刺激がなさ過ぎて気が散る!?一筋縄ではいかない環境調整Upload By 丸山さとこ私と息子はADHDです。集中する先を意識的に選んだり、丁度良いレベルで集中したりすることが苦手です。気が散りやすい反面過集中も起きやすいため環境調整が必要なのですが、”静かで視覚刺激も少ない環境”であれば上手くいくかというと、案外そうでもなかったりします。私もコウも”強すぎない快適な刺激”があることで集中しやすくなる傾向があります。「集中できるように」と刺激を排除し過ぎることで、かえって集中力が発揮できなくなるのです。Upload By 丸山さとこ音楽や独り言など、”一見よそごとにしか見えない何か”を取り入れることで作業が捗ったりするのが不思議です。それでいて、集中が深まっていく過程では急に「微細な刺激が邪魔だな」と感じるときもあり、そういうときには”静かな環境で黙って集中”することになります。微細な刺激は集中の導火線みたいなものなのかもしれません。導火線の段階で作業が終わることもあれば、深い集中という”集中力の爆発”まで至ることもあるのかな?と思います。人それぞれな環境調整。コウの場合は…?”強く興味を引き過ぎない刺激”が集中に対して有効な一方、強く興味をひくものは、やはり集中の妨げになります。ゲーム機・読みかけの本・タブレット端末などは、”目につかない・手が届かない”場所に置くようにしています。Upload By 丸山さとこ「ADHDのある孫みたい」加齢で集中力がダウンしたと言う母の言葉に一瞬ナットク…でも息子コウとは違う?起こりがちなパターンに対してはそれぞれに対応方法を考えます。例えば、コウは学校から借りてきた本に夢中になって宿題や支度を後回しにしがちなので、「宿題や支度が終わるまで本はランドセルの中」というルールをつくったりして対応しています。私が家事などで長時間リビングダイニングを離れるときにも集中が乱れがちなので、宿題などを行っている際はできる範囲で同じ空間にいるようにしています。(同じ部屋でゲームをしたりしていても、コンディションが悪くなければ気にならないようです)Upload By 丸山さとこコウが好む状況を私なりに分析してみると、どうやら彼は自分とは関係のない作業をしている人がいて、なおかつその人が「あまり動かないで同じ場所に座っている」状況で落ち着いて宿題などができるようです。「カフェや図書館で作業をするとはかどる」と言う人は珍しくありません。そう考えると、案外、コウの持つ環境の好み自体は珍しいことではないのかもしれません。(隣でゲームをしていてOKなのは、少し珍しいのではないかと思いますが)将来的にはカフェや図書館などで勉強をするのが向いているかもしれないということで、最近は「それらの場所を静かに利用するために、独り言は段々と頭の中で行えるようになるといいかもしれないね」と提案しています。Upload By 丸山さとこ「音読を黙読に変えていくようなものだと思う。だから、それができたコウなら、いつかできるようになると思うよ。お母さんは、静かにしているときでも頭の中では結構おしゃべりだったりするよ」と言うと、「そうなんだ…全然分からない!」とコウは目を丸くしていました。今は主に薬と母親のサポートを受けている彼が、成長にしたがって”自分のコンディションやそれにあった環境”を色々と覚えて、便利に選べるようになるといいなと願っています。
2020年11月19日老化による認知機能の低下と、発達凸凹は似ている?Upload By 丸山さとこ私もコウも一般的に”集中力に欠ける”もしくは”好きなことにだけ集中する”と言われるタイプです。宿題など、気が乗らない作業をするときには終始気が散っている状態になります。一方、私の母は”必要な作業であれば集中してさっさと終わらせる”タイプだったのですが、そんな彼女も「集中力が落ちてきたのを感じる。年ね…」と言うようになりました。母は、先日電話をした際にも「(集中力がない)コウの気持ちが分かるなぁ。年をとると、皆ADHDのようになっていく」と言っていました。「そうかもね。お客さんからも似たような話を聞くことがあるよ」と相槌を打った後で、「…ん?そうかな?」と少し首を傾げました。母のそれとコウのそれは、少し違うような気がしたのです。”集中力がない”と言われるのに”過集中”する人たち母の老化と、コウや私のADHDの要素は、行動自体は似ているなと思います。母が言うように、”集中力に欠け・記憶がすり替わり・うっかりミスが起きる”点はかなり近いものがあります。Upload By 丸山さとこけれど、私はコウを見ていて集中力がないとは感じません。趣味に没頭する時は過集中になることも多く、苦手な宿題であってもコウが乗っていればすごい速さで終わらせることもあります。私自身も過集中が起こりやすい方です。作業に夢中になりすぎて休息や水分補給を忘れ、体調を崩すことすらあります。私は仕事でご年配の方からお話を伺うことが多いのですが、そこで言われている”集中力がない”状態とは、”集中しようとしているが上手く集中できない”もしくは”集中するための気力体力がない”状態なのではないかと思います。Upload By 丸山さとこ一方、コウが”集中力がない”と指摘されるときの様子を見ていると、集中力がないというよりも”気が散っている”状態なのかな?という印象です。集中力を向ける方向を意識的に選ぶことが難しいようなのです。もしもご年配の方が”集中するための力が低下した状態”になっているのだとしたら、コウの場合は”集中をコントロールする力がない状態”なのかもしれません。環境調整や薬でサポートしつつ…母に上記の考えを伝えると、「分かる!」と頷いていました。「確かに、コウもさとこも集中力あるよね。気が散る要素を減らすと上手くいきやすいのも分かる。私は、気力体力の衰えから来てる感じあるわ…」とのこと。Upload By 丸山さとこ母の場合は、集中を向ける先をコントロールする方法は既に分かっていても、それを実行する力が衰えてきているということなのかもしれません。コウの場合は、集中する力そのものはあってもコントロールする力が弱いということで、そこを環境調整や薬の服用などで補いつつ、練習(療育)をしていくことが大切ということなのかな…?と、改めて思いました。
2020年11月07日ゲームの話が楽しすぎて…Upload By 丸山さとこコウは時々嘘をついたり誤魔化したりすることがあるのですが、詰めが甘くバレることも多いです。というのも、コウがつく嘘は大抵が”その場しのぎ”のもので、計画性や「相手を信じ込ませるためのストーリー作り」というものがちっとも練られていない嘘ばかりなのです。(私が気付いていないだけで、バレていない嘘もたくさんあるのだろうなと思います。)ゲーム管理アプリを使っていることはコウも承知しているので、少し考えれば「やってないよ?」がバレることなど明らかなのですが、コウはそこまで考えることなく”今、都合の良い答え”をつるっと口から出しているようです。Upload By 丸山さとこそのため、”自分が知っていない筈のこと”や”相手に知られていない筈のこと”を調整することができず、「楽しくおしゃべりをしようとしていたら嘘の自白になっていた!」ということもしばしばです。”他者視点”や”他者の信念”を理解しつつ衝動性をコントロールしなくては上手な嘘はつけないのだと考えると、「バレないように嘘をつく」という行為は結構高度な行いなのだなぁと思ったりします。コウも、「嘘をつくと、ろくなことにならないな…」ということ自体はよく分かっています。わが家は宿題をしていなくても「今からやりなさい」と言われるだけですし、ゲームも宿題や片づけが終わっていればOKです。Upload By 丸山さとこ「嘘をつかないと酷く叱られたり、やりたいことをやれなかったりする」という状況でもない上に、「嘘をつくと後々損をする」のですが、それでも『誘惑には勝てない』と言います。「誘惑に勝てないのなら仕組みや人の力を借りた方が良いのでは?」と提案した結果、「お母さん(お父さん)、預かってください」と預かりをお願いするという形になりました。子どもの世界を知るきっかけに年齢が大きくなればなるほど親の声は届きにくくなりますし、トラブルの規模も大きくなりがちです。ゲームをすることで「目先の都合が良い安易な嘘をつくコウ」が今の内に露わになったのは、良いことだなと思います。Upload By 丸山さとことはいえ、今後親の側がどう対策しようが、コウの方が友人やネットなどから「すり抜ける方法」を学んでいくのだろうなと思います。長い間続くであろうイタチごっこに対し、親の側が早めに覚悟を決めておく時期なのかもしれません。そうして「親の世界」と「子どもの世界」がどんどん離れていくであろう思春期に入りかけの今、ゲームという話題を通じてフラットに話せる時間があるのは、ありがたいことなのかもしれないな…と思うこの頃です。自分が夢中なゲームや教室で流行っている動画などについてイキイキと話すコウを見ていると、「現役小学生の今」が少しだけ垣間見えるようで面白いなと感じます。Upload By 丸山さとこ『令和の現代っ子だな~』と感じる話しぶりの中に時々現れる「ん?今またそれが流行ってるの?」という古いワードに謎を感じながら、今日も子どもとゲーム談義に花を咲かせる一家です。
2020年10月26日お笑い芸人と動画クリエイターを両立し、“SNSでのお笑い”を確立した第一人者ともいえる丸山礼さん。23歳という若さで、テレビでも活躍する傍ら、YouTubeチャンネル「丸山礼チャンネル」は、約80万人のチャンネル登録者数を誇り、トータルの視聴再生数はなんと1億回超え!自身のファッションブランドを立ち上げ、さらに個性を表現「緊急事態宣言が発令されて、テレビの撮影のほとんどが、自宅からのリモート出演になりました。テレビの現場が、リモートに慣れず四苦八苦している中、私はYouTubeで動画投稿を頻繁にしていたこともあって、新しい撮影のスタイルにもすんなり馴染めました。もっと言えば、スタジオでの収録より、リモートの方が芸風を表現しやすかったので、自分の持ち味を上手く活かせたような気がします。そのおかげもあってか、今ありがたいことにお仕事の幅がどんどん広がっているんです」リモート出演が増えたことで、自宅にいる時間が多くなったと思いますが、不安や寂しさは感じませんでしたか?「全く感じませんでした。ニューヨークにいる友人でYouTuberのkemio君と、毎日電話して、くだらないことを言い合っていたので、それが心の拠り所になりました。それにもともと、ひとり時間を楽しむのが得意なので、自粛中も韓国ドラマをめちゃくちゃ見て、ネタを増やすことができた。好きなことをたくさんインプットできる時間だったし、今そのアウトプットをさまざまな場所で披露しているので、表現の幅がぐーんと広がった良い機会でした。もちろんイベントができなくなって、ファンの方と直接会える機会は減りましたが、その代わりにオンラインでスペシャルミーティングを開催して、生電話したり、新たな繋がりの場を設けることができたのがすごく嬉しかったです。対面しなくても交流は持てるし、自分の個性を表現することもできる。新しい発信方法は増えているので、表現の仕方はもっともっと多様化していくんじゃないかな。だからこれからは、自分を上手に表現できるフィールドを見つけた人、そしてそのフィールドを多く持っている人が活躍していくんじゃないかなと思っています」そんな丸山さんは、今年女優デビューを果たし、さらに間もなくオリジナルファッションブランド『rel’m』を立ち上げる。「過去に配信したYouTube動画で、私服の1週間コーディネートを投稿した際に、『私と同じ体型だから参考になる』という声が、とにかく多かったんです。私の体がわがままボディということもあり、普段から考えていた服への欲求や不満を全て落とし込んで、私が本当に身につけたいと思える理想のアイテムを作り上げました。ワンピースやカーディガンなどのほか、新しい生活様式に合わせて、コンビニなどちょっとしたお出かけにも対応できるセットアップのパジャマやマスクも!大きめサイズも展開する予定だし、ユニセックスのものも用意しているので、幅広い層の人に喜んでもらえると思います。今以上に、この世代として新しいことを率先して発信していけるようになりたいです」これまでのスタイルにとらわれず、自分の個性を表現するフィールドを広げている丸山さん。その柔軟さと発信力に注目したい。まるやま・れい1997年生まれ、北海道出身。2016年、「ワタナベお笑いNo.1決定戦」の決勝に進出して注目を集める。YouTubeチャンネル「丸山礼チャンネル」もファンが多い。※『anan』2020年10月21日号より。取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2020年10月20日癇癪とパニックについてコウに聞いてみるUpload By 丸山さとこ「ふと周囲を見たときに『あれ?皆自分と同じような状況でも怒ったり泣いたりしてないな。もしかして、自分の表現って人より激しいのかな…?』と思った」と言うコウ。癇癪とパニックを繰り返した6年間。母との試行錯誤の末に得た、小5ASD息子の気づきとは【かんしゃく特集】現在のコウは以前よりパニックになることは減り、癇癪もジタバタと暴れることは少なくなっています。今でも癇癪を起こさないわけではないのですが、大爆発をしているとき以外の小規模な癇癪のときは“ただのイライラしている人”といった雰囲気になってきました。そんなコウに、癇癪とパニックはコウの中で何が違うのか聞いてみました。「癇癪とパニック、それぞれコウの中で何が違うの?」という質問に対して、癇癪については「『あー!』ってムシャクシャする感じ」と即答したコウ。Upload By 丸山さとこ一方、パニックについては「意識がうっすらしていて記憶が曖昧なんだけど」と前置きをした上で、「うーん…心や思考が遠心分離機にかけられる感じ?回されてバラバラになっちゃう。まとまってないから答えるのが難しい…」とゆっくり考えながら答えてくれました。癇癪についての『ムシャクシャする感じ』というシンプルかつストレートな答えに「なるほどー!」と深く納得しつつ、「意識があって会話も可能な癇癪は、自分の内面に起きていることについても言語化しやすいのだな」と興味深く思いました。私はコウに対して、「ムシャクシャするのはOK」と言っています。同時に、「それをそのまま他人や物にぶつけるのはOKではないと思う」とも伝えています。Upload By 丸山さとこ「感情が生まれてくることも、それを出したいと思うことも自然なことだし悪いものではない。けれど、”自然なことだし仕方ないでしょ!”と言えばトラブルになる。人と暮らしていく中で、何らかの対処は必要になると思う」と言うと、「それはそうか」とコウも納得したようでした。Upload By 丸山さとこ脳の機能やホルモンバランスや精神の発達度合い等の事情により”感情のコントロール”が難しい状況はありますし、”感情をぶつけられた相手の痛みや不快”を理解し配慮するということも、コウにとっては高度なことなのではないかと私は考えています。けれど、それをそのまま爆発させれば近くにいた人まで爆風を浴びることになるのも事実です。そのときに「僕は爆発しただけであって『爆風を浴びせよう』と思ったわけではない」と言えば、非難を浴びるのは必至だろうなと思います。癇癪とも共存していける(かも?)爆風を浴びる周囲の人が大変なのは事実ですが、それと同時に「爆心地である本人も大変なのだろうな」とコウを見ていると思います。私自身、時々爆発して泣き怒りすることがあるのですが、エネルギーの消耗が激しく後になって寝込むこともあります。Upload By 丸山さとこそれでも、私の場合の爆発は家族や友人に「それは仕方ないね、爆発もするよ」と共感や同情を得られる理由であることが多く、爆発を責められることはありません。コウの場合は「そんなことで爆発するなよ」と対応されてしまうことは多く、本人にとっては癇癪の最中もその後も散々な目にあって踏んだり蹴ったりだろうな…と思います。癇癪を起こすとき、近くに人がいると爆風に巻き込んでしまうのが問題だ…ということで、「1人で爆発しとけばええやん」と私は考えています。Upload By 丸山さとこコウにも、「周囲を巻き込まない癇癪」を勧めています。「お母さんはストレスがマックスになったとき、枕に顔をつっぷして叫んだり筋トレしたりするよ」と言うと、「お母さんそんなことしてんの!?(笑)」とコウは笑いながら意外そうにしていました。「せやでー。お母さん、『あー!』ってなると声が出ちゃうんだけど、突然家族がいるところで叫んだら皆ビックリしちゃうでしょ」と言うと、「そうだね、『うわぁ!ど、どうしたの?』ってなるよねぇ」と頷いていました。「あ、爆発しそうだな、してるなって思ったら、周囲の人もそっと離れるといいのかもね」と話し合いながら、『何より、癇癪の理由に対して爆発せずにアプローチできるようになったらいいよねー…』としみじみ頷きあう、爆発しがちな親子でした。※発達ナビに無料会員登録をしていただくと、他の【かんしゃく特集】記事もお楽しみいただけるようになります。コラムをもっと読みたい!無料会員登録はこちらから
2020年10月15日穏やかそうなコウだけれど、実際は癇癪を起こしたりすることも多く…?Upload By 丸山さとこ折り紙や読書や手芸のように「静かに室内で行うイメージ」の趣味が多いためか、大人しく穏やかな性格だと思われることも多いコウです。ところが、実際の彼は思い通りにならない時にパニックになったり癇癪を起こしたりすることも多く、普段の穏やかそうな印象とのギャップに驚かれることも珍しくありません。癇癪だったりパニックだったりした幼少時かんしゃくは「思うようにならない苛立ちや不満」などの気持ちの表現であり、要求を通す為の交渉として使われることもあります。Upload By 丸山さとこ保育園の頃のコウは交渉としてのかんしゃくを出せる程の高度なコミュニケーション能力は無かったため、「思うようにならない苛立ちや不満」をブリッジで表現するだけでした。そんな風に時々叫んだりブリッジをしたりしながら登園していたコウでしたが、5歳頃になると少し様子が変わってきました。思うようにならない時、かんしゃくよりもパニックを起こすことが増えてきたのです。無関心、一人遊び、ブリッジで怒り表現...?小5ASD息子が放課後に友達と遊べるようになるまで。「こんなとき、どうする?」を親子で具体的にシミュレーション1年生の頃のコウは、パニックになることが更に増えてきました。“やらなくてはいけないこと”ができていない時は「あ、あ…どうしよう!」とオロオロしてパニックを起こし、青ざめてうつろな表情のまま固まってしまうこともありました。そんなコウは“やりたいこと”ができていない時も同様にパニックを起こすようになり、2年生の半ば頃まで“ハッキリとした癇癪”を起こすことは減っていました。コウがパニックを起こす時は、大体PCがビジー状態になった時のように“処理できる情報量を超えてしまった時”だったので、パニックを起こした時はできる限り落ち着くまでそっとしていました。Upload By 丸山さとこ落ち着いてからであっても再び同じ量の刺激に晒されれば再度パニックになってしまうため、コウが落ち着いた時点で“スモールステップに分割した指示”を出すようにしていました。(宿題のプリントであれば、 「椅子に座って鉛筆を持つ」 「名前を書く」「1マス埋める」などの指示を出していました)この時、コウに対して「お母さんの話を聞いてくれる?」「お母さんも一緒にやっていい?」「どうしたの?」などの質問調の話しかけ方をしないように気を付けていました。今ある情報の処理で一杯一杯なコウにとって“答えなければいけない質問”はタスクを増やすだけであり、パニックを誘発するきっかけにしかならなかったからです。再び癇癪が目立ち始めた小学2年生そんな状態だったコウは、2年生の途中くらいから再び癇癪を起こすようになってきました。座ったまま地団太を踏んだり叫んだりするのです。Upload By 丸山さとこネガティブな発言が増え、「どうせ僕なんか!僕が下手だからできないんだ!」「あぁもう折角ここまでやったのに!」と怒るコウと一緒にいると私まで引きずられそうになるので、長引くようであれば、彼が落ち着くまで私は家事をしたりして心理的な距離と物理的な距離を空けて過ごしていました。(癇癪を起こした後はコウのサポートに時間をとられる可能性がある為、先に家事を終わらせておくと段取りが良かったというのもあります)「やりたい」と「できる」のギャップで癇癪に!ゲーム、料理、工作も…今、趣味を楽しむASDコウとの親子二人三脚の道のりその頃のコウは癇癪が復活した一方でパニックになりやすい状態も続いており、“癇癪のまま終わるのか、癇癪からパニックになっていくのか”を見守る必要もありました。Upload By 丸山さとこ癇癪の間は怒りつつも会話は成立するコウですが、一度パニックになるとしばらく言葉が通じない状態になり、“やりたい(やらなくてはいけない)ことができていない状態”が長引くことと“パニックそのものの疲労”で、親子共々ぐったりしてしまいます。癇癪を起こしたコウには“状況確認”と“感想(共感)”で対応コウが癇癪を起こした時は、何が起きたのかなどの状況確認だけして“手助け”は行わないようにしていました。“癇癪を起こす→助けられる”というパターンをコウが学習すると、「癇癪を起こせば大体のことは解決するな!」と考えるようになるだろうと思ったからです。「どうしたの?」「見せて」と状況や意思の確認を行った上で「そうか、それは困ったね」などと“感想の言葉”のみ伝えると、調子の良い時であればコウの方から「手伝ってほしい」「ここ助けて」と返ってくるので、それに応じる形で手助けしていました。Upload By 丸山さとこ「そうなんだよ!僕は困っているんだよ!」と返ってくる時は「手伝ってほしい?」と助け舟を出し、会話にならないほどの癇癪を起こしている時は、ある程度落ち着くまでそっとしていました。そうこうして“その日・その時”をしのいでいる内に、5年生になった今では癇癪を起こしても以前より早く落ち着くようになりました。コウが言うには、「ふと周囲を見た時に『あれ?皆自分と同じような状況でも怒ったり泣いたりしてないな。もしかして、自分の表現って人より激しいのかな…?』と思った」のだそうで、「そんな風に思ったことも、そう思うくらい周りを見て自分と対比したってことも、驚きだよ。成長だねぇ…」と感心しました。次回は、そんな風に過去を振り返るようになったコウに“癇癪とパニックの違い”について聞いたり、“ムシャクシャすること・人にそれをぶつけること”について一緒に考えたりしたことを書いていきます。
2020年10月08日株式会社丸山珈琲は、コーヒーの香りが優しく広がる丸山珈琲オリジナル「コーヒーカステラ」を2020年10月15日より 丸山珈琲直営店およびオンラインストアにて新発売いたします。コーヒーカステラ丸山珈琲オリジナルコーヒーカステラを開発コーヒーカステラは、キューブ状のカステラの真ん中に丸山珈琲のロゴの焼印をいれた本格カステラです。日本人に馴染みの深い定番の「カステラ」に丸山珈琲のブレンド(深煎り)のカフェラテベースを加えることで、素材を活かした優しい味わいのコーヒーカステラが誕生しました。コーヒーの香りが優しく広がり、しっとりふわふわな生地と心地よい上品な甘さをぜひお楽しみください。そのまま召し上がっても、バニラアイスを添えても、コーヒーと合わせても、幅広い年代のお客さまに楽しんでいただける味わいです。大切な方へのお土産や贈答品としてもおすすめの逸品です。商品概要商品名:コーヒーカステラ価格:500円(税抜)発売日:2020年10月15日(木)販売店舗:丸山珈琲直営店及びオンラインストア特徴:キューブ状のカステラの真ん中に丸山珈琲のロゴの焼印をいれた、コーヒーの香りが優しく広がり、しっとりふわふわな生地と心地よい上品な甘さのコーヒーカステラです。ABOUT MARUYAMA COFFEE / 丸山珈琲とは1991年に軽井沢で創業した丸山珈琲は、バイヤー丸山健太郎が自ら世界各地へ赴き、厳選したコーヒー豆を直接買い付けています。高品質のコーヒーとそのコーヒー豆の素材の持ち味を活かす独自の焙煎技術と抽出により、生産者の想いをみなさまにお届けしております。軽井沢本店を始め、東京4店舗、鎌倉、山梨など全12店舗を展開してます。丸山珈琲 公式 オンラインストア:丸山珈琲 公式インスタグラム:▼ 丸山珈琲 直営店一覧・軽井沢本店〒389-0103 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1154-10・ハルニレテラス店〒389-0194 長野県北佐久郡軽井沢町星野ハルニレテラス内・小諸店〒384-0092 長野県小諸市平原1152-1・MIDORI長野店〒380-8543 長野県長野市南千歳1-22-6 長野駅ステーションビルMIDORI 3F・松本コーヒースタンド〒390-0811 長野県松本市中央2-20-2 信毎メディアガーデン内1階・西麻布店〒106-0031 東京都港区西麻布3-13-3・尾山台店〒158-0082 東京都世田谷区等々力2−18−15・表参道Single Origin Store〒107-0062 東京都港区南青山3-14-28・エキュートエディション渋谷店〒150-6101 東京都渋谷区渋谷2丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエアショップ&レストラン1F エキュートエディション・伊勢丹新宿プラドエピスリー店〒160-0022 東京都新宿区新宿3-14-1 本館地下一階プラドエピスリー内・リゾナーレ八ヶ岳店〒408-0044 山梨県北杜市小淵沢町129-1・鎌倉店〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-10-5企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年09月25日色々な趣味をキラキラと楽しむコウの影に佇む人は…?Upload By 丸山さとこゲームや将棋や折り紙に始まり、イラストに工作、プログラミングや手芸など…と多趣味なコウですが、現在のように趣味を楽しめるようになるまでには長い道のりがありました。今回は、好奇心旺盛で物作りが大好きな一方「不器用さ」や「集中力のムラ」や「心の折れやすさ」のあったコウが、「楽しい!」に気付けるようになるまでを振り返ってみたいと思います。“単調な遊び”が楽しかった小学校低学年を過ぎると…?保育園入園前までは“物を並べること”と“回転する物を見ること”が好きだったコウは、保育園から小学校低学年まではお絵描きと工作とブロック、そして乗り物のオモチャが好きでした。Upload By 丸山さとこ周囲に比べると遊び方が幼く、鉄道レールを組んで遊ぶ時も立体交差や切り替えレールなどの複雑な要素は使わずに、ただ長く単調なコースを作って遊んでいました。中学年になってからはゲームと将棋とイラスト作成と工作を楽しんでいたコウでしたが、少しずつ「求める(刺激の)レベル」と「実際に自分ができることのレベル」が合わなくなってきました。Upload By 丸山さとこ折りたい折り紙が難しくてできない。やりたいゲームが途中から進めない。自分の絵を『下手だな~』と感じてやる気がしない。そんなこんなで、コウは次第に趣味に対する興味を失い「つまらない、何もすることがない」と迷走するようになってきました。「何か楽しいことしたーい」と言いながら惰性でゲームと動画視聴を繰り返す状況が続いていたため、親が関わることで「楽しい」を促すことにしました。楽しいに気付くためには根気が必要!?一度集中し始めれば根気よく取り組むことができるコウですが、「上手くいかない」が続くと癇癪を起こしたりパニックになったりしやすい子でもあります。Upload By 丸山さとこ『今は“できない”ことも、できない状態のまま試行錯誤しつつ経験を積み重ねていくことで“できる”になっていく』ということ自体はコウも理屈としては理解しています。ですが、ボンヤリとした「できる」に対する見通しよりも「できていない」というリアリティのある今に流されやすく、「できないー!」「やってるけど全然ムリ!」と泣き出してしまいます。これは趣味や遊びに限らず、鉄棒・縄跳び・自転車・九九などの「新しいことを覚える(身に付ける)」状況で毎回起きていることなので、親の方も泣き崩れるコウのことを“お馴染みの途中過程の1つ”と捉えて、「最初は大体こんなものだよ、大丈夫だよ」となだめ励ますようになりました。コウが努力や練習でつまずいていたとしても、それらを代わりにやってあげることはできません。私が自転車に乗ってもコウが乗れるようになるわけではありません。折り紙でつまずいた工程を折ってあげれば「その折り紙」は完成しますが、「それが折れる自分」にはなれないので、コウは「これは僕には折れないんだ…」としょんぼりしてしまいます。Upload By 丸山さとここのように「もうダメだ!僕にはできないんだ…」と絶望までの距離が短い(そして沈み方が深い)コウですが、泣いたり絶望したりしながら頑張る努力家でもあります。そんな彼が少しでも希望を持って取り組めるように、私も一緒に二重飛びの練習をしたり、折り紙をしたりするようにしています。「ここをこうするとできるよ」と実際に見せながらアドバイスしたり「あー、分かる。ここ難しいよね」と共感したりしながら一緒に試行錯誤し努力を重ねていくことで、コウも「何とか前向きに取り組むことができた」そうです。“乗り越えられる自信”は、ゆっくり少しずつすぐに「もうダメだ…!」となってしまうコウも、今では「少しだけ持ちこたえられるようになった」と言います。Upload By 丸山さとこ「1人だと心が折れた時にそのまま倒れてしまうところを、お母さんが支える柱になってくれていた。今は、その柱が『過去の経験』になってきたなと思う」と振り返る彼に、“過去の経験”の柱は、どういうものでできているの?と聞いてみると、「『前にもこうやって絶望してたけど頑張ったら大丈夫だったし、できなくってもどうにかなるわけじゃない』ってことが分かってきた」と笑って答えてくれました。「一回泣いて『もうダメだー!』ってなってから、『ハァ、やるか』ってなる(笑)」とのことで、彼なりに“見通しが立たず絶望しやすい自分”との付き合い方を構築していっているのだなーと感心しました。Upload By 丸山さとこ“いちいち泣かずに頑張る”のも成長なら、“泣きながら『ハァ、やるか』と言って頑張る”のも成長なのだとコウに教えられているなと思います。私もコウと同じように趣味のゲームや編み物で心が折れることがあります。そんな時は彼を見習って、一しきり落ち込んだ後は涙を拭いて「ハァ、やるか」で頑張りたいと思います!
2020年09月25日友達付き合いは“コウのペース”で少しずつUpload By 丸山さとこ読書・工作・折り紙などの1人遊びが好きなコウですが、友人と遊ぶことも大好きです。学校の休み時間も家と同じように本を読んだり絵を描いたりしていることが多いようですが、たまにクラスメイトと絵を描いたり話をしたりすることもあるようです。今ではそんな風に自分なりのペースで友達関係を育んでいるコウですが、3歳頃までは公園や児童館で会う子ども達に興味を示すことはなく、むしろ避けて通ることもあるくらいでした。幼児期のコウの友達との関係は?相手が大人であれ子どもであれ人間にあまり興味を示さなかったその頃のコウは、行動が激しく声も大きいためか基本的には子どものことが苦手なようでした。大人しい子であれば近くにいることはできましたが、関わることはありませんでした。Upload By 丸山さとこ「同年代の子どもと接することを強要しても仕方ない。興味が出るのを待とう」と考えた私は、積極的に仲介をすることはしませんでした。とはいえ、「子どもという存在が見慣れないものになると“興味を持つきっかけ”も生まれないかもしれない」とも思ったため、コウにとって強いストレスにならないよう、ある程度空いている時間帯に公園や児童館へ行っていました。そうしてあまり子どもとの関わりがないまま保育園に入園したコウは、反応が乏しく大人しいことからおままごとに誘われるなどして、意外にも集団での遊びに参加していました。おままごとは家でも自発的に行うことの多い遊びだったことから、コウにとっても落ち着く作業になっていたようです。彼にとってのおままごとは“関わり遊び”というよりは“知っているシーンの再現遊び”だったようで、特に他の子と話をすることもなく黙々と料理を作ったりしていましたが、周囲もまだ幼児であることから大きく浮かずに一緒にいることができたようです。あまりしゃべらず大人しかった3歳までから一転、4歳になったあたりから語彙が増え始めたコウは、5歳頃から思うようにいかない時にブリッジをして怒るようになりました。Upload By 丸山さとこある程度会話で意思を伝えられるようになってきたことで、かえって「思うようにならない!」と感じることも増えてきたのかもしれません。この頃はまだ同級生とケンカが成立する程のコミュニケーション力はなく、突然1人で怒りながらブリッジを始めることが彼なりの怒りの表明だったようです。「意思を伝えるということは高度なコミュニケーションなのだな…」と思ったことを覚えています。そんなコウも、年長になる頃には一緒に図鑑を見たりふざけあったりする友達ができたようです。迎えに行くと誰かと遊んでいる姿を見ることも多くなりました。小学生になり、友達と行動を共にできるクラスメイトの中で…小学校入学後も、まだ学年全体に幼さの残る1年生の1学期までは“同じところに集まってワイワイやっている”だけで何となく友人関係が成立していましたが、夏休みが明けた頃から少しずつ周囲とズレが出てくるようになってきました。Upload By 丸山さとこ2年生にもなると、たとえ気の合う子と遊ぶのであっても、「友達と行動を共にする」ことや「ルールを擦り合わせて共有する」ことが必要になってきます。皆が違う遊具に移動する際に声をかけられても「僕はこれをしていたいから」と言いその場に留まるコウです。そんな“協調性の無さ”から同級生の中でも浮いていることが目立つようになってきました。私は、学校でのクラスメイトとの関係については“いじめ”でない限りは直接的な介入はしませんでした。授業中のグループワークなど、協力を得られず課題を進められないのであれば義務教育に支障が出ているということで介入の必要があるかと思いますが、休み時間に誰とどう過ごすかは、子どもの自由だと考えているからです。親から見れば些細な事に思えることでもコウ本人がいじめだと感じていることはありますし、“いじり”なのか“いじめ”なのか微妙だなと思う時もあります。そのような時は担任の先生に事実の確認や見守りをお願いしたり、スクールカウンセリングにて相談をしたりしていました。「こんな時どうする?」を一緒に考える日々コウは今までSSTを受けたことはありません。近くに通える施設が少なく、月に1度病院にてカウンセリングを受けながら空くのを待っている状態です。Upload By 丸山さとこその為、カウンセリングにて相談をしている他は、私がただの親子関係として「こんなことがあったんだよ」「お母さんはこういう時どうしたらいいと思う?」を聞いたり答えたりしているだけです。私自身もASD・ADHDの成人当事者です。コミュニケーションは全く得意ではありませんが、年齢分の経験があることから少しだけ「こうじゃないかな?」「こういうことが起こっているのかもしれないね」と“お母さんはこう思うよ”の範囲で話すことはできます。「遊んでいた友達が移動する時にコウが付いていかないのであれば、その子はまた新しく遊ぶ相手を確保しなくちゃいけなくなるね。そうしたら、その子は次からどうする?」と聞くと、コウは「うーん…『最初から違う子に声をかけたらずっと遊べる』ってなるか…」と答えます。そうして状況を推測して共有した後は、コウに「どうしたい?」と聞くようにしています。コウが「それなら僕も1人で遊んでいた方が自分のペースで遊べていいな」と思うのであれば、それに対するメリットとデメリットを並べて一緒に考えてみます。友達の繋がりを持っておかないとサッカーやキャッチボールなどの1人ではできない遊びの時に困るかもしれません。自分にとって都合の良い時だけ仲良くしよう!とはいかないからです。Upload By 丸山さとこ一方、あまりに無理をして友達のペースに合わせていると、「ちっとも楽しくないし疲れる!」となってしまうかもしれません。そうして考えていくと、「こういうところはもう少し周りに合わせた方が良さそうだな」とか「これは譲りたくないな。どうやって伝えたらいいのかな?」とか、「遊びの好みやテンポが合う子と一緒にいた方がいいんだな」ということが分かっていきます。もちろん、現実はそこまでシンプルではありません。特に、中学年以降になると“相手も本当は嫌だけど我慢をしている”とか、“力関係でNOを言いにくい状況である”など、色々と難しい場面もあるとは思います。それでも、「そういうパターンの可能性もあるよ」という経験を重ねていくことでトラブルの原因や対処法を理解していく部分はあるようです。資源回収などで色々な学年の子ども達が集まった時の様子を見ると、大体2~3学年下の子どもと丁度足並みが合うようで、本当は年齢に縛られず「コミュニケーション能力の発達段階が丁度合う相手」と関わる場があると良いのかもしれないなと感じています。5年生となった現在でも年齢より幼いコミュニケーション力からトラブルを起こすことはしばしばありますが、時には先生などの大人だけでなく、クラスメイトや上級生が仲裁に入ってくれることもあります。Upload By 丸山さとこまた、趣味をいくつか持つようになったことで、それをきっかけにクラスメイトとの交流が生まれることもあるようです。ゲームや将棋やScratch(プログラミングソフト)など趣味が合う友達と遊んだりしているようです。趣味があると余暇の過ごし方も少し豊かになるようです。無理強いにならない範囲で、新しいものに触れる機会を作っていけたらいいなと思っています。
2020年09月08日元女子サッカー選手であり、『なでしこジャパン』の一員として活躍し国民栄誉賞にも輝いた、丸山桂里奈さん。現役引退後はタレントとして活動し、明るい人柄で人気を博しています。元『なでしこジャパン』丸山桂里奈が結婚を発表2020年9月5日、丸山さんは埼玉県の『さいたまスーパーアリーナ』で行われたイベント『第31回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2020 AUTUMN/WINTER ONLINE』に出演。新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン配信となった今回のイベントで、丸山さんは純白のウエディングドレスをまといステージに登場しました。タキシード姿で共に現れた、元サッカー日本代表で解説者である、本並健治さんと結婚したことを発表!同じく元サッカー日本代表の前園真聖さんが神父役になり、オンラインで公開結婚式を行いました。サンケイスポーツによると、丸山さんは2人のなれそめについて、このようにコメントしたそうです。壇上でなれそめを聞かれた丸山は「きっかけは私が好きになったこと。もともと人間として大好きでしたが、今年に入ってから唇をもってかれたいなと思うようになりました」と告白。本並氏のタキシード姿を見て「顔も黒だし、黒い服ばっかりだから全然違う人に見えた」と大喜び。本並氏も「いつもジャージかユニホームしか見ていないのできれい。新鮮ですね」と笑みがはじけた。サンケイスポーツーより引用丸山さんと本並さんの公開結婚式にネットを通して多くの人が驚き、祝福しました。「丸山さんの性格なら熱い妻になりそう!」「日本代表カップル誕生!めでたい!」「いい意味でビックリ!幸せなニュースで嬉しい」といった声が上がっています。きっと、笑顔あふれる素敵な家庭になることでしょう。ご結婚おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2020年09月05日成長と共に“特性の現れ方”も少しずつ変化をしていて…?Upload By 丸山さとこ先生からの個別の声かけや“小まめで具体的な指示”のおかげで小学1年生は大きなトラブルもなく過ぎていったコウですが、2年生になれば“自主的な判断”や“臨機応変な対応”が求められることも増えていきます。『大丈夫かな?1年生の時より集団行動は難しくなっているのでは…?』と気にかけていた2年生の1学期でしたが、意外にも担任の先生からは太鼓判を押されるくらい、学校生活は順調な様子でした。毎日楽しそうに出かけていくコウの様子を見ながらほっと一安心したのも束の間、予想外の方向から問題はやってきたのです。息子の特性の変遷――並べる、クレーン、オウム返し。「ASDあるある」が目立つが対応しやすかった頃【幼児期~1年生編】まず、2学期に入った頃から「連絡帳に宿題や忘れ物を書いてこない(ので親が気付かない)」ということが急に増えてきました。先生から連絡をいただいて初めて気が付いたので、とても驚き反省したのを覚えています。Upload By 丸山さとこ1年生から2年生の初めにかけて宿題の漏れが殆ど無かったことからすっかり油断をした私は、マメにチェックをしていませんでした。基本的には家事をしながら「机に向かっているな」と遠目に見ておしまいです。そんな行動を深く反省しつつ、同時に「え?たまたまチェックした日だけ宿題をしていたってこと?」と混乱もしました。おそらく連絡帳に全ての宿題を書いていないのだろうと察しはつきましたが、そうであれば連絡帳に赤ペンでの“忘れ物の記載”がある筈です。急にどうしたのか…宿題が難しいのか面倒なのかと本人に聞いたり先生に確認したりしたところ、どうやら2年生から始まった新ルールが影響していたようでした。本来は「宿題の大切さ」を教えるためのルールだった筈が…!?先生のお話によると、「宿題は必ず出さなければいけない」という方針に基づき、2年生になってからは“宿題をしていない児童は、登校後所定の時間内に終わらせて提出する”という新しいルールがあったのだそうです。それは多分、「宿題をすること・きちんと提出することの大切さ」を教えるためのルールだったのでしょう。けれど、コウは「登校後に終わらせれば大丈夫。家ではしたい読書や勉強をしよう!」と考えて動くようになってしまったのです。Upload By 丸山さとこ私はルール自体に大きな穴があったとは考えていません。コウの言う理屈は一般的には屁理屈とされるものですし、宿題未提出の逃げ切りを防ぐことで一定の効果もあったのではないかと思います。ただ、「コウならそう考えるだろうなー…!」と頭を抱えました。2年生になり、先生の指示や児童の行動に「臨機応変さ」が出てきたことも、コウの「自分にとって都合の良い解釈」に拍車をかけたようです。物事の背景が見えにくいコウにとっては、「皆、自分の都合に合わせてルールを変えていく」のが新しいルールに見えているところもあったのかな?と思います。本人としては「自分はしっかりルールを守っている。何も問題はない」という意識があったそうです。コウはそれ以降、自宅で宿題をやりたがらなくなりました。チェックが強化されてからは、チェックをすり抜けられるよう連絡帳から宿題の記載を消すようにもなりました。コウも理屈の上では宿題をする必要があるのだと分かっています。けれども、コウからしてみれば「宿題をしていなくても何も困らない」のです。Upload By 丸山さとこ見落とし多発、見通し下手な発達障害息子、脱・「やってもらって当然」へ…!助けを求めるスキル、ただいま習得中この頃のコウはADHDによる不注意やうっかりミスが強く目立ってきた頃だったので、「宿題やったよ」と本人が言っていても宿題の範囲を間違えたりページが飛んでいたりすることが多く、手書きの文字を読むのが苦手な私にとって、彼の宿題をチェックするのは難しい作業でした。それでも何とかチェックを済ませ、宿題が終わっているのを確認したとしても、「あ、忘れてた」「あれ?学校では見つからなかったんだけどな…?」と宿題を未提出のまま持って帰ってくることも珍しくありませんでした。(後に、「チェックは私には難しい」ということで夫に担当してもらうことになりました。)一度「ルーズであること」「嘘をつくこと(その場の利益が得られる行動をとった結果嘘になること)」の旨味を知ったコウは中々手強く、4年生まで2年半かけて“お父さんにチェックをお願いする”という習慣が身につくようになりました。1つ1つ“解説”していく日々コウが宿題をしたくない理由は明快です。「学校から帰ったら疲れてる。疲れている時にしたくないことはしたくない。宿題より他にもっとしたいことがある」ただそれだけです。Upload By 丸山さとこ親としては「それは通らないよ」と言いたくなるようなコウの主張ですが、苦痛が大きく必要性の見えないことをするのが嫌だという気持ち自体は分かる部分もあります。実際、学校から帰ってきたコウは「1クラスにいる人間の数が多い…いるだけで疲れちゃう…」とかなりグッタリしていますし、宿題は学力をつけるためだと言われても、コウからすれば「宿題をしなくても漢字や計算はもう覚えてるよ」といったところでしょう。コウの気持ちは分かる。でも親としては「そうではないよ」と思う。気持ちだけで動くと“コウが望んだ通りの結果”にならなかったりする。その辺りを伝えるのは私が比較的向いているということで、チェックのメインは夫、説得(?)は私がすることになりました。Upload By 丸山さとこ見落とし多発、見通し下手な発達障害息子、脱・「やってもらって当然」へ…!助けを求めるスキル、ただいま習得中チェックのメインが夫なのは、「一緒にいる時間が長い私がチェックをすると細かくなり過ぎてしまうだろうな」という予想もあってのことです。思春期に入っていく今、「見て見ぬふり」をする技術は私の今後の課題なのかもしれません。コウは“理屈を理解する力”そのものは高い一方、その場の気持ちだけで見通しなく動くところがあります。なので、理屈を理解したからといって即行動を変えるわけではありません。そのこと自体は何も珍しくはないことなのだろうと思います。「甘いものばかり食べていてはいけないと知っていてもついつい食べてしまう」「明日の朝が辛いと分かっていてもスマホに手が伸びてしまう」「運動をした方が健康に良いと分かっているが面倒」どれも珍しくはない話です。もし「分かっているのに何で!?」と聞かれたら、「したかったから(したくなかったから)…」としか答えようがないのではないかと思います。私がコウに理屈を伝えるのは、もちろん彼の行動を変えて欲しいからです。同時に、理屈を知って納得をすることで、彼の「理不尽だ!」という辛い思いを少しでも減らせたらいいなとも考えています。Upload By 丸山さとこ全てのことを理屈で解説するのは実際のところ無理なことです。どうしても納得いかない!と思うこともあるでしょう。けれど、そういう時に「納得いかない!と思ったけれど、後から考えたらそうでもなかったな」と思い出したら、「仕方ない、一回やってみるか」と思えるかもしれません。その上で「どうしても嫌だ!おかしいと思う!」と感じるのであれば、その時は考えたり聞いてみたり止めてみたりしてもいいのかな?と思います。その時々に合わせて、少しずつこうして改めて振り返ってみると、コウの特性の現れ方はその時々によってかなり違っているのだなと感じます。2年生から忘れ物などのミスが増えるようになったのは、コウが「忘れ物をしてもパニックにならなくなった」という意味では成長と捉えられるのかもしれません。大人から見れば悪知恵にしかならない理屈を繰り出すのも、成長による知恵の1つと言えそうです。Upload By 丸山さとこ環境という面から見れば、保育園~1年生まで忘れ物などが目立たなかったのは「親がフォローできたから」という部分も大きかったのだろうなと思います。そうして考えてみると、その時々によって現れ方が様々なように見える特性そのものは、実はあまり変化していないのかもしれません。今後もコウ自身の成長や環境の変化によって“現れ方”が変わっていくであろう特性を「ゆっくり見ていけたらいいな」と思う、何かと焦りがちな私です。コウのノンビリさを、少し見習っていくといいのかもしれません。
2020年08月24日元サッカー女子日本代表でタレントの丸山桂里奈が18日、都内で開催されたDCTVシリーズ「BATWOMAN/バットウーマン〈シーズン1〉」のDVD&デジタル配信を記念したメディア向け撮影&取材会に登壇。“日本版”バットウーマンとして、同シリーズをアピールした。本作は、バットマンが突如消え、3年が経ったゴッサム・シティを舞台に、新時代のヒロイン“バットウーマン”が立ち上がるという物語。DCTVシリーズ初のLGBTヒロインであるバットウーマンが、愛する人や家族、ゴッサム・シティを守るため、数奇な運命に翻弄されながらも、自らの運命を切り開いていく。なでしこジャパンの一員として世界を相手に戦った“ヒーロー”経験があるということで、PRアンバサダーに起用された丸山。赤いウィッグとオーダーメイドの“バットウーマンスーツ”に身を包み、作品の舞台をイメージした摩天楼がそびえる背景の前で、強くてセクシーなバットウーマンになりきってポージングをした。丸山は「このスーツはオーダーメイドで作っていただいたので、すごい着心地が良くて、普段から着たいくらいです。このままサッカーの試合ができるくらい」とスーツのクオリティーに感心する。また、アンバサダーとしてのオファーについて「本当に偶然ですが、最近、演技の仕事がすごく増えたんです。それで、もしかしたら、実写版に選ばれたのかなと思ったら、アンバサダーでした。うれしいことには変わりないんですが」と言って、笑いをとった。さらに、丸山は「イメージトレーニングで、夜中、緑道を歩くようにしてました。なるだけ夜の街をパトロールしようかと。もちろん距離を取りながら。こういう感じで」とポーズを決める。「人からすごく見られてるなとは思ったんですが、バットウーマンになりきろうと。やはりイメージトレーニングが大切なので」と丸山節を炸裂させ、マスコミ陣は爆笑。「バットウーマンとして守りたい人は?」という質問に対して、「やっぱり地元の大田区大森シティを守りたいです。下町って言われてるんですが、どんどん上に上がっていって、下の町がなくなってきているので、下町を大事にしていきたいです」と地元愛を炸裂させた。また、やっつけてみたい人については、元WBA世界ライトフライ級王者でタレントの具志堅用高の名前を挙げた。「世界チャンピオンで強い方ですが、よく一緒にロケへ行くと、本当に強いのかな? と思うことがあるので、バットウーマンになって、戦ってみたい。いつも素振り(シャドー)をされてますが、こぶしの速さは尋常じゃないです」と笑顔で語った。「BATWOMAN/バットウーマン〈シーズン1〉」のVol.1~Vol.5は、8月19日よりDVDレンタルとデジタル配信がスタート。10月14日には、シリーズのブルーレイも発売され、Vol.6~Vol.10のDVDレンタルが開始となる。
2020年08月18日成長と共に“特性の現れ方”も少しずつ変化をしていて…?Upload By 丸山さとこASDとADHDの診断を受けているコウですが、成長に伴いそれぞれの特性の出方は変わっているなと感じます。小学校1年生まではASD的な「ルール遵守」が強く出ていました。“いかにもASDの子ども”らしい行動をしていたコウ未就園児の頃は「物を並べる・回転する物をずっと眺める・親を含め人間に対する興味が薄い・クレーン現象・オウム返し」など、全体的に“ASDの子ども”感のある行動をとっていたと思います。Upload By 丸山さとこ歳児検診で初めて言われた「発達障害かも」――不安や抵抗を感じる余裕もなく...7年経った今、息子について思うこと【障害受容 前編】検診結果「発達障害かも」を信じられなかった夫。練習していない会話ができない様子を見て納得しーー夫婦で違う?息子への関わりから学んだこと【障害受容 後編】その頃はルールを理解する力が弱く「自分が見出したルール」に固執することもあり、彼の“こだわり”に首をかしげながら付き合うことも多くありました。入園後は集団行動から外れることも多くありつつ、ルール遵守の傾向が強く出ていたことから“真面目だけどズレたところのあるマイペースな子”という感じでした。Upload By 丸山さとこ息子の入学準備!母自身のとまどいの思い出から生まれた「授業ごっこ」とは小学校に入ってからは「一斉指示についていけるだろうか?」と心配もありましたが、1年生ということもあって先生が小まめな声かけをしてくださったことで、大きなトラブルはなく1年間を終えました。セリフ集をもって学校へ!オウム返しだったASD息子との「言いたいことを伝える」ための会話練習とは?会話がオウム返しであること、彼のこだわっているルールに付き合いつつそれらを緩めていくこと、親という存在を認識してもらうこと、パニックを避けたり鎮めたりすることなどに対しては大変だなと思うこともありました。とはいえ、大変な一方で“1つ1つ対応していくことが可能”であることや“できることが少しずつ増えていくこと”から、凄く困ったことはあっても「どうしたら良いのだろう?」と深く悩むことはありませんでした。Upload By 丸山さとこ息子は親に興味ゼロ!幼児期から「親の存在価値」をあれこれプレゼンした結果…多動は基本的にはあまり目立つことはなかったとはいえ、幼児の頃は食品売り場のレジで財布を出そうとした隙に遠くの靴売り場まで行ってしまう子どもだったコウですが、それもハーネスリュックを使うことで事故は防ぐことができました。Upload By 丸山さとこそんな風に「工夫をすることや手をかけること」は必要ながらも、「まだ小さいからね」で周囲からも温かい目で見られることも多かった小学1年生でしたが、2年生頃から少しずつ対処しきれないことが増えてきました。また、それと同時に“今までとは違った特性の現れ方”が見られるようになってきたのです。小学2年生、出だしは順調に見えたものの…?コウが感じる困りごとに対しては、小学1年生まではある程度親がフォローすることが可能でした。学年通信に記載されている内容も細かく、小学生として生活するスキルがまだ未熟な「新一年生」への手厚いバックアップがあったことも大きかったと思います。Upload By 丸山さとこ2年生になると、先生からの指示が1年生程“小まめで具体的なもの”ではなくなります。分からない時は先生や周りの児童に尋ねられるとよいのですが、その頃のコウは自分からヘルプを出すことが難しく、「何て言えばいいの…?」とオロオロするばかりでした。そのため、先生との面談にて「起こりそうなこと」をあらかじめ伝えていたのですが、1学期がスタートしてしばらくたった頃には「全然大丈夫ですよ!他の子よりもしっかりしているくらいです」と先生から太鼓判を押されるくらい、学校生活は順調な様子でした。そうして「学校楽しい!」と毎日登校するコウの様子にホッと一安心したのも束の間、予想外の方向から問題はやってきました…!次回、“それまでは思ってもみなかった特性”がどう現れどう振り回されたのか、お話ししていきたいと思います。
2020年08月07日“お手伝い”ではなく“家事の分担”として家事をすることUpload By 丸山さとこお手伝いというものをどう扱うかは、各家庭によって色々あるかと思います。我が家では「お手伝い」とは“親を手伝うこと”であるとしており、一般的にはお手伝いに分類されるであろう家事は「お手伝い」ではなく単なる「家事」として扱われます。そのため、「お手伝いしていることがある」というよりは、「練習中の家事・担当している家事」があるという感じかもしれません。(学校の課題としての“お手伝い”に家事が含まれていることはコウに説明しています)生きている限り家事は現れる!Upload By 丸山さとこ子どもの頃は「する子もしない子もあり、できればした方が良いが、しないこともまた子どもらしい」とされる家事ですが、大人になると「必要性に迫られてすること」になるのも珍しくありません。必ずしも自分で行わないといけないわけではなく、外注することもできますが、全てを外注するとなると費用もかさみます。コウには“家事は生きている限り発生するものである”と説明した上で、「大人になった時に突然『大人なんだからできて当たり前』とされるのと、今の内から少しずつ練習しておくの、どっちがいい?」と聞きました。「必要に迫られることで身が入ることもあるし、今の内からしておいた方が楽だとも言えるし、どっちもアリだと思う」と伝えると、コウは「僕は今の内から練習した方が楽なタイプだな」と答えたので、家事を少しずつ教えていくことになりました。できることを少しずつ増やしていこうUpload By 丸山さとこ家事という作業の良いところは、スモールステップで関わっていくことができるところかなと思います。とはいえ、比較的簡単なタオルたたみであっても“布をつまんで畳む”という微細運動が苦手な場合は難しいだろうと思います。空間や布のボリュームを把握する必要もありますし、畳むことはできてもぐちゃぐちゃかもしれません。けれど、ぐちゃぐちゃなタオルであっても使う上では問題ありません。もしそのままでは収納場所に入らないのであれば、問題を共有してから「一緒に練習しよう」と言うこともできますし、収納の仕方を変えることで対応することもできます。もしタオル畳みは簡単にできるのであれば、靴下や下着→ズボン→シャツと少しずつ畳むものを複雑にしていくこともできます。もしそれらの物を畳むことがいつまでたっても難しかったとしても「自分の服はハンガーにかけて管理することもできるよ」という選択肢を提示することでプレッシャー無く取り組むことができました。家事によくある“物を運ぶ動作”は、簡単なこと?Upload By 丸山さとこコウは、食べ物を盛った食器や数冊積んだ本などを運ぶのが苦手な子でした。“手に持ったものを意識しながら歩く”ことが難しく、持っている物を意識すれば壁や家具にぶつかり、歩くことを意識すれば食器が傾いたり本を落としたりしてしまうのです。食器が傾けば食べ物がこぼれますし、本を落とせば本や床が傷むため、コウもショックを受けたりパニックになったりします。一度そうなるとコウのケアをしながら事後処理をすることになり、親の負担も増えがちです。Upload By 丸山さとこですが、タオルであれば落としても安全ですし、落ちたタオルをただ拾うだけでOKです。落ちた衝撃で畳んだタオルが開いたとしても、もう一度畳めば良いだけです。それでもコウにとってはストレスになりますが、経験を重ねていく内に「落としても拾えば大丈夫なんだ」「開いちゃったけど、もう一回畳めばいいね」と思えるようになっていき、パニックにならずに対応できるようになりました。一度に手に持って運べる量が分かってきたら、「これはカゴで運んだ方がいいな」「このくらいならカゴを使わなくてもいいな」と判断できるようにもなってきました。すごい進歩です。家事をすることで、思わぬ副産物も?Upload By 丸山さとこ思わぬ副産物として、「お母さん、タオル畳むの早くて上手だね。流石だね」「お母さんは一度にたくさんタオルを運べて凄いね」と、私のことを褒めてくれるようにもなりました。「そう?ありがとう」「コウも、きっとこれから上手になって、お母さんくらいできるようになると思うよ。もっと上手になっちゃうかも。」と言うと、「そうかなぁ」と言いながら嬉しそうにニコニコしています。今の時間も将来の為の備えも、どちらも大事にしていきたいなと思いながら、時々一緒にタオルを畳んでいます。その時間が、コウにとってただ面倒なだけでなく、少しでも温かなものであったらうれしいなと思います。
2020年07月20日幼いころのコウの話し方は少し独特!?Upload By 丸山さとこ今ではペラペラとよく話すようになったコウですが、今でも時々「おかえり」に対して「おかえり」を返すことがあります。また、言葉のニュアンスを掴むのが苦手だったりします。言いたいことを言葉にすること自体がやや苦手なようで、状況や考えを説明する時は「待ってて、頭の中では分かってるんだけど…」とアワアワしながら話すこともしばしばです。それでも、以前に比べるとかなり話すのが上手になったなぁと感じます。幼いころのコウは、少し独特な話し方をしていたのです。未就学児のころ…「見て」が「見えて」になる不思議Upload By 丸山さとこ幼い子どもがよく言うセリフに「見て」がありますが、コウの場合は「見えて」でした。「おかあさん、みえてー」と言いながら見せたいものを見せに来るのです。聞いて欲しい時も「聞いて」ではなく「聞こえて」となるので、「おかあさん、きこえて」と言いながら話しかけてきます。考えてみれば、“食べる”をして欲しければ「食べて」、“話す”をして欲しければ“話して”となるのですから、“見える”をして欲しければ「見えて」、“聞こえる”をして欲しければ「聞こえて」になるのは案外おかしなことではないのかもしれません。ですが、“見る・聞く”をして欲しければ「見て・聞いて」と言うのが正しい言葉づかいです。それは「文法がどうの」と理屈で覚えるのではなく、聞いている内に自然と身につけるものだと思っていましたが、コウはそうではないようでした。小学校入学後も、「行く・来る」「あげる・もらう」は苦手?Upload By 丸山さとこコウは他にも“行く・来る”“あげる・くれる・もらう”などの言葉を使い分けることが苦手なようで、「“する側・される側”などの視点の切り替えが苦手なのかな?」と感じました。これは小学校低学年のころまで続きましたが、国語の問題として出題された時には「あげる」「もらう」などの言葉も適切に使えていました。どうやら、“問題”として会話を考える時には使い分けができていても“自分と相手”のことになるとこんがらがってしまうようでした。お父さんに物をもらった時も「お父さんが僕にあげてくれたの」と不思議な言い方をしていましたが、多分「お父さんが僕に“あげる”をしてくれた」という文の組み立て方をしていたのではないかな?と思います。これも、「貸す」という言葉で考えてみれば「お父さんが僕に“貸す”をしてくれた→お父さんが僕に貸してくれた」になるわけで、『確かにそういう組み立て方の文章は珍しくないな…』と面白く感じました。「もらう」で考えてみても、「もらう+してくれた」で「もらってくれた」になります。コウはコウなりに考えて文を組み立てていたのだなと思いました。“自覚”も“正しい文章の組み立て”も、少しずつ…Upload By 丸山さとこ高学年になった辺りから、「あれ?今の何か違うな。もう一回言い直していい?」と、コウの方からも少しずつ文の組み立てについて考えるようになってきました。「僕の言い方、ヘンだなって思ったら教えてね」と言うコウは、そのことを特に悩んではいないようです。「何かヘンだなって文でも伝わることは伝わるけど、分かりやすい言い方ができたらいいなと思うから」と言います。人と会話することで“意思の疎通をはかること”がコウのこれからを豊かにしていってくれるといいなと思いながら、「時々現れる不思議な話し方」に耳を傾けています。
2020年07月02日今はおしゃべりなコウだけど…?Upload By 丸山さとこ今ではとてもおしゃべりなコウですが、意思の疎通ができるほど話すようになったのはやや遅く、4~5歳頃でした。公園などで遊んでいると、遊びに誘おうとしてくれた子が「この子どうしてしゃべらないの?」と不思議そうに聞いてきたりしたものです。そんなコウでしたが、私はしゃべらないことをあまり気にしていませんでした。しゃべらなくても何となく意思の疎通はできていましたし、時々は“オウム返し”で要求を伝えてくることもあったからです。あまりしゃべらなかった幼少期Upload By 丸山さとこコウは4~5歳までの間も全く発語がなかった訳ではなく、1歳を過ぎてからはいくつか単語を口にすることもありました。ですが、定着せずに流れて行ってしまう感じでした。私はそれを“離乳食や遊びにブームがあるようなもの”と捉えていました。発語はしないものの言葉が分からないわけではなく、知っている単語であれば「〇〇持ってきて」と言うと(気が向けば)持ってきてくれるコウ。そんな彼の様子から、私は「忘れた訳ではないし、声は出るし、また気が向けば話すだろう」と考えていました。(3歳児検診の時も発語が増えないようであれば、相談しようと思っていました)3歳頃までは殆ど“何かを要求をする”ということがなかったコウです。勝手に動く彼の様子から「あっちに行きたいのかな?」「あれをしたいのかな?」と彼の要求を汲んで対応する感じでした。多くの親が子どもにするように、「ベッドに登りたいの?」「さわりたいね」「ブロック欲しい?」と彼の要求を口に出してはいましたが、彼はそれに頷くことはなく行きたい方に行き、欲しいものに手を伸ばし、ただただ自分がしたいようにしていました。その後、コウは成長に伴い“クレーン現象”を行うことで要求を叶えようとするようになりましたが、それはまだ“要求を伝える行為”ではありませんでした。オウム返しなら“話せる”?Upload By 丸山さとこ3歳になると「おはよう・こんにちは・バイバイ・3さい」などの言葉を覚えたコウは、道で挨拶するくらいなら「シャイな子なのかな」と思えるような雰囲気の子どもでした。実際のところは“恥ずかしがって話さない”のではなく、単純に“話さない”だけです。家でも要求語は少ない状態でした。「こんにちは」に対して「こんにちは」を返すような挨拶に比べ、「いくつ?」「3歳」のような、“相手が発した言葉と違う言葉を返すタイプのやりとり”は苦手なようでした。「いくつ?」と聞かれれば「いくつ?」と返してしまう状態だったコウは、“セリフを言う側の体に触れる”という夫の働きかけによって「3さい」と返せるようになりました。検診結果「発達障害かも」を信じられなかった夫。練習していない会話ができない様子を見て納得しーー夫婦で違う?息子への関わりから学んだこと【障害受容 後編】「いくつ?」に答えられるようになってからも「何歳?」には答えられなかったりしたので、そのような“返せない会話パターンに”気付いては随時教えて、登録語数を増やしているような感じでした。新たなパターンは”プラカードしゃべり”!Upload By 丸山さとこそんなコウでしたが、3歳になって数か月が経った頃、要求を言葉で伝えるようになりました。今までであればクレーンで伝えてきた要求を、言葉で表すようになったのです。冷蔵庫の前まで引っ張っていった親の手を動かすことで『お茶が欲しい』と伝えていたコウが、「おちゃのむ?(お茶飲む?)」と言えるようになったのは大きなことでした。ですが、よくよく考えてみると「お茶飲む?」は、親がコウにたずねる時の言葉です。コウの側が要求として「お茶飲む?」と言うのは、何だか妙な感じです。コウは言葉を使って“人に向かって要求すること”そのものはできるようになりましたが、改めて観察してみるとそれは「話しかけている」というよりは、オウム返しを使って望ましい状況を再現しているだけのようでした。お茶を飲みたかったら「おちゃのむ?」、手を洗いたかったら「て、キレイキレイしようね」、出かけたかったら「おでかけしよっか!」…コウが言う言葉は、すべて親が問いかけたり促したりする時の言葉でした。「いくつ?」に対する「いくつ?」のような“その場ですぐに返ってくるオウム返し”ともまた違う、新たなパターンのオウム返しといった感じのセリフの丸覚えは、さながらプラカードをあげることで意思を伝えるかのようでした。大切なのは“言いたいこと”が伝わることUpload By 丸山さとこプラカードのような要求の仕方は、大分クセが強いな!とは思いましたが、クレーン現象を使った要求の伝え方よりは、コウにとって便利でスマートな方法のはずです。「プラカードでも伝わればいいか!」と考えた私は、より質の良いプラカードをコウと一緒に作ることにしました。コウが「質問」のセリフを使って要求した時に「要望」のセリフを教えることで、彼が使う言葉を「質問」から「要望」に変えたのです。 「お茶飲む?」では、私には通じても他の人には通じにくいので、「お茶飲みたい」や「お茶欲しい」にします。「おでかけしよっか!」では提案や促しに聞こえるので、「おでかけしたい」と要求の形にします。コウは小学生になってからも“セリフが頭に入っていないこと”は言えないところがあったので、クラスメイトや先生に伝えたいことがある時は、その都度家でプラカード(セリフ)を用意して行きました。Upload By 丸山さとこそんなコウも今では毎日ペラペラと喋って過ごしています。要求も伝えますし、3年生頃からは「今日学校でね、こんなことがあってね」と家に帰る度に外であったことを話してくれます。時々言葉に詰まって「えっと…Aちゃんがこう言って、それでB君がね、えっと…あのね、学校でね、えっと…?」と迷走しながらの状況説明になることもありますが、投げ出さずに一生懸命話す姿を見ていると、「本当によく話すようになったなぁ…」としみじみします。1日中話しかけられて「ちょっと静かにして!?」と言いたくなる時もありますが、思春期にもなれば逆に「たまには話してくれないかな」とさみしくなるのかもしれないなと思い、コウのおしゃべりをありがたく聞いている今の私です。
2020年06月19日丸山隆平主演のWOWOW連続ドラマW「大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~」が、いよいよ6月6日(土)よりスタート。この度、放送直前に丸山さんと監督・本木克英による対談の緊急放送も決定した。大ヒットしたエンターテインメント時代劇映画『超高速!参勤交代』の原作・脚本の土橋章宏と、本木監督が再びタッグを組んだ初めてのテレビドラマとなる本作。江戸時代を舞台に、現代でも大人気の「お伊勢参り」を描くロードムービーとしてだけでなく、超痛快なエンターテインメント作品として注目を集めている。今回の対談は、作品の魅力を解き明かす内容になっていることはもちろん、いまだからこそ話せる撮影の裏話や共演者たちの話、そして「俳優・丸山隆平」をテーマに、“俳優”としてこの作品に挑んだ丸山さんの姿や魅力、さらに、これからの「俳優・丸山隆平」への想いを熱く語り合うなど、ここでしか見ることのできない貴重な内容となっている。また、「放送直前!主演・丸山隆平 ひとりWEB舞台挨拶」の公開スタート時間が6月6日(土)午前9時30分に決定。丸山さん自身も初めての試みになったという「ひとりWEB舞台挨拶」では、番組の見どころを紹介しながら、視聴者からの「辰五郎への質問」に答えるなど、ひとりで熱く作品について語る丸山さんの姿も必見。「緊急放送!『大江戸グレートジャーニー』直前特番大江戸グレート対談~主演・丸山隆平×監督・本木克英~」は6月6日(土)午前9時45分~WOWOWプライムにて無料放送。連続ドラマW「大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~」は6月6日22時~毎週土曜日WOWOWプライムにて放送(全6話/第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2020年06月05日親に対してあまり興味を示さなかった幼児期Upload By 丸山さとこ今でこそ「お父さん、お母さん大好き!」なコウですが、幼児の頃は“親が視界に入っていない”ような子でした。親に対して概ね無関心で、“親と離れて泣く”ということもありませんでした。3歳児検診で指摘されるまで発達障害の可能性には気付いていませんでしたが、「親というものにあまり興味を示さない子だな」ということを感じていた私は、彼が幼児だった頃から少しずつ“親がいると楽しいし便利だよ”ということをプレゼンしていきました。今回は、そんなコウと私の今までの関わりについて話していきたいと思います。コウの視界に入るために「便利な存在」になる!Upload By 丸山さとこまずは、コウのやりたいことに沿うことや必要な量の手助けをすることで、「親がいると楽しいし、物事が上手くいきやすい」と学習してもらいました。それを理解していくと、「自分がしたいことのためには“親を動かすこと”が必要だ」という判断からコウはクレーン現象を見せるようになりました。親の手を取り、自分が親にやらせたいことをさせようとするのです。自閉症児によく見られる行動とされるクレーン現象ですが、私はそれを見て「一歩前進したな」と感じました。1人で黙々と遊んでいる状態から「人という物」を必要とするようになったことは、人を認識する上で大きな成長だろうと考えたのです。定型発達とされる子どもであれば、ブロックをとって欲しければ「ブロックちょうだい」と言うであろうところで、コウは親の手をブロックのところへ持っていきます。発達に凸凹のない子どもであっても、まだ言葉が出ない頃であれば親の手をつかんでやらせようとすることはあるかと思うのですが、その場合は「親にやらせたい」という意思が見えるところがコウとは違うなと感じます。コウの場合は、“親という人間に働きかける”という感じではなく、クレーンを操作するように親の手を使っているだけでした。ですが、私はそれでも良いと思いました。同じ物でも、意味の分からない物や邪魔な物よりは“便利な物”の方がコウの意識に留まるからです。コウにとって“信頼できる物”になるためにUpload By 丸山さとこコウにとって“意味のある存在”になるために、全体を通して(可能な範囲で)ブレの少ない関わり方をするようにもしました。現実の世界にはブレがつきものです。例外や臨機応変さなどの要素も、状況や背景が見えない時は“ブレ”や“理不尽”に見えてしまいます。約束ひとつとっても“誠実さ”に関係なく守れない時はあるものですが、コウからすれば単に不履行が起こっただけです。「明日は公園に行こう」と言ったのに(雨が降ったことで)行かないのであれば、彼は「親の言葉はアテにならない。今度からは無視して1人で公園に行けばよい」と判断します。独力で望みを叶えた方が早くて確実だからです。とはいえ、親の方も“約束を必ず守る”ということは不可能です。天候や急なアクシデントをコントロールすることはできません。そのため、私はコウに対して“守れる約束”をするようにしました。「明日は、晴れていたら公園に行こう。雨が降ったらお絵描きしようね。」といった感じです。見通しが立つと物事の因果関係は理解しやすくなります。そのことも「この人は信頼できる」という感覚につながったのかもしれないな、と思います。Upload By 丸山さとこ「親って便利!」から「一緒にいると安心」まで持っていくのは割とスムーズでした。コウが快適でいられるように協力していれば、利害に敏感なコウは「親がいると不快なことを減らせる。解決したり回避したりできる」と理解していくからです。一方、「一緒にいると楽しい」という感覚を知ることは“楽しさの共有”なしには難しいものです。そして、その“感情を共有する”ということが難しいのが自閉症児です。とはいえ、自閉症児も「自分が何かをしたことで反応が起きること」そのものは好きなようです。人間相手の場合その結果や因果関係が見えにくいことも「人間への興味の薄さ」に繋がるのではないかと考え、コウにとって分かりやすく共感して“盛り上げる”ことを意識しました。そうして関わったからなのか単にたまたま時期だったのか、コウは少しずつ私と遊ぶことを楽しむようになり、“コウの遊びに付き合う・利用される”という状態から“一緒に遊ぶ・2人で遊びを盛り上げる”ということができるようになっていきました。「世話してくれる役割の人」から「明確に好き」へUpload By 丸山さとこそんな風に少しずつ関係を作っていったこの10年間でしたが、それはあくまで私サイドから見たストーリーです。「コウの中で“親という存在”への認識はどのような変遷を辿っていったのだろう?」と思い、コウにインタビューをしてみました。保育園に入園する前までは、私のことを「僕を世話する役割の人」と思っていたそうです。園に通いだしてからは「(他の人と違って)僕のことを理解して合わせてくれているんだなと分かった」ことから、「親近感が出て、何となく好きになった」のだとか。7歳頃からは「いないと大変な人。明確に好き。そばにいると安心する」と感じるようになったそうで、『あぁ、確かにその頃は、コウと離れていると頻繁に電話がかかってきたなぁ…』と納得!9歳頃からは「いなくても大丈夫だけど、できたらいてほしい。一緒にいても離れていても楽しく過ごせる」ようになったそうです。そして、「離れていた間の楽しかった話を聞いてほしい」と思うようになったのだとコウは言いました。Upload By 丸山さとこコウの話を聞いてみると、改めて「ゆっくり育っているのだな」と感じます。定型発達とされる子と同じペースや同じ形ではないけれど、彼なりに“親という存在”を認識していっているのだなと興味深く思いました。親を相手に培った「他人を信頼すること」や「伝えたいという気持ち」を土台に、これからも色々な人と関係を結んでいってくれたらうれしいなと思います。
2020年06月05日丸山珈琲は、パティスリージュンウジタのオーナーパティシエ宇治田潤氏とともに、シングルオリジンの持つ特性を活かしたコーヒーゼリーを製作。2020年5月26日に発売を開始しました。パティスリージュンウジタ 宇治田潤シェフの手による「香りを楽しめる」コーヒーゼリー素材の持ち味を生かしたお菓子で定評のある目黒区碑文谷の”パティスリー ジュンウジタ” 。オーナーパティシエ宇治田潤シェフと丸山珈琲がコラボレーション。シングルオリジンコーヒーの素材の味わいを最大限に活かした「香りを楽しめる」コーヒーゼリーを作りました。今夏のラインアップは、ケニアとコスタリカ、ホンジュラスのシングルオリジンコーヒーを使用。それぞれのシングルオリジンのそれぞれの風味や特性が感じられる、個性豊かな3種類のセットです。素材の持つ味わいを最大限に生かし、香りを楽しんでいただくために甘さ控えめの仕上がり。お好みでシロップを加えたり、バニラアイスと一緒にお召し上がりいただいただくなど幅広くお楽しみいただけます。本商品は、2020年5月26日より発売中です。【商品ラインアップ】■ニエリ・ヒル ピーベリー(中煎り・ケニア)ケニアの中でも最高品質の豆をつくる地域として知られるニエリ地区にあるニエル・ヒル農園のコーヒーを使用したコーヒーゼリーです。黒蜜、グレープ、カシス。つるりとした食感と華やかな後味をお楽しみください。■50lbs. ECP ファン・ラモン ブルボン レッドハニー(中煎り・コスタリカ)コスタリカ・セントバリー地域の優良生産者ファン・ラモンさんのコーヒーを使用したコーヒーゼリーです。冷やすと黒蜜きなこの風味、温度の変化による、はちみつやアプリコットの爽やかな味わいをお楽しみください。■ティト・バレンティン (深煎り・ホンジュラス)ホンジュラス西部、レンピーラ県のサン・マルコス・デ・カイキン村でコーヒー作りに従事しているティト・バレンティンさんのコーヒーを使用したコーヒーゼリーです。ダークチョコレート、チェリー。カカオのような香りが心地よく長く続く余韻をお楽しみください。【商品情報】商品名 :シングルオリジンコーヒーゼリー販売価格:各567円(税込) 6個入り 3,400円(税込) 9個入り 5,000円(税込)販売店舗 : 直営店舗、オンラインストア、大丸カタログギフト賞味期限 : 製造から60日内容量 :各80g販売場所:丸山珈琲直営店舗、丸山珈琲オンラインスア 個入り 3,400円(税込)9個入り 5,000円(税込)【関連情報】宇治田 潤/シェフ銀座「ピエスモンテ」、葉山「サンルイ島」、浦和「ロイヤルパインズホテル」、渡仏「サダハルアオキ パリ」、鎌倉「パティスリー雪ノ下」シェフ就任。2011年 目黒区碑文谷に「パティスリー ジュンウジタ」 オープン。※パティスリー ジュンウジタ 公式ホームページ 企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年05月31日丸山隆平(関ジャニ∞)主演の超エンターテインメント時代劇となる連続ドラマW「大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~」。この度、メインキャストの丸山さん、芳根京子、加藤諒、山本耕史によるインタビュー映像が番組サイトにて公開された。大ヒットした映画『超高速!参勤交代』の原作・脚本の土橋章宏と、監督の本木克英が再びタッグを組んだ初めてのテレビドラマとなる本作。現代でも大人気の「お伊勢参り」を描くロードムービーとしてだけでなく、超痛快なエンターテインメント時代劇としても注目を集めている。今回、現在放送中の「『連続ドラマW 大江戸グレートジャーニー~ザ・お伊勢参り~』徹底ガイド」での反響に伴い、各キャストが時代劇への思いや、自身が演じるキャラクター、共演者の印象などを語る貴重な内容をメイキング映像とともにお届けする。お伊勢参りの中でも、60年に一度の「おかげ年」に行う「おかげ参り」は、現代のように容易く旅行に行けなかった当時の人々にとっての一大イベントで、数百万人規模で伊勢神宮に向かう人がいたといわれている。主演・丸山さんが演じるのは、おかげ参りに突如出発することになった金なし、運なし、人徳なしのダメ男・辰五郎。かつては江戸の中で最強の博打打ちとして名を馳せていたが、ここ最近はすっかりツキに見放され、借金まみれに。そんな辰五郎がひょんなことから江戸を飛び出し、伊勢神宮を目指す。道中に起こる様々なトラブルやハプニングを乗り越え、辰五郎は無事に伊勢神宮に辿り着けるのか!?さらに、辰五郎と共にお伊勢参りに旅立つ、訳ありな美女・沙夜を芳根京子、奉公先を抜け出してきた大人びた少年・三吉を斎藤汰鷹、そして、辰五郎を追う江戸一の殺し屋で借金取りの菊佐を山本耕史、その駄子分で菊佐を慕う六助を加藤諒が演じている。連続ドラマW「大江戸グレートジャーニー~ザ・お伊勢参り~」は6月6日22時~毎週(土)WOWOWプライムにて放送(全6話/第1話無料放送)。「『連続ドラマW 大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~』徹底ガイド」 は5月29日(金)21時50分~ほかWOWOWプライムにて放送(無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2020年05月25日親だって…1人になりたい時はある!Upload By 丸山さとこ生活においてサポートが必要だったり目が離せなかったりする子どもがいると、保護者は思うように休憩をとれなくなりがちです。長期休みに入れば尚のこと、「一瞬でもいい!1人にさせて…!」と思う時もあるのではないかと思います。私も一日中「ねーお母さん」な息子コウに構われ過ぎて、干からびそうになることもしばしばです。(ほぼ毎日かもしれません。)そんなコウとの毎日の中でも何とか小さな息抜きをするべく、あの手のこの手で“物理的・精神的な距離”を置くようにしています。用事を済ませているフリをしつつ“さり気なく休憩“Upload By 丸山さとこおやつは既に食べ終わりDVDやゲームで気をひくにもネタが尽きてしまった時、さり気なーく「用事を済ませるね」と声をかけながら部屋から出ることで“短い休息”をとるようにしています。「洗濯物を干してくるね」「物置の整頓してくるね」「庭で草むしりしてくるね」等の用事を言いつつ、スマホと飲み物を持って一時避難します。嘘にはならないようある程度家事も進めながら、気分転換のひとときを楽しみます。水分補給をしてスマホを見たりボンヤリしたり…ゆっくりと首肩のストレッチをするだけでもいくらかリフレッシュできます。足音がしてドアが空いた時は「休憩がバレた!」と慌てる必要はありません。休憩をしつつ作業を進めるのは何も悪い事ではないからです。「どうしたの?」と堂々とたずね、「まだー?」と聞かれれば「あと10分くらいかな」と目安を答えます。「見に来て!」「〇〇やろう」と誘われれば、「いいよ、待っててね。」と応じます。後は、1~3分ほど気持ちの切り替え時間をとってからコウのところに行けばOK!コウが来た時点で既にリフレッシュが完了しているのであれば、「手伝ってくれる?」と聞くこともあります。乗り気の時は「助けてあげる!」と張り切ってくれますし、お手伝いをしたくない時であれば逃げてくれるので、それはそれで好都合です。※お手伝い好きの子だと、「手伝おうか?」と毎回付いてくるようになるかもしれません。コウがそうなった時には、「じゃあ、あっちの部屋でタオルたたみお願いしていい?分担して一気に片付けちゃおう!」と頼むようにしています。“そっとしておいて欲しい人”を、そっとしておくということUpload By 丸山さとこ多かれ少なかれ、人にはそっとしておいて欲しい時があります。心身が疲れていたり辛かったりする時に「今自分はそっとしておいて欲しいのだ」と気付いて、それを人に伝えるのは大切なことです。そして、それを人から伝えられた時に「今はそうなんだね」と受け入れることも、同じように大切なことだと思っています。「“そっとしておいて欲しい人”をそっとしておくことは、他人と関わって生きていく中で必要なスキルだ」と考えている私は、コウにもそれを理解してもらえたらいいなと思っています。「コウにカームダウンエリア(気持ちを落ち着ける場所)が必要なように、他人にもそれが必要な時があるんだよ」と説明をすると、コウも「そうだよね。『ねぇねぇ、どうしたの?』って言われるのも辛い時があるもんね」と納得してくれました。我が家のリビングダイニングの一角にはソファにもベッドにもなるデイベッドが置いてあり、そこは親の一時避難所になっています。明確な区切りがないと判断が難しいコウに対して、ハッキリとした“視覚的に分かりやすいルール”を提示することで「ここは自分が入ってはいけない場所だ」と理解してもらっています。“完全にコミュニケーションを遮断する場所”ではないため外から声をかけることはできますが、コウも「用事がない限りそっとしておく場所」だと思ってくれているようです。とても助かります。Upload By 丸山さとこどうしても伝えたいことがあって我慢できない時は話しかけても良いとした上で、「ちょっと我慢できそうだけど忘れちゃいそうな時は、紙に書いておくのはどうかな?」とコウに提案すると、「それはいいね」と喜び、休憩が終わるのを待って手紙や折り紙を渡してくれるようになりました。「お母さんへの手紙」のイメージだからなのか、「お母さん、いつもありがとう。」などの言葉が書かれた“母の日のような手紙”をくれることが多いです。あるいは、遠く離れた母への手紙のようなものをしたためてくれることもあります。「お母さん、元気ですか?僕は今、ポメラニアンを折っています。お母さんに会えたら、一緒にゲームをしたいです。」という手紙を読んだ時には「心の距離が遠かったの?」と、コウと2人で笑ってしまいました。親にも“カームダウンエリア”は必要Upload By 丸山さとこ発達障害のある子どもには“カームダウンエリア”が必要だとされることがあります。カームダウンエリアとは「気持ちを落ち着かせることのできる場所」のことで、刺激から離れて落ち着くことのできるスペースを用意するのが一般的なようです。リラックスできるグッズを置いたりすることもあります。カームダウンエリアを普段から用意しておくことで、不安・癇癪・パニックなど“感情やストレスが高まって辛い時”はそこへ避難して落ち着くことができます。私自身、発達障害があり過度の刺激からパニックを起こしてしまうことも珍しくないため、必要に迫られてカームダウンエリアを作っているところがあります。そんな私ですが、「刺激から隔離された場所で気持ちを落ち着かせること」は発達障害のあるなしにかかわらず、誰にでも必要なことなのではないかと思います。動物だって構われ過ぎたらノイローゼになったり弱ったりします。人間も同じことの筈です。しかも人間の子育て期間は長く、発達障害の傾向のある子どもはモラトリアム期間が長くなることも少なくありません。「長い距離を歩くためには休憩が必要だ」と考えることは、大切なことなのではないかと私は考えています。積極的な休憩をとるにあたって予めコウに伝えてあるのは、「コウのことが嫌だから1人になりたいわけではないんだよ」ということです。「アイスが大好きでもお腹いっぱいなら食べられない。スキーが楽しくても疲れてきたら滑れない。それと同じことかなと思う」と話すと、コウは「そっか。それは嫌いになったのとは違うし、回復するのに時間が必要だね」と頷きました。“あなたの疲れと私の疲れは違う”ということ。そして、“あなたの気分と私の気分は違う”ということの理解が難しいASD・ADHDのコウです。そんな彼が他人と「程よい距離のいい関係」を築けるように…そして、今一緒に暮らす家族であるコウと私が仲良く暮らせるように、「1人の時間」を大切にしつつ一緒の時間を過ごしていけたらいいなと思っています。Upload By 丸山さとこ
2020年05月22日工作が大好き!だけど…「何を作ったらいいと思う?」Upload By 丸山さとこ息子コウは“図工”の授業で行うようなこと全般が大好きです。絵を描いたりティッシュを染めたり、おもちゃを作ったり折り紙を折ったりと色々なことをして遊びます。そんな「物を作るのって楽しい!大好き!」なコウですが、彼は“明確な指針がないもの”が苦手です。「好きなものを作ったらいいよ」「自由にしていいよ」と言われても、「どうしよう…何を作ったらいいんだろう?お母さん、何を作ったらいいと思う?」と悩み始めてしまいます。「何を作ればいいのか、お母さんに聞けばいいや!」と頼り切りになってしまっては、自分で選んだり決めたりする力が育たないだろうと思います。今は難しくても、段々と身につけてほしいスキルです。ですが、「考えてごらん」とコウに全てを任せてしまうとハードルが高すぎて、イライラしたり不安になったりして考えるどころではなくなってしまいます。テーマがあることで“選びやすく”なる!Upload By 丸山さとこそんな風に漠然と広い範囲から「さぁ、自由に選んでいいよ!」と言われたら困ってしまうコウも、選択の範囲を絞ることで選びやすくなるようです。コウのコンディションに合わせて範囲の大きさを決めるため、「折り紙する?絵を描く?」と2~4の選択肢を提案することもあれば、「季節の飾りを作るのはどう?」と、大きくテーマを決めて考えてもらうこともあります。季節の飾りはモチーフが選びやすいので、コウにとっても制作のイメージを膨らませやすいようです。季節をイメージした色を塗ったり図鑑からモチーフを探したりして、シーズンごとに色々な飾りを作ってくれます。リビング内のホワイトボードとチェスト上の2か所に、“コウが作った季節の飾り”を飾る場所を作っています。最近ではコウの方から「これ作ったから飾って」と渡してくれるようになりました。(飾る場所を決めることで、コウの意欲をUPする効果の他に“作品の展示場所が無限に増殖する”のを防ぐ効果もあります!)Upload By 丸山さとこテーマだけ決めて後はコウの自主性に任せていると、時々こちらの予想を超えた作品を作り出してきて面白いです。先日コウが「端午の節句をテーマに描いたよ!」と言って渡してくれた絵は、まさかの“滝を登って龍になる鯉の絵”でした!完全に意表を突かれた私が「兜か鯉のぼりか、ちょっと外して柏餅かな?って思ってたよ!」と驚くと、コウは「もう兜も鯉のぼりも折り紙で作ってあったから…端午の節句にぴったりの絵でしょ?」と笑っていました。コウを見ていると、“代わりに考えてほしい”わけでも“課題がほしい”わけでもないのだろうな…と感じます。範囲が広すぎてとっかかりがないことが「選べない」を作っているだけなのです。そんな彼に“テーマという足場”を作ることで、「自分で選ぶこと」の手助けをできたらいいなと思っています。そうして選ぶ経験を繰り返す内に、何度も登ったことのある足場が見えてくるときもあるのだろう…と、“自発的に作られるようになった季節の飾り”を見ながら思うこの頃です。
2020年05月12日「相手へのごめんなさい」じゃ、ない感じがするんだよね…。本を汚してしまったことで息子から謝罪を受けたものの、謝罪に対してこう返したという丸山さとこ(@ame_satoko)さん。多くの人が考えさせられた、『謝罪の意識』に関する親子のやり取りをご紹介します。『「ごめんなさい」をいう時、意識はどこを向いている?』「ごめんなさい」を言う時、意識はどこを向いている?という話をしたよ。というマンガです。 pic.twitter.com/O2YxuMbcHy — 丸山さとこ (@ame_satoko) April 29, 2020 『相手に対する申し訳なさ』と『自分の行いへの後悔の気持ち』、どちらが大きい?そう問われた場合、息子さんと同じ気持ちになる人は少なくないはずです。相手に迷惑をかけた時や過ちをおかした時、私たちはごく自然に謝罪の言葉を口にします。しかし、誰に対して謝っているのか、何に対して謝っているのか、その言葉の底にある思いまで意識しているのかを改めて考えると、ハッとさせられます。【ネットの声】・すごく心当たりがある。ちょっと意識してみよう。・自分自身にも当てはまる。深い…。・自分のことだと思ってしまいました。しかも今の今までそのことに気付いていなかった。謝罪するという姿勢はとても大切なことです。しかし、本人が心から謝っていても、相手にその気持ちがちゃんと伝わらなければ、お互いの溝を深めかねません。相手に自分の気持ちが伝わるように、言葉を付け加えたり、伝え方を変えてみたり、そうした少しの意識でグッとお互いの距離が縮まるのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2020年05月01日夫は息子の発達障害をどのように受け容れたのかUpload By 丸山さとこ「コウは発達障害かもしれない」と私から聞いた夫が最初に言った言葉は「え?コウはコミュニケーションとれてるでしょ?」でした。『かわいいわが子にまさか障害があるなんて…』というショックからの否定ではなく、本気で『え?問題なく意思の疎通とれてるでしょ?』と思っていたことから出てきた、夫の素直な反応でした。私も3歳児検診で指摘を受けるまで“コウはコミュニケーションがとれている”と思っていたので「分かる分かる…!」と頷きましたが、今後のことを考えれば呑気に共感している場合ではありません。「分かるー!けど困る~!」と頭を抱えながら、夫にどう理解してもらえばよいのかを考えることになりました。意思の疎通はできているのに?Upload By 丸山さとこコウは、コミュニケーションが全くとれていないわけではありませんでした。「はい」と言って渡したいものを差し出すことや、クレーン現象で“相手にやらせたいこと”を伝えたりすることはできますし、「いいよ」と「駄目」も分かります。でも、「お水ちょうだい」と人に要求して水を貰うことと、ウォーターサーバーのボタンを押して水を得ることの違いが、多分当時のコウには分かりませんでした。「イヤ」と言われて拒否されることと、ブザーが鳴って機能を停止することは、どちらも“音がして水を得られなくなった”という出来事ですが、その理由は全然違います。人間との間には、手順の間違いという言葉では単純に片付けられない“コミュニケーション”が存在しているからです。発達障害について少し知識を得た上で改めてコウを観察してみると、彼にとって要求とは“心を介したコミュニケーション”ではなく、ボタンを押すような行為なのだろうということが分かります。ですが、それを夫に伝えるのはかなり難しいのではないかと思いました。夫は多分定型発達者でコミュニケーションは私よりよほど上手に行えますし意図も汲めますが、気持ちを汲むことに関しては理解の解像度が低いところがあります。あれこれ例えを交えながら説明しつつも、「コウのコミュニケーション能力の遅れに対して、理解してもらうのは難しそうだなー!」と感じました。まずは“分かりやすいところ”から知ってもらう!Upload By 丸山さとこそうして頭を悩ませていたとき、ふと「コウの発達の凹んでいる場所が分かりやすい会話を聞いてもらえばよいのでは?」とひらめきました。コウの会話は基本的にエコラリア(オウム返し)によって行われていたので、挨拶などのやりとりが難しく、3歳になってからも「お名前は?」に対して「お名前は?」と返すような状態でした。 練習によって「お名前は?」「何歳?」などの受け答えができるようになりましたが、多分その練習風景は一般的な家庭のコミュニケーションとは異なるものだったと思います。まず、親が自分の肩に触れながら「お名前は?」と聞きます。次に、コウの肩に触れながら「丸山コウです」と“コウが言うべき言葉”を親が代わりに言います。それをリズミカルに繰り返してコウが「丸山コウです」と言うのを待ち、コウの肩に触れているタイミングで言えたら、素早く“コウが好きな刺激”を与えながら褒めて行動を強化します。そんな風にして“知らず知らずに行っていた療育”の結果、コウは一見すると会話ができる子に見えるようになっていたのですが、それは親の側が会話の歩調を子どもに合わせるからだと私は知っていました。Upload By 丸山さとこ後日「今からする会話を聞いていてくれる?」と夫を呼んだ私は、コウとの会話を始めました。「何歳?」「さんさい。」「いくつ?」「さんさい。」と違う聞き方でもスムーズに答えてみせたコウでしたが、「何歳ですか?」と聞いた時に『何を言われているんだろう?』という顔をして固まってしまいました。「何歳?」は教えられていても、「何歳ですか?」は教わっていなかったため、答えられなかったのです。夫はここにきてついに、「あー…これは確かに何かあるって感じがするな…。」と言い、“発達障害の可能性”に対して納得しました。夫は息子の発達障害をどのように受け容れたのかUpload By 丸山さとこ“息子は発達障害の可能性が高いらしい”と知った後も、夫は発達障害についての知識を積極的に得ようとすることはありませんでした。それはASDとADHDの診断を受けた今も変わることはありません。本やウェブサイトを少し紹介したことはありましたが、いつもパラパラッと見ては興味がわかずに終わるようなので、「無理強いすることもないか」と思い近頃はこちらから特に何かを勧めることはしていません。改めて考えてみれば、診断を受ける前から育児書などを読む人ではなかったのだから、診断を受けたからといって急に「本などを読んで勉強しよう!」とはならないのも当たり前のことなのかもしれません。そんな夫ですが、息子に全く関心や関わりがないかといえばそんなことはありません。公園やプールに連れて行ったりと一緒にお出かけもしますし、将棋を指したりして遊ぶこともあります。それだけでなく、前述のような“療育的な関わり”で挨拶を教えてくれたのも他ならぬ夫でした。痛いところを押さえて「痛い」と言うことも夫が教えてくれたおかげで、私はとても助かりました。そんな夫とコウの関わりを見ていると、「本やウェブサイトを読まなくても、夫はコウそのものから知識を得ているのだな」と感じます。それが夫にとって丁度良い、「発達障害のある息子」との関わり方なのかもしれません。Upload By 丸山さとこ
2020年04月30日“子どもの発達障害”にサッパリ気付かなかった私Upload By 丸山さとこここ数年、テレビや書籍などで“子どもの発達障害”に関する情報を目にする機会も多くなりました。「もしかして発達障害なのでは...?」と薄々不安を感じながら乳幼児健診を受けられる保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。息子のコウが乳幼児だった10年前を振り返ってみると、今に比べ積極的に情報を得ようとしなければ詳しく知る機会は少なかったかな?と思います。私はコウの発達に凸凹があることは何となく気付いていましたが、得意・不得意の範囲だと認識していました。1歳半検診で「人間への興味関心が薄い」と指摘され、追加で行われた2歳検診では明確に「コミュニケーションに不安がある」と告げられていたコウでしたが、そこでは“発達障害”という言葉を聞くことはありませんでした。確定診断が難しい年齢であることから、いたずらに親を不安にしないよう気を使われていたのかもしれません。「発達障害の可能性が高いです」とキッパリ言われた3歳児検診Upload By 丸山さとこ3歳の検診では、ハッキリと「発達障害の可能性が高い」と告げられ、心理士さんによる知能検査を受けることと、療育園への入所を勧められました。療育園について教えてもらった私は「コウのためになるのなら是非通いたい!」と思いましたが、コウの保育園入所がようやく決まったところだったので、週5日の療育園通いは私にとってかなり決心が要る選択でした。『仕事はどうしよう……でも療育が必要なのであれば、受けさせないわけにもいかないし……』と迷う私に、相談員の方は「週に1日のコースもあります。そちらには参加できそうですか?」と提案してくれました。仕事の方も、週1日なら何とか都合が付きそう!ということで、療育園に申し込みました。流れで何となく受け入れることになった“息子の発達障害”Upload By 丸山さとこ当時、私はコウに発達障害の可能性があるということで不安や抵抗を感じることはありませんでした。“ありのままの我が子を受け入れる愛情深い母親”だからではありません。状況に対応するだけで一杯一杯だったからです。療育園も週1で通うことにはしたものの、「通っていく中で『やっぱり週5にした方が良さそうだな』と思うことがあれば、仕事を辞めることになるかもしれないな」と考えていました。「何だか急に色々と状況が変わっていくな...。」と思ったことを覚えています。Upload By 丸山さとこ知識があれば、もっと違和感を感じとることができていたら、もう少し療育を意識した関わりができていたのかな?と思ったことはあります。ですが、心配性な私のことなので、躍起になって療育をしようとし過ぎていたかもしれません。全部、今だから言えることなのだろうなと思います。今、息子の発達障害のことをどう思っているのか「発達障害の可能性が高いです」と言われた3歳児検診の頃から早7年、コウは10歳になりました。現在ではASD・ADHDの診断を受け、ストラテラを服用しています。今、彼の発達障害について私がどう思っているかと言えば、そのことを知る前の頃のように「こういう子なんだな」と思っている感じです。気付いていないだけで、心の底では戸惑いや拒絶、迷いなどの、“受け入れたくない気持ち”があるかもしれませんが、意識の上では「それがコウなんだな」という感覚でいる現在の私です。違いがあるとすれば、「彼の中にあるいくつかの要素に名前がついた」というところでしょうか。髪が短い状態に“ショートヘア”という名前があるように“発達障害”という名前があって、“得意なヘアアレンジ・難しいヘアアレンジ”があるように“できること・難しいこと”があって、“おすすめのケア方法”があるように“おすすめの関わり方”があるのではないかな?と、コウの発達障害を認識しています。「発達障害」の言葉で表される特性にも一人ひとり個性はあるけれど、「上手くいかない時に参考になる情報」があるのは凄くありがたいです。発達障害の診断を受けて、得られる情報が増えてよかったなと思います。感性が独特でコミュニケーションの癖が強く、忘れ物がしょっちゅうで、ユニークで、「お母さんの好きなもの折ってあげたい」と言いながら私の部屋を折り紙博物館のようにしていくコウ。彼の中にあるいくつかの要素に強く影響している“発達障害”というものを、7年前より“身近で当たり前なもの”に感じているということが、以前の私と今の私の大きな違いかもしれません。そんな風にしてコウが発達障害であることを知り、受け入れた私ですが、夫はどうだったかと言うと...。Upload By 丸山さとこ『かわいいわが子にまさか障害があるなんて...』というショックからの否定ではなく、本気で『え?問題なく意思の疎通とれてるでしょ?』と思っていたことから出てきた夫の素直な反応に、「分かる分かる...!」と思いながらも頭を抱えるしかない私でした。ということで、次回はそんな夫がどのように息子の発達障害を認め、受け入れるに至ったかを書いていきたいと思います。
2020年04月20日2020年4月14日現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で行動の自粛が求められています。緊急事態宣言が出された地域では、娯楽施設や百貨店などの多くの店が自粛要請に従って営業を取りやめ。しかし、生活に必要な食料品売り場やコンビニエンスストアはほぼ通常通りの営業を行っています。ネット上には自粛によって家から出る機会が減ったことから、営業しているスーパーに家族全員で買い物に来る人たちがいるという声が上がっていました。一般社団法人全国スーパーマーケット協会(以下、全国スーパーマーケット協会)は、「スーパーは遊び場、レジャーランドではありません」と、一家総出での買い物を控えるよう訴えています。感染症流行中も休業しないスーパー「家族で出かけられる!」と思っている人に協会が注意丸山桂里奈「自粛も何もないじゃん」元サッカー日本女子代表で、タレントの丸山桂里奈さんが街で見た光景へについて苦言を呈し、共感の声が寄せられました。全国スーパーマーケット協会の呼びかけもむなしく、丸山さんが街で見たのはスーパーに人がたくさんいる光景でした。緊急事態宣言や自粛要請といいつつも、外出は禁止されていません。しかし、スーパーには家族総出で買い物に来ていたり、マスクもしないで外出している人がいたり、感染防止の意識が足りない人が多くいたのです。丸山さんは「『自粛』っていったって、結局難しい気がする」と苦言を呈しました。自粛て言ったって、結局難しい気がする。諦めてるわけじゃないけど、あれだけスーパーに人がいて、普通に行列に並び、家族揃って律儀にスーパーに行くひとたち。みんな我慢してるし、逆に我慢出来ずにマスクもせずに出かける人達がいたら、自粛もなにもないぢゃん。— karina maruyama丸山桂里奈 (@marukarichan11) 2020年4月13日 また、仕事で買い物になかなか行けない人や、買い物することで経済が回ることを考えながらも、自粛の意識が足りないと指摘。仕事柄だったり、経済的にてなったり色々あるかもしれないけど、でも自分がまずならないことで、なったとしたらまず人にうつさないことで、なおかつ大切な人の為と考えたら普通はしっかり自粛するよね。それにはまず人混みに行かない、行くなら最低限の数で行かなきゃだし、一人一人が考えなきゃだよ。— karina maruyama丸山桂里奈 (@marukarichan11) 2020年4月13日 投稿を読んだ人たちからはさまざまな声が寄せられていました。・本当にその通りだと思います。・小さい子供がいるとそうはいかないんだよね…。なるべく気を付けます。・大切な人を守りたいなら、今は我慢する時。・スーパーで働いているけど、本当に家族で来る人が多い。家族で買い物に来ている人の中には、小さな子供がいて留守番ができなかったり、荷物を運ぶ人手が必要だったりといった理由がある人もいるかもしれません。ですが、できるだけ感染拡大に繋がらないよう一人ひとりの意識を高めていきたいものです。[文・構成/grape編集部]
2020年04月14日「関ジャニ∞」丸山隆平主演、『超高速!参勤交代』の原作・脚本の土橋章宏と、本木克英監督が再タッグを組んだ「大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~」。この度、本作の各話出演ゲストが発表された。時は文政十三年(天保元年)おかげ年。かつては伝説の賭博師と呼ばれていた辰五郎(丸山さん)が深川の賭場で多額の借金を背負ってしまった。このところまったくツキがない辰五郎は、お伊勢講のくじに当たり長屋の代表としてお伊勢参りに出発することに。途中で出会った代参犬・翁丸、奉公先を抜け出してきた少年・三吉(斎藤汰鷹)、訳ありな美女・沙夜(芳根京子)とひょんなことから家族のふりをすることになった男の旅物語が始まる――。突如、おかげ参りに出発することになった金なし、運なし、人徳なしのダメ男、辰五郎を描く本作をより盛り上げるゲストが明らかに。第1話には、辰五郎の昔なじみの博徒・鶴吉役に関西ジャニーズJr.の室龍太。第2話には、遊郭にある日野屋の主人、留蔵役で歌舞伎役者の片岡愛之助。第3話では、近年では『のみとり侍』「テセウスの船」などに出演した六平直政が、琵琶法師の宗一役で出演。また第4話には、行列の出来る辻占いの千代役で室井滋、辰五郎たちが出会う美女、おりん役で中村静香。第5話には、三吉の姉お静が嫁ぐ天野屋の女将、お兼役で青木さやか。第6話には、将軍のお庭番・加藤玄蔵役で田野倉雄太。そして語りを担当する大地真央が、大奥を支配する大局・麗光院を演じることも明らかになった。連続ドラマW「大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~」は6月6日より毎週土曜日22時~WOWOWプライムにて放送。(全6話/第1話無料放送)「大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~」徹底ガイドは5月1日(金)23時50分~WOWOWプライムにて無料放送。(cinemacafe.net)
2020年04月14日大人だって動きたくない日もある!のんびり室内遊びUpload By 丸山さとこ家の中で1日子どもと過ごす日が続くと、「おかーさん!」「なんかヒマ…」「何したらいい?」「何かすることある?」の猛攻を受けがちな私ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。前回は体を使う遊びを兼ねたトレーニングを紹介しましたが、今回は“体を使わず、のんびりしながらできる室内遊び”について書いていきます。実験や工作、お絵かきやテレビゲームなど、子どもと行う“体を使わない室内遊び”は色々ありますが、それらの遊びは「子どもに合わせる」内容になりがちです。たまには母親である私の好きな遊びにも付き合っていただきたい!ということで、今回は実際に我が家で行われている「私が好きな遊び」をする私とコウの様子を書いていきます。上の句 下の句ゲームUpload By 丸山さとこ私とコウのどちらかがまず“上の句”を詠み、もう一方が“下の句”を詠むだけのゲームです。実際にあったことを詠んでもいいし、全く架空のことを詠んでもいいので自由度は高く、大喜利的な感じで楽しめます。暇な時にストックしておいた川柳や無季俳句を渡しておくと、親の休憩時間が稼げます。一見“頭を使う高尚な遊び”のようにも思える、この「上の句 下の句ゲーム」ですが、字余り字足らずOK、季語はなし、大体文字数さえ当てはまっていれば成立してしまうゆるい遊びなので結構ゆるゆると遊べます。何なら、“全く字足らず・大幅に字余り”でも大丈夫。「全然七七になってないじゃーん!」と笑えば、それはそれで盛り上がったりします。Upload By 丸山さとこまた、このゲームの良いところは、子どもさえ許してくれるのであれば「親はゴロリと横になったままで行えるゲーム」だということです!私は血圧が低く貧血もあるためなのか、どうしようもなく体を起こしていることが辛い時が珍しくありません。「これは…体を使った遊びどころかゲームやお絵かきだって辛いぞ…」という状態でも、横になったまま口頭だけで行える遊びはかなり助かります。「今はそういう気分じゃないんだよねー。」とコウが乗り気じゃない時も、「ごめんね、今起きてるの辛いから、横になってできる遊びしかできないんだよね。」と言うことができます。とにかく構って欲しい時なら「じゃぁ3回だけやる!」となりますし、運(?)がよければ「じゃあいいや、仕方ないから図鑑の模写するー。」とひとり遊びを始めてもらえます。相手の駒をはさんで取る“はさみ将棋”コウは夫と時々将棋を指します。私も基本のルールだけは覚えているのですが、もっと気楽にできる遊びの方が好きなので、コウとは主に“はさみ将棋”をしています。親の関わり度は高い遊びですが、コウの手番の間はボーッとできるので結構らくちんです。Upload By 丸山さとこはさみ将棋はシンプルな遊びです。使う駒は“歩”だけで、一方が“歩”の面を、もう片方が歩を裏返した“と金”を使います。通常の将棋やオセロのように、一手ずつ交代で進めていきます。駒は縦横に好きなだけ動くことができますが、他の駒を飛び越えることはできません。縦か横に相手の駒を自駒ではさんだら、その駒を取ることができます。通常の将棋とは違い、取った駒を手駒として再配置して使うことはできません。多く駒を取った方が勝ちです。私とコウは「3駒先にとった方が勝ち」にしているのですが、それくらいが今のコウの集中力にとってちょうど良いゲームのボリュームになるようです。似たようなシステムのゲームにオセロがありますが、オセロよりもコウにとっては楽しみやすいところがあります。まず、「折角はさんで自分の色にした石が再び相手に取り返されるストレス」がありません。その結果、相手の一手で「積み上げてきた物が一気にムダになる」と感じることが少なくなるようです。Upload By 丸山さとこ取られた石を取り返したり一気に形勢逆転をしたりできるところがオセロの面白いところだと思うのですが、その結果“一手一手の良し悪しが分かるまでのタイムラグが大きくなる”ため、衝動性が強いコウにとっては戦略が組みづらく、考える面白さが半減してしまうようです。もちろん、はさみ将棋にも「目先の一手」が後々の損を生み出す展開はあるのですが、取られたコマが取られっぱなしになることで“どの手が後々の不利に影響したのか”が見えやすくなるようです。Upload By 丸山さとこまた、負けても「取れた駒の数」で善戦が見える辺りも、「ムダになった!全部台無しだ!」という気持ちを防いでくれるようです。親の側の一手の持ち時間を短くしたり、“待った”を数回使えるようにしたりすることでハンデを設けることもできます。オセロでは一度置いた石は動かすことができませんが、はさみ将棋では一度置いた駒もどんどん動かすことができます。私は、このシステムが特に面白いなと思います。衝動性の強いコウが甘い手を指してしまった時、「これ、大丈夫?お母さんはうれしいけど…?」などとヒントを与えることで、すぐに「今の手は間違っていたこと」に気付いた上で、次の手番になったらその駒を逃がすことができるのです。はさみ将棋で得られた副産物?Upload By 丸山さとこはさみ将棋によって得られた思わぬ副産物もありました。はさみ将棋をしばらく続けた後は、衝動性で動きかけた時に「ん?これしていいのかな?」と1拍置くようになったのです。これは多分、「目先の刺激や利益に飛びつくと即痛い目を見る」という経験が染み付いたことで、一時的に衝動性に“待て”がかかるようになったのだと思います。1拍置く間に考えるという行為は、「これをしたらどうなるのだろう?」と“行動の結果を予想する”ということです。はさみ将棋では、「自分のしたいこと」の為に「相手のしたいこと」を読まなくてはなりません。コウにとって頭から抜けやすい要素である「人の気持ちや考え」を読むことの良い練習になっているのかもしれません。未来の自分も、ある意味“(今の)自分ではない別の人”です。「今の僕は面倒くさいって思ってるけど、未来の僕は『あの時やっておけばよかった』って思うのかも…?」と考えることは、“見通し”にとって重要なことのひとつだと思います。Upload By 丸山さとこ喉元過ぎれば…なのか、1~2週間やらない時が続くと、“1拍置く習慣”はスーッと消えていってしまいます。今後定着することがあるのかどうかは分かりませんが、何かしら「1拍置かないと即座に(分かりやすく)損をする、リカバリーやリトライができる」遊びを探していきたいなと思います。とは言っても、コウは思春期も始まるであろう5年生。段々と親が用意したものにホイホイ乗る子どもではなくなっていくだろうと思います。今の内に経験した「分かりやすいレスポンス」の記憶が、どこかに残っていってくれるといいな、そしてできれば今後も良い経験に恵まれていくと良いな…と思いながら、今日も「ねーねーお母さん!」の嵐に揉まれています。Upload By 丸山さとこ
2020年04月03日アイドルグループ・関ジャニ∞の丸山隆平が主演を務める舞台『パラダイス』のビジュアルが23日、公開された。同作は赤堀雅秋が作・演出を手がけるオリジナル作。オリンピックを⽬前に控え、浮かれた空気に包まれている東京で、⾼齢者を狙った詐欺グループのリーダー・梶浩一(丸山)は、ある⽇、ヤクザの辺見豪に呼び出され、組織拡⼤という無理難題をふっかけられる。断ることもできず、腹⼼の真壁らと⾔われるがまま⼿を広げていく梶。被害に遭い、ズタボロにされていく⽼⼈たち、その家族を尻⽬に、梶らは⼀時隆盛を極めるが、やがて暗雲が⽴ち込める。この度公開されたビジュアルでは、どこかへ向かっているのか、それともなにかから逃げているのか、虚無感ばかりが漂う日々の中で、刹那的な幸福を求めひた走る群衆という世界観を表現した。そして写真では、俳優陣がそれぞれの役柄を想起させるような表情を浮かべる。主演の丸山に加え、共演には、村上虹郎、八嶋智人、毎熊克哉、⽔澤紳吾、⼩野花梨、作・演出の赤堀、さらには梅沢昌代、坂井真紀、西岡德馬と、若手の注目株からベテランまで、個性と実力を兼ね備えた顔合わせが実現した。東京公演はBunkamuraシアターコクーンにて5月31日~6月29日、大阪公演は東大阪市文化創造館 Dream House大ホールにて7月4日~13日を予定している。
2020年03月23日何をしたらいいのか分からない?Upload By 丸山さとこ家の中でお子さんと過ごすことも多いこの頃、時間も体力も持て余した子どものエネルギーをどう消費させるかに頭を悩ませる保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。ASD(自閉スペクトラム症)の子の中には、余暇を過ごすのが苦手な子がいるそうですが、コウもよく「何か楽しいことしたい」と言いつつ何をすれば“楽しいこと”になるのか分からず、気分が不安定になることがあります。「つまんなーい」とグダグダし始める内はまだよいのですが、次第に不安になったりイライラソワソワしだしたりします。一緒にいると私も何だか落ち着きません。お母さん(の気力体力)は、限りある資源!Upload By 丸山さとこ家で「何したらいいか分からない」になった時など、退屈や落ち着かなさを埋めるための「ねーお母さんお母さん」が止まらなくなることは多く、休日は私がグッタリしてしまうこともしばしばです。常にコウのペースと付き合っていては心身がもたないので、ゲームや動画鑑賞・読書・工作・図鑑の模写などの“1人でできる遊び”や簡単なお手伝いなどを提案しつつ、“お母さんの関わり度”が高い遊びは私が好きなことをするようにしています。体を使った遊び…のフリをした筋トレ達Upload By 丸山さとこ発達障害のある子どもは体幹が弱かったり協調運動が苦手だったりする子が多いといいますが、コウもやはりその辺りに弱さがあります。更に、親の私も成人の発達障害者として体幹や協調運動にまつわることが苦手だったりします。そんな私は筋トレをすることで姿勢を保ちやすくなります。コウも、姿勢を保つのに必要な筋肉が勝手についてはいかないようなので、一緒に筋トレをするようにしています。Upload By 丸山さとこヨガの立ち木のポーズや英雄のポーズ、プランク、アームレッグクロスレイズなど、“体幹やバランス感覚が弱いと保持するのが難しいポーズ”を一緒に行います。より長く立っていられた方が勝ち!…としても良いのですが、コウは勝負となるとムキになりやすいところがあります。一度勝ち負けにこだわり始めると筋トレを楽しめなくなってしまう時があるので、様子を見ながら勝負にしたり、「30秒キープしたらクリア」などの目標を設定したりして行うようにしています。Upload By 丸山さとこコウは足裏のアーチが自然にはできませんでした。全然歩かない子というわけでもないのですが、足裏を地面にドンドンとつく“幼児のような歩き方”をしがちなため、正しく足を使えないことからアーチが形成されないのだろうと思います。根本的には正しい歩き方を身につけることが必要ですが、必要な筋肉がないことで「正しい歩き方は難しいし快適ではない」と感じていると、中々正しい歩き方も身につき難いのではないか?と考え、遊びがてらトレーニングをしてもらっています。脱力もトレーニングのひとつ?Upload By 丸山さとこ筋トレをした後は、軽くストレッチをしてから「しかばねのポーズ」をとり、しばらく静かに脱力します。体幹はグニャグニャでも、首肩や手足は過剰に緊張していたりするコウです。そんな彼にとっては意外と難しい脱力ですが、筋トレ後は疲労のおかげで自然と脱力することができます。脱力した時の「リラックスした感覚」を体感していけたらいいなと思っています。親子でする筋トレは一石二鳥?Upload By 丸山さとこトレーニングを始めた頃は、姿勢によっては手を離した瞬間にコロンと転がったりしていたコウでしたが、コツコツと続けることで少しずつ長い時間キープできるようになってきました。足指でのジャンケンも、最初はチョキなのかパーなのか分からない動きしかできなかったところから「明らかにチョキ」「パーをしようとしていることは分かる」ところまで動かせるようになりました。グーも、以前より指の根元から握り込めるようになってきています。そして、私自身もコウの筋トレに付き合うことでサボり癖を防ぐことができています。親子で筋トレをすることで、「親と子それぞれの筋力キープ」と「一緒に何かをする楽しさ」の両方が得られて、一石二鳥で中々いい感じです!Upload By 丸山さとこ筋トレは体に良いものですし、体を動かす遊びは充実感があって楽しいものです。とはいえ、「今日はずっとノンビリ静かに過ごしたいな…」「ゴロゴロしながら相手をしてお茶を濁したいな~!」という時もありますね。私はしょっちゅうです。ということで、次回は「体を使わず、のんびりしながらできる室内遊び」について書いていきます。
2020年03月20日