パルが展開する「CIAOPANIC TYPY(チャオパニック ティピー)」はこのほど、オリジナルランドセル3種の受注販売を全店舗および公式オンラインストアにて開始した。「CIAOPANIC TYPY」は、少しのこだわりとリラックス感をあわせ持ったスタイルを提案するファッションブランド。自然体で自分らしいライフスタイルを大切にする家族をターゲットにしている。今回は、同ブランド初となるオリジナルランドセル3種が登場。こだわりのカラーと、本体に合わせたプリントの裏地が特徴とのこと。また、前面の大きく開くファスナーポケットには、子供の成長への願いを込めたとする9種類のラッキーモチーフを刻印している。素材には、クラリーノ エフを採用。天然の革の風合いやしなやかさはそのままに、軽く丈夫な仕立てとのこと。柔らかい素材のため子供の体になじみやすく、雨にも強いという。肩ベルトの付け根にはスライド式のパーツを取り入れた。子供の体型に合わせてパーツが動くため、着脱しやすく背中にフィットするとしている。さらに、フタ部分には閉め忘れをなくし簡単に開閉できるワンタッチロックを採用した。価格は税別5万9,000円。受注受付期間は9月13日まで、受け取りは2016年3月下旬を予定している。
2015年07月28日ラック(LAC)は7月28日、標的型攻撃対策専門組織の設置と、経営者や事業責任者、IT技術者向けの「標的型攻撃 対策指南書(第1版)」の無償公開を発表した。同社はこれまでにも、セキュリティインシデント対応サービスの「サイバー救急センター」を提供してきたが、情報漏洩やウイルス感染など、被害対応の相談が増加していたという。相談対応状況を精査すると、被害企業の業種に偏りはなく、攻撃者の狙いも「個人情報の窃取」から「脅迫行為」まで多岐にわたり、特に標的型攻撃が多くなっている現状があった。このような現況から、同社は「標的型攻撃対策本部」と呼ぶ企業の標的型攻撃対策の支援組織を社長直下に設置。同本部の本部長には、同社取締役 専務執行役員 最高技術責任者の西本 逸郎氏が就任する。この組織では、企業や団体が行うべき標的型攻撃対策について、様々な関連情報を公開。実際の対策を支援するソリューションやサービスの提供も行っていく。対策チームの設立とともに、同時に公開された標的型攻撃の"対策指南書"では、標的型攻撃がどのように行われるのか、具体的な防御法と復旧までにどのような行動を取ればよいのかが解説されている。○中小企業や地方公共団体の"模範書"に同日、ラックは記者会見を開き、同社取締役 専務執行役員 最高技術責任者の西本 逸郎氏が説明を行った。西本氏によると、今回の専門組織の設置と指南書の作成は、中堅中小企業や地方公共団体など、標的型攻撃対策が必要であるものの、大企業や中央官庁などのような"高度なセキュリティが要求されない企業"を対象とした施策だという。ラックではセキュリティコンサルティングや監視業務が主な事業となっているが、その一方で年金機構のサイバー攻撃後に問い合わせが急増。「6月1日以降では、それ以前と比較して5倍の問い合わせ」(同社広報部)がある状況で、企業への対応が遅れるケースも目立ってきたという。こうした標的型攻撃対策へのニーズの増大と、サイバー攻撃の急増から、「専門組織の設置と対策指南書の提供により、サイバー攻撃対策全体のアプローチをはかる」目的があると西本氏。標的型攻撃メールの対策訓練や監視といった単機能のニーズだけでなく、ラックが個々に取り扱う標的型攻撃対策製品のパッケージ販売を指南書に合わせて行っていき、従来手が回りづらかった地方へのアプローチも、パートナー企業の参加を代理店に呼びかけることで増やしていくという。「今後は、内部不正対策ソリューションなども統合していきたい。標的型攻撃対策製品の売上では、2割程度のアップを目指していく」(西本氏)指南書は、標的型攻撃の「教科書的に作った」(西本氏)ものであり、ここから標的型攻撃に対する知識を得て、実際の対策に繋げてもらう算段だ。経営層はセキュリティに対する知識が劣る可能性もあるため、「エグゼクティブサマリーを別途作成する予定」(西本氏)としている。なお、ラックが提供する製品・ソリューションに沿った細かい個別対策指南書の提供や、指南書に基づいたサービスの提供を行う代理店の募集などは、お盆明けとなる8月25日より行う予定だ。今後は、先日子会社化を発表したネットエージェントのラボと、ラックの緊急対応部隊を連携し、標的型攻撃対策製品の新規開発を加速するとしている。
2015年07月28日ロジックはこのほど、世界最小サイズの手のひらサイズで環境になじむ自転車ラック「CLUG」を発売した。CLUGは限られた室内スペースに、効率的にかつインテリアとして自転車を収納したい人にぴったりの自転車ラック。タイヤ部分を挟むタイプなのでフレームを傷つける心配はなく、ネジで壁などにCLUGを固定するだけで簡単に設置できる。タイヤサイズに合わせてS(対応タイヤ幅:約23~32mm)、M(32~42mm)、L(1.75"~2.5")の3種類を用意。また、色は外側がホワイトで、内側がオレンジ、ブラック、グリーン、ブルーとなった4種類展開なので、部屋に合わせてインテリアのワンポイントにすることもできる。なお、落下の恐れがあるため、CLUGに挟まっていないタイヤは必ず地面に接するようにして使用することを求めている。価格は全サイズ2,300円(税別)。
2015年07月17日ラックは7月1日より、Webアプリケーション・ファイアウォール(WAF)を活用した「JSOC WAF運用管理サービス」の提供を開始した。WAFは、Webサイト上で動作するアプリケーションの脆弱性対策に特化したセキュリティ機器で、Webサイトへの攻撃の防衛策として活用されている。ただし、WAFの性能を発揮するには、導入時に防御のためのポリシー設計を行うこと、そして導入後の適切な運用を行わなければならず、その性能を発揮することができないという。このサービスでは、セキュリティ運用・監視事業者として15年の歴史をもつJSOC(ジェイソック)が導入からポリシー設計、運用までを一貫してサポートすることで、顧客の課題・負担を解消し、Webサイトの安全な運用を実現するとしている。
2015年07月01日NECは6月25日、プライベートクラウドやサービス提供基盤など、大規模な仮想化統合基盤に適した「Express5800シリーズ」の新製品として、ラック型サーバ「Express5800/R140f-4」とブレードサーバ「Express5800/B120f-h」の2機種を同日より販売開始すると発表した。ラック型サーバ「Express5800/R140f-4」は、Intel Xeon E7-8800v3/4800v3製品ファミリーを採用することで、従来機比で性能を最大20%向上させたという。また、物理障害に対応するメインメモリのスペア領域設定範囲を拡大することで、メインメモリ領域が複数回の障害に遭った場合でもシステムを継続して稼働させることが可能で、さらに、万が一のI/Oエラー発生時も、リトライ処理の実施や、対象のI/Oカードをシステムから切り離すことで、直ちにシステムを停止することなく業務を継続することが可能な、I/Oカードに対する耐障害性も備えているという。ブレード型サーバ「Express5800/B120f-h」は、Intel Xeon E5-2600v3製品ファミリーを採用することで、従来機比で性能を最大40%向上させた。また、基板設計の見直しにより、メインメモリスロットを2個増加させ、メモリの最大容量を576GBまで向上させ、ERPシステムなどの業務基盤やデスクトップ仮想化環境の運用基盤等の安定利用を実現する。価格(税別)は、「Express5800/R140f-4」が145万4,000円~、「Express5800/B120f-h」が66万1,000円~となっている。
2015年06月25日職人による手づくりのランドセルを始めとした皮製品を製造する、土屋鞄製造所が6月26日、店舗併設のランドセル工房「土屋鞄製造所 軽井澤工房」を長野県軽井沢町にオープン。職人が手仕事でランドセルを製作する様子を見学することも出来る。創業50年を迎える土屋鞄製造所は、始めは2人の職人によるランドセル工房としてスタートしたもの。西洋で培われた鞄の文化を受け継ぎつつ、日本の職人の技術や気遣い、おもてなしの精神を込めたランドセルづくりを行っている。軽井沢工房は、“人生で一度きりのランドセル選びが幸せな時間になるように”という思いを込めて、家族でゆっくりと過ごせる“親子の思い出づくり工房”を目指してオープンした。“お客様に最高の体験を”という理念を掲げる同社の想いが体現できる最適な場として、古くから西洋と日本の文化が融合している軽井沢が選ばれた。建物にはレンガと木材がふんだんに使用され、革鞄のように時間とともに味わいの増す工房に仕上げられている。併設された店舗では、57種類の土屋鞄のランドセルをフルラインアップで展開。ノスタルジックなものからカラフルなものまで、牛革、コードバン、クラリーノ(R)・エフ、ヌメ革と多様な素材を取り揃える。さらに、同社に50年にわたり受け継がれてきた技術と想い、そこに軽井沢の美を加えた限定ランドセル「軽井澤」(税込14万円)も発売される。店内の大きな窓からは、広々とした芝生の庭に出ることができ、ガラス張りの工房を自由に見学することも可能。店内奥には工房見学スペースが設置され、職人たちが110個以上もの細かいパーツから、300を超える手仕事の工程を通してランドセルを作り上げていく様を見学することが出来る。
2015年06月25日ラックは16日、同社「サイバー救急センター」にて対応した標的型サイバー攻撃の調査結果から、日本国内において多数の組織が同様のサイバー攻撃による被害を受けていると判断し、注意喚起を行った。調査で浮上した攻撃マルウェアEmdiviの詳細に関しては、マクニカネットワークスが説明を行った。○日本の組織を幅広く狙うマルウェア「Emdivi」確認された標的型攻撃は、シマンテックが2014年11月に同社ブログで公表したものや、今月6日にカスペルスキーが公開と同じものと言われている。特徴は、日本の組織を幅広く狙っていることと、攻撃指令を出すC&Cサーバーが日本に存在していることで、後者は既に攻撃され支配下にあると推測されている。説明会の冒頭では、ラックの内田法道氏が、企業や官公庁向けの同社緊急対応部署「サイバー救急センター」を紹介するとともに、Emdiviと呼ばれる遠隔操作マルウェアによる攻撃が再度増えつつあることを説明。今回の注意喚起の背景を解説した。○偽装アイコンによるexeファイルで攻撃Emdiviの詳細に関してはマクニカネットワークス セキュリティ研究センターの政本憲蔵センター長が解説した。今回の一連の攻撃ではドキュメントファイルにアイコンを偽装したexeファイルが使われており、このexeファイルの中には「ドロッパー」と呼ばれるマルウェア本体と、偽装のための文書が含まれている。偽装文書はおおむね日本語として意味が通るが、中国語フォントSimsunが使われており、一部の文字が日本語ではないという特徴がある。また、確保したマルウェア(65種類)のファイルの生成日時に注目して調査すると、北京時間の月曜日から金曜日までの9-17時に集中していることがわかったという。○まずは現状を確認する「身体検査」を最後にラック CTOの西本逸郎氏が登壇し、同じようなサイバー攻撃を受けた日本年金機構の個人情報流出事例は、C&Cサーバー側の調査も行われたため、日本で初めて実害が確認された事例と紹介。対策は破られるという認識とその後の対応が重要であり、感染を直前で食い止める"水際作戦"、重要データの情報を撹乱する"無力化作戦"、指令サーバへの通信を遮断する"封じ込め作戦"を一体とした対策が、企業で求められると強調した。
2015年06月16日ラックは16日、遠隔操作ウイルス「Emdivi」(エンディビ)に感染している国内企業が増加しているとして、注意を喚起した。Emdiviは日本年金機構における個人情報流出の原因と報道されているウイルスで、これに不安を感じた企業からの調査依頼により感染が判明するケースが多くみられたという。同社が運営する、情報セキュリティに関する事件や事故、懸念に対応する「サイバー救急センター」の調査では、Emdiviが発見された事例数が2015年6月に過去最高となった。しかし、それらの感染時期は2014年末と推定され、「Emdiviに感染していながら気付いていない企業が多く存在している可能性がある」として、注意を呼びかけた。標的型サイバー攻撃では、特定の組織や個人が反応してしまう、周到に用意された詐欺メールを送付。添付ファイルなどから感染したPCに対し、第三者の企業のPCを踏み台(攻撃拠点)にして指令を出し、重要な情報を継続的に窃取する。ラックでは、組織全体の防御レベル向上を図るだけでなく、セキュリティを突破された際の対策、復旧手段を日頃から訓練しておくことが重要だと指摘。情報の暗号化やダミーの混入といった施策などを、セキュリティ専門家と検討しておくことが必要だとしている。
2015年06月16日ラックは6月16日、サイバー救急センターにおいて対応した標的型サイバー攻撃に関する調査を行い、遠隔操作ウイルス「Emdivi:エンディビ」に感染が今年度に入って急増していると警告した。同社の調査によると、Emdiviによる感染被害は最近始まったのではなく、昨年末より徐々に増え始め、昨今の標的型攻撃に用いられた遠隔操作ウイルスの報道で不安を感じた企業からの調査依頼により、徐々に感染事実が判明し始めているという。同社では、同社が今回の脅威への対応のため新たに用意した「情報漏えい危険度測定パッケージ」を活用することで、遠隔操作ウイルスのあぶり出しと、標的型サイバー攻撃への耐性を調べることが可能だとしている。「情報漏えい危険度測定パッケージ」の発売期間は7月31日までで、価格は198万円(税別)。
2015年06月16日ラックは6月9日、6月1日に日本年金機構が発表した、基礎年金番号を含む個人情報が漏えいした事件に関して、背景や想定される原因を同社が知り得た範囲で整理し、対処方針などを提言する「日本年金機構の情報漏えい事件から得られる教訓」を公開した。このなかで、事件の原因を、公共団体は、国民の多くの個人情報を持っていることから、攻撃者に多くの動機をもたらしているが、公共団体のセキュリティ担当にとっては至極当たり前であると考えられているこの危機意識が、組織全員にまでは浸透せず、理解が進んでいなかったためだと推測。この事件から我々が取るべき行動として、事件・事故前提の組織体制構築社員や職員の意識改革と教育事故対応チームの組織化セキュリティ監視と不正通信の洗い出し事件発生を見越した演習を挙げた。
2015年06月11日ラリタン・ジャパンは6月8日、データセンターにおけるラック内のサーバやストレージなど機器に電源を供給するインテリジェントPDU(Power Distribution Unit、電源タップ)の最新シリーズとして「PX3シリーズ」を発表した。その最上位モデル「PX3-5000シリーズ」を、6月22日から販売開始する。価格はオープンプライスで、同社による市場想定価格は10万円(税別)から。PX3シリーズは、1W単位での消費電力計測を可能にし、ラッチ型リレーの採用による省電力設計が特長。従来製品の「PX2シリーズ」と比較して、最上位モデルのPX3-5000シリーズでは67%の省電力化を実現したという。また、データセンタ・インフラの効率的かつ安全な運用管理を支援するための機能を拡張したとのこと。昨今のクラウド・プラットフォームや高密度に集約したラック環境では高温対応が重要な課題といい、同シリーズでは全モデルで摂氏60度の最高動作温度に対応した。USBポートを従来の2ポートから3ポート(USB-A 2ポートおよびUSB-B 1ポート)に増加したことで、カスケード接続やWebカメラ接続、USBメモリ接続による設定、USB機器の充電などがより柔軟に行えるという。その他、PDUに搭載するディスプレイをLCDカラーディスプレイにして見やすくし、サーキット・ブレーカー部分の形状を改良している。PX3-5000シリーズは、同社のインテリジェントPDU製品では第3世代となる。ラッチ型リレーをインテリジェントPDUで採用しつつ、PDUの各コンセントへの通電をシーケンス制御できる設計で、一度に大量の電流が流れる突入電流を防ぐこともでき、万一の電源障害からの復旧時にも安全性を確保できるとのこと。また、コントローラ部分をホットスワップで脱着可能にしたことで、コントローラ部分が故障した場合でも給電を止めずに交換・修理が可能だ。PX3-5000シリーズは、入力電圧(V)・最大供給電流(A)・PDU形状・入力プラグ/出力コンセント形状などの違いにより全7モデルからなる。30A以上のモデルに搭載するサーキット・ブレーカー部分の形状は、ロープロファイル設計に変更した。同シリーズのPDU形状は1Uまたは、ラック内に垂直に設置しPDUを収容するユニット・スペースが不要な0U。入力電圧はAC100Vまたは200V、最大供給電流は30A/20A/15A、出力コンセント(アウトレット)数は8~24個。同社では今後の市場動向及びユーザーの要望に応じて、「PX3-1000シリーズ」(PDUレベル電力計測)なども順次発売を予定しているという。
2015年06月10日ネットギアジャパンは、ネットギア独自のネットワークストレージ用OSであるReadyNAS OSの最新バージョン6.2 を搭載した、1Uサイズ・ラックマウント型NAS「ReadyNAS3130」シリーズを6月9日より販売開始すると発表した。「ReadyNAS3130」シリーズは、同社のラックマウント型ReadyNASの中では、ミドルレンジモデルに位置づけされる製品で、サーバのバックアップや仮想サーバのネットワークドライブ、50~200 人程度の事業所におけるデータ共有のためのファイルサーバ用途に最適だという。ドライブベイは4つで、容量は2TB×4の8TB。価格は48万円(税別)。「ReadyNAS OS 6.2」では、複数台のHDDによるRAID ボリューム構成、定期的なスナップショット取得による任意の時点への復元、ライセンスフリーのリアルタイム・アンチウイルス・ソフトウェア、アクセス頻度の低いファイルの破損を事前に検知・修復するビットロット・プロテクション、複数箇所に設置したReadyNAS間で、自動的にVPN トンネルを構築してファイルをバックアップするReadyNAS Replicate機能を搭載する。インタフェースは、USB 3.0×2、USB 2.0×1、eSATA×2、1000BASE-T×4。
2015年06月02日ラックは4月9日、米Dynatrace LLC(Dynatrace)と日本国内における総代理店契約を締結し、Dynatrace製品の販売および製品サポートを1日より開始したと発表した。Dynatraceは、業務システムや提供サービスを支える様々なシステムのアプリケーションを快適に使えるように総合的に運用管理する「アプリケーションパフォーマンス管理(APM:Application Performance Management)」のソリューションを展開。LACによると、APM分野で世界No.1シェアを持っており、同社製品は全世界で5800社以上の企業で利用されている。急拡大するAPM市場に注力するため、米国コンピュウェア・コーポレーションから1日付で分社化し設立された。ラックは、1日付で自社に「Dynatrace事業部」を新設してAPM事業を開始。今回の締結に基づき、代理店を通しての国内販売、代理店サポート、ユーザサポート、アプリケーションのパフォーマンス診断サービス、様々なシステムのパフォーマンスについてのコンサルティングなどの体制を強化する。従来、日本コンピュウェアのリセラー契約を締結していた販売代理店には、ラックよりサポートが提供されることになる。同社は、Dynatrace事業の初年度販売目標として、関連サービス含め5億円を見込んでいる。
2015年04月10日ネットエージェントは3月30日、株式譲渡によりラックの子会社となることを発表した。ラックにネットエージェント代表取締役社長の杉浦隆幸氏と親族らが保有する同社の株式(発行済株式の81.4%)を譲渡する株式譲渡契約書を締結。組織体制としては、杉浦隆幸氏が引き続き経営に従事するが、ラックから取締役を迎え入れる予定だという。なお、ラックはネットエージェントの他の株主とも譲渡交渉を進め、発行済株式の全株を取得するとしている。ラックとネットエージェントは、子会社化について「多様化する顧客ニーズへの迅速な対応が可能になる」と説明。サイバー攻撃の手口が悪質化、巧妙化している状況下で企業や団体のセキュリティ対策への需要が急拡大しているため、両社のノウハウや製品開発力、調査サービスを活かして、新製品や既存サービスの効率化を図ったシステム開発を行うとしている。
2015年03月31日ラックは3月23日、突き抜けた技術力を持った若者を応援する2015年度「ITスーパーエンジニア・サポートプログラム すごうで」の支援対象者に、東京都在住の中学2年生、山内奏人さん(14歳)を決定したことを発表した。2013年にスタートした同プログラムは、IT技術を活用して実現させたい夢がある「エンジニアの卵」を発掘し、そのチャレンジを100万円相当の資金と技術の両面から支援するというもの。2015年度は、同プログラムにおける支援の対象を中学・高校生などの若者とし、2014年10月7日から2015年1月15日まで公募を実施。応募のあった4件について審査した結果、教育の場へのIT導入を進めるため、先進地である海外の教育現場を視察・研究したいと応募した山内さんの活動計画が最も高い評価を獲得した。山内さんは、今回の応募者のなかでは最年少ながら、小学6年生だった2012年に中高生向け国際Rubyプログラミングコンテストの15歳以下の部門で最優秀賞を受賞するなどの実績を持つ若手プログラマー。プログラミングの楽しさを広く伝えるため、仲間と作ったチーム「It is IT」で子供向けワークショップを開催するなど、幅広い活動を展開しているという。同社は、4月から来年1月まで、海外視察先の選定・調整を進め、渡航費、IT導入の仕組み作りの検討に必要なデバイスやソフトウェアの購入費用などを100万円まで負担。同社社員が技術的な助言なども行う予定だ。
2015年03月23日アミュレットは18日、AppleのMac miniを2台まで収納し、19インチラックに取り付けられる1Uラックマウントケース「1URack2Mini」の取り扱いを開始した。出荷予定日は3月23日。価格はオープン、直販店での販売価格は「1URack2Mini(本体のみ)」が29,800円。「1URack2Mini」は、Mac miniシリーズを19インチラックへ取り付けるための1Uラックマウントケース。最大2台までのMac miniを収納して運用できる。Mac mini本体と連動する前面電源用スイッチと、前面および背面にUSBポート、背面にHDMIポートおよびネットワークポートなどを搭載し、Mac miniを取り出さずに通常の操作・運用が可能。また、オプション製品の「専用レールキット」と組み合わせることで、運用時の堅牢性やメンテナンス時の利便性が向上する。価格はオープンで、直販店での販売価格は「1URack2Mini専用レールキット」が11,980円、「1URack2Mini&レールセット」が37,800円。インタフェースは、USB 3.0(前面)×2ポート、USB 3.0(背面)×2ポート、HDMI×2ポート、ネットワーク×2ポート。大きさは、W447×D482×H44mm、重さは約4.2kg(本体のみ)。対応機種は、Mac mini(Mid 2010、Mid 2011、Late 2012、Late 2014)、Mac mini Server(Mid 2010、Mid 2011、Late 2012)。
2015年03月18日ネットギアジャパンは2月2日、ネットギア独自のネットワークストレージ用OSであるReadyNAS OSの最新バージョン6.2を搭載した、1Uサイズ・ラックマウント型NAS「ReadyNAS2120v2」シリーズを、2月9日より販売開始すると発表した。「ReadyNAS2120v2」は、ラックマウント型ReadyNAS のラインアップのエントリーモデルであるReadyNAS2120の2世代目で、従来品と比較して、搭載CPU、メモリなどのハードウェア性能が25%向上、各種サーバのバックアップや、25人程度の事業所におけるデータ共有のためのファイルサーバ用途に最適だという。ネットワークストレージ用OS「ReadyNAS OS 6.2」では、複数台のHDDによるRAIDボリューム構成により、HDD の単体故障から保護、定期的なスナップショット取得により、任意の時点のデータへ復元可能(取得回数は無制限)、ライセンスフリーのリアルタイム・アンチウイルス・ソフトウェアを標準搭載、ビットロット・プロテクション - アクセス頻度の低いファイルの破損を事前に検知・修復、複数箇所に設置したReadyNAS間で、自動的にVPNトンネルを構築してファイルをバックアップするReadyNAS Replicate機能を標準搭載という、データ保護機能を搭載する。価格はHDDが2TB×4のRN21242Eが41万400円、3TB×4のRN21243Eが51万8,400円、4TB×4のRN21244Eが62万6,400円。
2015年02月02日サードウェーブテクノロジーズは21日、Intel Xeon E5-2600 v3シリーズの搭載に対応したラックマウントサーバ「RS5122-4NH」を発表した。2Uラックスペースに最大4ノードを搭載できる。即日販売を開始し、4ノード搭載時の価格は税別1,289,000円から。通常の1Uラックマウントサーバの半分のスペースで、同等コア数の環境を構築可能できるため、限られたラックスペースを有効に活用できるという。電源は4ノードで冗長化電源を採用する。1ノード当たりの主な仕様は、CPUがintel Xeon E5-2620 v3(2GHz / 6コア / 12スレッド)、チップセットがIntel C602、メモリがDDR4 ECC Registerd 8GB(4GB×2)、ストレージが1TB HDD、ディスプレイアダプタがIntegrated 2D Video Controller、電源は1600W 80PLUS Platinum×2。インタフェースは、GigabitEthernet×2(Intel i350)、拡張スロットがPCI Express 3.0x16×1、USB 2.0×2、D-sub×1、Management LAN×1。本体サイズはD438×D771×H86.9mm。
2015年01月21日Keysight Technologiesの日本法人であるキーサイト・テクノロジーは1月19日、ハイパワーDCアプリケーション用ラック・システム電源を発表した。同ラック・システム電源では、オートレンジDC電源「N8900」シリーズを6台まで並列に組み込み、最大90kW、最大電圧1500V(電流180A時)、最大電流3060A(電圧80V時)を供給可能な単一大容量電源として構成することができる。これにより、面倒なシステム設計を行うことなく、大容量アプリケーションに最適な電源ソリューションを簡単に構築できる。一方で、試験用のハイパワー電源システムを設計する際に、高電圧に対応できるようにシステムのデザイン、デバッグ、安全性などの課題を考慮しなければならない。同ラック・システム電源は使用するパーツも含め、ハイパワーに対応しながら、ラックの背面にはプラスチック製の安全カバーが付属するなど、安全面の課題も解決している。さらに、オートレンジ機能により、広範囲の電圧でフルパワー出力を実現できるのに加え、ラック・システム電源内の1台の電源がマスター電源となり、各電源との通信やラック・システムとの通信が行える。この他、インタフェースはLAN(LXI Core)、USB、GPIBを使用でき、すべてシステムに標準装備されている。なお、価格は、208 VAC入力モデルが211万7150円(税抜き)から、400 VAC入力モデルが200万2727円(税抜き)から。出荷開始時期は、400 VACモデルが2月、208 VACモデルが6月となっている。
2015年01月19日ラックは12月16日、「日本における、標的型サイバー攻撃の事故実態調査レポート」を公開した。レポートは、特定の企業や組織を狙った「標的型攻撃」について、国内で実際に発生した約80件の実例を調査・分析し、判明した事実を解説したもの。併せて、複数の標的型攻撃の関連性についても解明を紹介している。具体的には、ラックが調査した約80件の標的型サイバー攻撃の被害事案をもとに、技術的なポイントと攻撃者の攻撃手法の傾向、事案間に共通して見られる事実を解説している。攻撃に使われるツールは、一般的に流通していないものや流通するツールをカスタマイズしたもので、ウイルス対策ソフトによる検出を回避しようとする意図が見て取れる。また、最新の攻撃手法も常に取り込んでいることがうかがえるという。また、複数の標的型サイバー攻撃の痕跡から、同一の攻撃者が異なる企業を同時に狙っている傾向がある。標的型攻撃を受けた複数の企業を調査することでわかった。発見したマルウェアは、通信先コンピュータのIPアドレスなどが、既に調査済みの事案のものと同一だったことから、感染原因も同一であると類推。早期解明につながったケースもあったという。
2014年12月18日サードウェーブテクノロジーズはこのほど、Intel Xeon E5-2600 v3シリーズに対応した1Uラックマウントサーバ「RS5122-SDF」を発売した。1wayモデルの価格は税別314,000円から。奥行きが短いショートデプスのシャーシを採用したサーバ。ラックのサイズに制限がある場所や荷重制限の厳しい環境に適しているという。1wayモデルの標準構成は、CPUがIntel Xeon E5-2620 v3(2.4GHz/6コア)、チップセットがIntel C612、メモリがDDR4 ECC Registerd 8GB(4GB×2)、ストレージが160GB SSD、ディスプレイアダプタがAspeed AST2400、光学ドライブがなし、電源が500W 80PLUS Platinum。本構成での価格は税別314,000円から。2wayモデルは、上記からCPUをIntel Xeon E5-2620 v3(2.4GHz/6コア)×2、メモリをDDR4 ECC Registerd 16GB(4GB×4)、ストレージを160GB SSD×2に変更し、価格は税別455,000円から。インタフェースは共通で、フロント部分にUSB 3.0×2、D-sub×1、Gigabit Ethernet×2(Intel I210AT)、Management LAN×1、PS/2×1。本体サイズがW444×D383×H44mm。
2014年12月16日ファーウェイ・ジャパンは、Intel Xeon E5-2600 v3プロセッサを搭載した2Uハイエンド・ラックマウントサーバ 「HUAWEI FusionServer RH2288 V3」およびPCIe SSDカード「ES3000 V2」の販売を開始した。「HUAWEI FusionServer RH2288 V3」は、Intel Xeon E5-2600 v3を2基まで搭載でき(最大36コア)、DDR4メモリを768ギガバイト(GB)まで拡張できるほか、最大64テラバイト(TB)の内蔵ストレージと最大8基の拡張用PCIe 3.0スロットを備えている。また、同日から販売を開始するPCIe SSDカード「ES3000 V2」を最大2枚まで搭載可能。一方、ES3000 V2 は、I/O性能が要求されるシステム向けのI/Oアクセラレータ・ソリューション。ロープロファイル版の600GB/1.6TB モデルと、フルハイト版の1.2TB/2.4TB/3.2TB モデルの合計 5種類のラインナップを用意している。PCI Express 2.0 x8インタフェースでサーバとダイレクトに接続し、読み込み速度最大3GB/s、書き込み速度最大2.1GB/sの高い帯域性能を実現。RAID 5アルゴリズムにより、NAND型フラッシュメモリチップの障害発生時に不良チップの切り離しとパリティによるデータの復旧を実施する。
2014年12月05日年長児の子どもを持つママは、小学校入学準備を進めているところでしょう。勉強机、文房具、ランドセルなど、小学校で必要なアイテムは全部揃いましたか?今回は、6年間愛用するランドセルの選び方のポイントについて紹介していきましょう。■カラー、デザインが豊富な、いまどきのランドセルママが子どもの頃は、「男の子は黒、女の子は赤のランドセルを使う」というのが一般的だったのではないでしょうか。まれにピンクや紺のランドセルを使用している友だちがいると、どこかうらやましく感じたり、めずらしいなあと思ったりしたこともあるはず。最近はそういった概念がなくなりつつあり、女子でも黒や紺、カーキといった色のランドセルを背負っている子を見かけます。黒、赤のランドセルを使用する子はいまでももちろん多いですが、赤や黒のほかにもたくさんのカラーのランドセルが続々登場しています。男の子だと紺、緑、茶色、青などが、女の子ならピンク、茶色、水色、ラベンダーなどが人気のようです。また、オーソドックスなカラーでも、ステッチの色にこだわりがあったり、ワンポイントの刺繍があったりとデザインも豊富なので、選ぶ楽しさがあります。■手縫いランドセルも最近の人気大手メーカーのランドセルだけでなく、手縫いのオーダーメイドランドセルも人気のようです。本体の色、ステッチの色、形などをすべて自分の好みに選べるので、世界に1つだけのオリジナルランドセルを作ることができます。祖父母から孫へプレゼントすることも多いのだそう。ウェブサイト上でデザインのシミュレーションが可能なところもあるので、子どもと一緒に考えてみるのもよいかもしれませんね。■ランドセル選びでポイントになるのは?ランドセル選びでポイントとなるのは、以下の4つです。1.収納力教科書やノート、文房具がたっぷり入るものがおすすめ! 大きい教科書もすっぽり入る、幅広タイプのランドセルのほうが、使い勝手が良いでしょう。2.軽さいくら幅広タイプでも、重たいランドセルでは、小さな子どもの体で持ち運ぶのが大変になってしまいます。最近は軽量のものも多いので、子どもの体格に合わせて使いやすい重さのものを選ぶことが大切です。3.耐久性ランドセルには、肩ベルトの部分が壊れやすいという特徴があります。できるだけ、つくりがしっかりしているものを選び、万が一破損した場合には保証がきくかなども併せてチェックしておきましょう。4.材質ランドセルのおもな材質は、人工皮革、コードバン、牛革。それぞれの特徴を把握して、耐水性や傷に強いか、価格は手頃かなどを比較してみてください。入学までまだ時間はあります。じっくりと6年間愛用するランドセルを選びましょう。
2014年12月02日カタログ通販のニッセンから、ペット洋服専用のペット用ハンガーラックが販売されている。素材はスチールで、布で作られた収納BOXが2つ、ペット用小物を入れる収納用ポケットが計6カ所ついている。洋服だけでなく小物もまとめて収納できる。○今まで困っていたペット・グッズの置き場所が、これで一気に解決!ペット・グッズの収納場所に困る飼い主は多い。使用頻度が高いため目立つ場所に置いておきたいが、目立つ場所に置くと衛生上の問題もある。またペットの洋服は湿気を含むと匂いが気になることがあり、風通しのよくない場所に置けない。ペット・グッズは適切な収納場所がなかなか見つけづらい物なのだ。そのペット・グッズの収納問題を一気に解決してくれそうなのが、こちらのペット用ハンガーラック。これならペットの衣服を風通しよく収納でき、収納BOXや収納用ポケットにペット・グッズがまとめて収められる。人間の生活範囲から少し離してペット用グッズを保管できるため、衛生面でも安心だ。本体のサイズはW50×D24×H70cmとコンパクトなサイズなので、スペースがない部屋でも設置しやすい。またコンパクトながら収納用BOXが2つ、収納用ポケットが6つと収納が多く、今までばらばらだったペット・グッズを整理整頓し、ぴったりと収納もできる。同商品は本体のみのタイプと、ペット用ハンガーがセットになったタイプとが選べる。本体のみの同店販売価格は2,890円(税別)。ハンガーとセットの場合は3,890円(税別)。ハンガー3本セットは690円(税別)。詳細は公式サイトを参照のこと。
2014年10月09日ラックは10月7日、IT技術を持つ中学・高校・高専生を支援する「ITスーパーエンジニア・サポートプログラム“すごうで“」の2015年度募集を開始した。受付は2015年1月15日(当日消印有効)まで。選考で選ばれた個人またはグループに、年間100万円相当を上限とする支援を行う。2013年度にスタートした“すごうで”は、IT技術を活用して実現させたい夢がある「エンジニアの卵」を発掘し、そのチャレンジを資金と技術の両面から支援するというもの。第3回となる2015年度は、対象者と内容を大きく見直した。対象者は、最もITへの関心が高まる年頃で、伸びしろの大きい中学・高校生を中心とし、選考対象となる「夢」は、ITを活用した取り組みであれば内容は問わず、ソフトウェア開発からハードウェア開発、イベント企画などいかなる企画であっても対象としている。支援対象者には活動費に加えて、システム開発のサポートやプログラムのセキュリティ検査など、システム開発と情報セキュリティの専門企業であるラックならではのきめ細かな支援も提供するという。
2014年10月07日三越伊勢丹では、7月よりランドセルの販売を開始した。今年から、ランドセル売場で展開するすべての商品をオリジナルで企画・販売している伊勢丹新宿店では、既に店頭にある10型に加え、8月6日から27型が追加となる。中でも昨年から力を入れているデザイナーズブランドとのコラボレーションは、今年も注目を集めている。子供服ブランド「コキチカ」と老舗鞄メーカー「大峡製鞄」は、職人技に現代感覚のデザインが融合した、ランドセルのニュースタンダードを提案。昨年人気だったブラック、グリーン、キャメル、レッド、ネイビーの5色に加え、新宿店とウェブ限定でバーガンディーとグレーが仲間入り。価格は7万5,600円。イタリアのバッグブランド「オロビアンコ(Orobianco)」とのコラボは、オリジナルの型押しを施したかぶせ、メタルプレート、ストライプの裏面プリントが施されており、創設者のジャコモ・ヴァレンティーニが“自分の子供に持たせたいランドセル”を想定してデザインされた。ブラック、ブルー、ピンク、イエローの4色展開で、価格は7万5,600円。三越伊勢丹オリジナルブランド「ヴェルニカ(velnica)」からは、サイドに白鳥の刺繍、ツヤなしゴールドの金具類、飾りベルトなど、女の子らしさ満点のランドセルが登場。カラーはキャメル×ピンクベージュ、ピンクベージュ×ピンク、ピンク×キャメル の3種類。価格は6万8,040円。(なお、こちらの商品は既に完売)その他、ランドセルデザイナー・森田陽子が手掛けた、ピンク・水色・キャメルを使ったバイカラーがキュートな「プロモスタイルランドセル」(5万9,400円)や、特殊な二重構造のかぶせでカットレースを表現した「カットレースランドセル」(6万9,120円)など女の子らしいデザインの他、シルバーのかぶせと“惑星の軌道”を表現した刺繍が個性的な「コスモガールランドセル」(6万8,040円)も人気という。男の子向けでは、かぶせやベルトにスタッズを使った「ロックスタイルスペシャルランドセル」(6万1,560円)や、サイドにブリティッシュなエンブレムのワッペンが付いた「ユナイテッドランドセル」(6万4,800円)、かぶせに並んだ穴から見えるドット柄の型押しと、かぶせ裏の格子柄がアーティスティックな「アートフェイスランドセル」などが注目を集めている。伊勢丹新宿店では昨年、3,000個のランドセルを売り上げた。今年は販売個数3,500個を目指すという。
2014年07月30日年々、販売ピークが前倒しになっているランドセル。今や8~9月がピークに。これは、手作りランドセルを売りにする工房の受注・生産体制から遅くとも9月までには注文しないと3月までに届かない、という事情があるからといわれています。■ランドセル選びのポイント1~職人手づくり派? デザイン派?~ランドセルを購入する場所は、2極化されています。一生に一度の贈り物だから! 職人さんがひとつひとつ手作りする工房で購入したい! というニーズが最近では高まっています。かつて皮革産業で発展した東京・足立区には、今も老舗ランドセル工房… 土屋鞄製造所 、 大峡製鞄 、 中村鞄製作所 、 ナース鞄工 が残っており、この時期から付近はランドセル渋滞が起こるほど。デザインはシンプルでも職人が丁寧に手縫いし、マチやステッチの種類や色を選ぶことができるなどのオーダーメイド感覚が評判です。素材も牛革やコートバン(馬のお尻)と種類があり、8~10万円と通常より高い値段のコートパンがよく売れるそうです。【ランドセル素材の種類:参考】●総牛革好奇心旺盛でわんぱくなお子さん向き/傷がつきにくい・耐久性に優れている●コートバーン(馬の尻革)輝きやスベスベのさわり心地が好きなお子さん向き/1頭馬から2枚分しか採れない、大変貴重で高価な素材キメが細かく染め上がりの美しさは牛革とは一味違うワンランク上の高級感●人工皮革(クラリーノ)学校が遠くてたくさん歩くお子さん向き/本物の革製品ではなく、化学合成した素材で。本革よりもすごく軽く、柔らかい素材一方、デザイン重視では、カラーバリエーションが豊富で刺繍入りなどどんどんデコラティブになっていたり、スポーツブランドのロゴ入りなどで支持されているCMでお馴染みの大手ランドセルメーカーやアパレルブランドのランドセルなどがあります。男の子は黒×ブルーや黒×シルバーのコンビネーション、女の子は赤・ピンク系の定番から茶色に加え、パープルも人気のようです。■ランドセル選びのポイント2~基本機能~小学校生活を想定して、外してはいけない基本の機能がいくつかあるのでご紹介します。(1)A4ファイルが入るかどうか?多くの小学校で連絡帳(A4)を連絡袋というファイルに入れて持ち帰りするのでそのまま入る大きさが望ましい(2)背負いやすいかどうか? 本人に合った重さ教科書やドリル、筆記具などとにかく持ち物が多い小学校。本人に負担のかからない重さを選ぶことが大切(3)耐久性ランドセルの横のフックに給食用ランチクロスやマスクなど巾着袋に入れてかける学校がほとんど。更に、給食袋などもこのフックにかけることもあるので耐久性も重要■ランドセル選びのポイント3~お子さんが気に入るか?~最終的には、「お子さんが気に入るか」が決め手。ランドセルを背負って通うのはお子さんなので当然ですが、なかなか気に入るものが見つからずいろんなところを回ったというケースも多くあります。しかし、あまりに奇抜すぎるデザインやカラー・装飾だと高学年になって後悔するケースもあるようです。その他、「男の子なのでランドセルをその辺に放り投げそうだから耐久性重視」、「髪の毛が長いから(髪を)巻き込まないデザイン」、「左利き対応の防犯ブザー位置があるなど」細かい点も決め手に繋がるようです。
2014年07月26日「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は7月2日、「ポーター(PORTER)」とコラボレーションしたランドセルの販売を伊勢丹新宿店6階リ・スタイルキッズで開始した。このランドセルは、同ブランドデザイナーの高橋盾が色や柄、素材をプロデュース。カラーはブラックをベースに、背あてのメッシュ部分と底にブルーを使用。かぶせ裏や内ポケットの裏地には、アンダーカバーのアイコンであるベアー柄がプリントされている。また、ネームホルダーにはアンダーカバーのロゴの箔押し、側面には両ブランドのダブルネームが入っている。メイン素材にポーターのナイロン生地を採用し、かぶせと底部分のみを撥水加工の牛革としたため重さが約1,100gと通常のランドセルに比べ200g前後軽量だという。大きさはA4クリアファイルが収まるサイズ。価格は7万1,280円で、30点のみの限定販売。このコラボレーションについて伊勢丹担当者は「もともとアンダーカバーはキッズラインのウエアにも力を入れていたが、最近はその展開が少ない傾向が続き、顧客から、もっとキッズアイテムが欲しいとの要望が多くあった。今年3月に伊勢丹でロンパースやスタイなどキッズアイテムを店頭で紹介した際も顧客の反応がよく、こちらからアンダーカバーに働きかけて今回のコラボレーションが実現した」とコメント。同会場では毎年販売している「リ・スタイルキッズ×ポーター」の通常タイプのランドセルは、8月に発売開始する予定。
2014年07月02日創業48年、職人手作りの丈夫で作り手のぬくもりが感じられるランドセル作りをおこなっている株式会社土屋鞄製造所は2013年7月1日より2014年度の新一年生向けのランドセルの店舗、インターネット、電話での注文販売を開始することを発表。概要は以下の通り。■7月1日ランドセル注文販売スタート!こだわりのひとつが欲しいという親御様の想いと共に、ランドセルの購入は年々早まっており、土屋鞄でも昨年より1ヶ月早い注文販売スタートになる。創業以来、子ども達が6年間共にするのにふさわしい丈夫で美しくシンプルなランドセルを作ることを大切にしてきたという。 職人たちが100以上もの細かなパーツから、たくさんの丁寧な手仕事の工程を通して作り上げている。毎夏、お気に入りのひとつを探しにご家族が行列をつくり、各店は賑わっているそうだ。足立区西新井にある本店では工房が併設しており、平日はランドセルを作る職人の姿が見学できるとのこと。職人手作りのランドセル■親子でランドセル職人体験ランドセル選び、小学校への入学が子どもやご家族にとって、より一層、思い出に残るものになって欲しいとの思いから、特別企画「親子でランドセル職人体験」が実施される。 2013年7月1日(月)~8月19日(月)までの間に、土屋鞄の総牛革ランドセル(どのシリーズでも可。ヌメ革は除く)を購入し、応募した方の中から抽選で18組のご家族を「親子でランドセル職人体験」に無料招待というものだ。金槌やミシン、革包丁など工房にある鞄作りの道具をつかって、ご家族皆で職人に変身して、自身デザインのオリジナルの引き手やランドセルのパーツの制作を職人と一緒に行う。普段なかなか体験出来ないプロのものづくり、自分だけのランドセルづくりを家族皆で体験できるという内容だ。土屋鞄HPにてお申し込み頂ける。 総牛革ランドセル購入者特典「親子でランドセル職人体験」 ■2014年度新色ランドセル今年度は新色として、沢山の要望があったという水色のランドセル(総牛革プレミアム/61,000円)が発売される。デザイナーが色の研究を重ね、他にはない落ち着いたやさしい水色に仕上がっている。また「ずっと心に残る絵本のようなランドセルを」との思いから生まれたという4年目となるアトリエランドセル(軽量クラリーノF アトリエ/54,000円)の今年度モデルが店舗限定発売を予定されている。絵本作家のおなかさとし氏が、明快であたたかな奥深さのある作風で、子供達の想像力がいっぱいに膨らむような世界をデザインされたとのこと。爽やかなブルーの内装と象のイラストが印象的な男の子用「ミチ」と、柔らかなピンクの内装に沢山の可愛い窓がついた女の子用「マド」の2種類で展開されている。その他、ランドセルは全部で65種類、ベーシックなものからカラフルなものまで牛革、クラリーノ、コードバン、ヌメ革と取り揃えられている。価格は44,000円~88,000円。 「土屋鞄のランドセル」 ■中国地方初出店! 広島店OPEN!今年度はランドセルと子ども用品の専門店童具店の新店舗を5月に童具店・南大沢がオープンされ、2013年6月26日(水)に童具店・神戸、そして2013年8月1日(木)に中国地方初となる童具店・広島がオープンされます。童具店・広島は、緑の多い平和大通りに面した西区観音町にて開店。木材やレンガを使用した落ち着きのある店内でゆっくりとランドセルを選ぶことができる空間。童具店では、65種全種類のランドセルを直接触り、背負ってみることが可能。日本の木を大切にした学習机・家具の専門店キシルの机、椅子、木のおもちゃ、土屋鞄オリジナル絵本なども取り扱っている。また、店舗が遠い方が直接見ることができるようにと開催されている「ランドセル出張店舗」を7月~11月にかけて15都道府県(北海道、宮城、新潟、栃木、群馬、千葉、埼玉、東京、静岡、愛知、大阪、岡山、福岡、大分、熊本)にて開催される。店舗と同じラインナップがあり、その場で注文可能とのこと。職人も同行し、質疑応答の機会も。 「ランドセル出張店舗」 童具店・広島広島県広島市西区観音町7-29 1F・アクセス:広島電鉄天満町駅より徒歩2分・営業時間/11:00~18:00・定休日/火曜、水曜※臨時休業、年末年始休み有り 記事引用元:PRTIME
2013年06月24日ランドセルといえば、牛革製で色は黒か赤、6年間使うとぺったんこでボロボロになるというイメージがあるのですが、最近のランドセルは私たちが使っていたころと比べると大きく進化しているそうです。今回は、現在のランドセルはどんなふうになっているのか、『ララちゃんランドセル』で有名な、株式会社羅羅屋の営業部・高橋悟さんにお話を伺ってきました。■最近のランドセルはサイズが大きくなっている――最近のランドセルは、昔と比べるとどんな点が違っているのでしょうか?形も変わっていたりするのでしょうか?高橋さん形は昔と大きく変わってはいないんですよ。上ふたをガバッと上に開ける形の『学習院型』のランドセルは、ある意味すでに完成された形なんです。これまでも上ふたの形状を変えたり試行錯誤はありましたが、結局はこの形が一番いいということに落ち着いています。――確かに、ランドセルといえばこの形しか思い浮かびませんよね。高橋さん形は変わっていませんが、実は大きさは以前に比べて大きくなっているんですよ。これは昔と比べて大きく変わった点の一つですね。――サイズ自体が変わっているんですか。それは知りませんでした。高橋さん私たちが子供の頃は、教科書にしても何にしても「B5サイズ」のものが主流でしたので、当時のランドセルは現在よりも一回りも二回りも小さかったんです。しかし時代の流れでA4サイズのものが主流になり、そこでまず一段階大きくなり、A4判副教材が収納できるようになりました。――そうだったんですね。高橋さん次に、今から3年ほど前に今度はA4よりも大きめの、例えばクリアファイルなどを収納できるような大きさになりました。今ではこれが主流になっています。さらに1年ほど前からバインダーを収納できるような、横幅の大きいサイズのランドセルも登場しています。――年々大きくなっている感じですね。高橋さんそうですね。時代の流れといいますか、ニーズに合わせてランドセルの大きさも変わっていっています。学校によって使う教科書のサイズが違ったりするので、それに合わせて選んでいただくという感じですね。■細かい部分が大きく進化――昔に比べてサイズが大きくなっているランドセルですが、重量の方はどうなのでしょうか?やはり大きくなった分、重くなっているのでしょうか?高橋さん重量ですが、大きくなっても実は昔のものと変わらない重さなんですよ。重さは1-1.2kgほどなんですが、昔のランドセルは牛革を使っていたので小さくてもとても重かったんです。現在のものは軽い人工皮革を使用していますし、素材自体も年々進化していますから、大きくなっても重くならないようにしています。――大きくても軽いのはすごいことですよね。高橋さん教科書などを入れるとかなりの重さになってしまいますし、毎日使うものですからできるだけ軽くしてあげたいと思います。――自分たちが子供のころは、教科書を詰めると本当に重かったですよね(笑)。高橋さんそうでしたね(笑)。――ほかに、昔とこんな部分が違う、というところはありますか?高橋さん細かい部分ですが、まずは「留め具のオートロック機能」の標準装備ですね。昔は留め具のつまみを自分でひねってロックしていましたが、現在のものは自動で金具が回り、ロックされるようになっています。――留め忘れて前屈し、教科書がザバーッと出てしまう悲劇は起こりにくくなったのですね(笑)。高橋さんそうですね(笑)。あとは防犯ブザーなどを取り付けることができるよう、肩ベルトの正面部分に「ダブルマルチフッカー」というフックが取り付けられています。――防犯ブザーですか。これも私たちが小学生のころはなかったものですし、時代のニーズに合わせた進化ですね。高橋さんフックだけでなく、肩ベルト自体も体に合わせた流線形のものになっています。肩ベルトの根元の金具も可動するようになっているので、背負いやすくなっています。――昔はストレートの肩ベルトでしたよね。高橋さん体操着などを掛けるサイド部分のフックも工夫がされていまして、フックにある程度の負荷が掛かると自然に外れるようになっています。――それはなぜですか?高橋さんフックに掛けられていた袋が自転車などに引っ掛かった場合、子供さんが引っ張られて転倒してしまうことがあります。そのため、引っ張られないようにフックが外れる仕掛けになっているんです。――私も自転車に体操着が引っ掛かってこけた記憶があります。外れるのはケガを防止するためなんですね。本当にいろいろな部分が進化しているのですね。高橋さん素材自体も、耐水・耐傷性の高い素材になっているので、ランドセルの耐久性自体も昔と比べて大きく向上しています。これも大きな進化といえますね。■オーダーメイドで好みのランドセルに――昔はランドセルといえば黒と赤、たまに青やピンクのランドセルの子がいましたが、現在はそういったカラーバリエーションというのはどうなっているのでしょうか?高橋さん現在は人工革を使用しているので、非常に多くのカラーバリエーションがあります。弊社でも赤や黒だけでなく、ライトグリーンやローズピンクなど、14種類の本体色を用意しています。オーダーメイドランドセルだと、本体色以外にもへりの部分や糸の色も別に選んでもらうので、全体的なカラーパターンは数え切れないほどあります。――オーダーメイドのランドセルもあるんですね!高橋さん弊社のオーダーメイドランドセルでは、先ほどの本体色などのほかにも内側の柄やサイド部分のデザインも選んでもらいます。ふた部分に羽や音符などの刺繍を入れることもできますよ。――そんなに選べるんですか……。子供よりも親が楽しんでしまいそうですね(笑)。高橋さん一緒に楽しみながら選んでもらえるとうれしいです。――本体色とへりの色だけでもかなりのバリエーションがありそうですけど、その中で人気なのは何色なんですか?高橋さん男の子はやはり黒ですね。本体色が黒でへりの色がシルバーという組み合わせが一番人気です。女の子は本体色がブラウンでへりの色がピンクという組み合わせが人気です。――男の子は分かりますけど、女の子のブラウンというのは意外です。今は派手なものよりもシックな方が人気なのですね。こうしたオーダーメイドのランドセルは増えているのですか?高橋さんオーダーメイドされるお客様は非常に増えています。もちろん、既製品を買われる方もいますが、弊社ではオーダーメイドの受注生産が中心になっていますね。――お子さんもオーダーメイドだと、より愛着もわきますし、大事にしようと思いますよね。高橋さん以前より丈夫になってはいますが、やっぱり大事に使ってもらえると私どももうれしいですね。今のランドセルは、大きさやフック、肩ベルトなど筆者たちが使っていたころよりも大きく進化しているようです。カラーバリエーションもいろいろ選べたりするのは、「男は黒、女は赤」とほぼ一択だった時代を考えると、とてもうらやましいですね。(貫井康徳@dcp)【羅羅屋HP】
2013年03月04日