今回の「やさしいママのヒミツ」は番外編です。沖縄に移住したセソコマサユキさん一家が愛用するのは、人と地球にやさしいサラヤの洗剤「ヤシノミシリーズ」。毎日使う洗剤の売上の1%が原材料の産地ボルネオの環境保全に使われていると知り興味津々。二児のパパでもあるセソコさんによる「ボルネオの旅」レポートです。しっかりと冷房の効いたコタキナバル空港の扉を開けると、湿気をたっぷりと含んだ暑い外気が体を包んだ。同行者たちからは「暑いー、、、」と言うため息にも似た声が漏れたが、僕は少しホッとした。なんだか、沖縄の空気に似ているような気がしたからだ。僕の住む沖縄の家からは、ほんの少しだけ海が見える。その海へは、車を走らせれば15分もかからずにたどり着くことができる。夕方少し早めに仕事を切り上げて子どもたちと海で遊び、夕日を眺めながらビーチで家族そろって晩ご飯にするのが、僕のささやかな楽しみでもある。自然を身近に感じることのできる沖縄の暮らし。でも、僕たちは本当の意味で、地球と繋がる暮らしをできているだろうか。自然を思い、自然とともに暮らすことって、どういうことだろう。我が家でも愛用している人と地球にやさしい「ヤシノミ洗剤」。サラヤが展開する環境保全活動の視察ツアーに参加させてもらい、その原材料に使われているパーム油の産地であるボルネオへ、旅をする機会を得た。1億年以上前の熱帯雨林が現存するという、その雄大な自然を感じる旅へ。パーム油の産地、ボルネオ島へ成田空港からマレーシアの首都クアラルンプールの空港を経由し、サバ州の州都、ボルネオ島北部に位置するコタキナバルへ。インドネシア、マレーシア、ブルネイの3カ国の領土であるボルネオ島は、日本の国土の約1.9倍、世界で3番目に大きい島だ。熱帯雨林が発達していて、ボルネオゾウやオランウータン、テングザルなどの動物たちが暮らしている。氷河期の影響を受けなかったため、およそ1億年も昔にできた自然が残っているのだそう。そのボルネオで近年、パーム油を採取するために、熱帯雨林を切り開いてアブラヤシのプランテーション(農園)が作られているため、自然破壊が懸念されているのだそうだ。自然が失われるということは、そこに暮らす動物たちの「暮らしの場」も無くしてしまうということ。さて、そのパーム油とはなんだろう。耳慣れないその油は、僕たちの暮らしに必要なものなんだろうか? 実はポテトチップスやカップラーメンなどの食品から、化粧品や洗剤、プラスチック加工品まで、その原材料として記載されている「植物油(油脂)」の多くが「パーム油」のこと。近くにある食品や日用品を手にとってみて欲しい。思った以上に身近な存在であることがわかるはず。これがアブラヤシの実。この果肉から「パーム油」が採れる。日本へ輸入されているパーム油の85%は食品に、残りの15%が洗剤などに利用されている。日本は年間65万トンものパーム油をマレーシアから輸入している。つまりそれは僕たちの暮らしが、マレーシアの熱帯雨林と、そして地球が1億年の昔から培ってきた自然と繋がっているということ。圧倒的なスケールの自然を前に沖縄を出発して成田空港へ。そこからクアラルンプールを経由してコタキナバル、そしてマレーシア・サバ州のサンダカン空港へと向かう長い旅路。最初にたどり着いたのはテングザルの保護地区「ラボックベイ」。キナバタンガン川の下流域には、オランウータンやテングザルほか10種の霊長類、ゾウやサイなど絶滅の危機に瀕した動物をはじめ、多種多様な野生生物が生息しているのだそう。テングザルは名前の通りの大きな鼻が特徴の猿。最近息子が気に入っている『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)にも登場していて、一緒に読んだことを思い出した。大きな鼻が邪魔になり、時に手で鼻をよけたりしながらご飯を食べる、なんてことが書いてあったっけ。間近に見るテングザルは、やっぱりどこかユーモラス。大きな体をしたオスがゆったりと過ごすその周りにちいさな群れをつくり、子どもたちがキャッキャと遊びまるその様子は「家族」そのもの。その微笑ましい様子に、沖縄の家族を少し、思い出す。テングザルはボルネオ島にしかいない固有種。一般的には水辺にあるマングローブ林などに群れなして生活をする森林伐採により生息地を失った動物たち絶滅が危惧される何種もの動物たち。そのひとつがオランウータン。続いてやってきたのは「セピロク・オランウータン・リハビリテーションセンター」。43平方kmもの広大な天然原生林につくられた保護施設「セピロク・オランウータン・リハビリテーションセンター」。世界でも有数のリハビリテーションセンターで、世界中から多くの人々が訪れる。ここは、動物種保全条例が制定される前にペットとして飼育されていたり、森林伐採の際に生息地を失ったオランウータンを保護し、再び森での生活に戻れるようリハビリをする施設。入り口で手の消毒。サラヤが日本でも販売している消毒液が設置され、こんなところでも日本との繋がり、貢献を感じることができたのは嬉しい。給餌の時間になると森の奥からオランウータンがバナナやミルクをもらいにやってくる。途中、見学客用の歩道にオランウータンがヒョイっと降りてきた。遠巻きに写真を撮る人々。沖縄を含め、日々の暮らしの中ではなかなか接することのない大きさなので、近くに来るとちょっと怖い。でも、森とは本来彼らが暮らす場所。ぼくらがお邪魔しているんだ。次に向かったのは、絶滅が危惧されるボルネオゾウを保護する施設、「ボルネオ・エレファント・サンクチュアリ」。ここで出会い、餌やりを体験させてもらったゾウの「ガンバロン」。推定10~14歳くらいだというガンバロン。バナナを持って手をあげると、その動きに合わせるようにスッと鼻を伸ばして口を開ける。口に入れてあげるともしゃもしゃと。鼻をなでればざらりとしたその皮膚から、安らいだ心が伝わってくるようだった。サラヤや旭山動物園、ボルネオ保全トラストジャパンの強力なサポートによって完成した「ボルネオ・エレファントサンクチュアリ」では、捕獲されたり傷を負ったゾウたちを一時的に保護・治療をし、他のゾウの群れと重ならない地域を探して森に還している。幼いころ、自宅の近所にはちいさな「林」がいくつもあった。住宅街ではあったけれど、家々の間にはそうやって自然が残っていて、「あっちの林にクワガタがいるぞ」なんて友だちと話しながら、虫捕りに出かけたものだ。歳を重ね、林へ遊びに行く回数が減るのと時を同じくして、そこは次々に住宅へと姿を変えていった。それは僕たちにとって遊び場でしかなかったけれど、やっぱり寂しさを感じたものだった。森に暮らす彼らは、いま何を思うんだろう。リバークルーズ、ナイトハイクで出会ったものその後もキナバタンガン川をクルーズしたり、ナイトハイクを通して、自然や動植物と触れ合った。「虫」たちがびっくりするような大きさだったり、見たことのない花や生き物がいたり、沖縄と似ているようで、やっぱり違う。キナバタンガン川をクルーズ中、シルバーリーフモンキーやサイチョウ、ワニなどとも出会う。ここでみた夕景は美しかった。ナイトハイクで夜のぬかるんだ森を40~50分歩いて出会ったのが、1年でたった一夜だけ咲き、夜明けとともに散ってしまう1輪の「サガリバナ」。その美しさにちょっとホッとしたのは僕だけだっただろうか。そう、サガリバナは梅雨明け頃から夏にかけての沖縄の風物詩でもある。写真左:一夜だけ咲くという「サガリバナ」。写真右:ナイトハイクでは素晴らしいボルネオの星空を堪能。広大なプランテーション、動物たちとの共存へヤシノミ洗剤の原材料として「パーム油」を使うサラヤは、プランテーションによって失われた熱帯雨林の森を買い戻し、分断された森と森をつなぐ「緑の回廊」プロジェクトや、「命の吊り橋」プロジェクト、オランウータンやゾウなど「野生動物の救出」プロジェクトなどを行なっている。僕らが使っているヤシノミ洗剤の売上の1%は、マレーシア・サバ州政府公認の国際NGO「ボルネオ保全トラスト」(BCT)を通じて、こういった野生動植物の保護と生息域の確保に使われているという。熱帯雨林だった土地を買い戻し、分断された緑(保護地)をつなぐことで「緑の回廊」を回復させるプロジェクトも今年で11年目を迎える。アブラヤシ農園の拡大によって森は小さく分断されてしまう。オランウータンを絶滅の危機から救うべく、分断された森と森をつなぐ「命の吊り橋」プロジェクトがスタート。吊り橋は、サラヤ本社のある大阪・東住吉区の消防署から提供された「廃棄消防ホース」を再利用して作られている。実際に訪れたアブラヤシのプランテーションは広大で、ヘリコプターに乗り上空から眺めても、途方もない広さだということがわかる。川沿いに、少しばかりのジャングルを残して。規則正しく並ぶ広大なアブラヤシ農園と残されたジャングル。上空から見る眺めに複雑な思いがよぎる。その地に降り立ってみるとアブラヤシの大きさがわかる。長い鍬のような道具を使って、器用に20mにもなる樹上の果実のついた房を落とす。どさっと40~50kgにもなるという房が落ちてきて、そこから果実をとって油を精製するのだ。遠くマレーシアで手にしたこのアブラヤシが、沖縄にいる僕たちの暮らしにつながっているというのは、なんだか不思議な感覚。これまでプランテーションのなかにはゾウなどの動物が立ち入ることはできなかったのだが、今回の旅では、ゾウのために畑の一部を開放するという新しい取り組みをしているプランテーションを訪れた。熱帯雨林と同じようにはいかないだろうが、プランテーションが動物たちの暮らしの場の一部になって、人と動物たちがより良い環境で共存できる日が、いつか訪れるのだろうか。人の営みと、動物の営み。繋がり、自然を守ること今回の旅では、沖縄とは違う自然の力を感じ、日頃出会うことのない動物たちの営みを見た。暮らしと環境、そして地球はつながっている。そんなことを強く感じた旅だった。未来を生きる子どもたちのために、動物たちの営みのために、僕たちにできることはなんだろう。ちいさな台所から始まった旅は、地球に思いを馳せる壮大な旅になった。野生動物と自然を満喫できるボルネオだが、コタキナバルの街には海辺のリゾートや子連れで楽しめる施設もあり、世界中から観光客が訪れている。飛行機や電車を乗り継いで帰宅して、ただいま、と玄関を開ける。しばらくぶりに会う子どもたちが「おかえりー」と駆け寄ってくる。抱きしめて、コーディネーターさんからもらったぬいぐるみをお土産に渡すと「テングザルだ!」と言って、大喜びしていた。あれ、なんで名前を知っているんだろう? そうだ、こないだ一緒に本で読んだんだね。子どもたちの未来のために“人と地球にやさしい”ヤシノミ生活をヤシノミシリーズはヤシノミ由来の植物性。洗った後の排水もすべて微生物によって分解され、すばやく地球にかえります。洗っても、洗っても、安心。今日の汚れをあしたの未来に残さない。そんな “人と地球にやさしい” ヤシノミ生活をはじめてみませんか。【売上1%で、ボルネオ環境保全を支援】ヤシノミシリーズの売上1%はマレーシア・サバ州政府公認の国際NGO「ボルネオ保全トラスト」を通じて野生動植物の保護と生息域の確保に使われています。また、サラヤの製品は、違法労働や違法伐採によって作られた植物油を使用せず、環境と人権に配慮して生産されたRSPO認証植物油が使われています。 無香料、無添加のヤシノミシリーズを見る ★ヤシノミシリーズは ロハコ や amazon でお買い求めいただけます。 「やさしいママのヒミツ」ほかのインタビューも見る 沖縄に移住したセソコさん 子育てインタビュー写真:竹谷健太朗、柏倉陽介(サガリバナのみ)写真・取材:セソコマサユキ[PR] サラヤ株式会社
2019年07月30日100均で暮らしをHAPPY に♡ をモットーに、100均パトロールのほか、掃除、収納料理と多趣味の人気インスタグラマー森矢くま☆(@kuma_100love)さんが、ダイソーの食洗器用洗剤を紹介してくれました。 育児や仕事に忙しく、家事の時短のため食洗器をお使いのママは多いことと思いますが、そんな方はぜひ参考にしてみてくださいね。 ダイソーの食洗機用洗剤の詳細は? 私が通っている100均では初めて見つけた食洗機用洗剤!さっそく買ってみました♡ 品名「食洗機用合成洗剤」用途・食器・調理用器具(食洗機用)液性・弱アルカリ性300gで各メーカー対応W酵素配合(タンパク質分解酵素+でんぷん分解酵素) 酵素系漂白剤で茶渋、ご飯粒、卵などのこびりつきもしっかりと落とすとのことです。 これまで使っていたものと比べてみると……私がいつも使っているのはハイウォッシュジョイ(粉末タイプ)です。こちらの魅力はクエン酸配合なので、食器を洗うだけでなく庫内もキレイにしてくれるということ!クエン酸配合で庫内もキレイにしてくれるから、食洗機を食器を乾燥させるカゴとしても使っている、ズボラな私には助かるアイテムです……。 でも、庫内掃除は毎回でなくていいので、もしダイソーの方が安いのなら、ダイソーのものに変えて、たまにハイウォッシュジョイ(粉末タイプ)を使うのもいいかもしれないと思えてきました。ハイウォッシュジョイ(粉末タイプ)だと、軽度の汚れで5g使うのですが、490g入りで307円、98回ほど使える計算に。1回あたり3.13円。ダイソーのものだと、300g入り(約60回分)で108円。1回あたり1.8円。これはかなりお得ですね! 結論!ダイソーの洗剤は普段使いに◎食器洗浄機を使うデメリットである洗剤もダイソーならコスパ最高な結果に!軽度の汚れのときはダイソーの洗剤を使い、中度〜重度の汚れなら、いつも使うものにしてみたいと思います。 とはいっても、あまりにひどい汚れのものはいれないようにしているので、これならダイソーでも良さそう!そして庫内掃除をクエン酸にすれば、さらなる節約につながりそうです。 この投稿をInstagramで見る 森矢くま☆さん(@kuma_100love)がシェアした投稿 - 2019年 4月月19日午後11時09分PDT 著者:森矢くま☆100均で暮らしをHAPPYに♡趣味は100均パトロール、掃除、収納、料理。Instagram:@kuma_100love ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2019年06月25日今回の「やさしいママのヒミツ」は特別編、パパさんの登場です。沖縄を拠点に活動する編集者で、2人の息子さんのパパでもあるセソコマサユキさん。さまざまな媒体で編集、ライティング、撮影し、独自の目線で沖縄の魅力を紹介しています。7年前に神奈川から沖縄に移住し、現在はフリーランスとして活躍するセソコさん。沖縄での暮らしや子育てで大切にしていることとは? お話を伺いました。セソコマサユキ さん奥さまの絵美子さん、舞句(むく)くん(5歳)、侑環(ゆうわ)くん(2歳)の4人家族沖縄在住の編集者・ライター・カメラマン。雑誌『カメラ日和』、『自休自足』副編集長を経て、手紙社で紙媒体の編集、イベントの企画・運営などを手がける。2012年に独立を機に沖縄に移住。さまざまな媒体で沖縄の魅力を発信する。観光情報サイト「沖縄CLIP」編集長。著書に『あたらしい沖縄旅行』(WAVE出版)、『あたらしい移住のカタチ』(マイナビ出版)など多数。近著に『石垣 宮古 ストーリーのある島旅案内』(JTBパブリッシング)。 Instagram: @sesokomasayuki 居るべき場所と感じた、沖縄への移住やんちゃ盛りの舞句くん(右)と侑環くんは、パパが大好き。早速、セソコさんちの平日の1日のスケジュールを教えていただきました。 6:00 : ママ起床、お洗濯 6:30 : パパ起床、家族揃って朝食 8:00 : パパ仕事スタート/ママ保育園の見送り 12:00 : 夫婦で昼食 16:00 : ママ保育園のお迎え 18:00 : 家族揃って夕食 19:00 : 子どもたちとお風呂 21:00 : 子どもたち就寝、パパ仕事再開 00:00 : 就寝最近は仕事で忙しく、平日はなかなか家事ができないと話すセソコさん。でも、毎日の掃除やごはん後の食器洗い、休日のお風呂掃除はするようにしているのだそう。「あとはごはんの後の皿洗いを。自宅で仕事をしているので、夕飯は家族揃って一緒に食べて、お風呂は子どもたちと一緒に入っています。土日はなるべく仕事の予定を入れないようにしているので、子どもたちと公園や海に行ったり、余裕があればDIYやペンキ塗りをしたり、家のことをしていますね。仕事場が家だということもあり、長男が小さい頃は昼も夜も一緒にごはんを食べたり、一緒にお昼寝したり、自由な時間の使い方をして、家族の暮らしと同じリズムで仕事ができています。基本的には仕事をさせてもらって、自分の仕事が落ち着いたときに子どもの面倒をみているので、僕としては子育てをしている意識はなくて、ただ子どもたちと一緒にいられて嬉しい感じなんです」家から近い「トロピカルビーチ」によく行くというセソコ家。沖縄にルーツを持つというセソコさんが、沖縄に移住して7年。沖縄には再従兄弟が住んでいるものの、生まれも育ちも神奈川県。友人もほとんどいない、仕事も決まっていない状態で決断したのだといいます。「旅行で何度か来たことがあって、自分が居るべき場所だというか、肌に合うような感じがしたんです。最初の1年暮らした那覇は都会だし、すんなりと引っ越しができました。仕事は不思議と何とかなるかなと思っていたんですよね。沖縄の人は、移住してくる人によく『呼ばれたね。きっとやることがあるんだね』と言うのですが、僕も勝手に呼ばれたと思っていて、自分にも沖縄に貢献できることがあるのではないかと思っています」自分で何かやりたい人が引っ越してくるケースが多く、周りには他県から移住してきたお店や作り手も多いのだとか。「移住したのは35歳のときでしたが、お店をやっている人やその子どもたちが同世代なことが多くて、タイミング的にもよかったですね。自分で何かをやっている人とは話も合いやすいし、みんな優しい。沖縄には「みんながよくなっていこうね」という空気がすごくあって、仲間に入れてくれたのもありがたかったです」暮らしをちゃんと心地よいと思える状態にしたい雑誌の編集部を経て、イベントの企画やカフェ・雑貨店など幅広く手がける「手紙社」に勤めていたセソコさん。手紙社での経験から「沖縄でも何かできることがあるかもしれない」と思えたのだそう。編集の仕事のほかに、会社のブランディングやロゴマークのディレクションなど、仕事の幅をどんどん広げています。目標のひとつだった著書も次々に出版。「沖縄に来てからは文章を書くほか、著書などでは、自己表現のひとつとして自分で写真も撮るようにもなりました。東京にいたときはそれぞれの分野で仕事が分かれていて、“自分は編集者”という思いがありましたが、こちらに来てからは“できることをする”のが仕事になっています。編集やディレクションの技術があれば、アウトプットは本でもホームページでもイベントでも一緒だと思ってやっています。伝えたいものを望んでいる人のところに、伝わりやすい形で伝えていくことが仕事。沖縄に来てからいろいろな挑戦をさせてもらっていますが、少しでも自分が発信した情報で、どこかで幸せになってくれる人がいいなと思っています」セソコさんがブランディングで携わっている『オハコルテ』のお菓子を食べながら。セソコさんの仕事場。絵美子さんが並んで、ミシンで子どもたちの服を作ることも。家で仕事をしていても、近くを流れる川のせせらぎや鳥の鳴き声が聞こえ、窓からは雄大な自然が見える。そんな暮らしの中で、気持ち的にも大きな変化があったといいます。「環境に助けられているところは大きいですね。それに、東京にいたときは週末に急に仕事が入ったり、夜も遅かったり。妻は朝早く出勤して定時で帰宅する生活だったので、夫婦の時間が合わなかったんです。仕事自体はとても楽しかったのですが、振り返ると僕もストレスを抱えていたと思います。暮らしをちゃんと心地よいと思える状態にしたいと思ったのも、沖縄に来た理由のひとつ。沖縄は家族と一緒にいたいから日曜はお休みにしている店も多いし、大きな台風がよく来ますが、そんなときには通常運転できずにストップして仕事がたまるんですよね。でも家族の事情があるよねって受け入れているし、自然には抗えないから仕方がないと思っている。そういう考え方が自然体でいいなと思います」沖縄ならではの外人住宅での暮らし憧れの外人住宅に暮らすセソコさん。人気の高い外人住宅を見つけるまで、1年近くかかったのだとか。「妻はパンを焼くのが好きで、僕は編集の仕事をしつつ、週末だけお店ができたらという思いで外人住宅を探しました。業務用オーブンもあるのですが、子どもも生まれて僕の仕事も忙しいこともあって、まだ実現できていません。いつかできたらいいですね」素敵な造りの外人住宅ですが、沖縄ならではの大変なこともあるそう。最初に作ったDIYは、洗面所にあるタオル収納。「沖縄はのんびりしているから、大工さんが全然来てくれなくて1年くらい待ちましたね。長男が生まれるギリギリで、ようやくリビングの床を貼ってもらえました。寝室と仕事場はもともとのタイルのままですが、地面にコンクリートを敷いているだけなので、底冷えするんです。ざっくりとした作りなので、カウンターや下駄箱を作りましたが、あとは暮らしながら少しずつ手を加えています」床が濡れるほど湿気が多いのも、沖縄暮らしで大変なことのひとつ。カゴ類はカビ対策に、ダイニングテーブルの上に設置した網に収納。「換気扇や除湿機がずっと動いていますね。入居した当初は、屋根に断熱ペンキを塗っていなかったからすごく暑くて、夕方でも室内温度は39度。立っているとのぼせるくらい暑かったから、植物がことごとく枯れてしまいました。木のカトラリーなどはすぐにカビが生えてしまうので、しっかり乾かしてからしまうようにしています。それから洗濯しても、カラッとした感じには仕上がらないのも悩み。すごく晴れていても突然のスコールが多く、紫外線が強すぎてすぐに色あせてしまうんです。物干しに大きな屋根が付いている家も多いですが、うちには付いていないので、室内干しにしています。だからすっきり洗えなくて、生乾きの臭いが気になっていました」そんな島ならではの自然環境ともうまく付き合いながら、沖縄での暮らしのいいところも悪いところも経験してきたセソコさんに、サラヤの洗剤「ヤシノミシリーズ」を試していただきました。「サラヤ」のヤシノミシリーズ。左から「ヤシノミ柔軟剤」、「ヤシノミ洗たく洗剤」、食器用の「ヤシノミ洗剤」。1971年の誕生以来、洗浄には不要なものを入れない“無香料・無着色”にこだわった、環境にやさしい植物系洗剤です。毎日のお皿洗いを担当しているというセソコさん。これまでの洗剤選びも自然にやさしいものにこだわっていたと言います。「妻が手荒れをするので、肌にやさしいもの、環境にもいいものを選んできました。今回ヤシノミ洗剤を使ってみて、泡立ちが悪いとか汚れが落ちにくいというのは全然感じず、むしろこんなに落ちるのに環境にもいいんだと驚きました。妻も、一般的な合成洗剤は1回使うだけで手がガジガジになってしまうのですが、そういうことはなくなったようです」洗浄成分の濃度を16%にすることにより、手肌へのやさしさと洗浄力を実現。洗ったあとの排水は、微生物によって分解され、地球に還ります。「ヤシノミ洗剤」本体(ポンプ付き500ml/400円)、詰め替え(480ml/270円) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 古い家のため下水が詰まりやすく、もともと洗う前には必ず汚れをキッチンペーパーやスケッパーで取って、できるだけ排水に流さないようにしているそう。そんな日々の積み重ねが、排水への負担の軽減にも繋がります。油汚れはキッチンペーパーなどで汚れを拭き取ってから洗う、ヤシノミ洗剤を入れてため置きしてから洗う。汚れが落ちやすくなり、洗剤や水の節約になります。洗濯は奥様の絵美子さんの担当。ヤシノミ洗たく洗剤を使ってみて、洗濯の悩みは解決できたでしょうか?「これまではセスキ炭酸ソーダと洗たく石鹸を併用していたので、子どもたちの食べこぼしには長時間つけおきをするのが大変だったのですが、やっぱり楽ですね。きちんと汚れも落ちるので、家事の負担が全然違います。また、無香料のものは逆に“家のにおい”が付いてしまうのではと抵抗があったのですが、使ってみたら室内干しのにおいも気になりませんでした。環境にいいものをと頑張ってきましたが、ヤシノミ洗たく洗剤は汚れ落ちも満足。排水も地球に還るので、今後も使い続けたいです」(絵美子さん)左:ヤシの実由来の植物性洗浄成分ツインパワーノニオンが油汚れに浸透し、少ない洗剤料でもしっかり落とします。また臭いの原因となる菌を99.9%除去し、洗濯後の生乾き臭を残しません。「ヤシノミ洗たく洗剤」(600ml/オープン価格)右:合成香料は一切無配合。香りが混ざる心配もありません。「ヤシノミ柔軟剤」(600ml/オープン価格) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う ヤシノミシリーズは、環境と人権に配慮して生産された認証植物油を採用。原料の生産地、マレーシア・ボルネオ島の環境保全活動にも取り組んでいます。セソコさんも、サラヤの環境に対する取り組みに共感するといいます。「自然の中で暮らしていることもあるし、子どもたちにできるだけいい環境を残していけるように、心地よくできる範囲で続けていきたい。自分がいる世界だけじゃなく、その先のことに視野を広げるきっかけになるヤシノミシリーズが、暮らしのなかにあるのはいいことだなと思います」沖縄でのおおらかな子育て沖縄は子どもが4、5人いる家庭も少なくないほど、子だくさん。実際に子育てもしやすいのだといいます。友人である陶芸家「香月舎」さんが、子どもたちの誕生祝いで送ってくれたと陶版や、家族写真が並べられています。「出産するとみんなが大喜びしてくれて、入院中から抱っこをしに押し寄せてくれます。子どもが泣いている声が聞こえても、笑いながら『元気よく泣いているね』と声をかけてくれたり、両親に預けられないのでいつも気にかけてくれて。地域全体で子育て、みんなで子どもを見ている感じがします」と絵美子さん。のんびりとした空気が流れる沖縄ではイライラしている人が少ないと感じるそう。「ゆったりとした気持ちになれます。東京で子育てしていたら、もっと子どもに怒っていたと思いますね。いろいろ許せるようになって、自分も楽になりました。怒っても仕方がない、それより笑っていた方がいいなと。夫もすごく変わったと思います。子どもってそういう部分があるよねっていうのを、私よりわかってくれている気がします」(絵美子さん)かわいい盛りの侑環くん。廊下を走り回って遊んでいます。同じくセソコさんも、子どもたちには自由でいてほしいと言います。「ちゃんと自分のこと愛して、好きなことを自由に感じて表現できて、その上で周りの人を喜ばせられる人になってほしい。子どもなので、一時的な感情で怒らないように、何を伝えようとしているか理解してあげられるようにと思っています。聞いてもまだ大した返事が返ってこなかったりしますが、何かあると機嫌が悪かったりするから、子どもの事情を考えてあげたいですね」兄弟で仲良く遊んだり、ケンカしたり。「自宅で仕事をしていると子どもたちは賑やかですが、そんなときは仕事に集中できなくても仕方がないかなと思っています。子どもたちがいるのは保育園に行く前と、夕方から寝るまでと限られているから、夜中寝静まってから仕事をすることも。個人で仕事をしているからというのもありますが、時間の使い方次第なので、いくらでもやりようはありますね」子育てについてのルールは「子どもの成長を一緒にちゃんと見ること」。一緒に悩んで、相談して解決していくことだというセソコ夫妻。子どもたちが1日どんな生活をして、どんな嬉しいこと、悲しい思いをしたのか、夫婦で共有したいと言います。「あえて時間を作っているわけではないですが、ごはんを食べるときに子どもたちのこと、例えば素直に言うことを聞かなかったときにどういう風にしたらいいかなど、いつも2人で考えています。昔はいっぱいいっぱいだったけど、その頃より今は心に余裕がある。仕事もキツキツの状態にならないようにして、子どもたちと遊べる時間を作って成長を見ていきたい。僕にとっては仕事も家族といる時間もどちらも大切で、繋がっていると思うんですよね。楽しくてやりがいがある仕事をしているから、家のことにもちゃんと向き合えるし、家族が笑顔でいてくれるから仕事にも向き合える。それができたのは沖縄に来たからこそだと思います」子どもたちの未来のために“人と地球にやさしい”ヤシノミ生活をヤシノミシリーズはヤシの実由来の植物性。洗った後の排水もすべて微生物によって分解され、すばやく地球にかえります。洗っても、洗っても、安心。今日の汚れをあしたの未来に残さない。そんな “人と地球にやさしい” ヤシノミ生活をはじめてみませんか。 楽天でヤシノミシリーズを買う amazonでヤシノミシリーズを買う ロハコでヤシノミシリーズを買う \ヤシノミ洗剤は50周年!/「毎日使うものだからこそ、地球のために洗剤にできること」をひたすらに考え続けて50年。昔も今も。そしてこれからも「手肌と地球にやさしい」をコンセプトにヤシノミ洗剤はあなたの暮らしにそっと寄り添い続けます。 ヤシノミ洗剤 50周年サイトを見る 【売上1%で、ボルネオ環境保全を支援】ヤシノミシリーズの売上(メーカー出荷額)の1%はマレーシア・サバ州政府公認の国際NGO「ボルネオ保全トラスト」を通じて野生動植物の保護と生息域の確保に使われています。また、ヤシノミシリーズをはじめとするサラヤ製品では、違法労働や違法伐採によって作られた植物油ではなく、環境と人権に配慮したRSPO認証油の生産を支援しています。 無香料、無添加のヤシノミシリーズを見る 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR] サラヤ株式会社
2019年06月07日「液体洗剤が当たり前」というご家庭は多いかもしれません。でもちょっと前までは粉の洗濯洗剤が主流でしたよね。それだけ、洗濯洗剤も日々進化しているんです。平成が間もなく終わろうというこのタイミングで〔花王〕の《アタック》が大進化!あまりにも変わって「もはや今までの洗濯は何だったんだ……」と目からウロコの体験レポートをお届けします。花王のアタックが「Attack」に。変わったのは名前だけじゃない!「花王の洗濯洗剤が変わります」との連絡を受けて取材に向かったLIMIA編集部。「いやいや、今だって十分汚れ落ちするんだし、そんな大きな変化はないだろう」と若干斜めに構えて体験会へと向かいました。そしてまず驚いたのが、ボトルの形状。そして色、デザイン!「アタック」が英語表記でかっこいいです。洗濯洗剤のデザインって“家庭的”なイメージだったから、さっそく花王さんの本気が伝わってきましたよ。右から、《アタック ZERO》ワンハンドプッシュ400g、《アタック ZERO ドラム式専用》ワンハンドプッシュ400gしかも、プッシュ式……!?これには意味があるそうで、昨今の共働き世代を意識した改良なのだとか。働きながら、子育てをしながら家事をこなすのは忙しい!そんな中、ボトルから液体洗剤を移して〜という瞬間に生じる小さなストレスが「液ダレ」。手が汚れて、洗濯機も汚れて、悲しいですよね……。でも新しい《アタックZERO》は片手で楽々と洗濯機へと注入できるプッシュ式。しかもこの「ワンハンドプッシュ」は計量もスムーズ。例えば従来商品のキャップ1杯分にあたるのが5プッシュ。簡単ですね!モノトーンでスタイリッシュなボトルインテリアにこだわる身としては、洗剤などの日用品もおしゃれでなくちゃ気が済まない。だから「お気に入りのボトルに詰め替える」というLIMIAユーザーの方は多いですよね。新しい《アタックZERO》はご覧の通りモノトーン♪ドラム式洗濯機のそばに置いても様になります。ちなみにこちらは中身もドラム式専用で、ドラム式の水量と洗い方に適した配合になっているそうです。こちらは縦型の洗濯機に使いたい《アタックZERO》。白が貴重ですっきりしていますね♪洗剤のパッケージって派手な色が多かったのに思い切ってモノトーンにした理由も、やはり共働き世代を意識しているとのこと。家事は夫婦でシェアが当たり前で、とくに洗濯は男性が担う割合が増えてきているそうです。そこで、性別問わず好まれそうなスタイリッシュなデザインになったのだとか。LIMIA編集部も、モノトーン、大好きです!洗浄力の進化が凄すぎて現実を受け入れられない……こちらをご覧ください。右が新品のシャツ、左が夫が使い古したシャツ。そんな感じのくたびれ具合ですよね。でもこれ、夫がだんだん汚くなっていったわけではなく、洗えば洗うほどシャツが汚れを吸着してしまっていた結果なんだそうです……!とくに、化学繊維を使用した製品は、洗濯時の水の汚れが再び繊維内に戻る“再汚染”が起こりやすいのだとか。だから、着れば着るほど(つまり洗えば洗うほど)、このようにくたびれていってしまうんですね。少ない水で洗濯するドラム式ほどこの現象が起こりやすいと聞いて、何だかもう、二重にショックです……。こちらは、皮脂汚れにあたる成分をわかりやすく赤くしたもの。従来の洗剤を溶かした水に布を浸してみます。するとこのように汚れが落ちて水に浮かんできます。でも何度かシャブシャブ……としてみると、あれ?汚れがちょっと布に戻ってくる。なるほど、これが“再汚染”か……!洗えば落ちるわけですが、若干の汚れ戻りは防げない。ひどく再汚染するわけではないけれど、ちょっと戻る。積み重なっていくと徐々にシャツは黄ばんでいく。それが、今までの現実でした。では次に新しい《アタックZERO》を溶かした水に布を浸してみます。すると、水中で1回振っただけで……ああああ!落ちた!汚れがするっと!魔法のように落ちましたよ!しかも布に戻っていきません。ウソだぁ〜こんなに変わるなんて(涙)。なぜか自然に泣けてきました。今での洗濯ライフを振り返るとつい……。でもいいんです。これからは《アタックZERO》があるから。令和時代の洗濯は「汚れゼロ」の勢いでいきましょう!ちなみに《アタックZERO》は匂いもするっと落としてくれます。洗濯物をたたむとき、クローゼットからシャツを出すとき、ほんのり香っていたあの匂い……。実は、皮脂が酸化した匂いだったのです。《アタックZERO》はそんな“残り香”対策にもなりますよ♪《アタックZERO》がこんなにも凄い理由は、花王史上最高の洗浄基盤「バイオIOS」なのだそうです。研究員の方にお話を伺ったところ、たどり着くまでに数多のご苦労があったということはわかったのですが、成分のお話は難しかったので、詳しくは花王さんのホームページをご覧ください。アタックZEROのサイトはこちら「スプーン1杯で驚きの白さ」が懐かしい今回の取材では、かつて革新的な洗剤として話題になり、以後ご家庭ですっかりおなじみになった《アタック》の初期商品も見せていただきました。昔の洗濯洗剤は箱が大きくて、お買い物のときも洗濯のときも重くて大変だったんです。それを変えたい!という花王さんの情熱と研究から、ここまでコンパクトになり、「スプーン1杯で驚きの白さ」が実現しました。懐かしいキャッチフレーズですね。誕生が1987年。「つい最近のことかと思ってた」と軽く驚きましたが、結構、時が経っていましたね……。新しい時代に洗剤も新しく♡LIMIA編集部としては平成最後の驚き!というぐらい大変革を遂げた《アタックZERO》。早くもSNSで話題になっていて、品薄のお店もあるようです。ちなみに「私は今までのキャップ式がいいわ」という方のためのキャップ式本体ボトルや、お得な詰め替え用も同時に発売されたので、お近くのお店でチェックしてみてくださいね。あと余談ですが「#洗濯愛している会」のイケメンたちも、洗い立てのシャツみたいにフレッシュでステキなのでチェックしてみてください♡「#洗濯愛している会」を見る♪
2019年04月11日今回の「やさしいママのヒミツ」は馬狩まどかさん。石狩平野に位置する北海道の町で暮らす、フォロワー数7.9万人を越える人気インスタグラマー。2人の女の子のママです。自身で少しずつ手を加えた素敵なインテリアや、季節の行事を大切にする暮らしをインスタグラムで更新し、雑誌で連載を持つほど、その生活が注目されています。馬狩まどか さん娘さん:楓(ふう)ちゃん(7歳)、玲(れい)ちゃん(4歳)インスタグラマー。北海道在住。自らDIYした、センスのいいインテリアや、丁寧な暮らしを投稿するインスタグラムが好評で、フォロワー数は7.9万人を越える。雑誌『Come home!』(主婦と生活社)にて連載中。 『みんなの家事日記』 (翔泳社)にも参加。夫と娘2人の4人で暮らす。Instagram: @mumakari 週3日働きつつ、家仕事や子育てにも丁寧に向き合う馬狩さん。居心地の良い家を保つコツや、子育てにおいて心がけていることなど、たっぷりお話を伺いました。それぞれ「2人きりの時間」を作るまずは馬狩さんの平日における、1日のスケジュールを見てみましょう。 5:00 : 起床。身支度、掃除、朝食と玲ちゃんのお弁当づくり 6:00 : 楓ちゃんと旦那さんが起床 6:30 : 朝食 7:00 : 旦那さん出勤 7:15 : 楓ちゃんの勉強を見る 7:40 : 楓ちゃん登校、玲ちゃん起床・朝食 8:40 : 玲ちゃんを保育園に送る。そのまま出勤 10:00 : 仕事 18:00 : 帰宅、晩ごはんづくり 18:30 : 夕食 片付け 20:00 : お風呂 21:00 : 子どもたちと一緒に就寝昨年の夏から、 週3回 働き始めたという馬狩さん。仕事をしていなかった頃と比べて、お子さんたちとの向き合い方に少し変化があったといいます。「“仕事があるから時間がない”と思っていたら、『子どもたちと一緒にいるときはいろいろな話をしよう』と気をつけるようになりました。生活の中で、長女は朝の勉強の時間、次女は長女が登校してから、それぞれに向き合える時間があるので、2人きりにならないとできないような話をゆっくりと聞いています。寝る前はそれぞれ絵本を2冊ずつ読むのですが、長女は疲れてすぐに寝てしまうので、お昼寝をしていてなかなか寝ない次女との時間がまた生まれます。それぞれが、私との時間を大切だと思ってくれていたらいいですね」甘えん坊でお母さんにべったりだという長女、楓ちゃんと、集中すると一人でも大丈夫という、しっかり者の次女の玲ちゃん。性格は対照的なのだそう。お手伝いが大好きな楓ちゃん。コーヒーも上手に淹れてくれます。「次女は放っておけるタイプなのですが、それに甘えてはいけないと思いますね。お姉ちゃんは真面目で、妹の見本になってくれるし、ちゃんと妹と遊んでくれるので、すごく助けられています。2人になってからさらにお姉ちゃんになってくれたので、子育てはすごく楽になりました。赤ちゃん返りもせず、自分がお姉ちゃんになることが嬉しくて、妹の面倒を見てくれたり、健気に手伝ってくれましたね」仕事を始めるようになり、馬狩さんが新たに導入したのが「to do リスト」。家族、楓ちゃん、玲ちゃん、とそれぞれについての「to do リスト」を明確化。「学校のことで『うっかりして忘れていた!』ということが続いたことがあり、自分ひとりでするのはやめようと思いました。学校のプリントは、娘に穴を開けてもらってバインダーに挟んでおいてもらう。私はそれをチェックしてプリント用のファイルに綴じる、という風に分業するようにしました。書いておけば夫も見てくれるかもしれないと、子ども部屋に『to do リスト』も作りました。私が“ダメ”だとアピールして、家族を巻き込むようにしています」馬狩さんの、心地のいい家のつくり方馬狩さんの家には、真似をしたくなるようなアイデアがたくさん。雑誌での連載が、インテリアを変えるきっかけにもなっているのだそう。シックなトーンの子ども部屋。色を塗ったベニヤを壁に貼って仕上げたそう。「雑誌の連載では私がやりたいことを全部やらせてもらっているので、幸せですね。最近変えたのは子ども部屋。4畳半しかないので、子どもの成長に合わせて、こまめに変えていこうと思っています。以前はリビングで遊んだり宿題をしていたのですが、『お客さんが来るから片付けて』と言わなくてはいけないのが心苦しくて、新たに机を置きました。壁付けにしていた小さな机はあまり使わなくなってきていたので、思い切って外しました。以前の子ども部屋。壁付けのデスクもかわいい。作ったものを撤去することはもう慣れましたね(笑)。子どものものはどんどん変えていかないと、使いにくくなったらかわいそうなので。DIY初期に作ったままごとキッチンも、もうおままごとをしないのに『私が頑張って作ったから』と置いておくには大きすぎるし、子どもたちには関係ないと思うんです。何かを諦めないとすっきり気持ちよく暮らすのは難しいし、新しいものを気に入ってくれたら、私は満足です」子ども部屋の収納棚は、馬狩さんのお母さまが勤めていた幼稚園が閉園するときに譲り受けたもの。板を貼ってリメイクしています。「収納は基本的に、子どもたちが自分で片付けができるよう、動線や置く場所を考えています。どうしてもおもちゃが増えてくるので、“ここだけ”という小さな入れものを決めていて、『新しいおもちゃが来たら、どれかさよならしないとダメだね』と話しています。次から次へと増やすことを当たり前だと思ってほしくないと思っていますね。棚の2段目のボックスにはハンカチなど、登校に必要なものが入っていて、準備は2人とも自分で。シェーカーボックスには子どもたちには触れられたくない、大事なものを入れているそう。私自身がそうなのですが、捨てなきゃいけないと思うと、買うときにすごく慎重になるんですよね。雑貨も欲しいものは、小さなものでも本当に欲しいか、どうしても必要か年単位で悩むんです。だからあまり増やさないようになりました。2階が物置になっているので収納スペースはあるのですが、だからといってものを増やしていくと大変になってしまいますよね。使わないものは手放す、それを娘たちも少しずつわかってくれたらいいかなと思います」お風呂の前には、家族それぞれの下着が入った、動線を考えた収納に。また馬狩さんは、空間に余裕のある、見せる収納やディスプレイがとても上手。まるでインテリアショップのようです。「一度、好きなものを全部置いてから、写真に撮って間引くようにしています。写真で見ると、やりすぎたとか足りなかったと、客観的に見ることができるんですよね。使わないものはストックしておいて、また違う季節に変えて出したりしています」子どもたちには日頃から「きれいだと気持ちがよいね」と言い聞かせ、片付ける習慣をつけているのだとか。「お姉ちゃんがちゃんと片付けているので、次女も自分もするのが当然だと思ってくれていますね。もし出しっぱなしになっていたとしても、私が勝手にやるのではなく本人に片付けさせるようにしています。私の母がきちっとしていて、片付けもしっかりしているのを見せてくれていたので、私もずぼらながらもそうしたいなと。人が急に来ても慌わてなくてもいいように、いつもきれいな状態で気持ちよく家を保つ。娘たちも自然とそうなってくれたらいいですね」台所に置かれた食器棚。ラックに入れられた食器やトレイは見た目もすっきり。どこも完璧に整っているように見えますが、今後の課題はキッチンなのだそう。「食器棚の収納は、私は使いやすいのですが、子どもたちは使いづらいんですよね。お手伝いの頻度が増えてきて、お休みの日はいろいろとやってもらうのですが、手伝ってもらうからにはやりやすくないと嫌になってしまうので、取りやすいように変えていきたいです」世界を広げてくれたDIY自己流で始めたというDIY。馬狩さんがインスタグラムを始めたのは、そんなDIYがきっかけだったのだそう。「家を少しずついじり始めましたが、夫が全くインテリアに興味がなく、なかなか変化に気づいてもらえないんです。基本的に反対せずに好きにやらせてもらっているのですが、他の人から見たらどう映るんだろうと気になって、インスタグラムを始めました。子どもが小さく、周りにお友達もいなかったので、インスタグラムを通して見てもらって、反応してもらえたらすごく嬉しくて」最初のDIYは、唯一ご主人に頼んで作ってもらったという「キッチンカウンター」。裏は冷蔵庫とレンジの台に。ここからインテリアの方向性が決まっていったそう。インテリアから小物、子どもたちのおもちゃまで、なんでもつくる馬狩さん。「雑誌やインスタグラムで好きなインテリアを見たり、お店でも素敵だなと思ったら、どこかに取り入れたいなとネタをストックしています。材料はほとんどホームセンターで。解体するときに端材が出て、もったいないなと思ったので、基本的には古いものに少し手を加えて、既存のものを活かして作ることが多いです。1から作るときは、使わなくなったときにほかに何かに使えるかを考えてから作るようになりました。これまで一番大変だったのは、リビングの天井に漆喰を塗ったこと。もうきっとやらないと思うほど、大変でした(笑)」もともと手芸も木工技術もすごく苦手だったというから驚きです。楓ちゃんのためにつくった家型の時計。朝の身支度がひと目でわかる優れもの。「実家の家族は驚いていますね。結婚前は学校の先生をしていたのですが、障害を持つお子さんたちと勉強したいと、大学に1年戻ったんです。そのときに市販のものではなく、木を使って積み木を作って、ものづくりの楽しさに気がつきました。ここは築23年の中古住宅なのですが、父がむき出しだった建材にクロスを貼ってくれて、それを見て一緒にやるうちに “これなら失敗しても大丈夫そう” と思えたのもきっかけになりましたね。長女が生まれてから、自分でやってみるうちに、どんどん面白くなっていきました。北欧系のシンプルなインテリアと、好きなテイストはずっと変わっていないのですが、色の好みは気分で変わるので、ときどき変えています」そんな馬狩さんが手がけたDIYで、一番気に入っているというのが寝室。「DIYの楽しさを教えてくれた父が、唯一褒めてくれた場所なんです。もともとはガレージだった場所。ここも娘たちの成長に合わせて、そろそろ変えなきゃいけないなと考えています」チアダンスを習い始めた楓ちゃんと、元気いっぱいに踊る玲ちゃん。プロジェクターを設置して、お休みの日などの寝る前に、映画を観るのが家族の楽しみ。フォロワー数がたくさん増えても、生活は何も変わっていないという馬狩さん。「インスタをしていなければ、絶対に知り合えなかった人たちと交流ができたことは、すごく良かったです。同じ趣味で繋がって、日頃のやりとりがあるので、初めて会った気がしないのは面白いですよね。ドウダンツツジの枝に、大学の頃の友人である作家の @toivoa (トイヴォア)さんによるヒンメリ作品がたくさん飾られているリビング。“いいね”を押してもらえるのはもちろん励みになるのですが、私もいろいろな方のブログを見て参考にさせてもらっているので、コメントをもらえるのが嬉しいです。インスタグラムは、自分の好きなことをして、それに対してリアクションをしてもらえる場。自分のペースで続けて、繋がりが広がればそれだけで幸せです。子どもたちは『いっぱいお手伝いしたら、褒めてくれる人がたくさんいる』と受け止めていて、それが嬉しいみたい。子育ても、会ったことはない、たくさんの人に見守ってもらっているという感覚は、今の時代ならではですね」母から娘へ受け継ぐ、家族の味そんな馬狩さんの食卓に欠かせないのが、手作りの味噌。毎年10キロ仕込む手前味噌は、今年で10年目になるそう。「味噌作りは、以前の教え子のお母さまから教わりました。大豆の食感を残したいので、潰すのは全体の3分の1にして、あえて豆を残し、食べる味噌という感じにしています。子どもたちにペースト状になるまで踏んで潰してもらっているので、遊びの延長で楽しんでくれています。できるだけ毎朝、味噌汁を飲んでもらいたいと思って作っています。母は漬けものを漬けるのが得意で、1種類ずつ教わっているのですが全然同じようにできなくて。『数をこなさないとできるようにならない』と言われて修行中です。そのほか『寒こうじ』は保存がきいて、肉を漬けると柔らかくおいしくなるので、麹やもち米が余っているときは保存して使うようにしています」馬狩さんのお宅のまわりは農家さんが多く、食材も豊か。「この辺りでは白菜やキャベツを作っている方が多く、雪の下で貯蔵して、掘り出してから出荷するのですが、その前段階のものを秋口になると沢山いただきます。お義母さんも玉ねぎを作っています。傷まないように野菜を干したり、トマトは冷凍したりソースにしたり、そういう保存の文化があるんですよね。おばあちゃんが作っている野菜、お母さんと作っている味噌、そういうものが片隅に残ってくれたらいいですし、娘たちも作りたいと思ってくれるといいなと思います」すっきり気持ちよく暮らす、生活の知恵とても小さなお子さんが2人いるとは思えないほど、すっきりと片付いている馬狩さん宅。「毎日少しずつ家が汚れていくので、仕事がない日に一気に片付けをします。朝起きたときと夕食後の毎日2回、きれいに床拭きをするのがお決まり。さーっと水拭きすると空気が整う感じがします」掃除には「天然の素材」を意識して使っているのだそう。「玄関の掃除には、庭のミントを乾燥させたものを撒いて、ゴミと一緒にほうきで掃きます。またみかんの皮は、乾燥させてフードプロセッサーで細かくして、お茶パックに入れて掃除すると、油汚れもピカピカに。これは夫の母から学んだ、生活の知恵なんです」もうひとつ、お義母さまから学んだのが米ぬか。日々の食器洗いにも使っているという馬狩さん。「義母は米の研ぎ汁をためて、食器を洗ったり庭に撒いたりしていました。この地域は、下水は各家庭で循環して、きれいにしてから自然に戻す浄化槽がついているんです。定期的に水質の点検に来るので、自分の家の水の汚し具合がわかってしまうんですよね」煎った米ぬかを大さじ2~3、お茶パックに入れるだけと使い方も簡単。洗い桶に米ぬかパックを入れてつけおき。ひどい汚れは、米ぬかパックやキッチンペーパーで拭いてから洗います。「水質の数値がすごく悪くなったことがあり、これではダメだと思ったのが見直すきっかけに。それまで『よく落ちる』と謳われている洗剤を使っていて、明らかに洗剤の使いすぎが原因でした。いま思うと逆効果なのですが、子どもが使うからと神経質に洗いすぎていたんですよね。それで米ぬかを洗剤代わりに使い始めたんです。子どもたちにも安心だし、手肌が荒れないのもすごく良かったですね。食器と一緒につけおきしておくと汚れもすぐに取れるし、土ものの食器は傷まなくていいと聞きました」米ぬか洗剤と同時に使い始めたのが、サラヤの「ヤシノミ洗剤」だったといいます。洗った後の排水は、微生物によって水と二酸化炭素に素早く分解され、地球に還る、地球にもやさしくエコロジー。「ヤシノミ洗剤」本体(ポンプ付き500ml/400円)、詰め替え(480ml/270円) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「使い始めてから1年ほど。米ぬかでは落ちにくい汚れには、ヤシノミ洗剤でしっかり洗うときれいになったなと感じます。ヤシノミ洗剤は環境に優しいイメージを持っていましたが、ちゃんと排水が分解されることを知り、納得して使うようになりました。米ぬかとヤシノミ洗剤のおかげで、水質の数値がよくなり、排水がきれいになったことを目で見て実感できましたね。肉を切った後などに手を洗うときも、ハンドソープで洗うよりも『ヤシノミ洗剤』で洗ったほうが手が荒れないし、ベタベタもスッキリ落ちるのでありがたいです。冬は特に手荒れがひどかったのですが、だいぶ軽減されました」同じヤシノミシリーズの「ヤシノミ洗たく洗剤」と「ヤシノミ柔軟剤」は、存在を知らなかったという馬狩さん。「毎日2、3回、洗濯機を回しています。教師の夫はジャージ出勤、着たものは毎日洗うので、洗濯ものの量は多いですね。これまで洗剤は、香りで選んでいました。下着は洗濯機に入れる前に、洗い桶にお湯と洗剤を入れてひと晩つけおきをして予洗いをしていたので、汚れ落ちの悩みはなかったのですが、『ヤシノミ洗たく洗剤』は洗浄力が高いので、予洗いするのと同じくらいきれいになったと感じています。むしろすすぎが1回でいいので、時短になったことが嬉しいです。香りは好きで香水もつけますが、化学的な香りは苦手。でも無香料なので、香水の邪魔をしないところもいいなと思います」左:ヤシの実由来の植物性洗浄成分“ツインパワーノニオン”が汚れに浸透し、少ない洗剤量でもしっかり落とします。「ヤシノミ洗たく洗剤」(600ml/オープン価格)右:合成香料や着色料、抗菌剤といった肌刺激の恐れのある成分を配合していないので、肌の弱い玲ちゃんにも安心して使えます。「ヤシノミ柔軟剤」(600ml/オープン価格) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 『ヤシノミ柔軟剤』は、柔らかい仕上がりになっていいですね。ふわっとして肌触りがとてもいいです。次女は肌がすごく弱く、繊維に残った柔軟剤が肌にあまり良くないというのを聞くので、使う量を減らしたり、使うのをやめたほうがいいのかなと考えたときもありました。でも『ヤシノミ柔軟剤』は安心して使えるし、肌のかゆみも軽減された実感があるので、今後もずっと使い続けたいです」また今回、「サラヤ」のボルネオ環境保全に対する取り組みを知ったという馬狩さん。「植物原料の主要生産国で、森林伐採が進んでいることに驚きました。環境保全が少しでも進むよう、売上金の一部を使ってさまざまな活動をされていること知り、とても素晴らしいと思いました。微力ですが、わが家も使い続けることによって、賛同しつづけ、少しでも応援をできたらと思います。また、排水がきれいになっていることを実感しているので、日本の水資源を守るためにも、サラヤの製品を使用するご家庭が増えてくれたらいいなと思います」「サラヤ」のヤシノミシリーズ。左から「ヤシノミ柔軟剤」、「ヤシノミ洗たく洗剤」、食器用の「ヤシノミ洗剤」。北海道ならではの暮らしと子育てご夫婦ともに北海道出身。実家まで車で10分ながら、周りに民家もなく、広野にぽつんと建つ一軒家に暮らす馬狩さん。「結婚してしばらくしてここに引っ越してきて、11年になります。地元の友達も高校や大学の友達も他の県に引っ越してしまって、周りにはほとんどいないですね。出かけるといっても実家に行くくらい。子どもが生まれてからは余裕がなくて、出かける気持ちにもならなかったです。だから家のなかを楽しくしようと思ったのが、DIYを始めたきっかけのひとつかもしれないですね」近くに友人がいなかったという馬狩さんは、子育ての悩みはお母さまに聞いてもらっていたといいます。「母は教諭ではなかったのですが、幼稚園で事務の先生をしていたので、子どもを知っているんです。私も小学校、中学校の教師だったので、幼児のことはわからず、話を聞いてもらうといつも『大丈夫、大丈夫』と言ってもらえて、とても心強かったですね」昨年9月におきた北海道での震災では、まる二日間の停電を経験したそう。「実家は1日経たないくらいで復旧したのですが、この辺が一番遅くて。冬だったらと思うと怖いので、いろいろと見直そうと思いました。例えば暖房器具。うちにあるのはすべて電気を使うものだったので、新たにポータブルの暖房を買いました。仕舞いこんでいたキャンプグッズを出して、お水も寝室に。とりあえず火が使えれば煮炊きもできるので、暖かさと食を確保するのが一番。1週間分の野菜は玄関に置いてあるし、ご近所の農家さんからいただく大量の野菜は、傷まないよう無駄がないように保存しているので、非常時にも役立ちそうです」そんな馬狩さんが子育てで心がけているのは、お子さんたちが自分のことは自分でできるようになること。「挨拶・返事をきちんとすること、人に感謝をすることさえできていれば、親の手を離れてからもどこへ行ってもやっていけると思います。夫がやさしいので、娘たちは生意気なことをして、よく私に怒られていますが、感情的にならないよう、ひと呼吸おいてから怒るように気をつけていますね。なんでも人に頼らず、できないよりはできた方がいいので、まずやってみる。できる経験を増やせば、子どもたちの自信にも繋がるし、ゆくゆくは私が楽になれたらいいなと思っています。北海道には雪かきなど、家族が協力してやらないといけないことが、たくさんあります。私もいつまでも元気でいられないと思うので、今のうちに教えられることはいっぱい教えておきたいですね」ヤシノミ洗剤を上手に使う4つのコツ 「エコ洗剤って汚れが落ちにくい? どんなふうにやさしいの?」そんな疑問を解決。人気コミックライターまりげさんのほっこり描きおろしマンガとともにご紹介しています。 詳しくはこちら >> 子どもたちの未来のために“人と地球にやさしい”ヤシノミ生活をヤシノミシリーズはヤシノミ由来の植物性。洗った後の排水もすべて微生物によって分解され、すばやく地球にかえります。洗っても、洗っても、安心。今日の汚れをあしたの未来に残さない。そんな “人と地球にやさしい” ヤシノミ生活をはじめてみませんか。 楽天でヤシノミシリーズを買う amazonでヤシノミシリーズを買う ロハコでヤシノミシリーズを買う 【売上1%で、ボルネオ環境保全を支援】ヤシノミシリーズの売上1%はマレーシア・サバ州政府公認の国際NGO「ボルネオ保全トラスト」を通じて野生動植物の保護と生息域の確保に使われています。また、ヤシノミシリーズをはじめとするサラヤ製品では、違法労働や違法伐採によって作られた植物油ではなく、環境と人権に配慮したRSPO認証油の生産を支援しています。 無香料、無添加のヤシノミシリーズとは 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR] サラヤ株式会社
2019年03月01日クエン酸、重曹、セスキなどから粉末洗剤、砂糖、塩まで。皆さんは、毎日の家事で何種類もの「粉末」を使いますよね。それらを周りにこぼさずに簡単に出せるアイテムを3つ検証してみました。「粉末だしボトル」「ふりふり調味料ケース」「ワンタッチシュガーポット」の3つ。さて、その結果は?■ 毎日使う「粉末」をもっと簡単に出せるモノってないの?日常的に使う粉末素材。これらを使う時、ついドバッと出し過ぎたとか、辺りを粉だらけにしてしまったなんていうことはありませんか?洗濯は石けん派の筆者にとって、毎日プチストレスだったのが仕上げに入れるクエン酸でした。ガラスのジャム瓶に入れておくと見た目は良くても、蓋を開け、スプーンですくい、洗濯機に投入、スプーンを戻して蓋を閉める、と面倒。これらの一連の動きをバッサリ省略できないものでしょうか?■ ネットで気になるアイテムを入手!ネットリサーチしてみると……やはりいるんですよね、同じ事を考えるたくさんの方達が。どうやら山佳化成の「ワンタッチシュガーポット」とセリアの「だしボトル」が使える!という情報。このワンタッチシュガーポットはロングセラー商品だそうで、そういえば昔、食堂や喫茶店の厨房で見たことがあります。もちろん、セリアのだしボトルも気になります。どちらも価格はお手頃、そこで両方購入して比較してみることにしました。シュガーポットはAmazonで注文し、セリアにもGo!すると目的のだしボトルの近くに「ふりふり調味料ケース」という候補になりそうなアイテムを発見。これは試してみなければ……ということで、合計3つのアイテムが出揃いました。■ 3アイテムの構造と特徴をチェック!左から「粉末だしボトル」「ふりふり調味料ケース」「ワンタッチシュガーポット」。3つとも、クエン酸を入れて容器を振ってみると、ちゃんとササッと粉が定量出せました、これは楽です!それぞれ一回で出る量も比較してみました。左からシュガーポット、だしボトル、調味料ケース3つの中では、だしボトルが、ほかの2つの倍近く出てきました。手前が、だしボトル・奥がシュガーポットそして「ワンアクションで定量を出す」という目的は同じなのに、仕組みはまったく異なっています。以下が3アイテムの仕組みの違いです。こちらは、ストロー構造のシュガーポット仕切り板が入っているだしボトルキャップが3つの部品を重ねる調味料ケース。では、筆者が感じたそれぞれの特徴を挙げていきましょう。【ワンタッチシュガーポット】容量が大きく、補充回数が減る質感良く高級感があるが、デザインは好みが分かれるキャップを外す手間がかかり、小さいので紛失しそう【粉末だしボトル】容量が少ないキャップの開閉が片手で出来て、蓋と一体型は使いやすいしかし詰替えする時に外す蓋が、かなり固い【ふりふり調味料ケース】キャップレスなので、本当にワンアクションで使える軽量・女性の手にはフィットするサイズほかの2つと比べると、少々チープな見た目■ 選んだのはふりふり調味料ケース!その理由と注意点それぞれのメリットデメリットを比較し、最終的に選んだのは、当初候補になく、売り場で見つけて買ったふりふり調味料ケースでした!決め手となったのは、やはり目的とするワンアクションの面で優れていたこと。シュガーポットは、筒に湿気が入ると粉が詰まりやすいのではないか?洗いにくいのではないか?という懸念がありました。だしボトルは、サイズが小さい上に一回の量が多いので、あの固い蓋を開けるのが面倒だと感じてしまいます。そこで最終的に、調味料ケースが残ったというわけです。しかし、詰め替え時には、3重に重なった蓋部品の内部には粉が残っているので、うっかり下へ向けると溢れてプチ惨事になることがあるので注意が必要です。いかがでしたか?忙しい日々の中の家事、少しでも効率を上げたいものですよね?それが100円ショップのアイテムで実現できるのは嬉しいものです。勿論、あくまで筆者の基準によるレポートなので、入れたい粉や諸条件で優先順位は変わってくるはず。皆さんそれぞれのベストを見つけてみてくださいね。
2019年02月17日今回の「やさしいママのヒミツ」は、人気コミックライターのまりげさん。昨年8月に三男を出産したばかりの3人の男の子ママです。2年前にご主人の地元に移住し、農業と漁業をスタート。同時に日々の暮らしをインスタグラムに綴るようになり、昨年初の著書を出版。ウーマンエキサイトで連載中の 「まりげのケセラセラ日記」 も好評の超多忙ママです。まりげ さん息子さん:長男くん(4歳)、次男くん(3歳)、三ちゃん(5ヶ月)埼玉県出身。京都府舞鶴市に移住、築100年の古民家をセルフリノベーションして暮らす。漁師に転職した夫と3人の息子と暮らす日々を綴った3コママンガをインスタグラムにて更新。夫が運営する 「岡山八朗兵衛商店」 を手伝いながら農業も行う。昨年、初の著書 『たのしいことを拾って生きる。~まいにちいろいろ、家族ドロップス~』 (大和書房)を上梓。ウーマンエキサイトで「まりげのケセラセラ日記」を連載中。Instagram: @marige333 、 @okayamahachirobe お子さんが3人いるだけでなく、3つの仕事をこなす忙しい日々のなかで、まりげさんが笑顔のママでいるために心がけていることは? たっぷりお話を伺いました。移住とともに、新たな仕事を3つスタート早速、まりげさんの平日のスケジュールを見てみましょう。 6:30 : 全員起床 7:00 : 朝食、身支度 8:30 : 保育園へ登園 9:00 : 買い物 10:00 : 洗たく干し、掃除 12:00 : 昼食 13:30 : 授乳、お昼寝、お散歩 17:00 : お迎え 18:00 : 保育園から帰宅 18:30 : 夕食の準備、夕食 19:30 : お風呂 21:00 : 子どもたち就寝 22:00 : 絵日記や連載のマンガを描く 24:00 : お茶を飲んでラジオを聴きながら、皿洗い 25:00 : 就寝三男を出産したばかりのまりげさん。現在は産休中ですが、普段は子どもたちが保育園から帰ってくるまでの間に農作業と漁業も加わるため、「自分の時間」は家族が寝ている深夜の時間だけなのだそう。「昼間は赤ちゃんとの時間、子どもとの時間、仕事の時間、いろいろな時間軸があります。主人も徒歩圏内で仕事しているので、自分だけのスケジュールはないですね。本当は健全な時間にマンガを描いたほうがいいのはわかっていますが、いまは赤ちゃんもいて、中断するとストーリーを考えたりできなくなるので、子どもたちが寝た後の方が落ち着いて描けるんです。睡眠時間はどうしても細切れになりますが、お昼寝も含めて1日トータルで8時間は寝ているので、眠くて仕方がないということはないですね」子どもたちを寝かしつけたあとに起きて、深夜にラジオを聴きながら家事をするのが、まりげさんの至福の時間なのだとか。「子どもが生まれてから、視覚も聴覚も全部取られてしまうテレビはほとんど見なくなりました。ラジオは耳だけでいいから、子育て中は相性がいいと思います。洗いものは、使ったらすぐに片付けていたときもあったのですが、食べた後は子どもたちとおしゃべりして、ゆっくりしたいなと。最近は、夫がとりあえずシンクにお皿を下げてくれるので、水につけておいて夜にまとめて洗います。母親でもなく妻でもない、自分ひとりのこの時間が、一番心をリセットできるんです」三男が生まれて3人の男の子ママになったまりげさん。長男だけのときよりも、次男が生まれてからの方が子育てがラクになったそう。「親たちが付き合いきれないほどの体力で、ふたりでめいっぱい遊んでくれています」もともとは、まりげさんの地元・埼玉で母親と2人の息子と夫婦の5人暮らしでしたが、ご主人の地元・京都府舞鶴市に引っ越してから、がらりと生活が変わったのだそう。「夫は木製雑貨のデザイナー、私はアパレルで販売員をしていました。夫は海好きだったので、いつかはこちらに引っ越すのかなとは思っていましたが、脱サラ宣言をしたのが次男が生まれて一ヶ月の頃だったので、“このタイミングで?!” という思いは正直ありました。でも年齢を重ねるごとに慎重になり、フットワークが重くなると思ったので、思い切って移住を決めたんです。川も山も海もある。多少不便なところもあるけれど、子育てをするにはとてもよい環境です」移住とともに始めたのが、ご主人の祖母の家業である農業。まりげさんは、義祖母と二人で農作業を行っています。「農業をすることになるとは、想像もしていなかったですね。でも、畑は放っておくと荒れてしまうし、おばあちゃんも一人でするのは難しくなってきた頃だったんです。規模はそれほど大きくないのですが、野菜やお米などを育てて、直売所や学校給食用に卸しています。おばあちゃんが実践する昔ながらの “機械に頼らない農業の仕方” を覚えておくことは、自分にとってもいいかなと。例えば、作物を支柱に結びつけるのも、必要な材料はホームセンターですぐに揃うのですが、おばあちゃんは竹を切ってきて、それに古い服の裂布で結ぶんです。非効率かもしれないですが、ものに頼らずにあるものを使うということを直接学べるのは、とてもいい経験だなと思います」農作業だけでも大変そうですが、ご主人の牡蠣の養殖の手伝いもしているというから驚きです。「冬から春にかけては旬の真牡蠣を通販で販売しています。それ以外の時期はタコをとったりしています。真牡蠣やタコなどを使った加工食品も製造し、冊子やパッケージも自分達でつくり、ウェブショップや雑貨屋さんなどで販売しています。漁師が製造からデザイン、販売まで手掛けるのはめずらしいかなと思いますね(笑)。『岡山八朗兵衛商店』のインスタグラムをまめに更新することで、“こういう人たちが、実直に育てている牡蠣を清潔な状態で届けている” という、安心感につながればいいなと。三男が保育園に入るまでは、SNSを更新したりお客様にコメントをお返ししたりと、家でできることでフォローをしています。いまはちょうど寒い季節で農作業がない分、負担は少ないです」「岡山八朗兵衛商店」の天然真蛸やムール貝、真牡蠣の燻製オリーブオイル漬。ボトルにはまりげさんが描いたイラストのラベルが。「たのしいことを拾って生きる」生活新しい環境のなかで、新しいことへの挑戦。そのなかで “楽しさ” を探し出せるまりげさんだからこそ、大変そうな暮らしも楽しそうに見えてきます。「基本適当なんです(笑)。『しなやかで、たおやかに』というのが自分のなかでのテーマ。“3年後にこうなっていたい” とか、“こういう家族を作るんだ”、みたいな目標はあまりなくて、そのときどきで順応していけるのが一番ラクかなと思います。夫がリードしてくれているので、私はその流れに沿っているだけですね。築100年の古民家をセルフリノベーション。インテリアは、アパレル時代はディスプレイを手がけていたというまりげさんの担当。手作りのドライフラワーやかごが並ぶ。もしも私が、友だちと頻繁に飲みに行くような社交的な人だったら、こんなに毎日インスタグラムを更新できないです(笑)。家族といる時間が一番楽しいんです。いまは授乳中だから飲みにも行けないし、外食するのも遠いし、子どもが小さいからできない。じゃあ家でどんな風に過ごしたら楽しいだろう? って考えます。“ないから嫌” ではなく、作ればいいと。いかに自分が楽しく暮らせるように変えていくか、というのが大切ですね」この日、子どもたちのおやつに用意されていたクッキーやスコーンは、まりげさんが子どもたちと一緒に作ったもの。スコーンはもちろん、ジャムもクロテッドクリームも手作り。「買えるところがないので、作るという発想に切り替わります」とまりげさん。「母が譲ってくれたこのレシピブックは、簡単に作れてすごくおいしいんです。クッキーは手のひらで潰すだけでよくて、大きさも厚みもバラバラでOK。『こうしないといけない』と言わなくてもいいのが、子どもと作るのにぴったり。作りながら、むかし母が『冬は寒いからバターも溶けなくて、おかし作りにいいんだよ』と教えてくれたことを思い出します。寒いからこそ、家の中で過ごす “楽しみ” や、“上手くできること” もあると思いますね」子どもたちと料理をすることも多いというまりげさん。野菜を好きな大きさに切ってもらったり、トンカツを揚げるときは “パン粉担当”、“小麦粉担当” と3人仲良く並んで作ったり。後片付けは大変なことになるけれど、それで楽しかったらよしと考えるのだそう。「週末のおやつも、金曜日に子どもたちと一緒にレシピ本を読んで決めるんです。買ったおやつは5分しか時間がもたないけど、作るところから一緒にやると1時間、2時間の遊びになるんですよね」そんな遊び方をしていると、おもちゃもあまり必要ないのだそう。「おもちゃは遊び方のパターンが決まっているから、子どもたちも飽きるのが早いようです。『自然』は、何がそこにいるか、どういう表情を見せてくれるか、日々変化があるので飽きないみたいです。公園はないけれど、季節によって生えている草や花があるので、庭の一角でずっと遊んでいます。おもちゃのブロックとかで遊んでいると、思い通りにならなくてイライラしたり、なぜか喧嘩になったりしますよね。でも自然のなかで遊んでいるとそういったことも少ないようです。自然に囲まれた環境に引っ越したことが、子どもたちを怒らずに済んでいる理由のひとつかもしれないです」「子どもたちが、“田舎で暮らす楽しみ” を増やしてくれています。木の実をたくさん拾ってきて一緒に図鑑で調べるのが面白かったり、そんなことを外でしていると近所の人が『それは椎の実だから、炒めると食べられるよ』と教えてくれて、味見してみたり。どんどん広がっていくんです。何もないところでも、子どもって面白いことを見つけてきますよね。子どもは喜んでくれる人、楽しんでくれる人代表じゃないですか。だから私も生活の張り合いがありますね」マンガは遠くに暮らす母、そして子どもたちへの手紙インスタグラムへのマンガの投稿がきっかけで、初の著書も出版したまりげさん。でも、あくまでも主軸は牡蠣の養殖と農業でマンガは副産物だと話します。「突出してイラストが得意なわけでもないですし、こんな生活をしている自分を描いているから皆さんに見てもらえているのかなと思います。マンガは移住が決まった後に書き始めました。美大を中退するとき、母には『自分の絵を好きだって言ってくれる人のために描き続けるよ』と言ったのですが、まさかこうなるとは思っていなかったですね(笑)」A4用紙に細かく描き込まれた原画。紙に鉛筆で下書きして、ミリペンを使って描いて、マーカーで色をつけて。インスタグラムを始めた頃、まだ複数枚投稿できる機能がなかったので、3コマを1枚に詰め込む形に。「小さい枠に描いているので色を塗るのも早い。原画をスキャナーで取り込んでアップしています。私にはこのアナログなやり方があっていますね」まりげさんが描くのは、日記にも書かない程度の日常の小さな出来事。子どもと向き合っているこそ気がつくような変化や会話が、読んでいて愛おしく感じられます。「最初は、埼玉にいる友達に “京都に行って、こういう風に暮らしているよ” って、近況報告のような感じで、毎日インスタグラムに投稿し始めました。マンガを描くようになって、さらに子どものことをよく見るようになりましたね。3コマのマンガを描くのは1時間半くらい。ネタは一日中考えています。でも正直に言うと自分の心情の吐露にもなっているんです。実際には大変なこともいっぱいあるのですが、そのまま『辛い』と描くと、人に心配されたり励まされたりしてしまうので、それより笑ったほうが自分も楽しいし、読んでいる人にも負担にならないかなと思って描いています。人に発信するようになったら、自然と笑えるポイントを探し出すようになったところもありますね。あと、遠くで暮らす母に “孫はこういう風に成長しているよ” って伝えたいというのもあるし、子どもたちが大きくなったときに、“お母さんって、僕たちが小さいときにこんなに一緒にいて、楽しいって思ってくれていたんだな” と伝わるといいなと思っています。私が大人になったときに、母が保育園の先生との連絡ノート一式をプレゼントしてくれたんです。それを見たら、おもらしに苦戦したり、食べてくれないものに頭を悩ませたりしてくれていたんだなとダイレクトに伝わってきたので、それに近いものになればいいなと。今後は京都の媒体で、マンガを描けたら嬉しいですね。舞鶴に引っ越してきたことでエピソードが生まれて、出版したり取材を受けたりという機会をもらえているので、恩返しをしたい気持ちです。外からきた私たちの視点だからこその発見もあると思うので、京都の方にも私のマンガを通して “この場所の良さ” を再発見してもらえたら嬉しい。いま住んでいる場所への感謝を、すごく感じているんです」自然に囲まれて暮らすからこそ、選びたいものそんなまりげさん、結婚前はなんと「山小屋」で働いていたという経験の持ち主。自分たちの生活が自然環境へとつながっていると、身を持って実感したのだそう。「母のすすめで山小屋でのアルバイトを始めました。そこで一から料理も教えてもらって、花嫁修行をさせてもらいましたね。山小屋の生活排水は浄化槽を通して川に流していたんですが、浄化槽の処理能力にも限界があるため、排水には気をつかうように。そんな経験から自分たちが排出するものは自然とつながっていることを感覚的に覚えました」山と海に囲まれた舞鶴に移住して、さらに自然環境に対する意識が高まったというまりげさん。日々の農作業でも水に触れる機会が多く、冷たい井戸水で大根を100本近く洗うこともあるそう。そんなまりげさんが選んだのは「サラヤ」の食器用洗剤「ヤシノミ洗剤」でした。手肌へのやさしさと高い生分解性をもつ、ヤシの実由来の洗浄成分を使用。排水は微生物によって、水と二酸化炭素に素早く分解され、地球に還ります。「ヤシノミ洗剤」本体(ポンプ付き500ml/400円)、詰め替え(480ml/270円) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「最初にヤシノミ洗剤を買ったのは、初めて子どもが生まれた頃。夫が『環境にいいらしい』と教えてくれたんです。他の洗剤を使っていたときは、食器やフライパンを洗い流した後も洗剤の香りが気になって、大量の水で何度も洗い流したり。夫に『この目玉焼き、洗剤の匂いがするね』と言われたこともありました。ヤシノミ洗剤は無香料で無着色な点もいいし、食器洗いで手が乾燥してガザガサになることがなくなりましたね。野菜も洗えるというのは驚き。あらためて、安心して使用できる成分なんだなと思いました」「じつは、ヤシノミ洗剤は他の洗剤と比べてあまり泡立たないので、洗浄力にやや不安を抱いていたんです。でも、『しつこい油汚れは最初に新聞紙などで拭き取ると洗いやすく、洗剤やすすぎの節約にもなる』とホームページで書かれていたので実践したところ、時間短縮もできてすごくラクで。それ以来、わが家では新聞紙を常備して拭き取ってから洗うようにしています。ゆくゆくは、子どもたちに自分の茶碗は自分で洗うようにさせたいですね。やってくれる人がどんどん増えていくと思うので、それが楽しみです」ヤシノミ洗剤と同じシリーズの「ヤシノミ洗たく洗剤」と「ヤシノミ柔軟剤」は、今回初めて使ったというまりげさん。使ってみた感想は?左:植物性洗浄成分ツインパワーノニオンが、臭いの原因となる菌を99.99%除去。洗濯後の生乾き臭を残しません。「ヤシノミ洗たく洗剤」(600ml/オープン価格)右:繊維を滑らかにすることで物理的な肌への刺激を低減でき、肌が乾燥して、敏感になる季節にぴったり。「ヤシノミ柔軟剤」(600ml/オープン価格) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「侮っていましたね。“自然派のものは高くて、落ちが悪い” という先入観があったのですが、1本で約60回分と日常的に使えるコストパフォーマンスもあるし、洗ったあとに脂っぽい臭いや汗の臭いも気にならず、きちんと汚れが落ちている感じがしました。普段の洗濯とは異なり、漁業と農業の汚れは半端じゃないので、作業着は固形石鹸で少し予洗いし、そのあと『ヤシノミ洗たく洗剤』で洗うと、とてもきれいになります」「一番よかったなと感じるのは、『ヤシノミ柔軟剤』ですね。無香料のものがなかなかなく、選択肢が限られるので、これはいいなと思いました。化学的なきつい香りがないので子どもたちの洋服と寝具、タオルにも安心して使用できます。ふんわりと柔らかく仕上がりました。これまでは洋服を着るとかゆくなることがあったのですが、そういうことも減ったように感じます。柔軟剤の香料って、少し香るくらいならよいけれど気持ち悪くなってしまうことが多く、指定された量の半分に減らして使っていたんです。でも『ヤシノミ柔軟剤』ならそんな必要がないのもいいですね」「サラヤ」のヤシノミシリーズ。左から食器用の「ヤシノミ洗剤」、「ヤシノミ洗たく洗剤」、「ヤシノミ柔軟剤」。これらの売上の1%が、ボルネオの環境保全のために使われます。 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う さらに、原料の循環サイクルにも目を向け、原料の生産地であるマレーシア・ボルネオ島の環境保全活動に取り組んでいる点でも賛同したい、とまりげさん。「サラヤが環境に配慮した製品を販売していることは以前から知っていましたが、具体的に取り組んでいるプロジェクトについては今回初めて知りました。ヤシノミシリーズの売上の1%が、こういった環境保全のための資金に充てられ、私たちも “環境に負担が少なく、意識の高いものを選択できている” というのはうれしいですね。自分が最も日常的に参加できる取り組みだと思うので、これからも継続して使い続けたいと思っています」夫婦で決めた「役割分担」でバランスをとる3人の子育てのほか、コミックライター、農業、漁業もするまりげさん。限られた子どもとの時間のなかで心がけていることは、「あまり怒らないこと」。「入園時に園長先生から『子どもにとって、保育園は仕事に行くようなものだから、家庭ではゆっくり過ごさせてください』と言われて、確かにそうだよなって思ったんです。集団のなかに1日何時間もいるのは、大人でも疲れるじゃないですか。家に帰ってきてまでお母さんに『あれしろ、これしろ』って言われたら本当に逃げ場がないから、“家に帰ってきたら一番ほっとする、お母さんはやさしい” というのが私の理想なんです。夫がしつけ担当でしっかり教えてくれているので、私は安心して子どもと楽しく過ごすことに専念させてもらっています。二人とも厳しいと、子どもたちは辛いと思うんです。だから私の前ではダラダラしてもいいし、リラックスしてほしい」そんな子育て方針は、お母さまから学んだことでもあるそう。「母はとにかくすごく褒めてくれる人でした。だからこそ、私が大人になってから周りの人に怒られることも多々あったんですが(笑)、『教えてくれてありがとう』と言える素直さや愛嬌があれば生きていける、と母は考えていたんじゃないかなと、いま自分が母の立場になって感じています。私が何気なく選択していることはすべて “怒らないことにつながっている” ようです。怒るのがいやなんですよね、きっと(笑)。怒ることってストレスだし癖になる。私が怒りん坊になると子どもまで真似しちゃいそうですし。3人子どもがいて大変だからこうする、とカチッと決めていることも特になくて、ラクな方にやっているだけですね。マイルールがないのがマイルールです(笑)」そして、いまの暮らしに欠かせないのはご主人の協力。夫婦が仲良くいられる秘訣は、役割分担をすること、そして適宜バランスを見直すことだそう。「全然性格の違う人間なので、仕事も分担してお互いの領域にはあまり口出ししない。うまくいくようになったのは、分担表を作ったのがきっかけでした。私は抽象的に『私の方が負担が多い気がする。やっていることが多い』と言ったんですが、彼は理性的な人なので『じゃあいまやっていることを書きだそう』とパソコンで表を作って『どのあたりがアンバランスだと感じますか?』って言われて。そうやって納得し合って振り分けたので、私も自分の担当は自分でしなくちゃと思うし、彼がやっていないことがあっても『後でやるんだな』と任せることができるように。変な苛立ちもなくなってラクになりました。最初は “上司かよ!” と思いましたが(笑)こうやって可視化することで感情的になっていたものが露わになったんです。“なんとなく” では男性には伝わらないんですよね。子どもが生まれてバランスが変わるたびに見直しています。いまでは子どもと一緒に過ごす時間も長いので、何をすればよいかわかるようになり、私が言わなくても率先して抱っこしてくれたりすることが断然増えました。そういう点でも、生活スタイルが変わってよかったと思います」いつも前向きで笑顔、常に楽しいところを見つけようとするまりげさん。「私はとにかく “育てること” が楽しいですね。母からは『あとになってわかると思うけど、 多分いまのあなたは人生で一番“主役”のときだよ』って言われて。たしかに、私が子どもの頃は親に育てられていたし、これから歳を重ねていったら息子たちを支える側になる。そう思うと、幼い子どもたちを育てている “いま” が一番主役でいられるのかな、って。子どもを育てている自分がどう楽しむか、いつも考えています。子育てはあっという間に終わってしまうし、もう一度味わいたいと思っても味わえない。子どもは大人がいろいろ手出ししなくても社会で育っていくから、そんなに気負わなくてもいいんじゃないかなと思っています。人生のピークはできるだけ後に持っていきたいのですが、この子育ての楽しさのピークを越えるのは難しいでしょう、っていうくらい毎日が楽しいです(笑)」まりげさんも実践! ヤシノミ洗剤を上手に使う4つのコツ 「エコ洗剤って汚れが落ちにくい? どんなふうにやさしいの?」そんな疑問を解決。まりげさんのほっこり描きおろしマンガとともにご紹介! 詳しくはこちら >> 子どもたちの未来のために“人と地球にやさしい”ヤシノミ生活をヤシノミシリーズはヤシノミ由来の植物性。洗った後の排水もすべて微生物によって分解され、すばやく地球にかえります。洗っても、洗っても、安心。今日の汚れをあしたの未来に残さない。そんな “人と地球にやさしい” ヤシノミ生活をはじめてみませんか。 楽天でヤシノミシリーズを買う amazonでヤシノミシリーズを買う ロハコでヤシノミシリーズを買う 【売上1%で、ボルネオ環境保全を支援】ヤシノミシリーズの売上1%はマレーシア・サバ州政府公認の国際NGO「ボルネオ保全トラスト」を通じて野生動植物の保護と生息域の確保に使われています。また、ヤシノミシリーズをはじめとするサラヤ製品では、違法労働や違法伐採によって作られた植物油ではなく、環境と人権に配慮したRSPO認証油の生産を支援しています。 無香料、無添加のヤシノミシリーズとは 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR] サラヤ株式会社
2019年01月21日お子さんが生まれてから “人と地球にやさしい” サラヤの「ヤシノミ洗剤」を愛用しているという、人気コミックライターのまりげさん。三兄弟を育てながらのほっこり家事エピソードや、長年愛用しているその理由を伺いました。また、「エコな洗剤は泡立ちが少なくて、油汚れがちゃんと落ちない?」、「どんなふうに“地球にやさしい”の?」といった“よくあるギモン” も解決、まりげさんも実践しているという「ヤシノミ洗剤を上手に使うコツ」をご紹介します。▼まりげさん プロフィール京都の海のそばで暮らすコミックライター。漁師に転職したダンナと三兄弟との日々をインスタグラムで更新中。子育てしながらの移住、古民家リノベなどをマンガで綴った著書 『たのしいことを拾って生きる。~まいにちいろいろ、家族ドロップス~』 、連載 「まりげのケセラセラ日記」 も人気。 Instagram: @marige333 「食器はため置きして、夜にラジオを聴きながらまとめて洗う! これがわたしの至福タイム」子育てや仕事をしながら、家族の食器を洗うのは大変。でも、まりげさんは “ため置き” をしておいて、あとからまとめて洗うスタイル。寝かしつけを終えたあと、深夜にラジオを聴きながらお気に入りの「ヤシノミ洗剤」で洗うひとときが、なによりも「自分だけのリラックスできる時間」だといいます。「食後は私もゆっくりしたいし、子どもたちともしゃべりたい。お皿をシンクにさげるのは夫の役割と決めているので、水につけておいてもらったものを、寝かしつけたあとにまとめて洗うことが多いです。食器洗いは毎日同じ作業の繰り返しなので、ラジオやオーディオブック、音楽などBGMに変化をつけてを楽しむようにしています」( まりげさん )まりげさんも実践! 「ヤシノミ洗剤」を上手使う4つのコツ「エコな洗剤は、泡立ちも少なくて油汚れが落ちにくいイメージがある」。実は、まりげさんも以前はそう感じていたのだそう。そこで、現在まりげさんも実践している「ヤシノミ洗剤」を上手に使う4つのコツをご紹介! 人と環境にやさしい洗剤を上手に取り入れると、日々の家事もストレスなくでき、家族との時間を増やすことにもつながりそうです。▼どんなふうに “人と地球にやさしい” の?手肌へのやさしさと洗浄力の両方をバランス良く実現できる、洗浄濃度16%を守り続けているサラヤの「ヤシノミ洗剤」。もちろん濃度が高い方が油汚れにも強くなりますが、大量の合成界面活性剤を、洗いものの量に関係なく使用することは、手肌にも環境にもよくありません。汚れの度合いや洗いものの量に応じてつぎ足して使う、「適量」を使うことが大切と考え、日本で初めてつぎ足ししやすいポンプボトルを採用。“必要以上使わない、余分な洗剤を使わない” ことを大切にしています。▼「ヤシノミ洗剤」を上手に使う4つのコツ【その1】洗う前に汚れをふき取りましょうフライパンなどに落ちにくい油汚れがたくさん残っているときは、新聞紙や古い布、キッチンペーパーなどで、汚れをなるべくふき取ってから洗いましょう。洗剤やすすぎ水の節約になるだけでなく、排水の負担も少なくなります。まりげさんは新聞紙を折りたたんでカゴに入れ、シンク下に常備。拭き取ってから洗うようにしているそう。「実践するようにしたところ、洗いものにかかる時間も短縮できて、すごく楽になりました」(まりげさん)【その2】汚れの軽いものから洗いましょう汚れのひどい食器から洗うと、汚れの軽い食器に油汚れが移ってしまって二度手間に。汚れのひどい食器と汚れの軽い食器は必ず分けて、汚れの軽いものから順番に洗いましょう。洗剤のつぎ足しを少なく、次の食器を洗うことができ、洗剤の使用量を抑えることできます。【その3】洗剤を適量入れた「ため置き洗い」がオススメ食器を洗うときは、洗い桶を用意して、洗剤を適量入れて水で薄めましょう。そうすることで汚れが浮いて落ちやすくなるだけでなく、洗剤と水の節水にもつながります。まりげさんも食後はすぐに食器を洗わず、ため置き洗いを実践。その時間をお子さんたちとの時間に充て、大切にしています。【その4】「ヤシノミ洗剤」で食器を洗いましょう食器洗いには、「ヤシノミ洗剤」を。ヤシノミ生まれの植物性で、無香料・無着色の安心の成分。赤ちゃんの食器にはもちろん、野菜も洗えます。手肌と環境にやさしく、すすぎ性にも優れた「ヤシノミ洗剤」は、エコにもつながります。まりげさんが「ヤシノミ洗剤」を愛用する3つの理由以前は、香料の入った洗剤を使っていたというまりげさん。洗い流した後も洗剤の香りが気になったり、ご主人から「目玉焼きから、洗剤のにおいがする」と指摘されたこともあったそう。お子さんが生まれてから使い始めた「ヤシノミ洗剤」を、現在も愛用している理由を伺いました。▼「無香料、無着色なので、安心して使える」「食器や調理器具に、洗剤の香りうつりがないか気になって、大量の水で何度も洗い流すという手間がなくなりました。野菜まで洗えるのは、安心の証拠。子どもたちが使うものでもあるので、安心できることが一番です」(まりげさん)▼「手肌にやさしいから、手荒れしない」「食器洗いをすると手がガサガサに乾燥することが悩みでした。植物性のやさしい成分のおかげで、手荒れが改善し、食器洗いがより楽しくなりました」(まりげさん)▼「自然環境にもやさしい、排水は自然にかえる」洗った後の排水は微生物によって水と二酸化炭素に素早く分解され、地球にかえります。「山と海に囲まれた場所で暮らしているので、自然環境に対する意識はより高まりました。日常的に使うものだから、環境にやさしいものを選びたいです」(まりげさん)【生活排水の豆知識】1日に、1人当たり約250リットル使うと言われている水。そのうち台所の生活排水が約40%を占めています。台所から排出される排水には洗剤のほか、食べものや油が多く含まれます。食べ残しをそのまま流さない、油は拭き取るなど、毎日のちょっとした気配りや工夫が、環境に大きく影響することがわかります。「山小屋で働いていたことがあるのですが、そのとき生活排水は浄化槽を通して川に流していました。浄化槽の処理能力にも限界があるため排水には気をつかうようになりました。そんな経験から“自分たちが排出するものはすべて自然とつながっているんだ”という意識がうまれました。台所から “油汚れ” をなるべく流さない工夫を、そして食器用の洗剤選びを通して、家族みんなの『環境に対する意識』を高めていきたいですね」(まりげさん)毎日使うから、人と地球にやさしいものを「ヤシノミ洗剤を上手に使う4つのコツ」、とてもシンプルなことばかりだけれど、取り入れてみると洗い残しもなく、食器洗いの手間や時間も軽減することができます。毎日使うものだからこそ、手肌にやさしく、そして子どもたちに自然を残す。そんな未来のためにも「やさしい」ものを選びたいという想いから、まりげさんも取り入れている「ヤシノミ洗剤」を上手に使うコツ、ぜひみなさんも試してみてくださいね。 「やさしいママのヒミツ」まりげさんインタビューはこちら! >> 子どもたちの未来のために“人と地球にやさしい”ヤシノミ生活を「ヤシノミ洗剤」をはじめとするサラヤの「ヤシノミシリーズ」は、ヤシノミ由来の植物性。洗った後の排水もすべて微生物によって分解され、すばやく地球にかえります。洗っても、洗っても、安心。今日の汚れをあしたの未来に残さない。そんな “人と地球にやさしい” ヤシノミ生活をはじめてみませんか。 楽天でヤシノミシリーズを買う amazonでヤシノミシリーズを買う ロハコでヤシノミシリーズを買う \ヤシノミ洗剤は50周年!/「毎日使うものだからこそ、地球のために洗剤にできること」をひたすらに考え続けて50年。昔も今も。そしてこれからも「手肌と地球にやさしい」をコンセプトにヤシノミ洗剤はあなたの暮らしにそっと寄り添い続けます。 ヤシノミ洗剤 50周年サイトを見る 【売上1%で、ボルネオ環境保全を支援】ヤシノミシリーズの売上(メーカー出荷額)の1%はマレーシア・サバ州政府公認の国際NGO「ボルネオ保全トラスト」を通じて野生動植物の保護と生息域の確保に使われています。また、ヤシノミシリーズをはじめとするサラヤ製品では、違法労働や違法伐採によって作られた植物油ではなく、環境と人権に配慮したRSPO認証油の生産を支援しています。 無香料、無添加のヤシノミシリーズとは イラスト:まりげ取材・文:赤木真弓、撮影:林ひろし[PR] サラヤ株式会社
2019年01月18日舞台衣装などプロの洗濯を手がける「リブレ ヨコハマ」 「シルク・ドゥ・ソレイユ」の舞台衣装を始め、国内外のトップアーティストのライブ衣装をクリーニングしてきたクリーニング店『リブレ ヨコハマ』。複雑で繊細な衣装を傷めないように、丁寧に汚れや匂いなどを落としてきた経験があったからこそ、「服のアンチエイジング」を叶えるナチュラル洗濯洗剤をオリジナル処方で開発することができたそうです。 プロユースの洗剤を家庭用に落とし込んだ商品なので洗浄力はとても高く、かつナチュラル成分を使用しているところがこの洗剤の魅力。柔軟剤を使わなくても柔らかく仕上がり、色移りや縮みを防ぎながら、洋服を丁寧に洗うことができる頼れるアイテムが誕生しました。 洗濯用洗剤(綿、麻、合成繊維用)600ml ビーチ ¥2,200洗濯用洗剤(綿、麻、合成繊維用)600ml 左から、冬季限定フィグ(期間・数量限定)、グリーンアップル、スポーツ専用 各¥2,200 デイリーに使える洗濯用洗剤綿、麻、合成繊維など、日常着に使われることの多い素材のために開発されたベーシックな洗濯洗剤。ヤシ由来の洗浄成分とアミノ酸のベストバランスで、しっかり汚れを落としてくれます。また、化粧品にも使われる保湿・柔軟成分をブレンドして使用しているので、柔軟剤は必要なく、衣類の柔らかさや風合いをこれ一本に任せることができるのも嬉しいポイント。冬季限定の上品で甘い香り「フィグ」やフレッシュな「グリーンアップル」など、さまざまなフレーバーを好みで選べるのも魅力です。スポーツ専用タイプでは落ちにくい汚れまでしっかりと落とせる配合で、泥やファンデーションまでを分解。スニーカーの泥汚れにも使うことができる優れものです! インディゴの色落ちを防ぎながら汚れを落とすデニム用洗濯洗剤もおすすめ。¥3,000シルクやウールなどデリケートな繊維のための洗濯洗剤はローズ&カモミールの香り。¥4,000 洗濯槽クリーナー(1本で3回分) ¥2,000 プロ使用の洗濯槽クリーナーで定期的にケアを 洗濯槽に溜まった洗剤の固まりや汚れの残留物を根こそぎはがし取ってくれるオリジナルの洗濯槽クリーナー。「良い洗濯とは、まず洗濯環境を整えるということ」という思いから、黒カビなどを溶解してはがし取ることのできる商品を開発。とくに普段から柔軟剤やジェルボールタイプの洗剤を使っている人は汚れに要注意とのことなので、ぜひ一度試してみてください。 アウトドアリネンスプレー ¥1,850プレウォッシュスプレー、ファブリックフレグランススプレー ビーチの香り 各¥1,850 さまざまな用途に使える衣類用スプレー 『リブレ ヨコハマ』がアーティストのライブ衣装で実際に使用している前処理スプレー「プレウォッシュスプレー」は、ファンデーションや皮脂、食べこぼし汚れやスニーカーの汚れなど、さまざまな汚れをオフする万能スプレー。ハードな汚れが誰でも簡単に落とせます。「ファブリックフレグランススプレー」は、衣類を始め、シーツ、カーテン、ソファなどの家具類に香りを与えてくれるスプレー。シワやニオイにも効果があるので、贈りものとして喜ばれるはず。「アウトドアリネンスプレー」は、蚊・ダニ・衣類を食べるヒメマルカツオブシムシなど、人や衣類に対して影響を及ぼす虫が寄り付きにくくなるというもの。こちらも一本持っておきたいスプレーです。 糊ブレンドのアイロン用スプレーも。パーフェクトアイロンスプレー ローズ&カモミールの香り ¥1,850 日々の生活に欠かせない洋服を大切に使うための洗剤やスプレーは、なんとなく選ぶのではなく、やっぱり理由があって選びたいですよね。『リブレ ヨコハマ』の商品はオンラインショップで購入することができるので、じっくり説明を読んで自分の手で選んでみてください。「センタクノシカタ」ではプロの洗濯のコツも書かれているので、そちらも必ずチェックを! リブレ ヨコハマ045-624-8320livrer2007.theshop.jp text:坂崎麻結
2018年12月02日8月の下旬とはいえど、酷暑で汗をかかない日はありません。洗濯が多いときこそ、ランドリー洗剤&柔軟剤にこだわってみませんか。 洗浄力に優れているのはもちろんのこと、肌に優しく、エコロジーで、さらには洗い上がりも心地よく香ってほしいものです。そんな要望も、わがままでは終わらせない優秀なアイテムをご紹介します。タオルやベッドリネンなど日用品も丸洗いして、快適な残暑を過ごしましょう! 排水も98%以上自然分解する、やさしい衣類用洗剤Lothantique(ロタンティック) ランドリーソープ toujours(トゥジュール) クレー 500ml \1,728(税込) フランスの有名フレグランスブランド、ロタンティック社は植物性原料にこだわり、安全で高品質な製品を生産し続けています。石油系原料を一切使用しておらず、洗った後の排水は98%以上自然分解されるという、環境にも配慮した衣類用液体洗剤です。 コプラオイル(ヤシ油)、オリーブオイルから作られた植物性石鹸が、汚れを落として除菌!お肌の弱い人や子どもの衣類にも安心して使うことができるのもポイントです。グラース地方で調香された「カルム(穏やかな)」、「クレー(透明感)」、「コントン(幸せ、お気に入り)」の柔らかな香りと共に、衣類を優しく洗い上げます。 国が認定したEcoLogo商品のランドリーウォッシュATITUDE ランドリーデタージェント シトラスゼスト・ワイルドフラワー 1800ml \2,613(税込) カナダ生まれの『ATITUDE(アティチュード)』シリーズは、人と地球にやさしい天然成分をベースとし、石油系成分や硫酸塩を含みません。カナダ環境省認定機関の「EcoLogo」を取得している安心感も。 天然エッセンシャルオイルを使用し、綿、麻、レーヨン、毛、合成繊維など多くの衣類の汚れをしっかりと落とし、爽やかな香りと共に大切に洗い上げることができます。 パフューマ―が誇る香り高いデタージェント(左から)LE LABO(ルラボ) サンタル33 デタージェント 500ml \8,640(税込) / THE LAUNDRESS(ザ・ランドレス), 衣料用柔軟剤 ミント&シダー 1,000ml \864(税込)/ HARMONIE VERTE(アルモニベイツ) ニューヨーク生まれの二つのブランド、『LE LABO』と『THELAUNDRESS』がコラボした衣類用洗剤の「ルラボ サンタル33 デタージェント」。ドライクリーニングのものも、自分でケアできるようにつくられました。最高級の原材料や一流の調香師だけを集めるというこだわりを徹底した『LE LABO』でも人気のフレグランス「サンタル33」が香り、ギフトにもぴったりです。 衣類をふんわり、やわらかい肌触りに仕上げる柔軟剤には、合成着色料、合成香料、石油由来成分不使用の『HARMONIE VERTE』。ふわっと香る、さわやかなミントの香りで室内干しのいやなニオイも解決!衣類にシワがつきづらいため、アイロンがけも楽々!
2018年08月12日洗濯機を使うときに必要になる、洗濯洗剤や洗濯ネット。あなたはどのように収納していますか?最近の洗濯機は大きくて、その周りは何も置くことができないデッドスペースになりがちですよね。だけど、洗濯に使う道具はサッと手に取れるよう、洗濯機の近くに置いておきたいものです。整理収納アドバイザーのトノエルが、築20年の賃貸マンションでもできる、洗濯機周りの収納力をアップするDIYを2つご紹介します。■ 1.洗濯機の上に簡単3ステップでできる!「洗濯洗剤」を置く棚をDIY洗濯洗剤は作業効率を考えて、出しっぱなしにしておきたいですよね。ちょうどいい置き場所がない場合は、棚を設置してみるのはいかがでしょうか。原状復帰も可能なので、賃貸でも大丈夫です。石膏ボードの壁なら、洗濯機周りだけでなく、寝室やトイレ、神棚など、あったら便利!な場所に設置することができますよ。材料木材L型棚受金具「Jフックシングル」(和気産業)のJフック以外の部品Jフックシングルは石膏ボード用のフック。虫ピンサイズの釘を3本クロスして突き刺すことで、がっちり固定でき、抜いた跡もほとんど残りません。では、実際に作り方をご紹介いたしましょう。ステップ1. 部品をスプレーでつや消しブラックに塗装棚受け部分を黒にしたかったのですが、L型棚受金具の黒色が割高で、ブロンズ色が安価だったので、ブロンズ色を購入して塗装しました。金具の色を変える必要がなければこのステップは不要ですが、フックのキャップは、L型棚受金具の色に合わせて油性ペンなどで塗っておきましょう。ステップ2. L型棚受金具を木材にネジで固定筆者は家に残っていた端材を再利用しました。木材には跡が残ってもいいので、木材にL型棚受金具をネジで固定しました。ステップ3. 棚をフック用のピンで固定L型棚受金具の穴の部分に、Jフックシングルのピンを刺していきます。コインで押し込むので、特別な工具も不要です。ここは2名で作業するのがオススメです。ピンに塗装したキャップをかぶせます。棚が完成しました!取り付けてから1年以上経過しましたが、ぐらつくこともなく、問題なく使用できています。壁に開く穴は虫ピンサイズなので、原状復帰も簡単です。出しっぱなしにする洗濯洗剤も、モノトーンや透明など、清潔感のある色の容器に詰め替えると、スッキリとした印象になりますね。■ 2.洗濯機の横に「洗濯ネット」を収納できる引出しを設置洗濯機の横は、防水パンがあったりしてモノが置きにくく、デッドスペースになりがちですよね。このスペースに、洗濯機周りで使用する洗濯ネットやごみ箱などを収納しておけると便利なので、その方法をご紹介します。材料木材引出しごみ箱木材はほとんどみえなくなるので、見た目はどんな状態でも構いませんが、防水パンに引っかかるサイズが必要です。引出しは無印良品の「ポリプロピレン引出式ハーフ・浅型」(価格/790円・税込)を4個重ねて使用しています。ごみ箱も無印良品の「ポリプロピレンごみ箱・角型・袋止め付/大(約11L)」(価格/1,190円・税込)です。デッドスペースに収まるサイズなら、お好みのモノを選んでくださいね。洗濯機にピッタリくっつくくらいフィットしてしまうと、洗濯機稼働中にぶつかり合って騒音になるので、あまりピッタリすぎないほうがいいかもしれません。簡単2ステップで引出し収納を設置する方法をお教えます。ステップ1. 防水パンに木材を置く防水パンの上に引出しを直接置くことはできないので、まず木材を渡します。ステップ2. 引出しとごみ箱を置く木材の上に引出しとごみ箱を置きます。これだけで、収納スペースができましたこのように写真や文字で書くほどでもない簡単なことですが、洗濯機周りのデッドスペースが有効活用できる収納スペースになりました。洗濯ネットは広げて使うモノ。大きさは大小2種類に分けていますが、畳んだりせずに、引出しにポイポイと収納しています。低い位置にあるので、子どもも自分で取り出して、お気に入りの衣類をネットに入れてから洗濯カゴに入れてくれるのでラクです。この位置にごみ箱も設置することによって、洗濯機の乾燥フィルターのホコリもサッと捨てられます。いかがでしたか?丁寧な暮らしやDIYに憧れはあっても、毎日、仕事や家事や育児に追われていると、なかなか挑戦できないですよね。今回ご紹介した棚や引出しの設置方法は、とても簡単なのにDIY気分を味わうことができました。洗濯機周りのデッドスペースも活用できて一石二鳥です。よかったら試してみてくださいね。“丁寧っぽい暮らし”をめざす整理収納アドバイザーのトノエルでした。※掲載している商品名や価格は2018年7月時点の内容です。
2018年08月01日今回の「やさしいママのひみつ」は、インスタグラマーで、フリーのフォトグラファーとしても活躍するひとみさん。パンを中心とした食卓の写真が人気で、フォロワー数は14万人を超える、2人の女の子のママです。ひとみさん娘さん:長女(6歳)、次女(4歳)岡山県在住。インスタグラムにあげている日々の食卓が、誰もが食べたくなるようなメニューと、センスのある盛り付けで真似をしたいと話題に。特にパンの写真が多く、現在は14.7万人のフォロワーから支持されている。著書は 『パンばか食堂 毎日食べたくなるおうちパンレシピ70』 (ワニブックス)。 『おいしい器の使い方 料理上手16人のおうちごはんとふだんの食卓』 (KADOKAWA)にも参加。HP: Instagram: @amehtm 好きな写真でSNSを楽しみつつ、笑顔で子育てや家事をするために、ひとみさんが心がけていることについて、お話を伺いました。午後からは、完全に子ども優先の時間に早速、ひとみさんの平日のスケジュールを見てみましょう。 5:00 : 起床。携帯をチェック 5:30 : 身支度、前日の残りの家事を済ませる 6:10 : 家族が起床。朝ごはんの準備。旦那さんが子どもたちの支度 6:30 : 家族揃って朝ごはん 6:50 : 旦那さんが、子どもたちの公文の宿題を見る 7:40 : 長女、小学校へ 8:05 : 旦那さんが次女を幼稚園に見送り。学校行事、習い事、仕事など 14:00 : 次女を幼稚園にお迎え 15:00 : 長女を小学校にお迎え 17:30 : お風呂 18:00 : 夕食 19:30 : 布団に入る 20:00 : 子どもたちと一緒に就寝インスタグラムを始めるまで、専業主婦だったひとみさん。とはいえ朝起きてすぐ、化粧をするというのに驚きです。「化粧するタイミングを逃したら、バタバタしてできないですよね。そうすると家でゴロゴロしてようかなという気持ちになってしまうので、そこでスイッチを入れます。朝、長女は集合場所までお見送りもあるので、余計に朝はちゃんとしておこうと思います」次女が幼稚園に通いだしてから、午後はほとんど子どもたちのための時間にしているそう。週に2回は午前中にお迎えということもあり、なかなか自分の時間は取れないといいます。「幼稚園が終わって園庭で遊んだら、そのまま小学校にお迎えに行って。お友達と約束したり、習い事もバレエや公文などで平日は予定が埋まっていて、子どもたちは結構忙しいですね。やりたいことはやらせてあげたいですが、忙しすぎて、遊んだりゆっくり休む時間がなくなり、疲れてしまわないように、できる限り応援してあげたいと思ってサポートしています。プライベートでも一緒に過ごす時間が長い、幼稚園のママ友は、困ったときに助け合える家族のような存在です」そんな中で、SNSとの付き合い方も少し変わってきたといいます。「前は隣に子どもがいても、しょっちゅう携帯をチェックしていたのですが、今はほどほどに。子どもたちが寝てから、ベッドの上で少し見たり、手が早く空いたときに時間を決めてするようにしていますね。仕事のメールをするときは、『これから仕事のお返事をするから、その間は話しかけないでね』と先に言ってから済ませます。今は子どもたちも全部わかるし、生活の流れがあるなかで動いているから、これくらいが自分の中でバランスがいいと思っています」簡単に美味しく。ひとみさんの食事ルール子どもたちのための時間が増えた分、これまでたっぷり時間をかけていた、食事のための時間も短くなってしまったのだとか。「今まではごはんの支度をする時間も長く、手をかけたりできたのですが、今は家族のペースが “朝の早い時間帯” に集中するようになり、私もみんなと一緒にごはんを食べるので、簡単な料理が多いですね。朝ごはんもトーストとサラダ、スキレットで焼いた目玉焼きは必須。それにハムやソーセージ、トマトが定番メニューになっています」「夫は早い日は17:30に帰宅しますが、週に2、3日は午前様。その代わりに朝、子どもたちの世話を頑張ってもらっています。だから4人揃うのは朝ごはんだけ。でも夫はパンが好きじゃないので、本に載せたメニューも食べたことのあるのはピザくらい(笑)。パンメニューは、私と娘たちのごはんなんです」食材へのこだわりは、妊娠を機に強くなったというひとみさん。「できるだけ良い環境で作られているもの、どこの何かわからない野菜はあまり買いたくないので、少し高くても安心できるものを選ぶようにしています。よく行くスーパーには、なかに直売所があるので、そこの野菜を先に見るようにしたり。安全ということもありますが、単純においしいんですよね。特に卵は、養鶏が盛んな街なので、卵のお店がすごく多いんです。卵の自販機で、その日に生みたての卵を売りに来たりするので、それに合わせてまとめ買いするようにしています。わが家のメニューには目玉焼きが重要だから、卵がおいしいことが大切です」ひとみさん流、パンを美味しくいただくコツ大好きなパンも美味しく食べるコツがいくつか。「パンを焼く前に、霧吹きをして水分を補います。母が景品で当てたトースターを10年以上使っているので、少しでも美味しく焼き戻したいと、お気に入りのパン屋さんから美味しく焼くコツや、おすすめの食べ方、アレンジ法を聞いたりしています。カンパーニュや大きめのバタールなど、しっかりしたハード系のパンを解凍するときは、いつもせいろで蒸します。冷凍する時点で、解凍する際の最大の大きさでカットしておくのがポイント。できるだけ大きな塊で冷凍すると、解凍したときにパンの水分が逃げにくいんです。スライスした状態で1枚ずつ解凍すると、焼いたときに硬くなってしまうんですよね。せいろを使うときはクッキングシートを敷いて、使い終わったらしっかり乾燥させることも忘れずに」SNSを通して変わった「写真」との付き合い方日々の食卓を写した写真が、とにかくおいしそう! と話題のひとみさんのインスタグラム。実はカメラは独学なのだとか。「東京でインテリア雑貨のスタイリストのための専門学校に通っていたときに、少しかじる程度で。インスタを始めてから、カメラが欲しいと思うようになりました。インスタは長女が生まれて半年くらい経ってから始めたので、6年くらい。最初は娘の成長記録として使っていたんです。でも友達以外のユーザーさんを見ていたら、同じように子育てをしながら、素敵な暮らしをしている人、食卓やごはんの写真を撮られている人を見つけるようになって、自分もこういう風に食卓に気を使っていきたいなと思い、参考にしながら少しずつ、料理の写真を撮るようになりました。それまでにもSNSに晩ごはん記録を載せていたことがあって、結婚をするまでほとんど料理をしたことがなかったので、友人たちに褒めてもらうのが料理をするモチベーションにもなっていました。夫がなかなか褒めてくれないこともあり、誰かにちょっとでも認めてもらいたいという気持ちもあったんですね。でもインスタグラムでは記録として適当に撮った写真ではなく、食卓がよく見えるよう意識して撮るようになりました」元々のセンスもあり、作り込み過ぎないコーディネート。さらに携帯で撮っていた写真を一眼レフに変えて撮るようになってから、どんどんフォロワーが増えていったそう。「最初はミラーレスの小さなカメラ。今は『SONY』のα7を使っています。写真を撮るのが楽しくて、いろいろなパターンで撮っていました。インスタグラム経由でPRしたり、フォトグラファー契約しているところから、不定期で商品を撮影させていただくこともあります。インスタグラムがきっかけで、私の雰囲気で撮ってくださいというお仕事もあり、生活が変わったなと思います」今はプライベートな写真を撮る時間があまりないといいますが、それでもつい溜まる写真は、ほとんどデータで管理しているといいます。「写真をプリントしても、それを整理するのが大変というのもあります。祖父母には、アプリの『みてね』を使って、写真を共有しています。それから携帯のアルバムに入れておけば、アプリを通してチェキプリンターで出せるので、お気に入りはプリントして壁に飾っています。友達の写真もデータで送ることが多いですが、チェキにすると喜んでもらえるんですよね。家族の写真は写真館にお任せして、フォトブックにして保存。毎年夏に、屋外で子どもたちを撮ってもらっています。以前使っていた小さなカメラは、今長女が使っていて、結構かわいい写真を撮っています。私の影響で、食べる前に写真撮るために、テーブルに登ろうとして夫に怒られたときは、私が『すみません!』と謝りたくなりました(笑)」 料理のモチベーションを上げてくれる器たちひとみさんの写真に欠かせないのが器。たくさんのコレクションから、お気に入りをいくつか見せていただきました。「県内外のギャラリーで、好きな作家さんの個展があったときに買い求めることが多いです。坂野友紀さんや成田理俊さんなどがお気に入り。朝はバタバタするので、『アラビア』などの洋食器を使うことが多いですが、それ以外は作家さんの和食器も子どもにも使っています。洋食器はすぐに片付けられますが、和食器はしっかりと乾燥させないといけないので、竹カゴに入れて乾燥させてから片付けます」アンティークやユーズドなど、少し古いものも好きなのだそう。「新しい既製品にはない、人の手が入った温もりのあるものが好きですね。お皿は毎日違うものを使って気分を変えて。インスタグラムに載せるときは、いろいろな種類のお皿を使おうと考えます」パンが主役のひとみさんの食卓。ただパンを乗せるのも、かごやざる、木のプレートなど、器のバリエーションが豊富です。「かごにそのまま入れたり、布や紙を敷いて乗せたり。パンと一緒にジャムを乗せて、トレー感覚で使ったり、カッティングボードにはスキレットをそのまま乗せたりもします。焼きたてのパンをそのまま洋食器に乗せると、水滴がついてベッチャリすることもあるのですが、かごを使うとそうならないのでオススメです」忙しい時間も、好きな器を使ってひと手間かけて食べれば、それがリフレッシュになるのだとか。「いろいろな好きな器を使いたいから、それに乗せるための料理を作ろう。そうしたらせっかくだから、写真に撮っておこうと、器からやる気をもらうことは多いですね。器の色や模様からバランスを考えるのも楽しいです」 「信頼あるもの」を選び、長く使い続けたいこんなふうに “食べるもの、使う道具” にひときわ強い思い入れがあり、「できるだけいいものを選んで、長く使い続けている」というひとみさん。同様に、アルバイト先で出合って以来、ずっと愛用し続けている「サラヤ」の食器用洗剤「ヤシノミ洗剤」との付き合いは、もう20年近くになるのだとか。無色透明、無香料で、大切な器や調理道具に洗剤のうつり香を残しません。「ヤシノミ洗剤」本体(ポンプ付き 500ml/400円)、詰め替え(480ml/270円) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「卒業後、働いていた古着屋さんで使っていたのが『ヤシノミ洗剤』だったんです。ステンドグラスのようなパッケージデザインのレトロ感もかわいいし、自然に優しいイメージもいいなと思って、自分でも使うようになりました。使ってみると泡切れがよく、陶器の器もするりと洗い流せるところが気にいっています。他社の洗浄力の高い洗剤を使ってみたとき、凹凸のある器に泡が残ってしまったり、手荒れしてしまったこともあって、さらに『ヤシノミ洗剤』を手放せなくなりました。食器用洗剤と石鹸を別に置いておかなくても、手も洗えるほど肌にやさしいから、1本で済むのもいいですね」そんなひとみさんですが、同じヤシノミシリーズの「ヤシノミ洗たく洗剤」の存在を知ったのは最近だったのだそう。「無香料の洗剤を探しているときに見つけて、使うようになったのはここ1年くらいです。気に入った香りを身につけていたいので、それ以外の香りがあると気になってしまうから、洗たく洗剤は無香料がいいんですよね。水に溶けやすく、繊維に付着しにくい洗浄成分を配合。すすぎ1回で洗剤残りなし。肌刺激の恐れのある合成香料・着色料・抗菌剤などは無添加で、色柄や風合いも守ります。ヤシノミ洗たく洗剤(600ml/オープン価格) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 正直、洗浄力はそこまで期待していなかったのですが、よく落ちます。黄ばみも残らないです。洗浄力を謳う洗剤は泡もすごいし、洗ったあとの洗剤残りも気になりますが、『ヤシノミ洗たく洗剤』は部分汚れだけ気をつけていれば少量できれいに洗えて、洗い上がりもすっきりしています。無香料というのもあると思いますが、さらっと洗えている気がします」「ヤシノミ柔軟剤」は近隣で手に入らなかったこともあり、今回初めて知ったというひとみさん。早速使ってみた感想は?ヤシノミ由来の柔軟成分で、「ふんわりとした肌触り。吸水力にも優れているのは、タオルの洗い上がりで実感できる」とひとみさん。写真右:「ヤシノミ柔軟剤」本体(600ml/オープン価格) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「やっぱり無香料なのはいいですね。タオルの洗い上がりがふんわりして、風合いよく仕上がります。吸水性もよく、気持ちがいいです。乾きも早い気がしますね。近くで置いていないので、お店にリクエスト出して、使い続けられたらいいなと思います」また、ひとみさん親子がよく訪れる「福山動物園」には、日本では珍しい今年20歳になったボルネオ象のふくちゃんがいて「ボルネオ保全トラスト・ジャパン」に賛同しています。こんなところも「サラヤ」の活動と共通していました。“人と地球にやさしい” ヤシノミ由来の植物性洗浄成分を使った「サラヤ」のヤシノミシリーズ。左から食器用の「ヤシノミ洗剤」、「ヤシノミ洗たく洗剤」、「ヤシノミ柔軟剤」。売上の1%がボルネオ保全トラストに使われる。 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「ヤシノミ洗剤のホームページを見て、売上の1%がボルネオ島の環境保全に使われていることを知り、驚きました。動物園では、ふくちゃんの餌やり体験に参加したり、園内の自動販売機を使うと、その売上の5%がボルネオ島の環境保全に使われます。でも、何気なく長年愛用していたヤシノミ洗剤を通しても、貢献できていたんですね。今回あらためてヤシノミ洗剤を通して、ボルネオの森を守ることの大切さや、“自然に生かされている私たちの暮らし” というものを見直すきっかけになりました。子どもに対しての責任もあるので、きちんと環境にいいもの、社会貢献をしている会社を選んでいきたいなと思います」子どもに寄り添い、気軽に写真を楽しみたい今の生活の基本は、子どもたちが第一優先。でも、自分のストレスを溜めないよう生活のリズム、ペース作りには気をつけているそう。「学校の役員やPTA以外に一人の時間ができたら、自分のために手間をかけようと思っています。1週間に1度、ヨガやジャザサイズで体を動かして、子どもたちが大きくなってからも元気でいたいなと思うんです。目先の事ばかりではなく、自分の未来のために投資しようという気持ちで、やっと動き出したところ。子どもたちがやりたいことをして生き生きしている姿を見て、私も頑張れることを見つけて生き生きしていたい。そういう時間を取るのは、子どもたちを一番に考えるために必要な、心の余裕にも繋がると思っています。老後もしっかり孫の世話ができるくらい元気な体でいるためには、ストレスを溜めないこと。しっかり食べて、早寝早起きして、子どもたちが寝ている間に少しでもできることをして、子どもといる時間はしっかりと向き合います」子どものことで自分の時間がなくなると考えず、限られた一人の時間を充実させることで、子どもとしっかり向き合う余裕を持つ。それが、ひとみさんのやさしさのひみつ。最近は食べ物以外の写真も撮るようになったと、環境の変化とともに、気持ちの変化を感じているというひとみさん。「写真が仕事にもなっているので、プライベートではもうちょっと気軽に写真を楽しみたいと思うようになりました。フォロワーさんの反応を気にしながらの投稿ではなく、今はきれいなお花や子どもとの思い出など、もっと自分の好きな写真を載せていきたいなと思っています」子どもたちの未来のために“人と地球にやさしい”ヤシノミ生活をヤシノミシリーズはヤシノミ由来の植物性。洗った後の排水もすべて微生物によって分解され、すばやく地球にかえります。洗っても、洗っても、安心。今日の汚れをあしたの未来に残さない。そんな “人と地球にやさしい” ヤシノミ生活をはじめてみませんか。 楽天でヤシノミシリーズを買う amazonでヤシノミシリーズを買う ロハコでヤシノミシリーズを買う 【売上1%で、ボルネオ環境保全を支援】ヤシノミシリーズの売上1%はマレーシア・サバ州政府公認の国際NGO「ボルネオ保全トラスト」を通じて野生動植物の保護と生息域の確保に使われています。また、ヤシノミシリーズをはじめとするサラヤ製品では、違法労働や違法伐採によって作られた植物油ではなく、環境と人権に配慮したRSPO認証油の生産を支援しています。 無香料、無添加のヤシノミシリーズとは 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR] サラヤ株式会社
2018年06月29日こだわりの照明やソファに、テーブルウェアたち。お部屋のインテリアをお気に入りに揃えたら、毎日使う洗剤にもこだわってみませんか?ナチュラルなものだったり、生産背景にこだわりがあったり、はたまたパッケージが魅力的な洗剤など、人の目にはつかないところにも自分が「これ!」と思うものを使うことで、ほんのちょっとだけ豊かな気持ちになれますよ。■ これなら続けられるかも。インスタグラマーさん達に話題のナチュラル派洗剤って?毎日使う洗剤もいいものを使いたい・・・とは言っても、日常使いするにはなかなかお高いナチュラル派洗剤。でも、インスタグラマーさんの間でも話題の、ナチュラルなのにお手頃でパッケージも◎なアイテムがあるのをご存知でしたか?「ecostore(エコストア)」は、自然豊かなニュージーランドのオークランドで誕生したナチュラルトータルケアブランド。原材料や製造段階の安全性にも配慮し、人と環境にやさしい“エコロジック”であることが特徴のホームケア用品です。そして持続可能であることもこのブランドの良さ。その使い心地と、無理のない価格設定が、私たちの豊かな暮らしの継続を後押ししてくれますよ。そんなecostoreの使い勝手について、インスタグラマーさんたちにお伺いしてみました!<「面倒だったお掃除が手軽に!」hakuraku05さん>いつも料理の後にIH掃除をしますが、食器用洗剤をスポンジに泡だててから磨き、水拭きしていました。マルチクリーナーをそのままスプレーし、要らない布で拭き取ってから水拭きすれば、スッキリツルツルピカピカになりました。あわ立てるのが面倒だし、拭き取りに苦労していたので助かります。いろんなところをスプレーしたいと思います!<「4歳の長女にも安心してお掃除をおまかせ!」ksk_cronyさん>娘や奥さんにもとても好評です。まず、匂いがどれも強すぎずほのかに香るところが素敵です。そして4歳の長女と生まれたばかりの次女がいる我が家には、環境や人体にエコな成分というのがとても嬉しいです。最近お手伝いをしたがる長女ですが、この製品なら安心してお風呂掃除も任せられました。そして出したままにしていてもパッケージがどれもオシャレで絵になります。カラーも統一感があり、我が家にはピッタリです。普段使っている洗剤は見えないように隠してますが、この製品はその場所その場所で出して見せておきたくなります。<「置いているだけでオシャレに」macky.20さん>我が家でもたくさんのエコストア商品を使っていますが、どれもパッケージが本当に可愛くて置いてるだけでオシャレになる!ディッシュウォッシュクリーナーとファーミングハンドウォッシュは毎日の洗い物でも手が荒れにくいのが嬉しい!環境にも人にも優しいのでバスクリーナーも安心して使えます。<「エコストアに変えてから手荒れがよくなった!」mitsu20170805さん>はじめに感じたのは香りのよさです。本当にイイ香りで毎日の掃除や洗濯が楽しくなりました。今まで使った洗剤のなかでも、いちばんいい香りで、いちばん好みの香りです!嫌いな掃除をしているのにイイ香りに癒されながらできるので毎回とても気分が上がりました。バスルームクリーナーとディッシュウォッシュリキッドは、香りがイイだけじゃなく、しっかり洗浄力もあって、泡切れのよさがストレスフリー!!忙しい時の泡切れの悪さのイライラがなくなりました(^^)ランドリーリキッドのユーカリの香りとソフナーのシトラスの香りが洗濯中の洗濯機から香って、家中いい香りに包まれ、洗濯時間が優雅な時間に変わりました。どの洗剤もパッケージが可愛いので、インテリアにも馴染んでくれて出しっぱなしにしたくなる可愛さです。実際、出しっぱなしにしています(^^)成分も手肌に優しいので、手袋なしで掃除できるのが本当に嬉しいです。毎日使いの洗剤がエコストアに変わってから手荒れがすごくよくなりました。お手伝い好きの娘と一緒に、お掃除できるのも嬉しいポイントでした。いかがでしたか?インスタグラマーさん達にも話題のナチュラル派洗剤「ecostore」は生産背景にもこだわった実力派なのに、揃えたくなるようなパッケージも魅力のアイテム。こんな洗剤が味方なら、毎日の家事だって楽しくできそうです。 ■暮らしのはなし 掃除・洗濯
2018年06月27日今回の「やさしいママのひみつ」は、インスタグラマーの敏森裕子さん。豊かな自然に囲まれ、家族で仲良く、インテリアや食事を楽しむ暮らしが人気。初の著書を出版したばかりの、2人のお子さんのママです。敏森裕子さん息子さん:そうたくん(7歳) 娘さん:ほのかちゃん(5歳)兵庫県在住。夫の実家の隣に三角屋根の小さな家を建て、家族でインテリアや雑貨作りを楽しむ。古民家カフェ風のインテリアや、日々の暮らしを紹介するインスタグラムが人気で、フォロワー数は7万人を超える。初の著書 『ゆうこさんちの手づくり暮らし 三角屋根の小さなおうちでのんびり過ごす家族時間』 (オーバーラップ刊)を上梓したばかり。Instagram: @slow.life.works いつも居心地いい家を保ちつつ、笑顔で子育てや家事をするために、敏森さんが大切にしていることとは? お話をたっぷり伺いました。インスタグラムで話題、これが敏森家の食卓早速、敏森さんの平日のスケジュールを見てみましょう。 6:00 : 起床。旦那さんのお弁当づくり、朝ごはんの準備 6:30 : 家族が起床。朝ごはん 7:30 : 旦那さん出勤。 子どもたちは小学校、保育園へ。洗濯、片付けなど 12:00 : 昼ごはん。買い物、用事を済ませる 15:00 : 子どもたち帰宅。おやつ。そうたくんの宿題を見る 17:00 : 子どもたちと晩ごはんの準備 18:00 : 夕食 19:00 : 子どもたちお風呂 20:30 : 旦那さん帰宅 21:00 : 子どもたち就寝 22:00 : 旦那さんとコーヒータイム 23:00 : 就寝毎日規則正しく、子どもとじっくり向き合う。まさに理想的な暮らしをしている敏森さん。最近はメールでの取材を受けることも多く、お子さんたちが学校に行っている間や就寝後の時間にパソコン作業を済ませることが多いのだそう。「家族との時間は大切にしたいですね。主人は普段は帰りが遅く、みんなで夕食を取れないので、残業のない水曜日と土日だけは、家族が全員揃って夕食ができるちょっと特別な日。鍋やピザ、グラタンなど、熱々で食べたいものを作って、4人で食卓を囲みます。一人ずつトレイに入れるのもいいのですが、テーブルの真ん中にどんと鍋を置いて食べるのも楽しいんですよね」インスタグラムでフォロワー数が増えるきっかけにもなった、敏森家のごはんの写真。お義父さん手作りのカフェトレイに綺麗に並べられたごはんや、ちゃぶ台にぎっしり並んだおいしそうなごはんの写真は、カフェごはんのよう。見ているだけでお腹が空いてきます。「実家で作った野菜など、食材は豊か。豪華なことはできないけど、楽しい食卓にしたいと思っています。カレーなどありきたりなものしか作れないのですが、お気に入り器を使っておいしそうに見せる工夫をしています。おにぎりもちょっと小さめに握って、小さく切った海苔を巻いて竹カゴに入れると、おいしそうに見えるんですよ」もともと「食事作り」は苦手だったもともと苦手だったという食事づくり。頑張るようになったのは、子どもたちにたくさん食べてほしいという想いからでした。最初から作るのは大変なものは、キットを使ったり、適度に手抜きしつつ楽しんでいるそう。 「頑張りすぎるとしんどくなるから、ちょっと丁寧くらいがちょうどいい。でもこだわりたいところだけは、手抜きしない。お味噌汁はきちんとだしを取って、いい味噌を使ったり、お米は自家精米を圧力鍋で炊いて、おひつで保存しています。息子は特に味に敏感なので、冷凍やレトルトを使うと『母ちゃんが作ったものじゃない』ってわかるんですよね。だからこそ、料理を褒めてくれると嬉しいんです」そんなふうに料理を楽しむ敏森さんに触発され、子どもたちも料理が大好き。2人とも2歳からマイ包丁を持ち、毎日晩ごはんの準備のお手伝いをしているのだとか。「お手伝いを始めたことで、好きじゃなかった野菜もだいぶ食べられるようになりました。お手伝いは楽しく、遊び感覚で。特に料理はおままごとの延長という感じで、『やる人!』と言うと『はーい!』って自分たちから来るくらい。そこで、 “自分でやったのが早い” とか “汚れるから” とか、怒ったりしないで見守るのが大事。ほめて、やる気を出させています」「包丁の怪我はいまの所ないけれど、いつになってもヒヤヒヤはします。子どもたちはハンバーグやカツ、コロッケを作るのが好きですね。一人だと手が団子状態になるけど、分担したら早い。息子は慣れた手つきなので、私も助かります。娘はおじいちゃんが建てたレストランで、シェフになるのが夢。私も働かせてくれるそうです(笑)」「収納が苦手」を克服するための、オープン収納キッチンの収納には、同じ容器に入れられた調味料がきれいに収納されていて、すべてにラベルがついているなど、敏森さんの家には真似したい収納テクニックがたくさん。「見栄えもいいし、お手伝いしてもらうときも子どもたちが分かりやすい。私は収納がすごく苦手なので、あえて見せるような収納にして、家事に対する意識をあげようと思っています。引き出しの中にも木を敷いて見栄えをよくしたら、きれいにするモチベーションが上がり、押し込み収納をしなくなりました」洗面所の入り口にあるスペースには、さまざまな色の引き出し風の木箱が。中には、敏森さん夫妻の洋服が収納されています。「お出かけ着以外はここに。動線的にも便利で、洗濯を畳んでから収納もしやすい。奥行きがあるので、奥に置いた木箱と前後に入れ替えるだけで、衣替えも完了。オープンクローゼットにすることで、苦手な収納を克服したいと思っています」また、“お店屋さん” が好きなほのかちゃんのリクエストで作ったキッズクローゼット。お店のようにディスプレイができるので、子どもたちも自分で片付けたり、コーディネートができるようになったそう。「壁にはお義父さんとみんなで珪藻土を塗りました。お義父さんが作った木箱を組み替えて、好きなように模様替えもできます」お義父さんの「手づくり家具」が家族をつなぐ敏森さん宅に並ぶものは、ほとんどがお義父さんの手づくり家具。さらに庭のテラスや子どもたちの砂場やブランコ、屋根付きの洗濯スペースまですべて手がける本格派。木のぬくもりに溢れています。「この辺りは公園がないので、『おじいちゃんが作っちゃろ』って。お義父さんの趣味がDIYで、器用でセンスもいい。お金をかけずに自分の暮らしにあったものを作ってくれるので、ありがたいです。普段からおじいちゃんが作業している姿を子どもたちも見ているというのも、いい環境だなと思います」「作ってもらうときは、写真でイメージを伝えたり、絵を描いたりします。1回では思った通りにはならないので、家族で相談しながら何回も作り直すこともあります。そしてやっと納得がいくものが出来上がります。新しいけど、どこか懐かしくてほっこりする家具に囲まれて、居心地のいいお家づくりができたらいいなと思っています。お願いして作ってもらった家具や雑貨が、雑誌などで紹介されたり、イベントですぐに売れるのは、お義父さんもやっぱり嬉しいだろうと思います。最初の頃は、隣に住んでいるのでやっぱり少し気を使っていたのですが、インテリアを通して、距離が縮まっていい関係になれた気がします」 頑張りすぎず、“ちょっと丁寧に暮らす”いまの古民家風スタイルのインテリアに行き着くまで、北欧風、カントリー風、男前スタイルと紆余曲折があったという敏森さん。「インテリアが好きで、サイトや雑誌を見て研究していました。自分で買った家具だとなかなかインテリアをがらりと変えづらいけど、リメイクしてもらえるからスタイルを変えやすかったというのもあります。机の脚を白から茶色に変えたり、細くしたりと、ところどころ昔の名残もあるんです。いまのスタイルに行き着いたのは、男前インテリアにしていた頃、息子から『なんで日本なのに、英語ばっかりなの?』と言われたのがきっかけ。それで和風のものを取り入れるようになって、和食器が好きになりました。家族は私が好きなものを分かってくれているので、客観的に見て、子どもも『こっちのほうがいいんじゃない?』と意見を言ってくれますね」家族が落ち着けるインテリアは、「古民家カフェ」をイメージ。「近所にはお店も少なく、少し離れたカフェにいっても子連れではゆっくりできないので、お家をカフェっぽくできたらと思うようになりました。家族みんなが、居心地よくできるように気をつけています。料理もそうですが、ちょっと丁寧に暮らすというのが目標。しんどくなりすぎないようにしていますね」3年前から始めたインスタグラムは、そんな敏森さんが、頑張りすぎない程度に家事や子育てをするのに、欠かせないものになっているそう。「インスタグラムは海外の人も利用しているから参考になるし、みなさんの“おうちごはん” なども垣間見ることができて、とても楽しいですよね。私もごはんの投稿をし始めてから、フォロワーさんが増えたと思います。見てくれる人にも楽しんでもらえるよう、料理、インテリア、収納、子どものことなど、同じ内容が続かないように意識しています」「食卓のスタイリングは、最初に器を並べてから、料理を盛り付けています。お皿のバランスを見て、これをここに入れようって決めますね。同じメニューでも、できるだけ器を変えるようにもしています。こうすると写真的にもバランスが取れますが、それよりも家族が毎日違う気分で、食事を楽しめるという方が大きいです。食事を引き立てる器だから、あまりごちゃごちゃしないよう、統一感は意識しています」家族の大切なものは、“やさしくしっかり” 洗いたい家族が楽しむおいしいごはんには “かわいい器” が欠かせないという敏森さん。食器棚にはお気に入りの作家さんによる器がずらりと並んでいます。「和食器、特に信楽焼が好きで、似たテイストのものが集まってきました。器好きのきっかけとなったのが、作家のrutawa.rawajifuさん。ただの目玉焼きとレタスだけでも、見栄えがします」お気に入りのお皿を少しずつ揃えた食卓は、好みのテイストが同じだからか、全員分揃っていなくても様になります。「それは、よく言われます。家族分、同じ器を揃えて、重ねて収納することが多いと思うのですが、バラバラでも見て楽しいのがいい。子どもたちも “母ちゃんの大事なもの” とわかっているから、作家さんの器も丁寧に扱えて、一度も割ったことはないですね。以前は100均の食器なども使っていたのですが、お気にいりの作家さんの器に出合ってから少しずつ買い揃え、今では気兼ねなく使えるようになりました」とはいえ「食器洗い」は、まだお子さんには任せられないのだそう。「子どもたちは『食器洗いもお手伝いしたい!』と言ってくれるのですが、でもやっぱり作家さんの器の洗い物はまだ心配(笑)。我が家は木製の食器なども含め、食洗機にかけられないのものが多く、ほとんどが手洗いです。私は乾燥肌なので、ぱっくり割れもしょっちゅう。毎日の食器洗いには悩んでいました」そんな敏森さんに試していただいたのは、食品グレードの植物原料から作られた、手肌にもやさしいサラヤの ヤシノミシリーズ の 「ヤシノミ洗剤」 。色や香りが付いているものが多いなか、無香料、無着色なので肌が弱い方やお子さんでも安心です。1971年に誕生した、「サラヤ」のヤシノミシリーズは “人と地球にやさしい” がコンセプト。右から食器用の「ヤシノミ洗剤」、「ヤシノミ洗たく洗剤」、「ヤシノミ柔軟剤」。洗たく洗剤と柔軟剤は、この4月にパッケージと容量が変わり、リニューアルしました。 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「使ってみて、すぐに刺激がないのがわかり、すごく良かったです。子どもたちがもう少し大きくなってから、食器洗いを手伝ってもらう時にも安心。肌にも環境にもやさしいので、今後も使いたいですね」洗浄成分の濃度を16%にすることにより、手肌へのやさしさと洗浄力を実現。 「ヤシノミ洗剤」本体(ポンプ付き 500ml/400円)、詰め替え(480ml。270円)※オープン価格また、ヤシノミシリーズの「洗たく洗剤」も体験。洗剤には特にこだわりはなく、よく落ちると謳われるものを使っていたといいますが…。皮脂汚れをすっきりきれいに落とす高い洗浄力と、優れたすすぎ性を実現。新パッケージで大容量となり、ますます便利に。洗たく洗剤には珍しい “無色透明の輝き” は「人と地球にやさしい」というコンセプトを守り抜いた高品質の証。 ヤシノミ洗たく洗剤(600ml、オープン価格) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「冬場は寒すぎて外で干すと凍ってしまうので、すべて部屋干し。だから部屋干し用の洗剤を使っていました。部屋干しは臭いが気になりますが、柔軟剤の匂いは強すぎて苦手。だから柔軟剤は使っていなかったんです。柔軟剤独特の香料や、洗濯ものの “生乾き臭” を気にせず、部屋干しできるのは本当にいいですね。無香料のものがあると知らなかったのでうれしいです。柔軟剤を使うようになって、洗濯ものが柔らかくなり、子どもたちも喜んでいます」左:ふんわり無香仕上がりで、肌にやさしい柔軟剤。体調不良やアレルギーなど、様々な弊害が問題視されるようになった合成香料は一切無配合。繊維に余計な香りを残しません。「ヤシノミ柔軟剤」本体(600ml、オープン価格) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 外で気持ちよく干せるこれからの季節は、ほのかちゃんも時折お手伝いしてくれるそう。身近にある自然の恩恵を受けて、のびのびと子育てをする敏森さん。安心してお子さんたちにお手伝いしてもらいながら、家族にも環境にもやさしく、毎日の家事を楽しめそうです。家族で楽しむ、田舎でしか体験できないこと「この場所の景色が好き」という敏森さん。星の美しさが有名で、夏には一面ひまわり畑になるのだそう。「昔から田舎が好きで、三角屋根の小さな家に住むのが夢でした。地元が近いこともあり、主人の実家の隣にあった小屋を壊して、家を建てました。おじいちゃんおばあちゃんと密接に暮らせるのも、子どもたちにとっては良い体験ですよね。適度な距離感を持って、言いたいことも言える関係。お正月や餅つきなど、季節の行事は一緒に過ごしたり、ひいおばあちゃんが元気な頃は、畑仕事もいっしょに手伝っていました」車がないと生活ができなかったり、冬は寒いなど不便もありますが、それ以上に、それぞれの季節を楽しむことができるといいます。「そうたのクラスは4人、ほのかのクラスは3人だけと、子どもの数がとても少ないんです。大変なことといえば役員がすぐに回ってくることくらい(笑)。でもその分、一人一人を大事にしてくれて、先生もよく見てくれています。地域の人もすごく優しくしてくれるし、田舎ならではの暖かいところがある。近くにカフェやお店もないし、子どもが遊べる場所も少ないけど、だからこそ家で楽しめるようにしています」子どもたちにはのびのびと育ってほしい、と敏森さん。「自然の遊びを大切に、一緒に季節や行事を楽しみたいですね。虫採りや川遊びとか、田舎しかできないことを家族みんなで楽しむ。インスタグラムを通して趣味の合う友人ができ、一緒にスイカ割りをしたり、この場所ならではの遊びを喜んでくれるのも嬉しいですね。子育てはあまり感情的に怒らないよう心がけているけど、どうしても怒ってしまったときは、すぐに謝ります。お互いに、『ありがとう』と『ごめんね』はすぐにいうのがルール。ごめんねと言ってすぐにリセットします」好きなものに囲まれた、お気に入りのインテリアで、家づくり、食事、そして田舎暮らしを家族みんなで楽しむ敏森さん。苦手なことにも前向きに取り組む姿勢や、家族の力を借りながら実現する、 “ちょっと丁寧な暮らし” が、多くの人々の共感を得ているのかもしれません。ヤシノミ洗たく洗剤&柔軟剤が大容量になって新パッケージでリニューアル!【洗たく洗剤】※少ない量でしっかり洗える濃縮タイプだから、たっぷり60回分・肌にも衣類にもやさしい <無香料・無着色・無添加> ・すすぎ1回で、洗剤残りなし <節水・節電・時短>・高い洗浄力で、ニオイの原因菌99.99%除去・高い生分解性で地球にもやさしい・皮膚刺激テスト済み(*) 「ヤシノミ洗たく洗剤」の やさしさのヒミツはこちら >> 【柔軟剤】※少ない量でふっくら仕上る濃縮タイプだから、たっぷり60回分・肌にも衣類にもやさしい <無香料・無着色・無添加> ・ふんわりなめらか&しっかり吸水・静電気をふせいで、まとわりつきを防止・残留刺激&皮膚刺激テスト済み(*) 「ヤシノミ柔軟剤」の やさしさのヒミツはこちら >> *すべての方に皮膚刺激が起きないというわけではありません子どもたちの未来のために“人と地球にやさしい”ヤシノミ生活をヤシノミシリーズは、ヤシノミ由来の植物性。人と地球へのやさしさを考えて、香料や着色料などは一切無添加。無色透明の輝きがその証です。洗った後の排水もすべて微生物によって分解され、すばやく地球にかえります。洗っても、洗っても、安心。今日の汚れをあしたの未来に残さない。そんな “人と地球にやさしい” ヤシノミ生活を、あなたもはじめてみませんか? 楽天でヤシノミシリーズを買う amazonでヤシノミシリーズを買う ロハコでヤシノミシリーズを買う 【売上1%で、ボルネオ環境保全を支援】ヤシノミシリーズの売上1%はマレーシア・サバ州政府公認の国際NGO「ボルネオ保全トラスト」を通じて、ボルネオの野生動植物の保護と生息域の確保に使われています。【RSPO認証を取得】ヤシノミシリーズをはじめとするサラヤ製品では、違法労働や違法伐採によって作られた植物油ではなく、環境と人権に配慮したRSPO認証油の生産を支援しています。 無香料、無添加のヤシノミシリーズとは 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR] サラヤ株式会社
2018年04月17日「スポンジの除菌できる」のをウリにした洗剤のCMみかけますよね?でも、実際どのくらい除菌できているのでしょうか。目には見えないから困りよう。そうした商品たちがたくさん登場したことを汲んでか、過去には東京都消費生活総合センター はどれくらい除菌ができるのかを調査しています(平成14年10月~平成15年3月『「スポンジ除菌」のできる台所用合成洗剤 』)。調査では、4社が販売している除菌効果の表示があるもの7商品と、表示のないもの3商品で調査が行われましたでは結果はどうだったのか?調査書では、“実使用のスポンジ中の菌数にはばらつきがあった。 除菌処理を行ったものはいずれも菌数が減少しており、これらの洗剤を使用することである程 度の菌の減少効果が期待できると考えられる”“しかし、測定値のばらつきが大きく、実際に使用しているスポンジに対しての菌の減少効果は 商品間、除菌表示の有無による違いはあまりないと考えられる”“いずれの商品も、おおむね接触時間が長い方が菌の減少効果が高かった。 また、処理後24時間放置したスポンジ中にも菌は残っており、「除菌」処理によって菌数がゼロ になるわけではなかった”としています。「除菌表示の有無による違いはあまりない」と言われると混乱しますが…。この問題は世界共通の問題となっており、『ニューヨーク・タイムス』ではノルウェーの微生物学者ソルベーグ・ランスラッドさんの意見が紹介されています。そのなかでは、(1)スポンジで食べ残しや肉汁などを拭かないこと(2)乾いたスポンジに菌は繁殖できないので乾燥させておくこと(3)1週間に1度、あるいは匂いがしたらスポンジを取り替えることと言っています。また、東京都消費生活総合センターも報告書で「消費者へのアドバイス」として、(1) 「除菌」表示の有無に拘わらず、洗剤をスポンジにしみこますことにより、菌の減少効果がある 程度期待できると考えられます。しかし、スポンジを「除菌」しても、菌数がゼロになるわけではな いので、洗剤による「除菌」に過大な期待をしないようにしましょう。(2) スポンジを清潔に保つために、「除菌」洗剤が不可欠というわけではありません。使い終わっ たスポンジを水で十分洗浄した後、熱湯消毒するなどの方法もあります。(3) スポンジを「除菌」するときは、表示されている使用方法を守り、洗剤を使いすぎないようにしま しょう。とまとめています。ランスラッドさんの主張と、東京都生活総合センターの意見、あわせた所が答えのようです。最後に、同じ『ニューヨーク・タイムス』の記事で、今度はドイツの微生物学者マーカス・エーゲルトさんは、「スポンジについて、ヒステリーになったり怖がったりすべきではない」と述べ、無菌の環境でも人は病気になることがある、と付け加えた。「しかし、自分が病気のときや、家庭に病人がいるような場合は気をつけたほうがいい」とも述べています。1週間でこまめにスポンジを取り替えるのが、一番かもしれません。(文・嵯峨根きよみ)
2018年03月26日新生活はもちろん、日々の生活で欠かせない洗剤。とくに学校で洗剤の用途別の使い方などは習ってはいないですが、洗剤のパッケージやテレビCM等でなんとなく使い方や使用用途は理解していると思います。ここでは日々の掃除でよく使う洗剤の使用用途についてまとめてみました。使用用途が理解できれば日々の掃除がぐんと楽になったり時短につながりますよ。洗剤の基本洗剤は得意とする汚れと洗浄力がある酸性と塩素系はまぜると危険!手袋と換気は絶対に忘れずに【1】洗剤は得意とする汚れと洗浄力があるふだんの掃除や軽い汚れは「中性」か「弱アルカリ性」。しつこい油汚れには「アルカリ性」。トイレの汚れや石鹸カスには「酸性」。アルカリ性や酸性が強い汚れを落とす力が強いことがわかりますね。【2】酸性と塩素系はまぜると危険!誰もが見た・聞いたことがある「まぜるな危険」。トイレ用洗剤のような酸性の洗剤と塩素系の漂白剤、アルカリ性、カビとり剤の洗剤を混ぜると有毒なガスが発生することから「まぜるな危険」とされています。また、強力な洗剤を使うほど皮膚へのダメージも大きいです。【3】手袋と換気は絶対に忘れずに洗剤を使って掃除すると手荒れも気になりますよね。先ほど「まぜるな危険」のように皮膚へのダメージも大きいのでゴム手袋と換気扇を回しましょう。特に窓のないマンションのトイレや浴室は換気を忘れがちです。また、洗剤分を残さないように水で洗い流して仕上げぶきしましょう。軽い汚れには「中性」か「弱アルカリ性」中性・・・台所用洗剤。食器洗いや油汚れなど浴室用洗剤。体のアカと石鹸が原因のザラザラした石鹸カスや毎日のお風呂掃除など。最近では液体からスプレー泡タイプが主流になってきました。トイレ用洗剤。トイレ内のお掃除は便器や便器回りもこの1本。消臭効果も。弱アルカリ性・・・住居用洗剤。床や家具、家電、カーペット、畳などは弱アルカリ性の住居用洗剤が家中の拭き掃除に使えます。頑固汚れには「アルカリ性」か「弱アルカリ性」アルカリ性・・・スプレータイプの台所用強力洗剤。換気扇やコンロに吹き付けて湿布するときに使いやすいです。油のまざった汚れは、酸化によって粘度が増してベタベタのこびりつき汚れとなります。そんな時はアルカリ性スプレータイプが効果的です。排水パイプ用洗浄剤。目には触れにくい排水管をジェルや泡の力できれいにします。キッチンや浴室の排水管のニオイには排水パイプ専用の洗浄剤を使いましょう。カビとり剤。カビに直接スプレーしてカビ掃除を行いますが、必ず換気しましょう。浴室ドアのゴムパッキンについたカビはふつうの洗剤では落ちません。専用のカビとり剤をスプレーして洗い流しましょう。もちろん酸性洗剤には「まぜるな危険」です。サビとり剤。浴室や水受けの掃除に効果的です。黄ばみや鉄サビから回復させるための還元型漂白剤。黄ばんだ衣類の漂白にも使えます。弱アルカリ性・・・クリームタイプのクレンザー。コンロの焦げつきやシンクの磨き洗いに使います。ホーローやステンレスなどにも使えて、水を流すだけで簡単です。粉末タイプのクレンザー。研磨力が高くこすれば頑固な汚れも落ちます。クリームタイプのクレンザーと成分はほぼ同じですが、研磨剤の含有量が多いため、頑固な汚れに向いてます。ただ研磨剤の含有量が多いので、材質を傷める可能性もあります。実際のお掃除事例集電子レンジ掃除はやっぱり重曹かセスキコップ1杯ほどの水に対して大さじ1杯の重曹orセスキ炭酸ソーダを混ぜ、レンジで3分から5分ほど加熱します。このときラップはかけないでくださいね。扉を閉めたまま、20分ほど放置します。このときに水蒸気と重曹が汚れをふやかして落としやすくしてくれます。古布やキッチンペーパーに先ほど使った重曹入りの水をつけて軽く絞ってから、レンジの内側を拭きます。最後に乾拭きをしてくださいね。実例で紹介している記事はこちら電子レンジ掃除はやっぱり重曹かセスキ!チンすると汚れがやわらかくなる下駄箱の臭いには重曹が効く重曹を粉のまま振りかけます。この状態で下駄箱の中を拭き掃除しましょう。重曹には消臭効果もあるため、キレイにするついでに臭いも軽減しますよ♪実例で紹介している記事はこちら下駄箱が臭い!掃除したい時は「重曹」が効く鏡の白い斑点の取り方クエン酸水を使う汚れのひどい部分にたっぷりとクエン酸水をスプレーします。布で汚れをこすり落とします。鏡全体にクエン酸水をスプレーします。布などで上から下に拭いて汚れを落とします。1~2度乾拭きを繰り返して仕上げれば終了です。実例で紹介している記事はこちら実は簡単に出来る!鏡の白い斑点の取り方6選泥汚れが激落ちする洗剤「ポロット」普通の洗濯ではおちない頑固な泥汚れが1時間「ポロット」につけ置きしただけでしっかりと落ちました。(漂白剤は入っていません)何度洗って落ちず、染みついてしまったと思っていた汚れが落ちたので感激です。実例で紹介している記事はこちら東京下町に誕生した泥汚れが激落ちする洗剤「ポロット」を使ってみたこんな汚れにはコレが効く!【保存版】日々のお掃除で大活躍する洗剤まとめ30選洗濯洗剤は粉それとも液体?特徴を理解すれば劇的に仕上がりが変わる
2018年03月15日大きく粉末洗剤と液体洗剤に分かれる洗濯用洗剤。理想は衣類の素材や汚れ具合、仕上げた色合いや風合いなどによって使い分けをする必要があります。ただ、こまめに洗濯を繰り返すのは大変ですよね。ここでは洗濯用洗剤の特徴を理解しておきましょう。パワフルな洗浄力で汚れを落とす洗濯用洗剤洗濯用洗剤は洗浄力が強い弱アルカリ性です。皮脂、油、泥汚れなどに向いています。一般的には粉末タイプ、液体タイプですが固形やシートタイプもあるようです。粉末タイプ液体より界面活性剤(かいめんかっせいざい)の成分が多く、いろいろな汚れを落とします。必要以上の量を投入すると固形のまま残ってしまうことがあります。液体タイプ水にとけやすいのが特徴です。しつこい汚れ落としなら直接塗ります。衣類の風合いを残してふんわり仕上げ中性洗剤毛、絹、アセテートなどデリケートな衣類を手洗いする場合に使います。主な成分は界面活性剤(かいめんかっせいざい)ですが、繊維に影響がある酵素や蛍光剤は入っていないので、風合いを残してふんわり洗います。頑固な汚れには部分洗い剤直接つけるだけで簡単です。えりの汚れ、シミ抜き、泥汚れなど部分的な汚れを落とすときに使います。本洗いする前にこの下処理をしていくことで衣類がキレイに仕上がります。ただし、洗浄力が強いので色落ちしやすい衣類などは避けましょう。汚れやシミ、黄ばみを落とす漂白剤汚れやシミ、黄ばみの色素を分解して衣類本来の色を回復させます。漂白剤の種類は「塩素系」「酸素系」です。塩素系の漂白剤は酸性の洗剤とまぜると有害なガスが発生して危険です。洗い上がりに差がつく柔軟剤とのり剤柔軟剤は界面活性剤(かいめんかっせいざい)が潤滑油となり繊維どうしの摩擦を減らしてふんわり仕上げてくれます。また、静電気の防止や衣類の黒ずみ防止、毛玉ができにくくする効果も。もちろん今は香りも重要視されてますね。のり剤は繊維をまとめてくっつける働きがあります。洗濯後にアイロンをかけるとさらに効果がアップします。まとめ中性洗剤それともアルカリ性洗剤?中性洗剤は洗浄力がおだやか。毛、絹、おしゃれ着などに向いています。綿、麻、合成繊維などは洗浄力が強い弱アルカリ性洗剤が向いています。酵素入りって?酵素は繊維の奥まで汚れを落として分解します。ひどい汚れには酵素入り洗剤を。ただし、塩素系漂白剤は酵素の力を弱めるので併用はやめましょう。蛍光剤いりってどうなの?白い衣類は蛍光剤で白く仕上げているものがあり、洗濯のたびに落ちるので蛍光剤入り洗剤が効果的です。色柄物をスッキリ見せるなら無蛍光を。こんな汚れにはコレが効く!⇒【保存版】日々のお掃除で大活躍する洗剤まとめ30選洗剤の基本を知る⇒種類を知っているだけで時短や掃除がラクになる
2018年03月06日今回の「やさしいママのひみつ」は、美容師でインスタグラマーの穴吹愛美さん。表情豊かなお子さんたちの日々を撮った写真が大人気。今やフォロワーは12万人を超える、3人のお子さんのママです。穴吹愛美さん息子さん:日葵(ひなた)くん(7歳)、桜和(さくと)くん(3歳) 娘さん:初歌(いちか)ちゃん(5歳)美容室、インスタグラマー。香川県在住。3人のお子さんのかわいい写真を日々写したインスタグラムが人気で、昨年からブログもスタート。インスタグラムのフォロワー数は12万人を超える。書籍『わたしたちの「家事時間」』、『わたしたちの「愛用品」』(ともにマイナビ出版)にも参加。夫、3人のお子さん、2匹の犬とともに暮らす。blog: hinaichisaku Instagram: mmhmm5638 子育てと仕事、家事。忙しくてもいつも笑顔が絶えない家庭にするために、穴吹さんが心がけていることとは? お話を伺いました。隙間時間を利用した「溜めない家事」早速、穴吹さんの平日の一日のスケジュールを見てみましょう。5:00 : 起床。朝ごはん、旦那さんのお弁当づくり。洗濯機を回す6:00 : 家族が起床。朝ごはん6:30 : 洗濯物を干す。食器を洗う7:30 : 日葵くん小学校へ、身支度8:00 : 掃除機をかける。子どもたちにおもちゃを片付けさせる8:10 : 初歌ちゃん、桜和くんを保育園にお見送り9:00 : 出勤16:00 : 日葵くんを学童にお迎え。スーパーで買い物17:00 : 保育園にお迎え17:30 : 帰宅。晩ごはんをつくる18:00 : 夕食19:00 : 子どもたちにお風呂に入ってもらう。軽い掃除20:45 : 子どもたち就寝。用事を済ませる23:00 : 就寝3人のお子さんを育てながら、週5日、美容師として働く穴吹さんのスケジュールはまさに分刻み。「夫は5年前に転職して休みが増えたので、以前よりも子育てに参加してもらえるようになりましたが、平日は基本的に21:30くらいまでは帰ってこないので、ほぼひとりですね。でも逆に、いない方が自分のペースでできるからやりやすいんです」忙しいなか時間をうまく使い、出勤前と夜の1日2回、掃除をするという穴吹さん。ぼーっとしている時間は全然ないといいます。「家事を溜めると、私自身がしんどくなるので、あまり溜めないようにしています。掃除も汚れをまとめて落とすのは時間がかかるので、こまめにすることで結果的に時短につながります。すぐ忘れてしまうので、そのための『to doリスト』を作るのが大好き。やり終えた後に消していく瞬間、達成感を感じます」かつて飲食業で仕込みやドリンクを作る仕事をしていたという穴吹さん。そのせいか、先を見越して準備するという、段取りがいいように感じます。「次の日が少し楽になるように、晩ごはんを作るときに次の日の晩ごはんの仕込みを一緒にしておくことを、ずっと繰り返しています。作り置きは3~4日は持つので、できるときに一気にしておいてそれを回しています。作るのはひじきやきんぴら、キャベツやキュウリを切って塩もみしておくなど、定番のおかずが多いですね。メインのおかずも、次の日遅くなるとわかっていたら、冬場は鍋に入れて置いておいて、火をかけるだけでいいようにしたりします。夏場はそれができないので、大きめの琺瑯(ほうろう)の鍋に入れて冷蔵庫に入れておきます。次の日・一週間の予定を見越して、家事は前倒しでやっておくことが多いですね」子どもたちにはおもちゃの片付けだけ、自分たちでさせるようにしているのだとか。「1個出したら1個片付ける。そうしないと片付けができなくなるので。テレビを見たいんだったら、片付けしてからと子どもたちに言うと『えー』と言いながらもきちんとやってくれますね。最近は3人でお風呂に入ったり、寝てくれるようになったので、ずいぶん楽になりました」「全部を完璧にしようとは思っていないんです。しんどいときは惣菜も買うし、レトルトでもいいかなと思います。お母さんを休みたいと思ってもなかなか休めませんが、夫が休みの日にママ友と夜ごはんに行ったり、夜に撮り溜めたドキュメンタリー番組を見たり。ひとりの時間や息抜きは大切ですね」“気持ちよく家事をする” ためのインテリアとMYルールもともとクリーニング店だったという物件は、日葵(ひなた)くんが1歳の時に購入。フルリノベーションした家の、おしゃれなインテリアも注目されている穴吹さん。子どもが3人いて、すっきり片付いたインテリアを保つのには、穴吹さんなりのルールがあるそう。「作り付けの収納スペースを作ってしまうと、飽きても変えることができないし、子どもの成長に合わせて配置も変えたいので、あえて収納は作りませんでした。だから、出していても自分がうれしいもの、日々の家事をするのにテンションが上がるものを選んでいます。特に古道具や軍用品など、男の人目線のものがすごく好き。色数が多いとごちゃごちゃして見えるので、黒や白、自然の色など、色は抑えるようようにしています」洋服やおもちゃ、作ったものなど、どうしても増えてしまいがちな子どものものは、どうしているのでしょう?「一度、子ども部屋の脇にある収納スペースに置いて、数ヶ月ごとに見直しています。普段着せるものは決まっているので、服はあまり買わなくなりました。特に上の子たちは洗い替えがいらなくなってきて、4枚ずつあればいいかなという感じです。下の子はまだ保育園の着替えが必要ですが、ほとんど服は買わないんです。普段着も保育園用も分けず、ほとんど友人が作る服にしています。インスタを始めてみると、やっぱり普段着で撮ることが多いんですよね。ちょっぴり高めなんですが値段がかさんでも、手作りの服の方が3人で着回せるからいいかな、と思うようになりました」「子どもの作品は、すごく印象深いものだけに日付と名前を書いて、ひとり一個ずつ用意したボックスに収納し、そのほかは写真に撮って捨てます。普段見るものではないので、階段下の収納に入れて、年に2回ほど、溜まると整理します。写真もプリントせずにデジタルで管理。プリント類はクリアファイルにとりあえず入れて、1週間に1度チェック。1年終わったら穴を開けてファイリングします」すべてのものに関して分量を決め、それを超えたら処分、と割り切って考えているのだそう。「捨てられないっていうのは、あまりないです。いらないという判断が降ったら、パッと捨てます。どうしても捨てられないものは、迷い中のスペースを作っておいて、半年経っても使うことがなければ、オークションで売ります。子どもたちがよく着ていた服も、写真には残っているので潔く手放します。“子どもたちの子ども(=孫)のために取っておく” という方もいらっしゃいますが、子どもたちにも好みがあると思うので自分たちの好きなものを使ったらいい、と思っています。残されても子どもたちが喜んで使うかどうか、わからないですから」 納得がいくまで諦めない、こだわりのもの選び「もともと、ものに執着はあるのですが、欲しいものを見つけたときは、今あるものをどれか手放さないとと考えます。最近は家のものに関しては、あまり欲しいものがなくなってきて。買っても置く場所がないからだと思います。食器もいっぱいに入れてしまうと取りづらいこともあって、少し空間を開けるようにしています。間に合わせのものはあまり買わないで、希望通りのものが見つかるまでずっと探します。とりあえずこれ、となっても、ほかに使えるものを選ぶようにしていますね」「家に関してはフレキシブルに考えています。いつか夫婦ふたりになるので、大きい家は掃除も大変だし、狭い家でいいと思っていて。子どもたちが大きくなって独立したら、トレーラーハウスに住むのが夢なんです」家にあるものすべてが選び抜かれているから、どのアイテムも第一線で活躍。さらに使われないものは躊躇なく手放すという穴吹さんの考え方が、お子さんが3人いても、家がきれいに保てるポイントなのです。好きなものに囲まれて「ご機嫌」を保つ自分が少しでも気持ち良くいられるよう、見えているところはすっきりさせる。そのために家事をこまめにすることが、穴吹さんの笑顔の秘訣だといいます。「洗い物は、本当は食洗機があったら便利だなと思いますが、キッチンにあると存在感があるし、必要なのは今だけだと思うんです。普段、子どもたちに怒ってばかりなので、好きなものに囲まれることで自分が気持ち良く過ごせることが、私が家事、子育てをするために大切ですね」仕事と子育てを両立しながら、毎日の洗い物も手際よくこなし、家をきれいに保つ穴吹さん。2年前から行き始めたというキャンプが今一番の楽しみだといいます。「自然に触れさせたいと思って始めましたが、道具好きにはたまらないですね。毎年6月になると行く場所があるのですが、蛍がいたり、星もきれいで。キャンプでは、上の子たちも物を運んだり、お手伝いをよくしてくれます」そんな穴吹さんに、“環境と手肌へのやさしさ” にこだわって作られたサラヤの洗剤 「ヤシノミシリーズ」 を試していただきました。1971年に誕生した「サラヤ」のヤシノミシリーズは “人と地球にやさしい” がコンセプト。ヤシノミ由来の植物性洗浄成分を使って無香料・無着色にこだわり、環境にもやさしい。左から「ヤシノミ柔軟剤」「ヤシノミ洗たく用洗剤」「ヤシノミ洗剤」 ヤシノミシリーズがやさしい理由 >> 「これまでは “よく落ちる” と言われている普通の食器用洗剤を使っていました。でもヤシノミ洗剤を使ってみると、びっくりするくらい手が荒れなくて、水で洗い流した瞬間に “全然違う” と感じました。指先がガサガサになりません。うちは5人家族で洗いものが多くて、洗剤を使う量もすごく多いんです。キャンプに行き始めてからは、子どもたちが自然に触れる機会も増えてきたので、環境への影響も考えるようになりました。だからこそ、環境にやさしい成分でできている点にも、すごく共感します」「実は、うちの母がずっと『ヤシノミ洗剤』を使っていたのですが、環境や手肌にやさしいものなので、勝手に “高い” というイメージがすごくあったんです。でも、意外とお手ごろ価格なのでこれなら我が家でも続けられそうです」インテリアにすっとなじむ、シンプルなデザインのボトル。「ヤシノミ洗剤」本体(ポンプ付き 500ml/400円)、詰め替え(480ml/270円)※オープン価格忙しくても洗濯は毎日するという穴吹さんですが、今回初めて知った「ヤシノミシリーズ」の洗濯洗剤も体験。無香料の「ヤシノミ洗たく用洗剤」と「ヤシノミ柔軟剤」。臭いの原因となる菌を99.99%除去し、洗濯後の生乾き臭を残しません。また、蛍光剤や漂白剤も無添加だから、衣類の色柄や風合いも守ってくれます。 ヤシノミ洗たく洗剤&柔軟剤のヒミツ >> 「子ども部屋のすぐ隣が家事スペースになっていて、洗濯は毎回室内に干しています。部屋干ししても、洗濯物の嫌な臭いがしませんでした。あと、とにかく我が家は洗濯物の量が多いので丁寧に洗っていられず、ネットに入れるくらいであまり気にしないで洗っているんですが『ヤシノミ洗たく用洗剤』の成分は、衣類にもやさしいところが気に入りました。納得のいく洗剤だと、家事も気持ちよくできそうです」お手伝いブームだという初歌(いちか)ちゃんをはじめ、お子さんたちに積極的にお手伝いをお願いできそうです。子育ては辛くてしんどい。でもそれと同じくらい楽しい3人のお子さんを育てながら、仕事と家事で怒涛の日々。そんな穴吹さんがインスタを毎日更新し始めたのは、「子どもたちの写真を残したい」と思ったのがきっかけなのだそう。「最初は公開せず、友達同士でやっていたんです。ちょっと子育てがしんどくなったときに、インスタでいろいろな人を見ていて、公開にしたほうが楽しそうだなと思ったんです。育児日記の役割が一番で、今になって撮っておいてよかったと思っています」「忙しくても、子どもたちが変なことをしていたらすかさず撮影。一日のなかでそういうシーンって結構あったりするんですよね。みなさんからのコメントにはなかなかお返事することができなくて…。使っているものに関してなどの質問にはブログでお答えしています」インスタやブログを書くのは、子どもと一緒に寝るときなど、隙間時間を使って書いているため、座ってゆっくり書くことはないという穴吹さん。そして、いいことも悪いこともあまり書きたくないともいいます。「愚痴や反省など、内容を事細かく書くのがいやなので、さらっと書くようにしています。みんな子育ては辛いし、しんどくて、それと同じくらい楽しいと思うんですよね。共感してもらいたいという気持ちももちろんありますが、インスタにはあまりそれを求めていなくて。だからフォロワーさんが増えても、特に生活が変わったということもなく、本当にマイペース。写真も文章も、あれが素な感じです。子どもたちは “かわいい” と “むかつく” が行ったり来たりしているから、『かわいくて仕方がない』ともあまり書かないですね(笑)」手をかけすぎず、自分の気持ちもきちんと伝える日々とにかく一生懸命に過ごしていて、子育てに関してはあまり心がけていることはない、と話す穴吹さん。「とにかく怒ってばっかりなんですが(笑) …寝る前に必ずぎゅーっと抱きしめて、甘やかす時間を作ってリセットすることくらいですかね。子どもたちには天真爛漫に育ってくれたら。勉強ができるよりも生きる力の強い子になってほしいです。そのために何かをさせるとかは特に意識していませんが、お風呂に入ったり、3人でできることはしてもらって、あまり手をかけなすぎないようにしています」1歳、2歳差の3兄妹への接し方も平等にしているそう。「歳が近すぎるからか、ヤキモチとかもありませんでした。一番上の子は今反抗期ということもあって、どうしても一番怒ってしまいますが、基本的には平等。3人とも個性が強いので、個性をつぶさないようにしたいですね。仲良く遊んでいるのを見ていると、日々しんどいけど3人産んでよかったなと思います。かーっとなってしまうこともありますが、体調が悪いときは『ママしんどいから』とあらかじめ言っておくと、子どもたちもちょっと言うことを聞いてくれます」「いまだに、なぜこんなにたくさんの方がわたしのインスタを見てくださっているのか、正直わからないんです」と笑う、その飾り気のない雰囲気が伝わってくるのが、穴吹さんのインスタの人気の秘密かもしれません。取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR] サラヤ株式会社 ▼人と地球にやさしい:ヤシノミシリーズ ▼ヤシノミ洗たく洗剤&柔軟剤のヒミツ ▼サラヤが取り組む「ボルネオ環境保全活動」 【やさしいママのひみつ 一覧】 記事をもっと見る >>
2018年02月02日“泥汚れがよく落ちる”と噂の洗剤「ポロット」。全国の「泥汚れに悩むお母さん」たちが、その汚れ落ちに感動し、通販の箱の中には「温かい手作り感のある手紙」が同梱されているとか。「本当にそんなに落ちるの?」「どんな会社が開発したの?」「どうしてそんなに温かな雰囲気なの?」墨田区にある吉岡商事株式会社さんを取材してきました。下町だからこそ泥汚れが落ちる洗剤が生まれた▲泥汚れが劇的に落ちると吉岡商事オリジナル洗剤「ポロット」「もともと排油回収をする会社なのですが、荒川のグラウンドで野球をしている子を持つお母さん方から良い洗剤ないの、と聞かれおすすめした洗剤がありました。その洗剤が評判になったのですが、使用できない地域がでてきたのです」(専務・吉岡さん)その洗剤には、環境を脅かす「リン」が入っていることから、使用禁止の地域がありました。そのことから「もっと環境によく、汚れも落ち、そしてもっと安いオリジナル洗剤を作ろう」2年前、メーカーとタッグを組んで、吉岡商事オリジナル洗剤「ポロット」が生まれたそうです。「若手社員がいろいろ案を出してくれるんです」▲季節ごとに変わるかわいい手紙は若手社員の板谷さん手作り「最近、若手社員が入って、いろんな案をだしてくれます。この手紙も若手社員が、季節にあわせたものをと毎度作ってくれるんですよ」と嬉しそうに語るのは社員のお母さん的存在、笑顔が素敵な渡辺さん。▲吉岡商事株式会社のみなさん。仲が良くて優しくて、下町ってあたたかい!お話させていただく社員の皆さんおだやかな笑顔で、下町の温かさと「若手にどんどん前に出てもらいたい」という優しい空気が流れています。社員さんたちのやさしさと仲の良さが、ネット通販であってもにじみでてくるんだと感動しました。「ポロット」で頑固な靴下汚れが落ちるか実際に試してみた▲洗っても関東ローム層系の土は落ちない!白い靴下はすぐに真っ黒にさて、本題の「ポロット」。吉岡商事の若手社員の方たちも毎日使っているというその洗剤を、ヨムーノでも実際に試してみました。今回使用するのは難関不落の「洗濯しても汚れが取れない小学生男児の靴下」です!ぬるま湯に「ポロット」を溶かして、靴下を片方のみ入れて、1時間ほど放置します。▲比較しやすいように「片足」のみつけ置き洗いしますさて、1時間経過したら、その後はいつもの洗濯機で他の洗濯物と一緒に両足とも洗います。あきらめていた泥汚れが落ちた!▲左:ポロットでつけ置きしたあと通常洗濯した靴下右:通常洗濯をした靴下これはびっくり。普通の洗濯ではおちない頑固な泥汚れが1時間「ポロット」につけ置きしただけでしっかりと落ちました。(漂白剤は入っていません)何度洗って落ちず、染みついてしまったと思っていた汚れが落ちたので感激です。▲正しい「つけ置き洗い方法」はパッケージの裏に記載がありますスポーツ好きのお子さんをお持ちの家庭で、間違いなく悩みの種だろう「頑固な泥汚れ」にぴったりですね。「泥汚れ」だけでなく血液の汚れも落ちやすくなるそうです。⇒吉岡商事オリジナル洗濯粉洗剤 ポロット2kg30年続く「夏の洗剤祭り」は今年も開催!▲毎週金曜日12時頃から開催される「倉庫売り」伺ったこの日は金曜日。吉岡商事さんでは倉庫をオープンし、店頭で「倉庫売り」という売り出しをされていました。「もともとは30年続いている〈夏の洗剤祭り〉。年に一度でしたが、このあたりにお店がなかったこともあり、お客様から要望がありました。そこで毎週金曜日に倉庫をお店にすることに」(渡辺さん)なんと、30年も毎年「夏の洗剤祭り」を開催されているとは!「特に大きく宣伝はしないんですが、毎年地元の方々は楽しみにしてくれるんです」▲昨年の「夏の洗剤祭り」の風景。近所の子どもたちが毎年楽しみにしているそう倉庫だけでなく駐車場も使用し、吉岡商事さんで販売している米油などで調理した焼きそばなど飲食も用意。まさに「夏のお祭り」です。毎週金曜日の「倉庫売り」も、「来ていただく度に違うものに出会えます」と若手社員さんがおっしゃるように筆者も一期一会がありました。▲で、でかい!パパの夕飯全部1枚のラップでカバーOK?業務用サイズのラップがなんと150円(在庫限り)とは、見つけた時のドキドキワクワク感がたまりません。2018年の「夏の洗剤祭り」は7月7日(土)、8日(日)開催されるそう。吉岡商事さんで販売されている他食品や洗剤メーカーさんも大売り出しをされるとか。楽しみですね。吉岡商事株式会社東京都墨田区東墨田2-13-1楽天市場ショップ※毎週金曜日の「倉庫売り」は11時30分から、2018年度の「夏の洗剤祭り」は7月7日・8日予定。
2018年01月25日今回の「やさしいママのひみつ」は、「暮らしかた冒険家」として幅広く活躍する、クリエイティブディレクターの伊藤菜衣子さん。北海道札幌市で暮らしながら、各地を飛び回り、広告、編集、映画制作を手がける、3歳の男の子のママです。伊藤菜衣子さん息子さん:墾(こん)くん(3歳)クリエイティブディレクター。暮らしにまつわる常識を作りなおし、伝えるため、広告、編集、映画制作などを手がける「暮らしかた冒険家」として活動。ゲストディレクターの、音楽家・坂本龍一さんによる指名により、札幌国際芸術祭2014にて札幌に引っ越して暮らすプロジェクト「#heysapporo」を発表。以来、札幌にて築30年の自邸を断熱リノベーションしながら、自給自足の暮らしを模索する。冊子『よむ暮らしかた冒険家』の発刊や、映画『別れかた暮らしかた』を監督。HP: 暮らしかた冒険家 | 21世紀の冒険家 Instagram: saikocamera 家族が笑顔で暮らすため、試行錯誤の上、ちょっと変わったスタイルを模索中だという伊藤さん。その暮らしかたとは? お話をたっぷりと伺いました。■大黒柱として働き、家事と育児はパートナーに早速、伊藤さんの月曜から土曜までの、1日のスケジュールを見てみましょう。8:30 :墾くん保育園。9:00 :伊藤さん起床 朝食10:00 :スタッフが自宅兼事務所にやってくる12:30 :昼食17:30 :パートナーが保育園にお迎え18:30 :墾くんが帰宅19:00 :スタッフもみんなで夕食。墾くんと遊ぶ20:30 :お風呂21:30 :墾くん就寝。仕事25:00 :伊藤さん就寝睡眠時間はたっぷり取るという伊藤さん。朝は起きて、息子の墾くんをお見送りするのが理想だといいますが、できないことも多いのだそう。「紆余曲折あって、わが家は今は、私がメインで働いています。私は夜型人間で、睡眠時間は8時間必要だから、仕事を続けるためにこのサイクルに。自分の睡眠時間を削ると悪循環だし、よく寝た後の仕事の集中力は高いから。その代わり、夕食は一緒に食べるので、仕事は18:30までに切り上げるようにしています」家事を分担するのではなく、家事と育児はパートナーが担当というスタイルをはじめたのは、今年に入ってからだといいます。「これまでは二人で、ウェブ制作などの仕事をしてきましたが、同じ時期に忙しいので家が荒れるし、喧嘩になってしまいがちでした。そこで、あまり二人でしなくてもいい仕事を増やそうということになって。私の方が一人でできる仕事が多いから、メインで働いて、彼が家でできる仕事と家事をするようになりました」「家事をする、または一人でできる仕事をするという2択で、彼は仕事より育児をしたいというのが最優先でした。彼は子どもの頃、お父さんが忙しくて、ほとんど家にも帰ってこなかったらしく、“そんなお父さんにはならない、子育てをしたい”という気持ちがびっくりするくらい強いんです。妊娠したときから、子どもは絶対、僕が育てたいと言っていましたね。欧米ではこういう役割分担はよくあることみたいですが、日本だと珍しいですよね。でも、子どもに大学に行かせるまで、私はいくら稼がなきゃいけないんだろうと思うと、世のお父さんって本当にすごいなと思います」最初は保育園にも行かせたくないと、子育ての理想も高かったのだそう。「それは彼のこだわりでした。でも実際は、子育てってとても大変。産後はびっくりするくらい自分の体調も悪かったし、産休も育休もほぼないまま、とにかく目の前のことをやるので精一杯。それで喧嘩になるという悪循環でした。そんな状況を見た友人から、『保育園に入れて、とりあえずこの家の仕事と二人の状況を立て直しなよ』とアドバイスされたのを機に、保活を始めたんです」家事はパートナーにまかせてすべて譲り、仕事に専念することにしたのだとか。あえて何もしないのがうまくいく秘訣なのだそう。「彼は何をするのも初めてなので、洗濯も色移りや縮んでしまったり、びっくりするような失敗をするんです。最初は分担していたのですが、やり方が違うから見てしまうと気になって、『なんでこんなにぐちゃぐちゃになるの?』って、ついお小言が出てしまう。できるだけ目を瞑れる状況にするには、100%家事をお願いしないとだめだと思って、私は立ち入らないことにしました」■気合いで乗り越えていたことが通用しない「子育て」ウェブや広告の仕事から幅を広げ、現在は本の編集から映画の監督、トークショーなど大活躍の伊藤さんですが、仕事との関わり方に関して悩みも大きかったと言います。「私の仕事って、環境にいいとか、もっと広がればきっと社会がよくなるという仕事が多いから、仕事のクオリティが少しでも上がれば、もっと広がっていくと思っていました。クオリティの高さを求めて採算度外視するくらい、仕事が本当に好きだったんです。でも子どもができると、今まで気合いで乗り越えていたことも全く通用しないんだなと思い知らされました。働き方を変えないと、自分が頑張ってもどうにもならないことがある、と思うようになりました」「妊娠、出産の時期って、2年半くらい100%で働ける自分がないんですよね。それが本当に想定外でした。妊娠中はずっと眠いし、つわりもあるし、出産前に仕事を片付けようと思っていたけど追いつかなかった。出産したらきっと仕事ができるだろうと思ったら、眠いし、ちょっと無理をすると体調を崩したり。それでスタッフを雇うことにしたんです。最初はどうにも慣れないので、自分でするよりも納得感は少ないのですが、世の中的にはなんの問題もなくて、自分が100%でやったものに社会的にどのくらいの価値があったのか、自分の自己満足だったのか、と考えさせられる機会にもなりました」■地方で暮らしながら、子育てすること現在、9歳まで住んでいた元実家をリノベーションして暮らしている伊藤さん。坂本龍一さんがディレクションする札幌芸術祭に、アーティストとして招集されたことを機に札幌へ移住することになり、会期中は家を改装しながら土日にオープンハウスとして開放していたそう。「もともとは東京で、カメラマンの仕事をメインにしていました。結婚してすぐに震災があって、熊本に移住しました。熊本では築100年の町屋をセルフリノベーションしながら、3年弱暮らしていましたが、賃貸だったので斜めになった床や、隙間風がすごく入ることまで直せませんでした。芸術祭が終わってからも札幌に住むことを決めたのは、子どもが生まれて、祖母もまだこちらにいることや、母が手伝いに来てくれやすいというのが大きかったですね」近くにある畑を借りて5家族でシェアし、2、3日分の必要な野菜だけ収穫するなど、食生活も豊かです。「フルーツも安いですね。野菜はほぼ買わず、お肉やきのこだけお店で買っています。幼なじみの農家さんが届けてくれる野菜も、たくさんあります。庭に生ゴミを撒くと、自然と肥料になっていて、じゃがいもなどはすぐにできますね。北海道は寒くなるので、害虫が少なく、無農薬で育てやすいんです。生産者が近いから、子どもはどこにおいしいものがあるか、誰が作った何を食べているかを知っているというのが、面白いなと思います」また、仕事の対価を貨幣ではなく、物(ぶつ)や技(わざ)で交換する「物技交換」(ぶつわざこうかん)を実践する伊藤さん。さまざまな人の協力を得て、このエコハウスを完成させたのだとか。「この家は断熱性能がとても高いのですが、新築戸建と比べると、だいぶお金をかけずに作ることができました。そういうことができたらエコハウスを選ぶ人も増えるんじゃないかな、と思っていて。『どうしたらできるだけ安くできるかを一緒に考えたい』と工務店に相談すると、『今は儲かるかわからないけど、確かにリノベーションのニーズも増える』と思った人たちが一肌脱いでくれたりするんです。私たちがアイデアと実験場所を提示して、コンペに出すのもOKだし取材対応もする。“手伝ってくれてラッキー” ではなく、関わってくれた人にいいことがあるように、ちゃんと交換して “お互いにメリット” になるように、というのは必ず考えています」 豊かな食材に囲まれ、エコハウスに暮らす、とてもうらやましい環境に思える、伊藤さんの暮らし。地方移住というブームに対しては、どうお考えですか?「都心には都心で、地方都市は地方都市でできることがあるから、どちらでもいいと思っています。どちらにいても大変だし、人生の目的と自分の状況がどうかによると思うんですよね。私の場合は札幌に元実家があったし、勢いで移住したわけではないんです。周りの人たちが2005年くらいからどんどん地方に移住しているのをずっと見てきて、これならできるんじゃないかと、確かめてからのジャッジでした」「ブームには流されなくていいと思うんです。仕事が変わったり、夫婦の関係性が変わる人もいるし、自分ができると思ったタイミングでしないと、本当に辛いと思います。私は冒険家と名乗ることで、これが普通ではなくて、結構危険なことをやっているというリマインドにもなっています。普通の人ができると思ってやったらできないようなことを、冒険家としてやっているだけですから」■これからの環境をまもる「みんなができる方法」「暮らしかた冒険家」として、 “暮らしの常識と思われていることに対して、ほかにやり方はないか? いつも疑っていきたい” と話す伊藤さん。「これまでは、自分が楽しければいいと思っていたけど、子どもが生まれてからは環境に対する考えについても、 “社会全体に広まらないと、子どもが大人になるまでもたない” と思っているんです。だから、みんなができる方法を考えるようになりました」環境や未来の社会について “みんなができること” を常に考え、「100万人のキャンドルナイト」をはじめ、環境を考えるムーブメントを数々手がけてきた伊藤さん。日々使うものも、環境への影響を考えているといいます。「そもそも洗剤の香料が苦手なんです。自然の香り、もしくは匂いがしないものを選んでいくと、自然派の洗剤にたどり着きますよね。逆に、環境にやさしい、自然由来のものを選んでいると手荒れもしない。そこがいいなと思います」天然素材を使っている上に、売上の1%が原料の産地であるボルネオ島の環境保全に役立てられている、ヤシノミ洗剤の「サラヤ」の取り組みには、とても共感するという伊藤さん。もともと「ヤシノミシリーズ」を使っていたそうですが、改めてご体験いただきました。使い心地はいかがでしょうか?「近所のお店では『ヤシノミシリーズ』を扱っていないので、なかなか買えず、よっぽどのことがない限り、アクリルたわしで乗り切っていましたが、やっぱり便利ですね。『ヤシノミ洗剤』は、ほかの自然派洗剤と比べて、汚れがすっと落ちるので洗い残しもなくて安心です」何よりも香料が苦手な伊藤さんは、これまで柔軟剤は使っていなかったのだとか。「肌触りよりも、においがないことを優先していました。無香料の柔軟剤って、ほとんどないですよね。でも『ヤシノミ柔軟剤』を使ってみたら、香りもなく、乾燥機にかけてもふわふわで、すごくいいなと思いました。やっぱり肌触りがいいと、気持ちがいいですね。今度から柔軟剤をも使ってみたいと思います」■母から教わった「甘やかさず、考える力を身につける」子育て環境や社会にやさしいことを心がけている伊藤さん。子育てで気をつけていることは、甘やかさないこと、「やさしいママじゃない」と笑います。「 “暮らしかた冒険家”って変わっていますよね。仕事を兼ねて、海外に1ヶ月行くこともあるし、親がいつも家で働いている。これが普通だと思って育ったら、世の中でまったく使いものにならないと思うんです。人がよく来るのでちゃんと挨拶ができるように、人見知りをしないようにとは思っています」時間は限られますが、集中して仕事をすることで、お子さんとの時間をたっぷり作るのが伊藤さんのやさしさ。そして厳しく接することで、自分で考える力をつける子育てを心がけているそう。「仕事をやりきった感がないと、子どもと遊びたいのに、もやもやしてどっちつかずになってしまうんですよね。私ができるのは、食後に一緒に遊ぶこと。できるだけ全力で遊びます。私自身、『自分が始めたくてやったことは、自分で辞めろ』と言われて、甘やかされないで育ってきました」「母から勧められて始めたクラシックバレエでさえ、途中で『ステージママやりたくないから、続けたいなら自分でなんとかして』と言われ、発表会の情報収集をしたり、衣装にスパンコール縫い付けたりしていました。お金は必要最低限は出してくれるのですが、レオタードは1着あれば十分とファッション的に何着も持つのはNG。辞めたいときも先生にどう切り出すかというのを、小学生で考えなきゃいけなかった。でも苦労していると、先生がお下がりをくれたり、頑張ってちゃんとやっていれば、誰かが見てくれて、助けてくれるんです。誰のお母さんと仲良くなれば情報をもらえるかなど、処世術を学んだんですね(笑)」「泣いてもわめいても変えてくれない。親の方針というのは、本当に強いなと思います。この人に言っても仕方がないから、『じゃあどうする?』と自分で考えるようになるんです。うちの母と同じように、厳しいかもしれないですが、徹底的に説明して納得させようと思っています。お母さんだから当たり前じゃなくて、お母さんでもやりたくないことはやりたくない、やらなくていい。そんな母の子育てが今の私を作っているから、感謝しているし、自分の子どもにも引き継いでいきたいですね」取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】 記事をもっと見る >>
2017年12月06日洗濯洗剤は何を使っていますか?一般的なものから香りの強いもの、タンパク質汚れや油汚れに特化したものなどさまざまな種類があります。洗濯洗剤は汚れの種類によって使い分けることでより効果を発揮します。今回はそんな洗濯洗剤のおすすめを10個ご紹介いたします。界面活性剤って何?多くの洗剤に含まれている界面活性剤。界面活性剤とは、水と油のように二つの混じり合うことがない物質と物質の界面を活性化させるためのものです。そういう点では石鹸も界面活性剤の一種となります。油汚れをいくら水で洗っても水と油は決して混じり合うことがなく汚れが落ちませんが、界面活性剤を使うことで油を分解して油汚れを落とすことができます。界面活性剤は洗剤にはなくてはならない物質です。洗浄力で選ぶなら弱アルカリ性洗濯用洗剤の多くは、中性洗剤か弱アルカリ性洗剤の二種類に分けられます。洗浄力という点では弱アルカリ性の方が強く、とくにタンパク質汚れはアルカリ性によって溶かすことができます。しかし、アルカリ性はタンパク質を溶かす性質があるため、ウールなどには向いていません。頑固な汚れを落としたいときには弱アルカリ性洗剤を、衣類のダメージを抑えて洗濯したいときは中性洗剤を使うなど、場合によって使い分けると良いでしょう。1.柔軟剤入りの香り高い洗濯洗剤洗濯洗剤なのに柔軟剤まで入っているので、毎日のお洗濯を少し楽にしてくれるだけでなく、仕上がりの香りはまるで香水でもつけたかのようなラグジュアリーな高級感を味わえるので、普段使いにもってこいのアイテムです。部屋干ししても嫌なにおいを残さないのがうれしいですね。2.ローズの香りが大人感を演出する洗濯洗剤ワンランク上の柔軟剤入り洗剤は、使ってみればわかるようにその差は歴然、仕上がりがまるで違うんです。ふわふわの触りごこちにフレッシュなフルーティーフローラルから上品な甘さのローズの香りに変化する、こだわりのフレグランス洗剤は特別なお洗濯にいかがでしょうか。3.柔軟剤を引き立てるために無香料!柔軟剤の香りを楽しみたいのに、洗剤と混ざってしまって結局よく分からない香りになってしまったことってありますよね。このアイテムは無香料の洗濯洗剤なので、お気に入りの柔軟剤の香りを邪魔することなく最大限に引き立ててくれるうれしいアイテムなんです。4.汗や泥汚れに特化した洗濯洗剤その名もずばり『部活着洗い』お子さんの体操着、靴下の汚れ、シャツの襟首の汚れってなかなか落ちないんですよね。でもこのアイテムを使えばお母さん泣かせだったお洗濯が嘘のようにきれいな白さを取り戻します。育ち盛りのお子さんがいるご家庭の革命といってもいいのではないでしょうか。5.洗濯ものだけでなく掃除にも大活躍!コストコでお馴染みのオキシクリーンですが、洗濯にお掃除にと一家にひとつは常備しておきたいアイテムですよね。洗濯に使えば白さが蘇り嫌なにおいもなくなりますし、お掃除に使えば家中ピカピカになるので、これからお正月を迎えるのに、年末の大掃除にも重宝するのではないでしょうか。6.界面活性剤不使用!ナチュラルな石鹸洗剤香料、着色料、防腐剤など一切使っていない無添加の洗濯石鹸なので、繊維を荒らすことなく赤ちゃんの肌着洗いにも使えるので、まさにお肌のためのうれしいアイテムですね。柔軟剤を使わなくてもふわりとした仕上がりで香りはまさにナチュラルな石鹸。柔軟剤疲れしたときに癒しのアイテムとしていかがでしょうか。7.自然派洗浄ならセスキ炭酸ソーダ洗濯用洗剤として販売されているものではありませんが、洗濯洗剤としても人気の高いのがこのセスキ炭酸ソーダです。弱アルカリ性のため、皮脂や手あか、首回りの汚れ、血液汚れなどのタンパク質汚れを分解して落とすことができます。界面活性剤不使用なのもうれしいポイントです。8.おしゃれ着用に、プロの仕上がり洗濯洗剤大切なお洋服だけど、毎回クリーニングに持っていくとなるとお財布にやさしくないんですよね。そんなときにデリケートなおしゃれ着洗いをまるでクリーニングに出したかのように洗い上げてくれるオーガニック洗剤のパイオニア的存在の『ソネット』を使えば、お財布にもやさしく、浮いたお金でついつい新しいお洋服まで買えてしまいますね。9.赤土汚れをしっかり落とす!洗濯用洗剤泥汚れってどんなに漂白剤を使ってもきれいには落ちてくれないんですよね。だけどこの『泥スッキリ305』はその名の通り泥汚れに強いから、お子さんが汚してしまった体操着や、雨の日に汚れてしまった靴下などの汚れを簡単3ステップで洗い上げてくれるから、ゴシゴシする必要もなく主婦の嬉しい味方になってくれます。10.繊維一本一本をきれいに洗浄!洗濯用洗剤迷ったらコレといってもいいほど優秀なアイテムです。スーパーナノ洗浄でセンイ1本1本から徹底クレンジングしてくれるので、布にしみつこうとする汚れをナノレベルに分解してくれ、くすみや黒ずみを防ぎ、繊維からキレイに洗い上げてくれます。すすぎ1回でいいというのが経済的でいいですね。汚れの種類によって洗剤を変えよう!いかがでしたでしょうか?洗剤の中にも油汚れに強いものから、皮脂などのタンパク質汚れ、泥や赤土などの汚れに強いものまでさまざまありましたね。洗剤は配合されている成分によって得意な汚れがありますので、使い分けることでもっと洗濯上手になれることでしょう。今まで一種類の洗剤しか使っていなかった方は、この機会に洗剤を使い分けてみてはいかがでしょうか?雑貨のアイデアをもっと見る
2017年11月19日今回の「やさしいママのひみつ」は、3歳のたいくんと12歳の愛猫・ザクロの日常を綴った、インスタグラムとブログ「ザクロとたい」が人気の主婦、もりもとりえさんです。もりもとりえ さん息子さん:たいくん(3歳)インスタグラマー&ブロガー。新潟県在住。白黒模様の猫・ザクロと、どんぐり頭のたいくんの、仲睦まじい日々を写したインスタグラムが話題となり、昨年からブログもスタート。インスタグラムのフォロワー数は6.3万人を超える。書籍『みんなの猫ぐらし 家族と猫の、いとおしい日々。』(翔泳社)にも参加。近々、初の著書を「ぴあ」から出版予定。(2017年末~2018年初めを予定)夫、たいくん、猫のザクロと暮らす。Instagram: @rie_mrmt blog: 「ザクロとたい」 いつもやさしいママでいるために、猫の存在が欠かせないというもりもとさん。その理由とは? お話を伺いました。■猫と一緒に、子どもの成長を見守るもりもとさんの、1日のスケジュールを見てみましょう。7:00 : 起床。週に2回、お弁当作り8:30 : たいくんを幼稚園にお見送り、買い物10:00 : 帰宅。掃除や夕食の支度、ブログとインスタグラムの更新など14:30 : たいくんのお迎え15:00 : 公園(雨の日は水族館など)に遊びに行く。18:00 : 家族揃って夕食20:30 : お風呂21:30 : たいくん就寝。洗濯機を回しながら仮眠2:00 : ザクロに起こされて起床。掃除や洗濯ものを干す。1時間ザクロと遊ぶ5:00 : 仮眠もりもとさんの睡眠は、途切れ途切れ。これには深い理由があります。「赤ちゃんのとき、夜中に授乳で起きるのに、ザクロも起きて付き添ってくれていたんです。たいはもう大きくなって朝まで寝ていますが、ザクロがそのパターンになって、夜中に起こされるようになりました。起きて家事を済ませたら、ザクロの手入れをしたり、マッサージをしたり。ザクロと遊ぶと癒されて自分の充電にもなるので、夜中にべったりする時間を大切にしています」いまや子育てに、猫のザクロはなくてはならない存在だと語るもりもとさん自身も、猫と一緒に育ったといいます。「私が2歳のときから、ペルシャと日本猫のミックスの『マリン』という猫と一緒でした。5人兄弟の末っ子の私にとって、お母さんのような存在で、母からは『猫に育てられた』と言われるくらい、泣いていたら寄ってきてくれたり、遊び相手になってくれたりと、面倒を見てもらいました。だから、猫と赤ちゃんと暮らすことに対しては何の不安もなかったし、自分がそう育ったから、自分の子どもも猫と暮らすのが当たり前だと思っていました」■子育てする家庭に「猫のすすめ」ザクロはもともと、もりもとさんのお姉さまが飼っていた猫だったといいます。「姉の友人が衰弱していたザクロを保護して、里親が見つかるまで実家で飼うことになったんです。実家では猫をずっと飼っていて、先住猫たちが亡くなり、ちょうどいない時期でした。それで姉がそのまま飼うことになったのですが、姉が体調不良のため、私が世話をしに行くようになったのが、私とザクロの出会い。あまりいたずらもしない、甘えん坊な子で、行くと私の膝の上から動かなかったんです」 その後ザクロを引き取り、ザクロが9歳のときにたいくんが誕生。2人の相性は最初からとても良かったのだそう。「たいが生後5日目から、一緒に寝ています。初めて会わせたとき、ザクロがたいの匂いをクンクンかいで、その日の夜には一緒に寝ていましたね。獣医さんからのアドバイスで、まだ病院にいるときに、1日たいを包んだタオルをザクロの寝床に敷いて、匂いに慣れさせました。その時点で拒否反応を起こす猫もいるそうですが、普通にそのタオルの上で寝ていたので、大丈夫という確信がありました」「幸いにも猫アレルギーがなかったし、神経質になって暮らすのはあまり良くないと思ったので、おおらかに、ザクロとたいがくっつきたいならどうぞという感じでいます。よく猫を飼っている妊娠中の方から、猫と赤ちゃんとの暮らしで気をつけていることを質問されますが、毎日掃除したり、ブラッシングでまとめて毛を取ったりする毛の対策以外は、猫と子どもの生活を楽しむことが一番だと思っています。本当に幸せですからね」たいくんとザクロは、人間の兄弟のよう。いまのような関係を築くために、心がけていたことがあるのだとか。「たいが生まれてから気をつけていたのは、いつもザクロを優先にすること。たいがちょっと泣いていても、ザクロが要望を伝えてきたら、とりあえずザクロを抱っこしていました。2人のお子さんがいるご両親が、上の子に対して気をつけるのと同じ感じでしょうか。愛情を示すようにしていましたね」そんなもりもとさんがインスタグラムを始めたきっかけは、ご兄弟からの勧めでした。「6年ほど前に始めました。その頃は何を食べたかなど、何気ない日常のことを載せていたのですが、子どもが生まれてザクロと自然と仲良くなったので、その様子を親バカで撮って載せていたら、だんだんフォロワーさんが増えてきた感じなんです。去年『みんなの猫暮らし』という本に参加させてもらってから、さらにぐんと増えました」「インスタグラムではキャプションを長く書けないので、もっとザクロとたいの背景を書きたいと思い、今年からブログもスタート。インスタグラムやブログを書く時間を家族との時間には組み込みたくないので、自分の睡眠を削ったり、自由にできる時間のなかでやっていますが、それも全然苦ではないんです」■インスタグラムはわたしの育児日記インスタグラムをはじめてから、人生が変わったと話すもりもとさん。「子育てをしているとあっという間で、ちょっとした成長もあっという間に過ぎ去って、忘れてしまうので、インスタグラムで記録していることはよかったなと思います。こんなときあった、このときはこういうことで悩んでいたなと、自分で振り返る、育児日記的な役割もしてくれています」「私のインスタグラムを見てくださる方は、癒しを求めていると思っています。そこに私の愚痴を書いても仕方がないと思うので、書かないようにはしていますが、基本的に育児に関して、ネガティブなことはあまり思っていないんです。子どもってすごく面白い。毎日一緒に遊んでいて、同じ公園に行っても日によって見つけるところは違うし、昨日できなかったことができるようになっていたり。そういう変化を見つけると面白いですね」「自分の時間が持てないことに関しても、美容院にはなかなか行けませんが、ザクロで息抜きができています。たいがいい子なのもあるし、夫も手伝ってくれているし、ザクロにも癒されているという、環境に恵まれているなと思います」■夫婦だって「伝えないと」わからない笑顔にあふれ、幸せいっぱいなことが伝わってくるもりもと家。以前は、うまくいかないこともあったのだとか。「子どもが生まれてから、けんかをよくするようになりました。産後、ホルモンバランスが崩れたからか、私がずっとピリピリしていたんですね。夫も何がいけないかわからないから、気をつけすぎていたところもあって。それが改善したのは、たいが2歳半くらいのとき。お互いの感情を出したことがきっかけでした。なかなか話し合いをする時間も、エネルギーもなかったので、携帯のメッセージで送りあったんです。ずっと気になっていたことや、こういう風にされて悲しかったとか、感情で書いてはいるのですが、読み返すことができるので『あのとき言った、言わなかった』とはならないのがよかったですね。少し冷静になることで、辛かったのは私だけじゃないとわかったし、夫には、家族への愛情の示し方など、感謝することばかりになりました。やっぱり、伝えないとわからないですよね。仲良く、幸せな家族を築きたいという、目指す家族像は同じなのに、すれ違っていたことが、今ではもったいなかったなと思います」うまくいかないときでも、決して子どもの前ではけんかをしなかったというもりもとさん。「子どもの前では、夫の悪いところは言わないというのは、言葉がわからない赤ちゃんの頃から徹底しています。逆に、パパと仲がいいところを見せたり、家族を大事にしているという姿勢を子どもにもしっかり見せることが、大切だと思います」■毎日使うものは、家族全員が心地よくいつも笑顔で過ごせるよう、家族全員に気をかけているもりもとさん。毎日使う洗剤は、たいくんはもちろん、「ザクロの存在」が大きく、これというものになかなか出会えなかったといいます。「私は出産するまえから主婦湿疹(手湿疹)がひどくて、手がいつも荒れていました。赤ちゃんと暮らしていると洗いものも多く、いちいち手袋をつける時間もなくて、悪化する一方でした。だから普通の洗剤を使うと、ピリッとするんです。皮膚科で処方された薬は、常につけておくように言われますが、子どもと猫がいてそれはできなくて。これまで使っていた洗剤を使うと、洗い終わったときからずっと痒いんです。それに、ザクロによくなめられるので、洗剤は気になっていました」自分に合う洗剤は諦めていたというもりもとさんに、肌にやさしい「ヤシノミシリーズ」を試していただきました。使ってみた感想は?「ヤシノミ洗剤は全然ピリッとしなくて、一回使っただけで肌にやさしいことがわかりました。子どもが小さくて忙しいので、スパッと落ちるなど、スピードと要領重視で選んでいたのですが、その分、手にも環境にもやさしくないんですよね。やさしいものを使うという選択が、心地がいいものなんだなと実感しました」またヤシノミ洗剤は、これまで使っていたものとは違い、香りがないことに一番驚いたというもりもとさん。「無香料だけど、すごく清潔な感じの、自然ないい香りがふわっとします。猫って、使ってはいけない香りもあるのですが、これなら安心ですね。早速ザクロが使うものを全部洗濯しましたが、ふわふわになったので気持ちが良さそう」「たいが産まれたときは、大人と赤ちゃんの洗濯洗剤を分けていたのですが、これなら全部一緒に洗えていいですね。1本でさっぱり汚れも落ちるし、赤ちゃんのときに知りたかったと思いました。これから出産をする友人にも教えたいです」「ヤシノミ柔軟剤も無香料なのに、嫌な臭いはちゃんと取れました。香りがついている柔軟剤は、想像していたものと違っていたり、頭が痛くなるものもあって、今までは結構賭けでした。私が身に付けるのはいいけど、夫が使うのはちょっと…という香りも多かったです。匂いに敏感なザクロのためにも無香料は嬉しいですね。家族全員が心地いい洗剤に、やっと出会えたなと思います」■自分の時間よりも「家族の時間」たいくんとザクロに、毎日全力で向き合うもりもとさんですが、自分の時間が持てないことについて悩みはないといいます。「それは、ザクロで息抜きができているのが大きいと思います。それに、家族でいるのが一番幸せなので、私にとって、休日に家族揃って出かけるのも息抜きのひとつ。実際、子どもが産まれるまでに自分にかけていた時間はほぼゼロになりましたが、どうしてもやりたかったら人に預けてでもやっていたと思うんです。でも、そこはいいやと思えたので、自分の中で優先順位はそんなに高くなかったんだと気づきました。ただ、大好きなメイクだけは譲れないので、5分でできるようになりましたね。譲れないところは短縮したり、寝る時間を削って時間を捻出しています」こんなふうに家族みんなで一緒に過ごすことを、何より大事にするのがもりもとさんの「やさしさ」。「家事などの“しなくてはいけないこと” があって、それのためにたいに『ちょっと待ってね』とか、『一人で遊んでいてね』ということを言いたくないんです。できなくてイライラするのもすごく嫌だし。幼稚園のない日は特に、たいに呼ばれたらいつでも遊べる状況にしておきたい。だから夕食の用意も、段取りよく前もってある程度しておいて、ごはんを温めて盛ったり、洗い物をしたり、最低限のことしかしなくてもいい状況にしておきたいんです。掃除や洗濯などの家事もほとんど、夜中に一人で起きてやっていますね。たいはいつも誰かが遊んでくれるので、すごく幸せだと思います」■ほめることと叱ること、メリハリを大切に「子どもには甘そうに見えて、叱るときはものすごく叱る」と、自身の子育てについて語るもりもとさん。「子どもには、挨拶や感謝の気持ち、ごめんなさいという基本的なことは必ず言わせるようにしています。3歳になると、悪いことをしたということはある程度わかっているので、自分の言葉でちゃんと謝らせて、それができたら『よくできた! よしよし、良かったね』って抱きしめて、そこで完全に切り替えて『よし、遊ぼう!』という、メリハリはすごく大事。思いっきり、親も一緒に遊びますが、ダメなときはダメとちゃんと叱る。そこは曖昧にはしたくないなと思います」「ザクロに対しても、わざと尻尾を引っ張ったりしたらダメだと、たいが赤ちゃんのときから伝えていて、うっかりでも尻尾を踏んだりしたらすごく叱ります。ザクロに向かって謝らせて。だから、1歳半くらいからザクロに対してダメなことはしなくなりました」親が猫をすごく大切にしているところを見せることで、子どもも自然とそうするようになるといいます。「ふだんはザクロにベタベタとくっつきに行くたいが、野良猫がたくさんいる公園に行ったときは、きちんと距離感と礼儀正しさを持って野良猫に接していたことに驚きました。触ったりすると嫌がりそうな猫には、距離を置いて、見て『かわいいね』と言っているだけで、近くに来てくれそうな猫には、すりすりしてきてから撫でているんです。一緒に行ったお友だちもいるのに、ずっと一人で猫を撫でていて。ザクロ以外の猫との接し方は教えたことはないのですが、これは嫌なんだ、これはいいんだというのを見極められていて、立派な猫変態に育てているなと思いました(笑)子どもは親のすることをよく見ていますね」シャッターチャンスを狙うのではなく、いつも一緒に過ごし、一番近くで見ているからこそ、子どもと猫のかけがえのない瞬間を見逃さず、写真を撮ることができるともりもとさん。これからも見る人を癒す日常を、発信し続けてくれるでしょう。取材/文:赤木真弓 撮影:タドコロミズホ[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】 記事をもっと見る >>
2017年10月26日今回の「やさしいママのひみつ」は、アウトドアクリエイターズユニット『CAMMOC(キャンモック)』の代表を務める、三沢真実さん。4歳の男の子を持つ、ママキャンパーです。三沢真実さん息子さん:有禮(ありのり)くん 4歳アウトドアクリエイターズユニット、デザインキャンプ『CAMMOC』代表。アートディレクター・プロデューサー。「キャンプのある暮らし」をコンセプトに、初心者でも手ぶらで気軽に参加できる、キャンプイベントを企画運営。また、アウトドアをテーマとした、パーティープランニングや装飾、店舗やインテリアアドバイスなども行っている。 instagram: @mamimisawa 、Facebook: @cammoc 三沢さんが、自然と触れ合いながらたどり着いた、肩肘張らない子育てとは? 笑顔で子どもと接するための、秘訣を伺いました。■ごはんを作るのも食べるのも、いつも一緒まず、三沢さんの平均的な1日のスケジュールを見てみましょう。5:00 : 起床、メールや家事を済ませる7:30 : 有禮くん起床、一緒に朝食9:00 : 保育園へ見送り。ミーティング、パソコン作業、備品作りなど18:00 : 保育園へお迎え、買い物、夕食づくりを一緒に夕食20:00 : 一緒に遊ぶ21:00 : お風呂22:00 : 二人で就寝 三沢さんは有禮くんと一緒に過ごす時間を、何より大切にしているのだそう。「保育園に預けているので、一緒にいる時間が短く、お互いに一緒にいたいと思っているんですよね。だから、帰ってきて私一人でごはんを作り、その間待っていてもらうよりも、一緒にごはんを作って食べれば、その時間も一緒にいられるし楽しいと思ったんです。保育園帰りにそのまま一緒に買い物に行って、ごはんも一緒に作ります」有禮くんは、野菜を切るのもお手のもの。なんと、2歳のときからマイ包丁を持っているのだそう。「お手伝いというと、私が主導ですることを手伝ってもらうという感じになると思いますが、私と子どもが一緒に食べるごはんを一緒に作る、一緒に使ったところを一緒に掃除する。それは子どもにも必要なことだから、一緒にするというような感覚でやっています。私自身は、母がなんでもやってくれていたから、あまりお手伝いをしてこなかったのですが、大人になってからもやってもらうのが癖になっていて、反省することも多いんです。自分で自分の生活を楽しみながらすることが、当たり前に思えるような関係でいたいなと思うんですよね」一緒に作ると、どうしても夕食の時間も遅くなってしまうといいますが、食後も30分は一緒に遊ぶ時間を作っているのだそう。寝る時間も遅くなる分、朝はゆっくり。無理なく、2人の時間を楽しんでいるといいます。■五感を研ぎ澄ませてくれる、キャンプの魅力ママキャンパーとして、年間50泊以上キャンプに出かけるという、三沢さんの最初のキャンプ体験は、小学1年生から6年間入っていたガールスカウト。自然の中で遊んだり、何もないところから何かを作り上げる楽しさを十分に味わったといいます。「ガールスカウトのキャンプは訓練的で、飾りつけもないし、過酷でしたが、そのときの経験が活きていると思います。ガールスカウトを辞めてからは、キャンプに行っていなかったのですが、一緒に『CAMMOC』の代表をやっている三宅に誘われて、久しぶりに行ったのがきっかけで、はまりました」「彼女のキャンプは、ガールスカウトでやっていたような、鉄骨テントにただ寝袋だけ敷くようなものではなく、居心地のいい空間を使って、おいしいごはんを作るというもの。『こんなキャンプがあるんだ!』って、衝撃的で。そこから毎月のように一緒にキャンプをするようになりました。今年で活動は6年目。息子のキャンプデビューは0歳1ヶ月でした。ほぼ泊まりなので、必ず一緒ですね」 初めは、仲間同士でキャンプを楽しんでいたという三沢さん。そのなかの3人で、“これをイベントにして、もっと色々な人に来てもらいたい”と話すようになったのだそう。「フェイスブックのページを作り、お客様を呼ぶようになったんです。お客様には最小限の荷物で来てもらって、一緒にテントを建て、料理をしたり、ものづくりをして、キャンプ体験をしていただく。キャンプをしてみたいけど、きっかけや道具がないという方の、入り口になりたいと思って始めました。活動をしていくなかで、ショッピングモールでディスプレイをしたり、取材を受けたりというキャンプ以外の機会も増えてきて、キャンプに行ってみたいと思ったこともなかった人たちにも、“楽しそう、行ってみたい”と思ってもらえるきっかけになりたいと思うようになりました」キャンプの飾りつけは、すべて自作。庭で木をのこぎりで切ったり、ペンキを塗ったりして、できるだけ手作りを心がけています。「始めた頃は、ペーパーアイテムや使い捨てのものも使っていたのですが、数も多いし、毎回1回だけで終わることに違和感を感じるようになりました。何度も使えるものを作ったり、植物は切り花よりも自宅で育てている鉢植えを使うようにしています。楽しみながら育てたものや、庭に咲いている花を持って行ったり。イベントのテーマに合わせて選抜して、一緒に出勤する仲間のような感覚ですね」ウェディングやベビーシャワーなど、いろいろな種類のキャンプイベントをするなかで、三沢さんが出産を機に始めたのが、小さいお子さんがいるママに向けた「ママキャンプ」です。「キッズキャンプのような、子どもを楽しませるキャンプはたくさんあるのですが、親が引率で行く場合も、子どもが遊んでいるのを暑いなか待っている場合が多いんですよね。私はお母さんが心から楽しんで笑顔でいると、子どももその空間を楽しいと思えると思うので、ママのためのリラックスキャンプというものを企画しています」キャンプは生活になくてはならないもの、と語る三沢さん。有禮くんが生まれてから、さらに良さを実感しているのだそう。「まず、子どもの五感が鋭くなりますね。キャンプ中、できるだけ空の色の話や、天気の移り変わり、『鳥の声が聞こえるね』などと話しながら過ごすようにしていますが、日頃もそういうことに目が止まるようになりました。『お母さん、夕日がきれいだよ』って言うようになったり、感情が豊かに育っているなと実感します。それから、私が虫にめっぽう強くなりました。息子は苦手だったのですが、私が全然動じないので、だんだん平気になってきて。汚れなども気にならなくなってきました(笑)」■気軽に楽しむキャンプのすすめキャンプに行ってみたいけど、二の足を踏んでしまう人にとって、どんな準備をしたらいいのかわからない、という悩みがあります。そこで三沢さんに、キャンプに行くときの服装や持ち物について伺いました。「私はアウトドアのものや、キャンプっぽいものはあえて着ないようにしています。もちろん、焚き火にあたっても火の粉が気にならないような丈夫な素材や、短いスカートではなく、動きやすい服装というのが大前提です。でも、それ以外は特に着なくてはいけないものはないし、普段の服とキャンプに着ていく服との境目をなくしたいと思っているので、家の中でもキャンプに行くときも、同じような服を着ています。自分が一番楽で、過ごしやすい服装や持ち物で始めてもらえたら、楽しく続けられると思います」これからの夏に向けて、特に必要なものは、虫除け、日焼け止め、帽子、水分の4点。「安全と体調管理さえしっかりしていたら、あとは何でもいいくらい。夜はぐんと涼しくなりますが、そうなると蚊もたくさん出てきます。私は虫除けキャンドルと蚊取り線香で対策をしています。天然素材で作られた、蚊が好まないアロマの香りのものを選ぶと過ごしやすいですね」また、最初に揃えておきたい寝袋。『CAMMOC』で使用している、おすすめの寝袋を季節に合わせて教えていただきました。「寝袋は、季節や用途に合わせ、さまざまなラインナップが出ているので、キャンプに行く時期や場所に合わせて選ぶといいですね。夏の暑い時期のみに使用するなら、薄くて軽くいウォッシャブルの寝袋が使い勝手がいいです。『 CAPTAIN STAG (キャプテンスタッグ)』の封筒型の寝袋は、ジッパーを開ければ布団のようにも使え、寝袋で眠るのが初めての方でも使いやすいです。冬の初めの頃まで使え、フワフワの素材が気持ち良く、ウォッシャブルな『 Coleman (コールマン)』の寝袋も、同じく封筒型で小さいお子さまと親子での使用もおすすめ。国内生産で、こだわりの羽毛を使った『 NANGA (ナンガ)』の高品質の寝袋は、真冬でも暖かく、永久保証付きなので長く安心して使うことができます」 初めて、子どもと一緒にキャンプしたいという人にアドバイスは?「とにかく無理しないこと。コテージ泊でもいいから、外でごはんを食べるなど、少しだけ野外を楽しめばいいんです。無理しないでできることをするのがいいと思います。よく『おしゃれなキャンプができない』と言われるのですが、私を含め、飾りつけをしている人は、それが好きで、お昼寝時間を削ってでもやりたいからやっているだけなので、自分で楽しめることをすればいい。必要なものは一式レンタル出来るキャンプ場もあるので、『寝袋よりもランタンを持っている方が、テンションが上がる』というのであれば、ランタンから揃えてみては?」■環境への影響を考えたもの選び日々、自然と触れ合う三沢さんは、次第に使うものを選ぶようになったのだそう。「キャンプをするようになってから、体質や考え方が変わってきました。最初のうちは、自分の使っているものが環境にどう影響するか、すごく気になって、環境を壊さないようなものとか、体にいいものを意識しながら、口コミや評判を見ながら選んでいました。そのうちに、体が自然と覚えてきて、何を使ったらいいか、体が何を喜ぶのか、すごく敏感になってきて、選べるようになってきたと思います。それが、ちょうど出産の時期とも重なって、子どもが生まれたときに、化学物質や添加物はできるだけ体に取り入れないようにしたいなと思うようになりました」使い捨てのものをできるだけ使わないほか、洗剤も環境にいいものを選びたいという三沢さんに、“人と地球にやさしい”「ヤシノミシリーズ」を使っていただきました。「食器用洗剤は、洗浄力が高いものだと、少しでも洗い残しがあって体の中に入るとしたら、どんなに怖いことなんだろうと思います。これまでは、すごい油汚れや香りの強いもの以外は、おばあちゃんが作ってくれたたわしと、お湯だけで洗っていたんです。何でもピカピカに洗わなくても、合成洗剤が体に入るよりいいのではないかと思いますね。」「『ヤシノミ洗剤』は、そんな私にぴったり。肌に刺激もなく、香りもないし、やさしく落ちるから、洗い物をしていても気持ちがいい。1回で洗いきれなかったら2回洗えばいいんですよね。これは使い続けたいです」これまでは、香りが苦手で、柔軟剤は使っていなかったという三沢さん。「キャンプに着ていけるものを日常使いしているので、ザブザブ洗えて清潔にできれば十分だと思っていますが、『ヤシノミ洗たく洗剤』と『ヤシノミ柔軟剤』は、無香料で自然由来。気分に合わせて、アロマなどで自分の好きな香りをプラスして楽しむこともできるので、うれしいですね。環境に負荷がないところまで配慮されているので、理想的だなと思います」「今使っている洗剤から変えても、違和感なく続けられそう。布団を洗うときや、冬の衣類はふんわりしていると気持ちがいいので、柔軟剤を使いたいですね」■感謝や謝罪は言葉にして、きちんと伝えるニコニコとやさしい笑顔で、有禮くんに接する三沢さんにも、イライラすることがあるのだそう。「仕事が忙しいと、そのことしか考えられなくなってしまって、イライラしてしまうんですよね。そんなときに、子どもにいろいろ言われたりすると、心にもないことを言ってしまって、反省することも多々あります。あっと気がついたときは、すぐに謝る。『あのときはごめんね』『今ごめんね』と、必ず言葉にして伝えるようにして、ぎゅっと抱きしめます」「寝る前に『今日はこれが楽しかったね』など、1日のことを話すのですが、すぐに謝れなかったときは『このときはこうでごめんね』『ありがとうね』と言ってから寝るようにしています。一人の人間として、きちんと向き合いたいですね。子どもとの関係を通して、自分の弱いところ、ダメなところにも気づかされています。私の場合は、子どもの前だと素直に謝ることができるんです」子どもにも一対一の関係で接し、きちんと謝ることができるのが、三沢さんのやさしさの秘訣。「自然のなかで自然体で過ごす心地よさを知っていることが、子育てと子どもにいい影響を及ぼしてくれているんじゃないかなと思います。キャンプをしながら自然体でいること、そして私自身がリラックスすることで、自然と肩肘張らない子育てができるような気がします。細かいことは気にならなくなるので、家でもあまり『それはダメ、あれはダメ』とならず、大らかになれますね。外と中の境目なく暮らすことを目指しているので、食器も落としてもいいものを使ったり、神経質にならないで大丈夫です」「うちではスマホ動画は見せないようにしているので、その代わりに、別のことで楽しめることをいつも探すようにしています。お客様で、『動画を見せないで1日過ごせたことが一度もなかったのに、キャンプで動画を見せないで過ごせたことに感動した』って言ってくださった方がいて。キャンプを通して楽しい子供との過ごし方の発見や、やってみたら意外と出来るという自信に繋がり子育てを楽しめるきっかけになったら嬉しいと思います」取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2017年07月26日界面活性剤や化学薬品を一切使用しないエコ洗剤毎日行う家事の中で、洗う事というのはどうしても生じるもの。お風呂やトイレを洗うのには洗剤が必要だし、生活と洗うことは直結しているともいえる。それゆえ、洗剤選びでも手荒れを気にするという方も多いのではないだろうか。今回、株式会社シャンティーから6月24日に発売されたのは、エコ洗剤「ちきゅうのきもち」。この洗剤は、合成界面活性剤や化学薬品を一切使用していない、天然素材のみで出来ているまさに地球さら洗えるというのがコンセプトの優れた商品。「ちきゅうのきもち」の主成分はお米天然素材といっても一体何で出来た洗剤なのかといえば、その主成分は「お米」。当たり前だが人体には無害であり、赤ちゃんやペットが居ても安心して使用することが出来る。さらに米ぬかは、油分や保湿成分が肌ととても合っていて、化粧水の基として使用している商品もあるほど。毎日、使えば使うほど米ぬかの効果で肌がしっとりとしてくるという、肌荒れ防止というよりも美肌効果まで得られる洗剤なのだ。粉末タイプのオールインワン洗剤「ちきゅうのきもち」は粉末タイプの洗剤。食器やキッチン周りはもちろん、お風呂やトイレの掃除にも活用できる。さらに液体洗剤も簡単に作ることが出来るため、床掃除や家具を拭くことも出来、これさえあれば何もいらない「オールインワン」タイプだ。株式会社シャンティーは、グルテンフリー&ビーガン&オリエンタルベジ(五葷抜き)のオリジナル食材を「VegeHeart(ベジハート)」というブランド名で販売している会社。今回の「ちきゅうのきもち」も、体のことを考えた画期的な商品の一つとして、注目を集めている。(画像はプレスリリースより)【参考】※「ちきゅうのきもち」販売サイト※株式会社シャンティー プレスリリース(ValuePress!)
2017年07月20日ファッションモデルで、5歳の娘さんの母親でもある森貴美子さん。森さん家族が毎日を快適に過ごすために欠かせない日用品のひとつが、ヤシノミ洗剤シリーズです。愛用品の原材料に使われているパーム油にまつわるストーリーを追い、常夏の島、ボルネオへ旅してきました。森貴美子(もりきみこ)「森きみ」の愛称で親しまれるファッションモデル。雑誌『non-no』の専属モデルとして17歳でデビュー。チャーミングな笑顔と親しみやすいキャラクターで一躍人気となる。現在は一児の母として、また1日70万アクセスを超える「モリキミニッキ」のブロガーとしての顔ももつ。最新刊に『森きみのパンダイアリー 毎日がパン日和』。Blog: ■私たちとボルネオ島との深い関係「こんなにいい体験ができるなんて、思っていた以上です!」。今回、森さんがボルネオ島を初めて訪れたのは、環境保全活動の視察ツアーに参加するため。日本から最も近く、そして地球で最も古いといわれる熱帯雨林の現状を見るのが目的です。地上から見上げるのではわからない、樹上の動植物の様子が観察できるキャノピーウォーク。ボルネオはマレーシア、インドネシア、ブルネイが領土をもつ世界で3番目に大きい島。日本から飛行機で6時間ほどの距離の赤道直下にあります。この島が私たち日本人の生活に欠かせない存在だと言われても、ピンとくる人はまだそれほど多くないかもしれません。ボルネオ島北部のサバ州は、全長560キロのキナバタンガン河や 標高4095メートルのキナバル山などがある、雄大な自然の楽園です。1億年以上前の熱帯雨林が現存する生命の宝庫、ボルネオの一大産業は、パーム油。パーム油とは、アブラヤシの実から採取される植物油(油脂)のこと。世界で最も使われている植物油で、そのほとんどがマレーシアとインドネシアで生産されています。マヨネーズやマーガリンなどの調味料、ポテトチップスやチョコレートなどのお菓子、カップラーメンといった加工食品などの成分表示によく記載されている植物油脂、それはボルネオ産のパーム油かもしれません。というのも、日本は年間65万トンものパーム油をマレーシアから輸入しているから。人口で割ると、日本人ひとりにつき1年間で4キロものパーム油を消費している換算になります。ちなみにパーム油は、そのほとんどが食用に、その他、化粧品やペンキ、洗剤などに使われています。現代生活に欠かせないパーム油の需要が年々拡大するのに伴い、マレーシアでは国策としてパーム油の生産が推奨されたのを背景に、アブラヤシのプランテーションが拡大の一途をたどっています。政府にとっても、地元の人々の生活にとっても、もはや不可欠な輸出産業なのです。熱帯雨林は伐り開かれ、次々とプランテーションへ姿を変えていく。それは、数多くの動物たちが棲む場所を失うことも意味します。地球にとって、あまりに大きな代償です。熱帯雨林は河岸に追いやられ、アブラヤシのプランテーションが一帯に広がっています。ひと房20~30キロのアブラヤシには3000個ほどの実がついています。スーパーやコンビニなどで売られている半数近くの商品に入っているといわれるパーム油のほとんどを、日本はマレーシアから輸入。私たちの日々の消費が、ボルネオの環境破壊に直接、影響するのです。 ■いつも使っているものの背景を知る東日本大震災が、それまでの自分の暮らし方や考え方を根本から見直すきっかけになった人はきっと少なくないでしょう。森さんもそのひとりでした。「ちょうど妊娠も重なり、環境や自然についてあらためて考えさせられて……それで出会ったのがヤシノミ洗剤でした。といってもジャケ買いだったんですけど(笑)、体と環境とお財布にやさしいのに、汚れもきちんと落とせて、いいことづくめ。もう一生これでいいよねって夫と言い合ってるくらい惚れ込んでいます」左:森さん家族の日常のひとコマ。 右上:森さん宅に常備されている、人と地球にやさしいヤシノミ洗剤シリーズ。 右下:アブラヤシの実。ここから原材料となるパーム油がとれる。洗たく洗剤もじきに愛用するようになり、ヤシノミ洗剤、ヤシノミ洗たく用洗剤、ヤシノミ柔軟剤の3つのアイテムは、森さん家族にとってもはや必需品。でも、じつはこのヤシノミ洗剤にもパーム油が使われています。製造元のサラヤは2004年から「ボルネオ環境保全運動」をスタート。そのほとんどが食用に使われているなかにあって、洗剤に使われるパーム油はごくわずか。それでもパーム油に関わる環境問題に取り組んでいる日本企業はサラヤだけです。アブラヤシのプランテーションで。実をかじってみると、生の段階ですでにかなりオイリーでした!行き場を失ったゾウやオランウータンの保護、熱帯雨林だった土地の買い戻しなど、地元のNGOと協力して社会運動を展開。熱帯雨林の野生動物たち、パーム油で生計を立てる現地の人たち、パーム油の恩恵に与って生活する私たち……さまざまな事情のバランスをとりながら、環境保全と原料調達の両面からこの問題に取り組んでいます。セピロック・オランウータン・リハビリテーションセンターでは、森林開発で住処を追われたオランウータンを保護し、森へ還すための訓練を行っています。今回、森さんが参加した視察ツアーもそうした活動の一環です。毎日使っているアイテムの原材料が、どんな場所で、どんなふうに育てられているのかを実際に見られるのは興味深く「いわゆる顔が見えるっていうのは、いまやすごく価値のあることですよね」と森さん。プランテーションではアブラヤシの収穫を体験した森さん。長い鎌と格闘すること数分、やっとのことでひと房を落とすことに成功。「パーム油をとるのはこんな重労働なんですね…」。アブラヤシの木を見上げながら、森さんの心は複雑な思いが交錯していました。 ■川からの視点、空からの視点。対照的なグリーンの正体まだ暗いうちから熱帯雨林へ出かけると、木々の間からご来光が。熱帯雨林のウォーキングに、リバークルーズ。アブラヤシのプランテーションに、野生動物の保護センターの見学。ボルネオに暮らす人々や動物に触れ合う、じつに濃いツアー内容でした。「朝日が昇る前に熱帯雨林にウォーキングに行き、時間が経つにつれて虫の声が鳥の声に変わり……たくさんの生き物が息づいているのがわかりました。その後、野生動物の保護センターで、森で生活できなくなったゾウやオランウータンに会いました。彼らは元気そうに見えたけれど、人に慣れてしまったために簡単には森に戻れないそう。いまの暮らしは安心だろうけど、本能のまま森で生きるのと、どっちが幸せなのかなって」ボルネオ・エレファント・サンクチュアリーではボルネオゾウをレスキュー。このプロジェクトには、北海道の旭山動物園も参加しています。ゾウは、手から直接餌を受け取るほど人に慣れていました。キナバタンガン川のクルーズでは、テングザル、オランウータン、カワセミ、サイチョウなどなど、ボルネオ固有種を含むいろんな動物と遭遇できました。動物はなんでも好きだけれど、なかでもゾウが大好きという森さんにとって、野生のボルネオゾウたちが草を食むのを間近で見られたのは特に大感動だったよう。キナバタンガンのリバークルーズでは、野生のボルネオゾウの群れに遭遇! 子ゾウが母親に寄り添っていました。「船から川沿いの森を見ていると、それがすべてに思えました。動物たちはこんなに豊かな森で暮らしているんだなあって。でもその後、クルーズしたところをヘリコプターに乗って上空から見てみると……森の小さいこと、奥行きがないこと! 見渡すかぎりアブラヤシのプランテーションが続いていて、森はところどころに残っている程度だったんです。動物たちは、小さな森に閉じ込められているんですね」百聞は一見にしかず。なかなかショッキングな体験でした。手前が熱帯雨林、向こう側がプランテーション。グリーンの境界が上空からだと一目瞭然です。 ■自分には何ができるかを知ること普段なにげなく口にしたり使用したりすることで、期せずして環境破壊に加担しているとしたら? でも、日用品の意識的な購入で環境保全活動に参加できる方法があります。ヤシノミ洗剤の売上の1%は、ボルネオ保全トラスト(BCT)に還元されます。商品購入によってボルネオの環境保全に参加できる仕組みです。「ちゃんと足を運んで、自分の目で見て感じないとわからないことが、たくさんありました。遠く離れた国で、パーム油で揚げたポテトチップスを食べて生きてきた私が、何を言える立場でもないけれども、この現状をいろんな人に知ってもらいたいと思ったし、私はこうしたいって強く思うところがありました」「考え方はひとりひとり違う。だから他人に自分の考えを強要することはできないけれど、自分自身はこうしたいっていう思いがあるのなら、それについては諦めずに取り組みたい。自分ひとりがどうしようが世の中は変わらないよね、と諦めるのではなく、自分ひとりでも行動する意味はあると思うんです」視線を感じるとそこには…。熱帯雨林には世界中の類人猿種の95%以上が生息しているそう。右:ボルネオ固有種のテングザルが、枝から枝へ飛び移る瞬間!左:ボルネオ固有種のサイチョウの名前の由来は、サイの角のようなトサカから。 右:夜のリバークルーズでは、河はまた違った顔を見せる。枝に留まってカワセミが睡眠中。そもそも家族の間でも意見の相違は当たり前なのだから、と森さんは言います。「私と夫は真逆の性格で喧嘩が絶えないんですが(笑)、子育てに関しては意見を合わせようとしていました。両親の言うことがバラバラだと、子どもが混乱すると思ったから。でも夫は、いろんな意見があるってことを小さいうちから知っていたほうがいいと言うんです。そんなものかなあって、私は全面的に共感できたわけではないんですけど、パパはこう思う、ママはこう思うって話し方に変えました。価値観は人それぞれに違うものという前提に立つことにしたんです」セピロック・オランウータン・リハビリテーションセンターでは、娘さんと娘さんの親友のためにおみやげをゲット。売上はセンターの運営金として使われるそう。おみやげの購入が支援につながるのは嬉しいこと。“価値観が違っていい”という価値観を、共有する。それが正しいことかどうかはわからないけれど、少なくとも家族全員が正直でいられるし、ストレスがないんです、と森さん。「またガラリとやり方を変えることがあるかもしれませんが、自分たちなりのかたちでいいかなと思っています」ボルネオで見てきた現状を、なるべく多くの人に知ってもらうこと。これからも日々の暮らしでヤシノミ洗剤を使うことで、ボルネオの環境保全に還元すること。自分ひとりができることは限られているけれど、世の中が動き、変わるのは、そういうひとりひとりの思いと行動が積み重なっていくことでこそ、実現していくものなのだから。取材/構成:野村美丘(photopicnic)ボルネオ撮影:藤田二朗(photopicnic)商品写真:林ひろし親子写真提供:森貴美子[PR]サラヤ株式会社 ボルネオ環境保全プロジェクト 【やさしいママのひみつ 一覧】
2017年06月30日モスキーノ(MOSCHINO)から“洗剤ボトル”フレグランス第2弾となる、新作「モスキーノ フレッシュ ピンク オーデトワレ」が誕生。2017年5月26日(金)より全国で発売される。2016年4月に生まれた“洗剤ボトル”フレグランスは、ユニークな着想と驚きに満ちたパッケージで多くの注目を集めた。続く、第2弾「モスキーノ フレッシュ ピンク オーデトワレ」は、前回同様ユーモラスな仕上がり。“洗剤ボトル”のようなボトルからシュっと吹きかければ、フレッシュフローラルの香りが楽しめる。オープニングは、みずみずしいピンクグレープフルーツから。程よいアクセントのカシスやピュアなスズランと溶け合い、優しいノートを奏でる。時間とともに、洗練されたワイルドローズとピンクヒヤシンスが現れ、ジューシーなザクロと重なり合っていく。惹きつけられるようなドライダウンは、シダーウッド、アンブロックス、ムスク。前作より軽やかでさわやかな仕上がりだが、ラストはセンシュアルな余韻をもたらしてくれる。【アイテム詳細】モスキーノ「モスキーノ フレッシュ ピンク オーデトワレ」発売日:2017年5月26日(金)<全国発売>価格:・30ml 5,800円+税・50ml 8,200円+税・100ml 10,800円+税【問い合わせ先】インターモード川辺 フレグランス本部TEL:0120-000-599
2017年05月25日こんにちは、ママライターのましゅままです。洗濯用の洗剤はたくさん種類があって理想の洗剤がなかなか定まらず、迷走してしまいがちですよね。洗濯洗剤によって役割や使い方が違うので、用途やこだわりに合わせたものを選ぶことが重要。今回は、洗濯洗剤の種類と使い分け方についてご紹介します。●洗濯洗剤の種類●洗濯石鹸植物性の油(オリーブ油やパーム油、ヤシ油など)、動物性の油(牛脂、豚油など)といった天然の油が原材料となります。環境にやさしく、原材料もシンプルで安全、そして洗い上がりもしっとり肌に優しい仕上がり になるのが特徴です。ただし、スーパーやドラックストアの店頭などでは手に入りづらく、冷たい水に溶けにくい上に洗濯槽にカビが生えやすいことが短所。使用の際は残り湯を使うと溶け残りなく洗濯することができます。粉、液体の形状のものがありますが、液体のものは水に溶けやすい代わりに、価格が高く洗浄力が低いので日常使いには適していません。●合成洗剤洗濯石鹸のデメリットを補うために開発されたのが合成洗剤です。おもに石油系の原料でつくられています。弱アルカリ性と中性のものがあり、“オシャレ着洗剤”“柔軟剤入り洗剤”が中性洗剤であることが多く、その他ほとんどの洗濯洗剤は弱アルカリ性となります。また“蛍光剤”が配合されているものは白、濃い色の洗濯に適しており、無配合のものはきなりや淡い色の風合いを保つ洗濯に適しています。洗濯石鹸と同じく粉洗剤、液体洗剤の種類があり、最近では計量の必要がないジェルボールタイプも人気 です。粉洗剤のほうが液体よりも安価で汚れも落ちますが、洋服を優しく洗えるのは液体洗剤のほうです。洗濯石鹸よりも少量で済み、水に溶けやすく安価なのが特徴的ですが、一方で原料の一種が海を富栄養化させてしまう問題も過去に起きていて、さらに原料の界面活性剤が原因で肌が荒れてしまう人もいるため、安全性は石鹸よりも乏しいといえます。●洗濯洗剤の使い分け方『普段は市販の弱アルカリ性の合成洗剤を洗濯に使っていて、オシャレ着を洗うときはホームクリーニング用の中性洗剤を使っています。色物と淡いものだけ洗い分けていて、色物を洗うときは蛍光剤入り、淡い色のものは蛍光剤なしのものを使っていますよ。あと赤ちゃんが生まれてからはしばらく赤ちゃんのものだけ純せっけんの洗濯石鹸 を使って洗濯していました。柔軟剤なしでもフワフワに仕上がっています』(30代/1児のママ)王道パターンの洗濯洗剤の使い分け方。赤ちゃんの衣類だけお洗濯を分ける時期は、赤ちゃんのものだけ洗濯石鹸を使ってあげれば、お肌への影響や香りもほのかで優しく安心ですね。『いつもは液体のすすぎ1回で済む合成洗剤を使っています。手洗い・部分洗いしたいときに洗濯石鹸を使っていますよ 。また、パパの洗濯物や子どもの体操着など汚れがひどいものは粉の合成洗剤でしっかりと汚れを落としています』(20代/1児ママ)汚れのひどいものは粉洗剤でザブザブとしっかり洗い、普段はすすぎ1回で済む液体洗剤で時短でエコな洗濯をする、という方法も賢いですね。手洗い、ウールなどのオシャレ着洗いにだけ洗濯石鹸を使う方も急増中。『子どもの肌が弱いので、洗濯は洗濯石鹸を使っています。でも、とても洗濯槽が汚れやすいのでこまめに漂白剤で洗濯槽の洗浄をしています。里帰りで夫が一人で洗濯をしなくてはいけなかったときは、柔軟剤入りの洗剤やジェルボールタイプの洗剤が重宝しました 。柔軟剤と洗剤を間違えたり、量も適当に入れてしまったりする人なので』(30代/2児ママ)ジェルボールタイプの洗剤は、洗濯洗剤の種類や使い方がよくわからない男性やお年寄りにも安心ですね。ただ、3歳児未満の誤飲や目に入る事故が相次いで起こっているため、お子様の手の届かない場所の保管が必須となります。●洗濯洗剤はライフスタイルやこだわりで選ぶのが楽しいいかがでしたか?洗濯洗剤は店頭で気軽に買えるものから、通販や限られたお店でしか手に入らないようなものまであり、価格もさまざまです。洗浄力、コスパ、すすぎ回数、手軽さ、香り、安全性、エコ観点などこだわりたい面で洗剤を使い分けてみると、毎日のお洗濯もちょっとした趣味に。ぜひ、ご自身に合った洗濯洗剤との出会いを楽しんでみてくださいね。【参考リンク】・洗剤を知る~中性と弱アルカリ性~ | 東京都クリーニング生活衛生同業組合()●ライター/ましゅまま(ママライター)●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年05月22日今回の「やさしいママのひみつ」は、ブランディングプロデューサー、クリエイティブディレクターとして、幅広く活躍する保手濱歌織さん。7歳の男の子、2歳の女の子、0歳の男の子、3人のママです。保手濱歌織(ほてはま かおり)さん息子さん:幸歌(こうた)くん7歳、織都(おと)くん0歳、娘さん:幸都(こと)ちゃん2歳ファッション大手通販カタログの総合ディレクションを担当後、独立。デザイン制作会社、シェアオフィス兼撮影スタジオの「そよかぜ屋」を運営するかたわら、「mazecoze(マゼコゼ)研究所」の所長として活躍する。都心で、お子さん3人と夫の5人暮らし。 instagram: @hotatekouta 保手濱さんが試行錯誤の上にたどり着いた、笑顔で楽しむ子育てのルールを教えていただきました。■具体的にお願いすることで、家事や子育てを分担保手濱さんは今年1月に、次男の織都(おと)くんを出産したばかり。4月から保育園に通い始めたものの、今はまだ生活パターンが確立されていないそう。そんな、ある平日のスケジュールを見てみましょう。7:00 : 起床8:00 : 長男、小学校へ。夫が長女と次男を保育園へ見送り。洗濯、打ち合わせなど15:00 : 長男帰宅。18:30 : 長女と次男を保育園にお迎え19:00 : お風呂、夕食21:00 : 子どもたち就寝。一人の時間、日によって仕事23:00 : 夫帰宅0:00 : 就寝 朝の子どもたちの支度や保育園の見送りはご主人、お迎えから夜の子どもたちの世話は保手濱さんと、役割を分担しているそう。「それぞれで役割分担したほうが効率が良いんです。だから平日の夜は基本的に、夫には遅くまで仕事や勉強をしてきてもらって、私が用事があるときだけ早く帰って来てもらっています。家事は分ける、まとめることが大事です。長男が小さいときはちょうど会社を立ち上げたばかりで、すごく忙しかったんです。それでも子育ても家事もすべて一人でやろうとしてしまって、生活はめちゃくちゃでした。それから長女が生まれて、長男の小学校の入学準備の頃、すごく大変で “これは無理” となったときがあって、具体的にこれとこれとこれをやってほしいと夫に伝えたんです。そうしたらすごく分かりやすかったようで、今は私が何も言わなくてもやってくれるようになりました。役割を伝えると、主体性を持ってやってくれます。具体的に言わないで「手伝ってよ!」とだけ言っても、男の人は分かりづらいんですよね。何も言わずに不満をためて、機嫌を悪くするのが一番よくなくて、ちゃんと伝えることが大切ですね」■仕事の選び方を変えて、子育てと両立保手濱さんが、子育てをしながら仕事を続けるためにまずしたことは、仕事をする環境を整えることでした。「基本的にはディレクションや企画、プランニングだけにして、作業が必要な仕事は、他の人にお願いするようにしました。作業仕事に追われると、夜中まで仕事をすることも多くなってしまいます。長女を妊娠したときに、会社は私がいなくても回るように体制を整えました。仕事のやりとりは、ほとんどをメールからFacebookのメッセンジャーやLINEに切り替えました。メールはパソコンに向かわないとしづらいですが、メッセージのやりとりならスマホでもできるので、家事の合間にもチェックできます」産休を取ることなく、驚くほど幅広い仕事をしている保手濱さん。お話を聞いていると、3人の、しかも0歳児の赤ちゃんもいるママとは、とても思えません。「今は『mazecoze研究所』をメインに活動しています。お母さんたちが子育てしながら働き続けるために、どうすればいいか考えるために立ち上がったプロジェクトです。お母さんたちが働くことを応援するには、周りの人や環境を巻き込む、ダイバーシティ(多様性)が必要。職種や肩書きなどの境界線を越えて一緒にやっていったり、プライベートと仕事の境界線をなくしてもいいんじゃないか、というのがテーマにあります。いろいろな人を多様に巻き込んでいくことが、子育てしながら働くことに繋がっていくと思うんです。サイトでは、面白い働き方をしている人たちを取材しています。私自身、『ライターです』とか『制作会社です』と言い切っていない何でも屋。一本筋がありつつ、職人のようにひとつのことを深堀りせず、いろいろなことができるという働き方もいいんじゃないかと思っています」「mazecoze研究所」のほか、会社を経営しつつ、ほかの企業や自治体の仕事をしたり、シェアオフィスと撮影スタジオの運営までしている保手濱さん。お子さんがいなくても十分忙しそうです。「忙しそうに見えますよね(笑)。それぞれあまり多くの時間をとられないのでかなり余裕はあります。クライアントに合わせて作業仕事をしているときなどに、『ママ~』と来られると『ちょっとどこか行っててよ!』となってしまうけど、そうならないように仕事の選び方を変えたら、好きな仕事だけをできるようになりました」 ■アプリをうまく活用した、簡単な時短術“時短研究家”と名乗り、自ら実践している保手濱さん。具体的には、どんなことをしているのでしょう。「なるべくデジタル化して、すべてスマホのなかに入れるようにすることですね。それは家事もそうです。連絡はすべて『messenger』(メッセンジャー)を使い、パソコンにできるだけ向かわないで済むようにしています。書類もすべてスキャンをとって『Evernote』(エバーノート)に入れているので、事務所に行かなくてもスマホさえあれば仕事ができます」保手濱さんのおすすめアプリ「Evernote」は、メモやデータを一箇所にまとめ、管理できるもの。「子どものプリントは、特に量がすごくてファイリングだと間に合わないし、しても見返さないですよね。これを使うと、日付や“保護者会”などのキーワードでも検索できるので便利です。子どもたちのお知らせや作品と分け、家族共有のフォルダには資料やプリントのほか、連絡先なども全部入れておくと持ち歩かなくて済むし、ネット上で管理するのはいざというときにすごく役立ちます」お子さんたちの作品も、写真に撮って潔く捨てるという保手濱さん。「とっておくと、大変な量になってしまいます。自分のなかでルールを決めるとすごく楽。決めないと毎回悩むことになります。私は思い出系のものに関しては、デジタル化できない思い出は全部捨てる、と決めています」こうして、すべてデータで管理しているという保手濱さんに、ほかのおすすめアプリを教えてもらいました。▼「zaim」(ザイム)レシートの写真を撮るだけで、買ったものと金額、お店の名前まで読み取って、家計簿が簡単につけられるというもの。入力したレシートはすぐに処分。「まず、支出の総額を把握するなどの簡単なことから始めて。そのうち、食費だけ知りたいから食費という項目を作ろうかな、と自分なりの使い方を見つけられるようになると思います」▼「Googleカレンダー」スケジュールを家族と共有するのに便利。保手濱さんは、仕事のアカウントとプライベート用のアカウントを作り、共有する部分を決めています。「ホワイトボードなどで管理している家もありますが、外にいると確認できないですよね。これはスマホからも見られるというのがポイント」子どものお知らせや行事、ご主人の夕食がいるかどうかなども一目瞭然です。▼「Dropbox」(ドロップボックス)写真データは、このアプリにすべて入れて、スマホに溜めこまないように。「スマホが故障したときや、災害で避難するときなどでも、大切な写真はすべてクラウドに入っているので安心です」▼「メルカリ」不用品はすべて、フリマサイト「メルカリ」に出品。自分の洋服を中心に、子どものものや自転車まで、必要でなくなったものはなんでも売るようにしているそう。「すぐにサイズアウトする子どもの服も、次に使ってくれる人が見つかるのは嬉しいです」▼「まごチャンネル」家のかたちをした専用の機械を実家に設置すると、アプリから写真や動画をアップするだけで、テレビに映すことができるサービス。「インターネット回線やパソコンもなく、ガラケーを使っている義両親には、それまでは写真を一枚ずつメールで送っていました。これがあれば、機械にうとい義両親でも簡単にテレビに繋げて、写真や動画まで見られるのでとても便利です」こんなにアプリを使いこなして管理できるのは、保手濱さんだからこそで、ほかの人には続かないのでは? と聞くと、こんなアドバイスが。「まずは自分にできる簡単なことから、始めてみればいいんです。何事もそうですが、完璧を目指すとあまりにも道のりが遠すぎて、何もできなくなってしまうんですよね。私は昔、全然料理ができなかったのですが、最初はおにぎりだけ作って職場に持っていきました。そのうち一品ずつおかずを増やすようになって、いつのまにか毎日お弁当を作れるようになっていた、という経験があります。いきなり雑誌に載っているようなお弁当を目指すと、できないんですよね。少しずつから始めて、もっとやりたくなったらやればいいんだと思います。やらなくてはいけないと思うと辛くなるので」■ものを減らして、心にも余白をとにかくものを減らし、今必要なものしか持たないと話す保手濱さん。いるものといらないものははっきりしているといいます。「物が増えると、訳が分からなくなってしまうんですよね。何かに使うかもとか、誰かにもらったからとか、高価だからなどは考えず、いらなかったら捨てる。今の自分の感覚を大事にしたいです。そう思うようになったのは、20代の頃、バックパッカーをしていたのも大きいと思います。最小限のものでも生活ができると気付いてから、ものをあまり持たなくなりました。さらに子どもができて、仕事も忙しくなったとき、削っていくしかないと思いました。それは経験を積んで、自分に自信が持てるようになったからこそ。何かあったときに自分で対処できないと思うと、こんなに捨てられないかもしれませんね」今やお財布さえ持たなくなったというのには驚き! 「RAKUNI」という、カードホルダーが付いたスマホケースにクレジットカードだけ入れ、スマホさえあれば暮らせると話します。「キャッシュカードやPASMO機能のついたクレジットカードなので、どうしても現金が必要ならおろすこともできます。このカバーは蓋がないスマートなデザインで、蓋を開ける手間も省きたい私にぴったり。ストラップがついているので、子どもを抱っこするときにも便利です。余計なものは持たず、必要になったら買うという考えなんです」普段使っているバッグとその中身を見せていただいて、さらにびっくり! 次男の織都くんと出かけるときも、たったこれだけの荷物なのだそう。「手帳とペンは保護者会のときだけ。用事によってこのなかから荷物を選びますが、すべて持ち出すのはまれ。子どもと出かけても、何があるか予測できるようになったので、余裕ができました。段取りが大切ですね」 ■無駄がなく、家族みんなで使えるものを選びたいそんな保手濱さんは、お子さんが生まれてからずっと、ヤシノミ洗剤と「サラヤ」の洗たく洗剤「arau」(アラウ)を使い続けているそう。「食器用洗剤は、ヤシノミ洗剤を使い続けています。石けん系の洗剤って、ポンプのノズルの口が固まって、出にくくなりがちなのですが、これは固まらないところが、すごくいいんです」「洗たくは、大人のものと子どものものを分けたくないから、基本的には全部一緒に洗っています。洗たく洗剤の種類も増やしたくないんです。そういう意味でも、子どもも安心して使える洗たく洗剤を使うと、分けて洗う必要がないのでいいですね。『ヤシノミ洗たく洗剤』は、今回初めて使いましたが、少量でしっかり洗えるから、すごくいいです。年々香りの強いものは使えなくなってきたのですが、無香料のものはほかにはないので、とてもいいなと思いました。コンパクトで場所を取らないところも、気に入っています」■毎日の食事作りは効率的に織都くんが生まれるまで、常備菜を作っていた保手濱さん。仕事に、3人の子育てに忙しい今も、毎日の手作りを心がけているそう。「平日は米を炊き、味噌汁を作り、魚を焼くくらいの粗食にしています。パスタなどの麺類は、食べるタイミングが違うと何度も麺を茹でなくてはいけないのが面倒だから、私は和食しか作らないんです。今はまっているのは雑炊です」「肉も野菜も全部入れられるから、これ一品だけ。テレビやネットの情報を見ていると、子どものためにいろいろと作らなくちゃいけない気がしてくるのですが、平日なんてこれで十分なんですよね。鍋ひとつで作れるので洗い物も楽だし栄養も満点。野菜が苦手な子どもたちも、これなら美味しいって食べてくれます。江戸時代の調味料である煎り酒は塩分が少なくて体にもいいし、楽だから作っていたら結果的によかった、というのが一番続くと思います」■整理整頓することが、やさしさに繋がる「最近思うのが、まわりに気持ちのいい物だけを置いたり、好きな人とだけ仕事をすると、さらにいいものを呼び込むことにつながるので、いい意味で取捨選択をしていきたいということ。自分が気持ちのいいと思う人たちと一緒に、面白いことだけをやっていきたいと思いますね。私の場合は未来に大きな目標を置くと、それに向かって今を全然楽しめなくなってしまうので、そのときどきの状況、今をきちんと楽しみたいです。昔は疲れていたし、終わっていないことがたくさんある土日だったので、子どもとの時間を楽しめなかったんですよね。仕事でいっぱいいっぱいになると、子どもに対してもイライラしてしまうので、そうならないように仕事を選ぶ。仕事にきちんと余裕があって、家も片付いていると、子どもとお出かけしたり一緒に遊びたいなという気持ちになれるんです」ものを少なくして片付ける手間を省き、スマホで情報を整理、そして仕事を選ぶことが、保手濱さんがママとして、いつもやさしくいられる秘訣だといいます。「できるだけすっきりしていることが、私の心の健康と、子どもと一緒に今を楽しむことに繋がります。たとえば『Evernote』がなかったら、今も机の上にプリントが山のようにあって、ひたすら整理するので1日が終わり、永遠に片付いていないと思いますね。そんな手間を減らして、時間を無駄にしたくないんです。整理整頓は達成感があって、自信にも繋がるし、いつもすっきりしていると気持ちがいいですよね。いつの間にかプリントがたまってしまうこともありますが、そんなときは睡眠時間を削ってでも『全部片付ける』と決めてやると、良質な睡眠が取れます。睡眠って、時間の長さではないんです。一人目のときはそんな余裕すらありませんでしたが、3人目だからこそ、そう思えるようになったと思います」<保手濱さん流“子育ての秘訣”まとめ>1.夫に手伝ってほしいことは、具体的に伝える2.スマホ一台で、どこでも仕事ができるようにする3.子どもとの時間を大切にできる、仕事選びをする3.すべての情報をデジタル化して、整理する4.時間を短縮できる、便利なアプリを活用する5.ものは最小限に6.平日は粗食で十分 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2017年05月15日今回の「やさしいママのひみつ」は、モデルで、キッズブランド「kitutuki(キツツキ)」のディレクター、ケータリング「マフィオ」など、幅広く活躍するasacoさん。9歳の女の子、7歳の男の子、3歳の女の子の、3人のママです。asaco(アサコ)さん娘さん:里稔(りねん)ちゃん9歳、翠(すい)ちゃん3歳 、息子さん:理財(りざい)くん7歳モデルとして、雑誌や書籍、CMなどで活躍する。2013年より、キッズブランド「kitutuki」をスタート。オリジナルテキスタイルを用いて、子どもたちの生活がより楽しくなる洋服や小物を提案するほか、キッズ向けのワークショップも開催している。また2015年より、主人とフードユニット「マフィオ」も始動。雑誌や広告のフードスタイリングをはじめ、ケータリング業を手がける。 instagram: @hiratoko_asaco 、 @hiratoko.mafio asacoさんが子育てを通して、悩みながらたどり着いた、家族が仲良く、笑顔でいられる秘訣を教えていただきました。■チームのように、いつも一緒の家族早速、asacoさんの1日のスケジュールを見てみましょう。7:00 : 起床。朝食7:50 : 長女、長男が小学校へ9:00 : 次女保育園へ。「マフィオ」の仕事があるときは仕込み12:00 : マフィオ配達、モデルの仕事、kitutuki作業、打ち合わせなど15:00 : 長女、長男帰宅。(できるだけ夫婦どちらかが在宅)18:00 : 次女のお迎え19:00 : 夕食20:00 : 映画鑑賞21:30 : 子どもたち就寝、夫婦の時間0:00 : 就寝 ナレーターやフリーランスで音楽関係の仕事をするご主人は、ケータリング業でも活躍。asacoさんはモデルや「kitutuki」の仕事をしながら、フードユニットとして、ご主人をサポートしています。料理の下ごしらえや盛り付け、雑誌でのフードスタイリングなどを担当しているそう。「お互いに事務所に所属していますが、自分でスケジュールを組めるので、家族でいる時間を最優先しています。小学生の2人が15時に帰ってくるので、夫婦どちらかがなるべく家にいるようにする、というのがルール。とはいえ、子どもたちが帰ってきても、それぞれが家でできることをしているので、次女が帰ってくるまでは仕事と家族の半々。夕食を食べてから寝るまでは家族の時間ですが、それまでは側にいて、顔が見えるということが大切だと思っています」長女の里稔ちゃんが産まれてから、会社に勤めていたというご主人。現在のような、夫婦で子育てをするスタイルになったのは、自然な流れだったのだそう。「会社勤めで安心していたのですが、合わなかったみたいで、長男の理財が生まれてすぐの頃に急に辞めると言われたんです。不安が大きかったですね。今になってやっと、あのときに会社を辞めたから今の働き方になり、家族で過ごす時間を大切にすることに繋がっているんだなと思えます。今は、朝食も夕食も一緒に作って食べる。東京は特に、夫婦ともに忙しく働いている人がほとんどだから、そういうことができるのは珍しいのかなと思います」■飲みに行けないなら、友人を自宅に招くご主人のことを“お母さん”のようだと話すasacoさん。誰よりもご主人が、家族との時間を大切に考えているのだそう。夫婦で一緒に子育てに取り組んできたからこそ、仕事と両立ができ、3人目のお子さんまで考えられたといいます。「子育てをしているとイライラすることもありますが、夫婦で見ているから、どちらかが緩衝材になっている、というのはありますね。私は感情のままに怒ってしまいがちですが、夫の冷静な言葉にハッとしたり、バランスを保つことができている気がします。夫が会社勤めをしている頃は、付き合いで飲みに行くこともあって、お酒が大好きな私は、彼だけが飲みに行くことがストレスになっていました。でも今は、私も子どももみんなが楽しめるように、友だちを家に呼んでみんなでごはんを食べています。そういう機会がたくさんあるから、子どもたちも『今日も誰か来る?』って楽しみにしている。夫はもてなすのが好きだから、そんなときはごはんもほぼ全部作ってくれるんです」モデルの仕事では、お子さんたちと一緒に撮影することも多く、いつも家族一緒。でもときには、一人になりたいときもあるのだとか。「子どもが小さいときはできなかったけれど、次女が3歳すぎて、ようやく夜、友だちとごはんに行けるようになって、すごく嬉しかったです。そういう時間はお互いに作るようにしていますね。この9年間、ずっと母だったけれど、ようやく女性として、違うスイッチを入れていきたいなという気持ちになりました」■限られた時間だからこそ、親ができること弟と妹の面倒を見てくれる、しっかり者の長女・里稔ちゃん、好きなこと(今は相撲に夢中!)に没頭する長男・理財くん、そして家族のアイドルでみんなを笑わせてくれる、次女の翠ちゃん。3人でずっと楽しそうに遊んだり、とても仲良しな兄弟です。「子どもたちは家族が大好き。でも、もうちょっと上の年齢になったら、親や家族より友だちが一番になるから、一緒に出かける機会も減ると思います。子どもが3人もいると、外出するのは結構大変で、ようやく目的地に着いたと思ったらクタクタになりますが、限られた時間だと思うと、そんなイライラも収まります。いま私たちにできることは、いろいろなものを見せてあげたり、経験させてあげることかなと思っているんです」そんなasacoさんが、最近家族で楽しんでいるのが、映画鑑賞。スクリーンを下ろして、プロジェクターで映像を投影し、寝る前のひとときを楽しんでいるのだそう。「テレビを持っていない代わりに、映画を子どもたちに観せたいと思ってはじめました。ディズニー系の映画から、『ローマの休日』のようなクラシックな映画まで。下の2人は寝てしまったりもしますが、長女は結構観ていますね。まだ理解が難しい字幕も、ストーリーを想像してほしいなと思って観せています。丸一本観るのではなく、続きは明日ねって。子どもたちも楽しみにしていますね」■大人がガチッと決めず、子どもの感覚に任せるもうひとつ、asacoさんが「家族みんなが楽しめる」と発見したのが、散歩でした。「長女一人のときは、遊園地などいろいろな場所へ連れて行ったのですが、あまり楽しんでいなかったりして、『こんなに頑張って連れてきたのに』と思うこともありました。もともと、私も夫もあてもなく街歩きをするのが好きで、それに子どもたちを付き合わせるようになったら、みんな楽しくなったんです」「歩いた先にあった公園で遊んだり、用事のついでに街を散策したり。その日の目的地を決めるより、何気ない散歩が休日の過ごし方で一番多いですね。きっと喜ぶだろうと連れて行った場所が、子どもにはあまり響かなかったりもするけど、ただ街を歩いていると、『こんなところに寄りたいの?』と、新しい発見があります。なんでもない段差でずっと遊んでいるのを見ると、こんなにシンプルなことでいいんだと思って。子どもはどんな場所でも遊べるから、子どもが反応したところに寄り添ってあげる。大人がガチッと決めないで、子どもの感覚に任せて過ごしています。兄弟3人で一緒にいるだけで楽しそうだから、そんなに無理をしなくてもいいんですよね」 ■誰かが「無理」をしている空気感はない「うちは子どもに合わせない」と話すasacoさん。インテリアも子どもっぽくなりすぎないようにしているのだそう。「もともとシンプルなインテリアが好きなので、さりげなく子どもらしさを取り入れるのが好きですね。子どものものは『これはここに片付ける』ときっちり決めると片付かないので、決まりを決めず、『子ども部屋に置いてあればいい』くらいのゆるさにしています。」「決めてしまうと、できなかったときにイライラしてしまうんですよね。時間があるときにきちんと片付けますが、基本はざっくり。悩んだ末に、もういいやと諦めました(笑)。子どもたちは勝手に、自分たちで気に入った絵を壁にマスキングテープでどんどん貼っていくのですが、それも面白いです」リビングのすぐ隣が、2人の仕事場になっているご自宅。そこに扉や仕切りはなく、子どもたちが遊びながら、両親の仕事する姿を見ることができます。「パソコンや機材も、リビングの延長上にあります。ここは誰のスペースというものはなくて、オープンですね。使い方さえ正しければ、子どもが触ってもいいということにしています。隠すと余計に気になってしまうものだし、どんな作業をしているのか見せることで、仕事への理解も深まるのかなと思います」「うちはすべてにおいて境界線がないというか、生活の延長線上に仕事もある。誰かが無理をしている空気感は、わが家にはないかな。自然と、家族一緒にいることを楽しんでいます」■環境にやさしいのが決め手食へのこだわりは、ご主人の方が強いと話すasacoさん。出汁は毎日きちんと取る、買い物をするときは成分をチェックする、添加物はできる限り取らないよう、作れるものは一から作る、など、すべてご主人のこだわりから影響を受けていると話します。そんなasacoさん一家が、洗濯洗剤から歯磨き粉まで、愛用しているのが、環境にも配慮した商品づくりをする「サラヤ」の商品。今回は「ヤシノミ・シリーズ」の洗剤や柔軟剤も試してもらいました。「夫は、子どもが生まれる前から環境問題にも関心が高く、ここ最近サラヤの商品を愛用しています。今回『ヤシノミ・シリーズ』を使ってみて、香りがないのがいいなと思いました。子ども3人だと洗濯が本当に大変で、毎日洗濯しているのですが、使う頻度が高いからこそ、洗剤にはこだわりたいですよね。地球にやさしく、結果的に汚れが落ちるというのが自然でいいなと思います。私は、洋服は着ていくうちに味が出ていけばいいなと思っているので、ただただ真っ白になることに固執していません。それよりも、しっかりと汚れが落ちて、地球にやさしい方を選びたいです」また食器用洗剤も、ケータリング業をしているので気になるというasacoさん。「使いやすいし、信頼感のあるサラヤの商品だから、安心して使えるのがいいですね。直接手に触れて洗うものだから、肌にやさしい方が絶対にいいと思います。使っていても変な負担を感じませんでした」 ■家族や夫婦、兄弟でけんかをするのは当たり前ご主人の全面サポートを受けながら、3人の子育てと仕事を両立するasacoさん。一番大切なのは、夫婦で生活や子育ての方向性を共有することだといいます。「なにかひとつ決めるにしても価値観が同じだと、ぶつかり合いがなくて楽ですね。どんな些細なことでも話し合って、けんかも、子どもの前でも隠さないでします。家族が喧嘩することは普通だし、『あ、仲直りしたんだ』とか『この二人、すごく機嫌が悪い』とか、子どもたちが感じて気を使ってくれることもあるくらい(笑)」「長女のときは周りにママ友もいなくて、子育ての正解がわからなかったから、育児書やネットの記事を読んで不安になったり、精神的に辛い時期もありました。3歳までは保育園に入れず、絶対に私が一人で見るとか、こうやって育児をしなきゃと思い込んで、辛くなっていたんですね。そんなときに相談した先輩ママに、「子どもは少しくらい放っておいても、強く育つから大丈夫』と言われて、神経質になりすぎていたかなと目が覚めました。子どもと向き合う時間が長いほど、いい母だと思い込んでいましたが、愛情の物差しはそこじゃない。自分に正直になろうと決めて仕事も再開し、保育園に預けることにしたらほっとしました。考えすぎないのがいいですね」最後に、3人のお子さんのこれからについて伺うと、「先のことは考えすぎない」とasacoさん。「私も夫も、10年後はこうしていたいとか、将来のために今これをしようというのがあまりなくて、その日その日を楽しんで、その先に10年後があればいいよねという考えなんです。」「長女が4年生になり、ついに『お受験』という言葉を耳にすることも増えました。幼少期を田舎で過ごした私は、東京の小学生事情に正直ひるんでいますが、わが家ではまずいま、子どもたちが好きなこと、興味あることを知って、そこを存分に伸ばしてあげたいねと話しています。選択肢を広げるために、いろいろな経験をさせてあげて、その先に、本当に向き合っていきたいことを見つけてくれたらいいなと思っています。勉強ももちろんですが、家族で一緒にごはんを食べたり、他愛のない話をしたり、そんな何気ない時間がより大切だと感じてくれたら嬉しいですね<asacoさん流 “子育ての秘訣” まとめ>1.子どもが帰ってきたとき、夫婦どちらかが家にいる。2.食事は家族揃って食べる。3.外食よりも家でごはん会。4.一人の時間も設ける。5.予定や決まりを決めすぎない。6.無理をしない。7.仕事と家庭に、境界線を作らない。 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2017年04月18日お皿洗いは食事後にやらなければならない家事ですが、その時に使う食器洗剤についてこだわる方はどのぐらいいるのでしょうか。お皿洗いなどの水仕事をする際、気になるのは「手荒れ」。実際に、主婦の皆さんはどのような対策をしているのか、洗剤の選び方から手のケア方法まで聞いてみました。炊事を終わらせ、楽しく食事をしたあとには「食器洗い」。主婦の代表的な家事のひとつです。人が生きることと「食」は常に隣り合わせだからこそ、毎日のお皿洗いも避けては通れません。食器洗いにおいては「食器用洗剤」を当然のように使うことになりますが、皆さんはどんな洗剤を使うべきか、しっかりと考えたことはありますか?毎日使うものである食器用洗剤の適切な選び方を知るため、主婦50人を対象とするアンケートを実施しました。■目次1.最も洗剤に求めるのものは「汚れの落としやすさ」2.肌に優しい洗剤を選ぼう!3.手荒れ予防には「固形石鹸」も効果的4.主婦が実践!手荒れ対策はしっかりとまとめ1. 最も洗剤に求めるのものは「汚れの落としやすさ」“洗剤”という本来の目的から、最も重要視されるのはやはり「汚れの落としやすさ」。半数以上となる28人がこの点を意識して洗剤選びをしています。■「汚れが落ちにくいと、すごくストレスになるので。洗い物は短時間で終わるのが一番良い」(30代・主婦)■「ベトつく汚れはイラつくので、簡単に汚れが落ちやすいものかが重要です」(40代・主婦)■「油汚れが落ちないと、次に食器を使う時にとても嫌な気持ちになるので、汚れがどれだけ早くスッキリ落ちるかを重視している」(30代・主婦)汚れが楽に落ちて、お皿がキュッキュッという音を立てる状態になると気持ちいいもの。逆に、汚れがなかなか落ちず丁寧に洗ったつもりでも、流したあとにまだヌメリに残っていたら、結構なショックです。しかし綺麗にしたいからといって、長い時間は費やしたくありません。家事や育児に忙しい主婦にとっては、朝食後も夕食後も、片付けはできるだけ手早く済ませたいものです。となると、ゴシゴシと激しくこすらなければいけないのは単なるストレス。汚れ落ちの良さは、何より重要なポイントとなるのです。さらに、「汚れの落ちやすさ」を選んだ方のなかには、このような意見も見られました。■「除菌できるものを選ぶようにしています。あとは油汚れの落ちやすさです」(30代・主婦)■「今は除菌効果があるものを重視して購入しています。漬け置きしたときに除菌の効果があると便利なので」(30代・主婦)食器洗剤のキャッチコピーでよく目に入る、「除菌」というキーワード。家族の健康を守る主婦としては、食器の衛生面も考えて「除菌」ができることは欠かせない要素となります。食器やキッチン周りを清潔に保つためにも、食器洗い後のスポンジを使ったままの状態にしている方は要注意。スポンジをそのまま放置しておくと、菌が繁殖しやすくなります。最近の食器洗剤は「置いておくだけで除菌ができる」という優れものですので、この機会に正しい「除菌」の方法おさらいしておきましょう。1.食器を洗い終わったあとは、スポンジについた洗剤や汚れをよく洗い流す2.スポンジをよく絞り、水を切る(※濡れたままでは雑菌の発生率が高くなる)3.水気を切ったスポンジに、除菌効果のある食器洗剤を含ませる4.食器洗剤をスポンジ全体になじませるよう、スポンジを2~3回にぎる5.汚れ・水気のない場所にスポンジを置いておく食器洗いのあと、使ったスポンジは放置しがちになります。それでは、せっかく除菌効果のある洗剤を使っていても意味がありません。正しい除菌方法を覚え、CMなどでもイチオシされるその高い効果を有効活用したいものです。食器洗剤については「こすらず落ちる」というフレーズも耳にしますが、そこまで簡単に汚れが落ちれば理想的。合成洗剤や石鹸には「界面活性剤」という成分が含まれており、その働きによって汚れが落ちるという仕組みになっています。しかし、合成洗剤の汚れ落ちがとても良いということは、それだけ強い成分が入っている証拠です。食器についた油汚れが綺麗に落とせますが、同時に手の皮脂も流されてしまうことに。そのため、強い洗剤を使うということは、手荒れのリスクも高まるということなのです。2. 肌に優しい洗剤を選ぼう!食器用洗剤を使う上で、「手荒れ」の問題は心配なもの。洗剤選びの失敗についてアンケートをとったところ、実際に「手荒れ」というトラブルを経験した方は多数に上りました。■「油汚れがすばやく取れるという洗剤を利用しましたが、手がかゆくなり、ゴム手袋を使わなければならなかった」(40代・主婦)■「洗浄力は良かったんですが、洗剤が強すぎるのか手荒れしました」(40代・主婦)■「意外と薬剤が強かったのか、手荒れが酷く、失敗したなあと思ったことがあります」(40代・主婦)界面活性剤などの成分が多く含まれていれば、洗浄効果が高いぶん、手荒れの可能性もグンとあがることでしょう。「汚れの落ちやすさ」をとるべきか、「肌に優しい」ことを重視すべきか、悩みどころではあります。先ほどの「食器洗剤選びの時、何を最も重視していますか?」というアンケートでも、「肌に優しい」という点は第2位。「肌に優しい」製品を求める方は、手荒れ経験がある方がほとんどでした。■「手荒れしやすいので、毎日使うものだから優しいものを選びたいと思う」(40代・主婦)■「一度肌荒れが酷かったものは、使わないようにしています」(40代・主婦)水仕事をする以上、「手荒れ」は悩みの種。十分なストレスになりえます。手荒れしていると、もちろん見た目が気になりますし、少し動かすだけで痛むほどの症状となっては、食器洗いの時間が苦で仕方ありません。それでは、肌に優しい製品を選ぶという方が、実際にどのような製品を選んでいるのか見ていきましょう。■「毎日使うものなので、刺激の少ないオーガニック系のものを使っています。固形食器用石鹸もよく使っています」(40代・主婦)近年では、植物由来・オーガニック系と言われる食器洗剤も販売されています。一般的な合成洗剤ほどの強い洗浄力はなくとも、普通の汚れなら十分に落ちて、肌にも優しいという特徴があります。ドラッグストアなどにたくさん並んでいる“いつもの洗剤”が肌に合わないという方は、そういった製品を試してみるのもオススメです。3. 手荒れ予防には「固形石鹸」も効果的昔ながらの「固形石鹸」が肌に優しくて良いという声も、少数ながら上がりました。今回のアンケートでは、普段使っている食器洗剤のタイプについても伺いましたが、やはり液体タイプが主流です。食器洗剤の売り場で見かけるのは「液体タイプ」がほとんど。アンケートでも、96%と多数を占めました。■「いつも行くスーパーに置いてあるものが液体型なので。また、使い勝手も良いのでもっぱら液体洗剤を使っています」(40代・主婦)■「一番使いやすいし、慣れてるからです。種類もたくさんあるので助かります」(30代・主婦)液体タイプの洗剤のメリットは「使いやすさ」や「製品の多さ」など。改めて数字にしてみると、液体タイプが圧倒的な支持を得ていることがはっきりわかります。その一方で、「石鹸タイプ」を使用している方は4%ほど。近年においては完全に少数派となってしまった石鹸タイプを使う理由は、このようなものでした。■「液体型がべたべたしていて苦手なのと、つい使いすぎてしまうから。石鹸だと、環境に負荷をかけているという精神的な苦痛も緩和される」(30代・主婦)■「手荒れが少ないので、手にやさしい石鹸タイプを使っています」(30代・主婦)肌荒れに悩む方々にとっては、固形石鹸タイプを使うというのも手荒れを予防する策として有効です。普通の液体合成洗剤と比べると使い勝手などの面で劣ってしまいますが、環境への配慮という意味でも、固形の石鹸タイプを食器洗いに取り入れるメリットは確かにあると言えるでしょう。4. 主婦が実践!手荒れ対策はしっかりと最後に、食器用洗剤による手荒れ防止するために工夫していることを、主婦の皆さんに聞いてみました。■まずは洗剤の種類を見直す前述の通りですが、肌に優しい洗剤を使用することによって肌荒れを抑えることができます。■「洗剤の選択は慎重に行うべきだと思います。合わない成分が含まれている場合があります」(50代・主婦)■「肌にやさしい洗剤を使うと使わないでは大きな差がでるので、気をつけています」(30代・主婦)「肌にやさしい洗剤」というのが、食器洗いによる手荒れ対策の源点と言えます。試したことがない方は、この機会に挑戦してみてはいかがでしょう。■「ゴム手袋」で洗剤に触れない!■「洗剤と触れないことが一番のケア。面倒でも、手袋をすることでダメージを回避するようにしている」(30代・主婦)■「なるべくゴム手袋をつけて、直接洗剤が手につかないようにしている」(30代・主婦)■「手袋が一番効果的だと思う。洗剤だけでなく熱いお湯でも手荒れを起こすので、手袋で皮膚を守る」(30代・主婦)「ゴム手袋」をするのが一番!というコメントが多く見られました。そもそも洗剤や水に触れないようにしなければ、ずいぶん手荒れも良くなります。実際、洗剤のメーカー側でも「使用上の注意」として、長時間の使用をする方や手荒れをしやすい方は、炊事用ゴム手袋を使用するように推奨している製品も少なくありません。毎日やらなければならない食器洗いだからこそ、あらかじめの対策が効果的なのです。洗剤だけではなく「熱いお湯」や「冷たい水」も手荒れを招く原因になりますので注意が必要です。しかし、汚れ落ちや食器の水切れには、水温も関係することはご存知の通り。食器洗いのテクニックとして、食器を洗う前に油汚れに熱いお湯をかけて、しばらく放置するという方法があります。熱いお湯をかけておくだけで、その後の食器洗いがずいぶん楽になるのです。飲食店などでも実際に使われている場合があるワザですが、洗う時の手間も減り、少ない洗剤でもしっかり汚れが落ちるのでオススメ。この方法を実践する際は、熱いお湯による肌荒れを防ぐためにも、ほどよいタイミングを見計らって食器を洗いあげるようにするのがポイントです。■こまめなケアを徹底「ゴム手袋を使用する」に次いで多かった意見として「クリームを塗る」ことがあります。■「ゴム手袋をすると洗いにくいので長続きしません。こまめにクリームを塗って、手荒れが気になるときは、クリームを塗ったあと手袋をして寝ます」(40代・主婦)■「ゴム手袋を使ってましたが、蒸れるし食器を落としたりするので、今は終わった後にクリームを塗るくらいです」(40代・主婦)■「以前ゴム手袋を使っていましたが、着けたり外したりが面倒になり、やめました。でも手荒れは防ぎたいのでハンドクリームをぬっています」(40代・主婦)ゴム手袋は、洗いにくさや着脱が面倒な点などがデメリット。手袋は使いにくいという場合は、食器洗い後のケアを欠かさず行うことが重要となります。荒れてしまう前からこまめにクリームなどを使うのがベストです。なかには、あらゆる対策を組み合わせて徹底的な手荒れ対策をしている方もいらっしゃいました。■「乾燥肌で手荒れがひどかったので、肌に優しい洗剤を選び、洗剤に触れる時は使い捨てのゴム手袋を使用しています。もちろん終わったら、クリームを塗っています」(30代・主婦)手荒れはひどくなると、本当に深刻な悩み。決してやり過ぎということはありません。既に手荒れがひどい状態の方は、早めに専門医に相談して、日々の対策をしっかり行っていくことが脱・手荒れへの近道ですよ。まとめ食器洗剤は「汚れの落ちやすさ」が最も重視されることがわかりました。強力な界面活性剤が含まれた洗剤は洗剤としては優れていますが、肌荒れを心配する方も多く、洗剤は「肌に優しい」こともチェックポイント。オーガニック系などの刺激の少ない食器洗剤を使うとともに、ゴム手袋の使用、ハンドクリームなどによるアフターケアが、手荒れ・あかぎれを予防する方法となります。毎日使うものだからこそ、自分自身の「肌への優しさ」を忘れず、ストレスの少ない食器洗いを実現したいものですね。
2017年04月06日