美しいバッグを持つと、なぜか背筋を伸ばして颯爽と歩きたくなる。そんな経験、誰もが一度はあるのではないでしょうか?『MARROW(マロウ)』のバッグがまさにそれ。〝気品〟というオーラを纏ったカバンは、手にする人に自信という魔法をかけてくれるよう。美しいものを手にすると感じる高揚感が、『MARROW』の魅力なのです。 バッグの待つ表情を楽しむ。ハンドバッグ¥45,000/MARROW(シック)単なるハンドバッグで終わらないところが、なんとも『MARROW』らしい逸品。ジュエリー用のギフトボックスの形からインスピレーションを受けたというこちらは、真っ先にマチの形状に目がいくはず。メンズライクになりがちなブラックレザーのカバンに、曲線が加わることで一気にエレガントな雰囲気へと変わります。 サイドから見ると、よりこのデザインの美しさを感じることができます。全体的にかっちりとした印象を受けるけれど、ぷっくりとしたカーブのおかげで可愛らしさも出現。また、正面から見えるフラップやハンドルの部分をよくよく観察すると、ステッチがないことに気づくはず。ステッチの代わりに「ネン」と呼ばれる溝を手作業でつけることで、より引き締まった印象へと導いています。また、平らな板状の金具が入れられているので、かっちりとした形がキープできるのです。 バッグを開け閉めするゴールドのひねり金具は、あえて隠しているのもポイント。ブラックレザーの美しさがより際立ち、コーディネートをキリリと引き締めてくれます。 フラップを開くと、また違った美しさに出合えます。内側にはコットンが張られ、ポケットがひとつ。すぐに取り出したい定期やハンカチなどを収納できます。 スリムな見た目なので、意外に思うかもしれませんが、マチは7.5㎝あって収納力も安心。とはいえ不思議なことに、このバッグを持つと選び抜いたものだけを入れたくなってしまうのも、このバッグの持つパワー。自分を高めたいと思うなら、『MARROW』のバッグを手にしてみるのが近道なのかもしれません。 シック03-5464-9321:kimyongduckstyling:Mari Nagasakatext:Kisae Nomura
2018年12月29日バッグは忙しない日々をともに駆け抜ける戦友みたいな存在。毎日一緒にいたい、そう思えるミニバッグを今年は手に入れたい。 今一番気になるバッグブランド「マロウ」。ジャパンメイドの確かな品質とミニマルなデザインが見事に融合していて、長く愛せるバッグを見つけることができそう。ミニバッグが多いのも特徴。 バッグ(H22 x W19 x D6)¥39,000/MARROW(シック)コート¥37,000/Traditional Weatherwear(マッキントッシュジャパン)、ポロシャツ¥13,000/LACOSTE(ラコステお客様センター)、デニムパンツ¥34,000/ma’ry’ya(ビショップ) コルクを薄くのばした素材で仕立てたどこにもないバッグ。持ち手には陶器のチャーム。特別なデザインのバッグこそ、開襟シャツにデニムのようなシンプルな装いによく馴染む。 バッグ(H23.5 x W28 x D19.5)¥27,000ドットのシャツ¥18,000/PHEENY(フィーニー)、デニムのワイドパンツ¥18,000/Luxluft(カオス表参道)、シューズ¥28,000/REGAL(リーガルコーポレーション婦人靴お客様相談窓口) アトリエで一つ一つ手作りしている皮小物ブランド「イロセ」。折り紙を折るように牛革を折り込んだシームレスなクラッチバッグは、iPadが入るのでガジェットケースとしても活躍を期待。 バッグ(H21 x W28.5 x D2.5)¥9,500/irose(イロセ)ポロシャツ¥14,000/LACOSTE(ラコステお客様センター)、スカート¥4,900/w closet(ウェアーズ)、ベルト¥9,000/B:MING by BEAMS(ビーミングライフストア byビームスコクーンシティ店)、キャップ¥8,900/COMESANDGOES(アルファPR)、リブソックス¥1,000/BEAMS BOY(ビームスボーイ原宿)、シューズ¥63,000/Paraboot(パラブーツ青山店) 周囲をぐるりとレザーでパイピングすることでキャンバス地がスタイリッシュな印象に。パーカとチノパンのベーシックな装いをさりげなく品よく、よそ行きに見せてくれます。バッグ(H30 x W32)¥9,000/20/80(ヘムトPR)パーカ¥32,000/SCYE BASICS(マスターピースショールーム)、中に着たTシャツ¥8,500/hand vaerk(ビショップ)、チノパン¥14,800/BENSIMON(ルックブティック事業部)、リブソックス¥1,000/BEAMS BOY(ビームスボーイ原宿)、レースアップシューズ¥28,000/REGAL(リーガルコーポレーション婦人靴お客様相談窓口) 永遠の定番、トートバッグもミニサイズを選ぶといつもと違ってちょっと新鮮。肉厚なキャンバス地をつかって、ていねいに仕立てらえたアメリカ製のトートバッグは、是非、スタメンに加えたい。バッグ(H23 x W31xD6.8)¥6,000/CEDAR KEY CANVAS(カレンソロジー青山)リネンのシャツチュニック¥26,000/INDIVIDUALIZED SHIRTS(カオス表参道)、ドットのパンツ¥15,500/H/standard(アッシュ・スタンダード二子玉川ライズ店)、手に持った帽子¥8,400/HUMAN WOMAN(ヒューマンウーマン)、サンダル¥14,800/CASTELLER(ビショップ) 軽くてやわらか、そしてなめらかな質感が際立つ馬革を使用した巾着バッグ。持ち手が長いので肩かけしたり、手首に巻いて短めにしたり、持ち方次第で表情が変わるからより愛着がわいてきます。バッグ(H20 xφ13)¥9,000/ART&CRAFTS(エバーグリーンワークス)Tシャツ(2マイセット)¥3,200/FRUIT OF THE LOOM x BEAMS BOY(ビームスボーイ原宿)、デニム¥24,000/H/standard(アッシュ・スタンダード二子玉川ライズ店)、スニーカー¥8,500/MOONSTAR(ムーンスターカスタマーセンター) 小粋で真っ赤なクラッチは、ブレスレット代わりにストラップに手首を通して持ってみたい。二つ折りのデザインは、開くとカード入れや仕切りがしっかりあって機能面も大満足。オペラバッグ(H13 x W25 x D1.8)¥67,500/POSTALCO(ポスタルコショップ) レザーのウエストポーチだと、ボーイッシュになりすぎず、品のよさが残ります。いつものTシャツの背中に背負ったり、ウエストマーク代わりにゆるくつけたり、楽しみ方にも幅があります。バッグ(H11 x W18.5 x D7)¥32,000 /Aeta(アルファPR)Tシャツ¥6,800/BENSIMON(ルックブティック事業部)、ベイカーパンツ¥11,000/BEAMS BOY(ビームスボーイ原宿) さわやかなストライプと巾着の組み合わせは飾らないシンプルさがいい。ストライプをリボンに結んだときの姿は一段とかわいらしい。いつも側においておきたくなる、そんな存在になりそう。巾着バッグ(H19 x W24 x D16)¥6,000 ヌーディーなレザーとキャンバス地の上品な相性のよさ、そして、ミニチュアのようなサイズ感に心を奪われます。ドクターバッグのように口金式で口が大きく開くところも見逃せません。バッグ(H15 x W17 x D12)各¥28,000/PHEENY(フィーニー) 自転車のハンドル幅にぴったり収まるツールバッグはデイリー使いもサマになる。かっちりとしたレザーの質感や円筒状のユニークなフォルムは装いのスパイスに。バッグ(H12 x W30 x φ11)各¥14,800/LABOUR AND WAIT(ビショップ) これからの季節になくてはならないかごバッグ。バケツ型は見た目以上にしっかり荷物が入って、形のかわいさだけでなく機能的。巾着タイプで中身が見えない配慮も嬉しい。かごバッグ(H14 x W18 x D14)¥8,800/caterina bertini(ビショップ) ノスタルジックな雰囲気を帯びたサークル型ポシェット。オレンジのかごバックはそれだけで主役の存在感。内側はリバティプリントになっているから、バッグを開くたびににんまりしてしまいそう。かごバッグ(φ20 x D7.5)¥10,000/SOULEIADO(ソレイアード自由が丘店) ミニバッグにはミニサイズのお財布がグッドバランス。革小物を得意とするブランドには、思わず心惹かれるカラフルで個性的なデザインのミニ財布がたくさんあります。左から黄色のミニウォレット(H7.5 x W10.5 x D3)¥12,000コインケース(H6 x W8.5 x D1.5)¥5,000/ともにirose(イロセ)ミニウォレット(H9.7 x W9.5 x D2.8)¥18,000/StichandSew(スティッチアンドソー)ノート¥10,000/SMYTHSON(トゥモローランド) onkul vol.9より
2018年06月23日思えば、幼稚園の通園バッグにランドセル、新しいバッグに出会うのはいつも春。そんな幼い頃の記憶が刷り込まれているからかもしれない、春は他の季節よりもバッグを新調したいと思わせるもの。 新たらしいバッグを見つけたいと思っても、大人である以上、気分で選ぶことは余程の理由がない限り勇気のいることではないだろうか。ビジネスシーンに使うもの?それともプライベート?用途によっても異なってくるから、いざ見つけようとしてもなかなか決断するのは難しい。でも、それが両方叶うとしたら……! A4サイズのファイルに雑誌、ipadなどをしっかりと収めることのできる「マロウ」のボストンバッグ。タンニン(植物)でなめした後、肌目や毛穴をペーパーで擦りつぶして少し起毛させ、仕上げの銀スリ加工が上品さを宿す。 表情を豊かに見せているのが、金属ファスナー。YKK社のエクセラで、ファスナーのかみ合うエレメントと呼ばれる部分の1つ1つに磨きをかけることでこの美しい光を放つことができているそう。噛み合わせもとても良く、開閉はとても滑らか。それだけじゃない。ファスナーは引き手をサイドの飾りに納める事もできるよう、設計されているという粋な計らいも。さらに内側の前後両面にポケットがあるところも、ときめきを覚える。 ブランドの名前の「MARROW」は、髄や核心、力などの人の根底にあるものを意味する言葉だそうだ。“揺るぎのない自分の根底にあるものと、美しい鞄を持つ事が日常にもたらす変化。変わらないものと変わるもの、ふたつのものの共存”の意味を込めて名付けられたという。 いつだって春は、新しいバッグで気持ちも新たにしたい季節だ。 A4バッグ(COVER)W290 ×H350 × D90 mm ¥55000MARROW(シック) photograph:kimyongduckstyling:Mari Nagasakatext : Akira Watanabe
2018年03月17日