3月4日にブラジル・レアルが一段安となり、一時、1米ドル=3.00ブラジル・レアルをつけるなど、対米ドルで2004年8月以来の安値水準となりました。ブラジルでは、経済の停滞懸念が強まっている一方、今年、2期目をスタートさせたルセフ政権が財政規律の維持に向け緊縮財政へと舵を切り、市場の信頼回復に努めています。しかしながら、税制優遇措置の縮小に向けた大統領令を上院議長が3日に拒否したことをきっかけに、財政健全化の行方に懸念が生じたことなどから、ブラジル・レアルに売り圧力がかかることとなりました。緊縮財政への方向転換に加え、国営石油会社に絡む汚職疑惑捜査が長引いていることなどもあり、ルセフ大統領の支持率は大きく低下しています。また、同国は現在、干ばつに見舞われており、水の供給や、水力発電に多くを依存する電力の供給に不安を抱え、景気への悪影響が懸念されている状況です。こうした困難な環境にあるだけに、財政健全化を進めるのは容易でなく、大統領が議会に何らかの譲歩を余儀なくされることも考えられます。ただし、緊縮財政を実現できなければ、国債が格下げされる可能性があることなどから、財政健全化に向けた政府の方針が大きく揺らぐことはないと考えられます。なお、同国では、高止まりするインフレを抑えるべく、中央銀行が金融引き締めを行なっており、4日遅くには、昨年10月以降、4会合連続となる利上げ(12.25%→12.75%)が発表されました。景気や財政健全化の行方などに注意を怠れないものの、原油安を背景に利下げなど金融緩和を進める国が相次ぐ中で、ブラジルが利上げを続けていることや、同国の金利水準が相対的に高いことは、ブラジル・レアルのサポート要因になると考えられます。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2015年3月5日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2015年03月05日リモワ(RIMOWA)が、ブラジルワールドカップで優勝したドイツナショナルチームとコラボしたスーツケース「VICTORY RED」シリーズを2月27日に発売する。同コレクションの最大の特徴は、鮮やかなレッドカラーのボディと、四つの星で飾られたワールドカップの優勝ロゴ。サイズは3種類の展開となっており、このうち「ハイブリッド キャビンマルチホイール」(9万円)では前面の黒いポケットにロゴを刺繍。機内持ち込みも出来るサイズで小旅行に最適だ。ベースのトランクにはブランドの「サルクデラックス」が選ばれた。このトランクにはノイズリダクションホイールシステムや、無段階で長さ調整が可能なテレスコープハンドルなど、旅先での取り回しを快適にする機能が搭載されている。取り扱いは全国のブランド直営店、及び百貨店のリモワコーナーで行われる予定。
2015年02月23日ヒューゴボス(HUGO BOSS)が、14年のブラジルワールドカップドイツ代表選手のマッツ・フンメルスとパートナーシップを締結した。フンメルスは情熱的なプレイが特徴のキープレイヤー。そんなフンメルスを含むドイツ代表チームは今後、イベントや公共出演、キャンペーンなどの写真撮影の際に同ブランドのアイテムを着用することになる。今回のパートナーシップについて、フルメンスは「私がブンデスリーガで初めてのプロ契約をしたとき、ヒューゴボスは私が所属していたチームと契約を結んでいました。それ以来ブランドのファンでした。そして、今ドイツ代表でのオフィシャルアウトフィット以外でもヒューゴボスを着用することがとても嬉しいです」と喜びを語っている。また、ブランドでシニア・バイズ・プレジデントを務めるゲルト・フォン・ポデヴィルスは、「自信があり、洗練され、成功している。フンメルスは、ヒューゴボスのこのような特徴を体現する理想的なパートナーです」とコメントした。ヒューゴボスはブラジルワールドカップでドイツ代表の公式アウトフィッターを務めている。
2015年02月03日ブラジル中央銀行は21日の金融政策委員会で、市場の予想どおり、政策金利の引き上げ(11.75%→12.25%)を決定しました。利上げは、ルセフ大統領が再選された昨年10月以降、3会合連続となります。同中央銀行は、昨年12月に発表したレポートの中で、「インフレ率を2016年末までに目標の4.5%に低下させるため、必要なことは全て行なう」と謳っています。これと符合するように、今回の会合後の声明では、前回利上げ時(昨年12月初め)にあった、追加的な金融引き締めは「慎重に」行なうとの趣旨の文言が削除されました。ブラジルの物価の伸びは、昨年12月に前年同月比+6.4%へ鈍化し、目標レンジにはかろうじておさまったものの、今月19日には燃料などにかかる税金の引き上げが発表されたほか、公共料金の引き上げなどもあり、今後、再び高まるとみられており、7%に達するとの予想もあるほどです。こうした中、さらなる利上げが見込まれ、年内に少なくとも13%への引き上げが必要との見方もあります。原油安を背景に資源国・新興国の通貨に売り圧力がかかる中、ブラジル・レアルも対米ドルで軟調となっています。利上げは、景気低迷下のブラジルにとって、短期的には負担となる可能性があるものの、高水準のインフレを放置しては、持続的な成長は困難と考えられます。また、ルセフ大統領も、インフレ抑制など、投資を呼び込む事業環境の整備や、輸出増による貿易収支の改善などを通じた経済の立て直し、さらに、緊縮および増税を通じた財政収支の改善などにより、市場からの信頼回復を重視する方向性を強めています。このため、政府と中央銀行が歩調をしっかりと合わせることで、今後、投資家の信頼回復が徐々に進むとみられ、ブラジル・レアルをサポートすると考えられます。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2015年1月22日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2015年01月22日ホンダのブラジルにおける風力発電事業会社であるホンダエナジー・ド・ブラジル・リミターダは11月26日(現地時間)、風力発電拠点の稼働を開始したと発表した。発電拠点は、ブラジル南部のリオ・グランジ・ド・スル州シャングリラ市(サンパウロ州スマレ市にあるHonda四輪車工場から南へ約1000km)に約1億レアル(約46億円)を投じて建設された。同拠点には風力タービン9機が設置されており、年間発電量は同社のブラジルにおける四輪車生産活動(年間生産台数約14万台)に必要とする年間電力量に相当する約9万5000メガワットアワーとなる見込み。工場で必要な電力量を再生可能エネルギーで創出することによるCO2排出量の低減効果は、年間約2200トン以上に上ると見込まれている。同社は、世界で販売する製品のCO2排出量を、2020年までに2000年比で30%低減するという目標を定めている。
2014年11月27日11月14日のホンジュラス代表戦でアギーレジャパンにおける初出場を果たし、ワールドカップ・ブラジル大会以来となる勇姿で魅せたDF内田篤人(シャルケ)。左手に走る激痛を一笑に付す頑固さと豊富な経験に導かれた「ある力」が、日本代表の新たな武器となった。○日本代表復帰戦で外した左手のテーピング一度決めたらテコでも動かない。端正なマスクの下に頑固者の素顔を忍ばせる内田らしい言葉だった。「腫れがひどいし、痛みもあるけど、手を使ったらハンド(の反則)なので」。アギーレジャパンに初めて招集され、ワールドカップ・ブラジル大会以来となる日の丸をまとった初日。愛知県内で11月10日から開始されたキャンプに参加した内田の左手には、テーピングが痛々しく巻かれていた。ドイツをたつ直前の同8日に行われたフライブルク戦で、左手の甲を負傷した。骨折の疑いもあり、帰国後には精密検査も受けた。結果は強度の打撲だったが、心身のモードをシャルケから日本代表に切り替えた瞬間から、内田はピッチに立つ覚悟を固めていたのだろう。手のけがはサッカーには関係ない――と。果たして、ホンジュラス代表戦に右サイドバックとして先発した内田はテーピングを外し、左手を使うスローイン役を普通に担い、何もなかったかのように最後までピッチに立ち続けた。○弱音や言い訳とは無縁の「戦う男」今年2月に大けがを負った右ひざには、慢性的な痛みを抱えている。懸命のリハビリでワールドカップに間に合わせ、3試合すべてにフル出場した反動も出ているのだろう。代表合宿中は毎晩、トレーナーからケアを施されていた。それでも、いざピッチに立てば弱音や言い訳とは一切無縁の「戦う男」に豹変(ひょうへん)する。「監督からは『無理だと思ったらサインを出してくれ』と言われていたけど、僕は(サインを)出そうとは思っていなかったので」。ハビエル・アギーレ監督は、戦術的な指示をほとんど出さない。「ヒントは与えるが、それをピッチの上で発展させるのは選手たちだ」というスタンスには、懐疑的な視線すら向けられている。しかし、初めてアギーレ流の下でプレーした内田は戸惑うどころか、水を得た魚のように生き生きと動きまわった。「ベンチからの指示があまりなかったので、自由にやった。細かい指示はないし、自分たちで考えてやっちゃっていいのかなと思って」。○輝きを放った本田圭佑とのコンビネーション胸中に秘められた「闘志」と並ぶ内田の"武器"は、右ウイングに配された本田圭佑(ACミラン)とのコンビネーションで最も眩(まばゆ)い輝きを放った。アギーレ監督が採用する「4-3-3システム」では、3人で構成される中盤がケアできないスペースを、ウイングが下がって埋めるケースが多かった。相手のボールホルダーが日本から見て左サイドにいれば中盤も左側にシフトし、右ウイングの本田が下がる。相手ゴールとの距離が遠くなる分だけ、本田が与える脅威は必然的に薄れる。守備でも体力を消耗する。そうした悪循環に、内田は自らの判断で楔(くさび)を打ち込んだ。「本田さんが前で仕事をしてくれれば強さがあるし、ドリブルで突っかけられる。自分が守備を負担して、本田さんが戻らなくていいようにサポートをしたい」。ホンジュラス戦の前半41分だった。キャプテンのMF長谷部誠(フランクフルト)のクリアが前線に残っていた本田への絶妙のパスとなり、試合の流れを決定づける2点目が生まれた。○ドイツで磨いた「アドリブ力」が生んだ声のアシストアギーレジャパンにおける本田の初ゴールは、偶然から生まれたものではない。得点シーンの直前、危機を察知して自陣へ下がろうとした本田に対して内田が叫んだ。「下がってくるな! 」。状況を迅速かつ的確に見極め、臨機応変に機転を利かせる。ドイツに渡って5シーズン目。濃厚な経験に裏打ちされた「アドリブ力」こそ、これまでアギーレジャパンで右サイドバックを務めた酒井宏樹(ハノーバー)、酒井高徳(シュツットガルト)にはない内田の持ち味となる。シャルケと日本代表の両方で、100%のパフォーマンスを維持できない自分に違和感を覚えていた。ワールドカップ後には、「ずっと考えていた」と代表引退に言及した一言が独り歩きしたこともある。アギーレ監督のラブコールを受けて、再び袖を通した青いユニホーム。内田の心に宿る「日の丸」への変わらぬ思いは、強い痛みが出るまでホンジュラス戦を戦い抜き、4日後のオーストラリア代表戦を欠場したことが何よりも物語っている。○決めたことを曲げない姿勢は昔から神奈川県との県境に近い静岡県函南町から清水東高校へ通った高校時代。内田は午前5時40分にJR函南駅をたつ東海道線の下り始発に約1時間も揺られ、不足する睡眠時間を車内でのうたた寝で補う日々を3年間続けた。越境入学者には高校近くの下宿が斡旋(あっせん)されていたが、内田は最もリラックスできる自宅からの通学にこだわった。一度決めたらテコでも動かない頑固さは、いまも昔も変わらない。クラブでも代表でも、常に結果にこだわる姿勢を貫く点もしかりだ。「ザッケローニ監督のときも勝ちにこだわっていたけど、結果が出なかったので『自分たちのサッカーがどうこう』と勝手に広まってしまった。自分たちはいつでも勝ちにいっていたし、その姿勢はこれからも変わらないと思う」。10月下旬にはシャルケとの契約が2018年6月まで延長された。176cm、67kgと決して大きくはない体に搭載された、ほとばしる闘争心と高度な戦術理解力はシャルケの首脳陣をも魅了している。写真と本文は関係ありません○筆者プロフィール: 藤江直人(ふじえ なおと)日本代表やJリーグなどのサッカーをメインとして、各種スポーツを鋭意取材中のフリーランスのノンフィクションライター。1964年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。スポーツ新聞記者時代は日本リーグ時代からカバーしたサッカーをはじめ、バルセロナ、アトランタの両夏季五輪、米ニューヨーク駐在員としてMLBを中心とするアメリカスポーツを幅広く取材。スポーツ雑誌編集などを経て2007年に独立し、現在に至る。Twitterのアカウントは「@GammoGooGoo」。
2014年11月27日9月以降のブラジル・レアルは、金融市場が大統領選挙での政権交代を期待していたことから、現職ルセフ大統領の再選観測の高まりとともに下落基調となり、10月26日の決選投票でルセフ大統領が再選されると、大幅に下落しました。その後、ブラジル中央銀行が7カ月ぶりに予想外の利上げを決定したことから反発しましたが、足元では軟調な展開が続いています。ただし、対円では10月末の日銀の追加金融緩和により為替市場で円安が進んだことから下値は限定的となっています。ブラジルではルセフ政権に対して、財政悪化やインフレ率の上昇を招いたこと、石油などの産業へ介入したことなどが批判されています。特に、マンテガ財務相は、介入主義的な政策と過度に楽観的な経済・財政展望により、高成長が続いていたブラジル経済を悪化させたことから、同財務相の信頼性が損なわれていました。今回の大統領選で、ルセフ大統領は、介入主義的で浪費が多いと批判される経済政策から脱却するなどの考えを示し、市場寄りの野党候補にわずかな差で勝利しました。大統領は、今月15・16日のG20首脳会議の後に、退任の意向を示したマンテガ財務相の後任を指名すると示唆していることから、今後の人事が注目され、市場寄りの経済政策を進める後任者になる場合は、通貨にもポジティブな影響があると考えられます。また、同国のインフレ率はインフレ目標の上限を超える水準となっていることなどから、インフレ率を引き下げる必要があります。ルセフ大統領がインフレ抑制に取り組む意向をあらためて示しているうえ、中央銀行もインフレ抑制のため政策金利の引き上げを続ける用意があることを示唆していることなどから、利上げ期待はブラジル・レアルの今後の下支え要因になると考えられます。軟調な国内景気に加え、政権交代が実現しなかったことがブラジル・レアルの重石となり、短期的には上値の重い展開となる可能性があるものの、2期目のルセフ政権による経済改革やインフレ抑制への取り組み次第では、再び注目を集めることが期待されます。(※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。)(2014年11月12日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2014年11月12日ブラジル中央銀行は29日の金融政策委員会で、政策金利の引き上げ(11.00%→11.25%)を決定しました。前回の利上げは今年4月初めで、今回は約7カ月ぶり(4会合ぶり)となります。中央銀行は声明で、数ある要因の中でも特に、前回(9月初め)の金融政策委員会以降のブラジル・レアル安に伴ない、インフレ・リスクが高まったことを踏まえて、今回、政策金利を引き上げたとしています。同国では、消費者物価指数の伸びが目標圏の上限近くで高止まりしているほか、燃料や電力などの統制価格が来年にも引き上げられる可能性があることなどから、利上げは不可欠と考えられていました。ただし、この10月には大統領選挙があり、当選者の就任が来年1月となることなどから、利上げ実施のタイミングは政権の顔ぶれや政策などが明らかになる2015年に入ってからとの見方が有力でした。このように、今回は予想外のタイミングでの利上げとなりましたが、中央銀行は、小幅な利上げを早目に実施することで、景気等への負担を抑えながら、インフレ抑制を狙っているとみられます。また、通貨下落やインフレに立ち向かう姿勢をこのタイミングで示すことにより、市場からの信頼の回復を狙った面もあると考えられます。次回の金融政策委員会は12月3日開催で、年内最後の会合です。今回の決定が全会一致によるものでない(賛成5名、反対3名)ことや、議事録の公表前であることなどから、中央銀行が利上げサイクルの再開を既に決めたのかどうかなど、金融政策の先行きが明確になった訳ではありません。ただし、市場では今後、利上げへの関心が高まるとみられ、ブラジル・レアルのサポート要因になると考えられます。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2014年10月30日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2014年10月30日本田技研工業(ホンダ)は、ブラジル・サンパウロで11月9日まで開催される「サンパウロ国際モーターショー2014」にて、新型「ヴェゼル(HR-V)」と、「CR-V」マイナーチェンジモデルのブラジル仕様市販予定車を初公開した。新型「ヴェゼル(HR-V)」は2015年第1四半期にブラジルで発売予定。SUVの力強さ、クーペの艶やかさ、ミニバンの使いやすさを融合し、ブラジル仕様車では1.8リットルSOHC i-VTECフレックスフューエルエンジンとCVTを組み合わせて搭載している。ブラジル仕様の「CR-V」マイナーチェンジモデルは、新デザインのフロントグリル・ヘッドライト・バンパーに加え、室内の質感や装備を充実させ、2015年前半にブラジルで発売する予定だという。同モーターショーではその他、参考出展として「NSX CONCEPT」「Honda FCEV CONCEPT」、量産車として「アコード」「シビック」「シビックSiクーペ」「フィット」「シティ」を出展。充実した四輪車のラインアップとなっている。
2014年10月30日ブラジルのシューズブランド「メリッサ(melissa)」が、10月10日(現地時間)、ロンドンのコヴェント・ガーデンにロンドン初のインターナショナルフラッグシップストアをオープン。10月9日の夜、ショップオープンに先駆け行われたプレスパーティーでは、ケイト・モスを初めとした著名人が来場し、大いに盛り上がった。また、世界のさまざまな文化からインスピレーションを受けたNationコレクションも発表された。1979年創業の「メリッサ」は、プラスチックを使った革新的でオリジナリティあふれる作品を生み出し、過去30年間で7,500万足を生産、世界69か国で販売されている。ファッション、アート、デザインにおいてさまざまなコラボレーションを展開してきたことでも知られる。過去にヴィヴィアン・ウェストウッドやケイト・モス、カーラ・デルヴィーニュ、アンナ・トレヴェリヤン、ガレス・ピューなど、英国を代表するスタイルアイコンたちともコラボレーションを発表してきた。ニューヨークに続きブラジル外では2軒目となる新ブティックは、ロンドンでもいまもっともトレンディなエリアであるコヴェント・ガーデンにロケーションし、中でもストアが入る建物は最も古く、貴族の住居、ホテル、クラブなどに利用されてきたヒストリカルなスポットで、「メリッサ」のプラスティックというモダンな要素とのユニークなコントラストを生み出している。ブティックは、「メリッサ」としては世界最大の売り場面積を誇る、2階建ておよそ400平米の広さで、クリーンな内装とジョージ王朝風建築の外装が特徴的だ。デザインはブラジル サンパウロのストアと同じく、ブラジル人ビジュアル・アーティストのムティ・ランドルフが手がけた。レセプションパーティでは、アクリルの箱でできたインスタレーションが音楽に合わせて動き、来場者を楽しませた。パーティの模様は、YouTubeにて公開されている。(text:Miwa Ogata)
2014年10月16日「ナイキ(NIKE)」は、ブラジルの2大都市であるリオデジャネイロとサンパウロへの旅に着想を得て誕生したブラジルパックを発売した。本コレクションでは、リオとサンパウロでそれぞれ愛される3モデルのナイキのスタイルにオリジナルプリントを施して各都市を表現。手触りの良さが持ち味のジャカード地で描いた。リオパックは、リオデジャネイロの起伏に満ちた地形や豊かな緑を表現。様々なトーンの緑を使った皮革・合成皮革の素材の重ね使い、カラフルな蘭の花や野生生物などの刺繍を、ホワイトソールと組み合せた。高さを4分の3カットにしてルナロンソールを用いた「ナイキ ルナ フォース 1 MID ジャカード(NIKE LUNAR FORCE 1 MID JACQUARD)」(2万2,000円)、フルレングスのビジブルエアユニット使用の「ナイキ エアマックス 97 ジャカード(NIKE AIR MAX 97 JACQUARD)」(2万円)、90年代のフットボールに着想を得て薄いソールを用いた「ナイキ ティエンポ ズーム MID 94 ジャカード(NIKE TIEMPO ZOOM MID 94 JACQUARD)」(1万4,000円)の3モデルがラインアップ。サンパウロパックは「ポルトガル舗装」とも呼ばれる石畳の歩道をモチーフとし、フルグレインレザーの重みのあるキャンバスに、ポリエステル糸を用いたジャカードの有機的・幾何学的な模様を組み合わせた。上に重ねたパネルは端を織り込んですっきりと仕上げ、ソールはホワイト。「ナイキ ルナ フォース 1 MID ジャカード(NIKE LUNAR FORCE 1 MID JACQUARD)」(2万2,000円)、スケートボーダーのニーズに応えるために誕生した「ナイキ ブレーザー ズーム HI ジャカード(NIKE BLAZER ZOOM HI JACQUARD)」(1万4,000円)、取り外し式シュータン付き「ナイキ ティエンポ MID 94 ジャカード(NIKE TIEMPO MID 94 JACQUARD)」(1万5,000円)がそろう。Nike.com/nikelab及び一部販売店で扱われる。軽装となる夏のスタイリングにアクセントとなる足元を演出する。
2014年06月27日いよいよ開幕する2014 FIFAワールドカップブラジル大会。今回は機能的かつオシャレに進化したスパイクが発表されている。ブランドごとに着用プレーヤーを織り交ぜつつ紹介する。「ナイキ(NIKE)」は、パフォーマンスフットウエア4種を発表している。ナイキフットボールのデザインディレクターであるデニス・デコビッチは、「ロナウドがマーキュリアルR9を着用した1998年と同様に、今年はナイキがスパイクを一変させた年として記憶に残るだろう。色使いだけでなく大胆なアイデアやイノベーションを盛り込んだ」とコメント。2013年5月にリオデジャネイロで発表された「ハイパーヴェノム」は、アタッカーのために開発。ブラジルのネイマール(Neymar)、イングランドのウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)やダニエル・スターリッジ(Daniel Sturridge)などが支持し、大久保嘉人、大迫勇也、柿谷曜一朗が「ハイパーヴェノム ファントム」を着用する。「ティエンポV」は、クラシックなデザインに21世紀の最新技術を搭載。伊野波雅彦、森重真人が「ティエンポ レジェンドV」を着用予定。「マジスタ」はフィット、ボールタッチ、トラクションの進化にフォーカスしたデザインで、ハイカットのシルエット。山口蛍が「マジスタ オブラ」を着用する。独自の製造技術であるナイキ フライニットによりスピードを追求した「マーキュリアル スーパーフライ」は、5月にクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がマドリードで発表。長友佑都が着用予定。ハイパーヴェノムとマーキュリアルは鮮やかなレッドとゴールド、ティエンポとマジスタはネオンイエローとゴールドの2カラー。マジスタは現在販売中で、マーキュリアル、ハイパーヴェノム、ティエンポは6月13日発売。
2014年06月12日2014 FIFAワールドカップブラジル大会開幕まであと1日。機能的かつオシャレに進化したスパイクが発表されている今回。ブランドごとに着用プレーヤーを織り交ぜつつ紹介する。「プーマ(PUMA)」は、ワールドカップブラジル大会に向けたスパイク「プーマ トリックス」をローンチした。右はピンク、左はブルーの特徴的なカラーリングで、着用する選手の信念とサポーターの祈りを表現。プーマの今夏フットボールキャンペーン「ザ ネーチャー オブ ビリービング(The Nature of Believing)」の中核となるプロダクトで、スポーツが持つ力「ビリーフ メークス ザ ディファレンス(Belief Makes The Difference)」を象徴。パワーと正確性を追求した「エヴォ パワー」(1万6,500円)は、素足の動きに合わせて伸縮。日本代表の長谷部誠、川島永嗣、イタリアのマリオ・バロテッリ(Mario Balotelli)、ジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)とジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)、スペインのセスク・ファブレガス(Francesc Fabregas)、コートジボワールのヤヤ・トゥーレ(Yaya Toure)が着用。スピード追求型の「エヴォ スピード」(1万5,800円)は軽量、柔軟性、フィット感を重視。日本の酒井宏樹、西川周作、アルゼンチンのセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)、フランスのオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)、フランスのガエル・クリシー(Gael Clichy)、イタリアのマルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)が着用する。
2014年06月11日(画像はプレスリリースより)今最も熱い国!ブラジルのファッションアイテム2014 FIFAワールドカップはもう目前、BUYMAがFIFAワールドカップの主催国である、ブラジルにちなんだファッションアイテムを集めました。その数なんと、3400アイテム以上で水着やシューズやアクセサリーや、メンズ、レディース、キッズやベビーまで、盛りだくさんのアイテムが勢揃いしました。ブラジルらしいカラーや人気のボタニカル柄も!美脚効果抜群のセクシーなブラジリアンビキニや、流行の「ボタニカル柄」やメリッサのラバーシューズなど、どれもこれも欲しくなってしまう、カラフルで熱いアイテムばかりです。BUYMA(バイマ)って何?世界105カ国の出品者であるパーソナルショッパーから、お得に世界中の素敵で魅力的な商品を購入できる、ソーシャル・ショッピングサイトで日本未上陸の商品や国内完売アイテムなど、ブランド数は4600以上を取り扱っていて、会員数は170万人を突破している、人気のショッピングサイトです。【参考】・ValuePress 株式会社エニグモプレスリリースファッション界もブラジル熱で大盛り上がり!~ブラジルらしい開放的で色鮮やかなファッションアイテムが満載~
2014年06月11日2014 FIFAワールドカップブラジル開幕まであと2日。各国ファンタジスタのプレイもさることながら、その“足元”にも注目。今回は機能的かつオシャレに進化したスパイクが発表されているので、ブランドごとに着用プレーヤーを織り交ぜつつ紹介する。初回を飾る「アディダス(adidas)」は、四つのプレーヤータイプに合わせた「バトルコレクション」をローンチ。5月26日に発売した。アッパーにはブラジル先住民の戦士たちが戦いの際に顔に施した戦闘化粧にインスパイアされた、白黒のグラフィックがデザインされている。「プレデター インスティンクト(predator instinct)」(プレデター インスティンクト ジャパン HG WC/1万9,000円)は、新たに採用されたアウトソール前足部スタッドのTPUコントロールフレームと、クッション性を備えた内足部ジェルパッドのボールコントロール性により、ボールコントロール性が向上。日本代表の清武弘嗣と権田修一、ドイツのメスト・エジル(Mesut Ozil)、スペインのシャビエル・エルナンデス(Xavier Hernandez)、ブラジルのオスカル・エンボアバ(Oscar Emboaba)らが着用予定。スピード性を追求した「アディゼロ(adizero)f50」(アディゼロf50ジャパンHG WC/1万8,000円)は、アッパー前足部により薄く軽いハイブリッドシンセティックレザー、後足部に極薄メッシュにTPUコーティングを施したスピードフォイルを装備。日本代表の香川真司と齋藤学、ウルグアイのルイス・スアレス(Luis Suarez)、フランスのカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)らが着用する。「アディゼロf50 リオネル・メッシ(LM)」(アディゼロf50 FG LM WC/2万円)は、アルゼンチン代表のリオネル・メッシ(Lionel Messi)のみが着用。アッパーに施された縫い目のない1枚革のハイブリッドシンセティックレザーがフィット感を高め、母国アルゼンチンを象徴するブルーを配したデザイン。「パティーク 11 コア(pathiqe 11 core)」(パティーク 11 コア ジャパン HG WC/1万2,000円)は、技術や走力などあらゆる能力を駆使するバランサータイプの選手に向けアッパーやソールなどのフィッティング力を強化。日本の内田篤人と今野泰幸、ドイツのフィリップ・ラーム(Philipp Lahm)らが着用する。「ナイトロチャージ(nitrocharge)1.0」(ナイトロチャージ 1.0 ジャパン HG WC/1万6,000円)は、踏込時の負荷を吸収してプレーヤーの運動量をサポートする「エナジースリング」を搭載。日本の酒井高徳、ブラジルのダニエル・アウベス(Daniel Alves)、スペインのハビ・マルティネス(Javi Martinez)らが着用予定。
2014年06月10日満腹商事に勤めるチャー子。チャー子:「ぶちょお、6月12日から7月13日まで、実家の母が具合が悪くなる予定ですので、おやすみさせていただきます!」ぶちょお:「な、なんだねチャー子君、とつぜん困るよ君! あきらかにワールドカップのために休むのだろう!」チャー子:「ええ~なんでわかちゃったんですかぁ? だめですかぁ~? ぶちょおも一緒にブラジル行きましょうよ~! オーレーオレオレオレ~」ぶちょお:「ばっかもーん!」残念ながら休みをもらえなかったチャー子。うそのつき方がヘタすぎたのが原因だったようです。ま、ワールドカップは日本から応援するしかなさそうですね。今日は、そんなワールドカップ観戦におすすめの絶品おつまみのご紹介。今年開催地のブラジルではポピュラーな「パステウ」というファーストフードをお手軽に餃子の皮で日本風にアレンジ! 材料(8個分)・牛薄切り肉(ロース肉がおすすめ) 80g★玉ねぎ(みじん切りにする) 1/4個(60g)★ミニトマト(粗みじん切りにする) 5個★ゆで卵(固ゆで・みじん切りにする) 1個★シュレッドチーズ(好みのもの) 40g★クミンパウダー 小さじ1/2★塩 小さじ1/2★ドライオレガノ 小さじ1★黒胡椒 少々・餃子の皮(大き目のもの) 16枚作り方1.牛薄切り肉は細かく切る。(粗みじん程度にする。)ボウルに切った牛肉と★を入れ、よく混ぜる。2.餃子の皮の上に1を大さじ2ほどのせ、皮の周りを指につけた水でぬらす。3.その上にもう1枚餃子の皮をのせ、空気が入らないようにくっつける。そしてくっつけた皮の周りを指につけた水でぬらす。4.その周りを内側に7mmほどのヒダを折るようにしてしっかりくっつける。お手軽サイズ用には餃子の皮1枚で包むのもOK。5.180度の油で揚げる。途中、上下を返す。プックリ膨らんで、狐色に色になればOK! キッチンペーパーの上で余分な油を切って完成。冷めても美味しいけど、ぜひ熱々をほお張っていただきたい。牛肉は挽肉を使ってもいいですが、薄切り肉を自分で粗く切ったほうが食感が良いです。あまりの美味しさに観戦どころではなくなってしまう恐れもあるので、くれぐれも試合の盛り上がる前に食べましょう。揚げ物はちょっと、という方は、オーブンで焼くこともできます。表面にオリーブオイルをふりかけ、200度に予熱したオーブンで13~15分ほど焼いてね。こちらは、揚げたものとは違って皮がパリパリして美味しいです。でも、美味しさで言ったらやっぱり揚げたほうがおすすめかな。今年のサッカー観戦のお供に、ぜひ、みなさんもおためしあれ~。
2014年06月04日サッカーワールドカップ ブラジル大会日本代表の岡崎慎司(ドイツ・マインツ)が5月27日の代表戦で使用したシューズが、7月12日にミズノから発売される。イエロー×ブラックの存在感が際立つ同シューズは、ミズノの新スピード系サッカーシューズ「バサラ(BASARA )001 TC」(1万9,000円)。直線方向の加速や、高速でのターンがしやすい設計の最新モデルだ。R-ファイバーコントロールという特殊繊維新素材が、ダッシュ時やターン時の横ブレを軽減する。実際に27日のキプロス戦でも、岡崎は右MFとしてキレのある動きで好機を演出し、先制点のきっかけとなるプレーも見せている。岡崎は、同シューズについて「初めて履いた時から僕の足に馴染んでくれて、世界で戦うために最大限のサポートをしてくれるシューズだと感じた。このシューズが裏への動き出し、相手より先にボールに触るための一瞬のスピードというプレーの特徴を最大限に引き出してくれる。僕自身、海外に来て感じた課題を克服し、このシューズと共に新しい自分へ進化していきたいと思う」と語る。「バサラ 001 TC」を含む「バサラ」シリーズ9種類は、全国のミズノサッカー品取扱い店で7月12日より順次発売予定。
2014年05月30日6月のワールドカップ開幕を控え、注目が集まるブラジル。日本の国土の約22倍広さを持ち、様々な国の文化が混ざって生まれたというブラジルの家庭料理を手軽に味わえるフェアが伊勢丹新宿店食品フロアキッチンステージで開催されている。5月6日まで。同店では、4月30日から5月11日までブラジルのファッション、食、アートを紹介するキャンペーン「アブソラッソス・ド・ブラジル ブラジルの抱擁」を行う。それに先駆け、キッチンステージでは、ブラジルの日系3世の料理研究家・ヒラタマリ監修によるブラジルの家庭料理を提供。今回紹介するブラジル料理は、黒豆と肉のシチュー「フェイジョアーダ」、ココナッツ風味の海老の煮込み「ボボ・デ・カマラオ(以下、ボボ)」、アマゾンのスーパーフルーツとして注目を集めるアサイーボウル「アサイー・ナ・ティジェラ」の3品。フェイジョアーダは、ブラジルのお味噌汁といわれる程、同国で一般的な家庭料理。黒豆と塩漬けにしたベーコンやウインナーを煮込んだスープを、ローリエで風味をつけたご飯に掛けて食べる。一緒にキャベツのような葉野菜ケールの炒め、オレンジ、炒めたキャッサバ粉、トマトや玉ねぎのサルサと混ぜて食べるのがブラジル流。キャッサバ粉とは、ブラジルを代表する食材の一つであるキャッサバ芋を加工したもの。タピオカの原料だ。キッチンステージの総料理長・小山雄史氏は「日本は鮮度の高い肉が手に入るので、ブラジル本国よりもシチューに使う肉を塩漬けする時間を短くし、うま味を引き出せるよう工夫した」と語る。日本で目にする機会の少ないケールはキャベツのような肉厚な葉野菜。苦味の少ない野菜で、しっかりとした歯触りが特徴。異なる食感と味覚が混じり合うこの料理は、1口進めるごとに味わいが変わる。煮込んだソーセージはブラジル産のもの。ボボは海老の殻や頭から出汁をとり、トマトソースとココナッツソースを加えて煮込んだブラジル・バイヤー州の料理。一見、カレーのような見た目だが、辛さはなく優しい味。こちらもローリエで炊いたご飯にスープと合わせて食べる。口にするとエビ独特のうま味が広がる。香り付けに添えられるのはパクチーだ。小山氏は「ブラジルでは海老の頭と殻で出汁をとるが、今回は味に深みを出すため海老の身も細かく刻んでソースに加えた」という。デザートには、アサイーボウル。ヒラタ氏によれば「もともとアサイーはブラジルのアマゾンで食べられていたフルーツ。ブラジルでは冷凍したアサイーをバナナ、蜂蜜とミキサーに掛け、スムージー状にしたものを朝食やおやつにする」という。同店でもカクテルグラスにアサイーミキサーにかけたものを盛りつけ、その上にナッツとドライフルーツで作った自家製グラノーラとバナナが乗る。ひんやりとしたアサイーボウルは、バナナや蜂蜜で酸味が押さえられ、程よい甘さを感じる一品。グラノーラの香ばしさと食感も味に変化を加えている。ヒラタ氏は「歴史的にもブラジルには、様々な国からの移住者が多い。ブラジル料理のルーツを辿るとポルトガルやアフリカなど、多くの地域の食文化がアレンジされて生まれた料理だったと知ることも多い」とコメント。期間中、同店ではブラジル料理に合わせて、ブラジルワインやブラジルビールも楽しめる。ヒラタマリはパリのコルドンブルーで学んだ後、サンパウロのホテルでパティシエを務めた。現在は日本とブラジルを行き来しながら、両国の食文化を伝えている。ブラジル大使館からも、ブラジルの家庭料理なら彼女が一番とお墨付きだ。
2014年04月27日サッカーのブラジル人の選手の登録名は、愛称が用いられていることがほとんど。その理由は、ブラジルは愛称を公的な場でも使う習慣があるからなのだとか。ブラジルのルーラ元大統領のルーラも幼少期の愛称なのだそうです。さて、そんなブラジル人の愛称ですが、意味を調べてみるといろんなものがあります。例えば、イタリアセリエAで活躍したパト選手のパトは「あひる」という意味。また、サッカーの王様であるペレは「裸足」という意味です。今回は、こうしたブラジル人サッカー選手の愛称と意味を紹介します。●ジーコジーコ。本名はアルトゥール・アントゥネス・コインブラといいます。おなじみのジーコというのは愛称で、意味は「痩せっぽち」。ジーコがやせていたことからこの愛称が付いたそうです。ストレートな愛称ですね。今は丸々と太っているのでちょっとそぐわない感じですね。●カカ何度も来日し、イケメンサッカー選手として報道されたりと、日本での知名度も高いカカ。本名はリカルド・イゼクソン・ドス・サントス・レイチ。カカという愛称は、実弟が幼いころに「リカルド」をうまく発音できず「カカー」と言っていたことから付いたそうです。ちなみに「カカ」というのはイタリアではう○こという意味の発音です。●カレカJリーグの柏レイソルにも所属していたこともある元ブラジル代表のカレカ。カレカというのはポルトガル語で「ハゲ頭」という意味です。はげてもいないのにこの愛称が付いたのはカレッキーニャというコメディアンが大好きだったからだそうです。大好きな人にあやかった名前だからこそ、ずっと使い続けているんですね。●ガリンシャブラジル代表として2度のワールドカップを制覇し、20世紀最高のウイングと称されているガリンシャ。この愛称はポルトガル語で山岳地帯に生息する「ミソサザイ」という小鳥の意味です。なぜこの愛称が付いたかというと、ミソサザイのように体が小さかったという説と、ミソサザイを撃ち落とすのが上手だったからという説があります。●ドゥンガブラジル代表のキャプテンとして優勝カップを掲げ、日本でも活躍したドゥンガ。本名はカルロス・カエタノ・ブレドルン・ヴェーリーで、ドゥンガというのは愛称です。意味は「白雪姫と7人のこびと」のこびと兄弟の末っ子である「dopey」(おとぼけ)から付けられました。闘将と呼ばれるほど熱血なドゥンガがおとぼけってちょっと違和感がありますね。また、ブラジルのお隣のアルゼンチンにも面白い意味の愛称を持つ選手がいます。元アルゼンチン代表のクラウディオ・ロペスの愛称は「ピオホ」。ピオホは「シラミ」という意味です。シラミのようにスピードに優れ、神出鬼没だったことからの愛称だそうです。また、元アルゼンチン代表監督のマルセロ・ビエルサは重度の戦術マニアだったことから「エル・ロコ」(変人)というダイレクトな愛称が付けられています。愛称を大事にする習慣があるからこそ、こうした競技への登録もそのままにするんですね。日本で同じ習慣があれば、野球やサッカーで「ゴリ」とか「メガネ」といった愛称が登録されていたかもしれません(笑)。(貫井康徳@dcp)
2013年03月02日2013年にFIFAコンフェデレーションカップ、2014年にFIFAワールドカップと立て続けに世界的なサッカーイベントが開催されるブラジル。特に世界最大級に数えられるサッカースタジアムを「エスタジオ・ド・マラカナン」を擁するリオデジャネイロでは、普段からサッカー熱がスゴイ。アツすぎて、もはや笑えるレベルだった件をリポートしよう。ジーコ、ペレ、カカ、ロナウド、ロナウジーニョ、ネイマール……それほど熱狂的なサッカーファンでない筆者ですら、世界を舞台に活躍するブラジル人サッカー選手の名前をいくらでも思い浮かべることができる。さて、そんなブラジルはリオデジャネイロに取材にやってきた筆者。せっかく来たのだから、やっぱり本場でサッカー観戦がしたい! と、ミーハー的なノリで意気込んだはいいが、場内での乱闘騒ぎは当たり前だと聞くし、前述のエスタジオ・ド・マラカナンは現在工事中なので、郊外の「エスタディオ・オリンピコ・ジョアン・アベランジェ」(通称エンジェニャオ・スタジアム)まで行かなくてはならないという。「これは面倒だな」と思い、旅行会社に問い合わせてみると、「送迎付き、安全なVIP席での観戦」というツアーがあるというではないか。ホテルまで日本人ガイドが迎えに来てくれるというし、これはなかなか快適である。というわけでスタジアムまで1時間弱、バスに揺られてやってきたエンジェニャオ・スタジアム。付近の壁という壁に落書きがあり、ちょっと大きな家の窓には鉄格子がはめられている。スラムな雰囲気だが、警察官がうようよいるのでそれほど身の危険は感じない。これだけ警察がいなくてはならないというのはどういうことか、とも思えるが。スタジアムの入口は4カ所あり、応援するチームごとに入場する場所が異なる。当然、乱闘を避けるためだ。今日の試合は地元リオデジャネイロの「フラメンゴ」、対するはポルト・アレグレの「グレーミオ」。ガイド氏の話によると、地元同士の試合では乱闘騒ぎは必ず起こるそうだが、今日は対戦相手のサポーターの数が少ないため「静かなものだよ」。そうなのか。安心したような、ちょっと残念なような……。本来なら正面玄関から入るはずが、このスタジアムも来年以降に次々と開催されるスポーツイベントに向けて周辺を工事中であったため、駐車場にまわって入場。すると、そこへ赤いフラメンゴのバスがやってきて、選手たちが降りてきた! 駆け寄る子どもたち。もちろん筆者も駆け寄った。が、人垣で何も見えなかった。諦めて席へ向かう。持ち物チェックといったセキュリティーらしいセキュリティーはないが、ちょっとお高いVIP席だし何も心配はない。客層も、赤ちゃんや小さな子どもを連れた家族連れとか、カップル、我々のような外国人旅行者らと平和なムード。スタジアム全体を一目で見渡せるほど高い位置で、向かい側はフラメンゴ、向かって左手にはグレーミオのサポーター席となっている。こちらもフラメンゴのサポーター席であるらしく、チームカラーである赤いシャツを着ている人が多い。試合開始より1時間ほど前から、続々とサポーターたちが集まってくる。ジーコが所属したチームで、ブラジル全土でも一番の人気を誇るというフラメンゴのサポーターたちは既に声を合わせて応援歌らしきものをがなり、その歌声がスタジアムに響き渡る。1辺が3mくらいありそうな巨大な旗を振る人が何人もいる。後ろの人はさぞ迷惑だろう。一方、グレーミオのサポーターはこぢんまりとまとまっており、こちらは静か目。アウェーであるためサポーターの数が圧倒的に少ないので当たり前だが、かなり居心地が悪そうだ。選手たちがマスコットボーイたちと手を取り合って入場し、試合開始。にもかかわらず、それまで騒いでいたサポーターたちが意外に静かなのが驚きである。もっと「待ってました~っ」という感じで盛り上がると思っていたのに。試合が始まってもぺちゃくちゃおしゃべりを続けている。ちゃんと試合を観ているのかと思うと、いいプレーやちょっとしたミスなどに対し、怒号が飛んだりする。とにかくおしゃべりと怒鳴り声でうるさいし、その言葉たるやとにかく隠語の嵐である。「キミたち、ホントにフラメンゴのファン? 」といぶかってしまうくらい、悪口を言いまくっている。セレブ(?)なVIP席なのに。子どももいるのに。そしてとうとう、グレーミオに先に点を奪われるフラメンゴ。サポーターたちはまるでこの世の終りかのように頭をかかえ、悶絶している。そのジェスチャー、私から見るととっても大げさである。点を取りかえせないまま、前半戦が終わった。しばしの休憩時間。我々の後ろにいた屈強な男性サポーターたちは自分たちの声が選手に届いていないと思ったのか、よりピッチに近い席へと移動して行った。彼らの怒号はすさまじく、今にも暴れだすのではないかと思われるほどだったので、ちょっと安心。代わりに、若い女性3人組がその席に座る。ちなみに、男性でも女性でもおしゃべりの量は変わらない。ブラジル人はとにかくマシンガントークである。ふとピッチを眺めていると、ジャーマン・シェパードを連れた警備員10名がぞろぞろと入ってきて、フラメンゴ側のサポーター席の前に陣取った。点を奪われた腹いせにグレーミオのサポーターを襲う可能性があるのだ。物々しいにもほどがある。よく見ればピッチの片隅には救急車とパトカーも止まっている。これも、選手のためにスタンバイしているわけではないのだろうなぁ。VIP席が高いところにあるのも、敵対するチームのサポーターがなだれ込んでこないようにするためなのだろうな。後半戦が始まる。点を奪い返さねばならないフラメンゴ。サポーターたちのおしゃべりと怒号はさらに熱を帯びている。……が、騒ぎ過ぎて疲れたのか、ときどき場内が一斉にしーんと静かになるのが印象的だ。どういうタイミングでしーんとするのかはわからないが、突然静かになるのである。それ以外のときは相変わらずマシンガントークと怒号の嵐だ。3人組の女性サポーターの怒鳴る内容は先ほどの男性たちと変わらない。声が高い分、耳をつんざく激しさだ。そして、とうとうフラメンゴが1点を奪い返した。授乳しながら観戦していた女性は赤ちゃんを放り出さんばかりに喜んでいた。こんな様子を見て育つのだから、子どもも「サッカー最高」と思うようになるのだろうな。ある意味、英才教育である。試合は引き分けのまま終了。サポーターたちは一様にすっきりした表情を浮かべている。あたかもカラオケで熱唱した後のような、徹夜明けに熱いお風呂に入ったときのような、さっぱり感。そりゃあ、あれだけ怒鳴り散らせばいいストレス解消になるだろう。まぁ、試合に負けていればちょっと違う雰囲気だったかもしれないが。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月08日オリックスはこのたび、ブラジルに現地法人「ORIX Brazi Investments and Holdings Limited」(以下ORIX Brazil)を設立したと発表した。ORIX Brazilはオリックスの南米戦略の拠点として、米国の現地法人ORIX USA Corporation(オリックス100%出資、以下OUC)の管轄の下、ブラジル経済の発展に寄与すべく、M&Aや資本参加を通じてアセットマネジメント、ストラクチャード・ファイナンス、投資銀行などの事業分野への新規展開を図るという。ブラジルは、世界第6位のGDPを誇る経済大国(出典:IMF-World Economic Outlook Databases2012年4月版)。豊富な資源に恵まれ、約195百万人(出典:IMF-World Economic Outlook Databases2012年4月版)の総人口うち、半数以上が中間所得層。2014年のFIFA ワールドカップや2016年のリオデジャネイロオリンピックの主催国として、将来的にも経済規模の拡大が期待されている。オリックスは、1973年に地場大手ブラデスコ銀行と合弁でブラジル初のリース会社を設立し、事業を展開してきた(2000年、同行に持分売却済)。オリックスは、地場のネットワークや、OUCが有するコーポレート・ファイナンス、アセットマネジメントや投資銀行などの幅広い専門性を生かし、ブラジルの成長と発展を取り込むことで、南米におけるビジネス拡大を目指していくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月11日セブン銀行は、17日より、ブラジル銀行在日支店(以下ブラジル銀行)が日本における支店に設置しているATMをセブン銀行ATMに順次置換え、セブン銀行がATM業務の運営・管理を行っていくことになったと発表した。ブラジル銀行はATM業務をセブン銀行に委託することで、海外で発行されたカードが利用可能になり、顧客の利便性をより一層向上させることができる。一方、セブン銀行にとってもATMの設置場所を拡大することで、より多くの顧客がセブン銀行ATMサービスを利用することが可能となる。なお、ブラジル銀行とセブン銀行は2007年4月28日より、ATM利用提携を実施しており、ブラジル銀行のキャッシュカードを保有している顧客は、セブン-イレブン、イトーヨーカドーなどに設置してある全国のセブン銀行ATMで、入出金のサービスを利用できる。セブン銀行とブラジル銀行は、「今後も顧客へのサービス・利便性向上に努めていく」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日伊原剛志を主演に、常盤貴子や余貴美子ら日本人キャストが地球の裏側・ブラジルに渡り、ブラジル人監督&現地スタッフと共に作り上げた『汚れた心』が7月21日(土)より公開となる。これに先駆けて、7月18日(水)、汐留にてジャパン・プレミアが開催され、伊原さんを始め、共演の常盤さんと奥田瑛二が登壇し、3か月にも及ぶ現地での撮影の思い出を明かした。第二次世界大戦後のブラジル。終戦後もなおブラジルに住む日系移民の大半は日本が戦争に勝ったと信じていた。その最中、日系人コミュニティの指導者である元日本帝国陸軍の大佐・ワタナベが裏切り者の粛清に乗り出したのをきっかけに、写真館の店主・タカハシは日本人同士の抗争へと巻き込まれていく――。日本人のほとんどが知らない、ブラジルで実際に起きた一連の事件を題材にした本作。昨年出品されたモントリオール世界映画祭でも絶賛を浴びるなど作品のもつ重厚なメッセージが伝えられてきたが、この日の上映後の客席は若干緊張したムードに。そのムードを払拭するように「『汚(よご)れた心』に出演のみなさまです」とMCに紹介されたキャスト陣は、登壇するやいなや「『汚(けが)れた心』です!」と一同ツッコミを入れるなど、会場を一気に笑いで包んだ。本作で事件に巻き込まれていく主人公・タカハシを演じた伊原さんは、題材となった実話について「この作品のお話をいただくまで、僕も知らなかった」。「オウム真理教の事件や、会社の中にだってある“人間の弱さ”という普遍的なテーマを描いています」と映画をアピールした。伊原さんと夫婦を演じた常盤さんも、映画のオファーがあるまでこの事件を知らなかったというが、「日本人移民が世界で一番多い国で起こった出来事なのに、ほとんどの人が知らないと思います。この作品を知って“恐怖”を凄く感じました。特に報道規制への恐怖が強かったです」と、人々を扇動する戦時の報道規制の恐ろしさを口にした。また、常盤さんは今回の撮影現場で“キエモノ”と呼ばれる撮影に使われる料理を初めて自ら手作りでふるまったそうで、「みんなの結束があってできた映画です」と充実した表情。本作が公開を迎えられることに「奇跡的に嬉しい!」と喜びを露にした。過激な愛国主義者で元帝国陸軍のワタナベを演じたのが、奥田さん。本作には俳優として参加したものの、撮影現場ではいつの間にかアソシエイト・プロデューサーまで兼任していたそう。「現地には日系3世の方が多く役者として活躍してくれたんですが、彼らを徹底的に日本軍人にするために“奥田塾”というものを作って、毎日『気をつけ!』、『休め!』みたいなことを叩き込みました。でも、ノーギャラです(笑)」と国境を越えてもベテラン俳優の威厳を発揮していたようだ。さらに、役づくりには「ずっと森の中でオフの日も過ごしてた」と3か月にも及ぶジャングル生活を明かし、観客を驚かせた。「この2人(伊原さん&常盤さん)なんかはオフの日はリオデジャネイロに行ったりしてて、本当に羨ましかった…。唯一の楽しみが家に住み着いた2匹のヤモリに“黒ちゃん”、“花ちゃん”と名前をつけて、喋りかけることぐらいだった。あと、アルパカと…。つらかった(笑)」と険しい表情でかわいい思い出を明かしていた。最後に伊原さんは、「世界の裏側でなんちゃって日本人のストーリーにならないように、魂を込めてみんなで作りました」と真剣な表情で挨拶。さらに奥田さんからは「なかなかいまの日本映画では表現できない、知性とエンターテインメント、人間のアイデンティティと業、それら全てを詰め込んだ作品に仕上がったと思います」と生粋の日本映画人らしい挨拶をすると、会場からは割れんばかりの拍手が沸き起こった。『汚れた心』は7月21日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。■関連作品:汚れた心 2012年7月21日よりユーロスペースほか全国にて順次公開© 2011 Mixer All Rights Reserved.
2012年07月18日ブラジルの高成長と国際的な信用力の向上などを背景に、海外の投資資金の流入が加速したことなどを受け、ブラジルレアル(以下、レアル)は2003年以降、上昇基調を強める動きとなりました。レアルの高騰は、国内輸出産業の競争力低下をもたらすことから、金融危機以降に景気が持ち直しをみせるなか、ブラジル当局は強い懸念を示し、レアルの売り介入や資本規制の強化(海外からの投資に関する課税の強化)によるレアル高抑制策を打ち出してきました。2008年には、世界的な金融危機への対応の一環として、海外からの投資の一部の為替取引に対する金融取引税を引き下げた局面もありましたが、2009年以降は、世界の投資家の不安心理が落ち着きを取り戻すに連れて、同国への資金流入が再び活発化したことで、レアル高につながったことを受け、繰り返し、資本規制の強化を行ないました。2011年夏以降、先進国景気の鈍化が強まっていることから、ブラジル経済に与える影響を懸念し、当局はいち早く金融政策をインフレ抑制から景気重視へと転換しました。また、2011年12月には、減税や政府系金融機関による低利融資の拡大といった景気刺激策なども実施し、景気のテコ入れに軸を移し始めました。こうしたなか、欧州債務問題の深刻化を受け、投資家のリスク回避姿勢が強まったことなどから、レアルは2012年3月以降、大きく下落する展開となりました。当局は、こうしたレアル安を懸念し、6月に企業が海外から資金を借り入れる際にかかる金融取引税の課税の緩和を発表しました。レアル安が行き過ぎて、輸入物価が上昇し、インフレ懸念が高まるのを防ぐことが狙いとみられます。これまではレアルの上昇阻止に向けて数多くの資本規制を導入してきましたが、今回はその規制の一部を緩和することとなります。当局は、今後もレアルの動きを注視しながら、行き過ぎたレアル高に対しては規制の強化を行なう一方で、必要以上に通貨下落が強まる局面では、規制緩和を含めた新たな対策を打つことでレアルを下支えするものとみられます。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2012年6月29日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月02日みずほコーポレート銀行は20日、ドイツの銀行ウェストエルビー・アーゲー(WestLB AG)との間で、関係当局の認可を前提に、同社が保有する在ブラジル銀行子会社ウェストエルビー・ブラジル(Banco WestLB do Brasil S.A.)の発行済株式の100%を取得することについて、2012年6月19日に合意したと発表した。ブラジルは、豊富な資源に支えられた各種産業や堅調な国内消費などを背景に、世界有数の経済大国へと成長を遂げてきている。また、日本とブラジルは歴史的に深い関係を有しており、経済面でも、直接投資、技術協力、合同ナショナルプロジェクトなどを通じて永年に亘る緊密な関係を構築してきた。今後も、インフラ整備関連の大型投資等に伴う市場の拡大、及びそれらをベースとした持続的な経済成長が見込まれており、近年、日系企業のみならずアジア系企業の進出スピードも加速するなど、豊富なビジネスチャンスが期待されている。ウェストエルビー・ブラジル(所在地:サンパウロ)は、1911年に設立された総資産約15億ドル(2011年12月30日現在)、従業員数66名のホールセールバンキングを中心に業務を展開するブラジルの中堅銀行。みずほコーポレート銀行は、サンパウロ出張所を通じてブラジルにおける顧客のニーズに応えてきたが、今回のウェストエルビー・ブラジルの買収を契機に、「日系・非日系企業の顧客のブラジルへの新規進出・事業拡大を現地でサポートする体制を一層強化し、さらなるサービス向上を目指していく」としている。また、ブラジルにおける現地企業向けファイナンス供与や各種プロジェクト案件への参画などを通じて、「ブラジル経済のさらなる発展に貢献していく」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月20日ナイキはこのほど、サッカーブラジル代表の新しいナショナルチームキットを発表した。2012~2013年に使用される予定で、同代表チームを支える”Jeitinho Brasileiro”(ブラジルらしいやり方)を表現したユニフォームとなった。ホームキットのメインビジュアルを務めるのは、昨年開催されたFIFAクラブワールドカップでも活躍したサントス(ブラジル)所属のネイマール選手と、ミラン(イタリア)所属のパト選手。アウェイキットのビジュアルには、現在ブラジル代表の10番を務めるガンソ選手(サントス所属)も登場している。ネイマール選手はブラジル代表のユニフォームを、「ブラジル人プレーヤーならナショナルチームのジャージーを着ることを誰もが夢見ます。ブラジルを守る、CBF バッジを身につけるというのは素晴らしいことです!」と話し、新ユニフォームについては、「とても美しく、快適で、チームにふさわしいものです」。パト選手は、「ブラジルナショナルチームジャージーを着るときはいつも大きな誇りを感じます。フットボールの試合を通じて喜びを表現したいと思います」とコメントした。新キットはブラジル代表の伝統を重んじたクラシックなデザインで、同代表を支える粘り強さと創造性、どこまでも前向きで革新的なアプローチを意味する”Jeitinho Brasileiro”(ブラジルらしいやり方)を表現。ホーム用のシャツは同代表のシンボルともいえる黄色いボディで、Vネックの首元に細いグリーンのトリムをあしらい、袖口も深い緑に。袖口の折り返しには、チームのスローガン「Nascido Para Jogar Futebol」(フットボールをするために生まれた)も入っているという。アウェイキットは全体をロイヤルブルーでまとめ、アクセントに黄色を使用した。また、100%再生ポリエステル素材で作られ、各製品に約13本のプラスチックボトルを使用。シャツに入る濃い緑のナンバーには、不要なタオルを再生利用した綿素材を用いるなど、ナイキの「高機能でありながら環境に与える影響の低いモノづくりをおこなう」という信念も反映したキットに。4年前のバージョンと比べて23%の軽量化をはたし、史上最軽量のキットに仕上がったとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月07日石垣島出身のBEGINが、現地時間11月12日、ブラジル・サンパウロ市・アニェンビー・パビリオンでコンサートを行なった。BEGINにとっても初めてのブラジルでのコンサートには、実に6500人もの観衆が訪れた。BEGINの公演情報前座のエイサーの演舞に続き、BEGINのブラジル初ライブは『爬龍舟(はりゅうせん)』で開幕。会場は割れんばかりの大歓声でBEGINを歓迎した。場内は、子供からお年寄り、日系人、現地の人、白人、黒人、ありとあらゆるタイプのオーディエンスで埋め尽くされ、全員が満面の笑顔でステージを楽しんでいた。BEGINの島唄を中心に、お年寄りが若かったころの流行歌『さよなら港』や『憧れのハワイ航路』などのカバーも披露。そして“移民”がテーマにもなっているBEGINの『パナマ帽をかぶって』も、感慨深く会場に響き渡った。最後は『涙そうそう』でしっとりとエンディングを……と、思いきや、これがお国柄か(笑)、大きな手拍子で盛り上がったまま本編は終了。アンコールでは、地元・ブラジルのエイサー団体との共演で、地元で人気の『三線の花』、この日二度目の『島人ぬ宝』、そして、日本国内のみならず、ブラジルでも人気が高まっている『笑顔のまんま』の3曲を披露した。終演後、会場を出る人たちはみな満面の笑顔に。2時間35分に渡ったBEGIN初のブラジル公演は、大成功のうちに終わった。なお、帰国後のBEGINは、ツアー「BEGIN NOGA マンタキー ツアー」を再開。11月25日(金)・岡山市民会館ほか各地を巡る。【セットリスト】1.爬龍舟2.竹富島で会いましょう3.恋の島鳩間島4.でーじたらん5.さよなら港6.憧れのハワイ航路7.宴(born ti caftaによる演奏)8.医者半分ユタ半分9.昔美しゃ今美しゃ10.パナマ帽をかぶって11.風よ12.島人ぬ宝13.オジー自慢のオリオンビール14.アンマー我慢のオリオンビール15.かりゆしの夜16.涙そうそうアンコール1.三線の花2.島人ぬ宝3.笑顔のまんま
2011年11月14日アンゴラとしては初の栄冠ブラジル・サンパウロで現地時間12日、ミスユニバース2011が決定した。1位に輝いたのは、アンゴラ代表のLelia Lopes。アンゴラ代表としては初の栄冠であり、1999年以来アフリカでは4人目、黒人女性では初の1位の座を手にした。88人の世界各国美女のトップに輝いた彼女。受賞後のインタビューでは、女性の内面の美しさをこそ“美”として語ったその姿は、とても輝いて見えた。トップ10ほか、いずれおとらぬ美しさで会場を魅了1位はこうしてアンゴラ代表となったが、ファイナリストはみなさすがにグローバル級の美女。会場はそれぞれに輝く美しさで華やかに彩られた。2位はウクライナ代表が獲得。前評判の高かったOlesia Stefankoだったが惜しくも僅差で次席となった。3位は、開催国のブラジル代表が健闘。4位はフィリピン代表、5位は中国代表となった。例年強豪のプエルトリコ、ベネズエラ、USA代表は、それぞれ13,14,15位とトップテンから外れる結果となったが、今年も美の究極を感じさせてくれるイベントとなったことは確かだ。元の記事を読む
2011年09月14日