インフルエンザや感染症が流行る今の季節は、子どもの体調が一番の心配ごと。「熱はないか?」「咳は大丈夫?」「保育園から発熱の電話がかかってくるかも?」など、ひやひやした日々を過ごしているママも多いのでは?特に、実家が遠方にあるママ&パパの場合は、病気になった子どもの看病と仕事との両立が難しいところ。病児保育や病後児保育を行う保育園があるとはいえ、定員の問題や、体調の悪い子どもをいつもと違う園へ連れていく大変さなどを考えると、改めて、家にシッターが来て、子どもを看てくれる「ベビーシッターサービス」が便利なのではないかと思います。海外では一般的な「ベビーシッター」。夫婦のお出かけや仕事などにも活用している日本ではあまり定着していませんが、欧米では、夫婦での外食やお出かけの間に、ベビーシッターに子どもを見てもらうというのはよくある光景。たまに夫婦で出かけたいときや、どうしても子どもを連れて行けないお出かけにも「ベビーシッターサービス」をうまく活用できると良いなと思います。最近では、数多くのベビーシッター会社があり、公益社団法人全国保育サービス協会に加盟している団体だけでも130カ所以上あります(2016年9月30日現在)。特徴や料金は各社さまざま。一例として、4社の特徴や料金などについて調べてみました。「ベビーシッターサービス」を行う4社を比較。会費は? 料金は? 特徴をリサーチ!【ポピンズ】今年で30周年を迎え、“ナニー”という英国スタイルのシッティングサービスを行う。ナニーになるための、合格率30%という厳しい選考とプロフェッショナリズムにこだわった研修プロセスが特徴。病児保育も料金内で対応し、緊急時の当日オーダーにも100%対応してくれる安心の制度。官公庁や企業をはじめ、約300社が採用している。初めての人にはトライアルコース、また100通りから選べる新しい提案型サービス「ポピンズ100」も好評。・〈スタンダードコース〉入会金5万円(税別)、年会費1万円(税別、ひと家族あたり)・対象/0歳〜・24時間、365日対応・料金/1時間 2500円(税別)※3時間から、交通費別途1000円(1人あたり)・対象エリア/東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、静岡県、茨城県、長野県、以下県は一部/愛知県、岐阜県、三重県、兵庫県、大阪府、奈良県、和歌山県【ベアーズ】家事代行で知られる会社が2007年からベビーシッターサービスを開始。初心者にはうれしい初回お試しプラン 3時間9000円がある(※別途税、交通費900円)。送迎や子どもと一緒に簡単な家事を行うなどサービスの幅は広いが、病児・病後児には対応していない。ただし、土日祝も対応しており、入会金も不要。首都圏以外にも、中部、関西を中心にサービスを行っている。・入会金、年月会費なし・対象/1歳〜12歳まで・利用日時/8:00~21:00、土日祝も対応(割増料金なし)※早朝、深夜サービスあり・料金/1時間 3300円(税別)※3時間未満は、1時間あたり3900円(税別)※交通費別途900円・対象エリア/東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、愛知県、大阪府、京都府、奈良県、兵庫県(一部地域をのぞく)登録してシッターを自分で探すところ、シッターとの事前面談があるところも【キッズライン】会員登録した後、登録シッターの中から、エリアや希望に合ったシッターを自分で探し、予約するシッターマッチングサービス。1時間1000円から即日手配可能、24時間オンラインで予約ができる。希望のサポート内容をサポーター全員に投稿するシッター募集機能もあり、効率的にシッターを探すことができる。保育士や看護師以外にも英会話、病児保育、家事サービスに対応したシッターも在席している。利用者の口コミや評価も見られるようになっているので参考になる。・入会金、年月会費なし・対象/0歳〜(シッターによる)・利用日時/シッターによる・料金/1時間 1000円〜 ※シッターにより料金が異なる※料金の10%が手数料(保険料やシステム利用料などが含まれる)としてプラスされる※交通費別途実費・対象エリア/東京・神奈川・埼玉・千葉・栃木・茨城・群馬・石川・長野・静岡・愛知・京都・大阪・奈良・兵庫・福岡【スマートシッター】こちらもマッチングの会社で、“家庭とベビーシッターのマッチングサービス”がテーマ。登録シッターの9割以上が保育士、幼稚園教諭、助産師などの有資格者のため安心して預けられる。シッターは、動画やレビューなどを見て選ぶこともでき、希望のシッターと直接会って面談した後に利用するという初めての人にも安心なプログラム。病後児保育には対応していないが、2時間無料体験キャンペーンあり。・入会金、年月会費なし・対象/0歳〜(シッターによる)・利用日時/シッターによる・料金/1歳以上1時間 1500〜3000円程度※シッターにより料金が異なる※交通費実費・対象エリア/東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城(一部)〈※情報は全て2017年1月現在のものです〉システムや料金はさまざま。利用している人から紹介してもらうケースも家に来て子どもを見てもらうという点から、シッターの人柄などがわかるように事前の面接があるところ、スピーディに自分でシッターを探すもの、初回お試しプランがあるもの、土日も対応しているもの、病児も関係なく料金内で見てもらえるものなど、会社によって特徴もさまざま。実際にベビーシッターを使った人に聞くと、「友人がお願いしている人を紹介してもらった」という人もいました。私のまわりの友人ではベビーシッターを使っている人はおらず、リサーチすることはできませんでしたが、わが家の場合、シッターにお願いするときは、おそらく病気の時になると思います。そうなると、「病児対応」のシッターに限定され、また土日にお願いすることもなく平日限定となるので、「病児対応」「平日のみ」という2点が条件に。上記4社に加え、全国保育サービス協会加盟団体も参考にしつつ、調べてみるのが良さそうです。その家のスタイル、重視するところ、料金や特徴、何かあったときの保証などの安全面を比較して、上手にベビーシッターサービスを使って、子育てをより快適に楽しいものにしていきたいですね。ベビーシッター写真提供:ポピンズ、ベアーズ<文:フリーランス記者武田由紀子>
2017年01月17日こんにちは、メンタルケア心理士の桜井涼です。待機児童が問題となっている今の時代、保護者の帰宅時間まで子どもの面倒を見てくれるベビーシッターの存在は本当に助かるものです。最近ではネットでベビーシッターのマッチングサイトが多く存在するため、子育て家庭には非常に便利な世の中になったと感じる人もいるでしょう。しかし、ベビーシッターサービスにはまだまだ問題が多くあり、中には死亡事故が起こったケースもあります。そこで今回は、ベビーシッターサービスの実態について調べてみました。●ベビーシッターに対する国や自治体の対応2016年4月から個人シッターは都道府県へ届け出をすることが義務づけされています。省令では、1日に1人でも子どもを預かる場合は、児童福祉法による届け出をしなくてはいけません。違反した場合は、50万円以下の過料(行政上、違反した者に払わせる金銭のことを言い、刑罰にはあたらないものです)を科すようになっています。厚生労働省では、ガイドライン適合状況調査サイト が設置され、主要なマッチングサイトを公開しています。ただし、ガイドラインには法的拘束力がないことは知っておくべき情報だと思います。●マッチングサイトの利用実態待機児童問題が解消されていない今は、利用する人が多いのが実情です。マッチングサイトは、お願いしたい日付と時間帯をメールでやり取りし、時間の都合が付くシッターさんが仕事を受ける 形になるという話を実際に利用したことがある30代で会社員、2人のお子さんを持つ方から聞きました。サイトに登録しているシッターさんの中には、保育士の資格を持つ人や、子育てが終わった人など、有資格者や経験者もいるとのことでした。基本的に、シッターさんが依頼家庭を訪問して、そこで子どもの世話をする形です。最初は、どんな人が来るのか不安を感じたそうですが、人柄を見るために30分ほど様子を見る時間を設けた と話していました。今お願いしている人は、子どもとの相性も良く、何の問題もないので継続的にお願いしているそうです。今回伺ったお話は良い例になりますが、以下のように気になるシッターさんの行動もあったようです。・家の中が物色されたような痕跡がある・ずっとテレビを見させていたようだ・部屋中おもちゃだらけで片付いていなかった子どものことをしっかり考え、きちんと面倒を見てくれているシッターさんはたくさんいると思います。しかし、中には育児に対する知識が不足していたり、よからぬ考えをもっていたりするシッターさんがいることも頭の隅においておかなくてはなりません。●ベビーシッターのマッチングサイトを利用するメリット&デメリットマッチングサイトには、いい面とそうでない面があります。利用者の話を聞いた中で感じたメリットとデメリットをまとめてみました。【メリット】・こちらの条件(日時)にあったシッターさんを紹介してくれる・自分で探す手間が省ける・料金設定が高すぎない・英語などの個人レッスンなどをお願いできる【デメリット】・送迎や簡単な家事などは別料金・融通がきかないこともある・どんな人が来るか当日までわからない・トラブルが起きたらと不安になることもあるデメリットだけを見たり、死亡事件のことを考えたりすると、マッチングサイトを利用することが怖くなってしまいますよね。しかし、少し早めに来てもらうなどして、シッターさんの挙動をしっかりと見極める ようにすれば、多少は不安も解消されるかもしれません。●おわりに大切なわが子の世話をお願いするのですから、できるだけ安心できるシッターさんにお願いしたいですよね。本来なら保育園に預けたい人の方が多いと思います。しかし、待機児童などの問題からどうしても子どもの預け先がないという家庭もあるでしょう。そんなときは、厚生労働省のガイドライン適合状況調査サイトで紹介されているマッチングサイトを利用するのがいいと思います。【参考リンク】・ガイドライン適合状況調査サイト | 厚生労働省()●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2016年10月26日女性の社会進出が推進される一方、待機児童問題など、そのための環境がなかなか整わないというのが現状。そんな中、ママが働きに出るための選択肢のひとつとして、ベビーシッターの利用を検討する家庭も増えているようです。そこで今回は、ベビーシッター利用の体験談を集めてみました。働くママたちの声から、そのメリット・デメリットや、注意点について考えてみましょう。■単発の利用が可能!「平日は保育園を利用していますが、夫婦ともに休日出勤となることがときどきあり、その日は単発でベビーシッターを依頼しています」こちらは、広告会社に勤務する30代女性・Hさんの体験談。ベビーシッターと聞くと「継続して利用する」というイメージがありますが、こういった一時だけの利用も可能なようです。「小学生の上の子がケガで入院したときも、夫は仕事、私は病院に付き添わないといけなかったので、ベビーシッターを依頼しました。このように、『どうしても!』というときに頼れるベビーシッターがいると、とても気持ちが楽です」多くの事業者がビジター制を導入していますので、一度お試しで利用しておくと、いざというときに役立つかもしれません。 ■費用がちょっとイタイ…続いては、商社勤務の30代女性・Kさんの体験談です。「保育園のお迎えから私が帰宅するまでの間、ベビーシッターを利用しています。正直、費用はかなり痛いですが…。それでも、私がフルタイムで働くことの方がメリットは多いので、しばらくこのまま利用を続けるつもりです」ベビーシッターの時給や交通費以外にも、入会金・年会費などがかかる場合もあるため、すべての費用を考慮した上で、利用を検討しないといけませんね。 ■利用には不安がつきまとう最後は、一度だけベビーシッターをスポット利用したことがあるという、20代女性・Jさんの体験談です。「事前面接はしたものの、子どもを実際に任せるとなると、やっぱり不安。他人を家に入れることにも、抵抗がありました。夫も私もはずせない仕事があったため思い切って利用してみたのですが、子どものことが心配で、結局、仕事を無理矢理早く切り上げてしまいました」Jさんのように、ベビーシッター利用に不安を感じるママもいるようです。■信頼できるシッターさんを見つけるためのポイント厚生労働省のサイトには、「保育料の安さ、手軽さを重視するのではなく、『信頼できるかどうか』という視点でベビーシッター事業者の情報を収集しましょう」という呼びかけがあります。大切な子どもを任せるワケですから、やはり大切なのは「信頼」ですね。具低的には、以下のような点に注意すると良いとのこと。・市町村の情報や公益社団法人全国保育サービス協会に加盟している会社リストを活用して情報を集める。・ネットの情報だけに頼らず、かならずベビーシッターとの事前面接を行い、信頼に足る人物かどうかを確認する。・事業者名、氏名、住所、連絡先をかならず確認し、身分証明書のコピーを提出してもらう。・保育士・認定ベビーシッターの資格保有者なら、登録証の提示を求めて確認する。こういった点に気をつけて本当に信頼できる事業者・ベビーシッターを見つけることができれば、働くママの負担軽減におおいに役立ちそうです。慎重に検討すべき点はたくさんあるものの、中には上手にベビーシッターを利用して、共働きを続けているママもいます。現状のままでは共働きの継続が難しい…という場合には、ベビーシッターの利用を選択肢に加えるのもいいかもしれませんね。
2016年05月15日厚生労働省は平成28年度から、いわゆる「ベビーシッター割引券」の企業負担を大企業では2/3から10%、中小企業では1/2から5%に引き下げ、割引額を2,200円に増額する見込み。1度はなくなりかけた国によるベビーシッター利用料の補助。国の支援はこれまでにどのような変遷を遂げてきたのか。国や事業の実施団体に話を聞いた。○ベビーシッター割引券「廃止」の衝撃名称は変遷を遂げているが、国によるベビーシッター利用料の補助は平成6年から行われている。「ベビーシッター育児支援事業」として始まった支援制度は、こども未来財団を通じて展開。労働者が企業を通して申請をすれば、1回のベビーシッター利用に対して1,700円を国が全額補助するというもの。国によれば、年間10万回前後の利用があったという。しかし、この補助事業は平成26年度いっぱいで廃止されることになる。きっかけは、「子ども・子育て支援新制度」の導入だ。これまで事業は、企業などから充当される「事業主拠出金」によってまかなわれていた。しかし同制度の導入により、この拠出金は放課後児童クラブ、病児保育、それに延長保育の3事業に使途が限定されることになったのだ。当時の報道によれば、廃止による衝撃は大きかったようだ。「女性登用の流れに逆行する」「月に数万円の痛い出費が増える」といったような、利用者たちの声が目立つ。○補助継続も「企業負担有り」で利用回数落ち込むこれを受けてか厚生労働省は、一般会計を財源とした「ベビーシッター派遣事業」という支援制度を新たに導入することになった。これまでと同様に、1回の利用のうち1,700円を補助するというものだが、これまでと異なるのは、「国の全額補助」ではなく「企業の負担」が必要になったことだ。これにより、福利厚生として補助事業を利用する企業が減ったとみられ、現在、事業を請け負っている全国保育サービス協会によれば、例年に比べると、利用回数が落ち込んでいるという。ベビーシッター事業者が多く加盟する同協会の担当者は、「国の全額補助によるベビーシッター割引券の導入は、当時画期的なものだった」と語った。「割引券の影響で、ベビーシッターは"敷居が高い"というイメージが払拭され、利用者の裾野が広がった。需要はあったと認識している」と指摘。一方、企業負担が課されたことについては、「子育て施策の転換期であり仕方ないとは思うが、負担を増やして補助の形を変えるというやり方で利用回数の伸びる要素はなかった」と分析している。○補助額を利用料に近づけたいこのような状況を受けて、今回導入されたのが「企業主導型ベビーシッター利用者支援事業」だ。「子ども・子育て支援新制度」の導入で使途が限定されていた「事業主拠出金」を、ベビーシッター利用の補助にも使えるよう、法律を改正する見込みだという。これにより、全額国負担とはならないが、企業負担が、大企業では3分の2から10%、中小企業では2分の1から5%に引き下げられる予定となっている。国は福利厚生として同事業をとりいれる企業が増えることを期待していて、多くの子育て世帯が利用できる環境を整えていく意向だ。さらに、これまで1回の利用に際して1,700円だった補助額も2,200円に増額。厚労省の担当者は「1回の利用料の平均額が2,500円程度なので、これに近づけたかった」と話した。加えて「さまざまな時間帯に働いている家庭のベビーシッター派遣サービスの利用を促し、仕事と子育ての両立支援による離職の防止、就労の継続、女性の活躍等を推進する」とその目的について説明している。国による子育ての支援制度。今回の制度改正は評価すべき流れと言えるが、いずれにせよ、制度が変わるごとに影響を受けるのは子育て世帯の働き方と家計である。その場しのぎや一過性の事業に終始するのではなく、将来を見通し、子育て世帯の実態に沿った政策判断が求められている。
2016年01月29日美容院に出かけたり、仕事をしたり、さまざまな理由で子どもを預けたいけれど、保育園の空きもないし、両親にも頼れない…と悩んではいませんか? そんなママたちは、ベビーシッターに預けるという第二の選択肢があります。とはいえ、見ず知らずの人に大切な子どもを預けることに、不安もあるかもしれません。ベビーシッター関連の事件が発生していることもあり、厚生労働省が利用方法について、 ガイドライン を出しているのでチェックしてみましょう。ベビーシッターを紹介してくれる団体は大きく分けて下記の3種類になります。(1)ACSA加盟業者(上記のガイドラインで推薦されている一定の基準を満たした業者) (2)行政がおこなっているファミリーサポートセンター(3)マッチングサイトまずはこの3つがどう違うのか、何を決め手とすればよいのか、自分にあった方法を見極めることが大切です。1.ACSA加盟業者これは、いわゆる「ベビーシッター紹介業」の専門会社です。ベビーシッターは会社の理念にのっとり、研修を受けた「プロ」です。幼稚園教諭や保育士、認定ベビーシッターなど資格を持ったスタッフも多く、安定した保育を提供してくれます。コーディネーターが間に入り、たとえば産褥、病児、泊まりがけ、英語で保育してくれる等、ニーズに沿ったベビーシッターを選定してくれます。もちろん、子どもに何かあった場合の保険にも加入しています。万が一子どもとの相性が良くない、シッターに対する要望がある等の場合は、コーディネーターに相談することができます。きめ細やかなサービスと、ベビーシッターの質を維持するため、多くの業者は入会金、年会費が必要。利用料金は1時間1,500円(前後)~となっています。しかし、お住まいの地区や、お勤めの企業によっては、「子育て応援券」や「ベビーシッター派遣」など、さまざまな割引券を発行しているので、うまく利用すれば価格を抑えることもできます。参照: 「子育て応援券(杉並区の例)」 「ベビーシッター派遣事業割引券」 2.ファミリーサポートセンター厳密にいうと、登録している会員はベビーシッターではなく、育児支援を行う援助会員「有償ボランティア」です。会員登録時には研修があり、保険にも自動的に加入されるので、何かあった際の補償もあります。援助会員の個性や経験により、相性や質のバラつきは出ますが、行政の補助があるため1時間800円(前後)~という料金は魅力的です。気をつけたい点は、育児支援を行う援助会員と、利用する会員との間には雇用関係はなく、あくまでも有償ボランティアのため、宿題を見る、病児への投薬、家事を一緒に食べる、深夜までみてほしいなど、細かいニーズには応えられないことがあります。また、援助会員の都合で予定を変更されることもあります。トラブルが起きても、会員同士の解決が基本となります。ただし、依頼する前に面談をし、双方合意の上で利用開始となることがほとんどなので、相性の良い援助会員が見つかれば、利用しやすいサービスといえるでしょう。3.マッチングサイトベビーシッターをしたい人がプロフィールや資格経験などを登録したサイトから、条件にあう相手を検索して探すことができるのが「マッチングサイト」です基本的には入会金や年会費は必要がありませんが、紹介料をマッチングサイト側に支払うシステムの場合もあります。条件や料金も交渉次第となりますが、1000円(前後)~が多いようです。登録しているベビーシッターは学生からシニア、外国籍など幅広く、豊富な人材から選ぶことができる反面、誰でも登録ができるので、プロフィールや利用者レビュー、事前の面談などを通して、安心して預けられる相手なのかは自分で見極めなければなりません。保険加入も個人の任意となりますので、必ず確認しておいた方がよいでしょう。何かあった場合のトラブルはすべて自己責任となります。ネットでみつけた人に大切な子どもを預けるということに、抵抗を感じるかもしれませんが、多くは「困っている保護者の方を助けたい」という善意でなりたっています。 いずれの方法でも、運営会社やお住まいの地区によって、条件が異なりますので、契約内容をよくご確認ください。子どもとの相性がよく、信頼関係を築ければ、ベビーシッターは子育ての大きな支えとなってくれることでしょう。(美谷島 香)
2015年09月27日ディナーやゴルフ、スキューバダイビングなど、たまには赤ちゃんを預けて、大人だけで出かけるのもいいですよね。ハワイ旅行中に赤ちゃんを預けられる、託児ルーム(託児所・ベビールーム)とベビーシッティングサービス(出張ベビーシッター)をご紹介します。託児ルームと出張ベビーシッターのメリット&デメリットハワイで子どもを預ける方法は大きく2パターンあります。1つは、託児ルーム(託児所・ベビールーム)で、ほかの子どもたちと一緒に見てもらうタイプ。もう1つは、自分たちが宿泊しているホテルの部屋に、ベビーシッターに来てもらうタイプです。●託児ルームの場合<メリット>・おもちゃや遊び道具がある・ほかの子どもと一緒に遊べる・赤ちゃんが楽しめるプログラムがある場合も<デメリット>・託児ルームのある場所まで赤ちゃんを連れて行かなければいけない・1人のスタッフが複数の赤ちゃんを見ていることが多い●出張ベビーシッターの場合<メリット>・宿泊している部屋まで来てもらえるので、移動しなくていい・お気に入りのおもちゃで遊べる・1対1なのでつきっきりで見てもらえる<デメリット>・預けている間、他人(第三者)の目がない・遊び方にバリエーションをもたせにくい上記のメリットとデメリットを見比べて、信頼できる会社のサービスを利用しましょう。おすすめの託児ルーム(託児所・ベビールーム)とベビーシッティングサービス英語が堪能な方以外は、日本語が通じるサービスを選ぶことをオススメします。万が一、子どもの体調が悪くなったり、事故にあったりした時に、意思の疎通がスムーズにできなければ大変ですよね。ワイキキで利用できて、日本語が通じる託児ルーム(託児所・ベビールーム)とベビーシッティングサービス(出張ベビーシッター)をご紹介します。 POPPINS KEIKI HAWAII(ポピンズ・ケイキ・ハワイ) シェラトン・ワイキキの4階にある託児ルーム。日本国内で20年以上の保育実績をもつポピンズコーポレーションが運営。ベビーシッターの出張サービスもあります。・対象年齢:3ヵ月~12歳・料金:1時間30ドル(3ヵ月~2歳5ヵ月) KAHALA CHILD CARE(カハラ・チャイルド・ケア) 出張ベビーシッターサービス。日本のベビーシッター養成コースや救急急護法のトレーニングを受けたシッターが担当します。・対象年齢:首がすわった4ヵ月くらいのお子様から・料金:1時間25ドル SUNRISE KIDS(サンライズキッズ) 出張ベビーシッターサービス。英語の絵本を読む、おもちゃを使って数字を覚える遊びをするなど、教育的なレッスンも可能。事前にメールで、担当シッターの写真や性格などを確認できます。・対象年齢:3ヵ月~8歳・料金:1時間60ドル預ける時に赤ちゃんが泣くのが心配な方は、おもちゃなどで赤ちゃんの気を引いておき、赤ちゃんが気づかないうちに出て行くといいですよ。万が一泣いても、ベビーシッターはプロですから赤ちゃんをあやすのが上手です。安心してお出かけしてください。帰ってくる頃にはきっと笑顔で迎えてくれますよ。(ライター:佐々木月子)
2015年08月08日ジェニファー・ガーナーと離婚すると発表したベン・アフレックだが、破局の理由は子どもたちのベビーシッターとの浮気だという報道を直ちに否定した。結婚10周年を迎えた直後の6月30日に破局を公表した夫妻だが、「Us weekly」誌はベンがジェニファーとの間にもうけた3人の子どもたちのシッターをしていた28歳のクリスティン・オウゾニアンと浮気し、現在も関係が続いていると報じた。この報道を受けて、ベンの代理人は「New York Post」紙に「ウソだらけ」と完全否定。「法的措置をとることも考えています」と語った。一方、「People.com」によると、クリスティンはベビーシッターとして雇われて間もない今年の春頃から、友人たちにベンとつき合っていると話していたという。密会の場所としてホテル・ベルエアーの名前を挙げていたが、このことについてもベン側は重ねて否定している。だが、クリスティンの友人たちは、彼女がベンのひざの上に座ったり、2人がキスしている写真を見せられたと話している。クリスティンは、ベンとジェニファーが破局発表時に家族で出かけたバハマ旅行にも同行している。彼女はベンと3人の子どもたちとバハマ入りをし、ジョージア州で映画を撮影していたジェニファーが到着すると、ラスベガスでポーカーのチャリティ・イベントに参加するベンに同行した。これでは、クリスティン自身がベンと交際していると考えたとしても仕方ないように思えるが、ベンは彼女と恋愛関係になったことはないと言い切っている。(text:Yuki Tominaga)
2015年07月31日クラウドワークスは7月27日、1時間1,000円~オンラインで即日手配できるベビーシッターサービス「キッズライン」を展開するカラーズとの業務連携を発表した。また同日より、「キッズライン」の体験利用や事前面談に利用できるクーポンを、クラウドワークス利用者向けの福利厚生として提供するという。「キッズライン」は、通常のベビーシッターサービスの約3分の1の値段、1時間1,000円~即日手配できるオンラインベビーシッターサービスで、急な残業や子供が熱を出したときなど、育児で困った際にサポートが必要な親と、保育士・ベビーシッター認定などの有資格者や、元看護師・教師などの育児スキルを持つ女性をマッチングするサービス。クラウドワークス利用者は、条件に合うベビーシッターと子どもとの相性チェックができる「体験利用」や、利用にあたっての必要事項の確認ができる「事前面談」に利用できる「キッズライン」の2,000円分のポイントが提供される。なお、「事前面談」の場所は自宅でも、自宅近くのカフェを利用することも可能で、ポイントの利用期限はポイント発行から3カ月以内となる。
2015年07月27日仕事復帰を検討しているママにとっての大きな問題といえば、「子どもをどこに預けるか」という点。「近くの保育園は待機児童でいっぱいだし、親族からはなかなかサポートしてもらえないし…」というママもいるのではないでしょうか。そんなピンチの時には、最近浸透し始めているベビーシッターを利用してみては? ベビーシッターというと、昔はお金持ちが利用するサービスというイメージがありましたが、少しずつ一般の人も利用するようになり、今では多くの家庭で取り入れられているようです。ただ、ベビーシッターを利用した事件もあり、利用する際はどれだけ安心できるベビーシッターを選ぶかが重要なカギを握るといえます。そこで今回は、ベビーシッターに依頼する際に注目しておきたいポイントをピックアップしてみました! ■ベビーシッター会社を見極めるベビーシッター会社といっても、それぞれの会社で方針がさまざま。ほとんどは24時間対応ですが、会社によっては土日祝日や夜間に対応していないところもあるので、ライフスタイルに合わせて選ぶ必要があります。また、提供しているサービスも異なり、病後児保育に対応しているところ、事前に研修を行い、万全の体制でシッターをしてくれるところ、無資格者でも働けるところなど違いがあります。大手企業になると、年会費として数万円が事前に必要になる場合もありますが、無料で依頼ができるマッチングサイトなどもあり、お財布事情と照らし合わせて選べるのも特徴です。ただし、できるなら最低でも保育の現場で働いたことのある、経験者のベビーシッターを選ぶようにしましょう。そうでない場合でも、保育士や看護師、チャイルドマインダーなどの資格を持っている、まったくの素人でないことを確認することが大切です。■ママだけの判断にならないことが大切依頼する前には、必ずベビーシッターと面談しましょう。できる限り多く面談を行い、心から安心して任せられると思ったシッターに依頼することが大切です。この時に重要なのは、ママだけの判断で決めないこと。パパや身内の人、信頼できる友人などに面談に同席してもらい、シッターの人柄や雰囲気などを一緒に見てもらいましょう。ママとは違った目線でいろいろな意見が聞けるので、本当に依頼しても大丈夫かどうかを確認することができるはずです。ベビーシッターの問題が増えているのは、このポイントを怠っているから。マッチングサイトで見つけた無資格のシッターに即依頼してしまうと、後々のトラブルに繋がる可能性は非常に高くなるでしょう。■万が一のこともしっかりと考えて依頼する会社をピックアップしたら、それぞれの会社の方針や特徴、スタイルなどを比較してみましょう。特に大切なのは、万が一の時に備えて保険に加入しているかどうか。子どもは予想もしないような行動をすることがあり、大人がいて、しっかり見ていても怪我をしてしまうことは十分に考えられます。預けている時に怪我などをしても、柔軟に対応してくれる体制が整っているかをチェックしておけば、何かあった時にも問題がこじれることは少ないでしょう。ベビーシッターの人柄や子どもとの相性ももちろん大切ですが、とにかく安心して依頼できるかが重要。まずはいくつか信頼できる会社を選んで、それから子どもとの相性を判断するようにしておきましょう。
2014年09月27日