大のDIY好きの父から“工具愛”を受け継いだ「工具マニアのエリー」による、道具のイラスト解説コーナー。第2回目は「ニッパーとペンチの違い」について簡単に解説していきます!ニッパーとペンチは、アクセサリー作りの際に、ワイヤーや金属パーツを扱う上で欠かせないハンドメイドアイテム。今までどっちがどっちかよく分からず、なんとなく使っていた……という方は、いま一度チェックしてみませんか?それぞれの道具の役割を知れば、作業効率もグンとアップするはず!ニッパーとペンチの違いって何?似たような形で、違いがわかりにくいニッパーとペンチ。実は、機能が1つか、多機能かという違いがあるんです!【ニッパー:切る】ニッパーはワイヤーなどを「切る」ための道具で、機能は1つだけです。【ペンチ:挟む・切る・曲げる】一方でペンチは「挟む」「切る」「曲げる」を基本とした、多機能な道具です。用途ごとに先端の形状も違います。それでは、ニッパーとペンチはどう使い分ければいいのでしょうか?それぞれの工具ができることと、ハンドメイドアクセサリーをつくる場合の工具選びのポイントを解説します!ニッパーとペンチの「切る」機能はどう違うの?ニッパーができることは、テコの原理で針金や電線などを「切る」こと。ニッパーの先端はよく見ると刃になっていて「切る」以外の機能はありませんが、用途によって刃の形状や大きさが違います。スタンダードタイプのニッパーなら直径2mm程度までのワイヤーを切ることができ、切断面もフラットで美しく仕上がりますよ♪アクセサリーづくりでピンを切るときも、スタンダードタイプのニッパーがおすすめです!スタンダードタイプのペンチは、ギザギザとした先端のくわえ部のうしろに切断用の刃がついているので、ニッパーと同様にワイヤーを「切る」ことができます。切断可能な太さはニッパーより太いですが、ペンチでワイヤーを切ると、切り口が山形になってしまいます。先端も厚みがあるので、アクセサリー作りなどの細かい作業にはあまり向いていません。ペンチでできる、いろんなことペンチができることは多岐にわたります。「挟む」「切る」以外にも、「曲げる」「つぶす」「ねじる」「ひっぱる」ことができるんです!ペンチは用途ごとにさまざまな形状のものがありますが、アクセサリーづくりなどの細かい作業におすすめなのが「丸ペンチ」と「平ペンチ」。切る機能がついていないものは「やっとこ」とも呼びます。なんだか掛け声みたいでかわいい名前ですよね。ちなみに、やっとこは元々鍛冶屋さんが使っていた道具のようです。丸ペンチはワイヤーやピンの先をはさんで「曲げる」道具です。先端が円錐形になっているので、きれいに曲げることができますよ♪柔らかい金属を扱うときは、先端がザラザラしていない滑らかなものを選ぶと、ペンチで挟んだ跡がつきにくくなります。一方、平ペンチは先端の内側が平になっていて、ワイヤーや金属パーツを「しっかり挟む」ことと「つぶす」ことに向いています。丸ペンチを使う際に、パーツを平ペンチで固定したり、留め具をつぶしたり、丸カンを閉じたりするのに便利です。ハンドメイド初心者は3点セットをそろえよう!以上がニッパーとペンチの違いでした!ホームセンターに行くと、さまざまなタイプのニッパーやペンチがあって選ぶのにも一苦労ですよね……。まずは大きな目的が「切る」ことなのか「挟む」ことなのか明確にして、どんなパーツをどう加工したいかを念頭に置いて選ぶとよさそうですね!ニッパーやペンチは100均でも購入することができますが、アクセサリーづくりが目的なら、ハンドメイド用のニッパー・丸ペンチ・平ペンチが入った初心者向け3点工具セットがおすすめ。使って行くうちに、プラスαでどんな工具があれば作業効率がよくなるかがわかってきますよ♪以上、工具マニアのエリーによるニッパーとペンチの違い解説でした!これからも「なんとなく使い方がわからない」「用途がわからない」手作りのための道具たちを解説していきます。お楽しみに♪●イラスト・ライター工具マニアのエリー幼少期からDIY好きの父に連れられてホームセンターに通い、手作りのための道具や工具に慣れ親しむ。「自分でできることは自分でやってみる」というDIYマインドは祖父の代から受け継がれ、ちょうどいいものがないときは自分でつくるように。最近ハマった工具はハンダゴテ。【手づくり女子の基本の“き” #1】グルーガンってなに?
2018年06月14日女性たちはたとえ忙しい毎日の中でも、爪をピカピカにすることを欠かさない。それはきっと、自分でこつこつ磨いたキレイが、小さな自信と、いつもよりちょっぴり楽しみな明日をくれるから。貝印が、より使いやすくなったネイルケアツールでそんな女性たちの気持ちを応援しています。キューティクルお手入れセット<製品特長>素爪ケアをする女性が増え、専用ツールも身近になりましたが、その使い方はついつい自己流になりがち。「キューティクルお手入れセット」は、基本アイテムにプロが教えるガイド(Howtouse)もセットに。ネイルケアが初めての人も安心、健康で清潔感のある美爪に導きます。〈POINT1〉素爪ケアの基本アイテムをセットに!余分な甘皮の処理は素爪ケアの基本。そのために必要なプッシャー、リッパー、キューティクルリムーバーがセットになっているので、あれこれ買い揃える必要がなく、すぐにお手入れを始められます。〈POINT2〉ルースキューティクルも処理できる!ルースキューティクルとは、爪の表面を覆っているうすい膜のこと。プッシャーはヘラ部分を爪のカーブに合わせ、先端にエッジをつけることで、ルースキューティクルの処理にも最適な形状になっています。〈POINT3〉プロネイリストのHowtouse付き!間違ったネイルケアは爪や皮膚を傷つけてしまい、ひどい時には出血などを引き起こす場合も。付属のHowtouseでは、手順から注意点までプロネイリストが詳しく解説。セルフケアが初めての人も安心です。甘皮&ルースキューティクルをケアするメリット1.ルースキューティクルは肌でいう“垢”のようなもの。爪の表面に残っているとうるおいや栄養が取られてしまい、割れや二枚爪などトラブルの原因に。きちんと除去することで爪を健康な状態に保てます。2.甘皮を処理することで爪が大きく見え、またルースキューティクルを処理することで表面が平らに整うので、爪そのものをきれいに見せることができます。3.ルースキューティクルを除去すると表面の凹凸が減るのでマニキュアがきれいに仕上がり、はがれにくくなります。また溜まった皮脂や汚れも一緒に落とせるので、爪表面の色素沈着も防げます。Twinkle Nail(トゥインクルネイル)<製品特長>安定感抜群のフォルムと3ステップのヤスリ面で、磨きやすさを追求。まるでサロンでケアしてもらったようにピカピカ、ワンランク上の仕上がりを実現します。〈POINT1〉こだわりの形状と素材で爪にフィット!ヤスリ面のゆるやかなカーブが爪にぴったり密着。また土台に弾力のあるウレタン樹脂を使うことでフィット感はさらにアップ、少ない動作ですばやく磨けます。〈POINT2〉3つの指穴付きでしっかり磨ける!土台には人差し指、中指、薬指を入れる3つの指穴が、さらに側面には親指と小指をかけやすいカーブをつけました。5本の指でしっかりと固定でき、安定感のある使い心地です。Hearticle(ハーティクル)<製品特長>ハートの表裏に、簡単に美しい仕上がりを叶える2ステップのヤスリを採用。キュートなデザインと持ち運びしやすいサイズで、ネイルケアに“いつでもどこでも”の気軽さを提案します。〈POINT〉イラストのように、ハートのくぼみ部分に指をかけ、両端に指を添えて持ちます。前後左右に動かす際も安定感があり、コンパクトでもしっかり磨けます。甘皮ニッパー<製品特長>甘皮処理に欠かせないニッパーを、誰でも手軽に、より使いやすく。サイズや設計をすべて見直し、初めてのユーザーでも安心して使えるスムーズな操作性を目指しました。〈POINT1〉お手入れしやすいオールステンレス製強度が高く、歪みやたわみのないオールステンレス製。錆びにくく汚れを落としやすいので、長く衛生的に使えます。〈POINT2〉安定感のあるWスプリング式Wスプリング式は左右対称のバネから刃先に均一に力がかかるため、片側1本式に比べ、余計な力を入れずによりスムーズで安定した操作が可能に。ニッパーをあまり使い慣れていないユーザーにも安心の使い心地です。〈POINT3〉女性の手にジャストなサイズ感ハンドルの長さ、太さ、スプリングが開いた際の幅まで、すべて現行品から見直し。女性の手でもしっかり握ることができるサイズを追求しました。ネイルケアツール4種製品ラインナップキューティクルお手入れセット¥1,500(税抜)TwinkleNail(トゥインクルネイル)¥600(税抜)Hearticle(ハーティクル)¥400(税抜)甘皮ニッパー¥2,600(税抜)問い合わせ先貝印株式会社お客様相談室101-8586東京都千代田区岩本町3-9-5TEL:0120-016-410(フリーダイヤル)
2017年03月28日東京都・渋谷のBunkamura Box Galleryは、針金・ペンチ・ニッパーだけで制作する針金造形作家の個展"ハリガネワンダーランド-針金職人「林雄三」の森羅万象-"を開催する。会期は7月23日~8月3日。開場時間は10:00~19:30(8月3日は18:00まで)。入場無料。同展は、天井から吊るされるモビールの数々、ギャラリー内を彩る動物のオブジェ、自然と人々の肌になじむ華奢で可憐なアクセサリーなどで、「ハリガネワンダーランド」と題された賑やかな雰囲気と、林氏の職人技を堪能できる同氏初の個展。動物、アクセサリー、オモチャなど可愛らしいモチーフの作品や、わくわくするようなビー玉を使った作品の数々を楽しむことができる展覧会となっている。針金、ペンチ、ニッパーさえあればどこでも作ることが出来るという同氏の作品は、繊細にしてしっかりとした造りが魅力だという。「針金1本をどのようにゴールに持っていくかを考えながら制作をしている」という姿勢はまさに「職人」だが、同氏の生み出す作品はユーモアがあり可愛らしいものが多く、職人気質な性格と楽しみながら仕事をする姿勢が作品にダイレクトに伝わってくるということだ。また、会期中は実演販売も実施。実際に職人技を近くで見ることはもちろん、オーダーメイドにて世界に一つだけの作品を作ってもらうこともできるということだ。
2015年05月28日