毎年2月に開催される岸谷香のスペシャル企画ライブを、今年も『岸谷香 感謝祭2023』として開催。相変わらずパワフルな歌とギター、ゲストとの趣向を凝らしたセッションで観客の興奮をあおり続けるライブは、選曲も歌も演奏もEX THEATER ROPPONGIという会場にふさわしく、高級感がありながら遊び心満載な“大人の祭り”となった。4回目となるこの感謝祭は、新作を引っさげたツアーや外部のイベント出演とは違い、岸谷の楽曲アレンジと構成で作られる内容となるため、場内には最初からどこかそわそわウキウキした空気が漂っている。自身のバンド・Unlock the girlsのメンバーとともに登場し、一曲目の「49thバイブル」から岸谷本人もいきなりトップギアに入ったのがわかった。というか、肩だしシャツ+穴あきジーンズ+チェーンベルトというファッションで、いきなりハイトーンボイスを披露されたら、観客だってトップに入れざるを得ない。「久しぶりだね、この感じ。今日は健康と、ライブができる音楽に感謝、来てくれたゲストに感謝、そしてみんなにも感謝!いろんな感謝を込めて。最後まで楽しんでください」歯切れのいい挨拶のあと、肩からエレキギターを下げて「MELODY MELODY」へ。年齢を重ねるにつれ声が甘くなり、むしろ少女のような可愛さが出てきているのはなぜなのだろうか。プリンセスプリンセス時代のハスキーなのに高音域に艶のある歌声も良かったが、現在の張りがありながらも滑らかな歌声も、岸谷香ならではの抑揚豊かなメロディをとても鮮やかになぞっていく。岸谷は今でもなおエレキをガンガン弾きまくるのだが、その歌声は激しい伴奏や緻密なソロといったロックサウンドと好相性だった。スペシャル企画ライブということで、この日はふたりのゲストを招き、それぞれとのコラボコーナーで盛り上がる。まず一人目は、10年ほど前のイベント出演を機に知り合い、これまで何度かステージで共演してきたという後輩世代の藤巻亮太。柔らかく、少し鼻にかかった藤巻の歌声は濃厚な甘さと渋さを持っていて、そのデュエットはなんだか豪華なスイーツのよう。岸谷香いわく「初めて聞いたとき、私マネしてないよ!って思わず言っちゃったくらい、私の世界観と似てる曲だなと思ったの」という藤巻の楽曲「南風」はもちろん、岸谷がKeyとコーラスを担当する「3月9日」も、どちらの楽曲であってもおかしくないくらいマッチしていて、ふたりが音楽人として惹かれあう理由を物語っていた。特に、岸谷のKeyによるイントロから始まった「粉雪」は鳥肌モノ。藤巻の歌声をサビから一斉に女性コーラスが包み込むアレンジは、これまでの同曲とまったく違う景色を見せた。藤巻が舞台袖に引いたあとすぐ、歌いだしが〈雪が降ってた〉から始まる「また恋ができる」に続いたのも、「粉雪」の風景を引き継ぎたい岸谷の計らいだったのだろう。「久しぶりに声出しOKだし、みんな“ああ”とか言っちゃったりして」と可愛らしくコールを促して、「Diamond<ダイアモンド>」をサービス。それこそ何十年も前に聞きまくった曲だから尚更思うのだが、昔の曲をなぜこうも懐メロ感なく聞かせることができるのか。もちろん楽曲そのものに対する懐かしさは、誰しもの中に回顧的なものとしてある。でもそれ以上に、今の自分の表現のひとつとしてこの曲と向かい合っている岸谷の姿勢が、きちんと楽曲に新鮮さを与えていたのだと思う。原曲へのリスペクトと音楽への探求心がバランスよく保たれた同曲は、これまでさんざん聴きまくってきた人の耳にも快適だった。そして後半には、二人目のゲストである荻野目洋子を招き入れ、ビート強めな曲を続けて盛り上がる。この土地で聞くことに感動すら覚える「六本木純情派」と、スパンコール攻めのスカート&ピンヒールブーティという荻野目ちゃんを目の前に、テンション上がらないわけがない。1992年に岸谷が楽曲提供したというキュートなポップス「ラストダンスは私に」、荻野目のウクレレ演奏にあわせ、岸谷とバンドメンバー全員がコーラスに徹した「虫のつぶやき」など、一曲ごと様々なアプローチで楽しんでいく。聞けばふたりの出会いは岸谷が赤坂小町の頃で、歌番組での共演やラジオ出演、楽曲提供やスーパーでの遭遇など、ゆっくりながら大切に距離を縮めてきた間柄なんだそう。アーティストとして尊敬しあいながら、お互い女性として憧れを抱いている関係性が、見ていて微笑ましかった。何より岸谷と荻野目、キャラは違えど情熱の持ち方が似ているのだ。おそらくプリプリ時代以上にギターやピアノに対する熱意やこだわりが増している岸谷と、ここ数年になってギターをはじめ、全曲自作のアルバムをアナログ盤でリリースするに至ったという荻野目。いくつであろうが自分の興味関心にまっすぐ突っ込んでいくふたりのパフォーマンスからは、とてつもないエネルギーが伝わってきた。「それでは、全力でダンシングしてください!」という掛け声を合図に、本家はもちろん岸谷もダンスを披露する「ダンシングヒーロー」、荻野目がエレキギターをかき鳴らす「OH YEAH!」と続け、客席はこの日一番の歓声とジャンプを見せた。コラボ後は、再び岸谷とバンドメンバーだけで「Unlocked」「バタフライ」などロックチューンを続けてラストを目指す。疾走感ある曲でギターテクを見せつけたと思ったら、「Dump it!」ではハンドマイクで客に詰め寄り、豪快なシャウトを決める。これ、もはやあっけに取られるレベル。これだけの長い年月、ロックアーティストであり続け、演奏テクを磨き続け、声を張り上げられる自分をキープできている人はそうそういないのだ。ラストの「Signs」で見せた速弾きソロは鳥肌立つほどカッコよく、そのハードロック魂に心の底からしびれた。アンコールでは、再び藤巻と荻野目を呼び込み、今もなおあちこちで歌い継がれる名曲バラード「M」を全員で披露。やはり前述した「Diamond<ダイアモンド>」同様、この曲もじつに新鮮な響きを持っていいて、曲の素晴らしさにあらためて気づかされる。この『岸谷香 感謝祭』は、本人もMCで言っていたように、岸谷本人にとっての音楽やファンへの感謝を示すことを目的に開催された。しかし、岸谷香がこれまで築いてきた自分と音楽の絆の強さと、新たに描こうとしている世界観を感じられるライブから得られたものは、見る側にとってあまりにも大きい。情熱を注ぎ続けることの尊さを実感させてくれたことへ、こちらこそ感謝したくなるライブだった。Text:川上きくえ<公演情報>岸谷香 感謝祭20232月23日(木・祝) 東京・EX THEATER ROPPONGIセットリスト1. 49th バイブル2. MELODY MELODY3. STAY BLUE<w/藤巻亮太>4. 雨上がり5. 南風~ミラーボール6. 3月9日7. この道どんな道8. 粉雪9. また恋ができる10. Diamonds<ダイアモンド><w/荻野目洋子>11. 六本木純情派12. ラストダンスは私に13. 虫のつぶやき14. ダンシングヒーロー15. OH YEAH!16. Unlocked17. バタフライ18. Dump it!19. Signs<アンコール>1. M2. ハッピーマン<ライブ情報>岸谷香 プレミアムアコースティック 2マンライヴ6月9日(金) 愛知・名古屋ダイアモンドホール6月11日(日) 大阪・BIGCAT6月18日(日) 東京・日本橋三井ホール※各地対バン相手は後日発表一般発売日:4月15日(土) 予定藤巻亮太 Live Tour 2023『Sunshine』※終了分は割愛3月3日(金) 宮城・仙台Rensa3月5日(日) 福岡・DRUM LOGOS3月10日(金) 愛知・新栄シャングリラ3月11日(土) 広島・CLUB QUATTRO3月19日(日) 大阪・umeda TRAD3月21日(火・祝) 山梨・甲府CONVICTION3月22日(水) 山梨・甲府CONVICTION藤巻亮太『THANK YOU LIVE 2023』3月9日(木) 東京・I’M A SHOW関連リンク岸谷香 HP:荻野目洋子 HP:藤巻亮太 HP:
2023年03月02日2月23日(木・祝) に東京・EX THEATER ROPPONGIで開催された『岸谷香 感謝祭2023』のオフィシャルレポートが到着した。岸谷香が「元気に楽しく音楽をやれている事に感謝し、お客様に喜んで頂ける様に、毎回ゲストを迎え特別なセッションをする」、毎年2月に開催している年1回恒例のコラボイベント『岸谷香 感謝祭』。2月23日(木・祝) ソールドアウトの東京・EX THEATER ROPPONGIにて、自身のガールズバンド“Unlock the girls”とともに、荻野目洋子と藤巻亮太を迎え、全21曲を披露し、満員の観客を魅了した。プリンセス プリンセス時代の曲から現在のソロ曲など新旧織り交ぜ、今の岸谷香を真っ直ぐ表現するセットリスト。挨拶代わりに3曲披露し、「雨上がり」のギターの前奏に乗せて藤巻亮太を呼び込む。岸谷は、「ふたりの初めての出会い」や、「藤巻君の曲は大好きな曲が多い」というエピソードも披露。お互いの曲を組み合わせた「南風~ミラーボール」のメドレー、岸谷のピアノと藤巻のエレキギターというふたりだけで、しっとりと聞かせた名曲「3月9日」、新曲の「この道どんな道」、そして最後は今の季節にぴったりの「粉雪」と、誰もが納得の圧巻なステージを披露した。岸谷香×藤巻亮太藤巻を送り出した後、「また恋ができる」をしっとり聴かせ、「Diamonds<ダイアモンド>」で客席は一気に盛り上がる。続いて迎えたゲストは荻野目洋子。ご存知「六本木純情派」のイントロで呼び込まれた荻野目は、圧倒的なステージを披露し、観客も釘付け。岸谷が荻野目に提供した「ラストダンスは私に」、荻野目のウクレレ伴奏とヴォーカルをメンバー全員でコーラスで支えアコースティックに聞かせた「虫のつぶやき」、そしてお待ちかねの「ダンシングヒーロー」では、荻野目の切れのあるダンスに合わせて、ギターを降ろし自身も全力で踊る岸谷香。笑顔のふたりに満員の観客が大いに沸いた。ラストは「OH YEAH!」。荻野目はヴォーカルとともにエレキギターで、全員でセッション。息の合った、特別なコラボレーションとなった。岸谷香×荻野目洋子そこからは「Unlocked」「バタフライ」「Dump it!」と、自身のバンド「Unlock the girls」とともに、今の岸谷香の楽曲たちを披露。ラストの「Signs」では、圧巻のギターソロを魅せ、本編を終えた。Unlock the girlsアンコールはゲストも併せて、全員でステージに。岸谷のピアノの前奏が始まると、どよめきと大きな拍手が起こった「M」。荻野目、藤巻、岸谷の3人で歌い分け、ギターソロは藤巻と岸谷のツインを披露。ゲストを送り出し、岸谷のソロ曲「ハッピーマン」で終演。贅沢な一夜限りのステージとなった。予期せぬダブルアンコールを受け、ひとりでステージに出てきた岸谷から、「今年6月に自身の企画でアコースティックのツーマンライヴを東京、名古屋、大阪で開催します!対バン相手は全部違います!」と発表。満員の観客からどよめきと惜しみない拍手が送られ、イベントは幕を閉じた。<公演情報>岸谷香 感謝祭20232月23日(木・祝) 東京・EX THEATER ROPPONGIセットリスト1. 49th バイブル2. MELODY MELODY3. STAY BLUE<w/藤巻亮太>4. 雨上がり5. 南風~ミラーボール6. 3月9日7. この道どんな道8. 粉雪9. また恋ができる10. Diamonds<ダイアモンド><w/荻野目洋子>11. 六本木純情派12. ラストダンスは私に13. 虫のつぶやき14. ダンシングヒーロー15. OH YEAH!16. Unlocked17. バタフライ18. Dump it!19. Signs<アンコール>1. M2. ハッピーマン<ライヴ情報>岸谷香 プレミアムアコースティック 2マンライヴ6月9日(金) 愛知・名古屋ダイアモンドホール6月11日(日) 大阪・BIGCAT6月18日(日) 東京・日本橋三井ホール※各地対バン相手は後日発表一般発売日:4月15日(土) 予定関連リンク岸谷香 HP:荻野目洋子 HP:藤巻亮太 HP:
2023年02月24日お香をたく時間を豊かに演出し、そのまま置いておくだけでインテリアの一部になる、個性派のインセンスホルダーをセレクト。美しいデザインを揺らめく煙とともに眺め、視覚でもお香を楽しんで。真鍮の輝きと、優美なラインが魅力的。ロンドンのデザインスタジオによる手作りのインセンスホルダーは、小ぶりながらも存在感のある真鍮製。経年変化して、使うほどにアンティークのような趣に。写真のようにいくつか並べて飾るのもおすすめ。各¥7,700(Subtle Bodies/JAU)シンプルで力強い形が、空間のアクセントに。ミニマルな形が目を引くインセンスバーナー。マットに仕上げたアルミニウム素材も、モダンなムードを演出するポイント。オーストラリア・メルボルンを拠点とするデザインスタジオから。¥5,500(Lightly/JAU)情緒深い月夜の景色をミニマルに表現。京都で安土桃山時代から続くお香の老舗による、香皿と香立てのセット。月が水面に映る様子から着想を得た、静寂を感じさせるデザインが美しい。香立ての位置は自由に配置できるので、自分好みに楽しみたい。¥4,620(薫玉堂 TEL:075・371・0162)独創的な世界観で魅了するドイツ発の陶芸ブランドから。デザイナー、ベルンハルト・クーンが生み出す作品は、ポエティックでどこかファニー。水鳥の形をしたインセンスホルダーは、愛らしい表情に注目を。他にゾウやライオンも。¥5,390(クーン ケラミック/エイチ・ピー・デコ TEL:03・3460・0313)ぴたりと合わせれば、キューブ形のお香立てに。淡路島在住の現代美術作家・南野佳英が作るインセンスホルダーは、台風で倒れた椨(たぶ)の木で作られたもの。お香の主原料としても使われる椨は、深みのある色合いが特徴。CUBE5955点セット¥13,750(√595)※『anan』2023年2月8日号より。写真・多田 寛スタイリスト・池田沙織文・間宮寧子(by anan編集部)
2023年02月02日毎年恒例になっている岸谷香主催イベントの4回目となる『岸谷香感謝祭2023』のゲストは荻野目洋子と藤巻亮太のふたり。合計4回にわたってお届けしている記事、今回は岸谷×荻野目対談の後編だ。 前編() では、ふたりがいかに母親であることとミュージシャンであることを両立しているか、踏み込んだ話となった。今回は楽器、曲作り、バンド、さらにイベントに向けての思いなど、音楽に関するさまざまな話題について、話が広がった。――活動休止期間を経たことで、練習に対する意識が変わってきたとのことですが、ライブに対する意識で変わってきたところはありますか?岸谷ありますね。“ライブの出来”はもちろん重視しますが、自分が満足するだけじゃなくて、みんなに楽しんでもらいたいという思いが、より強くなってきました。大事にしているものも、少し変わってきた気がします。荻野目どう変わってきたんですか?岸谷子供がいなかった頃は、“音楽が私のすべて”という意識でやっていたのね。ところが練習はそんなにしませんでした。「練習通りに本番ができるわけないじゃない?」みたいな。当時の自分を叩きたくなりますけど(笑)。今はできるかぎり練習しないと、気が済まなくなりました。子供が熱を出して、「リハに行けないけど、本番は行きます」みたいな状況になったとしても、“これまでしっかり練習してきたから大丈夫”って、練習した事実が自分を支えてくれると、ステージに立てるんですよ。以前は怠け者でしたが、勤勉になりました(笑)。岸谷香荻野目そうなんですね。私は昔から練習は好きだったんですよ。ただ、若い頃はドラマの仕事など掛け持ちがあるので、思うようにいかないことが多々ありました。20歳のころに1度だけ武道館をやらせてもらったんですが、振り付けとか、覚えることがいっぱいあるのに、練習時間が限られていて。時間が全然足りなくて、“もっともっと練習をしなきゃ”ってところで本番を迎えたんです。不安とプレッシャーとの戦いがすごすぎて、自分が辛すぎる、みたいな。今の自分からすると、「そんなに力を入れなくていいよ」って声をかけてあげたいくらいでした。岸谷以前の自分を叩きたい私とは大違いですね。荻野目今も練習は好きなので、やりたいと思ったらとことん、ご飯も作らずにやりたくなります。さすがにそれは無理だから、今日は何時までって決めて、練習部屋で練習して、時間が来たら、家に帰り、母としてやるべきことをやっています。そういう意味では、切り替えがうまくなったのかもしれません。今日はここまでしか出来なかったけど、納得はしているということですね。荻野目洋子岸谷私が練習をよくするようになったのは、時間が限られていることも大きいと思いますね。今は子供たちが大きくなって、解放されましたが、ある時期は、限られた時間だからこそ、余計に大事というか、“練習をやりたい”という気持ちが強くなってました。荻野目確かに時間が限られていると、尊いものに感じますよね。練習している時間すらもキラキラしているなって(笑)。岸谷そうそう。以前は「練習、えーっ!」って言ってたのに、今は「みんな、練習しようよ」って率先してやっているという(笑)。――しばらく音楽から離れていたから、余計にそう感じるのではないですか?岸谷あとは、やっぱり家に帰ったら、やらなきゃいけない家事があるからじゃない?シンデレラの屋根裏部屋が待ってるからこそ、それまではキラキラしていたいということですね(笑)。――音楽の練習はどのようにやっているのですか?荻野目私はその時によって、今日は歌だけ、今日はウクレレだけって決めて、練習しています。サザンオールスターズの関口和之さんに声を掛けていただいて、一緒にウクレレバンドをやらせてもらっているので、ウクレレバンドの活動の前は、ウクレレの練習をしています。岸谷ウクレレ、難しくないですか?荻野目ギターよりも簡単だと思います。ギターよりもすぐに音が出るので。岸谷そっか。私、実はハワイで調子に乗って、割といいウクレレを買ったんですよ。でもギターを先に始めちゃってると、「なんでこれでDが出るんだろう?」って、違和感満載で馴染めませんでした。結局、ウクレレを始めたばかりのスタッフに、「貸してあげるね」って言って、結果あげたみたいな(笑)。荻野目えー、あげたんですか。ギターを弾くのが上手すぎるから、そうなるんでしょうね。岸谷弦の数も違うし、並びも違うでしょ。ミラレソシミ以外には弦が並んじゃいけないと思っているから。荻野目私はそういう覚え方をしてなくて、手でなんとなく弾いてます。岸谷そのほうがいいのかも。音で考えちゃうと、馴染めない。荻野目ウクレレバンドのライブが近づいてきたら、そっちに集中して、新鮮な気持ちで、高木ブーさんやよっちゃん(野村義男)たちと一緒に演奏させてもらっています。バンド活動って、楽しいですね。岸谷楽しいよねえ。――久々に音楽活動を再開して、時代の空気の違いを感じた部分はありましたか?岸谷今って、なんでもありだな、こうじゃなきゃいけないという枠がなくなってきたんだなと感じています。80年代の頃は“バンドはこう”、“アイドルはこう”というように型にはめる風潮があったじゃない?荻野目そうですね。岸谷今はみんなが自由に発信していますよね。ただし、この世代は知ってるけど、この世代は知らないみたいに、音楽を聴く層が細分化している難しさもあると思いますけど、自由なところはいいですよね。デビューした頃、「楽器なんか持ってないで、踊りなさい」と言われましたから。荻野目つい最近まで、アイドルと呼ばれる人たちは、「こうしたほうが売れるよ」って、型にはめられる傾向がありましたよね。でも最近は、わかりやすいところでは、BTSさんもある時から自分たちで楽曲を作り始めていますし、それぞれが自分たちのやりたいことをやれるようになってきたんだなと感じています。娘がその世代なので、全部教えてもらっています。「苦しいときは苦しさを歌詞に込めているんだよ」って娘が熱く語ってくれて(笑)。楽曲にその時の心情が反映されているから、お客さんも応援したくなるんだろうな、私も自分から発信しないといけないなあと思いました。香さんのように自分で曲を作ってやってこられている方とは違って、私は“作られる側”というところが最初にあって、その中でもがいてきたので、これからはもっと自分から発信しないといけないなって痛感しています。上手い下手じゃなく、発信したいことを形にしていくことが大事だなって。――荻野目さんの作ったNHKみんなの歌の「虫のつぶやき」、いい曲ですよね。岸谷虫の歌、作ったんですか?荻野目作ったんですよ。子供のころから虫が好きで。珍しいと言われるんですけど、虫の気持ちになると、言いたいことが出てくるんです。たとえば、蛾の気持ちになったら、“なんで蝶に似ているのに、蝶と違って嫌われるんだろう”みたいなことが出てくるので、そういうことを歌にしました。岸谷確かに蝶だと、急にかわいいイメージになるもんね。荻野目そういうことを人間界に置き換えてみると、共通項があるなって。あの曲を自分で作ったときに、言いたいことを言えた気がして、充実感がありました。多分、香さんはそういう充実感をいっぱい経験されていると思いますけど。岸谷歌詞はすごく時間がかかるし、言葉は果てしなくあるので、私にとっては、作詞を書くほうが大変ですね。作曲はドレミファソラシドの中で作るから、ひらめきとアイデアでの勝負みたいなところはあるんだけど、歌詞はどうにでも変えられるし、何でもいいから、逆にとても難しいです。だから、歌詞ができた時の充実感はよくわかります。“やっと生まれた~!”みたいな。あの感覚があるからこそ、次に向かえるんですよ。私の場合は、だいたい曲が先なんだけど、白紙の歌詞カードを見ると、先が遠すぎて、やる気が起きません(笑)。なんとか書かずにすませられないかって毎回考えるんですが、書かなければ終わらないので、頑張って書いています。荻野目同時に作ることはないんですか?岸谷ほとんどないかな。私はメロディや和声のジャンルのミュージシャンなので、本当は歌詞を書きたくないのね。PRINCESS PRINCESSの時は、作詞にこだわりのあるメンバーがいたので、「そっちは任す。私はこっち」という感じで分担作業をしてました。「たまには香が書きなよ」と言われて、「えーっ」って言いながら書くこともありましたけど。きちんとした内容の歌詞は、他のメンバーが書いてくれるから、私は「彼氏がほしい」とか、どうでもいい歌詞を書いたほうが、それぞれの違いが出て、おもしろいかなって、気楽に書いていました。でもひとりになったら、きちんとした歌詞も書かなきゃいけなくなったんですね。「ラララでいい」と言われたら、「ラララ」で出したいくらい。だから苦痛ですけれど、できた時の喜びが大きいので、頑張れるという。白紙の歌詞カードを見ると、気が遠くなるけれど、早くあの喜びにたどり着きたいと思って頑張っています(笑)。荻野目同時はないんですね。私は「虫のつぶやき」を書いた時は詞と曲が同時だったんですよ。できあがった時は、本当に言いたいことを言えたので、うれしかった。岸谷それは先に言いたいことを書いて、そこにメロディを付けるということではなくて?荻野目じゃなくて、ウクレレを弾きながら同時に作りました。――岸谷さんが荻野目さんを『感謝祭』に誘った経緯を教えていただけますか?岸谷『感謝祭』、コラボが楽しいからで始めたところがあります。バンドも楽しいんだけど、バンドだけだと、一緒にやる人が限られてしまうので、いろいろな人とコラボをしたくなるんですね。他の人のイベントに呼ばれるうちに、私もやってみたいと思うようになりました。自分が知らない世界を見たいという思いもあるので、自分の友達、好きな人、憧れた人などて、頭の中で思い浮かべて、この人と一緒にやったら、何か楽しいことができるんじゃないかなって感じた人をお誘いしています。2022年は根本要さんと和田唱くんという男性ミュージシャンをゲストとしてお招きしたから、2023年は女子がいいなあ、パフォーマンスとしても華やかなものにしたいなあと考えていたので、洋子ちゃんがぴったりだな、適任者だなって(笑)。荻野目ありがとうございます!岸谷洋子ちゃんとは前から接点はありましたけれど、最近になって赤い糸がより太くなってつながってきたので、いい機会だなと思い、お誘いしました。洋子ちゃんの曲は、ダンスビートのものもあるので、ダンスビートをやるのも楽しいですしね。それでスタッフを通じてお願いしたら、洋子ちゃんからすぐに、「声をかけていただいてありがとうございます」というメールをいただいて、「いえ、こちらこそ。楽しいことをやりましょう」って。荻野目以前からちょこちょこつながりそうで、でも仕事ではそこまでしっかりとつながれていなかったので、とてもうれしかったです。香さんとどういう曲をやったらいいかなって、ずっと考えていたんですよ。岸谷今朝もメールをいただいて、「今日は何を着ますか?」という流れから、「リンダ・ロンシュタットのカバーをしたら楽しいかなあと考えています」といったことも書かれていて。私からも、「ダンシング・ヒーロー」という曲から、バナナラマの「ヴィーナス」に通じるものを感じていたので、「『ダンシング・ヒーロー』と『ヴィーナス』をアレンジしてくっつけたら楽しいんじゃないかなって思うんですけど、どうですか?」って電話をしたんですね。そうしたら、「『ヴィーナス』、昔アルバムでカバーしてました」って。会話をしている段階からすでに楽しいですね。――第1回目の『感謝祭』では、岸谷さんが森高千里さんと一緒に「十七才」を歌って踊ったのは素晴らしいサプライズでした。会場内もとても盛り上がりました。荻野目それは楽しそうですね。岸谷いろいろな楽しみ方があると思うんですけど、観に来ている人たちも80年代を知っている人たちが多かったんです。ある程度、年を重ねてきている人たちが、少年少女の顔になって、うれしそうな表情を浮かべているのを見ると、やっぱり音楽って素晴らしいなあって思うんですよ(笑)。洋子ちゃんもヒット曲を持ってますし、やりたいこともたくさんありますね。『感謝祭』に来る方々が知ってる曲がいいだろうな、みんなが楽しめるのがいいだろうなということは考えています。うちのバンドは30代の女の子3人なので、女の園という感じになると思いますよ。――荻野目さんは女性バンドの中で歌った経験は?荻野目SHOW-YAさんと共演させていただいたことがあります。岸谷SHOW-YAは友達だから言うけど、今やっているUnlock the girlsは、SHOW-YAと真逆という感じですね。SHOW-YAはみんな、私よりもお姉さんだし、タイプがちょっと違いますよね。ああいう大人の感じはなくて、かわいい感じなんだけど、女の子のグルーヴがすごいんですよ。荻野目バンドはどういう風に結成したんですか?岸谷50歳になったときに、「よし!」って気合いを入れて新たにスタートを切れる最後のタイミングかもしれないなと思ったんですね。これはネガティブな意味ではないんですけど、長い年月をかけて熟成させていくものに挑戦するのは、気力的にも体力的にも50歳が最後かもしれないと考えたときに、やりたいなと思ったのが女の子バンドだったんですよ。荻野目そうなんですね!岸谷PRINCESS PRINCESSを解散した時には、“一生、女の子バンドはやらない”って思ったんですが、またやりたくなりました。まわりから反対されるかと思ったら、「いいじゃないですか」ってことになり、信用できる音響や楽器のスタッフから「香さんに紹介したいと思っていた子たちがいるんです」と言われて会ってみたら、この子たちとだったら楽しいことがやれそうだなと感じて、今に至っています。荻野目私は今、バンド編成でステージに立つ時は、ドラムはGRACE(ex.麝香猫)にお願いしています。ベースが御供(信弘)さんなんですよ。香さんの話をしたら、「えー!」って驚いてました。岸谷御供さんとは『Mt.FUJIMAKI』でもご一緒しましたね。GRACEは元気ですか?荻野目元気ですよ。実は20代でツアーを回った時に組んだバンドのドラムがGRACEだったんです。岸谷あっ、そうなんだ。やっぱり縁のある人って、どこかでつながりがあるんですね。大先輩のSHOW-YAもそうですが、GRACEがいた麝香猫、ノーマ・ジーン、Reg-Winkなど、女の子バンドのメンバーと、当時、家で飲んだりしていました。いろいろつながりがあって、おもしろいですね。荻野目私もバンドが大好きなので、『感謝祭』、とても楽しみにしています。岸谷ギターも弾くとのことですから、せっかくだからギターも持ってきてください。女の子全員でやるのも楽しそうなので。荻野目ギターは技術的には全然なのですが、簡単なものだったら弾かせていただきます。岸谷せっかくだから、「ここじゃなきゃ、こんなことはしないよ」みたいなことがあると、おもしろいですよね。ここじゃなきゃできないことをやれたらと思っています。荻野目踊りますか?岸谷死ぬほど恥ずかしかったけれど、「17才」も全力で踊ったんですよ。今回も何か、洋子ちゃんと一緒にやれたらいいな。荻野目じゃあ、ぜひ(笑)。岸谷「ダンシング・ヒーロー」のYouTubeを見たんですが、これは難しいなあ、「17才」のフリとはちょっと違うなあって、ひるんでますけど(笑)。でも、女の子たちだから、ステップだけでも一緒に踏んだら、楽しいと思うし、女の子らしい衣装を着たいですね。そういうことが好きなんでしょうね。荻野目香さんは、きっと私よりもそういうことが好きなんじゃないですか。岸谷そうだと思う。だからバンドの子たちにも、「足をこうやって、ステップを踏むんだよ」って言ったら、「弾きながら、やるのは無理です」「ダメダメ、練習してやるの」って(笑)。だんだん馴染んできてます。彼女たちも自分たちがやったことのないことを楽しんでくれているし、ダンスビートをやるとなったら、最高に盛り上がると思います。荻野目藤巻さんも参加されるんですよね。藤巻さんはどんな感じで?岸谷藤巻くんは対極の感じになると思います。こっちは“華やか”で、藤巻くんと一緒にやるのは“ストイック”な感じ。私がピアノを弾いて、藤巻くんがアコギを弾いて、ふたりだけでやるのも楽しいかなって考えてます。女の子だけでやるところでは、女の子の持っている魅力を最大限に発揮して、華やかにパフォーマンスをやるのが好きなんですよ。千里ちゃんのときも「絶対にミニスカートをはこう!」って言ってたのね。だって男の子にはできないんだよ(笑)。荻野目確かに。岸谷「千里ちゃんの衣装、借りていいですか?」ってお願いして借りて、ふたりでおそろいの衣装を着て、踊ったんですよ(笑)。一生のなかで恥ずかしい瞬間のランキングの上位何個かの中に確実に入るんですが、恥ずかしがっているよりも、楽しもうと思ったし、実際にとても楽しかったんですよ。女性としてパフォーマンスをやるのは、なんて楽しいんだろうと思いました。荻野目私も華やかな衣装も好きなんですけど、同じミニスカートでもティナ・ターナーみたいな感じ、ちょっとロックな感じが好きなんですよ。岸谷わかるわかる。洋子ちゃん、タイトなミニで、スパンコールのスカートとか、はいていましたよね。荻野目今、話をしていて、『感謝祭』で何を着ようかなって、いろいろイメージが広がりました(笑)。色でカラフルさを出そうかなとか(笑)。岸谷ゲストの方がステージに上がるだけで、色がパッと変わるんです。これは、自分がゲストをお招きする立場になって、初めて気づいたことなんですが、そこも楽しいところですね。みんな、存分にやって、という感じです。アレンジに関しては、Unlock the girls風に変えさせてもらいたいなと考えています。もし、いやだと思うところがあったら、はっきり言ってね。荻野目まったく大丈夫です。私もバンドでアレンジしてやるのは好きだし、そういうことも含めて、楽しみにしています。せっかくだから香さんと一緒に、普段はやれないコラボレーションをするのが楽しみです。――観にくる人に向けて、メッセージをいただけますか?岸谷こうやって話をすると、私と洋子ちゃんって、共通することもあるし、つながっているところもたくさんあることがわかるんですよ。でもふたりの名前をパッと言われた時には、“どこにつながりがあるの?”って思われる方もたくさんいらっしゃると思います。だからこそ、何をするんだろうというワクワク感が高いだろうし、おもしろいコラボをできる気がします。荻野目香さんが毎年やられているイベントに出させていただけることは光栄ですし、藤巻さんも同じ日に出られるということで、そちらも観たくなりますし、とても楽しみにしています。せっかくだから、意外性があったほうが楽しいだろうし、来て下さったお客さまに「おもしろかった」って思ってもらえるような選曲をしたいですね。ファンの方からのコメントで、「香さんが書いた『ラストダンスは私に』はやるんですか?」と書いてくれている人もいるんです。やるかやらないかはわかりませんが、香さんと一緒にやるからこそ、みたいなところも出せたらとも思います。岸谷5人のバンドだったら、どうやるか、みたいなことでアレンジを変えてやるのもおもしろいかもしれないですね。で、洋子ちゃんにもギターを弾いてもらって。荻野目いいですね!その時はコードと譜面をよろしくお願いします。早めにいただけたら、練習します!岸谷洋子ちゃんのファンの方々にも、「おもしろかった。かわいかった。楽しかった」って感じていただけるように全力でやります。Text:長谷川誠Photo:吉田圭子<公演情報>『岸谷香 感謝祭2023』2023年2月23日(木・祝) OPEN 16:45 / START 17:30会場:EX THEATER ROPPONGI出演:岸谷香 / Unlock the girlsゲスト:荻野目洋子 / 藤巻亮太チケット料金:全席指定9,000円(ドリンク代別、税込)発売中:関連リンク岸谷香 公式サイト:荻野目洋子 Twitter:
2023年01月26日毎年恒例になっている岸谷香主催イベントの4回目となる『岸谷香感謝祭2023』のゲストは荻野目洋子と藤巻亮太のふたり。イベント開催に先駆けて、岸谷×藤巻、岸谷×荻野目という2組の対談を前編後編に分けて、合計4回にわたってお届けしている。今回は岸谷×荻野目対談の前編。岸谷香と荻野目洋子には、80年代にデビューしたこと、2000年代に結婚、育児によって活動を中断した時期があることなど、さまざまな共通点がある。共演することで、華やかなキラキラしたステージのイメージも浮かんでくる。今回はふたりの出会いから、いかにしてブランクを経て音楽活動を再開したのか、母親であることとミュージシャンであることをどう両立しているかなどにも話題が及んだ。――荻野目さんのデビューは1984年で、岸谷さんのPRINCESS PRINCESSでのデビューは1986年です。しかし、岸谷さんは赤坂小町としては1984年デビューとなるため、同期という言い方もできます。岸谷同期と言っても、私たちはアイドルの端くれというか、イベントに出演する場合でも、人数合わせみたいな感じがあったので、洋子ちゃんとは全然状況が違いました。洋子ちゃんはすごかったもの。岸谷香荻野目いえいえ、全然、そんなことはないですよ。――そもそも初めての出会いは?岸谷同じテレビ番組に出演していたことはあったので、挨拶くらいはしたかもしれませんが、あれは出会いとは言わないと思うんですよ。となると、当時の洋子ちゃんのプロデューサーから、「荻野目さんの曲を書いて下さい」と依頼があって、楽曲提供させていただいたのが最初の接点ということになりますね。――その曲が「ラストダンスは私に」です。1992年11月21日リリースの荻野目さんの15枚目のアルバム『NUDIST』収録曲で、躍動感あふれるポップなナンバーです。荻野目あの時は直接、お会いしてないのですが、素敵な曲を提供してもらい、ありがとうございました。その時点で話したことはなかったけど、先にLINDBERGの渡瀬マキちゃんとは同い年ということもあって、仲良くさせてもらってて……。岸谷マキちゃんと一緒ということは、学年で私の2個下ですね。荻野目はい、マキちゃんから香さんの話はよく聞いていたので、お会いする前から、知ってます、みたいな感じでした(笑)。岸谷だからなのかもしれないですね。初めて会ったときも初めてという気がしませんでした。荻野目同じです!香さんとは最初から自然に話せる感じがしていました。荻野目洋子――おふたりが最初に話をされたのはいつ頃ですか?荻野目多分初めて話をしたのは、PRINCESS PRINCESSが震災の復興支援で再結成されて、音楽番組に出演された時なので、2012年くらいだったと思います。岸谷そのちょっと前、私が準備体操のライブをやっている時にも赤坂BLITZに観に来てくれたんですよね。その時は会えませんでしたけど。荻野目そうですね。その後、テレビの歌番組でお会いしたときも本当に自然な感じで、「あ、こんにちは」みたいな。岸谷確かに「ああ、どうも」という感じでした。荻野目プライベートではテニスの接点もありましたしね。岸谷そうなんですよ。洋子ちゃんから、「お子さん、○○テニススクールに行ってないですか?」って。「なんで知っているの?」と聞いたら、洋子ちゃんのご主人が関係しているスクールだったんですよ。そのご縁で、テニスの試合を観させていただいたり、スーパーでばったり会ったり(笑)。荻野目気がついたら、結構会ってますね(笑)。――おふたりは、もともとご縁があるんですね。荻野目香さんのアメブロも読んでました!私もアメブロをやっていた時期があって。子育てをするようになってからは、活動を休止していたので、せめて応援してくださっている方々とブログでつながれたらいいかなって。岸谷私もまわりのスタッフから、「せめてアメブロをやって、世間とつながっていたほうがいいよ。唯一、応援してくれる人とのダイレクトにつながるものなんだから」と勧められたことがきっかけで、アメブロを始めました。荻野目先輩の主婦の方のブログを読み始めて、とても参考になるなーと思っていて。香さんのブログを読んだら、読者数がすごくて、香さんの人柄が文章に表れていて、おもしろいし、楽しいし、お弁当のことやお子さんの話など、参考になりました。お子さんもほぼ同世代だけど、香さんのお子さんのほうがちょっとだけ年上で。だから先に受験の話をされてて、とても勉強になるなあと思って、ずっと読ませていただいてました。岸谷そうですか。あのブログはめんどうくさくなって、書かなくなったわけじゃないんですよ。上の子が男の子なんだけど、思春期になって、「ブログに書くな」って言い出したの(笑)。荻野目あーなるほど(笑)。岸谷ママ友たちが見るでしょ、そして自分の子供に言うでしょ。そうすると、子供同士で「お前のこと、書いてあったぞ」って言われるみたいで、だんだん嫌になってきたんだと思います。以前、母の日に息子からカードをもらったんですが、最後に「これをブログに載せるな」って書いてあったんですよ。この文章を載せたいんだけどなって(笑)。でもプライバシーの問題もあるので、中学にあがるころから、子供たちのことは書かなくなって。そうしたら、とたんにネタがなくなっちゃって。子育てブログとしては終わってしまったんです。荻野目男の子はそうなのかもしれないですね。うちは娘が3人なので、子供からのクレームはあまりなかったんですけど、ツールが増えてきて、Twitterとインスタもあるし、レコード会社から「インスタをやってもらったほうがありがたいです」という話もあって、私が不器用で同時にできないということもあり、文字数の多いブログをやめてしまいました(現在も閲覧は可能)。岸谷なるほど。同じような状況ですね。今やっているUnlock the girlsというバンドのメンバーは30代前半なんですが、その子たちに「香さん、今の時代はインスタですよ」って言われました。バンドでアカウントを作ってくれたので、だんだんインスタが多くなってきました(笑)。――それぞれインスタ配信やYouTube配信もやられていますね。荻野目私はコロナ禍になってから、インスタ配信を毎月1回やっています。岸谷私はコロナ禍の影響がとくに大きかった時期は、週1でYouTubeで配信していました。今はほぼやっていませんが、その時は1年くらい毎週やっていました。荻野目毎週って!すごい!1カ月に1回でも、「あ、もう来ちゃった」って思うのに……。岸谷やり疲れたところはありました。いい音でいい演奏でお届けしたいと思えば思うほど、やるべきことも増えてきて。自分のスタジオがあって、リハーサルができるようになっているんですが、PA卓を通して、ピアノにもマイクを立てて取ると、音がきれいすぎるというか。ライブとほとんど一緒だから、上手くいかなかったところが気になってしまうんですよ。「もう1回、やっていい?」みたいな感覚になってしまって、これは違うんじゃないかなって。最終的には、私もiPhoneで撮るようなったんですが、「音が割れている」とか、いろいろと言われることもあり、1年くらいで力つきました(笑)。荻野目私は香さんのように、今はまだライブで全国を回れていなくて、今後はライブハウスをもっと多く回れるようになりたいと思っているんですね。そのためにも、ウクレレを弾きながらカバーや童謡など思いつくままに配信で歌っています。ウクレレって、気楽にできるのが良さなので、ユルイ感じでやっています。毎月新たにウクレレで弾ける曲も限られているので、しっかりやるには練習する必要があるんですが、それでヘロヘロになったら、本末転倒じゃないですか。岸谷そうですね。荻野目なので、最近はポッドキャスト気分で、みなさんからテーマや質問を集めて、お答えしながらゆるいスタンスでやっています岸谷私たちって、“力尽きやすい世代”だから、ペース配分を考えることが大切ですよね。――おふたりとも音楽と真摯に向き合っているからこそ、頑張りすぎて、力尽きそうになるんだろうなと感じます。それぞれ、子育て中は音楽活動を中断されていましたが、その間、音楽との距離はどのような感じだったのですか?荻野目香さんはどれくらい休んでたんですか?岸谷私は10年くらいかな。荻野目えっ、そんなに!?岸谷子供が生まれたのが2001年で、2011年の震災のあとのPRINCESS PRINCESSの再結成まで、ほとんど公の活動はしていませんでした。夫が毎年12月1日に行われる『Act Against AIDS』というチャリティイベントに関わっていたので、5年すぎたあたりから、そのイベントだけはやることにしていました。直前まで子供の世話をし、ステージに上がって、「Diamonds<ダイアモンド>」1曲だけ歌って、すぐに子供の世話に戻るみたいな。ステージに立った直後は「音楽って、やっぱりいいよね。またやろうかな」って言ってるんだけど、次の日になると、育児の日々で、それどころではなくなるという。毎年12月1日以外は、屋根裏部屋に戻ったシンデレラみたいでした(笑)。子供たちが小学校にあがった頃に、それまでは自分の体の中にあった“ドレミファソラシドみたいなもの”がなくなってきたと感じたことがあったんですよ。常にあるもの、絶対に薄れないものだと思っていたのに、薄れてきたかなって。荻野目それはショックですよね。岸谷さびしくなっちゃって、「リハビリに付き合ってくれない?」って友達のミュージシャンにお願いしました。みんなにスタジオに集まってもらって、音を出すようになって、その流れの中で「リハビリのライブをやりませんか」という話が出てきたんですよ。それで、「もし直前に、子供が熱を出したりインフルになったりしたら、私、ライブに行けないからね。みんなに土下座して謝ってくれる覚悟があるなら、スケジュール切っていいよ」ってマネージャーに言ったら、「わかりました。そうなったら私が謝りますから」って。荻野目そう言えるのも、すごい!岸谷それで最初の年に1日だけやりました。翌年は東京と大阪もやろうということになり、その次の年は5本くらいやろうということになり、その後、震災が起こって、PRINCESS PRINCESSの再結成という流れになったんですよ。で、再結成して活動したら、“音楽をもっとやりたい!”と思うようになり、今に至っています。荻野目『Act Against AIDS』のとき、1年に1回だけ歌うことになって、「Diamonds<ダイアモンド>」をすぐに歌えたんですか?私だったら、「ダンシング・ヒーロー」は歌えないですよ。岸谷えっ、どういう理由で?荻野目テンションが上がらないから(笑)。岸谷そういうことね。私はそういう意味では、得な性格なのかもしれません。イントロを聴いた瞬間に、スイッチが入っちゃって、なんだったら「ギター貸してよ」って、昨日までやっていたような顔になるタイプなの(笑)。荻野目それはすごい!向いていますね。岸谷でも次の日になると、「また来年」という感じで、日常に戻ってしまうんですけどね。でもステージに立ったら歌えていました。洋子ちゃんはどういうふうに復活したの?荻野目私は4年間くらい完全になにもやってなかったんですね。子育て中は自分の歌も一切聴かないですし。岸谷私もそうだった。荻野目音楽に関しては、ポップスも流さず、子守唄系・教育テレビ系の音楽だけの生活でした。さびしいという感覚もとくになくて、子育て生活にどっぷり漬かっていたんですね。デビュー25周年になる時に、ありがたいことに、ビクターさんから「レコーディングしませんか」というお話をいただいて、「えっ、やっていいんですか?」という感じで始めました。でも、いきなりアップテンポの曲は歌えない気分で。ボサノバタッチの歌だったら、家でも聴いていたので、その流れで作らせてもらいました。岸谷そうなんだ。荻野目でもそうはいっても荻野目洋子とボサノバって、イメージ的には結びつかなかったと思うし、セールス的にも伸びなかったんですが(笑)、自分の中ではいきなりアッパーな曲に行けませんでした。で、その後くらいから、たまにテレビのオファーをいただくようになっていったんです。アイドルと呼ばれていた方たちが、子育てをしながら仕事を両立させていく時代へと、世の中が変わってきていたから、そういうスタンスでの活動が受け入れられるようになったのかもしれません。それで、単発の歌番組で80年代の歌を歌わせていただいたりしていました。30周年を迎える少し前、28周年くらいの頃に、“当時の曲を歌うからにはもっとトレーニングをしないと、無理だな”と思って、デビュー前に通っていた腹式呼吸の先生のところに本格的に通うことにしました。岸谷ボイストレーニングってことですか?荻野目いえ、歌は一切やらないんですよ。体育会系の先生で、もうおじいちゃん先生なんですが、ひたすら走らされて、呼吸だけ教えてくれるんです。岸谷えっ?走るの?荻野目そう。体育館が教室で。晴れの日は体育館の周りを走って、雨の日は体育館の中を走って、とにかくひたすら走って、ハアハア息が上がっている時に、跳び箱の一番上の部分みたいなものをお腹に乗せて、先生が押すんですよ。「息をお腹から出すんだよ」って言われて、頭で考えても、できないじゃないですか。でもそこでお腹をグッと押されるから、ワーッって声が出ちゃう(笑)。呼吸の仕方を体で覚えさせる教え方。岸谷へえ~。荻野目その先生のところに行くと、かなりキツいトレーニングだけど本当に声が出るようになるんですよ。久しぶりに先生のところに行ったときは、「完全に主婦の体になっている」って言われましたけど。岸谷だって、主婦なんだから、しょうがないよね(笑)。荻野目そうですよね(笑)。でもそこから、2年くらいかけて毎週通って、ひたすら走って、鍛えられて、ようやく歌える身体に戻って、デビュー30周年を迎えた2014年には、2時間のワンマンライブができるようになりました。2017年頃に、「ダンシング・ヒーロー」で再ブレイクした時には歌える状態になっていたので、すんなり対応できたのだと思います。岸谷それは良かったですね。私も同じで、リハビリライブをやって、年1回でも歌うことを続けていたので、震災後の再結成の時も、自然に入っていけたんだと思います。“おかあさんモード”のままだと、“歌うモード”に急に切り替えるのは難しいですよね。洋子ちゃんの「『Diamonds<ダイアモンド>』を歌えたんですか?」という質問も、1曲だから歌えたんであって、ワンマンのステージ2時間はできなかったと思います。1曲と2時間のライブは全然違うから。荻野目全然違いますね。岸谷あと、私は“おかあさんモード”になっている時は曲が書けませんでした。集中力がないというか、“曲を書こうかな”と一瞬思っても、子供たちギャーッって言ってると、今はそれどころじゃないなって。なかなかそういうモードにはなりませんでした。人間って、モードで生きている生き物なんだなって痛感した。荻野目わかります。部屋を変えたり、家から出たりしないと、なかなか切り替えられないですよね。岸谷“家を出たら奥居香になる”みたいなことをすると、つらくなると思ったので、名前も普段通りにしているし、日常の中で歯を磨くように自然体で音楽をしたいと思っていて、特別なことをしないようにしていたのね。でもさすがに子育てが大変だった時期に、ライブが連続してあったときは、都内でもホテルに泊まっていました。ライブが終わって、家に帰って、「お帰り~!」って言われると、モードが変わってしまうから。荻野目うん、うん、わかります、その気持ち(笑)。岸谷本当に不思議なもので、子供の顔を見ただけで、一瞬でガラガラッって、“おかあさんモード”に切り替わっちゃう(笑)。荻野目私はむしろ独身時代は意識的に切り替えていたんですよ。普段の自分はおっとりしていて、でも楽曲はダンスビートを求められることが多くて、テンションを上げる必要があったので、朝起きたら、走りに行ってテンションを上げて、なんとかスイッチを入れていました。それなりに準備が必要だったんです。でも結婚してからは、またちょっと変わって。子供が生まれてからは、自分がたくましくならなきゃいけないという意識が強くなっていたんですね。でもある時、主人に、「そんなに構えなくてもいいじゃない?自然体でやった方がいいよ」って言われたんです。自分ではピリピリしているつもりはなかったんだけど、ライブ前はやっぱり構えたところがあったんだなって。岸谷ピリピリするのは、わかりますよ。荻野目「ピリピリするんだったら、やめたほうがいいよ」と言われたことがあって、それは自分にとってはショッキングでした。でも香さんがおっしゃったように、ミュージシャンとして自然体でやることが理想だなって。主人がそう仕向けてくれて。岸谷うちでも、再結成の時には、家族にお伺いを立てました。「おかあさんは昔、PRINCESS PRINCESSというバンドをやっていたことがあってね」って、子供にゼロから話したんですよ。「あなたたちが自分のことを自分でやってくれないと、いろいろ大変なんだよね。やってもいいかな?」って。その時に夫に、「自分が困らなきゃいいけど、子供のこともある、仕事もある、ライブもある。テンパらずにできるの?」って言われました。母親とミュージシャンを両立するのは簡単ではないですよね。荻野目ほんっとに、そうです。――お互いにそういう状況があっても、音楽活動のペースを確立されてきたんですよね。荻野目私はようやくこの何年間かで、自然体で音楽ができるようになってきたので、続けられるようになったんだと思います。岸谷私も同じですね。以前はライブもレコーディングも120%の力を出さないと、やり切った感がなくて、とくにライブは“すごく良くないとダメ”という気持ちでやっていたんですね。でも今は肩の力が抜けてきたところがあって、完璧なんてもともとあり得ないのだから、その日できることのベストをできたら御の字だなって思えるようになってきました。荻野目まったく一緒です。その日できるベストを尽くすしかないですよね。岸谷一番いけないのとは、焦っちゃって、できることまでできなくなってしまうこと。そういう意味では、やっと音楽を楽しめるようになってきたのかなと思います。前も楽しかったのですが、さらに楽しくなっています。Text:長谷川誠Photo:吉田圭子(後編に続く)<公演情報>『岸谷香 感謝祭2023』2023年2月23日(木・祝) OPEN 16:45 / START 17:30会場:EX THEATER ROPPONGI出演:岸谷香 / Unlock the girlsゲスト:荻野目洋子 / 藤巻亮太チケット料金:全席指定9,000円(ドリンク代別、税込)発売中:関連リンク岸谷香 公式サイト:荻野目洋子 Twitter:
2023年01月25日2023年に4回目を迎える岸谷香が主催するイベント『岸谷香感謝祭』は、2023年は藤巻亮太と荻野目洋子をゲストに迎えることになった。イベントに先駆けて行われた岸谷と藤巻との対談。 前編() ではふたりの出会いから、藤巻が主催するイベント『Mt.FUJIMAKI』での共演についてが話題となった。後編もその『Mt.FUJIMAKI』の話からスタート。ふたりには、イベント主催者という共通点もある。『岸谷香感謝祭』に向けての思いも語ってもらった。――岸谷さんと藤巻さんは、バンドマン、シンガーソングライターという以外にも、イベント主催者という共通点があります。そのことについては、どう思っていますか?岸谷藤巻くんの『Mt.FUJIMAKI』についての話でいいなあと思ったのは、“原点に帰りたくなったときに、山梨があった”ということでした。ミュージシャンって、リセットしたくなることがあると思うんですが、帰るところがあるのは、いいですよね。LINDBERGの渡瀬マキちゃんも、三重県の鳥羽というところが田舎で、連れていってもらったこともあるんです。その場所から出てきたことで、自分の中での決意がより強くなるだろうし、うらやましいなあって思いました。藤巻くんもきっとそうなんですよね。岸谷香藤巻山梨から出てきたという感覚はありますね。岸谷さんは東京で生まれ育っていらっしゃいますよね。東京が帰る場所という感覚はないんですか?岸谷東京ってあまりにも日常になっているから、“帰ってきた”みたいな気持ちにならないんですよ。藤巻ああ、なるほど。岸谷私には戻るところがないから、リフレッシュしたくなったら、海外に行きたがる傾向があります。戻るかわりに、海外に行くということですね。でも私が『岸谷香感謝祭』を東京でやっているのは、そういうことなのかもしれません。故郷という意識はあまりないんですが、やるんだったら、東京は自然な選択というか。――もともと『岸谷香感謝祭』は、岸谷さんの誕生日の近くに開催されるイベントですから、日時的にもルーツに基づいたイベントと言えそうですよね。岸谷たまたま、第1回目の『岸谷香感謝祭』が私の50歳のお誕生日の日だったんですね。良い区切りだし、音楽を還元すること、つなげることも私の使命なのかなという気がして、イベントを始めました。20代のころは、自分のためだけに音楽を必死でやっていました。でもある程度の年齢になってくると、自分のためだけじゃないなって思うようになるんです。ミュージシャンを趣味ではなくて、天職としてやってきた人は、そういうこともするべきだし、したくなるんだと思います。藤巻くんもそうなんじゃないですか?藤巻わかります。僕の場合は、山梨のためにできることはなんだろうってことから始まりましたから。藤巻亮太岸谷私には、藤巻くんにとっての山梨みたいなものがないので、うらやましく感じました。山梨への愛が大きなモチベーションになっているんだなって。藤巻ソロは、モチベーションの持ち方が難しいところがありますよね。バンドの一員であるときには、自分のためでもあるんですが、バンドがうまくいくために頑張れる部分があるじゃないですか。でもソロになって自分ひとりになると、自分のためだけに頑張るのは難しいところがあるなあと感じました。バンドというひとつのコミュニティがあって、そのなかで役割があると、わずらわしさもあるんですが、モチベーションをエネルギーとしてもらってアウトプットできます。ところがひとりになったら、そういうものがないので、困ってしまうという。岸谷よーく、わかります(笑)。多分、わずらわしさこそがバンドなんだと思います。多分、ゼロから一緒に始めたバンドじゃないと、そのわずらわしさはないんですよね。友達のミュージシャンが「バンドは一生に1個しかない」って言ってて、そんなことはないと最初は思っていたんですが、やっぱりそうなんだなと思うようになりました。人間ってぜいたくな生き物だから、あるとわずらわしいと思うくせに、なくなると、そのわずらわしさがほしくなるところがあると思うんですよ。藤巻岸谷さんはそう思われて、どうされたんですか?岸谷もがいた時期もあったけれど、もう手に入らないとわかったので、じゃあ、その代わりに自分を満たしてくれるものを探そうと思いました。やっぱり私はバンドが好きだなと思ったので、YuumiとHALNAとYukoに、「すみません。年も違うけど、一緒にバンドをやって」ってお願いしました。少しずつバンドになってきて、ほんのちょっとですが、時々わずらわしいことが出てくるようになってきたんですよ。「えー、このコードでいいじゃん。なんで?」って思いつつ、“あっ、うれしい、このわずらわしい感じ”って(笑)。――バンドとソロって、他にもいろいろな違いがありそうですね。岸谷心の強さが違うと思います。私たちだって、心が弱いわけじゃないけれど、バンドって、“数で戦おう”みたいなところがあるじゃない?ソロの人って、最初からひとりだから、自分ひとりで戦うしかないので、自信の持ち方が違うところがありますね。藤巻確かに、そういうところは感じます。岸谷バンド出身者って、自信なんてないんだけど、イチかバチかだ、みたいなところがあるんじゃないかな。藤巻わかります。バンドの場合は、困難な瞬間をメンバー同士が共有して、一緒にジャンプしてきた経験が大きい気がします。裏を返すと、バンドをやっていた人間って、最後の最後には飛べる自分がいることを疑っていないというか。『Mt.FUJIMAKI』をやると決めたときも、「えいっ!」とジャンプする感覚がありました。岸谷昔、自分がバンドをやっていたときのイメージは覚えているから、ひとりでも最終的にはできるって信じているということですよね。でも自分でジャンプしないと、なかなかそこまで行けないところはあります。藤巻くんが『Mt.FUJIMAKI』をやっているのも、私が『感謝祭』をやっているのも、自分で頑張れる状況を作っていることなのかなという気もします。――ミュージシャンがイベントを主催するには、音楽への愛や郷土への愛などのモチベーションとジャンプ力が必要なのですね。岸谷バンドマンの特徴でいうと、トラブルが大好きっていうところもありますね。『Mt.FUJIMAKI 2021』の時、配信での開催で本番を倉庫のようなスタジオでやったんですね。「Diamond」の演奏の時、藤巻くんも参加していて、一緒にハモることになっていました。でも、本番中に藤巻くんのギターのストラップが切れて、ギターが落ちてしまったんですよ。そんなことがあるのかっていうトラブル発生。藤巻いや、僕も初めての経験でした。あんなところからストラップが切れるのかって驚きました。岸谷一瞬、私のギターを貸してあげようかなとも思ったんですが、そうしたら、私はギターが弾けないなって、いろいろ考えていたんですね。スタッフが駆け寄ってきたので、ギターを持ち換えるのかなと思ったら、藤巻くんがハンドマイクに持ち替えていました。結局、ふたりで見つめ合いながら、ハンドマイクでハモって、絵に描いたようなストーリーになったんですよ。藤巻くんがハンドマイクを持って、女性シンガーと見つめ合ってデュエットをするって、なかなかない構図でした。あれも「えいっ!」でしょ?藤巻「えいっ!」で乗り切るしかなかったですね。ハンドマイクでの歌唱も普段あまりやっていないので、慣れていませんでしたが、開き直りました(笑)。岸谷でも、藤巻くんが潔くギターをスタッフに渡して、ハンドマイクで歌うところが、かっこいいなあと思いました。その不器用な感じに、きっとファンのみんなは倒れそうだったんじゃないでしょうか。バンドのみんなも喜んでいましたし(笑)。藤巻そこがバンドのいいところですよね。ハプニングがあったことで、みんなが燃えて支えてくれました。岸谷あの時、藤巻くんはMCがあったので、ひとりだけステージに残っていたんですよね。演奏が終わって、私もバンドのメンバーと一緒にバンドの控室に行って、「びっくりしたよねえ~。藤巻くんのあんな姿、なかなか見ないよね」って、普通に盛り上がってしまいました。ふと我に返って、「私、ゲストなのに、こっちに来てしまって失礼しました!」って、あわてて自分の控室に戻りました(笑)。藤巻僕がMCをしてから控室に戻ったら、バンドの控室でメンバーと和気あいあいと話をしていて、空気がひとつになっていました。その時も、「来年は現地でできたらいいですね」ってお話をしてくださったことがうれしくて。“2022年こそ山梨にお招きしたい”という気持ちが強くなったオンラインライブでした。岸谷だから、2022年のリハのときは「あっ、久しぶり!」って、最初からバンドのメンバーとも打ち解けていましたね(笑)。藤巻いろいろと経て、ありがたいことに『Mt.FUJIMAKI 2022』では晴天に恵まれて、富士山をバックにした岸谷さんのステージが本当にパワフルでした。ちょうど夕陽になったタイミングで。山中湖は寒暖の差が激しくて、なめちゃいけないなと思って、僕は衣装を変えて上着を着たんですよ。岸谷さんは革ジャンで登場されたんですが、途中で革ジャンを脱がれて。タンクトップ姿でガンガン動かれているのを見て、“これだからオレはだめなんだ”と反省しました。お客さんの前で、着込んだ藤巻と、革ジャンを脱いだ岸谷さん。自分の中で“それはお客さんは熱狂するよね”“そうじゃなきゃダメだよね”と納得しました(笑)。岸谷自分のステージが終わったら、バンドのメンバーが「香さん、今日イチ……」って言うから、「良かったよ」って言ってくれるのかと思ったら、「今日イチ、薄着でしたね」って(笑)。藤巻それは間違いないです。すごい盛り上がりでした(笑)。念願が叶って、『Mt.FUJIMAKI』に参加していただけて、今後も縁が続いたらいいなと思っていたら、『感謝祭』に声をかけていただいて、うれしかったです。岸谷2022年の『Mt.FUJIMAKI』に参加させていただいた時点で、藤巻くんを『感謝祭』に誘おうと決めていました。音楽って、根底に人間があるものだから、“人として好きだな”って思えるミュージシャンじゃないと、本当の意味でのコラボレーションはできないと思っています。藤巻くんには、ずっと参加してほしいと思っていたので、こちらとしても念願が叶いました。――岸谷さんは藤巻さんをどんな言葉で誘ったのですか?岸谷普通にストレートに、「私のイベントにも出ていただけますか?」って聞いたら、「もちろんです」って。藤巻すぐに返事をさせていただきました。岸谷さんは、ツアー中の忙しい時期に、『Mt.FUJIMAKI』に来てくださったんです。しかも連休中で道が渋滞するタイミングだったので、岸谷さんのステージが終わって、すぐに次のツアー先に移動されたんですが、その時もお手紙を楽屋に残してくださっていて。あの手紙もとてもうれしかったです。岸谷『Mt.FUJIMAKI』で生藤巻くんのステージを観たかったんですが、翌日、上尾でコンサートがあったので、後ろ髪を引かれながら帰りました。時間的にご挨拶もできなかったで、楽屋に置き手紙を残したんですよ。藤巻僕としては『Mt.FUJIMAKI』に出てくださって、歌ってくださっただけで、うれしかったんですが、そのうえ、さらにお気遣いいただいて、手紙まで書いてくださって。自分もこういうことを大事にしなきゃなって思いました。――『岸谷香感謝祭』について、藤巻さんはどんな印象を持っていますか?藤巻東京出身の岸谷さんが東京で、これまで3回開催されて、今度、4回目の開催を迎えられるということで。継続して開催していらっしゃるのは、素晴らしいことだと感じています。岸谷東京以外でやる理由がなかったので、東京で始めたんですが、藤巻くんみたいな郷土愛がない分、将来的に広げることもできるかもしれないですね。先のことはわかりませんが、コラボレーションは積極的にやっていけたらと考えています。ソロはひとりだから、積極的に自分を刺激しないと、刺激がないですから。藤巻本当にそう思います。岸谷このミュージシャンが好きだ、この音楽が好きだって感じられる人たちと一緒にやることこそが最高の刺激だし、コラボレーションはたまらないものがありますね。――現時点で、“藤巻さんとこんなことがやりたい”というイメージはありましたか?岸谷「粉雪」はUnlock the girlsのメンバーもやる気満々なので、バンドでやりたいと思っています。藤巻くんとは弾き語りのイベントで出会ったこともあるので、ふたりだけの弾き語りでも何かやりたいなと考えています。藤巻ありがとうございます。一緒に歌わせていただいて感じたのは、岸谷さんの歌声は前に抜けていくというか。めちゃくちゃパワーのある歌声をお持ちだと思っています。岸谷私は藤巻くんの音楽から、スルメ的な魅力を感じています。“知っちゃったら、もう離れられない”みたいな(笑)。対極にあるのかもしれないですね。藤巻そうかもしれないですね。同じようにバンド出身ではありますが、3ピースと5人のバンドでは、意識がちょっと違うのかなと感じました。僕はギター・ボーカル担当なので、フロントマンと言えばフロントマンなんですが、その感覚があまりなくて。3人だと三角形になるので、どのパートもフロントになりうるという感覚があります。岸谷3ピースって、ドラムが真ん中に位置していて、後ろが尖っていますもんね。藤巻岸谷さんは、バンドの中でフロントマンとして旗を振っていた人なんだろうなと感じています。岸谷5人だったこともあって、私は五角形の真ん中の尖ったところにいたので、フロントという意識はあったかもしれないですね。――イベントで共演することによって、それぞれの違いや個性が見えてくるところもおもしろいですね。藤巻『Mt.FUJIMAKI』でもそこは感じますね。参加してくださるミュージシャンのみなさんは個性をそれぞれお持ちで、その中で「じゃあ自分の歌は?」というところに返ってくるんですよ。そういうことも含めて、開催する意義を感じます。『Mt.FUJIMAKI』の時の藤巻よりも成長している姿を見せられたらと思っています。岸谷歌ってほしい曲もあるし、藤巻くんに体験してほしいこともあります。去年、(根本)要さんと(和田)唱くんがゲストに来てくれたんですが、全員女子のバンドの中に男子が入ってくるのがなかなかおもしろかったんですよ。こっちもちょっとイタズラして、本番まで内緒にして、要さんを驚かせたことがあったんですね。バンドで要さんを囲んで振り付けして、「ご一緒に」ってお願いしました。テレてる要さんがめっちゃかわいくて、ああいう光景はなかなかないので、藤巻くんも楽しんでください(笑)。藤巻大丈夫かな(笑)。もうひとりのゲストは荻野目洋子さんですよね。岸谷男性と女性とで作ろうとする世界観がそれぞれまったく違うので、ゲストが男性と女性というのも、いいかなと思っています。それぞれが作る音楽を楽しみたいですね。藤巻自分にとっても新しい経験になりそうですし、とても楽しみです。「粉雪」は季節的にも合いますし、岸谷さんにほめていただいたので、やりたいなと思っています。岸谷ぜひお願いします。今悩んでいることがあって。「粉雪」は大好きな曲だから、私も歌いたい!ってことなんです。「同じイベントの中で、同じ曲を2度やるのって、変かなぁ?」ってみんなに聞いたのね。「それは変じゃないですか」って言われて、どうしようかって悩んでいます。藤巻どんな形でもやらせていただきますよ。岸谷さんのイベントでしか聴けないステージ、演出になったらいいなと思っています。岸谷Unlock the girlsのような女性バンドになると、グルーヴがまた違うんですよ。こんな感じなのかということを楽しんでもらえたらうれしいです。藤巻緊張はすると思うんです。でも逆に、男藤巻な感じでいこうかなと思っています。その姿勢でみなさんの中に入っていって、逆に染まっていくみたいな(笑)。岸谷私もPRINCESS PRINCESSからスタートしたから、男性のバンドの中に、女性ひとりで入るのはあまり経験したことがなかったんですが、紅一点になると、やっぱり自然に女性シンガーになるんですよ。黒一点になると、どう振るまっても、男藤巻になると思いますよ。藤巻本当に楽しみです。こんなに“緊張”という言葉をこんなにたくさん使ったのはひさしぶりですね。でもいくつになっても、緊張できるのは、幸せだなと思います。自分の中にないものと出会っているからこそ、緊張するわけだし、そこで「えいっ!」と思い切る必要があるわけですから。――おふたりのお話をうかがっていると、楽しみが広がります。2月23日の『岸谷香感謝祭』に向けて、それぞれ抱負を教えていただけますか?藤巻荻野目さんとはまだお会いしたことがないのですが、岸谷さんの『感謝祭』でご一緒させていただくのはとても光栄です。荻野目さんの音楽の世界観と、僕の音楽の世界観とはまた違うと思うので、ステージのグラデーションを楽しんでもらいたいです。どんな曲をやるのかは、まだわかりませんが、こんな曲、あんな曲って、岸谷さんとラリーをさせていただいて、イメージを固めて、ここでしかできないステージにできたらと思っています。岸谷私も何も固まっていませんが、楽しいに決まっているんですよ。今はメニューがたくさんあるレストランに来て、何を注文しようかと迷っている状態で、ただただ楽しくてたまらない時期です。リハに入ったら、気を引き締めてしっかり練習して、本番では、藤巻ファンのみなさんにも、「あの女性バンドも意外と良かったね」と言われるように頑張ります。藤巻僕もしっかり準備して、ステージに立ったら、ジャンプする気持ちで「えいっ!」と飛び込んでいきます(笑)。Text:長谷川誠Photo:吉田圭子<公演情報>『岸谷香 感謝祭2023』2023年2月23日(木・祝) OPEN 16:45 / START 17:30会場:EX THEATER ROPPONGI出演:岸谷香 / Unlock the girlsゲスト:荻野目洋子 / 藤巻亮太チケット料金:全席指定9,000円(ドリンク代別、税込)発売中:<藤巻亮太リリース情報>アルバム『Sunshine』1月25日(水) リリース藤巻亮太『Sunshine』ジャケット●初回限定盤(2CD):4,400円(税込)●通常盤(CDのみ):3,000円(税込)【CD収録内容】■DISC1(通常盤・初回限定盤共通)01. この道どんな道02. Sunshine03. 裸のOh Summer04. 僕らの街05. まほろば06. ゆけ07. オウエン歌08. 千変万化09. Heroes (Album ver)10. サヨナラ花束11. 花びらのメロディー12. 大地の歌■DISC2 ~ソロ10周年記念ベスト~(初回限定盤のみ)01. オオカミ青年02. ハロー流星群03. 月食04. 光をあつめて05. 名もなき道06. 指先07. 花になれたら08. 8分前の僕ら09. 日日是好日10. Blue Jet11. マスターキー12. 北極星13. 3月9日(配信Sg/セルフカバー)14. 粉雪(「RYOTA FUJIMAKI Acoustic Recordings 2000-2010」/セルフカバー)15. ウイスキーが、お好きでしょ16. Summer Swing藤巻亮太『Sunshine』全曲トレーラー映像<藤巻亮太ツアー情報>藤巻亮太 Live Tour 2023『Sunshine』2月25日(土) 東京・I’M A SHOW2月26日(日) 東京・I’M A SHOW3月3日(金) 宮城・仙台Rensa3月5日(日) 福岡・DRUM LOGOS3月10日(金) 愛知・新栄シャングリラ3月11日(土) 広島・広島CLUB QUATTRO3月19日(日) 大阪・umeda TRAD3月21日(火・祝) 山梨・甲府CONVICTION3月22日(水) 山梨・甲府CONVICTION詳細はこちら:関連リンク岸谷香 公式サイト:藤巻亮太 公式サイト:
2023年01月19日東京バレエ団のトップダンサー上野水香の、芸術選奨受賞記念公演であり、バレエ団規定により団員の立場を離れるシーズン最後の舞台ともなる「上野水香オン・ステージ」。ひとつの節目となる公演で、上野はベジャール振付の『ボレロ』、古典バレエの代名詞『白鳥の湖』、自身初挑戦となるヌレエフ版『シンデレラ』(Aプロのみ)、そしてプティ振付の『シャブリエ・ダンス』『チーク・トゥ・チーク』(Bプロのみ)を踊る。この5演目を選んだ理由を尋ねるうちに飛び出した、天性のバレリーナの謙虚すぎる発言の数々。「踊るために生まれてきたと思うことがある」一方で「自信なんてどこにもない」と語る彼女が、この公演で届けたいもの、そして思い描く今後の展望とは――?「私が力を出せるのは、本当にお客様のおかげなんです」『ボレロ』(2021年)よりPhoto:Shoko Matsuhashi――今回踊られる5演目は、ご自身のセレクトですか?はい。プティ作品は前のバレエ団にいた頃に初めて踊った私の“原点”で、『ボレロ』は東京バレエ団での私のキャリアのなかで最も大事な演目。『白鳥』は両方のバレエ団とほかの場所とで、一番多く踊ってきた古典作品です。そうした外せない演目とともに、こういう公演をやるからには新しい演目も絶対入れたいと思ったなかで、頭に浮かんだのがビデオを何度も観たヌレエフ版『シンデレラ』。私はシルヴィ・ギエムさんの大ファンなのですが、なかでも『シンデレラ』を踊るギエムさんは容姿や技術から感性、エレガンスに至るまですべてが完璧で、22歳にしてバレリーナとして極まっているんです。彼女のシンデレラを超える人はいないと思いますし、もちろん私も超えられないのですが、やりたいものはやりたいんだ!という感じです(笑)。――ではまず、“原点”とおっしゃるプティ作品について。その特徴や魅力を、バレエに馴染みのない方に伝えるとしたら?振付から漂うお洒落さが、私はなんとも言えず好きですね。素晴らしい作品はたくさんありますが、フランスらしいお洒落なニュアンスはやはり、プティ作品にしかないものだと思います。プティ作品に出てくる女性の多くは“大人”なので、若い頃はなかなか出せなかったそういう魅力も、年齢と経験を重ねた今なら少しは出せるのかなと。顔が丸いせいか(笑)、45歳になった今も少女っぽさが残っているのが私の個性なので、大人っぽいダンサーとは言えないんですけどね。――近年の水香さんは、少女らしさと色気を兼ね備えている印象があります。昨年『ボレロ』を拝見したときも、失礼な言い方ですが「いつの間にこんな色気を?」と。色気ありますか?そんなふうに言われたら図に乗っちゃいます(笑)。『ボレロ』は東京バレエ団に入ってから一番多く踊っている作品だと思いますが、自信が持てるようになったのはここ数年のこと。今回の公演が決まって、(芸術監督の斎藤)友佳理さんから何が踊りたいか聞かれたとき、最初に出したのが『ボレロ』だったのですが、数年前の私だったら出していなかったと思うんです。友佳理さんからも、「あら水香ちゃん、あんまりやりたくないんじゃなかったの?」って(笑)。踊る度に違うものになって、踊れば踊るほどその人だけのものが出てくるのが『ボレロ』。本当に、どれだけすごい作品なの!?と思わされますね。そしてもちろん、私がここまで来られたのは友佳理さんが私に色々な役を与えてくださり、導いてくださったからだと思っています。――実は『白鳥の湖』も、昨年全幕で観たときに「いつの間にこんな演技派に?」と思った作品だったりします。重ね重ね失礼な言い方ですみません……。『白鳥の湖』第2幕(2021年公演)よりPhoto:Hidemi Seto『白鳥の湖』第2幕(2022年公演)よりPhoto:Kiyonori Hasegawaいえいえ、嬉しいです(笑)。確かに全幕物のグランドバレエを踊る際、最近は以前より、皆さんと一緒にストーリーを紡ぐことが楽しくなっていますね。よく言われるように、そうやって表現が深まるにつれて技術が下がっていくのがダンサーの常ですが、今のところ身体もついてきている。もしかしたら、今が一番いい時期なのかもしれません。普通だったら下がってきていてもおかしくない年齢ですが、私の場合、技術が身につくのが遅かったから落ちるのも遅いのかなって(笑)。22歳にしてバレリーナとして極まっていたギエムさんとは、本当に雲泥の差!――身につくのが遅くもなければ、落ちないのもそれだけ資質に恵まれて努力もなさっているからだと思うのですが、いつもそうして謙遜・自虐をされますね(笑)。謙遜でも自虐でもなく、私には事実、大した力がないんです(笑)。踊っているときが一番自然な自分でいられますし、嫌なことがあってもバレエをしていると忘れられるので、そういう意味で、私は踊るために生まれてきたんじゃないかと思うことはあります。でも自信なんてどこにもなくて、メンタル面でもフィジカル面でももっとグッ!とした強さが欲しいといつも思ってる。私が自分の持っている以上の力を出せるとしたら、それはお客様のおかげなんです。客席にいらっしゃる皆さんの熱量が、どれだけ私のパワーになっていることか!いつも本当に感謝しています。「“水香の部屋”みたいな番組をやってみたいです(笑)」――ヌレエフ版『シンデレラ』の、作品としての魅力についてはどう感じていますか?ヌレエフの振付って古典とはまた違う動きなんですが、それをきちっとしたクラシックの技術で踊るととても美しいんです。私が何度も観たギエムさんのビデオはパリ・オペラ座の公演で、彼らが踊ると「こんなに複雑なパ(ステップ)がなんでこんなに美しいの?」と思わされる。そこに美学と醍醐味を感じますし、自分も体現できたらいいなと思います。それと私、この作品は森英恵さんデザインの衣裳も大好きで。森先生とは私、実は深いご縁があるんです。元々ずっと私を応援してくださっていたのですが、『シンデレラ』の来日公演を観に行ったら、たまたまお隣が先生だったんですね。私はその時、本気でバレエを辞めようとしていたのですが、それをお話ししたら「絶対ダメ!お願いだからやめないで」と、本気で止めてくださったのが森先生でした。――バレエを辞めようとされたことがあったのですね。私は常に前に進んでいたいというか、自分が良い方向に向かっていると思えないと安心できない性格。当時は、これ以上続けていても自分の納得いく飛躍や発展はないんじゃないか、別の人生を考えるなら30代前半の今じゃないかって、思ってしまったんですよね。辞めずに済んだのは、励ましてくださった森先生のおかげ。その森先生も亡くなり、プティさんもベジャールさんも、私に『ボレロ』をくださった佐々木(忠次/東京バレエ団創設者)さんも今はもういらっしゃいません。今回の舞台が、亡くなられた皆さんの魂が集まるようなものになったらいいですね。定年後もバレエ団の舞台には立ち続けるつもりですが、これがひとつの節目にはなりますので、お世話になったすべての皆さんとお客様への感謝の気持ちを込めて踊りたいと思っています。――この公演のあと、バレエ以外のことにももっと挑戦したい、という思いはお持ちですか?バレエ団を大切にしつつ、外にも目を向けて、自分を発展させられるような活動ができたらとは思っています。でも今は、とにかくこの公演に向けて全力で取り組んでいるところなので、具体的なことは何も考えていないですね。私、何したらいいですか?(笑)――飾らないトークが面白いので、個人的にはバレエ番組のナビゲーターとかやっていただきたいです(笑)。バレエ番組いいですね!実は私、色々な世界の方のお話を聞くのも好きなので、“水香の部屋”みたいなのもやってみたいです(笑)。私がバレエのひとつの“アイコン”としてメディアに出ていって、皆さんの目に触れることでバレエのお客様が増えるなら、それはすごく素敵だなと思います。――あとはもちろん、バレエ以外の舞台や映画などでも観てみたいです。あ、演技は私もやりたいですね。『ドン・ジュアン』(2021)でミュージカルには挑戦したんですが、踊る専門の役だったから、台詞はしゃべってみたいなって。『ドン・ジュアン』のときにも感じたんですが、バレエ以外の世界の方々の価値観に触れることって、自分を広げることにつながるんですよね。私の根底にいつもあるのは、バレエにとって役立つ存在でありたいという気持ち。でもバレエ界って世界を見渡しても狭くて、そこしか知らないで「役に立ちたーい」なんて言っていても限界があるんです(笑)。外に出て、外からバレエを見ることで浮かんでくることがきっとあるはず。そういう意味でも、どんどん色んなことに挑戦していきたいですね。取材・文:町田麻子Photo:NBS(舞台写真以外)<公演情報>東京バレエ団特別公演「上野水香 オン・ステージ」【Aプロ】2023年2月10日(金)・12日(日)【Bプロ】2023年2月11日(土・祝)会場:東京文化会館※2月24日(金) 福岡公演あり
2023年01月10日ENEOS株式会社(社長:齊藤 猛、以下「ENEOS」)および公益社団法人 新潟県農林公社(代表理事: 池田 紀夫、以下「新潟県農林公社」)は、森林を活用した脱炭素社会の実現に向けた連携協定(以下「本協定」)を締結しましたのでお知らせいたします。ENEOSグループは、スコープ1、2※1のCO2排出量を2030年度までに2013年度対比46%削減するという目標の達成に向けて、森林由来のJ―クレジット※2を創出し活用する取り組みを推進しています。新潟県農林公社は、新潟県内の農山村地域の活性化および農林業の総合的振興を目的として、山村地域の森林資源の造成、環境保全のための森林の整備などを推進しており、森林経営活動を通した脱炭素社会における新たな森林の価値創造を追求しています。今般、両社は本協定を締結し、新潟県農林公社が管理する新潟県下越地方(村上市、新発田市、阿賀野市、阿賀町、五泉市、胎内市、関川村)の森林を対象とする森林由来のJ―クレジット創出事業「新潟県の未来の森づくり~新潟県農林公社とENEOSの共創プロジェクト~(以下「本プロジェクト」)」を開始します。両社は、年間CO2吸収量10,000トン規模、かつ認証対象期間16年間という大規模な本プロジェクトを通じて、森林由来のJ―クレジット創出拡大を目指します。本プロジェクトにおいて、ENEOSは、創出した森林由来のJ―クレジットを買い取りENEOSグループの新潟県内をはじめとする事業活動におけるCO2排出量のオフセットに活用します。今後は、主要なCO2排出事業者として、地域のみなさまとともに森林由来のクレジット創出から活用までの取り組みを全国に展開し、適切な森林管理を通じた国内の森林資源の保全を推進します。新潟県農林公社は、森林由来のJ―クレジットによる収益を森林整備に関わる事業に使用することで、森林の持つCO2吸収能力のさらなる活性化を目指します。引き続き健全な森林の育成を通じて木材生産はもとより、森林の持つ多面的な機能の維持・増進に積極的に取り組んでいきます。今後も、両社は、社会課題の解決に向けて協業し、脱炭素・循環型社会の形成に貢献してまいります。以上※1 スコープ1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)スコープ2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出※2 J―クレジットとは、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の温室効果ガスの排出削減量や、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度。本リリースでは、適切な森林管理によるクレジットを、森林由来のJ―クレジットと称する。<連携協定概要>(1)新潟県農林公社が管理する森林を活用した森林由来クレジットの共同創出実証(2)脱炭素社会に貢献する未来の森づくりに関する検討 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月28日埼玉・国営武蔵丘陵森林公園では、紅葉のライトアップイベント「紅葉見ナイト」が2022年11月12日(土)から11月27日(日)まで開催される。”紅葉×光”の競演「紅葉見ナイト」埼玉県比企郡に位置し、東京ドーム65個分もの広大な敷地を有する国営武蔵丘陵森林公園。今回は、園内の約20種類・約500本にもおよぶカエデが美しくライトアップされるイベント「紅葉見ナイト」を開催する。約20種類・約500本のカエデがライトアップ「紅葉見ナイト」期間中は、20:30まで特別に開園。11月中旬頃に見ごろを迎える赤・黄・オレンジや、ピンクに近い珍しい色彩のものまで様々なカエデがライトアップされる。またカエデのライトアップと共に、約55万球のイルミネーションが園内を彩り、昼間とは違った幻想的な景観を楽しむことができる。様々なコンテンツを用意ライトアップに加えて、園内では様々なコンテンツを用意。“森の妖精モーリー”のキャラクターを、物語に沿って探すイベント「モーリーのフィールドラリー」や、彫刻のプロジェクションマッピングなど、参加して楽しめるアートイルミネーションを展開する。夜間限定カフェメニューもまた夜間限定でオープンする「メープルカフェ」では、見た目にも楽しい「光るわたあめ」や、メープルソースを使った温かいドリンクなどを販売。夜間の散策と合わせて味わってみてはいかがだろうか。【詳細】「紅葉見ナイト」開催期間:2022年11月12日(土)~11月27日(日)※雨天中止場所:国営武蔵丘陵森林公園 中央口エリア(中央口~植物園まで)住所:埼玉県比企郡滑川町山田1920時間:16:30~20:30 ※最終入園20:00※中央口以外のゲート(南口、西口、北口)は16:30閉園※12月から16:00閉園※南口、西口、北口から中央口へは、夜間の徒歩での移動不可■期間限定「メープルカフェ」営業時間:夜間開園の時間中に営業場所:カエデ園前メニュー例:・光るわたあめ 700円【問い合わせ先】国営武蔵丘陵森林公園 管理センターTEL:0493-57-2111
2022年11月24日埼玉・国営武蔵丘陵森林公園では、紅葉のライトアップイベント「紅葉見ナイト」が2022年11月12日(土)から11月27日(日)まで開催される。”紅葉×光”の競演「紅葉見ナイト」埼玉県比企郡に位置し、東京ドーム65個分もの広大な敷地を有する国営武蔵丘陵森林公園。今回は、園内の約20種類・約500本にもおよぶカエデが美しくライトアップされるイベント「紅葉見ナイト」を開催する。約20種類・約500本のカエデがライトアップ「紅葉見ナイト」期間中は、20:30まで特別に開園。11月中旬頃に見ごろを迎える赤・黄・オレンジや、ピンクに近い珍しい色彩のものまで様々なカエデがライトアップされる。またカエデのライトアップと共に、約55万球のイルミネーションが園内を彩り、昼間とは違った幻想的な景観を楽しむことができる。様々なコンテンツを用意ライトアップに加えて、園内では様々なコンテンツを用意。“森の妖精モーリー”のキャラクターを、物語に沿って探すイベント「モーリーのフィールドラリー」や、彫刻のプロジェクションマッピングなど、参加して楽しめるアートイルミネーションを展開する。夜間限定カフェメニューもまた夜間限定でオープンする「メープルカフェ」では、見た目にも楽しい「光るわたあめ」や、メープルソースを使った温かいドリンクなどを販売。夜間の散策と合わせて味わってみてはいかがだろうか。【詳細】「紅葉見ナイト」開催期間:2022年11月12日(土)~11月27日(日)※雨天中止場所:国営武蔵丘陵森林公園 中央口エリア(中央口~植物園まで)住所:埼玉県比企郡滑川町山田1920時間:16:30~20:30 ※最終入園20:00※中央口以外のゲート(南口、西口、北口)は16:30閉園※12月から16:00閉園※南口、西口、北口から中央口へは、夜間の徒歩での移動不可■期間限定「メープルカフェ」営業時間:夜間開園の時間中に営業場所:カエデ園前メニュー例:・光るわたあめ 700円【問い合わせ先】国営武蔵丘陵森林公園 管理センターTEL:0493-57-2111
2022年11月13日来年2月23日に開催される『岸谷香 感謝祭2023』のゲストとして、荻野目洋子と藤巻亮太が出演することが発表された。『岸谷香感謝祭』は、岸谷が「元気に楽しく音楽をやれている事に感謝し、お客様に喜んで頂ける様に、毎回ゲストを迎え特別なセッションをする」コラボイベントで、2019年から毎年2月に開催されている。本日11月12日にティアラこうとう(江東公会堂)にて行われたソロ公演『KAORI PARADISE2022』のステージ上でゲストのアナウンスした岸谷。今回の公演は、楽曲提供をした過去もありお互いオリジナルの存在として輝き続ける荻野目洋子と、以前からフェスなどでも共演経験もあり精力的な活動を続ける藤巻亮太、さらに岸谷自身のガールズバンドUnlock the girlsも加わり、何が飛び出すか分からない特別なステージとなる。荻野目洋子藤巻亮太チケットは、11月20日(日) まで「ぴあ」アプリ最速独占先行を受付中。<公演情報>『岸谷香 感謝祭2023』2023年2月23日(木・祝) EX THEATER ROPPONGIOPEN 16:45 / START 17:30出演:岸谷香 / Unlock the girlsゲスト:荻野目洋子 / 藤巻亮太【チケット料金】全席指定:9,000円(ドリンク代別、税込)■最速独占先行2022年11月20日(日) 23:59まで最速独占先行はこちら:■一般発売2022年12月17日(土)問合せ:DISK GARAGE050-5533-0888(平日12:00~15:00)岸谷香 公式サイト:
2022年11月12日ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原豪久)と一般社団法人 緑の循環認証会議(会長:佐々木 惠彦、以下 SGEC/PEFCジャパン)は、持続可能な森林の利用と保護について共同で推進する覚書を締結しましたのでお知らせします。uc_01<PEFCについて>Programme for the Endorsement of Forest Certification Scheme(PEFC森林認証制度相互承認プログラム)PEFCは、各国の信頼ある森林認証制度の独立性と自主性を尊重し、それらの認証制度間の一貫性と適合性を実現し、持続可能な森林管理のための統一的かつ高レベルの森林認証制度を世界的なレベルで確立・運用しています。発足は1999年で、今日では50を超える国・地域において認証制度を運用し、3億ヘクタール以上の森林にFM認証(Forest Management・森林管理認証)を付与しています。また、1万件を超える加工・流通拠点に対しCoC認証(Chain of Custody認証・加工流通過程に関する管理認証)を付与しています。<SGEC/PEFCジャパンについて>一般社団法人 緑の循環認証会議(SGEC)は、「『持続可能な森林』を広げ、『持続可能な製品』」へつなげることを目指し、森林資源の利活用に関する規格を日本で初めて運用しました。設立は2003年で、2016年にはPEFCとの相互承認を開始し、PEFCとの業務委託契約に基づきPEFCのロゴライセンスの発行や認証普及などを担っています。■今回締結した覚書の内容について以下の6分野について連携します。(1)PEFCラベルの使用や露出を増やすuc_02(2)サプライチェーンへ持続可能な森林の利用の働きかけをおこなう(3)森林資源の保護に繋がる活動を実施するuc_03(4)PEFC認証材を使用することで得られるメリットについて広く啓発する(5)販売製品以外の紙についても、PEFC認証紙の使用を最大限に考慮する(6)PEFC認証製品について、ホームページやニュースレター・SNS等の媒体、及びPEFC加盟国が参加するイントラネット等を活用して紹介する■ユニ・チャームのPEFC認証に関する取り組みユニ・チャームグループでは、中長期環境目標「環境目標2030」において、「2050年ビジョン」として「自然森林破壊“0”社会の実現」を掲げ、2030年目標に「認証パルプ利用の拡大」として「自社工場のPEFC・CoC認証取得100%」ならびに「PEFC認証材の調達比率100%」を設定しました。2022年10月末時点で「自社工場のPEFC・CoC認証取得100%」は対象25工場中14工場で認証を取得しました。また、「PEFC認証材の調達比率100%」は2021年実績で、56%を達成しました。これまでに、PEFC「CoC認証」を取得し獲得した工場で生産した商品のうち、日本の「ムーニーナチュラル」「ムーニーマンナチュラル」、マレーシアの「MamyPoko Pants」「PETPET Pants」などの赤ちゃん用紙おむつにおいてパッケージに「PEFC認証ラベル」を掲載しています。(関連情報)PEFC ジャパン ユニ・チャーム サステナビリティサイト ユニ・チャーム Kyo-sei Life Vision 2030 ■「森林認証共同推進締結式」を通じて貢献する「SDGs 17の目標」本活動は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記に貢献するとユニ・チャームでは考えています。12. つくる責任 つかう責任 15. 陸の豊かさも守ろうこれからも、商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、環境問題や社会課題を解決し、SDGsの達成に貢献することを目指します。■会社概要社名 :ユニ・チャーム株式会社設立 :1961年2月10日本店 :愛媛県四国中央市金生町下分182番地本社 :東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館社員数 :グループ合計16,207名(2018年12月)事業内容:ベビーケア関連製品、フェミニンケア関連製品ヘルスケア関連製品、化粧パフ、ハウスホールド製品、ペットケア関連製品、産業資材、食品包材等の販売ユニ・チャーム株式会社 ホームページアドレス 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月10日持続可能な森林と、その森林から出た原材料の木材や紙の使用を広げ「森林認証制度」を普及促進している、一般社団法人緑の循環認証会議(所在地:東京都千代田区、会長:佐々木 惠彦、略称:SGEC/PEFCジャパン)は、ユニ・チャーム株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:高原 豪久)との森林認証共同推進締結式を、2022年11月9日(水)に開催いたします。持続可能な森林管理と、持続可能な木材・紙を使用した製品の世界そして日本での普及を行っているSGEC/PEFCジャパンは、SGEC/PEFC森林資源の保護につなげるため、ユニ・チャーム株式会社を「チャンピオン(※)」企業第一号として認定し、共同推進するための覚書を締結いたします。本件の締結式を下記の通り開催いたしますので、ご多用中とは存じますが、ご参加いただきたくご案内申し上げます。※「チャンピオン企業」とは、PEFC認証制度を支持し、自社の製品にPEFCラベルに誇りを持って使用し、PEFCと提携・共同していくメーカー、ブランドをいう。【日時】 2022年11月9日(水)14:30~15:30(式次第は30分程度を想定)受付開始 14:15(当日は直接30階受付にお越しください)【場所】 ユニ・チャーム株式会社 三田本社 30階 役員会議室東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館【URL】 【当日の内容】・背景説明・契約書交換・記念盾贈呈(SGEC/PEFCジャパンより)・SGEC/PEFCジャパン及びユニ・チャーム株式会社よりご挨拶など-SGEC/PEFCジャパン:事務局長 梶谷 辰哉-ユニ・チャーム株式会社:ESG本部 執行役員 上田 健次・フォトセッション、質疑応答■森林認証について木材が持続可能に管理された森林から産出された原材料であることを、独立した第三者機関が審査・証明し、製品が消費者に届くまでの認証原材料の認証情報(出処など)のトレースにより、木材製品が認証された森林で生産されていることを証明する仕組み。その証として製品にSGECマークやPEFCマークが付与されます。■国際森林認証制度SGEC/PEFC世界最大の森林認証制度で、各国の森林認証制度を相互認証するプログラム。1999年に設立され、本部をスイス・ジュネーブに置く独立した非営利NGOで、55ヵ国の森林認証制度が参加しています(2022年5月末時点)。2016年6月に、日本における森林認証制度として設立されたSGEC[緑の循環認証会議]とPEFCは相互承認を行いました。現在、SGEC認証を取得するとPEFC認証の取得にもなります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月01日ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原豪久)は、マレーシアの現地法人製造子会社である「DSG(Malaysia)Sdn. Bhd.」が、国際的な森林認証制度※3であるPEFC※1森林認証プログラムの「CoC認証」※2を取得しました。認証取得に伴い、「Uni-Charm Corporation Sdn. Bhd.」と「Disposable Soft Goods(Malaysia)Sdn. Bhd.」が「CoC認証」※2を表記したベビー用紙おむつ『MamyPoko Pants』と『PETPET Pants』を発売しましたのでお知らせします。なお、マレーシアにおけるPEFC※1「CoC認証」※2の取得は、紙おむつや生理用ナプキンを製造するメーカーとしては初めてとなります。uc_01当社では、2020年5月に自然環境保全に関する取り組み「環境目標2030」を公表しています。この「環境目標2030」は、「プラスチック問題対応」「気候変動対応」「森林破壊に加担しない(調達対応)」という三つを柱としています。その中で、「森林破壊に加担しない(調達対応)」において、「認証パルプ(PEFC)」への100%切り替えを2030年に達成するという目標を掲げています。この目標の取り組みの一環として、当社ではPEFC※1の定める「CoC認証」※2の取得を各グループ法人で進めております。このたび、マレーシアにおいて、PEFC※1の「CoC認証」※2を取得して、第一号商品としてベビー用紙おむつを発売しました。uc_02※1 PEFC(Programe for the Endorsement of Forest Certification)とは、世界各国の森林認証制度を相互承認していく認証プログラム。※2 CoC(Chain of Custody)認証とは、認証された森林から産出された林産物の適切な加工・流通を認証するもの。※3 森林認証制度とは、適正に管理された森林から産出した木材などに認証マークを付けることによって、持続可能な森林の利用と保護を図ろうとする制度。■PEFC※1森林認証に対応した「CoC認証」※2を通じて貢献する「SDGs 17の目標」本活動は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記に貢献するとユニ・チャームでは考えています。3. すべての人に健康と福祉を 12. つくる責任 つかう責任 15. 陸の豊かさも守ろうこれからも、商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、環境問題や社会課題を解決し、SDGsの達成に貢献することを目指します。(関連情報)ユニ・チャーム サステナビリティサイト ユニ・チャーム 環境目標2030 PEFCジャパン ■会社概要社名 :ユニ・チャーム株式会社設立 :1961年2月10日本店 :愛媛県四国中央市金生町下分182番地本社 :東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館社員数 :グループ合計16,207名(2018年12月)事業内容:ベビーケア関連製品、フェミニンケア関連製品ヘルスケア関連製品、化粧パフ、ハウスホールド製品、ペットケア関連製品、産業資材、食品包材等の販売ユニ・チャーム株式会社 ホームページアドレス 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月06日火をつけて炎を消し、薫りをくゆらせるお香。アロマが練り込まれたお香を焚くと、気分がリフレッシュしたり、癒されたりしますよね。数々の創作物を生み出し、Twitterに投稿しているクリエイターのミチル(@mitiruxxx)さんは、あるお香を作りました。見た目にクスッとさせられる、ミチルさんが創作したお香がこちらです。長ネギのお香 pic.twitter.com/zumrukx4fp — ミチル (@mitiruxxx) July 26, 2022 ミチルさんが作ったのは、長ネギを模したお香!上部の緑色から、下にいくにつれ徐々に白い色に変化している様子は、長ネギの色合いにそっくりです。『長ねぎ』と書かれたケースに入れられたお香は、もう長ネギにしか見えません…!ミチルさんのユーモアあふれる創作物はまたたく間に拡散され、6万件以上の『いいね』を集めました。・おいしそうな薫りがしそうですね…!・箱の形までこだわっている!・これが本当の万能ネギ。・天才だー!欲しい!ペットボトルの水滴が猫の足跡のようになる『肉球ボトル』や、カーペットクリーナー型の修正テープなど、これまでにも数々の創作物を生み出してきたミチルさん。ぜひ商品化してほしい…!結露が嫌にならない『ボトル』に反響「めっちゃかわいい」「天才か」一見ただのカーペットクリーナーしかし、よく見ると…?「発想が素敵」見るだけで人々が笑顔になる、ミチルさんの創作物が世に出れば、普段の生活がより楽しくなりそうですね![文・構成/grape編集部]
2022年07月27日皆さんは不思議な体験をしたことはありますか…? 原因がよくわからない何かに巻き込まれた、なんて経験した方も中にはいらっしゃるようです…。 今回は実際に募集した「奇妙な体験エピソード」をご紹介します。パワーストーン私が小学生くらいのときに起こったことです。占いやスピリチュアル好きの母と一緒に、パワーストーンのお店に行きました。私はパワーストーンにさして興味はなかったのですが、どうしても目を奪われ、惹かれたパワーストーンがありました。それを買ってもらったあとしばらく大事にしていたのですが…ある日公園に遊びに出かけようとすると突然パワーストーンが割れてしまったのです。「何もしていないのにどうしてだろう…」と不吉に思った私は、遊びに行くのをやめました。その日の夕方、慌てた母から「近所の公園の近くの道に車が突っ込んだ」と聞かされました。ちょうど私が遊びに行こうとしていた時間帯で、その話を聞いた私は背筋が凍る思いをしました。今思えばあの石は、自分の身に襲いかかる危険を教えてくれていたのでしょうか…。出典:lamireもしあのとき、パワーストーンが教えてくれていなかったら、私はこの世にいなかったと思います。いまでも割れてしまったパワーストーンは大事にとってあります。(女性/会社員)ふと目を覚ますと…私が親と住んでいたマンションでの話です。8畳と4畳半の部屋があり、私は4畳半の部屋で昼寝をしていました。寝ている目の前には私の身長(160cm位)のタンスがあり、ふと目を覚ますとタンスから目の玉がある漫画チックなドクロ(上半身だけで黒い影のような感じ)が私を見ていました。そのドクロはタンスの面を動き回りしばらくすると消えました。私はしばらく「今のは何だったのか」と茫然としてしまい、しばらく動けませんでした。今思い出しても不思議な出来事です。(男性/無職)不思議な出来事が偶然なのか、はたまた“何か別のもの”なのかはわかりませんが…。誰かが実際に体験した話には、何か奇妙な説得力がありますよね。以上、奇妙な体験エピソードでした。次回の「体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年07月19日四川料理店「飄香(ピャオシャン)」本店が、東京・広尾に移転オープン。四川料理店「飄香」本店が広尾に移転「飄香」は、上海と成都で修業を重ね、四川料理の500以上のレシピを習得して帰国したオーナーシェフ井桁良樹が手がけるレストラン。2005年に1号店を代々木上原でオープンし、現在は銀座三越や六本木ヒルズにも店舗を構えている。代々木上原の本店は、2012年に麻布十番に移転。今回はその本店が、麻布十番から広尾にうつり、移転オープンとなる。厳選素材で“本場四川の味”を提供「飄香」のモットーは、「本場四川の味の伝承」。井桁良樹は、伝統四川料理の流れをくむ老舗「松雲澤(ソンユンゼア)」を中心とする「松雲門派(ソンユンモンハ)」に弟子入りし、「継承人」として認定を受けるなど、現地で学んだ“本場四川の味”に真摯に向き合ってきた。創業以来、「飄香」のいずれの店でも化学調味料は一切使用せず、本場の香辛料や自家製発酵調味料にこだわっている。メニューは“こだわり”のディナーコースのみメニューは、ディナータイムのお任せコースのみ。四川の漬物「泡菜(パオツァイ)」エキスでマリネした牡丹海老にハーブを飾り、中国の弦楽器・琵琶に見立てた前菜「琵琶(ビワ)」や、豚レバーとナマコを煮込んだ四川伝統料理「肝油海参」を進化させた「松雲(ソンユン)」、黒アワビと冬瓜をスープと共に食す「貴妃(グゥイフェイ)」、ラムの鞍下肉に、山椒や唐辛子を使った調味料・辛辣味を合わせた「花徑(ファージン)」など、見た目にも美しい品々を味わうことができる。ドリンクはワインが中心、ペアリングも食事と共に楽しむドリンクはワインが中心で、ペアリングも用意。中国茶をベースに、ハーブや炭酸を加えたアレンジドリンクが楽しめるノンアルコールペアリングも提案する。ライブ感のあるオープンキッチン提供する料理は、全てシェフ一人で作り上げるもの。ダイニングは井桁良樹が立つオープンキッチンをL字で囲むように配置されており、まるでシェフのプライベートキッチンに招かれたような気分を味わうことが可能だ。また、内装にもシェフのこだわりが詰まっており、中国の調度品を用いたインテリアに囲まれながら、四川の味を堪能することができる。【詳細】飄香(ピャオシャン)オープン日:2022年7月4日(月)住所:東京都渋谷区広尾5-19-1 HIROO VILLAGE 1F-2営業時間:ディナー営業のみ18:30より一斉スタート(18:00より入店可能)〜22:30 Close定休日:日・月曜日席数:16席メニュー:お任せコースのみ 24,200円ワインペアリング 15,000円、ノンアルコールペアリング8,000円※上記にサービス料10%を加算。<予約方法>完全予約制。予約は2営業日前まで。電話予約TEL:050-3145-6641(受付時間11:00~15:00)オンライン予約:テーブルチェックから3か月先までの予約が可能
2022年07月08日日本の林業再生・木材流通適正化を図る「森林再生プラットフォーム」を展開する森林パートナーズ株式会社(本社:東京都目黒区、代表:伊佐 裕/伊佐ホームズ株式会社 代表取締役社長、以下 当社)では、地域工務店の全国組織、一般社団法人JBN・全国工務店協会(本部:東京都中央区、会長:大野 年司、以下JBN)が国土交通省令和3年補正予算「安定的な木材確保体制整備事業」※に提案し、2022年6月14日に承認された「国内木材供給サプライチェーン構築事業」に全面的に参画します。当社は、この「国内木材供給サプライチェーン構築事業」を、事業主体であるJBNの協力のもと、本年度は、東京都・埼玉県、熊本県の2地域で実施・推進いたします。これを皮切りに「森林再生プラットフォーム」を3年後に5都道府県での展開をめざし、国内の森林資源の保全、国内木材の健全な流通促進を図ります。※国土交通省令和3年補正予算「安定的な木材確保体制整備事業」 新型コロナウイルスの蔓延、ロシア・ウクライナ情勢の影響により、世界的な木材不足「ウッドショック」が発生しており、日本国内でも外国産材、特に建築用の木材の不足、価格高騰など大きな問題となっております。本来であれば日本国内の森林面積、森林資源量からすると、外国産木材が不足しても国産材で賄うことがある程度可能なはずですが、長年日本では国内における木材流通の供給体制の不備、また供給元である国内林業の低迷などの問題が解決されておらず、国内木材の健全な活用、流通が滞っており、木材供給量と価格の不安定化を招いています。当社が展開する「森林再生プラットフォーム」は、こうした問題を解決すべく、地域の工務店が地域の生産者(山元)から直接良質な木材を適正価格で購入することを起点に、山元、製材所、プレスカット工場、工務店が地域ごとにその事情にあわせた国内木材の流通システムのプラットフォームを構築するというもので、良質かつ適正価格の国内材を消費者に供給するとともに、山元にも利益を還元し森林の保全をめざす事業です。国産木材の活用、その安定供給の体制を構築するための国土交通省の整備事業として、JBNの「国内木材供給サプライチェーン構築事業」が承認され、本事業に当社のこの国産木材流通システム「森林再生プラットフォーム」が採用されました。JBNの協力のもと当社では、このシステムの構築を本年度は先ず東京都・埼玉県において「森林プラットフォームのDX化事業」として、更に熊本県において「地域型木材サプライチェーンと木造応急仮設住宅供給網構築事業」として実施・展開します。国内木材安定供給、国内林業の復活のためには、地域に即したプラットフォームの構築を積み上げていくことが肝要と考えます。本事業は先ず東京都・埼玉県、熊本県を足掛かりに、国土交通省の整備事業の他社、他事業とも連携して実績を作りながら、全国での国内木材の安定供給と需要拡大をめざします。1.森林再生プラットフォーム構築の背景本来なら日本国内の森林面積、森林資源量から推量すれば、外国産木材が不足しても国産材で賄うことが可能なはずですが(1)国内における木材流通の供給体制とそこに必要な設備の不備(2)木材の供給元である国内林業の低迷などが主な原因・課題となり、国内材の供給不足と価格高騰を招いています。国内木材の問題は戦後一貫して山積してきた課題であり、外国産木材に依存せず安定的かつ良質な国内木材を供給できる体制をつくるには以下、2つの機能が必要と考えます。(1)建築業者、生産者、木材加工業者が一体となり、国内林業を活性化し安定的に木材を出荷できる体制を整え、木材需要と生産情報を情報共有する機能をつくること(2)木材不足が発生するなど安定流通に支障をきたすような時に対応できるための補完機能この2つの機能によって、国内木材の安定的な供給を実現し、国内林業の復活をめざすのが、「森林再生プラットフォーム」です。2.森林再生プラットフォームの概要2017年に当社が立ち上げた「森林再生プラットフォーム」は参画する工務店、製材・加工工場、物流、木材供給者がリアルタイムで情報共有できるシステムです。工務店の需要情報に基づき適正な価格で製材・加工を行うほか、生産木材ごとにIC・タグ・QRコードを付与、生産者の氏名や原木の品質、加工後の製品寸法や強度等の情報を管理でき、消費者へのトレーサビリティを確保していることも特徴です。また、受注、発注側双方の需要予測が立てやすく、安定供給を容易にすることが可能です。さらに、サプライチェーンにおいて全国展開することにより、複数のネットワークが構築でき、需要と供給の急なアンバランスにも対応できる柔軟性を持ち合わせます。森林プラットフォーム概要図3.国土交通省「安定的な木材確保体制整備事業」に基づく森林再生プラットフォーム活用概要(1)東京都・埼玉県実施概要・正式名称:森林プラットフォームのDX化・申請者 :実施統括:一般社団法人JBN・全国工務店協会・実施運営:森林パートナーズ株式会社・参画企業:東京・埼玉の中小工務店3社、製材事業者、原木供給者5社・団体・事業概要:地域の工務店、製材事業者、原木供給者が一体となった木材供給サプライチェーンシステムとプラットフォームの構築とDX化・事業展開:2022年3月より本事業に関する説明会を実施しており、東京都・埼玉県の参画事業者と地域諸条件との体制整備、設計から加工、建築、および全体の受発注における決済システム・キャッシュレス化、トレーサビリティを確立し、生産から建築まで一貫したDX化を実現します。(2)熊本県実施概要・事業名 :「地域型木材サプライチェーンと木造応急仮設住宅供給網構築事業」・申請者・実施統括:一般社団法人JBN・全国工務店協会・実施運営 :森林パートナーズ株式会社・参画企業 :熊本の中小工務店3社、製材事業者、原木供給者2団体・事業概要 :地域の工務店、製材事業者、原木供給者が一体となった木材供給サプライチェーンシステムとプラットフォームの構築・事業展開 :2022年3月より熊本県事業者への説明会を実施、参画事業者との体制確認や、熊本震災・豪雨災害を機に需要の安定かつ緊急供給が急務の木材仮説住宅の提供体制確立のための調査、体制作りをすすめます。■一般社団法人JBN・全国工務店協会 概要代表 : 会長(代表理事) 大野 年司所在地 : 東京都中央区八丁堀3-4-10 京橋北見ビル東館 6階加盟社・団体: 47都道府県3,000社の地域工務店が加盟主な事業概要: 人材の育成(大工・現場監督・設計等)、工務店の受注促進に必要な研究開発、次世代の若き経営者に必要な知恵と知識の享受、地域工務店の全国組織として国、県への協力と要望、災害時に応急仮設・復興住宅建設URL : ■伊佐ホームズ株式会社 概要商号 : 伊佐ホームズ株式会社[ISA homes Co.,Ltd.]代表 : 代表取締役社長 伊佐 裕本社所在地: 〒158-0095 東京都世田谷区瀬田2丁目26番7号資本金 : 5,000万円事業概要 : ・戸建住宅(注文住宅、別荘、企画住宅、事務所)の設計、施工・特殊建築物(美術館、社寺・庫裡、茶室、旅館、店舗、デザイナーズレジデンス)の設計、施工・リフォーム、リノベーション・不動産のコンサルティング及び仲介、賃貸及び管理・家具、インテリア用品、工芸品等の販売URL : ■森林パートナーズ株式会社 概要商号 : 森林パートナーズ株式会社役員 : 代表取締役会長 伊佐 裕(伊佐ホームズ株式会社 代表取締役社長)取締役社長: 小柳 雄平(伊佐ホームズ株式会社)本店所在地: 〒152-0021 東京都目黒区東が丘2-13-25設立年月日: 2017年6月30日資本金 : 2,000万円株主構成 : 伊佐ホームズ、工務店、プレカット工場、製材所、山元の事業者事業目的 : 1.国民的課題である森林の維持・再生と、地域材の活用促進のための事業を行う2.地域工務店と林業・木材加工業の連携による6次産業化を実現するため、「森林再生プラットフォーム」を提供する新木材流通コーディネート事業を行うURL : <本件の事業関係に関する一般のお問い合わせ先>森林パートナーズ株式会社担当: 小柳TEL : 090-2305-5439Mail: koyanagi@shinrin-p.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月28日くらべて下さい。煙の量が違います!虫除け効力パワーアップ!強力防虫香 森林香10巻と専用の携帯防虫器とセットに致しました!このパワー森林香(赤箱)は普通の蚊取り線香と比較して、効力を一層強化し線香の厚みを厚くして、煙の量を一段と多く出るようにしました。広い野外での森林作業や、農作業には最適です。【蚊取り線香ではありません】成分メトフルトリン適用害虫ユスリカ、チョウバエ、アブ生産国日本製この器具には専用防虫香の「富士錦」又は「森林香」「パワー森林香」「獣よけ線香」をご使用下さい。防虫用として、屋外で使用するために煙が多く出るように特別に作ってあります。家庭用としてご使用下さっても、効果があります。精々ご使用下さい。楽天で購入するヤフーショッピングで購入する
2022年05月18日持続可能な森林管理を促進し、そのような森林から切り出された原材料からの木材や紙の使用を普及する、一般社団法人緑の循環認証会議(所在地:東京都千代田区、会長:佐々木 惠彦、略称:SGEC/PEFCジャパン)は、森林認証制度や、「環境に優しい紙」について改めて知っていただくことを主な目的として、「ブランドみらい☆ミニセミナーシリーズ2022」の第1弾「森林認証の基礎」のオンラインセミナーを2022年5月25日(水)に開催いたします。ブランドみらい☆ミニセミナーシリーズ2022世界的な潮流も受け、企業やブランドには更に、環境に配慮した素材での製品づくり・包材の使用、が求められる時代となっていきます。「ミニセミ」第1弾は、「森林認証の基礎知識」の他、「PEFCの最新情報」「合法性証明との違い」「CoC認証を取得するには」、などのご案内もさせていただきます。森林認証制度を実はあまり知らない・改めて知りたい方、実際に紙や木材の調達部門の方々、営業の皆様、CSR/サステナビリティ推進ご担当者様、森林認証制度に関心のある方などどなたでもご参加いただけます。■セミナー概要開催日時: 2022年5月25日(水) 15:00~16:20開催方法: Zoomウェビナー参加費 : 無料対象 : 企業のSDGs・サステナビリティ担当、調達や営業の方、SGEC・PEFC認証取得者、国際森林認証制度SGEC/PEFCに関心のある方ならどなたでも申し込み: ※すぐに確認メールが届かない場合、メールアドレスをご確認下さい。■セミナー内容・【基調報告】「森林認証がなぜ今、必要なのか?欧州と日本の現状報告」一般財団法人林業経済研究所<講演者:フェロー研究員 志賀 和人先生>志賀 和人先生・「森林認証制度、CoC認証の基礎知識」PEFCの最新情報/ロゴがこんなところにも使われている/森林認証と合法性証明/CoC認証取得方法、など<講演者:SGEC/PEFCジャパン 堀尾 牧子>堀尾 牧子(SGEC/PEFCジャパン)・Q&A【ミニセミシリーズ第2弾は2022年6月15日(水)に、「減プラ」をテーマにし開催予定です】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月11日埼玉・国営武蔵丘陵森林公園では、約70万本の「アイスランドポピー」が2022年5月初旬まで見頃を迎える。約70万本の「アイスランドポピー」が見頃に埼玉県比企郡に位置し、東京ドーム65個分もの広さを誇る国営武蔵丘陵森林公園。公園の南口から徒歩約20分の運動広場花畑に植えられている約70万本の「アイスランドポピー」は、4月上旬から5月初旬まで見頃を迎える。黄色・オレンジ・白の明るいビタミンカラーの花びらが春風に揺れる様子は、見ているだけで元気が貰えそうだ。紫・ピンク・白の花「ルピナス」また、4月下旬から5月中旬には、公園・庭園樹園内の斜面地に広がるこもれび花畑にて約4万本の「ルピナス」が見頃に。空に向かって凛と咲く紫・ピンク・白の「ルピナス」に、ケヤキの木漏れ日が射す幻想的な景色を堪能できる。赤い「シャーレーポピー」も開花さらに、5月下旬には運動広場花畑で「シャーレーポピー」が開花。開放感溢れる広場に、赤いポピーの花が一面に咲き誇る。【詳細】「アイスランドポピー」見頃の時期:2022年4月上旬~5月初旬場所:国営武蔵丘陵森林公園 運動広場花畑本数:約70万本花畑面積:約8,000㎡「ルピナス」見頃予想:2022年4月下旬~5月中旬場所:公園・庭園樹園 こもれび花畑(都市緑化植物園)株数:約4万本花畑面積:約2,000㎡<施設情報>「国営武蔵丘陵森林公園」住所:埼玉県比企郡滑川町山田1920開園時間:・3月1日~10月31日…9:30~17:00・11月1日~11月30日…9:30~16:30・12月1日~2月28日…9:30~16:00休園日:・年末年始(12月31日、1月1日)・6月1日~7月20日、12月1日~12月30日、1月4日~2月末の毎月曜日(月曜日が祝日の場合はその直後の平日、ただし火曜日が祝日の場合はその前日の月曜日は開園し、祝日の翌日休園)・1月第3月曜日~金曜日【問い合わせ先】国営武蔵丘陵森林公園 管理センターTEL:0493-57-2111
2022年04月23日『森林と市民を結ぶ全国の集い2022』実行委員会は、社会共通の資源=コモンズとしての森林をどう守り、活かしていくかを考えるためのイベント『森林と市民を結ぶ全国の集い』を開催いたします。近年、地球規模の課題である気候変動問題の解決やSDGsの実現に向けて、豊かな環境と私たちの暮らしを育む森林への関心・期待は益々大きくなっています。基調講演は哲学者の内山 節さん(森づくりフォーラム 代表理事)と、経済学者・故宇沢 弘文氏の長女であり、内科医の占部 まりさん(宇沢国際学館 代表取締役)です。その他、森林コモンズの様々な側面から関わり方を考える全6プログラムを開催します。「森林と市民を結ぶ全国の集い2022」広報バナー【森は誰のもの?~森林コモンズを考える~ 森林と市民を結ぶ全国の集い2022】■開催概要イベント名 : 森は誰のもの?~森林コモンズを考える~第26回 森林と市民を結ぶ全国の集い2022開催日時 : 2022年5月18日(水)19:00~6月4日(土)17:30詳細・お申し込み: 参加費 : 基調講演の視聴のみ 無料全プログラム 有料(基調講演の視聴と6プログラム)・一般:早割1,000円/通常1,500円・学生:500円・応援・協賛:3,000円/5,000円主催 : 『森林と市民を結ぶ全国の集い2022』実行委員会公益社団法人 国土緑化推進機構実行委員長 : 内山 節さん(森づくりフォーラム 代表理事)事務局 : NPO法人森づくりフォーラム申し込み締め切り: 2022年5月31日(火)定員 : 1,000人■日程とプログラム(※出演者敬称略)<基調講演>内山 節「これからの森林とコモンズ」占部 まり「森林から考える社会的共通資本」<オープニングセッション>5月18日(水)19:00~19:20<分科会プログラム>(1)5月18日(水)19:30~21:00「森林コモンズとビジネス」<どうなる?気候変動 脱炭素経営と森林の関わり>話題提供 :原 裕(株式会社メンバーズ 執行役員)國岡 将平(合同会社MANABIYA 代表)コーディネーター:水谷 伸吉(一般社団法人more trees 事務局長)コメンテーター :坂本 有希(フェアウッド・パートナーズ/地球・人間環境フォーラム)(2)5月26日(木)19:30~21:00「森林コモンズと生態・景観」<風景は誰のもの?~景観から読み解く“私たちの”自然資本>話題提供 :廣瀬 俊介(ランドスケープデザイナー/風土形成事務所主宰)保 清人(株式会社ロスフィー 取締役/工学院大学 建築学部非常勤講師)コーディネーター:赤池 円(私の森.jp 編集長)後藤 洋一(NPO法人樹木・環境ネットワーク協会 事務局長)(3)6月1日(水)19:30~21:00「森林コモンズと災害・復興」<九州北部豪雨による森林被害と復興>話題提供 :小森 耕太(認定NPO法人 山村塾 理事長)杉岡 世邦(有限会社杉岡製材所 代表取締役)コーディネーター:朝廣 和夫(九州大学大学院 芸術工学研究院 准教授)(4)6月4日(土)14:00~15:45「森林コモンズと所有・活用」<みんなで森を利用する価値とモラルを考える>話題提供 :小野 なぎさ(一般社団法人 森と未来 代表理事)田口 房国(株式会社山共 代表取締役/forenta)宮川 卓士(合同会社 百 業務執行社員)コーディネーター:朏 昌汰(合同会社 百 代表社員)<クロージングセッション>6月4日(土)16:00~17:30<これからのコモンズと市民参加、森林から考える社会的共通資本>パネラー :坂本 有希(フェアウッド・パートナーズ/地球・人間環境フォーラム)星野 晃一郎(株式会社ダンクソフト 代表取締役)矢島 万理(公益社団法人 国土緑化推進機構 政策企画部)コメンテーター :内山 節(哲学者/NPO法人森づくりフォーラム代表理事)コーディネーター:鹿住 貴之(認定NPO法人JUON(樹恩) NETWORK理事・事務局長)★「森林と市民を結ぶ全国の集い」とは森づくりに関わる市民が一堂に会し、活動推進に当たって情報交換を行うとともに、そのネットワーク化を図ることを目的に、1996年から毎年開催されているイベントで、今回が26回目の開催となります。これまでの開催記録はこちら 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月21日森林管理を行うモリビト(所在地:岡山県苫田郡鏡野町女原46、代表:松岡 浩樹)は、人工林を再造林するこれまでの方法ではなく、持続可能な森林管理、間伐を進め針広混交林化を進めるプロジェクトをクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて2022年4月17日(日)から6月15日(水)まで実施しております。「CAMPFIRE」クラウドファンディングサイト 森林■開発背景放置された状態の山林が増え、地方の景観を損ねてしまっていると感じてしまった私たち。適切な管理をし、「美しい」山林に整備することができたなら、地方の景観を良くすることにつながり、また森に多種の植物が存在し、これまでの人工林では生きることができなかった生物が集まり、多種多様な生物が生きる豊かな森、持続可能な自然を未来に残すことにもつながっていくと考えています。■特徴*針広混交林を目指すこれまでの林業(主に植林されたスギ・ヒノキの人工林を伐採し、再びスギ・ヒノキを植林する)とは違い、人工林を適切に間伐し、多種の樹木が育つ環境を整えます。また、必要に応じて広葉樹を植林し、よりスピーディに針葉樹と広葉樹が混じった「針広混交林」にしていくことが、持続可能な自然の在り方と考えます。木材運搬の様子*小さな林業山の環境を第一優先に考え、広い作業道を入れる必要があるような大きな機械は導入しません。必要最低限の小型の道具・機械のみで作業を行います。現在使用している道具の一例■リターンについて3,000円(税込・送料込):感謝の気持ちを込めたサンクスカードをお送りします。5,000円(税込・送料込):直径約8~10センチ、厚み約1センチ程度の手作りのヒノキのコースター1枚と感謝の気持ちを込めたサンクスカードをお送りします。10,000円(税込・送料込):直径約15~20センチ、厚み約1センチ程度の手作りのヒノキの鍋敷き1枚と感謝の気持ちを込めたサンクスカードをお送りします。20,000円(税込):モリビトが主催する案内人に行く自然探索コースにペアでご参加いただける権利をご提供いたします。「森林探索コース」か「夜空探訪コース」をお選びいただけます。※※自然探索コース参加権利は2022年7月~2023年1月末まで有効リターン一例(コースター)■プロジェクト概要プロジェクト名:「未来に美しい山林を残したい」その思いを叶えるための道具が必要です!期間 : 2022年4月17日(日)~6月15日(水)23:59URL : ■「モリビト」概要商号 : モリビト代表者 : 松岡 浩樹所在地 : 〒708-0423 岡山県苫田郡鏡野町女原46設立 : 2022年4月事業内容: 森林管理サービス、自然探索コース案内提供URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月20日京都発の老舗・お香専門店「薫玉堂」が、2022年4月24日(日)京都・寺町二条界隈に路面店をオープンする。日本最古のお香の専門店「薫玉堂」「薫玉堂」は、1594年に京都西本願寺前で創業以来、428年に渡って“香り”を作り続けてきた、日本最古の御香調進所だ。現在は、京都の時間や季節、情景などをテーマに、古都の様々な表情を感じられるような香りなどを提案している。京都イメージの線香や和のフレグランス香りは、代々伝わる調香帳(レシピ)をもとに、天然の原料にこだわりながら制作。コロンとした形が愛らしい「印香」や、和のフレグランスとして楽しめる「塗香」、京都の情景をイメージした「紙箱線香」などのお香に加えて、フレグランスオイルやディフューザー、ハンドクリーム、ソリッドソープなど、コスメや雑貨なども展開している。“香りが選べる”線香セット&限定のお香も新店舗「薫玉堂寺町店」は、“こころを癒やす香りを誂える”がコンセプト。好みの香りを選べて詰め合わせにできる線香セットや、寺町二条界隈の町並みをイメージした限定品の線香「寺町705」などを販売する。香袋ワークショップも体験OKまた、体験型イベントとして、自分だけの香りを調合できる香袋ワークショップも実施。ハーブやお香をブレンドしてオリジナルの香袋が作れる、ユニークなイベントとなる。【詳細】薫玉堂寺町店オープン日:2022年4月24日(日)営業時間:10:00~18:00住所:京都市中京区寺町通二条上ル西側要法寺前町 705–2TEL:075–222–5860<薫玉堂寺町店 限定品>・線香寺町 20g 1,980円■ワークショップ・香袋ワークショップ 2,200円・香木のたき方ワークショップ 3,300円※開催日程と予約方法は都度ホームページにて案内。■ノベルティオープン日より、3,300円(税込)以上購入者に数量限定で、香木の香りを愉しむための道具をモチーフにした限定の栞をプレゼント。
2022年04月14日「バラの香り」をテーマとした庭園「練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン」では、春イベント「スプリングフェスティバル」を、2022年4月29日(金・祝)から5月29日(日)までの期間で開催されます。「練馬区立 四季の香 ローズガーデン」の春イベントそれぞれテーマの異なる2つのローズガーデンを中心に、園内で多種多様なバラを展示している「練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン」。2021年のリニューアル後初となる今回の「スプリングフェスティバル」では、冬の休眠期に蓄えたエネルギーを使って大きく色鮮やかに咲くバラが来客者を出迎えてくれます。約320品種460株のバラが見ごろに園内で楽しめるのは、約320品種460株の美しいバラたち。紅茶を感じる爽やかな香りのシンボルローズ「四季の香」をはじめ、ダマスク、スパイシーなど6種類の香りを楽しめる「香りのローズガーデン」と、赤やピンクなど色とりどりのバラが咲く「色彩のローズガーデン」に、多彩なバラの花が咲き誇ります。マルシェやアレンジメント教室など多彩な企画また、イベント期間中は、日替わりで様々な店舗が出店するマルシェ、日本大学芸術学部音楽学科によるガーデンコンサート、第一園芸の“バラ王子”こと江辺雄亮によるアレンジメント教室、ガーデナーとともに庭を散策しながらバラを鑑賞するガーデンツアーなど、多彩な企画が用意されています。【開催概要】「スプリングフェスティバル」開催期間:2022年4月29日(金・祝)〜5月29日(日)※バラの見ごろは例年5月中旬から下旬開催時間:9:00〜18:00開催場所:練馬区立 四季の香ローズガーデン
2022年03月30日新潟県は、2月25日(金)より新潟県の森林の魅力を伝える動画“Forest Lovers NIIGATA”(フォレスト ラバーズ ニイガタ)の第三弾の動画をYouTube(新潟県公式YouTubeチャンネル)で公開します。全三部作のうち第一弾・第二弾と続いた動画も、第三弾の今作品を以てすべてが公開。今作では「森林を守る仕事」=「林業」に従事している方々の声をお届けします。第三弾概要新潟県内の森林は、林業従事者によって管理・整備されることで保たれています。年齢や性別に関わらず、様々な林業従事者が県内の森林を守るために、最前線で活躍しています。第三弾“Work in the forest" では、新潟県内で林業に従事する女性と男性の2名をピックアップ。林業という仕事への想いや、セカンドキャリアとして林業を選んだ理由等をそれぞれの視点から聞きました。また、本作では、普段見ることができない林業の実作業風景や林業機械、さらに特殊伐採の作業風景も見ることができます。第三弾の紹介記事はこちら : 新潟県の森林の魅力、そしてその森林を守り、支える林業の魅力を第三弾の動画では感じることができます。第一弾・第二弾と合わせ、ぜひご覧ください!第一弾の紹介記事はこちら仲間と過ごす、かけがえのない時間。新潟県の森林の魅力を伝える動画3部作、第1弾公開!Forest Lovers NIIGATA #1【Enjoy the forest 編】 : 第二弾の紹介記事はこちら【Forest Lovers NIIGATA】新潟の森林を守り育てる人たちの想いがここに。新潟県の森林の魅力を伝える動画3部作、第2弾公開!Forest Lovers NIIGATA #2【Grow a forest together 編】 : 各動画URLはこちら第一弾「Enjoy the forest」編 第二弾「Grow a forest together」編 第三弾「Work in the forest」編 新潟県農林水産部治山課 〒950-8570 新潟県新潟市中央区新光町4番地1新潟県庁行政庁舎8階Tel:025-280-5332 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月25日新潟県では、2月10日(木)より新潟県の森林の魅力を伝える動画“Forest Lovers NIIGATA”(フォレスト ラバーズ ニイガタ)の第二弾の動画をYouTube(新潟県公式YouTubeチャンネル)で公開します。第一弾に続いて新潟県の森林の魅力を美しい映像で伝えるとともに、今作ではその森林を「守り・育てる」方々の声をお届けします。第2弾概要新潟県内では、新潟の森林を守り育て、循環させるため、様々な企業や森林ボランティアの方々による森林づくり活動に加え、カーボンオフセットへの取組が積極的に実施されています。今回公開する第二弾“Grow a forest together”では、そのような活動に取り組んでいる企業やボランティアの方々から聞いた、活動の内容や活動をするに至った経緯、そして次世代へと伝えていきたい“想い”を映像に込めています。第二弾の紹介記事はこちら : 第一弾“Enjoy the forest”でお伝えした新潟県の森林の魅力をより深く感じることができる内容となっておりますので、ぜひご覧ください!第一弾の紹介記事はこちら仲間と過ごす、かけがえのない時間。新潟県の森林の魅力を伝える動画3部作、第1弾公開!Forest Lovers NIIGATA #1【Enjoy the forest 編】 : 公開スケジュール第一弾、第二弾は現在公開中です。第三弾は下記日程にて公開となります。第一弾「Enjoy the forest」編 第二弾「Grow a forest together」編 第三弾「Work in the forest」編2022年2月25日(金)公開新潟県農林水産部治山課 〒950-8570 新潟県新潟市中央区新光町4番地1新潟県庁行政庁舎8階Tel:025-280-5332 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月10日岸谷香が、2月13日に神奈川・KT Zepp Yokohamaで開催するライブイベント『岸谷香 感謝祭2022』の模様を生配信することが決定した。2019年より行われている『岸谷香 感謝祭』は、岸谷が毎年元気に楽しく音楽をやれている事に感謝し、毎回様々なゲストとセッションをする恒例のコラボイベント。今回は自身のガールズバンド・Unlock the girlsを従え、根本要(スターダスト☆レビュー)と和田唱(TRICERATOPS)といったそれぞれ交友のある実力派のフロントマンふたりと豪華セッションを披露する。視聴チケットは1月23日12時より発売中。なお生配信終了後から2月19日23時59分までアーカイブ配信も予定されている。<ライブ情報>『岸谷香 感謝祭2022』2022年2月13日(日) 神奈川・KT Zepp Yokohama開場 16:45 / 開演 17:30ゲスト:根本要(スターダスト☆レビュー) / 和田唱(TRICERATOPS)【チケット情報】・有観客チケット:全席指定9,000円(税込 / ドリンク代別)・配信視聴チケット:4,000円(税込)チケット購入リンク:岸谷香 オフィシャルサイト:
2022年01月31日新潟県では、1月28日(金)から新潟県の森林の魅力を伝える動画“Forest Lovers NIIGATA”(フォレスト ラバーズ ニイガタ)の公開をYouTube(新潟県公式YouTubeチャンネル)でスタートします。この動画ではにいがたの森林空間の楽しさや魅力をお伝えするほか、森林を守り育てる取組に加え、森林で働く方々の生の声などを、にいがたの森林の美しくダイナミックな映像とともにお伝えします。この動画の紹介記事はこちら : 県土の約3分の2という広大な森林を有する新潟県では、森林を活用したアクティビティや木工体験、グランピングなど自然を満喫できる場所が多くあります。第一弾ではそんな新潟県の森林を擬似体験できるような映像で紹介しております。ぜひご覧ください!公開スケジュール本作品は全3部作。第2弾・第3弾は順次公開いたします。第1弾「Enjoy the forest」編1月28日(金)第2弾「Grow a forest together」編2月10日(木)第3弾「Work in the forest」編2月25日(金)新潟県農林水産部治山課 〒950-8570 新潟県新潟市中央区新光町4番地1新潟県庁行政庁舎8階Tel:025-280-5332 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月28日パワーを発揮することばかりに夢中になって、メンタルが疲れてしまい、自分の感情を見失ってしまった…。そんなときのためにあなたにぴったりのパワーチャージ方法を診断!心理テスト研究家・津田秀樹さんによる心理テストをお届けします。感情が立ち止まってしまったときの、パワーチャージ方法。Q1~10の設問で、0~100%までの4段階(a~d)の中からひとつ選び、最後に合計点を出しましょう。Q1. 親友にアンラッキーな出来事が起きて、あなたにはラッキーなことが起きたとき、どのくらい喜べる?a…0~25%、b…26~50%、c…51~75%、d…76~100%Q2. あなたの並んでいる列に横入りされたときの怒りのパーセンテージはどのくらい?a…0~25%、b…26~50%、c…51~75%、d…76~100%Q3. 好きでも嫌いでもない人に告白されたとき、付き合ってみる確率はどのくらい?a…0~25%、b…26~50%、c…51~75%、d…76~100%Q4. 目標を立てるとき、難易度をどのあたりに設定する?a…0~25%、b…26~50%、c…51~75%、d…76~100%Q5. 彼に「10万円以内で、誕生日プレゼントをあげる」と言われたら、10万円のうち何%の金額のものを選ぶ?a…0~25%、b…26~50%、c…51~75%、d…76~100%Q6. 苦手だなと思っている人に対して、それを相手に悟らせない自信はどのくらいある?a…0~25%、b…26~50%、c…51~75%、d…76~100%Q7. あなたの彼や夫がモテるタイプだとしたら、どのくらい嬉しい?a…0~25%、b…26~50%、c…51~75%、d…76~100%Q8. 友達の好きな人を口止めされたとき、仲間内に話してしまう可能性はどのくらい?a…0~25%、b…26~50%、c…51~75%、d…76~100%Q9. 「いつかしよう」と思ったことのうち、本当に実行したのはどのくらい?a…0~25%、b…26~50%、c…51~75%、d…76~100%Q10. 人生で「やりたくないけどやらなければならないこと」を、代わりに誰かがやってくれるとしたら、どのくらい頼む?a…0~25%、b…26~50%、c…51~75%、d…76~100%診断a…各1点、b…各4点、c…各7点、d… 各10点合計が何点になるか足し算してください。86点~100点のあなたは…話す型あなたは人と話すことで、感情が整理されるタイプ。ひとりで思いをめぐらすより、誰かと話しながらのほうが、するすると考えがまとまっていくはず。目の前に人がいて、何か話さなければという適度な緊張感が刺激となって、頭の中では曖昧だった考えが形をなすのです。自分の口から出てきた言葉に、自分自身が「そうか、私はこういう気持ちだったのか」とあらためて気づくこともあるのでは。たとえ「今は人と会う気分じゃないし、話すこともないなぁ」と思ったとしても、自分自身に出会うのだと思って、人と積極的に会話をすることが元気の近道に。【ワンポイントアドバイス】自分自身を充足させるための話し方にはポイントが。「起こった事実」と「そのとき感じた気持ち」の両方を一緒に話すようにしてみて。事実と感情のどちらか一方のみだと、かえってネガティブな気持ちが増してしまうので、その点は要注意。また、話す相手をよく選ぶことも重要。話したあとで、「打ち明けすぎた」とうっかり後悔してしまうようだと、心にしこりが残ります。71点~85点のあなたは…動く型外に出て日差しを浴びて体を動かすことによって、感情が動きだすあなた。体と心はつながっているので、心が元気を失うと体も動きを止めてしまうもの。しばらくじっとしていることでメンタルが回復する人もいるけれど、あえて心の声は無視して思い切り体を動かすことが、あなたにとっては一番の心の休息になるはず。ストレスを感じると、心だけでなく体もかちこちに縮こまってしまいがち。しかし、その縮こまっていた体がのびやかになると同時に、落ち込んでいた気分が回復し、いつのまにか止まっていた感情も動き始めていることに気づくはず。【ワンポイントアドバイス】体を動かすときは、なるべく何も考えないようにするのが。ベッドでじっと横になって考え事をするということの真逆で、無心で体を動かすことがパワーチャージに。また、そのほうがより体も自由に動くはず。何も考えないのが難しいときは、体の動きに意識を集中して。「ここの筋肉が動いている」「肌にあたる日差しや風が心地いい」「大地を踏みしめる感触」などに注目しよう。56点~70点のあなたは…浸る型自分の好きな世界に浸ることが、感情のリフレッシュになるあなた。「好きなものには心を奪われる」と昔からいいますが、好きな世界に浸っていると、他のことを忘れますし、自分自身についてもあまり考え込まずにすみます。心は好きなもののことだけに向けて。そのことが心の休息になるのです。あなたには特にその集中力があります。そうやって我を忘れて、現実とは違う世界に浸ることで、自分自身が作った枠から自由になり、気分がリセットされます。何かにハマることができるのは、ひとつの能力です。好きなことには、とことん夢中になりましょう。【ワンポイントアドバイス】何かに浸るときは、自分ひとりのほうがおすすめです。というのは、他人の存在が、浸りきることの妨げになる場合があるから。あなたの好きなジャンルに興味のない友達を誘ったりすると、その友達が楽しんでいるかどうか気になってしまい、あなた自身が浸りきれなかったり。ただ、同じ趣味を持つ友達がいると楽しさが倍になるということも。一緒に楽しめる仲間を探すのも良し。41点~55点のあなたは…緩む型あなたはオフモードでゆったり過ごすことで、ポジティブな感情が回復するタイプです。体を緩めて休むことを「消極的休息」といいますが、あなたにはそれが必要です。というのも、普段あなたは「やるべきこと」と「やりたいこと」があったとき、「やるべきこと」のほうを優先するから。そのため、休むことが後回しにされがちです。哲学者のセネカが「精神には息抜きを与える必要がある」という言葉を残しています。やるべきことがどんどん出てきたとしても、いったん頭の中のゴミ箱にでも放り込んで、無理やりにでも休むことが、あなたの感情を復活させます。【ワンポイントアドバイス】「さあ、何をやって休もうか」という考え方はよくありません。何もしないことこそを第一に。有意義な休み方を探してしまうような思考のパターンからは抜け出さなければなりません。生産性がなく、効率も悪い、まったく無駄な時間の使い方をしましょう。そして、そのことを後悔しないように。「何もしていないうちに休日が終わってしまった」というのが理想の境地です。26点~40点のあなたは…考える型あなたは、じっくりひとりで考えて言語化することで、感情が動きだすはず。なぜなら、普段は目の前のことをこなすのに忙しくて、自分に向き合う時間がなかったり、自分の感情を表すのにぴったりの言葉が見つからなくて、借り物の言葉ですませてしまっていることが多いから。名前を知らないものを見てもすぐに忘れてしまうように、感情もそれを表現する適切な言葉を見つけないと、感じたことさえあっという間に意識されなくなってしまうもの。普段から少しでもひとりで考える時間を持つようにすることで、本格的に落ち込む前に立ち直ることができるでしょう。【ワンポイントアドバイス】小説の登場人物の多くは、悩みを抱えていて、それをさまざまな言葉で表現しています。なかなか言語化することが難しい感情を、なんとかうまく表現しています。そういった表現にふれることは、あなた自身が自分の感情を言語化するときにも役立ちます。うまく表現できると、問題自体は何も解決しなくても、それだけで気持ちはかなり救われるものです。日記を書くのもおすすめです。10点~25点のあなたは…落ち込む型とことん落ち込むことによって、かえって浮かび上がる力が湧いてくるタイプのあなた。水にゴムボールを沈めるように、深く沈むほど、逆に浮かび上がる力も強くなるものです。あまりくよくよ落ち込んでも仕方ない、という考え方もあるけれど、それでは落ち込んでいる自分をさらに否定することに。「自分を憐れむという贅沢がなければ、人生なんていうものには堪えられない場合がかなりある」というのは小説家のギッシングの言葉。あなたも自分を憐れむという贅沢を味わいましょう。落ち込んではいけない、という自分自身の心の縛りを解くだけでも楽になるはず。【ワンポイントアドバイス】落ち込んでいると、「もっと大変な人はいる」と言われたり、「元気を出して」「あなたなら大丈夫」などと励まされたり、落ち込んでいることを否定する言葉をたくさん投げかけられるもの。「そうだね」とか「ありがとう」などと返事をしておいて、気にせず聞き流しましょう。そういうときに、何も言わずにそばにいてくれる人がいたら、とても素敵な人なので、大切にしましょう。津田秀樹さん心理テスト研究家。精神科医・西村鋭介氏との共著『精神科医や心理カウンセラーも使っている傷つかない&傷つけない会話術』(小社刊)など著書多数。※『anan』2022年2月2日号より。テスト作成・津田秀樹イラスト・坂口友佳子(by anan編集部)
2022年01月27日