外国人の友人から教わったレシピなどを漫画に描き、X(Twitter)に投稿している、オカリナ講師のジャスティン(@Justin_ocarina)さん。ロシア人の友人が実際にやっていたという『グレープフルーツの切り方』を紹介したところ、ネットで反響を呼びました。『グレープフルーツの切り方』グレープフルーツやオレンジといった大きめの柑橘類は、一般的にくし切りにして食べることが多いでしょう。※写真はイメージしかし、ロシア人の友人は、ちょっとした工夫で食べやすく切っていました。これは、とても食べやすそう!投稿者さんは、写真でも切り方を解説。まず縦半分に切ったら、種がある部分をV字に切り取ります。その後、横向きにして4等分すれば、果肉がひと口サイズに!投稿には6万件以上の『いいね』が寄せられ、「いいことを聞いた」「今度やってみよう」などのコメントが相次ぎました。・すこーい!今度、大きめの柑橘類を食べる時にやってみよう。・早速試してみたら、はっさくが秒で食べられてよかった。V字は思い切りいったほうが成功する。・きれいに食べられそう。いいことを知れてよかった。・僕が今一番知りたかった知識。ありがとうございます!グレープフルーツだけでなく、はっさくや甘夏、伊予柑などでも応用できそうな方法。気になった人は、一度試してみてはいかがでしょうか![文・構成/grape編集部]
2024年02月28日《在日ウクライナ大使館はこのような呼びかけ及び例えを、日本国民及び日本政府の立場に矛盾するものとして強く非難します。ロシアは侵略国家であり、ウクライナから直ちに撤退すべきです。主権国家に対する侵略戦争はケンカではありません。侵略者を宥めることは終戦に導きません》10月27日、X(旧Twitter)にこう綴ったのは在日ウクライナ大使館の公式アカウント。株式会社カタログハウスが発行する通信販売カタログ誌『通販生活』に、“異例”の抗議をしたのだ。遡ること今月10日に『通販生活』のX公式アカウントで冬号の発売が告知されたが、表紙に掲載された文章が“ロシアによるウクライナ侵攻を煽っている”として物議を醸していた。公開された表紙には、銃を構えた兵士が映るテレビ画面を一匹の猫が見ているデザインが。そして、“猫の気持ち”と思しき文章がこう添えられている。《プーチンの侵略に断じて屈しないウクライナの人びと。がんばれ、がんばれ、がんばれ。守れ、守れ、守れ。殺せ、殺せ、殺せ。殺されろ、殺されろ、殺されろ。人間のケンカは「守れ」が「殺し合い」になってしまうのか。ボクたちのケンカはせいぜい怪我くらいで停戦するけど。見習ってください。停戦してください。》昨年2月にロシアがウクライナを侵攻して1年8カ月が経つが、戦闘は長引いている状況だ。『通販生活』の表紙に記された文章は停戦を訴えるものだが、“事態を矮小化している”と違和感を訴える声が続出する事態に。《気持ちはわかりますが、言わば殺人被害者の遺族に「憎しみは何も生まないんだよ?だから今までのことは忘れて仲直りしろ」と説教するような感じになっちゃうと思います》《インパクトを狙ったのでしょうが、残念な意味で驚きました。通販雑誌の意義は別にしても、軽薄な文面だと思います》《侵略を受けても必死に生き抜こうとしている人々に投げかける言葉かよ人の心がないのか》《なぜ侵略しているロシアに向けて言わず、攻め込まれているウクライナに説教を始めるのか理解に苦しみます》Xで批判の声が上がるなか、在日ウクライナ大使館も冒頭のように反応した形だ。そのため《バリバリの国際問題になってしまった》《あ〜あ…予想はしていたけど…国際問題になってもダンマリかな?》と、危惧する声も上がっている。
2023年10月28日ロシア連邦のトゥヴァ共和国で6月下旬、炭疽菌(たんそきん)に感染し入院していた患者5人のうち4人が脱走していたことがわかった。ロシア国営のタス通信が18日付けで伝えている。炭疽菌とは、どのような菌なのだろうか。厚生労働省検疫所は、ホームページで以下のように説明している。《1~7日間の症状のない時期のあとに、皮膚の異常(皮膚炭疽)、消化器の異常(腸炭疽)や呼吸器の異常(肺炭疽)がおこります。(中略)全く治療を行わないと、20%程度が死亡します。腸炭疽の場合は、嘔吐、発熱がおこり、続いて激しい腹痛と血まじりの下痢が見られます。50%程度が死亡します。肺炭疽では、発熱、咳、呼吸困難や嘔吐がおこり、90%程度が死亡します》公衆衛生当局によると5人の容態は安定していたというが、皮膚に発現した黒いかさぶた(皮膚炭疽症)がすべて治癒するまでは退院の許可は出せないそうだ。また、炭疽菌がヒトからヒトへと感染することは稀だが、皮膚炭疽症が根治していない場合は感染する可能性があるという。炭疽菌は世界各地の土壌中に生息し、ウシやウマなどの草食獣が感染するケースが多い。今回のケースも、炭疽菌に感染した馬肉を食べたことが原因だという。炭疽菌といえば、’01年9月に起きた「アメリカ炭疽菌事件」が有名だ。同時多発テロ事件の1週間後に、米国内の大手メディア各社や上院議員のオフィスに炭疽菌が封入された容器が送りつけられ、開封した5人が肺炭疽を発症し亡くなった。ニューヨークに本拠を置くワールドニュースサイトFuturism.comは、「ロシアの国営メディアはバイアスのかかったニュースやプロパガンダを発信することで知られているが、ロシア当局がこの炭疽菌に関する情報を表に出すことで何を得ようとしているかは不明だ」としている。欧州宇宙機関によると、世界各地の永久凍土の融解が進みつつあり、様々な種の菌やウイルス、バクテリアが解き放たれているという。’16年にはロシア極北のヤマロ・ネネツ自治管区で炭疽菌の集団発生が起きたが、これは炭疽菌に感染したトナカイの死骸が溶けた永久凍土から露出したことによるものだとされている。
2023年07月21日ロシア政府の暗部に切り込む緊迫のドキュメンタリーとして、第95回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した『ナワリヌイ』が、Bunkamura ル・シネマなどにて凱旋上映が決定した。ロシアの弁護士で政治活動家のアレクセイ・ナワリヌイが、自身の暗殺未遂事件の影に潜む勢力を自ら暴いていく本作。アカデミー賞の授賞式では、舞台上にダニエル・ロアー監督をはじめ、ナワリヌイ氏と共に暗殺未遂事件の実行犯を暴いた調査チームの主要メンバーであるクリスト・グロゼフ氏やマリア・ぺヴチク氏、そして映画でもナワリヌイ氏を支えていた妻のユリヤ氏と娘のダーシャさん・息子のザハールさんも登壇。受賞の喜びを分かち合うとともに、スピーチでは現在収監されているナワリヌイ氏の解放を力強く訴えた。ロアー監督は「ロシア反体制派のリーダー、アレクセイ・ナワリヌイ氏は今も独房にいます。プーチン大統領による不当なウクライナ戦争の犠牲になっています。アレクセイ、あなたの私たち皆に向けたメッセージを世界は忘れていません。独裁者や権威主義がどこで頭をもたげようとも、反対することを恐れてはいけません」とスピーチ。続いて妻ユリヤ氏が「私の夫は真実を語っただけで、民主主義を守っただけで刑務所にいます。アレクセイ、私はあなたが自由の身になる日を夢見ています。そして私たちの国が自由になることを。愛しています。どうか強くあってください」と語った。この授賞式での様子も相まって、SNS上では劇場公開時に見逃した映画ファンからの再上映を望む声が続出。現在、3月17日(金)から京都シネマでの再上映が1週間限定で行われているのに続き、東京でも3月24日(金)より急きょBunkamuraル・シネマでの凱旋上映が決定。そのほかの地域でも、配給会社と劇場の間で上映の調整が進んでおり、今後もドキュメンタリー作品としては異例の再上映が多くの都市で行われることになりそうだ。ロシアによるウクライナ侵攻から先月で1年が過ぎ、未だ終戦の兆しもないまま犠牲者は日々増え続けている。ナワリヌイ氏もロシアで最も厳重といわれる刑務所に移送され、独房に収容されたまま700日以上が経つが、なおもSNSを通してプーチン大統領とロシア政府を批判し、ウクライナ侵攻の不当さを訴え続けている。本作はアカデミー賞ほか、英国アカデミー賞の最優秀ドキュメンタリー賞、全米プロデューサー協会賞の最優秀ドキュメンタリー賞、シネマ・アイ・オナーズの観客賞と製作者賞も受賞している。『ナワリヌイ』は3月24日(金)よりBunkamura ル・シネマほかにて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナワリヌイ 2022年6月17日より新宿ピカデリー、渋谷シネクイント、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© 2022 Cable News Network, Inc. A WarnerMedia Company All Rights Reserved. Country of first publication United States of America.
2023年03月21日1月27日、Twitterで《ウクライナより無事帰国》と報告したのは“デヴィ夫人”ことデヴィ・スカルノ(82)。先日、ロシアが侵攻を続けるウクライナへ自ら赴き、支援物資を届けたことが話題を呼んだ。「22日に到着したデヴィ夫人は、翌日に首都キーウや近郊の町ブチャの病院を訪問。もとは、在日本ウクライナ大使館に寄せられた支援物資の輸送を、デヴィ夫人が代表を務める財団が協力することになったそうです。しかし、日本から輸送したコンテナが届くのは2月中になるため、持参できる物をスーツケースに入れて自ら届けたのです。松野博一官房長官(60)は退避を呼びかけましたが、世間では“勇気ある行動”として賞賛の声が巻き起こりました」(テレビ局関係者)現地で日本メディアの取材に応じたデヴィ夫人は、「ウクライナを民主主義の墓場にさせることは絶対にできない」と強い思いを語っていた。しかしウクライナ滞在中に、気に障るような出来事があったようで……。デヴィ夫人は冒頭のツイートに続けて、こう怒りを露わにしたのだった。《森元首相と鈴木宗男は老害以外の何者でもない。プーチンと写真を撮ったから“トモダチの国“を非難するな、自分が日露の外交を拓いたから、と馬鹿を言う。ロシアの公船が津軽海峡付近の太平洋に出没している非常時に。世界情勢を知らない者達が巣食うから日本は遅れを取るのだ》デヴィ夫人のツイートは、現在までに350万件以上のインプレッション集め、1万件以上リツートされている(28日19時30分現在)。《ビックリするほどのド正論》《同感!》と共感する声が相次ぐ一方、《この件に関しては森元首相も鈴木氏もマトモなこと言ってると思いますよ》と反論する声も上がっている。■鈴木氏も「私も国力から見てロシアが負けることはないと考える」と主張そんな森喜朗元首相(85)といえば25日に、東京都内の会合での主張が物議を醸したばかり。日本政府によるウクライナ支援に対して、「今のロシアの問題もそうです。せっかく積み立ててここまで来ているのに、こんなにウクライナに力入れちゃっていいのかなと」と疑問視。さらに、「ロシアが負けるということは、まず考えられない。そういう事態になればもっと大変なことになる。その時に日本が大事な役割をしなきゃならない」と発言したのだった。「森氏は首相就任後、初の外国訪問先にロシアを選ぶなど、プーチン大統領と親交を深めてきました。しかし、本年のG7議長国である日本はロシアへの制裁を維持し、ウクライナ支援を進めていく方針を示しています。そのため、与党内からも森氏の発言に対して批判の声が上がったといいます」(全国紙記者)森氏とともに名指しされた日本維新の会の鈴木宗男参院議員(74)もまた、しばしば発言が“ロシア擁護”として波紋を呼んでいる。26日に更新したブログでは、《欧米がこうした武器を供与することにより、一つ間違いなく言えることは、戦争が長引き、犠牲者が増えることである》と懸念を示した。その上で、《今こそ岸田総理は停戦に向けてのリーダーシップを発揮すべき時》と主張。森氏の会合での発言にも触れ、《私も国力から見てロシアが負けることはないと考える》と同調していた。鈴木氏は28日にもコメント返しとして、《私は以前からロシアの友人でした。これからもロシアの友人として頑張って参ります》や《日本にとってウクライナとロシアどちらが大事でしょうか。当たり前のことを当たり前と理解しないことに愕然とします》と綴っている。3者が対談する機会があれば、大いに注目を集めそうだ。
2023年01月29日「今のロシアの問題もそうです。せっかく積み立ててここまで来ているのに、こんなにウクライナに力入れちゃっていいのかなと」1月25日、東京都内の会合で日本政府によるウクライナ支援に対して、こう異論を述べたのは森喜朗元首相(85)。ロシアのウクライナ侵攻が始まって間もなく1年。現在も民間施設へのミサイル攻撃によって多数の死者が出るなど、収束の兆しは見えない。報道によると、ウクライナ情勢について、「ロシアが負けるということは、まず考えられない。そういう事態になればもっと大変なことになる。その時に日本が大事な役割をしなきゃならない」と主張したという森氏。昨年11月にも日本維新の会の鈴木宗男参院議員(74)のパーティーで、「ゼレンスキー大統領は、大統領として多くのウクライナの人たちを苦しめている」などと痛烈に批判し物議を醸した。しかし、今年のG7議長国である日本政府は、ロシアによるウクライナ侵攻を国際法違反と見なしている。岸田文雄首相(65)は昨年12月末の会見で、「欧州のみならずアジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす暴挙」と批判していた。森氏の発言を報じた共同通信の記事は、現在までにYahoo!ニュースで7800件以上ものコメントが寄せられ議論が巻き起こっている(1月26日15時現在)。コメントには《森元首相に賛同します》《言っていることは正しい側面はあるよね》と理解を示す声や、《日本に軍事侵攻された場合も同じことを言うのか?》《元首相として公の場で発言すべきことでは無い》と批判の声も。■デヴィ夫人は「ウクライナを負けさせるようなことはあってはならない」いっぽう森氏以外に、ウクライナ情勢をめぐって注目を集めた同世代の人物がもう一人。それは“デヴィ夫人”ことデヴィ・スカルノ(82)だ。使い捨てカイロや防寒着などの支援物資を届けるため、22日からウクライナに現地入りしたことが各メディアで取り上げられた。「在日ウクライナ大使館に届けられた物資を現地に送るため、デヴィ夫人が代表を務める財団が協力することになったそうです。しかし、コンテナ輸送で届くのは2月下旬になるため、『一刻も早く届けたい』と感じたデヴィ夫人は自ら現地に赴くことを決意。使い捨てカイロや防寒具などをスーツケースに詰めて持参したのです」(テレビ局関係者)デヴィ夫人の渡航を受けて、松野博一官房長官(60)は24日の会見で退避を呼びかけたが、国内では彼女の行動力に賞賛の声が相次いでいる。そんなデヴィ夫人は同日にInstagramを更新し、次のように主張したのだった。《ウクライナを負けさせるようなことは決してあってはなりません!!それは、ウクライナを「民主主義の墓場」としてしまうことです》“ロシア擁護”とも取れる発言で世間を騒がせる森氏と、ウクライナ支援に奔走するデヴィ夫人。同世代ながらも正反対の主張で注目を浴びる両者を、ネット上では比較する声が上がっている。《デヴィ夫人と森喜朗、同じ80代でもこうも違うとはな》《デヴィ夫人のウクライナ訪問と真逆の行動力…》
2023年01月26日リヒテルやギレリスなど、多くの優れたピアニストを輩出してきたロシアの優れたピアノ教育“ロシア・ピアニズム”の正当な後継者と讃えられるエリソ・ヴィルサラーゼのコンサートが目前だ(2022年11月26日:すみだトリフォニーホール)。彼女自身、名ピアニストにして名教師であることは、ヴィルサラーゼに師事する注目の新鋭ピアニスト松田華音の言葉などからも伺える。モーツァルトとショパンの名曲を交互に並べた今回のプログラムの中で、どのようなピアニズムを披露してくれるのか興味津々。会場となる「すみだトリフォニーホール」への出演は4回を数えるだけに、ホールの響きすらも味方につけたステージに期待が募る。●エリソ・ヴィルサラーゼ(ピアノ)グルジア(現ジョージア)の首都ティフリス(トビリシ)生まれ。代々グルジアの芸術文化に深いかかわりを持つ家系に生まれ育つ。ピアノの手ほどきを、祖母のアナスターシャ・ヴィルサラーゼ教授から受けた後、モスクワへ移り、ゲンリフ・ネイガウスおよびヤコフ・ザークに師事。20歳で、チャイコフスキー・コンクール3位入賞を果たし、24歳の時にシューマン国際コンクールで優勝。モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンなど、18世紀および19世紀後期の作品に対し深い愛着を持ち、とりわけシューマンの作品の最も優れた解釈を行う現代の演奏家のひとりとして、高い評価を得ている。また、現代の作曲家を含む、ロシア音楽の幅広いレパートリーを持ち、旧ソ連の権威ある芸術賞を多数受賞している。ヨーロッパの主要音楽都市にて定期的にリサイタルを行うほか、ナタリア・グートマンとのデュオ・リサイタルも各地で展開している。室内楽およびサンクトペテルブルグ・フィル、ロイヤル・フィル等のオーケストラとの共演では、北米、日本、ヨーロッパで大規模なツアーを行う他、各地の一流オーケストラと定期的に共演している。今までにルドルフ・バルシャイ、キリル・コンドラシン、リッカルド・ムーティ、クルト・ザンデルリング、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、エフゲニー・スヴェトラーノフ、ユーリー・テミルカーノフなど、多くの著名指揮者と共演。2017-18シーズンはミラノ、パリ、モスクワなどにおけるリサイタル、室内楽活動とともに、ロンドンのフィルハーモニア管、サンクト・フィルなどとの共演が予定されている。優れた教育者としても知られており、モスクワ音楽院およびミュンヘン音楽大学の常任教授を務めるほか、主要な国際音楽コンクールの審査員にしばしば招かれている。ライヴ・クラシックス・レーベルからは多くの録音をリリースしている。
2022年11月24日ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから8ヵ月が経とうとしている。10月10日、11日にウクライナに向けて発射されたミサイルは100発を超え、少なくとも30人にのぼる死者が出たと報じられるなど、未だ終結の兆しが見えない。そんななか、日本維新の会の鈴木宗男参院議員(74)が更新したブログが物議を醸している。14日にロシアのプーチン大統領は会見で、「国防省は、部分的な動員を開始した当初、30万人ではなく、もっと少ない人数を想定していた」「部分的動員に関する追加的な計画はなく、国防省から新たな提案も受けていない」などと発言。これを受けて鈴木氏は16日にブログを更新し、《ロシアが劣勢とか追い詰められているという情報が、アメリカ、イギリスの情報筋から流れ、日本のメディアはそのまま流しているが、その情報は本当に正しいのかとふと考える》と持論を展開した。さらに、《後2カ月もすれば、どこの情報が正しかったか、テレビに出ている軍事評論家、専門家と称する人たちの発言が正確であったかどうか、はっきりすることだろう》と続けた鈴木氏。《ウクライナの国防省は『ロシアが持つミサイルの3分の2を使用し、ロシアはミサイル不足』と指摘している》とし、《ならばウクライナはアメリカからのミサイル供与を止めて停戦すべきではないか。自前で戦えないなら即刻止めるべきである》とも主張した。侵攻が始まった当初から国際法違反であると指摘されているロシアの一方的な軍事侵攻。しかし、鈴木氏はこれまでにも“ロシア擁護”ともとれる発言を繰り返してきた。「7日にウクライナのゼレンスキー大統領が北方領土を日本領と認める大統領令に署名したことが明らかになりましたが、鈴木氏はブログで《単純に考えれば日本を支持する立場のように見えるが、有難迷惑な話である》と真っ向から批判しました。また、6月にも武器を供与してほしいと求めるゼレンスキーに対し、“自前で戦えないのならウクライナ側から第三国に停戦の仲立ちをしてもらうべき”とし、ウクライナの“名誉ある撤退”を呼びかけています。また、ウクライナが戦闘を続けることで世界的に物価が上昇しているとの私見を述べ、波紋を呼んでいました」(政治部記者)一貫してロシアに対し肯定的な発言を繰り返す鈴木氏に、インターネット上では厳しい声が寄せられている。《米英の情報に疑いを持つのは勝手だが、ロシア発の情報には持たないのでしょうか。ここまでくると、ロシア教の強い信者のようだ。「停戦」、簡単に言うが、ウクライナ側から「どうぞ、ロシア様降参します」と言えと提案しているのかなあ。「2ヵ月すれば・・・」・今年中だよね。気にしていますので、2か月後に鈴木さん、必ず発信してください。》《鈴木さん、言ってることが支離滅裂ですよ。米英の情報ではロシアの劣勢を伝えられているが、2か月後の戦況は間違っていることが証明されると言及しながら、ウクライナが自前の軍備で闘えないなら、降伏して速やかに戦争を終わらせとあるが、侵略戦争を始めたのはロシアで「降伏・戦争終結」を訴える相手国はロシアのプーチンである。これまでの経緯を正しく理解をすることを望みます。》《鈴木氏のロシアによる侵略行為に対する見解は分かった。これに対して維新はどのような考えなのだろうか。次の選挙の参考にするから維新のロシアによる侵略行為に対する見解をはっきりさせてほしい。》
2022年10月18日ロシア本土とウクライナ南部を結ぶクリミア橋の爆発に対する報復として、ウクライナ各地に大規模なミサイル攻撃を続けるロシア。複数のメディアによると、10月10日、11日の2日間でウクライナに向けて発射されたミサイルは100発を超えている可能性があるといい、死者は少なくとも30人にのぼると報じられている。ロシアの強固な姿勢に震撼が走るなか、日本維新の会の鈴木宗男参院議員(74)が連日更新しているブログが“ロシアを擁護している”として物議を醸している。7日、ウクライナのゼレンスキー大統領はビデオ演説で「北方領土を含む日本の主権を尊重することを確認した」と述べ、北方領土を日本領と認める大統領令に署名したことが明らかになった。これを受けて鈴木氏は、10日に更新したブログで《単純に考えれば日本を支持する立場のように見えるが、有難迷惑な話である》と真っ向から批判。その理由として、《戦後の国際的諸手続き(ヤルタ協定、国連憲章、ポツダム宣言、サンフランシスコ平和条約等)で、ロシアが現在実行支配しており、二国間で解決すべき問題であり、いわんやロシアを刺激しても何も得るものはない》と持論を展開した。続けて鈴木氏は、ロンドンサミット(91年)やミュンヘンサミット(92年)で北方領土問題は日本とロシア間の問題だと結論付けられ、その後、G7でも取り上げられなかったとも主張。その上で、こう呼びかけたのだった。《ウクライナが日本を表向き支持する姿勢を示しているが、国際的には何の影響も与える事は出来ない。この事についても表面だけを見るのではなく、歴史的経緯、事実を踏まえて判断して戴きたい。外交は積み重ねであり、正しい歴史の事実に基づいて努力していくしかないのである。この事を多くの人に理解して戴きたい》そんな鈴木氏の主張は続き、11日に更新したブログでは“ロシアによる軍事侵攻はウクライナに原因がある”とも取れる意見を述べている。《ロシアの特別軍事行動もウクライナが昨年10月23日、親ロシア地域へ自爆ドローンを飛ばし、さらに今年2月19日のミュンヘンでのゼレンスキー大統領が演説で、ブタペスト覚書の再協議、裏を返せば核を持たせろと発言したことによりスタートした経緯がある。今回も小さな火遊びが大火事になる様相である。どちらが「善、悪」という価値観ではなく、どうしてこういう事態になったのかを冷静に考えるべきである》《今になって「北方領土を日本の主権と領土保全を尊重する」というのは無責任な話である。今、ウクライナを支援しているアメリカ、イギリス主導してヤルタ協定、国連憲章、ポツダム宣言、サンフランシスコ平和条約と、戦勝国で作られた戦後の国際秩序を作ってきた。そのアメリカ、イギリスが中心となりウクライナを支援し、ロシアと対峙している》《私が「有難迷惑な話」というのは、外交は積み重ねであり、事実を踏まえなければならない。突如、思い付きの話をしても国際的に通用しない。逆に当事国であるロシアが不信感、不快感を持つと北方領土問題はなお、遠くに行ってしまう》■日本維新の会にも飛び火…今年3月には松井一郎氏がフォローもこのような鈴木氏の見解に対して、ブログには《私は鈴木宗男先生のご意見を支持します》《全く鈴木先生のおっしゃる通りだと思います。これほど説得力、多くの人たちが頷く主張だと確信します》と賛同の声が。しかし、鈴木氏の一連の主張がネットニュースで報じられると批判が相次ぐ事態に。《思いっきりロシアよりの発想ですよね》《小さな火遊びとは?失言にも程があるのでは?》《彼が国会議員で、このような発言をしていると、日本には今回の侵略で、ロシアの正当性を支持する人もいるのだなと思われてしまいます》そんな鈴木氏の物議を醸す発言は、維新の会にも“飛び火”しており厳しい声が上がっている。《これが日本の国会議員の言うことか。維新は何をやってるんだ》《鈴木氏の主張は尤もらしく聞こえるが、彼の言論が常にロシアに寄り添っているのは何故?日本維新の会は見過ごすの?》《維新は鈴木宗男をこれ以上放置するな、支持率が急落してるのは、間違いなく鈴木宗男の度が過ぎたロシア擁護だぞ》大阪市長で同党顧問の松井一郎氏(58)は今年3月、ウクライナ側の対応を問題視するような発言をした鈴木氏についてTwitterでこうフォローをしていた。《鈴木議員は、永年、北方領土返還に尽力してきた当事者として忸怩たる思いでの発言だが、あくまでもウクライナ国民は被害者であり、プーチン大統領の暴挙は認められないとの認識です。僕が直接電話で発言趣旨は確認しています》止まらない鈴木氏の“暴走”に批判が高まるなか、日本維新の会の対応にも関心が高まっている。
2022年10月12日5日(現地時間)、ロシアの外務省は永久に入国禁止とするアメリカ人25名のリストを新たに発表。その中に、俳優のショーン・ペンとベン・スティラーが含まれていることがわかった。同省は「バイデン政権による、ロシア市民への個人的制裁が拡大していることを受け、アメリカ議会の議員、高級官僚、ビジネス・専門家集団の代表、文化人の25名に対し、ロシアへの入国を永久に禁じます」と公式声明を出した。今年2月、ショーンはロシアによるウクライナ侵攻のドキュメンタリー映画を撮影するためにウクライナへ赴き、首都キーウで行われた記者会見に出席。ウクライナ大統領府は「監督(ショーン)は、現在キエフで起きているすべての出来事を記録するため、ロシアのウクライナ侵攻についての真実を世界に伝えるためだけに来てくれました」「彼が示してくれる勇気と誠実さに感謝しています」と声明を発表していた。また、6月には国連難民高等弁務官事務所の親善大使を務めるベンがウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領と面会。戦争による影響、被害を受けた人々にも会い、「戦争と暴力は世界中の人に打撃を与える」「安全を求めることは権利であり、すべての人のために守られるべきものです」とインスタグラムで訴えかけた。(賀来比呂美)
2022年09月06日Instagramで2.7万人のフォロワーを持つロシア人インフルエンサー、アリーナ・ファズリワとその夫が、インドネシアから国外退去させられていたことがわかった。Daily Mailなどが報じている。Daily Mailによると、ファズリワと夫はバリ島への旅行中、寺院の敷地内にそびえる樹齢約700年のガジュマルの大木をバックにヌード写真を撮影し、Instagramに投稿した。バリのヒンドゥー文化では、木は神々の住処と考えられており、ヌードの背景に選ばれた大木は聖なる木として住民から尊ばれてきた。そのため、写真は地元民の怒りを買い、あっと言う間に炎上した。5日、ファズリワは問題の写真を削除して謝罪文を掲載したが、「バリには神聖な場所が数多くありますが、今回の私のケースのように、そのすべてに標識があるわけではありません」と、自身を正当化しようとする姿勢が透けて見えた。The Starによると、夫婦は6日に地元の慣習に則った儀式に参加を命じられ、同日、島から強制送還されたという。少なくとも今後6カ月はインドネシアへの入国が禁じられる。入国管理局は、「彼らは公の秩序を危険にさらし、現地の規範を軽視していたため、国外追放の制裁を受け、入国禁止リストに名前が掲載された」とThe Starに対してコメントした。
2022年05月09日5月4日、ロシア外務省が日本人63人に対してロシアへの入国禁止を発表した。ウクライナ侵攻を受けて対ロシア制裁をとった日本への報復であり、期間は無期限だという。各メディアによると、政権与党の自民党からは岸田文雄首相(64)をはじめ、松野博一官房長官(59)や林芳正外相(61)、岸信夫防衛相(63)らが入国禁止の対象に。高市早苗政調会長(61)や今井絵理子議員(38)の名前も。共産党の志位和夫委員長や野党関係者もリストに。また、読売新聞グループ本社の渡邉恒雄取締役主筆や日経新聞者の会長といったメディア関係者も同じく入国禁止に。政治家やメディア関係者に留まらず、中にはスポーツ評論家の二宮清純氏の名前も。ロシア外務省はこの63人を選んだ理由は明かしておらず、SNS上では“謎の人選”と困惑の声があがった。《ロシアの入国禁止リスト、政治家とか新聞社の人はまだわかるけど、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが入ってるの謎すぎる》《なんか…よくわからない基準で入国禁止の人が選ばれてる》《ロシアの入国禁止、なんで?みたいな人がちょいちょい入っててよくわからんな》《二宮清純さん、入国禁止になってる。なんで?》いっぽうで、安倍晋三元首相(67)の名前は挙がっていなかったが……。ある全国紙記者はいう。「安倍元首相はプーチン大統領を『ウラジミール』とファーストネームで呼ぶ仲で、2019年9月の首脳会談では『ウラジミール、君と僕は同じ未来を見ている』と言葉をかけていました。ウクライナ侵攻に関しては『プーチン大統領は大きな間違った判断をした結果だと思う』と厳しい言葉を述べていましたが、今回入国禁止の対象外となったのには安倍元首相が長年に渡ってプーチン大統領と友好関係を結んできたことが関係しているのかもしれません」理由不明の入国禁止リスト。今後、さらに増えるのだろうか。
2022年05月05日2022年2月24日にロシアのプーチン大統領がウクライナへの軍事作戦を宣言してから、約2か月が経とうとしています。ウクライナのゼレンスキー大統領の発表によると、国内の死者数は把握できているだけでも2千500~3千人。また、1万人もの負傷兵が出ているといいます。世界中から批判の声が寄せられ、また、各国が厳しい制裁を打ち出すも、いまだなお侵攻を止めないロシア。同年4月19日放送の情報番組『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日系)では、プーチン大統領がロシア軍の部隊に名誉称号を授与したニュースを報じました。テレ朝・松尾由美子アナが悔し涙プーチン大統領は、ウクライナのキーウ州にあるブチャで活動したロシア軍の部隊に対し、「偉大な英雄的行動」と称え、名誉称号を授与しました。ブチャでは、多数の民間人の遺体が見つかっており、集団殺害を意味する『ジェノサイド』とする動きが世界で強まっています。また、同番組の松尾由美子アナウンサーは、ウクライナの状況を伝える際、途中涙で言葉をつまらせる一幕も。その後、すぐにニュースに戻ろうとするも、声はふるえ、謝罪の言葉を述べました。ごめんなさい、さっきの…授与のニュースが悔しい思いで読んでしまいました。すみません、冷静さを保ちます。スーパーJチャンネルーより引用冷静さが求められるアナウンサーにとって、ロシアの軍事侵攻に対し感情を表に出した松尾アナの行動は、異例と受け取られかねないものかもしれません。しかし、視聴者からは松尾アナの涙に共感する声が目立ち「みんな同じ思い」「自分ももらい泣きをしてしまった」などのコメントが寄せられています。・罪のない犠牲者の人たちや、彼らの家族のことを考えると、悲しいし悔しい。・松尾アナが、ニュースの途中で涙してしまったけれど、それが人間の感情として普通だと思う。・松尾アナの涙によって、ウクライナの悲惨な状況がより伝わってきた。いまだ終結の兆しが見えない今回の戦争。命を犠牲にしてまで得るものとは、一体なんなのかと疑問を抱かずにはいられません。先の見えない戦争に多くの人が心を痛め、また、1日も早い終結を願っています。[文・構成/grape編集部]
2022年04月20日『ロシア点描まちかどから見るプーチン帝国の素顔』書影株式会社PHP 研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2022年4月20日に『ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔』(小泉悠著/税込1760円)を発売します。本書は、『「帝国」ロシアの地政学』で第41回サントリー学芸賞を受賞したロシアの軍事・安全保障政策が専門の小泉悠氏による、初のロシア・エッセイです。SNSやメディアでの発言が注目を集める著者の最新刊とあって、ネット書店での予約やリアル書店からの注文が急増しています。このため、発売前にもかかわらず重版が決定しました。「なぜ戦争が起きているのか」理解するための補助線に本書は元々、「ロシアとロシア人の魅力を、衣食住の面から伝えたい」という企画から始まったものでした。しかし、プーチン大統領の蛮行を目の当たりにした著者は、脱稿直前に構成の変更に踏み切りました。ウクライナ情勢についての項目を加えるべきだと判断したからです。『ロシア点描』には、「我々が今、なぜこのような悲劇を目の当たりにしているのかを理解するための補助線になれば」という著者の願いがこめられています。私はロシア軍事を研究しているので、権威主義的傾向を強めるロシアにはもう危なくて入れません。そうしたわけですから、私が「ロシアの今」について語ることはあまり誠実ではないでしょう。(中略)それでもこの企画をお引き受けしたのは、ロシアという国をやたらに「異質な怖い他者」として見ていたのでは仕方ないだろうと考えたからです。たしかに国家としてのロシアは時にとんでもないことをします。また、そういう政治はまさにロシア人が作り上げた社会の中から出てくるわけですから、「ロシア政府とロシア人は別」と簡単に割り切ることもできません。では両者の関係がどうなっているのかということを、なるべく柔らかく、わかりやすく理解してもらえるような本にしようと努めました。(本書「おわりに」より)衣食住から国際関係まで、ロシアの不思議を解説2022 年 2 月 24 日に始まったロシアのウクライナ侵攻は日本人にも大きなショックを与えました。ロシアの軍事専門家である著者が、引きも切らないメディアからの出演依頼に時間が許す限り応えているのは、ロシアという国について知ってほしい、誤解してほしくないという思いがあるからです。本書では、著者がロシアで出会った人々、体験したこと、感じたことなどに焦点をあてると共に、プーチン大統領やロシアを取り巻く国際関係についても論じました。実際にモスクワ生活を経験した著者が、はじめて軍事以外の視点で書いたロシア本です。発刊記念のオンラインイベント開催本書の発刊を記念して、オンライントークイベントが開催されます。戦争中のいま、ロシアやロシア人のことを知る必要性についてや、ウクライナ戦争の行方などに加え、本書に書き切れなかった軍事、国際情勢に関するこぼれ話なども取り上げます。<開催日時>2022年5月21日(土)11:00~12:30※イベント終了後1週間アーカイブで視聴できます。申し込み方法など詳細については、下記の丸善&ジュンク堂書店オンラインサイトをご確認ください。5/21小泉悠先生 : 『ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔』について著者小泉悠(こいずみ・ゆう)東京大学先端科学技術研究センター専任講師。1982年、千葉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所客員研究員、未来工学研究所客員研究員などを経て、2022年1月より現職。ロシアの軍事・安全保障政策が専門。書誌情報タイトル:ロシア点描サブタイトル:まちかどから見るプーチン帝国の素顔著者:小泉悠定価:1760円(10%税込)発売日:2022年4月20日判型:四六判並製ページ数:192頁ISBN:978-4-569-85185-3発行:株式会社PHP研究所 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月20日ウクライナの小さな街で、市民から受け取った食料を食べた2人のロシア兵が死亡し、28人が重症で病院に搬送されたとウクライナの情報当局が発表した。英INDEPENDENTなどが報じている。ウクライナで2番目に大きな都市であるハルキウ(ハリコフ)から南東に130kmほど離れた街・イジュームで、ロシア陸軍第三自動車化狙撃師団に所属する兵士たちに対して、市民が小さなパイやピロシキを振る舞った直後に、兵士2人が死亡。さらに28人が重症となり、地元の病院に運ばれた。30人を死傷させた食料には毒が入っていたとみられ、ウクライナの情報当局は「ウクライナ人はあらゆる手段で占領者に抵抗する」と声明を出している。現時点で、どのような毒物が使われたかはわかっていない。Evening Standardによれば、同師団に所属している約500人のロシア兵が地元民にもらった酒を飲んだ結果、“原因不明の中毒症状”に襲われ、続々と病院に搬送されたケースも報告されているという。
2022年04月04日《ウクライナ兵の決死の戦闘に敬意。終結するまでロシア軍を叩き潰すしかないが、報道がきちんとなされているか懸念。ウクライナ軍の健闘やロシア軍の失態の報道は多いが、ウクライナの一般市民の犠牲やウクライナ軍の被害について報道が少なくないか》3月24日、Twitterにこうつづったのは橋下徹氏(52)だ。いまなお、終結のめどが見えないロシアの軍事侵攻。そんななか、同日にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(44)が日本の国会でリモート演説を行った。橋下氏のツイートは、その直後のものだ。ところが「終結するまでロシア軍を叩き潰すしかない」と橋下氏がつづったことに、違和感を覚える人がネット上で相次いでいる。これまで橋下氏がウクライナに対して“降伏”を迫るような言動をしてきたためだ。例えば今月3日の『めざまし8』(フジテレビ系)で、橋下氏はウクライナ出身の政治学者であるグレンコ・アンドリー氏に“ウクライナ人の退避”を提案している。「ウクライナの方々が命を懸けて戦っていることに敬意を表しますけども、それだけなのかと。僕はアンドリーさんのような方にね、『日本においでよ』と」「プーチン大統領はどれだけ生きるんですか。今70歳ですよ。あと30年も生きられませんよ」しかし、グレンコ氏は「ここで降伏して全土を支配されてしまえば、結局犠牲者は増えるだけなんです。ロシアは必ず粛清を始めます」と否定していた。それでも橋下氏は21日、「ロシア、南東部マリウポリで降伏要求 ウクライナは拒否」というニュース記事をTwitterで引用してこうつづっていた。《一番悪いのはプーチン。しかしゼレンスキー大統領のこの戦争指導も最悪だ。戦う一択になるとこうなってしまう。なぜマウリポリ市民とゼレンスキー政権幹部や国会議員とを入れ替える交渉をしないのか》降伏要求の拒否、そして”戦う一択”を批判した橋下氏。このツイートの3日後に、「ロシア軍を叩き潰すしかない」と投稿したのだ。そのため、ネットでは“手のひら返し”だとして批判の声が上がっている。《あなた本当に橋下さん!?ついこの間までウクライナは降伏しろって言っていましたよね》《こないだまで、ウクライナ人は逃げろって言ってなかったっけ?いまでは、ウクライナ人の戦闘に敬意を払っているのか?ずいぶん方向転換したな》《ご自身の4日前のTweetでは戦う選択肢一択を非難されてましたね。どういうことなんでしょうか》また橋下氏は冒頭のツイートで《ウクライナの一般市民の犠牲やウクライナ軍の被害について報道が少なくないか》と問いかけている。しかし、これについてもネットでは疑問視する声が上がっている。《少ないですかね?過去のどの戦争より近くに感じて驚いてるくらいですけど…》《ウクライナの情報はいっぱい出ていると思いますけど》《日本国内であればある程度報道されてるとおもいますが 病院攻撃されたとか他にも多数 十分かは不明ですが少ない訳でもないかと》
2022年03月26日2022年3月23日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の国会演説が行われました。ゼレンスキー大統領は、演説の冒頭で「日本がすぐに援助の手を差し伸べてくれました。心から感謝しています」と述べ、続けてこのように訴えています。チェルノブイリ原発事故を、みなさまもご存知だと思います。1986年に大きな事故がありました。その周りの30kmゾーンは、未だに危険なものでありまして、その森の中には、事故収束当時から、多くのガレキ、機械、資材などが埋められました。土の中に。2月24日に、その土の上をロシア軍の走行車両が通りました。そして放射性物質のダストを空気に上げました。チェルノブイリ原発が支配されました。事故があった原発を想像してみてください。破壊された原子炉の上にあるコンファインメント、つまり、現役の核物質の処理場をロシアが戦場に変えました。また、30kmの閉鎖された区域をウクライナに対する攻撃の準備のために使っています。ウクライナでの戦争が終わってから、どれだけ大きな環境被害があったかを、調査するのに何年もかかるでしょう。ウクライナには、現役の原子力発電所が4か所、15の原子炉があり、すべて非常に危険な状況にあります。すでに、ザポリージャ原発というヨーロッパ最大の原発が攻撃を受けています。また、工業施設の多くが被害を受け、環境に対するリスクになっています。ガス、石油パイプライン、および炭鉱もそうです。先日スームィ州における化学工場においてアンモニアの漏れが発生しました。また、サリンなどの化学兵器を使った攻撃も、ロシアが準備しているという報告を受けています。シリアと同じように。また、核兵器も使用された場合の世界の反応はどうなるかが、今世界中で話題となっています。将来への自信、確信というのが今、誰にもないはずです。ウクライナ大統領国会演説(オンライン) (29分)ーより引用ゼレンスキー大統領は、ウクライナでは現在、家族が亡くなっても、きちんと埋葬ができない状況であるほか、数千人が亡くなり、そのうち121人の子供が犠牲になっているとも訴えました。また、国際機関が機能せず、ウクライナが攻撃され続けていることも指摘し、改革が必要であるとも訴えています。さらに、これからも侵略行為に対し非常に強い注意や、「平和を壊してはいけない」という強いメッセージが必要とも語りました。ゼレンスキー大統領は、「アジアで初めて、ロシアに圧力をかけ始めたのが日本」と感謝を述べ、引き続き、協力を呼びかけました。ロシア軍のウクライナ侵攻により、誰もが、「今ある平和は、簡単に崩れてしまうのではないか」と感じているでしょう。一人ひとりが、平和を維持するためには何ができるのか、考えなければなりませんね。[文・構成/grape編集部]
2022年03月23日2022年3月18日、報道番組『タモリステーション』(テレビ朝日系)に、お笑いタレントのタモリさんが出演しました。同番組では、ウクライナ情勢について特集。ロシアが軍事侵攻に踏み切った背景などを、専門家の意見を交え、両国大統領の人物像や歴史について深く掘り下げました。番組視聴者の間では、同番組の顔である、タモリさんの言動が話題となっています。114分の番組で、ほぼ無言を貫いたタモリが…?114分に渡り、ウクライナ情勢について深堀りした同番組。しかし、タモリさんは、冒頭の挨拶の後、ほぼ無言を貫いたのです。神妙な面持ちで、専門家の話をさえぎることなく真剣に聞いていたタモリさん。番組の最後で、アシスタントとして出演していた、大下容子アナウンサーからコメントを求められると、このように語りました。まぁ、あの、こうしている間も大勢の人がウクライナで亡くなっているわけですね。というより、殺されているわけですから。まぁいろいろありますけども、一日も早く平和な日々がウクライナに戻ることを祈るだけですね。タモリステーションーより引用「亡くなっている」ではなく、「殺されている」と、より強い表現で明確に発言し直した、タモリさん。番組放送中、沈黙を貫いていただけに、タモリさんの言葉は視聴者の印象に強く残ったようです。・ほとんど話さなかったタモリさんの言葉。「殺されている」にハッとした。早く戦争をやめて。・専門家の話をさえぎらずにじっくり聞いて、ただ平和を願う姿が素晴らしい。コメンテーターとして、正しい姿勢じゃないかな。・タモリさんって、もともと政治関連の発言はほとんどしてこなかったと思う。お笑いタレントとして、何か信念があるんじゃないかな。・番組の内容、とても分かりやすくてよかった。タモリさんの沈黙は、逆に平和を願う気持ちを雄弁に語っていたと思います。タモリさんが何を思って、同番組で沈黙を貫いたのか、その真相は本人にしか分かりません。しかし、タモリさんの少ない言葉や沈黙する姿は、多くの人にウクライナ情勢について、再び考えるきっかけを与えたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年03月19日2022年2月24日に、ロシアがウクライナ国内に侵攻したことを機に始まった戦争。同年3月18日現在も、停戦していません。世界中の人々が、1日でも早い停戦を祈り続けています。そんな中、映画『ターミネーター』シリーズの主演などで知られる、俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーさんが、ロシアの人々への想いを語りました。子供の頃からあった、ロシアとの接点シュワルツェネッガーさんは、「私はロシアの人々が大好きだ。ぜひ動画を見て、多くの人に共有してほしい」とTwitterで呼びかけ、動画を投稿。I love the Russian people. That is why I have to tell you the truth. Please watch and share. pic.twitter.com/6gyVRhgpFV — Arnold (@Schwarzenegger) March 17, 2022 オーストリア系アメリカ人であるシュワルツェネッガーさんの、ロシアとの接点は子供の頃からありました。それは、「自分にとってヒーローとなる、ロシア人との出会いだった」といいます。14歳の時、ウィーンで開催されたウエイトリフティングの世界選手権を見に行ったシュワルツェネッガーさん。そこで優勝した、ソビエトとロシアの選手だったユーリ・ウラソフさんと握手した時、力強さに感銘を受けたといいます。以来、シュワルツェネッガーさんは自宅のベッドにウラソフさんの写真を飾っていました。ですが、シュワルツェネッガーさんの父親は、その写真を下すようにいったとのこと。父親は、第二次世界大戦中、ロシアで被害を受けた経験から、ロシア人が嫌いだったのです。それでも、「ウラソフさんがあげていた旗がどこの国であるかは、重要ではない」と思い、写真を下すことはなかったといいます。シュワルツェネッガーさんがウエイトリフティングを始めてから、その写真を見ては自分を鼓舞していたとも話しました。大人になってからも持ち続けていた接点シュワルツェネッガーさんとロシアとの接点は、これだけにとどまりません。ボディビルディングや映画の撮影のため、頻繁にロシアを訪れていたシュワルツェネッガーさん。撮影中、再びウラソフさんと会い、コーヒーカップをくれたり、1日を過ごしたりするなど、優しさに感銘を受けたといいます。シュワルツェネッガーさんは、子供の頃から俳優になった大人になるまで、ロシア人が持つ力強さと温かさに鼓舞されてきたそうです。シュワルツェネッガーさんがロシア国民に伝えたいこと2021年1月、アメリカ国内では、大統領の選挙結果をめぐり、抗議デモが行われました。デモに参加した人々は、「選挙結果に不正があった」として、意思を表明。シュワルツェネッガーさんは、この時のように、「おかしいと思うことは、声を上げてほしい」とロシア国民に訴えました。ですが、戦争に反対しているロシア国民が、拘束されるといった事態も起きているのです。拘束された人々に対し、シュワルツェネッガーさんは「私にとって、あなたがたは新たなヒーローだ。ウラソフさんと同じ強さを持っている」とたたえました。シュワルツェネッガーさんのメッセージに、多くの人から称賛の声が上がっています。・こんなにも知的で優しい人だったのか、と胸が熱くなった。・やはりシュワルツェネッガーさんは、本物のヒーローだ。ロシア国民だけでなく、多くの人に見てもらいたい。・心底、ロシアを愛しているからこそ、語らずにはいられなかったのだろう。残念なことに、SNSでロシア人への差別的表現や嫌悪する声が見られたり、ロシア料理を提供するお店を非難したりする動きが起きています。ですが、誰かを攻撃するのではなく、平和への声を上げていくことが必要です。シュワルツェネッガーさんは、ロシアを愛しているからこそ、国民をはじめ多くの人々にこのメッセージを知ってもらいたかったのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年03月18日ロシア国営テレビ「チャンネル1」でニュース番組の放送中に、「戦争反対」と抗議のプラカードを持って乱入したマリナ・オフシャニコワさんが全世界から注目を集めている。そんな中、金融インフルエンサーでYouTuberとして活躍するケヴィン・パフラスが彼女への支援を申し出たと、米Fox Businessが報じている。オフシャニコワさんは、ニュースの生放送中にキャスターの背後に乱入し、「戦争反対」「プロパガンダを信じるな」と書かれたプラカードを掲げて反戦の意志を訴えた。番組は即座に放送中止。彼女は当局に拘束され、14時間もの尋問を受けた後、3万ルーブル(約3万2千円)の罰金を科され、現在は自宅軟禁中だという。そんな勇気ある行動に、パフラスはTwitterで「マリナ・オフシャニコワはロシアの生放送番組に映り込み、3万ルーブルの罰金を払わされた。私は個人的にVenmo(オンライン決済サービス)かビットコインで100万ルーブルを彼女に送りたいと思います」と表明した。パフラスは、Fox Businessの取材に対して次のように語っている。「これぞ、私たちが奨励すべき勇気ある行動です。今必要なのは、この戦争がウクライナ人を解放する手段だとロシアの政府系メディアに洗脳されている中高年層の目を覚まさせることなのです。喜んで彼女に100万ルーブルを送ります。高額に聞こえますが、今はもう1万ドル(約113万円)程度の価値ですね」BBCによると、オフシャニコワさんはチャンネル1のディレクターを務めており、父親はウクライナ人だという。彼女は生放送中に行動を起こす前に撮影していた動画の中で、「クレムリンのプロパガンダのために働いてきたことを恥じています。テレビ画面の中で嘘をつくことを許してしまった。ロシア人をゾンビに変えてしまった。恥ずかしい。ただ私たちは、黙ってこの非人道的な政権を見ていただけだったのです」と語っている。
2022年03月16日《ウクライナに対するロシア侵攻を非難するとともに、世界各国の大学がロシア連邦の教育機関との協力を停止しています。当館が日本大学にも侵略国との協力関係の断絶を呼びかけました》在日ウクライナ大使館が3月10日にTwitterでつぶやいたこの投稿が物議を醸している。ロシア軍による軍事侵攻が激しさを増すウクライナ。南東部の小児病院までもが空爆を受けるなど、理不尽な戦争に反発する声が世界的に高まっている。そんななか、在日ウクライナ大使館はTwitterでウクライナの情勢を定期的に発信し、Twitterを通じて寄付金を募るなど、ウクライナをサポートするべく日本から尽力していた。そんななか、呟いた冒頭の投稿。ロシアの教育機関との協力関係にある日本国内の大学に関係を解消するよう求めたのだ。あわせて呼びかけた日本の大学のリストが記された写真も投稿していた。《ウクライナが卑劣なロシア侵攻を受けるなか、ロシアの町との「姉妹関係」を保ち続けるのは偽善のように思われます。当館が日本の都道府県及び市に対して、ロシアの地域及び市との姉妹関係の断絶を呼びかけました》これを受け、ネット上では議論が勃発。ロシアへの怒りには理解を示しながらも、大使館が分断を煽ることに疑問を示す声が相次いだ。《坊主憎けりゃ袈裟まで、は違うのでは?お気持ちは理解したいと思っています。けれど姉妹都市の件といい、今あるルートを平和的に利用する事を考えて欲しいです。断絶ではなく、偽善と言われようとも》《姉妹都市提携を切れもそれをウクライナ大使館から言っちゃうのはダメでないですか!?》《在日ウクライナ大使館、ロシアと関係ある姉妹都市や大学と断絶するように呼びかけてるけど完全に逆効果だな。ロシア許すまじのハードな支持層には効くけど、ウクライナ大変だなと同情していたソフトな層は気持ちが冷めてしまうし一度冷めた気持ちはなかなか戻らない》《ロシアに関することを学んでいるからといってそれは当人の政治的な立場には関係ないし、まともな大学が応じるはずもないあんな軽薄で短絡的な呼びかけをして何になるのか分からない》さらに、在日ウクライナ大使館の一連の呼びかけを“内政干渉”と指摘する声もあがっている。《ウクライナ大使館が斜め上の方向にぶっ飛びすぎてて目も当てられんな内政干渉は好感度下げるだけだからやめときなさいよ…》《内政干渉はやめていただきたい。日本がロシアの自治体とどう付き合っていくのかは日本が考えて決める事です》3月11日現在、該当の投稿はすでに削除されており、在日ウクライナ大使館は次のように投稿した。《ロシアの大学や自治体との交流停止を求めたことについて、様々なご意見をいただきました。確かに行き過ぎたお願いだったかもしれません。ただウクライナの、特に男子学生は今海外に行くことも、学ぶことすらできません。そのことを皆さんに知ってほしかっただけです。ご容赦いただければ幸いです》
2022年03月12日「エンジン01文化戦略会議」がロシア政府のウクライナ侵攻の即時停戦を求める声明を発表した。 「エンジン01文化戦略会議」は、2001年7月に発足した各分野の表現者・思考者たちが日本文化のさらなる深まりと広がりを目的に参集したボランティア集団。エンジン(ENJIN)は、Encourage Japan Intelligent Networkの略。新時代の文化形成の「エンジン」となり、異分野の才能が「円陣」を組むことを呼びかけることも意味している。01は、当会が発足した2001年に一から出発するという新心の想いと、デジタル時代の選択肢としてのシンボルマークで、「一から再構築する文化のエンジン」という意味となっている。現在、約230名の会員が、教育委員会や動物愛護委員会等の委員会活動、定期的に開催する勉強会「エンジン塾」、年に1回地方都市で開催する「オープンカレッジ」等の活動に参加している。「エンジン01文化戦略会議」は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、「文化の醸成に携わる者として、断じてこの侵攻を許すことは出来ません。ウクライナを支持し、ロシア政府に対して即時停戦を求めます」と声明を発表している。ロシア政府のウクライナ侵攻の即時停戦を求める声明去る2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻しました。 ウクライナで起きていることは、プーチン大統領が招いた暴挙であり、法に基づく国際秩序の危機でもあります。自由と民主主義は、人々が平和な生活を送り、豊かな文化を育むのに欠かせないものです。いま、その自由と平和がウクライナにおいて危機に瀕し、失われようとしています。私たちは、文化の醸成に携わる者として、断じてこの侵攻を許すことは出来ません。 ウクライナを支持し、ロシア政府に対して即時停戦を求めます。エンジン01文化戦略会議幹事長林真理子有志一同秋尾沙戸子/浅葉克己/有森裕子/安珠/安藤和津/安藤桃子/池田卓夫/池坊美佳/池辺晋一郎/井沢元彦/石井幹子/石田純一/伊藤穣一/猪瀬直樹/今藤長十郎/魚住りえ/漆紫穂子/太田麻衣子/大友直人/大林素子/大樋年雄/大宮エリー/岡﨑誠也/岡島成行/岡副真吾/岡田直也/小川洋子/奥谷禮子/奥田瑛二/葛西敬之/勝間和代/加藤友朗/川井郁子/川勝平太/河口洋一郎/川淵三郎/菊地哲榮/木村晋介/金哲彦/久保明彦/熊本マリ/黒岩祐治/ケント・ギルバート/神山典士/九重龍二/小西利行/小林宏之/小山泰生/小六禮次郎/三枝成彰/さかもと未明/佐藤可士和/佐藤正明/里中満智子/清水敏男/下村満子/東海林良/白井貴子/神野美伽/鈴木久泰/鈴木康友/瀬戸川雅義/宋美玄/田中英成/竹原啓二/竹山聖/辰巳琢郎/立川談慶/谷川彰英/田原総一朗/玉木正之/俵万智/團紀彦/ちばてつや/佃一可/津田大介/露木茂/徳岡邦夫/冨田洋/中井美穂/中尾清一郎/中瀬ゆかり/中園ミホ/中丸三千繪/仲道郁代/夏野剛/南條史生/西川りゅうじん/西村知江子/蜷川有紀/野宮博/野村万蔵/橋村奉臣/蜂谷宗苾/服部今日子/波頭亮/林英哲/倍賞千恵子/パトリック・ハーラン/東村アキコ/日比野克彦/平山雄一/ピーター・ジェイ・マクミラン/福井康之/藤川靖彦/藤田晋/堀紘一/堀義貴/堀江貴文/堀木恵子/前田裕二/真木太郎/眞下伸友/増浦行仁/増田順一/桝田隆一郎/松本幸四郎/眞鍋圭子/三浦瑠麗/南美希子/宮野素子/村上典吏子/村山由佳/茂木健一郎/本木克英/森本敏/諸田玲子/矢内廣/山田美保子/山本淳子/山本益博/湯川れい子/吉田都/鎧塚俊彦/ロッド・マイヨール/和田秀樹/和田裕美(50音順)公式サイト:
2022年03月11日深刻化の一途をたどる、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻。ロシアの軍事侵攻は、思わぬ方面に飛び火をし、自身のYouTubeチャンネルでロシア料理のレシピを投稿した料理研究家のリュウジ(@ore825)さんに、「ウクライナの気持ちを考えろ」などと、批判の声が寄せられる事態となっています。しかし、料理のレシピと今回の軍事侵攻は、同列に考えるべきではありません。事実、動画を見れば明らかなとおり、決してロシアの軍事侵攻を支援するような内容ではなく、リュウジさんに寄せられている批判の声に対して、疑問の声も目立ちます。また、一部のネットニュースが批判の声を報じたことで、さらに動画の注目が増すことに。そんな中、渦中の人物であるリュウジさんの『コメント』が反響を呼んでいます。状況を逆手にとった発想に絶賛の声YouTubeチャンネルの登録者数は200万人を超え、投稿した動画が数百万回再生されることも珍しくないリュウジさん。しかし、今回のロシア料理の動画はこれまでとは違う意味で注目を集めており、それはリュウジさん自身、予想だにしなかった展開でしょう。動画を投稿した翌日、リュウジさんは、自分の意図とは違う形で動画の再生数が増えている状況を受け、Twitterを更新。そこには、こうつづられていました。かなりの閲覧が予想されるので、この動画の広告収益を全額ウクライナに寄付することに決めました。ore825ーより引用不本意な形ながらも、再生回数が増えている状況を逆手に取り、動画の広告収益を全額ウクライナに寄付すると発表したのです。まさに逆転の発想といえるリュウジさんの行動は反響を呼び、擁護の声や称賛の声、さらに応援も数多く寄せられました。・センシティブな問題かも知れませんが、正面から向き合う料理さんのリュウジを支持します。・逆手にとって、正の方向にエネルギーを変えていくリュウジさん、すごい。・料理に国境はない。再生回数に貢献します!ロシアの軍事侵攻は決して静観できるものではなく、1日も早く平和な日々が訪れることを世界中の人々が願っていることでしょう。また、ウクライナ国民を想うがゆえ、ロシアに対して敵意をもってしまう気持ちも一部理解できます。しかし、料理も含め、ロシアに関係しているというだけで、すべてが否定され、また、差別されるべきではありません。「おいしいロシア料理が排除される世界になりませんよう祈っています」ともつづっている、リュウジさん。本当に批判すべきことは何か、また、なんのために声をあげるのか、その目的を見誤ってはいけません。リュウジさんの行動は、多くの人が自分にできる正しい行動を何かを考えるきっかけにつながるはずです。[文・構成/grape編集部]
2022年03月10日ロシア作品シリーズ<ロシアの玉手箱>第12回「深みと眩しさと」『有森博ピアノリサイタル』が2022年5月14日 (土)に東京文化会館小ホール(東京都台東区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 【曲目】プロコフィエフ:ピアノソナタ第5番 ハ長調 作品135(改訂版)スクリャービン:12の練習曲 作品8タチアナ・ニコラーエワ:24の演奏会用練習曲 作品13より第1番 ハ長調、第2番 ホ短調レフ・オボーリン:ピアノソナタ 変ホ長調 作品3有森博プロフィール1992年東京藝術大学大学院修了。その後モスクワにて研鑽を積み現在に至る。これまでに野上登志子、水本雄三、小林仁、ナターリャ・スースロワの各氏に師事。1990年第12回ショパン国際ピアノコンクール最優秀演奏賞。1991年岡山県芸術顕彰を受賞。1992年第5回シドニー国際ピアノコンクール第4位。1994年第10回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門入賞。1996年から2000年にかけてラフマニノフのピアノ作品全曲演奏会を成し遂げ、2001年にはプロコフィエフのピアノソナタ全曲演奏会を成功させるなど、ロシア作品に積極的に取り組む活動を展開し、ロシア音楽のエキスパートとして高い評価を受ける。1995年、2001年に小澤征爾指揮新日本フィルと協演の他、日本フィル、東京シティフィル、読売日響、九響、関西フィル、山形響、仙台フィル、神奈川フィル、東フィル、ワルシャワフィル、ポーランド放送響などの内外の主要オーケストラ、著名指揮者との協演を重ねる。2004年には小澤征爾指揮サイトウキネンオーケストラのメンバーとしてヨーロッパ6カ国ツアー及び日本公演に参加。これまでにソロアルバムで19枚のCDがリリースされ、カバレフスキーとラフマニノフの全曲録音が進行中。「展覧会の絵」、「チャイコフスキーにつつまれて」、「ロシアバレエの誘惑」、「メトネルの時間」、「ラフマニノフ変奏曲集」、「音楽の玉手箱2~露西亜秘曲集」ほか、その多くが特選盤に推薦されている。現在、国内外での活発な演奏活動の他、ロシア作品によるリサイタルシリーズを、東京文化会館(「ロシアの玉手箱」)、エスパスホール(「ロシアピアニズムの系譜」)にて行っている。東京藝術大学教授。大阪音楽大学特任教授。桜美林大学客員教授。公演概要ロシア作品シリーズ<ロシアの玉手箱>第12回「深みと眩しさと」『有森博ピアノリサイタル』開催日時:2022年5月14日 (土)13:30開場/14:00開演会場:東京文化会館小ホール(東京都台東区上野公園5-45)■出演者有森博(ピアノ)■チケット料金一般:4,000円学生:2,000円(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月10日“猫界の国連”を自認する「Federation Internationale Feline(国際猫連盟/以下FIFe)」は、ロシアによるウクライナ侵攻を非難する声明を公式サイト上で発表した。理事会は、3月1日付けで国際大会からロシアの猫を排除すると決定したという。FIFeが発表した声明は、強い語調でロシアを非難する内容だった。「ロシア軍がウクライナに侵攻し、戦争を始めたことに衝撃と恐怖を感じています。罪のない多くの人々が亡くなり、さらに多くの人々が負傷し、何十万人ものウクライナ人が命を守るために避難を余儀なくされています。私たちは、この前代未聞の侵略行為によって引き起こされた破壊と混乱を目の当たりにしています」そして、この困難な状況下でも、ウクライナの愛猫家たちが必死に猫や他の動物たちの世話を続けており、ポーランドやルーマニアをはじめとした隣国のFIFe会員が彼らを手助けしている現状を賞賛した。理事会は「このような残虐行為を目の当たりにして、何もせずにはいられません」と、厳しい“制裁”措置を発動させた。まず、ロシアで繁殖した猫を国外のFIFeに登録することを禁止。また、FIFeが主催する国際大会に、ロシア在住の出展者は猫を出場させられなくなった。この規制は5月末まで適用され、状況により見直されるという。
2022年03月04日2022年2月24日から続いている、ロシアによるウクライナ侵攻。ウクライナの各地で戦闘が行われ、両国の公表する数値に違いはありますが、合わせて数千人の死者が出ているとされています。今回の戦いを受け、日本を含む世界各国から平和を願う声が上がりました。ロシアとウクライナの情報戦を受け、藤井貴彦アナが思いを明かす同年3月3日に放送された、報道番組『news every.』(日本テレビ系)でも、ロシアのウクライナの情勢について特集。ウクライナでは都市部を中心に、家屋が破壊されるなど大きな被害を受けているといいます。そして、戦いが起こっているのは戦地だけではありません。インターネット上でも、情報戦が行われているのだとか。戦いを有利に進めるため、SNSではフェイクニュースが流れることも。また、士気に影響が出るとして、各国では自軍の被害についての情報を規制しているといいます。繰り広げられる情報戦について、藤井アナウンサーは視聴者に向かって、このように思いを伝えました。ロシアのみなさんには直接は届かないのかもしれませんけども、遠くにいる日本で私たちがこういう情報をみなさんにお伝えし続けていることによって、日本の中にもロシアの方はいらっしゃるでしょうし、ウクライナの方もいらっしゃると思います。その人たちが、もしかするとロシアなりウクライナなりに「こういうふうに伝えられてるよ」っていうのを、伝えることもできると思うんですよね。ですから私たちは、遠くの国にいますけども、これ(ニュース)を知ることによって、「無駄だ」って思わないで、知り続けること、関心を持ち続けることがとても大切だと思います。news every.ーより引用ネットの情報規制によって、自国の現状を知ることができずにいる人が多く存在している、ロシアとウクライナ。日本でも、今回の戦いに関するフェイクニュースが拡散され、問題視されています。インターネットというツールがあれば、どれだけ戦地から離れた場所にいても、フェイクニュースによって加担してしまう可能性があるでしょう。藤井アナは、「そんな現状だからこそ、日本では正しい情報を発信し続け、多くの人が関心を持ち続けることが重要である」と、視聴者に向かって説きました。番組を見ていた人からは、藤井アナのコメントに共感する声が上がっています。・藤井さんの誠実な人柄がよく出ているコメント。心に響きました。・報道に携わる人として、本当に素晴らしい考えだと思う。・「自分に何ができるのか」と無力さをなげいていたけど、関心を持ち続けるのが大事なのだとハッとした。海外の出来事のため、関心のない人もいるかもしれません。また、つらい気持ちになってしまうため、あえて情報を遮断している人もいるでしょう。しかし、1人でも多くの人が今起こっている出来事から目をそらさずに考えることで、きっと未来につながるはず。藤井アナのメッセージは、多くの人に「今、自分がすべきことはなんなのか」と考えさせてくれたようです。[文・構成/grape編集部]
2022年03月03日2022年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻し、同年3月3日現在も激しい戦争が繰り広げられています。国際連合の機関である『国連難民高等弁務官事務所』によると、同日現在でおよそ100万人が難民となり、国外に避難しているとのことです。事態を受けて、総合ディスカウントストアの『ドン・キホーテ』を運営する株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは同日、ウクライナの難民支援を行うと発表しました。ドン・キホーテ、難民100世帯を支援日本政府は同月2日、ウクライナに対する人道支援の一環として、避難する人々への受け入れを行うと表明。表明を受け、同社は政府の認定を受けた難民100世帯を受け入れ、経済や生活、就業機会といったサポートを行うとのことです。同社は発表文の中で、今回の支援についてコメントしています。多くの皆様に、本主旨をご理解いただくと共に、今後、ウクライナの避難民に対する更なる支援の輪が広がることを祈念いたします。ご賛同をいただければ幸いです。当社グループは、長期的な視点に立ち、今後も積極的に人道支援を行ってまいります。株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスーより引用同社がウクライナの難民支援を行うことに、多くの人が賛同しています。・素晴らしい企業姿勢だ。言語や文化、習慣などの違いから、日本での生活に苦労するかもしれないけど、「来てよかった!」と思ってもらえる状況になればいいね。・いろいろと辛いことはあるだろうけど、まずは安心して寝る場所があって食事ができれば、それだけでも救われた気持ちになるんじゃないかな。・なかなかできることじゃない…。涙がこぼれてくる。ほかの企業も、ぜひともやってほしい。戦争が起きると、いつ終戦するのか、安心して暮らせる日は来るのだろうかと国民は不安の渦に巻き込まれます。また、世界中で同様の戦争が起きるのではないかと不安になるでしょう。1日でも早く戦争が終結し、ロシアとウクライナの国民が安心して生活できる日が訪れることを願うばかりです。[文・構成/grape編集部]
2022年03月03日映画業界でもロシアのボイコットが続く中、Netflixも、ロシアにおける作品の製作を中止すると決断した。対象の作品のひとつは「Zato」という探偵もの。まだタイトルが決まっていないもう1本の作品は、あと1日で撮影が終わるところだったという。ほかに、Netflixは、「アンナ・カレーニナ」を原作にした「Anna K」もロシアで製作していた。こちらは撮影が終了しているが、情勢が変わらないかぎり、配信は棚上げになると思われる。Netflixはロシアに支社をもたず、会員数も100万人以下と少ない。Netflixの全世界の会員数は2億2,200万人。文=猿渡由紀
2022年03月03日ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に抗議し、カンヌ映画祭がロシアの代表団、政府関係者の参加を拒否すると発表した。ただし、ロシアのアーティストの中にも勇気を持って反政府運動を行っていることを考慮し、ロシアの作品をすべてボイコットすることはしないとも述べている。ウクライナの映画アカデミーが世界の映画関係者にロシアとのビジネスを断ち切ってほしいと要請して以来、映画祭やスタジオによるボイコットが続いている。ディズニー、パラマウント、ワーナー、ソニーなどメジャースタジオは、近々公開を控えていた話題作のロシアでの公開を保留にすると決めた。文=猿渡由紀
2022年03月02日ロシアによるウクライナ侵攻を受け、大手映画会社のディズニー、ワーナー、ソニー、パラマウント、ユニバーサルが相次いでロシアでの新作の劇場公開を「一時中止する」と発表した。この動きは映画祭にも波及し、カンヌ国際映画祭が「ウクライナ支持」を表明。今年の映画祭で、状況によってはロシアの代表団の参加を拒否する考えを示した。「2022年の冬のいま、カンヌ国際映画祭は準備期間に入っています。ウクライナの人々が納得する形で戦争が終わらない限りは、私たちはロシアの公式代表団およびロシア政府の関係者を受け入れないと決めました」と公式HPで声明を発表。一方で、「危険を冒しながらも、ウクライナに対する攻撃と侵攻に抗議しているロシアの人々にはその勇気に敬意を表する」と称え、そういったロシア人の中には芸術家と映画業界の人もいると加えた。最後に、「カンヌ国際映画祭は平和と自由を守るために、暴力、抑圧、不当行為に対する批判の声を上げる芸術家と映画業界者に尽くします」と表明した。第75回カンヌ国際映画祭は、5月17日から28日まで開催予定。(Hiromi Kaku)
2022年03月02日