せたがやホタル祭りとサギ草市実行委員会は7月19日・20日、第34回「せたがやホタル祭りとサギ草市」を開催する。○世田谷区の花「サギ草」と幻想的なホタルが楽しめる同イベントは、7月下旬~8月中旬に見頃を迎える世田谷区の花「サギ草」と幻想的なホタルが楽しめる、夏の恒例イベント。昭和56年に始まり、今年で34回目を迎える。会場の代官屋敷内にもともといたホタルが見られなくなってしまったことから、子供たちにホタルを見せてあげたいという地元の方たちの思いで始まった。今では世田谷の夏の風物詩として、毎年2万5,000人以上の人出でにぎわうという。ホタル観賞では、世田谷代官屋敷の庭園を散策しながら、多数のヘイケボタルの幻想的な光を楽しむことができ、例年多くの親子連れなどが訪れる。サギ草市では「世田谷区の花」でもある、世田谷とは縁の深いサギ草の見物・即売や、子供向けのイベントも行う。また期間中は、上町天祖神社前の参道にて提灯や屋台が連なり、境内では地元の商店街、桜栄会の盆踊りも開催される。開催日は、7月19日・20日。雨天実施。会場は、ボロ市通りの代官屋敷(東京都世田谷区世田谷1-29)と上町天祖神社(世田谷1-23)周辺。時間は、ホタル観賞17時~21時、サギ草市13時~21時、盆踊り19時~21時を予定。ホタル観賞は無料。
2014年06月11日東京都世田谷区では12月15日、16日、および2013年1月15日、16日の4日間、「区制80周年記念 ボロ市」が行われる。「世田谷のボロ市」は430年以上にわたる歴史を誇り、東京都指定無形民俗文化財にも指定されている伝統の市。今回は、世田谷区制80周年記念の節目の開催となる。露店数700店舗、来場者数・数十万人と、活気あふれる同イベント。骨董(こっとう)類、古着、植木から玩具、日用雑貨、食料品など、多種多様な商品が販売される。今回は5年ぶりに代官行列が行われ、地域の人々が江戸当時を模した装束を身につけ、会場内を行列が練り歩く(代官行列は12月、1月ともに15日のみの実施)。さらに東日本大震災の被災地復興を支援するため、復興支援物産展を開催する。日程は、12月15日~16日、2013年1月15日~16日、9時~20時。雨天実施。会場は、東京都世田谷区・世田谷一丁目・通称”ボロ市通り”とその周辺。詳細は、世田谷区公式ページで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月11日三宿通り周辺地域の商店会「MISHUKU R.420(三宿420商店会)」と世田谷パン祭り実行委員会は23日、世田谷公園などを会場に、パンを楽しむ「世田谷パン祭り」を開催する。同イベントは、おいしいパン屋が多く集まるという世田谷で開かれる「パンを楽しむお祭り」。昨年に続いて2回目の開催となる。世田谷公園と池尻小学校第2体育館には、世田谷区内の著名なパン屋を中心に、都内をはじめ日本各地の人気パン屋が集結。おいしいパンや、パンのお供になるドリンクや食品ブース、グッズ販売などおよそ100の出店を予定している。イベントでは三宿420商店会も会場となり、プレゼントがもらえるスタンプラリーが開催される。池尻小学校校庭が同商店会のフードコートになるほか、ライブやパフォーマンスも企画されている。また同日は、「IID 世田谷ものづくり学校」が1日限りの”世田谷パン大学”となる。トークショーやワークショップ、ツアーなどさまざまなコンテンツを通して、パンについて学ぶことができるとのこと。時間は10時~17時。詳細は、世田谷パン祭り公式サイトへ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月21日東京・世田谷区の公共劇場、世田谷パブリックシアターの平成24年度の劇場プログラムに関する発表会が4月11日に行われた。会見には芸術監督を務める野村萬斎と、主催公演を担当する栗山民也、長塚圭史、三浦康嗣、白井晃、森新太郎が登壇した。『南部高速道路』チケット情報会見で萬斎は「劇場も15周年になります。古典から新作まで、時代を意識しながら民間では出来ないことをやりたい」と挨拶。その中で、昨今の税に対する関心の高さを意識してか、「みなさんの税金を使ってやっていることもあります。売れるに越したことはないですが、(出席者に向けて)価値のある作品づくりをお願いしたい」との要望も。それに応えるように、6月にラテンアメリカの作家、フリオ・コルタサルの短篇小説『南部高速道路』をもとに新たな作品を作る長塚は「(この本は)渋滞に巻き込まれ、終わらないというシンプルな話。頼もしい俳優に集まってもらい、いい形で稽古も進めている。税金も無駄にしないんじゃないか」と自信をのぞかせた。6月はもう1本、井上ひさし生誕77フェスティバル2012の第4弾として萬斎主演で『藪原検校(やぶはらけんぎょう)』を上演する。これは井上ひさしの存命中から企画していたもの。演出の栗山は「井上さんの芝居は声が重要なファクターになる。(萬斎主演の)『国盗人』を観て、(主人公の)杉の市と萬斎さんがなぜかだぶった」とキャスティングした理由を明かした。これを受けて萬斎は「指名してもらい光栄です。久々に腰が上がりました。『オイディプス』以来です」と嬉しそうに話していた。また、井上ひさしの希望もあり、初演時と同じく井上の兄(井上滋)の音楽を使用する。10月は3人の先鋭的作家がタッグを組み、既存のミュージカルや音楽劇に囚われない、次世代の音楽劇『魔笛』(仮)を上演する。脚本は第54回岸田國士戯曲賞を受賞した柴幸男、音楽は□□□(クチロロ)の三浦康嗣、振付はモモンガ・コンプレックス主宰の白神ももこが担当。ただし、三浦曰く「現状ではどういうものを作るのかまったく決まっていない」そうで、担当するパートも変わる可能性があるとか。タイトルもモーツァルトとは関係ないと説明し、「演劇を観に来ているはずなのに、いつの間にか音楽のルールで観ているような錯覚」といった、音楽と演劇の壁を越えたようなものを目指していきたいと意欲を見せた。この他、11月は川村毅が書き下ろした作品を白井晃が演出する、死刑制度に纏わる話『「4」four』を、12月は英国の人気劇作家リチャード・ビーンの作品を、日本初登場で上演。演出は期待の若手森新太郎が担当する。2013年2月から3月は「シェイクスピア×野村萬斎」の第3弾として、2010年に初演した『マクベス』を再演。演出も手がけた萬斎は「決まってないが海外出品も考えている」と構想を明かした。『南部高速道路』は6月4日(月)から24日(日)までシアタートラム、『藪原検校』は6月12日(火)から7月1日(日)まで世田谷パブリックシアターで上演。その他の公演詳細は公式サイトで随時発表する。
2012年04月12日北極海に広がる大雪原に暮らす民族イヌイット。彼らの暮らしを描いた壁かけを通して、その文化を紹介する展示「北極海とイヌイットの壁かけ」が、現在生活工房ギャラリーにて開催されている。 “海によって分断された”のではなく、“海によってつながった”世界を感じるために企画された、世界の海辺での暮らしをクラフトの目線から3年にわたって紹介していく「7つの海と手しごと展」。<第1の海>として紹介された、パナマ共和国のカリブ海沿岸に暮らすクナ族の作るアップリケ刺繍「モラ」に続き、<第2の海>として北極海とイヌイットの暮らしを紹介している。 イヌイットは、カナダのヌナプト準州やアラスカなどの北極圏を中心に暮らす先住民。一年の大半は氷雪に覆われ、樹木が育たないこの土地で、4000年以上も前から優れた知恵と工夫で生活を続けている。今回の展示では、防寒着の余り布に色とりどりのフェルトを施し、昔ながらのイヌイットの生活が描かれた壁かけ20点を中心に、裁縫道具や釣り具などの生活道具、映像資料などを通して、イヌイットの暮らしや文化がよくわかるような構成になっている。 まずはハンティングと釣り。カリブー(北米産トナカイ)やホッキョクオオカミ、アザラシ、セイウチなどの大型の動物を仕留める様子が、壁かけにも描かれている。 次はイグルー(雪の家)と呼ばれる住居。イヌイットは冬には雪で造った家に、また獲物を追って移動する夏にはアザラシの皮で造ったテントに暮らす。ここでは、アザラシを解体するところやイグルーの中で楽しく過ごす様子などが描かれている。 衣服のコーナーでは、実際の靴も展示。極寒の地で生活するため、イヌイットの女性たちが動物の骨から針、腱から糸を作り、風や雪解け水を通さないように仕立てた服がどのようなものなのかがわかる。 そのほか、イヌイットの遊びやものづくり、カヤックなどを写した貴重な映像資料も。けん玉やあやとり、お手玉など、意外にも私たちに馴染み深いおもちゃで遊んでいる様子が興味深い。 ワークショップやトークショーなど、イベントも開催。開催時には『イヌイットの壁かけ』(暮しの手帖社)や壁かけの絵はがき、イヌイットの雪めがね柄のミトンなども販売される。 かわいらしいクラフトとしても楽しめる展示。ぜひ出かけてみては?北極海とイヌイットの壁かけ会期:2011年12月18日(日)まで開館時間:9:00〜20:00 無休会場:生活工房ギャラリー東京都世田谷区太子堂4-1-1キャロットタワー3階入場料:無料お問い合わせ:03-5432-1543・ 上映会&ミニワークショップ「イヌイットの暮らしと遊び」イヌイットの暮らしを描いた映像を見た後、イヌイット・ヨーヨーを作ります。日程:12月4日(日) 10:30〜12:30講師:笹倉いる美(北海道立北方民族博物館 学芸主幹)会場:生活工房5階セミナールームAB参加費:¥800(材料費込み)定員:40名(申込先着順)・ 講演会「イヌイット服飾今昔物語―材料、技術、精神の世界」イヌイットの暮らす地域で長年フィールドワークを続けてきた講師が、服飾に見られる文化を紐解きます。 日程:12月17日(土) 14:00〜15:30 講師:スチュアート・ヘンリ(放送大学教授) 会場:生活工房4階ワークショップA 参加費:¥500 定員:50名(申込先着順) 申込はそれぞれメール info@setagaya-ldc.net (件名を「イヌイット」とし、イベント名・住所・氏名・年齢・電話番号を明記) または電話(03−5432−1543)で生活工房まで。取材/赤木真弓
2011年12月02日