全米を感動させたヒーロはちょっと“ダメ”な奴(C) 2017 Stronger Film Holdings, LLC. All Rights Reserved. Motion Picture Artwork (C) 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.ボストンで暮らしていたジェフ・ボーマンは、元恋人エリンの愛情を取り戻すため、彼女が出場するボストンマラソンの応援に駆けつけるが、ゴール地点付近で発生した爆弾テロに巻き込まれ、両脚を失う大ケガを負ってしまいます。意識を取り戻したボーマンは警察に協力し、ボーマンの証言をもとに犯人が特定されると、ボストンストロング=新しいヒーローの誕生として脚光を浴びますが、耐えられない傷と受け入れられない現実に苦悩します。自分の無力さと不甲斐なさに絶望する中、本当の強さと勇気の正体を見出していきます……。過剰にドラマチックに描くことを避け、人間くさい“フツウの男”の愛と再生のドラマは、誰もが共感せずにはいられません。 ジェイクが挑んだ“フツウの男”(C) 2017 Stronger Film Holdings, LLC. All Rights Reserved. Motion Picture Artwork (C) 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.本作品の主人公であるジェフ・ボーマンを演じるのは、メジャーからインディペンデント映画まで縦横無尽に活躍する実力派俳優のジェイク・ギレンホール。近年の出演作では個性的な役柄がつづいていますが、本作品では身体と精神に大きな傷を追った普通の男を熱演。義足を装着し信じられない演技で、ジェイク史上最もチョイダメで平凡な男が最大の試練に立ち上がる姿が描かれています。「カリスマがあるだけじゃなくて、とても愛情にあふれていて、ユーモアのセンスがある。同時に奥底に深い闇もあるね。」と語ったジェイクは、実際のジェフと時間をかけて交流し、決してモノマネではなく、根底にある人間性や弱さまでも繊細に掬い上げました。 “フツウの物語”だからこそ共感できる!(C) 2017 Stronger Film Holdings, LLC. All Rights Reserved. Motion Picture Artwork (C) 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.この映画の冒頭で主人公は、朦朧とした意識の最中に、両脚を失った真実を粗野な友人の雑な作法で唐突に告げられても、失くした足のジョークを飛ばすぐらい強くしたたかで、この映画の原題『Stronger』を体現するような人物として描かれています。しかし、傷ついたボストンのヒロイックな象徴として、他者から“強さ”を強いられるほど、主人公は強さを摂取されるかのごとく弱さを露呈していきます。人は強くもあり弱くもあるという、当たり前の事実に気づくことによって、主人公は初めて前を向いて歩きはじめますが、考えてみればそれは映画の外にある実人生そのもの。主人公と同様に、観る者が当たり前の事実に、今一度向き合うキッカケを与えてくれる本作品を、ぜひ劇場でお楽しみください。 【情報】 『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』 2018年5月11日(金)からTOHOシネマズシャンテほか全国で順次公開監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン脚本:ジョン・ポローノ原作:ジェフ・ボーマン、ブレット・ウィッター『STRONGER』出演:ジェイク・ギレンホール、タチアナ・マスラニー、ミランダ・リチャードソン、クランシー・ブラウン配給:ポニーキャニオン
2018年05月15日感動の歴史エンターテイメント©️2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.1940年5月、第二次世界大戦初期。ヒトラー率いるナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落間近、イギリスにも侵略の脅威が迫っていました。 国民からの人気は高いが、たび重なる失策から政党内の “嫌われ者”である、ウィンストン・チャーチルに白羽の矢が立ちます。夫を叱咤激励する妻クレメンティーンや、タイピスト兼秘書であるエリザベスのサポートを受け、国難に陥ったイギリスの新首相に就任したチャーチルは、「決して屈しない」と徹底抗戦を誓います。そんななか、ドイツ軍に追い込まれた英国軍は、フランス・ダンケルクの海岸まで撤退し孤立状態となってしまいます。「30万人もの兵士が包囲され、救出するすべがない。ならば彼ら兵士を救うべく船をダンケルクへ向かわせるのだ、大型船はもちろん、ボートや小型船など民間の船もすべて召集して…」こうしてダイナモ作戦が実行。日に日にナチス・ドイツの勢いは増す一方で、英国にも上陸の危機が迫ります。ヒトラーに屈するのか、それとも戦うのか。ヨーロッパのみならず世界の運命がチャーチルの手に委ねられた。そしてついに、チャーチルは歴史的決断を下すのですがー。 「世界のCEOが選ぶ、最も尊敬するリーダー」(2013年PwCJAPAN調べ)に、スティーブ・ジョブズやガンジーを抑えて選ばれた伝説の政治家チャーチルは、最大の国難に直面した時に、いかにして人々に勇気と希望を与えたのか…チャーチル没後に公開された戦時内閣の閣議記録によって明らかとなった実話を基に、チャーチルの主催就任からダンケルクの戦いまでの知られざる27日間を描いています。 1940年代の女性たちに注目©️2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.本作品の主人公であるウィンストン・チャーチルを支える妻クレメンティーンに扮するのは、『イングリッシュ・ペイシェント』のクリスティン・スコット・トーマス。誰よりもチャーチルの良き理解者であったクレメンティーンを、凛とした強さと大らかな優しさを感じさせながら見事に演じています。その他、タイプライター片手に日々奮闘する秘書エリザベス役には『シンデレラ』『ベイビー・ドライバー』のリリー・ジェームズ。変わり者で気難しい一面があるチャーチルに翻弄されながら、自身の役割を全うしようと奮闘する姿に勇気をもらえます。 そんな彼女たちの身に纏っているファッションから、1940年代の社会背景が浮かび上がってきます。戦時中は女性も労働力とされていたため、活動しやすい機能的な洋服が求められました。その上、物資の複素から使える布地の量も制限されていたため、襟が小さくポケットの装飾も少ないデザインのスーツが着用されました。 メイクに200時間以上もかけた“芸術”©️2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.本作品の主役であるウィンストン・チャーチルを演じるのは、抜群の演技力で多くの俳優仲間からも尊敬を集める、名優ゲイリー・オールドマン。現存する膨大な資料をもとに、チャーチルの人間性を浮かび上がらせ、最大の国難に直面した苦難とともに、人間としての型破りな魅力を余すことなく描いています。姿、形、声、話し方、全てチャーチルになりきった超絶な演技を披露し、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞とアカデミー賞主演男優賞を受賞。そして、そんなゲイリー・オールドマンをチャーチルへと“変身”させたのは、アカデミー賞に2度ノミネートされたにも関わらず、2012年に現代美術家に転向しハリウッドから引退した辻一弘。ゲイリー・オールドマン直々のオファーにより、数年ぶりに特殊メーキャップアーティストとして参加。合計200時間もかけてつくりあげた“芸術”が評価され、アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞しました。 【情報】 ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 3月30日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー監督:ジョー・ライト出演:ゲイリー・オールドマン、クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ、スティーブン・ディレイン、ロナルド・ピックアップ原題:Darkest Hour配給:ビターズ・エンド、パルコ
2018年03月15日茨城県にある水戸芸術館現代美術ギャラリーでは、2018年2月10日から5月6日まで「ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて」と題して、企画展を開催する。レイチェル・マクリーン《大切なのは中身》 2016Commissioned by HOME, University of Salford Art Collection, Tate, Zabludowicz Collection, Frieze Film and Channel 4”芸術は、いわば「危険早期発見装置」である。そのおかげでわれわれは、社会的、精神的危険の兆候をいち早く発見でき、余裕をもってそれに対処する準備をすることが出来るのである。”と1960年代に鋭い先見性で、新しい技術がもたらす社会変革を予見したメディア批評家、マクルーハンが活躍した時代から半世紀が過ぎた今、インターネットが社会に浸透し、人工知能などの新しい技術革新が進められている。「どんな技術も、次第に、まったく新しい人間環境を作り出していく」という彼の言葉通り、テクノロジーは人類に全く新しい世界をもたらしてきた。こうした変革は、希望に満ちた新しい時代のドアとして期待される一方、さまざまな問題や混乱が危惧されている。技術革新がもたらす時代の光と影について、革新と混沌が交錯する現在、そして未来に対し、鋭い感性で応答する国内外のアーティスト8組の作品を通し、テクノロジーが作り出すこれからの社会について考える機会として本展を開催する。セシル・B・エヴァンス《溢れだした》2016Courtesy of the artist and Emanuel Layr Galerie, Vienna本展の見どころは、情報社会を紐解くアーティストたちの競演。新しい時代のさまざまなキーワードに対し、刻々と変化する時代を捉え、新しい表現を開拓するアーティストの作品が展示される。ロボットや映像、写真など多様なメディアの作品群も見どころのひとつ。本展では、セシル・B・エヴァンス(Cécile B. Evans)のロボット、ペッパー(Pepper)やアイボ(aibo)と20数面の映像による、完全自動のパフォーマンス作品「溢れだした」や、谷口暁彦の監視カメラで制作された写真作品「address(アドレス)」、サイモン・デニー(Simon Denny)の仮想通貨をテーマにしたボードゲームなど、映像や写真、インスタレーション、ロボットによるパフォーマンスなど多彩な表現方法を通して取り組む作品が集う。ヒト・シュタイエル《他人から身を隠す方法:ひどく説教じみた.MOVファイル》2013Courtesy of the artist and Andrew Krepsまた、テクノロジーによる便利で快適な社会が発展していく一方、フェイクニュースの氾濫や監視社会の発達、仕事を奪う人工知能など、不安を煽る話題も多く取り上げられる昨今。本展ではこうした現代に潜むスリリングな状況にスポットを当てた作品も紹介。レイチェル・マクリーン(Rachel McLean)のSNSに依存しきった人間のドラマや、情報社会から身を隠す方法を語ったヒト・シュタイエル(Hito Steyerl)のインスタレーション、センセー ショナルで破滅的な映像の作り方を教えるデヴィッド・ブランディの映像作品などは、見えないところで起こっている情報社会の怖さを捉えるアートの力を感じることができる。小林健太《ピンク&ブルー, #ブラー #シャープネス》2016Courtesy of the artist and G/P Gallery2017年にイギリスの美術雑誌『アートレヴュー』が発表するランキングリスト「Power100」で世界のアート界で最も影響力のある人物として選ばれたヒト・シュタイエルを始め、ヴェネチア・ビエンナーレで各国館の代表を務めたサイモン・デニーやレイチェル・マクリーン、さまざまな国際芸術祭での展示歴を持つセシル・B・エヴァンスなどの海外作家の作品を紹介。また、ニューヨークを拠点とする日本人アートユニット・エキソニモや2017年の「Asia Art Award supported by Warehouse TERADA」で特別賞を受賞した谷口暁彦、次世代を担う写真家として国際な評価を高めつつある小林健太など、世界を舞台に活躍する多彩な顔ぶれが揃う。2月24日には、キュレーターである本展企画学芸員が展覧会について話すギャラリーツアーも実施。また、ハロー・ワールド展トーク・シリーズと題して、本展出品作家と多彩なゲストを交え、それぞれの活動や展覧会のテーマを掘り下げる特別対談シリーズも行われる。スケジュール等詳細は順次、水戸芸術館のホームページ()にて発表。【展覧会概要】ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて会期:2018年2月10日~5月6日会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー住所:茨城県水戸市五軒町1-6-8時間:9:30~18:00(入場時間は17:30まで)料金:一般800円、中学生以下、65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名無料休館日:月曜日、2月13日、5月1日 (2月12日と4月30日は開館)
2018年01月06日映画『希望のかなた』が2017年12月2日(土)より公開される。「難民問題」に向き合うヒューマンドラマ『希望のかなた』は北欧フィンランドの首都・ヘルシンキが舞台。生き別れの妹を探すシリア難民の青年カーリドは、“いい人のいい国”だと聞いていていたフィンランドで、無常にも難民申請を却下され、ネオナチからのいわれのない暴力にさらされる。そんな中、レストランオーナーのヴィクストロムをはじめとする市井の人々が救いの手を差しのべ、彼らの小さな善意に救われるという物語だ。世界が忘れかけている“当たり前”の人間性を、辛辣なユーモアと無償の優しさをもって描いたヒューマンドラマとなっている。なお本作は、2017年のベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞した。フィンランドの名匠がメガホンを握る監督は“フィンランドの名匠”と呼ばれる、アキ・カウリスマキ監督。社会への深い洞察を得意とする彼は、前作『ル・アーブルの靴みがき』で“港町三部作”と名付けたシリーズ名を“難民三部作”に変え、今回の『希望のかなた』で全世界の課題となった「難民問題」に向き合う。シリア人のキャストを起用カーリドを演じるのは、シリア人俳優シェルワン・ハジ。映画初主演ながら、ダブリン国際映画祭にて最優秀男優賞を受賞した注目の俳優だ。そして、サカリ・クオスマネン役のヴィクストロムを始めとする、個性的なカウリスマキ組の常連役者と監督の愛犬・ヴァルブも出演している。ストーリー内戦が激化する故郷シリアを逃れた青年カーリドは、生き別れた妹を探して、偶然にも北欧フィンランドの首都ヘルシンキに流れつく。空爆で全てを失くした今、彼の唯一の望みは妹を見つけだすこと。ヨーロッパを悩ます難民危機のあおりか、この街でも差別や暴力にさらされるカーリドだったが、レストランのオーナーのヴィクストロムは彼に救いの手を差しのべ、自身のレストランに雇い入れる。そんなヴィクストロムもまた行きづまった過去を捨て、人生をやり直そうとしていた。それぞれの未来を探す2人はやがて“家族”となり、彼らの人生には希望の光がさし始める…。【作品詳細】『希望のかなた』公開日:2017年12月2日(土)監督・脚本:アキ・カウリスマキ出演:シェルワン・ハジ、サカリ・クオスマネン原題:TOIVON TUOLLA PUOLEN / 英語題:THE OTHER SIDE OF HOPE配給:ユーロスペース© SPUTNIK OY, 2017
2017年09月23日等身大の36歳の男女を描き、アメリカで大ヒットした感動のヒューマンドラマが日本に初登場。10月より放送が開始されることとなったが、主人公のひとりを、俳優の高橋一生が声を務めることが決定した。誕生日が同じ36歳の男女3人の物語。自分が演じる役に嫌気がさしているイケメン俳優、“脱肥満”を目標に努力する女性、幸せな家庭を築き仕事も成功しているエリートビジネスマン。置かれている状況も性格も全く異なる彼らには、誕生日が同じであること以外にも共通点があった。恋愛、家庭、仕事など、それぞれが“人生の壁”を乗り越えようとする中で、“大切なもの”を見つけたり、取り戻したりする。そして、3人の運命の糸がたぐり寄せられる…。本作は生き方に迷う36歳のせつなく心温まる物語。昨年、アメリカで大ヒットし、このほど日本でも放送が決定した。そして本作の主人公のひとりであるイケメン俳優・ケヴィンの声を演じるのは、俳優の高橋さん。高橋さんは、主人公の設定と同じ36歳であり、本作が海外ドラマ吹き替え初挑戦!役柄と同じような境遇に立つ高橋さんからのコメントが到着した。「このドラマを初めて見たとき、国を越えて、30代半ばの人たちが考えたり葛藤したりすることが同じであることに驚きました。私も36歳なのでとても共感できます。特に私が演じるケヴィンは職業が俳優ということもあり、彼の葛藤はとてもよく理解できます。人生に立ち向かっている人や、そうした経験をした人など多くの方に共感してもらえるドラマだと思います。ぜひ、ご覧ください」。国を越えて誰もが共感でき、勇気づけられる、涙と笑いと感動のヒューマンドラマを、この秋チェックしてみて。「This is US36歳、これから」は10月1日(日)より毎週日曜日23時~NHK総合にて放送。(全18回)(text:cinemacafe.net)
2017年07月11日伊藤淳史が主演を務め、人気放送作家・鈴木おさむが企画を担当した1話完結型のSFヒューマンドラマ「脳にスマホが埋められた!」。この度、篠田麻里子がレギュラーキャストとして本作に参加することが明らかになった。篠田さんが地上波連続ドラマでレギュラーとして出演するのは、約3年ぶりとなる。ある日突然、脳がスマホのようになってしまったアパレル会社「エグザルトン」のサラリーマン、折茂圭太(伊藤淳史)。視界にはスマホと同じ画面が現れ、さらに他人のメッセージまで見ることができる。圭太はこの能力のおかげで社内外のトラブルに次々と巻き込まれていくが、結果的に人助け的なことを続けていく――。すでに、アパレル会社「エグザルトン」総務課勤務の主人公・折茂圭太役を伊藤さん、「エグザルトン」の契約パタンナーでヒロインの石野柳子を新川優愛、同じく契約パタンナーの安田部々香を「メイプル超合金」の安藤なつ、「エグザルトン」代表取締役社長・黒部仁役を岸谷五朗が演じることが決定しているが、このほど新たにキャストが発表。『リアル鬼ごっこ』『テラフォーマーズ』を始め映画・ドラマ・舞台などに出演する篠田さんが演じるのは、「エグザルトン」総務課勤務の栗山五月役。彼女はかつては優秀な社員だったらしいが、いまは仕事への興味を失っているという役どころ。篠田さんは、「スマホ人間。テーマがとても挑戦的で前代未聞なのでどんなドラマになるのか楽しみです!」と本作への期待を語り、実際の撮影では「栗山五月役として折茂さんをみんなで楽しくいじってます」とコメント。また鈴木おさむ企画ということについては、「人間心理を掴まれるのが素晴らしいので、スマホを使っての心理戦とかが楽しみです!」と語っている。さらに篠田さんのほかにも、「エグザルトン」総務課の社員として池田鉄洋、戸田昌宏、野村麻純、ぼくもとさきこ、結城モエ。「エグザルトン」の受付嬢として中川知香、新田祐里子。「エグザルトン」社長秘書役に西丸優子。そのほか、岡田龍太郎、高嶋琴羽が出演する。木曜ドラマ「脳にスマホが埋められた!」は7月6日(木)23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送開始。(cinemacafe.net)
2017年06月09日「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展が、9月3日から11月13日まで、東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催される。1948年に東京に生まれた杉本博司は、アメリカ・カリフォルニア州のアートセンター・カレッジ・オブ・デザインで写真を学び、「ジオラマ」「劇場」「海景」シリーズなどの大型カメラで撮影された精緻な写真作品を制作して、国際的に高い評価を確立した写真家で現代美術家。その作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館やニューヨーク近代美術館(MoMA)、ロンドンのテート・ギャラリーなど世界中の美術館に所蔵されている。また、近年は活動の範囲を広げ、執筆や設計も手掛けている杉本は、2008年に建築設計事務所「新素材研究所」を建築家の榊田倫之と設立。これまでに静岡のIZU PHOTO MUSEUMや東京・六本木のLondon Galleryの内装を担当している。来年の2月には、展示室の改装を手掛ける静岡のMOA美術館がリニューアル・オープンするほか、同年秋には、ランドスケープ全体を設計した神奈川の小田原文化財団 江之浦測候所の開館が予定されている。杉本の世界観や歴史観に迫る本展では、2014年にパリの美術館、パレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)で開催された「Lost Human Genetic Archive」展のインスタレーションを東京ヴァージョンとして新たに展開。人類の死滅を想定し、遺物となった歴史や文明について、「比較宗教学者」「宇宙物理学者」といった33の視点から考察する。会場では、「今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない」「廃墟劇場」「仏の海」の3シリーズを展示。今回、世界で初めて公開される「廃墟劇場」は、1970年代から制作しているシリーズ「劇場」が発展したもので、実際に廃墟と化した劇場で杉本が自らスクリーンを貼り直して映画を投影し、作品1本分の光量で露光した作品だ。また、「仏の海」は、10年以上にわたって杉本が取り組んできた、京都の蓮華王院本堂(通称、三十三間堂)の千手観音を撮影したシリーズで、今回は同シリーズの大判作品による新たなインスタレーションが展示される。なお、本展は、大規模改修事業を経て9月3日にリニューアル・オープンする東京都写真美術館の総合開館20周年を記念して行われるもの。同館では、「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展の開催を皮切りに、総合開館20周年を記念した展覧会やワークショップ、イベント、国際シンポジウムが行われる予定だ。また、同館では、総合開館20周年にあわせて新しいシンボルマークとロゴタイプを制作。シンボルマークは、アーティストデュオ・ネルホル(Nerhol)として活動中の田中義久が手掛け、ロゴタイプは、文字に関わるデザインの企画や制作を手掛ける字游工房が担当した。さらに、新たに同館の愛称が、英語館名「Tokyo Photographic Art Museum」の頭文字から「トップミュージアム」に決定した。東京都写真美術館 シンボルマーク【イベント情報】リニューアル・オープン 総合開館20周年記念「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展会場:東京都写真美術館2階・3階展示室住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内会期:9月3日~11月13日時間:10:00~18:00※木、金曜日は20:00まで※入館は閉館の30分前まで料金:一般1,000円、学生800円、中高生・65歳以上700円休館日:月曜日(ただし9月19日、10月10日は開館し、9月20日、10月11日は休館)
2016年06月29日「とんび」「流星ワゴン」など、人々を魅了し続けるヒューマンドラマ小説の名手・重松清の秀作「希望ヶ丘の人びと」が、WOWOWにて連続ドラマ化されることが決定。主演を沢村一樹、脚本を岡田惠和、監督を深川栄洋が務めることが分かった。東京都内に住む田島(沢村一樹)は、妻・圭子(和久井映見)と、この春で中学2年生になる美嘉(桜田ひより)、小学3年生になる亮太(二宮慶多)とともに、幸せな日々を送っていた。しかしある日、圭子の体に末期がんが見つかり、圭子は家族に見守られながら、その3か月後、この世を去ってしまう。家族の“太陽”だった妻を失い、心にぽっかり穴があいてしまった田島家は、これまでと変わらない日常を過ごそうと無理して笑顔を作っていた。しかし田島は“忘れようとしたって、無理なんだ”と気付く。そこで、圭子が育った町である「希望ヶ丘」に行き、圭子の思い出をたどって生きていこうと子どもたちに提案。田島はそこで偶然、圭子の同級生・藤村香織(伊藤かずえ)に会い、今は空き家となっている圭子の旧家で新生活を始めるのだが…。脚本は、「最後から二番目の恋」やNHK連続テレビ小説「おひさま」でも知られる岡田惠和、『神様のカルテ』の『トワイライト ささらさや』の深川栄洋監督が演出を務める。沢村さんは、今回が連続ドラマW初出演。ときには空回りしながらも、母を亡くした子どもたちのために奮闘する“ちょっと駄目”な父親を魅力たっぷりに演じる。その妻役には、同じく連続ドラマW初出演の和久井さん。また、沢村さん演じる主人公とは対照的な、妻の初恋の人である伝説の不良を演じるのは寺脇康文。主人公の娘・美嘉役には、期待の若手女優・桜田さん、愛らしい息子・亮太役には『そして父になる』の二宮さんが抜擢され、希望ヶ丘のユニークな住民たちに、伊藤かずえ、六角精児、宮川一朗太、やついいちろう、平泉成といった個性豊かな俳優陣が顔をそろえる。「子どもの『もしも』は未来に向いている。でも、おとなの『もしも』は過去にしか向かわない」という、原作の言葉にあるように、本作のテーマとなるのは、未来に希望をなくした大人たちに必要な“勇気”と“純粋な心”。明日への元気をもらえる、笑いあり、涙ありの心温まる爽やかな物語に、期待していて。<以下、コメント>■主演・沢村一樹田島という男は、このゆったりとした希望ヶ丘での時間の中で、唯一突拍子もない人物なのかもしれません。何でも思いつきですぐ行動し、ダメだったら潔く止める。そこには、彼の良さとダメさが混じっていて、そんな彼の行動について、見てくださる方が一緒に悩み、考えながらドラマを見続けていく、そこがこのドラマの面白さかもしれません。田島は自分自身とは全く違うタイプで、“共感”というと違うかなと思います。でも、田島という男の存在があると、なんとなく周りが落ち着き、安心する、そんな人物に演じられたら、と思っています。(視聴者へメッセージ)考えながらというよりは、1つ1つ、感じながら見ていただきたいドラマです。そしてふと気付くと、目から、耳から、体中から何かが浸み込み、心に届いていく…そんな作品です。希望ヶ丘の住民たちは、それぞれみんな、うまくいかないことも抱えながら一生懸命生きているんだなぁ、と感じていただき、時に自分や周りの人と重ね合わせたり、そこから勇気をもらったりしてくださったら嬉しいです。■原作・重松清(『希望ヶ丘の人びと』(下)「講談社文庫版のためのあとがき」より抜粋)あと何年かはこの仕事をやらせてほしいと切に(まったくもってココロから)願っているのだが、その際、おそらく本書『希望ヶ丘の人びと』は、ある種の目盛りのような作品になるはずである。分水嶺かもしれない。街と、家族と、学校――僕がずっと追いかけている主題を「こういう形で描いたお話」は、おそらく、これが最後になるだろう。■脚本・岡田惠和初めての、そして念願の重松清さんの原作でした。ずっと読者として尊敬していたのでとても光栄なことです。ドラマとしての脚色はされていますが、精神はしっかり受け継いだと思っております。信頼する深川演出で、面白く、心に染みるホームドラマになると確信しています。そして沢村さんを中心に豪華でユニークで実力派ばかりの俳優陣。どの場面も見逃せません。ご期待ください。■監督・深川栄洋35年ほど前、高度成長経済で横浜に作られた希望ヶ丘という架空のニュー・タウンがこのドラマの舞台。当時の大人たちは夢を持ち、幸せを祈って、山を削り、谷を埋めた開発地区に住み始めました。時代は流れて、そこで育った子供たちも今や50歳を迎えようとしている。人生の折り返しを迎えてみると、この街に住む人々にも様々な苦悩があるようです。今度のドラマでは、悲しくも可笑しい個性的な住人がたくさん登場します。週に一度、そんな彼らに会いに来てはいかがでしょう。彼らも私たちと同じように、一生懸命に生きています。連続ドラマW 「希望ヶ丘の人びと」は7月16日(土)より毎週土曜22時~WOWOWプライムにて放送開始(全5話/第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2016年05月09日玉山鉄二がNHK朝ドラ「マッサン」以降、初の連続ドラマ単独主演を果たすWOWOWの連続ドラマW「誤断」。製薬会社を舞台に描かれる社会派ヒューマンサスペンスドラマである本作の主題歌に、「B’z」の稲葉浩志が書き下ろした新曲「水路」が起用されることが決定した。舞台となるのは薬害事件を抱える大手製薬会社・長原製薬。広報部員・槙田高弘(玉山鉄二)は、ある日遭遇した事件に、自社の薬品が関係している可能性があることを知ってしまう。法の網をかいくぐってでも会社の繁栄と存続を優先する、副社長の安城隆雄(小林薫)、巨大企業の利益の犠牲となった被害者たち…。会社の命運がかかった任務と、自らの良心の狭間で苦悩する槙田の取った行動とは…。作家・堂場瞬一による小説を、「マッサン」で玉山さんとタッグを組んだ羽原大介の脚本でドラマ化する本作。連続ドラマW枠で「女と男の熱帯」を手掛けた村上牧人と、『武士道シックスティーン』『ホームレス中学生』の古厩智之が監督を務める。今回主題歌として発表されたのは、不動の人気を誇るアーティスト「B’z」の稲葉浩志の「水路」。書き下ろしの新曲となるこの曲は、WOWOWドラマと稲葉さん初のタイアップ曲でもある。「B’z」が結成25周年を迎えた際、『B’z 25th Anniversary Special 全米ツアー密着ドキュメント「Only Two」』をWOWOWが独占放送したという過去の親交もあっての起用とのことだが、稲葉さんは「流れる時間と積み重なる時間というふたつの軸のなかで、過去を後悔し失うことを恐れ、明日への希望を持ち今を生きようとする主人公を描きました。ドラマのなかで流れるのが楽しみです」と、本作への楽曲提供に確かな手ごたえを感じた様子。主演を務める玉山さんも「稲葉さんがこの作品に参加して頂けること、大変心強いです。自分自身が多感な時期に、『B’z』に多くの影響を受け、まさにバイブル。確実に今の僕の感性の一部になっています」と、いまや日本が世界に誇るトップアーティストである稲葉さんへの信頼感を込めてコメント。「この作品にある様々な角度の正義、その狭間にある、世の中の違和感に溺れる人間、不鮮明な光…。この作品により重厚感を持たせて頂けました。撮影はまだ中盤ですが、この曲を胸に精進して行きたいと思います」と撮影への意気込みを改めて語ってみせた。WOWOW・堤口敬太プロデューサーも「数々の音楽とともに人の心に残る詩を生み出されてきた稲葉さんであれば、主人公の複雑な感情に寄り添いながら、暗闇から前に進むための微かな希望を与えてくれる、そんな音楽を作ってくださると思った」と起用の理由を語る、今回の強力コラボ。玉山さんをはじめとする小林薫、柳葉敏郎、蓮佛美沙子ら実力派俳優たちの熱演と、深遠なる魅力をも放つ稲葉さんの楽曲が紡ぎだす世界に、期待は高まるばかりだ。連続ドラマW「誤断」は11月22日(日)22時よりにてスタート(全6話/第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年10月14日多くの人気漫画の実写化が話題になっている2015年10月スタートの秋ドラマ。そのほかにも、パートナーや親子など、家族のあり方を問うヒューマンドラマや、イケメン俳優に注目したい医療ドラマなど、注目作品がたくさん!今期は何を見ようか悩んでいる人は、ここで一気に総チェックしちゃいましょう。●完成度の高いとウワサ!人気漫画の実写化ドラマ10月12日にスタートする今期の“月9”は、相原実貴さんの人気少女漫画『5時から9時まで』を実写化した『5→9~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)。キャリアアップのために仕事に奮闘する桜庭潤子(石原さとみさん)と東大卒でイケメン僧侶の星川高嶺(山下智久さん)の、おかしな出会いから始まる恋愛模様を描きます。東京版『SEX&THE CITY』とも呼び声高い恋愛群像劇には、原作ファンならずとも注目です!火曜22時の『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(フジテレビ系)は、山崎紗也夏さんのクライムラブ・サスペンス漫画『サイレーン』が原作。松坂桃李さん、木村文乃さん、菜々緒さん、北山宏光さん(Kis-My-Ft2)など、勢いのある若手俳優陣たちのシリアスな演技も見逃せないポイント。上川隆也さん、相武紗季さん主演の『エンジェル・ハート』(日本テレビ系、日曜22時)も、大ヒット作品『シティーハンター』のパラレルワールドが描かれた同名漫画の実写版。上川さんの佇まいは、まさに原作そのものですよね!また、『掟上今日子(おきてがみきょうこ)の備忘録』(日本テレビ系、土曜21時)は、事件を1日で解決する探偵、掟上今日子を新垣結衣さんが演じます。原作を忠実に表現した銀髪ボブカット姿のガッキーが可愛すぎると、すでに評判になっています!●家族の意味を問いかけるヒューマンドラマも多数新しい夫婦の形を描くラブストーリー『偽装の夫婦』(日本テレビ系、水曜22時)は、嘉門ヒロ(天海祐希さん)が、ヒロのかつての恋人で、ゲイである陽村超治(沢村一樹さん)から余命宣告された母親のために偽装結婚してほしいと頼まれるという話。本当のパートナーとは何か、結婚とは何かを正面から見つめます。結婚式の100日前に脳腫瘍と診断された女性と、その母親との関係を描く『結婚式の前日に』(TBS系、火曜22時)は、生きる意味や家族のあり方を見つめるヒューマンドラマ。香里奈さん、鈴木亮平さんが婚約者同士を、原田美枝子さんと遠藤憲一さんが香里奈さんの両親を演じます。主婦の不倫を描き話題となった『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』の脚本家・井上由美子さんが今期、手掛けるのは、『遺産争族』(テレビ朝日系、木曜22時)。向井理さん、榮倉奈々さん演じる夫婦を取り巻く、家族とお金のつながり、しがらみなど、誰にでも起こり得る遺産相続問題を浮き彫りにします。伊東四朗さん、岸部一徳さん、余貴美子さん、室井茂さんなど豪華キャストが脇を固め、重厚なホームドラマの仕上がりに。●イケメン俳優たちの演じるドクター姿も見逃せない綾野剛さんが連ドラ単独初主演となる『コウノドリ』(TBS系、金曜22時)は、リアルな産科医療の現場を描く命の物語。こちらも週刊雑誌『モーニング』(講談社)で人気連載中の漫画が原作です。天才ピアニストの顔も持つ心優しい産婦人科医・鴻鳥サクラをクールな綾野剛さんがどう演じていくのか、要注目!『無痛~診える眼~』(フジテレビ系、水曜22時)は、西島秀俊さんが“神の診察眼”を持つ天才医師を演じ、さまざまな事件を解決していく医療刑事ドラマ。医療のあり方を問いながらも、ハードなサスペンス要素も入ったスリリングな展開を見せそうです。そのほかにも、仕事、恋愛、人間関係、若さなど、現代のアラフォー女性のリアルな苦悩をポップに描く、篠原涼子さん主演の『オトナ女子』(フジテレビ系、木曜21時)や、松重豊さん主演の大人気夜食テロドラマ『孤独のグルメ season5』(テレビ東京系、金曜24時12分)、錦戸亮さん主演のSF歴史コメディ『サムライせんせい』(テレビ朝日系、金曜23時15分)など、バラエティに富んだ作品が並んでいます。秋の夜長に秋ドラマ、必見です!(富士みやこ)
2015年10月10日モデルで女優の香里奈が7年ぶりにTBS連続ドラマの主演を務め、「脳腫瘍」と診断されたヒロインの結婚式までの100日間を描くヒューマンラブストーリー「結婚式の前日に」。本作の主題を、安田レイが務めることが決定。自身7枚目のシングルにして初のバラード楽曲「あしたいろ」が起用されることが分かった。築地と江ノ島を舞台に、香里奈さん演じる主人公・ひとみが結婚式まであと100日となったある日「脳腫瘍」と診断され、28年ぶりに再会した型破りな母・可奈子と再び絆を結んでいく姿や「家族」のあり方を、観る人の心を明るく前向きにするストーリーで描いていく本作。母・柏田可奈子役には原田美枝子、また、医師でひとみの婚約者・園田悠一には、人気急上昇中の鈴木亮平がキャスティングされ、そのほか、山本裕典、真野恵里菜、美保純、江波杏子ら実力派俳優陣が顔を揃える。本作の主題歌に抜擢されたのは、田中麗奈主演ドラマ「美しき罠~残花繚乱~」や映画『ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪の超魔神 フーパ』などの主題歌を務めてきた安田さん。力強い声と確かな歌唱力に定評があり、今回の起用に繋がった。2015年3枚目のリリースとなる新曲「あしたいろ」は、不安や孤独、答えの無い未来に自問自答を繰り返しながらも、前を向いて進んでいこうとする力強さと希望を歌った、心に響くハートフルバラードに仕上がっており、家族の大切さや、生きることの力強さを描いた本ドラマの世界観とマッチしているという。本楽曲について安田さんは「誰しもが悩みや不安を抱えながら生きています。いつも笑顔で、完璧に見える人でも、実は大きな不安を抱えながら生きていたり。辛くて、自分を見失ってしまったときは、“いまできることを自分のペースでやればいいんだ”と思うようにしてみたり、頑張ろう!ではなく、“そんな自分も受け入れてみよう”と思ったりしてみる気持ちが大切なんじゃないかなと思うんです。このドラマを通して、この曲が、想いが、そんな誰かの背中を優しく押せるように、一人でも多くの方に届きますように」と想いを語った。「あしたいろ」は11月11日(水)よりリリース。「結婚式の前日に」はTBSにて10月13日(火)22時より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年09月18日WOWOWが贈る社会派ヒューマンドラマ「連続ドラマWしんがり~山一證券最後の聖戦~」。その主演に、WOWOWドラマではおよそ4年振りとなる江口洋介を迎え、萩原聖人、林遣都、真飛聖、勝村政信ら個性豊かな演技派俳優の共演が実現。また、迷走する巨大企業の内情を描いた映画『沈まぬ太陽』でメガホンを取った若松節朗が、監督を務めることが分かった。1997年4月。山一證券の常務取締役・梶井(江口洋介)は、業務監理本部(ギョウカン)本部長に就任する。ギョウカンとは社内監査を行なう部署だが、社内では左遷社員が追いやられる“場末”と呼ばれていた。そんな梶井の異動初日に、大蔵省証券取引等監視委員会(SESC)の調査が入ることに。当時の金融業界は、総会屋への利益供与問題で大きく揺れていた。梶井は、営業考査部部長・花瀬(佐藤B作)やその部下・中西(矢島健一)、秘書の蒲生(真飛聖)に社内調査を指示。そんな中、監査部の瀧本(萩原聖人)と吉岡(林遣都)は、渦中の総会屋との関係を示す資料を見つけてしまう。一方、会長の有原(岸部一徳)らはSESCの調査に対し余裕の表情を見せるが、副社長の片瀬(光石研)だけは不安な表情。梶井や同期の林(勝村政信)もまた、上層部が何かを隠しているのではないかという疑念を抱く――。本作は、ジャーナリストで元読売新聞記者・清武英利のノンフィクション「しんがり 山一證券 最後の12人」(講談社刊)を原作に、当時、日本を震撼させた山一證券の自主廃業をドラマ化。誰もが予想だにしなかった巨大金融企業の破綻は、日本経済に大きな打撃を与えただけでなく、終身雇用の終わりを告げる事件ともなった。自主廃業の要因となった2,600億円の簿外債務は、いつ、どのように生まれ、どのように隠し続けられたのか。最後まで“沈没船”となったこの会社に踏みとどまり、真相究明と顧客への清算業務を続けた社員たちこそが、社内から“場末”と呼ばれ、煙たがられた部署の者たちだった。理不尽な会社の不正への怒りを胸に、すべての社員、顧客、そして家族のため、使命感で自らを奮い立たせた、“しんがり”たちを描く本作で、主演を務めるのは、『天空の蜂』『人生の約束』など数々の映画やドラマで活躍する江口洋介。WOWOWドラマでは「連続ドラマWパンドラIII 革命前夜」(’11)以来、およそ4年振りの主演となる。江口さんは、「最初に原作を読ませていただいて、12人の社員の方々が成し遂げたことの凄さに感銘を受けました」と、まず原作の印象に触れ、「山一證券の破綻を追ったドキュメンタリーではなく、人々の心に響く作品になるようにどうすればよいのか、スタッフと話しながら一歩ずつ制作しています」とコメント。自身が演じた梶井達彦というキャラクターについては、「梶井のような上司や政治家がいたら社会は変わるだろうな、という他人任せな考え方自体が違うのではないかと思います。お互いのバイブレーションや情熱をぶつけ合って、共に高めあっていく。そのことが出来たから、エリートでもなく特別でもない普通の社員たちが大企業消滅の真相究明と清算業務を成し遂げられた…そこに面白さがあるように思います」と分析。その深い人間関係は「『人の山一』と呼ばれた山一證券には、そもそも存在していたものだと思うので、その人間味のある感じがドラマで表現できたらと思います。梶井も仲間に助けられ、ここまでたどり着いたのです。変わり者だった男が仲間と出会い、人間らしくなって、それを息子も感じ取っていくのだと思います」と、梶井という人物に触れた。「梶井のように自分のことを顧みず、会社の不正を暴いていく、というのは会社愛でもあり、仕事に対しての責任、愛情、プライドがもの凄くあるように感じます。それは逆にいうと幸せなことかもしれない。それによって人は強くなると思います。不正を暴くというのは正義ではなく、情熱や愛情が人を動かしていくのだ、というのが根底にあることを感じとっていただけたらと思います」と語り、言葉に思いを込めた。さらに、若松監督は、「特出した強いリーダーが仲間を引き連れて上層部の不正に立ち向かうシンプルな題材です。山一證券の倒産は社会に強い衝撃を与えました。その事件を借りて男たちが激しく葛藤する姿はバブル崩壊時を懐かしみ、また爽快です。知らなかったノンフィクションの醍醐味は相当に面白いです。自主廃業、倒産という結末が待ち構える中、“しんがり”と呼ばれた数人の仲間たちにはかなりの困難がありますが、ドラマはどんどんヒートアップして面白い。巨象に立ち向う蟻たち社員の生き様に感動していただけると思います。どうぞご期待下さい」と語り、「江口洋介なくして語れない、そのくらい彼に演じていただけて光栄です」と、主演の江口さんの熱演に、手応えを覗かせている。「連続ドラマWしんがり~山一證券最後の聖戦~」は9月20日(日)22:00~よりWOWOWにて放送開始(全6話、※第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年07月14日ヒューマンアカデミーは5月18日、ロボット市場を担う人材の育成を目的として、全日制専門校「総合学園ヒューマンアカデミー ロボットカレッジ(2年制)」を2016年4月に開講すると発表した。ロボットカレッジでは、パーソナルロボットを活用した人とロボットのつながりを考える「ロボット・コミュニュケーションコース」と、技術的に難易度の高い二足歩行ロボットの製作に最先端のOSを組み込む「ロボット・ファブリケーションコース」の二つのコースを開設(1年次は合同カリキュラム)。ロボットコミュニケーションコースでは、感情認識パーソナルロボット「Pepper」を教材として導入し、Pepperのアプリ開発学習を提供するという。ロボットカレッジは、東京・横浜・名古屋・大阪・福岡の全国5校舎で2016年4月に開校予定。
2015年05月18日『未来世紀ブラジル』や『12モンキーズ』といった傑作を数多く生み出し、高い人気を誇るテリー・ギリアム監督。その最新作は、名優クリストフ・ヴァルツを主演に迎えて描いた近未来ヒューマンドラマ『ゼロの未来』。 舞台は、コンピューターが世界を支配している近未来。天才プログラマーのコーエンは、荒廃した教会に一人で暮らし、「人生の意味」を教えてくれるというある電話を待ちながら、「ゼロ」という難解な数式の解明に取り組んでいた。そんななか、パーティで知り合った謎の美女ベインズリーに惹かれはじめていくコーエン。人間嫌いで、閉ざされた世界に生きていたコーエンが他人に心を開くことで、彼の人生も大きく動き出すことに……。 今回主演を務めたクリストフ・ヴァルツは、はまり役でコーエンを熱演し、この作品に大きなエネルギーを与えています。そして、多くの俳優たちに敬愛されているギリアム監督だけに、ベン・ウィショーやティルダ・スウィントン、マット・デイモンといった錚々たる俳優たちがカメオ出演しているのも見逃せません。 また、本作のオープニングシーンは、ギリアム監督が初めて来日した際に秋葉原を訪れたときの体験が基になっており、そのときの秋葉原旅行そのものを描いたという。「あんなカルチャーショックを受けたのは生まれて初めてだった」と語るほど、電車を一歩降りたときに広がる秋葉原の騒音や映像、ダンスをしている姿などに衝撃を受けたとのこと。ぜひ、その注目のオープニングからラストまで、ギリアム・ワールドにどっぷり浸かってください。 「人は物事を自らの手によって複雑にしているだけで、本当の幸せはシンプルなものである」という本作のメッセージ。色んなものがあふれている現代だからこそ、大切なものを見失いがちなのかもしれません。様々なものに縛られている自分を解放したとき、自分にとって本当の幸せと生きる意味が見えてくるはずです。 イベントデータ: 『ゼロの未来』 公開表記:5月16日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館他にてロードショー 配給:ショウゲート © 2013 ASIA & EUROPE PRODUCTIONS S.A. ALL RIGHTS RESERVED.ALL RIGHTS RESERVED.
2015年05月10日○情報漏えいの原因トップは"ヒューマンエラー"ネットワーク技術の発達により、企業のビジネススタイルもオフィスの中だけで仕事を行う、というものから、オフィスの外でもタブレット/モバイルノートPC、スマートフォンなどのスマートデバイスを活用して仕事を行う、というものに変化してきている。その一方で、手軽に持ち運べるというこれらの業務端末のメリットが逆にリスクとなるケースも増えてきている。悪意のある組織内外の人間もしくは従業員のミスにより、企業や地方自治体などから個人情報をはじめとした重要なデータが流出してしまい、企業にとっても社会にとっても重大な情報漏えい事故へと発展する事案が後を絶たないのだ。NTTデータにて、情報セキュリティに関するさまざまな研究開発、脆弱性診断、コンサルティング、自社セキュリティ施策の実施、インシデント対応などに長年従事し、情報漏えいによる被害や情報セキュリティインシデントの発生確率の調査、被害の定量化についての調査活動を行っている大谷尚通氏は、こうした背景について次のように語る。「企業を対象にした情報漏えいに関する調査の結果を見ると、ここ数年続けて最も多い原因となっているのがPCやタブレットといった業務端末の紛失によるもので、例えば私がセキュリティ被害調査ワーキンググループのリーダーを務める日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)の調査では、情報漏えいの約4割ほどが、紛失に関する事案で占められています。さらに、2013年の情報漏えいインシデントの件数は1388件、想定損害賠償総額は1438億7184万円に及んでいます。情報漏えいインシデント一件当たりの平均想定損害賠償額では1億926万円ですので、最多の原因である紛失に対する対策は特に重きを置くべきだと言えます。もっとも企業側もPCの持ち出しの制限や入退室管理の徹底、持ち出す際のヒューマンエラーを前提とした暗号化といった対策が進んだため一時よりは件数そのものは減っているのですが、ある一定ラインより減らないことの理由として、ヒューマンエラーが挙げられます。実は、サーバやネットワークといったある意味"表側"のセキュリティ対策と違い、内部の人的側面にかかわるセキュリティについては、対策を講じた分だけリスクをゼロに近づけられるというものではないのです。なぜならば、人間はどうしてもどこかでミスをおかしてしまうものだからです」○業務端末の盗難・紛失時に情報漏えいを防ぐにはでは、業務端末の紛失・盗難に起因する情報漏えいを防ぐにはどうすればいいのだろうか。最も一般的な対策とされているのが、モバイル端末管理ソリューション(MDM)の活用である。例えば、電車内でタブレットを置き忘れてしまった場合にも、MDMを導入していれば、管理者が業務端末のロックや内部データの消去を行うことで、情報漏えいを防止することができるのだ。ただしほとんどのMDMは、業務端末側の電源を切られてしまうと遠隔操作が行えなくなることから、そうした事情を熟知した人間が業務端末を窃取した場合には効果が期待できない。しかし、そうした穴をも埋めるソリューションも登場してきている。例えば、富士通が提供しているリモートデータ消去「CLEARSURE」は、PCやタブレットの電源がオフの状態であっても、遠隔からのロックやデータ消去が可能だ。その秘密は、専用のモジュールが、バッテリーとともにPCに内蔵されている点にある。人口カバー率の高さで知られる3G/LTE(NTTドコモ)の回線を使うため、業務端末がどこにあろうとほぼ遠隔管理が行えるのも大きな特徴となっている。現在「CLEARSURE」は、富士通の法人向けノートPC「LIFEBOOK」シリーズや法人向けタブレット端末「ARROWS Tab」シリーズに対応している。○手のひら静脈認証センサーを内蔵したPC、タブレット大谷氏は、ヒューマンエラーによる情報漏えいの防止について、「セキュリティ教育に限界があるのであれば、やはりシステムでカバーするしかないでしょう。例えば、業務端末のログイン認証などです」と話す。大谷氏によると、起動時のIDとパスワードを業務端末に設定しておくだけでも、紛失時の不正ログインに対してある程度の効果が期待できるという。ただし、短く単純なパスワードでは破られる危険性が高い。そのため、十分に長く複雑なパスワードが理想的なのだが、そうなると利用者の利便性を損なう恐れが出てきてしまうのだ。そこで最近増えているのが、IDと本人が記憶しているパスワードに加えて、別の要素を追加して認証を行う「二要素認証」だ。追加する要素としてはICカードやトークンを用いたワンタイムパスワードがよく知られている。ただしこの場合、専用の機器やシステム・ネットワークの変更などが必用となり、導入にはそれなりのコストや手間がかかってしまう。そのため、ITコストの抑制圧力が強く、またITとセキュリティに精通した社員が不足しがちといったように、予算、人員ともに厳しい状況に置かれている多くの中小規模の企業の場合はハードルが高いのも事実だ。そこでもう1つの選択肢として挙げられるのが、人間の指紋や静脈などを使う「生体認証」によるログインである。現在、生体認証は、パスワード認証にはつきものの文字列の定期変更など複雑な運用や、運用にかかる膨大なコスト、ユーザビリティの低下などを招くことなくハイセキュリティかつ便利なセキュリティを実現できるソリューションとして、サーバルームの入退室管理や銀行のATM、公的機関などを中心に利用が広がっている。ただし企業における業務端末の認証手段としてはワンタイムパスワードと同様に一部の企業・自治体での採用にとどまっているのが現状だ。しかしながら、先に挙げた富士通の法人向けノートPC「LIFEBOOK」シリーズや法人向けタブレット端末「ARROWS Tab」シリーズであれば、個人認証デバイスとして手のひら静脈センサーを内蔵したモデルが提供されており、ユーザーがWindowsや業務システムにログインする際に使用できる。こうした新しい認証手段を導入するとなると、多額のイニシャルコストがかかると思われがちだった。しかしスマートカードなどに比べれば、カード再発行や更新といったコストがかからないので、ランニングコストはかからない。富士通ではUSBで接続できる外付け型のセンサーやマウス・キーボード内蔵センサーもラインアップしており、すでに導入済みのPCでも使用可能だ。また、センサー内蔵PC/タブレット、外付けセンサーに加えて、専用サーバと専用ソフトも提供されており、既存の業務システムを改修せずに簡単・低コストに導入できるようになっている。常に情報漏えいにともなうリスクにさらされる経営者にとっても、セキュリティ対策をリードする情シス担当者にとっても、業務端末を安全なものにするための投資として十分に視野にいれるべきものになるだろう。「生体認証のメリットについてはだいぶ前から語られていましたが、やっと実用化の動きが活発になってきたと言えるでしょう。とりわけ静脈は体内情報なので偽造することが難しく、また認証時にセンサーに直接触れないため、衛生的で心理面のハードルも低いことから、多くの人々が利用しやすいと言えるでしょう」と大谷氏はコメントする。大谷氏は、PCやタブレットといった業務端末への不正ログインよりもさらに深刻なリスクとして、昨年より深刻な情報漏えい事件を引き起こしているパスワードリスト型攻撃などに起因するアプリケーションへの不正ログインを挙げている。その詳しい理由について、それらのリスクも踏まえて業務端末のセキュリティ対策を施すことができる生体認証を用いた最新のソリューションについては、次回の記事で詳細に解説したい。○業務端末の便利で安全なモバイル運用を実現する富士通のソリューション1. 手のひら静脈認証を内蔵したノートPC/タブレットを提供富士通では、高い認証精度と高速認証の両立を実現した超小型の手のひら静脈認証センサーを内蔵した法人モバイルノートPC、タブレットをラインアップしている。これにより、複雑なパスワードによる認証が不要になり、PC/タブレットに手のひらをかざすだけで、ログインすることが可能になる。2. 紛失・盗難からノートPCを守る「CLEARSURE(クリアシュア)」富士通では、無線WANモジュールやPHSモジュールと組み合わせて用いるリモートデータ消去ソリューション「CLEARSURE」を提供することで、移動している間などにパソコンの紛失・盗難が生じた場合にも、すぐにそのパソコンに対して、遠隔操作によりHDD/SSD内のデータ消去やパソコンのロックなどを実施することが可能。パソコンの電源がオフの状態でも通信モジュールは管理サーバからの指示を受け取ることが可能なため、3G/LTEの通信網を活用することで、遠隔操作でデータ消去やPCロックを実行することができ、情報漏えいを防ぐことができるようになる。
2015年03月26日電通と電通テックは12月2日、デジタルテクノロジーを駆使したノンヒューマン・タレント開発事業「デジタレ」を始動すると発表した。電通は11月、社内に「電通ロボット推進センター」を立ち上げており、今回の「デジタレ」も、新たなコミュニケーション・コンテンツの開発に向けたプロジェクトの1つ。さまざまなテクノロジーを活用し、新たなタレントの開発を目指すという。同事業の第一弾として、同社は、エーラボとナチュラルエイトとの共同で「マツコロイド」を開発。その名の通り、タレントのマツコ・デラックスさんをモデルにした「等身大アンドロイドタレント」となる。「マツコロイド」は、アンドロイド研究の第一人者となる大阪大学の石黒浩教授の監修のもと開発された。マツコ・デラックスさん本人の忠実なアンドロイドの開発を目指し、頭からつま先にいたるまで全身の型取りを実施。表情やしぐさ、癖なども研究した上でリアルに再現したという。今回リリースする「マツコロイド」は、アンドロイドタレントとしてデビューした後、番組やイベント、CMなどの出演といった活動を行っていく予定だ。
2014年12月02日「ぴあ」調査による6月15日、16日公開の映画・満足度ランキングは、吉祥寺を舞台にしたヒューマンファンタジー『あんてるさんの花』がトップに輝いた。2位にTV放送されたドキュメンタリー番組の映画版『劇場版 ライバル伝説 光と影』が、3位に妻夫木聡、武井咲が出演した三池崇史監督による『愛と誠』が入った。その他の写真1位の『あんてるさんの花』は、武蔵野市でオールロケを敢行し、吉祥寺駅前にある“ハモニカ横丁”を舞台にした人間ドラマ。出口調査では、「愛にあふれた映画。ラストシーンは感動的だった」「温かく丁寧に作られた幻想的な作品。特に脚本が素晴らしい」「地域に密着した映画で、吉祥寺の街並みがそのまま映し出されていて感慨深いものがあった」「さまざまな物語が詰まったオムニバス形式の作品で、気持ちがほっこりした」など、女性を中心に高い満足度を集めた。2位の『劇場版 ライバル伝説…』は、プロ野球元巨人の江川卓と西本聖、女子マラソンの有森裕子と松野明美が当時を語った記録。アンケート調査では「観れば力をもらえる映画」「感謝の気持ちでいっぱい。涙なしには観られない内容だった」「テレビでは観られなかった部分があり、真のスポーツマンシップを感じた」「スポーツだけでなく、仕事においても、ライバルを持つことの意義を考えさせられた」など、男性を中心に幅広い世代から好評だった。。(本ランキングは、2012年6月15日(金)、16日(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年06月18日2005年に発刊され、全世界でロングセラーを記録してる同名小説をトム・ハンクス、サンドラ・ブロックの出演で映画化した『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』が全米公開前より、本年度の賞レースの“本命”として注目を集めている。その他の写真&予告編動画本作は、父を亡くした9歳の少年・オスカーを主人公に、突然、愛する者を失ってしまった人間たちがいかにして自らと向き合い、去った者を想いながら“現在”を生きていくかを、3世代に渡る壮大なスケールで描いたヒューマンドラマだ。本作の監督を務めるのは、同じく3世代の女性たちの喪失の物語を巧みなストーリーテリングで描いた『めぐりあう時間たち』を手がけ、『リトル・ダンサー』では名もなき子役のジェイミー・ベルを観客から愛される主人公へと導いたスティーヴン・ダルドリー監督。これまでの作品は、アカデミー賞をはじめとする数々の賞にノミネートされており、本作で念願のアカデミー作品&監督賞に輝くのではないかと期待されている。また、ハンクスとブロックはもちろんのこと、ダルドリー監督が抜擢した新人トーマス・ホーンがどんな演技を見せるのかも気になるところだ。さらに、『ソーシャル・ネットワーク』『トゥルー・グリット』のスコット・ルーディンが製作を、『フォレスト・ガンプ/一期一会』のエリック・ロスが脚本を、『愛を読むひと』に続いてダルドリー監督とコンビを組むクリス・メンゲスが撮影を担当。本作の主要スタッフは、過去にオスカー候補/受賞経験のある映画人で構成されており、本作がこれから始まる賞レースで“本命”として注目を集める可能性は極めて高いといえるのではないだろうか。本作は、来年1月20日(現地時間)に全米公開され、2月18日(土)から日本公開される。『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』2012年2月18日(土) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2011年11月25日