子ども同士が幼稚園の時からのママ友、よしえは気が強く、その娘のあおいも母親の前だけでいい子ぶるようなところがありました。そのため子ども同士が同じクラスになってもまゆみは喜べずにいます。やがてまゆみの不安は的中。よしえの娘と同じクラスになったことで、まゆみたち親子はトラブルに巻き込まれることになるのでした。ママ友親子と同じクラス…喜べない理由4月から、ほのかはりんとあおいと同じクラスになりました。気の強いあおいと娘が同じクラスになったことを不安に思うまゆみ。その予感は的中します。時は過ぎ…同じクラスになったマサトとモテ香が仲良くしていることにあおいは嫉妬していました。嫉妬からモテ香をブリッ子、通称「ブリ」と陰で呼び、りん、そして新たに仲良くなったワキコを巻き込んでモテ香に対する敵対心を募らせていきます。そしてある日…いじめの現場を目撃! どうすればよかったの?クラスメイトのランドセルを傷つけたあおい・りん・ワキコ。まゆみの娘はその光景を目撃していました。しかし、親しい友人たちの悪事を暴くのをためらってしまいます。娘から事情を聞いてまゆみはあおいとりんの親であるママ友たちを思いやります。娘がクラスメイトの物を傷つけたと聞いてふたりがどんなに動揺するかと心配したまゆみはある行動に出ますが…。しかしこれが裏目に出て、親子ともに学校で孤立することになってしまうのです。よしえたち加害者の親は、自分たち側が被害者であると主張。主張の強いモンスターペアレントの勢いに学校側もたじたじになり…まゆみたち親子はどうなってしまうのか、そしてランドセル事件の行方は…。こちらは2022年10月16日よりウーマンエキサイトで公開された原黒ゆうこの漫画です。漫画に対する読者からのコメントをご紹介します。読者も見た! 身近に存在するモンスターよしえが絶対に自分や自分の子どもの非を認めず、強気な態度で周囲を威圧するため話はこじれにこじれます。似たようなモンスターペアレントを目撃したと語る読者も。・子ども同士の喧嘩に立ち入らない主義と言って、子どもの迷惑行為にわれかんせずな母親がいました。他の子どもは叩かれ、遊びに呼んだら家はめちゃめちゃにされ、次第に孤立したその子の子ども。・社交的なお母さんが嘘をついて子ども同士や親同士の関係をコントロールしてました。言ってないのに「あのお母さんがあなたの子どもと遊ばせたくないって」とか、子どもにも「あの子にもて遊ばれてるよ」とか吹き込みました。・良くわかります。被害にあわないとわかりません。世の中には一定数、学力や収入に関係なく、この記事のような人が必ずいます。・子どもが不登校になった時、ママ友に「転校すれば」と言われた。 意地悪してるのはそっちなのに… 子どもの行動を親は知るべき。また子ども同士のトラブルで、学校や保護者の対話の難しさを痛感した読者も。・似たり寄ったりの経験をしました。1人の暴力的な男の子、それに釣られる数人の男の子が、授業中に机の上を走り回ったり、クラスの子のかばんをひっくり返したり、注意した子を殴ったり蹴ったりするのですが、担任の先生は制御できずにいました。うちの娘が一番のターゲットになり、殴られるのが怖いため他の子は注意もしないし、娘が殴られても知らんぷりでした。懇談会を開いても、「暴力を振るう子と、振るわれる子の問題なのに、どうして関係のない自分達の子が巻き込まれて授業が進まないなんて迷惑をかけられるのか」「殴る子もいけないけど、殴られる子にも問題があるんじゃないの」「言っても聞かないんなら、叩いてでもやめさせればいい」などという意見が出て、まとまりませんでした。モンスターペアレントに振り回されて、一番の被害者になるのは子どもたち。読者から振り回された子どもへのメッセージが届いていました。・こんな辛い思いはしたくないけれど、何か悪いことをしたからこんな目にあうんじゃなくて、めぐり合わせが悪かっただけと思ってもらえたらなと思います。不運にも振り回されることになってしまった子どもたちに「あなたは悪くない」としっかり伝えてあげたいですね。▼漫画「ママ友がモンペだった話」
2024年01月26日こんにちは、佐原チハルです。子どもの交友関係に口を挟む親って、モンペ(モンスターペアレンツ)のような印象もありますし、子どもにとって極端な過干渉は虐待の一つになってしまうこともあります。とはいえ、子どもを保護するのは親の役割ですし、成長するまでは保護者の介入が必要になるシーンは少なくありません。そこで今回は、お子さんの交友関係に親が介入することについて、何歳ごろまでなら大丈夫だと思うか 、ママたちに聞いてみました。●小学校の低学年まで、あとは何か起きた時だけ「親が介入できるのなんて、小学校くらいまでじゃないかな。子どもには子どもの世界があるから、あんまり邪魔しちゃうのも良くないし」こう話してくれたのは、17歳と14歳の子どもがいる40代のママさんです。「小学校の低学年くらいまでは、保護者の責任も大きいっていうか。もちろん親はいつまでも親だから、責任だってずっとあるけど、高学年くらいになればお友達との付き合い方だって自分なりにやっていってる感じだし、親があんまり介入してもいいことないと思うよ」とは言え、お友達のお家に遊びに行かせてもらったあとにはお礼をする、喧嘩をしたようであればこっそり親同士でラインし合ってみるなど、子どもには見せない範囲での小さなフォローはある程度必要かも、とのこと。子どもの邪魔をせず、あくまで表立って言動にはしないままで“しっかりと見守る” ことが大切なようです。●そもそも子どもの交友関係への介入はするべきではない「子どもの交友関係に介入、なんて、子どもが何歳でもしちゃいけないと思う」こちらは、10歳と4歳のお子さんを持つ30代のママさんからの言葉です。「下の子だって、仲のいいお友達はこの子たちとか、普段は遊ばないけどこういうことする時は一緒に遊ぶお友達はこの子とか、自分たちで考えたりして決めてる。もちろん、どんな子と普段遊んでるのかとか、喧嘩した時には怪我をしたりさせたりしてないかとか、そういうのはできるだけ把握しておくべきだろうけど。子どもには子どもの世界があるんだから、親が介入して邪魔しちゃ良くないと思う」しかしこちらのママさんは、「いざとなったら弁護士を呼ぶくらいの覚悟はしてる」とも言います。「姉の子どもが中学生なんだけど、隣のクラスでいじめがあったみたいで。そういう話を聞いたり、ニュースとか見てても、トラブルがあった時に学校の先生だけに任せちゃうのは不安だなって思って。だから、いざ何かあった時だけは全力で介入しようと思ってる。先生に話してみてダメなら弁護士さんにも入ってもらうとか」何か大きなトラブルに見舞われた時、子どもだけで解決するのは難しいこと があります。弁護士など、第三者である他の大人に頼ろうという判断は、子どもだけではなかなかできないこともあるでしょう。いざという時、子どもの選択肢を増やすための介入ができるのは理想 ですね。●「思春期にこそむしろ介入しちゃいそう……」という不安の声も「親が子どものお友達とのことにあんまり入っていっちゃうのは良くないってわかってるんだけど、うまく子離れできる自信がなくて……」こう聞かせてくれたのは、5歳と3歳の子どもを持つママさんです。「今は保育園で先生たちがしっかり見てくれてるから、親は仲のいいお友達の名前とか性格とかを知っておくくらいでいいけど、これから先学校に進んでいったら、何かあった時、どうやって子どものことを守ろうって考えると、すごく不安になっちゃうんです」思春期の頃には特に介入してしまいそうで、不安なのだそう。「思春期になったら、恋愛だってするかもしれない。恋愛したら、お友達とはまた付き合い方も変わってくるはずと思うんだけど、そうしたら、どういう時にどうアドバイスしたらいいんだろうって考えるんです。そもそも恋愛のことで親にどうこう言われるなんて最低だとは思うんですけど、もし何か大ごとに発展しちゃったらどうしようとか思うと、介入の仕方は考えておかないといけないなって。うちは上が女の子、下が男の子なんですけど、妊娠したりさせちゃったりしたらどうしようって、似たようなニュースを聞くたびに思っちゃうんです」思春期といえば反抗期 もありますし、特に恋愛ごとともなれば、下手に介入してしまえば、より大きなトラブルを招いてしまうこともあるかもしれません 。とはいえ「放っておくだけではダメだろう」「でも、どう介入したらいいかわからない」という不安は、筆者にもわかるような気もします。親の方からグイグイと介入してしまうのではなく、子どもが思春期になるまでにリスクの低い行動を取れるようアドバイスできたり、何かトラブルがった時に相談してもらえるような関係性を 築いておきたいですね。----------以上、いかがでしたでしょうか。親は、特に子どもがまだ小さい場合には、しっかりと保護してあげる必要があります。けれど自分で自分の交友関係を持てるようになった子どもたちの世界に親が介入しすぎるのは、子どものためにいいことばかりでもありません。いざという時の介入の仕方やタイミングなどは、できるだけ事前にシミュレーションしておきたいですね。もちろん、事前にシミュレーションできる範囲には限りもありますが、パートナーとも話してあってみたり、イメージトレーニングをしたり、まずはできることから始めましょう。●ライター/佐原チハル●モデル/福永桃子
2017年11月30日