イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんは、アラフィフ女子の日常についてマンガにされています。思わず共感したり、笑ってしまうマンガばかり。今回は、40代も後半になり、しみじみ思うことをお届けします。こんにちは、アラフィフイラストレーター&漫画家のフカザワナオコです。全部が全部、現在進行形で通院してるわけではないんですけどね。内科1つとっても風邪ならA内科、健康診断だったらB内科、インフルエンザの予防接種はC内科って感じで診察券が複数枚あるし 、整形外科なんかは五十肩のとき行ったけど最近はもう行ってないし 。ただ昔に比べたら、確実に病院の診察券増えたなーって。それこそ20代、30代のときは、五十肩じゃないから整形外科に行くこともなかったし、眼科だってこの年齢になって目が疲れやすくなって行くようになったし。いつの間にかじわじわと増えている診察券見ていると、私も年齢重ねたな!ってしみじみしちゃいます。
2021年04月10日吉元由美の『ひと・もの・こと』作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。VS食洗機〜自分を笑うと楽になる食洗機にお皿を並べるとき、なぜか挑戦的になっている自分がいます。「この油汚れは落とせるか?落とせるものなら落としてみよ」もちろん、汚れはさっと水に流してから食洗機に入れます。ご飯茶碗はスポンジで洗ってから。あともう少し頑張れば、普通に洗い終えるくらいでしょうか。でも、少し、食洗機のために汚れを残します。一方夫はほとんど汚れを洗い落としてから食洗機に。食洗機の一つのメリットは、手で洗うよりも少ない水の量で洗えること。それを考えると、夫の洗い方は水の量、労力ともに無駄が多いと思いつつ……甘えてお願いしています(笑)。まったく、意味不明な挑戦です。なぜそんなテンションになるのか自分でも理解不能なのですが、そんな自分の滑稽さを自覚しつつ、毎回挑んでしまいます。ここで大切なのは、自分の滑稽さがわかっている客観性です。日々の中で、私たちの中でさまざまな感情が湧き起こります。胸の奥を風が吹き渡るような寂しさもあれば、弾むような喜びや、あたたかい気持ちがあふれそうになることもあります。そんなとき、しっかりと感情を味わうことが大切だと思うのです。湧き起こる感情をコントロールすることはなかなかできません。コントロールするのなら、しっかりとその感情を味わった後でしょう。そのとき大切なことが客観性です。自分のことを眺めているもうひとりの自分。感情のみならず、自分の行動も眺めてみることです。(なんでこんなことしているのだろう)と自分と距離を取ってみることで、自分を知ることができ、必要があれば軌道修正することもできるのです。食洗機への意味不明な挑戦。本当に滑稽です。そして、自分の滑稽さを笑います。自分のしていることを笑えるのは、困難に陥ったときに大きな助けになります。感情や混乱した状況の渦に巻き込まれずに済むのです。食洗機の例から大きなテーマになりましたが、自分を眺めるという習慣を日常の中に根付かせると、ちょっと生きることが楽になります。さて、食洗機への挑戦。油汚れがピカピカになると「さすが!」と食洗機の勝利を讃えます。そして汚れが残っていたときは敗北感があり……この挑戦によって私が勝利するということはないのであります。※記事中の写真はすべてイメージ作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー[文・構成/吉元由美]吉元由美作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。⇒ 吉元由美オフィシャルサイト⇒ 吉元由美Facebookページ⇒ 単行本「大人の結婚」
2021年02月28日吉元由美の『ひと・もの・こと』作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。小さな感謝が明日を作る電車の中でお年寄りに席を譲るとき、私は父や母のことを思ったものでした。父も母もこうして席を譲ってもらえるように。祈るような気持ちで、座席を立ちました。母は4年前に亡くなり、父も89歳。父も滅多に電車に乗ることはなくなりましたが、必要としている人に必要としているものが届きますように、という思いで席を立ちます。車を運転しているとき、車線変更をしようとしてもなかなか入れてもらえないことがあります。そんなときに車間を開けてくれる車をサイドミラーに見つけると、感謝が湧き上がります。少々大げさに聞こえるかもしれませんが、我先にとばかりにスピードを上げて追い抜いていくドライバーの中にあって、譲ってくれる人には心の大きさを感じてしまうのです。(譲ってくれた人に、今日いいことがありますように)ハザードランプを点滅されて「ありがとう」を伝えながら、小さく祈ります。先日、友人が交番で道を尋ねたときのこと。彼女はマスクを忘れたために、交番の中に入らずに外から尋ねたそうです。すると中にいた警官から「マスクをしなさい!」と怒鳴られたそうです。この出来事に現れているように、多くの人の中に感染への不安が広がり、ピリピリとした雰囲気があります。マスクをしていないことで暴力を受けたり、排除される。これは、明らかに行き過ぎた傾向だと思います。マスク警察、社会不安によって人を裁く方向へ向かうのは、決して好ましいとは言えません。いま、この閉塞感のある時期、大切なのは本当にささやかな幸せに気づくことであり、ささやかなありがたさを感じること、小さな感謝を伝えることではないでしょうか。言葉で伝えられなくても、心の中でちゃんと伝える。人と人をつなぐのは批判ではなく、あたたかい心の通い合いです。自由に人の行き来ができない分断されたときだからこそ、目に見えても見えなくても、言葉にしてもしなくても心で伝えていくことだと思うのです。それは確実に、次の社会を作る小さな礎になるのです。※記事中の写真はすべてイメージ作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー[文・構成/吉元由美]吉元由美作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。⇒ 吉元由美オフィシャルサイト⇒ 吉元由美Facebookページ⇒ 単行本「大人の結婚」
2020年09月06日吉元由美の『ひと・もの・こと』作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。新しい日常をおいしく、爽やかに日常が日常でなくなったこの3ヶ月。その間に新しい日常を私たちは試行錯誤しながら過ごしています。マスクをする、手洗いうがい、除菌を徹底する。いくつかの方策の中で最も悩ましいのが、人と距離をとるということではないでしょうか。緊急事態宣言が解かれた後の日常について、多くの報道番組などで取り上げられています。例えば、レストランなどでは横並びに。人と人の間にシールドを張る。そしてモニターを通して会話をしながら食事をする。また、劇場はソーシャルディスタンスをとり、2席空けて座る。すると、劇場はガラガラです。このような方策を、番組ではシリアスに取り上げます。さて、これを観ている人たちはどんな気持ちになるでしょう?不安にならないですか?もし不安を覚えたら、そこで我にかえりましょう。情報をまともに受け取らない。よく考えてみましょう。不安にさせられるような情報には要注意です。これが本当にこれからの日常になるのでしょうか?シールド越しに友達と食事をする?それが現実的な日常なのでしょうか。ソーシャルディスタンスがそのまま人間関係の距離にならないか。コミュニケーション、ぬくもりを伝え合うことで得られた安心感を、もう得ることはないのか。真夏、気温35℃近い日にマスクをしなければならない?アフターコロナの日常で最も大切なことは、自身の体を強くすることです。免疫力を高めること。体が強ければ、少しくらいのウイルスには対抗できます。今回、お亡くなりになった人たちの多くには、持病があったと言われています。さまざまな情報の中で、留意すべきはこの点です。では体を強くするためにはどうしたらいいのか。それは、食生活の改善です。人は、食べたものでできています。新鮮な野菜を多く食べ、血液をきれいにする。これが基本です。食生活を見直し、改善する点があれば改善する。目が食べたいものばかり食べず、体が求めているものを食べる。食に関する情報もさまざまですから、自分で学ぶことが大切です。調べて、学んで、深く合点がいった方法をとる。また体質は人それぞれです。消化力が弱い人、アレルギー体質の人…自分の体質を把握する。そして、自分に合った食事法を選ぶことが大切です。アフターコロナの時代、政治や経済も変化を求められるでしょう。食品添加物、農薬問題など、人の口に入るものについて厳格な基準を設けていかないと、病気を引き起こす原因になります。この変革は、小手先のシールド作戦よりも、大きな成果を上げると思うのです。新しい日常は、決して悲観するものではないし、そういう日常にしないよう一人ひとりが考えていくのです。まずは不安にさせる報道に疑問を持つこと。そして、サラダを山盛り、おいしく食べること。今、ここからできることばかりです!※記事中の写真はすべてイメージ作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー[文・構成/吉元由美]吉元由美作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。⇒ 吉元由美オフィシャルサイト⇒ 吉元由美Facebookページ⇒ 単行本「大人の結婚」
2020年05月31日写真家・鈴木親の展覧会「東京の日常の断片」が、2020年3月7日(土)から4月11日(土)まで、東京・東品川のKOSAKU KANECHIKAにて開催される。90年代よりファッション・フォトや出版デザインを牽引する写真家、鈴木親。フランスのファッション誌『パープル(Purple)』で写真家としてのキャリアを始めた彼は、国内外の雑誌から、イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)やトーガ(TOGA)、グッチ(GUCCI)のコマーシャルまで、ファッションとアートの境界を超えた活動を続けてきた。本展「東京の日常の断片」は、鈴木自身がセレクトした“私的”なスナップを中心に、約40点の作品により構成。中目黒や新宿、青山など東京の各所で、デジタルでなくフィルムを用いて撮影された写真を展示する。展示される写真には、人物、東京の街や風景、あるいは花が、どれも等しく日常の断片として切り取られている。被写体の曖昧な瞬間や無意識的な部分を捉えた作品からは、ありのままの姿とともに、そこから紡がれる新たなストーリーも感じることができるだろう。【展覧会概要】鈴木親「東京の日常の断片」会期:2020年3月7日(土)〜4月11日(土)会場:KOSAKU KANECHIKA住所:東京都品川区東品川 1-33-10 TERRADA Art Complex 5FTEL:03-6712-3346開廊時間:火・水・木・土 11:00〜18:00 / 金 11:00〜20:00休廊日:日・月・祝入場料:無料■オープニングレセプション日時:3月7日(土) 18:00~20:00
2020年03月07日写真家・鈴⽊親の個展「東京の⽇常の断⽚」が、東京・天王洲のアートコンプレックスにあるギャラリーKOSAKU KANECHIKAで、3月7日から4月11まで開催。Nakameguro, Tokyo, 2016© Chikashi Suzuki, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA90年代より、エディトリアルやファッション・フォトの最前線で活躍し続ける鈴⽊親。フランスでキャリアをスタートさせた彼の活動は幅広く、ファッション、アートの境界を超えながら常に時代を代表する写真家のひとりとして注⽬を集めてきた。そのキャリアにしては、展覧会や写真集での発表が少なかった鈴⽊だが、KOSAKU KANECHIKAでは2018年に「晴れた⽇、東京」、2019年に「わたしの、東京」と2回の展覧会を開催してきた。⻑年撮り続けてきた彼の重要な被写体である東京の再解釈を軸に、写真というメディアについての再考、また写真史へのレファレンスなど、重層的なコンテクストをもつ展⽰を⾏った。続く今回の個展では、綿密なセッティングをして撮影したものではなく、どちらかというと私的、プライベートなスナップを中⼼に展覧会を構成する。それらの多くは撮影されてから、発表されないまま⻑い時間を過ごしてきた写真だ。Shinjuku, Tokyo, 2018© Chikashi Suzuki, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA⼈間が⾒る⾵景や事物、⽇常の変化を写真に撮り始め、現実を複製することに憑かれてから久しいが、デジタルが登場してからは、写真はかなりのスピードで消費されるようになり、そのイメージは作られては過ぎ去っていくものとなった。それとは対照的に、鈴⽊が今回展⽰する、フィルムで撮影された写真は、ほとんど⼈の⽬につくことなく時間が経過したことで、新鮮な存在感をまとって私たちの前に現れる。パブリックな存在の⼈物、パブリックな存在になる前の⼈物、東京の街、⾵景や花などが、等しく鈴⽊の⽇常の断⽚として切り取られている。そこには真実が写っており、また鑑賞者が受け取り、無数に紡ぐことができる新たなストーリーの余地がある。Nakano, Tokyo, 2015© Chikashi Suzuki, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA「写真はすべて死を連想させるものである」と、スーザン・ソンタグが「写真論」で述べているように、写真を撮るということはその⼈物や事物の運命、はかなさや無常に⽴ち⼊ることでもある。だからこそ、そこに⽣まれる哀感や郷愁にも近い感覚は美しく、また予兆も孕んだ時間の経過という要素は鑑賞者を魅了し、想像⼒に働きかける。なお、今回の個展では、意味や作為性が⽣じることを避け、これまで展覧会や写真集の発表が少なかった鈴⽊が⾃⾝でセレクトした写真、約40点で構成される。【展覧会情報】鈴⽊親「東京の⽇常の断⽚」会期:3⽉7⽇〜4⽉11⽇会場:KOSAKU KANECHIKA住所:東京都品川区東品川 1-33-10 TERRADA Art Complex 5F時間:⽕~⽊・⼟曜日11:00〜18:00、金曜日11:00〜20:00休廊日:⽇・⽉・祝⼊場無料
2020年03月04日ミドラ(MIDDLA)の2019年春夏コレクションが、2018年10月17日(水)、東京・渋谷ヒカリエにて発表された。“忘れな草”がシンボル今シーズンのテーマは「STILL IN BLOOM」。小さく可憐な「忘れな草」の花をコレクションのシンボルとし、非日常的なドレススタイルと日常的なストリートスタイル、2部構成のショーを展開した。ピュアな非日常のドレスサックスソロ、そしてカルテットのクラシック演奏で幕を開けたショー。まず登場したのは、真っ白なドレスに身を包んだモデルたちだ。細やかな花々の装飾が身頃を埋め、ギャザーやフリル、プリーツを重ねたドレスは歩を進める度にゆるやかに揺れ動く。透明感のあるチュールや、光沢のあるサテン生地などが、ピュアで幻想的なムードを演出する。ドレスは白の他、シックなブラックやネイビー、ブルーも登場。いずれも上品さや純粋さを思わせる仕上がりとなっており、ほのかに“忘れな草”の香りも漂わせている。ギャザーを寄せ、幾重にも生地を重ねたマーメイドドレスは、ブルーのグラデーションを描き、清く華やかな存在感を見せる。デイリーウェアに潜むロックカルテットの演奏が終わると、暗転とともに始まったのはエッジの効いたロックの生演奏。非日常から切り替わり、日常的な世界観が繰り広げられた。デザイナー・安藤大春は、シーズンテーマを決める際に尾崎豊の楽曲「Forget-me-not」や、ニルヴァーナの「In Bloom」からインスパイアされたという。マニッシュ&アクティブなエッセンスロックが象徴するように、後半はナイトカモに小さな花をあしらったプリントテキスタイルや、マニッシュなセットアップなど、フェミニンな表現と、無骨な要素やアクティブさをミックスしたピースが散見された。例えば、エレガントなロングワンピースの足元にリーボック(Reebok)のスニーカーをセレクトしたり、トレンチコートドレスのベルトをリボンカットしたり。ワークジャケット風のカーキのショートジャケットには、ペプラムをあしらうことで柔らかさと活発な印象を両立させた。空気を含むようなゆったりとしたフォルム服の造形は、ギャザーやフリル、分量感のあるパターンメイキングによる、ゆったりとしたシルエットが目立った。斜めに大胆な切り替えを配したスカートや、透け感のある生地で仕立てたプリーツの巻きスカート、生地をたっぷりととったワイドパンツなど、空気を含むようなフォルムが、穏やかな空気感を放っていた。
2018年10月20日日本人写真家6人の日常に迫ったドキュメント映画『TRACES OF A DIARY - 日記をたどる』の特別上映会が、6月29日から7月1日まで東京・原宿のヴァカント(VACANT)にて開催される。同作は、ポルトガル人アーティストのアンドレ・プリンシペ(Andre Principe)とマルコ・マルティンス(Marco Martins)が、森山大道、荒木経惟、中平卓馬、ヒロミックス、梶井松陰、吉行耕平ら6人の日本人写真家の日常を追ったドキュメント映画。ロシア・ソ連時代に作られたレンジファインダーカメラ「クラスノゴルスク3」を使用し、シナリオを設けずに偶発性を取り込みながら写真家たちの日常を記録した。約1年半かけて行われた撮影を通じて、日本人写真家たちのイメージの制作プロセスやストーリーテリング、日記式表現の本質を追求。時には記録者自らが映像に映り込み、写真家らと会話を交わすなどしており、まるで道中記のような記録映像作品となっている。なお、会場では映画上映の他、同作の撮影時にアンドレ・プリンシペが撮りためた作品から作られた写真集『TOKYO DIARIES』をはじめ、その他出演作家の関連書籍などを販売。また特別上映会に合わせて、ポルトガルよりアンドレ・プリンシペも来日する予定だ。【イベント情報】『TRACES OF A DIARY - 日記をたどる』特別上映会会場:ヴァカント住所:東京都渋谷区神宮前3-20-13 2階会期:6月29日~7月1日時間:19:00~20:30(開場18:30)料金:当日1,200円、前売り1,000円(※前売りは完売、当日券発売予定無し)
2016年06月20日今回のテーマは、タイトルであるgegeの通り、故水木しげるさんへの追悼を込めたオマージュです。タイトルの「gege」は鳥取の方言でもある「下下」、そして水木しげるさんの幼少期のあだ名の「ゲゲ」でもあります。昨年の暮れ、水木しげるさんがお亡くなりになられました。言わずもがな、陰の存在だった妖怪たちを一躍日常のファンタジーに昇華させた方です。なぜ鳥取という環境からあのネガティブな世界を描く漫画家、水木しげるという作家が生まれたのか?その疑問に少しでも自分なりに答えを見つけれるようなリサーチをしよう。そういう思いでコレクション制作をスタートさせました。水木さんの故郷である弓ケ浜半島の先端、境港を調べて行くと、妖怪の空気感がありません。もともと中国山脈から流れる日野川から流れてくる砂が溜まって出来た砂州なので、妖怪の住み着きそうな森や山が無いのです。不思議に思っていると、水木さんの実家が日本海の海沿いにあり、いつも対岸沿いの島根半島をみて、妖怪が住む世界に心躍らせられていたとの事を伺い、納得しました。隣の県は神様がやってくる島根県、"神様の国"といわれる地域であり、出雲に神在月には全国の神様がやってくる場所です。神様がいそうな場所ですから、妖怪も沢山いたのでしょう。生前、水木さんはあるインタビューで、鳥取に妖怪の気配があったのではなく、隣の県、島根からいつも気配を感じていたとおっしゃっていました。それを伺い、鳥取じゃ無いんかいw!(しばしば妖怪の県といわれつつも)と突っ込みをいれたくなりました。しかしながら、大胆な仮説ですが、何も無いからこそ、イマジネーションが沸いたのでは?と。それは鳥取のもう一人の巨匠、写真家、植田正治にも通じる非日常的な世界観なのではと思いました。日常と非日常の様々な生き物が混ざり合った、自分のルーツでもある世界。まだまだ僕が描く世界は小さいですが、これからも様々な価値観が混ざり合ったより大きな世界を描けるようになりたいです。それでは、ほんとうの妖怪になられた水木しげるさん、この世界の多くの事を学ばさせて頂きました。本当にありがとうございました。
2016年04月14日NTTドコモは、ジャパンベストレスキューシステムと提携し、日常生活におけるトラブルサポートや、家事代行サービスが利用できる「家のあんしんパートナー」を3月1日より提供する。利用料金は月額税別450円。利用するサービスによって別途料金が発生する。「家のあんしんパートナー」は、ジャパンベストレスキューシステムが提供する「生活トラブルサポート」と「家事サービスサポート」のメニュー約40種類を割安な価格で利用できるサービス。「生活トラブルサポート」では、水回りや鍵、ガラスなど、日常生活でのトラブルに対し専門のスタッフが駆けつけ対応する。1回当たりの作業時間が60分以内であれば、作業費・出張費無料で、24時間365日利用できる。なお、部品交換や特殊対応が必要な場合は、別途料金が必要となる。「家事サービスサポート」では、家事代行やハウスクリーニングなどのサービスを通常よりも割安な価格で利用できる。申込みは、ドコモショップ店頭、My docomo、電話にて可能。利用するには、ドコモへの申込み手続き後、ジャパンベストレスキューシステムへの利用者登録をユーザー自身で行う必要がある。サービス内容の一例は以下の通り。生活トラブルサポートトイレの水漏れ修理水道修理鍵の解錠や交換ガラスの交換や修理家事サービスサポート家事代行サービス(洗濯や調理後の片付け等)ハウスクリーニング(キッチンやエアコン、洗濯機のクリーニング等)宅配クリーニング(衣類の集配やクリーニング及び保管等)
2015年02月23日うちの家族、家ではリラックスモードが高じてとても他人には見せられない姿や習慣が……。そんな「わが家の恥ずかしい日常」について、マイナビニュースの読者の皆さんにアンケートで聞きました。調査期間:2012/4/16~2012/4/19アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 847件(ウェブログイン式)■家族の名前入りの大きな袋で埋めつくされた部屋Q. 突然の来客に見られたら恥ずかしい、わが家の習慣や行動はありますか?はい……273票(32.2%)いいえ……574票(67.8%)3分の1近くの人には、見られては困る日常の姿があるようです。具体的には、部屋の汚れ、散らかっているからという回答が多く、「洋服ダンスの前に畳んだ洗濯物が山積み」(26歳/女性)「使った食器類が流しに山積み」(27歳/女性)「居間に布団が敷きっぱなし」(37歳/男性)というのは序の口のようで、「『○○(名前)の夏服』などと書かれた大きな袋が部屋を埋めつくしていること」(24歳/女性)「階段に荷物がたまっているので、お客さんには部屋まであがってもらえない」(33歳/男性)「ダンボールが捨てられなくて積み重ねてあり、倉庫みたいになっている」(28歳/男性)「お仏壇にカレーなど、あまり仏前にあがらないものまであがってる日がある」(32歳/女性)と、片づけられない症候群の人の証言が続きました。読むだけで、おうちの風景が目に浮かびます。■居間の壁にカニの甲羅自宅での服装についても見られたくないようです。「自宅では常にパジャマ」(24歳/女性)「お父さんがいつもステテコ姿」(28歳/男性)は圧倒的に多く、「暖かくなると就寝は素っ裸。宅配便が来たときなどの急な対応時に、いつも焦ります」(46歳/男性)との声も。「1週間バスタオル使いまわし」(27歳/女性)「トイレのドアがオープン」(27歳/男性)「湿気対策で靴に新聞紙を詰めている」(26歳/女性)「お家にいる時はいつも女の子の格好でいる」(41歳/男性)最後の体験談は衝撃ですが、日々の習慣を見られたくない、という声もあります。家族に関することでは、「父親の威厳がなさすぎるところ……」(32歳/女性)「母の言葉使いや日本語が変」(34歳/男性)「たまに家族で大熱唱している」(25歳/女性)と、友人には見せたくない様子。中には、「カニの甲羅が飾ってある」(29歳)という女性、「カニを食べたときに形も色もきれいで父が居間に飾ったのですが、来客の方にいつも笑われます」という趣味(?)も。居間の壁に甲羅は予想外です。長年の習慣やクセはなかなか変えることはできません。ましてや家族のことにはお手上げです。取りあえず、部屋の片づけや洋服の整理から始めたいものです。(岩田なつき/ユンブル)
2012年06月24日