幼なじみのロージーとアレックス。何でも話せる仲だったのに、“好き”という想いだけを伝えられず、12年間もすれ違い続けてしまう―。『P.S.アイラヴュー』の作者が贈るラブストーリー、『あと1センチの恋』。主演のリリー・コリンズさんオフィシャルインタビューをお届けします。―最初に脚本を読まれたときはいかがでしたか? (主役の)ロージー役は私がやるしかない! と思いました。ロージーとわたしは、似ている部分も多くて、というかロージー的な部分って誰にでもあると思うのだけれど。例えば傷つきやすいけれど、とってもタフだったり、落ち着きはないけれど芯はしっかり持っている点など共感できる部分も多くて楽しかったです。12年間の年月を特殊メイクに頼らずに、内面の変化や成長を表現するというのは、女優として大きなチャンスだと思ったし、他にも母親役を演じることができる、英国なまりでできる、さらにコメディ要素も満載。こんなにおいしい役はないと思いました。―出演を決めたポイントは? もともと『ノッティングヒルの恋人』や『ラブ・アクチュアリー』、といった、ラブコメが大好きなんです。この作品は、それらをもっと現代風にアレンジしたものだと思います。リアルでちょっと恥ずかしいネタで笑いをとるところとか。あと、今回は10代の女の子の妊娠が1つの鍵として出てきますが、それをポジティブに描いている点が好きです。最近のリアリティ番組などでは否定的にとらえられることが多いけど、それを前向きに、応援する姿勢で描いていることが私にとって大事なポイントでした。―ロージーとアレックスの、もどかしい恋については、どう思いましたか?友情を崩しかねないリスクを負うことに、立ち往生する気持ちはとてもよくわかります。感情がもつれた場合、自分の中の感情がどんなものなのか探る必要があると思います。そして答えが出てきたら、それを相手に言うべきかどうかは、また別の判断になる。自分の気持ちをぶつけるには、相手の準備ができていないかもしれないし、タイミングを計らなければいけない。『今、この瞬間をつかめ』とかってよく言うけれど、“タイミング”と“判断”はとても難しいと思います。でも、最終的には自分で決めるしかないのです。自分自身の幸せを考えて、言うべきときには言わなければ、と思いました。―ロージーとの共通点は? 夢の実現をあきらめない点だと思います。わたしも、とっても粘り強いの(笑)。本気で、情熱をもって行動すれば、本気かどうかは伝わるものだと思っているので。わたしは、以前から女優になりたいと思っていました。25歳でまさか日本で主演映画の話をしているとは思わなかったけれど。誇りを持って、ひたむきに忍耐強く努力することが大切で、そのモチベーションになっているのが情熱と愛だという点です。―サム・クラフリンさんとの共演はいかがでしたか? はじめてサムにあった時に、昔から友達だったかのような感覚ですんなり役にはいることができました。サム本人は愉快で、紳士的でこんなにいい共演者はいないと思いました。ロージーとアレックスの関係性を、リリーとサムで自然に演じられたと思います。―最も好きなシーンはどこでしたか? 一番を決めるのは難しいですけれど、赤ちゃんをはじめて抱いたシーンです。自分の中の母性を感じる貴重な経験でした。母親になるのが楽しみになりました。自分と母親のように、なんでも話せるフランクな親子関係に憧れます。―ロージーとアレックスと同じように友達以上恋人未満の関係性の2人にアドバイスをするとしたら? これをやったらうまくいく! という必勝法は残念ながらないけれども、自分の気持ちに素直になって、行動するということかなと思います。その結果がたとえ望んだものでなくても、それには必ず何か理由があるから。後悔しないためには自分に嘘をつかないことだと思います。―ご自身にとって、この作品は? すごく満足しています。編集段階で監督から意見を求められ、実際に私のアイデアが反映されたところもあり、とても勉強になりましたね。完成したものを見たときは、撮影に入る前や、入ってからの思い出など、たくさんの思いがこみ上げてきて、心が揺さぶられました。いつか、監督やプロデューサー、脚本にも挑戦してみたいと思います。今は、与えられるオファーを積極的に受けて、いろんなことを経験していきたいと思っています。リリー・コリンズ プロフィール1989年3月18日、イングランド生まれ。幼い頃から子役として活躍し、5歳でアメリカへ移住。記者、司会、コメンテイター、モデルなど幅広い活動を経て、2009年に『しあわせの隠れ場所』で映画デビュー。主な出演映画に『プリ―スト』『ミッシングID』『白雪姫と鏡の女王』『シャドウハンター』などがある。ファッション・アイコンとしても若い層から高い支持を得ている。父はミュージシャンのフィル・コリンズ。映画『あと1センチの恋』12月13日(土)より公開配給:ファントム・フィルム 公式サイト
2014年12月12日若い世代を中心にファッションアイコンとしても人気を誇るリリー・コリンズが主演映画『あと1センチの恋』を携えて来日。12月3日(水)、都内で行われたレッドカーペットイベントに出席し、ゲストとして剛力彩芽も駆けつけた。幼なじみの“友人”として誰よりも互いを理解し合っているロージーとアレックス。そんな2人の近過ぎるがゆえにすれ違ってしまうもどかしい恋模様を描き出す。リリーは鮮やかなオレンジ色のドレスで肩を大胆に露出したスタイルで登場。日本の熱烈なファンにも気さくに笑顔を振りまく。レッドカーペットに続いて、舞台挨拶に登場すると、ここでも熱烈な歓声に包まれたたが、リリーは満面の笑みを浮かべ「ミナサン、コンバンハ」とキュートに日本語で挨拶し、ファンの心をわしづかみにする。来日は、かつてプライベートで母親と一緒に訪れたのを含めて3回目となるが「日本は近未来のわが家のようであり、一方で歴史と伝統も大事にされていて、そうした相反する要素の共存が素晴らしいと思います。I Love SUSHI!I Love HARAJUKU Style!」とノリノリで語り、今回の来日でも「昨日はラフォーレに行ったし、明日は原宿を散策したいわ。それから、明治神宮にも一度は行ってみたいわ」と行きたいところや、やりたいことがいっぱいあるよう。映画については「脚本を読んで、ロージは私がやるしかない!と思ったわ。複雑なところとハジけたところがあるのも似てるし、12年もの時間を演じるということは自分の芝居を見せるチャンスだとも思ったの。傷つきやすくも強い存在であり、母親も演じられるし、おまけに英国訛りにコメディ…こんなおいしい話はないって思ったの」とロージ役への強い思いを口にした。そして、サプライズで同世代の女優でファッションアイコンとして、剛力さんが登場すると客席は騒然!剛力さんはリリーを目の前に「間近で見られて幸せです!」とハイテンション。劇中のリリーについても「ひとつひとつのしぐさや表情がかわいくて、女性の私もときめいてしまいました!」と顔を輝かせる。さらに剛力さんは「(劇中で)成長していく過程が見れて、子どもが大きくなるにつれて強くなり、その中にも弱さがあったり。髪型もかわいいです!最初、(髪が)長くて、私も伸ばそうかと思いました!」と憧れのこもった熱い口調で語った。リリーは剛力さんを見て「超カワイイ!」と日本語で絶賛。さらに「私よりも映画の魅力を伝えるのがずっとうまいので、宣伝大使として連れて行きたいわ(笑)」と語り笑いを誘っていた。剛力さんは、リリーのために映画の魅力を伝えるための日本語を伝授!その言葉は、剛力さん自身が映画を観て感じたという“胸キュン”という言葉。「この映画にふさわしいので使ってください!」とリリーにアピールした。これを受けリリーは早速、観客に向かって「胸キュン、シテネ!」と呼びかけ、会場は温かい拍手と歓声に包まれていた。『あと1センチの恋』は12月13日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月03日女優の剛力彩芽(22)、ハリウッド女優のリリー・コリンズ(25)が3日、都内で行われた映画『あと1センチの恋』(13日公開)プレミア試写会に出席。同作の応援ゲストとして登場した剛力は、同世代のハリウッド女優を前に「間近で見られて幸せな気分」と惚れ惚れしていた。【別カット】「カワイイ!」とべた褒めし合った剛力&リリーひと足早く同作を鑑賞したという剛力は「女性の私でもときめいてました」と、リリーの演技を絶賛。何度も「本当にかわいい!」とつぶやいていたが、報道陣から「いつか共演したい?」と聞かれると、「してみたいですけど、そんな…。まずは英語を勉強しないと」と恐縮しきりだった。一方で、リリーも剛力を眺めて「チョウカワイイ!」と声を弾ませ、「とてもスウィートで、エレガントで、最初にお会いした時に目を見張るほどの美しさに参りました」とべた褒め合戦の様相を呈した。同作は、幼なじみとして共に過ごし、友達以上恋人未満だったニ人が、お互いを想い合いながら、12年もの間すれ違い続けるもどかしい恋の行方を描く。
2014年12月03日女優の綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが4姉妹を演じ、是枝裕和監督がメガホンをとった映画『海街diary』(2015年6月13日公開)の場面写真が26日、初めて公開された。原作は、漫画家・吉田秋生が漫画雑誌『月刊フラワーズ』(小学館)で2006年8月号から不定期連載中の同名漫画。鎌倉の祖母が残した家を舞台に、"異母妹"を加えた4姉妹のリアルな家族の絆を描く。是枝監督にとっては、昨年の第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した『そして父になる』以来の新作。4人のほか、大竹しのぶ、堤真一、加瀬亮、風吹ジュン、リリー・フランキー、鈴木亮平らが出演する。今回、初めて公開された場面写真は、海辺で遠くを見つめる4姉妹の姿を映したもの。左からマイペースな三女・千佳役の夏帆、家長で責任感のある長女・幸役の綾瀬、年齢よりも大人びた四女・すず役の広瀬、酒好きで年下の男に弱い次女・佳乃役の長澤が並んでいる。是枝監督にとっても、「原作モノの映画化に心動き、心躍ることは少ないのですが、この作品は、一巻目を手にした瞬間からどうしても自分の手で映画にしたいと思い続けていました」と思い入れの強い本作。4人のキャスティングについては、「まず『今、誰を撮りたいか』を最優先に考えました」と説明し、「大好きな原作だけに、オリジナルとは違うプレッシャーがありますが、原作のキャラクターや名台詞をなぞり過ぎることなくこれまでのオリジナル作品同様、自分で取材し、目にしたものを膨らまし、キャラクターに肉付けし、生活感やディテールを大事にしていきたいと思っています」と意気込みを語っている。(C)2015吉田秋生・小学館/「海街diary」製作委員会
2014年11月26日「月刊フラワーズ」(小学館刊)にて連載中の吉田秋生によるベストセラー・コミックスを、『そして父になる』の是枝裕和監督が実写化する『海街diary』。綾瀬はるか(長女)、長澤まさみ(次女)、夏帆(三女)、広瀬すず(四女/異母妹)が“四姉妹”を務めることで話題の本作から、四人姉妹が揃ったビジュアルが公開された。鎌倉で暮らす三姉妹、幸、佳乃、千佳の元に、15年前家を出ていった父の訃報が届いた。長い間疎遠になっていた父の葬儀のため、山形に向かった3人はそこで異母妹・すずと初めて会う。身寄りのなくなった彼女が、葬儀の場でどうしようもない大人たちの中で毅然とふるまう姿を見て、長女・幸は別れ際に「すずちゃん…鎌倉にこない?いっしょに暮らさない?4人で」と提案するのだが――。今回公開されたビジュアルには、綾瀬さん、長澤さん、夏帆さん、広瀬さんの四姉妹が海辺で仲睦まじく並び、遠くを見つめる姿が写し出されている。彼女たちの見つめる先には一体何があるのか…?キャストには、幸、佳乃、千佳と離れて暮らす実母・都役に抜擢された大竹しのぶを始め、看護師の長女・幸が働く市民病院の小児科医で、別居中の妻がいながらも幸と心を寄せ合う椎名和也役にはNHK連続ドラマ「マッサン」で個性的なキャラクターを好演する堤真一。次女の佳乃が働く信用金庫の上司・坂下美海役に加瀬亮、4姉妹が住む鎌倉にある飲食店「海猫食堂」の店主・二ノ宮さち子役にはベテラン女優の風吹ジュン、山猫亭の店主・福田仙一役にはリリー・フランキーと実力派俳優陣が脇を固める。さらに、「まえだまえだ」の弟・前田旺志郎、鈴木亮平、「レキシ」の池田貴史、「MEN’S NON-NO」専属モデルの坂口健太郎とフレッシュな俳優たちも集結。それぞれがどんな掛け合いを見せるのか、注目が集まりそうだ。『海街diary』は2015年6月13日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月26日第15回東京フィルメックスが11月22日にメイン会場である東京・有楽町朝日ホールで開幕した。オープニングを飾ったのは、塚本晋也監督の最新作『野火』。大岡昇平氏の同名戦争文学を映画化した作品で、塚本監督は「観終わったら100%ゲンナリするのは間違いない」。それでも「暴力は映画の中だけで十分。実際に戦争が起こったら、これでは済まされない」と本作にこめた思いを熱弁した。東京フィルメックスその他の写真塚本監督が20年間温め続けた企画で、脚本、編集、撮影、製作、出演も兼ねた渾身作。第二次世界大戦末期のフィリピン戦線を舞台に、一人の日本兵の視点から戦争の恐怖を生々しく訴えかけ、今年のヴェネチア映画祭で絶賛された。2015年の日本公開を前に、フィルメックスで“凱旋上映”されることになり、塚本監督は「こうした映画が作りづらい状況で、まったく制作費がなかったが、自分とカメラ1台あればという思いだった。最終的には多くのご協力をいただき、完成させることができた」と感無量の面持ちだった。オープニングセレモニーには塚本監督をはじめ、映画に出演するリリー・フランキーと森優作、音楽を手がける石川忠が駆けつけ、「監督の長年の思いが詰まった作品」(リリー)、「今撮らないといけないという熱量が集まった作品。ぜひ目に焼きつけてください」(森)、「音響効果と音楽に打ちのめされてもらえれば」(石川)とアピールした。アジアを中心に芸術性の高い作品を多数上映し、映画ファンの熱い支持を受ける東京フィルメックス。同映画祭のディレクターを務める林加奈子氏は、「上映する25本の作品が出揃うまでは、いくつものサプライズとミラクルがあった。作り手の勇気と覚悟と愛をまっすぐ受け止めてもらえれば」と開幕を宣言した。第15回東京フィルメックス11月22日(土)から30日(日)まで有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇にて開催中取材・文・写真:内田 涼
2014年11月22日「デスノート」の大場つぐみ×小畑健コンビの最新傑作漫画を、佐藤健と神木隆之介を主演に迎えて実写化する『バクマン。』。小松菜奈、山田孝之、リリー・フランキーなど個性的な俳優陣が参加する本作から新たにキャストが発表。主人公の佐藤さん&神木さんの最強ライバル天才マンガ家・新妻エイジ役に、『神さまの言うとおり』や『寄生獣』など話題作に引っ張りだこの染谷将太が抜擢された。高い絵の才能を持つ真城最高(佐藤健)。巧みな物語を書く木秋人(神木隆之介)。クラスメイトの亜豆美保(小松菜奈)への恋心をきっかけに2人はコンビを組み、週刊少年ジャンプの頂きを目指す。編集者・服部に見いだされた最高と秋人。次々と生み出されていく漫画。だがそこに立ちはだかるジャンプ編集部と若き天才漫画家・新妻エイジ。果たして2人はジャンプの頂点に立つことができるのか――。『モテキ』の鬼才・大根仁監督がメガホンを握る本作。日本が世界に誇る“MANGA”を通して、彼らの成長・戦い・友情・恋愛と、まさに王道の青春ストーリーが展開する。佐藤さん&神木さんを始め、最高が恋心を抱くヒロイン・亜豆役を小松菜奈、最高&秋人コンビの仲間の漫画家役として、桐谷健太、新井浩文、皆川猿時が集結。さらにジャンプ編集部・服部哲役に山田孝之、編集長・佐々木役にリリーフランキー、最高の叔父に宮藤官九郎と豪華俳優陣が個性豊かなキャラクターを熱演する。そして新世代の天才マンガ家・新妻エイジ役として出演が決まった染谷さんは、これまで数々の難役を演じてきたが、今回の役柄は相当研究した様子。「今回演じる新妻エイジというキャラクターは、掴みどころがなく突拍子もないところが魅力なんですけど、演じるのは本当に難しい役でした。原作のままの感じを残しつつも、エイジのセリフのニュアンスが割りと淡泊で、感情があるようでないような感じなので、猫背でひょこひょこ動いたりしたら面白いかなと思って、監督とも相談しながら新たに作っていった部分もありました」。また、演技についても「エイジの演技には、全体的にアクションが多いので本当に苦労しましたね。ペン入れのシーンでは、映画のために作った特殊なペンを途中で回しながら、擬音を発して、セリフも言わなければならなかったので、結構難しかったです。擬音はボイスパーカッションと言われましたけど(笑)。CGバトルシーンもあるんですけど、どうなっているのかがすごい楽しみです。人間ドラマは人間ドラマでしっかりとベースにあるんですけど、漫画を描く作業って一見地味だと思われているじゃないですか、それを逆手にとって映像として遊んでいる部分がどれだけ躍動感のあるものになっているのか、本当に作品の完成が楽しみです!」とコメント。染谷さんが演じる強烈なキャラクター・新妻エイジはどのように描かれていくのか。近年映画やドラマでの活躍が著しい若手実力派俳優陣が集結し繰り広げる「ジャンプ」連載をめぐる白熱の戦いに注目したい。『バクマン。』は2015年、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月17日綾瀬はるか(長女)、長澤まさみ(次女)、夏帆(三女)、広瀬すず(四女/異母妹)の4人が“四姉妹”を務めることで話題の、是枝裕和(『そして父になる』)監督・最新作『海街diary』。このほど大竹しのぶ、堤真一、加瀬亮、リリー・フランキー、鈴木亮平ら豪華9名のキャストが参加することが明らかとなった。本作の舞台は、海を臨む街・鎌倉。そこで暮らす三姉妹の幸(長女)、佳乃(次女)、千佳(三女)の元に、15年前家を出ていった父の訃報が届く。長い間会っていなかった父の葬儀のため山形に向かった3人はそこで異母妹・すずと初めて出会う。身寄りのなくなった彼女が、葬儀の場で大人たちの中で毅然とふるまう姿に幸は別れ際、すずに「いっしょに暮らさない?」と提案する――。小学館「月刊フラワーズ」にて連載中の吉田秋生によるベストセラー・コミックスの映画化となる本作。今回の発表でキーパーソンとなりそうなのが、長女・幸(綾瀬はるか)、次女・佳乃(長澤まさみ)、三女・千佳(夏帆)と離れて暮らす実母・都役に抜擢された大竹しのぶだ。離婚し、夫が家を出ていった後、自らも再婚。まだ子どもだった娘たちを母親に預けて家を出ていってしまった母を演じることとなる。大竹さんは是枝作品に初出演となったことについて、「是枝監督とは、監督がデビューする前からの知り合いだったのですが、なかなか御一緒できなくて、今回やっと実現できて本当に嬉しいです。想像していたとおり、細やかで優しくて丁寧に映画を作っていらして、感動しました。」とコメント。さらに3姉妹の母親役として演じられた心境については、「娘3人を見ていると、本当にあー、可愛らしくて、美しいなと思います。この子達がやがて結婚して子どもを産んで、幸せな家庭を作っていって欲しいと心から祈る自分がいました」「とにかくみんな綺麗で、可愛らしいくて、あんな4人がいたらお家の中は、華やかだろうなと思います。私も四人姉妹で、父や母も色々心配しただろうな、こんな気持ちだったのかな、と思ったりしました」と撮影時の心境を明かしている。そして、看護師の長女・幸が働く市民病院の小児科医で、別居中の妻がいながらも幸と心を寄せ合う椎名和也役には堤真一。大竹さんと同じく、堤さんも是枝作品は初となるが、「一言で言うなら、是枝監督は“こだわりの人”です。とても穏やかな方なのですが、照明やセットの細部にまで徹底的にこだわる姿勢からは、作品に対する並々ならぬエネルギーがあふれていました。とてもプロフェッショナルな空気に満ちた現場は、居心地がよくて楽しかったです」と充実した現場だったと明かしている。そのほかのキャストは、次女の佳乃が働く信用金庫の上司・坂下美海役に、本作で是枝作品4度目となる加瀬亮、4姉妹が住む鎌倉にある飲食店「海猫食堂」の店主・二ノ宮さち子役にはベテラン女優の風吹ジュン、山猫亭の店主・福田仙一役には『そして父になる』で日本アカデミー賞「最優秀助演男優賞」に輝いたリリー・フランキーが。また四女・すずの同級生で、地元のサッカーチーム「湘南オクトパス」のチームメイト・尾崎風太役には映画デビュー作『奇跡』以来2度目の是枝作品となる「まえだまえだ」の弟・前田旺志郎、「湘南オクトパス」の監督・井上泰之役には朝の連続テレビ小説をきっかけに人気急上昇中の俳優・鈴木亮平、三女の千佳が働くスポーツマックスの店長・浜田三蔵役に音楽バンド「SUPER BUTTER DOG」のメンバーとして活動後、現在はソロプロジェクト「レキシ」として活躍する池田貴史、次女・佳乃の年下の恋人・藤井朋章役には「MEN’S NON-NO」専属モデルとして活動する若手俳優の坂口健太郎と、人気・実力を兼ね備えた豪華共演陣が勢揃いしている。リリーさんに至っては、「今後、全作品出ていただけるっていう約束をしてくれたので!今回もよかったです」(是枝監督談)とこれからの是枝作品を支える存在となっているとのこと。この豪華キャストたちがどんな掛け合いを見せてくれるのか、注目が集まりそうだ。『海街diary』は2015年6月13日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月17日最新作『神さまの言うとおり』の公開を控える三池崇史監督が11月6日(木)、自身が主催するトークイベント「三池崇史 presents 大人だけの空間」を東京・六本木のビルボードライブ東京で行い、同作にホームレス役で出演するリリー・フランキーと語り合った。過去にも妻夫木聡、伊藤英明、大沢たかお、伊勢谷友介、山田孝之、満島ひかりら豪華ゲストが登場したこのイベントも今回で13回目。喫煙OK、来場者はアルコールを味わいながら至近距離でトークを楽しむという、文字通り“大人だけの空間”で毎回、三池監督による「台本なし!」の暴走ぶっちゃけトークが注目を集めている。映画は平凡な日常を過ごしていたはずの高校生が、不気味なダルマや招き猫、コケシ、シロクマ、マトリョーシカらが仕掛ける「命を賭けた謎のゲーム」に巻き込まれる不条理を描いたサスペンスアクション。福士蒼汰、神木隆之介、染谷将太ら活きのいい若手俳優が勢揃いするなか、リリーさんは謎めいた長髪のホームレスを演じており、「事務所の人間から『三池さんの作品で、どうやらホームレス役らしい』と言われて、すぐ『やる!』と決めた」と出演は即決だったのだとか。エクステ&付けひげを装着し、ホームレスに変身するには「準備に2時間半はかかる」(リリーさん)と言い、「初日、午前2時に現場入りしたら、雨でロケが中止になって(笑)。こんな無益な徹夜は久しぶり」と苦労話を明かしていた。そんなリリーさんといえば、本業のイラストや俳優業に加えて、エッセイスト、小説家、絵本作家、ミュージシャン、演出家、番組MC、写真家と幅広いジャンルでその多才ぶりを発揮中。三池監督から「いま、本業って何なの?」と聞かれると、「一応、確定申告では本業をイラストレーターにしているけど、イラストの収入は減っていて、税理士もその辺に気づき始めている」と話していた。三池監督が“俳優”リリーさんを起用するのは本作、そして2015年公開の『極道大戦争』と早くも2回目で、「『そして父になる』のお芝居と存在感には、思わずため息が出たし、『凶悪』のリリーさんにはシビれた。リリーさんが演じると、台本から生まれたキャラクターじゃなくなる」と絶賛。当のリリーさんは「演じている間?たぶん何も考えていない」と涼しい顔だった。『神さまの言うとおり』は11月15日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:神さまの言うとおり 2014年11月15日より全国東宝系にて公開(C) 2014「神さまの言うとおり」製作委員会
2014年11月07日『さよならドビュッシー』の中山七里原作によるWOWOWの連続ドラマ『贖罪の奏鳴曲』が主演・三上博史、監督・青山真治で2015年1月24日からスタートすることが10月30日、明らかになった。中山作品の連続ドラマ化は本作が初であり、監督の青山もWOWOWドラマ初監督。三上は昨年6月に同局で放送された『震える牛』以来の主演となる。ドラマは悪評の絶えない不敗の弁護士・御子柴(三上)が主人公の法廷ミステリー。御子柴が手がける保険金殺人事件の容疑者の息子役に染谷将太、事件の謎を追う刑事役にWOWOWドラマ初登場のリリー・フランキーと、個性的かつ魅力的なキャストが顔をそろえている。三上は「今回、初めて青山真治さんがWOWOWの連続ドラマを監督されるということで『何かが起こる!!』と、すぐに手を挙げました。通常のドラマでしたら弁護士や刑事が事件を推理していくと思うのですが、今回は私が演じる弁護士には過去に殺人を犯したという背景があって、単なる謎解きの案内人ではありません。そこに難しさもあり、演じ甲斐もあり、一筋縄ではいかない話だなと思います」と意欲を見せている。青山監督も「三上さんとは十数年ぶりの仕事です。プライベートでは何度もお会いして今どういうことがやりたいかはお互いによく分かっているわけですが、何しろ僕の世代の最大のスター俳優の一人であり、かつ研ぎ澄まされたアーティストですから一筋縄ではいきません。しかしキャメラの前に立った瞬間、これほど繊細な表情をなさるのか、主役を張るとはこういうことか、と改めて驚かされ感動させられます」と、久しぶりの三上とのタッグに刺激を受けているという。そして原作の中山氏は「生来がひねくれ者であるため、小説を書く際には『映像化できるものならやってみろ』と思いながら筆を進めます。 自ずと映像化には不向きなトリックを仕掛けたり、センシティブな問題を扱ったりすることが多くなります。 『贖罪の奏鳴曲』もその例に洩れず、まず映像化は不可能だろうと悦に入っていました。従ってWOWOWさんからドラマ化の話をいただいた時、一番驚いたのはおそらく私だったでしょう。ともあれこのドラマに関わったスタッフ・ キャストの皆さんには脱帽せざるを得ません」と、ドラマに大きな期待を寄せている。連続ドラマ『贖罪の奏鳴曲』はWOWOWプライムにて2015年1月24日(毎週土曜 22:00~)スタート。
2014年11月01日昨年、WOWOWの連続ドラマW「震える牛」で食肉偽装問題を追う刑事を好演した三上博史が、過去に殺人事件を犯した弁護士役を演じる、土曜オリジナルドラマ「贖罪の奏鳴曲」(しょくざいのそなた)の放送が決定。監督を、WOWOWドラマ初挑戦となる『共喰い』の青山真治監督が務め、『寄生獣』でも話題の若手実力派・染谷将太と、いまや名バイプレーヤーとなったリリー・フランキーが競演していることが分かった。弁護士の御子柴礼司(三上博史)は、いかなる罪名での起訴も、必ず執行猶予を勝ち取るという不敗の弁護士として名を馳せていた。だが、その分、依頼人から巻き上げる報酬も法外で、悪評も絶えない。依頼をしてくる客層も悪く、嫌がらせも相次いでいた。そんな御子柴が、係争中の保険金殺人事件の国選弁護士を買って出る。容疑は、町工場の経営者の妻・東條美津子(とよた真帆)が、保険金目当てに入院中の夫の人工呼吸器を切って殺したというもの。無罪を主張する美津子には、車いす生活を送る息子・幹也(染谷将太)がいた。そんな中、事件の真相に迫っていたフリーライターが不審死。担当刑事の渡瀬(リリー・フランキー)は、御子柴がある殺人事件の犯人だったという過去にたどりつくが――。原作は、映画化もされた「さよならドビュッシー」で2009年「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した中山七里の同名ミステリー。本作が初の連続ドラマ化となる。悪評高く、予想外の過去を持つ弁護士・御子柴を演じるのは「震える牛」「下町ロケット」など連続ドラマWの良作に出演する三上さん。青山監督とは、第54回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された『月の砂漠』以来、実に13年ぶりにタッグを組む。「今回初めて青山真治さんがWOWOWの連続ドラマを監督されるということで、『何かが、起こる!!』と、すぐに手を挙げました」と言う三上さん。「以前、ご一緒させていただいた、映画『月の砂漠』(2001年)から13年経ちました。2人でカンヌのレッドカーペットを歩いた、とても思い出深い作品でしたので、『次はどんな作品を一緒にできるのだろう』と、たびたび飲みの席で話していたのですが、まさかWOWOWの連続ドラマでご一緒できるとは、思ってもいませんでした。また、2人で“悪巧み”ができると、モチべーションが上がっています」と、その喜びを語る。また、共演には、第68回ヴェネツィア国際映画祭「マルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)」を受賞し、主演作『寄生獣』や2015年公開の『ストレイヤーズ・クロニクル』などが控える染谷さん。さらに『そして父になる』『凶悪』などで役者としても異彩を放つリリーさんがWOWOWドラマに初登場する。三上さんは「僕自身、ずっと、心待ちにしていた、リリーさん、染谷さんとの初共演もお楽しみに。青山組の“凄さ”が随所に出ているので、楽しんでいただけると思います」と、見どころもアピール。そんな三上さんに青山監督は、「何しろぼくの世代の最大のスター俳優のひとりであり、かつ研ぎ澄まされたアーティストですから、一筋縄ではいきません。しかしキャメラの前に立った瞬間、これほど繊細な表情をなさるのか、主役を張るとはこういうことか、と改めて驚かされ、感動させられます。ともに仕事をするパートナーとしてはベストのひとりです」と絶賛を送っている。土曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 贖罪の奏鳴曲」は2015年1月24日(土)22時スタート(全4話)。(text:cinemacafe.net)
2014年11月01日第9回ローマ国際映画祭でコンペティション部門(ガラ部門)に出品された映画『神さまの言うとおり』(11月15日公開)のワールドプレミアイベントが18日(現地時間)、イタリア・ローマで開催され、主演の福士蒼汰、ヒロインの山崎紘菜、三池崇史監督が出席した。同作は、衝撃的な展開と圧倒的な緊張感でファンを増やしているシリーズ累計270万部突破の同名コミック(原作: 金城宗幸、絵: 藤村緋ニ)が原作。『悪の教典』『藁の楯』『土竜の唄』と大ヒット作品を手がけてきた三池崇史がメガホンを取り、福士、山崎のほか、染谷将太、優希美青、大森南朋、リリー・フランキー、神木隆之介らが出演する。ローマ国際映画祭は、2006年にローマ市全面協力のもとスタートした。これまでニコール・キッドマンやジョージ・クルーニーといった世界的な映画スターも参加するなど国際色豊かであることに加え、一般市民が審査を行うことも特徴の1つ。三池監督は『悪の教典』『土竜の唄』に続き3度目の出品となる。主演の福士とヒロインの山崎は18日の公式上映に合わせて現地ローマ入り。映画祭の前には、朝早くから「コロッセオ」や「パンテオン」などローマ各地の名所を回った。40を超える海外媒体が集まったフォトコールには、三池監督、福士、山崎とそろって参加。公式記者会見では、福士、山崎ともにイタリア語であいさつし、英語でのスピーチも披露した。上映前のレッドカーペットアライバルにも大勢のギャラリーが詰めかけた。三池監督は「伊」と書かれた緑のダルマ、山崎は「制」と書かれた白のダルマ、福士は「覇」と書かれた赤のダルマを持参するなど、作品にも登場するダルマをイタリアカラーにアレンジしてさりげなくアピール。山崎はタイトなミニスカートに背中が大きく開いた黒のドレスで観客を魅了した。ワールドプレミア上映では、1,000人を超える観客がキャスト・監督と共に映画を鑑賞。会場からは笑いや驚きなどのリアクションが見受けられ、上映後は約4分間に及ぶスタンディングオベーションが贈られた。ワールドプレミア上映を終えた福士は、「スタンディングオベーションの景色を見て、人生でこんなこと体験したことがないので、どうしていいのか分からなかったのですが、こうしてみなさんに受け入れてもらえて本当にうれしいです」と喜びを表し、「ローマ国際映画祭に参加できたこと、レッドカーペットを歩くことができたことを監督に感謝しています」と締めくくった。一方の山崎は「スタンディングオベーションは本当に夢のような瞬間でした。今日、私も初めて映画を観て、ひとつの作品が出来上がる喜びとそれをイタリアの方々と共感できる喜びを味わえて本当に幸せでした」とコメント。三池監督は「映画の都、イタリアの映画はいろんな意味で歴史がありますからそのローマで受け入れられたという事は自信にもなります」と話した。また、既成のジャンルにとらわれず、映画の新たな可能性を切り開いていく作品を作っている監督に贈られるマーヴェリック賞の受賞について、三池監督は「今までやってきた過去に対してもらった賞だと思うのですが、自分にとってはこれからより気合入れていけよっていう勇気をもらった気がしています。映画を作って映画に助けられていると実感しました。ありがたいですね」と喜び、「マルコ(映画祭ディレクター)からより過激に映画を撮っていけというメッセージをもらったと思っています」と意気込みを見せた。(C)2014「神さまの言うとおり」製作委員会
2014年10月20日大場つぐみ×小畑健コンビの人気漫画を原作に、佐藤健と神木隆之介をメインキャストに迎え実写化される映画『バクマン。』。このほど、宮藤官九郎、山田孝之、リリー・フランキーの3人が、変人・奇人たちが跳梁跋扈する本作の中でも、一際異才を放つ超個性派キャラクターに抜擢されたことが発表された。『モテキ』の鬼才・大根仁監督がメガホンを握る本作。主人公となるのは、「週刊少年ジャンプ」連載を目指す高校生漫画家で作画担当の真城最高(佐藤健)と、その同級生でストーリー担当の高木秋人(神木隆之介)。日本が世界に誇る“MANGA”を通して、彼らの成長・戦い・友情・恋愛と、まさに王道の青春ストーリーが展開する。今回明らかとなった新キャスト3人が演じるは、本作のキーパソンとも言うべき重要な役どころ。山田さんは最高&秋人の才能を見抜き、2人を支えるジャンプ編集部・服部哲役、リリーさんはそんな2人を陰で見守るジャンプ編集部編集長・佐々木役に、そして宮藤さんは主人公・最高が漫画家を目指すきっかけとなった、叔父で漫画家の川口たろう役に。今回の抜擢を受け、3人からはコメントも寄せられている。■山田孝之(服部哲役)「服部は、感情がとても静かに、でも大きく変化するキャラクターです。最初、作品を持ち込んできた最高と秋人の2人の作品に対して、編集者として大して思い入れもなく、そっけない冷たい感じになっていますが、そこから徐々に彼らの作品が認められていくことを自分のことのように喜ぶようになっていきます。才能を秘めた2人の漫画家と一緒に成長していく喜びに加え、自分の担当ではない天才漫画家“新妻エイジ”という存在に対するライバル心が服部にもあって、より2人と共に頑張ろうという気持ちを強くしていったんだと思います。演じるにあたっては、感情の変化を物語の序盤から終盤に掛けて表情や口調などで微妙なニュアンスをつけるよう心掛けました。また、実際にジャンプ編集部に見学に行かせてもらって、服部のイメージを持った編集部の方と喋ったり、他の方と喋っている様子を観察するなどして、編集者の目線の置き方や間などを自分なりに参考にしました。今回、面白い原作を、共演してみたかった俳優陣と大根監督と一緒に仕事ができて本当に良かったです」■リリー・フランキー(佐々木編集長役)「僕が演じた佐々木は、最高と秋人の2人が成長していく過程を、ジャンプの編集長として見守っていく役どころ。実際にジャンプの編集長や編集部の方にもお会いしたときに感じた、独特の『修羅場をくぐり抜けてきた感』というか、どこか血の気が少し抜けているような雰囲気を出せるよう心がけました。それから細かな部分ですけど、編集長だからといって偉そうにしすぎない、かといって軽すぎない、2人に対してあんまり優しすぎないようにとか、演じる上でそのあたりのバランスもなかなか難しかったですね。あと僕は編集部にいるシーンが多いので、なるべく編集会議のところが面白くなればいいなと思いましたね。みんなとワイワイやって悪ふざけが通用するようなシーンって、あそこぐらいしかないんじゃないかと思って(笑)。完成した映画は、原作の魅力をリアルに描き出している作品になっていると思います」■宮藤官九郎(川口たろう役)「僕、漫画家や作家、あと死んじゃう役が多いんですけど、そういう意味では今回、得意中の得意の役どころだったので、いかに生命力の無さの引き出しをいっぱい持っているかを見せたいなと思って演じました(笑)。漫画家役は、2度目なんですけど、漫画を描く手元は違う人がやるんだろなって思っていたんですけど、基本は自分で描くという事だったので、練習はすごくやりましたね。撮影現場では、漫画家役を演じるよりも、漫画をひたすら一生懸命描いている時の方が、きっとより漫画家に見えているんだろうなと思って、なるべく今本番だとか意識しないように心掛けて演じてました。川口たろうという人は、不器用な感じで漫画しかないままの一生だったんですけど、自分なりの美学を持って生きていた人なんだろうと思います。漫画家も作家も、物を作っていくという所では共通する部分があるので、演じていてそういうところは好きでしたし、自分でもそうありたいなって思います。映画『バクマン。』是非、ご覧ください!!」そのほかのにも、これまでに小松菜奈(ヒロイン・亜豆役)、桐谷健太(漫画家・福田真太役)、新井浩文(漫画家・平丸一也役)、皆川猿時(漫画家・中井巧朗役)らの出演が発表されている。『バクマン。』は2015年、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月11日世界中で1,600万部以上のベストセラーとなり、映画化もされた「P.S.アイラヴユー」の原作者セシリア・アハーンによる新たな恋愛小説が、リリー・コリンズ主演で映画化、『あと1センチの恋』としてクリスマスシーズンに日本公開されることが決まった。ロージー(リリー・コリンズ)とアレックス(サム・クラフリン)は、6歳からの幼なじみ。くだらない話も夢の話も恋の話も、何でも2人は共有し、ずっと一緒に青春を過ごしてきた友達以上、恋人未満の間柄。2人の夢は、小さなイギリスの田舎町を離れ、一緒にアメリカのボストンにある大学へ進学することだった。ところが、ロージーはクラスで人気の男の子と一夜を共にし、妊娠。彼女だけが地元に残り、アレックスをボストンの大学へと送り出す。お互いを想いながらも言葉にできないままに、初めて別々の人生を歩むことになる2人は、再会を誓うが――。幼なじみの男女2人が、互いに気持ちがありながら、いつでも言えたはずの「好き」というたったひと言が伝えられず、12年間もすれ違い続けていく、もどかしくも甘い恋の形を描いた本作。原作は、多くの女性の涙を誘ったジェラルド・バトラー&ヒラリー・スワンクの『P.S.アイラヴユー』(’07)の作家セシリア・アハーンによる「愛は虹の向こうに」。邦題は『あと1センチの恋』となったが、近づいてはすれ違って…を繰り返す、あと“1センチ”が届かない2人の距離感を見事に表している。予告編映像にも、ちょっとした勘違いが原因で、疎遠になってしまったり、気持ちを伝えようと思って決心して連絡をしたら、ちょうど相手に彼女ができていたり、そんな恋の甘酸っぱい瞬間が詰まっている。運命のいたずらに翻弄され、近づいては離れていく2人の姿に、切ない想いがあふれ出していく。ロージーを演じるのは、『白雪姫と鏡の女王』でアクティブでキュートな白雪姫を演じたリリー・コリンズ。相手役のアレックスには、『スノーホワイト』での演技が評価され、『ハンガーゲーム2』『ハンガーゲーム』最終章2部作にも続けて出演する、若手英国俳優のサム・クラフリン。ハリウッドでも注目される2人が贈る、“あと1センチ”のところで繰り広げられる恋は、この冬イチバンの胸キュン映画となりそうだ。『あと1センチの恋』は12月13日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月02日平成26年度のBS1・BSプレミアムの出演者&キャスターの取材会が、3月22日(土)、東京・NHK放送センターにて行われ、LiLiCoや田中理恵、高橋愛、中越典子ら26年度の番組を彩る総勢23名の出演者が出席。BSプレミアムで放送となるドラマ「珈琲屋の人々」に出演する高橋克典さんは「見て損はさせません!」と自信のほどを語った。物語の舞台は東京下町の商店街。その中にひっそりと佇むレトロな喫茶店「珈琲屋」に集う、人々の抱える問題や悩みを、一杯のコーヒーを通して解きほぐしていく心温まるヒューマンドラマ。主人公の店主・宗田行介を高橋さんが務め、木村多江、倉科カナ、八嶋智人、壇蜜ら豪華キャストが出演する。この日、マイクを握った高橋さんは、「物語が素晴らしかった。最近では久しくなかった人と人のふれあいを描いたドラマです。見て損はさせません!」と出来栄えへの自信をのぞかせる。さらに、高橋さんと道ならぬ恋に堕ちるヒロイン・冬子を演じた木村さんは、「克典さん演じる行介への最初は敵対視から始まるんですけど、そこから心が揺れて揺れて揺れて、恋に堕ちていく役なんです。克典さんの役は目でお芝居をすることが多い役で、セリフも少なく『…』ばかりだったので、普段とはまた違った克典さんが見れると思います」。そんな2人の共演を見ていた八嶋さんは「言葉ではないお芝居ですごく表現豊かにされていて、本当に苦みばしった珈琲のような作品になっていると思います」と語っていた。そのほか今年のBSプレミアムでは、幅広い世代が楽しめる“知的エンターテインメントチャンネル”を目指し、食や地域などを紹介する新しいタイプの教養・娯楽番組がスタート。高橋光臣、中越典子、山崎樹範らが出演する新BS時代劇「神谷玄次郎捕物控」を始め、元体操選手の田中理恵が出演する食の番組「食材探検 おかわり!にっぽん」、高橋愛らが“旅人”となって地域を巡る「鉄道紀行 ニッポンぶらり鉄道旅」、そして9年目を迎える“和の暮らしの美”をコンセプトに、草刈正雄がMCを務める長寿番組「鑑賞マニュアル 美の壺」では、ナレーターとして木村多江が今年から声で出演するも発表された。一方のBS1は、スポーツ中継・情報番組を充実させ、国際・経済番組を強化していくとのこと。小宮山悟、田口壮、石井一久ら元プロ野球選手が解説を務める注目の新スポーツ番組「ワールドスポーツMLB」。うじきつよし、高橋メアリージュンがサイクリングの魅力を伝える「チャリダー★快汗サイクルクリニック」。MCの田村亮(ロンドンブーツ1号2号)とSHELLYがマイペースに“走る楽しさを伝える”番組「ラン×スマ ~街の風になれ~」。海外在住の日本人たちの情報を通して、LiLiCoが世界の“今”を伝える国際情報トークバラエティ「地球アゴラ」。さらには東日本大震災から人々がどんな風に困難を乗り越えてきたのかを貴重な映像と共に紹介する「TOMORROW」など、明日に役立つ番組をさらにパワーアップしていくという。この日、登場したのは13番組の出演者だったが、そのほかにも英国発の大人気ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」のシーズン3を始め、韓流ドラマでは「トンイ」、音楽番組なら「The Covers」(MC:リリー・フランキー/夏菜)や「笑う洋楽展」(MC:みうらじゅん/安齋肇)などなど人気番組や新番組が続々と放送される。(text:cinemacafe.net)
2014年03月23日新曲「Hard Out Here」2013年11月17日、新曲「Hard Out Here」をリリースしたアーティスト、リリー・アレン(Lily Allen)だが、その着想は彼女自身の美容整形外科に行った経験がもとになっていることが報じられている。彼女は2011年に第1子を出産した後、ロンドンの高級住宅街として知られるハーレー・ストリートにある美容整形外科で脂肪吸引手術について相談したという。第2子を妊娠していたことから手術は行われなかったものの、医師からは太もも、お尻、ひざ、背中、胃のまわりの手術を勧められたそうだ。この経験に基づいて作られた「Hard Out Here」の歌詞では、「6号サイズの服が入らなくて美人じゃないなら金持ちか料理上手じゃなきゃ話にならない」など、世間が痩せた女性を求めていると示唆している。「Hard Out Here」は現在iTunesとレコチョクで配信がスタートしている。インターネット発のミュージシャンリリー・アレンはロンドン出身。2006年にデビューし、2009年に発表したシングル「Smile」が英国のシングル・チャートで1位となった。私生活では2011年5月、画家のサム・クーパー(Sam Cooper)と結婚し、結婚披露宴で妊娠が発表された。【参考リンク】▼Lily Allen公式ホームページ▼Hard Out Here - Single iTunes▼Hard Out Hereレコチョク
2013年11月25日(リリー・コリンズのTwitterより)期待されるハリウッド女優「リリー・コリンズ」!ランコムのニューフェイスとして登場!ハリウッド女優の「リリー・コリンズ」は、有名なペネロペ・クルスやジュリア・ロバーツなどもビジュアルモデルとなった、ラグジュアリーな化粧品ブランド「ランコム」のニューフェイスとして登場することになった。2014年1月に発売されるスプリングコレクション「サテンローズ」からブランドのミューズを務めることになる。今回、起用されたことについて「リリー・コリンズ」が述べたことをまとめると、女性の美しさや上品さ、また優雅さなどの輝きは、一人ひとりの内面から表現されるというランコムの考えに感心させられる。世界でもっとも高級なブランドの一つ「ランコム」のアンバサダーに起用されたことは、とても光栄なことで、願っていた夢が実現した、ということだ。リリー・コリンズについて1989年イングランド生まれ。女優であり、モデルまた司会などを務めている。イギリスのミュージシャンのフィル・コリンズを父に持つ。わずか2歳でBBCのドラマに出演した。現在、南カリフォルニア大学大学院のコミュニケーション学部で学ぶ学生でもある。ジャーナリズムにとても興味を持っており、ロサンゼルス・タイムズなどにもコラムを書いたりしている。また2008年ヤングハリウッド賞の「レッドカーペット新人調査員賞」を受賞した。2008年から2009年まで「新ビバリーヒルズ青春白書シリーズ1」の2話に出演(最終話を含む)。2009年、サンドラ ブロックが演じる人物の娘役として出演した。そして2012年に「白雪姫と鏡の女王」の白雪姫の役で初めての主演を務めた。オードリー・ヘップバーンをイメージさせるような存在感と美しさ、また知的さを兼ねそろえた、今後を期待されている、ハリウッド女優である。【参考】▼リリー・コリンズ(Twitter)▼ランコムタイムリーな美容情報満載!「美容最新ニュース」FacebookページOPEN!(10月2日)矢田亜希子の美しい歯の秘訣? 芸能人愛用のホワイトニング剤がスゴイ!(8月7日)30代女性に向けたブログメディア、「ANGIE」が登場。仕事や恋愛で悩みが多いこの世代に、楽しく生きるためのヒントを提案。(7月29日)
2013年10月13日福山雅治が主演する『そして父になる』のハリウッド・リメイク正式決定が、9月28日(土)に発表された。製作を手がけるドリームワークスとの契約締結のために、是枝裕和監督が急きょ渡米。東京・新宿ピカデリーでの初日舞台挨拶にて、国際電話で“生報告”した。東京での舞台挨拶には福山さんを始め、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー、二宮慶多くん、黄升げんくん、滝沢美結ちゃん、押場大和くんが出席した。福山さんは「大変嬉しく光栄なことだと思っています」と満面の笑み。リリーさんは「どんなキャストでやるのか楽しみですね」と期待を寄せていた。是枝監督によると「一昨日急に決まり、急いで荷造りして出発した。何社か手を挙げてくれたようで、最終的にドリームワークスと契約しました」とのこと。今年のカンヌ映画祭で「審査員賞」を受賞した本作。契約の際にはドリームワークスを率い、カンヌ映画祭の審査員長も務めたスティーヴン・スピルバーグ監督と対面したそうで「30分くらいお話しをしました。作品をとても気に入ってくれたみたいで、細かな演出についても質問された」と電話越しの声からも、感激した気持ちが伝わった。舞台挨拶では、「カンヌで初めて観たとき、パワフルな人間ドラマに非常に感銘を受けた。生涯に1本の映画に関わる機会に感謝したい」とスピルバーグ監督からのコメントも紹介された。本作のリメイクについては8月末に、ドリームワークスが製作のフジテレビと交渉中であると米「Deadline」が報じていた。6年間育てた息子が、病院内で取り違えられた別の夫婦の子どもだったことを知った父親が苦しみながら成長する姿を中心に、家族のあり方や愛、絆とは何かを問いかける本作。カンヌでの快挙に続き、各国の映画祭でも絶賛を浴びており、現在までに世界230の国と地域で配給されることが決まっている。そして、本日ハリウッドから届いた“吉報”で、国内における『そして父になる』旋風もさらに盛り上がる予感だ。『そして父になる』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(内田涼(cinema名義))■関連作品:そして父になる 2013年9月24日~27日より全国にて先行公開、9月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013『そして父になる』製作委員会
2013年09月28日山田孝之、ピエール瀧、リリー・フランキーが出演する映画『凶悪』が9月21日(土)から公開される前に本作を手がけた白石和彌監督がインタビューに応じた。その他の画像本作は、新潮45編集部編のノンフィクション『凶悪-ある死刑囚の告発-』を、白石監督が映画化したもの。“明潮24”編集部が死刑囚の告発をもとに取材を続け、ペンの力で警察を動かして凶悪な殺人事件の首謀者を逮捕するまでを描いたドラマだ。山田が事件の首謀者を追うジャーナリスト・藤井を、瀧が死刑囚・須藤を、そしてリリーが事件の首謀者である木村を演じる。実在の事件を映画化することは難しい。なぜなら映画作りの過程では、ショッキングな事実、痛ましい事実が映画的には“見せ場”になる可能性があるからだ。白石監督は「事件を“面白がることの是非”については悩みました」と振り返る。「事件を面白がることには違和感を感じていて、初めのうちは、事件を面白がって報道するマスコミに対して『そんなんでいいのか?』と問題提起するつもりもありました。でも、作業を進めていく中で、『自分も面白がっちゃっているな、同じことしてるな』と感じてしまった」その結果、本作の主人公・藤井は“事件の真相”を追い求めながら、同時に妻から“事件を面白がっているのでは?”と追いつめられる。正義のために、真実のために取材を始めた藤井は、いつしか事件に魅了されていく。そこで、本作はあえて“回想”という形式を捨て、過去と現在をシームレスに往復させながら次第に事件にのめり込んで行く藤井の脳内をそのまま映像化した。「回想をやっていくと“過去に何があったか?”が映画のテーマになってしまう。そうじゃなくて“これからどうなっていくのか?”を見せなければいけない。だから回想ではなく、“藤井が取材して、頭の中でまとめていき、紡いでいった映像”として描きました。藤井の紡いでいった映像で事件を描けば、“面白がる是非”がより浮き彫りになっていくだろうな、とも思いました」ひとりの死刑囚の告白から始まるこの物語は、ひとりの記者を魅了し、いつしか観客をも虜にしていく。極めて凶悪な事件が起こるのはなぜか? そんな事件を人が覗き見たいと思うのはなぜか?「前作で釜山国際映画祭のコンペに参加して、出品されていた作品をほぼ全部見てきたんです。みんな新人だけど、自分と自分の周りと政治に対して切実なんですよ。社会に向き合ってない映画が海外ではむしろない。このままいくと、日本では社会と切り離された映画が増えていくんでしょうね。普通に物語、キャラクターを掘り下げていけば、自然と社会との関係を入れざるを得ない。昔は日本にもそういう社会と密接な映画がたくさんあったのに。僕はそういう映画をつくっていきたいと思っています。“絶滅危惧種”のあがきとして」。『凶悪』9月21日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2013年09月20日福山雅治主演、是枝裕和監督の新作『そして父になる』が9月に公開される。本作はすでに海外などでも高い評価を集めている作品だが、詩的な映像も注目を集めている。この映画で撮影を手がけたのは、数々の人気CMも手がけ、写真集も人気を集める写真家の瀧本幹也だ。なぜ彼は長編映画の撮影監督に就任したのだろうか?その他の画像瀧本は1974年生まれの写真家で広告の世界を中心に活動しており、トヨタReBORN・大河シリーズやサッポロ黒ラベル・大人エレベーターシリーズなどを手がけ、今年5月に発売した写真集『LAND SPACE』も大きな話題を呼んでいる。瀧本と是枝監督の出会いは古く、是枝監督が手がけた初の長編映画『幻の光』(1995年)では、スチールを担当した写真家、藤井保のアシスタントとして瀧本が参加。2009年には瀧本が是枝監督作品『空気人形』のスチールを担当している。是枝監督が本作の準備中にリリー・フランキー、深津絵里出演のダイワハウスCMに惹かれ「これを撮影した人なら長編映画も撮れる」と調べたところ、撮影が瀧本だったことから、監督がオファーしたという。是枝作品はこれまで中堀正夫、山崎裕、リー・ピンビンなど名だたる撮影監督が参加してきたが、瀧本の描き出す繊細な映像もすでに出品された映画祭などで高い評価を集めており、公開後は物語だけでなく、映像も注目を集めることになりそうだ。ちなみに9月3日(火)には東京・銀座のApple Store Ginza 3Fシアターで是枝監督と瀧本のトークショーが行われる。本作は、ある日突然、自分の子どもが病院で取り違えられたという事実を突きつけられた親の姿を通して、愛、絆、家族とは何かを問うヒューマンドラマ。福山雅治が主人公の父親役を務め、その妻を尾野真千子が、子どもを取り違えられてしまったもうひと組の夫婦をリリー・フランキーと真木よう子が演じる。『そして父になる』9月28日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー9月24日(火)~27日(金)全国先行ロードショー
2013年08月30日山田孝之×ピエール瀧×リリー・フランキーという、個性あふれる最高のキャストでおくる、日本を驚愕させたベストセラー・ノンフィクションの映画化『凶悪』。本作の衝撃の予告編が、ついに解禁。いち早く本作を目にした、日本映画界を代表する監督たちから絶賛の声が届いた。原作は、死刑囚の告発をもとにジャーナリストが未解決の殺人事件を暴き、真犯人逮捕への道筋をつけた異例の事件を題材にした、『新潮45』編集部編「凶悪 - ある死刑囚の告発 -」。凶悪殺人事件の真相に迫りながら、人間の狂気をあぶり出す極限のドラマだ。山田孝之、ピエール瀧、リリー・フランキー、それぞれの狂気がぶつかり合い、終始張りつめた緊張感が支配する予告編は、ある死刑囚の告白から始まる---。「自分には、誰にも話していない余罪が3件あります。そのすべての事件の首謀者は、自分が“先生”と呼んでいた男です」。冒頭で静かに語るのは、死刑判決を受けながらも自らの罪を告発した、ピエール瀧が演じる死刑囚、須藤。元は義理人情の厚い親分肌をのぞかせるヤクザで、睨みを飛ばし「ぶち殺すぞ!」と感情を剥き出しにするその姿は、観る者すべての背筋を凍らせる。その3つの殺人事件の真相を明らかにするのは、山田孝之演じるジャーナリスト、藤井。犯罪者の邪悪な魂に近づくことで、少しずつ狂気に感染し変貌する様が映し出される。“先生”と呼ばれた男とは、すべての事件の首謀者であり、仮面の下に隠された狡猾な殺人者の顔を巧みに見せる、リリー・フランキー演じる木村。殺しを楽しむような高笑いを見せる怪演ぶりは、強烈な印象を残している。マスコミ試写でも大反響を起こしている本作をひと足先に目にし、先日、本作のトークショーにも参加した、『藁の楯 わらのたて』三池崇史監督は、「映画の力って凄まじいな。勉強になりました。俺も生きて償います!」と語り、本作のパワーに圧倒された様子だ。また、『血と骨』の崔洋一監督も「怖いのに笑える。この極悪ぶり、突き抜けている」と、手放しで絶賛すると、『アントキノイノチ』などで知られる瀬々敬久監督は「コーエン兄弟や、ポール・トーマス・アンダーソンも蒼褪める今までの日本映画にはない映画感覚」と語った。『のぼうの城』犬童一心監督は、「息をするのを忘れた。すぐそこにある『凶悪』がフルスロットルで描かれる。履いてる靴下の匂いまでしそうな画面の吸引力。こんなに『悪』が生き生きとしているのは久しぶりだ」とコメントし、本作の監督「白石和彌の名が焼きごてで刻印された」と、人間の狂気の闇に迫った同監督にも賛辞を贈る。本作は先日、モントリオール世界映画祭への正式出品が決定。日本映画が放つ、かつてないドラマは、人間はどこまで凶悪になれるのか。誰もが凶悪となりうるのか。人間が持つ正義とは?を問いかける。まずはこの予告編で、その世界を垣間見てほしい。『凶悪』は9月21日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:凶悪 2013年9月21日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013「凶悪」製作委員会
2013年07月29日気になる人に彼女がいたら諦めますか?それとも積極的にアプローチしますか?映画『モテキ』の中でリリー・フランキーさん演じるニュースサイトの編集長は「彼氏のいない女の子を捕まえるとき、ライバルは、世の中の男たち全員。しかし、彼氏のいる女の子を捕まえるとき、ライバルは1人だけ」という名言を呟きましたが、これ「彼女のいる男の子」についても同じことが言えますよね。相手が既婚者だった場合、家庭を壊してしまうのは良いことではないかもしれません…。が、結婚していないのなら、想うのもアプローチするのも自由なはず。女子のみなさんはそういうとき、どんな行動を取っているのでしょうか?■諦めない派・そばで待ち続けました「彼には4年続いている彼女がいましたが、本当に好きになったら、ダメだと思ってもなかなか諦められず、仕方ないから気持ちを抑えないことにしました。とはいえ、彼女に悪いと思ったので積極的なアプローチはせず、普通に仲良くしていました。気持ちを隠して隠して、そばにいて2年半…。何かお互い通じるものがあり、一緒にいるのが心地いい関係になったようで、彼が彼女と別れたといって私と付き合うことになりました。そのときは彼女に申し訳なく、正直にうれしい!とは言えない心境でしたが、今でも良いお付き合いをしていて、プロポーズもしてもらいました。」(25歳/販売)・押しまくって粘り勝ち?「大学1年のとき、サークルの先輩に一目ぼれしました。先輩には何回か彼女がいた時期もありましたが、私は諦めることができませんでした。お兄ちゃんと妹みたいな関係だったので、ジョークっぽく(でも気持ちは真剣)2年間に7回告白しました。全敗したのですが、先輩が卒業してから会ったとき、『やっぱお前といると楽しいわ』と向こうから告白してくれました。」(21歳/学生)■諦める派・好きにならないようにします「気になる人に彼女がいるとわかった時点でそれ以上好きにならないようにします。自分がその人の彼女に立場だったら、他の女性からアプローチされてるのを知ると嫌な気持ちになるので。自分がされて嫌なことはしたくないですから。」(28歳/会社員)・見込み薄なら諦めます「もし奪ったとしても、彼女がいるのに簡単になびくような人だったら、付き合えてもまた他の女の子に奪われるんじゃないかと思います。なので、明らかに彼女とマンネリで今にも別れそうとわかってる場合とかじゃなかったら、まず諦めます。」(26歳/SE)“諦めない派”も“諦める派”も納得のご意見をくださいました。なんとなくずるずると友だち関係を続けてしまう私としては、積極的に押せる人、きっちり諦められる人、どちらも心から尊敬してしまいます…。20~30代の女子に「気になる人に恋人がいたら」というテーマでアンケートを取ったところ、結果は以下のようになりました。1位告白はしないけど、それとなくアピール…39%2位諦めて他の人を探す…29%3位気にせずアタックする…13%4位別れるのを待つ…9%5位その他…5%6位相手と別れるよう根回し…2%1位は「告白はしないけど、それとなくアピール」。3位の「気にせずアタックする」、4位の「別れるのを待つ」、6位の「相手と別れるよう根回し」を合わせると、6割以上の人が“諦めない派”だということがわかりました。自分のほうが彼にふさわしい!とか、彼のことを幸せにする自信がある!というのなら、積極的にアピールするのもありなのかもしれませんね。切ない想いを抱えているみなさん、その恋心が実ることを陰ながら応援しています!(文=Kawauso)「占いサイト:運命の恋の始め方へ」
2013年02月17日福山雅治主演、是枝裕和監督の最新映画が『そして父になる』というタイトルに決定し、公開日と共演者の情報が公開された。本作で初の父親役を演じる福山扮する主人公は、ある日病院から電話があり、小学校受験真っ只中の6歳の息子が、実は出生時に病院で取り違えられた他人の子どもだったことを知らされる…。血のつながりを選ぶのか? 一緒に過ごした6年という時間を選ぶのか? 人生の壁にぶつかり悩みながらも成長する男の姿を描く。福山の妻を演じるのは、NHKドラマ小説「カーネーション」で国民的人気を博した尾野真千子。そして、もうひと組の夫婦を演じるのは、NHK大河ドラマ「龍馬伝」で福山と夫婦役を演じた真木よう子と、福山とプライベートでも親交の深いリリー・フランキー。そのほか、是枝作品ならではの風吹ジュン、國村準、樹木希林、夏八木勲ら豪華キャスト陣が脇を固める。本作は、3月25日にクランクインし、5月6日にクランクアップ。2013年10月5日(土)に、新宿ピカデリー他全国公開を予定している。『そして父になる』2013年10月5日(土)新宿ピカデリー他全国ロードショー
2012年12月27日福山雅治が主演を務め、是枝裕和監督がメガホンを握る最新作『そして父になる』が来年10月5日(土)より全国にて公開されることが決定し、さらには尾野真千子や真木よう子、リリー・フランキーを始めとする共演者の面々が遂に明らかとなった。ある日病院からの1本の電話で、小学校受験真っ只中の6歳の息子は、実は出生時病院で取り違えられた他人の子供だったことを知らされる。血の通わぬ我が子に変わらない愛情を迷わずに注ぎ続ける妻と、一見粗野だが温かい相手方の家族との交流を通し、主人公・良多はそもそも自分は「父親」であれたのかを問い始めることとなる…。本作で初の父親役に挑戦した福山さん。その妻役をNHK連続ドラマ小説「カーネーション」で国民的人気を博した尾野真千子、もう一組の夫婦役をNHK大河ドラマ「龍馬伝」で福山さんと夫婦役を演じた真木よう子と、プライベートでも親交の深いリリー・フランキーが演じている。さらに、風吹ジュン、國村準、樹木希林、夏八木勲といった是枝作品ならではの豪華ベテラン陣がその脇を固めている。自身初となる父親役を「父性があまり感じられないタイプなので、そのまま役に入っていけたと思います」と語る福山さん。「やっていくうちに自然と変化が出てくるのではないかと思っていました。是枝さんの現場は映画の撮影でありながら、ドキュメントのような、はたまた実験のような現場でした」と是枝組参加の喜びを語る。さらに「すごく共感してくれる人と、分からない人に別れる作品かもしれませんが、台本を読んで僕はとても共感できました。ひとりの男が、息子であるとか妻であるとか、自分以外の存在に対してどれだけ愛情を注げるのか」と本作のテーマを明かしてくれた。また、真木さんからは「福山さんとは以前共演していますが、今回のような嫌なヤツも意外とハマってるな、と。見たことがない福山さんが見れると思います」という気になる情報も!自分は人生の勝ち組だと信じて疑わなかった男が、初めて人生の壁にぶつかり、自分自身と向き合うとき、一体最後に何を選択するのだろうか?公開を楽しみに待ちたい。『そして父になる』は2013年10月5日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。© 2013『そして父になる』製作委員会(text:cinemacafe.net)■関連作品:そして父になる 2013年10月5日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013『そして父になる』製作委員会
2012年12月27日ベストセラー作家・西加奈子の人気小説を原作に、宮崎あおいと向井理が夫婦役で初共演を果たした映画『きいろいゾウ』。“夫婦の日”である2月2日(土)より公開を迎える本作の待望の予告編がこのたび遂に公開となった。木々や動物たちの声が聴こえるツマ(宮崎あおい)。背中に大きな鳥のタトゥーが入った売れない小説家のムコ(向井理)。満月の夜、2人は出会い、すぐに結婚する。お互いに“秘密”を抱えていたが、それでも穏やで幸せな日々を過ごしていた。だが、ムコ宛に届いた宛名のない一通の手紙をきっかけに、2人の関係は大きく揺らぎ始める――。主演の宮崎さん、向井さんを筆頭に濱田龍臣、浅見姫香、柄本明、リリー・フランキー、緒川たまきら豪華出演陣が名を連ねる本作。『余命1ヶ月の花嫁』や『軽蔑』など男女の様々な愛の形を描き続ける廣木隆一監督が、互いへの大きな愛情ゆえにすれ違う、夫婦の切ない想いを繊細な描写で巧みに映し出す。今回、公開となった予告編ではツマとムコの出逢いから、彼らが微妙にすれ違っていく姿までが確認できる。中でも気になるのは、向井さん演じるムコの背中に大きく入ったタトゥー、さらにキャスト陣の関西弁だ。「ムコさんには忘れられない恋人がいるんだよ」というツマのセリフがあるが、ムコのタトゥーはその“忘れられない恋人”に関係あるのだろうか…?発売が1月30日(水)に決定した「ゴスペラーズ」による楽曲「氷の花」が彼らの優しくも不器用な愛にそっと寄り添う。「ムコさんを返してください」と涙ながらに訴えるツマ。一体2人の間に何が起こったのか?まずはこちらの予告編からチェックしてみて。『きいろいゾウ』は2月2日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:きいろいゾウ 2013年2月2日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2013西加奈子・小学館/「きいろいゾウ」製作委員会
2012年12月06日ベストセラー作家・西加奈子の人気小説を原作に、宮崎あおいと向井理が夫婦役で初共演を果たした映画『きいろいゾウ』。人気子役の濱田龍臣、浅見姫香、本田望結に加え、柄本明、松原智恵子、リリー・フランキー、緒川たまきら豪華キャスト陣の出演も明らかとなった本作の主題歌が、日本を代表するボーカル・グループ「ゴスペラーズ」の新曲「氷の花」に決定した。片田舎の町に移り住んできた、天真爛漫な妻・利愛子(通称・ツマ)と売れない小説家の無辜歩(通称・ムコ)夫婦の温かな日常、一通の手紙をきっかけで少しずつズレていく2人の想いを描いた本作。『余命1ヶ月の花嫁』や『軽蔑』など男女の様々な愛の形を描き続ける廣木隆一監督が、互いへの大きな愛情ゆえにすれ違う、夫婦の切ない想いを繊細な描写で映し出す。主題歌となる「氷の花」は、宮﨑さん演じるツマをイメージして書き下ろされたオリジナル楽曲だそう。「氷のような冷たさの中にでも、花を咲かせることができる」というメッセージが込められたタイトルは、孤独な心を抱えながらも、向井さん演じるムコと出会い、結婚し愛し合うことで、ひとりの女性として成長していくツマの姿とリンクする。プロデューサーの松本整氏は、「ツマとムコの夫婦には、“ムコがツマを見守り、優しく包み込んでいる”という特徴があります。ゴスペラーズさんは日本を代表するボーカル・グループでありますし、男性の美しいハーモニーで映画全体も包みこんでいただけたらと思いました」とオファーに至った経緯を明かし、さらに「その期待を越える素晴らしい楽曲に仕上がっていると思います」と太鼓判を押す。ゴスペラーズのメンバーからは「映画の主題歌という大役は、歌手にとって本当に嬉しいものです。この曲がどんな風に作品に溶け込むのかとても楽しみです。映画を観られた方が少しでもムコがツマを見つめる気持ちに寄り添って頂くお手伝いができたら、と思いながら歌いました。『ぬくもりがもし 心を傷つけるのなら 触れない』という歌詞がムコが抱くツマへの畏敬の念にも近い感情をうまく捉えているのではと感じています」と楽曲への自信をうかがわせるコメントが寄せられた。主題歌「氷の花」はキューンミュージックより公開前に発売予定とのこと。彼らの優しくも美しいハーモニーは、本作にどのように寄り添い、花を咲かせるのだろうか。『きいろいゾウ』は2013年2月2日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:きいろいゾウ 2013年2月2日より新宿ピカデリーほか全国にて公開
2012年10月10日昭和の文豪たちの短編小説をオムニバス形式で映画化した『BUNGO ~ささやかな欲望~』が9月29日(土)に公開を迎え、各話にヒロインとしてに出演する石原さとみ、橋本愛、波瑠、水崎綾女が舞台挨拶に登壇した。坂口安吾、宮沢賢治、林芙美子、三浦哲郎、永井荷風、岡本かの子という6人の作家たちの知られざる短編作品を山下敦弘、熊切和嘉ら気鋭の演出家、脚本家を迎えて映像化。年の離れた男女や思春期の男子中学生が年上の女性に抱くほのかな思いなど、様々な男女関係の機微が描き出される。女優陣は作品にあわせて昭和風のレトロな衣裳で登場。「注文の多い料理店」に出演した石原さんは、冨永昌敬監督の下で宮迫博之(雨上がり決死隊)と共演。「冨永さんと宮迫さんとのお仕事ということでぜひやりたいと思った」と明かす。宮迫さんにオイルでマッサージされるシーンがあるが「宮迫さんはオイルが大嫌いらしくて、付けるのがイヤみたいでしたが頑張ってました。お笑いの方だからそういうの慣れてるかと思ったんですが…。嫌がって私の足でオイルをふいたことがあって、それが(本編に)使われてましたね」とおかしそうに明かした。橋本さんは「鮨」でリリー・フランキーと共演。寿司屋の看板娘と彼女がほのかに思いを寄せる物静かな中年男性という関係だったが、「リリーさんが素敵な方で、すんなりと役同士で関係を持てて、(演じた)ともよの気持ちで恋させてくれました」と述懐。もしも、年上の男性に恋に落ちるなら何歳ぐらいまでOKか?と問われると「統計は取れてないんですが…」と苦笑しつつ、「基本は中身だと思います」と頷く。波瑠さんは「幸福の彼方」で三浦貴大と夫婦役を演じた。妻役を演じるのは初めての経験だったが「新妻ということで私も家事とかできないし、そこはリアルだったかなと思います」と照れくさそうに明かした。水崎さんは「乳房」に出演したが、「“乳房”って言葉自体、普段口にすることがないので、取材などで発するたびにドキドキしてました」と少し恥ずかしそう。近所に住む中学生が、水崎さん演じる理髪店の女主人にドギマギするさまが描かれるが、水崎さん自身は5人姉妹の中で育ったということで、「男の子と接する機会がなくて、何を話したら盛り上がるのか分からなかった」と困り顔だった。『BUNGO~ささやかな欲望~』は「見つめられる淑女たち」「告白する紳士たち」の2篇にそれぞれ3話ずつを配し角川シネマ有楽町ほか全国にて公開中。■関連作品:BUNGO~ささやかな欲望~ 2012年9月29日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 「BUNGO ささやかな欲望」製作委員会
2012年10月01日ベストセラー作家・西加奈子の人気小説を原作として、宮﨑あおいと向井理が夫婦役で初共演を果たす映画『きいろいゾウ』の公開日が“夫婦の日”である2013年2月2日(土)に決定!さらに人気子役の濱田龍臣、浅見姫香、本田望結、そして柄本明、松原智恵子、リリー・フランキー、緒川たまきといった実力派俳優が出演することが明らかとなった。片田舎の町に移り住んできた、天真爛漫な妻・利愛子(通称・ツマ)と売れない小説家の無辜歩(通称・ムコ)夫婦の温かな日常、一通の手紙がきっかけで少しずつズレていく2人の想いを描いた本作。『余命1ヶ月の花嫁』や『軽蔑』など男女の様々な愛の形を描き続ける廣木隆一監督が、互いへの大きな愛情ゆえにすれ違う、夫婦の切ない想いを繊細な描写で映し出す。同名原作小説の帯コメントに「いつか、この小説の『ツマ』役を演じてみたいです」とメッセージを寄せていた宮﨑さんと、かねてよりオススメの一冊として本作を推していた向井さんが夫婦役というだけでも十分豪華なキャスティングだが、今回発表となった共演者たちも錚々たるメンバー。ツマに淡い恋心を抱く不登校の少年・大地を濱田龍巨、そんな大地に積極的なアプローチをかける洋子を本作で銀幕デビューを飾る浅見姫香、病院で入院していた幼少期のツマを「家政婦のミタ」で一躍脚光を浴びた本田望結が演じる。また、ベテラン勢からは“社会の窓”を開け放つアレチ役に柄本明、その妻・セイカ役に松原智恵子。そしてムコが過去を背負うきっかけとなった夏目と緑を、リリー・フランキーと緒川たまきが演じる。また、周囲の生き物と話すことができるツマと交流する、動物や植物の声優として豪華俳優陣が扮することが決定。ツマが“ソテツ”と呼ぶ庭に植えられた木の声に大杉漣、逃亡癖のあるヤギの“コンク”に柄本佑、肉が大好物の野良犬“カンユ”に安藤サクラ、そして高良健吾はクモ、草花、雨などに命を吹き込む。日本の若手俳優陣の中でも郡を抜く人気と実力を兼ね備えた宮﨑さんと向井さんに続き、豪華すぎるキャスティングと言っても過言ではないほど個性豊かな俳優陣が揃った本作。今回発表となったキャラクターたちがツマとムコの物語にどのように絡み合っていくのか楽しみだ。『きいろいゾウ』は2013年2月2日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:きいろいゾウ 2013年2月2日より新宿ピカデリーほか全国にて公開
2012年09月07日大都会ニューヨークを舞台に、プレイボーイの推理作家とクールな美人刑事の異色コンビが不可解な難事件に挑んでいく人気TVシリーズ「キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿」が先日、DVDリリースとなった。既に耳にした方も多いかもしれないが、TV放映されている本作のCMナレーションを務めているのが、“日本版キャッスル”ことおしゃれ作家リリー・フランキー!そのアフレコの模様、そして本作の魅力についてリリーさんが語るインタビュー映像とウェブ限定のCM映像がこのほど到着した。ニューヨークで起こる趣向を凝らしたカラフルな殺人事件を中心に、母の死の謎を追う強く美しく聡明な殺人課の女性刑事・ベケットとかなりチャラいが抜群の推理力を発揮する人気ミステリー作家・キャッスル。おしゃれで知的、軽快なテンポで交わされるコミカルなやりとりと、虜になる要素が本作には散りばめられており、本国アメリカでは「ピープルズ・チョイス・アワード」、さらに全米ドラマファンが選ぶ“最も好きな犯罪ドラマ”に輝き、既にシーズン5の製作も決定するほどの超人気シリーズである。主人公のキャッスルと同様、「おでんくん」などの絵本作品から「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」まで、超売れっ子のベストセラー作家として活躍中という理由から、ナレーションという大役を任されたリリーさん。だが、本人は至ってマイペースに、この挑戦について「もう少し目が覚めてる状態の方が良かったですけど…」とふり返りつつ、意外にも「まぁ90点くらいですかね」と高評価をつけた。実際にはまだ本作を観ていないというリリーさんだが、「こういうタイプの(ドラマ)は、自分の書物とかが忙しいときに見始めると、ドラマの方に時間を使ってしまいそう」と、その魅力にハマる予感?一方で、主人公・キャッスルのあまりのチャラ男オーラに「いまのところ、この男の人(キャッスル)に好感はもってないですけど(笑)」とも。ちなみに、ウェブ限定CMのラストでは福岡県出身のリリーさんが筑豊弁アフレコにも挑戦しているのでぜひ注目を!現在、「キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿」公式サイトでは、シーズン1の第1話を無料配信中。シーズン1DVDは好評発売&レンタルリリース中、シーズン2DVD第1弾もレンタルリリース中。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY「キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿」[DVD]<セル>「キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿Best Selection」[DVD]価格:1,500円(税込)発売中「キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿シーズン1COMPLETE BOX」[DVD]発売中「キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿シーズン2コレクターズ BOX Part1」[DVD]発売日:9月5日(水)「キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿シーズン2コレクターズ BOX Part2」[DVD]発売日:9月19日(水)価格:各10,500円(税込)<レンタル>「キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿シーズン1」レンタルリリース中「キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿シーズン2」・第1弾 レンタルリリース中・第2弾 9月5日(水)レンタル開始・第3弾 9月19日(水)レンタル開始発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン© ABC Studios.■関連作品:キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き [海外ドラマ]© 2010 Vers til Cinema, Globomedia & Antena 3 Films. Exclusive Distributor: IMAGINA INTERNATIONAL SALES. All Rights Reserved
2012年08月22日世界中で愛されているグリム童話をベースに、ジュリア・ロバーツ&リリー・コリンズ主演で贈るファンタジー『白雪姫と鏡の女王』。このほど日本を代表する本作のテレビCMオピニオンが「AKB48」の小嶋陽菜に決定!本作のPRのために初来日を果たした主演のリリー・コリンズと行ったガールズ対談の模様が公開となった。『ザ・セル』、『落下の王国』の鬼才ターセム・シン監督が「白雪姫」を色鮮やかに生まれ変わらせた本作。その美しさを嫉妬され、ワガママ女王である継母に18歳まで城に幽閉されていた白雪姫(リリー)が、逃げ込んだ森で嫌われ者の7人のギャングの助けを得て強き女性へと成長を遂げる姿を描く。リリーと小嶋さんの極秘対談が行われたのは、小嶋さんがCM収録を行う少し前の7月下旬。「いまの日本で“プリンセス”といったらこの人しかいない!」と配給元のギャガからの強力プッシュがあり、本作を鑑賞した小嶋さん自身も作品のキュートな世界観にメロメロとなり、今回の起用決定に至ったようだ。この日、初対面となった2だが、意外にもリリーは小嶋さんを知っていたようで「原宿にお買い物に行ったときにお店に入ると、どこを見ても小嶋さんの綺麗な顔のポスターがそこらじゅうに貼ってあって、曲も流れていました。日本が大好きで東京が大好き。その日本の文化も大好きだから、その文化の中でも最も人気のある方に今日お会いできるということで、実はすごく楽しみにしていたんです」と明かした。これには小嶋さんも「嬉しいです。光栄です!」と驚きを隠せない様子。これで一気に距離が縮まったのか、ここからはリリー(23歳)&小嶋さん(24歳)による同世代ならではの“ガールズトーク”モードに!本作に登場する王子様にちなんで「理想の王子様像」に話が及ぶと、「私の理想の王子様は、ありのままの自分で十分なんだと感じさせてくれる人。それ以上頑張らなくていいんだと感じさせてくれる人です」(リリー)、「優しくて何でも知ってる物知りな人がいいです。道に詳しいと“おっ!”となります」(小嶋さん)と互いの理想の王子様像を明かし、さらにリリーが「ディナーに行くときに迷うのはいやよね」と女子会のような盛り上がりに。さらに、小嶋さんが映画について「とにかく白雪姫がすごく可愛かったです。女の子の憧れという感じで、白い肌に黒い髪という外見はもちろん、箱入り娘だった女の子が自分から外に出てどんどん強くなるところにすごく元気をもらいました」と話すと、リリーは「すごく嬉しい!まさに小嶋さんのような若い女性に観てもらいたかったんです。実は白雪姫が鏡を見るシーンというのは1回もないんです。つまり、自分の美しさを全く自覚していない。だからこの物語は内なる美しさ、内なる強さの物語でもあるんです」と物語の魅力を語った。最後にCMナレーション収録にあたり、リリーから小嶋さんに映画のアピール方法を伝授!「全世代楽しめると思いますが、特に若い女の子たちが共感できると思います。強くなっていく白雪姫の姿は、現代の女性であると思うので、そのことも伝えてほしいです。王子様に救われるのではなく、自分で救ってしまうそんな白雪姫の魅力を伝えて下さい」と伝えると、小嶋さんは「任せて下さい!」とこの大役に一層気合いを入れていた。『白雪姫と鏡の女王』は9月14日(金)から丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:白雪姫と鏡の女王 2012年9月14日より丸ノ内ルーブルほか全国にて公開© 2011 Relativity Media, LLC. All Rights Reserved.
2012年08月14日