Jホラーブームの火付け役となった、鈴木光司・作の『リング』シリーズ。そこに登場する怨霊・貞子は、映画はもとよりWebサイトやゲームにまで登場、今や国内外で知名度抜群の日本のホラークイーンだ。その貞子が初めて歌舞伎の舞台に登場する。「日本怪談歌舞伎(Jホラーかぶき)」と銘打った今作は、貞子と歌舞伎の「皿屋敷伝説」が古井戸を通して時空を超えて交錯する、新作歌舞伎『時超輪廻古井処(ときをこえりんねのふるいど)』として上演。脚本・構成は新作歌舞伎の『NARUTO‐ナルト‐』や『風の谷のナウシカ』を手掛けたG2。出演は片岡愛之助、今井翼、中村壱太郎ら、人気シリーズ『GOEMON 石川五右衛門』のメンバーを中心にした座組でお届けする。主演の愛之助が東京で行われた製作発表で、意気込みを語った。Jホラーかぶき 日本怪談歌舞伎 貞子×皿屋敷『時超輪廻古井処』 チケット情報オカルトファンの愛之助に「初めて映画を拝見した時は衝撃でした。怖くて夜中にトイレに行けなくなったり、しばらく怖かったですね」と言わしめた『リング』。その貞子と共演すると聞き「昔から見ていた貞子さんですから、感慨深いものもあり、すごくワクワクしています」。物語は、室町時代後期。足利幕府が機能不全となった乱世に乗じ、天下掌握の野望を抱く細川家の国家老・浅山鉄山(愛之助)は、邪魔な忠臣・船瀬と許嫁・お菊(壱太郎)を井戸に沈めて殺害。しかし、不思議な力によって鉄山も井戸に引きずり込まれてしまう。500年後の現代。同じ古井戸のそばで、古いビデオテープの映像を見た若者たちが謎の死を遂げ、神官の室戸光(今井翼)が調査に乗り出すが…。「歌舞伎の『播州皿屋敷』の世界と貞子の世界が融合されている感じです」。よく上演される『番町皿屋敷』とは違い「残酷で、これだけでも十分にホラーな作品。お菊を縛り上げて竹刀でビシビシ叩くんですよ。鉄山、なんて恐ろしい役だと」。愛之助は11年前に松竹座で『播州皿屋敷』の鉄山を演じている。今回は「同じ役ですが、ただ怖いだけではなく、ちょっと愛嬌のある部分など、人間らしさがより濃く描かれていると思います」。現在はG2の描くプロットに、よりおもしろくなるよう自らのアイデアを提案しながら制作中だ。「人の思いや念というものが時空を超えてやってきます。怖さ倍増、いや倍以上かも(笑)。でも歌舞伎ですからね、怖すぎて観るのがイヤという人がいても困るので(笑)。初日が開いてみないとどんなものになるかわかりませんが、全力で傾(かぶ)いて盛り上げていきたい。『GOEMON』のように何度も再演され、できれば海外公演も」と意気込む。公演は、10月3日(月)から25日(火)まで、大阪松竹座にて。チケットは、8月24日(水)一般発売。また、10月28日(金)からは映画『貞子DX』も公開される。取材・文:高橋晴代
2022年08月23日ホラーイベント「花園怪奇スタジアム」が、2022年10月1日(土)、10月2日(日)の2日間、大阪・東大阪市花園ラグビー場にて開催される。“ラグビー×ホラー”の異色のホラーイベント東大阪市花園ラグビー場を舞台に、“ラグビー×ホラー”の異色のホラーイベントが実現。花園ラグビー場全体を使用した“スタジアム周遊型”のお化け屋敷となっており、参加者は、パンフレットを片手にスタジアム内を自由に巡ることができる。選手が実際に使用しているロッカールームやバックヤードなど、普段は入れない場所に足を踏み入れられるのも魅力だ。ストーリーは、花園ラグビー場にちなんで、ラグビーをもとにした作成。スタジアムに現れる謎の黒い影と目撃される謎の女、そして、スタジアム内で行方不明になった一人の清掃員をキーパーソンに進行していく。参加者は約80分間の体験時間内で、スポットを自由に巡り、怪奇現象を体験。スポットによってはミッションや謎解きも用意されている。なお、このホラーイベント「花園怪奇スタジアム」を手掛けるのは、方南町お化け屋敷オバケンだ。ホラーイベント「花園怪奇スタジアム」ストーリー2022年10月1日(土)、10月2日(日)にかけて東大阪市花園ラグビー場でのイベント開催が決定した。その名も「花園わくわくラグビースタジアム」。あなたは偶然知ったそのイベントに興味を惹かれ、当日、花園ラグビー場へと向かう。イベントは「バックヤードツアー」や「ラグビーミュージアムツアー」など好きな体験をいくつか選んで、決まった時間の中で体験していく、という内容。開場と共にあなたはワクワクしながら一つ目のツアーへと足を進めた。しかし、現場のスタッフたちは顔をこわばらせており何か様子がおかしい。実はこのイベントには別の目的があった。スタジアムに現れる謎の黒い影と目撃される謎の女。そしてスタジアム内で行方不明になった一人の清掃員。 一体この花園ラグビー場で何が起きているのか、その時のあなたはまだ知る由もなかった……。【詳細】ホラーイベント「花園怪奇スタジアム」開催期間:2022年10月1日(土)、10月2日(日) 14:00/16:00/18:00※各80分、3公演会場:東大阪市花園ラグビー場住所:大阪府東大阪市松原南1丁目1-1定員:各公演300名まで料金:[一般大人] 前売券 3,500円(手数料別)/ 当日券 3,880円[一般小人] 前売券 2,500円(手数料別)/ 当日券 2,880円[当日リベンジ券] 大人 2,000円 / 小人 1,000円※中学生以下は小人料金。※3歳以下の入場は不可。※[当日リベンジ券]は同日に再度公演参加をする際、窓口にて購入可能。ただし、各公演定員数に達し次第販売終了。※チケットは、プレイガイド「チケットペイ」にて8月16日(火)18:00~販売開始。「花園怪奇スタジアム」特設サイトを参照。※内容は変更になる場合あり。
2022年08月19日■前回のあらすじ幼稚園から子どもを連れ去ろうとした前妻。ことなきを得たのだが、待ち伏せされたあげくに、家にまで押しかけられた里香はすっかり憔悴してしまう。明日も来るかもしれない前妻の恐怖に怯えた里香は…。 >>1話目を見る 聡美さんは実家のご両親に連れていかれました。武吉が連絡したことでご両親も聡美さんの居場所を知ったそうで、孫にも会いたくてずっと探していたそうです。聡美さんの歪んだ思考にはゾッとしました。手に入らないものに執着するのを辞めて、賢治くんのためにも正気になって欲しいです。私たちは家も子どもの幼稚園も知られているので、引っ越しを考えているところです…。※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 武田めんま
2022年07月03日■前回のあらすじ夫と別れるように迫ってくる前妻は、すでに話が通じる状態ではなく、ただ恐怖するしかなかった里香。そんなときに幼稚園から子どもに関する恐ろしい知らせが届いて驚愕する里香がとった行動とは…? >>1話目を見る 子どもに罪はないけれど、前妻である聡美さんの狂気じみた行動の前では、一緒に遊ぶなんて考えられませんでした。玄関のチャイムをずっと鳴らし続け、ドアを叩き続け、私と篤の名前を呼ぶ聡美さんは、とても常人の行動とは思えませんでした…。警察に連絡したところ、注意してくれることとなり聡美さんは帰っていったのですが…。次回に続く(全11話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 武田めんま
2022年07月02日■前回のあらすじ前妻の聡美がナオミであり、嫌がらせも彼女が行っていたという説が濃くなったため、直接問いただすことにした里香。疑問を投げつけると、ついにナオミは恐ろしい正体を現して…。 >>1話目を見る 武吉を前にしたときの聡美さんは、目を大きく見開きニタニタと笑っていて、狂気じみていました。何をしでかすかわからない聡美さんに、私は恐怖しか感じませんでした。聡美さんの子どもと篤が同じ幼稚園に通っているだけでも不安…。しかし、篤に幼稚園に行きたいと駄々をこねられ、幼稚園には念の為事情を話していたため、大丈夫だろうと思っていたのですが…。次回に続く(全11話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 武田めんま
2022年07月01日日本のホラークイーン“貞子”が登場する「日本怪談歌舞伎(Jホラーかぶき)『時超輪廻古井処』」が、2022年10月3日(月)から25日(火)まで大阪松竹座で上演される。ホラークイーン“貞子”が歌舞伎に!貞子は、“観た1週間後に死ぬ”という「呪いのビデオ」を巡る鈴木光司の小説『リング』シリーズに登場する怨霊。ジャパニーズ・ホラーブームの火付け役として国内外問わず高い知名度を誇るキャラクターだ。片岡愛之助、今井翼、中村壱太郎が出演そんなホラークイーン“貞子”が、400年の長い歴史を持つ日本の伝統芸能“歌舞伎”の舞台に初登場することに。新作「日本怪談歌舞伎『時超輪廻古井処』」として上演され、出演者には片岡愛之助、今井翼、中村壱太郎らが名を連ねる。作品概要日本怪談歌舞伎『時超輪廻古井処』脚本・構成:G2演出:今井豊茂出演:片岡愛之助、今井翼、中村壱太郎<公演情報>上演期間:2022年10月3日(月)~25日(火)場所:大阪松竹座住所:大阪府大阪市中央区道頓堀1-9-19観劇料:1等席 14,000円、2等席 7,000円、3階席 4,000円チケット一般発売日:2022年8月24日(水)10:00~電話予約・WEB販売開始
2022年06月30日■前回のあらすじママ友のナオミが前妻かもしれないという夫と一緒に、隠れて幼稚園でナオミの姿を確認。すると本当にナオミと前妻が同一人物であると発覚し、もっと証拠をしっかりと掴もうとなったのだが…。 >>1話目を見る どこで調べたのか子どもを同じ幼稚園に通わせ、偽名を使って私に近づいてきた前妻の聡美さん。そして嘘のメモや掲示板の書き込みで噂を流すことで私を陥れ、私が孤立したところで武吉の浮気を疑わせる…聡美さんはそうして私たちを離婚に追いやりたかったのでしょうか。事実を告げたときの聡美さんのにやりとした表情は、忘れることはできません…。次回に続く(全11話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 武田めんま
2022年06月30日■前回のあらすじ作られた偽の里香のアカウント、夫に送られてきた里香が浮気しているという嘘の写真つきDM。何者かが里香を陥れようとしていることを不気味に思う里香。一連の流れから、「心当たりがある」と夫が言ってきて…。 >>1話目を見る 次回に続く(全11話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 武田めんま
2022年06月29日■前回のあらすじナオミからもらった浮気現場だという写真の説明を夫に求めても、怒りながら開き直られた里香。ナオミにそのことを愚痴ると、自分も浮気されて離婚に至ったと言われ、夫婦関係はますます緊張状態に。そんなとき夫から言われたのは…! >>1話目を見る 夫に送られてきたDMでは、私の偽アカウントと私の写真を加工したであろう浮気写真が何枚も送りつけられていました。よく見れば雑な加工だったようで、夫はカケラも信じておらず助かったのですが…いったい誰がこんなことをしたのだろうと不気味で仕方ありませんでした。そして夫からとんでもない事実を告げられるのです…!次回に続く(全11話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 武田めんま
2022年06月28日■前回のあらすじナオミから夫が浮気しているかもしれないという女性と一緒の写真を見せられた里香。ショックなことが立て続けに起きたことで追い詰められていき、もう誰も信用できないと嘆いていたのだが…。 >>1話目を見る 浮気の証拠を見せられた私は真実を確かめようと夫を問い詰めることに…ナオミさんの言う通り、開き直って怒る武吉に私は不信感を募らせていました。まさかとは思っていたけれど本当に浮気…? でも違うって言っているし…と頭の中で押し問答しながら、日々を過ごしていました。よく考えたら証拠はその写真とナオミさんの言葉だけだったのですが…私は心底信じていたのです。そんなある日、冷戦状態だった武吉から話されたのは…。次回に続く(全11話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 武田めんま
2022年06月27日■前回のあらすじネットの掲示板に事実無根のホスト狂いなどという悪口を書かれた里香。書いた人の心当たりもなく、いわれのない誹謗中傷に疲弊していく…。それを助けてくれたのは友だちのナオミだったのだが…。 >>1話目を見る 次回に続く(全11話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 武田めんま
2022年06月26日■前回のあらすじやっとまわりのママ友の誤解を解いて、穏やかな日常が戻ってきた里香。ピンチのときにかばってくれたナオミとはますます仲良くなったのだが、またおかしなことが起きているようで… >>1話目を見る ナオミさんから教えてもらった掲示板に削除依頼をし、削除されてからも噂は残っていました。しかしナオミさんが根気よく周囲にデマだと伝えてくれ、噂は少しずつ消えていきました。悪意ある嫌がらせが続き、誰が敵かわからないなかで、ナオミさんがいてくれることが心の支えとなっていました。しかし、まだこれは始まりにすぎなかったのです…。次回に続く(全11話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 武田めんま
2022年06月25日■前回のあらすじ幼稚園の掃除の時間が変更されたという嘘のメモが入っていたために、掃除をサボった人として冷ややかな目で見られた里香。ナオミが心配して駆け寄ってきてくれたのだが…。 >>1話目を見る メモ通りの時間に幼稚園へ行くと掃除は終わっていて…。ナオミさんから聞いた話は本当に信じられないものでした…。次回に続く(全11話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 武田めんま
2022年06月24日親切な人が教えてくれたのだと思っていたメモは、嘘の時間が書かれたものだったのです…!幼稚園に向かった私を待っていたのは、周囲の冷ややかな目線。あまり仲良くないママたちからは、わざと掃除が終わる頃現れたと思われているようで…。なんとか弁解したのですが、いたたまれない思いでいっぱいでした。次回に続く(全11話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 武田めんま
2022年06月23日3匹の犬たちと暮らしている、みのかさ(@inekaratukutta)さん。「今日の犬もかわいいね〜。ホラーゲームの犬みたい〜」そんな褒め言葉とともに、Twitterに投稿した写真に反響が上がっています。ホラー味あふれる、迫力の1枚がこちら!今日の犬もかわいいね〜。ホラーゲームの犬みたい〜。 pic.twitter.com/ewZrZ6QId4 — みのかさ (@inekaratukutta) May 27, 2022 カメラ目線で駆ける犬の口元が、すごいことになっています…!穏やかならざる写真に、ホラーゲームのトラウマシーンを思い出す人が大勢いました。・ホラー感がすごい…!・何があってこうなった!『かわいい』ってなんだっけ!?・こんな口の深海魚っているよね。・躍動感と目力、あと歯並びに惚れる。・サバイバルホラーゲーム『バイオハザード』シリーズに登場する、犬型クリーチャーかな?なお、衝撃的な表情を見せてくれたのは、元保護犬の麦ちゃん。普段は、こんなかわいらしい姿をしているそうです。いつも以上にかわいく撮れた写真を、よく『奇跡の1枚』と呼びます。真逆な姿をとらえたこちらの写真も、ある意味では麦ちゃんの『奇跡の1枚』と呼べるでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年05月28日ある集落で幼なじみとして育ったよしきと光は、将来に悩み始める高校生。ある日、光が山で行方不明になり、1週間後に戻ってくる。だが、よしきは彼に違和感を覚え、思い切って尋ねる。〈お前やっぱ光ちゃうやろ〉。その答えは――。モクモクれんさんの『光が死んだ夏』は、少年ふたりを軸にした青春ホラーだ。怖いのに切なくて、共感度高し!新感覚の入れ替わり系青春ホラー。「光がヒカルになっていたように、もし自分の大切な人が別の何かになり代わっていたとしても、自分だったら、よしきみたいに案外そのまま生活してしまいそうだなと思って。そんな気持ちを託しています」ヒカルを見て、〈ノウヌキ様が下りてきとる〉と怯える老婆がいる。村では怪事件が起き始める。一方で、一緒にいたい気持ちを消せないふたりは、できるだけ以前と同じようにつき合おうとするのだが…。「ヒカルはよしきが大好きですが、それが思慕なのか友情なのかは読者がそれぞれ感じてくれたらいいなと。私は、生まれたてのヒナが最初に見たものを親だと信じてしまうのに近い、さまざまな意味を内包している“好き”なのかなと思っています」光ではないナニカは、光の姿かたちを模倣し、記憶も引き継いでいるという設定。ゆえに、彼は結構涙もろい。不気味さの片鱗が現れてぞっとするシーンもあるのに、よしきも、そして読者も、彼を突き放せない。「ヒカルは人外ですが、読者に可愛いと思ってもらいたい気持ちはあります。よしきは闇を抱えているわけではないけれど、自己肯定感が低い。誰もが大なり小なり持っているようなネガティブさがあって、そこに共感してもらっている気がします」また、前提として、「ヒカルを単純に邪悪なものとして描きたくないんです。人間の価値観とは違うかもしれないけれど、それが悪とは言い切れないですよね。善か悪か掴みきれない曖昧さは残したい。よしきが元の光と違うと知っても葛藤し続けるのはそのせいで、仲良しなままのふたりを見ていたい」全体的にダークな色調の画だが、そのスミ(黒)のグラデーション表現がとても繊細。「トーンはあまり使わず、できるだけカケアミで描いて濃淡を出したくて、頑張っています(笑)。その割合の多さ少なさで感情や緊張を演出するのがこだわりかも。ヒカルの変体(メタモルフォーゼ)も、グロテスクというより、見ようによっては美しい模様みたいに見えるように意識しています。白石晃士監督やギレルモ・デル・トロ監督作品、海外のおしゃれなホラー映画とかには影響されている気がします」よしきやヒカル、集落の運命はいかに。続きが待ち遠しい!『光が死んだ夏』1SNSでも話題沸騰。無料オンラインマガジン「ヤングエースUP」にて連載中。本作の原点は、Twitterにアップした、7ページほどの短編だそう。KADOKAWA704円©モクモクれん/KADOKAWAモクモクれんマンガ家。東京都出身。小さなときからホラー好き。本作品が初の連載となる。自身のTwitterアカウントでも随時情報更新中。@mokmok_len※『anan』2022年5月25日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2022年05月24日『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』を手掛けた最注目スタジオ「A24」が贈る最新ホラー『Xエックス』。この度、トニ・コレット、フローレンス・ピューに並びホラー映画史に刻まれる新たな“スクリーム・クイーン”、ジェナ・オルテガの最恐絶叫写真が解禁となった。タイトルの『X』が示すのは、秘密のX、極限のXTREME、快感のXTC、未知なるX FACTOR…。映画の最もヤバい要素が全て詰め込まれた、途中下車不可能な真夏のエクストリームライド・ホラーとなる本作。1979年、テキサス。映画製作で一旗揚げようと3組のカップルが撮影のために借りた田舎の農場へと向かう。ミステリアスな老夫婦に迎えられた彼らは、その夜、想像を絶する恐怖に突き落とされる…。本作でジェナは、ジャン=リュック・ゴダールを研究する自主映画監督の学生RJのガールフレンドで、録音担当をするロレインを演じている。子役からキャリアをスタートさせたオルテガは、『アイアンマン3』でスクリーンデビュー。その後、多くのTVドラマや映画に出演しているが、特に出演映画のうちおよそ半分はホラー映画が占めており、『インシディアス 第2章』やNetflix映画『ザ・ベビーシッター ~キラークイーン~』などがある。中でも、今年は全米No.1を記録した『スクリーム』シリーズの最新作『SCREAM』、「フー・ファイターズ」がアルバム制作のために訪れた豪邸で超常現象に襲われる『Studio 666』(いずれも原題、日本未公開)、そして本作『Xエックス』と3本ものホラー映画に出演。“新スクリーム・クイーン”と称され、その確かなキャリアと演技力でいまやホラー映画界に欠かせない存在となっている。『X エックス』ジェナ・オルテガ今回解禁された写真は、本作で史上最高齢の殺人夫婦が棲む家で悪夢のような一夜を過ごし大絶叫するオルテガのカット。大きく目を見開き、いまにも悲鳴が聞こえてきそうなそのカットは、まさに本作で描かれる恐怖を物語る1枚。古くは『サイコ』のジャネット・リーや『シャイニング』のシェリー・デュヴァルなど、ホラー映画の傑作には忘れられない絶叫シーンが登場する。『ヘレディタリー/継承』トニ・コレット本作と同じくA24製作で、日本でもスマッシュヒットを飛ばしたホラー映画『ヘレディタリー/継承』のトニ・コレットや『ミッドサマー』のフローレンス・ピューの絶叫に続く、オルテガの絶叫にも注目だ。『ミッドサマー』フローレンス・ピュー『X エックス』は7月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:X エックス 2022年夏、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2022 Over The Hill Pictures LLC All Rights Reserved.
2022年05月20日「ちびっ子たちの初めましてがホラーすぎる」ミニチュアホースと触れ合える、北海道沙流郡にある『おひさま牧場』のTikTokアカウント(megurin.0131)に、そんな気になるコメント付きで、1本の動画が投稿されました。動画では、大人のミニチュアホースが、まだ幼いミニチュアホースたちの元へ向かっていきます。仔馬たちの反応にご注目ください!@megurin.0131 ちびっ子たちの初めましてがホラーすぎる#ミニチュアホース#馬#ポニー#おひさま牧場#おもしろ#かわいい#癒し#初めまして#動物#ペット ♬ オリジナル楽曲 - おひさま牧場一斉に口をパクパクしだす仔馬たちに、ビックリ!何事かと思われますが、『おひさま牧場』の解説によると、「口をパクパクするのは仔馬がよくやるんですが、『無害だよー!子供だからいじめないでー!』という感じのリアクション」とのこと。真相を知ってホッとするとともに、仔馬たちの行動をかわいく思えた人は多かった様子で、さまざまなコメントが相次いでいます。・え~、初めて知った!威嚇(いかく)かと思った!・マネして、先輩とか上司とかに無害アピールしたい。・私はお兄ちゃんにやってみたいな~。・かわいすぎて笑った。この動画を見た人たちは、ミニチュアホースの仔馬と対面した時に口をパクパクされても、意味を読み取ってあげることができますね![文・構成/grape編集部]
2022年05月17日日本が世界に誇る文化のひとつといえば、圧倒的な恐怖感と独特の世界観を持つジャパニーズホラー。そんななかで、新たな衝撃作として話題となっているのが、実在の幽霊団地事件をもとに描いた考察型体験ホラー『N号棟』です。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。萩原みのりさん【映画、ときどき私】 vol. 477近年は、『成れの果て』で主演を務めたのをはじめ、『佐々木、イン、マイマイン』や『花束みたいな恋をした』といった話題作にも出演するなど、注目を集めている萩原さん。劇中では、廃団地で起こる怪現象の謎を突き止めようと奮闘する死恐怖症を抱える女子大学生の史織を熱演し、観客を恐怖体験へと誘っていきます。今回は、撮影現場の裏側や自身の心境の変化、女性としての理想像などについて語っていただきました。―『N号棟』というタイトルを聞くだけで、笑えてきてしまうほど大変な現場だったそうですが、実際どのくらい大変だったのでしょうか。萩原さんとにかくめちゃめちゃ大変で、どれくらいかは映画を観て「察してください」と言う感じです(笑)。―確かに、観ているだけでもかなりの疲労感でした。萩原さんまず撮影場所が廃墟だったので、電気も水道も通っていないし、トイレも仮設トイレがあるという状況。そういう環境のなかで、朝からひたすら撮り続ける日々でした。内容も内容でしたし、撮影期間も短いうえに、ひとつひとつの撮影にすごく時間がかかっていたので、そういう大変さもあったかなと。特に、クライマックスのシーンは6~7時間くらいかけて撮っていますが、その間は最高潮につらい状態をずっと維持しなければならないのでしんどかったですね。しかも、怖がって怯えている感じを出すためにつねに過呼吸気味だったので、体力がゼロになるまでやっていたような現場でした。疲れている様子は、まさにリアルだった―撮影中はどうやって体力回復されていたのか、「これがあったから乗り切れた」みたいなものはありました?萩原さんそもそも、回復しない状態のまま進んでいく役柄だったので、そのあたりは徐々に気力を失っていく史織と重なっていたと思います。疲れている様子は、まさにリアルですね。―そういう状態でも、クランクアップするとすぐに戻れるものなのでしょうか。萩原さんそのときは、別の作品も撮っていて、撮休の日はほかの現場に行かなければならなかったので、ひきずる余裕がありませんでした。でも、それが気分転換になったというか、救いになっていたのかもしれません。ただ、その現場は『N号棟』とはまったく関係ない作品なのに、セットのなかに『N号棟』に出てくる教授の部屋に飾ってある死に関する哲学書がなぜか置いてあったことも……。そんなふうに、すべてが地続きになっているような錯覚に陥る瞬間はありました。―それはゾッとする偶然だったと思いますが、実際に現場でも怖い思いをしたことはありませんでしたか?萩原さん大変すぎて、もはや怖いと感じる余裕もありませんでしたね。というのも、エレベーターが動かないので、毎回5階くらいまで階段で上がらなければいけないのが体力的にきつくて。廃墟には鳥の死骸などもあったので、最初は怖くてギャーギャー言っていました。でも、だんだん慣れてきて何も思わなくなっちゃったのと、「ギャー」って叫ぶだけで疲れることがわかったので、すごい場所にいるはずなのに、みんなすごく普通にしてましたね(笑)。とにかく、階段を上って現場にいくことがそのときは一番のミッションであり、ほかのことを見ている余裕すらなかった感じです。みなさんがどこで怖がってくれるのかが楽しみ―ちなみに、この現場以外で不思議な経験をしたことはないですか?萩原さん全然ないですね。ただ、人生で1回だけ占いに行ったことがあって、そのときに「あなたは霊感が強すぎて閉じている」と会った瞬間に占い師さんから言われたということはありました。でも、一度も霊を見たことがないので、「ああ、そうですか……」という感じでしたが(笑)。とはいえ、実はものすごくビビりなので、お風呂では目をつぶれません。目を閉じたら誰かがいる気がしてしまい、髪や顔を洗っているときはいかにすぐ目を開けられるかとの闘いです(笑)。―お気持ちよくわかります。普段、ホラーはご覧になりますか?萩原さん『ソウ』とか海外のホラーはけっこう好きでよく観ています。というのも、日本の作品は現実味があって怖いですが、海外は描写がぶっ飛んでいたりするので、日常的でも非現実みたいな。私がそういう作品を観るのは、ジェットコースターに乗って疲れを吹き飛ばしたいみたいな感覚で観ることが多いです。―では、この作品では、どのあたりが見どころだと感じていますか?萩原さん個人的には、この作品はホラーというよりも、生きるとか死について繊細に考えさせられる人間ドラマだと思っています。なので、逆にみなさんがどこで怖がってくださるのかがすごく楽しみです。ちなみに、私が一番怖かったのは、筒井真理子さん。振り返ったときの表情は、正直言って本当に怖かったです(笑)。でも、その圧倒的な存在感と筒井さんの言葉のおかげで、追い込まれる状況に連れて行ってもらえる感覚はありました。ラストにかけてどんどん存在が大きくなっていくので、筒井さんを楽しみにしていただくのもいいかなと思います。役と自分の境目がわからなくなる瞬間も経験した―こういった役を演じることで、死や生きることに対して考えが変わったところもあったのでは?萩原さん現場に入るまでに自分ができることは、死恐怖症について理解することだと思ったので、当事者の方のブログを読んだり、死についての哲学書を読んだり、動画を見たりということを徹底的にしました。ただ、生きるとか死ぬとかは、ある意味身近なことでもあるので、それが私の実人生にまで踏み込んで来るような感覚があり、役と自分の境目がなくなってしまったことも。自分自身に投影しすぎてしまったときには、何が現実かわからなくなり、「どうして私はここを歩いているんだろう」とか「何で私は女優をしているんだろう」みたいなにすべてのことが一気にわからなくなってしまうような瞬間もありました。―それほどまで役に入り込んでしまうことは、いままでもありましたか?萩原さんいや、ないですね。これまではどんな役でも自分の人生とは離れている感覚だったので、そういうふうになったのは今回が初めてでした。―そこまでいくと、撮影が終わっても影響が残った部分があったのではないと思いますが。萩原さん実は、それまでも小さい頃から、「死んだらどうなるんだろう」とか「死について考える感覚すらなくなるってどういうことなんだろう」と考えて朝になってしまったことは何度もありました。答えが出ないからこそずっと考えてしまうんだと思いますが、この作品で死について考えることに疲れ果てたのか、いまでは考えなくなったので、逆に前を向けるようになった気がしています。10年後の自分はどうなっているのか未知―なるほど。今年はデビューから10周年となりますが、そういう意味での変化を感じることもあったのではないでしょうか。萩原さん私も感じるのかなと思っていたんですが、そういうこともあまりなく、もう10年も経っちゃったんだなという感じというか。学校に通っていた期間よりも長く何かしてきたことがないので、不思議な気持ちです。―では、次の10年はどう過ごしていきたいですか?萩原さん10年後に自分が役者の仕事をしているかどうか、どうなっているかもわからないくらい未知ですね。10年前は自分が役者の仕事を始めるとは考えてもいませんでしたし、1~2年くらいでやめると思っていたので(笑)。最初にスカウトされたときは、「何もせずにあとで後悔するくらいなら、『テレビに出たことあるよ』といつか自慢できるかもしれないからやってみたら?」と母に言われて、それぐらいの感じで始めたので。私の周りの人もまさか私がこの仕事を10年も続けるなんて、思ってもいなかったでしょうね。だからこそ、10年後もいまはまだ考えられないです。大人に見えない人間味のある女性になりたい―もし、「こんな女性になりたいな」と意識していることがあれば、教えてください。萩原さん私は、昔から“大人に見えないのにちゃんと大人”みたいな人にすごく憧れていているので、「大人になりたくない」とずっと言っている大人になりたいと思っています。いつまでも無邪気で、10代の頃と変わらないところでテンションが上がったり下がったりするような人間味のある女性でいられたらいいなと。そのままの感覚を持ち続けていたいと思っています。最近では、舞台でご一緒させていただいた女優の呉城久美さんがまさにそんな感じの方で、ずっと同じ年くらいだと思っていたら、実は10歳くらい上だったと知ってびっくりしました。そう感じさせないフラットなところが素敵ですし、悩みがあるときは同じように悩んでくれ、一緒に解決方法を見つけてくれるところもすごく魅力的なんですよね。私も10歳、20歳年下の後輩から親しみを持って接してもらえるような先輩になりたいです。インタビューを終えてみて……。過酷な現場の裏側も笑顔でお話されている姿を見て、内に秘めた強さを感じさせる萩原さん。役とリンクし、真に迫ったリアルな表情には、ぜひ注目です。ご自身でも想像がつかないというこれからの10年でどのような道をたどって行かれるのか、今後も楽しみにしたいと思います。一度足を踏み入れたら、もう戻れない!肉体的緊張感のみならず、精神に支配されていく“神秘的恐怖”も体感できる新時代のホラー映画。生と死の狭間に位置する異空間でしか味わえない衝撃体験をしてみては?写真・山本嵩(萩原みのり)取材、文・志村昌美ストーリーとある地方都市にあったのは、霊が出ることで有名な団地。女子大生の史織は、元カレの啓太が卒業制作を撮影するホラー映画のロケハンに、興味本位で同行する。啓太の現在の恋人・真帆と3人で向かったのは、廃墟同然の団地だったが、そこにはいまでも住人たちがいた。不思議に思いながらもロケハンを進めようとすると、突如激しいラップ現象に襲われる。その後も、頻発する怪奇現象に見舞われるが、言葉巧みな住人たちの“神秘的体験”に魅せられた啓太と真帆は洗脳されてしまう。そして、追い詰められた史織は、思いもよらぬものを目にしてしまうことに……。ゾクゾクする予告編はこちら!作品情報『N号棟』4月29日(金・祝)新宿ピカデリーほか全国公開配給:SDP©「N号棟」製作委員会写真・山本嵩(萩原みのり)
2022年04月27日ホラー映画『“それ”がいる森』が、2022年9月30日(金)より公開される。主演は相葉雅紀、監督は中田秀夫。4DX・MX4D版も同時公開。ジャパニーズホラーの巨匠・中田秀夫の最新作ホラー映画『“それ”がいる森』は、ジャパニーズホラーの名手・中田秀夫による最新作。ハリウッドでリメイクもされた不朽の名作『リング』、2000年代興行収入NO.1ヒットホラー映画『事故物件 恐い間取り』など、数々のヒット作を生み出してきた中田秀夫が、“新時代のホラーエンターテイメント”を世に送り出す。怪奇現象が起きる実在の森、そこで遭遇する“それ”とは?映画『“それ”がいる森』の舞台となるのは、不可解な怪奇現象が多発するという実在の森。実際に数々の“それ”を見たという目撃情報をベースにしつつ、主人公たちが得体の知れない“それ”に遭遇する未知の恐怖を描く。“それ”の正体とは、果たして?!〈映画『“それ”がいる森』あらすじ〉田舎町でひとり農家を営む田中淳一(相葉雅紀)は、元妻・爽子(江口のりこ)と東京で暮らす小学生の息子の一也(上原剣心)が、突然ひとりで訪ねて来たのをきっかけに、しばらく一緒に暮らすことになる。ちょうどその頃から、近くの森では不可解な怪奇現象が立て続けに発生し、淳一が住む町でも、住民の不審死や失踪事件が相次いでいた――。そんな矢先、淳一と一也も偶然得体の知れない“それ”を目撃してしまう。「 “それ”の正体とはいったい――!?」淳一は一也の担任の絵里(松本穂香)とともに、怪奇現象に巻き込まれていくが、それは未知なる恐怖の始まりにすぎなかった――。相葉雅紀が主演&ホラー映画初出演■主人公・田中淳一...相葉雅紀得体の知れない“それ”に遭遇することになる主人公。主演は、ホラー映画初出演となる相葉雅紀。嵐活動休止後も、EXドラマ「和田家の男たち」や主演舞台「ようこそ、ミナト先生」など俳優としての活躍に注目が集まっている中、映画『“それ”がいる森』で主演を務める。相葉雅紀にとって『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』以来8年ぶり、嵐活動休止後は初となる映画主演作品だ。■北見絵里…松本穂香淳一の息子である一也の担任教師。淳一とともに不可解な事件や怪奇現象に巻き込まれていく。演じるのは、TBSドラマ「この世界の片隅に」の主人公・すず役ほか、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」など話題作に出演している松本穂香。相葉とは本作が初共演となる。■赤井一也…上原剣心(ジャニーズJr.)淳一の息子。演じるのは、ジャニーズJr.の上原剣心。本作にはオーディションで抜擢され、映画初出演となる。■赤井爽子…江口のりこ淳一の元妻。演じるのは江口のりこ。中田秀夫の『事故物件 恐い間取り』では、第44回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞している。■児玉勉役...小日向文世“それ”を目撃したと証言する目撃者。■綾波武史役...眞島秀和森で多発する不可解な事件を捜査する警部。■湯川大輔役...野間口徹一也の通う小学校の教頭。■長尾良平役...宇野祥平淳一の農業仲間。■岩村義男役...酒向芳淳一たちの暮らす町の町長。■中村良一役...松浦祐也町の駐在員。■強盗犯役...尾形貴弘(パンサー)【詳細】映画『“それ”がいる森』公開日:2022年9月30日(金) ※4DX・MX4D版も同時公開。出演:相葉雅紀、松本穂香、上原剣心、江口のりこ、尾形貴弘、中村里帆、綾乃彩、松嶋亮太、吉本菜穂子、山下穂大、嶺岸煌桜、潤浩、眞島秀和、宇野祥平、松浦祐也、酒向芳、野間口徹、小日向文世監督:中田秀夫脚本:ブラジリィー・アン・山田、大石哲也企画・配給:松竹制作プロダクション:松竹撮影所■ムビチケ 1,500円発売⽇︓2022年7⽉15⽇(⾦)特典︓オリジナルクリアファイル(A4サイズ・1種) ※ムビチケカード1枚購入につき特典1枚プレゼント。発売場所:全国の上映劇場(⼀部除く)窓口、通販・オンライン※購⼊制限︓映画館窓⼝&ムビチケカード通信販売/1会計2枚まで、ムビチケ前売り券(オンライン)/1会計10枚まで。※ムビチケ前売券(オンライン)には特典なし。
2022年03月31日ホラー映画界の巨匠・中田秀夫監督が、ホラー映画初出演となる相葉雅紀を主演に迎え、新時代のホラーエンターテインメント『“それ”がいる森』を製作。この秋、公開されることが決定した。『リング』や『事故物件 恐い間取り』を手掛けた中田監督。今作は、不可解な怪奇現象が多発するという実在の森を舞台に、実際に数々の“それ”を見たという目撃情報をベースに、主人公たちが得体の知れない“それ”に遭遇するという、未知の恐怖を描いていく。中田秀夫監督『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』(’14)以来、今回8年ぶりの映画主演作となる相葉さん。主人公・田中淳一を演じる相葉さんは「ホラー映画の巨匠、中田監督の作品に参加させて頂ける事、そして今回初めてのホラー映画にチャレンジする機会を頂けた事を、本当に光栄に思っております」と参加を喜び、「自分なりにこの映画が表現しようとしている『恐怖』と向き合っています。完成を楽しみにして頂けたら嬉しいです」とコメント。中田監督は「今回相葉雅紀さんを主演に迎え、再び『新味溢れるホラーとは?』と自問しながら、撮影を進めています。相葉さんは、現場でこちらが惚れ惚れするほどの『自然体』でありつつ『この場面から主人公本人の自覚がグッと高まるべきですね』と肝になる発言をしてくださり、私としてもとても助けられています。新しい挑戦に貪欲に取り組む彼の姿勢は、この映画のチャレンジと見事に共鳴してくれていると確信しています」と語っている。『“それ”がいる森』は9月30日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:“それ”がいる森 2022年9月30日より全国にて公開(C)2022「“それ”がいる森」製作委員会
2022年03月28日ジャパニーズ・ホラーの巨匠・中田秀夫が描く、新時代のホラーエンターテインメント『“それ”がいる森』が、9月30日(金)に全国公開されることが決定。その主演を、ホラー映画初出演となる相葉雅紀が務めることが発表された。ジャパニーズ・ホラーの代名詞であり、ハリウッドでリメイクもされた不朽の名作『リング』、2000年代興行収入NO.1ヒットホラー映画『事故物件 恐い間取り』など、数々のヒット作を生み出してきた中田秀夫。不可解な怪奇現象が多発するという実在の森を舞台に、 実際に数々の“それ”を見たという目撃情報をベースに、主人公たちが得体の知れない“それ”に遭遇するという未知の恐怖を描いた、新時代のホラーエンターテインメントとなっている本作。果たして、“それ”の正体とは!?本作の主演は、数々のドラマ・映画・CMにも出演し、バラエティー番組では司会も務め、2016年には『第67回 NHK紅白歌合戦』で、白組の単独初司会を務めるなど、マルチな活躍で幅広い世代から高い支持を得ている相葉雅紀。嵐活動休止後もEXドラマ『和田家の男たち』(21)や主演舞台『ようこそ、ミナト先生』(22)など俳優としての活躍にも注目が集まっているなか、本作が嵐活動休止後初、『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』(14)以来、8年ぶりの映画主演作品となる。撮影中の現場から相葉雅紀のコメントも到着。「ホラー映画の巨匠、中田監督の作品に参加させて頂ける事、そして今回初めてのホラー映画にチャレンジする機会を頂けた事を、本当に光栄に思っております。監督の一つ一つの演出に勉強させて頂きながら、自分なりにこの映画が表現しようとしている「恐怖」と向き合っています。完成を楽しみにして頂けたら嬉しいです」と中田組初参加への思いと、初めて経験するホラー映画の現場について語っている。中田監督も「今回相葉雅紀さんを主演に迎え、再び「新味溢れるホラーとは?」と自問しながら、撮影を進めています。相葉さんは、現場でこちらが惚れ惚れするほどの「自然体」でありつつ「この場面から主人公本人の自覚がグッと高まるべきですね」と肝になる発言をしてくださり、私としてもとても助けられています。新しい挑戦に貪欲に取り組む彼の姿勢は、この映画のチャレンジと見事に共鳴してくれていると確信しています。」と本作への意気込みを語った。【コメント】相葉雅紀主人公・田中淳一(たなか・じゅんいち)役ホラー映画の巨匠、中田監督の作品に参加させて頂ける事、そして今回初めてのホラー映画にチャレンジする機会を頂けた事を、本当に光栄に思っております。監督の一つ一つの演出に勉強させて頂きながら、自分なりにこの映画が表現しようとしている「恐怖」と向き合っています。完成を楽しみにして頂けたら嬉しいです。監督:中田秀夫私がホラー映画を作り始めて、もう四半世紀が経ちました。ストレートなモダンホラーや、母娘の情愛を中心に据えたもの、近年では「恐ポップ」と称して、「恐怖と笑いが交錯する」作品など、手を変え品を変え、ホラーに挑んできました。その理由は、ホラー映画は時代の空気感を敏感に吸うものだと思うからです。さて、今回相葉雅紀さんを主演に迎え、再び「新味溢れるホラーとは?」と自問しながら、撮影を進めています。相葉さんは、現場でこちらが惚れ惚れするほどの「自然体」でありつつ「この場面から主人公本人の自覚がグッと高まるべきですね」と肝になる発言をしてくださり、私としてもとても助けられています。新しい挑戦に貪欲に取り組む彼の姿勢は、この映画のチャレンジと見事に共鳴してくれていると確信しています。『“それ”がいる森』9月30日(金)公開
2022年03月28日A24最新作、ホラー映画『X エックス』が、2022年7月8日(金)に全国ロードショー。A24最新ホラー映画には史上最高齢の“殺人夫婦”が登場ホラー映画『X エックス』は、『へレディタリー/継承』『ミッドサマー』を世に送り出してきた気鋭スタジオA24が手がける最新作。舞台となるのは、1979年、テキサス。3組のカップルが映画の撮影に訪れたのは、史上最高齢の殺人鬼夫婦が棲む家だった―。タイトルにある「X」は、“最も危険な頭文字(イニシャル)”とされており、秘密のX、極限のXTREME、快感のXTC、未知なるX FACTORなど、このワードに隠された秘密も気になるところだ。〈映画『X エックス』ストーリー〉1979年、テキサス。⼥優のマキシーンとそのマネージャーで敏腕プロデューサーのウェイン、ブロンド⼥優のボビー・リンとベトナム帰還兵で俳優のジャクソン、そして⾃主映画監督の学⽣RJと、その彼⼥で録⾳担当の学⽣ロレインの3組のカップルは、映画撮影のために借りた⽥舎の農場へ向かう。彼らが撮影する映画のタイトルは「農場の娘たち」。この映画でドル箱を狙う――。6⼈の野⼼はむきだしだ。そんな彼らを農場で待ち受けたのは、みすぼらしい⽼⼈のハワードだった。彼らを宿泊場所として提供した納屋へ案内する。⼀⽅、マキシーンは、⺟屋の窓ガラスからこちらを⾒つめるハワードの妻である⽼婆パールと⽬があってしまう……。そう、3組のカップルが踏み⼊れたのは、史上最⾼齢の殺⼈夫婦が棲む家だった――。主演は『サスペリア』のミア・ゴス■主人公マキシーン:ミア・ゴス「農場の娘」で主役を務める女性。テキサス出⾝のストリッパー兼⼥優で、リンダ・カーターに憧れている。(リンダ・カーターは、1979年当時、テレビドラマ「ワンダーウーマン」で主演を演じ、絶⼤な⼈気を博していた。)⾃分がスーパースターになれると信じている。主演は『サスペリア』でブレイクしたミア・ゴス。■ウェイン:マーティン・ヘンダーソン「農場の娘」の敏腕プロデューサー。マキシーンの「XFACTOR」=未知なる才能に惚れ込み、彼⼥のために奔⾛する。Netflix オリジナル「ヴァージンリバー」シリーズのマーティン・ヘンダーソンが担当。■RJ:オーウェン・キャンベルジャン=リュック・ゴダールを研究している新鋭監督。70年代当時の⾃由奔放な時代の雰囲気とともに、作家主義的な⾊合いを⾃分の映画に盛り込みたがる。■ロレイン:ジェナ・オルテガRJの彼⼥。録⾳スタッフとして撮影に参加し、今回の映画制作で⾃分の存在価値を試されることになる。『スクリーム』シリーズ最新作『SCREAM』で主演の1人を演じたジェナ・オルテガが務める。■ボビー・リン:ブリタニー・スノウ、ジャクソン:スコット・メスカディポリアモリスト(複数恋愛主義者)の俳優カップル。70年代に流⾏したフリーセックスや、ポルノ映画の撮影のことを熟知している。『ピッチ・パーフェクト』シリーズのブリタニー・スノウと、ミュージシャンとして人気を誇り、俳優としても活躍しているスコット・メスカディ(キッド・カディ)が演じる。■殺人夫婦・パールとハワード若者たちを執拗に残虐する老夫婦。1970年代、漂流者やホームレスを雇った農場で次々と殺戮した、実在する史上最高齢の死刑カップル、レイ&フェイ・コープランドがモデルになっているのでは?という説も。監督・脚本はタイ・ウェスト監督・脚本は『キャビン・フィーバー2』、『サクラメント 死の楽園』などを監督し、ホラー映画界のカリスマ イーライ・ロスとの協業も多いタイ・ウェスト。タイ・ウェストは、映画『X エックス』について「ホラー映画を愛する皆に気に入ってもらえるような、挑発的で新鮮なホラーが完成しました。」とコメントを寄せている。タイ・ウェストは70年代、80年代のホラー映画の手法を巧みに取り入れた映画『The House of the Devil』(日本未公開)をはじめ、長年ホラー映画を撮り続けてきた。『X エックス』には、そんなタイ・ウェストならではのホラーへの偏愛ぶりがうかがえる名作ホラー映画のオマージュが散りばめられている。例えば、スタンリー・キューブリックの『シャイニング』を彷彿させる場面や、トビー・フーパーの『悪魔のいけにえ』と相通じる部分のあるストーリーラインなど、数々の名作へのリスペクトを感じられるポイントを探しながら鑑賞するのも楽しい。A24映画として初のシリーズ化も映画『X エックス』は、全米で公開されると、全米で公開されると、ホラー界の重鎮スティーヴン・キングや、『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライトが熱い支持を表明。アメリカのレビューサイト「Rotten Tomatoes」では96%フレッシュを達成し「今年最高評価のホラー映画」と評価され、有力映画サイトでも、「狂ったように面白い!」「恐怖のアトラクションのような映画」「血まみれでメチャクチャ楽しい映画」などの絶賛評で迎えられている。また、映画『X エックス』の3部作シリーズ化も発表。パート2は若かりし頃のパールを描く前日譚となる予定で、A24映画としては初のシリーズ化作品となる。【詳細】映画『X エックス』公開日:2022年7月8日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー監督・脚本:タイ・ウェスト出演:ミア・ゴス、ジェナ・オルテガ、ブリタニー・スノウ、スコット・メスカディ(キッド・カディ)、マーティン・ヘンダーソン、オーウェン・キャンベル、ステファン・ウレ配給:ハピネットファントム・スタジオ原題:XR15+|2022 年|アメリカ映画|上映時間:105分
2022年03月19日中田秀夫監督の最新作となるホラー映画が、2022年に公開される。ジャパニーズホラーの名手・中田秀夫の最新作が公開へ『リング』シリーズで世界を震撼させたジャパニーズホラーの巨匠・中田秀夫が“ホラーエンターテイメント”映画を制作。中田秀夫といえば、2000年代ホラー映画No.1ヒットを記録した『事故物件 恐い間取り』も記憶に新しい。また、ミステリー小説『スマホを落としただけなのに』や、ギャンブル漫画『嘘喰い』の実写映画化なども手掛けており、ホラーの枠に捉われず様々なジャンルの“恐怖体験”を世に送り出してきた。中田秀夫が描く新たな“ホラーエンターテイメント”がどのようなストーリーになるのか。2022年2月現在、物語の詳細や出演キャストは明らかになっておらず、続報を待ちたい。【詳細】中田秀夫監督 ホラー映画最新作公開時期:2022年監督:中田秀夫
2022年03月03日誘拐犯との壮絶な死闘を描いたサスペンスホラー作品『パーキングエリア』が、ディズニープラスのスターにて配信される。これに先駆けて今回、キービジュアルと予告編が到着した。真冬の夜、女子大生のダービー・ソーンは、ガンで入院中の母親の容態急変の知らせを受け、車を走らせるが、休憩のために立ち寄った高速道路のパーキングエリアで吹雪のため、その場に居合わせた先客と共に立ち往生してしまう。そこで偶然、一台の車に誘拐された子どもが隠されているのを発見するが、事態はさらに悪化。誘拐された子どもを助けようとするが、生死に関わる状況に置かれ、誘拐犯に立ち向かう――。本作は、テイラー・アダムスによる同名小説が原作。プロデューサーは、アメリカ製作者組合(PGA)賞の受賞経験もあるスコット・フランク、監督はダミアン・パワーが務め、長編映画初の主役となるハバナ・ローズ・リューが主人公の大学生ダービー・ソーンを演じるほか、ダニー・ラミレス、デビッド・リスダール、ミラ・ハリス、デニス・ヘイズバートらが出演。今回到着した予告編では、緊迫のシーンが続き、息もつかせぬ映像となっている。ダービーが、母親のもとに向かう場面から始まり、パーキングエリアに避難を余儀なくされ、そこで4人の人物たちと出会う。そんな中、車の中から子どもの叫び声が…。そして、4人に疑いの目を向けるダービー。犯人と対峙し、子どもと一緒に逃げる様子もとらえられている。『パーキングエリア』は2月25日(金)よりディズニープラスのスターにて見放題初独占配信開始。(cinemacafe.net)
2022年02月07日ホラーアドベンチャーゲーム「零」をモチーフにしたホラーアトラクション「デリバリーお化け屋敷 絶叫救急車 Ver.零 ~zero~」が、2021年12月18日(土)・19日(日)によみうりランド「HANA・BIYORI」立体駐車場の屋上にて開催される。「零」×「絶叫救急車」の限定ホラーアトラクション2021年夏から開催されている、3Dサウンドホラーをメインとしたデリバリー型のお化け屋敷「絶叫救急車」。今回は、テクモ(現コーエーテクモゲームス)による和風ホラーの金字塔「零」の20周年を記念し、同シリーズの世界観を落とし込んだホラーアトラクションとしてよみうりランド「HANA・BIYORI」にやってくる。「零」シリーズの世界を3Dサウンドホラーで体験恐怖体験の舞台となるのは、約40年前に行方不明となった救急車。救急車に乗り込む参加者は、人間の頭を模した高級ダミーヘッドマイク「KU100」で“リアルに”録音された、ゲーム中の怨霊たちが耳元に迫る、臨場感ある3Dサウンドホラーを体験。「射影機」で幽霊と対峙また、「射影機(しゃえいき)」と呼ばれるカメラを使って幽霊と戦う「零」シリーズの世界観ももちろん踏襲。実際に「射影機」を使い、一度きりのシャッターチャンスで目の前に出現する霊を撮影。撮影した写真は、イベントの参加記念としてそのまま持ち帰れる。<ストーリー>約40年前、黒澤総合病院の救急車が行方不明となった。現代になり、森の奥でボロボロに朽ちた救急車が発見される。中には、救急搬送されていたであろう女性の写真と、古びたカセットテープが発見された。一体この救急車の中で何が起きたのか、カセットテープを聞いてご自身でお確かめください…。開催概要「デリバリーお化け屋敷 絶叫救急車 Ver.零 ~zero~」開催日:2021年12月18日(土)・19日(日)会場:よみうりランド「HANA・BIYORI」立体駐車場の屋上時間:11:00~20:30(最終受付20:15)※整理券配布10:00~となる。定員:1公演最大6名(中央に感染予防シートがあり、左右3名様ずつの案内となる)料金:1人1,500円(特等席 1,800円 ※1公演に2席限定)
2021年12月16日ホラー映画『ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス』が、2022年2⽉4⽇(⾦)より順次公開される。アカデミー賞国際⻑編部⾨ハンガリー代表作は“異例”のホラー映画映画『ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス』は、『サウルの息⼦』『ニーチェの⾺』『⼼と体と』『この世界に残されて』など良作を世に送り出してきたハンガリーのアカデミー賞 国際⻑編映画部⾨代表作。2022年の代表作として、“異例”のホラー映画が選出された。『ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス』は、世界の映画祭でも24部⾨を受賞。また、43部⾨にノミネート(2021年11⽉時点)されており、注目を集めている。<ホラー映画『ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス』あらすじ>作品の舞台は、第⼀次世界⼤戦後のハンガリー。死者と遺族の最後の写真を撮る事を仕事にしている「遺体写真家」のトーマスが、⻑期にわたる戦争とスペイン⾵邪により⼤量の犠牲者が出たとある村に訪れるのだが、その村は死者が悪霊となって棲みつく呪われた村だった。トーマスは村に住む少⼥アナと協⼒しながら霊を写真に写す事でその秘密を明らかにしていくが、悪霊は2⼈に容赦なく襲いかかる。果たしてトーマスとアナは、真実を明らかにし悪霊に打ち勝つことが出来るのか?第⼀次世界⼤戦やスペイン⾵邪...“史実”から構想監督は、ハンガリー史上初の国際エミー賞にノミネートされたTVシリーズ「Trezor」のメガホンを取ったピーター・ベルゲンディ。幼少期からホラー映画好きだった彼が、「ハンガリーの歴史と密接に関わるホラー映画を作りたい」との思いから作り上げたのが、『ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス』だ。第⼀次世界⼤戦直後のスペイン⾵邪の⼤流⾏の際に犠牲となった「歴史的な痛みを伴う」幽霊をモチーフに、物語を構想した。美術セットや⼩物にも、そんな時代背景を表現するこだわりのアンティークを使⽤。また、『ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス』のモチーフとなっている「遺体写真(ポストモーテムフォトグラフィー)」は、歴史上実際に行われていたもの。特にヴィクトリア朝時代には、庶民の間でも一般的なものだったという。【詳細】映画『ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス』公開日:2022年2⽉4⽇(⾦)「未体験ゾーンの映画たち 2022」にて監督:ピーター・ベルゲンディ出演:ヴィクトル・クレム、 フルジナ・ハイス、 ガブリエラ・ハモリ、 ユディット・シェル2020年/116分/ハンガリー/ハンガリー語/カラー/シネマスコープ/5.1ch/字幕翻訳者:船越智⼦/⾃主規制G相当/原題:POST MORTEM/配給:プレシディオ
2021年11月29日製作・配給会社のA24が、レシピ本「Horror Caviar: A Cookbook」(原題)を発売した。タイトルから想像できるようにただのレシピ本ではなく、ホラー映画からインスピレーションを得た料理や飲み物のレシピとエッセイを掲載した“アートレシピ本”となっている。参考にしたホラー映画は29本。『ローズマリーの赤ちゃん』『シャイニング』などのクラシックなものから『ミッドサマー』まで、新旧の名作がフィーチャーされている。有名フードアーティスト、フードスタイリスト、シェフが手掛けた自信作だ。撮影はシェフでもあるジャスティン・J・ウィーが担当した。この本の編集者リンイー・ユアンは、「VOGUE」誌に「食べ物に見えないような、複雑で美しいものもある。アートの力ってすごい」と語っており、アート本としての完成度の高さもうかがわせる。「Horror Caviar: A Cookbook」の価格は65ドル(約7400円)、A24の公式ショッピングサイトで購入可能。日本への発送も行っている。映画ファンの反応は、「欲しいのではない。必要なのだ」「A24にできないことはないの?」など。「よかった。今年の感謝祭に作るものができてうれしい」という声もみられたが、発送時期は「11月30日までに」とのことなので、注意が必要。クリスマスプレゼントには間に合いそうだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
2021年11月18日ホラー要素あふれる新作『黄龍の村』がいま話題沸騰の阪元裕吾監督。制作の裏側や怖さを感じるもの、心に残っているホラー作品などについて伺いました。日本にある謎の慣習をぶち壊したかった。現在公開中の『ベイビーわるきゅーれ』が口コミで評判になるなど、いま映画界の注目を集める阪元裕吾監督。日常と地続きの世界に、本格アクションでバイオレンスを描く彼が新作『黄龍の村』で選んだジャンルはホラー。若者たちが、妙な村に迷い込んで酷い目に遭うところから、物語はスタートする。「若者たちがイカれた村に入っていって、イカれた村の慣習に戸惑うんですけど。村に限らず今の日本にも、謎の慣習があるじゃないですか。ハンコ文化とか、ズーム会議では部下が先に退室するのは失礼だとか(笑)。作中には『うちは鍋つかみ禁止やねん』『これ、村の決まりやから』みたいなセリフが出てきますが、外部から見ると“なんじゃこら”と思うようなことも、中にいるとわからなくなることがある。男性教師が下着の色をチェックするというおかしいことも、『校則やから』でまかり通っていたりしますしね。だからこそ、全く別の価値観を持った新参者が、そういうものをぶっ壊すということを、単純にやりたかった。恐怖とは違うかもしれないけれど、誰もが感じたことのある不条理の嫌な感じを描くイメージです」ホラーの王道ともいえる始まりではありながら、突然、予想もしない展開(劇場で確かめてください!)を迎える。「日本の映画業界に対する、“もっといろいろな角度から低予算ホラーを作ってもいいんじゃないの?”という気持ちで撮りました。ネタバレになるので詳しくは言えないですが、お金がない中、作品作りにおいて何が一番大事かというと、役者の体なんです。“この人、こんなことできてすごいでしょ”ということを撮りたいというのが映画における最初の欲求であり、尊いことでもあり。そういうところも見せたかったんです」ウェイウェイした学生を見事に演じた水石亜飛夢さんや、阪元監督作品に欠かせない伊能昌幸さん、村長役の海道力也さんなどが演じる、個性が粒立ちすぎたキャラクターたちも魅力的。「僕は、現場で出るアイデアが最新のものだから、あまり脚本を持ち歩かないようにしているし、俳優にも脚本を現場でめくってほしくなくて。主演の水石さんは、一回、台本を頭に叩き込んだ上で忘れられる人です。冒頭の縦画面のシーンは、ほぼアドリブで、僕はトランクに隠れて『こんなセリフどうですか』と伝えるくらいでした。大阪の俳優で自主映画を撮っている時からお世話になっている方たちも起用させてもらいました。ホラーと謳いながらも、『絶対に笑ってはいけないシリーズ』みたいですよね(笑)」劇中に出てくる会話が、ホラーというジャンルに引っ張られず、リアルなテンションであるところも新鮮に感じられる。「『死ぬってなんだろう…』みたいな“こんなこと普段言わへんやろ”と思うセリフが出てくる映画ってありますよね。そうじゃなく、ジャンル映画だけど普通にしゃべることはできないものかと、大学の時から考えているんです。勝手に“ちびまる子ちゃん現象”と呼んでいることがあって。たとえば、まる子が炊飯器が欲しいと言うと、友蔵や花輪クンなど登場人物が全員、炊飯器に囚われ、その話だけをしますよね。1話10分弱の『ちびまる子ちゃん』はそれでいいんですが、映画でもずっと同じテーマを話しているな、それ以外の全然関係ないことも言うでしょうがと思うことがある。だから、大事なことはあまり言わせないようにしたり、会話がみんな同じ人の会話に聞こえないように気をつけています」再びホラー映画を作るなら、どんな内容にするかを尋ねると。「“世紀末が始まるんや…”と感じるようなものがいいですね。宇宙人や、言葉が全く通じないやつに侵略されるのって怖いじゃないですか。電信柱に自転車が引っかかったり、完全に真っ黒だけど奥行きのある空間が生まれたりなど、説明のつかない、意味のわからないことが起こってほしい。その理由は全部、“神の怒りに触れたから”という不条理なものでいいんです。ホラーはこの国の映画界における一大ジャンルですから、いつか撮れたらいいですね」『黄龍の村』キャンプに行く途中で車がパンクし、助けを求めて辿り着いた龍切村に、村人の強引なすすめで泊まることになった8人の大学生。しかし翌朝、突然、1人が包丁で殺され、さらに目の前には銃を持った村人と村長が現れる。公開中。阪元監督のトラウマホラー『悪の法則』麻薬ビジネスに手を出したセレブたちが危険に巻き込まれる様を描く。「メキシコギャングを怒らせたブローカーが謝るも許されないシーンには、生かされるも殺されるも相手次第という圧倒的不条理がある。自分がちっぽけだと思い知らされる状況は、怖いです」発売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン©2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC.『ノロイ』呪いをテーマにしたドキュメンタリー映像を制作した怪奇実話作家が失踪。新しい監督のもとで映画化されるも、携わった人が次々に亡くなっていく。「怖いし、ただただ気持ち悪いし、絶望感があってポカーンとして終わる作品です。ホラー映画で一番好きです」DVD¥1,222発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメントさかもと・ゆうご1996年1月18日生まれ、京都府出身。『べー。』で残酷学生映画祭2016グランプリを受賞。今年、『ある用務員』『ベイビーわるきゅーれ』『最強殺し屋伝説国岡』など、4作品が劇場公開された。※『anan』2021年10月20日号より。写真・中島慶子取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2021年10月16日ハロウィンを目前に控え、今年もホラー映画が盛り上がる季節が到来。そこで、私たちを未知の世界へと誘う、様々なタイプのホラーの名作を集めました。安全なおうちのソファや映画館の座席で、めくるめく恐怖の世界に身を委ねましょう…。決してひとりでは読まないでください…秋の名作ホラー映画大博覧会恐ろしい都市伝説には、ご注意を…!『キャンディマン』“鏡に向かって「キャンディマン」と5回唱えると、右手が鋭利なフックの殺人鬼が蜂の大群を従えて現れ体を切り裂かれる”。そんな都市伝説が語り継がれるシカゴの「カブリーニ=グリーン」地区に、キャンディマンの謎を探求するためにやってきたアーティストのアンソニー。都市伝説に隠された悲惨な物語を聞き、恐ろしい扉を開けてしまう。製作・脚本は、『ゲット・アウト』でデビューしたジョーダン・ピール。1992年製作のバーナード・ローズ監督の同名映画がベース。10月15日(金)全国公開。PG12指定。©2020 Universal Pictures and MGM Pictures. All Rights Reserved. CANDYMAN TM MGM. ALL RIGHTS RESERVED.あのブギーマンが帰ってきました~!『ハロウィン KILLS』1978年にジョン・カーペンターの手により誕生し、全世界で250億円を超える大ヒットを記録した『ハロウィン』の新章が登場。2018年公開の前作で、主人公たちの手により炎とともに葬られたと思っていたブギーマンが、なんと、生還!ハドンフィールドの街をさらなる恐怖に陥れようとする。ジョン・カーペンターは今作では製作総指揮と音楽を担当。監督は前作と同様にデヴィッド・ゴードン・グリーンが務める。10月29日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷、渋谷シネクイントほか全国公開。R15+指定。©2020 UNIVERSAL STUDIOS殺人犯は、人か悪魔か!?衝撃の実話です『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』2013年に公開された『死霊館』が大ヒットし、ユニバース作品の『アナベル 死霊館の人形』をはじめ、これまでに6作品が作られた人気シリーズの最新作。家主を22度刺して殺害した青年は、悪魔に取り憑かれていたことを理由に無罪を主張。心霊研究家のウォーレン夫妻は、目に見えない存在を証明するために立ち上がるも、邪悪な〈何か〉に追い詰められて…。シリーズの生みの親であるジェームズ・ワンが製作、ビリー・アイリッシュのMVで知られるマイケル・チャベスが監督を務める。全国公開中。R15+指定。©2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved完全なる新章がスタート。警察官がターゲットに『スパイラル:ソウ オールリセット』誕生から17年が経つ、スリラー映画『ソウ』シリーズ。その過去8作品をアップデートかつリセットした、全く新しい作品がお目見え。監督を務めるのは、『ソウ2』からおなじみのダーレン・リン・バウズマン。今作では、ジグソウを凌駕する猟奇的なサイコキラーが、警察官を相手に凄惨で過激なゲームを仕掛け、捜査に当たるジーク(クリス・ロック)を追い詰めていく。ジークの父であり伝説的な刑事を演じるのは、シリーズのファンを公言しているサミュエル・L・ジャクソン。公開中。R15+指定。(R), TM & ©2021 Lions Gate Ent. Inc. All Rights Reserved.森の中で目撃する、黒い人影に震えます『クライモリ』キャンプを楽しむために自然歩道にやってきたジェン(シャルロッテ・ベガ)と5人の友人は、好奇心からコースを外れたことで、森の中に迷い込んでしまう。そこには、マウンテンマンと呼ばれる不気味な存在が仕掛けた恐ろしい罠がたくさんあり、命を狙われることに。2003年に公開された同名作が、『バイオハザード』の製作陣を迎えて映画化。オリジナル版の脚本を手がけたアラン・B・マッケルロイの参加も話題となっている。10月15日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。R15指定。©2020 Constantin Film Produktion GmbH夢と恐怖が呼応するタイムリープサイコホラー『ラストナイト・イン・ソーホー』『ショーン・オブ・ザ・デッド』や『ベイビー・ドライバー』で熱い支持を得るエドガー・ライト監督の4年ぶりの新作。ファッションデザイナーを夢見てロンドンのソーホーにある専門学校に入学するも、周りに馴染めないエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)。夢の中でたどり着いた’60年代のソーホーで出会ったサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)に魅了され奇妙なタイムリープを繰り返すうち、次第に心身ともに彼女とシンクロしていく。12月、TOHOシネマズ 日比谷、渋谷シネクイントほか全国公開。R15+指定。©2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVEDファン待望のジェームズ・ワン監督ホラー作品『マリグナント 狂暴な悪夢』マディソン(アナベル・ウォーリス)は、予測不能な素早い動きと超人的能力を持った殺人犯による犯行を目撃する悪夢に悩まされるが、それが次第に現実のものとなっていく。事件を疑似体験するうち、自身の過去に導かれ、狂暴な悪夢の正体が明らかになる。『ワイルド・スピード SKY MISSION』や『アクアマン』で知られるジェームズ・ワン監督が、自ら書き下ろした今作。『死霊館』などを手がけた彼の久しぶりとなるホラー作品に喜ぶファンが続出!11月12日(金)全国公開。R18+指定。©2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.お年寄りは大切にしましょう『アミューズメント・パーク』『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』『ゾンビ』で知られる、故ジョージ・A・ロメロ監督が1973年に手がけ、2017年に発見された未発表映画。年齢差別や高齢者虐待の啓蒙にと教会から製作を依頼されるも、高齢者の悲惨な現実が映し出されすぎてお蔵入りに。妻のスザンヌ曰く、「恐ろしい物語ですが、伝統的な意味でのホラー映画ではありません。ジョージの感性が入っていて、映画そのものではなく、題材が恐ろしいのです」。監督の批判精神を感じて。10月15日(金)よりシネマカリテほか全国順次公開。©2020 George A. Romero Foundation, All Rights Reserved.※『anan』2021年10月20日号より。取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2021年10月16日