZOZOTOWN、Amazon楽天 BRAND AVENUE他■展開アイテム・ブラジャー シンプルライトコットン(S、M、L) 3,300円+税・ショーツ シンプルライトコットン(M、L) 1,800円+税・ボーイレングスショーツ(M、L) 1,500円+税・サニタリーショーツ(M、L) 1,700円+税【問い合わせ先】株式会社ワコール/お客様センター フリーダイヤルTEL:0120-307-056 ※営業時間 9:30~17:00(土・日・年末年始・祝日を除く)
2018年10月08日ディズニー実写化映画『ムーラン』が公開を延期。2020年9月4日(金)より、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+」にて、提供開始時は独占配信される。ディズニーの歴史を覆した“ヒロイン”ムーランが実写化中国の女将軍で歌や伝説として語り継がれている『花木蘭』。古代中国を舞台に、父に代わって“男性”に偽り戦いに挑んだ娘ムーランの活躍を描いた物語だ。それをベースに1998年にディズニーがアニメ化したのが『ムーラン』。ディスニー映画で初めて、アジア人女性を主人公にした作品でもある。『ムーラン』ストーリーある日、ムーランが住む村へ皇帝の遣いが訪れる。“敵の侵略により全ての家から男子を1人ずつ兵士として徴収する“という。ムーランの一家、ファ家には男子が一人もいないことから、病気の父親が志願。そんな父親を前に、ムーランは家族を守るため自信を息子のファ・ジュンと偽り、身代わりとなって戦地に赴くことを決意。敵の側近である魔女、シャンニャンは「本当の姿をみられたら、どんな罰が待っていることか」と意味深な警告を発する。誰にも知られてはならない大きな秘密を抱え、自身の信念を信じて戦いに挑むムーラン。力強い眼差しを見せる一方で、本当の自分を隠し続けなければならないという辛さから涙を滲ませる側面も。果たして彼女を待ち受ける運命とは…?キャスト主人公に、中国人女優リウ・イーフェイ主人公のムーラン役に抜擢されたのは、中国人女優のリウ・イーフェイ。彼女は、連続ドラマ『華の家族』でデビューを果たした後、ヒロイン役を射止めた映画『ドラゴン・キングダム』でハリウッドデビューを飾った人物だ。公開されたポスタービジュアルには、アニメ版同様、情熱的な真っ赤な衣装を纏った“リウ版”ムーランの姿が。芯の強さが感じられる一方で、強く握られた剣に映るのは、“偽りの自分”という、嘘と真実との狭間で揺れ動く心の闘いだ。アクション界の実力派俳優も勢ぞろいムーランを取り巻く登場人物にも目が離せない。ドニー・イェンやジェット・リーら、実力派俳優による高い演技力に期待が募る。シェンニャン(コン・リー)ムーランが戦いの中で出会う実写版オリジナルキャラクター。魔女であるがゆえに人々から疎んじられ、孤独を感じ、自分の居場所を求めて敵に加担している。自分と同じように、“居場所”を失ったムーランに共感を覚える彼女は、物語の鍵を握る重要なキャラクターだ。タン司令官(ドニー・イェン)ムーランが訓練場で出会う、武術の達人であり、歴戦の勇者として名高い司令官。ムーランの父と戦友であった彼は、彼女の持つ武人としての才能を見抜き、目をかけることとなる。タン司令官を演じるのは、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に出演したドニー・イェン。皇帝(ジェット・リー)ムーランが住む国の統治者。かつては周囲からも恐れられるほどの戦士だった彼は、帝国と人民の安全を脅威にさらす敵ボーリー・カーンを破滅させることに闘志を燃やす。驚愕の身体能力を持つ世界的アクションスターのジェット・リーが演じる。ボーリー・カーン(ジェイソン・スコット・リー)ムーランの住む国へ攻め込む、北方侵略の指揮を握る戦士。獰猛なリーダーにして恐るべき敵のカーンは、皇帝、そしてムーランにとっての強敵となる。ホンフイ(ヨーソン・アン)ムーランの新兵仲間。軍の過酷な訓練を共にするうちに、部隊の誰よりも勇敢で誠実なムーランに対して尊敬と信頼を寄せ、一方ムーランも武人としての実力と落ちついた雰囲気を持つ彼を男性として意識し始める。日本版声優日本版声優には、主人公・ムーラン役に元宝塚歌劇団の男役として活躍していた明日海りおが抜擢。長年培ってきた宝塚での経験を活かし、“男”として生きるムーランの姿を力強く映し出す。また実写版オリジナルキャラクターとなる“魔女”シェンニャン役は、ディズニー作品初の吹替参加となる小池栄子が声を当てる。その他、ムーランと共に戦う仲間にも、声優界の豪華な顔ぶれが集結。ムーランの大切な味方の一人となる新兵仲間のホンフイ役には、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の細谷佳正が抜擢。またムーランと共に訓練を積む4人の新兵仲間には「ジョジョと奇妙な冒険 黄金の風」の小野賢章や「ドラえもん」の木村昴、「ウルトラマンZ」の畠中祐、そしてグループのリーダー格であるポー役には「鬼灯の冷徹」の安元洋貴がそれぞれ起用されている。日本版主題歌に、城南海による「リフレクション」主題歌「リフレクション」の日本語版を務めるのは、奄美民謡「シマ唄」をルーツに持つシンガー 城南海。1998年公開のアニメーション版『ムーラン』に起用された壮大なバラードを自ら訳詩し、新たな世界観を築き上げる。“自分らしさ”も表現したというその歌詞には、城ならではのこだわりも。「月を見上げるのが好きなのですが、月は光と闇の狭間にあるので、表と裏、“本当の自分”と“偽りの自分”というものを月にも感じて、歌詞のはじまりは月から景色を描いていきました。」と、日本語版歌詞にまつわるヒントも明かしている。なお英語版では、アニメーション公開当時歌唱を務めたクリスティーナ・アギレラが、再び担当する。女性監督ニキ・カーロが描くヒロイン像とは?なおメガホンを握るニキ・カーロは、ニュージーランド出身の女性監督。女性の視点から描く新たなディズニーヒロイン像に期待が高まる。【詳細】映画『ムーラン』原題:Mulan公開日:2020年9月4日(金)よりディズニープラス会員、プレミアアクセスで独占配信※同映画の視聴には、プレミアムアクセス料金2980円の追加支払いが必要。詳しくは公式HP参照。※当初2020年5月22日(金)予定だったが、公開延期された。監督:ニキ・カーロ出演:リウ・イーフェイ、ジェット・リー、ドニー・イェン、ジェイソン・スコット・リー
2018年05月13日有限会社アップリンク(以下アップリンク)は、セレクト型クラウドファンディング「PLAN GO」を立ち上げ、会員登録の開始とともに第一弾となる5つのプランの支援募集をスタートします。アップリンクは映画配給会社として30年の歴史をもち、劇場、カフェレストラン、ギャラリー、マーケットの運営も行ってきました。また、国内外のクラウドファンディングを利用した映画製作を通じ、そのノウハウを蓄積しています。今回立ち上げた「PLAN GO」では、これらの経験をもとにしたアドバイスを行い、プラン成功のカギとなる情報拡散にアップリンクのSNSアカウントをフルに活用、オンラインカルチャーマガジン「webDICE」にも記事を掲載し、資金集めを全面的にバックアップします。アップリンクが事前に審査を行い、支援募集を開始する5つのプランのうちふたつをご紹介します。■写真家:松本路子が映画制作に挑む ~ニキ・ド・サンファルの映画を作ろう!~カラフルでエスプリあふれる女性像「ナナ」で知られる造形作家ニキ・ド・サンファル。写真家松本路子は10数年に渡りヨーロッパ各地でニキとのフォト・セッションを重ねています。そして今、ニキ生誕90年に向けて、「ニキの映画を創る会」を立ち上げました。建築物サイズの作品を中心に新たに動画を撮影し、今は亡きニキ本人の制作風景や肖像の写真を挿入する、アート・ドキュメンタリー・フィルムのプロジェクトの始まりです。【応援者コメント】巨大な女性像、パリの動く噴水、彫像の中に住まいながら制作を続けたイタリアの彫刻庭園など、ニキの作品はまさに宇宙的空間。「そこで共に遊んでほしい」という松本路子。友人たち、多くのアートファンの賛同を得て、この製作プロジェクト「Viva Niki」は成立します。ぜひご一緒に!■映画『モンゴリアン・ブリング』の国内劇場初、上映イベントを開催1991年の社会主義崩壊により急激な変革にさらされるモンゴルの大都市ウランバートル。変化する都市とそこで暮らす人々、ヒップポップを通してアイデンティティを表現する若者たちのドキュメンタリー『モンゴリアン・ブリング』を、日本の劇場で初上映するための支援を募ります。【『モンゴリアン・ブリング』の日本語化プロジェクトを行なっている5th-element.jpの田中恵子さんのコメント】本作品『モンゴリアン・ブリング』は、急速な近代化が進むウランバートルを舞台に、これまで映画として描かれることが少なかった現代のモンゴルを生きる若者にスポットを当て、歴史的経緯を踏まえながら伝統と自身のアイデンティを見つめ、独自の表現を模索するラッパーたちの姿を映した音楽ドキュメンタリー作品です。監督ベンジ・ビンクス(Benji Binks)はオーストラリア出身の世界をまたに駆けるテレビカメラマンで、シベリア鉄道を旅する中でモンゴルのヒップホップと出会い、長期にわたって現地の歌手や関係者、街行く人を多数取材しました。モンゴルの伝統を感じさせるビジュアルとモンゴルヒップホップのビートがつむぐユニークなストーリーは本作品以外では目にすることができないことでしょう。自国の伝統と近代化の衝突、共産主義からの民主化といった政治的変遷を経て、折り合いを見つけながら独自の表現を模索するモンゴルのラッパーたちの姿は、ヒップホップを愛する日本の視聴者にとっても惹きつけるものがあるのではないかという思いで、本作品を日本語化し上映イベントを通じて多くの人と共有したいと意欲から5th-element.jpではその実現にむけたクラウドファンディングをすることにしました。NPO法人や企業とは異なり、特定の資金源を持たない我々にとって、映画を観たいと思ってくださる方とクラウドファンディングを通じてつながり、サポートしていただくことが、継続的にこうした上映の場をつくるための何よりの支援になります。採算性などの問題から日本公開の日の目を見ることがない良質な海外ドキュメンタリーのうち、特にヒップホップカルチャーに関わる作品を自律的に扱う他に類を見ない存在として活動を絶やさず続けたいと思っています。■クラウドファンディング「PLAN GO」概要起案方式:購入型、All or nothing方式手数料:10%(プラットフォーム手数料+決済代行手数料)支援募集期間:最大60日間決済手段:クレジットカード(VISA, Master)《プラン立ち上げから実施中》・webDICEへの記事掲載(プラン概要、起案者の紹介、実施期間に応じて複数回掲載)・プラン内容の充実に向けたアドバイス・宣伝方法のアドバイス(SNSの活用、他メディアの活用等)・サイト掲載内容のアドバイス(文章校正、画像選択、目標額の適正性、リターン内容と金額設定等)・プランページへのアクセス解析情報の提供(Googleアナリティクス・週1回)・アップリンクのSNSを利用した情報拡散協力・支援者向けイベント開催に関するアドバイス《プラン成立後》・発表場所、イベント場所としてアップリンク利用時の協力・プランの実施経過や完成報告等のwebDICEへの記事掲載(お問い合わせ先)有限会社アップリンクPLAN GO(プラン・ゴー)担当TEL 03-6821-6821
2018年04月18日ストラディバリウス(Stradivarius)から、メキシコの画家「フリーダ・カーロ」のカプセルコレクションが登場。2018年3月23日(金)よりストラディバリウス全店で発売される。「フリーダ・カーロ」は、実在したメキシコの女性画家。時代を切り開いた革新的な女性の象徴として世界中から愛されてきた。生誕110周年を迎える今年、ストラディバリウスは彼女に着目。「フリーダ・カーロ」のアートの世界をファッションに落とし込み、3種類のTシャツを完成させた。真っ白なキャンバスに絵を描くように、ホワイトのTシャツには「フリーダ・カーロ」の女性の姿をプリントした。またイラストで表現したTシャツ、さらにブラックの下地にカラフルな刺繍を施したモデルも揃う。【アイテム詳細】ストラディバリウス「フリーダ・カーロ」カプセルコレクション 全3種 各2,950円+税発売日:2018年3月23日(金)取り扱い店舗:ストラディバリウス全店・アートプリントTシャツ・イラストTシャツ・刺繍Tシャツ【問い合わせ先】ストラディバリウス・ジャパン カスタマーサービスTEL:03-3464-1222
2018年03月26日フリーダ・カーロというアーティストを知っているだろうか?鮮やかな色合いとトレードマークの一本眉が印象に残る彼女の肖像写真を見たことがある人は多いだろう。
2017年07月21日六本木の国立新美術館で9月18日から『ニキ・ド・サンファル展』がスタートします。フランス生まれのニキ・ド・サンファル(1930~2002)は、戦後に活躍した世界的アーティストです。今回開かれる待望の大回顧展では、国内外から集めた初期から晩年までの主要作品を展示。日本初公開の貴重な作品も含まれています。さらには、ニキと日本との深い関わりも紹介しながら、アーティストの全容に迫ります。ニキの人生は波乱に満ちていました。10代のころは雑誌のモデルとして活躍。『ヴォーグ』や『ライフ』誌などの表紙を飾っていました。ニューヨークで結婚・出産してパリに移住しますが、重度の精神疾患で入院。やがて治療のために絵を描きはじめます。ニキの名前が広く知られるきっかけとなったのが「射撃絵画」です。絵の具入りの容器を石膏で貼りつけた絵画をライフルで撃って作品を完成させるもので、パフォーマンス・アートの先駆けとしても評価されています。その後に制作されたのが、女性をテーマにした「ナナ」シリーズです。ポップな色彩と大胆な造形が目を引くキュートな女性像は人気を博し、射撃絵画と並んでニキの代表作となりました。本展ではニキの作品に魅了されて作品の収集をはじめ、ニキとも親しく交流していた日本人Yoko増田静江氏のコレクションも展示。ニキと日本のつながりにもスポットをあてていきます。2014年にパリで開かれたニキの大回顧展では60万人もの観客が集まり、彼女の人気は今なお高まっています。日本でニキの作品をまとめて見られるこのチャンス、どうぞお見逃しなく!イベントデータ:『ニキ・ド・サンファル展』会期:2015年9月18日(金)~12月14日(月)※休館日は火曜日。ただし9月22日(火) および11月3日(火)は開館、11月4日(水)は休館。時間:10:00 ~ 18:00(金曜日は20時まで開館)※入館は閉館の30分前まで会場:国立新美術館料金:一般 1,600円/大学 1,200円/高校生 800円/中学生以下無料
2015年08月14日フリーダ・カーロという画家を知っていますか? 1907年メキシコ生まれ。6歳の時に小児マヒを患って右足は短いまま、18歳で電車とバスの衝突事故に遭い、バスの折れた鉄柱が下腹部を貫通。脊椎、鎖骨、右足、骨盤の骨折で一時は医者にも見放され、生還しても47歳で亡くなるまで後遺症に苦しみ、それでも情熱的に描き続けたフリーダのことを。死後50年を経て、フリーダ・カーロ博物館からの依頼で彼女の遺品を撮影することになったのが、原爆で亡くなった人々の衣服を撮影した写真集「ひろしま」などで著名な世界的写真家、石内都さんでした。石内さんをテーマに映画を撮りたいと念願していた小谷忠典監督が、メキシコで石内さんに同行してカメラを回し、さらにメキシコの歴史や文化にも分け入って撮影した映画が、この魅力的で貴重な「フリーダ・カーロの遺品」です。遺品なのに、まるでフリーダが生きているかのよう! 偉大な画家というより、一人の女性としてフリーダを甦らせた石内さんは、普遍的な“女の人生”を私たちに突きつけます。女性として芸術家として、共通点を持つこの二人を、生と死の境を越えて活写した小谷監督にお話を伺いました。自分の傷に気づかせてくれた石内さんをテーマに、映画を撮りたい学生の頃から石内さんのファンで、いつか彼女の映画を撮りたいと思っていた小谷監督がインスパイアされたのが、石内さんが身体の傷を撮った写真集「scars」でした。「10年位前、結婚したいと思ったバツイチの女性に子どもがいて、その子の父親になりたいと思った時、引っかかるものがあったんです。それが何かはわからなかったけれど、石内さんの写真を見た時、自分の傷に気づかされて。自分には、父親がアルコール依存症という問題がずっとあったのですが、そのことと向き合わないと進めないんだなと」父親の理想像を追い求め、実際の父親とぶつかっていた自分が、石内さんの写真を見たことによって理想が崩れ、父親を一人の人間として受け容れられるようになったとか。その変化は非常に大きく、後に小谷監督は、自身の家族を撮った映画「LINE」のパンフレットで石内さんにコメントを依頼します。今回、彼女をテーマに映画を撮りたいと連絡した時は、たまたま石内さんがメキシコに旅立つ2週間前だったとか。「まさか、メキシコへ行ってフリーダを撮ることになるとは、全然思ってなかったです。こんなすごいプロジェクトを見過ごすわけにはいかないでしょう! とプロデューサーを説得し、石内さんの到着した2、3日後、どうにかメキシコに降り立ちました」フリーダ個人の奥にあるメキシコの歴史や文化を投影青く塗られた壁が印象的な、通称“青い家”。フリーダ・カーロの生家であり、夫の画家ディエゴ・リベラと結婚生活を送り、最期の時を迎えた場所、フリーダ・カーロ博物館の陽光の当たる中庭や、風通しのよさそうな明るい室内で、石内さんが撮影しています。何万点もある遺品の中から、即決で選び、撮らないものは「アディオース!」と除けていく姿勢の軽々と楽しげなこと。そのキュレーションの見事なこと。「石内さんも、最初はフリーダ個人を捉えていたんですけれど、遺されたものの中にある色彩とか質感、ディテールから、フリーダ個人より、もっと奥にあるメキシコの歴史とか文化に、どんどん着眼されていったんです。ただの記録では映画にする意味がないので、そういった石内さんの目には見えない仕事も可視化するというか、映像で伝えたいなあという思いがあったので、翌年、もう一度メキシコを訪れたんです」フリーダの母親の出身地オアハカで死者の祭りを撮影し、フリーダが日常的に愛用した伝統衣装テワナドレスを作る刺繍家の女性たちを取材するなど、映像に民俗色豊かな色彩感と文化の奥行が加わりました。テワナドレスは母から子へと受け継がれるとか。女性の手仕事も脈々と受け継がれ、「着物と同じね」と石内さんが撮影中に共感するシーンも。フリーダの強さは日常をちゃんと送っている生命力の強さ「フリーダは衣装持ちですが、その中でもテワナドレスは圧倒的に多い。痛みをあれだけ抱えた人だったので、衣装に守られているという感覚があったんじゃないでしょうか」1937年ヴォーグに載った時に着ていたグリーンのブラウスが、お洒落で驚きました。「自分をアピールするために、戦略的だったとは思うんですけれど、それだけじゃなく本当に大事にしていたんでしょうね。ただ、彼女はセルフプロデュースが本当に上手い人だと思います。本人は身長150cm足らずなのに、あれだけ大きく見せるというか、強く見せるというのは、衣装の力が大きいと思いますね」フリーダは、洗練された独自の感覚でテワナドレスを注文していたので、現地の刺繍家たちからは、あれは伝統本来のものではない、と言われているようです。「センスいいですよね。石内さんも着物を着崩して着るんですけれど、本当にかっこいいと思います」石内さんが淡々と撮影した写真は、光や風と柔らかく重なり合って、まるで家族の遺品をファミリーで見ているような親密な日常感に繋がってくるから不思議です。「石内さんもおっしゃってましたが、フリーダはいろいろセンセーショナルな物語を抱えていましたけれど、彼女の強さはそういうものじゃなく、あれだけの障害を抱えながら、ちゃんと日常生活を送っていた強さだと。映画でも、フリーダの日常の生命力を描きたいと思っていました。彼女は衝撃的な絵を描いていますが、タッチとか見るとすごく繊細で可愛らしかったりするんですよね。実物を見ると、よりそれは感じました」そんなフリーダの遺品を、あちらのスタッフが「こんなところで撮るの?」と驚くほど、石内さんはカジュアルに撮影していたとか。「ものを撮ってる感覚ではなく、身体としてものを撮れる人だから、フリーダ像を一回とっぱらって、もう一回、普遍的な女性というものを立ち上げるんだという意識は、最初から持っていたと思うんです」と小谷監督。撮影中も、「フリーダ、そうだったの」と話しかけながら撮影していたという石内さん。メキシコに行く前から話しかけていたそう。「フリーダ、呼んでくれてありがとう」と。そんな女性二人の息吹が伝わってくる「フリーダ・カーロの遺品」、自分に投影して観てみませんか? きっと新しい発見があり、生きる勇気が湧いてくるはずです。ドキュメンタリー映画『フリーダ・カーロの遺品 ― 石内都、織るように』2015年8月からシアターイメージフォーラムほか 全国順次公開監督・撮影:小谷忠典 出演:石内都 予告編: 小谷忠典(こたに・ただすけ)1977年大阪出身。絵画を専攻していた芸術大学を卒業後、ビュジュアルアーツ専門学校大阪に入学し、映画製作を学ぶ。『子守唄』(2002)が京都国際学生映画祭にて準グラン プリを受賞。『いいこ。』(2005)が第28回ぴあフィルムフェスティバルにて招待上映。初劇場公開作品『LINE』(2008)から、フィクションやドキュメンタリーの境界にとらわれない、意欲的な作品を製作している。最新作『ドキュメンタリー映画100万回生きたねこ』(2012)では国内での劇場公開だけでなく、第17回釜山国際映画祭でプレミア上映後、第30回トリノ国際映画祭、 第9回ドバイ国際映画祭、第15回ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭、サラヤ国際ドキュメンタリー映画祭、ハンブルグ映画祭等、ヨーロッパを中心とした海外映画祭で多数招待された。映画写真 ©ノンデライコ2015
2015年07月24日没後10年を経て再評価の機運が高まっている女性造形作家、ニキ・ド・サンファル(Niki de Saint Phalle)の生誕85周年を記念した「ニキ・ド・サンファル展」が、9月18日~12月14日まで東京・六本木の国立新美術館にて開催される。ニキ・ド・サンファルは戦後を代表する美術家。10代の頃はモデルとして働き、『VOGUE(ヴォーグ)』を始めとするファッション誌の表紙を飾っていた。その後、アート制作を始めると、戦争や人種差別、社会における女性のあり方などを主題とした作品を数多く残した。61年には、その名が一躍知られるようになったきっかけでもある、絵具を入れた缶や袋を付着させた絵画に向けて銃を撃つことで完成させるアート作品“射撃絵画”を発表。制作行為そのものがパフォーマンスアートとなっており、その制作過程がテレビなどが公開されることで、世界各地の戦地で巻き起こる射撃という暴力的な行為を想起させた。同展では、ニキ・ド・サンファルの初期から晩年までの主要作品100点以上を展示。14年にパリのグラン・パレで開催され、60万人の来場者を集めた大回顧展の基本構成を踏襲しつつ、日本独自の展示要素も加えられている。館内には射撃絵画はもちろん、鮮やかな色彩とのびやかな形態を用いて開放的な女性像を示した「ナナ」シリーズも展示。その他、宗教をテーマにしたものや男女の関係を表現した作品、タロットカードを主題とした庭園「タロット・ガーデン」に関するものなども並ぶ。また、20年以上に渡りニキ・ド・サンファルと交流を続けたニキ美術館創立者の故・ヨーコ増田静江との関係や日本との交流にもフォーカスする。【イベント情報】「ニキ・ド・サンファル展」会場:国立新美術館 企画展示室1E住所:東京都港区六本木7-22-2会期:9月18日~12月14日まで時間:10:00~18:00まで(金曜は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)休館日:火曜日(9月22日、11月3日は開館)、11月4日料金:一般1,600円、大学生800円、高校生800円、中学生以下無料(団体、前売りは一般1,400円、大学生1,000円、高校生600円)
2015年05月20日近代メキシコを代表する女性画家フリーダ・カーロの遺品を、世界的な写真家・石内都がメキシコのフリーダの生家で撮影をする過程を収めたドキュメンタリー映画『フリーダ・カーロの遺品 -石内都、織るように』が、8月より全国にて公開されることが決定した。ファッション誌『VOGUE』の表紙に登場したり、日本では「CABANE de ZUCCa(カバン ド ズッカ)」のイメージキャラクターになったりと、世界中を魅了するアイコン的な存在だったフリーダ。しかしその本質は、シュルレアリズムの作家としてヨーロッパで高く評価されながらも、身体の不自由やメキシコ近代化の荒波に翻弄されつつ、生涯痛みを背負い、多くの恋に身を焦がした情熱的なひとりの女性だ。本作では、そんな今もなお多くの女性に刺激を与え続けている彼女の遺品を、石内氏がメキシコの自然光のもと、写真を通じて誰も想像し得なかった“新たなフリーダ・カーロ”像を浮き彫りにしていくーー「生」と「死」が同居するメキシコで、2人の芸術家が時空を超えて交差した、過去ではなく現在(いま)を捉えた作品となっている。“生きること”そのものを描き続けたフリーダの記憶を内包した遺品たち。彼女のアイデンティティを支えた伝統衣装やアクセサリー、絶え間ない身体の痛みを想起させるコルセットや医薬品など、その数は膨大だ。実際に3週間にわたりフリーダの遺品たちと対峙した石内氏に、当時を振り返ってもらうとこんな言葉が返ってきた。「フリーダには熱狂的なファンが多いけれど、正直なところ私はそれほど熱心なファンというわけではなく、ごく一般的な知識しか持ち合わせていませんでした。でも撮るからには、資料として、本は一通り読んで現地に向かったわけです。そうしたら資料の中で見たフリーダと私が出会ったフリーダは全然違っていました。というのは、写真には撮った人の“感じ方”が如実に表れるものなんです。同じものを撮っても、撮る人によって全く違うものになる。ある本ではコルセットが肉の塊のように撮られていて、女性アーティストってこういうふうに思われているんだな、と残念に思いました。女性が何か表現するとときにスキャンダルだけが強調されて、それだけでイメージが作られることがある。とくにフリーダは恋愛沙汰が多い人でしたから、肉欲の塊のように撮られているんです。こういった偏見は今も根本的には変わっていません。私もいろいろ言われたことがあります。でも私もそうですが、フリーダは何を言われても関係ない。彼女にはやることがたくさんあって、世間の噂話に関わっている暇はなかったのですから。私もこうやって作られたイメージを抱いてメキシコに行ったわけですが、そこでちゃんとフリーダと出会うことができたから、運がよかった。私の出会ったフリーダが真実かどうかは別なんです。ただ、今まで私が持っていたイメージとは違っていました」。フリーダのこれまでのイメージとはまた違った角度で捉えたという本作。監督は『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』で、国内外で高く評価された小谷忠典。多くのファンに愛されるフリーダーー彼女の知られざる素顔に注目が集まりそうだ。『フリーダ・カーロの遺品 -石内都、織るように』は8月、シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。
2015年05月12日