ananwebの公式Instagramには、恋愛や夫婦生活に関するさまざまな悩みが寄せられています。今回は、彼と音信不通でよからぬことばかり考えてしまうという、ネガティブ妄想女性のお悩みを、恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニストの三松真由美先生が解決!セックスレス以前の問題。彼氏が会ってくんないことで、ネガティブ妄想膨らむ相談者さん【レスなひとびと番外編】vol. 41ananwebのインスタグラムに寄せられる恋とエッチのお悩みの数々。毎月ピックアップして回答しています。こちらは結婚を考えてるのに相手の気持ちがわからないとか、キスが足りないとか、仕事が忙しすぎてデートが少ないとか。男と女のすれ違い問題は、AI進化やweb5.0時代になろうが永遠に途絶えることのないDNAレベルのお悩みなのでありますね。私の運営する恋人・夫婦仲相談所にはセックスレスや、EDや、フェムゾーンの悩みなど性に関する悩みがあとをたちませんが、セックス以前の日常の愛情表現で、すでにつまずいてしまっている女性も大勢います。日常の愛の与え合いができていないのにいいセックスができるか!!セックスレスの根源をひもとくと、普段の二人の関係のちっこい亀裂からです。今月の相談者さんは、愛の与え方が一方的で、相手から返ってきていないので、ネガティブ妄想がブワーっと膨らみ、自虐女に変貌しかかっています。危ないよ!放置しとくとモンスター彼女になるよ!「彼は男ばかりの建築仕事で出張が多く忙しいのかもしれないけど、数か月も未読、連絡なし、逢えない。私は相手に必要なのか、実は他に誰かいるのかとかいろいろ考えてしまう。このまま続けるのか…日々悩むばかり。私も愛情表現が下手だから伝わってないんだろうな…」はい。相談者さんのおっしゃるとおり、愛情表現試験があったら、最低点数で、合格ラインに達しないかたです。厳しいようですが、受験勉強と思って、「わかならい点の見直し」「誤った思考の修正」「将来の予習」をしましょう。数か月の未読と連絡なしという相手の行動は、女性を不安の沼に落とし込みます。そこはわかる。しかし、相談文面だけですと「あなたたちはお付き合いしているのですか」と質問したくなるのは私だけでしょうか…。この連載コラムでは、メンタルが弱くてすぐメソメソしてしまうひとのことをメンタルがポヨンとしなだれてるってことで“メンポヨ”と命名しています。相談者さん、メンポヨの気質あります。出張で忙しくてLINE1本返す時間がない男っているのか???愛情の交換方法がわかっているメンズなら、どれほど仕事に追われていようと一言は返すだろうし、1分でも電話くらいかけてくれる。「相手に必要なのか」とドラマのヒロインみたいに悩んでおられますが、もしかしたらもう関係は終わってるかもしれません。その不明点の見直しをこちらから仕掛けてみてください。「うちら恋人同士だよね?」というメールか電話に返信がなかったら、とっととあきらめて、さっぱりとしたほうがメンタルにいいです。メンポヨを治そう。愛情表現が最初からうまい女性なんていません。性格が外交的で明るいとかはあるけれど、ガチ好きな男にドンピシャの愛情表現するってのは、なかなかむずかしいことです。正面からスキって言うの恥ずかしいし。ビッチと思われたくないとか、嫌われたらどうしよう的な打算も働くし。そこは経験を重ねると、表現できるようになるので心配しないで。相談者さんは、お相手の浮気も疑ってるし、メチャメチャネガティブキャンペーンです。これまでのお付き合いの見直しをして、彼と連絡が取れないのはなぜか。果たして、うちらは交際してると言えるのかと、真実を探ってください。その真理に気づいてから将来どうする?の対策を考えましょう。いや待て…。彼氏さんが脳梗塞で、お部屋で倒れてるってこともなくはない。心配だ。その確率にかけて、家まで出向いてピンポンしたら女が出てくるってこともあり得る。すると髪の毛つかみ合いの修羅場になる。というネガ妄想が、メンポヨさんの特徴ですんで、まあレディスサウナでもはいって、心を整えてから、復習と予習してみてください。三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©Peter Dazeley/Gettyimages文・三松真由美
2023年02月02日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、彼と同棲中の27歳女性。これまで彼とのケンカは一度もなかったが、年末年始、彼の実家に帰省するときに…!?三松先生が、長続きカップルにみる、ずっとラブラブでいられる秘訣を教えてくれます。奈々瀬(27)ケンカレスの仲良しカップルも要注意!年末年始にケンカ勃発ってよくあるぞ【レスなひとびと】vol. 191「ななちゃんたちは、普段ケンカする?同棲してたら家事のことでもめたりするっしょ」「えっ、あんまりしないな。一史くん、おおらかだし」「ななちゃんも穏やかだもんね〜。いいなぁ」友達と集まったときの定番「パートナーとケンカするかしないかトーク」。奈々瀬はいっつも「しない」と答える。だって、ほんとにしないから。友達との忘年会を終えて、今年のイベントも残すは「一史の実家に帰省すること」のみ。奈々瀬は、パートナーの実家に行くのは初めて。結婚を見据えて、少しでも一史の両親に気に入ってもらいたい。だから、師走の慌ただしい時期、合間を縫っていろいろと準備を進めてきた。おみやげを買ったり、よそいきのワンピースを新調したり、失礼のないようにマナーブックを読み返したり。そして迎えた、帰省の日。仕事納めのあと、17時の新幹線に乗り、19時半から一史の両親とディナーの予定だ。エンジニアの一史は、いつも在宅勤務。今日は忙しそうだ。一方、午後休を取ったななせは、美容院へ。今晩のディナーにそなえて、髪をトリートメントし、サラサラに整えてもらった。16時。準備万端整ったところで、一史がなんだかバタバタとしている。「大丈夫?16時に上がれるって、言ってたよね」「そうなんだけど、急に障害が起きちゃって」モニターに目を向けた状態でそういわれた。きっと緊急なんだろう。仕方ない、話しかけずに待とう。10分、20分と経ち、だんだん焦ってくる。これじゃあ、遅刻するじゃないか。ディナー、どうなるんだろう。予定変更するなら、早めにご両親に言ったほうがよくないか。…とそのとき、一史が「ふー」と一息つき、パソコンを閉じる。行けるのかな?と思ったら、今度はスマホをポチポチ。えっ、こっちは焦ってるのに、どうして?ご両親との挨拶のために、いろいろ準備して、髪もきれいにしてもらって。でも、遅刻したら全部無駄。印象最悪になっちゃうじゃん。我慢していた奈々瀬が、ぷっつん。「一史、もう今日は行くのやめよっか」「え?なんで?」「だって、まだ終わらないんでしょ」「え、このメール返したらいけるよ。だいじょぶだよ。親は待ってくれるよ」「だったら早く言ってよ。こっちは、どれだけ待てばいいのか、わかんなかったんだよ。このままじゃ遅刻だよ。遅刻するくらいなら、行きたくない!」「はぁ」一史のため息が聞こえて、どうしようもなくなって、ノートを投げつけ涙腺崩壊。なんで、このタイミングで喧嘩なんだ。最悪だよ。【三松さんからのコメント】クリスマスから年末年始は、ワクワク感と同時にパートナーとのケンカが増える時期でもあります。なぜかって?年末年始は特別感が漂います。忙しいながらも、過ごしかたに少なからず期待してしまうものだから。相手との距離を縮めたい、LOVEいっぱいで新年を迎えたい…的な思いが芽生える時期であります。今回のケースは奈々瀬さんが思い描いていた「一史さんの家族とのディナーイメージ」がある。それを一史さんが、台無しにしてしまいそうになった。結婚を意識する女性の繊細な気持ちを彼はわかってくれなかったという展開。仕事の都合であれば、不可抗力。大事なのは、相手の期待や思いに寄りそうことです。一史さんは奈々瀬さんの近くにいて、彼女がいろいろ準備をしてきていたのを知っているはず。まず「せっかく準備してくれていたのに、申し訳ない」という気持ちを伝えてくれればよかったのにね。いるんですよ。周りが見えない男性。彼女の気持ちを「おもんぱかる」ことが苦手な男性。奈々瀬さんは「行きたくない」ではなく、ご両親待たせるなんて不安という気持ちを素直に伝えて、遅刻した場合の挽回方法を一緒に考えてって言えばよかった。ゴネるより、甘えるのが正解。普段ケンカしなくても、緊急時に大ゲンカってことはアルアルなので、日頃からケンカ慣れしとくのもいいでしょう。しょうもないプチケンカのあとのエッチは燃えますからねえ。ケンカレスカップルが幸せとは言えません。反対されるとわかっていても意見を言うのは大事なこと。小さな衝突を乗り越える術を積んだカップルこそ最後に笑いあえるのです。「たまにケンカしようよ!相手を全否定するケンカじゃなくて、愛を感じさせるケンカ。で、そのあとエッチしてみろ。燃えるから」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©LightFieldStudios/Gettyimages文・三松真由美
2023年01月26日・でっかー!!!なんだこれ!?・こんなに大きいのか。わくわくするねえ。・この前、人生で初めて食べたのですが、おいしすぎて感動しました。・つい最近食べた!皮をマーマレードにしたのですが、そちらも最高!熊本県八代市で、かんきつ類やアボカドなどの生産、販売を行っている『やつしろサニーサイドファーム』。同農園のTwitterアカウント(@yatsushiroSSF)が投稿した1枚の画像に、このような声が寄せられました。早速、多くの人が驚いた写真をご覧ください!見よ!!!これが世界最大の柑橘!!!晩白柚の一房である!!!!! pic.twitter.com/cNewane7XN — やつしろサニーサイドファーム (@yatsushiroSSF) January 13, 2023 手のひらほどの大きさの、かんきつ類の実です!こちらは世界最大のかんきつ類である晩白柚(ばんぺいゆ)という果物なのだとか。1房でこの大きさなのですから、大満足の食べ応えでしょう。写真の晩白柚は2Lより少し大きいサイズといいます。皮をむくと、ティッシュペーパーほどの大きさであるタッパーを、2つぶん満杯にするほど!同農園によると、晩白柚の実はむいてそのまま食べるのが一般的ですが、冷蔵庫に入れて冷やした後に食べると甘さが増すといいます。また、ワタの部分は砂糖漬けしたり、皮はジャムにしたりと、余すことなく楽しむことができるのだそうです。さっぱりしているので、肉料理の付け合わせにもピッタリとのこと!スーパーマーケットなどでもたまに販売されている晩白柚が気になった人は、購入して食べてみてはいかがですか。もちろん『やつしろサニーサイドファーム』のウェブサイトからも購入できますよ![文・構成/grape編集部]
2023年01月18日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、彼氏いない歴=年齢の31歳女性。意を決して結婚相談所に登録したところ…。三松先生が、最高のパートナーの見つけ方を教えてくれます!美月(31)恋愛レスな31年。母親がうるさいので結婚相談所に登録したけどさ【レスなひとびと】vol. 189「お姉ちゃん達も従姉妹の京夏ちゃんもみんな結婚したし、あとは美月だね」母親の小言にそろそろ飽き飽き。美月はもうすぐ31歳。そりゃ、昭和の時代は結婚してないと「モテない女」とヒソヒソ言われたかもしれんが。母親の言うこともわからんではないので、思い切って結婚相談所に登録した。入会料10万円は痛い。アプリで知人に焦ってると思われたり、ヤリモク男と既婚者にだまされるよりはいいと思って。紹介された人のなかから、美月と同じく金融系の仕事をしている33歳の“沢本正人さん”を選ぶ。派手じゃない塩顔だけど、まじめそう。顔合わせはカフェだった。「いやあ、美月さんみたいな人と出会えると思いませんでした」カフェの帰り道、正人さんが言う。美月は、そうだろうなーと思う。決して自意識過剰なタイプではないけれど、客観的に見て、目鼻立ちが整っているほうだ。それにくわえて、有名私大のW大卒。年収も800万円と、同世代の女性とくらべると、相当いい。「いえ、そんな。正人さんだって、相談所登録者の中ではトップだと思いますよ」そう、正人も優秀だ。国立大頂点ともいえるT大を出て、年に1,300万円稼いでいる。コミュニケーション能力も低くはない。「いやいや。美月さんみたいなきれいな人が、今まで誰とも付き合ったことがないって、びっくりしました」美月は、彼氏いない歴=年齢なのだ。男性に興味がないわけではない。好きな男性芸能人はいる。ただ、男性と手を握ったりキスをしたりしたいかというと…正直、したくない。でも、条件的にみて正人さんよりいい結婚相手候補は、なかなかいないだろう。交際の申し込みに対して、YESと返した。正人さんとのお付き合いはそこそこ順調なまま、3か月経過。母親も友達も、ほっとした顔で言う。母「正人さんみたいなエリートと結婚できたら安泰だよね」友「ハイエンド登録者いるのね。民間相談所にも。投資額の100倍戻った感じじゃない。いや10万倍の価値になるか。生涯年俸をシミュレーションしてみようよ」と。喉元まで出かかったひろゆきセリフ。「それってあなたの感想ですよね」。グッと堪えて笑顔をつくる。果たして、結婚は正しいのだろうか?まず、2週間に一度、予定をブロックされるのがしんどい。いつも通り、友達との旅行や習いごとを楽しみたい。デート中、隙をみて手を握ろうとして挙動不審の仕草もしんどい。ふたりっきりになると、キスをしてきそうでこわい。舌先入れられたら吐くかも。ディナーのあと、ホテルに誘われそうで嫌だ。ペニペニ君なんて入れられたら気絶するかも。さっき、正人さんからは「美月さんのバースデー、このホテルのディナー予約したよ!楽しみ」とLINEがきた。お泊まりになりそうで憂うつ。なんて言おうか悩んでいるうちに、1日2日と経っていき、ついには1週間。正人さんも気まずく思っているのか、特に様子を窺ってこない。このまま、自然消滅かもな。バースデーはまた家族と過ごすことになるけど。でもそのほうが、落ち着くかも。自分の記念日に吐いて気絶するなんて最悪じゃないか。【三松さんからのコメント】美月さん、ムリに恋愛しなくていいのです。周囲に流されちゃダメダメ。友達と出かけたり、習いごとをしたりするのが好きなのですよね。きっと仕事にコミットして、いい評価を得ているだろうし、週末も充実しているのでしょう。恋愛はマストではありません。恋愛レスな人生だって、満たされた人生になりうるはず。他の人の価値観で考えなくてよいのです。正人さんは、二人で過ごすイベントナイトを楽しみにしていたからこそ、残念だったかもしれません。結婚も視野に入れていたはず。でも、3か月間一緒にいたのなら、きっとわかってきたと思います。「美月さんは、触られるのを避けてるな。心の距離も縮まらないな」って。そこで理由があるのか踏み込んで聞いてきたら、関係はもすこし続いていたでしょう。美月さんのなかのOKとNGを、言語化して明確にできれば、対策や折衷案を見つけることもできるからです。だって彼は賢いから。もちろん、話した上で「折衷するのもムリ」となる場合もありますが。“お付き合い>結婚>幸せな家族”の流れが正しいわけではないのです。なんかのCMでありましたが。「そこに愛はあるんか」でしたっけ!あっ、お付き合いしているうちに湧いてくる愛もある。昭和のお見合い婚が証明してるじゃないですか。ただ、触れ合うのが嫌だと思うのは「生理的に無理」ってやつですので、今回はしょうがない。エリート(死語か…)でなくても「くっつきたい」とハートが叫ぶ相手を見つけるほうが将来安泰です。恋愛レスでも、自分が満たされていれば幸せになれます。不安な気持ちがあるのならば、まずは自分のなかの快・不快を見極めることから始めてみて。「恋愛レスのなおし方。なんかの拍子で腕が触れ合ったときキュンする相手こそ、良きパートナーになる。街に出よ。キュンを意識の最上位に置け」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©Westend61/Gettyimages©Goran13/Gettyimages文・三松真由美
2023年01月12日海外旅行が復活しつつあるなか、旅心をくすぐる作品が登場した。イラストレーターの小林眞理子さんは当初、年1回ペースで“普通に”旅行をしていたが、デジタル環境が整うにつれiPadを手にノマドワークをしながら、タイ各地を転々とするように。本作『タイのひとびと』には、そんな旅で見聞きしたエピソードが詰まっている。おおらかな日常に溶け込み、暮らすように旅するタイ。「本当は、タイで経験したことをネタに『すべらない話』がしたかったんです。だけどそれは話術の巧みな芸人さんだからできることで、自分が一番うまく人に伝えられる手段は何だろうと考え、イラストの仕事の合間にマンガを描き始めました」もっと言うと、こうした土産話をすると、タイをよく知らない人はすぐに「お腹を壊しそう」とか「街がきれいじゃなさそう」などネガティブなイメージを持ちがちだと実感。街並みや出会った人々を得意な絵でしっかり表現することで、誤解が解けるのではという期待もあった。本作が一般的な旅行エッセイと異なるのは、暮らすように旅を楽しんでいること。有名な観光地が出てくるわけではなく、地元の人しかいないようなローカル食堂に行ったり、宿の近くの公園をジョギングしたりして遭遇する些細な出来事がほとんど。それでも好奇心の持ち方次第で、どんなことも冒険になる様が痛快だ。「旅行会社のツアーに参加したこともありましたが、観光名所より移動中のバンの外に広がる普通の人の暮らしのほうが、楽しそうに見えたんです。長く滞在していると、一食も失敗したくないなど無駄を省こうとする気持ちがなくなるのもよくて。目についた店に入ってごはんを食べたり、地元の人が利用している渡し舟に乗ってみたり。そうやって遊べば遊ぶほど、発見があるんですよね」日本で血液型占いが定着しているのと同じように、タイは生まれた曜日での占いがおなじみだったり、バイクタクシーのふくよかな女性ドライバーに、肩ではなくお腹の肉につかまるよう指示されたり……。異国の地ならではのカルチャーギャップも興味深いが、全体を通して印象に刻まれるのは、タイの自由な空気とマイペンライ(気にしない、大丈夫、などの意)なおおらかさ。「顔や体型がどうであろうが、女装しようが、性別を変えようが、みんないい意味で他人に興味がないんです。この人にはこの人の事情があって、自分には関係ないと思える。そのストレスのなさが、いろんな場面でいいかたちに作用していて、自然と心が軽くなるんですよね」タイ好きはもちろん、今までノーマークだったという人も、気負わない旅の臨場感を味わえるはずだ。『タイのひとびと』タイの日常とそこで暮らす人、あるいは小林さんのようにタイに引き寄せられる人々を描き、SNSで話題となった作品。単行本のための描き下ろしも。ワニブックス1210円©小林眞理子/ワニブックスこばやし・まりこマンガ家、イラストレーター。SNSでタイの楽しい日常マンガを発信中。本書が初の単行本となる。Twitterは@mariko_asia27※『anan』2022年12月28日‐2023年1月4日合併号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2022年12月29日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、イケメン彼と釣り合いを取るために整形希望の23歳女性。お金を貯めるべくバイトとパパ活に励むが…。三松先生が、長続きする恋愛の仕方を教えてくれます!くるみ(23)時間レスだからとにかくタイパを意識。でも彼氏にピリピリしてると言われたあ【レスなひとびと】vol. 188くるみはとにかく時間がない。来年の春までに、300万円ためなくちゃいけないからだ。平日の10時から18時までは会社仕事で、平日19時からと土日はパパ活。毎日仕事が終わったら、髪を巻いてメイクをして、ボディラインがクッキリ出る服に着替えて出かける。休む暇なく動いている。リモートOKな会社に入っておいて、本当によかった。くるみはアプリ制作会社の企画職。イマドキっぽい会社だけど、出なくてもいいような会議は、週に何回かある。ただただ画面の前に座っているのは、タイパが悪すぎ。だから、会議のONLINE画面をひらきながらも、カメラとマイクはオフ。ドラマの配信を倍速で流しつつ、パパたちからのLINEを返す。【くるみチャン、今週末はいそがしいかな?】【ひろまささん!連絡くれてうれしい 土曜日の14時から16時まで空いてるよ】とある交際クラブで見つけたパパたちは、お茶やごはんを一緒に食べると、2〜3時間で、1万円〜10万円のおこづかいをくれる。タイパ抜群。クリスマスシーズンは稼ぎ時だ。ボーナスや年末特有のムードで、おサイフの紐がゆるゆる。クリスマス当日はもちろん彼氏とデートだけど、イブやイブイブは、パパたちと2〜3時間刻みのスケジュールを組んである。目標は、2日間で40万円。なぜ春までに稼ごうとしてるかって?くるみには、すっごくかっこいい彼氏サトシがいるからだ。容姿に自信のないくるみは、最初告られた時「詐欺?」と思った。でも交際は順調に1年続き、次の夏、2年記念日のころに、一緒に岐阜の実家に来てほしいと言われた。サトシの実家。つまり親戚や昔からの友人に会うということ。今のままじゃ、絶対「釣り合ってない」って思われちゃう。そう思ったくるみは、ダウンタイムも見込んで、春頃に整形しようと決めたわけ。「ねえ、くるみ。最近ちょっとピリピリしてない?なんかあった?」スタバで、サトシがくるみの顔を覗き込んでくる。「えっ、そうかな」新作のキャラメルラテを飲みながら、パパからのLINEを返していたくるみはギクリとして顔を上げた。“デートでタイパを考えるのは違うでしょ”と自分でも思う。正直、こんなふうにスタバでまったりする2時間で3万円くらい稼げたかもしれないのに…と感じる自分が怖い。「クリスマスも当日しか会えないみたいだし。仕事がたいへんなの?」「いやいや、そんなことないよ。彼氏いない子たちにクリパの予定、無理やり入れられちゃったんだよ」そう返すものの、嘘はやっぱりうしろめたい。サトシもちょっと不満そう。でも、クリスマスの稼ぎ時を逃すのも損だ。ああ、もっと時間がほしい。お金がほしい。きれいな顔がほしい。【三松さんからのコメント】くるみさん、ちょっと的外れなタイムレス問題。彼に本当のことを言わずに、春まで関係がもつのでしょうか。というか、なんのための恋愛?彼と彼の周りの人に「きれいな自分」を見せるだけか。仮に春まで関係が続いたとしても、整形後のダウンタイムはどうする?そのタイミングでまたしばらく会えないとなると、不要な心配をかけるし、いきなりきれいになったくるみさんを見て、彼ははたして喜ぶか。順調に1年、交際しているのですよね。それって、ふたりの釣り合いがとれている、なによりの証拠じゃない。顔がきれいとかいう問題じゃないのでは。いろいろなカップルを見ています。総合的にみて同じ世界観、価値観でないと、長くは続かないように思います。どちらかが相手をリスペクトしながら釣り合うように頑張るカップルもいますが、切磋琢磨したほうが、両方成長していいじゃない。見かけよりも中身ってこと!くるみさんがそれでも整形をしたいのであれば彼にお伝えしてみたらどうか。一度相手に嘘をついてしまうと、嘘が連鎖する。だんだん本音が話せなくなってきて、不信感が生まれます。そして、もしサトシさんがパパ活と整形okだよの場合、これまた考えもの。彼女のパパ活を許す男は、ヒモ男に分類されます。時間がない原因は何?自分はまちがった時間の使い方をしていないか。ゴールで何を目指すかを話し合える男を彼氏にするのが正解です。ちなみに、わたくし、パパ側の方々とも話をしますが「その労力と精力とキャッシュを妻に使え」といいたくなるほどトホホの理由です。「パパ活やバイトで時間レスな皆さん、お金で買えないものに焦点を当てて考えてみて。お金以外で自分を美しくしてくれるものって何だ?ふっふっふ。いつかインスタライブでトークしましょう」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©SDI Productions/Gettyimages©Viktoriya Dikareva/Gettyimages文・三松真由美
2022年12月29日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、バイト仲間に想いを寄せる21歳女性。好きバレのリスクを考えて気持ちを伝えられないでいたが…。三松先生が、ポジティブ思考で本命彼女になれる方法を教えてくれます!由加(21)リスクレスで告白しなかったらバイト友達に先を越される【レスなひとびと】vol. 187「ねえ、彩香ちゃ〜ん。このまえ陸斗くんからこんなLINEきたんすけどっ!」コンビニで深夜バイトをしている彩香は、1個下の由加から、よくバックヤードで恋愛相談をされる。由加が想いを寄せる相手は、2つ年上の陸斗。バンド活動のかたわら、同じコンビニで働いている24歳だ。オーバーサイズのTシャツにくしゃくしゃの黒髪、色つきのサングラス。ちょっと遊び慣れた雰囲気が由加のまわりにはいないタイプで、一目ぼれだったそう。バックヤードで由加のスマホをのぞきこむ。陸斗から来ていたLINEは『来週の日曜日ってなにしてる?』だった。由加がどう返信したところで、用件は「シフト代わってほしい」というお願いだろう。案の定、上がりのときに彩香が聞くと「シフト交代のお願いだったようううう」とシュン顔。「『遊びのお誘いかと思って期待しちゃいました!笑』くらい返せばいいのに」ハンガーに制服をかけながら彩香が言う。「え〜!でもぉ、好きってバレちゃったら、気まずいじゃないすかぁ」と返してくる。由加は、今まで男性とお付き合いをしたことがなく、自分に自信がないらしい。別にそれはいいけれど、グダグダと進展させる気のない恋愛話をいつまでもしてくるのはやめてほしい。「アンタのグダ恋話に付き合ってらんない」と厳しい言葉が出そうになる。1週間後の夜、22時上がりの日。彩香はたまたま、陸斗と帰りが一緒になった。「まだ22時かぁ。彩香さんはこのあと、なにするんすか?」美容師みたいな質問をしてくる陸斗。話すことがないからとりあえず聞いたんだろうなと思いつつ。ふと、由加にしたアドバイスを思い出す。そしてイタズラしてみたくなる。小悪魔魂っていうやつ。「ウフっ。なにもないって言ったら、誘ってくれるんですか?」「えっ、その返し??まさかそんなふうに返してくると思わなかったな」と言いつつも、まんざらでもない様子の陸斗。結局、競合他社のコンビニでストロングゼロを買って、陸斗の部屋へ。おっ、そこそこ片付いてる。掃除好きのバンドマン。ギャップ燃え。「バンドやってると、追っかけの子がいるんじゃない?」「まったく無名だから、まだまだ。モテたいなあ」動画でロックのLIVEを流してお酒を飲んで、酔っ払ったついでにベロチュー。かなり仲よくなってしまった。サングラスはずしてる陸斗ってきれいな横顔。チャラい感じがないじゃないか。彼氏としては結構いいかも!稼ぎはないけど…。ディープなチュウしたってことは、ポジティブに考えると女としてナシではないよね。「陸斗くんって彼女いるの?」「いないよ」「よかった」「よかったってなに?」「え、陸斗くんいいなと思ったから、今度またデートして」とストレートに伝える。陸斗もうれしそうに「水族館行くか!イルカがジャンプするショー見たくね?」と彼氏顔。由加には悪いけど、行動したもんがちだよね。【三松さんからのコメント】彩香さんはどんどんアクションしていって、気持ちいいですね。これまで彼氏候補でなかった男性が、突如浮上してくるってことは恋愛対象が広がったってことです。その対象を広げる技をもっている。「いいひとがいない」「どこに行けば運命の人に会えるの」「マッチアプリはろくなひといない」と暗がりをさまよう、恋愛探し女性は彩香さんを見習おう。しかし由加さんは「私が陸斗くんを好きって知ってたのに、ひどい」となりますね。女子友はなくすかもしれない。まあ、恋って勝負要素を多分に含んでいるし、タイミングも味方するので、このパターンはよしとしましょう。好きバレのリスクをとらずに何もしなかったんだからこうなっても文句は言えない。「陸斗くんが好きなら、本人に真っ向から言え」。由加さんへのアドバイスは、好きなら好きってバレてもいいじゃない。好きという気持ちをわかってもらうことは全然リスクじゃない。むしろ、早めにバレちゃったほうが可能性が広がります。好意は、どんどん匂わせましょう。撃沈したら次を探す。時間は有限だ。とくに20代のモテる時期は。リスクを恐れず、ネクストステップを踏もう。好き好きオーラを感じて、相手がこちらを意識しはじめるなんてこともあるので。由加さんは、彩香さんを恨むより、自己反省をしてポジ志向の恋愛癖をつけてちょうだい。「好きバレリスクを考えてたら、恋愛負けしてしまう。リスクのない恋などないと肝に銘じて、行け行けGO」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©Jamie Grill/Gettyimages文・三松真由美
2022年12月22日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、リゾートバイト先で年上イケメンと知り合った21歳女性。ある夜、星空デートに誘われて…。三松先生が、接近してはいけない人の特徴を教えてくれます!花梨(21)バイト先でイケメンと星空鑑賞!いい感じと思ったら、まさか…を盗られてしまう【レスなひとびと】vol. 184花梨は大学生。来週は大学の文化祭だ。3年ぶりにリアル開催らしいけど、サークルに入っていない花梨は、やることナシ。休講中の1週間はヒマだから、旅行にでも行こうと思っていた。でも、ひとりで旅行もなあ…。そんなとき見つけたのが、「リゾートバイト」。観光地のホテルのレストランで住み込みで働くバイトだ。これなら、最後に観光もできるし、お金も稼げる、ひとりでも寂しくない!即座に申し込み&リモート面接。1週間後には、新幹線に乗って移動し、バイト先のホテルのレストランで説明を受けていた。「朝食はバイキングです。お客さまがいらっしゃったら『おはようございます』と挨拶をして、部屋のキーを受け取り、テーブルにご案内してください」仕事内容を説明してくれるのは、ちょっと年上のイケメンの前園さん。お金を稼ぎにきたつもりだったけど、こんな特典ありか。ラッキー。これから1週間一緒にいるんだから、なにかあるかもしれないよね。仕事はレストランのホール係。勤務時間は朝食時間帯の6時半〜10時半までと、夕食時間帯の17時〜21時だ。久しぶりの肉体労働は疲れるけれど、ホテルの温泉は入り放題だし、昼間は好きにしていていい。最高じゃん。3日目の夜の勤務の帰り道。従業員の宿舎に向かっていたとき、「花梨ちゃん!」と名前を呼ばれた。振り返ると、なんと前園さんだ。「お疲れさま。花梨ちゃん、仕事は慣れた?」「はい、おかげさまでだんだん慣れてきました」「さっき酔っぱらってるお客さんに絡まれてたよね。助けにいけなくてごめん」「いっ、いえ、そんな」前園さん、そんなところまで見てくれてるんだ。前園さんはここにきて3か月で、他の人よりベテランっていうのもあるだろうけど。やっぱりうれしい。花梨がちょっと、ぽーっとしていると。「ねえ、ちょっと道を逸れたところに星がきれいなところがあるんだ、見ていかない?」1メートル先も見えないくらい真っ暗な世界。前園さんに連れられて、ふたりで満天の星を眺めた。「き、きれいーーー」星座をあてっこしたりして、うっとりロマンチックナイト。流されてディープキス。そして軽い、おっぱいサワサワ。翌日からも、従業員食堂や勤務中、会うたびに目で合図。花梨の勤務日程が終わったら、ふたりで観光デートの約束もした。途中、スマホを水没させちゃった前園さんにお金を貸してあげたりもした。そして7日目、最終勤務日の朝。職場の仲間がザワついている。「えっ、前園さんが飛んだ?」口々に皆が騒ぐ。「なんか、今朝起きたら荷物ごとなくなってたらしいよ」「給料日のあとだもんな。なんか前園さんって、名前変えて転々としてるらしいよ」「借金やばくて追われてるっぽいね。SNSで検索したら黒噂、出てきたよ」前園さんが、消えた。花梨が貸してあげたお金と一緒に。バイト代をもらっても、これじゃあプラマイゼロ。てか、キスしたり胸さわらせたり、私ってバカじゃん。エッチしなくてよかったー…。【三松さんからのコメント】男女関係だけじゃなくて、人付き合いの基本の基。お金を貸すときは、あげてもいいと決断したときだけです。返してもらっても返してもらえなくても、胸がザワツク関係になるでしょ。リゾートバイト、ふだんとは違う環境、イケメンが自分だけ特別扱い。ドラマみたいな展開に、若い花梨さんが舞い上がってしまうのもわかります。でも、お金の貸し借りはダメ!「電話する用事があるならスマホ貸してあげるから」「パンくらいなら差し入れするから」など、お金を貸す以外の案を、投げかけてみましょう。こちらが貸したがらないのに意地でもお貸してもらう方向に持っていったら、あやしさマックス。スマホも実は水没なんてしていない可能性あり。前園さんに限らず、親の入院費とか、妹の学費など、弱みにつけこむ理由も要注意。お金を返すつもりが彼にあるのなら、きっとまた連絡がくるはず。ウワサが事実なのであれば、LINEはブロックされているはず。1週間ぶんのバイト代が消えてしまうのはツラいですが、人生の勉強代だと思って腹に落とそう。世の中には、よくない理由で他人に近づいてくる人もいるのです。「バイト代レスは人生勉強の学費だと思って。イケメンの甘い言葉に騙されるなよ。星降る夜は特にね!」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©xijian/Gettyimages文・三松真由美
2022年11月24日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、ウォーターサーバーの修理のバイトを始めた22歳男性。ある日、修理に訪れた先のアラフィフ人妻から、ママ活に誘われて…。三松先生のアドバイスは?蓮(22)ひょんなことからママ活!?仕事レスになってもいいかと軽く考えているけど【レスなひとびと】vol. 183「こんにちは。『谷霧の名水』です」インターホン越しに挨拶する蓮。22歳フリーター。もともとはヒョロリとした体型だったけれど、ウォーターサーバーの修理のバイトを始めてからは、重い工具やパーツを持ち運ぶからか、かなり筋肉がついた。端正な顔と相まって、最近では流行りの俳優Tに似ていると言われることもある。「ああ、『谷霧の名水』さん。今開けるわね」ロックを解除してくれたのは、アラフィフマダム。修理依頼のメールには「間宮香織」さんとある。ここは高級住宅街にあるタワーマンションだ。コンシェルジュのいるエントランスを抜けて、エレベーターに乗り、27階を押す。2702号室のチャイムを鳴らしてドアが開くや否や、白くて大きなプードルが飛びついてくる。「あらあら、ごめんなさいね。ダメでしょ、ジェリーちゃん」ふわふわの白スリッパに、膝丈のかわいらしいエプロンを身につけた香織さんが謝る。「い、いえ。大丈夫です。ウォーターサーバーはこちらですね。ちょっと見させてもらいます」ウォーターサーバーの部品を取り外し、修理開始。修理のあいだ、なぜか香織さんは舐めまわすようにこちらを見てくる。「どうかしましたか?」「ううん、お兄さんって、最近学園モノのドラマに出てるあの俳優さんに似てるなぁって。えーっと、Tくん」「いやいや、そんな、芸能人に似てるだなんて」「本当よ。すごくかっこいい。このあと何もないなら、誘いたくなっちゃうくらい」「いやあ」「よかったら、ここに連絡して。もちろん、その時間のぶんのお手当ては渡すから」そう言って香織さんは部屋を出ていった。これって、いわゆるママ活か?連絡したら、一体どうなるんだ。お茶するだけか。それともホテルに行く感じ?手当てって、いくらなんだ。ペット用カメラのレンズがグルンと動いて、蓮を写す。まずいまずい、旦那さんにバレたらアウトっしょ。そう思ったはずなのに。蓮は、興味本位で香織さんに連絡してしまっていた。年はかなり上だけどきれいだし、好みのタイプだったのもある。いい匂いがしたし。「蓮くん、連絡くれてうれしいわ。駅近くのカフェでお茶しましょう。お手当は、まずは0.5でどうかな?」0.5…。5000円ということだろうか。正直、今のバイトするよりも、香織さんとお茶して5000円もらうほうがずっといい。エッチまでしたら、いくらなんだろ。アラフィフ女性って、どんなカラダをしてるんだ。おっぱいがちょっとたれてるってほんとかな。見てみたいな。妄想膨らみまくり。もしバレたら、解雇はまちがいなし。しかし…仕事レスになったとしても、最近の蓮はモテる。また別の人を相手に「ママ活」すればいいっしょ。そんなふうに考え始める蓮であった。【三松さんからのコメント】まずい。こういう考えを持つと、アンハッピーを呼び寄せてしまう。これからの人生が水浸しになってもいいのか!蓮さん、バレて失うのは、仕事だけはありません。社会的信用もお金も。そして倫理観がぐらついていることを周囲に見透かされる。ひとが離れてゆくぞ。「ママ活」というポップな言葉がよくないですよね。客観的に見たら、不倫。夫に見つかったら、職場に通報されるだけではなく、裁判に持ち込まれる可能性だってある。しかも、相手は富裕層系。裁判にかかる費用なんて痛くもかゆくもなく、いい弁護士だってつけてくるでしょう。蓮さんの勝ち目はなし。香織さんと何をしているかにもよりますが、何百万円の慰謝料を請求されることだってありえる。そういうリスクを覚悟した上で行動をしてね。ただ「いろいろな人との疑似恋愛を楽しみたい」という憧れだけなら、ホストに転職して、てっぺん目指すほうがいいかもしれない。楽なほう、楽なほうに流されていくと、気づいたら取り返しのつかないことになってしまうのです。モテ男たち、気をつけて。「今より楽して稼げる仕事というフレーズには気をつけよう。一歩間違えると、永遠に仕事レスの情けないオトナになってしまう」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©monzenmachi/Gettyimages文・三松真由美
2022年11月17日ananwebの公式Instagramには、恋愛や夫婦生活に関するさまざまな悩みが寄せられています。今回は、同棲中のセックスレスについてのお悩みを、恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニストの三松真由美先生が解決!同棲中の彼が仕事で疲れてセックスレス。子どもほしいけど、結婚してもだいじょぶか悩んでいます【レスなひとびと番外編】vol. 38ananwebインスタグラムに寄せられる恋とエッチのお悩みの数々。毎月ピックアップして回答しています。「同棲したタイミングで彼氏の方が転職して休みも減り勤務時間も長くなったためセックスレスに。したいけど、体力がもたないと言われてしまいました。結婚していずれは子どもが欲しいとお互いに話してますが、妊活するとなった場合にも難しい状況になるかもしれなく、このまま付き合って結婚することがお互いのためになるのかわからなくて悩んでます。好きだからこそ離れる必要もあるのかなと考えることも増えてしまいました」『同棲』って、とっても古い言葉の響きですが、令和ふうな言い方ってあるんでしょうか。そろそろかっこいい言い方に変えてもいいのでは。お試し婚前座婚男と女のハウスシェアエッチシェア「暮らしてみた」婚共同生活with SEX…苦しくなってきました。ネーミングはどうであれ、これだけ離婚件数が多い昨今、結婚してもいいかなと思ったお相手と生活を共にして諸所確認するのはよいこと。ずっと夫婦仲相談のアドバイスをしていますが、交際中に知り得なかった相手の悪癖が見えて愛が冷めるカップルを何千組も見てきましたから。ならば、一緒に短期間暮らしてみて「ゲゲ?そんな習慣あったの?無理―」と事前察知したほうが合理的ですもの。とは言うものの、合理的には進まないのが男と女。特に結婚という仕組みは外界の影響と、2人の心理状態と、経済状態と、出産と、子育てと、お互いの親との関係性と、男性ホルモンと、女性ホルモンと…ああ、きりがない。そんな数え切れない不安因子に影響を受けてしまい、合理的に穏やかに一生を全うするのは至難の業になっております。よって、同棲期間に、相性の善し悪しチェック、不合理な事実の飲み込みをしておくのはよいでしょう。しかし、ロング同棲はだめよ。同棲が半年から1年ならよかろうが、それ以上になるには“結婚のお日取り”をざっくり決定して、それに向かうのがよかろう。ズルルルと3年一緒にいるけど結婚話が全然出ないって相談も勃発しているので。相談者さんのように「同棲中のセックスレス」は要注意。よくぞ気づいた、相談者さん。自分はセックスが大事と思っている、子どもがほしいと思っているならばそこは徹底的に彼と話し合わないと、結婚後大騒動になります。結婚前のセックスレスが結婚後改善したカップルなんてたくさんいるのよ、と元気づけたいが…よほどの努力を重ねない限り難しい。もちろん子どもを作るためのセックスはあっても「二人でラブラブしようねリコちゃんきれいだよ。興奮しちゃう」という妻側の承認欲求を満たすハートフルセックスはできません。産後はよりレス化が加速し、妻側がイライラするケースをムッチャ見ています。相談者さん。そのまま結婚するか、別れるかをひと月以内に決めましょう。長引くと情が湧き、正しいジャッジができにくくなります。「セックスなくても彼のこと好き」というなら、その直感を信じて結婚してよい。でも、さんざん言ってますが、女性のセクシャルデザイア(セクデザ)は魔物です。今は黙り込んでいるセクデザが、アラフォーで噴出することを想像してみて。それはそれは辛い状態になるのであります。三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©EmirMemedovski/Gettyimages©PeopleImages/Gettyimages文・三松真由美
2022年11月03日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、SNSのファッション投稿がきっかけでアパレルブランドのディレクターを務める22歳女性。ひょんなことからある発言をして炎上してしまい…。三松先生が絶対に言ってはいけない、人を傷つけるNGワード、表現を教えてくれます。しおり(22)“整形レス”をよしとする調子こき女。「整形なんてありえない」と言ったら恋も炎上【レスなひとびと】vol. 181しおりはアパレルブランドのディレクター。もともと目指していたわけじゃなかったけれど、SNSで自撮りや服やアクセサリーをアップするうちに気がつけばこうなっていた。一般人ながら、写真をアップするたびにプチバズで、フォロワーは5.7万人。今日は新作のチェックのセットアップの写真を撮るため、彼氏の俊哉と汐留のイタリア街に来た。俊哉は、彼氏兼、しおりのカメラマン。ふだんのお出かけでも何気ないスナップを撮りまくってくれるし、新作お洋服が出るたびに撮影してくれるいいパートナーだ。「しおり、いいねー。めっちゃかわいい、いいよ。次ちょっとしゃがんで目線こっちちょうだい」イタリアっぽい雰囲気のあるビル街で、しゃがみこむ。少しだけ挑戦的な目で女優ぶったりする。街で撮影していると、いろんな人がこっちを見る。でも大丈夫。しおりは、見てくるどんな人よりも、自分が一番キレイだと自信があるんだから。帰宅後、俊哉に写真をリタッチしてもらって、次々アップしていく。みるみるコメントが増加。「かわいすぎ。しおりさんしか勝たん。絶対買います」「こんなふうになりたすぎる人生だった…」次々にポジティブコメント。丁寧にリプライをしていく。「ありがとう、ミチランちゃんも似合うと思うので、ぜひ」「あこがれだなんて、ありがたすぎる涙」などなど、いたって謙虚をよそおう戦略。でも、俊哉には本音をぽろり。「リプライしてきたこの子、ありえないくらい整形顔でびびる。見てよ、これ」「どれどれ。ああ、ちょっと不自然かもな」「いや〜、わたし整形とかせずのこの顔で、ほんっとよかった。正直、ずいぶん整形ってメジャーになったけど、それでもやっぱりちょっと引くよね。いや、肌のレーザーくらいだったらいいけどさ」「そうかもねぇ…」しおりにはずっとだまっていたけれど、俊哉は鼻をちょっと整形していた。しおりのことは好きだけど、時々ある「整形レス至上主義」な発言は、ちょっと…というかかなり傷ついていた。3か月後、結局一緒にいるのがつらくなった。しおりは、顔立ちのことで無意識にマウントを取る女なんだと今更ながら納得。残念な気持ちが膨らんできたのだ。置き手紙をして別れた。「僕の鼻」のこともちゃんと書いて。翌日、しおりのSNSをのぞいて俊哉は驚いた。なんとしおりが俊哉からの手紙をアップしている。「男で整形とかまじびびるわ」と投稿していたのだ!投稿は、批判をあびて大炎上。「ずっとあこがれてたけど、ファン辞めます」といったネガコメントがたくさんついて、アカウントにはまもなく鍵がかけられた。いつかは燃えると思っていたけれど、しおりのブランドは、もう終わりだ。【三松さんからのコメント】しおりさん、自分のお顔立ちを気に入っているのはいいのですが、心ない発言で、彼氏も仕事も信頼も一気に失ってしまいましたね。しおりさんにあこがれている人は「しおりさんみたいにキレイになりたい」「しおりさんを目指そう」っていう健気な気持ちでいたはず。ひとの気持ちを踏みにじるような発言、いけませんよ。人の見た目について、あれこれいうのは絶対NG。今の時代は特に。しおりさんと俊哉さんのように親しい間柄だったとしても、です。コンプレックスのある部分って、パートナーにすら秘密にしていることもあるでしょう。なにが、相手を傷つけるかわかりません。察してあげよう。疲れていたり、人間関係で大きな変化があったりすると、感情がたかぶって余計なことをSNSに書きがちです。一般のかたはインフルエンサーのように、炎上することはないけれど、信用を失ってしまうことは十分ある。感情に任せて投げた文面が、まわりにいる人を傷つけることがないか、万全の注意をしてくださいね。「整形でなりたい自分になってもいいじゃない!ひとの好み、容姿、癖、個性についてダメ出ししちゃだめよ。ただひとつ。彼とのエッチについてはダメなことはダメと言える関係を作ってくれ」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©Photographer, Basak Gurbuz Derman/Gettyimages文・三松真由美
2022年10月27日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、仕事にまい進し独身生活を謳歌している32歳女性。彼女の人生計画に結婚の二文字は現時点でないが、家庭を持ち子宝にも恵まれた双子の相方の姿を目の当たりにして…。三松先生が「年をとってからエライ目に遭う」生き方を教えてくれます!ユウカ(32歳)結婚願望レス、双子の相方から結婚しろと突っつかれるが【レスなひとびと】vol. 180ユウカとエリカは顔も性格も似ていない双子姉妹だ。エリカは20代で結婚して2人の子どものママ。インスタには平和な子育て三昧の日常をアップしている。そんな投稿を横目に見ながらユウカは「ありえない」とつぶやく。うちら二人とも就活がんばって、それぞれいい会社に就職したのに、エリカったら妊娠したとたん辞めるんだもん。ユウカは健康食品の通販会社で美容系チームをまかされ、ゼリーやジュースの開発にいそしんでいる。仕事が楽しくてしょうがない。自分がかかわった商品の売れ行きが伸びたり、顧客満足度が高いと上司から褒められる。仕事の結果で認められた日は必ず「ご褒美ワイン」で一人乾杯する。もちろんオーガニックワイン。恋愛経験は…ない。エッチ経験は大学1年のとき、ゼミの男子と合宿の勢いで1回ポッキリのお粗末な思い出。すぐに男を好きになり、泣かされているエリカを間近に見てきて反面教師にしていたから。「仕事だけが私を強くしてくれる」と小さな拳をいつも胸の中で握りしめて頑張っている。休日はラノベの世界にひたり、そこそこストレス発散している。つまり私の人生ムッチャ充実!と自分では納得。それなのに、ああそれなのに。たまに実家でエリカファミリーと接触すると虚しさがよぎる。愛くるしい姪っ子たち。孫を抱くときの至福の笑みの両親。エリカがキッチンで洗い物をしているときに駆けつけて「手伝うよ」とエリカの腰に手を回して、ニッコリ微笑むイケメン夫…。「子育てたいへーん」と言いながらも「ユウカも早くこっちの世界来たら?」とマウント取られてるような不穏な空気。なにゆえ、エリカに「フンッ!」と感じてしまう自分がいるのか。仕事でいい調子。ちゃんと稼げてるし、貯金も投資もしている。35歳で家を買う計画も順調。この前、エリカのマンションに行った時、エリカと喧嘩になってしまった。「ユウカ、エッチしてないでしょ。仕事できるってイキがってるけど、エッチしないとお股も心も砂漠化するんよ。ユウカ見てると怖いお局さまになりそうで心配。後輩にやさしく接してるん?」「はあ?ふざけんなよ。あんたが、男に泣かされまくってたから、あんたみたいになりたくないって思って生きてきたんよ。私のエッチの心配なんかせんでええわ」結婚なんかするもんか。仕事が私の一生の恋人なんだ。胸の中の砂時計。白い砂がサラサラと乾いた音を立てて落ちてゆく。【三松さんからのコメント】人口問題研究所の調査で「結婚願望なし」の割合は男性17.3%、女性14.6%で過去最高というニュースが流れてきました。さらに日本結婚推進協会のアラサー世代調査では、200人中、結婚願望があるひとは67%。つまり3割以上は結婚願望なしです。Z世代に関しても結婚を考えているひとは67.9%。既婚者を除いても2割強は結婚願望レス。2割強の未婚者が「結婚なんて考えてない」って事実、特に問題することか?はい。そのとおり。結婚するかしないかは自由です。お国としては少子化が進行するからまずいかもしれないが。しかし、人の心は移ろいやすいもの。今は「結婚願望レス」でも2年後にムチャいい男(女)が出現して「絶対結婚する!」とエンジン全開になることもある。結婚意識調査結果に一喜一憂する必要はありませぬ。ユウカさんも双子の相方と真逆の人生を歩んでいますが、この先の心境変化で大恋愛の可能性も想定内です。エリカさん夫婦がセックスレスになって離婚する将来も想定内。恋愛も結婚も離婚もセックスレスも、すべて視野に入れて『未来を生きる力』を今こそ蓄えていきましょうぞ。ただし、性に重きを置く私の意見としては「エッチはマスト」です。不倫やセフレは薦めないが、ひとりエッチでも女風でもいいので「おのれの性の自立」は絶対にしておかないと年をとってからエライ目に遭います。エリカさんの意見は一理ある。「結婚願望レスのみなさん、それは個人の未来設計なので問題なしですが、セックスレスはあかん!!!そこは挽回してくれ」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©Oliver Rossi/Gettyimages文・三松真由美
2022年10月20日ランチを作る時間がないときも、夕ごはんのメニューを考えるのが面倒なときも、ご飯にかけてひと皿で美味しくエナジーチャージができる“ひとさライス”の最旬秋レシピをご紹介。“ひとさライス”の美味しい魅力とは?インスタグラムのフォロワー数は9万人超え。今春発売され、大きな反響を呼んだ『ひとさライス』の著者で料理家の小堀紀代美さんに“ひと皿完結型”のレシピについて聞いてみました。「まず、フライパンひとつで作ることができるので時間がないときにもぴったり。おかずとご飯を一皿に盛るから洗い物も少なく時短になります。そして、ワンプレートで野菜とタンパク質を摂れて、満足感が高いのも魅力。味や食材のバリエーションは無限にあるので、オリジナルのひとさライスを作ってみるのも楽しいと思います」今回、教えてくれたのは秋の食材をふんだんに盛り込んだひとさライス。「旬の食材はエネルギッシュで、なにより季節を感じられるのが嬉しいです。お気に入りの器に盛りつければ、気分も華やぎます」手軽で美味しい“ひと皿完結ごはん”。基本の調理道具はフライパンと包丁のみ。調理時間は15分~30分と、疲れて帰ってきた日でもササッと作ることができるとファンが急増中。身近な食材を使って、野菜もタンパク質もひと皿で美味しく摂ることができるのがひとさライスの魅力で、調味料は醤油や酢といったベーシックなものから、エスニックな風味に仕上げたいときは韓国のコチュジャンやタイのナンプラーを使うなど、アイデア次第でアレンジ自在なのも楽しい。豚ばら肉とれんこんの甘辛カラシ炒め食物繊維たっぷりのれんこんで腸美人に。ビタミンCと食物繊維がたっぷりなれんこんはシャキシャキとした食感も小気味よく、よく噛むことで満腹感もアップ。豚ばら肉や甘辛タレとの相性がヤミツキに。【材料/2皿分】豚ばら薄切り肉…150g(3~4cm幅に切る)、れんこん…1節(薄い半月切り)、九条ねぎ…2本(斜め薄切り)、ごま油…大さじ1、酒…大さじ1、A[練り辛子…大さじ1/2、醤油…大さじ1、みりん…大さじ1,1/2、酢…小さじ1、青海苔…適量]【作り方】1. フライパンにごま油を入れて中火にかけ、豚肉を加えて炒め、肉の色が変わり始めたら塩、黒胡椒各ひとつまみ(分量外)をふり、酒、れんこんを加える。2. Aを加えて炒めて、肉に火が通ったらねぎを加えてさっと混ぜ合わせ、器に盛りつける。小堀紀代美さん料理家。東京・富ヶ谷のカフェ『LIKE LIKE KITCHEN』のオーナー兼シェフを経て、料理家に。近著『ごはんにかけておいしい ひとさライス』(西東社)が絶賛発売中。※『anan』2022年10月19日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・野崎未菜美レシピ&料理作製・小堀紀代美取材、文・小寺慶子(by anan編集部)
2022年10月15日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、ドラマみたいな出会いを経てハイスペック彼と交際中の24歳女性。いつものように濃厚デートを楽しむが、彼から突然別れを切り出されて…。三松先生が指摘する、彼女の問題点とは?早紀(24)うまくいってたハズの彼から急に「冷めた」って。それって教養レスなせいかもじゃん【レスなひとびと】vol. 179カフェ店員の早紀には、3つ上の彼氏がいる。カフェが入っている高層ビルの25階で働くリンジ。ネイビーのスーツとブラックコーヒーがよく似合う自慢の彼氏。出会いはドラマみたいだった。「よくお店にくるあの人、かっこいいよね〜!」とお店のみんなでウワサしていたら、ある日、彼が早紀にコッソリ連絡先を渡してきたのだ。リンジは早紀に一目ぼれだと言う。どストライクのタイプだって。毎日ちゃんとメイクして出勤しておいてよかった!付き合って3か月の今日は、リンジと代々木公園でピクニックデート。ミニスカート&ふわふわニットのコーデと、ロングの花柄ワンピースとで迷って、リンジにLINE。「今日のデートの服、どっちがいいかなあ?」「どっちもかわいい。でも今日は寝転がったりするだろうから、ロングワンピのほうがいいんじゃない?」「うーん、でもミニのほうが可愛くない?やっぱミニにしよ」結局、ミニのコーデで代々木公園へ。スタバで秋限定のマロンのフラペチーノとホットティー、根菜サラダラップとマドレーヌを買って、持ってきたレジャーシートの上でおしゃべり。「紅茶にマドレーヌひたして食べてみようかな」と言い出すリンジ。「えっ何言ってんの!ばーか!やめなよ、おいしくないよ」と言って笑った。時々ちょっとよくわからない冗談も言うけれど、それを差し引いてもリンジはかっこよくてやさしい。寝転がるときは、スカートが短いのを心配して、自分が着ていたジャケットをかけてくれたし。少し寒くなってきたので、リンジのマンションへ。後ろから抱きつかれて、夕寝。でもまだ眠くなくて、スマホをいじいじ。ふと画面に映った二人がいい感じで、寝ている光景。自撮りしとこう。幸せすぎる自分を自慢したくなる。「ハダカのイケメンに抱きしめられているアタシ、いい感じ」と思って、インスタのストーリーに勢い余って投稿。すると、後ろでリンジがモゾモゾ。リンジがスマホを見ていたのだ。はぁ、と大きなため息が聞こえて、腕がほどかれる。「やっぱり早紀といると疲れるわ。ありえないことするね。ずっと思ってたけど。今日で終わり」え?なんで?なんで?わたしたち、うまくいってるよね?【三松さんからのコメント】せっかくお互い一目ぼれという運命的な出会いを果たしたにもかかわらず、もったいない。早紀さんが気づいていないだけで、リンジさんをけっこううんざりさせてしまっていたんです。洋服はTPOをふまえるべきだし、紅茶とマドレーヌはプルーストの『失われた時を求めて』やフランス人の習慣の話をしていたのかもしれません。そしてSNSに無許可で恋人のハダカを乗せるのは100%マナー違反。一つひとつは小さいことですが、積み重なった時のストレスは相当だったでしょう。「これがずっと続くとなるとしんどいな」と別れを切り出されるのもうなずけます。いくら惹かれあっても、教養や常識感の差が大きすぎると長く一緒にはいられない。教養とは、相手の気持ちを想像する力も含まれる。知らないことがあったとしても、相手の発言の意図をたずねるなどすれば、歩み寄っていけるはず。今の時代、わかんないことはスマホくんが秒で答えてくれるしね。相手に追いつきたくて、本を読んだり、ニュースを深読みしたりする原動力が湧くとなおさらいいです。NewsPicsにコメント入れたくなったりして。「教養」と聞いてドキッとしたみなさん。読書の秋、まず腰を据えて本や漫画を読み、いろいろな登場人物の気持ちに思いを馳せるのはいかがでしょう。「お勉強苦手でも、賢い彼ができたら彼のステージに合わせるようギアチェンジすればよし。恋の効果はおそるべし。学習意欲を目覚めさせてくれる」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©PhotoAlto/Frederic Cirou/Gettyimages文・三松真由美
2022年10月13日ananwebの公式Instagramには、恋愛や夫婦生活に関するさまざまな悩みが寄せられています。今回は、彼との関係についてのお悩みを、恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニストの三松真由美先生が解決!彼の態度にモヤる女性の声を紹介します!【レスなひとびと番外編】vol. 37ananwebのInstagramに寄せられたお悩みからピックアップして、すてきな恋が成就するようアドバイスしています!今回は、そこまで深刻じゃないけれど、モヤる気持ちが続いているという、恋愛不安をかかえる相談者さんたちです。「付き合って同棲もしている彼が飲みに行くことが多く、朝帰りをする回数が多いです。仕事の都合上、ラウンジにも行くし周囲の友人とガールズバーに行ったりもしてました。私はお酒をあまり飲まないタイプなので朝まで飲みに行くことが理解できずケンカになります。仕事の付き合いで飲みに行くことは仕方がないとして、友達と朝まで飲むということはよくあるケースなのでしょうか?もしくはわたしの心が狭いだけでしょうか?」(A子さん)「好きと言ってくれない。名前を呼んでくれない」(B子さん)A子さんは、状況を細かく教えてくれていますが、B子さんは端的に一言。しかしこのお二人とも、モヤる本質は似ているなと感じました。「わたしのことをもっと気にして。愛して愛して愛して」と心が叫んでいる!!ラブソングの歌詞みたいですが。A子さん、一緒に住んでいるという事実で「彼の心はわたしのもの」と安心してしまい、日々の努力を怠ったのかもしれません。結婚前はラブラブだった彼が、結婚して1年経つとあんまり家にいつかなくなったというケースはよーくあります。A子さんの彼は、単にお酒が好きなだけなのかもしれない。友人たちと騒ぐのが好きなだけかもしれない。お酒が好きなだけなら、A子さんと家飲みしてもいいのに、頻繁に外に向かっている。A子さんのことを思えば、たまに友達を家に呼んで飲んでもいいのに、それはしない。「なぜ彼は朝までガールズバーで飲むのか」の理由が推測できてない時点でアウトです。A子さんが、「わたしはお酒を飲まないから理解できない」って言い切るとこがケンカの原因になりえるのです。わたしでもパートナーから「僕はお酒が嫌いだから君の行動は理解できない」と言われたらムッとしますぜ。一緒に住み始めてケンカが増えた場合、お互いの振り返り時期です。結婚前の様子見期間として短期間一緒に住むのはいいことですよ。あくまで短期間。「理解できない」と怒るより、どうして外飲みが多いのかを探り、自分は寂しいので、週3回ペースにおとしてくれないか提案するなど、もっと自分の気持ちと改善案を言葉にしてみてください。彼にも一緒にいる意味を振り返ってもらおうじゃないか。彼はA子さんが自立してるから、だいじょぶと思っているかもしれないですもん。そしてその前に。一緒に暮らす理由は、愛してるからではなく、家賃折半で経費が浮くし、メシ作ってもらえるし、たまに無料で抱けるから合理的…と思ってるとしたら??厳しい推測ですが、相手のことを好きになると不都合な真実を見ようとしないで、目先の行動が気になるものです。「単にお酒が好きなだけだよ。A子ともっと一緒にいる時間つくるね」と言ってくれることを期待して、自分の気持ちを伝えてみてください。B子さん、メンズがみんな恋愛コミックに出てくるイケメンみたいに「好きだよ」と言って、毎日キスしてくれると思うなかれ。そういうのめんどくさい、こそばゆいと感じてるタイプもいる。彼はどんなタイプか見極めて。「好きって言って」を繰り返してると、うざがられる。ほかにもうざがられるセリフはいっぱいあります。「今度いつ会える?」「今日誰と会った?」「LINE読んだら即レスして」「前の彼女ともこの店来た?」…ザクザクあります。恋愛初期なら許されるが、半年過ぎたら言ってはいけない。「わたしのことをもっと気にして。愛して愛して愛して」タイプの乙女は、ちょっと自分に自信がないかたが多いです。好きと言わないあなたが悪い、お酒好きで朝帰りするあなたが悪いと敵対せず、彼に「おっ、意外にできるじゃん!」と“認めてもらえる何か”を見つけるとモヤリがなくなる。みなさまの恋がスムーズに進行しますように。ロマンティックなクリスマスが過ごせますように。三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©PhotoAlto/Frederic Cirou/Gettyimages文・三松真由美
2022年10月06日エスロー(ESLOW)の2022年秋冬コレクションから、コートやベスト、ニットなどが登場する。リラクシングなカラーレスコートカラーレスコートは、フロントをラグランスリーブで、バックを続き袖で仕上げたオーバーなシルエット。リラクシングなサイズ感ながらも、肩周りが華奢に見えるようパターンを構成しているため、上品に着用することが可能だ。素材には、「スーパー 140’s(SUPER140’s)」のウールを使用を使用したジャージ素材を採用。起毛したのちにタンブラー加工を施すことで、シープのように柔らかな風合いと凹凸のある手触りに仕上げている。マイクロファイバーを用いたベストリラクシングなシルエットのノーカラーベストには、ふんわりとしたマイクロファイバーのフェイクファーを採用。軽くて暖かなマイクロファイバーをメインに使う一方、サイドにはエコレザーを組み合わせることですっきりと見せている。ビッグケーブルのクルーネックニットオーバーサイズのクルーネックニットは、大きなケーブルを緩く編みあげた存在感のある1着。保温性とふんわりとした質感をもつアルパカにウールを組み合わせ、軽量で暖かく、ふわふわとした質感に編みあげた。サイドスリットが躍動感を生むシャツドレスバンドカラー仕様のシャツドレスには、尾州産のキュプラのシャンブレー素材を用い、ワッシャー加工でシワ感のあるドライタッチに。サイドには深くスリットを入れ、着こなしに変化をつけられるリボンをあしらっている。詳細エスロー 2022年秋冬取扱店舗:全国の取扱店舗、エスロー オンラインストア展開アイテム例:・COLLARLESS COAT 69,300円発売時期:2022年8月末カラー:ネイビー、ベージュ・NO COLLAR VEST 30,800円発売時期:2022年8月末カラー:チャコール、オフホワイト・BIG CABLE SWEATER 37,400円発売時期:2022年9月末カラー:ライトグレー、オフホワイト・SIDESLIT LONG SHIRT 42,900円発売時期:2022年8月末カラー:パープル、ブルーグレー
2022年10月03日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、マッチングアプリで彼女を作ろうと試みるも、ことごとく撃沈している26歳男性。モテないのはお金のせい、と嘆くが…。三松先生が恋愛成就に絶対必要なことと、ラブラブが長続きする秘訣を教えてくれます!達也(26)年中お金レス。モテないのはお金がないせいかよ【レスなひとびと】vol. 17826歳の達也は、有料マッチングアプリを始めて半年。すぐ彼女を作って退会してやる、と思っていたものの思う通りにいかない。確かに、これといってアピールポイントがない。身長も学力もルックスも平均値、いや、平均よりちょっと下かも。だからこそ、マッチした女性とはうまくいくよう努力している。旬の店を予約してちゃんとおごっている。正直、デートのたびに1万円ほどの出費はきつい。月の手取り20万円の達也には、月2回のデートがやっとだ。アプリの利用料だってバカにならない。サブスクシステムなんて誰が作ったんだ。くっそー、いくらお金を積めば彼女できる?土曜日「二度目ましてデート」の杏子ちゃんに会う。杏子ちゃんは、胸下で切り替えのチェックのワンピースを着てきた。大きな胸が強調されていて、かなりエロい。こんな服着てくるってことは、もしかして向こうもその気ありか。ドクンドクドクンと鼓動と共に熱味を帯びるアソコをなんとか肘で抑え込み、買っておいたプレゼントを渡す。「初めましてデート」がいい感じだったから、もう一押しするための戦略プレゼント。「杏子ちゃん、このまえ欲しいって言ってた、『ジョー マローン』の香水。お店で試してみたら、ほんとに杏子ちゃんのイメージにぴったりで。つけてほしいなって思って」「えっありがとう!ほしかったんだけど、ちょっと高くてしぶってたから、すごくうれしい。大事に使うね」めちゃくちゃ喜んでくれて、大成功。1万円投資してよかった…と思いきや。会話が進むなかでわかった。杏子ちゃんの誕生日は再来週だと。ど、どうしよう、これよりいいプレゼント、準備しないと。ミスった。ついにきた、杏子ちゃんの誕生日デート。でも、家賃がヤバすぎて、予約できたのは地元のチェーンの焼き鳥屋さん。ひとまず用意した2000円くらいの入浴剤セットを渡す。杏子ちゃんのワンピースは、この前よりさらにかわいいツイードのミニワンピ。髪型もフワッフワ。地元焼き鳥屋さんなんて似合わない都会系ファッション。マジかわいい。でも「かわいい」なんて恥ずかしくて言えない。「こんな安いお店でごめん、家賃がギリギリで」も言いたい。でも、言ったらお金ないのがバレる。帰り際、杏子ちゃんは言った。「やっぱ達也くんにとって私、そんな大事な存在じゃないよね。無理して誕生日、一緒にいてくれてありがとね。じゃ、また」あっさり改札に消えていった。しかも小走りで振り向きもせず。杏子ちゃんの背中が「時間無駄にしたわ。ムカつく」と言ってるように見えた。ああ、杏子ちゃん。俺にお金がないせいで、引き止められなかった。撃沈。来月もアプリにお金を引き落とされる。【三松さんからのコメント】達也さん。「お金があればモテる」と勘違いしていますね。そりゃあ、ないよりはあったほうがいいけど。でも、お金がなくても彼女ができてるメンズもいっぱいいるでしょう。大事なのはお金の使いかた。額じゃない。「あなたのことを気にかけていますよ」「大切に思っていますよ」という姿勢をどれだけ相手にアピれるかです。金欠ウィークであれば、散歩デートでもいい。ブランケットを持ち歩き、ベンチで肌寒そうにしている彼女にそっと差し出す。自販機であったかいココアを買ってくる。ベンチに横並びで座って、盛り上がる話題を惜しみなく出してゆく。女性がほっこりして、キャラキャラ笑ってくれれば勝算あり。財力以外にも、アピールできるってことに気づいて。「体力あるから、会いたいって言ってくれたらすぐ走って行くよ」でもいいし。「筋トレしてるからお姫さま抱っこ10分できるよ」と言って、公園で王子様になってみてもいい。「料理得意だから、安い食材でフルコース作らせて」だったり。「整体士になりたいくらいだから肩こりの女性には、1時間無料で肩揉みするよ」でもいい。そして、何より大事なのは言葉がけ!達也さんのデート内容だったとしても、ハートフルな言葉さえあれば結果は変わっていたかもしれない。「かわいいね。その服似合ってる」の一言はもちろん、「杏子ちゃんを喜ばせたくって、無理して香水買って昼飯抜きで1週間過ごした。体脂肪減ってラッキー」とか笑かす。「今日、焼き鳥屋さんになった理由を暴露するね」と物語を作るのも面白い。素直に明るくぶっちゃける。そんな男性が好きな女性はたくさんいます。逆におごってくれるかもしれないよ。稼ぎが少ないことは、いずればれる。最初無理すると、嘘で固めた関係になり、破綻しやすいのです。そうそう、私の知り合い男子は、都心から電車で1時間エリアに住んでいるのに「白金在住港区男子」と最初のデートで嘘ついてしまい、無理無理の冷や汗展開になってあえなく撃沈。変なプライドを持たず「真実の俺」を知ってもらおう。「喜ばせたい気持ちはずっとある。だって好きだから」と直球投げるほうが潔くて高感度アップ。「お金レス男子は結婚対象外と思う女性はもちろんいる。でもね、今はショボいけど、彼が頭角現して稼げる男になるよう成長させてみせるというアゲマン志向女子のほうが、結婚してからはラブが持続する傾向あり」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©DjelicS/Gettyimages©The Good Brigade/Gettyimages文・三松真由美
2022年09月29日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、復縁したいと密かに思っていた元彼に、ある日突然呼び出された25歳女性。彼女を待ち受けていたのは…?三松先生が別れて大正解の男性の特徴と、大人女性のあるべき姿を教えてくれます!玖瑠実(23)元彼の結婚報告に、なぜか喪失感。「元彼レス」なんて言葉あるのか?【レスなひとびと】vol. 177金木犀の香りがして、ちょっと思い出してしまった。3年前付き合っていた秀治のこと。専門学校時代、よく授業後にバイクで迎えにきてくれた秀治。寒くないように、玖瑠実用の上着とレッグウォーマーをいつも持ってきてくれてたっけ。なんだか少女漫画みたいでよかったな…なんて。その夜、玖瑠実はある夢を見た。秀治とめちゃくちゃエッチなキスをする夢。煙草の匂いがするキス。尾崎の歌の歌詞みたいなボロボロのアパートの軋むベッドの上で。「ねえ玖瑠実、口開けて、舌出して」「ん…っ」妙にリアルで、翌朝はちょっぴりやましい気持ち。でもスマホを見たら、そんな気持ちはふっとんだ。なんと、秀治からLINEが来ているではないか。「玖瑠実、今日ちょっと会えない?話したいことあってさ」別れてから一度も会ってないのに、一体今頃何の話?その日、仕事は全然手につかない。PCの前でボー…。だって、あんな夢を見たあとで、秀治から連絡がくるんだもん。しかも会いたいって。タイミングよすぎる。復縁の香りプンプン。ちょっぴり期待。19時。待ち合わせの荻窪のカフェ。「おー、玖瑠実。元気だった?」はっちゃけた笑顔。低音ボイス。懐かしくて思わず顔がほころぶ。「うん、元気だったよ」ソーダを飲みながら最近の仕事の話やら、共通の友達のウワサ話やら。会話は弾み、なかなか本題に入らない。もう、早く言いたいことがあるなら言ってよ。玖瑠実はしびれを切らして尋ねた。「ねえ、そんで話したいことって?」「えーっと」と口ごもったあと、彼はスルっと早口で言う。「来月、結婚することになったんだ」えっ。思考停止状態のまま、反射的に返す。「そうなんだ、おめでとう」そのあと、落ち着いてから「どこで会った人?」「どんな人?」と相手の情報を聞き出すも、なんだかすごく喪失感。いったん別れた元カレなんだから、今さら喪失感ってのもおかしな話だが。なんで別れたかって思い出してみる。お互いバイトに熱心で、すれ違いが多かったからだ。たいした理由じゃないから、よけい悔しい。復縁したいとずっと思ってた。秀治の目が見れなくなって、会話も途切れ、解散の流れに。こんな気持ちになるのは、一体なぜだ。玖瑠実にはまだシン彼氏ができてないのに、先に結婚しちゃうからか。玖瑠実と付き合っていたときには、結婚の話なんて、一度も出なかった。玖瑠実と比べて、ずっときれいで聡明な女性なのだろうか。ああ、なんだか自信もなくなってくる。帰り道、秀治からLINEがくる。「今日はありがと。ってか、今度は3人で会おうよ。玖瑠実の話を彼女にしたら、会いたいってうるさくてさ」「会うか!バカ!」なんだかバカにされた気分。【三松さんからのコメント】元カレの結婚にモヤる女性、玖瑠実さん。嫌いになって別れたわけでないなら、そりゃ寂しいですね。未練の有無にかかわらず、一度は愛した人。自分より先の結婚報告に傷つくのは、自然なことです。ショックを受けている自分に驚くかもしれませんが、気にしなくって大丈夫。そして、自信をなくす必要もナシ!元カレの結婚相手と自分を比べて、落ち込んじゃだめ。結婚はタイミング。玖瑠実さんのほうが劣っているなんてことはないので安心して。思考停止状態でも「おめでとう」と言えたから立派じゃないですか。そこで、ソーダを彼の頭にぶっかけて「うちより先に結婚すんなよ!」と叫ぶ見苦しい状況は避けたい。とは言えですよ、呼び出してまで結婚報告をする秀治さんもどうなのか。報告したいだけなら、LINEで済む話。もしかしたら、秀治さんのほうに「結婚前に元カノともう一回やっとくか」なんて下心があったのかもしれない。そして、挙げ句の果てに「彼女と会ってほしい」。これはないわ。会ったところで玖瑠実さんに何のメリットがあるのか。婚約者に元カノの話をするのも残念な男です。やっぱり自分の都合しか考えていないダメ男です。逃した魚は全然大きくない。秀治さんとは別れて正解というのが私のジャッジ。元彼レスで、落ち込む必要ナシです。次、いきましょう。次!「元彼レスという言葉はありません。元彼にシン彼女ができようが結婚しようが、喪失感なんて感じるなかれ。祝福の余裕をかますのが大人のオンナ完成形」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©DjelicS/Gettyimages文・三松真由美
2022年09月22日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、仕事漬けの日々で心身ともに疲労困憊の25歳女性。見かねた彼が提案してくれたのは…?三松先生が「休むこと」の重要性と、忙しくてもできる新しい休息方法を教えてくれます!チヨリ(25)休暇レスで体も心もくたくたに。ワーケーションでリフレッシュ!【レスなひとびと】vol. 176(うー、肩こりヤバいし、目がショボショボする…)チヨリの仕事はプログラマー。目を酷使するし、首と背中がガチゴチ。最近は特にいそがしく休みもとれない。彼氏の涼馬とも、近所でのゴハンデートが限界だ。エッチなんてまったくできてないし。涼馬は締め切りをかかえるチヨリを気遣って、その件には触れない。在宅勤務終了後、目がショボショボなのに、またスマホを見てしまう。明日は1日お休みだけど、1日じゃ遠出もできない。結局家で、終わらなかったぶんの仕事をしたり、YouTubeを見たりして過ごすんだ。(こんなに仕事ばっかりの毎日、嫌だ〜〜〜!でも、仕事全然終わらないし。てか間に合うのか?納期迫ってるぞ)翌週、涼馬からLINEが送られてきた。「ねえ、ちよちゃん。在宅勤務なんだったら、気分変えてワーケーションしてみない?うちの会社は手当出るんだよ」添付されているURLを開くと、オーシャンビューのお部屋の写真!広いデスクとWi-Fi、プチ露天風呂もついている。夜はふたりで一緒に入って、海を眺めながらまったりできそうだ。「行きたい!」うちは手当出ないけど、1日くらいならいいだろう。1か月後、早朝6時。車で涼馬が迎えにきてくれた。パソコンと1泊分の着替えを入れて、出発。普通の平日なのに、旅行みたいでワクワク。3時間後には到着し、いつも通り9時半に始業。部屋は、ほっこり落ち着く無垢の木の内装で、海を感じさせるロイヤルブルーのカーテンやソファがすてき。そして何より、窓からはホンモノの海。仕事の合間に顔を上げるだけで、癒される…。何より仕事がはかどる。気分変わると、脳がスッキリするみたい。「お昼は海鮮丼、テイクアウトしてくるよ」ランチは、涼馬が車で買ってきてくれた海鮮丼。海を見ながら食べれば、たった1時間の昼休みが最高のリフレッシュタイムになった。午後は超集中して、あんまり顔も上げなかったけれど、なんとか21時に終業。納期に間に合いそう。21時に終わったら、ふだんはどこにも行けない。でも、今日はお部屋の露天風呂で涼馬と乾杯できるんだ。「ちよちゃん、肩凝ってるでしょ。ちょっとこっちきて、マッサージしてあげる」湯船のなかで、涼馬がチヨリの後ろに回って、肩を揉み始める。温泉のとろっとした湯質と相まって、なんだかちょっとエッチ。仕事でガチガチだった心とカラダがほぐれるにつれて、久しぶりにそういう気分になってきた。涼馬が満面の笑みで後ろから抱きついてくる。「うれしい。チヨちゃん、最近ずっと仕事がんばりすぎてて、心ここにあらずだったから。リラックスした顔、久しぶりに見られて安心した。大好き」「わたしも大好き。今日は連れてきてくれて、ありがとね」リフレッシュできたし、仕事できたし。気分転換って大事なのね。【三松さんからのコメント】チヨリさんは、仕事のことで頭がいっぱい。そうなると急に「休みをとって旅行に行こう」なんて発想はできない。そこでワーケーション!がんばりやさんな彼女を理解して、上手に日常からエスケープさせてあげられた涼馬さん、すばらしい彼ね。在宅勤務=家が職場。コロナで外出を控えなくちゃの現状もありますが、休日もずっと家にこもりきりだと、気持ちの切り替えもしづらいですよね。たまには、自然に触れて心と体を休めることも大切。仕事モードが切り替わって、パートナーとのコミュニケーション&スキンシップも楽しめるようになります。チヨリさんはこれを機に、ワーケーションと旅行をくっつけて、勇気を出して有休申請をしたそうです。みなさんのなかには、夏季休暇が取れるはずなのに、まだ申請していない人もいるのでは?休みナシで働くと、やっぱり無理がたたって、回復に時間がかかることになってしまいます。仕事の効率も落ちます。「休暇レスで、疲労困憊のあなた。休暇レスはセックスレスを牽引する。セクシー気分を思い出すためにも休暇を取ろう」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©Tim Robberts/Gettyimages文・三松真由美
2022年09月15日カネコ種苗株式会社(東証スタンダード:1376)とねぎびとカンパニー株式会社(代表取締役:清水 寅、本社:山形県天童市)は共同開発し、新シリーズ「極苗2023」を2023年2月に発売します。これまで40年以上変わらなかったネギの苗に革命的な変化をもたらし、これまでの束苗とほぼ変わらない価格を実現しながらも、生産量を大幅に増やし、店舗の廃棄ロスを大幅に減らす新商品です。ねぎ苗玉ねぎ苗2021年群馬県伊勢崎市カネコ種苗波志江圃場での試験結果■「極苗2023」とは「極苗2023」は、土がついたセルトレー型のネギ苗です。トマトやナスなど、多くの野菜ではポット苗が一般的ですが、ネギとタマネギは、これまで束苗が主流でした。しかし、束苗では店頭に並べて数時間後には、しおれて葉先が枯れ、見た目が悪くなるため、廃棄ロスになるリスクが高くなってしまいます。ところが、この「極苗2023」は、セルトレー型の苗なので、苗が店頭で長持ちし、廃棄ロスが大幅に激減します。しかも、ネギを知り尽くしたねぎびとカンパニーが持つ独自の技術と、こだわりの培土と覆土を使うことで、苗をより長持ちさせることに成功。根を切らず、そのまま植えることで、土への活着を安定させます。これにより、一般的な束苗の活着率が50~60%程度のところ、「極苗2023」では94%(当社比)の活着率を実現。これまでと栽培方法は変わらないのに、生産量が約2倍になります。消費者にはもちろん、店舗にも大きなメリットがあり、セルトレー型なので、水を与えるだけで、販売する店舗での商品ロスを激減します。これまでの販売の常識を覆す革命的な形の変化で、SDGsが求められる令和の時代を切り拓きます。■セルトレー型のネギ苗のメリット・土への活着率が高く、生産量が増える。・水を与えれば商品を維持できるため、店舗での廃棄ロスを減らせる。・雨の日でも保管が可能で、天候に左右されず、すぐに植えなくてもいい。・そのまま植えるだけなので、ほとんど技術はいらず、初心者でも簡単。・ねぎびとカンパニー独自の栽培技術により、乾燥に強い苗に育っている。さらに、「極苗2023」は、初夏どり白ねぎ、一翠太、下仁田ねぎ、九条太ねぎと、年間を通じて販売できるラインナップを展開します。ネギは1年を通じて食べられる定番の野菜。四季を問わず、いつでも生産・収穫できるように、複数の品種をセルトレー型で展開します。「極苗2023」ラインナップセルトレー1パック(10穴)販売予定価格:1パック10穴(30本以上)528円[税込]1パック10穴で収穫が期待できるネギの本数:およそ30本以上(実績値)※ 続々と入荷決定につき、絶賛予約受付中! 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月15日産後、育児に一生懸命になるあまり、レスになってしまった夫婦。2人目の赤ちゃんが欲しい夫婦がレスを解消し、2人目の赤ちゃんを授かった体験談をママの目線から伝えています。 1人目の子どもを産んで、1カ月健診で性交渉を開始しても大丈夫と医師から言われたあとも、私はセックスをしたい気分になりませんでした。赤ちゃんのお世話で昼夜関係なく気を張っていたので、夫とセックスする時間を取ることや雰囲気作りをすることが考えられなくなって10カ月。子どもが1歳を迎えるころ、2人目について考えるようになり、セックスレスを解消する必要が出てきました。 産後セックスレスにわが家は結婚してセックスレスだった期間はなく、夫婦生活を送っていました。そして、2年後に待望の第一子を妊娠。出産して育児に没頭していた私は、産後1カ月で性交渉を開始しても大丈夫だと医師に言われてからもセックスをしたい気分にはなりませんでした。 産後6カ月ごろから夫に誘われることはありましたが、24時間休むことのない赤ちゃんのお世話で寝不足の私は、疲れているので毎回断っていました。 2人目が欲しいけれど…第一子が1歳になるころから、2人目の子どもについて考えるようになりました。しかし、まだそのころもセックスレスは継続中。 セックス再開のタイミングを逃して夫からも誘われなくなり、「この先、夫婦のセックスがなくなってしまうのは嫌だ! なんとかしなければ」と私は動き出しました。そして、自分たちのセックスレスを解消するために必要なことは何かを考えたのです。 私たちのセックスレスの原因とは私が心身ともに疲れていることが原因と感じたので、夫に相談。夫は「2人で子育てをしよう! ひとりで背負わなくても大丈夫だよ」と言ってくれました。夫の言葉で、私はなんでも自分ひとりで頑張りすぎていたなと気づいたのです。 そして、育児と家事をもっと夫に頼るようにしてから、夫婦の関係は「子どものママとパパ」ではなく、「お互いをサポートし合う良きパートナー」になっていきました。家庭での役割の重圧から解かれた私は、夫のことをより信頼し愛せるようになり、セックスレスは自然と解消したのです。 無事にセックスレスを解消した私たち夫婦には、数カ月後に第二子がやってきました。今回の体験を通してセックスレスは夫婦の問題であるし、女性側がひとりで悩んで解決しようとしても根本の解決には至らないと気づいた私。これからも家庭のことや夫婦間のことで悩みが出たら、「お互いをサポートし合う良きパートナー」である夫に正直に話して、2人で解決策を探っていきたいと思いました。 監修/助産師REIKOイラストレーター/Michika著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。
2022年08月31日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、月経痛が酷い31歳女性。さんざん悩んでピルを服用し始めた彼女に、彼が言った衝撃的なセリフとは…。三松先生が、付き合うと後悔するダメ彼の特徴を教えてくれます。みつほ(31歳)月経痛レスなカラダを手に入れたのは、自分のためなのに!【レスなひとびと】vol. 174「は〜。なんで毎月出血するんだ。ほんっと、憂うつになる」トイレでみつほはため息をつく。なんで望みもしないのに毎月毎月、血が出てくるんだろ。腹痛も腰痛も頭痛もひどいし、気分は落ち込む。下着の洗濯も大変だし、寝る時シーツ汚したこともあるし。デートのとき、臭いも気になるし。本当に嫌なことしかない。<生理なくす>や<子宮いらない>と検索もしたこともある。あまりに生理痛がつらいので、ピルをもらおうと婦人科に行き検査を受けた。検査結果に異常はなかったけれど、血圧の関係で血栓のリスクが高く、普通のピルは処方できないと言われる。どうしようもないのか…とため息。そのあと比較的血栓のリスクが低い「ミニピル」というのがあると説明を受けた。服用で、生理がなくなる人もいるのだという。処方してもらえるピルは病院によっていろいろあるらしいけれど。みつほは速攻で決断。「それにします」さっそく、服用開始。最初こそ不正出血があったが、しばらくすると、嘘みたいに生理痛はなくなった。もともと自分のカラダの管理は自分でしたいタイプ。だから彼氏の淳には、ピルを服用しはじめたことを言うつもりがなかった。でもある日、あまりにもうれしくて、言ってしまった。「最近ピル飲み始めたら、生理がなくなってさ。いや、ほんと楽だわ」「えっ、そうなんだ、知らなかった」最初こそ淳はそう言ったものの。数日後、淳の家。抱き合っていると、淳がみつほの顔色をうかがうようにして、聞いてきた。「ねえ、ピル飲み始めたってことは、付けないでしていいってこと?俺、うれしい」その瞬間、なんだか目の前の淳がめちゃくちゃアホな生き物に見えてしまった。みつほは、毎月の憂うつに真剣に悩み、それを少しでも軽減するためにピルを服用しはじめた。それなのに淳は、みつほがピルを飲み始めたのをラッキーだと思っている。そのうえ、なかば自分のためだと喜んでいるように見える。散々悩んで、勉強して、クリニックを検索して。しかもミニピルは規則正しく飲まないとと釘を刺された。手間をかけて、お金を払って、飲む時間を気にするストレスも増えた…なにも考えていない淳がそれに“タダ乗り”しようとしてくる。なんなんだ、こいつは一体。最初の「えっ、そうなんだ、知らなかった」は百歩譲って許す。ピルについて、知識として知らなかったのかもしれないから。でも、そのあと数日あったはずだ。ピルについて調べる時間だってある。本当にみつほのことを大切に思っているのであれば、そうするだろう。そして、次のデートで話題にあげるならば、まず「なぜピルを飲み始めたのか」と聞くべきじゃないか。「あんたのためじゃないから」驚くほど、冷たい声が出た。服を着て、淳の家を出る。一瞬で彼氏レスになった。でも、淳みたいな彼氏なら、いないほうがしあわせなんじゃね?【三松さんからのコメント】みつほさん、別れて正解です。花まる選択肢。パートナーとは、お互いが笑顔で健康でいられるよう意思疎通しておくのが理想よ。相手のカラダ、健康状態、メンタルのことを気にかけず、自分のメリットばかりを考える淳さんとは、付き合い続けてもいずれ疲れてしまうでしょう。日本では、ピルを服用している女性は全体の2.9パーセントと言われています。おそらく増えていくことでしょう。フェムテックの波が到来してきています。フェムテックとは、女性の健康とテクノロジーをかけ合わせた言葉で、女性特有の悩み、まさに月経痛やPMS、妊娠、SEXのトラブルについて改善予防しようとする環境を整えようという動き。男性の皆さんは、月経痛や不妊問題、ピルについての基礎的なことを知っておく必要があります。月経があまりにつらいときは、ガマンせず婦人科を受診してください。みつほさんは幸い、異常がありませんでしたが、病気が見つかって治療や手術をした女性の話はたくさん聞いています。自分のカラダなのに、思うようにいかないことは多いですよね。痛みや、ブルーな気分はコントロールできないものです。きちんと向き合って、どうにか改善しようとするみつほさんは素敵です。次に出会う人は、そんなみつほさんをきちんと大切にする、フェムテックのことも一緒に学んでくれる素敵なパートナーでありますように!三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©EmirMemedovski/Gettyimages文・三松真由美
2022年08月25日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、ノルマを達成できず苦悩する23歳歌舞伎町ホスト。考えた末、会社員と偽り、マッチングアプリで女性と会い…。三松先生がマッチングアプリの実態を教えてくれます!尚彦(23歳)名前レスなら何しても平気っしょ!と思っていたら、仕事レスに【レスなひとびと】vol. 172尚彦は歌舞伎町のホストだ。コロナ真っ最中のときはマジやばかったが、最近は持ち直してきたところ。「やっべ、これじゃ売り掛けぶん回収できないじゃん」お客さんのカナからの「来月まで支払い待って」のLINEを見て、焦った声でつぶやく。「来月はバースデーイベントあるし。集客ノルマ、守れなきゃ罰金じゃんよ。新規も呼ばなきゃやばいって」何時間も頭をひねって考えた末、いいことを思いつく。まず会社員を装い、マッチングアプリに登録。マッチした女性とデート。仲良くなったところで、「実はちょっと家族が病気でお金なくて。副業でホストしてるんだよね」とホストクラブに誘う。一見手間がかかりそうだけど、マッチングアプリで女性を探す時に、ハマってくれそうな人に絞ると案外イケる。ちょっと寂しがりっぽかったり、アイドル好きだったりで、趣味にガンガンお金を使うタイプが狙い目だ。源氏名は“夕暮ナギサ”。本名は尚彦だから、LINEの登録名はN。マッチングアプリでは直人と名乗って、数名の女の子を狙う。プロフィールなんて「一緒に楽しい時間を過ごしたいです」と書いておけばOK。職業柄、飲みものがなくなる前に注文を聞いたり、ドアをあけてあげたり、女の子がいなくなるまでしっかり見送ったりを当たりまえにするから、簡単にモテた。楽勝楽勝。店にお客さんは増え、これならしばらくは安心して過ごせる。ある日、先輩から変なツイートを見せられた。「このNって奴、ナギサじゃね?」と。見てみると、アプリからホストクラブに誘導した女性のうちのひとり、*Mika*とのLINEのトーク履歴が晒されている。<マッチアプリにいる、このNって男には要注意。会社員のふりして近づいてくるけど、実はナギサって名前でホストしてる。仲良くなると、頻繁に店に誘ってくる。女を金づるとしか思っていない最悪クソ男>「うっ。まあ、もうミカは切るんで、大丈夫です」と先輩には言ったものの。ツイートはバズり、やがてこんなリプライが。<え!この直人って人、アタシも会いました!めっちゃ美形だし、おしぼり三角に折り出すし、なんか怪しいとは思ってたんですけど。笑〇〇って店の、夕暮ナギサですよね?>やば、店名まで書かれてる。宣材写真やアプリ、LINEのアイコンまで晒されてるし。「ナギサ、ちょっといい?」翌日の閉店後、店長に呼ばれる。「こういうこと書かれちゃうと、お店のイメージも下がるし迷惑なんだよ。マナー違反だろ。罰金わかってるな。お客さんが来てモメはじめたら困るし、今週木曜で辞めて、別の店に移ってくれ」せっかくいい方法思いついたと思ってたのに、罰金&退店なんて。マジかよ。【三松さんからのコメント】マッチングアプリにホストがいるケース、増えているらしいんです。アプリはまりの女性達からたくさん聞いてます。もともとホスト好きで「仲良くなりたい」「付き合いたい」と思っているのならよいのですが。普通の一般人彼氏が欲しいかたは要注意。職業が「エンタメ系」で、「だいたい新宿にいます」と話していて、夜型の生活をしていたら、疑ってみるべし。一度仲良くなってしまうと、どうしても恋愛発展を期待してしまうものですが、冷静さを忘れないで。そして尚彦さん、名前が仮名であれば、何をしたっていいわけではないぞ。もちろん、仕事では多少の“オトナ嘘”も必要かもしれません。ただ、アプリには真剣に恋人探しをしている人もいます。いずれ修羅場になることは避けられない。呼んだ女性がたまたま一緒のタイミングで店に来てしまったり、真剣交際を迫られごまかしきれなくなったりと。その場を乗り切ってボトル入れてもらっても、神様はお見通し。尚彦さんもお客さんも隠し事なく笑顔でいるほうが、長期的に見て信頼で稼げるはず。飲食接待のお仕事もSDGsを意識しなくちゃ!「アプリでまじめに彼氏探しをする女性達をバカにすんなよ。周囲からの信頼レスで、一生クソ男のレッテル貼られるぜ」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©PeopleImages/Gettyimages文・三松真由美
2022年08月11日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、彼から、彼の同僚を交えて河原バーベキューを提案された26歳女性。敏感肌で日焼けが怖い彼女はどう答えれば?三松さんが彼からもっと愛されるコツを教えてくれます!朱莉(26歳)日焼けレスでいたいけれど、彼氏からアウトドアのお誘いが!【レスなひとびと】vol. 171「朱莉ちゃん。今度、会社の同僚が河原でバーベキューしようって言ってるんだけど、どうかな?」付き合い始めたばかりの晴喜からの誘い。提示された日は丸1日空いていた。とっさにこう言ってしまった。「え〜!ちょっと予定、確認するね」バーベキューが嫌なわけではない。朱莉は敏感肌で日焼けが苦手。日光に当たりすぎるとすぐ赤くなり、ひりついてしまう。それに将来、シミやシワになるのも怖い。母親は56歳でシミだらけ。ガチにコンシーラー塗りたくるのを見ている。「ママみたいにはなりたくない!」今までのデートは曇りや雨の日だったり、仕事終わりの夜だから気にしたことはなかった。だから、突然のアウトドア誘いにとまどっていた。河原でバーベキュー。日差しを遮るものなど…ない。だからって、つばの広すぎる帽子やサングラス、UVカットパーカーの完全防備でいくのはどうだろう。晴喜の会社の人も来るというのに、ドン引きされそう。女優気取りのめんどくさい女だって思われたくない。でも、日焼けは困る。10年後、母みたいにシワシミだらけになっていたら「ぶさいく」って思われちゃう。晴喜とは、結婚してからも「きれいだね」って言われていたい。一度、日当たりのいい晴喜の部屋でエッチ突入になったことが。その時は控えめに「ねえ、カーテン閉めて」と言った。たぶん、晴喜は恥ずかしいからだと思っただろう。「ん、そうだね。朱莉ちゃんのカラダ、明るいところでよく見たいけどな」と言って、すぐに閉めてくれた。晴喜には一切話していないけれど、朱莉の家の窓はUVカットフィルムを貼り、遮光1級のカーテンがついている。夏は毎日入念に日焼け止めを塗り、日傘をさし、ビルの影を選んで歩く。電車やバスでは日の当たらない席に座る徹底ぶり。晴喜は「朱莉ちゃんの肌、白くてすべすべで好きだな」と言ってくれたけど、そういう努力の上に成り立ってるもの。でも、話しても伝わんないだろうな。以前お付き合いしていた人との別れの経緯はこうだ。「神経質な女だな」とか「気にしすぎで俺までつまんなくなってくる」とか。最後には「その帽子、つば広すぎで魔女みたいじゃね?」とか。いちいちつっかかってくるのに疲れて、別れた。正直、河原でのバーベキューはかなり楽しそう。会社の人に紹介してもらえるのも、すっごくうれしい。晴喜とは、いっぱい思い出を作りたい。でも、お肌が赤くて痛くなるよーー。【三松さんからのコメント】朱莉さん、かわいい悩みに見えますが、敏感肌のかたにとっては最上級の悩みですね。アウトドアセックスできないし。彼と結婚を考えてるなら、避けて通ることのできない話です。きっといずれは、ピーカンの沖縄に旅行をしたり、新居のカーテンを選んだりします。何度か晴天デートを断わることが続いたら晴喜さんも「あれ、嫌われているのかな」とか「会社の人に紹介されるのは嫌だったかな」などと、誤解してしまう。そんな悲しい行き違いで、仲が壊れてしまうのはもったいない!正直に伝えることについては、苦い思い出があるかもしれません。でも、もし晴喜さんが「真剣に付き合いたい」と思っているなら元カレの時のようにはならないはず。現に朱莉さんを会社の人に紹介したいと言っているくらいなので、真剣交際の可能性は大でしょう。それに、日焼けすると肌トラブルになるのは体質で、変えようのないこと。朱莉さんのことを大事に思っているのであれば、理解し、一緒に工夫をしてくれるはず。「晴喜くんに肌すべすべで好みだと思われ続けていたいこと」や「日差しは超苦手だけど、一緒にいたい気持ちはすごくあること」をマジ顔で伝えてみて。「日焼けレスの敏感肌女の皆さん、私は夜しか活動しないわとかまし続けてみてください。ミステリアスなバンパイア美女と思われて意外にモテるかも…」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©Tara Moore/Gettyimages©Aja Koska/Gettyimages文・三松真由美
2022年07月28日ananwebの公式Instagramには、恋愛や夫婦生活に関するさまざまな悩みが寄せられています。今回は、将来の話を彼としたいけどそんな雰囲気にならないというお悩みを恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニストの三松真由美先生が解決!小見出しお願い致します【レスなひとびと番外編】vol. 33ananwebのインスタグラムに寄せられたお悩みの数々、ピュア恋愛相談から、ハードなエッチ相談まで、この世の女性の数だけお悩みがありますね。新聞、ネットニュースで結婚願望に関する記事を目にしました。「独身男女4人に一人が結婚願望なし。20代独身男性デートゼロ4割」まさにanan読者世代の結婚観ではありませんか。未婚男女に結婚意思を尋ねると30代は男女とも46.4%が「意思あり」と答えたが、男性26.5%、女性25.4%が「意思なし」と答えたと。結婚意思がない理由は「自由でいたい」です。自由…どんな自由か想像してみました。自由に自分時間を設計できる。起床時間とか帰宅時間とかゴハンのメニューとか。自由に好きなことにお金を使える。自由に友達と約束できる。自由にインスタを投稿できる。自由に仕事を選べる。自由に今日着る服を選べる。自由にいろんな人とセックスできる。なるほど、「自由ってすてき!」です。その自由の素敵さを‟上回る何か”を見つけないと「結婚しよう」とはならない心理、わかるわかる。さらに女性側が結婚したくない理由は「仕事・家事・育児・介護を背負うことになる」というしっかり結婚後の自分の動き方を予想した回答となってまして、まだまだそこはシェアでききれる時代ではないと感じました。保育園のお迎え時間を見ていると、やはり大きな買い物袋を抱えたママが圧倒的多数ですもの。結婚によって‟自由を上回る何か”を二人とも見つけることができると安泰なのですが、上回らないカップルが少なくないため、衝突や無視やセックスレス問題が勃発するのであります。今回の相談者さん「現在付き合って1年半の一回り年上の彼氏がいます。 できればそろそろ将来どうしていくか話し合いたいのですが、話そうという雰囲気が全くありません。 私がまだ若いからなのか、将来も一緒にいたいと思ってる確信がほしいって思ってしまいます。 どうすれば将来の話をすることができますか? それか私が求めすぎなんでしょうか…」年齢がなかったため、推測すると、26歳の女性と38歳の男性カップル?20歳と32歳かもしれない。「若い」と宣言するかたの「若い」は平均何歳?私から見たら48歳の女性でも、ムッチャ若いです。もとへ。相談者さんが16歳だったら相手は28歳。男性側が「30過ぎるまで結婚に縛られたくない」と思ってるかもです。ちなみに、上記内閣府の調査で男性が結婚したくない理由は、「経済力がない、仕事が不安定」が1位ですので、相談者さんのお相手も、ドンピシャ「結婚しても彼女にフルタイムで働いてもらわないと無理だけど、子ども欲しいって言ったらどうする」とか悩んでいる可能性あり。相談者さんが「将来一緒にいたいという確信がほしい」のは、ピュアな乙女の願いでかわいいですが、男女の愛ほどはかないものはありません。小学校の時の初恋の相手と結婚してる女性、なかなかいないもの。相手の愛の深さを求める前にとっとと「結婚する気はありますか」の匂わせ会話を切り出していいのでは。「将来、どんな街に住みたい」「子どもってかわいいよね」「〇〇くんのおかあさんってどんなひと?会ってみたいな」的な。そこから将来の話に寄せていくのです。彼氏さんに「こいつに決めたぜ!」という昭和の歌謡曲みたいな即決はできないでしょうが、結婚観や人生設計をポツポツ話せる雰囲気を作ってみてね。そのためには相談者さんが、一緒にいると気分が穏やかになる、規則正しい生活をサポートしてくれるという‟自由を上回る何か”をギブギブギブし続けなくては。彼の悩み、たとえば「コロナで収入減ってて引っ越しもできない」などが口から出てきたらしめたもの。「ではどうしよう」とポジティブな団結心が芽生えます。一緒に困難に立ち向かってくれる賢い大人の女性なら「こいつに決めたぜ!」となるのではなかろうか。参考男女共同参画白書令和4年版三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。©Sam Edwards/Gettyimages©Jamie Grill/Gettyimages文・三松真由美
2022年07月07日私は結婚直後に卵管切除をしており、ずっと不妊治療をおこなってきました。そして気付けば、不妊治療を優先するあまり夫とはレスになっていました。そんな私の、不妊治療とレス解消のための努力についてお伝えします。★関連記事:「5日以上空けないのが再婚時のお約束」5日空いたら、夫のアラームが作動!【体験談】片道6時間かけて不妊治療の病院に通院20歳のころから重い生理痛に悩まされ、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)による手術を繰り返してきました。32歳で結婚しましたが、その直後に腹部へ激痛を感じ、救急搬送されました。手術の結果、卵巣の4分の3と両方の卵管を失いました。そこで、自然妊娠が見込めなくなったことから不妊治療することに。田舎暮らしのため、片道6時間かけて不妊治療専門の病院へ通院しました。院内での待ち時間も長く、早朝に出発し、帰宅は夜中になるという日々。なかなか良い結果が出ず、心身共に疲れ果ててしまいました。気付けばレス生活が普通に…不妊治療がうまくいかず、子どもは諦めかけていました。しかし、36歳で運良く長男を、その3年後には長女を授かりました。忙しいながらも幸せな日々を過ごしていましたが、ある日ふと思いました。最後に夫と性生活を持ったのはいつだったかなと。不妊治療中は主治医から性生活を禁じられていましたし、妊娠中や産後も避けていました。その後も子育てを優先にしていたので、考えてみると、夫とは本当に数えるくらいしか経験がなかったのです。夫婦仲は決して悪くないのですが、お互いレス生活が普通になっていました。レス解消のために効果があったこと少し恥ずかしかったのですが、勇気を持って夫と話し合いました。夫としては、欲求はあったものの、私の体調を気づかい諦めていたとのことでした。生活が落ち着いてきたので、今後は性生活を復活させることにしました。私は、少しオシャレなルームランプを購入し、寝室に置きました。ランプが付いていればOKの合図ということにしたのです。こういうアピールは言葉よりも伝えやすかったので効果はありました。実践してからは、夫婦間のコミュニケーションを今までよりも取れるようになりました。まとめ不妊治療はつらいものでしたが、希望を捨てずに何とか乗り越えることができました。でもまさか、それがレス生活につながるとは思ってもいませんでした。勇気を出して夫に相談したことでレスは解消されましたし、夫婦間のコミュニケーションを以前よりも取れるようになってよかったです。今後も気になることがあれば、夫と話し合い解決していきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/中本 美香子市役所の非常勤職員をしていた主婦。釣りとネットショッピングが趣味。
2022年06月26日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、イケメンでもないのに彼女が絶えない29歳男性。三松先生が、彼がモテる理由と、好きな人と距離が縮まる会話テクを教えてくれます!宗太郎(29歳)イケメンでもないのにモテオ。その理由は〇〇レス!?【レスなひとびと】vol. 161宗太郎は、特にイケメンってわけじゃない。ちょっと生え際は怪しいし、ずんぐり系。人気お笑い芸人の彼に似てる。「宗太郎ってなんかイイよね。一緒にいると落ち着くし」それが同僚からの評価だ。男女問わず人気者。社内の後輩と別れたかと思えば、友人の紹介からまたお付き合いがはじまったりと、彼女が絶えない。同僚のマイも、宗太郎をいいなと思っている女性のひとりだ。マイにも同棲中の彼氏はいるけど、最近マンネリ気味でなんだかなあの日々。残業で宗太郎とふたりっきりになったときは、ちょっとだけ意識してしまう。近くに寄ると、お花の柔軟剤のいい香りなんかもして。フラワー男じゃん!でも、香りがいいだけじゃない。なんか……イイ。一体なんで?「なんかイイ」の正体が気になってくる。「宗太郎、まだ仕事していくの?」「マイこそ。最近帰り遅くないか」「来週さ、例の大きなプレゼンがあって」「ああ、そうだよね。ほんと、マイの準備を怠らないところ、すごいよ。俺なんかもう、今日は煮詰まっちゃって」「え、じゃあさ、ちょっと飲みに行かない?わたしも実は少し気分転換したくて」「ああ、いいよ。一通だけメール返してからいくから、待ってて」とナチュラルにサシ飲みチャンスをゲット。「いや〜〜〜〜、でもほんっと、最近彼にストレスしか感じてないもんっ。遅くに帰ってきて、がんばってごはん作っても、当たり前みたいに食べて、片付けもしないし」ここで、彼氏の話を出さないで、がっつり狙いにいけばいいものの。そうできないのが、素直なマイ。乾杯の生ビールですぐに酔っ払って、彼氏の愚痴のオンパレード。大体のメンズはこういう時「マイも何も言わないからだよ」とか「もう作らなきゃイイじゃん」とか返してくる。でも、宗太郎は違った。「会社でもきちんとしてるなとは思ってたけど、家でもそうなんだね。ほんと、がんばり屋さんで心配になっちゃうくらいだよ」と全然マイのことを否定しない。さっきの「最近帰り遅くない?」もそうだけど、いつもちゃんと見てるよ感がすごい。そのあと、メイク落とさないで寝ちゃう話とか、ひとりだとフライパンから直でごはん食べちゃう話とか、どんどん話しても全然否定してこない。「いいじゃん、いいじゃん!そういうほうがいいわ。マンガみたいでかわいいしー」と返ってくる。果ては、学生時代のピンサロバイト歴まで、うっかり話してしまっ…た。宗太郎は否定せず、全肯定。「そうだったの」と驚きつつも、ひいたそぶりはまったく見せず、「マイが出てきたら、おれ、ちょっと…通っちゃうかも。あ、これセクハラ発言?社会的抹殺ワード?」と口元に笑みをうかべて視線をそらす。なんだ、この絶妙な返し。否定言葉レスで全肯定しつつも、時々見せる男の子っぽさ。こりゃ、みんな好きになるわけだ。うっかり終電を逃したふりをするマイであった。GOGO!マイ。【三松さんからのコメント】かっちょいいってわけでもないのに、なぜかモテる男、います。います。そういうメンズは女性の愚痴やオチのないグダ話を否定せず聞いて、相槌打ってくれませんか。今回の宗太郎さんだってそう。否定レスです。「女性が悩みを話すとき、解決策がほしいのではなく、ただ聞いてほしいだけ」という恋愛理論は聞きますよね。なぜ聞いてほしいだけなのかというと、解決策の提示には少なからず「否定」が入るから。「お前がダメだ」という雰囲気が入り込むと、思わず気分落ちして、壁を作りたくなる。一方、宗太郎さんといる時は否定されない。そう思うといつのまにか心を許して、気づいたらあれもこれも話している。本音をさらけ出したくなる相手は、恋の対象になりやすい。他の人といるよりも居心地がよいのは間違いありませんから。その上で、ただの友達ではなく「異性として見ていますよ」というスタンス。男と女を意識したセリフは、馴れ合いカップルになると消滅してしまうのです。相手との距離を縮めるには、まずは否定せず、「どんなあなたでも受け止めます」という姿勢が大事。今日からだって真似できます。「否定レス男が周りに見つからない場合、オノレが否定レス女になるのだ!あっという間にモテ女。試してみよ」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©Westend61/Gettyimages©blackCAT/Gettyimages文・三松真由美
2022年06月16日ヒガシヤ(HIGASHIYA)の「ヒガシヤ ひと口羊羹 」が2022年6月10日(金)より銀座のヒガシヤギンザ、南青山のヒガシヤ マンなどで販売される。風味際立つひと口羊羹「ヒガシヤ」は、伝統的な日本の美意識を進化させ、現代の暮らしに合わせた菓子づくりを行う和菓子店。銀座、南青山、丸の内で店舗を展開している。そんな「ヒガシヤ」が展開する羊羹から、いつでもどこでも食べやすい“ひと口サイズ”の羊羹「ヒガシヤ ひと口羊羹 」が新登場。控えめな甘さのなかに、厳選した素材の風味と個性が際立つ全4種の味が揃う。コクのある焦蜜羊羹中でも注目したいのは、ほろ苦い甘さの砂糖蜜と上品な小豆の風味が引き立つ「焦蜜羊羹」。白砂糖を焦がすことでキャラメルの甘く香ばしい香りを引き出している。ココナッツを使用した新感覚の「椰子の実羊羹」しっとりとした餡にココナッツを組み合わせた「椰子の実羊羹」も要チェック。餡の上品な味わいとココナッツの甘い香りが豊かなハーモニーを奏でる新感覚の羊羹だ。さらに、干し無花果のペーストを小豆にたっぷりと練り込んだ「無花果羊羹」と、濃厚な抹茶の味わいを存分に楽しめる「濃茶羊羹」も展開される。なお、「ヒガシヤ ひと口羊羹」は12棹が1セットになった詰め合わせも販売。他にはない個性豊かな味わいの詰め合わせは、手土産としても喜ばれそうだ。【詳細】「ヒガシヤ ひと口羊羹 」発売日:2022年6月10日(金)販売店舗:・HIGASHIYA GINZA住所:東京都中央区銀座 1-7-7 ポーラ銀座ビル2FTEL:03-3538-3230・HIGASHIYA man住所:東京都港区南青山 3-17-14TEL:03-5414-3881・HIGASHIYA man 丸の内住所:東京都千代田区丸の内1-4-5 三菱UFJ信託銀行本店ビル1FTEL:03-6259-1148・HIGASHIYA オンラインショップ※2022年秋より販売開始予定価格:・ひと口羊羹(焦蜜羊羹・濃茶羊羹・椰子の実羊羹・無花果羊羹) 各378円・ひと口羊羹の詰め合わせ 12棹入 4,752円【問い合わせ先】株式会社HIGASHIYATEL:03-5724-4738
2022年06月12日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、彼氏がいるものの、愛されているという実感がわかないという28歳女性。ある日、女友達と軽い気持ちで相席屋へ行き、酔った挙句に…。三松先生が、プロポーズを待つ女性がしてはいけないことを教えてくれます!ゆりな(28歳)友達の結婚式後のある行動で、信用レスる【レスなひとびと】vol. 159「は〜。愛佳の結婚式、めっちゃよかったね」「彼の手紙、ほんと泣いた。サプライズで手紙読んでくれるとか、愛佳めっちゃ愛されてんじゃん」友人、愛佳の結婚式の帰り。横浜駅を歩きながら、同じく友人のレオナと感動を分かち合う。だけど内心、ちょっと嫉妬してる。あんなに愛してくれるひとと結婚できるなんていいな、いいな。うらやましいな。ゆりなにだって、彼氏はいる。でも、プロポーズするする詐欺で、なかなかしてくれないし、愛されてる実感だってわかない。「ねえ、このあと相席屋寄ってかない?」レオナの提案に心が揺れる。彼氏はいるけど、結婚するかどうかもわからない。まあ、相席屋くらいならいいでしょ、ということで承諾した。Uターンして駅構内を出て繁華街へ。相席屋、女性は無料だし、唐揚げやポテトなどのフードは食べ放題。ソファに沈み込めば、ヒールで疲れた足も少し癒される。入ってきたのは、同い年くらいの男性ふたり組。「えっ、めっちゃかわいいじゃん」の声に、愛佳への嫉妬や彼氏へのイライラが、ちょっとだけおさまる。ほら、私だって普通にかわいいんだよ。普通にモテる女の子なんだよって彼氏に見せつけてやりたい。私のこともっと大事にしなくちゃ、どこか行っちゃうよって。酔いも手伝って、話は盛り上がり、相手のふたりとはかなり打ち解けた。途中、テキーラを頼んでベタに山手線ゲームをしたり、王様ゲームをしたり。学生時代に戻ったようなノリで楽しい。もう、かなり酔っ払ってきちゃって。朝目覚めると、なんとホテル。相手の男性からは「用事あるから先に部屋出るね。楽しかった、また遊ぼ」とLINEが入っている。え、全然覚えてないし。レオナは、どこにいったんだろ。彼氏から、電話もかかってきてる。やば、帰んなきゃ。始発で帰宅し、彼氏には「ごめん、疲れて寝ちゃってた」と返信。日曜日は、二日酔いで頭クラクラ。一日中寝ていた。去年からピルを飲んでるので妊娠のリスクがないのが救い。…いや、救われてなんかなかった。週明け。彼がムッとして言う。「ねえ、ゆりな。会社の後輩が、ゆりなとホテル行ったって言ってるんだけど、どういうこと?」「え」一昨日の人、彼氏と同じ会社だった???「仕事が落ち着いてきたから、遅くなっちゃったけど、月末にでもプロポーズしようと準備してたのに。やっぱ、もうなし。別れよ」えっ。ええ〜〜〜!!!【三松さんからのコメント】ゆりなさん、やっちまいました。危ない、危ない。妊娠もだけど、性感染症も危ない。というか、ビッチの噂たつのも危ない。一度信用をなくすと、修復はむずかしいものです。幸せそうな友人を見て自分と比べたり、思い通りにことが運ばないときは心のバランスが崩れて、いつもしない行動を起こしがち。本来ならだまされないような人にだまされたり、変な買いものをしたり。やっちまった行動のせいで、冷静な自分に戻りきれなくなってしまうことって、けっこうあります。なにかしでかしそうなメンタルのときは、自分で警報を鳴らすこと。スイーツでも食べて、好きな音楽でも聴いてひと息つきましょう。女性はマルチタスクが向いていて、男性はシングルタスク向いている、という説があります。「仕事が忙しくてプロポーズできない」という男性からの声はよく聞いています。「落ち着いたら私にコミットしてくれる」と信用して待つことも、時には必要。もちろん、期限はつけていいと思いますが。ゆりなさんのように、相手と彼氏が知り合いだった…なんてケースは稀ですが、性感染症がうつることで浮気が発覚するケースはすっごくたくさん相談を受けています。「信用レスは命取り。不満と不安を抱えているときは大酒飲むな。したくもない男とやっちまうことになる」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©lucky-sky/Gettyimages文・三松真由美
2022年05月26日第一子妊娠時から産後2年、計3年にもわたるセックスレス生活について、ママが体験談を紹介しています。ある出来事をきっかけにセックスが急に再開! セックスレス解消のきっかけとは何だったのでしょうか?わが家は、第一子妊娠をきっかけにセックスレスになり、その後3年ほどその状態が続きました。2人目が欲しいけれど、したくない。私は夫のことを嫌いになってしまったのだろうか。どうしたらセックスレス生活から抜け出せるのかと、長い間悩みました。そんな私の体験談をご紹介します。 第一子妊娠をきっかけに、セックスレスに私は夫とのスキンシップが大好きでした。第一子を妊娠するまでは、多いと週数回、少なくとも週1回はセックスをしていました。 ところが第一子の妊娠がわかってからは、セックスに対して、赤ちゃんへの後ろめたさを感じるように。私が夫の誘いを何度かはぐらかすうちに、夫も私の気持ちに気づいたのか、誘ってこなくなりました。 2人目が欲しいけれど、したくない第一子妊娠中は、赤ちゃんに後ろめたい気持ちからセックスを避けていましたが、産後は「夫のセックス相手の対象とされるのが気持ち悪い」と感じるようになり、夫自身に嫌悪感まで覚えるようになりました。 産後1年ほど経ち、第二子を考えるようになってからも気持ちは変わりません。子どもは欲しいけれど、セックスはしたくない。夫は産後2カ月くらいから再び誘ってくれるようになったのですが、そんな夫にも申し訳ない。どうしたら良いか、とても悩みました。 解消したきっかけは、生理再開私は産後2年以上、生理が再開しませんでした。セックスレス解消に向けて積極的になれなかった理由に、「今、セックスをしても子どもは授かれない」という想いもありました。 出産から2年後に生理が再開したときは、「どうしよう、生理が再開してしまった。セックスもしないといけないのかな……」と憂うつな気分になりましたが、その後、気持ちに変化が。後日、夫からの誘いがあったときにまったく嫌な気持ちにならなかったのです。第一子妊娠から産後2年、合計3年にもおよぶセックスレスがあっさり解消してしまいました! 3年にもおよぶセックスレス生活は、生理再開のタイミングで突然解消されました。それまでの嫌悪感や憂うつな気持ちは、ホルモンバランスのせいだったのかなと思っています。夫のことをまた大好きになることができて、ほっとした出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO作画/まきこんぶ著者:仲本まゆこ子育て中のママ。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年05月26日