世界中を涙に包んだ90年代の名作『ゴースト/ニューヨークの幻』が韓国の人気俳優ソン・スンホンと松嶋菜々子を主演に迎え、“アジア版リメイク”『ゴースト もう一度抱きしめたい』としてつい先ごろ公開を迎えた。また、その少し前にはフランスのヌーヴェルヴァーグの傑作『死刑台のエレベーター』が吉瀬美智子と阿部寛が出演して新たに日本人の手で製作されるなど海外映画のリメイク作品が何かと話題になっている。「あの名作『○○』を日本で映画化するなら?」といったお題が、酒の席での冗談ではなく、いまや実際に十分に実現の可能性のあるテーマになっているのだ。ならばどの作品をリメイクするか、リサーチすべし!シネマカフェでは『ゴーストもういちど抱きしめたい』の公開に合わせて、特集ページ内で「あなたが日本でリメイクしてほしいハリウッド映画は?」というテーマでアンケートを実施した。その投票結果を大発表!2位にダブルスコア以上の大差をつけて見事1位に輝いたのは、図らずもオリジナル版『ゴースト』と同じ1990年に公開されて大ヒットを記録したロマンティック・コメディ『プリティ・ウーマン』。ジュリア・ロバーツ演じる主人公のコールガールが、リチャード・ギア扮する実業家との出会いをきっかけに見事に“変身”していくさまは、観る者の心を躍らせた。本作でブレイクを果たしたジュリアは当時20代前半で、リチャードは40代。ジュリアは20年の時を経て今年、主演作『食べて、祈って、恋をして』を引っ提げ念願の初来日を果たした。この20年の間、数々の出演作が公開されヒットを記録したが、いまなお『プリティ・ウーマン』は多くの人の心の中で別格の輝きを放っている。これを日本でリメイクするとなると、問題は誰が主人公の2人を演じるかということ…。一見、粗野な雰囲気を持ちつつ、徐々に洗練され、磨かれていく姿を表現できる女優、そしてあの感動のラスト、車から身を乗り出すシーンが似合う男優は誰だ!?続いて第2位には王道のラブストーリー、レオ&ケイトの悲恋が涙を誘った『タイタニック』がランクイン!映像技術に時代設定など、日本版の実現にはいくつも難関がありそうだが…。キャストに求められるのは、言うまでもなく(?)、船の先端で腕を広げて風を感じるあの名シーンが似合うこと。この条件をクリアできる2人は果たしているのか?第3位には、今年劇場版第2弾が公開され、キャスト陣の来日ともども大きな話題を呼んだ『セックス・アンド・ザ・シティ』。キャリー、シャーロット、ミランダ、サマンサの4人組を演じてみたいという女優さんは案外多いかも。キャリー役の女優には、役柄の上だけでないファッションリーダー的な要素が求められるところ。過激な描写でR指定となる可能性大。どうせなら衣裳スタッフも日本人で!4位にはトム・ハンクスとメグ・ライアンがメールを通じて知り合う男女を演じた『ユー・ガット・メール』が入った。公開当時(※1999年日本公開)とはインターネットやメールといったツールも大幅に変化。日本で作るならSNSのコミュニティを通じて知り合った男女が…ってすでにTVドラマなどでありそうな気も…。第5位の『ブリジット・ジョーンズの日記』も、日本で作るなら主人公を演じたい!と思う女優さんが多そうな魅力的な主人公が特徴の作品。ブリジット役も重要だが、男性陣キャストが成否を握ることになるかも。求む!和製ヒュー・グラント&コリン・ファース。しかし、こうして1位から5位まで見ると、意外にも?いや…当然と言うべきなのか、立場や境遇は違えど“恋”に奮闘する女性たちの姿が描かれる作品がズラリ。激しいアクションやSF大作は、日本でリメイクするのではなく本家ハリウッドにお任せし、逆に胸がキュンとするような傑作ラブストーリーをお気に入りの日本人キャスト、感情移入しやすい日本の設定で観てみたい、という人が多いのかも。さて、あなたが日本でリメイクしてほしいのは?ハリウッド作品だけでなく、韓流ドラマなどの日本版リメイクにも期待!あなたが日本でリメイクしてほしいハリウッド映画は?1位:『プリティ・ウーマン』2位:『タイタニック』3位:『セックス・アンド・ザ・シティ』4位:『ユー・ガット・メール』5位:『ブリジット・ジョーンズの日記』シネマカフェSweet「『ゴースト もういちど抱きしめたい』特集 時を超えて愛されるストーリー」■関連作品:食べて、祈って、恋をして 2010年9月17日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開ゴースト もういちど抱きしめたい 2010年11月13日より全国にて公開© 2010「ゴ−スト」製作委員会■関連記事:松嶋菜々子、北の砲撃のさなか『ゴースト』を携え5年ぶりに訪韓!松嶋菜々子&スンホン『ゴースト』アジア5か国公開決定アジア版『ゴースト』に7割以上の観客「泣けた」アジア版ならではの場面がツボ?松嶋菜々子、ミッドタウンのクリスマスイルミネーションに「ストーリー性あって素敵」日本でリメイクしてほしい作品を投票!『ゴースト』パンフレット&雪肌精を2名様にプレゼント
2010年12月02日『プリティ・ウーマン』から気づけば20年。リチャード・ギアも昨年、還暦を迎えた。だがその人気は衰えるどころか、年齢を重ねるごとにますますダンディな魅力を増し、近年も次々と話題作に出演している。自ら製作に名を連ね、昨年、公開前には来日も果たした『HACHI 約束の犬』に、つい先ごろ公開され、退職間際のベテラン刑事役で円熟の演技を見せた『クロッシング』。そしてこのたび、実在の女性飛行士アメリア・イヤハートのドラマを描いた『アメリア 永遠の翼』が公開される。本作では彼女の夢を支えるプロモーターであり、愛を捧げる夫のジョージ・パットナムを演じている。どのような思いでリチャードは本作に臨んだのか?インタビューをお届け!アメリアを演じた主演のヒラリー・スワンクは「リチャードは魂を両肩に乗せて歩いているような人。私にとってはリチャードがジョージ・パットナム」とリチャードに対して最大限の賛辞と信頼を寄せている。リチャード自身はこのジョージという役をどのように捉えていたのか?「やる気満々の男だよ。彼の経歴は実に興味深い。その全てをこの映画で描くことはできなかったが、彼は出版業界で育ち、ニューヨークに移り、それから西部に移った。小さな町の町長になったけど、その当時は出版業を掛け持ちしていた。町の名士となり、保安官も務め、悪漢との不運な銃撃戦に巻き込まれたこともあるんだ。それから探検家でもあった。精神力が強く、成功に対する明確なビジョンを持ち、そして非凡なものへの審美眼を備えていたんだ」。アメリアと出会い、彼女の広報を担当するようになり、やがて2人は恋に落ちる。アメリアは結婚というものを、自分を地上に束縛するものだと考えていたが、ジョージは彼女の全てを受け入れ、優しく包み込むような愛を彼女に捧げる。彼の深い愛を知った彼女はプロポーズを受け入れ、2人は夫婦となるがこの2人の関係性について、リチャードはジョージの視点を踏まえてこんな分析を。「脚本に明らかに書かれていたことは、パットナムに興行師的な側面があったということ。彼が彼女を無名から引き上げ、この仕事を紹介する。そして“ミス・リンディ(女性版リンドバーグ)”というアイディアを考え出したのも彼だ。それは生来の才能であり、彼らはその恩恵を受けたと思うけどだ、それ以外にもっと興味深いことがある。それは、何が人を惹きつけるのか?人は何に惹かれ合うのか?ということだ。2人はずっと変わらない。2人はとても強く、一風変わっていて非常に自立しているんだ。『これが私の世界観、これが私の社会との順応の仕方、これが私の世界との接し方、私は変わるつもりはない』ってね。そして気まぐれな運命がそんな2人を偶然に巡り合わせたんだ」。当然のことながら、リチャード自身もアメリアという女性がなした偉業、彼女の強さや知性について称賛を惜しまない。「彼女は本物だった。本当に飛ぶことが好きだったんだよ。そして、女性が踏み出すことが非常に困難な時代に、女性のロールモデルとなったんだ」。その上で、この映画がいま公開されることの意義を、こんな言葉で説明する。「つまり、どの時代にも、女性たちが適応しなくてはならない社会の側面や期待という“現実”が存在しているのは確かだ、ということ。アメリアがロールモデルとして活躍した、ということだけがこの映画の面白さではない。僕らはそれを超えようと努めたよ」。ミーラー・ナーイル監督は言う。「南アフリカでのリチャードのジョージの演技は、瞑想と言っていいほどの穏やかさが漂っていた」。“静”なる演技で彼は果たして何を語り、伝えてくれるのだろうか――?■関連作品:クロッシング (2008) 2010年10月30日よりTOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2008 BROOKLYN’S FINEST PRODUCTIONS, INC.アメリア永遠の翼 2010年11月27日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Twentieth Century Fox■関連記事:【シネマモード】女は強い!映画の中でも…イーサン・ホークがニューヨークでホームレス支援のチャリティ・ガラに出席夢と希望を乗せて大空へ羽ばたけ『アメリア永遠の翼』試写会に10組20名様ご招待H・スワンクが最も有名なアメリカ人女性パイロットに!『アメリア』予告編到着リチャード・ギア、イーサン・ホーク、ドン・チードルが警官役で共演!
2010年11月26日人気恋愛映画『プリティ・ウーマン』のゲイリー・マーシャル監督が、バレンタインデーを舞台に男女15人の恋愛を描く『バレンタインデー』。年に一度のこの特別な日の直前、2月12日(金)より公開される本作だが、このたび豪華ハリウッドスターたちがズラリと顔を揃えたポスター画像が、シネマカフェ独占先行で解禁となった。今回のポスターを飾るのは、総勢16名の超豪華キャストたち。先述の『プリティ・ウーマン』のヒロイン役で一躍人気を集め、年を重ねるごとに輝きを増すジュリア・ロバーツを筆頭に、ジェシカ・アルバ、アン・ハサウェイ、ジェニファー・ガーナーらラブコメを得意とするトップ女優たちが見事に顔を揃えた。また男優陣には、『レイ』でオスカーに輝いた演技派ジェイミー・フォックスにアシュトン・カッチャー、パトリック・デンプシー、ブラッドリー・クーパーといったハリウッドきってのイケメン俳優がズラリ。さらに、このトップスターたちに負けず劣らず存在感を示しているのが、2人のフレッシュ女優。一人目は、ジュリア・ロバーツの姪っ子エマ・ロバーツ。ジュリアとエマは、2002年の『ホーキーのおくりもの』以来の共演となる。もう一人は、アルバム「フィアレス」が第52回グラミー賞で主要3部門を含む8部門にノミネートされ、歌姫ビヨンセとの対決も注目されている新星ディーバ、テイラー・スウィフト。女優としても開花させることができるのか?一方、大女優シャーリー・マクレーン(『愛と追憶の日々』)にキャシー・ベイツ(『ミザリー』)ら大御所俳優たちの競演も見逃せないところ。世の男子女子の心をざわめかせる特別な一日“バレンタインデー”。年齢も職業も異なる男女15人それぞれの恋愛には、きっと共感できる恋愛の形が見つかるのでは?『バレンタインデー』は2月12日(金)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:バレンタインデー 2010年2月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© MMIX NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:ハビエル・バルデムとジュリア・ロバーツがバリで…“おひとり様”必見の話題作撮影
2010年01月08日