女優の永野芽郁が、11月23日に自身初となる単独イベントを東京・日本武道館で開催することが31日、発表された。国内の現役女優の単独イベントとしては史上初の規模となる同公演。永野芽郁の女優人生初の挑戦など、さまざまな企画が進行中だという。詳細の発表は9月24日を予定している。
2023年08月31日女優の永野芽郁が27日、都内で行われた新潮社主催のイベント「ニコ☆フェス」にスペシャルゲストとして登場した。新潮社は、同社が刊行する雑誌『ニコ☆プチ』(小学生女子向け)と『nicola(ニコラ)』(中学生女子向け)の2誌が初めてタッグを組んだファッションイベント「ニコ☆フェス」を開催。同イベントでは「第12回ニコ☆プチモデルオーディション」と「第27回ニコラモデルオーディション」のグランプリが発表され、両誌のOGモデルでもある永野芽郁がシークレットゲストとして登場し、グランプリに選ばれた未来のスターにエールを送った。かつては『ニコ☆プチ』と姉妹誌『nicola』のモデルを担当していた永野。「キラキラしてますね。私が彼女たちと同い年の頃はあんなにキラキラしていたかな? と。すごく輝いているし可愛かったです」とこの日選ばれたニコラモデルとニコプチモデルを称賛し、「これから自分たちがどういう風になっていくのかドキドキワクワクしていると思うし、ちょっとした不安もあると思いますが、皆さん自身がおしゃれを楽しんでください。おめでとうございます」と祝福した。イベント中には同誌のモデル時代だった写真も公開。ハワイで撮影した写真をオーディエンスと一緒に見ることになり、「あんまり変わっていない(笑)。一緒じゃん! 今じゃん!(笑)」と幼少期と変わらない現在の姿に苦笑いも。続けて「『ニコプチ』の時(小学生)は同い年のモデルの子と撮影後に電車に乗って帰りました。同級生と一緒におしゃれしながらトークして帰るみたいな、もう1つの学校みたいで楽しかったです。『ニコラ』モデル時代はお姉さんになったから学校終わりに撮影していました。学校というより部活動に近い感じで撮影した記憶があります」とモデル時代を振り返っていた。なお、この日発表された「第12回ニコ☆プチモデルオーディション」と「第27回ニコラモデルオーディション」のグランプリは、「第12回ニコ☆プチモデルオーディション」が愛知県出身で小学5年生の安藤実桜さん、千葉県出身で小学5年生のかのんさん、大分県出身で小学5年生の藤中璃子さん、東京都出身で小学5年生の井口美怜さん、兵庫県出身で小学4年生の井上美聖さん、福岡県出身で小学5年生の土井愛理咲さん、「第27回ニコラモデルオーディション」が群馬県出身で中学1年生の十文字陽菜さん、大阪府出身で中学1年生の松尾そのまさん、東京都出身で中学1年生の梨里花さん、熊本県出身で中学3年生の上妻美咲さんがそれぞれ選ばれた。
2023年08月28日注目の若手ガールを紹介するananの「It GIRL」コーナー。ここでは、No.2174(2019年10月30日発売)に初登場した畑芽育さんに注目します。幼少期から子役として活躍してきた畑芽育さん。「It GIRL」で「スクリーンに映る自分にドキドキする」と話していたのは4年前。ますます表現力に磨きをかけ、今春公開された映画『なのに、千輝(ちぎら)くんが甘すぎる。』ではヒロインをコミカルに演じた。「4年前というとまだ自分の演技を客観視できていなかったけれど、今は『もっとこうすべきだった』『ここはいい!』なんて考察しながら、俯瞰できるようになりました。そこは成長したところかも。ちなみに『千輝くん』は9回も観ちゃいました!」現在放映中のドラマ『最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~』では、余命を宣告されながらも、残された時間を懸命に生きる“ポジティブモンスター”な主人公・伴ひかりを演じている。「連ドラ主演は初めて。お話をいただいた時は『これまで仕事をしてきてよかった』という気持ちがありつつも、不安も大きかったんです。でもプロットを読んでいくうちに“これは私がやるべき役だ”と強く思うようになり、今ではどんどんひかりに近づいていると感じます。現場は本当に学校みたい。ダンスシーンのためのレッスンが部活並みにハードだったこともあり、キャストの結束力も強いです。私の高校生活はコロナ禍と重なり未練もあって。学園モノは高校生活を疑似体験できて楽しい!」素顔は本人いわく、“陽気な陰キャ”。「心配性だし人見知りだし、どちらかというとネガティブ。でも喋るのが大好きで、一度心開いた人にはずっと話しちゃう(笑)。今はお芝居が中心ですが、例えばラジオとか、トークを通して自分のパーソナリティを伝えられるようなお仕事にも興味があります。素の部分をさらけ出し、親近感を持ってもらえる俳優でいたいんです」初登場はNo.2174(2019年10月30日発売)。近年コメディエンヌぶりを発揮している畑さんも、当時は「陰がある役が多いので明るいキャラを演じてみたい」と話していた。Q. マイブームは?A. ラップが大好き。インスタライブでオリジナルラップを披露したことも(笑)。ラップバトルもよく見ますが、今ハマっているのはAwichさんの曲。聴いてバイブスを上げて“強い女になるぞ”と意気込んでいます。Q. 次欲しいものは?A. スニーカーなど重めの靴を買いがちで、毎年夏になると「サンダルがない~!」と焦るんです。だから今欲しいのはサンダル。人とかぶらず、ラクに履けて、歩きやすいのがいい。近々お買い物に行かなくちゃ。はた・めい2002年生まれ。映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』で話題を集め、現在はドラマ『最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~』(日本テレビ、毎週土曜14:30~)、『ノッキンオン・ロックドドア』(テレビ朝日系、毎週土曜23:00~)に出演。写真集『残照』(KADOKAWA)が発売中。ワンピース¥72,000(アツシ ナカシマ/ザ・PR TEL:03・6803・8313)イヤリングはスタイリスト私物※『anan』2023年8月9日号より。写真・玉村敬太スタイリスト・SHOCOヘア&メイク・野口由佳(ROI)取材、文・間宮寧子(by anan編集部)
2023年08月05日女優の永野芽郁がイメージキャラクターを務める、クラシエホームプロダクツのヘアケアブランド「いち髪」の新CM「絹髪のちから」編が、28日から全国で放映される。新CMでは、日曜日の夜のヘアケアで強くしなやかで美しい髪になり、自分に自信を持ってこれからの1週間の生活に臨む様子を表現。ラストには、見返り美人図を彷彿とさせる永野が、美しい着物姿と、自信に満ちた表情を披露する。また、イラストレーターのtamimoon氏が描く幻想的なアニメーションが実写の永野へ移り変わるシーンにも注目だ。■永野芽郁コメント――本日の撮影を終えてみていかがですか。印象に残っているシーンがあれば教えてください。今回の撮影は、今までとは少し雰囲気を変えた、見返り美人図をイメージした撮影でした。 お着物を着て背筋を伸ばしながら「私は美しいんだ」と言い聞かせて撮影していたら、すごく楽しくてあっという間でした!――振り返る演技が印象的でしたが、やってみていかがでしたか?振り返るタイミングと髪が美しく動くタイミングがなかなか難しかったですね。決まった瞬間のスタッフさんたちの盛り上がりが楽しくて、みんなで一致団結して撮影できたと思います。――CMの中で、ヘアマスクでケアする時間を「特別」と感じるシーンがあります。最近、永野さんご自身が「特別」と感じた瞬間があれば教えてください。すごく小さなことにも「特別だな」、「うれしいな」と感じるタイプなのですが、SNSでライブ配信をしたときに想像以上にたくさんの方に見ていただいたり、コメントしていただいたりした時に、たくさんの方と繋がることができているのだとうれしくなりますね。私自身が思ってもいないことに逆にファンの方が気づいてくださったり、「芽郁ちゃん、今日疲れてる?」と コメントをくださると元気をもらえたり、ファンの皆さんのパワーにいつも助けられています!―――今回のCMで使われている「プレミアム ラッピング マスク」は、スペシャルケアとしてお使いいただける商品です。永野さんはどのような“スペシャルケア”をしていますか?仕事柄、髪に熱を与えることも多くて、役によっては髪を染めるなど日々変わっていくので、特別な時が突然訪れてもいいように、週に1回くらいはヘアマスクをしています。―――この「プレミアム ラッピング マスク」は、日曜日の夜に「明日からまた頑張るぞ」という気持ちで一週間のお守りのように使っていただきたい商品です。永野さんにとってのお守りのようなものはありますか?何かを始める時も意識せずに自分らしくいけるように日々保っていこうと思っているのですが、無意識に真っ白のパジャマを着て寝ていますね。それこそ作品のクランクインの前日の夜は毎回真っ白のパジャマを着て寝ていることに気づきました(笑)。
2023年07月28日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは「フェムケアアイテムの選び方」。自分に合うフェムケアアイテムを選ぶためには?中元日芽香さんと一緒に『Biople』の店舗を訪れ、ポイントを伺いました。デイリーケアに注目すれば心身の状態は変わっていく。フェムケアアイテムを数多く取り揃えている『Biople』。お話を伺ったBiople企画/コンシェルジュトレーナー・中條直子さんによれば、初めてフェムケアアイテムを買いに訪れる人が増えているそう。「初めての方へのおすすめは、デリケートゾーンのデイリーケアアイテム。ボディソープではなく、デリケート部分専用のソープで洗うなど、日々のケアにプラスするだけで気になる不快感の対策として、体を心地よい状態に保つことができるので試してほしいです」フェムケアアイテムにハードルの高さを感じるという人は、ホルモンバランスを整えてくれるハーブティーやフードなど手軽なものから取り入れるのもおすすめだ。「“これがいい”というのは人それぞれ。ライフスタイルなどによって異なるので、まずは試すことから。肌荒れや、眠りが浅いといった悩みを抱えるお客様をカウンセリングする際、ホルモンバランスに話題が及ぶと『そういえば、生理周期が乱れているかも』と初めて気づく場合も多いんです。アイテムを生活に取り入れることが、ご自身の体の状態と向き合うきっかけになるよう願っています」中元さんが気になった商品はコレ!女性に必要な栄養素を手軽に摂れる人気商品!【VEGE KITCHEN】Beauty Snacking ドライなつめ「鉄分や葉酸、食物繊維も摂れて、おいしく栄養補給できるのがうれしい。小腹がすいた時にサクッと食べられるのもいいですね。ダントツ人気という理由もうなずけます」(中元さん)。20g¥453デリケートゾーンの乾燥対策に【NaturaMoon】デリケートケアローション「とろみがあるのに、サラリとしたつけ心地。フェムケアグッズを買う時は、香りが好みかどうかを重視しているのですが、これは優しい香りで、とても気に入りました」。120ml¥1,980ハーブの力で女性特有の不調を緩和【HERBORISTERIE】タンチュメール for woman「ハーブの浸出液を、水に溶かして飲むだけという手軽さに惹かれました。インナーケアは初心者ですが、続けやすそう。体の外側だけでなく内側からのケアにも気を配りたいです」。30g¥3,024月の周期に合わせた4種類のハーブティー【SONNENTOR】ビューティフル マジックムーンティー「ネットで見かけて気になっていました。月のリズムに合わせてブレンドされたお茶が4種類入っているので、体調管理に気を配るきっかけによさそうだと思いました」。28袋入り¥1,512すべてビープル TEL:03・5774・5565Biople 三軒茶屋店東京都世田谷区三軒茶屋1‐33‐15‐1FTEL:03・6450・7341 11時~20時中條直子さんBiople企画/コンシェルジュトレーナー。2005年入社。企画担当として、ビープルなどのオーガニック商品セレクトを担当。コンシェルジュトレーナーとして、店舗でカウンセリングを行うことも。なかもと・ひめか1996年4月13日生まれ。2012年、乃木坂46メンバーとしてデビュー。現在は心理カウンセラーとして活動。ananフェムケア委員会メンバーとして誌面にもたびたび登場。ブラウス¥13,200(nee mee/nee meeカスタマーセンターec@shop-neemee.com)その他はスタイリスト私物※『anan』2023年7月19日号より。写真・水野昭子スタイリスト・岡安幸代取材、文・音部美穂(by anan編集部)
2023年07月15日女優の永野芽郁が6日、都内で行われたNetflixシリーズ『御手洗家、炎上する』(7月13日より配信)の配信直前イベントに、工藤阿須加、中川大志、平川雄一朗監督とともに登壇した。気鋭の作家・藤沢もやし氏が手掛けた御手洗家炎上の秘密をめぐる原作コミックをドラマ化。静かに復讐の炎を燃やし、家政婦として御手洗家に潜入する村田杏子役を永野、杏子の復讐相手であり、杏子からすべてを奪い取った張本人・真希子役を鈴木京香が演じている。本作は大炎上シーンからスタートし、炎上が重要なキーワードということで、炎上するほど燃えていることについてトーク。永野は「辛いもの」に燃えていると言い、「本当に辛いものが大好きで、激辛までいっちゃうと怖いですけど、おいしくいただけるMAXの辛さのものを1日に2食ぐらい食べています」と明かした。本作の現場でも、楽屋にガスコンロを用意してもらい、自分の鍋で辛いラーメンを作っていたそうで、「燃えまくってる! まだ続いています」とにっこり。体調を心配されると「ちょっと最近、胃腸がつらそうです。刺激物を与えすぎて。炎上のしすぎはよくないということです」と話していた。
2023年07月06日お中元や暑中見舞い、久しぶりの「いつもの夏の帰省」にも喜ばれる、手土産・贈答品を集めました。ビーテック株式会社は、運営するECサイト【おうさまのおやつ】にて、お中元・夏ギフト特集を2023年6月28日に開始しました。お世話になったあの方へ。おうさまのおやつだけで手に入る夏の贈り物をご用意しました。おうさまのおやつのお中元・夏ギフト特集 : おうさまのおやつの「メッセージカレー ギフト箱セット」おうさまのおやつの人気商品、メッセージカレーに今年は、本場タイの本格グリーンカレーが加わりました。今年の推しはタイカレー!6個セットのメッセージカレーギフト箱、夏のギフトに欠かせません。詳細はこちら : 繊細なカットと透明感のある輝き「江戸切子あめ」繊細なカットと透明感のある輝きが特徴の江戸切子。この日本の美しい伝統工芸を繊細な表現そのままに「飴(あめ)」にしました。紫の丸紐をあしらったパッケージ入り。海外のお客様へのプチギフトにも最適です。詳細はこちら : 色鮮やかなデザインをそのまま飴に「てまりあめ」様々な文様のある美しい日本の伝統工芸品「手毬(てまり)」。色鮮やかなそのデザインをキャンディに閉じ込めました。立体感のある再現は、まるで本物の手毬のよう!大変珍しいアイテム なので、ちょっとしたギフトに最適です。海外のお客様へのプチギフトにも最適です。詳細はこちら : ご挨拶 ようかん「お世話になりました」のメッセージが入った、お配りにぴったりな小さなようかんです。栗・抹茶・小倉・柚子・黒糖の5種類の味をご用意しました。詳細はこちら : お中元・夏ギフト特集 | おうさまのおやつ | 王様のおやつ : 商品概要サイト名: おうさまのおやつ商品名: お中元・夏ギフト特集商品ページ: 会社概要商号: ビーテック株式会社代表者: 代表取締役石原 康次所在地: [本社]〒297-0121千葉県長生郡長南町長南2032-1[長野工場]〒380-0913長野県長野市川合新田3411[東京営業所]〒103-0004東京都中央区東日本橋2-27-5設立: 2004年5月7日事業内容: 菓子の企画・製造・販売資本金: 2,900万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月28日スイーツケーキやフルーツそのままな贅沢セットShirokane Ice&Sweets Candyshirokane sweets TOKYO / 4,644円「新しさ」を味わう滑らかチーズケーキ【新食感】凍ったまま食べられるチーズケーキ リッチチーズテリーヌ3種セット(ゴルゴンゾーラ/柚子/ティラミス) 銀座イタリアンFabi’s シェフ監修銀座イタリアンFabi‘s / 3,980円(送料込)和菓子専門店の人気商品を詰め合わせ水まる餅・どら焼き(ギフトセット)まるもち家 / 5,490円(送料込)華やかで爽やかなサマーデザート銀座京橋 レ ロジェ エギュスキロール 銀座フルーツゼリー株式会社ヤバケイ / 3,780円選び抜いた抹茶の味わいを堪能京都府産宇治抹茶の生チョコレートテリーヌ(1個)il vinvino(イルバンビーノ) / 5,080円(送料込)食と合わせ楽しむ大人向けベジスイーツ美トマトのワイン煮コンポートくす美トマト農園 / 1,980円「福寿」の旨みや香りとともに「福寿」純米吟醸のケーク オ フリュイラスイートオンラインショップヒトサラCHEF’SMALL店 / 4,332円(送料込)完熟いちごとトロケあう食感をストロベリーチーズプリン6瓶セット心優-CotoyuSweets- / 4,200円モンドセレクション金賞受賞のあんを使用京都 養老軒 冷やし京ぜんざい株式会社ヤバケイ / 3,348円カレー辛さ控えめ、TVでも紹介された一品冷凍トマトチーズグリーンカレー(ジャスミンライス付き)4食セットSangam / 3,160円数々の受賞歴を持つ名店のカレーナベノ-ブラックカレーNabeno-Black Curry【ビーフ】(1人前)Nabeno-Ism(ナベノイズム) / 800円カカオの強烈なインパクトに魅了されるCHOCOLATIERPALETD’OR 三枝俊介監修 ショコラティエが作ったカカオカレー(3個入り)株式会社トンソン・ジャパン / 1,650円じっくり煮込んだ味わいを楽しむモルソー秋元さくら監修国産牛すじ赤ワインカレー(5個入り)株式会社トンソン・ジャパン / 2,700円スパイス強めのやみつきになる3種東京 京橋屋カレーの「お取り寄せ 三種」6食入り東京京橋屋カレー / 9,000円スパイスの匠のあいがけスタイル【東大阪】 八戒 中華あいがけスパイスカリィ(2食入り)株式会社トンソン・ジャパン / 1,080円焼肉名門店監修ならではの食べ応えを但馬屋黒毛和牛カレーと牛たんカレーのセット株式会社牛心・但馬屋 / 5,500円麺類冷麺専門店のプレミアムな仕上がりつるしこ盛岡冷麺プレミアムセット 6食入麺ダイニングつるしこ / 6,285円まろやかさと爽やかさのMIXが絶妙冷凍トムカーガイラーメン 4食セットSangam / 3,400円野菜たっぷり、豆乳ベースの冷麺つるしこ東京冷麺セット 6食入麺ダイニングつるしこ / 6,501円芳醇なWスープ、自家製ラー油も決め手芳醇あごだし醤油らーめん(一人前)赤坂麺処 友 / 960円レストランで人気No.1のうま味を満喫辣香担々麺(1食入り)Wakiya一笑美茶樓 / 1,296円熟成醤油を使用した味わい深い一杯熟成醤油ラーメンリストランテナカモト / 800円上質な出汁とオリジナル中華麺が好相性KUROMORI 中華そば 2人前(塩味)楽・食・健・美-KUROMORI- / 1,188円ドリンクペアリングも楽しみたい白ワインセット【和食にピッタリ!】日本酒酵母を使用した奇跡の白ワイン2本セットワインショップソムリエ / 8,800円(送料込)ギフトにも最適なカード型が嬉しい【お家で本格カクテル】イタリアNO1バーテンダー監修!飲み切りサイズのカード型カクテル5種セットワインショップソムリエ / 5,500円(送料込)最高クラスのブランドラインをギフトに【コーヒー豆ギフト】パカマラ精選違い2本セット ウォッシュト/ナチュラルミカフェート / 6,302円高級茶をペアリングする大人の愉しみをThe Tea Company ボトルドティーセット【ROSE・AWA-BANCHA】The Tea Company / 5,600円香りと楽しむロマンティックなワイン【薔薇の香りの魔法のワイン】ラ・ローザ・スプマンテワインショップソムリエ / 4,935円(送料込)サンふじをまるごとのリッチ感FUJI ORIGINAL 1000ml×2本 化粧箱入りAPPLEARK / 5,000円ウィスキーとショコラケーキの共演KAVALAN chocolat fruit -DS No.1-shirokane sweets TOKYO x KAVALAN / 8,639円(送料込)うなぎ・水産物加工品職人の目利きで厳選したうなぎを直送宮崎・鹿児島県産うなぎ使用!お家でうな重が食べられる「うなぎ飯2個セット」国産うなぎ中村商店 / 6,771円食卓で楽しむこだわりの日本料理ご夫婦におすすめ「鰆そぼろ・すっぽんスープ2袋・手しぼり橙ぽん酢・えびしお」日本料理花菱 / 5,900円豪華三大蟹をセットにカニ三昧札幌シーフーズ株式会社 / 11,664円ふっくら香ばしいこだわりの長焼き国産うなぎ蒲焼き2本セットとらふぐ専門店「玄品」 / 6,480円うに本来の旨味を感じられる2種セット「塩うに」2種(キタムラサキウニ・エゾバフンウニ)ギフトセット北三陸ファクトリー / 9,900円食事のもう一品や、お酒の肴にも料亭のご馳走「毬 - mari - 」下鴨茶寮 / 5,616円(送料込)厳選材料から成る人気商品の詰め合わせ斉吉人気者詰合せ1斉吉 / 6,300円セット商品食感や組み合わせも楽しむピクルスおつまみや具材に使いやすいこだわりのピクルス3種セット(にんにく/ウズラの卵/筍とヤングコーン) 銀座イタリアンFabi’s シェフ監修※送料込銀座イタリアンFabi‘s / 3,465円(送料込)お店の名物や好評の品をセットに日本料理櫻川の佃煮3本セット日本料理櫻川 / 10,368円IFFA金賞受賞を含むこだわり商品IFFA金賞受賞セット2Terres(ドゥテール) / 3,300円人気の瀬戸内レモンケーキとサブレ3種コフレカセットHラスイートオンラインショップヒトサラCHEF’SMALL店 / 5,196円(送料込)2人で楽しむビブグルマン掲載店の味Falo スペシャルセット 2人用falò / 7,020円自宅でイタリアンのフルコースをイタリアンフルコースオードブル(8品)il vinvino(イルバンビーノ) / 8,640円(送料込)ベイクドとバスクを食べ比べる幸せをバスクチーズケーキ&ベイクドチーズケーキ食べ比べセットBLOCK BLOCK TOKYO / 2,160円
2023年06月19日岸谷香が主催する弾き語り形式のツーマンツアー『ふたりぼっちの大パーティー』、6月18日の東京公演の対バンゲストはmiwaである。ふたりはこれまでも、テレビの音楽番組やイベントで何度も共演している。近年の共演は、2022年8月に山形で開催された、武部聡志プロデュースのコンサート「TIMELESS SESSIONS in 山形 2022」だった。岸谷がピアノを弾き、miwaがPRINCESS PRINCESSの名曲「M」を歌う貴重なコラボレーションも実現。これまでの共演の積み重ねが今回のツーマンにつながった。弾き語りに情熱を持って向き合ってきたふたりの対談。世代こそ違うが、たくさんの共通点が浮上した。たとえば、「母親の手作り弁当」や「リビングでの楽器練習」。ふたりの音楽の源泉は近いところにありそうだ。コラボレーションへの期待がさらに高まる対談となった。――岸谷さんがmiwaさんをツーマンライブに誘った経緯を教えてください。岸谷バンド時代に、いろいろやりつくした気がしていたんですが、ひとりで音楽活動を再開してから、やりたいことがどんどん増えてきたんですね。50歳を越えてからイベントをやるようになり、“コラボっておもしろいな”と思うようになりました。“世の中にはツーマンという形式があるらしい”と聞きつけて、弾き語りのコラボって、そんなにないから、おもしろいんじゃないかなって。去年、武部聡志さんの山形のイベントに呼んでもらった時に、miwaちゃんとコラボさせてもらったんですが、その時に、miwaちゃんが歌ったユーミンの「Hello, my friend」のカバーがとても良くて。『FNS歌謡祭』でも、シンディ・ローパーの「トゥルー・カラーズ」を気持ち良さそうにギターを弾きながら歌っていたなとか、いろいろと思い出したんですね。miwaちゃんとコラボできたら、おもしろいんじゃないかなって。世代も違うし、出てくれるかどうかわからないけれど、聞くだけ聞いてみようと、スタッフにご相談したのが経緯です。――miwaさんは、岸谷さんからの誘いがあって、どう感じましたか?miwa『FNS歌謡祭』や武部さんのイベントなどで、何度かセッションさせていただいたことはありましたが、ツーマンライブに、しかも、大事な東京公演にお誘いしていただいたのが、とても光栄でした。山形で一緒にセッションさせていただいた時はライブ配信があり、画面越しに見てくださった方も含めて、世代を越えて反響があったんです。今回、こうして誘っていただいたということは、岸谷さんの中でも、悪い思い出ではなくて、いい思い出にしていただけているのかなと思いました。岸谷とてもいい思い出ですよ。miwa私自身、山形のイベント、リハーサルから和気あいあいとしていて、とても楽しかったんです。武部さんと親しいミュージシャンが集まっていて、それぞれ楽器を弾くメンバーだったので、武部さんを介して、みなさんと仲良くやれたのがうれしかったです。岸谷あの時、武部さんが掲げていたテーマは、“楽器を弾く人たち”だったんですよ。その前年度は、“ザ・シンガー”がテーマとのことでしたが、楽器好きが集まったのも、良かったなと思います。――山形のイベントでは、一緒に「M」をやられたんですよね。miwaそうなんですよ。なんと岸谷さんがピアノを弾いてくださって、“えっ、私が歌っていいんですか?”って(笑)。私の歌に合わせて伴奏してくださってることが夢みたいで、信じられないような時間でした。歌い始める時も、私のほうを見て、合わせてくださって。多分、岸谷さんはご自分で弾き語りする時は、間のことなんか考えず、自分のタイミングで弾いて歌われていると思うので、大変恐縮しつつも、“幸せだな、なんて贅沢なんだろう”と思いながら歌っていました。岸谷いえいえ(笑)。私は歌手の伴奏をするのが好きなのね。自分も歌手だけど、シンガーって、人それぞれ個性があるので、こんな楽しいことはなくて。自分自身、歌いながら弾くから、手が歌についていくことを知っていて、歌われると、必然的に手はついていくようになっているのね。ふたりでひとつのことをやっている感じが、とても楽しくて大好き。miwaちゃん、歌がとても素直でストレートだから、主人公が想像できるんですよ。miwaちゃんの歌う「M」の主人公って、私とは違って、いい子なんだろうなって思いながら演奏していました(笑)。とても良かったです。miwaありがとうございます。岸谷アーティストって、歌への興味が強い人、楽器への興味が強い人、いろいろなタイプがいるけど、両方への興味を持っているという意味では、似たところがあるかもしれない。音楽って、なかなか孤独なものだから、共有するチャンスって、そうはないんだけど、伴奏している時は、共同作業という感じがしました。“一緒に”という感覚が貴重だし、楽しかった。――これまで何度も共演されていますが、印象に残った会話はありますか?miwa『MUSIC FAIR』でご一緒させていただいたことがあるのですが、リハーサルが終わった時に、廊下で話をさせていただいて、「実家に住んでいて、母親が作ったおにぎりやお弁当を持ち歩いています」とお話ししたら、岸谷さんが「同じ~!」っておっしゃって、「えー、同じですか!」って(笑)。岸谷思い出しました。「私もPRINCESS PRINCESS時代、そうだったんだよ」という話をしたよね。同じような感じなんだなという印象がありました。世代はまったく違うけれど、miwaちゃんとは、同じような感じがする瞬間があります。miwa私はその時、“この話で初めて共感してもらえるアーティストの方に出会えた!”って思いました(笑)。岸谷なかなかいないよね、家からお母さんの作ったおにぎりを持って、取材に行く人なんて(笑)。miwa母親がPRINCESS PRINCESSの大ファンで、山形のイベントを観て、とても感激してました。「うらやましい!」って(笑)。子どものころも、母がPRINCESS PRINCESSの音楽を聴いていたので、自然に耳に入ってくる環境でした。――おふたりとも、音楽活動の柱のひとつとして弾き語りをされています。弾き語りの楽しさと難しさについて、どう感じていますか?miwa私は今、弾き語りのツアー中(※5月で終了)なんですが、流れで始まらない感じが怖いなって感じています(笑)。バンドがいる時は前奏が始まってから、私の歌が始まることが多いので、流れでライブがスタートする感じがするのですが、弾き語りは私が弾き始めるまでライブが始まらないじゃないですか。ライブを始める瞬間って緊張するなぁって、久しぶりに思いました。しかもコードを一個間違えたミスが、こんなに目立つのかって(笑)。岸谷バンドだったら、知らんぷりだよね(笑)。そうしたら誰も気づかないうちに、どんどん先に進んでいく(笑)。miwaちゃんはアコースティックギターだけでやっているの?miwaはい。アコギだけでやっています。岸谷アコギだけでやるのは大変だよね。――岸谷さんはアコギとピアノ、交互ですもんね。岸谷ギターとピアノでやっていると、あっちに行ったり、こっちに行ったりできるし、自分が飽きないので、成立しているところはありますね。でもアコギ1本だと、ずっと真ん中にいるわけだから、大変だと思う。――miwaさんは2011年から定期的に弾き語りでツアーをやられていますが、弾き語りツアーをやろうと思ったのはどうしてなのですか?miwaバンドツアーでは行けない県に行こうと思ったのがきっかけです。例えば、今回も11年半ぶりに青森に行きました。弾き語りはフットワークが軽いので、ひとりでいろんな県に行けるじゃないですか。普段はライブに来られない人、ライブを見たことのない人にも見てもらいたくて始めました。岸谷私もまったく同じ。大所帯になると、大きい都市に限定されてしまうから。私は、県庁所在地じゃないところにも、積極的に行きたいと思っているのね。愛知県でやる場合でも、名古屋には行かないけど、その隣町には行くとか。だからスケジュール帳を見ても、“これは何県だろう?”ってすぐにはわからないことがあります。そういう場所に素晴らしいホールがあったり、ベーゼンドルファーのすごいピアノがあったり。びっくりするようなピアノやホールとの出会いも、弾き語りツアーの楽しみのひとつだと思う。――弾き語りで心がけていることはありますか?岸谷miwaちゃんはストリートでやってきた背景もあるから、必然的に以前からひとりという状況があったでしょ。miwaはい。岸谷私はバンドから始めたので、ひとりになったスタートの時点で、“大丈夫かな?5分の1になっちゃった”というネガティブな感覚があって、“ひとりで持つかなあ”という不安を抱きながら始めたのね。サポートに入ってもらうやり方もあるけど、バンドメンバーのスケジュール調整が大変だし、バンドあがりなので、メンバー選びのハードルが高くなるので、“めんどくさいなぁ。ひとりでやるよ”みたいな(笑)。それで弾き語りを始めたんだけど、最初は全然思いどおりにできなかったのね。miwaそうなんですか?岸谷アコギの弾き語りにした時に、“みんな同じじゃん”っていう感じになっちゃった気がしたの。でもそのうち、アレンジをすればいいんだと気がついて。自分が過去に作った曲でも、“ひとり用に新たにアレンジを作る”と考えたら、楽しいかもって思うようになってきたんだよね。たとえば、イントロに全然関係ないものをつけて、歌いだして、「あっ、この曲なんだ」って、感動があるじゃない?そんな感動のさせ方もあるなとか、やりながら、いろいろ発見があって、弾き語りがおもしろくなってきました。miwa弾き語りだと、ギター1本でサウンドを全部表現しなきゃいけないので、難しいところがあるなぁと感じます。ギターだけで、“あの曲だな”ってところまでいかなければいけないので、やるべきことがたくさんありますよね。――弾き語りは、客席の反応も独特なのではないですか?岸谷弾き語りは、みんなで「わーっ!」って騒ぐタイプのライブではないから、お客さんの感情の変化がわかりやすいですよね。たとえば、みんなが大好きなフレーズをずっとやらずにいて、最後にポンって入れたら、マンガの吹き出しみたいにわかりやすく、「おおっ!」って感じになったり。それで味をしめたところはありますね(笑)。間違えたり、止まったり、その日によって全然感じが違うし、観ている人も受け止め方が違うし。毎回違うところがおもしろいんじゃないかな。――miwaさんは、弾き語りの醍醐味をどういうところに感じていますか?miwaシンプルになればなるほど、歌詞やメロディの魅力に改めて気づけるところですね。弾き語りを聴いてもらうことで、曲の一番根本にあるところを、改めて紐解いてもらえるところがいいなあと感じてます。“この曲って、こんな美メロだったんだ”みたいな(笑)。通常のライブでは、盛り上がる曲だったのに、弾き語りでシンプルにやったら、実はちょっと泣けるメロディだったんだなって発見があったりしますから。あとは、相当練習してのぞむので、やればやるほど自分のギターの腕が上がるところがいいですね。岸谷私の場合は簡単にめげてしまって、“この曲を弾き語りでやるのは無理!”ってさっさと見切りをつけて、全然違う方向から考えてみることもよくあって。どんなに頑張っても、ギター1本でコード感を出せないなという時には、一から考え直しています。バービー人形のかわいい洋服を全部ひっぺがして、さあ、何を着せようかみたいな感じ(笑)。ある時、みんなが大好きな盛り上がる曲を、バラードに変えてやってみたことがあったのね。そうしたら、いけるじゃんって手応えがあって、その時、弾き語りって、おもしろいなって思いました。音楽って、正解がひとつじゃないから。miwa確かに。岸谷実は今度のツーマンで、miwaちゃんの曲で、私が好きな曲をカバーさせてもらおうと思っているのね。miwaちゃんのファンは、なんの曲が始まったかわからなくて、歌い出したら、“あっ、この曲なんだ!”というふうにしたいなって。miwaそれはとても楽しみです。岸谷「それ、違ったね」と言われるかもしれないけど、せっかくだから、“おもしろい”って思ってもらえるように仕上げたいな。miwaそうやっていろいろ工夫できるのは、岸谷さんが楽器がお上手だからだと思います。もともとですか?それとも弾き語りをするようになって、さらに上達されたのですか?岸谷もともとは全然弾けなかった。そもそもギターって、PRINCESS PRINCESSになってから手にした楽器だから。最初はピアノ、それからベースとドラムを少しやって、最後がギター。だから弾き語りを始めたころは、ギターの弾き語りが全然できなくて、ピアノが9割だった。でもルーパーを使い出してから、ギターもおもしろくなってきたのね。そういう意味では、遅ればせながら50過ぎてから少し進歩はしてるのかな。“こういう風に弾きたいんだけど、弾けない”という現実を目の当たりにするでしょ。それで、何年かに一回の割合で、猛練習する期間があって、狂ったように練習してみるっていう。だから今も発展途上ですね。miwa磨き続けているところがすごいです。岸谷だって、弾きたいことが弾けないんだもん(笑)。――miwaさんは、ギターの練習は?miwa高校生の時がいちばん練習していました。まだ何も弾けない時に、毎週習いに行って、いろいろなワザを教えてもらっていました。当時はカバーではなくて、純粋にコピーしていたので、教えてもらったワザをあまり使う機会がなかったんですよ。でも最近、ようやく自分の楽曲に、そのワザを取り入れられるようになってきました。岸谷へえー!どんなワザか知りたい!miwaスライドして弾くとかです。レコーディングの時には、ソロを弾く機会がないので、スライドを弾くこともないのですが、弾き語りのライブで取り入れたら、「ギターが上手くなったね」って褒めていただけたんです(笑)。そうやって、高校の時に練習していたものが役に立つんだなと思いました。岸谷素晴らしい!私は、「don’t cry anymore」をmiwaちゃんがひとりでやっている映像をめっちゃ観ていたんだけど、Aメロでガッと落ちるじゃない?弾き語りをやり続けていると、強弱がとても重要だということに行き着くと思うんだけど、miwaちゃんがちゃんと下げていたので、“わかってるな”って(笑)。miwaそう言っていただけると、うれしいです。岸谷「don’t cry anymore」を聴いていると、今のmiwaちゃんの持っている雰囲気とはまた違って、ファイティングポーズみたいなものを感じたのね。だけど東京でお母さんにおにぎりを作ってもらっていたって言うし、不思議だなって、いろいろ想像しながら聞いています。miwaめちゃめちゃ聞き込んでくださってる(笑)。岸谷さんは楽器の特別練習の期間って、具体的にどんなことをされているんですか?岸谷今はYouTubeがあるから、検索するといろいろ出てくるし、やりやすいんだけど、少し前まではその術がなかったから、友達のミュージシャンの上手な子を呼んで、「ご飯食べさせてあげるから、ちょっと来て、ちょっと弾いてみて」って(笑)。運指がわからない時は、「撮っていい?」って録画して、どうやって弾いてるのかチェックしたり。教科書みたいなものがないから、一生懸命、見よう見真似(笑)。あとはもうひたすら、ああでもないこうでもないって、一日中、楽器の前にいるみたいな感じ。miwaどれくらい練習されるのですか?岸谷今年のゴールデンウィークは、何年かぶりぐらいでライブがなかったので、ここだと思って、ずっと練習していた。子供たちももう独立しちゃったし、好き放題、自分のものを置けるから、ピアノとアコギとエレキと小さいアンプと小さいシンセとか、いろんなものをリビングに置いてあるのね。朝起きて、お花に水をあげて、コーヒーを飲んで、食事しながらCDをかけて、“あれ?これどうやってるんだろう”って気になったら、楽器を持って弾きながら研究して、気がついたら、もう夕方じゃんみたいな(笑)。miwaリビングってとこ、すごく似ています。私もピアノとギターをリビングに置いています。“これでいいのだろうか”と思いながら(笑)。岸谷本当?いいんだよ(笑)。昔、矢野顕子さんのお宅にお邪魔した時に、リビングのど真ん中にグランドピアノが置いてあって、“かっけー!”と思ったのね(笑)。“ミュージシャンとして長くやってる人って、これなんだろうな”、“音楽が生活の一部ということでいいんだな”って(笑)。だから思いついたらすぐメモできるように、五線紙をいろんなところに置いてあるのね。“あっ!”ってひらめいたら、すぐ書いている。miwa私も昔から食卓で曲を作ってました。実家にいる時、母親が目の前でサスペンスドラマとかを見てるのに、私は全然関係ない歌詞を書いていたり(笑)。――日常の中でいつでも音楽に集中できるところは共通しているのではないですか?岸谷そこがいちばん似てるとこかもしれませんね。その日、とくに予定がないと、延々練習したり。miwa練習期間って、すぐに過ぎていきますよね。一日かけて練習しているのに、“2曲しか練習してなかった。これじゃセットリストが終わらないや!”って(笑)。岸谷さんざん練習して、できるようになったことがあればまだしも、できるようになったことが何もないような気がすると、“今日の一日は何だったんだろう”って、むなしくなることもある(笑)。でもそれが多分、必要な栄養を取る時間なんだろうなって思う。「練習」というと、かっこよく聞こえるけど、結局好きだからいじってるだけなんだけどね。miwa私は、リビングの食卓にスマホを置いて、ギターを弾いてる映像をスタッフに送って、「このギターの演奏、どうですか?」って聞いたりしているんですよ。あと、妹に送って、「これ、どう思う?」って聞いたり。岸谷へえ~!miwa妹は結構まともな返答をしてくれるんですよ。「2番のサビは、もうちょっと抑え目に弾いた方がいいと思うよ」とか、プロデューサーみたいな妹(笑)。岸谷すごくいいね。客観的という意味で、いちばん困るのは弾き語りだから。私も最近、客観的な耳を持った人を見つけたのね。で、「私が思っている通りにあなたに伝わってるかどうか知りたいので、感想を聞かせて」って。その答えが私のイメージと全然違っていると、ガクッみたいな(笑)。やってるつもりと聴いている印象とでは全然違うことがあるから、人の意見って大切だよね。miwa妹はリハーサルにも一緒に付き合ってくれるんですよ。温存したいから声を出したくない、でもギターを練習したい時には、代わりに歌ってくれます。岸谷仮歌もできる妹!miwaそうなんです。妹の歌に合わせて弾けるから、とてもいい練習になります。岸谷いいな。私もそんな有能な妹がほしい!(笑)――弾き語りの難しさは、どういうところに感じていますか?miwa弾き語りのセットリストがいちばん悩むかもしれないです。いろんなタイプの人がいると思うんですよ。普段のバンドスタイルが好きで、盛り上がりたい人、しっとり聴きたい人、いろんな人が集まってるけど、出ている音はギターと歌だけなので、どういうバランスで皆さんを楽しませるか、悩みますね。どう始まってどう終わると、皆さんが良かったと思ってくれるのかなって。岸谷ライブって正解がないから、難しいよね。単体の1曲ずつですら、その日どうなるかなんて、始まってみないとわからないところもあるし。コンディションや気分でも違う雰囲気になるし。船は出たけど、どこの港に着くのか、見切り発車するみたいな。弾き語りを始めたころは、“どこに行くかは、その日の様子や流れ次第だから、どこかに着けばいいや”と思っていたんだけど、最近は“自分でもっと舵を取りたいな、目的地を決めてスタートしたいな”って思うようになったのね。だから、セットリストが難しいのはよくわかる。ひとりでやっていると、どれぐらいの間をあけるのかとか、全部を自分ひとりで決められるわけじゃない?そういうところも含めて楽しめたらいいな。どこまで待ったっていいし、間を怖がらなくていいし。miwa弾き語りって、感覚が研ぎ澄まされますよね。だから拍手がいつ鳴り止むかとか、しっかり察知しますよね。岸谷会場によって拍手の長さがとても長い時と“えっ、もう終わり?”という時があったり(笑)。でもきっとその拍手も、こっちがそうさせてるんだと思う。だから、拍手が短い時はサラッとした演奏だったんだろうし、長い時はなにかがヒットしたんだろうし。全部こっちが作っていると考えると、めっちゃ集中力がいるよね。miwaはい。めっちゃ集中します。岸谷一本やると、次の日、頭皮のあたりがすごく凝っているのがよくわかる(笑)。――弾き語りをやることで、改めて曲作りについて気づいたことはありますか?岸谷真面目に曲作りをしてきて良かったなぁと思いますね。曲が丸裸になるので、自分で“よし!”って納得できるとこまで追求した作品じゃないと、弾き語りではやれないですから。miwaちゃんもきっととても真面目に努力してきてるよね。だから誘いたくなったんだと思います。miwaありがたいです。弾き語りをやっていると、改めてメロディの強さを確認できるところはありますね。アレンジが良くて、曲の雰囲気が良くて、歌詞の内容にも共感してくれているから、好きになってくれたんだろうなという前提がありつつも、“私の書いたメロディもいいのではないかな”って(笑)。メロディはとても大事な役目を担っているから、これからもいいメロディを書いていきたいと思います。――岸谷さんもメロディに対するこだわりが強いですよね。岸谷私は本当に言葉より音符のタイプなのね。だから、自分の曲でも他人の曲でも、12個しかない白い鍵盤と5個しかない黒い鍵盤の織りなす綺麗なメロディには感動するし、この先何年音楽を続けられるかわからないけど、いいメロディを書くことは、一生のお題だと思っていますね。――作詞についてもうかがいたいのですが。岸谷私はできることなら、書きたくないんですよ(笑)。miwa一緒です(笑)。岸谷本当?とってもそんな風には見えないけど。miwa最近ようやく、歌詞を書いていて、楽しいなって感じるようになりました。――楽しさを感じるようになったきっかけはありますか?miwa大学院に2年間行って、3月に卒業したんですけど、その2年間で、大学院の人とオンラインでやり取りしたり、長い文章を書いたりするようになって、活性化されたのかもしれません。でもこれまでは、この1番と2番を書くのがどれだけ苦痛だったかって(笑)。岸谷わかる!(笑)私の場合は最初に書き出す時に、上に言葉を書けるように、“1番のA”とか、まず線だけ引くのね。メロディとブレスによって、これぐらいの文字数が入るって、だいたいわかるから。“1番のBは2行分、サビは3行分”とか、線を引いた時に、“この線の上を全部埋めるのか。遠い道のりだな”って、めっちゃ気が重くなるという(笑)。あの気の重い感じが嫌なの。miwaわかります(笑)。――でも克服してきているわけですよね。岸谷いや、もうしょうがなく(笑)。バンドの時は他に歌詞を書くメンバーがいて、その人たちが責任を持って書いてくれていたので、「ここは嫌だ」とか言えたんだけど、プロの作家の方には、言いにくいじゃない?だったら、デタラメでもいいから、自分で書いた方が気が楽かなと思って書き出したのね。でも、できることならば書きたくない(笑)。今は作詞のパートナーがいて、ちょっと年下の女の子なんだけど、とても才能があるので、「忙しいとこ、ごめん、ちょっとここの歌詞、あいてるんだけど、入れてみない?」って、頼んだりしています(笑)。miwa私も共作することもあります。それもあって、気が楽になった面はありますね。海外の人とコライトする機会があって、英語で一緒に書いて、あとで日本語に直すこともあるんですよ。ソングライティングキャンプに参加して、一緒に海外の女の子と作ったりしています。岸谷へえ~、すごい!今の世の中の流れを聞いた気がしました。勉強になる(笑)。――『ふたりぼっちの大パーティー』、どんな感じでやろうと思っていますか?岸谷“ひとりとひとりでふたり”ではなく、せっかくふたりが集まったんだから、観たことのない3個目のものが生まれたらいいですね。弾き語りって、メロディとコードしかないから、それぞれの個性がより際立つんですよ。ちょっとした歌い回しとか手癖とか。せっかくだから、その違いが融合することで、お客さんが驚いたり、楽しんだりできるものをお見せしたいなと思っています。miwa弾き語りという形態でのツーマンは初めてなので、正解がわからないですけど、コラボもあるとのことで、ワクワクしています。お客さんもきっと同じように、ワクワクしてくれるんじゃないかなって思っています。――ツーマンライブを観に来る人たちに向けて、メッセージをいただけますか?岸谷私は今日の取材でいろいろとお話して、miwaちゃんと一緒にやりたいという気持ちがさらに強くなったんですよ。好きだなと思う人と一緒にやる時って、みんな、がんばれるし、1+1が2じゃなくて、もっといろんなものが出てくるはずだから、楽しい本番になるだろうなって思っています。miwaちゃんのファンの方々と一緒に、miwaちゃんの素敵なところを共有できたら最高ですね。miwa私もとても楽しみにしています。岸谷さんのピアノやギターと一緒に歌わせてもらえる機会がまたあって、贅沢な時間を味わえることがうれしいです。もちろん私のパートは責任を持ってがんばって弾き語りをさせていただきますし、何よりもコラボの時間がとても楽しみです。岸谷miwaちゃんと一緒にやるとなると、アイディアがいろいろ湧いてきます。後でこっそり相談しようと思っています(笑)。Text:長谷川誠Photo:吉田圭子<ライブ情報>岸谷香プレミアム弾き語り2マンライブ ~ふたりぼっちの大パーティー!!~6月9日(金) 愛知・名古屋ダイアモンドホール開場18:15 / 開演19:00ゲスト:スガ シカオ6月11日(日) 大阪・BIGCAT開場16:15 / 開演17:00ゲスト:馬場俊英※予定枚数終了6月18日(日) 東京・日本橋三井ホール開場16:15 / 開演17:00ゲスト:miwa★6月8日(木)18:00より若干数の追加販売決定!!!(先着販売)申し込みはこちら()※予定枚数に達し次第受付終了チケット料金:全席指定7,000円(税込)※ドリンク代別途必要関連リンク岸谷香 公式サイト:( )miwa 公式サイト:
2023年06月08日三越伊勢丹ふるさと納税では、「三越伊勢丹ふるさと納税のお中元2023」の受付を2023年6月1日(木)午前10時より開始します。ふるさと納税の返礼品を贈り物に。離れて暮らすご両親、ご親戚、ご友人など身近な方へ、地域の魅力がぎっしり詰まったふるさと納税の返礼品をお中元としてお届けすることができます。百貨店で人気の味から、ふるさと納税ならではの特産品までお選びいただけます。2023年は返礼品約970点をラインナップ。三越伊勢丹グループの百貨店包装紙でお届けできる返礼品数も2022年より規模を拡大してご紹介いたします。お中元対象の返礼品約60点が三越伊勢丹グループの百貨店包装紙でお届け■お中元への需要「身近な人にはふるさと納税で贈り物をしたい」「頼んだことがない返礼品はいつどんな状態で届くか心配」そんなお客様の声にお応えし、三越伊勢丹ふるさと納税では、百貨店でのお中元のノウハウや事業者とのネットワークを活かし、お客さまに安心してお選びいただける返礼品をお中元としてご紹介しております。返礼品約600点においては、お届け日まで指定可能。特集ページ内では「お中元のマナー」も併せてご確認いただけます。■大切なあの人に、百貨店包装でお届け(※一部返礼品のみ)大切な人への贈り物だから、「百貨店の包装紙で贈りたい」「百貨店の包装紙でもらうとうれしい」「特別感がある」などの声にお応えし、2023年はお中元対象の返礼品約60点が三越伊勢丹グループの百貨店包装紙(三越/伊勢丹/岩田屋)でのお届けが可能です。※包装紙の種類、包装形態はお選びいただけません。包装紙の種類は返礼品詳細ページでご確認いただけます。■お中元対象の返礼品の探し方「三越伊勢丹ふるさと納税のお中元2023」においては、「おすすめ特集から探す/カテゴリから探す/寄附金額から探す」の3パターンからお中元対象の返礼品をお探しいただけます。「おすすめの特集から探す」においては、「百貨店の包装紙で贈る」「三越伊勢丹で人気のお店」といった百貨店らしい切り口の特集や、「2022年お中元で寄附の多かった返礼品」などの特集をご用意しております。■返礼品概要:百貨店の包装紙で贈る自治体名: 栃木県下野市返礼品名: <Kafer>ハム詰合せ(ボンレスハム280g×1、ポークハム220g×1)寄附金額: 15,000円自治体名: 三重県松阪市返礼品名: 松阪牛すき焼・焼き肉用 MRYI50寄附金額: 20,000円自治体名: 静岡県御殿場市返礼品名: <とらや>竹皮包羊羹2本入寄附金額: 21,000円自治体名: 新潟県返礼品名: <新潟加島屋>ビン詰セット(BM2-03)寄附金額: 21,000円■返礼品概要:2022年のお中元で寄附の多かった返礼品自治体名: 山形県高畠町返礼品名: 【日本橋 千疋屋総本店】フルーツポンチ プレーン6瓶詰合せ寄附金額: 25,000円自治体名: 静岡県吉田町返礼品名: <ての字>2枚 うなぎ蒲焼真空パック寄附金額: 25,000円【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】三越伊勢丹ふるさと納税お問い合わせ窓口お問い合せフォーム: (画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年06月01日岸谷香にとって初となる弾き語り形式のツーマンツアー『2人ぼっちの大パーティー』がまもなく開催される。6月11日(日) の大阪公演の対バンゲストは馬場俊英である。もともとは5年前の2018年2月13日に、馬場が中心となって開催されたイベント、『TOYONAKA LIVE SQUARE 2018』に、岸谷がゲストとして参加したことがきっかけで、今回の共演が実現した。名古屋公演のゲストであるスガシカオと同様に、馬場も岸谷と同級生という共通点がある。柔らかさと揺るぎなさを兼ね備えているところもどこか似ている。ふたりのなごやかな会話から、ツーマンライブのコラボレーションのアイデアが生まれ、発展していく様子にワクワクしてしまった。ライブへの期待がふくらむ実り多き対談となった。――岸谷さんが馬場さんを弾き語りツーマンのゲストとして誘った経緯を教えてください。岸谷『TOYONAKA LIVE SQUARE 2018』に馬場さんに呼んでいただき、あのイベントを経験したおかげで、いろいろなつながりができましたし、貴重な体験になりました。私はもともとバンドマンだったので、自分ひとりだけが、どこかのイベントに呼ばれることは、なかったんですね。時代的にフェスもなかったので、イベントに参加する経験がほとんどありませんでした。その後、PRINCESS PRINCESSの再結成があり、フェスやイベントなど、人が集まる機会が増えていて、“今の世の中って、こんなに変わっているんだ”って実感しました。そして、お会いしたこともなかったのに、馬場さんに声をかけていただき、たくさん刺激を受けて、自分でもイベントをやりたいという気持ちが強くなりました。なので、“鶴の恩返し”じゃないですけど、関西で自分のイベントをやる時には、馬場さんをお誘いしようと決めていました。馬場ありがとうございます。――馬場さんは、2018年のイベントで、どういう理由から岸谷さんに声をかけたのですか?馬場お誘いしたのは、岸谷さんへのリスペクトの気持ちが強かったからです。日本の音楽史に足跡を残して、新たな音楽の歴史を切り開いた方ですし、来ていただけたらうれしいなって。でも、声をかけさせていただいたものの、内心では「きっと無理だろうな」と思っていたんですよ。参加いただけると返事をいただき、とてもうれしかったことを覚えています。――そこでできたつながりが、また、さらなるつながりを生んでいくところが素晴らしいですね。岸谷本当にそうだと思います。あの時、藤巻亮太くんも参加していて、イベントが終わってから、楽屋でちょっとだけビールを飲んで話したんですね。あの出会いがあって、藤巻くんのフェスに呼んでもらうことになり、そのお返しとして、私の『感謝祭』に出演していただいた流れもありました。この歳になると、自分と人がつながることの大切さを実感するのと同時に、人と人とをつなげる役割を果たしている人って、いいなと思うようになったんですね。自分もそういう役割を果たせるようになりたいと思ったし、馬場さんにイベントで呼んでもらったおかげで、つながりが広がった経緯もあるし、あの時のお礼をしたいなって。馬場そうなんですね。声をかけていただいて、最初は“なんで僕なんだろう?”と思ったんですが、とてもうれしいですし、楽しみです。――2018年当日のセットリストを確認すると、「Diamonds(ダイアモンド)」「世界でいちばん熱い夏」「ハッピーマン」「M」と4曲で一緒にコラボしているんですね。馬場「ハッピーマン」では僕も少し歌わせてもらい、「M」はハモリをやらせていただきました。岸谷当日、リハをやっていたら、「『M』をハモっていいですか?」と馬場さんが言うので、「もちろんどうぞ」って、その場で決めて、一緒にやりました。馬場直前に負担をかけてしまって、申し訳なかったのですが。岸谷いえいえ、あの日は特別な準備もしていないのに、いろんなことがたくさんできちゃった、みたいなところはありましたよね。馬場狙っていたところはありました(笑)。でも僕がハモったことで。曲が台無しになったら、お客さんに怒られるじゃないですか。緊迫しながらも、そういう貴重な機会はなかなかないので、自分としてはチャレンジでもありました。――それぞれの音楽をどう感じていますか?岸谷馬場さんのCDを聴いて感じるのは、ミュージシャンとして、ここまで直球かというくらい、ストレートな人はそうはいないなということでした。私もハタから見たら、ストレートな人という印象があると思いますが、私は実はこっそり変化球を投げるタイプなんですね。馬場さんこそ、正面からまっすぐストレート直球だなぁって感じています。馬場もともとそういうキャラじゃないんですけど、そういうところがお客さんに響いて、自分としてもここをやるんだなって、決断の時期がありました。そう決めたら、どんどんその気になったというか。でも時には変化球も投げたいんですよ。――馬場さんは、ソロデビューする前には、バンドをやっていたんですよね。馬場そうです。岸谷バンド時代は変化球を投げなかったんですか?馬場バンド時代は変化球もやっていました。もともとメッセージ性のある曲はあまり作っていませんでした。アレンジも好きなようにやっていましたし、語りかける対象もいませんでしたし。少しずつお客さんが来てくれるようになり、メッセージ性のある曲も作るようになりました。――馬場さんは岸谷さんの音楽について、どう思っていますか?馬場まず、2018年に初めて一緒にステージに立たせていただいた時に、感慨深いものがありました。岸谷さんは、僕にとってはテレビで見ていた人なので、共演できて、“ついにここまで来たか”と(笑)。リハーサルも印象深かったです。スタジオに2、3時間来てくれて、その場を見事に仕切ってくれて(笑)。さすがだなと思いました。岸谷すみません(笑)。「ここは違う」とか、すぐに言っちゃうんですよ(笑)。馬場いや、初めて会ったメンバーに、適切に指示を出してくれてありがたかったです。風のように現れて、テキパキ指示を出し、風のように去っていき、かっこいいなあって。やはり場面場面で戦ってきたミュージシャンなんだなという印象を持ちました。ほんの数時間で、“テレビで見ていた人”から、“一緒に演奏する音楽仲間”みたいになって、本番がますます楽しみになり、「M」のコーラスを作ったんですよ。当日はもうひとり、広沢タダシという男性のシンガーソングライターがいて、男性で二声なので、あまり重くなるのもうっとうしいかもしれないと思いながら、でもこの日だけのバージョンでやりたいなって。岸谷そうやって考えてきてくれるのが、うれしかったですし、テンションが上がりました。せっかく出会ったんだから、どうせなら、観たことも聴いたことのないものをやるほうが楽しいですから。――「ハッピーマン」はどういう感じでやったんですか?馬場バンドでやって、僕が少しメインも歌わせてもらって。岸谷優しい声でね。馬場女性でロックでギターが炸裂して、というタイプの曲って、あまりないので、演奏していて楽しかったです。岸谷さんはロックのアイドルがいたんですか?岸谷いえ、私はもともとピアノをやっていたんですね。なので、クラシックも含めて、幅広くいろいろなジャンルの音楽を聴いていました。もちろんプリテンダーズも好きだったし、ブライアン・アダムスも追っかけちゃうくらい好きだったけど、80年代の多様な音楽がある時代の中で育ってきたので、広く浅くいろいろな音楽を聴いて育ってきました。馬場だから、あんなに幅広い曲を書けるんですね。岸谷あまりこだわりがないのかもしれません。当時の私たちの世代って、「ロックなの?ロックじゃないの?」みたいな垣根があったんじゃないですか。どっちかじゃなきゃいけないのかなって思っていました。「Diamonds(ダイアモンド)」や「世界でいちばん熱い夏」を作った時は、「ロックじゃないじゃん」って言われることもあって、“えっ?ロックじゃなきゃダメなの?”って(笑)。馬場バンドをやっていたころ、僕はイエローモンキーみたいになりたかったんですよ。でも、そういうキャラじゃなかったので、これは違うかなって(笑)。僕も岸谷さんと一緒で、いろんな音楽を聴いて育ってきました。『ザ・ベストテン』から始まって、洋楽、MTV、なんでも聴いていました。岸谷誕生日が1カ月しか違わないので、似たような音楽の環境だったと思うんですが、選び放題の時代でしたよね。日本のバンドだと、ゴダイゴやKODOMO BAND(旧表記は子供ばんど)が好きで、その後、RCサクセションが好きになりました。馬場ゴダイゴは僕も大好きでした。サザンオールスターズもRCサクセションも大好きで。KODOMO BANDは、追っかけみたいになっていました(笑)。岸谷あとは『ベストヒットUSA』で紹介された音楽を聴いたり。馬場僕も『ベストヒットUSA』、よく観ていました。――同級生ですし、聴いてきた音楽もかなり重なっていると言えそうですね。岸谷重なっていると思いますね。今回、名古屋でツーマンをやるスガさんも同級生で、同じ時代に育ってきて、共通する音楽も聴いてきているんですよ。それなのに、みんな、まったく違う音楽をやっているところがおもしろいですよね。――馬場さんのルーツには、フォークもありそうですよね。馬場僕は中学の頃はフォークでした。だから、バンドで挫折して、ひとりでやり始めてから、もともとフォークも好きだったことを思い出しました。それで、自分が感じたことを歌詞に書き、ギターを弾きながら歌うようになり、だんだん今の形に近づいたんですよ。岸谷私はフォークを通っていなくて。そこが馬場さんと違うところですね。中学のころはディープパープルやレインボー。リッチー・ブラックモアの夢を見ていましたから。私の原点にある“ジョンジョンジョン”というギターの音は、そこから来ていますね(笑)。馬場当時は、ギターヒーローがいて、ギターがかっこいい時代でしたよね。岸谷でも私は当時ギターは弾いていなかったんですよ。馬場いつからギターなんですか?岸谷私は16歳でデビューしたんですね、PRINCESS PRINCESSと同じメンバーで。その時はベースだったんですよ。でもバンド内でいろいろあり、“ギターを持っとけ、歌も歌え”ということになり、「えっ、私ですか?」という感じで、ギターも弾くようになりました。スタートはピアノで、学生のころはベース、ドラムも少しやって、ギターはバンドでデビューしてからですね。馬場最後がギターって、珍しいパターンですね。でも今思えば、全部やっていて良かったのではないですか?岸谷そうですね。楽器のこともいろいろわかるし、純粋に楽器が好きなんですよ。――馬場さんもバンドで活動したのちに、ソロデビューして、弾き語りもやっていますし、さまざまな形態で音楽をやってきたという点では、共通していますよね。馬場僕の場合は、好きな者同士が集まって勝手にバンドをやっていただけですから、岸谷さんとは状況が違いますよね。多くの人たちが関わる中バンドで活動するとなると、難しいことがたくさんあるんだろうなと思います。岸谷バンドって枠みたいなもので、その枠からはみ出したことはできないよ、みたいな制限のあるものだと思っています。馬場あっ、よくわかります。僕も、もともとバンドの音楽が好きで聴いてきているから、ライブをやる時はバンドだし、重視しているのはバンドサウンドなんですね。で、バンドの個性は何かと考えると、“そこにいる人でなんとかする”ってことだと思うんですよ。バンドは、これはできない、あれもできないという制限の中でやりくりするおもしろさがありますよね。「もがき」がいいというか。岸谷バンドでやっている時には、その制限がうっとうしく感じる時もあるんですけど、いざ、バンドをやめてソロになると、その枠がなくなるわけじゃないですか。自由にやれる状況になると、“あれっ?何をしたらいいんだっけ?”って、とまどってしまう時期がありました。あのサークルの中にいるのって、居心地が良かったんだなって(笑)。“隣の芝生は青い”じゃないけど、バンドを解散したことで、制約って素敵なものだったんだなと気づく瞬間がありました。馬場ひとりでやってると、好きな人を呼べますし、自由にできるんだけど、それだけに逆に、何がしたいのかがわからなくなることがありますよね。――ソロになって、自分の音楽にたどりつくまでは、どのような感じだったのですか?馬場いや、まだたどりついていないのかもしれません。今もずっと試行錯誤している感覚はあるんですよ。自分で曲を作っても、それがいいのかどうかも、よくわかりませんし。でも、ライブでやるうちに、だんだんわかってくるというか。これはまたやるべき曲だなとか、いい曲なのかなとか、力があるのかなとか、コンサートをやることで、お客さんというか、“場”が教えてくれるんですよ。それで、ライブをやることで、だんだん“こういうところが自分らしいんだな”って見つけていく感じですね。岸谷私の場合も、曲を作ってレコーディングした時に、“これはいいじゃん”と思っても、実際にライブでやってみると、しっくり来なくて、だんだんやらなくなってしまった曲もあって。音楽って、ライブでやってみないとわからないところがありますよね。紆余曲折いろいろなことをやってきて最近思うのは、制約があることの楽しさですね。とくに弾き語りは、究極の制約じゃないですか。ひとりしかいないから、ギター1本かピアノ1本か、頑張ってルーパーを使うかしか、やり方がない。その制約のある感じが、バンドみたいで楽しいなと思っています。制約があるから、私なんじゃないかな、それって自分にしかできないことなんじゃないかなって。馬場僕もそう思いますね。歳を重ねてきて、だんだん“どう思われてもいいか”みたいな境地になってきました(笑)。失敗してもいいというか。“取り繕って、良いとこだけを見せよう”という気持ちがなくなってきました。岸谷私は50歳になってから、女の子たちとバンドをやっていて、弾き語りとバンドを並行してやっているんですね。ひとりの時って、本当にかっこうをつけてないことがよくわかります。バンドの時はかっこをつけてるなって自分でも感じることがあります(笑)。どっちも楽しいんですが、バンドと弾き語りって、似たところがありますよね。私の中で一番違う感覚になるのがソロなんですよ。ソロでサポートメンバーに入ってもらうと、自分の居場所がよくわからなくなることがあります。バンドだと、みんなで責任を持つという意識がありますが、ソロでサポートメンバーが入っているときって、責任の持ち方が難しいんですよ。弾き語りはすべて自分の責任ですし、わかりやすい良さがありますよね。――馬場さんは、弾き語りについてどう思っていますか?馬場身軽にできますし、演奏しながら途中で変えたり、1小節伸ばしたり繰り返したり、自由度が高いので、気楽という言葉が合ってるかどうかわかりませんが、気楽に勝負できるところが好きです。岸谷気楽な部分と最高に緊迫する部分、両方ありますよね。馬場確かにそうですね。僕が人のコンサートを観にいく時って、その人のことを見ようとする傾向があります。どんな風にそこに存在しているのかに感動することが多いんですよ。だから自分のコンサートでも、“自分をさらけだして帰れたら成功なんだろうな”と思うようになってきました。――岸谷さんはアコギとピアノとを交互に演奏するスタイルの弾き語りですが、馬場さんはずっとアコギ1本でやっているのですか?馬場それがですね、今年からキーボードも弾き始めました。岸谷マジですか?いいこと聞いちゃった(笑)。馬場これまでは曲作りで弾くくらいだったので、運指も自己流なんですが、この歳になって、挑戦するところをお客さんに見せたくなりました。そうなると、あまり変なことはできないので、練習して、前のツアーでは3分の1ぐらいキーボードでやりました。でもまだまだなんですよ。僕もそうですが、きっとお客さんも“ギターでやればいいのに”って思っていますね(笑)。ピアノ向きの曲もあるじゃないですか。過去のコンサートではそういう曲は、はずしていました。でもやりやすい曲ばかりをやっていると、似た傾向の曲ばかりになってしまうので、キーボードの合う曲をキーボードで演奏する挑戦をしています。岸谷決めた!ツーマンでは一緒にピアノを弾きましょう(笑)。馬場ただ、僕はトランスポーズ(移調機能)で弾いていて、CとGとDしか弾けないんですよ。夏から弾き語りのツアーもやるので、今練習中ですが、やれることは限られています。岸谷連弾しましょう(笑)。今、馬場さんとお話していて、アイデアがどんどん湧いてきました(笑)。コラボって、その日だけのチャームポイントがないとダメだなと思っていたのですが、今日そこがしっかり見えました(笑)。馬場楽しそうですね。でもできるかな。岸谷安心してください。馬場さんが練習してできるようになったピアノの弾き語りの音源をもらって、それにアレンジをつけるので、弾き方を変えなくても大丈夫です。馬場ありがとうございます(笑)。「ここを変えて」と言われても、おそらく対応はできませんが、頑張ります。――馬場さんは、キーボードの弾き語りをやってみて、気づいたこことはありますか?馬場ギターの弾き語りとはかなり感覚が違いますね。ギターの弾き語りはお客さんのほうを向いて歌いますが、キーボードは横を向いて歌うことが多いじゃないですか。ステージにいる気分が違う気がします。――岸谷さんは、ピアノの弾き語りとギターの弾き語りの違いをどう感じていますか?岸谷私は馬場さんとは逆で、ピアノよりもギターの方が下手だったんですね。だから最初は、ギターの割合が少なかったんですよ。で、ある時気づいたのは、“ギターの弾き語りに説得力があるのは前を向いているからだな”ということでした。そう気づいてからは、ギターをもうちょっと弾けるようになりたいと思って練習して、今はギターもピアノと同じ割合で弾き語りするようになりました。馬場ピアノは鏡に向かって弾いているような気分になることがありますね。懺悔しつつ演奏しているみたいな(笑)。椅子の高さとか、マイクスタンドの位置とか、今研究しているところです。岸谷確かにピアノって、ちょっとしたことでしっくりこないこともありますね。ギターはその点、“だいたいでいいよ”って感じだし、マイクも歌いながらいじっちゃうし。――それぞれの曲作りの方法についても、うかがいたいのですが。岸谷さんは、先に曲を書くとおっしゃってましたよね。岸谷そうですね。馬場さんは先に歌詞を書いているんですか?馬場歌詞が先の時もありますが、歌詞と曲を一緒に作ることが多いですね。歌詞とメロディーでハマったフレーズが1個でてきたら、そこから広げていくやり方です。歌詞が多い曲は、歌詞から書いていきます。自分なりに歌詞が気に入って、感動がある時には、曲ができるのが待ちきれないんですよ。早くゴールしたいから、曲は歌えればいいみたいな感じになることもあります。岸谷私は逆で、歌詞は全部「ラララ」でいいかなって思うことがあるくらいですね(笑)。いつも歌詞を書くのに苦労しています。――馬場さんは、歌詞がでてこないことはありますか?馬場曲と詞が同時に出てくる時は、わりとすんなりいくことが多いですが、歌詞が残ってしまって、ゴールにたどり着かず、何年もさまよってしまうこともあります(笑)。――さまよってしまった時はどうするんですか?馬場曲作りでいうと、コロナ禍になってから、『マンスリーミュージックショー』というのをやったんですよ。毎月新曲を1曲作ってCDにして届けるという企画。ストックなしのガチ企画で、10カ月連続でやりました。でも最後のほうは本当につらくて、後悔しました(笑)。岸谷連絡をくれたら、曲を作ったのに(笑)。馬場いや、そんなことをしてもらったら、申し訳ないですよ(笑)。その企画を2021年にやって、やりきったら消耗してしまって、それからは作っていません。それはきっと新しい気分になったからだと思います。“あと何年くらいできるかな”とか、“どういう曲を作るのがいいんだろう”とか、いろいろ考え始めてしまったんですよ。それで、これは少し時間をおいて作ったほうがいいのかなという結論に達しました。岸谷私は書く気にならない時は、まったく書かないですね。その気ゼロみたいなことはよくあります。サウンドやアレンジで頭がいっぱいになる時は、興味のすべてがそちらに向いてしまうんですよ。今も曲作りモードというよりは、ライブモードですね。馬場僕も岸谷さんと一緒で、今はライブモードだと思います。岸谷書きたい時が書く時だし、書きたくない時は書く時じゃないんだろうって思います。若い時って、頭の中の引き出しの中はパンパンで、いくらでも書けたんですが、長くやってくると、頭の中や胸の中の引き出しというは、満タンの状態ではなくなるんですよ。“あの音楽のあの演奏が最高”とか、ときめきを感じた時に、少しずつたまっていくものだろうなって感じています。だから、無理して急いで作る必要はないし、満を持して、“今これを聴いてほしいよ”という時に作って発表することを大事にしたいです。馬場僕も同じように思っています。本当にいいものをいいタイミングで出せたらと考えています。――ツーマンという形態については、どう感じていますか?馬場コラボレーションって、自分が作ったのではない曲を歌う楽しさがありますよね。自分の体に入っていない曲だと、ここの節はこうなっているんだなって、歌うことで、気がつくことがあるんですよ。PRINCESS PRINCESSの曲は入っているので、そうはならないかな(笑)。でも、実際に自分が歌ってみることで、発見することはありますよね。力のある曲って、実際に人前で歌ってみることで、そのパワーを実感できるものなので。そういう発見が次につながることがありますね。岸谷実際に歌ってみて、わかることって、ありますよね。――連弾の話もでましたが、コラボレーションで、ほかに考えていることはありますか?馬場実は岸谷さんとコラボレーションしたい曲を考えてきたんですよ。僕が20代の頃に見ていたテレビドラマで『ダブル・キッチン』というのがあって、そのドラマの主題歌がPRINCESS PRINCESSの「だからハニー」で、大好きだったんですよ。この曲を一緒にやらせていただけないかなって。岸谷ぜひぜひ。「これがやりたい」と言ってもらえると、うれしいですし、コラボって、“なぜこれをやるのか?”の理由があったほうがおもしろいですよね。馬場『ダブル・キッチン』は、ほのぼのするホームドラマなんですが、「だからハニー」の“トゥルルルッツ”というところで、胸がいっぱいになるんですよ(笑)。一緒にやれるのは、うれしいですし、ハモらせてもらえると最高ですね。岸谷いいですね。私は馬場さんの「ボーイズ・オン・ザ・ラン」もいいかなと思っています。馬場「ボーイズ・オン・ザ・ラン」はいろんな人とやらせてもらう機会のある曲なんですが、女性とはやったことがないです。岸谷私が“ボーイズ”に参加するのもおもしろいですよね。実はこの曲とどっちがいいかなって、迷っている曲があって、「人生という名の列車」なんですよ。「昭和四十二年」という歌詞があって、生まれ年も一緒だし、同級生ならではのコラボができそうかな、でも9分やるのかなとか(笑)。馬場今、バンドでツアーを回っていて、「人生という名の列車」もやっているんですが、長いので大変なんですよ。岸谷やるならば、いろいろ工夫する必要があるかもしれないですね。――貴重なコラボレーションになるのは、間違いなさそうです。岸谷ピアノとギターとが使えるから、ピアノピアノもあれば、ピアノギターもありますよね。ギターギターの組み合わせもあるし、途中で楽器を変えるやり方もあるし、どんどんアイデアが湧いてきますね(笑)。馬場さんがピアノを弾いている横に行って、「ちょっとどいてよ」って、代わりに私がピアノを弾いて、馬場さんがギターを弾き始めるとかね。馬場おもしろそうですね。岸谷同級生同士だし、小学校の男女のノリで(笑)。今日、話をしていて、“馬場さんと同級生だな”という感じがしました。当日、ライブを観に来る人にも、そういうところも含めて、楽しさが伝わったらいいですね。じゃあ、「馬場くんと岸谷くん」でいきましょうか(笑)。同級生って、呼び捨てかな。でもさすがに、馬場さんを呼び捨てにはできないから。なんて呼びます?馬場「香ちゃんと馬場くん」ですかね(笑)。――クラスメートっぽいですね。ツーマンの魅力満載のステージになりそうです。馬場ツーマンって、ステージ上の出会いもありますが、お客さん同士の出会いもあるだろうし、初めてステージを観る出会いもあるだろうし、岸谷さんとのツーマンライブも、出会いにあふれる一日にできたらいいですね。岸谷2018年の豊中のイベントに参加した時も、馬場さんのファンの方々から、温かい拍手をいっぱいいただいたんですね。あの時に私がもらったように、新しい音楽との出会いや新しいファン同士の出会いを、馬場さんのファンの方にもお返しできたらと思っています。これまで聴いたことのない馬場さんの連弾など、馬場さんのファンの人も喜んでくれることを用意したいです。――観に来る方にメッセージをいただけますか?岸谷今日の対談でいろいろなことが見えてきました。ツーマンライブの企画がこんなに進展する取材もそうはないと思うんですが、多分、多分ファンの方々が想像される、100倍くらいおもしろいステージができるんじゃないでしょうか。今回のツーマン、ゲストが3人いらっしゃるんですけど、それぞれまったく違う3日間になると思います。馬場さんとのツーマンも想像を絶するような楽しい日にしますので、楽しみにしていてください。馬場公演ごとに違うゲストを迎えてコラボをするという今回の企画、自分でやるとしたら相当なチャレンジなんですよ。気持ちの面でも勇気が必要だろうし、企画を聞いた時に、岸谷さんほどのキャリアを持っている方が、こうやって新しいことをやるのは、すごいなあと思いました。年齢も同じなので、余計にそう感じました。チャレンジしている姿がかっこいいですし、その企画に呼んでもらってうれしいです。いいライブにして、お客さんにも大いに楽しんでもらって、“音楽ってやっぱりいいな”という気持ちを持って帰ってもらえるよう頑張ります。ピアノも練習します(笑)。Text:長谷川誠Photo:吉田圭子<ライブ情報>岸谷香プレミアム弾き語り2マンライブ ~ふたりぼっちの大パーティー!!~6月9日(金) 愛知・名古屋ダイアモンドホール開場18:15 / 開演19:00出演:岸谷香/スガ シカオチケット発売中()※予定枚数に達し次第受付終了6月11日(日) 大阪・BIGCAT開場16:15 / 開演17:00出演:岸谷香/馬場俊英※5/29(月)18:00より若干数の追加販売決定!!!(先着販売)申し込みはこちら()※予定枚数に達し次第受付終了6月18日(日) 東京・日本橋三井ホール開場16:15 / 開演17:00出演:岸谷香/miwaチケット発売中()※予定枚数に達し次第受付終了チケット料金:全席指定7,000円(税込)※ドリンク代別途必要関連リンク岸谷香 公式サイト:( )馬場俊英 公式サイト:
2023年05月29日「練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン」の紫陽花やハーブガーデンが、2023年5月末頃より見ごろを迎える。「練馬区立 四季の香ローズガーデン」1,300株以上の紫陽花が開花それぞれテーマの異なる2つのローズガーデンとハーブガーデンを中心に、季節の移ろいに合わせて咲く花々を展示している「練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン」。初夏の園内には、山紫陽花を中心に1,300株以上の紫陽花が開花。様々な色彩や花形の紫陽花が、この季節ならではの風情ある一景を見せてくれる。また、その甘く華やかな香りで人気のユリも各所に開花。白やピンクなど様々な色で咲くユリは、品種により開花時期が異なるため、様々な色彩や香りを長い期間に渡って楽しめるという。ハーブガーデンも見頃に紫陽花の開花と合わせて、180品種以上のハーブが楽しめるハーブガーデンも最盛期となる。様々な料理を引き立てるハーブが咲く「キッチンガーデン」、ハーブティーに最適なハーブに焦点を当てた「ティーガーデン」、ポプリなリース、ハーブ染めなどに用いられるハーブを集めた「ポプリガーデン」の3つのガーデンに、個性豊かなハーブが咲く。開催概要「練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン」紫陽花・ハーブシーズン見頃:2023年5月末頃場所:練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン(東京都練馬区光が丘 5-2-6)開園時間:9:00〜17:00休園日:毎週火曜日(火曜日が祝休日にあたる場合、その直後の祝休日でない日)および年末年始(12月29日~1月3日)入園料:無料
2023年05月26日岸谷香にとって初となる弾き語り形式のツーマンツアー『ふたりぼっちの大パーティー』の6月9日の名古屋公演の対バンゲストは、スガ シカオである。2022年にスガがナビゲーターを務めていたラジオ番組『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』に、岸谷がゲストとして出演した経緯もあり、今回の共演が実現した。それぞれ表現している音楽のタイプは異なるが、共通点は少なくない。同級生であり、幼少期からの生活圏も近く、同じ時代を同じ風土で育ってきたのだ。また、弾き語りからバンドスタイルまで、幅広い形態で音楽活動を展開している点も共通する。今回の共演からマニアックなコード進行の話まで、このふたりならではの興味深い対談となった。――岸谷さんが弾き語りツーマンライブの開催を決めた経緯と、スガさんを誘った理由を教えてください。岸谷私は16歳の時からPRINCESS PRINCESSで、いろいろな種類のライブをやってきたので、“やり尽くした”的なところがあったんですね。でも近年は、さまざまなフェスが開催されるようになってきたじゃないですか。私がバンドで活動していたころは、現在のような形のフェスはなく、その後、10年ほど子育てで音楽活動をお休みしていたので、浦島太郎状態だったんですね。スガ浦島太郎(笑)。岸谷近年はそうしたフェスにも呼ばれるようになり、人とコラボするおもしろさを知り、50歳の誕生日を迎えた時に、呼ばれるばかりではなくて、一緒にやりたいと思っている人をお呼びして、イベントをやりたいという欲が出てきたんですよ。世の中にはツーマンという形態があることを聞きつけ(笑)、興味が芽生え、私が一緒にやりたいと思う人とやりたいという気持ちが強くなりました。スガさんのラジオ番組に出演させていただき、話も合いそうだし、聴いてきた音楽も合いそうだし、でもやってる音楽は大きく違うところがおもしろいな、一緒にやってみたいな、スガ シカオワールドに足を踏み入れたいなと思い、声をかけさせていただきました。そうしたら、一緒にやってくださるとのことで、感謝です。スガいやいや、こちらこそ感謝ですよ。僕はもうここ10年くらい、アコースティックツーマンは死ぬほどやっているんですよ。年10本以上はやっているかな。岸谷えっ、スガさん主催で?スガいや、僕は1本もツーマンを主催したことはないです。単独での弾き語りツアーを、年15本くらいやっているので、自分主催ではやってませんが、アコースティックツーマンだと、気軽にできますし、特別なことをやる感はあまりなく、年中やっています。おもしろいなと思う人や知り合いから声がかかったら、ジャンルが違ってもまったく問題なくOKという。自分にとって、弾き語りはライフワークみたいになっているので、持ち技や持ち曲も日々開拓しています。なので、今回もお話をいただいて、即乗りでした(笑)。岸谷ありがとうございます。スガ僕はシンガーソングライターなんで、バンドで動くとなると、サポートのメンバーを呼んでこなきゃいけないので、スケジュールも含めて大変なんですよ。その分アコースティックは僕ひとりだから、すぐ行けますしね。岸谷さんとのツーマン、楽しみです。僕が知っている女性アーティストって、結婚されてお子さんができて、休みに入って、音楽への情熱がなくなっていく方が結構いらっしゃるんですね。もったいないなって、いつも思っているんですが、岸谷さんはずっと情熱的で。話をしていても、新しい音楽も聴いているし、新しい音楽へのトライもされていて、その姿勢もリスペクトですよね。自分のやりたい音楽を見つけてやり続けているのは、素晴らしいなと思っています。岸谷そう言っていただけると、うれしいですね。でも一時期、音楽への情熱がまったくなくなったんですよ。子供生まれて10年くらいは、「私って、音楽やってたんだっけ?」という感じになっちゃったんですね。でも、そのタイミングで、PRINCESS PRINCESSの再結成があり、しかも自分のために始めたことでもなく(東日本大震災の復興支援が目的)、予定もしていなかったことだったので、無欲で音楽と向き合えたんですね。あの時は、その先でまた音楽をやろうと思っていませんでした。私たちにできることは再結成だ、どうやらそれによって、たくさんの人たちが、“よし頑張るぞ”という気持ちになってくれるようだ、だったらやるしかないという感じだったんですよ。再結成の活動が2012年12月31日の紅白出場まで続いて。翌年(2013年)の1月1日からすっかりお母さんに戻ったんですが、ふと、去年はなんか楽しかったな、いっぱい笑ってたなって思っちゃったんですよ。スガああっ!それで音楽に戻されちゃったんですね(笑)。岸谷そう!どうやら私は音楽をやっていて、相当楽しかったんだなって、気がついちゃったんですよ。なので、子供たちのことが落ち着いたら、またやろうかなってぼちぼち始めて、今に至ったという。多分、この計画性のなさが良かったんじゃないかと思います。情熱をキープしようとすると、大変だから。スガ無理しないのが良かったですかね。岸谷そうそう。音楽に切迫したものを感じてなかったから、再び、情熱を燃やせたのかなと思います。辛かったことが一個もないうちに、さっさと辞めちゃったし(笑)。スガそこにこだわってないところが、すごいですね。思い切りがいいというか、潔いというか。岸谷生きていくために音楽をやるのではなくて、好きで音楽をやっていて、結婚して、子供が生まれたら、そっちのほうが大変じゃないかってことになったので。スガなるほどねぇ。岸谷おかげで音楽の世界に戻ってきたら、“え、世の中ってこんななってんの?”みたいな(笑)。驚きましたけど、だから新鮮な気持ちでやれているんだと思います。――スガさんは、音楽への情熱に関しては、いかがですか?インディーズでの活動期間があったり、“HITORI SUGAR”ということで弾き語りツアーをやったり、自らのスタイルを刷新しながらアグレッシヴな音楽活動を展開しているという印象を受けます。スガ僕は人生の立ち位置みたいなものが、あまり変わっていないから、そのまま来ている感じがしますね。外から見ると、アグレッシヴで挑戦的に見えるかもしれないんですけど、同じところにいられないからなんですよ。同じところで安定してると嫌になっちゃうんですね。岸谷私もそこは同じかもしれない。飽きやすい(笑)。スガそう、飽きちゃうし、つまんなくなっちゃうんですよ。違う場所に行きたくなるから、結果的にそれが挑戦してるように見えるんだけど、新しいことを開拓するぞとか、そこまでの意気込みがあるわけではないんですね(笑)。岸谷私は、今回一緒にツーマンができるってことで、スガさんの曲を毎日聴いているんですよ。スガあっ、なんか、すみません(笑)。岸谷すると、いろいろ発見があって。このコード、どうなっているんだろうって、鍵盤を持ってきて、確かめたり。夢の中でも、あのコードはどうなっているんだろうって考えちゃうくらい(笑)。それで出した結論が、“こんなイカした同級生はいないよ”ってことでした(笑)。スガいやいや、そんなことはないですよ(笑)。岸谷曲、歌詞、音、なにもかも並べてみた時に、こんなことをやれる同級生はいないなって。本当にシビれます。どんな子供だったら、こんな大人になるんだろうって。スガいやぁ、びっくりするぐらい普通で(笑)。岸谷渋谷区の普通の子供?スガ飛び抜けたエピソードも何にもないですよ。成績も良くもなく、悪くもなく、別に音楽の成績も良くもなく、悪くもなく。尖ったところも出っ張ったところもない人間です(笑)。岸谷曲はどうして書き始めたんですか?スガバンドはやっていたんですが、ギタリストだったんで、別に曲を作るとか、歌うとかってこともなく。友達の結婚式で歌わなきゃならないんで、まともな曲作ろうよってことで、作ったことはあったけど、それ以外はロクに作ったこともなかったんですよ。歌詞も全然書けなくて。ずっとバンド関連の友達に歌詞を書いてもらっていたんですが、24歳ぐらいの時に、そいつに「曲を書くのは嫌だ」って言われたんで、自分で書くようになったんですが、それまで全然書けなかったし、歌詞もまったくダメで。岸谷わからないものですね。歌詞の人なんじゃないかなと思って聴いてました。単語の選び方のセンスもとても好きですし、かっこいいなあって。スガいやいや、当時、すでにPRINCESS PRINCESSはヒット曲をガンガン飛ばして、テレビや雑誌に出まくっていたわけでしょう。僕が22歳の頃はまったく歌詞を書いていなくて、「プリプリの中で誰が好き?」とか、友達と話している頃ですよ(笑)。――同級生だから、計算がわかりやすいですね。スガみんなが知っている存在でしたからね。その人とツーマンをやることになるなんて、当時は想像もつかないですよね。――その当時、スガさんはどんなバンドをやっていたんですか?やはり、プリンスやスライ&ザ・ファミリー・ストーンに通じるような音楽をやっていたんですか?スガいや、もっとコミックバンドみたいなファンクバンドでした。バカばっかり集まって(笑)。岸谷同じ時代を同じように生きてきて、今こんな違う音楽をやってるっていうのが本当におもしろいですね。マニアックなことを聞いていいですか?コード進行もおもしろくて。曲はギターで作っているんですか?スガいや、楽器は使わないです。岸谷あっ、そうなんだ。スガ楽器を使うと、手癖が出て、同じ曲になっちゃうから。岸谷なるほど。スガさんの曲をコピーしていると、ピアノだったら、絶対にこういかないなってところがたくさんあるの。だから、どういう発想でこうなったのかなって。スガ高校生の時にギターが上手くなりたくて、スクールに通ったんですね。でも入るスクールを間違えちゃって、松本英彦のジャズ・スクールで(笑)。訳もわからず、ジャズのコードだけを練習させられてたんですね(笑)。なので、そのコードトーンがずっと頭の中に鳴っているという。岸谷なるほどね。♭13(フラット・サーティーンス)が結構出てくるのは、そのせいなんですね。スガそうなんですよ。ジャズでは♭13って、最初に覚えさせられますから。高校1年生の時にそのコードをガンガン叩き込まれたので、多分そこに基づいたメロディが出てくるのだと思います。岸谷だからピアノで弾こうとすると、3度音程はメジャーとマイナーのどっちも合わないので、どっちを弾いたらいいのって、困ってしまうんですね。スガ3度音程、ギタリストは弾きたくないんですよ。岸谷3度弾くと、説明が多くなりすぎて、ダサくなることがありますよね。スガそうそう!(笑)だから常に3度は抜くし、そうすると、ソロも取りやすくなるという。3度を抜いて、テンションコードを加えるのが、習性になっています。まさか、♭13の話になるとは思いませんでした。丁寧に聴いていただき、ありがとうございます。岸谷スガさんの曲を聴いていて、楽しくなっちゃって、2曲ぐらい、スガさんと一緒にやりたい曲があって。ピアノできちんと弾くと、どうしてもおかしい感じになる曲があるので、スガさんと一緒にやる時だけ、ウーリッツァを登場させようかなと考えています。3オクターブとちょっとしかない小さいウーリッツァを持っているので、持ち運びもできるし、ちょっと不自由な中でやるのもおもしろいかなって。スガいやぁ、よくわかってらっしゃる!(笑)ピアノでやると、ピアノの世界になっちゃうけど、ウーリッツァでやると、ブラックミュージックの世界になりますもんね。岸谷あくまでもアイディアの段階なので、実現するかどうかはわかりませんけど。挫折したら、ごめんなさいってことで。――スガさんは、岸谷さんの曲を聴いて、感じたことはありますか?スガこんな声はいないなってことですね。今の日本のJ-POPって、“声の時代”だと思っています。声色の個性や歌の上手など、声にまつわることが中心になって回っているなって。そういう意味でも、この声はすごいなと思います。問答無用で聴く人を元気にさせる声なんですよ。岸谷押しが強いっていう言い方もありますね(笑)。スガそういう言い方もありますが(笑)、バンドの中では、繊細な声だと負けちゃうから、やっぱりバンド出身の人なんだなって改めて思ったし、その声が活きる曲を作っていますよね。岸谷私は、音楽の中で興味を持ったのは、歌ではなくて、楽器が先だったんですよ。歌が最後で、「えっ?私が歌うの?」みたいな(笑)。だから歌の上手さにも無頓着で、“自分の歌とは何ぞや”みたいなことも考えたこともなくて。ただ、“自分の曲を歌うのは自分しかいないな。他の人に歌ってもらうのはなんか違うな”みたいな感じで、自分の歌を確立していったので、自分の曲がこういう歌手にさせているのかもしれません。自分の歌を歌うためだけに歌を始めたので、歌手としては全然ダメだなって思っています。スガいや、すごい声だと思うけどなぁ。岸谷それを言うなら、スガさんの声でしょ。スガ僕の声はバンドの中では、みんながサポートしてくれないと、存在できない声なんですよ。エレキギターと同じ音質なので、混じってしまうと、前に出ない声。アコースティックだと楽なんだけど、バンドでやる時は、アレンジをしっかり考えないと、潰されます。だから、太くてパンチ力のある声は憧れですよ。でもパワフルな声の持ち主って、みんな、僕の声が「いい」って言うんですけどね。岸谷“隣の芝生は青い”から、違う者同士でそう感じることはあると思いますね。――話は戻ってしまいますが、スガさんは、歌詞を書けるようになったきっかけはありますか?スガいや、ずっと箸にも棒にもならなかったんですが、デビューが近くなってから、だんだん曲が書けるようになってきたんですよ。だって、デビューの時は7曲しかありませんでした。岸谷え、それって、すごいですね。スガそう。しかも1曲を作るのにとても時間がかかって、困ったもんだなってところからのスタートでした。アレンジも自分でやっていたので、曲を作るのが大変すぎて、歌詞なんかどうでもよくて、歌入れの前の日にバーッと書いて、終わりみたいな感じでした。でも、デビューして、だんだん歌詞が評価されるようになってきて、“オレって、歌詞が結構書けるのかな?”みたいな(笑)。気がついたら、なぜか書けるようになっていたという感じです。岸谷天職ということで、導かれてきたんですかね。普通は、みんな、“成功するまでは田舎に帰らないぞ”って覚悟を決めて、頑張ってきて、成果が出るじゃないですか。スガいや、頑張ることは頑張っていましたよ(笑)。岸谷計画どおりの人生という感じではないですよね。スガそれはそうですね。30歳までどこにも引っかかってなかったら、普通は音楽、やめますもんね(笑)。岸谷スガさんのデビューが1997年ということは、PRINCESS PRINCESSの解散と入れ替わりですよね。スガ僕はかなり遅いデビューですよね。岸谷でもそのあと、すぐに世の中で知られていたでしょ。「夜空ノムコウ」がスガさんの曲だって、知ってたもん。スガ「夜空ノムコウ」が1998年なんで、デビュー直後ですからね。岸谷デビューしてすぐに大ヒットしたイメージがありますよ。スガデビューしてからはそうですけど、デビューまでが遅かったですね。30歳ですし、デビューの1年前なんて、何もなかったですよ。契約もないし、事務所もないし、職もない(笑)。だから突然変わったんですよね。でもデビューのタイミングで、才能が開花してくれて、良かったですよ。岸谷早けりゃいいってもんじゃないから、人それぞれに開花のタイミングがあるんじゃないですか。スガでも同年代でも、若い頃からカリスマのようになった人もいますし、当時は、“同じように音楽をやっているのに、一体オレは何をやっているんだろう”って、大層うらやんだもんですよ。――でも開花の早さよりも、今も活動し続けていることのほうがはるかにすごいことですよね。才能はもちろん、努力し続けるすごさもあるのではないですか?スガ好きなことをやっているわけで、努力という言葉は、あまり使いたくなくて。ただ、才能という言葉だけで片付けるのも、違う気もしますし。ただ、岸谷さんを見ていて思うのは、やっぱり才能のすごさですよ。「戻ってみようかな」って思ったからって、普通だったら、再び曲を書けないですよ。岸谷それはモードってことだと思います。お母さんモードになっている時は、1曲どころか1小節も出てきませんでしたから。そのころは、“私は生き物として変わったんだろうな”と思っていたんですよ。“昔はどうやって曲を書いていたんだろう?細胞が違うんだろうな。だったら一生おかあさんでいいや”って。でもPRINCESS PRINCESSで音楽活動をすると決めて、1年半くらい準備している期間に、だんだん昔の細胞に戻ってきて、音楽って楽しいというモードに戻れたんだと思います。私はデビューから数えると、来年で40周年くらいなんですけど、実際の活動期間でいうと、10年くらい休んでいるので、30年くらいの感覚なんですよ。そこも大きいかもしれません。充電期間がある分だけ、ずっとやっている人よりは、飛び上がる力が残っているのかなと(笑)。――その10年を考えると、同級生で、なおかつお互いにデビューから30年くらい活動しているということでは、岸谷さんとスガさんの活動期間、帳尻が合っているかもしれませんね。スガ全然合ってないですよ(笑)。――ここまでの道筋は違うものの、同級生のおふたりが弾き語りのツーマンで共演するのは、興味深いことです。それぞれ弾き語りについて思うことをうかがいたいのですが。岸谷スガさんがそもそもギタリストだったっていう話を聞いて、ものすごくビビってます。早く家に帰って練習しなきゃって(笑)。――スガさんは、エフェクターやルーパーも駆使して、スラム奏法も使って、工夫しながら弾き語りをやられていますよね。スガ僕は鍵盤ができないので、アコギ1本でやるしかないですから。でも普通に2時間やると、お客さんが飽きちゃうんですよ。岸谷前にもスガさんはそうおっしゃってましたけど、絶対にそんなことはないと思いますよ。でも、思っちゃうんですよね、“聴いている人、飽きちゃうんじゃないかな”って。スガ1時間くらいだといいんだけど、2時間、ポロンポロンだけだと飽きちゃうから、いろいろ手を変え品を変え(笑)。本当は楽器も替えたいところなんですが、ギター以外はできないので、リズムを出したり、いろいろ催し物をやったりして、飽きさせないようにしているだけで。本当は、2時間ギターだけのシンプルな弾き語りを目指したいんです。岸谷私もまったく同じことを感じています。みんなが飽きるんじゃないかということもあるし、自分も同じことばかり続けるのが苦手ということもありますね。私も手を変え品を変えたいタイプなんですよ。でもレディ・ガガやテイラー・スウィフトやルーファス・ウェインライトも、弾き語りでそんなに大したことをやっているわけじゃないですよね。だから、もしかしたら弾き語りって、ちょっと考え方が違うのかなと思うこともあります。その人がそこでやってりゃいい、みたいところに立ち戻るのもありなのかなって。スガなるほどね。存在して、歌を歌ってること自体が弾き語りみたいな。岸谷本当はそれで成立するのかなと思ったり。スガオレの場合は、マインド的にそこには行けないと思う。そういう人たちはきっと、“お客さんが飽きないかな?”とか、考えないですよね。岸谷確かに。私の場合は、自分がつまらなくなるのが大きいと思います。1番と2番でもアレンジを変えたくなりますから。スガさんの曲だと、グルーヴがほしくなるんじゃないですか?スガでも、アコギだけだとグルーヴが出ないんですよ。だから諦めて、テンポをゆっくりにしてやったりしています。自分で弾き語り全国ツアーを回る時は、オープニングアクトとして、地元の弾き語りやってるアーティストに2、3曲やってもらっているので、なんだかんだ80組くらい見てきてるんですよ。そうすると、カラオケを出して、ギターを弾きながら歌っている人が多くて。岸谷えっ?弾き語りで?スガそう。それって弾き語りじゃないんじゃないかと思うんですが、若いヤツらは、そういう感覚なんですよ。「トラック、出します」みたいな。トラックという時点で、すでに昔とは感覚が違うんだなと感じます。弾き語りの幅がますます広くなっているというか。何でもありの総合格闘技みたいになってきてる感じがします。オーソドックスなギターだけの人もいますが、2曲オーソドックスにやって、「最後に新曲を」と言って、CDかけて、バッキングトラックをフルオケで出して歌ったり。そういうものなんだな、今という感じがするなあって。で、そういうやり方を目の当たりにして、がっつりトラックを出して、歌ったこともあるんですが、そうすると、弾き語り感がまったくなくて。岸谷それはないでしょ。スガそう、ないんですよ。“オレが演奏してオレが歌う”みたいな感じがないので、最近は自分以外の音はどんどん外していく傾向があって、かなりシンプルに戻しました。岸谷私もシンプルになってきましたね。以前は、“ここでコーラスがほしい”と思って、ルーパーでコーラスを重ねたり。スガやったやった(笑)。岸谷サービス精神があるから、いろいろやってきて、ベースで弾き語りをやったこともありました。ピアノでアルペジオを1個弾いて、ずっと流したこともあります。だけど、ピアノはライン楽器じゃないから、重ねるごとに音質が悪くなっていくので、これはダメだなって。最終的に10本の指でできることだけ、弾けばいいっていう風に、一周回って今戻ってきています。スガ僕は結構ルーパーは使ってますけどね。岸谷私もルーパーは使いますけどね。友達のミュージシャンを見ていると、ルーパーの使い方もいろいろなんだなって、発見がありますね。私はルーパーでリズムは出さないんですよ。メロディ楽器の助っ人として使って、本来のバッキングは自分でやってます。バッキングをルーパーに入れて、上物を自分でやっている人も多いですよね。スガ僕はそのパターンが多いですね。あと、サウンドコラージュみたいなこともやっています。どのコードにも合わないようなフワ~ッとした音をずっと流している上で、弾き語りすると、景色ができるんですよ。岸谷ええっ、見たい!スガで、一番いいところでバーンと切って、現実に戻すみたいな使い方をしていますね。――ひとりで観客と向き合っているという、弾き語りのマインド的な部分で、思うことはありますか?スガ自分だけの長い長い弾き語りのツアーだと、自分がどこにいるのかわからなくなることはありますね。というのは、ライブハウスの景色って、そんなに変わらないから。演奏する曲もほぼ一緒だし。自分で自分のパフォーマンスに飽きることもあるんですが、今回のツーマンは、1回だけですし、お互いのお客さんが入り乱れているだろうから、“いいところも見せないとマズいな!”という緊張感もあるし、マインド的な懸念はないですね。岸谷私は楽器を持って、一緒にステージに立てることがとてもうれしくて。“神様、私に楽器を与えてくれてありがとうございます”って心から思いますね。というのは、楽器をやらない人には、この楽しさがわからないだろうから。かつて、“ギターもピアノもなぜ思うように弾けないんだろう”ってイラっとすることが多かったんですが、最近やっと、“できないことはたくさんあるけれど、人と一緒にやるのは、なんておもしろいんだろう”という域に来たんですよ。スガセッションの楽しさですね。岸谷そう。スガ シカオワールドがあまりにもすごすぎちゃって、私には絶対に書けない曲を一緒にできるのが、楽しみすぎます。スガそれはこっちのセリフですよ(笑)。岸谷いえいえ。だから今は、もし自分がこの曲を書いていたとしたら、どう演奏するのかなって考えながら、一生懸命コピーして練習してます。私、スガさんの曲でやりたいのが、いくつかあるんですよ。スガどの曲ですか?岸谷「アシンメトリー」とか。スガまた、難しい曲にいきますね(笑)。岸谷だってあの曲、すっごい好きなんだもん。コード進行もかっこいいし。スガそんなこと、ないですよ(笑)。岸谷いや、だから一生の記念に一緒にプレイさせていただきたいんです。ひとりでやる予定でした?スガ全然OKですよ。いつもやっているので。キーは大丈夫ですか?岸谷歌はもちろん、スガさんに歌ってもらうんですよ。ハモったりはするけど。私が今思っているのは、スガさんがひとりで弾き語りしている音源をいただいて、それに私が勝手にアレンジして乗っかるというやり方。「私は横からお邪魔しますね」というやり方を取りたいなって。スガなるほどなるほど。いいですね。セッションっぽいですね。楽しみです。岸谷でもスガさんがPRINCESS PRINCESSの曲をやるイメージはわかないですね。スガ確かに。オレが歌うイメージ、まったく湧かないですね(笑)。どうしたもんか。岸谷私はあと、「Progress」もやりたいなと思っていて。あの曲だったら、ピアノもいけるかなと。スガ確かにピアノもありですね。岸谷今回は生ピアノのある会場を選んでいるので、あとは、アコギとウーリッツァを持っていこうかなと思っています。――スガさんはツーマンをたくさんやられてきて、ツーマンの心得みたいなものはありますか?スガ心得は特にないですけど、セッションがお客さん的にはいちばんの楽しみだと思うので、そこがおもしろくできるといいですよね。僕らはよく、どちらの曲でもないカバーをしています。岸谷確かに、カバーもありですよね。一緒にやる理由があるといいかなと思います。同級生ということで、同じ時代に同じような音楽を聴いてきたもの同士という共通点もあるでしょうし。――観にくる人に向けて、メッセージをいただけますか?スガ岸谷さんのように、バンドマンあがりで、シンガーソングライター的な活動もやっている人とのツーマンは、多分やったことがないと思うんですよ。ミュージシャンとしてのキャラクターも音楽性も全然違うから、かなりおもしろいことになると思います。岸谷似たタイプの人たちが一緒にやるのも、ひとつのやり方だと思いますけど、今回はまったく違いますね。スガほとんどの場合は、似たような人たちなんですよ。こんなに違うと、とてもおもしろいと思います。自分でも楽しみです。岸谷男性と女性というところでも、すでに声のバラエティもあるし、今回は「飽きる飽きない」とか考えずに、お互いの違いを大いに楽しみながら、できるんじゃないかと思います。今回のツーマンのおもしろポイントは、“隣の芝生は青い”ということかもしれませんね。一緒にやらせていただくのが、楽しみです。Text:長谷川誠Photo:吉田圭子<ライブ情報>岸谷香プレミアム弾き語り2マンライブ ~ふたりぼっちの大パーティー!!~6月9日(金) 愛知・名古屋ダイアモンドホール開場18:15 / 開演19:00ゲスト:スガ シカオ6月11日(日) 大阪・BIGCAT ※SOLD OUT開場16:15 / 開演17:00ゲスト:馬場俊英6月18日(日) 東京・日本橋三井ホール開場16:15 / 開演17:00ゲスト:miwaチケット料金:全席指定7,000円(税込)※ドリンク代別途必要チケット発売中:関連リンク岸谷香 公式サイト:( )スガ シカオ 公式サイト:
2023年05月23日株式会社九州屋は、オンラインショッピングサイト「九州屋plus+」にて、お中元ギフトを2023年5月中旬より期間限定で販売予定です。初夏の挨拶におすすめの果物をお中元で初夏の挨拶におすすめの果物「シャインマスカット」「桃」をはじめ、枝豆やとうもろこしといった夏が旬の食材を販売予定です。▽シャインマスカットと旬の桃の詰合せ人気のシャインマスカットと、桃のセット。皮ごと召し上がれるシャインマスカットは酸味が少なく芳醇な香りが人気の品種。桃はシーズンに合わせ一番の旬をお届けいたします。〈セット内容〉・シャインマスカット1房約400g山梨県産他・旬の桃4玉山梨県産他桃は出荷時期により一番の旬のお品でお届けいたします。▽みさかの大糖領桃山梨県産5~6玉詰め山梨県みさかの糖度12度以上。高糖度の桃を選り抜きお届けいたします。溢れるような果汁と香りが楽しめます。▽シャインマスカットと種なし巨峰の詰合せ種なしで皮ごとお召し上がりいただける「シャインマスカット」と、甘味と酸味のバランスに優れたぶどう「種なし巨峰」の人気のぶどうセットです。一足早く秋の味わいをお届けいたします。〈セット内容〉・シャインマスカット1房(約400g)山梨県産他・種なし巨峰1房(約400g)長野県産他(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年05月17日カレーに肉じゃが、ポテトサラダなど、ジャガイモはさまざまな料理に使える便利な食材です。しかし、気が付いたら「ジャガイモの芽が出て食べられなくなっていた…」ということはないでしょうか。「芽を取るのは面倒だし、捨てるのももったいない」と考える人に朗報!溜まりがちな紙袋を活用して、ジャガイモの発芽を遅らせる方法があるのでご紹介したいと思います。そもそもジャガイモの発芽を早める原因は温度。部屋の気温や日当たり具合にもよりますが、通気性が悪い場所に保管すると湿気がこもりやすく、芽が出やすくなるようです。そのため、ポリ袋のまま常温で室内に放置しておくと芽が出放題という事態に…。通気性のいい場所に保管し、少しでも発芽を遅らせるように温度を上げない工夫が欠かせません。写真はポリ袋のまま常温で3週間放置して、芽が出てしまったジャガイモです。家に溜まった紙袋は、そんなジャガイモの発芽を防ぐ救世主なのです。紙袋は通気性があり、ジャガイモの保管に最適とのこと。汚れたら手軽に交換できるのもいいですね。作り方は簡単。紙袋の持ち手をカットして、上部を内側に折り込むだけです。もはや説明が必要ないほど。不器用な筆者も5分ぐらいで完成させました。ポリ袋に入れっぱなしは腐敗の原因にもなるため、ポリ袋からジャガイモを取り出してトライ。『常温で室内に置きっぱなしにしたジャガイモ』と『紙袋に入れたジャガイモ』のどちらが早く発芽をするのか経過を見てみることにしました。今回使用したジャガイモの品種は男爵。マッシュポテトなどに適している、ほくほくしたジャガイモです。秋に収穫し越冬させたジャガイモを使って、発芽に違いは見られるのか比較しましょう。袋から出したジャガイモを台所の直射日光の当たらない同じ場所に保管。できるだけ同じ条件になるよう、横並びで放置します。1週間は特に変化は見られませんでしたが、10日後に『常温で室内に置きっぱなしにしたジャガイモ』のうち2つから小さな芽がポツポツと出始めました。対して、紙袋で保管していたジャガイモには発芽が見られません!やはり紙袋は発芽を送らせるのに一定の効果があるようですね。その後、14日目にして紙袋で保管していたジャガイモにも、わずかに芽が出現。通常の保管と比べて、4日も発芽を遅らせることができました。もったいないので芽の部分をカットし、ポテトサラダにして食べました。手軽にジャガイモの発芽を送らせる紙袋。発芽を遅らせたい人は、チャレンジしてみてくださいね![文/キジカク・構成/grape編集部]
2023年05月12日練馬区立 四季の香(かおり) ローズガーデンは、「2023 ローズガーデンフェスティバル」を2023年5月28日(日)まで開催。“348品種のバラ”が見頃に「2023 ローズガーデンフェスティバル」期間中は、爽やかな紅茶の香りを楽しめるシンボルローズ“四季の香”など、348品種の春バラが見頃に。フルーティーな香りやスパイシーな香りなど6種類の香りの違いごとに作庭した「香りのローズガーデン」や、バラをカラーごとに配置した「色彩のローズガーデン」で、美しく咲き誇るバラを堪能できる。ピンクのローズソフトもまた、「2023 ローズガーデンフェスティバル」では、日替わりで様々なショップが出店するマルシェや、フラコンサート、第一園芸のガーデナーと共に庭を散策するガーデンツアーを開催。四季の香マーケット&カフェでは、高知県立牧野植物園オリジナル和三盆や鮮やかなピンク色のローズソフトを展開する。【詳細】「2023 ローズガーデンフェスティバル」期間:2023年4月29日(土)~5月28日(日)※フェスティバル期間中は火曜日も開園。場所:練馬区立 四季の香 ローズガーデン住所:東京都練馬区光が丘5-2-6開園時間:9:00~18:00(通常より1時間延長)入園料:無料
2023年05月11日主演に永野芽郁、そして鈴木京香を共演に迎えたNetflixシリーズ『御手洗家、炎上する』が、7月13日(木) に独占配信されることが決定した。『御手洗家、炎上する』は、藤沢もやしによる同名コミックが原作。代々病院を経営する裕福な一家・御手洗家が全焼するという不幸な炎上事件があった。その13年後、家事代行業の村田杏子(永野)は、新規の顧客である御手洗家に向かう。出迎えたのは美しく凄味のある御手洗家の後妻、真希子(鈴木)。無事採用され働くことになった杏子だが、彼女の御手洗家潜入にはある目的があった――。また、本作の追加キャストが発表された。陰鬱で自室に引きこもっている御手洗家の長男・御手洗希一役で工藤阿須加、その希一の弟で、兄とは対照的に御手洗病院を継ぐことを厳命されている医学生・御手洗真二役で中川大志、杏子の妹で、慎重な姉とは正反対な無鉄砲さが武器の村田柚子役で恒松祐里、杏子の親友で御手洗家潜入の協力者であるクレア役で北乃きい、そして杏子の母であり、13年前の大火事で心身を壊した村田皐月役で吉瀬美智子、杏子の実の父親でありながら真希子の再婚相手でもある御手洗治役で及川光博が出演する。さらに、ティザー映像が公開された。Netflixシリーズ『御手洗家、炎上する』ティザー映像<配信情報>Netflixシリーズ『御手洗家、炎上する』7月13日(木) 配信スタートNetflix 公式サイト:
2023年05月11日アロマには免疫活性やセルフメンテナンスの役割も!英国IFA認定アロマセラピスト 濱美奈子氏による『アロマ調香講座』が池袋コミュニティ・カレッジで開催されます。同講座は全3回で、開催日は5月26日(金)、6月30日(金)、7月28日(金)です。第1回は、調香の基本や精油を使った調香方法について学んだ後、アロマミストを製作します。第2回はロールオンアロマ製作、第3回はアロマフレグランス製作を予定しています。1回毎の申し込みも可能です。1回当たりの受講料は会員が5,610円、一般が6,160円、3回分の受講料は会員が16,830円、一般が18,480円となっています。1回毎の申し込みは電話(03-5494-5488)で、3回分の申し込みは池袋コミュニティ・カレッジのホームページで受け付けています。占星術アロマテラピー(R)などを考案濱美奈子氏は、航空会社在職中からアロマテラピーに関する勉強をはじめ、1996年から講師、セラピストとしての活動を開始しました。その後、1人1人の内面に寄り添う占星術アロマテラピー(R)と占星術アロマテラピー(R)精油を考案。2007年から、占星術アロマテラピー養成コースを行っています。2018年には、女優の羽田美智子氏とともにアロマテラピーブランド「M’s aroma」を立ち上げました。現在は、アロマセラピストや講師、コンテンツの制作、執筆など、多方面で活躍しています。(画像は濱美奈子オフィシャルサイトより)【参考】※池袋コミュニティ・カレッジ※濱美奈子オフィシャルサイト
2023年05月09日俳優の渡辺謙、女優の永野芽郁が4日、都内で行われた「ワーナー・ブラザース 100周年記念セレブレーション・イベント」に出席した。1923年4月4日にハリー、アルバート、サム、ジャックのワーナー4兄弟によって設立されてから100年を迎えたワーナー・ブラザーズ。これまで何作もの名作を生み出し、映画ファンを楽しませている。そのワーナー・ブラザーズは、100周年にあたる今年1年をメモリアルイヤーとし、映画・エンターテイメントの素晴らしさ、物語が紡ぐパワーを100年の映像史とともに様々な企画を展開していく。ワーナー・ブラザース100周年を記念したセレブレーションイベントに、渡辺謙と永野芽郁が登壇して一夜限りのトークショーを実施。この日初めて会ったという2人だが、永野が「すごいですよね!」と日本が世界に誇る渡辺を前にして緊張した面持ちも、渡辺から「娘より年下だから可愛い可愛い!」と褒められて笑顔を見せた。2人は、過去のワーナー・ブラザース作品の映像とともに100年の歴史を振り返り、中学生の頃に『燃えよドラゴン』を見たという渡辺は「インパクトがあって東洋人が出ていたのもあって、青少年にすごい影響を与えた映画でしたね」と懐かしんだ。永野は2007年に公開された『最高の人生の見つけ方』に最も影響を受けたといい、「初めて見た時も泣いたんですが、『人生に喜びを見つけられるか、他者に喜びを与えられるか』というセリフがあって、周りの人を喜ばせることが出来るのかと考えた時に、この仕事をしている自分にも響くものがあって、いまだに大事な時に見ます」と心に響くセリフを明かした。2006年公開の『硫黄島からの手紙』に出演し、クリント・イーストウッド監督から演出を受けた渡辺。当時の話となり、「伊原剛志がライフルで自決するんですが、きっかけが欲しいという時にクリント・イーストウッドが銃を取ってダーンと撃ったんです。もう『ダーティハリー』そのものでしたよ。それと脚本は青写真だから現場で作っていくのが彼のスタイル。俳優に委ねる感覚が強く、その分、僕らもそれに応えようとしました」と振り返った。ハリウッド作品への出演経験が豊富な渡辺の話を隣で真剣に聞いていた永野に「ハリウッドに挑戦してみたい?」とMCが問い掛けると、永野は「そんな謙さんを前にして挑戦したいだなんて…」と控えめ発言も「挑戦したいです!」と本音も。すると渡辺が「よく(ハリウッド)進出や挑戦って言うじゃないですか。これだけユニバーサルになって配信や映画もあるので、そうやってハードルを上げないで面白い話が来たらやればいいんです。選んでから『しまった…』となったら必死になってやればいいと思います」とアドバイス。渡辺の金言を受けた永野は「はい! 頑張ります!」とハリウッド進出に前向きだった。
2023年04月05日株式会社 松栄堂(代表取締役社長:畑 正高)は、日本のお香文化を紐解く書籍『香が語る日本文化史 香千秋』を2023年2月25日に出版しました。『香が語る日本文化史 香千秋』は、2001年に刊行した『香千載』(光村推古書院)を大幅に増補改訂したもので、多くの資料を通じて、日本のお香文化へ多角的にアプローチします。URL: 『香が語る日本文化史 香千秋』表紙お香の歴史はいつから?平安貴族が作った香りとは?戦国大名とお香の関わりって?源氏香ってどんなもの?江戸時代から十二代続く京都の香老舗に生まれた著者が、100年ごとに時代を追って、香を軸に日本文化を見つめます。典雅な香道具や歴史的資料など、豊富なカラー図版も見どころ。巻末に「源氏香図・系図香図・三種香図」一覧つき。日英文併記。■3つの特長・「香」を軸に日本の文化史を通覧する、ユニークな構成。・これまでの関連書籍にはなかった「日英文併記」により、日本の香りに関心の高い国内外の読者へ訴求します。・豊富なカラー図版により、視覚的にも理解を促進します。■著者紹介畑 正高昭和29年京都生まれ。同志社大学卒業。1年渡英の後、香老舗 松栄堂に入社。平成10年、同社代表取締役社長に就任。香文化普及発展のため国内外での講演・文化活動にも意欲的に取り組む。著書に「香清話」(淡交社)、「香三才」(東京書籍)などがある。■翻訳者紹介マイケル ジャメンツ昭和23年アメリカ生まれ、ハーバード大学博士課程修了後、平成7年から京都に住み、京都大学などで非常勤講師をつとめながら、中世文学研究と英語翻訳に携わる。■ふたつの連動企画で、もっとお香に詳しくなる!〈新書籍発刊記念展「香千秋」〉会期:3月28日(火)~4月18日(火)場所:松栄堂 薫習館(京都市中京区烏丸通二条上ル東側)概要:松栄堂本店に隣接する小さな香りの博物館「薫習館(くんじゅうかん)」で開催します(入場無料)。本書に登場する香道具の展示をはじめ、手に取って本書をご覧いただけます。薫習館では他にも、貴重な天然香料の香りを体験できるスポットや、お線香作りのジオラマ展示など、日本のお香にまつわるさまざまな企画を展開中です。〈匂い香づくりワークショップ〉会期 : 4月17日(月)・18日(火)場所 : 大垣書店(京都市) 京都本店イベントスペース「催」参加費 : 1,980円(税込)概要 : タブレット状の原料を自由に組み合わせて、オリジナルの香りを作ることができます。仕上がった香りはカラフルな巾着袋に入れて、匂い袋としてお持ち帰りいただけます。詳細・お申し込み: 松栄堂ウェブサイトでご確認ください。 ■商品情報書名 :香が語る日本文化史 香千秋発売日 :2023年2月25日著者 :畑 正高訳者 :マイケル ジャメンツ定価 :1,980円(税込)版型 :B5判 並製ページ数 :116ページISBNコード:978-4-9912784-0-2 C0076 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月30日女優の永野芽郁が登場する、ライフケア・アクシス「LaFORTE Lena」の新ビジュアルが、27日に公開された。新ビジュアルでは、イメージモデルの永野が白いブラウスをまとって登場。ナチュラルな色合いの品のあるスタイリングと、やわらかな瞳が印象的な大人っぽいビジュアルに仕上がっている。
2023年03月27日映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(3月3日公開)の大ヒット御礼舞台挨拶が24日に都内で行われ、高橋恭平(なにわ男子)、畑芽育が登場した。同作は亜南くじらによる同名漫画の実写化作。人生初の告白に見事に玉砕した高校2年生の真綾(畑芽育)は、落ち込んでいるところを、陸上部のエースで学校一のイケメン男子・千輝くん(高橋恭平)に見られてしまう。モテモテなのに周囲には塩対応な千輝はなぜか「好きな人、無理に探すくらいなら、俺に片想いすれば?」と絶対に好きにならないことと、まわりにバレないことを条件に"片想いごっこ"を提案。好きになってはいけない約束なのに、優しくて自分にだけ甘すぎる千輝くんとの秘密の関係に、真綾の気持ちは次第に揺れ動いていく。自分でも映画館に同作を3回観に行ったというほど思い入れが深いという畑。サプライズとして、曽田陵介、莉子、板垣李光人からの手紙もMCによって代読され、特に親友役の莉子からの手紙に涙する。莉子は手紙で「高橋さんは座長として、そして芽育はヒロインとして現場から今日まで本当に頼もしく頑張ってくれていて…あの暑い日の中、撮影の期間を笑顔で乗り切ることができたのは、2人ののおかげだなと思っています。公開されてから1度だけでなく、皆さん何度も映画を観てくださっている印象を私は受けていて。一つの映画を何度も観ていただくほど幸せなことはないなと思いますし、そんな愛される映画できあがったのは、周りに気を使いながらも現場を常に盛り上げてくれた2人が中心にいたからだなと思います」と2人を絶賛。さらに「皆さん、この2人本当に努力家なんですよ〜。本読みの時から何度も監督に質問したり、自分で何パターンが演じ分けたり、そんな姿を勝手ながら見させいただききました」と客席に訴え、畑には「そろそろこの手紙聞きながらうるっと来てくれていませんか?」と問いかける。実際に涙を拭っていた畑も、この指摘には笑顔を見せていた。莉子は続けて「そんな冗談は置いといて、今回共演させていただいた身としては、座長とヒロインがお二人で本当に良かったな、たくさん助けていただいたなと思います。改めて今日までイベントや舞台挨拶頑張ってくれてありがとうございます。今日で終わるのかな? わからないけど(笑) 休める時にゆっくり休んでください。またご一緒できるように私も頑張ります。本当に2人ともありがとう」とメッセージ。畑は「嬉しい。もう本当、素敵な仲間に囲まれたなあと改めて感じるし、莉子なんか特に、明日も一緒にお出かけするぐらい。明日も会うのにこんなお手紙貰ってるとはつゆ知らず、嬉しいですね」と感激していた。
2023年03月24日株式会社ええやん(所在地:大阪府大阪市北区天満1-3-3、代表取締役社長:川合 匠)は、フレグランス・ライフスタイルブランド“遊香堂”の第一弾プロダクトとして「itoma」の先行予約販売をクラウドファンディングサイト「BOOSTER(運営:株式会社CAMPFIRE)」にて2023年3月9日(木)に開始します。「itoma」先行予約販売ページ itoma利用シーン_ブランドカット■開発背景遊香堂(ゆうかどう)は「日常に“遊び=香り”を嗜む」をコンセプトとしたフレグランス・ライフスタイルブランドです。「人が周囲に対して、自然に愛情や思いやりを傾けられる日常はどうすればつくれるか?」を問うところからはじまり、「人が周囲の人を思いやるには、まず一人一人に充分なゆとりが必要なのではないか?」という仮説から、生まれました。湯水のようにふりそそぐ情報。忙しく目まぐるしい日々。時代に時間を奪われてしまう現代社会を生きる人へ「じぶんに帰る」時間を提案できればと考えています。itomaとお香立て■特徴*遊香堂のitoma中国の詩で一休宗純が伝えたとされる『香の十徳』というお香の効能を詠った詩の一節、塵裡偸閑(じんりゆかん)「忙しい時にくつろぎを与えてくれる」の、閑(いとま)から名前を取り、itomaは生まれました。手にとってくださった人の心に、itoma=ゆとりが生まれるようにと願いを込めました。*静寂を感じさせる白檀の香りお香は香木と呼ばれる、心地よい芳香を持つ木材が練り込まれています。中でも有名なサンダルウッドは日本名で白檀と言われ、日本古来より寺院やお仏壇にあげるお線香で多く使われてきた、どこか懐かしさを感じる、日本人にはなじみの深い香りです。itomaは繊細でほのかに甘さを含む優しい白檀(サンダルウッド)の香りが純粋に沸き立つ、静寂を意識したリラックスに最適な香りとなっています。*「itoma」の香りは淡路島からitomaの香りは兵庫県神戸市にある淡路島で作られています。淡路島は、日本国内の線香生産量7割を占める、線香生産シェアが全国1位のまちです。香司(こうし)という香りのマイスターが日本で唯一存在する島で、itomaの香りはその香司の一人が手掛けたものです。■プロジェクト概要プロジェクト名: お香立てセットですぐ楽しめる!サンダルウッドがピュアに香る、癒しのひととき。期間 : 2023年3月9日(木)00:00~4月15日(土)URL : <リターンについて>2,210円(税込):遊香堂 itoma 1箱 30本(20g)入り8,500円(税込):【お香スターターセット】itoma+お香立て(FLOCCUS)セット■製品概要商品名 :itoma素材 :白檀末、椨粉、炭生産国 :日本内容 :遊香堂 itoma 1箱 30本(20g)入りお香サイズ:長さ13.5cm 直径2mm販売場所 :BOOSTER(運営:株式会社CAMPFIRE)■会社概要商号 :株式会社ええやん代表者 :代表取締役社長 川合 匠所在地 :〒530-0043 大阪府大阪市北区天満1-3-3設立 :2014年2月社名変更日:2023年2月資本金 :300万円※株式会社ええやんについて私たちは「ええやん」が溢れる社会を目指すクリエイティブカンパニーです。昨年、事業継承を行い、2023年2月に生まれ変わったばかりの初々しい会社です。■本件に関するお客様からのお問い合わせ先商品に関するご質問はクラウドファンディングページからお問い合わせくださいませ。 ■本プレスリリースに関するお問い合わせ先株式会社ええやん担当: 室谷 拓実TEL : 080-4499-7065MAIL: info@yuu-ka-do.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月09日女優の新條由芽が、3月7日発売の写真週刊誌『FLASH』(光文社刊)の表紙と巻頭グラビアページに登場している。ドラマ『アカイリンゴ』(ABCテレビ)では金髪姿になって出演している新條由芽。過激な性描写も含まれる同ドラマで新たな一面を見せている彼女が、今週発売の『FLASH』の表紙と巻頭10ページに登場している。同ドラマでは性的なシーンなどで監督と俳優の仲介役となりサポートするスタッフがついていたため「すごく安心感があったんです」と振り返った新條。ランジェリー姿での性行為を連想させるシーンを演じた際の心境などを語ったインタビューも注目だ。ほか、同誌では、Mリーグなどで活躍している雀士グラドル・岡田紗佳が"役満ボディ"を披露しており、NMB48のメンバーとして活躍している隅野和奏の貴重な水着姿を掲載。また、アイドルグループ・まねきケチャを3月20日に卒業する松下玲緒菜がアイドルとして最後のグラビアページを飾っている。なお、会員制サイト「FLASH Prime」では、高画質メイキング動画と未公開カットが随時公開中。
2023年03月07日毎年2月に開催される岸谷香のスペシャル企画ライブを、今年も『岸谷香 感謝祭2023』として開催。相変わらずパワフルな歌とギター、ゲストとの趣向を凝らしたセッションで観客の興奮をあおり続けるライブは、選曲も歌も演奏もEX THEATER ROPPONGIという会場にふさわしく、高級感がありながら遊び心満載な“大人の祭り”となった。4回目となるこの感謝祭は、新作を引っさげたツアーや外部のイベント出演とは違い、岸谷の楽曲アレンジと構成で作られる内容となるため、場内には最初からどこかそわそわウキウキした空気が漂っている。自身のバンド・Unlock the girlsのメンバーとともに登場し、一曲目の「49thバイブル」から岸谷本人もいきなりトップギアに入ったのがわかった。というか、肩だしシャツ+穴あきジーンズ+チェーンベルトというファッションで、いきなりハイトーンボイスを披露されたら、観客だってトップに入れざるを得ない。「久しぶりだね、この感じ。今日は健康と、ライブができる音楽に感謝、来てくれたゲストに感謝、そしてみんなにも感謝!いろんな感謝を込めて。最後まで楽しんでください」歯切れのいい挨拶のあと、肩からエレキギターを下げて「MELODY MELODY」へ。年齢を重ねるにつれ声が甘くなり、むしろ少女のような可愛さが出てきているのはなぜなのだろうか。プリンセスプリンセス時代のハスキーなのに高音域に艶のある歌声も良かったが、現在の張りがありながらも滑らかな歌声も、岸谷香ならではの抑揚豊かなメロディをとても鮮やかになぞっていく。岸谷は今でもなおエレキをガンガン弾きまくるのだが、その歌声は激しい伴奏や緻密なソロといったロックサウンドと好相性だった。スペシャル企画ライブということで、この日はふたりのゲストを招き、それぞれとのコラボコーナーで盛り上がる。まず一人目は、10年ほど前のイベント出演を機に知り合い、これまで何度かステージで共演してきたという後輩世代の藤巻亮太。柔らかく、少し鼻にかかった藤巻の歌声は濃厚な甘さと渋さを持っていて、そのデュエットはなんだか豪華なスイーツのよう。岸谷香いわく「初めて聞いたとき、私マネしてないよ!って思わず言っちゃったくらい、私の世界観と似てる曲だなと思ったの」という藤巻の楽曲「南風」はもちろん、岸谷がKeyとコーラスを担当する「3月9日」も、どちらの楽曲であってもおかしくないくらいマッチしていて、ふたりが音楽人として惹かれあう理由を物語っていた。特に、岸谷のKeyによるイントロから始まった「粉雪」は鳥肌モノ。藤巻の歌声をサビから一斉に女性コーラスが包み込むアレンジは、これまでの同曲とまったく違う景色を見せた。藤巻が舞台袖に引いたあとすぐ、歌いだしが〈雪が降ってた〉から始まる「また恋ができる」に続いたのも、「粉雪」の風景を引き継ぎたい岸谷の計らいだったのだろう。「久しぶりに声出しOKだし、みんな“ああ”とか言っちゃったりして」と可愛らしくコールを促して、「Diamond<ダイアモンド>」をサービス。それこそ何十年も前に聞きまくった曲だから尚更思うのだが、昔の曲をなぜこうも懐メロ感なく聞かせることができるのか。もちろん楽曲そのものに対する懐かしさは、誰しもの中に回顧的なものとしてある。でもそれ以上に、今の自分の表現のひとつとしてこの曲と向かい合っている岸谷の姿勢が、きちんと楽曲に新鮮さを与えていたのだと思う。原曲へのリスペクトと音楽への探求心がバランスよく保たれた同曲は、これまでさんざん聴きまくってきた人の耳にも快適だった。そして後半には、二人目のゲストである荻野目洋子を招き入れ、ビート強めな曲を続けて盛り上がる。この土地で聞くことに感動すら覚える「六本木純情派」と、スパンコール攻めのスカート&ピンヒールブーティという荻野目ちゃんを目の前に、テンション上がらないわけがない。1992年に岸谷が楽曲提供したというキュートなポップス「ラストダンスは私に」、荻野目のウクレレ演奏にあわせ、岸谷とバンドメンバー全員がコーラスに徹した「虫のつぶやき」など、一曲ごと様々なアプローチで楽しんでいく。聞けばふたりの出会いは岸谷が赤坂小町の頃で、歌番組での共演やラジオ出演、楽曲提供やスーパーでの遭遇など、ゆっくりながら大切に距離を縮めてきた間柄なんだそう。アーティストとして尊敬しあいながら、お互い女性として憧れを抱いている関係性が、見ていて微笑ましかった。何より岸谷と荻野目、キャラは違えど情熱の持ち方が似ているのだ。おそらくプリプリ時代以上にギターやピアノに対する熱意やこだわりが増している岸谷と、ここ数年になってギターをはじめ、全曲自作のアルバムをアナログ盤でリリースするに至ったという荻野目。いくつであろうが自分の興味関心にまっすぐ突っ込んでいくふたりのパフォーマンスからは、とてつもないエネルギーが伝わってきた。「それでは、全力でダンシングしてください!」という掛け声を合図に、本家はもちろん岸谷もダンスを披露する「ダンシングヒーロー」、荻野目がエレキギターをかき鳴らす「OH YEAH!」と続け、客席はこの日一番の歓声とジャンプを見せた。コラボ後は、再び岸谷とバンドメンバーだけで「Unlocked」「バタフライ」などロックチューンを続けてラストを目指す。疾走感ある曲でギターテクを見せつけたと思ったら、「Dump it!」ではハンドマイクで客に詰め寄り、豪快なシャウトを決める。これ、もはやあっけに取られるレベル。これだけの長い年月、ロックアーティストであり続け、演奏テクを磨き続け、声を張り上げられる自分をキープできている人はそうそういないのだ。ラストの「Signs」で見せた速弾きソロは鳥肌立つほどカッコよく、そのハードロック魂に心の底からしびれた。アンコールでは、再び藤巻と荻野目を呼び込み、今もなおあちこちで歌い継がれる名曲バラード「M」を全員で披露。やはり前述した「Diamond<ダイアモンド>」同様、この曲もじつに新鮮な響きを持っていいて、曲の素晴らしさにあらためて気づかされる。この『岸谷香 感謝祭』は、本人もMCで言っていたように、岸谷本人にとっての音楽やファンへの感謝を示すことを目的に開催された。しかし、岸谷香がこれまで築いてきた自分と音楽の絆の強さと、新たに描こうとしている世界観を感じられるライブから得られたものは、見る側にとってあまりにも大きい。情熱を注ぎ続けることの尊さを実感させてくれたことへ、こちらこそ感謝したくなるライブだった。Text:川上きくえ<公演情報>岸谷香 感謝祭20232月23日(木・祝) 東京・EX THEATER ROPPONGIセットリスト1. 49th バイブル2. MELODY MELODY3. STAY BLUE<w/藤巻亮太>4. 雨上がり5. 南風~ミラーボール6. 3月9日7. この道どんな道8. 粉雪9. また恋ができる10. Diamonds<ダイアモンド><w/荻野目洋子>11. 六本木純情派12. ラストダンスは私に13. 虫のつぶやき14. ダンシングヒーロー15. OH YEAH!16. Unlocked17. バタフライ18. Dump it!19. Signs<アンコール>1. M2. ハッピーマン<ライブ情報>岸谷香 プレミアムアコースティック 2マンライヴ6月9日(金) 愛知・名古屋ダイアモンドホール6月11日(日) 大阪・BIGCAT6月18日(日) 東京・日本橋三井ホール※各地対バン相手は後日発表一般発売日:4月15日(土) 予定藤巻亮太 Live Tour 2023『Sunshine』※終了分は割愛3月3日(金) 宮城・仙台Rensa3月5日(日) 福岡・DRUM LOGOS3月10日(金) 愛知・新栄シャングリラ3月11日(土) 広島・CLUB QUATTRO3月19日(日) 大阪・umeda TRAD3月21日(火・祝) 山梨・甲府CONVICTION3月22日(水) 山梨・甲府CONVICTION藤巻亮太『THANK YOU LIVE 2023』3月9日(木) 東京・I’M A SHOW関連リンク岸谷香 HP:荻野目洋子 HP:藤巻亮太 HP:
2023年03月02日「お仏壇のよねはら」を運営する株式会社 一ヨ米原仏具店(所在地:北海道札幌市、代表取締役:米原 実)は、国産を中心とした上質なお香を豊富に取り揃えた北海道初のセレクトショップ「kuyu(くゆ)」を2023年3月6日(月)、札幌市中央区にオープンいたします(取り扱い商品数:12ブランド約500点)。「kuyu」詳細URL: 創業126周年の老舗が厳選したお香アイテム■店舗の特徴*創業126周年の老舗が厳選したお香アイテムを豊富にラインナップ先人から受け継がれる日本の美しい香文化を、日々のくらしの中で気軽に楽しんでほしい。〈kuyu〉は、そんな想いから誕生したお香のセレクトショップです。創業126年の歴史を紡ぐ仏具専門店「お仏壇のよねはら」が大切な方を想う心に寄り添う香りをお届けしてきた経験を活かし、厳選した多彩なお香アイテムをラインナップしました。国内の主要ブランドはもちろん、話題の商品をいち早くご紹介いたします。*試し焚きが出来るくつろぎのスペースをご用意お香の香りは火をつける前と後で違いがあります。実際に焚いた香りを確認いただけるスペースをご用意しました。街の喧騒を忘れさせる落ち着いた雰囲気の中、試し焚きをしながらじっくりとお気に入りの香りを見つけていただけます。*各種ワークショップの開催店内にはフリースペースを開設。各種ワークショップの開催や、地域の方のコミュニティスペースとしてもご利用いただく事を予定していますイメージ画像外観■おすすめアイテム<hibi レギュラーボックス8本入り> 770円(税込)日常に10分、自然のアロマを。~ Natural “aroma” for 10 minutes every day. ~マッチを擦るように火をつけて、立ちのぼる自然の香りに身をゆだねて。hibiは、着火具がなくても手軽に使えるお香スティック。淡路島のお香と、播磨のマッチ。兵庫県のふたつのものづくりの伝統が出会って生まれました。レギュラーボックス(専用マット付)は初めてhibiを購入される方におすすめです。お香スティック8本と専用のお香マットがセットになっています。hibi レギュラーボックス8本入り<Daily INCENSE 5種アソート> 1,760円(税込)毎日使いたい、スタンダード。長い年月の間、産地で毎日作られているスタンダードなものを使いやすい大きさ、使いやすい量、近くに置いておきたいパッケージにリデザイン。毎日使いたいアイテムをとり揃えました。 長く愛されるものにはどれも理由があり、暮らしの道具や文化的なものなど、“使う”ということを考えて作られたものばかり。デザインをして新しいものを作るのではなく、今あるものをよりよくする。シンプルで飽きのこないDailyをお楽しみください。2つのテーマ/各6本×5種類の香り少しの量でいろんな香りを楽しめるアソートボックス。スタンダードな香りやハーブの香りを織り交ぜ、カテゴリーごとにセットしたアソートメント。これからお香を始める方や、ギフトとしてもおすすめです。Daily INCENSE 5種アソート■店舗概要店舗名 : kuyu(くゆ)開店日 : 2023年3月6日(月)所在地 : 〒064-0804 北海道札幌市中央区南4条西2丁目2(一ヨ米原仏具店内)アクセス: 地下鉄東豊線「豊水すすきの」駅3番出口徒歩1分地下鉄南北線「すすきの」駅3番出口徒歩2分営業時間: 9:30~18:00定休日 : 木曜日(6~8月は無休)電話番号: 011-511-5000URL : ロゴ■会社概要商号 : 株式会社一ヨ米原仏具店代表者 : 代表取締役 米原 実所在地 : 〒064-0804 北海道札幌市中央区南4条西2丁目2設立 : 1956年10月(創業明治30年)事業内容: 寺院仏具・納骨堂設計・施工仏壇・仏具・神具小売・卸墓石設計・施工結婚式場設計・施工資本金 : 2,000万円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】お香セレクトショップ kuyuTEL : 011-511-5000お問い合せフォーム: info@kuyukou.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月28日2月23日(木・祝) に東京・EX THEATER ROPPONGIで開催された『岸谷香 感謝祭2023』のオフィシャルレポートが到着した。岸谷香が「元気に楽しく音楽をやれている事に感謝し、お客様に喜んで頂ける様に、毎回ゲストを迎え特別なセッションをする」、毎年2月に開催している年1回恒例のコラボイベント『岸谷香 感謝祭』。2月23日(木・祝) ソールドアウトの東京・EX THEATER ROPPONGIにて、自身のガールズバンド“Unlock the girls”とともに、荻野目洋子と藤巻亮太を迎え、全21曲を披露し、満員の観客を魅了した。プリンセス プリンセス時代の曲から現在のソロ曲など新旧織り交ぜ、今の岸谷香を真っ直ぐ表現するセットリスト。挨拶代わりに3曲披露し、「雨上がり」のギターの前奏に乗せて藤巻亮太を呼び込む。岸谷は、「ふたりの初めての出会い」や、「藤巻君の曲は大好きな曲が多い」というエピソードも披露。お互いの曲を組み合わせた「南風~ミラーボール」のメドレー、岸谷のピアノと藤巻のエレキギターというふたりだけで、しっとりと聞かせた名曲「3月9日」、新曲の「この道どんな道」、そして最後は今の季節にぴったりの「粉雪」と、誰もが納得の圧巻なステージを披露した。岸谷香×藤巻亮太藤巻を送り出した後、「また恋ができる」をしっとり聴かせ、「Diamonds<ダイアモンド>」で客席は一気に盛り上がる。続いて迎えたゲストは荻野目洋子。ご存知「六本木純情派」のイントロで呼び込まれた荻野目は、圧倒的なステージを披露し、観客も釘付け。岸谷が荻野目に提供した「ラストダンスは私に」、荻野目のウクレレ伴奏とヴォーカルをメンバー全員でコーラスで支えアコースティックに聞かせた「虫のつぶやき」、そしてお待ちかねの「ダンシングヒーロー」では、荻野目の切れのあるダンスに合わせて、ギターを降ろし自身も全力で踊る岸谷香。笑顔のふたりに満員の観客が大いに沸いた。ラストは「OH YEAH!」。荻野目はヴォーカルとともにエレキギターで、全員でセッション。息の合った、特別なコラボレーションとなった。岸谷香×荻野目洋子そこからは「Unlocked」「バタフライ」「Dump it!」と、自身のバンド「Unlock the girls」とともに、今の岸谷香の楽曲たちを披露。ラストの「Signs」では、圧巻のギターソロを魅せ、本編を終えた。Unlock the girlsアンコールはゲストも併せて、全員でステージに。岸谷のピアノの前奏が始まると、どよめきと大きな拍手が起こった「M」。荻野目、藤巻、岸谷の3人で歌い分け、ギターソロは藤巻と岸谷のツインを披露。ゲストを送り出し、岸谷のソロ曲「ハッピーマン」で終演。贅沢な一夜限りのステージとなった。予期せぬダブルアンコールを受け、ひとりでステージに出てきた岸谷から、「今年6月に自身の企画でアコースティックのツーマンライヴを東京、名古屋、大阪で開催します!対バン相手は全部違います!」と発表。満員の観客からどよめきと惜しみない拍手が送られ、イベントは幕を閉じた。<公演情報>岸谷香 感謝祭20232月23日(木・祝) 東京・EX THEATER ROPPONGIセットリスト1. 49th バイブル2. MELODY MELODY3. STAY BLUE<w/藤巻亮太>4. 雨上がり5. 南風~ミラーボール6. 3月9日7. この道どんな道8. 粉雪9. また恋ができる10. Diamonds<ダイアモンド><w/荻野目洋子>11. 六本木純情派12. ラストダンスは私に13. 虫のつぶやき14. ダンシングヒーロー15. OH YEAH!16. Unlocked17. バタフライ18. Dump it!19. Signs<アンコール>1. M2. ハッピーマン<ライヴ情報>岸谷香 プレミアムアコースティック 2マンライヴ6月9日(金) 愛知・名古屋ダイアモンドホール6月11日(日) 大阪・BIGCAT6月18日(日) 東京・日本橋三井ホール※各地対バン相手は後日発表一般発売日:4月15日(土) 予定関連リンク岸谷香 HP:荻野目洋子 HP:藤巻亮太 HP:
2023年02月24日「練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン」では、イースターシーズンの期間限定イベント「2023 ハッピーイースター」を、2023年3月18日(土)から4月16日(日)までの期間で開催される。「練馬区立 四季の香 ローズガーデン」1万本のチューリップで春色にそれぞれテーマの異なる2つのローズガーデンを中心に、園内で多種多様なバラを展示している「練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン」。今回のイースターイベントでは、春を代表するチューリップにフィーチャー。品種100種類以上、約10,000本のチューリップが園内を春色に染める。チューリップの摘みとり体験、日替わりマルシェ期間中は、自宅に持ち帰れるチューリップの摘みとり体験、手作りの雑貨やお菓子、アロマ関連のショップが日替わりで出店する「春のローズガーデンマルシェ」、オリジナルのイースターエッグづくりが楽しめる「お絵かきイースターエッグ」、第一園芸のフローリストが子ども向けにバラの花かんむりを作るイベントなど、様々な企画が楽しめる。週末&祝日限定のカフェもさらに、土・日・祝日には「四季の香カフェ」がオープン。イースターをモチーフにした限定スイーツ「春のイースターパフェ」のほか、定番人気の「ガーデンパフェ」や各種ドリンクを散策の合間に楽しめる。開催概要「2023 ハッピーイースター」開催期間:2023年3月18日(土)〜4月16日(日)※毎週火曜日は園が休園日のため休みとなる。3/21(火)の祝日は開園、3/22(水)が臨時休園となる。時間:9:00〜17:00場所:練馬区立 四季の香ローズガーデン「香りのローズガーデン」入園料:無料【施設情報】四季の香ローズガーデン住所:東京都練馬区光が丘 5-2-6営業時間:9:00〜17:00休園日:毎週火曜日(火曜日が祝休日にあたる場合、その直後の祝休日でない日)および年末年始(12月29日〜1月3日)入園料:無料
2023年02月24日「練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン」では、イースターシーズンの期間限定イベント「2023 ハッピーイースター」を、2023年3月18日(土)から4月16日(日)までの期間で開催される。「練馬区立 四季の香 ローズガーデン」1万本のチューリップで春色にそれぞれテーマの異なる2つのローズガーデンを中心に、園内で多種多様なバラを展示している「練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン」。今回のイースターイベントでは、春を代表するチューリップにフィーチャー。品種100種類以上、約10,000本のチューリップが園内を春色に染める。チューリップの摘みとり体験、日替わりマルシェ期間中は、自宅に持ち帰れるチューリップの摘みとり体験、手作りの雑貨やお菓子、アロマ関連のショップが日替わりで出店する「春のローズガーデンマルシェ」、オリジナルのイースターエッグづくりが楽しめる「お絵かきイースターエッグ」、第一園芸のフローリストが子ども向けにバラの花かんむりを作るイベントなど、様々な企画が楽しめる。週末&祝日限定のカフェもさらに、土・日・祝日には「四季の香カフェ」がオープン。イースターをモチーフにした限定スイーツ「春のイースターパフェ」のほか、定番人気の「ガーデンパフェ」や各種ドリンクを散策の合間に楽しめる。開催概要「2023 ハッピーイースター」開催期間:2023年3月18日(土)〜4月16日(日)※毎週火曜日は園が休園日のため休みとなる。3/21(火)の祝日は開園、3/22(水)が臨時休園となる。時間:9:00〜17:00場所:練馬区立 四季の香ローズガーデン「香りのローズガーデン」入園料:無料【施設情報】四季の香ローズガーデン住所:東京都練馬区光が丘 5-2-6営業時間:9:00〜17:00休園日:毎週火曜日(火曜日が祝休日にあたる場合、その直後の祝休日でない日)および年末年始(12月29日〜1月3日)入園料:無料
2023年02月22日永野芽郁が、山田洋次監督最新作『こんにちは、母さん』に出演することが発表された。時代とともに家族の姿を描き続けてきた山田監督。91歳にして90本目の監督作となる『こんにちは、母さん』では、現代を生きる家族・親子の形や想いを心情豊かに描く。今回永野は、福江(吉永小百合)・昭夫(大泉洋)のふたりの生き様を間近に感じ、寄り添い、ぶつかりながら、自らの将来を思案する多感な学生・神崎舞を演じる。2021年公開の『キネマの神様』に続き、2度目の山田組参加、また吉永、大泉との初共演に永野は「山田組に再び参加できること、吉永小百合さん、大泉洋さんと家族になれること、とても光栄に思います」とコメント。また「キャストの皆さん揃っての顔合わせの日は緊張しすぎて震えが止まりませんでした……(笑)」と、錚々たるメンバーが集まる山田組の緊張感あふれる現場を振り返った。『こんにちは、母さん』は、9月1日(金) に全国公開される。■永野芽郁 コメント全文山田組に再び参加できること、吉永小百合さん、大泉洋さんと家族になれること、とても光栄に思います。キャストの皆さん揃っての顔合わせの日は緊張しすぎて震えが止まりませんでした……(笑)。監督のご指導に応えられるよう、先輩方についていけるよう必死に日々を過ごしました。私自身も完成が楽しみです。お楽しみに!<作品情報>『こんにちは、母さん』9月1日(金) 全国公開監督:山田洋次脚本:山田洋次 朝原雄三原作:永井愛『こんにちは、母さん』出演:吉永小百合 大泉洋 永野芽郁公式サイト:「こんにちは、母さん」製作委員会
2023年02月10日