東京・赤坂の「ANAインターコンチネンタルホテル東京」のミシュラン3つ星シェフ、ピエール・ガニェール氏がプロデュースする2階のパティスリー「ピエール・ガニェール パン・エ・ガトー」が、今年のバレンタイン商品「バレンタイン・ショコラ」(6個セット・12個セット)を2月10日(火)~14日(土)まで販売する。「ピエール・ガニェール」2015年のバレンタインチョコレートは、5つのフレーバーを特徴とし、使用素材の芳香と素材の味わいも異なる5種類のショコラを創作した。すっきりビターなカカオを使用したガナッシュと香り豊かなリンゴのピューレをキャラメリゼして混ぜ合わせた「ポム・タタン」。紅茶のアールグレイの柑橘系の高貴な香りとミルクチョコレートのまろやかな甘みをミックスした「アールグレイ」。ラム酒に溶け込んだ干しブドウの風味が大人な味わいを醸し出す「ラム・レーズン」。クレーム・ド・カシスをきかせたガナッシュにカシス風味のアーモンド・ペーストを混ぜ合わせた「カシス・ダマンド」。ピスタチオのペーストをたっぷりと使った香ばしいフレーバーの「ピスターシュ」。5種類のショコラはいずれも個性際立つ仕上がりになり、ピエール・ガニェール氏のアーティスティックで独創的な美意識が反映されたショコラが完成した。6個セット(2,500円)は、5つのフレーバーのうち、「ラム・レーズン」のみが2個入りになっており、12個セット(5,000円)は、「ラム・レーズン」と「カシス・ダマンド」が3個入りで他2個入りの内容となっている。また、バレンタイン・ショコラのほか、ハートの形をした2種のバレンタインケーキ「タルト・オ・ショコラ」(1個600円)や「クール・ショコラ」(2,160円)も用意されている。販売は2月10日(火)~14日(土)だが、1月15日(木)より予約受付も行っている。(text:Miwa Ogata)
2015年01月15日旅工房は12月11日、「2014年人気5ツ星ホテルランキング」を発表した。同社は約1万7,000件以上のホテルを取り扱っており、中でも高級な"5ツ星ホテル"の人気が高まっているという。同ランキングでは、5ツ星ホテルにおける2014年1月~12月の販売実績をもとに集計した。1位となったホテルは、ハワイの「トランプ・インターナショナル・ホテル・ワイキキ・ビーチ・ウォーク」だった。同ホテルの客室はキッチンが備え付けられたコンドミニアムタイプのため、子供連れや、ハワイの食材を楽しみたいという人に人気だという。また、客室以外にも、星空を眺めながらのディナーやスパなどを楽しめる。2位はグアムの「アウトリガー・グアム・ビーチ・リゾート」となった。同ホテルは全室オーシャンビューとなっており、ショッピング街「ザ・プラザ」と直結している。また、免税店「DFSギャラリア」もホテルの目の前にあり、買い物に便利な立地とのこと。さらにグアム初の水族館「アンダー・ウォーター・ワールド」も近隣にあるため観光にも便利だという。子供専用のプールやキッズクラブもあり、子供連れの旅行でも楽しめるリゾートホテルとなっている。3位はシンガポールの「マリーナベイサンズ」で、3つのホテルタワーの最上部に巨大な船が乗っているように見える独創的な造りが特徴。2,500室の客室とスイートからなる超大型ホテルとなる。最上階(57階)には「世界一高い場所にあるプール」として有名な全長150mのプールがあり、周りに視界を遮るものがないため、水面が無限に続いているように見えるという。4位には絶壁に位置する「ロックバー」をそなえるバリ島の「アヤナリゾート&スパ バリ」がランクインし、5位は海とひとつになっているかのような景色を楽しめるプールをそなえたハワイの「シェラトン・ワイキキ・ホテル」となった。
2014年12月16日IBMのコグニティブ・コンピューティング・システム「ワトソン」とミシュランで2つ星を獲得したフランス料理店「レフェルヴェソンス」のエグゼクティブ・シェフである生江史伸氏が共同でレシピを作り上げた。「コンピュータがどのようにしてレシピを作ったのか」「そのレシピをミシュランシェフはどのように調理したのか」、気になることがたくさんあるトピックだ。今回、このレシピを再現した味わう機会を得たので、詳細をお届けしたい。○学習して成長するコンピュータ「ワトソン」初めに、ワトソンについて整理しておこう。ワトソンはプログラムによるコンピューティングに加え、自然言語の処理、仮説の生成と評価、自己学習と能動的な知識の蓄積という機能を備えた技術だ。これまで、米国のクイズ番組「Jeopardy!」でクイズ王のBrad Rutter氏およびKen Jennings氏と対戦し、勝利したという経験を持つ。日本アイ・ビー・エム 成長戦略 ワトソン担当 理事 元木剛氏は、「『Jeopardy!』は過去の問題は出題されず、常に最新の出来事に関する問題が出るうえ、瞬時に回答しなくて勝てない。ワトソンを勝利に導くまで、4年間かかった。簡単なことではなかった」と語った。正確に言うと、今回、生江シェフとコラボレーションしたのは、ワトソンのベースに開発された「シェフ・ワトソン」だ。シェフ・ワトソンは、分子レベルの食材や3万件の世界中のレシピに加え、各国料理の特徴を学習して、「人間がおいしい」と感じる組み合わせを決定する。つまり、シェフ・ワトソンは専門家が過去に考案したレシピを学習することで、これまでにはなかったレシピを考え出すというわけだ。「シェフ・ワトソンは、人間にとって意味のあるパターンを人間に教えてもらうことで、成長していく。そして、人間の限界を乗り越える」と元木氏。今後は、コグニティブ・コンピューティングで用いられるエージェントがさまざまな場所に組み込まれていき、それぞれがつながって、人間と対話するモデルになっていくことが予想されるという。○ミシュラン・シェフも驚く斬新なメニューそれでは、シェフ・ワトソンと生江シェフが考案したレシピに基づく料理を紹介しよう。料理については、調理をした生江シェフが説明してくれた。シェフ・ワトソンにレシピを考えてもらうにあたり、生江シェフは「季節感を持ったフランス料理」にすべく、1つの料理につき、3つのキーワードを与えたそうだ。メニューは以下のとおりで、「」の内容は料理のテーマ、[]の内容はキーワードだ。アペリティフ「リラックス」[みかん]×[パンチ]×[休日]前菜「冬の街で凍った体を」[蟹]×[スープ]×[フランス風]蕪の料理「君の蕪」[蕪]×[ソテー]×[フランス風]肉料理「贅沢な冬」[牛肉]×[ロースト]×[冬]デザート「気分は赤と白と緑」[栗]×[パルフェ]×[クリスマス]アペリティフは、休日を過ごすように、お店で過ごしてもらいたいという思いから、3つのテーマが選ばれた。オレンジとミントの葉が相まって、さわやかな味わいだった。パンも焼き立てで、どれもおいしかった。前菜は、寒いなか、店にやってくるお客様に温まってもらうために、冬が旬である蟹をベースとしたスープをオーダーしたそうだ。トリュフ、根セロリと、日本では珍しい食材が用いられており、正に「フランス風」を体現していた。蟹の風味が濃厚で、茹でた蟹を食べるよりも、蟹を満喫できた気がした。そして、わざわざ蕪の料理を設けてあるのは、同店のスペシャリテが蕪料理だからとのこと。「シェフ・ワトソンが、われわれが得意とする蕪のソテー料理、どのように料理するのか見てみたかった」と生江シェフ。ローストした蕪が香ばしく、いろいろなソースで味わうことができた。メイン料理に牛肉を指定した理由は、「やはり、おもてなしと言えば塊肉と思った」からとのこと。さらに、冬らしさということで、ローストという調理法が選ばれたようだ。ソースは「西洋わさび(ホースラディッシュ)」をベースに作られているのだが、生江シェフは「日本ではあまり使わない食材なので、久しぶりに調理した」と語った。デザートは、見るからに華やかなパルフェだ。生江シェフは、パルフェを選んだ理由について「パルフェと言えば、一口ごとに異なる味がするデザートで、思い出深い」と説明した。そして、時期柄、「クリスマス」がテーマに選ばれたというわけだ。その名のとおり、アイスクリームに、チーズのムースに、イチゴに、メレンゲと盛りだくさんだった。そして、生江シェフはシェフ・ワトソンとのコラボレーションについて、「最初は、人間とコンピュータのコラボレーションということでおっかなびっくりだった。しかし、IBMは、パソコンなどの身近な製品を作っていることに気づき、人間とコンピュータは共存するものであると思うようになった」と説明した。また、「シェフ・ワトソンはインターネットの検索でも出てこないような、斬新なレシピを考え出した。久しぶりに"シェフ"の下で働いたが楽しかった。今回、米国の料理雑誌『「ボナペティ』のレシピがベースになっていたので、調理方法を日本風に変えた」とも語っていた。料理をする時、単にレシピが思い浮かばないだけでなく、「予算に限りがある」「冷蔵庫にあるものだけで料理したい」「家族の嫌いなものが入っていない料理を作りたい」など、さまざまなニーズがあると思う。シェフ・ワトソンなら、こうしたニーズを簡単に解決してくれそうだ。同席したプレスの方は「調理までやってくれればいいのに」なんて言っていたが、材料を提示し、調理方法を教えてくれるだけでも、かなり助かるだろう。遠い存在に思われるワトソンの身近な利用例に触れたひとときだった。
2014年12月09日ニューヨーク発祥の現代北欧料理レストラン「アクアヴィット」は12月1日、今年ミシュランNY版で2つ星に輝いたニューヨーク本店のメニューの提供を開始した。アクアヴィット本店は、スウェーデン人オーナー、ホカン・スワン氏によって1987年にニューヨークに創業。北欧の伝統的な郷土料理に、フレンチのテクニックと、ニューヨークの洗練された感覚を融合させた現代的な北欧料理を、北欧モダンデザインの店内で提供している。シェフのエマ・ベングッドソン氏は、今年10月発売の「ミシュランNY版」で2つ星を獲得した。これによりスウェーデン人女性で初のミシュランシェフで、かつアメリカでも2人しかいない2つ星女性ミシュランシェフとなった。このほど東京店(東京都港区)で、エマ氏が北欧食材の使用と、北欧の調理法(食材保存の観点で発達したくん製、酢漬け、塩漬け等)、女性らしい華やかさにこだわって考えたメニュー「シェフズ・テイスティング」を提供する。同店では、ニューヨークにてエマ氏から直接手ほどきを受けた小川充雄シェフが調理を行う。同メニューは、スウェーデン人がキャビアより好むという白マスの卵「ロイロム」を使用した前菜、北欧でもよく食されるタラのポワレ、トリュフを使用したリゾット、冬野菜とともに味わう牛フィレ肉のポアレ、"北欧圏の鳥の巣"をイメージしたデザートなどを楽しむことができる。価格は1万2,000円(税・サービス料別)。
2014年12月03日女性向けの出張シェフサービス『MyChef(マイシェフ)』を提供するマイシェフは11月22日、MyChefホームページにて使用できるMyChefギフト券の販売を開始する。○出張シェフサービスを利用できるギフト券発売「MyChef(マイシェフ)」は、女性向けの安価な出張シェフサービスで、MyChefホームページからシェフと日程を選んで注文すると、担当シェフが「食材を購入し」、「出張してご自宅で調理し」、「キッチンの後片付け」までしてくれるというもの。自宅でご飯を食べられるので、小さい子どもが騒いでも安心である上に、ゆっくり楽しくおしゃべりすることができるという。シェフは、イタリアやフランスで修行経験のある料理人、調理専門学校の元講師、現役のレストランのコック、料理教室の先生などで、約60人の中から選ぶことが可能。1人あたり3,000円~5,000円(税込)の価格設定となっている。このたび販売される「MyChefギフト券」は、「旦那さんから奥さんへのプレゼント」や「出産祝いや新居祝いなどの友人へのプレゼント」としての利用におすすめとのこと。価格は、1万5,000円、2万円、2万5,000円、3万円の4種類。MyChefホームページにて11月22日より販売開始。サービス提供エリアは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県(一部地域除く)となっている。
2014年11月13日フォーシーズが展開する宅配ピザ「PIZZA-LA」は2015年3月3日まで、冬の新商品として「極旨カニシリーズ」3商品、「冬の三ツ星シリーズ」3商品、「みみまでおいしいシリーズ」1商品を販売している。○冬のパーティーシーズンに向けたこだわりピザが登場この冬の新シリーズ「極旨カニシリーズ」は、冬の味覚の代表であるカニのおいしさを楽しめるという。タラバガニに特製グラタンソース、オマールエビソース、クラブソースの3種のソースがおいしさを奏でる「極旨ウインタークラブ」(Mサイズ2,680円、Lサイズ3,980円・税別、以下同じ)、ずわいガニの上質なうまみをクリーミーなグラタンソースで包み込んだ「極旨ずわいガニとクラブソースのクリームグラタンピザ」(Mサイズ2,230円、Lサイズ3,360円)。さらに、ずわいガニとフレッシュアボカドがマッチした「アボカドとずわいガニのピザ」(Mサイズ2,680円、Lサイズ3,980円)の計3商品が登場。さらに新シリーズとして、「冬の三ツ星シリーズ」が登場。1カ月間熟成させたサラミのおいしさに、後のせレッドオニオンのシャキシャキ食感が味わえる「1カ月熟成サラミが主役のトマトピザ」(Mサイズ2,530円、Lサイズ3,800円)、焼き生ハムとフレッシュアボカドがマッチした「焼き生ハムとフレッシュアボカドのピザ」(Mサイズ2,480円、Lサイズ3,730円)。さらに、この2つの商品と新商品の「極旨ウインタークラブ」、人気No.1の「テリヤキチキン」が1枚で楽しめる「冬の三ツ星クォーター」(Mサイズ2,530円、Lサイズ3,800円)の3商品が発売される。「みみまでおいしいシリーズ」からは、パリッとした食感のジューシーなソーセージと5種類のナチュラルチーズをエッジに巻き込んだ「カニとみみまでクォーター」(Mサイズ2,600円、Lサイズ3,900円)を発売。中心部は「極旨ウインタークラブ」が入った期間限定ピザになっている。
2014年11月11日ミシュランで数々の星を受賞してきたイタリア料理界の巨匠ハインツ・ベックが11月7日、東京・丸の内にレストランを2店舗同時にオープンした。自身の名を冠するのは初めてという「ハインツ ベック」は、イノベーティブな料理を提供するファインダイニング。オリジナル料理に加え、日本人に向けた新作の創作料理「燻製した帆立貝と赤ビーツのチップス」や「香草とスプラウトのサラダ菊芋・マンゴー・ピスタチオのピューレ」も用意した。看板メニューの「9皿のコース」(1万9,000円)は昼夜問わずにオーダー出来、ドライアイスを敷き詰めた「カンパチのホワイトバルサミコのマリネ ザクロの粉雪」、ラヴィオリのような形状のパスタにカルボナーラソースを詰めた「ファゴッテッリ ハインツ ベック」など、シェフのアーティスティックな感性が詰め込まれたメニューの数々が楽しめる。他にも、ランチ限定で提供される4皿のコース(8,000円)の他、アラカルトでのオーダーにも対応。ドレスコードとして、男性には上着や襟付きシャツの着用を薦めている。一方、現代風イタリアンを提供するオールデイダイニング「sensi by Heinz Beck」では、“美食と健康”を追求したカジュアルな料理を提供。ランチは前菜、パスタorセコンド、ドルチェのコースが2,600円から。ディナーは前菜、パスタ、主菜、デザートのコースが4,500円からオーダー出来る。また、14時から17時までは、フィンガードルチェやフードがソフトドリンクやシャンパンとセットで楽しめるティータイムメニューを用意しているのも特徴。両ダイニングともにコスチュームデザインはコシノジュンコが担当。店舗デザインはポール・スチュアート青山店やアップルストアの全米展開などを担当した、植木莞爾が手掛けている。シェフのハインツ・ベック氏は「丸の内は非常に美しく歴史のある土地。日本を感じるこの土地の魅力に引かれ、オープンを決めた。この地で最高のパフォーマンスをするために、初めて長期間ローマの店舗を離れ、日本での開業に向けて準備を進めてきた」とコメントしている。地下鉄大手町駅から直結している日本生命丸の内ガーデンタワー内という好立地もあり、雨の日なども濡れる心配なく東京観光がてらに立ち寄るのもアリだろう。
2014年11月11日サーモスはこのほど、ロングセラー商品「真空保温調理器 シャトルシェフ」の発売25周年を記念した「THERMOSシャトルシェフ25周年キャンペーン」を開始した。「シャトルシェフ」は、同社の真空断熱技術を応用して製造した「保温して調理する」という新発想の真空保温調理器。今回のキャンペーンは同製品の発売25周年を記念して行うもので、期間中に同製品を5,000円(税込)以上購入した人に、もれなくクオカード1,000円分をプレゼントする。キャンペーン期間は12月15日まで。専用応募はがき、または郵便はがきに、購入日、購入商品、購入金額、購入店が記載されているレシートと、購入商品のパッケージに印刷されているバーコードを切り取り、貼付して応募する。レシートとバーコードのコピーは無効。応募締め切りは12月22日(当日消印有効)。
2014年11月07日『アンアンマン』シリーズのジョン・ファヴローが、製作・監督・脚本・主演を務めた最新作『シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~』。 インディーズ映画でありながら全米で大ヒットしている本作は、第27回東京国際映画祭で特別招待作品として上映された後、来年2月28日より全国で公開する。このたび公開に先駆け、日本版予告編がお披露目された。ロサンゼルスにある一流レストランの総料理長カール・キャスパー(ジョン・ファヴロー)は、メニューにあれこれと口出しするオーナー(ダスティン・ホフマン)と対立。言われるがままの想像性の乏しい料理を作ることを拒否し、突然店を辞めてしまう。次の就職先が決まらないまま思いがけずに訪れたマイアミで、絶品のキューバサンドイッチと出会うカールは、元妻(ソフィア・ベルガラ)、友人(ジョン・レグイザモ)、息子(エムジェイ・アンソニー)の手を借りて、フードトラックの移動販売を始めることに。マイアミからロサンゼルスまで究極のサンドイッチを売る旅に出たカールは、自分の原点に立ち戻り、料理に対する情熱と人生への熱意を取り戻そうとする――。製作・監督・脚本・主演と1人4役を務めたジョン・ファヴローは、『アイアンマン』シリーズ2作で監督も務めた、いわゆるハリウッドの大物。しかし映画人として原点に戻るため、莫大な予算をかける大作ではなく、インディーズ作品として公私共にイマイチな“欠点のある”男の物語を製作することを決意した。人徳者ファヴローのもとには、次々と名優たちが集結。『アイアンマン』チームのロバート・ダウニー・Jr、スカーレット・ヨハンソン、そして名優ダスティン・ホフマンも出演し、公開された予告編でも存在感を放っている。カラフルでジューシーな料理や、ゴキゲンなラテン音楽、旅行気分も味わえる風景は、ピカイチの爽快感と話題に。今年の5月から全米6館の限定上映でスタートした本作だが、口コミが広がり大ヒット!現在も驚きのロングランを続行中だ。トライベッカ国際映画祭では「観客賞」を受賞し、第27回東京国際映画祭でも特別招待作品として上映される。ひと足先に鑑賞したテレビ東京「男子ごはん」でお馴染みの料理家・栗原心平、“イクメン”としても知られる料理研究家・コウケンテツから胸アツなコメントも寄せられている本作。まずはこちらの予告編で、美味しそうな料理に彩られた、ちょっとダメな男の“美味しい”人生探しの旅を覗いてみて!『シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~』は2015年2月28日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月21日カトープレジャーグループは11月7日、イノベーティブ料理を提供するファインダイニング「HEINZ BECK」(ハインツ ベック)と、現代風イタリア料理を提供するオールデイダイニング「sensi by Heinz Beck」(センシ バイ ハインツ ベック)を、東京都・丸の内に同時グランドオープンさせる。両店は、「3ツ星シェフ」ハインツ・ベック氏とタッグを組んでのオープンとなる。同氏はミシュランのほかビベンダ、ガンベロロッソ、レスプレッソなど多数のガイドから最高ランク賞を受けた実績を持つ。また、約15年前より「美食と健康」に注目し、食物の人体への影響についてさまざまな研究を行い、「おいしく食べて体にいい」料理を提供している。「HEINZ BECK(ハインツ ベック)」は、初めて自身の名前を店名とするファインレストラン。同氏が手がけるイタリア・ローマの3ツ星レストラン「ラ・ペルゴラ」で提供しているオリジナルメニューに加え、日本向けの新作メニューも創作し、ランチ・ディナーともにコースとアラカルトにて提供する。「9皿のコース(ランチ/ディナー)」(1万9,000円)では、「ピスタチオ纏(まと)う玉ねぎを詰めた牛フィレ肉フレッシュフルーツと共に」、「燻製した帆立とビーツで見立てた貝殻」、同店スタイルのカルボナーラ「ファゴッテッリ ハインツ ベック」、「銀鱈とセロリのソース カレー風味のクルトン」などの9品が登場する。そのほかにも「ランチ限定 4皿のコース」(8,000円)や、アラカルトメニューとして「伊勢海老のエマンセ バルサミコオイルとオレンジのソース」(5,400円)などの前菜、「トルテリーニ 季節の野菜と燻製した雄鶏のコンソメスープ」(2,700円)などのパスタなども提供する。「sensi by Heinz Beck(センシ バイ ハインツ ベック)」は、洗練された現代風イタリア料理を五感で楽しんでもらいたいとの思いから名付けたオールデイダイニング。メニューには、ランチ(2,600円/3,700円)とディナー(4,500円/7,000円)、ティータイムメニュー(2,100円~4,800円)といったコースを用意。「仔牛のスコッタートと野菜のピンツィモーニオ」(1,400円)などの前菜、パスタの「鴨のラヴィオリ 黒トリュフとグラナーパダーノソース」(2,000円)などの、アラカルトメニューも取りそろえる。なお、両店では10月8日より電話もしくはインターネットにて予約を受け付けている。「HEINZ BECK(ハインツ ベック)」の営業時間は11時30分~15時(ラストオーダー13時30分)、17時30分~23時(ラストオーダー21時30分)で日曜日定休。「sensi by Heinz Beck(センシ バイ ハインツ ベック)」の営業時間は11時~23時(ラストオーダー22時)。※価格は全て税別
2014年10月15日10月15日から28日まで、伊勢丹新宿店本館では「岩手ごちそうさまツアー」と題し、岩手県の多彩な食文化と伝統工芸品を紹介する。開催にあたり、伊勢丹担当者と共に岩手県内の食と工芸を探訪したのは、ミシュラン三ツ星「銀座 小十」の主人、奥田透。フランス・パリにも店舗を構え、「本物の日本料理」の素晴らしさを世界に発信し続けている料理人だ。同氏が岩手県探訪に同行した理由は、現地で出合った食材・調理法を岩手伝統の器に盛り付け、それぞれの良さを最大限に引き出す方法を考案するため。現地での、浄法寺塗の塗師との対談では、「日本人は、日本の伝統品に対する興味や誇りが弱い。伝統工芸品の緻密さや性能、それを作るための高い技術にもっと目を向けてほしい」とコメントしている。探訪後、現地で出合った食材や器をもとに同氏が考案したメニューは、地下1階のキッチンステージで味わうことができる。メニュー名は、「岩手をまるごと味わうコース」(1人あたり3,000円)。真崎天然わかめと鮃の昆布締め、立花椎茸と法連草 薄揚げのお浸し、白金豚と木の子の味噌幽庵焼きなど盛りだくさんの内容で、器には南部鉄器や浄法寺塗りが使用されている。提供期間は10月8日から21日までで、翌22日からは、岩手県内のフレンチレストラン「ロレオール」シェフ・伊藤勝康による、岩手の食材を活かしたフレンチを楽しむことができる。加えて、会期中は岩手自慢の食材の数々が売り場に並ぶ。シナノゴールドとつがるの交配種となるりんご「奥州ロマン」は、まだ市場には出回っておらず、三越伊勢丹で初お披露目となるという。ドイツから輸入した100年以上前の醸造設備でクラシックビールを作っているブルワリー「ベアレン醸造所」からは、口当たりがよくうまみが詰まった「フェストビール」(389円)が紹介される。その他にも、伊勢丹バイヤーが「岩手は食材の宝庫。野のもの、山のもの、海のものともに良質なものがたくさん摂れる土地」と語る通り、「完熟山のきぶどう ジュース」(1,800円)、「いわて山形村短角牛ロース」(100gあたり1,700円)、無農薬・無化学肥料栽培の岩手県産エゴマとイエローマスタードを合わせた「エゴマスタード」(600円)などバラエティー豊かな食材がお目見えする。また、同イベントは、日本橋三越本店、銀座三越でも並行して開催、26日には日本橋三越本店、銀座三越にて、同氏と食ジャーナリストの柴田泉によるトークショー(参加費1人あたり1,000円)も開催される。今回のイベント開催前に産地を視察した2人が、現地で出合った食材や郷土料理に見出した岩手の魅力について語るだけでなく、岩手県のプライベートブランド「ぺっこ(pecco)」のお土産まで用意されているのがうれしい。開催時間は、日本橋三越本店は17時から17時45分、銀座三越は13時から13時45分。それぞれ定員16名。
2014年10月07日今年も気づけば残りわずか!秋も深まれば、クリスマスのプランを考え始めてもいい頃合いとなる。東京・赤坂の「ANAインターコンチネンタルホテル東京」2階にある、ミシュラン3つ星シェフ、ピエール・ガニェール氏がプロデュースするテイクアウトショップ「ピエール・ガニェール パン・エ・ガトー」では、10月1日(水)からクリスマスシーズンに向けたホテルメイドケーキや特製ローストチキンなど全15品の予約受付をスタートした。前衛的でアーティスティックなスタイルのモダンフレンチで知られるフレンチの巨匠、ピエール・ガニェール氏が贈る今年のクリスマスケーキは2つ。マロンのムースにミルクチョコレートとヨーグルトを合わせ、中にしのばせたマロンコンフィの食感とアマレナチェリーの酸味がアクセントになった「ビュッシュ・ド・ノエル マロン」(6,480円)と、ピスタチオ風味のタルトの上に、マンダリンオレンジ&プラリネのムースとピスタチオ&フランボワーズのムースを赤いチョコレートのプレートでつなげてクリスマスリーフをモチーフにした「ピスターシュ マンダリン」(6,480円)が登場。どちらも洗練された色彩感覚を感じさせるアーティな逸品に仕上がり、大人たちの聖夜のひとときを盛り上げてくれる。ケーキのほかにも、鹿児島県産赤鶏さつまを使用し、まるごと焼き上げたホテル特製ローストチキン(4名用6,800円)や自然の牧草だけで育ったニュージーランド産牛ロースを使用したジューシーなローストビーフ(4名用8,200円)など、パーティーを盛り上げるスペシャルメニューも合わせてチェックしたい。いずれも販売は予約限定で、12月12日(金)までの予約受付となる。(text:Miwa Ogata)
2014年10月03日『シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』(日本公開は2012年)劇中で、スターシェフのアレクサンドル(演:ジャン・レノ)は、パリ市内の各所でTVの料理番組をロケ収録している。映画ラストで、劇中ロケ地として出てくるのがトロカデロ庭園だ。アレクサンドルと相棒のジャッキー(演:ミカエル・ユーン)の背後に噴水とエッフェル塔が見える。庭園はオープンスペースで入園料不要、最寄り駅はメトロ6番線、9番線のTrocadro駅だ。セーヌ側を見下ろす斜面に庭園が広がる。トロカデロ庭園やシャイヨー宮のテラスは、エッフェル塔の全身を見ることのできる事実上唯一の場所だ。手のひらにエッフェル塔を載せたり、頭の上から生やしている写真の多くはここで撮影されている。午前中は塔に対して逆光になり人物の顔が陰になるので、カメラの逆光モードを使用するなど露出に気をつけたい。またエッフェル塔は直下にメトロの駅がなく、Trocadro駅が最寄り駅だ。構内にもエッフェル塔(tour Eiffel)方面出口と案内されている。駅を出てからシャイヨー宮を抜け、トロカデロ庭園を通り、イエナ橋を渡るコースは、さくさく歩けば10分かからずエッフェル塔に到達できるが、ここでは景色を楽しもう。<ストーリー>パリの“三ツ星”レストランのシェフ、アレクサンドルはスランプ。次の品評会で星を一つでも失えば店の運命は終わる。そんな折にアレクサンドルが出会ったのが、老人ホームのペンキ塗りをしていたジャッキー・ボノ。彼は天才的な舌を持っているにも関わらず、生意気な性格のせいで数多のレストランをクビになってばかりいるのだった。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~ 2012年12月22日より銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 2012 GAUMONT - TF1 FILMS PRODUCTION - A CONTRACORRIENTE FILMS
2013年09月08日フランスの三ツ星レンストランを舞台に、シェフの苦悩や人間模様をコミカルに、そして温かく描いた『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』。ジャン・レノ演じるベテランシェフ・アレクサンドルのメニューに、若手シェフ・ジャッキーのアイディアを組み合わせることによって誕生する、美味しい料理は本作の大きな見どころ。そこでシネマカフェでは意外だけど、組み合わせるともっと美味しくなる「アナタの三ツ星料理」を募集。たくさん寄せられたアイディアあふれる創作メニューを大発表!まずは投稿数の多かった人気食材をチェックしてみると、ダントツ1位は日本を代表するヘルシー食材の「納豆」。意外にも何と合せても美味しいようで、「納豆と麻婆豆腐」(45歳女性・東京都)、「納豆とあんこ」(31歳女性・神奈川県)、「納豆とマヨネーズ」(26歳女性・奈良県)、「納豆とチーズ」(60歳・女性/東京都)と、お酒のおつまみになりそうなメニューからスイーツまで、とにかく幅広く登場。特に支持が多かったのは「納豆とカレーライス」。ごはん+豆+カレーという組み合わせは、中南米あたりのメニューにありそうだが、納豆の臭みやネバネバがカレーにマッチするのか気になるところ。中には、納豆に付属する醤油ダレもカレーに合うとの情報も寄せられた。次に登場回数の多かった食材は、女性に大人気の「アボカド」。「アボカドと醤油」はもはや定番の組み合わせだが、「アボカドと明太子」(28歳女性/神奈川県)に「アボカドと生ムリームとウニ」(37歳女性・東京都)、「アボカドと梅干」(39歳女性・千葉県)はアボカド嫌いだった投稿者が3日に1度は食べるほどハマってしまう美味しさだとか!そしてもちろん、「アボカド」と「納豆」の最強組み合わせも。「アボカドと納豆とトマトを刻んで、お醤油、わさびと混ぜる」(44歳女性・東京都)“ヘルシー×ヘルシー”の組み合わせは、忘年会シーズンの疲れた胃にもおすすめ。また最近巷では、トースト用ふりかけが話題になっているが、投稿の中にも工夫を凝らしたトーストメニューを発見!「食パンにみそと砂糖を混ぜたものを塗って食べると美味です!」(39歳女性・東京都)、「フレンチトーストにゴマ塩を足すと、すごく美味しくなります」(38歳女性・広島県)、「ストロベリージャムを塗ったトーストにこしょうをふりかけると、甘さが引き立ちます」パン好きならば試してみる価値アリ!?そして今回、特に「美味しそう!作ってみたい!」メニューとしてグランプリに選ばれたのは「豚肉とブルーベリージャム」のアイディア料理。「豚肉の煮込み料理の際、ほかの調味料と一緒に、ブルーベリージャムを煮込むと、お肉が柔らかくなり、ほんのり甘酸っぱく、フルーティーで、ジューシーな味わいになります。また、ほかのジャムよりも、深いコクが出ます」(34歳女性・神奈川県)。一見意外な組み合わせだが、見た目にも華やかで、おもてなしメニューとしても大活躍!冬休み、あなたもぜひオリジナルのアイディアメニューを探してみては?『シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~ 2012年12月22日より銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 2012 GAUMONT - TF1 FILMS PRODUCTION - A CONTRACORRIENTE FILMS
2012年12月28日パリ有数の超高級三ツ星フレンチレストランを舞台に、問題だらけの寄せ集めシェフたちが団結して奇跡を起こそうとする姿を描く『シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』。本作でスランプ気味のベテランシェフを演じたジャン・レノが来日、話を聞いた。その他の画像ジャン演じるアレクサンドルは、超高級レストラン“カルゴ・ラガルド”の天才シェフ。ところが、スランプで新作が生み出せず、来たる審査会で星をひとつでも失えば店の運命はジ・エンド! 背水の陣の彼は、腕はあるが生意気な若造シェフのジャッキー(ミカエル・ユーン)と組み、起死回生を図るストーリーだ。「アレクサンドルとジャッキーの関係は、まるで父と子のようだった」と感想を語るジャン。当初のシナリオでは想定外だったが、「僕とミカエルで“味付け”を変えた(笑)」そうで、「ジャッキーが求婚するシーンでアレクサンドルが指輪を渡すけれど、僕のアイデアだよ。“この指輪を使え”って、父と子の関係に似ているよね。いい効果が出た。ミカエルと僕の錬金術だよ(笑)」と満足げに回想する。血の滲むほどの努力を重ね、完成した料理だけが評価の対象になるシェフの世界。「他人の評価を気にする点では、料理人も俳優も似ているね」と本作に出演して、自身との共通項を見出したというジャン。「重圧の中での仕事で、アレクサンドルのように家族との時間をすべて犠牲にする料理人の世界は、実に厳しい。それは俳優でも同じことだよ」と目を細めるが、ジャンのように第一線で輝く秘訣は「自分を見失わないこと」が重要だと続けた。「かつてフランスのシャルル・ド・ゴール大統領は“上に行けば行くほど風が強い”と言ったが、同感だよ。お世辞に耳を貸さず、批判的なものも読まない。そう心がけているよ」。問題だらけの寄せ集めシェフたちが奮闘する本作を観て改めて思うことは、料理の世界は人生の皮肉や悲哀、歓喜や希望を描くモチーフとして最適だということだ。ジャンも「この種の映画は、多様性があるよね」と持論で同調する。「僕は人生で同じことを繰り返すことをしなかったが、それは料理のように多様性をキープしているからだよ。今まで映画で刑事やスパイを演じたけれど、そのどれもが違う存在だった。僕は、一色には染まらない。それこそが僕が俳優業を楽しめた理由で、この映画を心底満喫した最大の理由でもあるよ」。『シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』12月22日(土)より、銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国順次公開取材・文:鴇田 崇
2012年12月21日美味しい料理は人を笑顔にする。フランスの名優ジャン・レノ主演の映画『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』も、観た人を笑顔にしてくれるフレンチ・コメディだ。20年間、三つ星を守り抜いてきたけれど新メニューが浮かばないベテランシェフのアレクサンドル(ジャン・レノ)と、腕は一流なのにチャンスを掴めずにいる若手シェフのジャッキー(ミカエル・ユーン)。この2人を中心にフレンチ・レストランの厨房や彼らをとりまく人々の人間ドラマが描かれる。毎年、数多くの映画が作られているが、レストランの舞台裏や料理ができるまでをリアルに描いた映画は限られている。例えば、ニューヨークに実在するレストラン「ジジーノ」を舞台にした痛快サスペンス『ディナー・ラッシュ』、アメリカの食文化に革命をもたらした料理家ジュリア・チャイルドを題材にした『ジュリー&ジュリア』、世界一予約の取れないレストラン「エル・ブリ」の厨房にカメラが入ったドキュメンタリー『エル・ブリの秘密世界一予約のとれないレストラン』などがあるが、それらに共通するのは、レストランの厨房やキッチンがリアルに描かれていること、ため息がでそうなほど料理が美味しそうなこと、そして料理の背景にしっかりとドラマがあることだろう。もちろん、『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』にもその全てが組み込まれている。行き詰まるベテランシェフと失敗ばかりの若手シェフのコンビのドタバタなストーリーの面白さはコミカルで温かく、フランスの伝統料理からアヴァンギャルドな分子料理まで幅広い料理が目を楽しませてくれる。25人のシェフたちが快活に動き回る厨房での調理シーンは、見ているだけで心が躍る。そして、映画を観始めてまず目が行くのは「ヒメジと栗カボチャのスープ」だ。ジャッキーがアレクサンドルのもとで働くきっかけとなるシーンで登場するスープなのだが、アレクサンドルと彼の友人(アレクサンドルが勤めるレストランの前オーナー)がなんとも美味しそうに食べるものだから、思わずゴクリと喉が鳴る。一体どんな味なのだろうと、その味をあれこれと想像してしまうのだ。アレクサンドルが出演する料理番組の収録のシーンでは「春野菜入り仔牛肉のシチュー」の作り方が登場する。そう、この映画に出てくる料理や料理を作るシーンは「食べたい!」という欲求と「作ってみたい!」という好奇心、その両方を満たしてくれるのだ。そんな魅惑の料理のレシピを考案したのは、シャトーホテル「レ・ゼダン・ドゥ・コロー」の実力派若手シェフ、ブノワ・ボルディエ。劇中の料理の数々は、見た目だけでなく味も絶品だったそう。ジャン・レノはこんな言葉を残している──「食事を共にする人や、料理を振る舞う相手とは、特別な関係で繋がっている」と。たしかに、映画の中で特に「おいしそう!」、「食べてみたい!」と思わずにはいられない料理は、夫婦や親子、愛する人をもてなすための料理だった。ジャッキーがケンカ中の妻・ベアトリスのために即興で作る「カラメル・ソースのミルフィーユ」は、フランボワーズとカシスの実とピスタチオが添えられているほか、ホワイトシュガーでハートの形がかたどられた芸術的な美しさがあった。また、新作メニューの開発で忙しい中、アレクサンドルが娘のために作る手作りのパン。朝食のテーブルに食べきれないほどの色とりどりのパンが並ぶシーンは、いまにも焼きたてのパンの香りが漂ってきそう。そして観終わったあとには、たまには憧れのレストランに食事に行ってみようかな、今日はいつもより料理に手間暇かけてみようかな…と、毎日の食事にちょっとした変化を与えてみたくなる。そんな、小さいけれど大きな“幸せ”感を味わえる映画が『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』なのだ。(text:Rie Shintani)■関連作品:シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~ 2012年12月22日より銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2012 GAUMONT - TF1 FILMS PRODUCTION - A CONTRACORRIENTE FILMS
2012年12月21日パリの超高級レストランで20年間“三ツ星”の栄光を守り続けてきたシェフのアレクサンドルと、天才的なセンスを持ちながらチャンスに恵まれない若手シェフのジャッキー。水と油のような2人が出合い、存亡の危機にあるレストラン再興を目指す『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』は、笑いと人情を盛り込んだフランスらしいコメディ作。威厳と親しみを兼ね備えた魅力的なシェフ、アレクサンドルを演じたジャン・レノに話を聞いた。取材部屋に出入りするスタッフたちと「アリガト」と日本語まじりで談笑するジャン。こちらに気づくと、笑顔で「イコ、イコ」と言いながら、早速語り始めた。「これは対照的な2人の出合いの物語だ。一人はスランプに陥り、もう一人は上昇気流に乗っている。年寄りと若者、愛を失くしてしまった男と、もうすぐ子供が生まれる男。それを料理の世界を通して描いている。私は料理というのは、人間そのものと言えると思っているんだよ」。素材にさまざまな創意工夫をこらす料理という作業は、なるほど人間ならではのもの。ジャンはさらにシェフと俳優も似ていると話す。「どちらも表現するのが仕事だ。今回シェフを演じるために、どんな準備をしたのかとよく聞かれるが、私は『彼はどんなシェフなのか?』ではなく、『どんな男なのか?』と考えるようにした。私はおいしいものが好きでレストランにもよく行くし、シェフの友人も大勢いる。だからこそ、技術的に彼らを真似るのが無理だと分かっていた。彼らのような包丁さばきを2か月で身につけるなんてできっこない。だが、窮地に立たされた男を演じることはできる。それが私のやったことだ」。友人たちの仕事ぶりを通して、料理の世界の厳しさも理解している。「やる気がない者の居場所はないよ。調理シーンを撮影した料理学校には生徒の若者たちが大勢いたけど、みんな情熱を持っていた。規律ある軍隊のようだよ。シェフは絶対的な存在で、わずかなミスも許さない。料理に不手際があったりして、三ツ星レストランが星を1つ失ったとすると、損失は年間30万ユーロになるっていう話だ。厳しくもなるだろう(笑)?」。昔気質ゆえにオーナーからは時代遅れの烙印を押されかけ、絶体絶命のアレクサンドルが愛娘に朝食を作りながら、「昔は料理が楽しかった」と呟くシーンがある。その感覚は「『グラン・ブルー』が大ヒットした直後に私も味わった」とふり返る。「すべてに興味を失った時期があった。有名になるにつれて周囲の自分を見る目が変わってくる。それを理解し、慣れていかなきゃならない。だが同時に、スクリーン上の姿は本当の自分じゃないことも忘れてはいけない。本当の自分はここにいるんだから」と自分の胸を叩いてみせる。「アレクサンドルは才能あるシェフで、料理が大好きだった。どうして自分を見失ったのか?お金や、料理以外のいろいろなものを気にするようになったからさ」。一方で、腕は確かだが、自信過剰なジャッキーは「自分のためだけに料理をしている」とプロ意識の欠如を仲間から指摘される。「彼はシェフよりも料理人気質が強すぎるんだね。アレクサンドルといいバランスがとれる(笑)」。ジャッキー役のミカエル・ユーンとの息はぴったりだ。「ミカエルのことは何年か前から知っていた。とてもいいやつだよ。演技はダンスのようなものだ。パートナーがいいダンサーなら、自分もダンスが上手く見える。経験を積めば、一人でどう踊ればいいかも分かるようになるけれど、やっぱり踊りのうまいパートナーはいた方がいいね。その方がずっと楽だ(笑)」。2人とも着物がよくお似合いでした、と日本人に変装するシーンに言及すると、笑いながら「あれは私のアイディアなんだ」と話してくれた。「脚本では、ライバルの店を偵察するために女装するとあったが、それは別の作品でもうやったことがあったし、それほど面白くない。日本の鎧をコレクションしている友人がいたので、じゃあこのシェフは着物を集めていることにすれば?と提案したら、監督が喜んでくれてね。で、日本人になったわけさ」。ダニエル・コーエン監督とは撮影前に話し合いを重ねたと語る。「毎週土曜日に脚本会議さ。フランスでは珍しいことだと思う。アメリカ映画との大きな違いだ。アメリカでは納得いくまで何度も脚本を練り直す。『マディソン郡の橋』なんて、15年くらいかけたって話だ。いい脚本なら問題ないんだよ。ジャック・オディアールの脚本なんて最後のページまで完璧だ。でも、それは滅多にないこと。脚本は何度も練り直すことが大切だ」。出演作を選ぶときは「つい“人”を優先してしまう」とも。「いいストーリーが大切なのは分かってる。でも、好きな仲間から『これやろうよ』と言われると、断れない。もう一つは、自分の本能を信じることかな。うまくいくこともあるし、間違えたと思うこともある(笑)」。やはり大切なのは、人。「3か月間一緒に仕事をすることになるからね。もし嫌だと思ったら、行っちゃだめだ。いくらギャラが良くても、だ。毎朝6時に起きて働くんだよ。金のため“だけ”だったら、死んじゃうね」と言うと、豪快に笑った。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~ 2012年12月22日より銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 2012 GAUMONT - TF1 FILMS PRODUCTION - A CONTRACORRIENTE FILMS
2012年12月19日先日、主演のジャン・レノが来日したことでも話題となった『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』。このほど、目にも鮮やか、お腹も満足な有名レストランとの特別コラボメニューが登場することが明らかとなった。スランプに陥った超高級店のベテランシェフに、腕は良いが生意気な態度のせいで数多の店でクビを宣告されてきた若手シェフ。2人の偶然の出会いが、高級料理店の厨房に奇跡を巻き起こしていく姿を描く。今回、特別コラボメニューが登場するのは、銀座や新宿など東京に店を構える有名レストランやワイン・ショップら10店舗。「フレンチの極みを相応しい環境で」を胸に最高のフランス料理を楽しむことができる総料理長・清水忠明率いる「銀座ラ トゥール」では本作にインスパイされた特別メニューが。また、創業1950年、フレンチの皇帝オーギュスト・エスコフィエの調理法を守る老舗レストラン「銀座エスコフィエ」では、ジャン・レノやミカエル・ユーンが作り上げる劇中で登場するメニューに“エスコフィエ流”のアレンジを加えたスペシャルコースが楽しめる。さらに、フランス料理と言えばワイン!ワイン・ショップ「エノテカ」では本作の映画半券を持参すると、エノテカおすすめの人気ボルドーワイン(赤または白)を一杯無料で飲めてしまうというちょっぴり贅沢なサービスの実施も。そして女子必見なのが、パリの雰囲気が味わえる代官山のカフェ&デリ「ル・コルドン・ブルーラ・ブティックカフェ」では、映画の中で紹介される“砂糖漬けフルーツケーキ”が味わえるそう!映画を観終わった後も、劇中の余韻を楽しめるこのスペシャル企画。あなたもぜひ、『シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』と共にこの冬、フランスの美味なる世界を堪能してみて。『シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』は12月22日(土)より公開。※こちらの特別コラボメニューは、こちらのページでチェック!公式サイト:chef.gaga.ne.jp■関連作品:シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~ 2012年12月22日より銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2012 GAUMONT - TF1 FILMS PRODUCTION - A CONTRACORRIENTE FILMS
2012年12月12日仏映画『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』の公開記念イベントが4日、都内の高級フレンチレストランで開催され、来日中の主演俳優ジャン・レノが出席した。最近では日本のTVコマーシャルで“実写版ドラえもん”に扮し、話題を集めたレノが本作で演じたのは、スランプに陥ったベテランシェフという役どころ。「シェフの友人も多いし、とても大変な仕事だというのは分かっている。高級店ほどお客さんは厳しいしね」と敬意を表していた。その他の写真スランプに陥ったベテランシェフ(レノ)にかわって、天才的な舌をもつペンキ塗りの若きシェフ(ミカエル・ユーン)や素人シェフたちが集結し、由緒あるレストランを守るために奮闘する姿を描いた本作。春野菜入り子牛肉のシチューや61年もののワイン、シュヴァル・ブランなど劇中に登場する高級メニューも見どころになっている。普段から「友人や家族のために料理を作るよ」というレノにとって、本作の題材はうってつけ。さらに「出演を決めたのは、大好きな俳優であるミカエル・ユーンと共演できるから。おかげで自然と役に入り込むことができたんだ」と共演者を絶賛していた。シェフ役は初挑戦だが「どんな役であっても、演技や役作りへの取り組み方は同じ」と役者としての“レシピ”も明かした。イベントにはワイン好きで知られるタレントの川島なお美も出席し、花束&ワインをプレゼント。「シェフたちの成功物語としてはもちろん、ラブストーリーも素敵。それにジャン・レノさん演じる主人公が自分の栄光を捨て、愛に生きる姿も素敵でした」とうっとり。得意のフランス語で「四ツ星をあげたい」と映画に賛辞を送っていた。『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』12月22日から全国でロードショー
2012年12月05日フランス映画『シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』主演のジャン・レノが来日。12月4日(火)に東京・恵比寿の高級フレンチレストランで、2007年の「ミシュランガイド東京」刊行以来、6年連続で三ツ星を守り続けている「ジョエル・ロブション」にて行われたトークショーに、タレントの川島なお美と共に出席した。スランプに陥った超高級店のベテランシェフに、腕は良いが生意気な態度のせいで数多の店でクビを宣告されてきた若手シェフ。2人の偶然の出会いが、高級料理店の厨房に奇跡を巻き起こす。日本のCMにも出演するなど幾度も日本を訪れているジャンだが、映画のプロモーションで公式に来日するのは『ダ・ヴィンチ・コード』以来6年ぶり。今回の作品への出演について「(若きシェフ・ジャッキーを演じた)ミカエル・ユーンが好きだったので、共演できて嬉しかったし、料理に関する映画ということで楽に入っていけたよ」と笑顔でふり返る。料理人の友人も多く、この店の創始者である“フレンチの神様”ジョエル・ロブション氏も「30年来の友人」なんだとか。川島さんは肩を大胆に露出した裾の長い妖艶なドレスで登場し、ジャンに花束をプレゼント。ほとばしる色気にジャン・レノも「魅了されています」と笑顔を見せた。映画について川島さんは「ジャッキーのサクセスストーリーも素晴らしいし、ジャン・レノさんが演じた高級料理店のシェフが栄光を捨てて愛に生きようとするストーリーも素敵」と絶賛。流暢なフランス語で「三ツ星を超えた、四ツ星の作品です」と称えた。人気パティシエの鎧塚俊彦氏を夫に持つ川島さんだが、夫のために作る毎日の食事について「夫には“愛”を食べてもらっていると思っています。下手でも心と愛を込めて作っていますし、彼にとっての三ツ星でいたい」とノロケ気味に“食”がもたらす“愛”を説いた。ジャンも「非常にシンプルなことで、全てのことに愛があります。私は自分自身のために料理をすることはありません。友人のため、愛する人のため、家族のために作るのです」とうなずいた。さらに「男性のみなさんにアドバイスです」と前置きし、「女性のために料理を作るということは非常に有効な誘惑のための武器になりますよ」と語り、招待客から拍手喝采を浴びていた。『シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』は12月22日(土)より公開。■関連作品:シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~ 2012年12月22日より銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2012 GAUMONT - TF1 FILMS PRODUCTION - A CONTRACORRIENTE FILMS
2012年12月04日フランスの名優ジャン・レノを主演に、問題だらけの三ツ星レストランの奇跡の物語を描く『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』が今冬、日本公開されることが決定!これに併せ、本作の“美味しい”ポスターが一足早くシネマカフェに到着した。パリ有数の超高級三ツ星フレンチレストラン“カルゴ・ラガルド”は、20年間店の“三ツ星”を守り抜いてきたベテランシェフ・アレクサンドルのスランプで大ピンチ!次の審査会で星を一つでも失えば店の運命は終わりなのに、新メニューがひらめかない…。そんな折にアレクサンドルが出会ったのは、天才的な舌を持つ若手シェフ・ジャッキー。しかし、彼は生意気な性格が原因で数々のレストランをクビになった問題児だった――。三ツ星レストランの高級シェフと老人ホームのペンキ塗りとして働いていた天才シェフが出会ったことから始まる、奇跡のサクセスストーリーを描く本作。ジャンが今回挑むのは、スランプに悩まされるベテランシェフ・アレクサンドル。由緒ある三ツ星レストランのシェフとあって、そのプライドは相当なもの。生意気な若手シェフ・ジャッキーと対立しながらも、それぞれの人生をかけ奮起する2人。そこに老人ホームの厨房で働いていた素人シェフたちも仲間に加わり、店を巻き込んだ大騒動が繰り広げられる。今回届いたポスターでは、背中併せに立つアレクサンドル役のジャンとジャッキー役のミカエル・ユーンの姿が。さらに、2人の周りは鮮やかな料理やカトラリーで彩られ、見ているだけでお腹が空いてしまいそう。果たして、問題だらけの寄せ集めシェフたちが作り上げる奇跡の一皿とは?『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』は12月22日(土)より銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。■関連作品:シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~ 2012年12月22日より銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2012 GAUMONT - TF1 FILMS PRODUCTION - A CONTRACORRIENTE FILMS
2012年09月12日HDI-Japanは同社が主催する「サポートポータル/問合せ窓口格付け」の、2012年度「旅行業界」の調査結果を発表した。まず、旅行業界サポートポータル格付け結果は、三ツ星がエイチ・アイ・エス、エクスペディアジャパン、クラブツーリズム、阪急交通社。二ツ星はANAセールス、エアーリンク(スカイゲート)、ジェイティービー、じゃらん、日本旅行、楽天トラベル。一ツ星は一休、近畿日本ツーリスト、トップツアーだった。Webページは、情報がみつけやすく利用者視点のサポートポータルが多く見られた。コンテンツも見やすく解決度合いも高くなっている。センターとの連携では、センタースタッフがほぼWeb内容を把握していて連携度はよいところと、センタースタッフがWebポータル内容を理解していないところとに分かれた。Web評価の低かったところは、セルフヘルプの選択肢、情報量が少なく、見つけにくく探しにくい傾向があるようだ。次に、旅行業界問合せ窓口格付けでは、近畿日本ツーリストが三ツ星。二ツ星は一休、エイチ・アイ・エス、クラブツーリズム、ジェイティービー、トップツアー、阪急交通社。一ツ星はANA セールス、エアーリンク(スカイゲート)、エクスペディアジャパン、じゃらん、日本旅行、楽天トラベルとなった。三ツ星となった近畿日本ツーリストは、「顧客に合わせた前向きな対応ができており、製品知識があり、迅速な対応ができている。礼儀正しく対応もできている」という評価を得た。評価としては、問合せ窓口が複数に分かれ、顧客が一カ所で旅行情報を収集できないと、顧客満足度は低くなるようだ。高評価のセンターでは、積極的な情報提供や支援ができ、丁寧で分かりやすく、安心感を与えることができている。また、自動音声応答の選択肢が多く階層が深いところは評価が低く、音声応答なく直ちに担当者につながるところは評価が高くなっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月11日全日本空輸(ANA)は9月、国内線プレミアムクラスの機内食の新コラボレーションメニューとして「鮨よしたけ」(東京都中央区)と「京料理 木乃婦(きのぶ)」(京都府京都市)監修のメニュー提供を開始する。羽田・伊丹・千歳・福岡からの出発便の「Premium GOZEN(プレミアム御膳)」での提供となる。同メニューの提供期間は、2012年9月~11月、2013年3月~5月。9時以前に出発する便、11時30分から13時00分に出発する便、17時以降に出発する便が対象。ただし11時29分以前の一部の出発便でも提供する。羽田、札幌発の便では鮨よしたけ店主・吉武正博氏監修メニュー、伊丹・福岡発の便では京料理 木乃婦店主・髙橋拓児氏監修メニューがそれぞれ提供される。なお、鮨よしたけは、ミシュランガイド初登場で三ツ星を獲得した銀座の名店、京料理 木乃婦は創業78周年を迎える京都の老舗料亭である。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日グウィネス・パルトロウが『Blood,Bones&Butter』(原題)へ出演交渉中のようだ。グウィネスは、シェフであるガブリエル・ハミルトンの同名自叙伝の映画化となる本作で、ガブリエルを演じることになるかもしれない。原作は、自由奔放なガブリエルがニューヨークにあるレストラン「プルーン」のオーナーになるまでを描いたサクセスストーリーで、映画化作品はメリル・ストリープが料理家を演じた『ジュリー&ジュリア』と同様のタッチになるようだ。ロドリゴ・テイシェイラが、アン・ケリーやミンディ・ゴールドバーグと共にプロデューサーを務める予定だ。グルメで知られるグウィネスは、以前「My Father’s Daughter」という料理本も出版しており、自身のライフスタイルを紹介しているウェブサイトの「goop」では、お勧めのレストランやレシピ、ホームパーティーでのおもてなしアドバイスなどを掲載している。グウィネスは現在、ロバート・ダウニーJr.主演作『Iron Man 3』(原題)を撮影中のほか、年内にはマーク・ラファロ、ジョエリー・リチャードソンと共演したコメディ映画『Thanks for Sharing』(原題)が公開予定だ。
2012年07月20日ロッテリアは24日、川越達也シェフプロデュースの「川越シェフ グリルエビバーガー」を「ロッテリア」店舗にて発売する。価格は単品480円。メイン具材であるグリルエビパティには、大粒サイズのバナメイ種のエビを使用。エビのすり身をベースにホタテエキスやブラックペッパー、ホワイトペッパーなどを合わせたつなぎを加えてグリルすることで、エビのプリプリとした食感や夏らしい香り、旨味を最大限に引き出したという。味付けには、ロッテリアオリジナルタルタルソースのノウハウをいかしたカルボナーラ味のタルタルソースを使う。「夏に合うカルボナーラ」をテーマに、ブラックペッパーとベーコンビッツをプラスしてスモークフレーバーを効かせ、隠し味に醤油を入れることでさっぱりと引き締まった味わいに仕上げているとのこと。バンズは、原料に1等粉を使用し、手丸め風工程を経て完成したものを採用した。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日「パーク ハイアット 東京」が、新たにフランス出身のシェフ、アントニー・ステットレー氏を同ホテルのスイーツやデザート、パンを監修するペストリー シェフに迎え、全館内レストラン、ショップでは新メニューが続々登場中。同氏のスペシャリテであるチョコレートを主役にした生菓子も評判だ。「フォーシーズンズホテル ジョルジュサンク」や「タイユヴァン」など、パリの名店で研鑽を重ねたステットレー氏は、日本においても「ピエール・エルメ・パリ」や「トゥールダルジャン」などの有名店でキャリアを積んだ経歴の持ち主。素材の中では特にチョコレートを得意とし、今回のペストリーシェフ就任後はさっそくオリジナルのチョコレートケーキの制作に着手。すでにホテル1Fのペストリーブティックには、今年1月の就任以来さまざまな試行錯誤のうえに完成させた新作ケーキが随時登場し、美しくショーケースを飾っている。中でもシェフのスペシャリテであるチョコレートケーキはいずれも絶品だ。「マカオ」¥600カライブ(カカオ豆)などをベースにしたカカオ62%の凝縮されたリッチな味わいのダークチョコレートムース。ほのかに香るジャスミンを隠し味にした大人仕様のチョコレートケーキ。「ミラノ」¥550レモンクリームとヘーゼルナッツスポンジケーキをミルフィーユのように幾重にも重ね合わせたひと品。濃厚なナッツの風味と、爽やかなレモンのフレーバーの意外な組み合せが実現したケーキはこれからの季節におすすめ。「ラズベリー サッシェ」¥580ドミニカ共和国から取り寄せたこだわりのチョコレートにラズベリージャムを効かせたひと品。リッチななかに甘酸っぱいフルーツの風味を生かした新感覚のザッハトルテまた、その他、新ペストリー シェフの新しいレシピによるクロワッサンやチョコレートブリオッシュなどもペストリー ブティックや階下のデリカテッセンで販売開始されているので、こちらもぜひお見逃しなく。6月11日(月)からはアントニー・ステットレーシェフが監修する夏のギフトがペストリー ブティックとオンラインショップで販売開始される。オリーブオイルを使ったオリジナリティあふれるパウンドケーキや、果実のみずみずしさを存分に味わうフルーツゼリーなど、ラインアップされる特製スイーツの数々にも注目したい。「サマー パウンドケーキ」¥3,000シェフ渾身のオリジナルパウンドケーキ。バターと砂糖を使用せず、レモンの香りと酸味を生かしながらオリーブオイルとはちみつで作り上げたヘルシーで軽い口あたりが魅力。これからの季節の手みやげにもぴったりのひと品。「プレミアム ゼリー セット」1個95g /計6種類シトラス/グレープ/さくらんぼ/パッションオレンジ/シャンパンブルーベリー/梅酒(3個 ¥2,300 6個 ¥4,500 9個 ¥6,700)販売期間:2012年6月11日(月)〜8月31日(金)*予約開始:2012年6月1日(金)お問い合わせ先:パーク ハイアット 東京 Tel. 03-5323-3462 オンラインショップ 取材/松浦明
2012年05月26日日本ミシュランタイヤはこのほど、「ミシュランガイド北海道 2012 特別版」のセレクションを発表した。4月20日発売で価格は2,310円。同ガイドブックに今回掲載される施設は合計699軒で、このうちレストランが475軒、ホテルが133軒、旅館が91軒。レストランでは、「鮨 田なべ」「温味」「モリエール」(いずれも札幌市)の3軒と、洞爺湖町の「ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン」の合計4軒が三つ星を獲得した。二つ星はレストラン12軒と旅館1軒、一つ星はレストラン50軒と旅館2軒。同書には星が付いていない店舗も数多く掲載されており、121軒に「ビブグルマン」(ミシュランのキャラクターである「ビバンダム」こと「ミシュランマン」の顔のマーク)が付いている。これらは、コストパフォーマンスの高い食事を提供し、星のない店の中でも特に調査員がおすすめするレストランを意味し、3,500円以下で食事ができる店にこのマークが付いている。また、ビブグルマンや星付き店の他にも、星は付かないが「おすすめの店」を288軒掲載。うどん、カレー、串焼き、ジンギスカン、豚丼、豚肉料理、焼き肉、洋食、羊肉料理、ラーメン、スペイン料理、ピッツァという新しいカテゴリーも掲載している。今回のセレクションは、2010年の秋頃からミシュランの社員でありホテル・レストラン業界の専門知識を持つ専任の調査員たちが匿名で行ってきた調査をもとに決定されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月13日ミシュラン星付きシェフ・松嶋啓介氏が、自身の店『KEISUKE MATSUSHIMA』(フランス・ニース)や『Restaurant-I(レストラン・アイ)』(東京・神宮前)など、星付きレストランでも愛用するエクストラヴァージンオリーブオイル『チェ』がイタリア・リグーリア州から日本に初上陸。発売が開始されました!あのコロンブス生誕の地でもあり、ジェノヴェーゼやフォカッチャ発祥の地として豊かな食文化を育むイタリア・リグーリア州生まれの『チェ』は、同州産の希少な〈タジャッスカ種〉のオリーブをふんだんに使ったこの特別なエクストラバージンオリーブオイル。繊細な甘みやまろやかさが最大の特徴で、著名なシェフたちの間でも熱烈なファンも多い品種なのです。また、樹齢500年から600年になる古木も多いことから、土壌や気候条件、剪定の仕方によっても収穫量が常に左右されやすく、希少なオリーブの品種としても珍重されているとか。『チェ』は、淡い黄緑色。口あたりや風味のまろやかさが最大の特徴で、軽やかながら豊かな香りと、ほんのわずかピリッとする辛みがほどよいアクセント。料理にかけるだけで、(特に野菜料理などはそれだけで)味がワンランクアップする。今回はその『チェ』を実際に松嶋氏の店『レストラン・アイ』で体験してきました!今回用意された料理は、3品。1品目は「ヤリイカ、インゲン、新じゃがのジェノヴェーゼ」。『チェ』の生まれ故郷・リグーリア州にちなんだ料理「パスタ ジェノヴェーゼ」を、松嶋流にパスタを使わずに表現。ヤリイカ、インゲン、新じゃがいもをそれぞれパスタ状に千切りしたものをオイルでソテーし、『チェ』をベースに作った自家製ジェノベーゼでシンプルに和えている。3種の食材のそれぞれ異なる食感とソースの豊かな香りを、オリーブオイルのまろやかさが絶妙なさじ加減で繋ぎ合わせたひと品。2品目は「鱈とちぢみほうれん草、パニス添え」。このオイルは魚料理との相性もバツグン!サクサクとした食感の皮目と程よく脂ののった身の部分、それぞれの風味や旨みをオイルがしっかりと引き立てています。下に敷いたちぢみほうれん草は、あえてたっぷりめのオイル(チェ)でソテーしてあり、ピリッとした後味が程よいアクセントになって鱈と一緒にいただくとまた違った味の融合が楽しめます。3品目は松嶋シェフの提案で、『チェ』シリーズの中でオイルの他におすすめのオリジナルバルサミコクリームを使ったデセールが登場。自家製ジェラート2種に、シンプルに『チェ』のバルサミコクリーム(チョコレート)をかけるだけ立派なデセールが完成!いつものジェラートがひと味もふた味も違う味わいで楽しめます。このバルサミコクリームは料理の仕上げにソースとして加えてもOK。また、今回のようにジェラートやクリーム系のデセール、ヨーグルトやフルーツなどにかけるだけで、うっとりするような香り高いひと皿に仕上げてしまう超スグレものです。ちなみに、『チェ』を生産するエクストラ社は、量産品ではなく「郷土に根ざした最高亜品質のモノづくり」をモットーに4人のオリーブオイル生産者が独立してリグーリア州インペリア県に誕生したばかり。美味しくて上質で安全・安心で、妥協のないものづくりを通して誕生したオリーブオイルブランド『チェ』は、すでに地元ミシュラン付きレストランをはじめ、フランス、ドイツ、ベルギーの一流レストランやホテルなどでも支持されているいわばお墨付きの逸品なのです。普段の料理がひと味もふた味もランクアップできるオリーブオイルやバルサミコクリーム。特に「いつもの野菜や魚介、パスタ料理ををランクアップさせたい」という人におすすめです!*商品の販売は『Restaurant-I』の店頭、または Oisix(オイシックス) にて行っています。『Restaurant-I』(レストランアイ)東京都渋谷区神宮前1-4-20パークコート神宮前1FTel.03-5772-2151 商品のお問い合わせ先:株式会社多摩コンセイユ 045-948-0670取材/松浦明
2012年04月05日お吸い物などの飾りに使ったものの残りの使い道に迷ってしまう三ツ葉。そこで今回は、三ツ葉の大量消費法をご紹介しよう。イタリアンでよく使うジェノバソースをアレンジし、バジルの代わりに三ツ葉を使ったソースでスパゲティをつくる。マイティ節約料理研究家・日本ソムリエ協会認定ソムリエ東京都在住。都内の人気料理店で店長を務めたのちに結婚。2004年に趣味の節約を生かして、節約料理のブログを開設。「節約は明るく楽しみながら」をモットーに、愛する家族のため、節約しつつも安くてリッチな献立作りに励む。料理以外にも公共料金の節約術、ハンドメイドなどを公開したブログ『1ヶ月2万円の節約レシピ』が人気を集めている。節約をテーマとした雑誌やテレビ出演も多数。材料(2人分)三ツ葉 10g(葉の部分) / スパゲティ 180g / 白だし 小さじ1A(ニンニク 1片 / カシューナッツ 3~4粒 / 粉チーズ 大さじ1 / オリーブ油 40ml / 塩 2g)つくり方三つ葉の葉の部分、Aの材料をミキサーにかけてペースト状にする。フライパンで湯を沸かし、塩(分量外)を入れてスパゲティを表示時間よりも1分短めに茹でる。茹で上がったら湯を捨て、1のソース、白だしを加えて絡める。皿に盛り付け、三ツ葉を飾る。「茶碗蒸しやお吸い物の飾りに使い、残りは冷蔵庫で眠っている……という状態になりがちな三ツ葉。そんな三ツ葉をバジルの代わりにジェノバ風ソースにして保存しておくと便利です。カルパッチョやパスタに絡めるだけで、絶品ソースになります。ジェノバーソースに使う松の実は高価なので、お父さんのおつまみのナッツ類でOKです。隠し味の白だしが全体の味をまとめて、和テイストのジェノバ風ソースに仕上げてくれます。三ツ葉の茎は捨てずに、さっと茹でてお浸しなどにしてお召し上がりください」(マイティさん)。注1 食材代は東京都内にあるスーパーの底値を基準に計算しています。注2 米や基本的な調味料は材料代に入れていません。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月21日フランス、ブルゴーニュ地方にある、二つ星のレストラン「ラ・マドレーヌ」のオーナーシェフであるパトリック・ゴーティエ氏が、本日と明日、2日間限りのスペシャリテ ディナーをフレンチレストラン「resonance」と「adding:blue」で開催する。「ラ・マドレーヌ」概観パトリック・ゴーティエ氏パトリック・ゴーティエ氏は、1999年 ミシュラン一つ星を獲得、2003年 ミシュラン三つ星を獲得している。今回彼のスタッフも連れての来日とあって、メニューが気になるところ。気になる方はぜひお問い合わせを。お問い合わせ:株式会社ブルーノートジャパン tel.03-3407-5531日時:12月20日(火) - 12月21日(水)場所:resonance(12月20日)、adding:blue(12月21日)ディナー:18:00 - 23:00(L.O.)¥13,800(税サ別) ※飲み物別、要予約 03-3215-7707 resonance公式サイト adding:blue公式サイト
2011年12月20日