歌手の安室奈美恵と熱愛中と言われるお笑いコンビ、ロンドンブーツ1号2号の田村淳が3月26日(金)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンター内で行われたイベント「CMコンペティション」でMCを務め、先輩芸人の木村祐一らから安室さんネタでいじられるひと幕があった。課題商品のCMの最終選考作品を上映しグランプリを選出するもの(28日発表)で、木村さんは審査員で出席。淳さんは、同じ審査員のCM演出家、中島信也氏とCMについて対談した話題を持ち出し、「中島さんに僕が出演するCMの絵コンテを描いてもらったんですよ」と自慢げに話すと、中島さんが「ビールのCMの絵コンテで、淳さんの後ろを女の人が歩いていて…安室さん、じゃないんですけど」と突っ込み。芸人魂が反応したのか木村さんは「僕がコカ・コーラの『一(はじめ)茶花』のCMを撮っていた日に、安室ちゃんはコカ・コーラ ゼロのCMを撮っていたらしいよ」とニヤリ。淳は思わず吹き出しつつ「そんなプチ情報いらないですから」と照れながらも、客席と後方の取材陣に向かって「僕の方から特にコメントはないです」と言ってCMの話題に話を戻した。(text/photo:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】井筒和幸監督、ジャルジャル主演『ヒーローショー』続編構想語る【沖縄国際映画祭】椿鬼奴は「アンニュイで絵になる」【沖縄国際映画祭】哀川翔『ゼブラーマン』続編初公開に拍手【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」
2010年03月26日お笑いトリオ、森三中の黒沢かずこ、ピン芸人の椿鬼奴が3月25日(木)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンター内のシアターで、第2回沖縄国際映画祭の「Laugh部門」出品作の出演映画『クロサワ映画』の公式上映で舞台挨拶を行った。女芸人の悲喜こもごもの私生活を描くドキュメンタリー風ガールズムービーで、黒沢さんを始め、登場人物のほとんどが本人役で出演。フジテレビでバラエティ番組を手がけるディレクター、渡辺琢が初メガホンを取っている。森三中の3人の中で唯一のシングル、黒沢さんは「恋愛が苦手な女芸人さんが何人か出ていて、仕事と恋愛は両立できるのか?というテーマを描いたりしています」とリアリティたっぷりな言葉。「顔がスクリーンに大きく映っちゃうんじゃないかしら?」と両手を頬に当てて乙女の顔をのぞかせる一幕も。渡辺監督が「女芸人さんってコミカルで滑稽ですが、素顔は本当にキュート。間近で見ていて素敵だ!と思い、この映画を作ろうと思った。女芸人さんたちに恋をしていただけたら」とPRすると、黒沢さんは「100点!」と言いながらも照れた。一方、黒沢さんは鬼奴さんについて「監督もよく言うんですけど、椿鬼奴がスクリーンに映るとフランス映画のよう。アンニュイで絵になるんです」と知られざる魅力をPRし、鬼奴さん本人も「アンニュイってよく言われます〜」。また鬼奴さんが「塩ちんすこうが美味かった!」と話すと、すかさず黒沢さんが「家のオーブントースターで塩をトーストしているんですよ」と暴露。鬼奴さんは「結局、ビールに1番合うつまみは塩ってことです」と淡々と話し、会場の笑いを誘っていた。『クロサワ映画』は現段階で劇場公開は決定していないが、調整中だという。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】井筒和幸監督、ジャルジャル主演『ヒーローショー』続編構想語る【沖縄国際映画祭】ロンブー淳、キム兄から安室ネタでいじられ大テレ【沖縄国際映画祭】哀川翔『ゼブラーマン』続編初公開に拍手【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」
2010年03月26日哀川翔が主演する映画『ゼブラーマンゼブラシティの逆襲』(三池崇史監督)の本編が3月25日(木)、初公開された。沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターほかで開催中の第2回沖縄国際映画祭の「Laugh部門」出品作として同所内シアターで公式上映されたもので、この日のために作られた特別バージョンを最初で最後としてお披露目。哀川さんはスコールの中、シアター前のレッドカーペットを歩き、舞台挨拶を行った。この日は、スコールと強風のため3月下旬の沖縄では珍しく、肌寒く感じるあいにくの空模様。だがレッドカーペット上に透明のビニール傘を斜めに掲げたスーツ姿の哀川さんが登場すると、カーペット脇からは「キャー!」の大歓声と「翔さーん!」の野太い呼びかけの大合唱。熱気が急上昇した。哀川さんは握手を求めるファンにハイタッチなどで快く丁寧に応じた。舞台挨拶では「『ゼブラーマン』が6年の時を経て、新たに完成しました。自分でもかなり自信を持っております。笑えるところもあるかもしれませんが、本人はいたって真面目にやっております。昨年、デビュー25周年を迎え、その25周年記念で製作していただいた作品です。集大成という感じが出ております。自分はこの映像を5回、観ました。いろんな思いが秘められています」と清々しい表情。撮影をふり返ると「かなり過酷になると予測はしていましたが、予想以上でした。撮影の3分の2は吊られていましたね、ワイヤーに」と苦笑いで、会場の笑いを誘った。今回、新キャラクターで悪の象徴・ゼブラクィーンに扮する仲里依紗が、露出度大のセクシー衣裳3変化で登場することでも話題を呼んでいるが「かなりいいですよ!ドンときます」と太鼓判を押した。上映では物語の奇抜な展開に時折、観客からは笑いが何度か起こった。本編上映が終わりエンドロールが流れ始め、哀川さんの名前が出ると、会場から拍手が沸き起こった。同作は、父親としても小学校教師としても落ちこぼれの中年男性・市川新市(哀川さん)が正義のヒーロー、ゼブラーマンとして悪に立ち向かう姿を描いた物語の続編で、2025年、悪の新体制が敷かれたゼブラシティという名の東京を舞台に、人々を守るためゼブラーマンが再び覚醒する。昨年10月に行われた製作会見で三池監督は「観た人が納得するか、『バカヤロー、金返せ』と思うか、どっちかです」と振り切ったストーリー展開を強調していた。『ゼブラーマンゼブラシティの逆襲』は5月1日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催ゼブラーマンゼブラシティの逆襲 2010年5月1日より全国にて公開© 2010「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」製作委員会■関連記事:【沖縄国際映画祭】井筒和幸監督、ジャルジャル主演『ヒーローショー』続編構想語る【沖縄国際映画祭】ロンブー淳、キム兄から安室ネタでいじられ大テレ【沖縄国際映画祭】椿鬼奴は「アンニュイで絵になる」【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」
2010年03月26日第2回沖縄国際映画祭の「Peace部門」出品作の映画『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』の舞台挨拶が3月25日(木)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンター内のシアターで行われ、主演の岡村隆史(ナインティナイン)、女優の松雪泰子らが出席した。養殖サンゴの移植・産卵を世界で初めて成功させた金城浩二氏の実話の映画化で、岡村さんが金城さんを演じ、松雪さんは金城さんの妻・由莉役。この日が一般の観客への初披露。岡村さんは「ムービースター、岡村でございます」と切り出したが、「役者ではないのでたくさんの方にご迷惑をかけたかもしれませんが、松雪さんやスタッフのみなさんに助けていただき、何とか観ていただけるレベルの演技ができた」と謙虚な素顔。と言いつつ、満場の観客を前に緊張気味で小声の息子役、金城琉斗の口に耳を当てては言葉を伝える“通訳”役を務め、会場の笑いを誘った。夫婦役とあって劇中で松雪さんにプロポーズするが、「僕自身は独身ですけど、プロポーズするときは、この映画と同じようにあの場所で、と決めました」と真顔(?)で宣言。ドラマ―の沼澤尚と昨年初めに破局していたことが先頃、報道されたばかりの松雪さんは「プロポーズ?機会があればいいですね」と言葉少なだった。挨拶にはほかに李闘士男監督、金城浩二さんも参加。松雪さんらとシアター前のレッドカーペットを緊張気味に歩いた黒スーツ姿の金城さんは「このスーツ、昨日ジャスコで買ったんですけど」と温かい笑顔を浮かべて観客や俳優陣を和ませていた。『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』は4月24日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜 2010年4月24日よりバルト9ほか全国にて公開© 『てぃだかんかん』製作委員会■関連記事:【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」【沖縄国際映画祭】矢島美容室「グランプリ獲って来年も来ます!」【沖縄国際映画祭】哀川翔、安室奈美恵ら約200人がセレモニーに登場し華やかに開幕サンゴ礁再生の感動の実話!『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』試写会に15組30名様ご招待ナイナイ岡村、山下達郎が歌う主演映画主題歌でミュージックビデオ初出演!
2010年03月25日女優の谷村美月が3月25日(木)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催中の第2回沖縄国際映画祭で、主演映画『明日やることゴミ出し愛想笑い恋愛。』の舞台挨拶を、共演のお笑いコンビ、パンクブーブーらと行った。同作は、新人ADの女性(谷村さん)が曲者ぞろいのテレビ局内で悪戦苦闘しながら成長する姿を描いたコメディ。日本テレビの若手演出家、上利竜太氏が初メガホンを取り、同映画祭の「Laugh部門」に出品されている。“異色作”への出演の経緯について谷村さんは「バラエティの方が映画を撮る新しい試みに一緒にチャレンジしてみたいと思ったのと、ADさんの世界観に詳しくないのでいろんなことを知るのにいいなと思いました」と前向き。「一番苦労したのは、どんな仕事も大変ですが、こういう仕事もいいなと思ってもらいたいなと思ったこと。希望が持てる作品になればと思い、なりました。だから明日から頑張ろう、という気持ちになってもらえたら」と笑顔で呼びかけた。一方、パンクブーブーの佐藤哲夫は「瞬きをしないで観てほしい。でないと僕らの出演場面が終わってしまう。よく僕らが舞台挨拶に呼ばれましたね〜。若いキャストが足りずに呼ばれたんだと思います」と自虐トーク。撮影のエピソードを司会者から聞かれると「歩いてくれと言われ、歩いて、終わりました。“ドッキリ”だと思いました」とトボけ、観客の笑いを誘った。黒瀬純は「谷村さんが可愛くて好きになるかと思いました。今日もセクシーな格好で、誰に見せたいんだ!とヤキモチを焼いています」と谷村さんに妙に絡み気味だった。(text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】矢島美容室「グランプリ獲って来年も来ます!」【沖縄国際映画祭】哀川翔、安室奈美恵ら約200人がセレモニーに登場し華やかに開幕
2010年03月25日第2回沖縄国際映画祭が3月24日(水)に開幕し、メイン会場の沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで行われたレッドカーペット・セレモニーに岡村隆史(ナインティナイン)、世界のナベアツらお笑い芸人のほか哀川翔、安室奈美恵ら総勢約200人のゲストが顔を揃え、観客約35,000人を集めた。ゲスト陣は昨年の2倍以上。レッドカーペットは約50メートル延びて300メートル。オープニングセレモニーは2年目を迎えて“スケールアップ”した。映画『私の優しくない先輩』などに出演している、はんにゃの金田哲は「気分?サイコーです」と声を弾けさせてピースサイン。主演映画『ゼブラーマンゼブラシティの逆襲』を引っ提げて来場した哀川さんは「なかなかいいねぇ〜。直線(に敷かれた距離が)長くて、見る人が見やすい感じ」とテンション高め。オープニング作品の『矢島美容室THE MOVIE〜夢をつかまネバダ〜』のストロベリー・カメリア・ヤジマ(とんねるず・石橋貴明)らは、ひときわ大きな大声援を浴びた。サプライズで安室さんの来場がアナウンスされると「キャー!」と大歓声。コメント出しや取材に応じることなく歩いたのみだったが、細いウエストを強調したドレス姿で観客の視線を釘づけにしていた。同映画祭は「Laugh&Peace」をテーマに28日(日)まで開催。同所のほか那覇市の桜坂劇場などを会場に、長編プログラム26作品などが上映される。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜 2010年4月29日より全国にて公開© 矢島美容室プロジェクト私の優しくない先輩 2010年夏、公開© 2010 アニプレックス/講談社/アスミック・エースエンタテインメント/グッドスマイルカンパニー/ファントムフィルムゼブラーマンゼブラシティの逆襲 2010年5月1日より全国にて公開© 2010「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」製作委員会第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」【沖縄国際映画祭】矢島美容室「グランプリ獲って来年も来ます!」禁断のブラックジョークに一瞬ヒヤリ?J・デップに負けじと矢島美容室が熱唱マナーを守らネバダ!矢島美容室が出演する劇場用マナーCMが到着!
2010年03月25日第2回沖縄国際映画祭のオープニング作品『矢島美容室 THE MOVIE〜夢をつかまネバダ〜』が3月24日(水)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンター内で上映され、舞台挨拶に立った“母娘”音楽ユニットの矢島美容室のメンバー、ストロベリー・カメリア・ヤジマ(とんねるず・石橋貴明)が「グランプリを獲って来年また来ます」と“沖縄再上陸”を予告した。一家の次女、ストロベリーと母のマーガレット・カメリア・ヤジマ(同・木梨憲武)、長女のナオミ・カメリア・ヤジマ(DJ OZMA)、中島信也監督の4人で登場。一家はDJ OZMAに米ネバダ州でスカウトされて日本でデビューしており、同作はネバダ州時代の様子を描いたドキュメンタリーとして構成されている。ストロベリーは同作誕生のきっかけについて「日本に来て最初に(沖縄出身の)山田優を見てあんな女優になりたいと思ったから。縁のある土地です。(今日の)行きの飛行機では安室奈美恵ちゃんと一緒になりました」と説明。自身の巨大な(?)アフロヘアーを指して「ちなみに私の頭は具志堅用高(沖縄出身の元プロボクサー)から来ています。ちょっちゅねー」とモノマネ付きのリップサービスで「いつも沖縄に来ると、海ぶどうとジーマミ豆腐などを買って帰ります」と沖縄への親愛の情タップリ。同映画祭では「Laugh部門」、「Peace部門」に出品された各13作品、26作品が最高賞のグランプリを競い合うが、同作は「Laugh部門」に出品中とあって「グランプリを獲ってパート2を作って来年また来ます」と予告した。一方、出演もしている中島監督は「僕のシーンはノリさんが…あ、すいません、マーガレットさんがカメラを回してくれました」と失言し苦笑い。ナオミは「プロデューサーのDJ OZMAの実の弟は名護市に住んでいます」と告白すると、すかさずマーガレットも「同じプロデューサーの木梨の(実家の)自転車店は沖縄に2号店を出す予定。ひとつよろしく〜」と続け、会場の笑いを誘う一幕も。作品について「思ったよりいい映画で、ビックリしています」と妙な自信を見せた。シメでもストロベリーは「矢島美容室は沖縄が大好き。また来年も来ます!」とメッセージを送り、観客を喜ばせていた。『矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜』は4月29日(木・祝)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜 2010年4月29日より全国にて公開© 矢島美容室プロジェクト第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」【沖縄国際映画祭】哀川翔、安室奈美恵ら約200人がセレモニーに登場し華やかに開幕禁断のブラックジョークに一瞬ヒヤリ?J・デップに負けじと矢島美容室が熱唱マナーを守らネバダ!矢島美容室が出演する劇場用マナーCMが到着!
2010年03月25日「フランス映画祭2010」が3月18日(木)、東京・六本木ヒルズで開幕し、同所で行われたオープニング・セレモニーで来日代表団の団長、ジェーン・バーキンら15人が華やかにレッドカーペットを歩き、舞台挨拶を行った。先立って行われた記者会見に出席したジェーンは、「桜の時期だと聞いていたので、凄く楽しみにして来ました。日本には10〜15回も訪れているのに、いまだに桜を見ることが出来ていません。今回も難しそうなので、お花見にまた日本に戻ってきたい」と親日ぶりをアピール。日本の映画の印象について「『東京物語』など昔の作品でも女性が大切に描かれていると思います。フランス、特にパリでは海外の映画の上映も多いです。北野武はとても人気があってペドロ・アルモドバルやウディ・アレンと同じくらい有名よ」と話した。英国・ロンドン出身で1968年にフランスに移り、作曲家の故セルジュ・ゲンズブールと2度目の結婚をして、デュエット曲「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」がヨーロッパで大ヒットするなど話題を呼んだ。流暢に話すフランス語について「イギリス出身の私は、フランス語で歌や演技をするのに苦労した。きちんと学習していなくてセルジュの腕の中で覚えたの。だから最初はスラングばっかり。イギリスではなかなか言わない“R”の発音は、40年経ってやっとキレイな発音ができるようになったわ」とふり返った。オープニング作品の『ミックマック』(原題/ジャン=ピエール・ジュネ監督)の上映前に、代表団15人が舞台挨拶。ジェーンは「日本のみなさまは、世界一素晴らしい観客。日本での人気があったからこそ、こうして団長に選ばれて来ることができました。とても光栄です」と笑顔。同作のジュネ監督は「“ミックマック”と“ビックマック”を混同しないように」と表情を変えずにフレンチジョーク(?)。同作は、悪徳企業に挑む男たちの戦いを描くハートウォーミング・コメディ。「自由に作ってあるから楽しんで」と語りかけた。代表団の1人、ギャスパー・ノエ監督だけがこの日は欠席。ジェーンは「ノエは明日来ます」と説明した。同映画祭は、ユニフランス主催で1993年から始まり、今年で18回目。2005年までは横浜、2006年からは東京や大阪などで、昨年からは東京で開催。今年はジェーンが出演した『テルマ、ルイーズとシャンタル』を含む長編14作と短編9作を上映する。『ミックマック』は夏、恵比寿ガーデンシネマほか全国にて公開。「フランス映画祭2010」は3月22日(月・祝)まで開催中。(text:Yoko Saito)フランス映画祭2010開催期間:3月22日(月・祝)まで開催中会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ公式サイト:■関連作品:ミックマック (原題) 2010年夏、恵比寿ガーデンシネマほか全国にて公開2009 © EPITHETE FILMS –TAPIOCA FILMS –WARNER BROS. PICTURES –FRANCE 2 CINEMA -FRANCE 3 CINEMAシスター・スマイルドミニクの歌 2010年初夏、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開クリスマス・ストーリー (原題) 2010年秋、恵比寿ガーデンシネマほか全国にて順次公開パリ20区、僕たちのクラス 2010年6月12日より岩波ホールにて公開© Haut et Court - France 2 Cinemaエンター・ザ・ボイド 2010年5月15日よりシネマスクエアとうきゅうほかにて公開オーケストラ! 2010年4月17日よりBunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開© 2009 Focus Features LLC. All Rights Reservedあの夏の子供たち 2010年初夏、恵比寿ガーデンシネマにて公開■関連記事:さあ、人生を奏でよう!『オーケストラ!』試写会に10組20名様ご招待ギャスパー・ノエのTOKYOを舞台にした衝撃作『エンター・ザ・ボイド』予告編初公開フランスのオスカー、セザール賞が発表。ヴァンサン・カッセル亡父に捧げる主演男優賞
2010年03月19日先日開催された第60回ベルリン国際映画祭に正式出品され話題を集めている青春ムービー『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』。このほど本作の主題歌が、阿部芙蓉美の「私たちの望むものは」に決定した。女子フィギュアスケート選手・浅田真央出演の花王アジエンスCMソング「Birthday」を始め、CMで流れている阿部さんの楽曲は問い合わせが殺到するほど話題に。今回手がけた主題歌は“フォークの神様”と呼ばれる岡林信康の名曲をカバーしたものとあって、期待も高い。メッセージ性の強い同曲は、現代に生きる若者たちの不安や苛立ち、希望を代弁する本作品の世界観と一致しており、ウィスパーボイスを持つ阿部さんが歌い上げることによって、新たな物語が吹き込まれた。これと同時にPV映像もYouTubeにて解禁された。このPVの全編で使用されている画像は、本作の監督である大森立嗣が1,500枚ものメイキング画像の中から、このPVのために自らチョイスした本編の画像。楽曲と共に流れてくる日々の喜び、怒り、迷いを抱えながら生きる主人公たちの日常を切り取った映像は、まるで何かを訴えてくるかのよう。予告編とはまた異なる、見応えのある映像となっている。そして新たな画像も到着!3人が寄り添うのは寂しさからなのか、安堵からなのか…何かを漂わせる雰囲気が感じられる。この画像が果たして3人の旅にどう影響するのか…?PV映像でも雰囲気を掴むことができるので、まずはチェックしてみよう!『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』は6月12日(土)より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国にて公開阿部芙蓉美「私たちの望むものは」■関連作品:ケンタとジュンとカヨちゃんの国 2010年6月12日より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国にて公開© 2009「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」製作委員会■関連記事:松田翔太、黒のスーツで颯爽とベルリンデビュー!亡き父・優作への思いも吐露若手実力派女優、安藤サクラがアジアのアカデミー賞に助演女優賞にノミネート!松田翔太×高良健吾、国境の“壁”壊す!最新主演作がベルリン国際映画祭に出品松田翔太&高良健吾の真剣ムードに、安藤サクラ「お通夜みたい(笑)」松田翔太×高良健吾タッグ作の特報解禁!東京フィルメックスにも出品決定
2010年03月01日2月27日(土)、都内のポレポレ東中野にて、低予算ながらもリアルな韓国の“今”を伝える新潮流の韓国映画を届ける、というコンセプトで「真!韓国映画祭」が開幕。上映作4本のうちの1作『今、このままがいい』に主演するシン・ミナからシネマカフェに向けて動画メッセージが到着した。イ・ビョンホン主演で日本でもヒットした『甘い人生』やチョン・ウソンらとの共演作『Sad Movie <サッド・ムービー>』、昨年日本で公開された『キッチン〜3人のレシピ〜』にも出演し、モデルとしての活動とあわせ高い人気を誇るシン・ミナ。規模は小さいながらも良作への出演の意義を、先日来日した際には熱く語っていた。『今、このままがいい』は、父親の違う2人の姉妹が、妹(シン・ミナ)の父親を探すための旅を通じて心を通わせていく姿を描いたドラマで、国内外の映画祭に出品されて話題を呼んできた。日本で放送されてきた韓流ドラマや、大規模作品とはひと味違う、韓国の“リアル”を体感してみては?真!韓国映画祭は3月19日(金)までの日程でポレポレ東中野にて開催中。※こちらのメッセージははMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY「真!韓国映画祭」公式サイト■関連作品:今、このままがいい■関連記事:長身美人シン・ミナ熱烈メッセージと美脚2変化で“真!韓国映画祭”PR
2010年02月27日女優の仲里依紗が2月27日(土)、東京・新宿ピカデリーで行われた、主演映画『時をかける少女』(谷口正晃監督)公開記念「時かけ映画祭」のイベントで、1983年版『時かけ』の大林宣彦監督と初対面し「時かけ」トークを繰り広げた。仲さん主演の同作は、作家の筒井康隆氏が1965年に発表した原作と83年版の主人公である芳山和子のひとり娘・あかりが、昏睡状態に陥った母親との約束を果たすため、母親の初恋の人・深町一夫を探して過去へタイム・リープする物語。この日は83年版、仲さんが主人公の声を務めた2006年公開のアニメ版『時をかける少女』、仲さん主演の『時をかける少女』の3本立てを上映。シリーズ主演2作目の仲さんは「最初はプレッシャーで、時かけファンの方に『またコイツがやっている』って思われたら?と不安もあったけど、アニメ版で『時かけ』を初めて知って大好きになったので、がむしゃらにやりました」と照れつつ「原田さんが主演した『時かけ』(※83年版)は私の両親の青春映画。いろいろな『時かけ』ができてどんどん広がる。そこが凄いと思う」と原作の普遍性に深く感銘を受けた様子。仲里依紗主演版について大林監督は「観て大好きになり、今日は応援に来ました。実に素晴らしい作品で、仲さんが現代の少女として見事に躍動している」と大絶賛。関係者によると試写鑑賞時、大林監督は拍手をして試写室を出てきたという。イベントにはほかに、筒井氏、谷口監督も出席。筒井氏は「私にとって『時をかける少女』は“金を稼ぐ少女”。映画になるたびに本が爆発的に売れる。でも今回4度目で、川端康成の『伊豆の踊子』は6回作られているから、まだまだ」と大御所作家らしからぬ(?)ダジャレを繰り出して観客を笑わせた。谷口監督は「『時かけ』は作り手にとってもファンにとっても宝。キズをつけないようオマージュを込め、でも2010年版ならではの魅力がないとダメなのでチャレンジをして作りました」と思い入れタップリだった。映画『時をかける少女』は3月13日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:時をかける少女 (2010) 2010年3月13日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 「時をかける少女」製作委員会2010■関連記事:仲里依紗「目標あれば速く走れる(笑)」バレンタインに200人ファンサービスあの名作が生まれ変わって帰ってきた!『時をかける少女』試写会に15組30名様ご招待いきものがかり、あの名曲「時をかける少女」をカバーインディーズ曲も挿入歌に仲里依紗、中尾明慶の「さんまさんみたい」な姿がツボ『時をかける少女』完成はかま姿の仲里衣紗、アニメに続いて実写版『時かけ』主演!70年代に飛ぶ
2010年02月27日今年で第20回を迎える「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」が2月25日(木)、華やかに開幕した。記念すべき映画祭のオープニングを飾ったのは特別招待作品『シュアリー・サムデイ』。若手俳優の中でも群を抜く実力で、日本映画界を牽引する小栗旬の初監督作品だ。開会式には小栗旬をはじめ小出恵介、勝地涼、綾野剛、鈴木亮平、ムロツヨシ、小西真奈美、山本又一朗プロデューサーが駆けつけ、舞台挨拶を行った。濃霧により羽田発、新千歳行きの飛行機が遅れるという「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」始まって以来のハプニングに見舞われたが、夕方18時前に『シュアリー・サムデイ』御一行は無事到着。映画祭のオープニングを盛り上げた。ちなみに、舞台挨拶付きのチケットは発売と同時に即完売。このプレミア・チケットを手にできた人はかなり幸運!大きな拍手の中、「ただいま〜!」と、ゆうばりファンタおなじみの合言葉に「おかえり〜!」と会場から温かな声。思わず笑みがこぼれる小栗さん。「今日ここでみなさんに観てもらえることができて幸せです。27歳の僕が、自分なりに撮れる青春映画を撮ったと自負しています。この北の町から南へ伝えてほしい」と熱い想いを語った。本作の企画が始動したのはちょうど4年前。小栗さんが山本プロデューサーに「この作品を自分で監督したい」と持ち込んだことがきっかけだったそうだが「23歳で監督はまだ早い」というプロデューサーの判断で、監督への道は、しばしおあずけに。4年越しで叶った夢だけに、初お披露目となったこの日は彼にとって特別な日として記憶に刻まれた。そして、気になるのは監督としての彼の才能──主演の小出さんは小栗監督について「彼の背中を見て、自分たちも頑張ろうと思えた」と褒め称え、ほかのキャストたちも「信頼のできる監督だった」と声を揃える。監督として良いスタートが切れたことがうかがえる。映画祭2日目の26日(金)にはキャスト&スタッフによる記者会見が行われ、撮影時のエピソードが語られた。小出さん曰く現場は「走りっぱなし」だったそうだが、その疾走感がこの映画には必要だった。「楽な日は1日もなく、刺激的な現場だったけれど、追い込まれるからこそパワーが出たと思う」と小出さんはふり返る。続けて「同級生の一体感を出すために撮影前からコミュニケーションをとっていた」と言うのは勝地さん。みんなで飲みに行くことはもちろん、全員が楽器初心者ということで「楽器の練習が僕らの関係を繋いだと思います」と語る。だが、コミュニケーションはときにヒートアップ!最年少の勝地さんと最年長のムロさんの2人はよく喧嘩に。「あんたとはやってらんねーよっ!」と勝地さんがムロさんにキレ、小出さんが「目指している方向は同じ、みんな同じ気持ちなんだよ!」と仲介に入ったこともあったのだとか。当事者のムロさんは「僕と勝地の喧嘩が原因でキャストとスタッフ間にまで溝ができたこともあったけれど、それが結束力を生んだと思う。最後のバンド演奏にはその結束力が表れている」と語り、そんなエピソードを含めて「自分たちらしさがあっていい。もっと青臭くてもいいと思えました」と綾野さん。また、鈴木さんは「キャストにとって監督が同年代の俳優であることがいい緊張感を生んだと思います。元々、知り合いなので現場はくだけた感じだったけれど、演じる上ではものすごく緊張感がありました。ライバルの前で下手な演技はできないなと(笑)」。紅一点の小西さんは「性別も年齢も超えた青春映画」だとアピールし「自分(役者)が求めている以上のアドバイスをくれる監督でした」と、若き新人監督に称賛を贈った。小栗旬ら若い映画人たちの情熱がギュッと詰まった青春映画『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。(photo/text:Rie Shintani)■関連作品:ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2010 [映画祭]シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小栗旬初監督作ポスター画像解禁!チラシ裏面には「大人立入禁止。」の文字が…ヒップホップ・スタイルで登場の大江裕が「“夕張”大将」&ラップを披露!小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目小栗旬初監督映画ヒロインは小西真奈美!小出恵介の初恋の人を演じる2010年はバンドブーム再到来?小栗旬、初監督作品は旬な5人が高校バンドマンに
2010年02月26日日本国内の観客動員が130万人を突破し、大ヒット上映中の山田洋次監督×吉永小百合主演によるホームドラマ『おとうと』(英題:About Her Brother)が、2月20日(現地時間)、第60回ベルリン国際映画祭のクロージング・フィルムとして上映された。およそ1,600席の会場がたちまち満席となる中、現地に駆けつけた山田監督と吉永さんによる舞台挨拶が行われ、2人は盛大な拍手に迎えられた。2002年の『たそがれ清兵衛』以来、全ての監督作品を同映画祭コンペティション部門に出品している山田監督。今回は栄えあるクロージング作品に選ばれたのに加え、特別功労賞(Berlinale Kamera ベルリナーレ・カメラ)が贈られた。同賞の日本人受賞は市川崑監督(’00)、熊井啓監督(’01)についで3人目の快挙。授賞式では、同映画祭ディレクターのディーター・コスリック氏から「彼は小津安二郎の伝統にのっとって映画を作っており、大きな愛情をもって日本に住んでいる人々を描き続けています。我々ベルリン国際映画祭は、彼をここにお迎えすることを光栄に思っています」と“日本の名監督”として紹介された。登壇した山田監督は、本作が先輩・市川崑監督に捧げたオマージュであることに触れながら、「いまは亡き市川崑監督に『市川さん、僕もあなたと同じ賞をもらいました』と報告したいと思います。僕を選んでくださったディーター・コスリックさん並びにベルリナーレ関係者のみなさまに心からお礼を申し上げます。そして会場のみなさん、どうもありがとう。ダンケシェン」と感謝を述べた。また、舞台挨拶に登壇した吉永さんは、「ベルリンのみなさま、こんばんは。このベルリン映画祭に3度目の参加をすることができまして、私はとても幸せです。2年前に『母べえ』を上映したときのみなさまの温かい拍手が、いまでも私の胸の中に残っています。『おとうと』もまたみなさまの心に残る映画になることを願っています。ありがとうございました」とドイツ語でスピーチし、喝采を浴びた。その後、囲み取材に臨んだ監督は、一日をふり返り「この受賞は一生の記念になると思います。長年の功労に対して贈られたのであれば、みんなでもらった賞だと思う。寺島さんの銀熊も良かった。決して順調とは言えない日本映画だが、こんなことを機会に日本の時代が来たらいいなあと、今日の拍手を聞いて思いました」とコメント。さらに、吉永さんも「山田監督の授賞式に立ち会えただけで嬉しい。私にとって市川崑監督は“師匠”、山田監督は“先生”。この尊敬するお二人が同じ賞を受賞されたことは、生徒として、弟子として、とても嬉しいことです。きっと、市川監督も天国で喜んでおられると思います」と2人の巨匠のミューズとして喜びを語った。なお、本作を観終わった観客からは「笑えて最後は涙があふれてきた。素晴らしい作品だった!」、「心を深く揺さぶられた」といった感動の声が寄せられ、国境を越えて広く受け入れられたことを証明、文字通り有終の美を飾った。『おとうと』は全国にて公開中。photo:KAZUKO WAKAYAMA■関連作品:おとうと 2010年1月30日より全国にて公開© 2010「おとうと」製作委員会第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]■関連記事:日本映画が健闘した第60回ベルリン国際映画祭ベルリン“銀”の快挙の寺島しのぶ、大阪で会見「ヤッター!」藤原竜也「自由にさせてくれた監督の力量」ベルリン批評家連盟賞受賞の喜び【読者レビューをウォッチ】『アバター』旋風に負けず、邦画勢に高ポイント続々レオナルド・ディカプリオ、ベルリンでのワールド・プレミアで「ダンケシェーン!」
2010年02月22日20日(現地時間)、第60回ベルリン国際映画祭を締めくくる各賞が発表され、若松孝二監督の『キャタピラー CATERPILLAR』主演の寺島しのぶが銀熊最優秀女優賞を受賞した。日本人女優の受賞は1964年の左幸子、75年の田中絹代に次ぐ35年ぶり、3人目の快挙となった。第2次世界大戦の戦地で負傷し、四肢を失って帰還した夫に尽す妻を演じた寺島は、映画祭での上映時は着物姿でレッド・カーペットを歩いたが、その後は舞台「血は立ったまま眠っている」出演のために帰国。吉報は公演地・大阪で知ったという。クロージング・セレモニーでは若松監督が代わりにトロフィーを受け取り、寺島さんからメールで託された受賞コメントを携帯電話を片手に代読。「いつか全ての国の戦争がなくなることを祈ります。殺し合いでは何も解決しないことが伝わればいいと思います」という言葉に会場から拍手が送られた。作品賞にあたる金熊賞は、養蜂業の父と幼い息子の姿を描いたトルコ・ドイツ合作の『Honey』(原題)、銀熊最優秀男優賞はロシアの『How I Ended This Summer』(原題)のグリゴリ・ドブリギン、セルゲイ・プスケパリスの2人が受賞し、同作は芸術貢献賞も受賞。監督賞は、30数年前に起こした淫行事件の罪で現在スイスの自宅で拘束中のロマン・ポランスキーが『The ghost writer』(原題)で受賞。中国の『Apart Together』(原題)のワン・チュアンアンとナ・チンが脚本賞、ルーマニアの少年院から脱走を図ろうとする少年たちを描く『If I want to whistle, I whistle』(原題)は審査員特別賞に輝いた。今年は、特別功労賞「ベルリナーレ・カメラ」受賞の山田洋次監督の『おとうと』がクロージング作品として上映され、パノラマ部門に出品された行定勲監督の『パレード』が国際批評家連盟賞を受賞するなど、日本映画が映画祭の主役の一端を担ったと言えそうだ。(text:Yuki Tominaga)寺島しのぶに代わり銀熊賞を受け取った若松孝二監督。© REUTERS/AFLO■関連作品:第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]CATERPILLARキャタピラー 2010年8月15日より公開予定© 若松プロダクションおとうと 2010年1月30日より全国にて公開© 2010「おとうと」製作委員会パレード 2010年2月20日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会■関連記事:山田洋次に“名匠”の称号日本発『おとうと』、ベルリン映画祭閉幕で拍手喝采ベルリン“銀”の快挙の寺島しのぶ、大阪で会見「ヤッター!」長身美人シン・ミナ熱烈メッセージと美脚2変化で“真!韓国映画祭”PR藤原竜也「自由にさせてくれた監督の力量」ベルリン批評家連盟賞受賞の喜び【読者レビューをウォッチ】『アバター』旋風に負けず、邦画勢に高ポイント続々
2010年02月22日第60回ベルリン国際映画祭のコンペティション出品作『キャタピラー CATERPILLAR』(若松孝二監督)で日本人として35年ぶり、3人目の最優秀女優賞(銀熊賞)を獲得した寺島しのぶが2月21日(日)、大阪・中央区のシアターBRAVA!で会見し、「ヤッター!」と喜びの声を上げた。カンヌ、ヴェネチアと並ぶ世界三大映画祭の1つとされる同映画祭で、同賞は1964年に左幸子が今村昌平監督作『にっぽん昆虫記』で、1975年に田中絹代が熊井啓監督作『サンダカン八番娼婦館望郷』で受賞している。同作は、日中戦争で手足を失い帰還した傷病兵・黒川(大西信満)とその妻(寺島さん)の姿を通じ戦争の愚かさと、それがもたらす悲しみを描くドラマ。両手足を失った夫に尽くす妻役の熱演が高く評価された。出演舞台のため大阪に滞在していた寺島さんは、20日夜(現地時間)に行われた同映画祭授賞式の発表を知った瞬間を「大阪のホテルでベルリンにいる関係者から連絡を受けて大喜びで大はしゃぎでした!」と興奮冷めやらぬ様子でふり返った。『キャタピラー』公式上映にあわせてベルリン入りしたものの、先に帰国していたため授賞式では若松監督が寺島さんのコメントを代読した。朗報を受けての緊急会見に集まった報道陣約50人を前に「正直、まだ実感がわかなかったのですが主人(フランス人アートディレクター、ローラン・グナシア氏)の関係で、世界中の方からお祝いのメールをもらい、喜んでもらって、少し実感がわいてきました。一言でいうと『ヤッター!』ですね。父(尾上菊五郎)とは話せなかったのですが、母(富司純子)とは電話で話せて『おめでとう』と言ってもらい、その電話口の向こうから弟(尾上菊之助)の『おめでとう』という声も聞こえて嬉しかったです」と笑顔で喜びを噛み締めた。同作については「最初に台本を見て素晴らしかった」と瞳を輝かせ、「監督から『(寺島の)モンペ姿が第一に浮かんだので起用した』と言われました」とエピソードも明かした。会見は、現在出演中の舞台「血は立ったまま眠っている」の大阪公演初回の開演19時を前に行われた。途中、同舞台の演出家・蜷川幸雄氏が登場し「私もひと足先に作品を見せていただきましたが素晴らしく、これは絶対賞を獲るぞ、と思った。予想が当たって嬉しいです」と祝福の言葉を贈った。『キャタピラー CATERPILLAR』は今夏公開予定。(text:Yoko Saito)■関連作品:CATERPILLARキャタピラー 2010年8月15日より公開予定© 若松プロダクション第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]人間失格 2010年2月20日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開■関連記事:山田洋次に“名匠”の称号日本発『おとうと』、ベルリン映画祭閉幕で拍手喝采日本映画が健闘した第60回ベルリン国際映画祭長身美人シン・ミナ熱烈メッセージと美脚2変化で“真!韓国映画祭”PR藤原竜也「自由にさせてくれた監督の力量」ベルリン批評家連盟賞受賞の喜び生田斗真歓喜の涙「幸せです」初主演映画『人間失格』初日前夜に舞台挨拶
2010年02月22日韓国人女優、シン・ミナが2月21日(火)、東京・スペースFS汐留で行われた「真!韓国映画祭」に出品されている主演映画『今、このままがいい』試写会で舞台挨拶に立ち、韓国インディペンデント映画を熱烈PRした。同作は対照的な性格の異父姉妹が、妹(ミナ)の父親を探す旅を通じ心を通わせていく姿を描くロードムービー。女流監督プ・ジヨンが長編デビューを飾っている。同日朝、来日したミナは「韓国映画と言えば、予算の大きい派手な大作か韓流スターが主演の作品ばかり紹介されることが多く残念です。日本もそうだと思いますが、小さい作品にもいいものがたくさんあり、今回のように紹介されることになって良かった!関心を持ってもらいたいです。この作品は韓国ではあまりたくさんの人に観られていませんが、観た方はきっと深い感動を覚える作品です」と熱のこもったメッセージ。身長1メートル68、体重46キロの抜群のプロポーションを誇り、モデルとして現在Calvin Klein Jeansの広報キャラクターも務めるミナはこの日、舞台挨拶で淡い緑の膝上20センチほどのワンピース、囲み取材時には真っ赤なショートジャケットに黒のショートパンツ姿と2変化。いずれも個性的なデザインのハイヒール靴を履きこなしたスーパー美脚で観客と取材陣を悩殺。ファッションについては「今日の靴はミュウミュウです。服はいつもシンプルなものをと心がけています」と明かした。2001年にファッション雑誌の専属モデルとしてデビューし、女優業にも進出。『火山高』などで日本を始め、国境を越えた人気を獲得してきたキャリアを築き現在、26歳。「若い頃にデビューしましたが、最近やっと認められてきたと思う。これから女優としての欲求がもっと広がっていくと思うので、新しい私をお見せしていきたい」と抱負を語った。一方、同日発表された第60回ベルリン国際映画祭の受賞結果でコンペティション部門出品作『CATERPILLAR キャタピラー』(若松孝二監督)の主演女優、寺島しのぶが最優秀女優賞を受賞したが、取材陣から寺島さんを知っている?と聞かれ「ごめんなさい、わかりません」と恐縮しきりで答える一幕もあった。同映画祭は、ローバジェットながら斬新で作家性豊かな良作を多数輩出する韓国映画の新潮流を紹介する狙いで今年からスタート。韓国の映画会社キノアイ、名古屋のミニシアター、シネマスコーレ、名古屋発の映画祭シネマコリアが配給委員会を結成し主催している。ミナの同作は出品作全4作のうちの1本。「真!韓国映画祭」は2月27日(土)よりポレポレ東中野ほか全国にて順次開催。(photo/text:Yoko Saito)「真!韓国映画祭」公式サイト■関連作品:今、このままがいいCATERPILLARキャタピラー© 若松プロダクション
2010年02月21日北野作品以外にも、二人のお笑い芸人監督作品がランクイン!漫才で一時代を築いた北野武監督が、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞したのは1997年。その後も次々と作品を撮り続け、今では日本を代表する名監督に。また、北野監督以外にも、お笑い芸人が監督を務めた作品が最近は増えてきました。その中で、あなたのお気に入りの作品No.1は?若手ビジネスマン276名に好きなお笑い芸人が監督の映画を聞きました。>>女性編も見るQ:お笑い芸人が監督した映画で好きな映画はどれですか?(単一回答)1位『座頭市』(北野武)32.2%2位『ドロップ』(品川ヒロシ)7.6%3位『菊次郎の夏』(北野武)7.2%4位『キッズ・リターン』(北野武)5.1%5位『HANA-BI』(北野武)3.6%5位『大日本人』(松本人志)3.6%■『座頭市』で思い出に残っているシーンとは……・「タップダンスが印象に残っている。大勢でタップダンスを踊るシーン」(26歳/IT/SE)・「時代劇にお笑いの要素も入っていて面白かった。特に、踊りのシーンなんかが印象的です」(31歳以上/電気/設計)・「武自身が演じている、あんまさんの剣術アクションシーン全般と、ところどころにはさまれるボケ要素」(28歳/学校/その他)■『ドロップ』で思い出に残っているシーンとは……・「『かかってこいよ』というシーンがかっこいい」(31歳以上/ソフトウェア/総務)・「中学生のけんかで、ファミレスをボロボロにする大胆なシーン」(25歳/IT/SE)・「友情が芽生えるシーン」(30歳/ソフトウェア/SE)■『菊次郎の夏』で思い出に残っているシーンとは……・「流れるような美しい音楽と主人公とおっさんのやりとり」(27歳/鉄鋼/マーケティング)・「やくざ風のおじさんと子供が旅する中でいろいろな人と、友情を深めていく様子がよかった。ところどころで笑える場面もあるが、それがとても絶妙で好きです」(25歳/紙パルプ/営業)・「ストーリー全体が感動的だった」(27歳/医薬品/研究開発)■『キッズ・リターン』で思い出に残っているシーンとは……・「チャリでニケツしているところ」(28歳/サービス/研究開発)・「ラストシーンのセリフが印象に残っている」(31歳以上/公益法人/営業)・「お笑い芸人として成功しているシーン」(27歳/証券/企画開発)■『HANA-BI』で思い出に残っているシーンとは……・「打ち上げ花火のシーン」(26歳/IT/SE)・「全体的な流れとして良かったです」(30歳/通信/管理)・「夫婦のシーンが好き」(31歳以上/無職)■『大日本人』で思い出に残っているシーンとは……・「松っちゃんが好きなので観たら、期待を裏切らなかった。最後の方の戦闘シーンのグダグダ感がコントのようで好き」(26歳/アパレル/人事)・「独特の世界観」(29歳/繊維/財務)・「最後にCGから実写になるのが笑えた」(28歳/小売/販売)総評同率5位も含めて、トップ5に4つの北野作品がランクイン。作品数も多いだけに、やはり北野監督が圧倒的な支持を集めたようです。北野作品については、映像の美しさ、青春ドラマとしての完成度、映像とうまくマッチした音楽に対する評価が多数寄せられました。北野作品以外にランク入りした、品川ヒロシ監督の『ドロップ』と松本人志監督の『大日本人』も、作品中にそれぞれの個性をにじませ、お笑いファンからの評価は高かったようです。北野を超える名監督が誕生する日が、いつか来るかもしれません。(文・高木亮介)調査時期:2010年1月29日~2月5日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性276名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】意外なラストに驚いた映画ランキング【男性編】頭が良さそうなお笑い芸人ランキング>>試写会も当たる!映画情報満載の『コブタメ』をチェック完全版(画像などあり)を見る
2010年02月21日第60回ベルリン国際映画祭の国際映画批評家連盟賞を受賞した映画『パレード』の初日舞台挨拶が2月20日(土)、シネクイント渋谷で行われ、主演の藤原竜也、小出恵介、香里奈らが受賞の喜びを語った。コンペ、パノラマ、フォーラムの各部門から1作品に贈られる賞で、同作はパノラマ部門54作品から選出。映画祭での上映にあわせて単身ベルリンに出向き、20日未明に朗報を日本で受け取った行定勲監督は「現代の日本の若者の人間関係を描いた、ただでさえ複雑なテーマであるにもかかわらず、ヨーロッパで受け入れられ評価されたことが、意外ではありますが、非常に嬉しいです」とコメント。藤原さんは「このメンバーと一番いいタイミングで仕事をさせてもらった。難しい役でしたが自由にさせてもらったので、監督の力量だと思います」と監督へ感謝の弁を述べた。キャスト陣は一様に華やいだ表情で貫地谷しほりは「撮影自体、すごく楽しかったので、楽しんだことが結果につながったと思う」。香里奈さんも「まだ受賞の実感がないですが、スタッフ、キャストみんなで一丸となってがんばったから」と喜びをかみしめた。林遣都は「昨日の夜、ネットとか見ちゃって眠れませんでした」と興奮しつつ「このメンバーでもう会えなくなるのかな」と寂しがって見せた。一方、この日は小出さんの26歳の誕生日で、翌21日(日)が香里奈さんの同じく26歳の誕生日。特製パレードケーキで祝福され、単身でベルリンへ出向いた行定勲監督から「灰皿(小出さん)と食卓で塩とか入れるやつね(香里奈)」とプレゼントを手渡された小出さんは「誕生日、いいタイミングだな、毎回。大体、仕事です。去年はインドに行っていて」と満足げ。香里奈さんも「ホント、嬉しいのと申し訳ないのとでいっぱい」と恐縮しながら喜んだ。行定監督は藤原さんら5人にもベルリンみやげをプレゼント。「ベルリナーレっていう芸術祭の一環で映画祭が行われているから、それね」とベルリナーレのロゴ入りTシャツをひとりひとりに手渡していた。同作は、3月22日に香港で発表される第4回アジア・フィルム・アワードで、最高賞にあたる作品賞のノミネート6作品にも選ばれている。2LDKのマンションで共同生活を送る若者5人の姿を通じ、現代の若者に潜むモラトリアムに迫る群像劇。『パレード』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]パレード 2010年2月20日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会■関連記事:レオナルド・ディカプリオ、ベルリンでのワールド・プレミアで「ダンケシェーン!」林遣都藤原竜也の芝居も携帯電話の登録名も「イカ」一緒にこたつでミカンを食べたい俳優第1位は…この冬こたつを買ったばかりの堺雅人!【どちらを観る?】ベストセラー映画化、何点?『ゴールデンスランバー』『パレード』現代の若者の内に宿る“モラトリアム”『パレード』試写会に10組20名様ご招待
2010年02月20日レオナルド・ディカプリオ×マーティン・スコセッシ監督による『シャッター アイランド』のワールド・プレミアが先日より開催中のベルリン国際映画祭で行われ、2月13日(現地時間)にスコセッシ監督とレオ、共演のベン・キングズレー、ミシェル・ウィリアムズ、マーク・ラファロらが公式記者会見に出席した。レオが壇上に姿を現すとカメラのフラッシュが彼に集中!会場は異様な熱気に包まれた。レオは、『ギャング・オブ・ニューヨーク』、『アビエーター』、そしてオスカー4部門に輝いた『ディパーテッド』に続く4作目となるスコセッシとのコラボレーションについて「最初に一緒に作品を作ってから10年になるが、2人の関係はその間に発展し、(この作品は)信頼の上に出来た作品。スコセッシ監督のような素晴らしい監督から声がかかって『ノー』と言える役者はいないよね」と語った。本作では孤島にある、精神を患った犯罪者を収容する施設が舞台となっているが「とても緊張感のある作品であり、主人公のテディを演じるのは大きな挑戦だった。満足感も大きかったよ」と充実した表情でふり返った。劇中、ドイツ語で話すシーンもあるが、レオの母親はドイツ人。ドイツ語での演技について、母親の感想は?というベルリンならではの質問には「ちゃんと理解できたみたいだよ」と笑顔を見せ、現地記者のリクエストに応じ「ダンケシェーン(ありがとう)!」とドイツ語を披露した。雪が降る中、大勢のファンがレオの姿をひと目見ようと押しかけたが、レオが観客のカメラを手に、自らシャッターを押して記念撮影に応じる一幕も!3月にはレオとスコセッシ監督が揃って来日することも決まっており、今後、公開に向けてさらなる盛り上がりを見せそう。『シャッター アイランド』は4月9日(金)より全国にて公開。■関連作品:シャッター アイランド 2010年4月9日より全国にて公開© 2009 BY PARAMOUNT PICTURES第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]■関連記事:お待たせ!レオナルド・ディカプリオ『シャッター アイランド』携え3月に来日決定山田洋次監督『おとうと』がベルリン国際映画祭クロージング・フィルムに決定!林遣都がイカ天ソバをおごって藤原竜也を“イカ”呼ばわり?『パレード』Xmas試写松田翔太×高良健吾、国境の“壁”壊す!最新主演作がベルリン国際映画祭に出品お騒がせのリンジー・ローハン、土曜の夜にレオナルド・ディカプリオ邸へ
2010年02月15日先日開幕した第60回ベルリン国際映画祭で2月13日(現地時間)の夜、松田翔太主演の『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』が上映され、松田さんは大森立嗣監督と共に舞台挨拶、および上映後のQ&Aに参加。上映終了後にコメントを求められ、亡き父・松田優作への思いも口にした。本作が出品されたのはフォーラム部門。映画祭の規約により招待枠で現地に赴くのは監督のみということで、松田さんは自費で現地入りしており、この一件からだけでも本作への並々ならぬ思いがうかがえる。この日のベルリンはマイナス6℃で雪もちらついたが、会場は約800席がほぼ満席状態。黒のスーツで決めた松田さんを観客は温かい拍手で迎えた。監督の演出について尋ねられた松田さんは「いまはこんな(話しやすい感じ)ですが、現場では近付けない感じで、自分の心の中を見られているようだった。だから、なるべく自分が台本に近づけるように頑張った」とふり返った。イベント終了後には、本作にまつわる様々な思いを吐露。「この映画の撮影をしていた去年頃から、不思議なタイミングで、僕の周りや僕の中でいろんなことが始まったり、なくなったりしています。僕の気持ちの中で、ある種“父親像”がなくなって、“形”を追いかけていたことが経験と知識を含めた別のものへと始まりかけた年なんです。ベルリンの壁の崩壊と父親の死(共に1989年)から、たまたま20年という年が、自分にとってのそういう“始まりのタイミング”の年であったことの偶然に驚いています」と自身の中での父親・松田優作の存在の変化に言及。さらに今回の映画祭への参加について「芸術的なことと商業的なこととか、自分が俳優としてやっていくこと、演技とは?俳優とは?ということなどと向かい合い始める良いスタートだと思っています。でも、この始まりの感じをあまり意識し過ぎないようにしたいとも思います。これまでの自然な流れがあって、あるべくしてある“現在”だと思っています」と俳優として自身の進むべき道と重ねつつ、思いを語った。現地の観客からは「とても好きになった。俳優も良かった」という声も聞かれた『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』。日本での公開は6月12日(土)より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国にて。■関連作品:ケンタとジュンとカヨちゃんの国 2010年6月12日より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国にて公開© 2009「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」製作委員会■関連記事:若手実力派女優、安藤サクラがアジアのアカデミー賞に助演女優賞にノミネート!松田翔太×高良健吾、国境の“壁”壊す!最新主演作がベルリン国際映画祭に出品松田翔太&高良健吾の真剣ムードに、安藤サクラ「お通夜みたい(笑)」松田翔太×高良健吾タッグ作の特報解禁!東京フィルメックスにも出品決定松田翔太&高良健吾が競演!孤児院育ちの荒削りな若者演じる青春ムービーが来春公開
2010年02月15日俳優の堺雅人が2月11日(木・祝)、東京・渋東シネタワーで主演映画『ゴールデンスランバー』の大ヒット御礼舞台挨拶を行い、海外の映画祭へ初参加となるベルリン国際映画祭での上映を控えた心境を語った。同映画祭はドイツで11日から21日までドイツ・ベルリンで開催。同作が正式招待されたパノラマ部門は幅色いジャンルから良質な作品にフォーカスを当てた選出で、観客賞、国際批評家連盟賞、ザルツゲーバー賞の対象。19日の公式上映に合わせて現地入りする予定で、世界三大映画祭での海外映画祭デビューとなるが「まったく実感が沸いてなくて、すっごく寒いと聞いているので上着を探しているところです。ティーチインや舞台挨拶とかやると思いますが、何を話すとかまったく考えていません。寒さ対策と何を食べようか、ばかりで」とマイペース。と、言いつつも「(ドイツの)みなさんと一緒にこの作品を観るのが楽しみ。どこでどんな反応があったかをメモして中村義洋監督に伝えないといけませんから」と話し「ほかの日本映画も出品されるので、あちらでいろいろ話したり、他の国の人とも話せたらいいなと思います」と胸を高鳴らせていた。一方、この日は事前にとったファンの質問に答えるファンサービスも。地球滅亡を控えた最後の日に何をして、何を食べる?の問いに、「掃除かな?部屋を片付けます。最後の晩餐は冷蔵庫の余りもので一品作らないと。きれいにして死なないと」とやはりマイペース。バレンタインデーが近いとあって、チョコにまつわる思い出について聞かれると、「僕にとって2月14日はただ冬の寒い一日でした、こういう仕事を始めるまでは。元々チョコは好きですが、年のせいか食べると吹き出物が出るようになったので25を過ぎた頃から食べないようにしています。とても好きなのに残念なのですが…」と寂しげな表情。満場の女性ファンをホッとさせて(?)いた。『ゴールデンスランバー』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会■関連記事:一緒にこたつでミカンを食べたい俳優第1位は…この冬こたつを買ったばかりの堺雅人!堺雅人、絶叫エピソード告白「スキー場の奥に消えた」『ゴールデンスランバー』濱田岳×中村義洋監督次回はコメディでまさかの共演?【どちらを観る?】ベストセラー映画化、何点?『ゴールデンスランバー』『パレード』2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!
2010年02月11日映画『おとうと』の初日舞台挨拶が1月30日(土)、東京・丸の内ピカデリーで行われ、山田洋次監督が第60回ベルリン国際映画祭(ドイツ/2月11〜21日)で特別功労賞(ベルリナーレ・カメラ賞)を受賞することが発表された。同映画祭では特別招待作品としてクロージング上映が決定済み。続く朗報に、挨拶に立った笑福亭鶴瓶、蒼井優、加瀬亮らキャスト陣を代表し、主演の吉永小百合が花束を手渡し抱擁の祝福。山田監督は「くしくもこの映画は市川崑さんの『おとうと』をヒントに作った。崑さんはついこの間、亡くなられてしまいましたが、生きていらして報告したら、喜んでもらえるのにな、なんてことを考えていました」と感慨深い表情を浮かべた。吉永さんは「とても嬉しくて。2年前に『母べえ』でベルリン(コンペティション部門)に行きましたが賞をいただけなくてガッカリして帰ってきました。またベルリンにお伴して監督の喜びをお受けしたい」と興奮気味。W主演の鶴瓶さんは「吉永さんが監督を『胴上げしたい』って言うんやけど、できないやろ!あかん、危ない」と大女優に突っ込みつつ「ドイツ人にこれが分かったいうだけでも嬉しい」とボケて祝った。同賞は映画界に多大な貢献をした個人、団体に贈られるもので、2007年にクリント・イーストウッド、日本人では2000年に市川崑、2001年に熊井啓の2人が受賞している。同作はしっかり者の真面目な姉(吉永さん)と、だらしない冗談ばかりの弟(鶴瓶さん)の姉弟愛、家族の絆を描く物語。一方で、鶴瓶さんが吉永さんと出演した29日放送のテレビ番組で「次は夫婦役やねと吉永さんが言うた」と報告すると、山田監督は「この2人が夫婦だったらとてもいろんなイメージが膨らみますね」と乗り気(?)。鶴瓶さんは「夫婦役ができるなら子は蒼井優や。ごっつい嫌がりますわ」とますます悪ノリ。蒼井さんはプッと吹き出していた。『おとうと』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:おとうと 2010年1月30日より全国にて公開© 2010「おとうと」製作委員会■関連記事:『おとうと』加瀬亮から心温まる動画メッセージが到着!山田洋次、ベルリン入りに「よくぞ選んでくれた!」浅草寺で『おとうと』大ヒット祈願加瀬亮『おとうと』インタビュー「変化していく自分の感覚を、受け入れていきたい」山田洋次監督『おとうと』がベルリン国際映画祭クロージング・フィルムに決定!五・七・五から見える“家族”の形思わず唸る『おとうと』川柳コンテスト大賞発表!
2010年01月30日時代を通して、日本の家族の風景を切り取ってきた巨匠、山田洋次監督の10年ぶりとなる現代劇『おとうと』。2月に行われるベルリン国際映画祭でのクロージング上映という名誉も授かった本作だが、その大ヒットを祈願して、1月24日(日)、山田監督、主人公の姉弟役を演じた吉永小百合と笑福亭鶴瓶の3人が揃って浅草寺に駆けつけた。大混雑の日曜日の浅草寺の門をくぐり、香炉で体を清め法要を終えた3人は、境内の特設ステージに集まったおよそ1,500名の観客に直々に甘酒を振舞い、日本中の家族の幸せを祈念して乾杯!山田監督はこの大盛況に驚きを見せつつ「浅草寺で報告できるのが嬉しく、名誉なことだと思います」と喜びの挨拶。映画で描いた家族像について、「とんでもない弟がいて、お姉さんは泣いたり怒ったりしていて、でこぼことした家族なんですが、決して不幸ではないんですよね。そういった家族の姿を通して、観客のみなさんに家族について考えてもらえたら」と語った。吉永さんは、ストールに隠し持っていた、弟役の鶴瓶さんのお面を被り、「今日はかわいい弟と一緒に来ました(笑)」とお茶目に挨拶。MCから観客に「生の吉永さんはどうですか?」と促されると、会場のあちこちから「きれーい!」という歓声が沸いた。鶴瓶さんとの共演をふり返り、「『おとうと』に出演してから、『あのおくり方で良かっただろうか?』と、既に亡くなった父と母のことや、妹のことをよく考えるようになりました。ただ、映画のような弟が本当にいたら大変だとは思います(笑)」と話す吉永さんだが、これに当の鶴瓶さんは「役柄ですから!」と抗議し、会場を沸かせた。そんな鶴瓶さんは、吉永さんとの共演について「こんなに幸せなことないですよ!」と大満足の様子。さらに、「映画ではどうしようもない落ち着きのない弟役でしたが、本当は私と吉永さんが正反対だったので、今後『本当の吉永さんはこういう人だ』と世間に知らしめたいと思ってます(笑)」と親しい仲ならではの冗談を飛ばした。ところで、ベルリン映画祭のクロージングに日本映画が選ばれるのは初の快挙だが、山田監督は、「よくぞ選んでくれたという気持ちです。ベルリンの市民のみなさんが映画をどう捉えてくれるか楽しみです」とコメント。吉永さんも「温かい拍手をいただけるのではないかと思ってます」と現地入りに向けて期待に胸膨らませた。残念ながら現地入りできない鶴瓶さんは、「ドイツ人の方から見たら『この2人は姉弟じゃないやろ!』と見えるんでしょうね。でも、最後まで映画を観てもらうと分かりますが、最後は本当の姉弟に見えるんですよね」と訴えた。最後に、吉永さんは「日活に入った頃、浅草日活という劇場に挨拶に伺ったことがありました。みなさんに映画をもっともっと観ていただいて、あの頃のように、映画館が人であふれるようになってほしいなと思います」と呼びかけると、大勢の観客から温かい拍手が送られた。『おとうと』は1月30日(土)より全国にて公開。■関連作品:おとうと 2010年1月30日より全国にて公開© 2010「おとうと」製作委員会■関連記事:加瀬亮『おとうと』インタビュー「変化していく自分の感覚を、受け入れていきたい」山田洋次監督『おとうと』がベルリン国際映画祭クロージング・フィルムに決定!五・七・五から見える“家族”の形思わず唸る『おとうと』川柳コンテスト大賞発表!笑いと感動を贈る“家族”の姿『おとうと』オリジナル一筆箋を5名様にプレゼント現在とこれからの日本の家族の姿を描く『おとうと』試写会に合計65組130名様ご招待
2010年01月25日山田洋次監督の最新作『おとうと』が2月11日から21日まで開催される第60回ベルリン国際映画祭においてクロージング・フィルムとして上映されることが決定した。山田監督作品のベルリン映画祭参加は1989年の『ダウンタウンヒーローズ』でのコンペティション部門出品から数えて7回目。今年のベルリンへは、行定勲監督の『パレード』(パノラマ部門)や松田翔太×高良健吾主演による『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(フォーラム部門)などの出品が決まっているが、クロージング・フィルムとしての参加は稀なケースと言える。山田監督も「日本映画がクロージング・フィルムに選ばれるのは大変に珍しいと聞いています。とても名誉に思っています」と記念すべき60回目の映画祭のクロージングを飾る喜びを語っている。本作は、夫亡きあと女手ひとつで娘を育ててきた吟子を吉永小百合が、その弟で周囲に迷惑を掛けてばかりの男を笑福亭鶴瓶が演じ、家族の悲喜こもごもが描き出される。現時点で監督とキャスト陣の映画祭への参加は未定だが、山田監督の描く日本の“家族”の姿がどのように受け入れられるのか楽しみなところ。『おとうと』は2月20日(現地時間)に上映される予定。日本での劇場公開は1月30日(土)より全国にて。■関連作品:第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]おとうと 2010年1月30日より全国にて公開© 2010「おとうと」製作委員会■関連記事:五・七・五から見える“家族”の形思わず唸る『おとうと』川柳コンテスト大賞発表!笑いと感動を贈る“家族”の姿『おとうと』オリジナル一筆箋を5名様にプレゼント林遣都がイカ天ソバをおごって藤原竜也を“イカ”呼ばわり?『パレード』Xmas試写松田翔太×高良健吾、国境の“壁”壊す!最新主演作がベルリン国際映画祭に出品現在とこれからの日本の家族の姿を描く『おとうと』試写会に合計65組130名様ご招待
2010年01月20日地元市民と映画を愛するファンに支えられ、国内有数の歴史を誇る映画祭となった「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」。市の財政破綻からの復活劇を経て早3年、本映画祭が今年で20回目の開催を迎える。記念すべきこの年に、“夕張市と映画”の原点に立ち返るべく、今回掲げられた映画祭テーマは「行こうや。ゆうばり」。この映画祭の目玉となる招待作品のラインナップがこのたび発表された。毎年、国内外のゲストが舞台挨拶やイベントに登壇することでも大きな盛り上がりを見せる招待作品部門には今回12作品がラインナップ。映画祭開催20周年のオープニングを飾るのは、人気俳優の小栗旬が初メガホンをとった話題の青春群像劇『シュアリー・サムデイ』!先日、ヒロインの小西真奈美ら女性キャスト陣も発表され、ますます注目を浴びる本作。今回上映に合わせて、小栗監督を筆頭に、小出恵介、勝地涼ら主演キャストも現地に赴き、映画祭をより一層盛り上げる。同部門ではほかにも、クロージング作品に選ばれたガイ・リッチー監督注目の最新作『シャーロック・ホームズ』ほか、『ボーン』シリーズのマット・デイモン×ポール・グリーングラス監督がタッグを組んだアクション大作『GREEN ZONE』(原題)や、『ハート・ロッカー』に『17歳の肖像』『第9地区』といったオスカー有力候補がズラリ。さらに、邦画においても、ベストセラー小説を映画化した医療ドラマ『孤高のメス』や、成海璃子×北乃きい主演『武士道シックスティーン』、中谷美紀×大森南朋主演『スイートリトルライズ』など、バラエティ豊富な作品が並んだ。さらに、山田洋次監督による名作の完全リメイク『イエロー・ハンカチーフ』も同映画祭で国内初お披露目となるが、これに合わせてオリジナル作『幸福の黄色いハンカチ』もデジタルリマスター版となって色鮮やかにスクリーン上映されるなど、オリジナルの舞台、北海道ならではの企画が実現しているのも見どころ。もちろん、毎年恒例となっている、来場ゲストによる雪上フォトセッションや、観客・ゲストが一体となる“ストーブパーティー”など映画祭名物のイベントも実施!さらに、開催20回を記念して、映画祭に縁ある映画監督や関係者を迎えてのトークも行われる予定。今年もまた大きな盛り上がりを見せそうな、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭は、2月25日(木)から3月1日(月)の期間にて開催。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010」期間:2月25日(木)〜3月1日(月)会場:アディーレ会館ゆうばり、ゆうばりホテルシューパロほか夕張市内会場上映作品:69本(短編含む)公式サイト:■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会シャーロック・ホームズ 2010年3月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDGREEN ZONE (原題) 2010年5月、TOHOシネマズスカラ座ほかにて公開© 2009 UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.ハート・ロッカー 2010年3月6日よりTOHOシネマズ みゆき座、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 2008 Hurt Locker, LLC. All Rights Reserved.17歳の肖像 2010年4月G.W.、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開第9地区 2010年4月、全国にて公開© 2009 District 9 Ltd All Rights Reserved.孤高のメス 2010年6月5日より全国にて公開© 2010「孤高のメス」製作委員会武士道シックスティーン 2010年4月、テアトル新宿ほか全国にて公開© 2010映画「武士道シックスティーン」製作委員会スイートリトルライズ 2010年3月、シネマライズにて公開© 2009 江國香織/「スイートリトルライズ」製作委員会イエロー・ハンカチーフ 2010年6月26日より全国にて公開© 2009 DODI FILM PRODUCTIONS. ALL RIGHTS RESERVED.ばかもの 2010年公開© 2010「ばかもの」製作委員会プリンセスと魔法のキス 2010年3月6日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.幸福の黄色いハンカチ デジタルリマスター 2010年4月10日より全国にて公開© 1977、2010 松竹株式会社ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2010 [映画祭]■関連記事:ゴールデン・グローブ賞発表!『アバター』が2冠メリルとサンドラ、主演女優賞受賞の2人がキス!第15回放送映画批評家協会賞今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦小栗旬初監督映画ヒロインは小西真奈美!小出恵介の初恋の人を演じる誰と一緒にこたつでみかん食べたい?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント
2010年01月18日毎年2月に開催される世界三大映画祭の一つ、ベルリン国際映画祭。記念すべき60回目を迎える来年の同映画祭フォーラム部門に大森立嗣監督、松田翔太×高良健吾主演による『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』が正式出品されることがこのほど決定した。今回出品されるフォーラム部門とは、若手監督の作品が多く上映されることで知られており、昨年は園子温監督の『愛のむきだし』がカリガリ賞と国際批評家連盟賞をダブル受賞したことで話題となった。大森監督は、4年前の長編デビュー作『ゲルマニウムの夜』がロカルノ国際映画祭やサンパウロ国際映画祭など多くの映画祭に正式出品されたが、2作目となる本作で三大映画祭デビュー。同映画祭での上映の際には、ティーチインに登壇する予定とのこと。今年11月にベルリンの壁崩壊から20年という節目を迎え、さらに注目が高まる同映画祭。本作で松田さんと高良さん扮する、工事現場で壁を壊す“はつり”の仕事をする二人の若者が、自分のいる世界を“ぶっ壊して抜け出す”姿が、国境を超えてどれだけの共鳴を呼ぶことができるのか、注目される。第60回ベルリン国際映画祭は、来年2月11日から21日(現地時間)まで開催。『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』は来年6月12日(土)より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国にて公開。■関連作品:ケンタとジュンとカヨちゃんの国 2010年6月12日より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国にて公開© 2009「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」製作委員会パレード 2010年2月、渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]■関連記事:林遣都がイカ天ソバをおごって藤原竜也を“イカ”呼ばわり?『パレード』Xmas試写松田翔太&高良健吾の真剣ムードに、安藤サクラ「お通夜みたい(笑)」松田翔太×高良健吾タッグ作の特報解禁!東京フィルメックスにも出品決定藤原竜也、大酒での歓迎に笑顔“抑制”効かせた『パレード』を釜山にて披露!松田翔太&高良健吾が競演!孤児院育ちの荒削りな若者演じる青春ムービーが来春公開
2009年12月25日スペイン、およびアルゼンチンやペルーといったスペイン語圏の話題作を上映する「スペイン映画祭2009」が12月8日(火)から3日間の日程で新宿バルト9にて開催される。本国で数々の賞を獲得している話題の6作品が楽しめる。中でも注目は『死ぬまでにしたい10のこと』、『あなたになら言える秘密のこと』、『エレジー』など、新作を発表するごとに大きな話題を呼び、日本にも多くのファンを持つイサベル・コイシェ監督が、菊地凛子を主演に迎え日本で撮影した『マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トーキョー』(写真)。主人公は、築地の市場で働きながら、女殺し屋として裏稼業に手を染めているリュウ。ある有力実業家の娘の自殺し、リュウの元に自殺した女の夫を殺してほしいとの依頼が舞い込む。殺し屋、依頼人、そしてターゲットに加え、東京の街の音にとり憑かれたサウンドエンジニアが登場。タイトルにあるように、東京という街が奏でる“音”が物語の鍵を握る。人間の内面を繊細に描き出すコイシェが、東京をどのように描くのか?『悲しみのミルク』はベルリン国際映画祭の金熊賞(最優秀作品賞)を受賞し、アカデミー賞外国語映画賞のペルー代表に選出された作品。ペルーでテロが多発した時代に頻発した、暴行を受けた女性の子供たちが母乳を通して感染する“悲しみのミルク症候群”に侵された女性が己と向き合い、恐怖から自由へと一歩を踏み出す姿を描く。オープニングを飾る『第211号監房』は、刑務所で勤務するはずの男が、凶悪犯を収容する監獄で発生した暴動に巻き込まれ、挙句に監房に置き去りにされてしまうという物語。男は身を守るために囚人として振る舞うことを余儀なくされ、嘘とずる賢さを駆使して危険を回避しようとするのだが…。『デブたち』は肥満を巡る5つの物語が巧みに交錯するコメディ。恩赦で刑務所から出所した2人の金庫破りの名人のその後を描いた『泥棒と踊り子』はアカデミー賞外国語映画賞のスペイン代表に選出された話題作。『瞳の奥の秘密』は同じくアカデミー賞外国語映画賞アルゼンチン代表作で、退職後に小説の執筆を始めた男が、小説家として25年前に起きたある事件に向き合う姿が映し出される。笑いあり、涙あり。各国の映画祭などで高い評価を得ても、日本での劇場公開が決まらない海外作品が多い中、スペイン語圏の質の高い作品に触れるまたとないチャンス!スペイン映画祭2009は、2009年12月8日(火)から10日(木)まで新宿バルト9にて開催。スペイン映画祭2009■関連作品:マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トーキョー (原題)
2009年12月07日映像・映画制作を実務経験で学べる産学一体型のスタイルで、数多くの映像・映画業界人を輩出するバンタン映画映像学院。同学院の生徒による短編映画祭「エネフレッシュ!09」が11月14日(土)よりユーロスペースにて開催される。講義という枠を飛び出し、自分たちの手で自分たちの作った作品を観客に届けたいという若き志たちの熱意が形となる、画期的なプロジェクトが始動した。“挑戦状”“ご挨拶”“縁”“壁”“an approach(助走)”の5つを合言葉に、学生主体で作品企画・制作から配給・宣伝まで全てをこなすという試み。上映される短編映像6作品はどれも新人監督によるものとあって、新たな才能の発掘の場となりそう。また、上映に加えてキャストによる舞台挨拶や、熊澤尚人監督(『おと・な・り』)を始めとする映画著名人と同学院の講師陣をゲストに迎えてのトークショーなど、様々な企画も用意されている。未来の巨匠が、もしかしたらここから生まれるかも?ぜひ、学生たちの熱き思いを肌で感じつつ、あなたの審理眼を試してみては?エネフレッシュ!09バンタン映画映像学院短編映画祭」期間:11月14日(土)〜20日(金)連日21:00〜場所:ユーロスペース(東京・渋谷)公式サイト:
2009年11月10日先に開催された東京国際映画祭で、映画祭史上初となる完成前のフッテージ上映が行われたジェームズ・キャメロン最新作『アバター』。いまだ多くが謎に覆われたままの本作の最新画像数点が到着、物語の概要も少しずつ明らかに!12月18日(金)の公開に向けて、いまなお編集作業が続く本作。3時間半を超える大作とあって、本当に完成に間に合うのか?という声も聞こえてくるが…。物語の舞台となるのは、美しき惑星・パンドラ。この星で採掘される、物体を重力に逆らって浮遊させることができる鉱石を手に入れるために地球から軍と研究員が送り込まれる。だが、パンドラの環境は地球人にとってあまりに過酷で危険すぎるため、生身のまま現地に赴くことは出来ない。このため、現地の先住民と地球人の遺伝子によって作られた肉体に、ある装置を使って“意識”を送り込むことで、“アバター(=分身)”としてパンドラの地に入り込むという“アバター・プログラム”が進められる。主人公のジェイク(サム・ワーシントン)はこのプロジェクトのメンバーに選ばれる。彼自身は半身不随で車椅子での生活を送っているが、アバターとしてもう一度、歩く感覚を味わえると知り、この計画に参加する。このたび解禁された写真は、ジェイクが初めて先住民族“ナヴィ”の肉体に意識を送り込み、動き始めたときのもの。ナヴィの肉体を手に入れたジェイクはパンドラの森へ。そこでナヴィの美しい娘・ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と出会う。軍はジェイクにナヴィの住む村落への潜入を命じるが、ジェイクはネイティリを始めとするナヴィの人々との交流を深めるにつれて、徐々に地球軍ではなくナヴィの側に感情移入し始める。やがて、村を守ろうとするナヴィと鉱石を手に入れようとする地球軍は、武力衝突という最終局面を迎えることに。ネイティリと恋に落ち、ナヴィの側に気持ちが傾くジェイクだが、あくまで彼がパンドラの地に赴くことができるのは、研究所にある装置を使って意識を送り込むことによってのみ。避けることの出来ない戦いの中で苦悩するジェイクの決断は――?物語のゆくえも気になるところだが、3Dを始めとする最新の技術を駆使して展開される映像世界も本作の見どころ。特に、夜のとばりが下り、暗闇が訪れると同時に全ての生物が自然に発光するという、パンドラの森が映し出されるシーンは一見の価値あり!とはいえ、いまだ公開されたのは3時間半超のうちのたった26分の映像のみ。まだまだ見逃せないポイントが隠されているはず――。『アバター』は12月18日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。■関連作品:アバター 2009年12月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開■関連記事:ハリウッドの女性を讃える授賞式に、ケイティ・ホームズをはじめスター女優が勢揃い!【TIFFレポート】公開に間に合う?ドキドキ『アバター』キャスト陣が“説明”会見【TIFFレポート】『アバター』シガニー・ウィーバー、久々の来日に日本語で喜び【TIFFレポート】写真でチェック!グリーンカーペットのファッションを一挙公開アンジェリーナ・ジョリー、C・セロンに代わってスリラー作のヒロインに?
2009年11月02日映画ファンのみなさんならご存知の通り、10月17日(土)から25日(日)まで、第22回東京国際映画祭が開催されました。国際、という割には海外ゲストが少なくなってはいるのですが、日本を代表する監督、主役級の役者たちほか、エンタメ界以外からも話題の大物たちが一堂に会するこれほど華やかな場はほかにはないでしょう。オープニングでは、環境保護を訴えるグリーンカーペットの上を、様々な人々が行き交いました。そこでシネマカフェでは、気になる方たちのファッションをふり返ってみたいと思います。最初は、美女二人を従えた怪しげな人物…ではなく、森田芳光監督。従えている美女は、『わたし出すわ』で主演した小雪と黒谷友香。肌の色とマッチしたヌードカラーのドレスを纏った小雪は、大ぶりのイヤリングと、おそろいのネックレスでややジミ目の色味に煌きをプラス。自らの存在感と大胆な“肌見せ”で、華やかさをプラスしたしっとりとした着こなしが見事です。一方、それに対抗するように黒谷は、鮮やかなブルーを使ったホルターネックのインパクト強い着こなし。「小雪がそうくるなら、私は…」的な主張がさすがは女優。このショットで、同じ体格の二人の女性が、同じ髪型、さらにドレスも同系色で揃えてきたら、森田監督が引き連れてきたどこかのキレイなお姉さんになりかねません。ふたりの女優がそれぞれの個性を意識した着こなしをしたことで、二人ともが引き立ったというわけです。一方、登場した3人の女優が同じ赤で揃えてきたのが、『ゼロの焦点』の中谷美紀×広末涼子×木村多江の3人組。グリーンカーペットの上で極めて強い印象を残す赤という色を3人揃って着るという大胆さで、上記の二人組とはまた違った鮮烈さを残してくれます。しかも、それぞれの美しさを引き立ててドレスのデザインをがらりと変えているので、色が同じでもかえって個性的が引き立つ結果に。中央に立つ広末涼子が、すこしトーンを抑えたワインレッドに近いものをチョイスしているあたりも、「3人で一緒に並ぶ」というところまで意識した様子が垣間見られます。そんな計算も、大事ですね。映画祭のオープニングを飾った『オーシャンズ』組は、ジャック・ペラン監督を囲むように、宮沢りえと平原綾香。登壇者のみんなが、どこかにグリーンを身につけての登場だけに、宮沢だけはそれをあえて拒否したのかとちょっと疑問になるショット。ドレスのデザインも色もとってもお似合いだけれど、パーティやイベントというお祭り感覚のある場では、ぜひ周囲と歩調を合わせたいもの。それでないと、ノリの悪い人だと思われてしまうので。イヤリングやチョーカーでエメラルドをつけるという選択肢もあったのかもしれませんね。さて、ここまでに登場した迫力の女優陣とは打って変わって、初々しい装いを見せているのが、『僕の初恋をキミに捧ぐ』の井上真央。岡田将生の冬物っぽいジャケットの生地感と合わせたのか、タイツで登場。パーティではなるべく肌を見せるのが華やかさへの近道ですが、この黒タイツがかえって恥じらいを感じて若々しかったりして。でも、今流行中のトレンカタイプのレギンスだったりするともっとお洒落感がUPしたのかも。それにしてもこの二人、なんだか俳優のツーショットというよりも、思い切り本気でデート中という感じがしませんか。なんでこんなにリアルなのでしょう。次は、佐々木希×谷原章介の2ショット。『天使の恋』で歳の差カップルを演じた二人です。谷原のリーゼント風ヘアも気になるところですが、やはりお人形のような佐々木の姿に目が行きます。年上の男性にエスコートされることを意識してベアトップ&フルレングスを選んでいますが、胸元にはたっぷりのフリル。これがハートシェイプのようになっていて、乙女らしさが垣間見えます。谷原も、パパに見えてしまわないかが気になって、髪型をロックテイストにしてみたのでしょうか…。ちょっとちぐはぐな感じが、かえって映画の世界そのものという感じです。最後は、美女と野獣という感じの、山田孝之×戸田恵梨香の二人。『大洗にも星はふるなり』で共演している彼らですが、戸田は眩しくなるような白を選んで正解。ライトのように顔写りをよくしてくれているのは、上半身に集まったたっぷりのフリル。スポットライト&マドンナライト効果を発揮するこのドレスでなければ、山田に全部持っていかれていたことでしょう。お気づきの通り、これまで男性ファッションにはほとんど触れていない私ですが、彼だけは注目せずにはいられません。フォーマルとなると、特筆すべきことがなくなる男性陣の中で、これだけの度胸と個性を発揮できる人はそうそういません。正当派な着こなしで柔らかく微笑む戸田の横で、全くジャンルの違うオーラを発している彼。日本映画界で引っ張りだこなので、舞台挨拶などの映像をご覧になったこともあるでしょうが、いつも主張のある着こなしを見せています。男性ながら、ド○小西のファッションチェックでも取り上げられるほどのインパクトの持ち主なので、これはこれで貫いていって欲しいものです。ほんの短い時間でも、いろいろなことが見えてくるカーペット・ウォーク。やはり、どんなに海外ゲストが少ないと言われても、期待せずにはいられません。来年、この時期に東京近郊にいる方は、一度覗きにいらしてはいかがですか?(text:June Makiguchi)■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催わたし出すわ 2009年10月31日より恵比寿ガーデンシネマ、新宿バルト9、銀座テアトルシネマほか全国にて公開© 2009アスミック・エースエンタテインメントゼロの焦点 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009「ゼロの焦点」製作委員会オーシャンズ 2010年1月22日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Galatee Films - Pathe - France 2 Cinema - France 3 Cinema - Notro Films - JMH-TSR 僕の初恋をキミに捧ぐ 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009「僕の初恋をキミに捧ぐ」製作委員会天使の恋 2009年11月7日より全国にて公開© 「天使の恋」製作委員会大洗にも星はふるなり 2009年11月7日よりシネセゾン渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© 2009「大洗にも星はふるなり」製作委員会■関連記事:佐々木希の制服姿に早稲田騒然!恋と友情の二択迫られキュートに「どっちもほしい!」【TIFFレポート】杏がミニスカで美脚披露!木村佳乃は…写真でふり返る閉幕式【TIFFレポート】『イースタン・プレイ』グランプリ含む3冠!亡き男優にも男優賞【TIFFレポート】台湾の名匠お墨付きの新鋭監督は、草食系&星座占い好き?井上真央はやっぱり“何考えてるか分からない”岡田将生が好み?細田よしひこ無念
2009年10月30日