本日からスタートした有村架純&中村倫也W主演ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」の第2話(7月22日放送)に、木村佳乃と宮野真守がゲスト出演することが分かった。本作は4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガル・石子(有村さん)と、司法試験予備試験と司法試験に一発合格した高卒の弁護士・羽男(中村さん)という“石羽コンビ”が、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む異色のリーガルエンターテインメント。このコンビの元には、毎回様々な依頼人がやって来るのだが、第2話では、木村さん演じる12歳の息子・孝多(小林優仁)と暮らすシングルマザーの相田瑛子が依頼人。息子が無断でゲームに課金してしまい、ゲーム運営会社に返金を要求したが応じてもらえず困っている…という内容だ。一方、人気声優であり、歌手や俳優としても活躍する宮野さんが演じるのは、「リック&ベンジャミン法律事務所」で羽男と同期だった弁護士・丹澤文彦。羽男は瑛子から依頼された案件で古巣を訪ねることになり、丹澤と再会。バチバチと火花を散らす2人に注目。「成人が18歳になったことも含めながら、ゲーム課金についての知識がスッと入る脚本で大変面白かった」と物語の印象を語った木村さんは、「撮影では倫也くんのキメ顔がいろいろあったりして、面白かったですね。倫也くんの役と架純ちゃんの役が全く違うタイプで、天才肌タイプと努力しているタイプの頭の良い2人のマッチングがすごく面白いです」とふり返る。宮野さんは「ドラマへの出演はとても緊張するのですが、オファーをいただけてとてもうれしかったです」と喜び、「難しい言い回しもありつつだったので、集中力を高めながら撮影に臨みました。皆様に楽しんでいただけたら幸いです」とコメントを寄せている。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年07月15日RADWIMPS(ラッドウィンプス)が新曲「人間ごっこ」を2022年7月22日(金)に配信リリース。有村架純と中村倫也のダブル主演による金曜ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』の主題歌となる。RADWIMPSの新曲「人間ごっこ」2021年は、映画『キネマの神様』の主題歌「うたかた歌」のリリースや、菅田将暉やiriとのコラボ曲も収録したアルバム『FOREVER DAZE』の発売などで注目を集めたRADWIMPS。2022年には、小松菜奈&坂口健太郎主演の映画『余命10年』に主題歌「うるうびと」を書き下ろしたことでも話題となった。バンド初、連ドラ主題歌に書き下ろしそんなRADWIMPSの新曲「人間ごっこ」が、有村架純と中村倫也のダブル主演ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』の主題歌に決定した。なお、RADWIMPSが民放連続テレビドラマの主題歌を書き下ろすのは今回が初。野田洋次郎がドラマの台本を熟読し、『アンナチュラル』など数々のヒットドラマを手掛けた演出家・塚原あゆ子らと打ち合わせを重ねたうえで主題歌「人間ごっこ」を完成させたという。“目”モチーフのジャケットを公開また今回、ジャケットビジュアルと楽曲のティザー映像が公開。「目」が印象的な今回のジャケットビジュアルは、野田洋次郎の目を撮影し、光彩などを合成加工してデザインされたもの。世の中を、自分自身を、そして物事の本質を見つめる眼差しを彷彿させる「眼球」をモチーフに、楽曲がもつ鮮烈な煌めきを表現したビジュアルとなっている。“人間模様”を表現したミュージックビデオまた、8月19日(金)21:00には、映像作家・演出家の山田健人が監督を務めたミュージックビデオも公開。楽曲の根幹のメッセージである“人間模様”を表現した映像に仕上がっている。テレビドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』金曜ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』は、有村架純と中村倫也がW主演するリーガル・エンターテインメントだ。4 回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒のパラリーガル・石田硝子と、司法試験予備試験と司法試験に1回で合格した高卒の弁護士・羽根岡佳男。正反対のようでどこか似た者同士の2人が、人々の生活の中に潜んだトラブルに挑む中で自らのコンプレックスに向き合い成長していく姿をオリジナル脚本でコミカルに描く。<RADWIMPS 野田洋次郎コメント>このドラマは爽快で明るくテンポ感のある作品でありながら、今の時代の現実もしっかりと映す役割を果たしたいというお話を塚原監督との打ち合わせでお聞きしました。現実に今日本で起きている裁判などの話を聞き、それを頭で反芻する中で歌詞の断片を紡いでいきました。この曲がドラマ「石子と羽男」と一緒に育っていってもらえたら幸せです。音楽的にもふんだんに挑戦をさせてもらいました。是非週末の入り口に、頭をブンブン振りながら気持ちよく聞いてもらえたらと思います。【詳細】RADWIMPS 新曲「人間ごっこ」配信日:2022年7月22日(金)※TBS金曜ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』主題歌。■テレビドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』放送日時:2022年7月15日(金)より毎週金曜よる22:00~22:54(初回15分拡大)※当初7月8日(金)予定だったが延期となった。放送局:TBS系主演:有村架純 中村倫也
2022年07月11日川崎鷹也の最新カバーEP『白』が、2022年9月14日(水)にCD発売される。川崎鷹也“全曲カバー”の最新EP『白』川崎鷹也は、代表曲「魔法の絨毯」が総ストリーミング回数が1億7千万回を突破した人気シンガーソングライター。2021年には初のメジャーアルバム『カレンダー』をリリース、2022年もドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』主題歌を手掛けるなど、その勢いは止まることを知らない。そんな川崎鷹也の最新EP『白』は、カバー曲のみを収録した“カバーシリーズ”第1弾のCD作品。“大切な人との想い出を繋ぐ歌”をテーマにセレクトされた5曲が収録されており、『白』というタイトルには「まっさらなパレットに、大切な人との出会いで色を重ねていく」という意味が込められている。気になる楽曲には、美空ひばりの「愛燦燦」、エレファントカシマシの「悲しみの果て」、竹内まりやの「元気を出して」、HYの「366日」、玉置浩二の「メロディー」など往年の名曲がラインナップ。祖母・恩人・親友などとの想い出を呼び起こす、川崎にとって大切な曲が選定された。なお、最新EP『白』は、音楽プロデューサー・武部聡志が全曲アレンジを担当。原曲へのリスペクトを残しつつも川崎の持ち味を引き出した、絶妙なアレンジが魅力となっている。最新EP『白』の短編ティザー映像もまた、カバーEP『白』の全曲短編ティザー映像も公開。EP発売に先駆けて、カバーだからこそ発揮される川崎鷹也の新たな一面を楽しむことができる。<川崎鷹也コメント>僕を知ってくださっている方は、“なぜ今カバーEP?”って驚くと思います。でもそれで良くて、いい意味でファンの皆様を裏切り続けたいと思っています。このタイミングでのカバー作品は、僕にしかできない挑戦だと思っているし、年代に囚われず、自分の心から好きな曲を選曲させて頂きました。この作品は、一切ギターを弾かず、歌心を存分に込めました。是非シンガー川崎鷹也にも注目してくれたら嬉しいです!そして、全曲のアレンジを武部聡志さんにしていただきました!キャリアも、地位も、名誉も関係なく、同じミュージシャンとして、そして同じ音楽好きとしてディスカッションしながら一つの作品を共に作り上げることができたこと、光栄に思います。とても幸せでした。愛で溢れたこの作品が、すべての人に届きますように。【詳細】川崎鷹也 最新EP『白』CD発売日:2022年9月14日(水)・通常盤(CDのみ) 2,200円・初回限定盤(CD+Blu-ray) 2,750円<収録曲>1.「愛燦燦」(美空ひばり)/作詞・作曲:小椋佳2.「悲しみの果て」(エレファントカシマシ)/ 作詞・作曲:宮本浩次3.「元気を出して」(竹内まりや)/ 作詞・作曲:竹内まりや4.「366日」(HY)/ 作詞・作曲:IZUMI NAKASONE5.「メロディー」(玉置浩二)/ 作詞・作曲:玉置浩二
2022年07月04日ゲキ×シネ『狐晴明九尾狩』の舞台挨拶が24日に都内で行われ、中村倫也、吉岡里帆、向井理が登場した。同作はいのうえひでのり演出、中島かずき描き下ろしによる伝奇時代劇で、2020年春の『偽義経冥界歌』から約1年半ぶりの“いのうえ歌舞伎”となる。「狐の子」を名乗る陰陽師・晴明(中村)と、陰陽師に化けた九尾の狐(向井理)が、手練手管の頭脳戦を繰り広げる。6月24日より全国の映画館で「ゲキ×シネ」として公開される。吉岡は向井について「何年ぶりかにお会いしたら変わらないというか、まず頭身がすごい。毎回感動しますもん。新鮮な気持ちで」とスタイルを絶賛。中村は「何かやってんの? 力持ちに顔ぎゅって(プレスされる)……」と独特な表現で小顔さを表し、「キャプテン翼の世界だよ、頭身のバランス」とつっこむ。後のフォトセッションの時には、中村が背伸びをして向井と並ぼうとするも、向井がさらに背伸びをして身長差が開いてしまったために、肩を掴んで下そうとしていた。中村と向井は特別な間柄を演じたということで、10代の頃の共演映画の話題に。向井は「いや、変わらないですよ。その時は(中村が)最年少で、みんながお兄ちゃんみたいな感じで。甘えてくることもあるし、こっちからいじることもあって、それはあんまり変わってないし、その時から生意気でしたよ」と明かす。中村が「その当時のおさむっちの家にみんなで遊びに行って。生田のロフト付きの」と振り返ると、向井は「言わなくていいよ! 別に引っ越してるからいいけど」と苦笑。中村は「あの向井理が生田のロフト付き6畳みたいな。そこでみんなでゲームやって。(向井が)バーで働いてるみたいな時」と懐かしんでいた。
2022年06月24日直木賞&本屋大賞受賞作家・辻村深月の小説を映画化した『ハケンアニメ!』が現在公開中。この度、吉岡里帆、中村倫也らキャスト陣の笑顔が溢れるメイキング写真がシネマカフェに到着した。アニメーション業界を舞台に、最も成功したアニメの称号=「ハケン(覇権)」を手にすべく、奮闘する者たちの姿を描いた本作。そんな劇中で火花を散らす2本のアニメーションが、「サウンドバック 奏の石」(通称:サバク)と「運命戦線リデルライト」(通称:リデル)。同クール・同時間帯で視聴率を争うことに。吉岡里帆演じる新人・斎藤瞳が監督する「サバク」そのうちの1本「サバク」は、県庁に勤めていた元公務員だが、天才監督・王子千晴が手掛けるアニメと出会い、感銘を受け、一念発起してこの業界の門を叩いた主人公・瞳(吉岡さん)が監督を務める作品。彼女を起用したのは、敏腕プロデューサー・行城理(柄本佑)。アニメづくりに没頭したい瞳と、作品を売るためには手段を選ばず、瞳をあらゆる宣伝の場に引っ張り出す行城は、衝突しながらも、次第に心を通わせ、目標に突き進んでいく。異なる立場で同じ作品に携わっている2人。行城が瞳を挑発するような強気なセリフを投げかけると、瞳はムキになって反論することも。吉岡さんは「あんまり感情の起伏が激しいタイプじゃないんですけど、それ以上の、自分が出会ったことのない人と会うとああなるんだなというか。行城さんならではのパワーだと思いました」と行城の存在が瞳の感情的な一面を引き出すキーになっているのだと分析。一方、演じた吉岡さんと柄本さんの関係は良好だったようで、「(柄本)佑さんが出られている作品のイメージもあって、すごくクールで、ミステリアスな方なのかなと思っていたんですけど、実際お会いしたらすごく三枚目な方で、たくさん面白いお話をしてくださいました」と吉岡さんが柄本さんの魅力を明かし、「撮影している時に、自由にやっていいよという空気をすごく作ってくださっていたように感じて、とてもありがたかったです。面白い方なので、それが行城さんが持つ面白さともリンクして、すごく楽しかったです!」とふり返った。柄本さんもまた「非常に可愛いらしくて、現場でもすごく気を遣える方で、だけど演技では、芯の強さがある方だなと思いました。斉藤瞳役を演じる上で、地から割とぴったりなのかなと。あと、非常に心地よい声の方だという印象がありますね」と語っている。中村倫也演じる天才監督・王子千晴の作品「リデル」かつて監督デビュー作で世を席巻し大成功を収めたが、その後はヒットなし、実は崖っぷち状態の王子監督が手掛ける「リデル」。王子を口説き落とし、8年ぶりの新作を復帰の舞台として企画したのが有科香屋子(尾野真千子)。自由奔放な王子に日々振り回されながらも、唯一心を許せる存在となっていく。過去にも共演経験のある中村さんと尾野さん。尾野さんは「すごく落ち着いていて、お芝居も素敵で、やわらかさの中に強さがある。今回、近くで中村倫也という人を見ていて、『この人って本当に不思議な人だな、一つの中にたくさんのことが詰まっている人だ』という風に思って、以前よりすごく興味が湧きました。やっとそういう楽しみな人に合えたから、またご一緒したいです!」とコメント。中村さんは「とても気さくでフレンドリーな方なので、やっぱり安心感がありました。逆に王子と有科さんでいる時の方が違和感がありましたね」と話し、「物語の後半で、ちょっとした有科さんの女性の顔が垣間見れてよかったですね。すごいきゅんきゅんしました。(王子は)めちゃくちゃなこと言ってますけどね。ツンデレっぽい感じが漏れ出てくるといいますか・・・あのシーンは、小学生感を意識しました」と明かしている。本作鑑賞の際には、ぜひ、中村さんが思わず心を奪われた香屋子とのシーンに注目してほしい。『ハケンアニメ!』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ハケンアニメ! 2022年5月20日より全国にて公開©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会
2022年05月25日映画『ハケンアニメ!』(5月20日公開)の公開記念舞台挨拶が21日に都内で行われ、吉岡里帆、中村倫也、柄本佑、尾野真千子、高野麻里佳、ジェニーハイ(小籔千豊、川谷絵音、新垣隆、中嶋イッキュウ)、吉野耕平監督が登場した。同作は辻村深月による同名人気小説の実写化作。アニメ業界に飛び込んだ斎藤瞳(吉岡)は、監督デビュー作で憧れのスター監督・王子千晴(中村倫也)と最も成功したアニメの称号=覇権を争うことに。天才として名を馳せる王子は、プロデューサー・有科香屋子(尾野真千子)とタッグを組み8年ぶりに監督復帰を果たすことになっており、瞳はクセ者プロデューサー・行城理(柄本佑)や個性的な仲間たちと共に、汗と涙と鼻水にまみれ、アニメの頂点=ハケンアニメの称号を手にすべく奮闘を重ねる。作品について聞かれると、中村は「僕も初号を見てから早く皆さんに佑のズルかっこよさをお届けしたいと思っていた」と柄本を推す。柄本は「返す刀で言わせてもらえば、倫也くんのズルボディ。あのボディはいい。風呂上がりの王子監督」と、中村の半裸シーンを推薦。「なんか説得力がありますよね、こもってガーっとなってるという。あれでバキバキになってたら、『お前こもってねーだろ、ジムに行ってるじゃねえか』と言われちゃいますから」と、鍛えていないところを絶賛する。中村は「我々、モテない設定なのにバッキバキのやつとか冷めるタイプなんですよ」と答え、柄本は「説得力がありました。あれを早くみんなに見てもらえたら」と語った。またこの日は「好きをつらぬけ」という同作のキャッチコピーにちなみ、キャストが貫いている好きなことについて明かす場面も。中村は「テオ・エルナンデス」と掲げ、「サッカーが好きで、ACミランというイタリアのチームがもうすぐ優勝しそうなんです。左サイドバックで、ミランの戦術をになっている代表的な選手です」と紹介する。それに対し、柄本が「裏で事前に聞いてたんですが、知らないからなんなんだろうと。『作家?』と聞いたら『1番近いかも』って言ってたんだけど、それってどういう意味だった?」と尋ねる。柄本は自分で口に出しながら「あ、サッカーってこと!?」と、中村が音の近さでヒントを出したことに気づいたようで、爆笑。中村は「名前だけでも覚えて帰ってください」と新人俳優のようにアピールしていた。
2022年05月21日この世に才能なんてものがあるから、人は苦しむのかもしれない。5月20日(金)公開の映画『ハケンアニメ!』は、アニメ業界で闘う者たちを描いた熱血エンタテインメント。その中で中村倫也は天才監督・王子千晴を演じている。ものづくりに情熱を注ぐ人々の奮闘に胸が熱くなると同時に、己と才能という最も直視したくないものと限界まで向き合うさまは、どこか凄絶ですらある。天才を演じた中村倫也は、才能というものについてどう考えているのだろうか。自分を超える作業は、魂を雑巾絞りするようなもの初監督作品『光のヨスガ』で社会現象を巻き起こし、一躍時代の寵児となった王子千晴。普段の飄々とした態度は、まさに天才そのもの。だが、その内側にはゼロからものを生み出すことへのプレッシャーと焦燥が渦巻いていた。「僕と王子とでは置かれている状況のレベルが違いますけど、僕もエッセイを書いている中で『出ないなあ』というのは何度もあったので、そのへんの生み出す人の焦りはわかる部分もありました。そういう自分を超える作業って孤独だし、魂を雑巾絞りするようなものですからね」部屋で大量の紙に埋もれながら、己の才能とひとり格闘する王子。演ずる中村が見せた怒りにも似た苦悶の表情は、今まで見ることのないもので、心を撃ち抜く強度がある。「役者やっててもありますよ。たとえば台本を読んだとき、こいつのこの感情知らないなみたいなことは都度都度あって。そのときはやっぱり事前に家でそれを探さなきゃいけない。そのときはたぶん、あんな感じの顔を僕もしているんだろうなって。目、キマってるんだろうなと思います(笑)」だが、王子は決してその苦悩を他人には見せない。中村倫也という俳優もまた創作過程における努力や苦労は易々と明かさない人に見える。「見せるものじゃないんでね。手品師がタネを明かすのと一緒で。舞台とか如実にそうですけど、観客がこの役者頑張ってるなって思うのって物語に入り込むのを妨げる要因の一つになる。僕たちは観ている人たちを驚かせなきゃいけないし、役に説得力を与えなきゃいけない。この役者頑張っている、になっちゃいけないんですよね」インタビューでも、時にはぐらかすように、わざと茶目っ気たっぷりのユーモアで核心を包み隠す。つかめそうで、つかめない。だから人はもっと中村倫也のことが知りたくなる。「誤魔化し誤魔化しでやっていますね(笑)。そこは申し訳ないなと思いつつ。演技論なんて言った途端安くなるし、それを毎回毎回全部出してたらすぐゼロになる。だから、お互いwin-winの関係でいるためにも、ある程度はぐらかして、代わりに嘘も交えて、ギャグをかましつつみたいなことは、僕の『プロフェッショナル 仕事の流儀』です(笑)」若い頃は、周りに突っかかることもありました劇中では、アニメに懸けるさまざまな立場の仕事論が描かれていく。柄本佑演じる鬼プロデューサー・行城理は徹底的な数字主義者。中村もまた人気と共に責任ある役を多く任されるようになり、そこには当然数字や評価がつきまとうようになった。「ぶっちゃけあんまり気にしてないんですよね。視聴率とか興行収入とか動員数とか、全部あるに越したことないと思ってるし、主演という立場をやらせてもらえるようになってるので、そのへんはもちろん背負わなきゃいけないんですけど。作品か数字かの二者択一で言えって言われたら、そんなことより現場でみんなが楽しんでる方がいいってなっちゃう。で、理想は二者択一じゃなくて両方やればいいじゃんっていうのが僕の考えです。極論ですけど」一方、中村演じる王子の仕事論も印象的だ。「どれだけやろうが納得いかないものを世に出したらおしまいなんだよ」――アニメ放映に向けて周囲が着々と制作準備を進める中、その内容に納得がいかない王子は、そう言ってこれまで積み上げてきたものをひっくり返そうとする。はたから見れば、傍若無人。その一切妥協をしない姿勢は、一緒に働く分には困りものだけれど、どこか憧れる部分もある。「僕は迷惑かけるタイプじゃないので王子みたいなことはしないですけど、でもなんか若い頃はね、ありましたよ。役者のくせに、この本、もっとこうしたら良くなるんじゃないかみたいに突っかかることも。だから僕のことを嫌いな演出家とかもいっぱいいると思うんですけど。でもそれはそのときの誠意だったんだよね」それは、今の柔らかくてゆったりとした空気の中村倫也からは想像もつかない姿だ。「まあそこは大人になりましたよね(笑)。うまく立ち回れるようになったというか。いつもものづくりをしてて思うのは、意見のすれ違いだったり、ちょっとした衝突だったり、なんやかんやあったとしても、結局みんなが良くしようと思ってやってるっていうのが大前提。そのへんのスポーツマンシップさえあれば、どんなことが現場で起こっても、わりと平気になりましたね。自分のことだけじゃなく」なんでもかんでも誰かのおかげですって言う人は好きじゃない時にワガママともとられる王子の言動に手を焼きつつ、彼が持てる才能をすべて発揮できるよう舞台裏で奔走するのがプロデューサー・有科香屋子(尾野真千子)だ。どんな天才も、どんなスターも、ひとりでものはつくれない。人の支えが、才能をさらに高くへ羽ばたかせるのだと感じさせてくれる作品でもある。「作品として見たときに僕の心に残ったのはそっち側だったんですよね。王子だったり瞳(吉岡里帆)だったり、これをやりたいというものがある人のために、支えて動いてくれる人がいる。そこにぐっと来ました。それはきっと僕の中にもそういう経験があったりするからでしょうね。会社の人間もそうだし、現場の仲間たちもそうだし、別に自分のために動いてくれる。そんな大げさなことじゃなくても、誰かが何かを発して、それに周りが連動すること自体、美しいよなと思います」だが、それこそ「若いとき」は、その美しさなど感じる余裕もなかった。「もう自分自分です(笑)。それがいつのタイミングだったか詳しく覚えてないですけど、ひとりじゃ何もできないよなあと思えるようになって。と、同時にこうも感じたんですよ。自分の努力もないとできないよなって」そう言って、中村は続ける。「なんでもかんでも誰かのおかげですって言う人は好きじゃないんですよ。嘘つけって、お前が歯食いしばってやってきたからだろうって思う。たぶん日本人的な美意識がそんなに強くない方なんです、僕は。おかげさまでって言葉があんまり言えないタイプなんで(笑)」耳心地の良い綺麗事だけで語らない。ちょっとひねくれた部分も厭わず見せる。そんなところもまた中村倫也のいとおしさだ。「本当なら、他人のミスを自分の責任だと捉えて、自分の成功を他人の手柄だと思えたらいいんですけどね。でもそればっかだと、模範解答してんじゃねえよってなっちゃうので、僕みたいな性格の人間は特に(笑)。だから、誰かのおかげも自分のおかげも両方必要なんじゃないかなっていうのは、いつだったか同時に思いましたね」旬や流行が過ぎ去ることは怖くない天才監督・王子を演じた中村。芸能界という才能がひしめき合う世界で生きてきたからこそ、自分の才能にも他者の才能にも敏感なところはあるはず。この世に「天才」というものははたしているのだろうか。「天才はいるんじゃないですか。僕の中で天才の定義があるんですよ。簡単に言えば、若くして周りがほっとかない人が、天才。その定義で言うと、自分は周りからいくらでもほっとかれていた若手時代だったんで、才能がないなっていうのは痛感いたしまして。だけど、そんな人間が今もこうしてやらせてもらえることから考えても、才能だけじゃないんじゃないのとは思う。真面目な話、才能なんてものは最初のスタートダッシュなだけで。才能があろうとなかろうと、それを持続できるガソリンというかね、向上心とか努力とか好きっていう衝動の方が、長い目で見たら大事だなって思いますね」そう語る横顔に、先ほど彼が口にした「嘘つけって、お前が歯食いしばってやってきたからだろうって思う」という言葉がよぎった。中村倫也が世に出てきたのは、人の支えはもちろんある。でも間違いなく、スポットライトが当たらない場所で、彼が努力を積み重ねてきたからだ。「僕の場合、役者として幸せになれる未来がまったく見えないスタートだったんで、まあ、おのずと必死こきますよね。そうすると、なんだよこの現場って思ったり、なんだよこの役って思うような役でも、自分の気持ちと姿勢次第で学べることが見つかる。たとえ1日に1カットも撮られない日があろうと、台詞が1行もない台本を渡されようと、どの出会いも無駄にしたくないなっていう想いだけは人一倍ありました。まあ、無駄にできない状況だったからですけど」そして今、中村倫也という才能を多くの人が認めている。王子千晴は『光のヨスガ』という伝説のアニメを生み出すも次が続かず、8年もの間、表舞台から姿を消していた。光り輝く場所に立てば、今度は才能が消費される恐怖が生まれる。だが、その恐怖とは中村倫也はどうやら無縁のようだ。「消費されることに対しては、特に何にも思っていないです。旬とか流行みたいなものは、そのうち過ぎ去るだろうなとは思ってたんで、別に怖くはないですし」この達観とも客観とも言える姿勢。それは、流行が過ぎ去っても怖くないと思えるだけの、揺るぎない自信があるからなのだろうか。「自信なんてひとつもないです。でも取り繕ったところで、自分は自分でしかないというか。明日、プロレスラーに喧嘩で勝てって言われても勝てないですし。その都度できることをやっていくしかない、って思っているから怖くないのかな。それより怖いのは、過去の自分と同じ表現をしちゃうこと。そうならないように、とは思っています」一過性の人気や流行ではなく、向き合うべきは自らの表現。これだけ熱狂の渦にいても、まるで舞い上がったところが見えないのは、そう理解しているからだろう。一度やった役をコピー&ペーストするような芝居はしない。作品ごとにまるで異なる顔を見せる中村倫也の演技は、そんな矜持に支えられていた。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント中村さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!(クレジット)撮影/友野雄、取材・文/横川良明
2022年05月16日篠原涼子主演映画『ウェディング・ハイ』のBlu-ray&DVD、デジタル配信が8月3日(水)よりリリースされることが決定。篠原さん、中村倫也、関水渚、岩田剛典によるコメント映像も公開された。篠原さんが3年ぶりに映画の主演を務めた本作は、結婚式を舞台にしたハチャメチャ大騒動な物語。篠原さんがNOと言わないウェディングプランナーを演じているほか、結婚式の主役、新郎新婦を中村倫也と関水渚、新婦の元カレを岩田剛典、式場に現れる謎の男を向井理、主賓挨拶に人生を懸ける上司を高橋克実と、豪華キャストが個性的なキャラクターを演じている。バカリズム完全オリジナルストーリーとなる本作は、劇場公開時には、「結婚式あるある!」「めちゃくちゃ笑った」「バカリズムさんが仕掛ける伏線回収がお見事!」など絶賛の声で溢れ、満足度95.6%を記録。今回リリースされる<特別版Blu-ray>は、映像特典や音声特典が大充実の完全保存版。メイキング映像、イベント映像集など、裏側をより楽しめる内容だ。また、各シーンの解説や裏話、撮影当時のエピソードなどが繰り広げられる、篠原さん、中村さん、関水さん、岩田さん、大九明子監督による副音声コメンタリーも収録される。(cinemacafe.net)■関連作品:ウェディング・ハイ 2022年3⽉12⽇より全国にて公開(c)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会
2022年05月14日篠原涼子主演『ウェディング・ハイ』のBlu-ray&DVDの発売およびデジタル配信が8月3日(水)に決定した。それを記念して篠原涼子、中村倫也、関水渚、岩田剛典からコメント動画が解禁されている。本作は、芸人・タレントとしても活躍するほか、向田邦子賞やギャラクシー賞を受賞するなど、脚本家としてもその才能を発揮するバカリズムが手掛けた完全オリジナルストーリー。監督は『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』で数々の賞を受賞した大九明子。主演の篠原涼子をはじめ、中村倫也、関水渚、岩田剛典、向井理、高橋克実などが、抱腹絶倒の波を巻き起こす。ほかにも、中尾明慶、皆川猿時、六角精児、尾美としのり、浅利陽介、前野朋哉、池田鉄洋、片桐はいり、臼田あさ美、宮尾俊太郎、泉澤祐希、佐藤晴美ら、多彩なキャストが勢揃いした。ウェディングプランナーの中越(篠原涼子)に支えられ、新郎・彰人(中村倫也)と新婦・遥(関水渚)のカップルは幸せな式を迎える、はずだった。しかし、スピーチに人生を懸ける上司・財津(高橋克実)をはじめ、クセ者参列者たちの熱すぎる思いが大暴走。式はとんでもない方向へ?中越は披露宴スタッフと共に 数々の問題を解決しようと奔走するが、新婦の元カレ・裕也(岩田剛典)や、謎の男・澤田(向井理)も現れる。果たして、絶対に「NO」と言わない敏腕プランナーは全ての難題をクリアし、最高の結婚式をふたりに贈ることができるのか。特別版Blu-rayは映像特典や音声特典が大充実の完全保存版。メイキング映像、イベント映像集など、裏側をより楽しめる映像が盛りだくさんとなっている。また各シーンの解説や裏話、撮影当時のエピソードなどが繰り広げられる、篠原涼子、中村倫也、関水渚、岩田剛典、大九明子監督による副音声コメンタリーも収録。劇場公開時に好評を博した爆笑トークは見逃せない。到着したコメント動画は「Blu-rayとDVDが発売決定になりました!」と発表する篠原、それに対して中村が「やったぜ~!」と喜ぶなど、和気あいあいとした様子がうかがえる内容だ。■リリース情報『ウェディング・ハイ』8月3日(水)Blu-ray&DVD発売、デジタル配信開始<特別版Blu-ray(数量限定生産)>価格:6,820円(税込・本編BD+特典DVD)【特典ディスク】・メイキング映像・イベント映像集◆映像特典【本編ディスク】予告集(特報、予告)◆音声特典オーディオコメンタリー(篠原涼子・中村倫也・関水渚・岩田剛典・大九明子監督)※劇場公開時の副音声コメンタリーと同内容を収録◆外装特典特製スリーブケース<通常版DVD>価格:4,180円(税込)◆映像特典予告集(特報、予告)作品情報
2022年05月13日吉岡里帆や中村倫也が監督役を演じる、アニメーション業界を描く映画『ハケンアニメ!』が5月20日(金)より公開。企画の立ち上げから7年もの年月をかけて完成したという本作を手掛けた監督・吉野耕平とはどんな人物なのか?本作を手掛けることになった経緯や本作に込めた熱い思いが明らかになった。大ヒット作『君の名は。』ではCGクリエイターとして参加し、中村さんが主演した『水曜日が消えた』で長編監督デビューを果たした吉野監督。元々、大のアニメ好きだそうで「僕の世代のクリエイターでアニメから影響を受けていない人はいないんじゃないか」と話す。学生時代には、宮崎駿監督の絵コンテ集を読んでコンテを描いてみたり、アニメにインスパイアされた映像表現を実写でどう撮ろうかと試行錯誤してきたという。今回、現在「Netflix」にて配信中の吉野監督の中編『エンドローラーズ』を鑑賞した本作のプロデューサー陣が、吉野監督ならではの人間を描く力とCGを駆使した映像表現との組み合わせに親和性を感じ、本作の監督として白羽の矢を立てたそうで、オファーを受けた吉野監督は、「もともと原作の小説は読んでいて、自分でも企画書を準備していた作品だったんです」と奇しくも同タイミングでこの映画化を構想していたという。「突然オファーをいただいたのでびっくりしましたし、嬉しかった反面、心のどこかで疑ってもいました。そんなに上手くいかへんやろう、と(笑)」と運命的な巡りあわせだったようだ。そんな吉野監督は、「見てる人に魔法をかける作品を作りたい」という熱い思いで奔走する主人公・瞳(吉岡さん)に、実体験で芽生えた自身の思いを反映させた。『水曜日が消えた』では、「監督といっても別に偉いわけではなく、思うようにいかないことが山ほどあったりイライラしたりという感覚を生々しく覚えている」と明かし、「それは一生に一度、デビュー作でしか味わえないものなので、どうせなら傷が新しいうちに伝えたかった。新人と呼ばれる立場に近ければ近いほど、こんなはずじゃなかった、自分はもっとできるはずなのにと苦しめられる苛立ちは、どの業界でも当てはまると思うんです」と過去の自分や当時の感情が瞳というキャラクターに投影され、リアリティをもたらしている。吉岡さんは、吉野監督の第一印象を「撮影現場に入る前はすごく口数が少なくて、あんまりこうしてくださいというのも言われたりしなかったので、結構ポーンと任されちゃうのかなという、一種の緊張感みたいなのがあった」とふり返りつつ、「(吉野監督は)現場に入ると、音の高低とか気持ちの強さ、弱さとか、こうあって欲しいというキャラクター像がすごく明確にある人。監督の中にしっかりあるから、そこに近づこうと自然と思いました」と、こだわりの強さやビジョンの明確さに感銘を受けたと語る。一方、前作で現場を共にした中村さんは、早々に監督と色々なイメージを共有することができたそう。中村さんは、吉野監督の“発想力”が凄いと言い、さらに「(吉野監督は)あまり見たことない絵を作りますし、物とかの動きとか、光とか、すごく引き込まれるものを撮るのが上手い」とその手腕を絶賛している。『ハケンアニメ!』は5月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハケンアニメ! 2022年5月20日より全国にて公開©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会
2022年05月07日7月スタートのTBS新金曜ドラマは、有村架純と中村倫也がW主演する「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」を放送。東大卒の崖っぷちパラリーガルと高卒の弁護士のコンビが、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む、西田征史のオリジナル脚本で描く異色のリーガル・エンターテインメントとなっている。嘘のようだが本当にあった珍トラブル――「カフェで充電していたら訴えられた!」、「コンビニでお釣りを多く受け取ったら訴えられた!」など、一見、些細なことだと思えるが、どんな小さなトラブルでも、その裏には誰かの“大切な暮らし”があるはず。本作では、そういった問題を抱えてマチベン(町の弁護士)の元にやってくる人々の人生や社会にひそむ問題、またそれに関わる人間模様を描く。そんなトラブルに向き合うのは、有村さん演じる4回司法試験に落ちた東大卒の崖っぷちパラリーガル、“石子”こと石田硝子と、中村さん演じるフォトグラフィックメモリーの持ち主で、司法試験予備試験と司法試験に一発合格した高卒弁護士、“羽男”こと羽根岡佳男。様々なトラブルに挑む中で、自らのコンプレックスに向き合い成長していく。また、プロデュース・新井順子、演出・塚原あゆ子という、「MIU404」「着飾る恋には理由があって」「最愛」と話題作を手掛けてきたスタッフが再集結する。<キャスト・スタッフコメント>●有村架純石子は、自分自身が演じたことのないパラリーガルという役どころです。頭が固いんですけど、石子の持っているチャーミングさや無邪気さみたいなものを、羽男さんとの掛け合いの中で、いろんな表情を見せながら表現できたら面白くなるのかなぁと思っています。羽男さんと石子の凸凹コンビが、物語を追うごとにどう噛み合っていくのか、それも物語を見ながら見守っていて欲しいです。また、毎話ゲストでいらっしゃる方々との話数ごとの空気感など、そういうものを見ながら楽しんでいただけたらなと思います。がんばります!●中村倫也新井さん・塚原さんのチームで、有村さんと一緒に凸凹コンビで、身近なところにある事件をピックアップした弁護士さんのお話と聞いて、それだけでだいぶワクワクするというか楽しそうだなと思いました。ドラマに出てくるトラブルは、もしかしたら皆さんの身近に起こる、もしかしたら起こったことのある出来事かもしれませんし、いろんなところで感情移入できるところが多いと思います。そして軽い気持ちで軽快に楽しめるものになったら良いなと思います。これから撮影を頑張って、ぜひともテレビの前のみなさんに毎週楽しみにしてもらえるようなドラマを作りたいなと思います。がんばるぞ!●プロデュース・新井順子先日、有村さんと中村さんによって石子と羽男に息が吹き込まれました。活字や頭の中で想像していた石羽コンビが現実に目の前に現れ、感情豊かに躍動し始めています。初日からおふたりの絶妙な掛け合いにワクワク! その姿は、可愛いでもカッコいいでもなく「とても愛おしい」という表現がぴったりなコンビなんだと感じました。キャラクターに俳優さんが息を吹き込み、監督を始めとする制作・技術・美術のプロによって『石子と羽男』の世界観ができあがっていく様に毎日ワクワクが止まりません。今回はリーガル(法律)ものといっても、主人公たちにもたらされるトラブルは日常に起こりそうなものばかり。「それ経験あるかも」という珍トラブルに、石羽コンビが挑んでいく姿にぜひご期待ください!新金曜ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は7月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月03日シンガーソングライターの長渕剛が出演する、MTG「SIXPAD」の新CM「SIXPAD | Powersuit Core Belt 長渕剛編」が27日より放送される。新CMに向けて約半年間、自分を追い込んできたという長渕。新CMでは、今回のためにリメイクした楽曲「REBORN」をバックに、本格的なマシーンを使用した躍動感のあるトレーニングシーンや、魂のこもったステージパフォーマンスの様子が収録されている。撮影は「ステージパフォーマンス」と「トレーニングシーン」に分けて、2日間かけて実施。両日とも長渕の撮影にかける熱い思いが響く、活気ある現場となった。
2022年04月27日劇団☆新感線の話題の舞台を映画館で上映する《ゲキ×シネ》として、6月24日(金)より3週間限定で全国公開される、中村倫也主演『狐晴明九尾狩(きつねせいめいきゅうびがり)』。本日より予告映像が公開、そして豪華プレゼントが当たるキャンペーンが始動。さらにゲキ×シネポスタービジュアルが公開され、オリジナルデザインのムビチケ前売券(カード)の販売も決定した。『狐晴明九尾狩』は、中島かずき描き下ろしによる伝奇時代劇。これまで小説、漫画、映画、ゲームと数多くの作品が生み出されてきた安倍晴明だが、本作は新感線らしいアクション、歌、ダンス、笑いが盛り込まれた伝奇ファンタジーとなっている。連日満員御礼、大いに話題を博し高い評価を得た人気舞台を、《ゲキ×シネ》では映像・音声ともにスクリーン用に編集・ミックス。ライブの興奮はそのままに、洗練されたクオリティで臨場感溢れる映像に仕上げられている。そして、本編の雰囲気がいち早く確認できる本予告が完成。本日より、公式サイトおよびゲキ×シネ公式YouTubeチャンネルで公開された。その本予告の公開を記念して、ゲキ×シネ公式Twitterでは《予告映像拡散RTキャンペーン》を実施。対象のツイートをRTすると、中村倫也・いのうえひでのり・中島かずきのサインが入ったゲキ×シネポスターほか豪華グッズが抽選でプレゼントされる。また、完成したゲキ×シネポスターは、公演時のビジュアルを踏襲し、美しくも妖しい作品世界を表現。さらに、ゲキ×シネ初となるムビチケでの前売券販売が決定。オリジナルデザインのカード型が数量限定で販売される。販売は4月29日(金)より上映館及びメイジャー公式サイトにて。また劇団☆新感線『神州無頼街』東京公演の会場でも4月26日(火)より先行販売される。《ゲキ×シネ『狐晴明九尾狩』予告映像拡散RTキャンペーン応募詳細》【応募方法】1.ゲキ×シネ公式Twitterアカウント(@gekicine)をフォロー2.応募期間中に対象のツイートをリツイート【応募期間】4月30日(土) 23:59まで【プレゼント内容】・ゲキ×シネポスター(中島×いのうえ×中村サイン)×1名・ムビチケ×5組10名様・式神メモ(色違い2つセット)×10名様【詳細URL】『狐晴明九尾狩』6月24日(金)より公開
2022年04月22日映画『ハケンアニメ!』(5月20日公開)の完成披露試写会が14日に都内で行われ、吉岡里帆、中村倫也、尾野真千子、吉野耕平監督、辻村深月、柄本佑(映像出演)が登場した。同作は辻村深月による同名人気小説の実写化作。アニメ業界に飛び込んだ斎藤瞳(吉岡)は、監督デビュー作で憧れのスター監督・王子千晴(中村倫也)と最も成功したアニメの称号=覇権を争うことに。天才として名を馳せる王子は、プロデューサー・有科香屋子(尾野真千子)とタッグを組み8年ぶりに監督復帰を果たすことになっており、瞳はクセ者プロデューサー・行城理(柄本佑)や個性的な仲間たちと共に、汗と涙と鼻水にまみれ、アニメの頂点=ハケンアニメの称号を手にすべく奮闘を重ねる。中村、尾野、柄本との共演を前に緊張していたという吉岡は「ストイックというか、怒ったら怖そうだなみたいなのとか。尊敬してる先輩方なので畏怖の念があったんですけど、3人ともめっちゃ三枚目で驚愕でした。ずっと面白いこと言ってる」と明かす。同作の撮影後、改めて舞台で吉岡と共演した中村は、映画の現場では「仲良くなれないと思った」と言われたそうで、吉岡は「それ言うの、ほんとやめてください」と苦笑しつつ、「フランクに話してくださるんですけど、王子として見ているので緊張感があるんですよ。でも(中村が)ふざけて話すから、距離感がわからなくて、そんな感じでした」と言い訳。中村は「それを言ってくれるくらいすっかり仲良くなったということで」とまとめた。尾野は吉岡について「もうちょっと堅い人かと思ってたんです、里帆ちゃんのこと。ビシッみたいな感じのイメージがあったんですよ。だけど『グミ食べます?』って、何種類も出てくるの」と撮影現場の様子を振り返る。吉岡は「グミ、すっごい好きで。尾野さん優しいし大好きになって、好きな人にグミ食べさせたいと思って持ってっていっぱい渡したんですけど、尾野さんはあんまりグミ得意じゃなかったぽくて、『そんなグミ食べるのやめなよ』と言われた」と一方通行。最後には吉岡が尾野に干し梅をあげたというが、中村は「もちろんもらってないですよ。見たこともないですよ」と憮然としていた。この日は途中から原作の辻村も登場し、作品を絶賛。中村については「すごく癖のある天才監督という設定、天才と言われながらその裏にいろんなことを持ってる人で、プロデューサーさんから『誰か希望はありますか』と聞かれた時に『叶うかどうかわからないけど中村倫也さんが演じてくださったらすごく嬉しいです』と伝えていて、1人で部屋で『やったー!』って叫んだんです」と語る。また「これだけは負けない、覇権を取れること」というトークテーマでは、中村が「この後フォトセッションといって写真を撮っていただいて、奥のムービーのカメラに向かって手を振ってくださいと言われ、各番組やWebサイトに載せる用の映像になるんですけど、そこのムービーさんのカメラに対する手を振る時のスマイル、これが覇権を獲れるんじゃないかと」と自信を見せる。「このあとやるので、これ覇権獲れるわって笑顔だったら溢れんばかりの拍手、おひねりなどお願いしますね」と客席に懇願し、実際に満面の笑みで手を振ると、大きな拍手が起こっていた。
2022年04月14日冬晴れの1月に東京都江東区で中村憲剛さんのサッカー教室が行われました。子どもたち向けのサッカー教室と保護者向けのトークイベントが行われたこの企画。今回はサッカー教室の様子をレポートします。■小学生30人を対象にサッカー教室を実施よく晴れたフットサルコートに、小学生30名が集合しました。メインコーチを務めるのが中村憲剛さん。現役時代は川崎フロンターレの中心選手として活躍し、引退後は若手選手の指導やサッカー解説などを務め、人気を集めています。さらにはMCとして、名古屋グランパスや川崎フロンターレで活躍した中西哲生さんが参加。憲剛さんの指導内容に合わせて解説するなど、トレーニングを盛り上げていきました。■「正確に止めて蹴る」を実行するにあたり最も大切なもの最初のトレーニングは「2人組での対面パス」。パス&コントロールは、憲剛さんのプレーの代名詞「正確に止めて蹴る」を実行するにあたり、もっとも大切なものです。憲剛さんは子どもたちのプレーを見ながら「棒立ちではなく、ステップを踏みながらやろう」「足のインサイドを使い、体の前でボールを止めよう」と実演を交えながら、わかりやすく伝えていきます。続いて、憲剛さんは「さっき言ったことを意識しながらやったら、すごくサッカーっぽくなった。次はパススピードを意識しよう」と実演。転がってきたボールを両足でピタッと止める姿は、現役時代さながらです。憲剛さんのアドバイスによって、子どもたちの動きがどんどん変わっていきます。それを見て「良くなったよ。パススピードが上がったね!」などの声をかけながら、子どもたちの間を巡回していきます。■1つ1つのプレーにこだわる大切さを伝えた2つ目のトレーニングでは、4人の中心に1人の選手が入り、前後左右からのパスをコントロールして、横の選手にパスを出す動きを繰り返していきます。憲剛さんは「意識することはなんだろう?思い出してみよう」と投げかけると、子どもたちから「足踏み、インサイドにボールを当てる、体の前で止める」などの返事がかえってきます。憲剛さんは「そうだね。それを忘れると、せっかくいいトレーニングをしたのにもったいない。意識してやってみよう」と、1つ1つのプレーにこだわることの大切さを伝えていました。さらには、子どもたちのプレーを見ながら「ミスは問題ないよ」「慌てないで」など、プレーの後押しをする声をかける姿が印象的でした。■中西さん、憲剛さんともに短時間での成長に驚いた中西さんからは「この後にする、ゲームを想定しながらやろう」とアドバイスが送られ、ふたりとも、プレーを見ながら「良くなったね!」と短時間の成長に驚いていました。その後の「3対1のボール回し」では、憲剛さんがディフェンス役になり、子どもたちのプレーとシンクロしながら「遠い足で止める」「左足に出せるよ」「一回でボール止めれば、相手を見れるよ」など、一緒にプレーしながら声をかけていきます。そして「さっき言ったことを意識してやったら、パスは回った?」と質問。子どもたちからは「パススピードが早くなった」などの反応がかえってきます。それを受けて、憲剛さんは「さっき言ったことを意識してやるとボールは回る。ボールを持っている人の技術も大事だけど、ボールを持っていない選手のポジションも大事。試合と同じだからね」と語りかけていました。■「大事なのは自分の考えたことを積極的にやること」憲剛さんからのアドバイス最後のゲームでは、中西さんも飛び入り参加し、場を盛り上げます。中村さんは「ここまでやったことを全部意識しよう。ゲームには全部が詰まっている。みんな、頭の中を整理できたと思うから、ゲームで出そう。失敗してもいいよ。大事なのは、自分の考えたことを積極的にやること」と、子どもたちの背中を押していきます。憲剛さん、中西さんともに、子どもたちと一緒にプレーし、アドバイスを送りながら、楽しそうにボールを蹴っていました。そして、1時間におよぶトレーニングは終了。最後に中村さんは子どもたちに向けて、次のようなメッセージを送っていました。「短い時間だけど、積極的にやってくれたことに感謝しています。今後、みんなが試合を楽しむために必要なことを教えたので、ここで終わりにせず、常に意識してもらえたらと思います。また会えることを楽しみにしています!」■「憲剛さんからパスをもらえてうれしかった」子どもたちも大満足イベント終了後、子どもたちに感想をうかがいました。「中村憲剛さんのパスの一つ一つがすごくて、教え方もわかりやすかった。憲剛さんからパスをもらえたのがうれしかったし、みんな仲良くしてくれてよかった」(リュウジくん/小6)「中村憲剛さんから『ナイス!』と言ってもらえたのがうれしかった。パスをするときに、意識することを知ることができたのでよかった。憲剛さんはあこがれの人なので、会えてうれしい」(イオリくん/小5)子どもたちは、あこがれの中村さんと一緒にボールを蹴ることができて、ユニフォームにサインをもらうなど、かけがえのない思い出になったようでした。
2022年04月13日俳優の中村倫也と吉田鋼太郎、騎手の武豊とクリストフ・ルメールが出演する、Cygames・ウマ娘 プリティーダービーの新CM「武豊! たけーー大ジャンプ」編、「ルメールも楽しメール!」編が、10日より放送される。新CMは中村と吉田が、街中で武とルメールにそれぞればったりと出くわす。「武豊! たけーー大ジャンプ」編では、同ゲームをプレイした武が「『ウマ娘』、最高!」と叫びながら雲を割って飛び去ると、それを見た中村と吉田が思わず「たけぇ!」と叫んでしまう。「ルメールも楽しメール!」編は、ルメールが「ルメールも楽しメール!」とダジャレを言いながら登場する。同CMシリーズで何度も共演している中村と吉田は、騎手2人に遭遇した衝撃を息の合ったハイテンションな演技で表現した。■中村倫也、吉田鋼太郎インタビュー――――武さん、ルメールさんの印象を教えてください。吉田:福島の競馬場のレースでプレゼンター役をさせていただいたときに、ルメールさんが1着で優勝なさって、トロフィーと表彰状をお渡ししました。たぶんルメールさんは覚えていないと思うんですが(笑)。中村:僕も大井競馬場で3回くらいプレゼンターみたいな感じで表彰の時に立ち会わせていただいたんですが、3回中2回くらいルメールさんが1位でした。ファンに対するサービスや発言も人柄が出ていてお話ししてみたいなと思ったんですが、今回一緒には撮影できず残念でしたね。お二人はレジェンド中のレジェンドじゃないですか。吉田:武さんも長いよね。キャリアが。中村:お会いしたかったですけど、こうやって共演させていただけるのはとてもテンションがあがりますよね。吉田:光栄ですよね。ジョッキーの方って小柄なイメージで、その方が有利という話をよく聞きますけど、(武さんは)そんなに小柄じゃないんですってね。170cmはあるって。不利なところを持ちつつ、なおかつそれを払しょくして王者で居続ける、並大抵のことじゃないですよね。中村:やっぱり特出しているんでしょうね。詳しいことはわからないですが、馬との呼吸やレース展開など本当に特出した能力をもっているからこそ、それだけ長くご活躍されているんでしょうね。お会いして話してみたかったですね。吉田:一緒の画面に映れるなんて思ってもみなかったですね。中村:それだけで嬉しいです。――新生活の季節なので、お二人が新しくチャレンジしたいことなどあれば教えてください。吉田:最近その話一色になってしまって、申し訳ないんだけど。去年娘が生まれましてね。いろいろ今後のことを考えると、幼稚園やら小学校に入って、運動会が待っているわけですよ。その運動会で一緒に走りたいという野望をひそかにもっているんです。そのために鍛える。できればお父さんたちの中で1番になりたい。中村:役者をやっているとなんだかんだ体も使いますし、感覚も若いじゃないですか。なのでケガさえしないトレーニングをすれば全然あるんじゃないでしょうか。吉田:そうだね、せめてビリは避けたいという感じかな。少し言いすぎかなと思いますが、目指すは目指そうと。――中村さんはいかがでしょうか。中村:始めるというよりも直したいことになっちゃうんですけど……。僕、割ときれい好きではあるんですが、家事の中で1つだけ唯一苦手なのが洗濯物を畳んでしまうっていうことなんです。吉田:俺も、一緒。干すのはいいんだよね。わかる!中村:だってもうどうせこれ着るんだしって思っちゃうんですよね。それでなんだかんだ洗面所まわりが洗ったものでこうなっていくので。これを機にちゃんとしたいなと思っています。■武豊、クリストフ・ルメール インタビュー――――武さん、撮影はいかがでしたでしょうか。ルメールさんはこれから撮影ということで、意気込みなどを教えてください。武:慣れないことなので、競馬と違って上手くいかない感じでした。緊張したけど楽しかったです。ルメール:とても楽しみです。このゲームはとても人気ですから、プロモーションできてうれしいです。武:(ルメールさんに向かって)リラックスして頑張ってください。――CMには『ウマ娘』のキタサンブラックとサトノダイヤモンドが登場しますが、モチーフとなった競走馬についての思い出など教えてください。武:2年くらいキタサンブラックに乗っていたんですが、たくさん勝ったレースもあれば、それこそサトノダイヤモンドに負けた有馬記念もあったりと、すごく思い出深い馬です。ルメール:2頭とも有馬記念でいい試合をしてくれました。僕がサトノダイヤモンドに乗った時はいい思い出でした。今回ゲームの中でサトノダイヤモンド、キタサンブラックが出ています。ファンの皆さんにとってすごく楽しみだと思います。武:すでに自分が乗っていた馬がたくさんキャラクターとなっていて注目されています。一頭一頭思い出があって、昔を思い出しながら見ているんですが、今回キタサンブラックが登場ということで注目していますね。ルメール:日本にきてからたくさんいい馬に乗ることができました。やっぱりサトノダイヤモンドは僕にとって特別な馬ですね。JRA の免許をとってから一番強い馬でしたので、今ゲームの中に出ているのが素晴らしいです。――今回のCMはとてもテンションが高い内容になっていますが、最近お二人がテンションが上がったことはなんでしょうか。武:春はGIレースがたくさんあるので、ジョッキーとしてはテンションの上がる季節が来たなという感じですね。ルメール:一緒です(笑)。やっぱりGIのときは人気馬に乗ったらプレッシャーがかかりますね。ただ2人とも経験のあるジョッキーですから。GIもちろん勝ちたいです。毎週毎週頑張ります。武:ルメールさんは、この前サウジアラビアで1日に4回ビッグレースに勝ったからテンションが上がりましたね。TVで見ていてすごいなと思いました。ルメール:豊さんは一番リラックスしているジョッキーですね。GIの時はゲート裏でいつも静かです。いつもベストな競走をできるのは、17歳からやっているからだと思います。モデルですね、アイドルです。――『ウマ娘』の反響について、いかがでしょうか。武:普段街を歩いていても、若い女の子から「ウマ娘やってます」とか「見てます」と声をかけられることもありますし、後輩ジョッキーの中でハマっているジョッキーもいるので、いろいろ聞いています。すごく話題になっているなと思いますね。
2022年04月09日俳優の中村倫也が出演する、ブルボン・贅沢ルマンドの新CM「カフェ・ド・ルマンドへようこそ」編が、5日より放送される。新CMでは、中村がブックカフェのマスター役で登場。同商品を思わせるパープルの本が揃う店内で、優しい表情を浮かべる中村が「好きなだけ贅沢してください」と語り掛ける。撮影は築50年の古民家をリノベーションしたカフェで行われ、実際のカフェの棚やテーブル・椅子をいかしながらパープルの看板や本を並べ、カフェ「カフェ・ド・ルマンド」を作り込んだ。中村の独特な空気感に現場はほっこりとした空気に包まれた。■中村倫也インタビュー――マスター役を演じてみていかがでしたか?今までは「ルマンド男子」ということでしたが、今回は「マスター役」を演じたので、これからは「ルマンドマスター」ってことになりますよね。マスター・ド・ルマンドでもいいのかもしれないですけど……。わからないですが、なんか一つ昇進したのかなと思いました(笑)。――ちょっと休みたいとき、お気に入りの場所や過ごし方はありますか?コロナになる前は、撮影の空いてる時に撮影場所の近くの喫茶店に行って、コーヒーを飲みながら甘いものを食べて、本を読んだり台本を読んだり、ちょっとした仕事をしたりとかしていましたね。今回撮影の舞台だった古民家カフェのようなところにはあんまり行ったことがなかったので、おしゃれで良かったですね。(ブルボンさんに)ブルボンカフェはやってないんですか? ないの? やればいいのに。「ルマンド」を食べる時はコーヒーを絶対お供にっていう人、多いと思うんですよ。だからまさしく、そういうカフェがあってもいいのになって思いましたね。――いつかお店をオープンさせるとするならどんなお店にしますか?お店なのかわからないですけど、移動式遊園地とかやりたいですね。楽しそう。昔フランスに仕事で行った時に、たまたま来ているときで、あったんですよ。すごいやっぱり楽しいじゃないですか。なんかああいうのを、それこそ日本の色々なところに、「来月はここにお邪魔します」、みたいな告知をしてやったら楽しそうだなぁって、ふと思いました。でも移動が大変そうだから、段ボールで作った乗り物とかでやりたい(笑)。――最後にCMをご覧になる皆さまにひと言お願いします!CMをご覧になる皆さま、こんにちは、中村倫也です。今回、WEBCMも含めて新CMを撮りました。「ルマンド」はコーヒーのお供に、という方も多いと聞いています。ぜひ、この春は甘いものと苦いもので、ハーモニーを奏でてください! あと今回新しく「ひとくちルマンド」にストロベリーさんも仲間入りしたので、皆さんもぜひ、御賞味あれ!
2022年04月05日俳優・中村倫也が主演を務めるMUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』が2022年10月~11月、東京公演を東京芸術劇場プレイハウス、大阪公演を梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、ほかにて上演される。ミュージカル『SMOKE』や『BLUE RAIN』などを手掛けるチュ・ジョンファの新作として韓国国内で注目を集めた MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』は、世界中誰もが知る天才音楽家であり、聴力を失ってなお音楽への情熱を注ぎ込んだ悲運の人・ベートーベンの生涯を、彼を取り巻く人物たちとの愛と影、喪失そして運命を、彼が綴った音楽とオリジナル楽曲で描いていく作品。日本初版上演となる本作で、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』やドラマ『凪のお暇』、映画『ウェディング・ハイ』など数々の話題作に出演し、主演舞台『ヒストリーボーイズ』では第22回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞するなど、振り幅の広い演技で破竹の活躍を見せる中村倫也が主演・青年期のルードヴィヒを務める。そして、中村とは残酷歌劇『ライチ 光クラブ』や『八犬伝』などでタッグを組んできた河原雅彦が、日本版の上演台本・演出を手掛ける。上演にあたり中村と河原のコメントも到着。主演を務める中村は、「『いつか本格ミュージカルをやりたいんだよね』とパンクロック&歌謡曲好きの河原さんにそんな願望があるなんて知りませんでした。その瞬間から、いつかそんな作品のオファーが来たら、と覚悟を決めていました。つまり、僕ら二人にとって、大意欲作、でございます。どうぞご期待の程を」と、意気込みをあらわにした。また、上演台本・演出の河原は、「 『倫也となんかやりたいな。次はどんなチャレンジに連れ込もっかな』みたいなことはいつも頭の片隅にあって、で、めちゃめちゃ歌うベートーベンをやってもらいます」と、約7年ぶりの中村とのタッグに期待を寄せた。死を目前に書かれたベートーベンの1通の手紙。そこに込められた、誰も見たことがない、音楽家・ベートーベンの隠された物語が紐解かれていく。MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』は、2022年10月~11月に、東京芸術劇場プレイハウス、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティほかにて上演。その他の出演者、公演詳細は今後随時公開される。【中村倫也コメント全文】あれはいつだったでしょうか。河原家でご飯を食べていた時だから、まだコロナ前のこと。次なにやります?なんて、期待も込めてざっくばらんに話をしていた時のこと。「いつか本格ミュージカルをやりたいんだよね」パンクロック&歌謡曲好きの河原さんにそんな願望があるなんて知りませんでした。多くの演劇ファンの方々も、想像つかない姿でしょう。その瞬間から、いつかそんな作品のオファーが来たら、と覚悟を決めていました。つまり、僕ら二人にとって、大意欲作、でございます。どうぞご期待の程を。【河原雅彦(上演台本・演出)コメント全文】「倫也となんかやりたいな。次はどんなチャレンジに連れ込もっかな」みたいなことはいつも頭の片隅にあって、で、めちゃめちゃ歌うベートーベンをやってもらいます。しかも韓国ミュージカル。さて、どうなるんでしょうね。刺激的な共演者たちとギドギドに掛け合わせつつ、第9ばりにとんでもないもん作れたら、と思うばかり。さすがに第9はハードル高いか・・・。ま、ちょっとやってみます。<ストーリー>残り少ない人生を前に書かれたベートーベンの1通の手紙。そして、その手紙が一人の女性の元へ届く。聴力を失い絶望の中、青年ルードヴィヒが死と向き合っていたまさにその夜。吹きすさぶ嵐の音と共に見知らぬ女性マリーが幼い少年ウォルターを連れて現れる。マリーは全てが終わったと思っていた彼に、また別の世界の扉を開けて去っていく。新しい世界で、新たな出会いに向き合おうとするルードヴィヒ。しかしこの全ては、また新たな悲劇の始まりになるが・・・。公演概要MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』ORIGINAL PRODUCTION BY ORCHARDMUSICAL COMPANYMUSIC BY SOO HYUN HUHBOOK BY JUNG HWA CHOO出演:中村倫也ほか上演台本・演出:河原雅彦公演時期:2022年10月・11月会場:<東京公演>東京芸術劇場プレイハウス<大阪公演>梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公式HP:
2022年03月28日主演の篠原涼子をはじめ、中村倫也、関水渚、岩田剛典、向井理、高橋克実などオールスターキャストが集結した抱腹絶倒の群像コメディ映画『ウェディング・ハイ』。脚本は芸人、タレントとして活躍するほか、向田邦子賞やギャラクシー賞を受賞するなど脚本家としても才能を発揮するバカリズムで、『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』で数々の賞を受賞し、映画ファンから絶大な支持を集める大九明子がメガホンをとった。そんな本作に隠れた見どころポイントを、大九監督による演出の観点から解説する。▼登場人物全員が好きになる!魅力的なキャラクターたち大九監督作品ではこれまで、自分の周りにもいそうな、どこか鬱陶しいけど憎めない愛すべきキャラクターが多々登場してきた。本作でも、流されやすい新郎(中村倫也)に天真爛漫だけど実はしっかり者の新婦(関水渚)をはじめ、クセ者参列者たちに振り回されながらも、最高の結婚式を贈ろうと奔走するウェディングプランナーの中越(篠原涼子)の姿は思わず応援せずにはいられない。結婚式という身近なテーマだからこそ、新郎新婦、友人、親族どの立場の人が観ても楽しめ、スクリーンに映るキャラクターに自らを投影し感情移入することができる。また、『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』で大九監督と組んできた片桐はいり演じる新婦の恩師は、大九監督の希望で脚本に追加されたキャラクター。監督は「自己実現に忙しい男性たちの中に、毛色の違う女性キャラクターとしての片桐はいりさんの役を書き下ろしてもらいました」と明かし、新婦の幸せを真っ直ぐに願う素敵なキャラクターが誕生した。▼役者のポテンシャルを最大限に引き出す「画面に映るものすべてを面白くしたい」と語る大九監督。事前にカット割りはほとんど決めず、撮影で俳優が面白い芝居をしたら、すかさずそれをカメラに収めていくスタイルをとっている。本作でも、振り切った演技を見せた岩田さんのポテンシャルを引き出しているが、彼が活躍する後半の怒涛の伏線回収でも、やりすぎないギリギリの笑いのバランスを保っている。さらに、関水さん演じる新婦・遥に関しては、街でばったり大輔(前野朋哉/岩田さん演じる元カレ・裕也の親友)と会うシーンで早口で軽やかな嘘をつく関水さんの演技を受け、天真爛漫な中にも芯の強さを持つ新婦のキャラクター像が作られていった。▼結婚礼賛に終わらないウェディング・エンターテインメント監督が「ウェディングという日常の隣にあるようなものが舞台の映画ですから、不用意に観た人を傷つけることがあってはならないと思いました。誰一人として孤独な気持ちで帰ることのないように、という想いを込めて作りました」と語るように、結婚がすべて!と全肯定するわけではなく、“人生にはうまくいかないこともあるけどそれでも良い、大事なのはどんな選択をしたとしても、その人が幸せであること”というメッセージが込められている。また、中越と彰人・遥夫妻が結婚式場で打ち合わせをするシーンでは、同性のカップルが式場の下見をしている姿が映り込み、固定観念にはとらわれない、という監督の想いが随所に散りばめられた映画となっている。『ウェディング・ハイ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウェディング・ハイ 2022年3⽉12⽇より全国にて公開(c)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会
2022年03月27日映画『ウェディング・ハイ』(3月12日公開)に出演する中村倫也と関水渚のオフショットが25日、公開された。同作はバカリズムが手掛けた完全オリジナルストーリーで、大九明子が監督を務める。絶対に「NO」と言わない敏腕ウェディング・プランナーの中越(篠原涼子)は、お茶目だけど根は真面目な石川彰人(中村倫也)といつも明るい新田遥(関水渚)のカップルを担当するが、参列者たちの熱すぎる思いが暴走し、式は思わぬ方向へ。新郎新婦のSOSを受け、披露宴スタッフと力を合わせ様々な問題を解決しようと奔走する中越の姿を描いた群像コメディ映画となっている。この度公開されたのは、新郎・彰人を演じた中村が実際に撮影した、超リアルな自撮りショット。本当に式を挙げた直後のような幸せいっぱいな2人の様子が収められている。さらに担当プランナー・中越とドレスを試着する遥の映像も。彰人が撮影しているという設定の映像では、遥が純白のドレスを試着しはじけるような笑顔で向かって「ジャ〜ン!」と披露する。そして、遥のウェディングドレス姿に拍手する中越が、カメラを向けられ思わず照れてしまう。また、実は彰人と遥の結婚式の参列者の1人(遥の友人)という設定で、密かに結婚式の写真をアップしているInstagramアカウント「HARUKA‘s WEDDING」(@harukas_wedding)が公開されている。撮影現場でエキストラの人が、本当の結婚式さながらに携帯で撮影した写真がアップされており、アカウントを見つけた中村のファンを中心に「めっちゃリアルで何だかドキドキする」「いやいや、生々しさ(笑)私も泣きたい」「なんか気持ちがざわつくのは気のせい?!」など、興奮気味な感想が多数寄せられている。
2022年03月25日2022年にシンガーソングライターデビュー20周年を迎える堂本剛による新プロジェクト「堂本剛プロデュース」が3月25日(金)より始動する。堂本は2002年のシンガーソングライターとしてのシングル発売以降、さまざまなプロジェクトを通じ、音楽や俳優、ファッション、デザインなど多岐にわたる分野で活躍を続けてきた。本企画では「LINE VOOM」で毎月10本程度のオリジナル動画、ZOZOの協力のもと全7型(予定)におよぶオリジナルのファッションアイテムをプロデュース。動画はスゴ技挑戦や音楽などの内容を投稿、アイテムは2022年夏よりシーズンレスに着用できるユニセックスアイテムを通販サイト「ZOZOTOWN」で販売予定だ。またプロジェクト期間中、撮影やプロデュース作業にスタッフが密着。その模様やオフショットは無料動画配信サービス「GYAO!」のオリジナル番組『つよしP(仮)』として配信される。ほかにも堂本のプロデュースによるコンテンツがさまざまなメディアに登場する予定だ。初回のプロデュースとなるビジュアル撮影に堂本はお気に入りの衣装で登場。カメラマンからの「目線なしも撮りますか?」との声に「いいですね!」とふたつ返事でOKするも「(プロデュースを)任せるのが不安になる写真にしましょう」と堂本らしいジョークを飛ばす。それから空気椅子の状態でポーズを決めるなど、個性あふれる撮影になった。写真撮影後、早速ファッションアイテムの打ち合わせを開始。堂本が手がけるファンクミュージックのように、様々な方向からのアプローチにより、手に取る一人ひとりがサステナブルなものに関する関心や、何かを感じてもらえるようなアイテム作りに取り組みたいとコメントする。用意されたサンプルを手に取りながら、生地の選択やデザインの方針など、完成にむけたイメージを膨らませた。続いて「LINE VOOM」向けの動画撮影。人気のチャレンジ動画に挑戦するもなかなかうまくいかず、「しょぼいなあ」と堂本。失敗も楽しむ、おおらかな一面を見せた。さらにはなかなか見られない音楽制作の現場にもスタッフが密着。ベースやギターを手に取り、音作りの様子やリフのアイデアを形にしていく作業、浮かんだメロディをマイクに吹き込むところなど、一つの楽曲を形にしていく方法を紹介する。録音した音源をチェックする目は真剣そのもので、シンガーソングライターデビュー20周年を経て一層精力的に音楽に取り組む姿が印象的だった。■企画情報「堂本剛プロデュース」3月25日(金)よりスタート<詳細>(1)「堂本剛 × ZOZO」堂本剛プロデュースのもと、ZOZOが開発・販売アイテム型数:7点(予定)2022年夏より予約販売開始(予定)(2)「堂本剛」LINE公式アカウント(3)「LINE VOOM」堂本剛オリジナル動画3月26日(土)~2022年9月「堂本剛」LINE公式アカウントにて配信PC: スマホ: (4)「GYAO!」オリジナル番組『つよしP(仮)』3月26日(土)21時より配信開始。毎週土曜日更新(全26回)・番組視聴ページ: ・公式Twitterアカウント: 特設ページ:
2022年03月25日女優の篠原涼子が主演を務める、映画『ウェディング・ハイ』(3月12日公開)のメイキング映像が18日、公開された。同作はバカリズムが手掛けた完全オリジナルストーリーで、大九明子が監督を務める。絶対に「NO」と言わない敏腕ウェディング・プランナーの中越(篠原涼子)は、お茶目だけど根は真面目な石川彰人(中村倫也)といつも明るい新田遥(関水渚)のカップルを担当するが、参列者たちの熱すぎる思いが暴走し、式は思わぬ方向へ。新郎新婦のSOSを受け、披露宴スタッフと力を合わせ様々な問題を解決しようと奔走する中越の姿を描いた群像コメディ映画となっている。映像は、メイキングカメラが高橋克実のコメントを撮影している最中、篠原と中村が横からちょっかいをかけている風景から始まる。撮影時の4月1日は高橋の60歳の誕生日で、中村が「今年の抱負をいただいてもいいですか?」とインタビュアーになり、篠原は一緒になって質問攻め。対して高橋は「なんだよ……」とツッコミながらもしっかり応え、息の合った掛け合いが納められた。 カメラの前で中村が高橋に差し出そうとしたまさかの誕生日プレゼントに、一同が思わず笑ってしまう場面も。一方、新婦の遥(関水)を略奪しようと、計画する遥の元カレ:裕也(岩田剛典)と、友人の宗介(浅利陽介)、大輔(前野朋哉)の仲良し男3人旅での撮影中には岩田によるステップレッスンも行われた。浅利が昔から教わりたかったというダンスのステップを、岩田が実演しながら丁寧にレクチャー。その風景に前野が思わず「どこで使うんだよ(笑)」とつっこみ、笑いを誘っている。
2022年03月18日とある結婚式を舞台にしたコメディ映画『ウェディング・ハイ』が現在公開されている。バカリズムが手掛けた完全オリジナルストーリーで、絶対に「NO」と言わない敏腕ウェディングプランナーの中越(篠原涼子)が、お茶目だけど根は真面目な石川彰人(中村倫也)といつも明るい新田遥(関水渚)のカップルを担当し、披露宴スタッフと力を合わせ様々な問題を解決しようと奔走する姿を描く。大九明子監督が手掛け、岩田剛典、中尾明慶、 向井理、高橋克実など個性が強すぎる俳優陣が集結した同作で、新郎の石川彰人を演じる中村倫也にインタビュー。同作に関わって感じたことや、スピーチで緊張しないためには!? といった仕事上の心得などについても話を聞いた。○■結婚式より葬式のアイディアが浮かぶ!?――この作品では結婚式とその準備について、新婦目線と新郎目線でかなり違う部分が心の声として描かれていますが、そういったところについて思うことや、自分だったらこうするかも、と考えたことはありましたか?僕自身は結婚していないので、作品で描かれてる“新郎あるある”的なことについて、「みんなこんな感じなのかな?」「これで合ってるかな?」と思いながら演じていたんです。石川くんは結婚式でもなんでも、自分も含めたイベントというより「彼女に喜んでもらいたい」といった思いが強いのだろうな、というところから役を作っていきました。僕だったら、どんどん決めていっちゃうかもしれません。式場のテーブルクロスで迷うシーンでも「これでいいじゃん」と決めていくだろうなと思っていました。「どうする?」と言い合っていても進まないから、まず「これは?」と案を出しちゃう。それで「こっちがいい」と言われたら、「じゃあそっちにする?」みたいな感じで、前に進めるタイプです。――実際に作品を通して、結婚式についての考え方やとらえ方が変わったところはありましたか?席次とか準備のこととか、これだけ色々と決めなければいけないんだと驚きましたし、結婚式が理由で喧嘩するカップルがいるというのも頷けると納得しました。一方で、結婚式のシーンは、やっぱりなんだか感動的でした。新郎はああいう場で頑張らなきゃいけないんだなと思いましたね。僕自身は「付き合う時点で結婚するくらいの覚悟がないと」というタイプなので、節目ではあるけど、誕生日などの他の記念日とそんなに変わらない感覚になるんじゃないかなとも思いましたが、やっぱり結婚してみないとわからないです。ぐっと何かが固まるという意味では、当人同士よりも、その周りの家族とか親族などの思いが乗っかる方が強いのかなと思いました。――最近は結婚式でも個性的な演出や、趣味を反映させたものにする人も増えているそうで、中村さんだったらどのような演出にしたいですか?どうでしょう!? お葬式ならいっぱい浮かぶんですけど……結婚式の映画で、葬式の話ははばかられるかな? 葬式は、自分のための式じゃないですか。だから、ふざけた生前葬をやりたいんです。俺が額に三角の布をつけて、白い服を着て皆さんから“見えてない体”で存在して、参列者にちょっかいを出したい。棺桶を開けたらほかほかのご飯が入ってるとか、お焼香の代わりにふりかけをかけてもらうとか(笑)。でも、結婚式は自分だけのものじゃないでしょうから……シンプルでいいんじゃないかな。牧師やりたいです。――それは誰の結婚式になるんですか!?(笑)。結婚式って、そういう意味ではすごくちゃんとしなきゃいけないんでしょうね……。 きっとふざけちゃいけなくて真顔で。きっと普通にしてるのが1番いいですよね。――面白いアイディア次から次へと出てくる中村さんですが、今作でも周りのみなさんが面白いことを競い合う中で、自分もしかけたくなる衝動はありましたか?僕もいい年になって来ているので、衝動を抑えられるようになって来ています。ちょっとはみ出してしまったのは、1カ所ぐらいです。篠原さんに「何とかなりませんかね!?」という時に、大声でびっくりさせたくらい(笑)。それ以外はもう邪魔にならないように。脱線する物語を本筋に立ち返らせるポジションなので粛々と芝居をしていました。――これまでだったらやりたくなっていたということでしょうか?たぶん「俺も混ぜて〜!」となっていました。でも役割をちゃんと認識できる年になりました(笑)。僕自身は、ガン(岩田剛典)の芝居が楽しみでした。現場でも本人に「こういう役は初めてだよね」と言ったり。最初にこの役をガンがやるって聞いた段階で「いいね」と。今回は新郎役なので、おとなしくしていました。○■失敗を引きずっても前向きであれば…――以前、生田斗真さんが中村さんのことを「日本一舞台挨拶が上手い俳優」とおっしゃっていましたが…えっ!? ムロツヨシじゃなくて?――もちろん、ムロさんもお上手ですが…結婚式でもスピーチがあったりして、緊張してしまうことも多いと思います。中村さんのように、スピーチをする場でも自然体であるためにはどんなことを心がけたらいいのでしょうか?失敗しても、気にしない! いつからかそうなっていました。失敗しないようにしても無理だし、皆、失敗を怖がりすぎてるなと思ったんです。あとはイベントに来てくれた人が楽しい方がいいと考えたら、他人の迷惑にさえならなければ、自分はどうなってもいいから楽しんでもらいたいという気持ちになりました。――その域に達することができるのがすごいです。やっぱり、僕もいっぱいヘタこいて来たんです。ヘタこくと、やっとヘタのこかなさがわかるんです。失敗することで、失敗しないようになっていくじゃないですか、人って。今は「ちゃんとしよう」と思わなくなってきて、何が失敗かも考えないぐらい、ナチュラルにしゃべっています(笑)もちろん、ちゃんと考えもします。取材でもちゃんとしたことを言わなきゃと思うことも多いです。ただ、生きていく上で皆が「真面目にやろう」「失礼のないようにしよう」としているから、逆にそうじゃない方に1回振ってみたんです。そうすると選択肢が広がって、いきいきできるようになったんじゃないかな、と。単純に僕がやったことですが、特にマイナビニュースの記事を読んでいるような若くて仕事に悩む世代には「失敗をした方がいいよ」とアドバイスしたいです。自転車だって転び方がわかってから怖くなくなって乗れるようになるわけで……ちなみに、今は真面目な方にトークを振ってます(笑)――自由自在ですね!そういう内訳でお送りしております(笑)――失敗した時は「うわ〜!」となったり落ち込んだりしてしまうと思いますが、そういう意識も手放すということでしょうか?いや、それは無理です! 僕だって今もめちゃくちゃになりますし、1週間ぐらい引きずります。家に帰ってふとした瞬間に「こうやればよかったな」とか、いっぱい思います。でもそれが後ろ向きなものじゃなければいいなって。「失敗してそうなるなら、なればいい」というテンションで生きていると、そんなに緊張しすぎなくなります。緊張する時は、自分をよく見せようとか、自分の持ってる以上の実力を出そうとしているんじゃないかな。人前に立つのは特殊な状況ですけど、ある種の慣れもあると思いますし、どこに行っても「適度」という意味の「適当」な状態でいられるようにしたいと思っています。■中村倫也1986年12月24日生まれ、東京都出身。05年に俳優デビュー。14年には主演舞台『ヒストリーボーイズ』で第22回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。近年の出演作として映画『ファーストラヴ』『騙し絵の牙』(21年)、ドラマ『珈琲いかがでしょう』(21年)、舞台『狐晴明九尾狩』(21年)、配信ドラマ『No Activity 本日も異状なし』(21年)など幅広い分野で活躍。2022年の待機作に映画『ハケンアニメ!』5月20日公開、配信作品『仮面ライダー BLACK SUN』がある。エッセイ集『THEやんごとなき雑談』が発売中。また、雑誌『ダ・ヴィンチ』にて新連載「中村倫也のやんごとなき雑炊」がスタート。
2022年03月15日映画『ウェディング・ハイ』(3月12日公開)の公開初日舞台挨拶が12日に都内で行われ、篠原涼子、中村倫也、関水渚、岩田剛典、皆川猿時、高橋克実、大九明子監督が登場した。同作はバカリズムが手掛けた完全オリジナルストーリーで、大九明子が監督を務める。絶対に「NO」と言わない敏腕ウェディング・プランナーの中越(篠原涼子)は、お茶目だけど根は真面目な石川彰人(中村倫也)といつも明るい新田遥(関水渚)のカップルを担当するが、参列者たちの熱すぎる思いが暴走し、式は思わぬ方向へ。新郎新婦のSOSを受け、披露宴スタッフと力を合わせ様々な問題を解決しようと奔走する中越の姿を描いた群像コメディ映画となっている。登壇した岩田の「引き出物って、いいですね」という意味深な一言に、なぜか中村は爆笑。ネタバレを避けて話すキャスト陣だが、前回の舞台挨拶では岩田の裸シーンも話題となっており、見どころを聞かれた篠原も「岩田さんに、皆様ご存知のようなシーンがありましたよね。何度見てもきっと皆さん興奮されるんじゃないかと」と期待する。岩田は撮影について「脚本以上でしたね」と苦笑し、中村は「なんで受けたの? この役」と素朴な疑問を投げる。今まで演じてきた役の流れからして「まったくないですよね」という岩田に、篠原も「新境地だと思います」と太鼓判。岩田は自身でも「笑いましたね」と振り返り、「心の声をアフレコで入れに行ったんですけど、その時の監督のディレクションが予想外すぎて。こんな奇声を発すると思わなかったので、それは本編見ていただいた方のお楽しみ」と煽っていた。また、この日は同作の魅力を「たいあんきちじつ」のあいうえお作文で表すというコーナーも。「高橋克実さんが」(大九監督)、「いろいろあって」(高橋)、「アンシャンテ」(中村)、「気分がハイになる」(篠原)、「ちーむわーく抜群のウェディング・プランナーさん」(関水)、「自由奔放に」(岩田)、「つきましては、皆様のご多幸と『ウェディング・ハイ』のヒットをお祈りして乾杯」(皆川)とまとまったようなまとまっていないような出来となった。この結果について「自分の順番をわかっていない」とつっこまれた関水は「(あいうえお作文で)つなげると思ってなくて、一人一つ何かを書くものだって、すみません」と謝罪する。「アンシャンテ」と書いた中村は「フランス語で『はじめまして』とか『ごきげんよう』みたいな」と説明しながら「やっぱり帰国子女なんで……」とボケを飛ばしていた。
2022年03月12日俳優の中村倫也が8日、都内で行われた「アフラックの休職保険」新商品発表会に、落語家の笑福亭鶴瓶、女優の夏帆とともに出席した。アフラック生命保険は3月22日より、休職による収入減少のリスクに備える「アフラックの休職保険」を発売する。それに伴い、3人を起用した新テレビCMが3月14日から全国で順次放送、また、新WEBムービーが3月8日から公式YouTubeチャンネルで配信される。新CMとムービーで、中村と夏帆は夫婦役、鶴瓶は中小企業の社長役を演じている。発表会で中村は、人生の先輩である鶴瓶に“モチベーションのコア”は何か質問。鶴瓶は「周りに気を使わせないことが一番のモチベーション。怒っているだろうなとか、周りに思わせないことが大事」と答え、「できてるやん」と言うと、中村は「そんなことないです。できてないときありますよ。ガラ柄じゃない役をやっているときは集中しないとできないので」と返した。その流れで、この春に新しく始めたいことについてトーク。中村は「より笑顔を生み出せるような、たんぽぽの綿毛のような人間になれたらなと。次はたんぽぽ俳優を。“カメレオン”から“たんぽぽ”って言われるように頑張ります」と宣言した。また、夏帆が鶴瓶に「私、ものすごく緊張しいなんですけど、鶴瓶さんは緊張することありますか?」と尋ねると、鶴瓶は「今年に入ってまだ舞台をやっていない。3月に初舞台あるんですけど、今でも緊張しますよ」と答えた。鶴瓶と中村は演技での共演は今回が初めて。鶴瓶は「腹立つくらい落ち着いていますよ。俺より年上ちゃうかなって思います」と中村の落ち着きっぷりに感嘆していたが、中村は「だいたい緊張はしていますよ」と言い、「でも、あきらめているんです、自分に。だから100点でなくていいやと思って生きている。85くらいとれればいいだろうって」と自身の生き方を明かした。
2022年03月08日俳優の中村倫也、落語家の笑福亭鶴瓶、女優の夏帆が8日、都内で行われた「アフラックの休職保険」新商品発表会に出席した。アフラック生命保険は3月22日より、休職による収入減少のリスクに備える「アフラックの休職保険」を発売する。それに伴い、中村倫也、笑福亭鶴瓶、夏帆を起用した新テレビCM『休職するリスク』篇、『休職と収入』篇、『ケガで休職』篇が、3月14日から全国で順次放送。また、新WEBムービー『休職するリスク(こころ)』篇、『休職と収入(ケガ)』篇が3月8日から公式YouTubeチャンネルで配信される。新CMとムービーは、中村と夏帆による夫婦と、中小企業の社長役の鶴瓶が、休職した社員を思いやるとともに、それをきっかけに休職は身近に起きるものであり、誰にでもそのリスクはあることを理解して向き合っていくストーリーとなっている。中村と鶴瓶は演技での共演は今回が初めて。鶴瓶は「腹立つくらい落ち着いていますよ。俺より年上ちゃうかなって思います」と感想を述べると、中村は「絶対に違います」と笑いながらツッコんだ。さらに鶴瓶は「安心感ありましたね」と感嘆。中村は「うれしいです」と喜び、「今回のCM、僕は受けのセリフで、自分から発するセリフってそんなに多くなかったんです。それもあってお二人に比べたら余裕があったのかなと」と話した。夏帆も「中村さんとは過去にも何度か共演させていただいていますが、どんな状況でもどしっとされていて、慌てふためいている姿を見たことがない」と同調し、「それでいてフラットな方。スーッとそのままお芝居されるので、緊張されないのかなと思いながら見ています」と語った。
2022年03月08日中村倫也はどこまで行くのだろうか――。畏怖の感情すら抱いてしまうほど、活躍ぶりが止まらない中村さん。映画『ファーストラヴ』にドラマ「珈琲いかがでしょう」「コントが始まる」、そして劇団☆新感線による舞台「狐晴明九尾狩」――。様々な形態でファンを楽しませてくれた彼の勢いは、2022年も止むことがない。映画『ウェディング・ハイ』『ハケンアニメ!』、配信ドラマ「仮面ライダーBLACK SUN」と現在発表されている作品だけでもバラエティに富み、さらなる覚醒の年になることだろう。その皮切りとなる『ウェディング・ハイ』(3月12日公開)は、2019年の映画『美人が婚活してみたら』『私をくいとめて』の大九明子監督との再タッグ作。『地獄の花園』『架空OL日記』等、書き手としても活躍するバカリズムが脚本を手掛けた結婚式コメディだ。篠原涼子、関水渚、岩田剛典、向井理ほか豪華キャストが勢ぞろいした本作で、中村さんが演じたのは自分の意見をなかなか言えないお人よしの新郎・石川彰人。式の準備から余興、スピーチ…周囲の熱と圧に押されて彰人が流されてしまうさまには、笑わされつつも激しく共感してしまうことだろう。そして、おとなしい人柄と饒舌な心の声(モノローグ)とのギャップを見事に成立させた部分に、中村さんの職人芸を感じずにはいられない。つまり、『ウェディング・ハイ』は名優・中村倫也の「受け」と「攻め」の演技を堪能できる作品でもあるわけだ。今回はその部分をテーマに、中村さんの表現術を紐解いていく。なお、本取材が行われたのは、「狐晴明九尾狩」が大千穐楽を迎え、ほどなくしたタイミング。主役の陰陽師・安倍晴明を任された中村さんは、激しいアクションと独特のセリフ回し、高い熱量が持ち味の劇団☆新感線で、約2か月に及んだハードな公演を走り切った。ならばこそ、彼の現在地から『ウェディング・ハイ』に通じる演技論を掘り下げてゆきたい――。撮影中は「リアリズムな芝居を意識」「ご無沙汰です」と柔らかな表情を浮かべ、こちらの緊張を和らげてくれた中村さんに感謝しつつ、「受け」と「攻め」、声の表現に脚本の読解術…ディープな質問をぶつけてみた。――まずは「狐晴明九尾狩」、お疲れさまでした。「中村倫也のボルケーノラジオ」(ファンクラブ会員限定コンテンツ)でも終演直後の想いを語っていらっしゃいましたが、今現在の状態はいかがですか?ボルケーノラジオ、聴かれたんですね(笑)。今はまだ疲労が残っていて、喉もちゃんとは治っていないかな。ちょっと時間をかけて、年内(2021年)には完全に戻すという感じです。――公演期間中、氷風呂に浸かって筋肉の炎症を防いでいたと伺いました。中村さんは演劇経験が本当に豊富ですが、それでも満身創痍になるほどだったんですね。運動量が結構多かったですし、和ものでちょっと特殊な立ち回りもありましたから。――確かに。着物の丈も長いなか、舞台上を縦横無尽に駆ける姿、凄かったです。その「狐晴明九尾狩」、配信ドラマ「No Activity/本日も異状なし」に続いて映画『ウェディング・ハイ』が公開。大九監督とは『私をくいとめて』に続くタッグですね。大九さんとは4回目かな?2015年のドラマ「想ひそめし~恋歌百人一首」が最初でしたね。そのあと『美人が婚活してみたら』『私をくいとめて』があって、『ウェディング・ハイ』です。――大九監督や白石和彌監督然り、同じ監督と継続して組むのは、信頼の証だと思います。知り合いだから気は楽ですよね(笑)。好きなものも知っているから、こんなニュアンスかな?というのを汲み取りやすくはなっていく気はします。まぁでも、そんなに変わらないかも(笑)。――(笑)。大九監督とのこれまでのコラボレーションの中では、本作が一番規模感が大きかったのではないでしょうか。これまでとの違いはありましたか?あぁ、なるほど。あんまり何にも考えてなかったかなぁ(笑)。そういう意味でいうと、はじめましての自分より先輩の俳優さんがいっぱいいたから、その人の性格を探りながらディレクションしている大九監督を見られましたね。規模としては大きいのかもしれませんが、結婚式という限定空間の中でリアクションを撮っていくスタイル、ミニマムな空間での会話という構造自体はいつも通りかもしれません。――なるほど。著書「やんごとなき雑談」のなかで「誰かの笑顔」というワードを象徴的に使っていらっしゃいましたが、本作を拝見してまさに「誰かを笑顔にする作品だ」と感じました。喜劇の効能が詰まった作品ですよね。そうですね。この映画を観て、誰も不幸にならないでしょうし。面白いか/面白くないかの感想は人それぞれでしょうが、間違いなく楽しい映画ではありますよね。バカリズムさんの脚本を読んでいる間も、楽しくてしょうがなかったです。――細かい部分にまで結婚式の“あるある”が詰まっていて、自分が式を挙げた時を思い出してニヤニヤしてしまいました。ああ、よかった。僕は結婚の経験がないし、結婚式にいたるまでの段取りやカタログなんかを見たのもこの現場が初めてでした。「これは新郎あるあるだな」と思いながら読んでいたけど、その“あるある感”を自分が知らないから出せない、だから現場でやるしかないという感じでした。――拝見するまでは勝手に式の当日のお話かな?と思っていたら、新郎と新婦の出会いからきっちり描かれていて、しかも出席者それぞれの過去編も入り…伏線回収などもあり、それぞれのピースが結婚式という場で一枚の絵になっていくのは快感でした。一番面白いところだけを切り取るのではなく、そこに至るまでのストロークがあるのが凄く映画っぽいですよね。まさに喜劇映画という感じ。――それぞれの人物に共感できるのも印象的でした。みんなちゃんとハッピーですよね。うまくいかなくて滑稽な笑いもあるけど、不幸になる人が全然いない。岩ちゃん(岩田剛典)の役(新婦の元カレ)なんて、一番ハイな人かもしれないし(笑)。――中村さんが演じられた彰人が、式の準備の際に内心では他のことを考えているシーンを観て、中村さんが以前「演技をするときは他のことを考えているくらいがちょうどいい」とおっしゃっていたのを思い出しました。そういう意味では、すごくリアリズムな芝居は意識していましたね。モノローグがあるからというのもありますが、口では「そうだよね」と言いながら、本当は面倒くさいなと思っていて、その言葉がモノローグで入る。いわばモノローグで担保してくれるので、撮影中はより対面のリアリズムに重きを置いていました。僕たち自身もそうですが、別のことを考えながら生きているものじゃないですか。そういう意味でも、今回はリアルっぽいものを追求しました。――モノローグを“声の演技”とすると『私をくいとめて』にも通じますし、アニメ映画『100日間生きたワニ』や『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族』でのナレーション、「バンクシーって誰?展」の音声ガイド等々、声の表現がより拡大している印象です。声の演技に関して、どのようなお考えをお持ちなのでしょうか。作風というか、求められるものによって渡すものを変えるという感じですね。ナレーションであれば映像を観ながらやりますが、音声ガイドは声の情報がちゃんと入るのはもちろん、展示の物語を構成に沿って出せるように心がけます。モノローグは半分肉声・半分心の声のようなものだと思うので、またちょっと違いますね。まぁでも、最終的にはなんかノリでやっています(笑)。――今回のモノローグ録りの際は、どんな演出があったのでしょう?いや、覚えていないですね。(考え込んで)覚えてないなぁ…。――ということは、すごくスムーズに録り終えたんですね、きっと。あっ、でもそれはいつもそうなんです。大体、予定されていた時間の半分くらいの時間で録り終わっちゃいますね。天才かもしれない…(笑)。いやでも、声の仕事は楽しいです。セリフ覚えなくていいし(笑)。――舞台のセリフ量は凄まじいですもんね…。そうそう(笑)。作品によって使い分ける“受け”と“攻め”の演技――モノローグの部分にも通じますが、今回は“受け”の演技が特徴的だと感じました。中村さんは常々「考える」「観察する」を大切にされていますよね。それが受けの芝居の巧みさにつながったのではないかと推察しました。改めて言われると照れくさいですね(笑)。僕も“受け”はあんまり得意じゃないけど、好きではあります。今回でいうと、作品全体における彰人のテンションや存在の仕方というのは自分の中になんとなくありました。「こういうセリフの言い方をすれば間違いではないだろうな」というところまではあって、その中で都度都度ノリでやっていました。――ということはやっぱり、俯瞰ですよね。作品の全体像から、自分の役割を計算していくというか。そうした演じ方は、活動当初からお持ちだったのでしょうか。元々あんまり入り込むタイプではないですし、当初からだったと思います。もちろんデビュー作なんて何もわからずやっていたから、何がどうという分析もできないレベルですが。――いえいえ!そこに付随してお聞きしたかったのは、「役に対する自己投影」です。彰人には少なからず中村さんのパブリックイメージも投影されているように感じましたが、とはいえいまお話しいただいたように俯瞰で演じられていると思うと、このあたりの配分が気になって。ケースバイケースではありますが、たぶん僕、ニュアンスとかがすごく細かいんです。自分の感覚だからうまく言語化できないかもしれませんが、音楽のミキサーみたいにたくさんのフェーダーがついたものが芝居をするうえであって、瞬間瞬間でどこを大にして小にするかを細かくやっているんです。――非常によくわかります。脳内にあるPA卓で個々のレベルを調整されているんですね。そうそう。演劇などだと如実に出るのですが、例えばシェイクスピアだと瞬間瞬間で音色が変わるんです。だから役がどうとか、この作品だからどうというよりもっと細かくあるんですよね。それを俯瞰でコントロールしているときもあれば、その瞬間に合わせて振り切るときもある。彰人は、十人くらい集まったら絶対こういう奴いるよねっていう身近な存在だと思います。だから自分であまり決め込まないようにしたかったし、アクが強いでも弱いでもなく、物語の真ん中にいる新郎新婦の片割れとしての浮遊感を出せたらと考えていましたね。そういった部分の調整は、やっぱり現場です。相手と会話する中で「どうなるかな」と考えながら、本番になったら相手が「こうやってきたな」というのに応じて返すという感じですね。とはいえ演じるのは自分ですし、この体とこの声で、自分の発想や感覚でやることしかできないから、色々な意味をひっくるめて常に役と等間隔でいる感じがあります。その都度自分から近寄ったり、或いは離したりもしますが、結局のところ等間隔なんですよね。――「役と等間隔」、実に面白いです。きっちり言語化してくださりありがとうございます。いやいや、伝わる人は稀ですよ。大体こういう込み入った話をするとぽかんとされます(笑)。――とんでもない、「なるほど!」の連続でした。過去に「よく分からない人物でいたい」「(俳優の)イメージが強すぎると作品の邪魔になる」といった発言もされていたので、つながりました。その「イメージ」も、使いこなせればいいのかなと思います。僕はなんでもいいんです、みんなが楽しんでくれれば(笑)。――先ほどの「笑顔」のお話に通じますね。この先も話題作が多数控えていますが、「楽しませる」はずっと変わらず、中村さんの原動力なのでしょうか。だと思います。それが性分なんでしょうね。――ここまで“受け”の芝居について教えていただいたので、“攻め”の芝居についても教えてください。それこそ「狐晴明九尾狩」は“攻め”の部分も多かったかなと思います。そうですね。自分に与えられたセリフを使って周りの人をどう動かすかというのが、“かかり”だと思います。――シーンのトーンや空気感、テンションが、自分から始まるわけですもんね。そういう役の時って、ひとつのシーンのセンテンスが3つあったら、自分が頭なんですよ。そして、終わりは相手役なんです。台本を読んで、「ここでセンテンスが区切られているな」とか「ここでこういう起伏があって、1回これを挟んでからこっちに行くんだな」ということを理解して、その矢印を都度こっちで示していく。それがないと相手が困るし、シーンがグダっちゃうから。たとえが悪いかもしれませんが、SMみたいなものです(笑)。攻めるにも愛情が必要ですしね。――相手役へのパスでもありますしね。いまのお話は脚本の読解術というか、方法論でもあると感じました。よっぽど難解な人間の深いところを描かれたら太刀打ちできないし探るしかないのですが、ホンってある程度は地図にはなっていると思うんです。作家さんもそのつもりで「読み取れよ」という感じで書いてくれていますし、読み解き方はなんとなくありますね。ただそれをアウトプットするのはまた別のお話で、それこそケースバイケースだし相手にもよります。脚本を一人で精読するときもあれば、現場でコミュニケーションをとりつつ作っていくときもある、そもそも、ホンに書かれているやり方が正しいとも限らない。だからやれる勉強は全部しつつ、いざ本番となったら一回全部捨ててやるくらいの気持ちでいます。そうしないと相手の良さを引き出せなかったり、膨らませる方向を間違えたら膨らむものも膨らまなくなっちゃうから。とはいえ、その後の展開の布石として踏まえておかなきゃいけないところや、取り逃がしちゃ駄目だよというところはちゃんとやりつつ…。やっぱり、教科書通りにはいきませんね。最終的には、ノリ!(笑)そもそも自分が“かかり”であっても外すときもありますし、想定していたのとは違う方向に流れていくときもあるので、それはそれで共犯者として心中する覚悟でやっています。――先ほどお話しされた、“愛”につながりますね。そうそう。いやしかし、『ウェディング・ハイ』の取材でこんな話をするとは思わなかった(笑)。(text:SYO/photo:You Ishii)■関連作品:ウェディング・ハイ 2022年3⽉12⽇より全国にて公開(c)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会
2022年03月07日『ウェディング・ハイ』の公開直前イベントが2月28日(月)に実施され、主演の篠原涼子と中村倫也、関水渚が登壇。イベントの様子は生配信で公開された。結婚式が舞台の本作にちなみ、イベントは目黒区にある結婚式場メゾンプルミエールの披露宴会場に設置された華やかなスペシャルステージで開催された。まずはじめに、キャスト陣が一言ずつ挨拶。NOと言わない敏腕ウェディングプランナー・中越を演じた篠原さんは「本当に面白い作品なので、皆さんが笑いたいときに笑いを届けられる作品です。楽しんでいただけたらと思います」、新郎・彰人役の中村さんは「たくさんのクセ者参列者が出てくるのですが、特に池田鉄洋さんに注目してほしいです」と挨拶し、新婦・遥役の関水さんは「今日はお忙しい中ありがとうございます。最後までよろしくお願いします」とコメントした。実際の結婚式場で行われた撮影について「楽しい現場だった」とふり返る篠原さん。「キャストの皆さんが練習を重ねた余興シーンは本当に感動しました」と一番の見どころを熱く語り、中村さんも「克実さんと猿時さんのスピーチシーンも現場では長台詞を覚えてこられていて、それを見ていると自分も頑張ろうと思いましたね」と先輩たちの姿が励みになったそう。次に、映画の公開を楽しみに待つ一般の方から事前に募集した質問にキャスト陣が回答していった。「キャストのどなたかにプランナーをやってもらうとしたら、誰が良いですか?」という質問対し、関水さんが「やっぱり篠原さんにお願いしたい!」と即答すると、篠原さんは「真逆の人間だけど大丈夫かな」と謙遜しつつ、中村さんは「岩ちゃんかな、頭が良いので、どんなトラブルもクリアしてくれそう」と共演の岩田剛典に信頼を寄せている様子が伺えた。また、篠原さんは「中村さん。何事も焦らず冷静なイメージなので、こちらも大丈夫な気持ちにさせられる」と答え、プランナーに向いていると絶賛した。さらに、「皆さんがウェディングプランナーだったら提案したい、とっておきのプランがあれば教えて下さい」という質問に対しては、中村さんが「うーん、水泳大会!」と答え、篠原さんが「のど自慢大会とか良いんじゃないかな」などと個性的なプランが上る中、関水さんはMaroon5「Sugar」のMVがお気に入りのようで「あのMVのように、新郎新婦が好きなアーティストをサプライズで呼んであげたいですね」とコメント。中村さんは「一番まともな回答なんじゃない?」と笑いを誘った。また、本作に登場するクセ者参列者から届いたクセの強い難問に3人が挑戦するという企画も開催。穴埋めや絵しりとりなどから答えを導き出すクイズで、生配信を視聴する一般の方からヒントをもらいつつ回答。難題に挑戦した感想について篠原さんは「難しかった!中越とは真逆人間が出ちゃってすみません!でも映画は是非みてください(笑)」としっかりアピール。名回答で大活躍を見せた中村さんは「まさか、こんなにヒントを出す側になるとは(笑)」とコメントし、関水さんは「楽しかったです!クイズは全然だめだったので、次回は頑張ります!」とイベントを楽しんでいた様子だ。最後にはこの日のために用意されたウェディング“ハイ”ケーキと3人の写真撮影が行われ、大盛り上がりのイベントとなった。『ウェディング・ハイ』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウェディング・ハイ 2022年3⽉12⽇より全国にて公開(c)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会
2022年03月01日篠原涼子、中村倫也、関水渚、岩田剛典、向井理、高橋克実ら豪華キャストで贈る映画『ウェディング・ハイ』より、篠原さん演じる敏腕プランナー中越率いる<チーム中越>のメイキング映像が公開された。披露宴に招かれたクセ者参列者たちの並々ならぬ想いが暴走し、騒動が起こる本作。新郎新婦からSOSを受けた中越が、緊急事態を乗り切るため、披露宴スタッフたちと前代未聞のある作戦を実行していくところが見どころの一つだ。そこで活躍するのが、中越と披露宴スタッフの加藤(臼田あさ美)、豊島(久保田磨希)、松波(中川大輔)と4人で構成された<チーム中越>。メイキング映像では、予告編にも登場するヒールを脱いで走る中越や、新郎の彰人(中村さん)を連れて走る加藤、作戦実行のため新婦(関水さん)に指示を出しながら移動する敏腕プランナーらしいシーンも登場。また、中越発案のマル秘作戦を決行するシーンでは、<チーム中越>が心の声で語り合うという演出も。抜群のチームワークで立ち向かう様子は必見だ。『ウェディング・ハイ』は3月12日(土)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ウェディング・ハイ 2022年3⽉12⽇より全国にて公開(c)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会
2022年02月26日俳優の中村倫也、桐谷美玲、杉野遥亮が、15日より放送されるブルボンの新CM「ブルボンビスケット王朝」編、「サクサク家ティザー」編、「しっとり家ティザー」編、「チョコビス家ティザー」編に出演。あわせてメイキングやインタビュー映像も公開される。本CMでは、ビスケットたちが暮らす架空の世界「ブルボンビスケット王朝〜BOURBON WONDERLAND〜」を舞台に、「サクサク家」「しっとり家」「チョコビス家」の戦いを描く。3人はブルボンビスケット王朝の研究者として各王家の魅力を解説。中村は茶色ベースのジャケットスーツスタイル、桐谷は光沢感のあるペールベージュのワンピース、杉野はブルーグレーのジャケットで研究者役を演じている。3人のインタビュー抜粋は以下の通り。――3人でのCM共演は初となりますが、撮影はいかがでしたか。中村:楽しくやっていました。気付いたら自分だけがしゃべってるときもあって(笑)。杉野はもともと事務所も同じで、入った頃から知っているんですが、仕事で一緒になるのは初めてだもんね。杉野:そうですね、僕、倫也さんとお仕事で一緒になるのは初めてです。中村:年末ぐらいからもう「年が明けたらお願いします」って言われていて。思ったより(杉野が)今日緊張してたので、ちょっと面白かったです。桐谷さんは、去年に引き続きですね。首が細いなと思って。桐谷:すごいそれ言ってくださいますよね。中村:僕のこぶしぐらいしかないですもんね。桐谷:もうちょっとあります(笑)。桐谷:今のように中村さんが盛り上げて、3人の空気を温めてくれていたので、ありがたかったです。杉野:新年あけまして、初めての仕事だったんですけど、緊張しました。カチコチになっちゃった(笑)。中村・桐谷:(笑)。杉野:桐谷さんは初めましてでもちろん緊張したし、倫也さんも初めましてで、仕事場では。緊張しました。中村:なんか、先輩の前だといつもの調子が出ないって。杉野:そうっすね。調子狂っちゃいますね。中村:うん。共演NGみたい。杉野:そうですね(笑)。中村:そうですねじゃない(笑)。杉野:すみません(笑)。――今回はそれぞれの王家で研究者という役でしたが、みなさんが研究したい、または最近没頭しているものは何ですか。中村:年末年始、わりと休みもあったので料理をしていました。ブロッコリーをよく食べるので、ブロッコリーの保存方法、何がベストなのかなっていうのを。今のところ、ちょっとチンしたのを、まだちょっと軽く芯が残ってるぐらいの小分けにして、冷凍して使うときに、またもう1回ちょっと火を通すみたいな感じで帳尻を合わせているんですけど、それ以外にベストな保存方法がブロッコリー王朝さんにはあるんじゃないかと。カリフラワー王家もいますし。そこをちょっとね、ぜひブルボンさんに調べてもらいたい。ブロッコリーブラウニーを作ってもらって(笑)。桐谷:私はこれから研究したいことは、料理です。子供が離乳食を卒業して、普通にいろんなものを食べられるようになったんですよ。大人と子供とが一緒に食べられるようなメニューをまだそんなに知らないので、そこを研究したいなと思ってます。塩分を調整して味が薄いものをあげたりとか、具材がそんなに大きくないもの、という風にして、今は大人と別々で作っているんですけど、だんだん色々食べられるようになってきているので、取り分けレシピとかを研究したいです。杉野:研究したいこととは違うんですけど、最近動物の動画を見るのにハマっていて。特におすすめが、和歌山パンダのフウヒンくんって知っていますか? 僕今ラジオやってるんですけど、番組にお便りがきて「和歌山のフウヒンくんが可愛いから見てください」って言われて、見てみたら、めっちゃ可愛いんですよ! パンダって。パンダがその飼育員さんに抱きついたりしてるのとかを見て、癒されています。……没頭? しています。
2022年02月08日