歯科材料メーカーの松風は、歯をテーマにした絵本が無料で読める歯の知育サイト「はいく」上で、歯の大切さを考えてもらうことを目的に、歯に関する俳句・川柳を募集する。応募期間は、「はいく」の語呂に合わせて8月19日から10月31日まで。入賞作品は11月8日の「いい歯の日」に、同サイト上にて発表する。入賞者には、「はいく」に掲載されている「WEB絵本」が製本されプレゼントされる。詳細は同社サイトから。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月14日においが気になるこの季節…特にワキガで悩んでいる女のコには死活問題。実は、身近な果物でワキガなどの気になる体臭が予防できるとしたら、こんなにうれしいことはないですよね!その果物とはいったい・・・実はその果物とはリンゴ。リンゴには、ワキガなどの「体臭を予防する効果がある」と言われています。汗腺には、全身に分布する「エクリン腺」と、ワキの下や陰部などに集中する「アポクリン腺」の2つがあります。このうちワキガの原因となるのは「アポクリン腺」。アポクリン腺から分泌される「タンパク質」や「脂肪酸」などに、誰の皮膚にでも存在する「常在菌」が繁殖してしまうとワキガ臭となります。でも、アポクリン腺から分泌される数ある成分の中で「どれが臭いの素なのか」、それはまだ明確には解明されていません。ただ研究が進むにつれ、「アポタンパク」という物質が関係しているのではないかと考えられています。アポタンパクとは、アポクリン腺から分泌される「リポタンパク」という物質が、常在菌によって分解されたもの。そしてリンゴには、このにおいの元となる「アポタンパク」を抑制する作用があると言われているのです。現在の段階で明確に分かっていることは、アポクリン腺から分泌される「物質」は、汗腺の中にある内はにおわないということ。だから、汗をかいたら雑菌が繁殖する前にふくことが大切です。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年08月12日ジョンソン・エンド・ジョンソン コンシューマー カンパニーは、6月に厚生労働省が6年ぶりに発表した「平成23年歯科疾患実態調査」の結果について、慶應義塾大学 医学部歯科・口腔外科教室 教授 中川種昭先生が解説した内容を公表した。「歯科疾患実態調査」は厚生労働省が6年ごとに行っている日本人の歯科疾患に関する調査。2012年に結果の概要発表が行われた平成23年歯科疾患実態調査は、1歳以上の男女4,253名(男1,812名、女2,441名)を対象に2011年11月に実施された。この調査により、8020達成者(80歳で20本以上の歯を有する者の割合)が初の30%(推計値38.3%)超え、80歳での1人平均残存歯数も13.9本と前回調査より増加していることが判明。40歳以上の全ての年齢層で前回調査(平成17年)から増えており、特に75~79歳では20ポイント以上と優位な上昇が見られた。一方、中~高齢者の間で歯周病などの口腔(こうくう)トラブルを抱えている割合が上昇。また、ブラッシングによる日常ケアが定着し、毎日の歯みがき回数は依然増加傾向であることが分かった。この結果に対し中川先生は、前回の調査から比べると大変改善された数値となったが、安定した噛み合わせが可能な“上歯10本、下歯10本”を基準とすると、今回の80歳での平均残存歯数13.9本が20本により近づいていくことが望ましいとコメントした。実際、歯みがき習慣の改善など口腔(こうくう)ケア意識の高まりや近代的な歯科医療により、今後も日本人の歯の残存数は増え、そう遠くない未来に8020の目標値は達成されると見ている。しかし、歯の残存数が増えるのに伴い、ますます歯周病が増え、毎日のケアが重要となることを指摘している。また同調査により、中等度の歯周病といわれる歯周ポケット4mm以上の人は、高齢者層(65~69歳、75歳以上)および若年層(20~24歳)の間で前回調査より増加していることが分かった。特に80~84歳の人は、前回調査より9.3ポイント増と大幅に上昇。この結果に対し、「日本人の残っている歯が増えているということは、当然のことながら歯周病のリスクも高まります。特に高齢者は唾液の分泌量減少や口内細菌に対する免疫力の低下、さらに、ブラッシングが以前より上手に行えなくなるなど、様々な歯周病罹患(りかん)のリスクにさらされています。高齢化の進む日本では、今後しばらくは歯周病は増加傾向を示すと考えられます」とコメント。また、若年層で歯周病が増えたことに対しては、自立して親の関与から離れたことで、歯みがきなどのセルフケアがずさんになっていることを要因のひとつとして挙げている。さらに調査では、毎日2回以上歯みがきを行う人が7割以上というが判明した(1日2回48.3%、3回以上25.2%)。特に3回以上磨く人は、前回調査時より4.4ポイント増加している。しかし、1日3回以上歯みがきをする人はまだ25%と多くないのが現状だ。中川先生は、「歯周病や虫歯などの口腔トラブルを減少させるには、歯ブラシの届かない歯間部を掃除するデンタルフロスや、口内細菌を殺菌するマウスウォッシュなどを組み合わせることが重要です。そして、歯科の定期検診に加えて、予防意識を持って日常のオーラルケアを行うことが何よりも大切だと考えます」とコメントした。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月09日「子どものころに歯医者で痛い思いをしてから、歯医者が怖くてなかなか治療に行けない」。そんなトラウマを抱える人が増えていると言います。歯学博士で江上歯科(大阪市北区)院長の江上一郎先生にお話を伺いました。■治療中に大出血、邪険に扱われた……――大人になっても、怖くて歯医者に行けない人が増えているというのは本当でしょうか。江上先生はい、とても増えています。原因の多くは、歯医者での経験に由来するようです。20代、30代の患者さんの例を紹介しますと、「子どものときに、泣いたからか頭を押さえつけられ、ぎんぎん削られた音と痛みの恐怖を忘れられない」(31歳/男性/公務員)、「詰め物がのどに落ちたのに気付かれず、息を詰めて怖い思いをしたのに謝罪もなかった。それ以来、口を開けることができない」(36歳/女性/自営)、「歯を削る機械で舌を切られ、大出血して救急車で運ばれたショックをひきずっている」(26歳/女性/大学院生)、「虫歯の治療中、看護師さんが扱う器具が歯ぐきにあたって出血しているのに、『あなたの歯ぐきの形が悪い』と医師に言われた。別の歯医者で治療しようとしても吐いてしまう」(28歳/男性/会社員)など、主に治療中の事故、激痛、出血などの経験と、歯科医に邪険に扱われたと感じたことによる心因があります。これらのトラウマで長い間歯医者に行くことができず、虫歯を放置したまま悪化し、重症の虫歯が10本もあった患者さんもいらっしゃいます。この症状を「歯科恐怖症」と言います。また、治療中に、貧血や吐き気などの発作的な症状を起こすことを「デンタルショック」と呼んでいます。■子どもや高齢者に対応している歯科医を探す――「歯科恐怖症に対応していて、通いやすい歯科医」は、どのように探せばよいのでしょうか。江上先生専門的に治療する機関として、「心療歯科」や「口腔(こうくう)心療科」があります。患者さんの心理状態を見つめながら診察していく科で、最近、注目されています。インターネットなどで情報を得てください。ただ、大学病院や総合病院に多く、全国のどこにでもあるというわけではないのが現状です。――近所で歯科医院を探す方法はありますか。江上先生勇気を出して、必ずあらかじめ、「歯科恐怖症の症状があるが、対応してもらえるかどうか」と問い合わせをしてください。初めての治療の際には、過去の経緯について相談に乗ってくれるか、配慮してくれそうかを確認し、また、「どのように治療していくのか」を尋ねてください。次に、訪問して、自分に合う歯科医がいるか、クリニックの雰囲気はどうかを観察するようにしましょう。歯科医との相性は自分でしか確かめられないものです。また、「子どもや高齢者の歯科診療に積極的な歯科医院」を探すのも一つの方法です。ホームページやタウンページ(電話帳)で、その特徴を打ち出している歯科医院を当たりましょう。子どもや高齢者の診療に慣れている医師なら、対応も治療法もソフトだと予想できます。ただ、自分が思うような治療が受けられない場合もあるので、治療を開始するまでに、よく話を聞くようにしましょう。――どのような治療になるのでしょうか。江上先生ゆっくり少しずつ、話をしながら、無理のない範囲でリラックスをしていただきながら治療を進めますので、時間と通院の回数がかかることがあります。また、症状によりますが、できるだけ緊張をほぐすために、深呼吸やストレッチ、マッサージなどを含めて治療することもあります。最終的には、歯の治療はもちろんですが、「心理的に、今後の歯の治療に自信を持っていただく」ということを目的とします。――ありがとうございました。歯は頭や耳に近いこともあって、歯科恐怖症ではなくても、あのギンギン削る音、痛みはつらい記憶として残るでしょう。その心理を理解してくれる医師に出会いたいものです。監修:江上一郎氏。歯学博士。専門は口腔(こうくう)衛生。歯科・口腔外科の江上歯科院長。江上歯科大阪市北区中津3-6-6阪急中津駅から徒歩1分、御堂筋線中津駅から徒歩4分TEL:06-6371-8902藤井空/ユンブル)
2012年08月01日歯科の専門ポータルサイトを運営する日本メディカルネットコミュニケーションズは、6月25日、歯科従事者向け求人サイト「Denty」をリニューアルした。同サイトは、歯科従事者向け求人サイト。歯科の求人情報だけでなく、歯科業界での就職・転職に関するQ&Aなどのコンテンツや、専任コンサルタントによる歯科医師・歯科衛生士のマッチングやカウンセリングを提供している。今回のリニューアルでは、外出先でも求人情報やメッセージの確認ができる、スマートフォンサイトを開始。また、匿名で職務経歴や希望条件を登録しておくと、歯科医院から直接アプローチを受けられるスカウトメール機能や、サイト上で応募医院とメッセージのやりとりや、応募履歴の確認などができる会員登録機能が追加された。さらに、検索機能には、「エリア別検索」と、診療科目や給与体系などの条件で検索することができる「こだわり条件検索」が追加され、希望の求人情報がより探しやすくなった。利用は無料。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月11日歯愛メディカル(以下Ci)とジェーシービーは、Ciが運営するカタログやインターネットによる歯科材料の通信販売「Ci メディカル」の会員である歯科医師向けの提携法人カード「Medical Owner’s カード/JCB」の会員募集を開始した。Ciは全国の歯科医院のうち8割以上となる約6万件を顧客に持つ歯科材料通販の国内最大手。これまで、商品購入時の決済方法として代金引換やコンビニ収納、口座振替を採用していたが、このたび歯科医院からのクレジットカード払いによるポイント付与ならびにキャッシュフロー改善のニーズに応えて「Medical Owner’s カード/JCB」を発行。これにより、歯科材料、ナースウェア、歯科技工物などCiが扱う商品が同カードで支払い可能となった。「Medical Owner’s カード/JCB」は、一般法人カード、ゴールド法人カードの2種類で、いずれも初年度年会費は無料。Ciの取扱商品(金属・医薬品の一部を除く)の購入を含むカード利用時に、JCBが提供するポイントサービス「OkiDokiポイント」が貯まる。ゴールドカード会員には、Ciでの利用時に「OkiDokiポイント」が通常の2倍付与されるほか、海外旅行で最高1億円、国内旅行で最大5000万円の傷害保険の付与、国内主要空港内やハワイ・ホノルル国際空港内の会員専用ラウンジなど、JCBゴールドカードのサービスが利用できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月26日6月1日、日本記者クラブで「ワクチン予防医療フォーラム」が開催された。このフォーラムは、今後の日本の予防医療をめぐる環境を充実させていくことを目的として開催されている。7回目となる今回は、独立行政法人国立病院機構三重病院院長の庵原俊昭氏による「ワクチンのABCからXYZまで~ワクチンの基礎から臨床応用まで~」と題した講演が行われた。庵原氏は厚生労働省の「新型インフルエンザワクチンの流通改善に関する検討会」の座長を務めたほか、2010年12月には、インフルエンザワクチンの治験調整医師として治験を主導。国産ワクチンの開発を実現させたことが評価され、第23回人事院総裁賞(個人部門)を受賞した経歴をもつ。ワクチンは、感染予防のほかに、感染しても発症を予防したり、発症したとしても重症化を防ぐ効果があるという。また、一人が感染、発症しても、周囲の人がワクチンを接種していれば、流行を防げるとのこと。現在、麻疹が局地的に出ているが、日本全国に広がっていないのは、多くの子どもたちが麻疹のワクチンを受けているからだと、庵原氏はワクチンの効果をあげた。ウイルスの感染症には、潜伏期間が2週間程度の全身性ウイルス感染症と、潜伏期間2~3日の局所性ウイルス感染症がある。全身性ウイルス感染症には、種痘、麻疹(別名はしか)、水痘などがあり、感染しても、急いでワクチンを接種することで、発症を予防することができる。一方で、インフルエンザウイルスやロタウイルスなど、局所性ウイルス感染症には、ワクチンを接種しても効果はない。流行する前に接種することが必要だ。では、ワクチンを接種すれば、完全に発症を予防できるのだろうか。庵原氏によれば、ワクチンを受ける側とワクチン側、両方の免疫をつくる力や、作られた免疫が持続する期間、そしてワクチンで作られた免疫でカバーできる割合や範囲を考えなければならないそうだ。最近では、子宮頸(けい)がんを予防するワクチンや、肺炎球菌を予防するワクチンなど、新しいワクチンがあるが、子宮頸(けい)がんをおこすウイルスは15種類あり、ワクチンに入っているウイルス2種類ではカバーできるのが70~80%にとどまる。肺炎球菌も90種類以上あるが、ワクチンでカバーできるのは75%程度。しかし、100%ではなくても、予防効果があることはたしかだ。ワクチンを接種したのに発症した場合、血清型や遺伝子型の流行を監視してワクチンの改良に役立てているという。ワクチンは、当然のことながら、その疾患の発症リスクが高まる前に、必要な回数を接種することが大切だ。接種による副反応出現リスクが高くなる前であり、適切な免疫が獲得できる時期に接種することが望ましい。新生児は生後2カ月から6カ月までに、BCG、ポリオ、DPT(三種混合ワクチン)、インフルエンザ、肺炎球菌、ロタなどのワクチン接種が必要。ワクチンによっては、半年の間に3回の接種が必要なものもある。そこで庵原氏は、同時接種を提案。生ワクチンと不活化ワクチンを同時に行っても、個別接種時と免疫原性はかわらず、副反応の増加もない。また、人の免疫力にはゆとりがあり、一度に多くの抗原が入っても、対応する能力が十分あるのが同時接種をすすめる理由だ。庵原氏が病院長を勤める三重病院では、注射ワクチンの単独接種のスケジュール例のほかに、2種類同時接種、3種類同時接種のスケジュール例を作成。母親と相談して接種スケジュールを決定している。もし、複数回の接種が必要なワクチンで、2回目、3回目の接種を逃してしまったとしても、気づいたときに病院で相談することを庵原氏はすすめる。例えばロタワクチンの場合、1回しか接種していない場合では、効果が60%程度なのに対し、2回の接種では81%、3回の接種で88%の効果が報告されているとのこと。3回できなくても、2回接種するだけで、効果がかなりアップするのがわかる。「接種し損ねたことで、子どもに対する負い目を感じるお母さんは多いですが、気にする必要はありません。子どもから大人まで感染症予防のために、ぜひワクチン接種をうけてください」と庵原先生は講演を締めくくった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月05日ワーナー・マイカル・シネマズ高松は27日、来る「歯の衛生週間」(6月4日~10日)に先駆け、映画を見に来た子ども向けに歯科検診&フッ素塗布を無料で提供するイベント「シネマDEデンタル」を開催する。むし歯の早期発見・予防を映画の楽しみと合わせることで、検診の習慣付けのきっかけづくりとしても期待できる試みだ。同イベント当日に上映される作品は、子どもに人気の「れっしゃムービー:しんかんせん★とっきゅう大集合」で、多くの子ども連れの来客が見込まれる。そこで、上映の合間の11:00~12:00に、地元歯科医院「サンシャイン歯科」の協力を得て、未就学の子どもを対象に歯科検診を行うという(キシリトールガムと歯ブラシのおまけつき)。子どもの口腔ケアにはむし歯の早期発見はもとより、正しい歯磨きやフッ素塗布などの予防行動が重要だ。しかし、こうした情報が知られた現在でも、保護者の意識が「痛みが出てから受診」というパターンから抜け出せない例が多いのが実情という。同社ではこの試みを、「映画が楽しめ、おまけに歯医者さんに行く手間も省ける!」という大人にも子どもにもうれしいイベントと位置づけている。高松では初開催であるが、定着すれば市民の口腔衛生意識の向上に大いに貢献することになりそうだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月22日虫歯の治療に使う歯科用貴金属が、10月から大幅な値上がりとなる。金などの貴金属の高騰によるもので、原則3割負担となっている現在の保険制度で金銀パラジウム合金を虫歯1本に被せる場合では、患者の材料費負担額が110円(3割分)上昇するという。これは、日本経済新聞が報じたもの。【画像 emrank : Eid Mubarak’s buddy icon】1年前に比べ金は2割、パラジウムは7割アップが背景このところ、金の国際価格は最高値をつけるなど上昇を続けており、国内価格も過去1年前に比べ2割上がっている。パラジウムは何と7割のアップという。貴金属メーカーの歯科医向け金銀パラジウム合金の材料販売価格は、半年毎に見直される仕組みで、厚生労働省の諮問機関である中央社会保険医療協議会が、10月よりグラム当りで802円と、183円の引き上げを決めたことによる。したがい、通常で1本当り2グラム使用することから、先の負担増になるという訳。保険料の値上げは他にもあり、家計には厳しい秋となりそうだ。
2010年09月29日