この漫画は書籍『私の生理のしまい方』(著者:原あいみ/監修:関口由紀)の内容から一部を掲載しています(全22話)。 ■これまでのあらすじ66歳で35年勤めた会社を退職したきよこさん。旅仲間の18歳年下のゆきちゃんと飲んでいると、話題は「体の不調」の話に。そこできよこさんは、8歳からの仲良し3人組で結成した「友の会」の話を始めるのでした。きよこさん以外の2人はいろいろな悩みを抱えてきたが、きよこさんは不調とは無縁な人生を送っていて…。それを聞いたゆきちゃんは「不調知らずのヒケツ」に興味津々。しかし、これまで不調知らずだったきよこさんも、ついに五十肩で通院を始めたと話すのでした。五十肩の通院がきっかけで「病院」のハードルが低くなったきよこさんは「美容外科」にも挑戦してみることに。これまで、美容に関しては無頓着だったきよこさんでしたが、美容に目覚めたことで退職してからの方が若返ったと言われ嬉しくなるのでした。再び旅仲間のゆきちゃんに「不調知らずのヒケツ」を聞かれたきよこさん。話しているうちに「流れのままに生きる」「小さな幸せを感じる」ことが「不調知らずのヒケツ」かもしれない、という結論に辿り着くのでした。次回に続く(全23話)「私の生理のしまい方」連載は7時更新! 『私の生理のしまい方』 (著者:原あいみ/監修:関口由紀(KADOKAWA) 「私の生理のしまい方」はこちら 生理不順、疲れやすい、眠れない、イライラする…もしかしてこれって更年期? 40代からの大人女性のさまざまな不調について、9人の体験談をマンガ化! 人生の後半戦、悲観するのではなく、心身ともに自分らしく楽しく生きていくには? 漠然とした不安に寄り添い、ゆらぎがちなこの時期を前向きに乗り越えるヒントがもらえる1冊。
2024年02月23日更年期に入ってからというもの、白髪や老眼などの老化現象に悩んだり、さまざまな体の不調にさいなまれたりしながら、憂うつな毎日を過ごしてきました。中でも、最近経験した症状は強烈でした。左肩から腕にかけて原因のわからない激痛に襲われたのです。これは人生で経験したことのないほどの痛みでした。私がその痛みに打ち勝つためにおこなったことと、現在の状態についてお話しします。突然の激痛!左肩が動かないいつものようにスーパーで会計を済ませ、買い物袋に品物を詰め終えた直後のことでした。「さあ、帰ろう」と買い物袋を左手で持った途端、左肩に激痛が走ったのです。思わず「痛い!」と大声を上げてしまいました。周りの買い物客が皆私のほうを振り返って見ています。いたたまれなくなった私は、急いで右手に荷物を持ち替え車に向かいました。家に戻り左腕を恐る恐る動かしてみると、自分の物であるはずの左腕が別の独立した物体のように自由に動かせません。これで私のはつらつとした人生は終わってしまうのだろうかと思うと、切なくてショックでした。あまりの痛みと自分の体が思うようにならないもどかしさで涙を流す日々が続きました。整形外科での治療を開始したものの…激痛に涙しながらもなんとか自然に治癒することを期待しているうちに日にちが過ぎていきました。しかし、痛みは一向に引かず、発症後約3カ月たったころ、痛みの原因を突き止め治療をするために整形外科を受診しました。エックス線検査や診察の結果、いわゆる五十肩(肩関節周囲炎)と診断され、痛み止めの服用と、週に1回ずつ理学療法士によるリハビリテーションを受けることをすすめられました。そして、リハビリと服薬による治療が始まったのです。リハビリでは理学療法士の指導のもと、温熱湿布や軽い筋トレをおこないました。そのかいあって約2カ月後には、症状はわずかに緩和されたように思えました。しかしある日、激痛が再発。医師に別の治療を求めたところ「今おこなっている治療のほかは痛み止めの注射しか残されていない」と伝えられました。さらに「このまま放っておくと、関節が硬くなり正常に動かなくなってしまう拘縮(こうしゅく)という状態に陥ってしまうだろう」と付け加えられました。ホットヨガと糖質制限で症状が緩和医師に告げられた拘縮という言葉は、ちょっと前まで体が自由に動いていた私にとって絶望的な響きでした。いてもたってもいられない気持ちになり「自分でできることをしてみよう」と思いました。そして、人生で最高に肥えて重くなってしまった体が少しでもラクに動くように「筋力を付ける努力しよう」と決意し、休会していたホットヨガ教室に再び通い出しました。かつては週に2回ずつ通っていたホットヨガでしたが、再開してからは毎日通うようにして徹底的に自分の体に向き合いました。再開当初はヨガのポーズをまともに取ることもできず悔し涙を流しましたが、筋力を付けるために頑張り続けました。同時に体が軽くなるように糖質制限をおこない、減量につながるような食生活に変えてみました。それから約2カ月が経過した現在、約3kgの減量に成功。また、そのおかげもあるのか体が軽く動かしやすくなって、日常生活に支障がないほどに痛みは軽減され、まったく痛み止めを服用せずに過ごしています。まとめ今は肩の痛みが軽減しただけでなく、筋力が付き体重が減ったことで、体全体が軽く動きやすくなりました。私は今回の出来事を通じて、体が自由に動かせるありがたさをしみじみ感じました。これからも加齢に伴う体の変化に負けずにはつらつと暮らしていけるように、ホットヨガをはじめ、日常生活の中で体をいたわるためにできることはしていこうと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/おらら(55歳)愛犬のヨーキーと2人暮らし。趣味はホットヨガ、読書、映画鑑賞、旅行、ダンス。最近はエコと断捨離、スープ作りに興味がある。
2023年11月25日肩に違和感を抱きつつ放置していたら、安静にしていても激痛が走るようになりました。初めは「四十肩や五十肩だろう」と高をくくっていましたが、痛みは肩のピンポイントに表れるようになり、何もしていなくても激痛が四六時中襲いかかるようになった私のお話です。肩に多少の違和感が…日ごろからリュックを背負い、姿勢のバランスを保つように心がけていました。ある日、いつもよりも荷物が多く肩に食い込んでしまっていましたが、両手を空けた状態で歩きたい私は、何よりもリュックから荷物を取り出すという行動自体が面倒くさいという考えが先行したのです。私はお風呂に入るときは湯船に浸かるタイプなので、この日の肩への負担や疲れも「お風呂に入れば少しは軽減されるだろう」と、軽く考えていました。次の日の朝、布団の中で肩の違和感を覚えつつ起きようとしたのですが、その瞬間、今まで感じたことのない激痛で身動きができなくなったのです。しかし、それでも仕事に出掛けなければなりません。家に常備してあった湿布薬を貼り、いつもより倍以上の時間をかけながら支度して出社しました。大したことはない!と切り抜けようと家の中で痛みと向き合うよりも、外に出ていると業務の多さや仕事へのプレッシャーがあるほうが痛みを感じにくいからか、痛む肩をかばいながら1日を何とかやり過ごすことができました。肩の痛みは年齢によるもの、軟骨のすり減りが原因などと聞いたことがあったので、「年齢を重ねれば誰でも通る道。それくらいの痛さだ」と、どこか自分に言い聞かせるように、病院には行かず日々生活を送っていたのです。その一方で、「痛みの原因は本当に四十肩や五十肩なのだろうか」と不安になり、インターネットで調べてみると代表的な症状として「腕が上がりにくくなる」といった情報を見付けました。しかし、これは自分に当てはまらない……と、さらに不安が増すようになったのです。実際自分の腕を回したりストレッチをしたりすると、意外にも肩の可動域はあることが判明しました。病院に行くタイミングを逃し続けた結果痛みの強弱にいつしか慣れてしまい、完全に病院に行くタイミングを逃してしまいました。我慢しようとすれば我慢できる痛みだったのですが……。しかし、突然あの激痛が再び襲いかかったのです。肩の一部分だけに激痛、腕を下にぶらんと下ろすだけで痛みが走るので、腕を90度に曲げて固定しなければなりません。さらに首にも痛みが走り限界を感じ、やっと病院を受診しようと決断しました。病院で医師による可動域のチェックや細かな問診、何枚もエックス線検査をするも骨には異常はなし。問題は筋肉にあり、正しい姿勢と日々のストレッチ、ストレス解消などを指導され、痛み止めの薬を処方されて病院をあとにしました。医師にも今まで感じたことのない痛みを何度も訴えましたが、「筋肉の問題」だと言います。筋肉は体全体を覆うものでそのバランスが崩れれば、激痛さえも起こり得るということを身をもって体験しました。まとめ肩への激痛によりありとあらゆる不安が襲いかかりましたが、痛みに慣れてしまうと病院を受診するタイミングを逃していました。再び訪れる激痛の前に早めに受診をして、診断をしてもらうことで勝手な思い込みを正すことができると思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。【駒形先生からのアドバイス】そもそも肩に痛みがあるからといって必ずしも肩に原因があるわけではなく、膝や骨盤のゆがみによって無意識のうちに筋肉や筋膜に負荷がかかり、変な方向に引っ張られることで痛みが出ている場合があります。全身のゆがみや偏り、筋肉への負荷による凝りや張りをなくしていくことが大事です。文/のぶこ著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年11月07日40代を過ぎると耳にし始める四十肩・五十肩の体験談。「大変ね~」なんて他人事のように聞いていたのに、ある日突然、自分の腕が上がらなくなった……、なんてことがあるかもしれません。肩が痛み、腕が上がらなくなると日常生活にも支障が出て大変ですよね。四十肩・五十肩を防ぐためにできることはあるのか、整形外科医の中村光伸先生に聞きました。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。四十肩・五十肩とは?肩関節の老化に伴う炎症四十肩・五十肩は、肩関節、関節周辺の靱帯(じんたい)、筋、腱、関節包、滑液包が炎症を起こし、痛みで肩が上がりにくい状態になる疾患で、肩関節の老化に伴う炎症とのこと。「肩関節の老化とは、靱帯が硬くなったり動きが遅くなったりといった運動機能の低下のことを言います。筋肉、靱帯、軟骨などの質が低下するのです。四十肩・五十肩は呼び方が違うだけで同じものであり、年齢が40代、50代の人に多く出やすいので、そう呼ばれています。正式名は『肩関節周囲炎』です。基本的には30代でも60代以降でも発症する可能性はあります」(中村先生)肩凝りとの違いは?四方八方、肩を動かしたときに痛いのなら四(五)十肩四十肩・五十肩の典型的な症状には以下のようなものがあるそうです。[典型的な症状]手が上がらない夜間に痛くて目が覚める寝返りができない四方八方、どの方向に動かしても痛い着衣の動作が痛いなど肩凝りは頭を支えている筋肉からくる痛みで、痛みの場所は首の周囲に。一方、四十肩・五十肩は肩関節から上腕にかけて痛みが起こるとのこと。また、四十肩・五十肩は夜間に痛みが強く出ることもあるそうです。「夜間に痛みが出るのは、肩甲骨と肩関節の角度が関係しています。平らな所に横になると、本来、肩は床から少し浮いている位置にあるため、重力で肩が床のほうに押され、肩関節に負荷がかかってしまいます。枕やタオルを使って肩や肘に負担がかからない体勢を作ってあげましょう」(中村先生)なりやすい人はいるの?普段、体を動かさない人のほうがなりやすい傾向が四十肩・五十肩ははっきりとした原因はわかっておらず、誰にでもなる可能性があるそう。では、なりやすい人の傾向などはあるのでしょうか。「事務職などあまり体を動かさない人はなりやすい傾向があります。肩甲骨の動きが悪いと発症しやすくなるからです。特にパソコン作業の際の姿勢が問題です。肩を前に出し、前傾姿勢になっている人が多いです。その状態を毎日7~8時間続けていれば、リスクは高まります。本来、肩の位置は耳の真下でなければいけません。普段から肩甲骨を寄せ、胸を開くことを意識しましょう」(中村先生)何科に行けばいい?整形外科を受診四十肩・五十肩になった場合、何科を受診したらいいのでしょうか。「手が上がらない、夜間痛がある、着替えが難しいなど、先ほど挙げた典型的な症状がある場合は【整形外科】を受診しましょう。我慢できる痛みだからと放っておくとより悪化する恐れが。また、自己判断で肩を動かす体操などをおこなうのはNG。炎症が起こっている筋肉を無理に動かし、悪化させることもあります。必ず専門医の診断に従っておこなうようにしましょう。治療は、薬で炎症と痛みを抑え、肩関節を動かす体操をおこなうことなどが基本になります。ほかの病気(腱板炎、腱板断裂など)の可能性もあるので、肩が痛んで動かせない症状がある場合は整形外科を受診して検査しましょう」(中村先生)四十肩・五十肩は放っておいて治るのを待った人もいるかと思いますが、放っておくと危険なことも…。「すべての関節は動かさないと退化してしまいます。四十肩・五十肩を放っておいて半年がたち、痛みは引いたけれど腕が少ししか上がらない、悪化すると肩がまったく動かせない、いわゆる凍結肩(フローズンショルダー)になることも。これを避けるためにも、症状が出たらすぐに受診するのがベスト。放っておかないで」(中村先生)予防するためにできることは?基本的な生活習慣の見直し・改善を「四十肩・五十肩は突然、何の前触れもなく起こるようなことが言われていますが、そんなことはありません。特に変わったことはしていないという患者さんが多いですが、よくよく聞けば日常生活の中できっかけになることが起こっています。例えばゴルフの打ちっぱなしに行った、などです。日々、筋肉や動きの質は落ちてきているのですから、あるときに耐えきれなくなって、【いつもおこなっていること】をきっかけに発症することがあります」(中村先生)予防や改善のためには、衰えていく筋肉や動きの質をできるだけ落とさないよう、次の3つのことに気を付けて生活することが大切とのこと。1)良質な睡眠を取る「十分な睡眠を取りましょう。パソコン作業をしているだけでも筋膜は壊れます。壊れた筋膜を修復するのは寝ているとき。睡眠が十分でない、質が悪いと壊れた筋膜を修復できず、質の低下が起こり、四(五)十肩が起こりやすい状態になってしまいます。また、筋肉もだら~んとゆるんだ状態になる時間が必要。睡眠は筋肉のためにもとても重要なのです。良質な睡眠のためには、朝起きる時間を一定にすること、朝、日光を浴びることが大切。体内時計をきちんと動かしてあげましょう」(中村先生)2) 自分の食生活を見直す「筋肉の修復にはバランスの良い食事が大切です。1日3食、バラエティーに富んだ食材をとりましょう。特にたんぱく質が足りていない人が多いので、積極的に摂取を。卵だけ、鶏肉だけなど1つの食材だけに偏ると摂取するアミノ酸にも偏りが出てきてしまいます。アミノ酸はたんぱく質の原料となるものです。さまざまな食材を食べ、多種多様なアミノ酸を摂取するよう心掛けましょう」(中村先生)3) ストレスをためない「ストレスは筋肉の可動域を狭めてしまいます。胸を開かず、縮こまった動きになってしまうのです。呼吸も、深い呼吸ができなくなります。ストレスをできるだけためない生活をしていきましょう」(中村先生)四十肩・五十肩予防のおすすめの体操四十肩・五十肩予防のための体操を、中村先生に紹介していただきました。●ゴリラ体操1)片手に500mlのペットボトル(中身入り)を持つ。もう片方の手はテーブルなどについて、上半身を少し前屈みにする。2)ペットボトルを持った手をダラーンと垂らし、円を描くよう動かす(筋肉を使って回すのではなく、重力を使い、肩を回すようにおこなう)。●棒体操1)1mくらいの棒状のもの(例えば、傘など)を横向きにし、上から両手でつかむ。2)両腕を伸ばしたまま、片方の肩には力を入れず、もう片方の腕の力だけで棒を頭上まで持ち上げる(すでに肩に痛みが生じている場合は、痛むほうの肩には力を入れないようにおこなう)。ポイントは、筋肉ではなく肩関節を動かすこと。力を抜いてやってみましょう。まとめ「放っておけば治るだろう……」と放置したり、「痛くても、動かしていれば治るかも」と、痛みをこらえて肩を動かす運動をおこなったりするのはNG。「放っておいたら治った」という体験談も多いようですが、肩に痛みがあるなら、まずは受診することが大切です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/相田佐知(44歳)ライター・編集者。鉄ヲタ男子2人の母。趣味は旅行(鉄道旅多め)、キャンプ。夢は「成田空港で行先を決めて旅行する」こと。著者/監修/中村 光伸先生光伸メディカルクリニック院長。医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。
2023年09月29日コロナ禍により働き方が一変して、慣れない在宅ワークを強いられた私。営業職だったためパソコン越しになった商談も、不具合は多々ありながら何とかやりとりをおこなっていました。オフィス環境と違う在宅ワーク。ですが、そもそも仕事をする環境が整っておらず、無理な姿勢でパソコン業務をしていたため、慢性的な肩凝りや腰痛に悩まされることに。頑固な五十肩を解消するために試してよかったプチプラを中心とした在宅ワークグッズを紹介します。★関連記事:「え? 肩凝りも更年期症状なの?」首や肩の凝りがひどいときはどうする?【更年期の基礎知識5】肩凝りを軽減するパソコンスタンド在宅のパソコン作業は、ダイニングテーブルやソファで作業することが主で、テーブルと椅子の高さのバランスが合わないのが問題でした。首から肩、腰にかけて負担がかかる前かがみの姿勢になりがちで、慢性的な肩凝り、腰痛が切実な悩みに。 私はオフィス家具の営業の仕事をしていたため、椅子とデスクの高さのバランスの重要性は認識していましたが、自宅の家具を在宅ワークのために買い替えることはコスト的に無理。そこで、応急処置として購入したのがノートパソコンスタンドでした。 私が購入したのは、高さを何段かに調節できる1000円程度の折り畳み式のスタンド。実際に使ってみると、パソコンの高さを作業目線に合わせて調節できるため、視線が上がって肩にかかる負担が激減しました。特にリモート会議ではパソコン位置を高めに調節することで、目線を下げることなく対面しているような感じで打合せができるため、長めの会議でも体に負担が掛からずにできる便利グッズです。コンパクトに折りたためる軽量タイプなため、在宅ワークだけでなく移動先のパソコン作業にも愛用中。肩凝りや目の疲れは間違いなく軽減されていると実感しています。眼精疲労にはブルーライトカットの老眼鏡パソコン作業のもう一つの悩みが疲れ目。年齢と共に小さい文字が見えにくくなり、日常的に老眼鏡は必須アイテム。在宅ワークが増えると、パソコンやスマホを見る機会がより増え、長時間のパソコン作業では目がチカチカしてきたり頭がズーンと重くなったり、目から来る肩凝りや頭痛は深刻な問題に。 少しでもパソコン作業を快適にするために使ってみたのが、ブルーライト機能の付いた老眼鏡。パソコンやスマホの画面から発するブルーライトは、浴び過ぎると睡眠障害や体調不良につながると言われているため、なるべく作業中のブルーライトをカットすることに取り組んでみたのです。私が愛用しているのは、100円ショップで購入したプチプラのブルーライトカット機能付きの老眼鏡。毎日の使用で特に大きな変化はないですが、長時間のパソコン作業では目のチカチカが軽減され、疲れにくくなった気がしています。ブルーライトカットの効果は気休めとの声もありますが、100円メガネでパソコン作業が軽減されるのであればもうけもの。家用、仕事場用と常用しています。猫背を改善する姿勢サポートチェアオフィス家具の営業経験から、作業椅子は在宅ワークの快適さを左右する必須アイテムと考えています。わかっていながら在宅ワークを始めたころは、家にある椅子やソファでだましだまし作業をしていました。その結果、作業時間が増えるにつれ、肩凝りや腰痛がひどくなり、しまいには腕が肩から上に上がらなくなってしまうほどに。そこで思い切って、椅子を購入するより断然安い姿勢サポートチェアを6,590円で購入することに(画像参照)。姿勢サポートチェアは、椅子や床の上で使用できるコンパクトな座椅子型。背面・座面両方にクッションがついており、座りながら骨盤の位置を正しい位置に矯正してくれるため、自然と正しい姿勢をキープしてくれる優れ物。ダイニングチェアやソファでは、正しい姿勢をキープすることが難しく、浅く座ったり前のめりになりながらのパソコン作業になります。一方、サポートチェアを使用してからは、背筋がピンと張った正しい姿勢を簡単にキープできるため、パソコン作業で不快だった肩凝り、背中や腰の痛みが緩和されたと実感しています。加えて、骨盤をS字状に保てるため、心なしか体感が鍛えられおなかのぜい肉にもうれしい効果があった気がしています。まとめコロナ禍で働き方が多様化してきたため、私の中で在宅ワークは働き方の一つの選択肢として確立されています。実際、パソコンツールや会議アプリなど、在宅ワークのためのグッズはどんどん進化しているので、デジタル音痴のアラフィフの私でも何とか使いこなせるものが増えているようです。今後もさらに業務のデジタル化が進んでいくと思われるため、デジタル音痴のアラフィフが時代についていくためにも、在宅ワークグッズは手放せない必須アイテムです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/いずみ(53歳)独身。コロナ禍を機に、人生における健康の大事さを実感し、里山に移住し田舎暮らしを楽しんでいる。
2023年08月23日四十代半ばから婦人科疾患がある私は、以来、49歳になるつい最近までホルモンバランスの乱れや貧血に悩んでいました。そうした体の不調がようやく治まって来たころに、突如起こった腕の違和感、そして肩の痛み。診断された病名は? 完治するのか? 私の体験談をお話しします。★関連記事:肩の痛みは突然に! 五十肩で眠れず、着替えも洗髪もできない不自由な生活が続いた【体験談】受診すると右腕が腱鞘炎、左腕が五十肩!私は現在49歳ですが、昨年の夏ごろから左腕を後ろに引いたときに、少し痛みというか、違和感がありました。病院に行くほどでもないかな……と思って様子見していたところ、ある日子どもが私が伸ばした右腕にぶつかり、激痛! 突き指のときのような痛みが右肘に走りました。数日たってもしばらく痛みが引かなかったため、病院で診察を受けることにしました。自宅近くの整形外科に行くと、お年寄りが数人待合室にいました。ここでは私はまだ若手?などと考えていると、しばらくして名前を呼ばれました。そこで左肩と右腕のエックス線を撮ってもらったところ、右腕は仕事でパソコンを使用することによる腱鞘炎(けんしょうえん)、左肩は五十肩と診断されました。自分ではそこまでパソコンを使っているとは思っていなかったので、右腕が腱鞘炎と診断されたことは少々意外でした。その病院で教わった腱鞘炎と五十肩に効くストレッチは、それぞれ以下のようなものでした。(右腕の腱鞘炎用)右腕を手のひらを上に向けて前に伸ばし、左手で右手の指をつかんで下に伸ばす(左肩の五十肩用)肘を曲げて肩を回す。次に、腕を下ろしたまま手のひらを上に向けた状態で後ろに引く家にいるときは、家事をしながらこのストレッチをしていました。左肩の五十肩が悪化して背中に痛みも痛みの強かった腱鞘炎の右腕のほうは、教えてもらったストレッチをすることで徐々に痛みが引いていきました。しかし五十肩の左肩のほうは、ストレッチを続けたもののあまり効果は感じられず、いつの間にかストレッチもしなくなってしまいました。すると徐々に肩が動かしづらくなってきて、とうとうエプロンのひもも結べないほどに。スウェットやセーターなど頭から被る服も着られず、今年の冬は前開きボタンのブラウスに大きめのベストで過ごしました。また、そのころには肩甲骨の奥に鈍い痛みを感じるようになりました。何かに肩がぶつかると、とんでもない激痛! 思わず悲鳴を上げてしまうほどでした。ちょうど最初に痛みを感じてから、半年がたとうとしていました。さて、どうしたものか……と考えていたある日、家のポストに入っていた整体のチラシにふと目が止まりました。初回割引で通常の3分の1の価格で体験できるとのこと。チラシには肩凝りや腰痛など、整体で対処できるさまざまな症状が書かれていました。今まで整体院には行ったことがなかったものの、ちょうど普段から肩や首の凝りに悩まされていたこともあり、整体やマッサージに関心はありました。そこで、ちょうどこの機会に整体を試してみようと思い、チラシに書かれた整体院へ予約の電話をしました。整体へ週1回、5週間通ってみた結果整体院では20代くらいの元気な女性整体師さんが施術してくれました。私は整体院に行くのが初めてだったのですが、そこはパーテーションで仕切られた個室があり、また作務衣のような着替えのセットもあったので女性も利用しやすいと思いました。説明を受けたところ、五十肩を根本的に解消するには約3カ月はかかるとのことでした。また、はりを勧められましたが、ひとまず整体で週1回、通ってみることにしました。それと同時に、家では以下の3種類のストレッチをすることになりました。1.左腕を右に伸ばし、右腕で抱える2.左腕を肩の高さまで伸ばした状態で上げる3.2の状態から少し斜め上に上げるすべて10秒キープで朝昼晩1回ずつ、痛みが出たところで止めます。整体には週1回30分のペースで5週間通ったところ、肩甲骨の痛みはなくなり、腕の可動域も徐々に広がってきました。また整体の施術はとても気持ち良くて、リラックスできました。ただ、保険治療ではないため、月の施術が数万円に……。私が通った整体院は近隣の整体に比べ多少割高だったため、結局は次第に足が遠のいていきました。まとめ現在は自分でストレッチを続けています。痛みは治まったものの、まだ後ろに手を回す動作は難しいです。特に改善がない場合、はりも試してみようと考えています。50代に向けて、体力の衰えはもちろんのこと、加齢に伴う体の症状にも悩まされるようになってきましたが、これからもうまく付き合っていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/みなと(49歳)小学生と中学生の母。日々成長する子どもたちと反比例して、年々体力の衰えを実感している。40代半ばからの体の不調に向き合いながら、これから迎える50代を模索中。
2023年07月17日突然、左腕の肘が胸より高く上げられなくなりました。会社の上司から「自分が五十肩と診断されたときは、腕を上げるのに半年かかったよ」と言われ正直ビックリしましたが、病院に通ったら違っていました。私が診断された内容、若いときと同じと思っても無理だったことを実感した出来事を紹介します。★関連記事:肩の痛みは突然に! 五十肩で眠れず、着替えも洗髪もできない不自由な生活が続いた【体験談】突然、左腕が動かない!!いつも通りに朝起きて夫と自分のお弁当と朝食を準備し、身支度をして原動機付自転車で通勤と何事もなく出勤した日のことです。会社に到着して今日の段取りや予定を確認後、自分のデスクに座ったらなんと、左腕が上がりません。左腕が上がらないと感じますが、動かしてみると左肘を上げると左肩付近に痛みがあります。自宅や通勤途中には左肘を上げる動きをしなかったのか、それまでは痛みは感じませんでした。職場のデスクに座って棚のファイルを取ろうと思ったら、痛くて左肘を上げられないことを実感しました。一度痛みを確認してしまうと、痛みが気になって仕事どころではありません。左肘をどう動かしたら痛いのか具体的に確認開始です。左腕を下方向に伸ばし肩と平行になるように上げていくと、下45度くらいで左肩に激痛が走ります。前後左右どの方向に上げても同じくらい痛いです。前腕(腕の肘から手首までの部分)は上げても痛くありません。左肘を上げなければ良いということがわかりました。ということは、手のひらは顔の高さまでは上がります。顔の高さより高いところはデスクの椅子から立ち上がれば何とかなりそうです。しかし、実際どこが痛いのかというとまだわかりません。とにかく、左の肩周りのどこかが痛いのです。痛い腕をかばいながら仕事を続行始業時間になり、いよいよ仕事開始です。不自由ながら仕事はできるのですが、左腕をかばうので動きが変なのでしょうか? 無意識に肘を上げてしまって「痛い!!」を連発していると、上司から「腕が痛いの? 五十肩?」と聞かれました。この「五十肩」という言葉のインパクトが強すぎてショックが電気のように体に走ります。どうして病名に年齢を入れるのでしょうか。上司も体験したらしい五十肩。その上司が言うには、「病院に行ったら五十肩って言われて電気治療や漢方薬をもらったけど効き目がなくてズーッと痛いままで、痛みがなくなるまで半年くらい痛かったよ。半年だったら早いほうらしいよ」とのこと。このまま半年も肘が動かなかったら仕事も家事もどうしようかと不安だらけです。就業時間は17時半まで、早退して病院に行こうかと思うくらい左肩がどんどん痛くなり、左肘が上がらないことが不便。しかし、上司の話と左肘を動かさなければ何とかなることから、就業時間までは仕事をすることを選びました。帰り、不安があるまま原動機付自転車にまたがりました。左肘が前には行きますが45度は過ぎないようで痛くはありません。無事、自宅に到着できました。家事は本日休み、ごはんも残り物で何とか過ごし、お風呂にゆっくりと浸かることにします。左肘を動かして左肩が痛いならお風呂で温めると良さそうな感じがしたのでゆっくり浸かり、明日は肩の痛みが治っているように祈り、早めに寝ることにしました。翌朝、左腕がまったく上がらない!翌朝、目覚めてビックリ! ベットから起き上がろうとすると、左腕が痛くてまったく動かせません!! 左肘を体から離すと左肩に激痛が走ります。左手を動かさないようにかばいながら、やっとの思いで起き上がります。昨日は左肘がまだ下から45度動かせましたが、今日はそんなもんじゃなく下から5度も動かそうものなら痛いのです。体から左腕が離れると痛いのですから仕事などできるはずがありません。身支度さえも大変で、着替えも顔を洗うのも歯を磨くのも右手だけです。右利きなので利き手が動かせることは、ありがたいのですが左手が動かせないことの不自由さを実感します。当然、朝の家事など何もできずに会社は休みをもらい、整形外科に向かうことにします。しかし、夫がどうしても外せない用があるので自力で病院に向かうことになりました。病院の診察で加齢のためと言われる整形外科に到着し待合室で待っていると名前を呼ばれ、いよいよ診察です。診察で症状を伝えると、先生が左肩の三角筋(肩を覆う筋肉)の付け根と上腕二頭筋(力こぶの筋肉)を軽く触ったのですが、それだけで痛みを感じました。そのときは五十肩だろうと思っていたので「長引くと嫌だな」と考えていました。診察時に先生より「何か特別なことをしませんでしたか?」と問われて、先週1週間は勤務先で書庫の整理をし、ダンボールの上げ下ろしをおこなったこと、書庫の整理は半年に1度の通常業務で今までは何もなかったことも伝えました。その後、いよいよエックス線を撮り診断です。診断は「加齢による腱の炎症から来る痛み」。先生からは「加齢によって首や肩の腱が炎症を起こしているから無理しないでね」と言われました。さらに先生からは、「今までできたことでも筋肉が弱ってくる年齢だから無理しないように。筋肉の老化予防にストレッチすると良いよ」と念を押されました。このときは電気治療、首と肩のストレッチ、腱を柔らかくなる薬を処方していただき、その日の夕方には左手を.少し動かせるようになりました。まだ、完全ではないですが夕飯の用意や片付けなどはできるようになり左手を動かせることのありがたさに感謝。翌日までは違和感が残っていましたが1週間ほどでなくなり、通院も1回きりで終わりました。同じことを定期的におこなっていても、年齢が高くなるに従って無理ができない体になっていることを実感したできごとでした。まとめ今回は五十肩ではなかったようで長期戦にはなりませんでした。しかし、今まで通り通常業務をおこなっていただけなのに、加齢により腱が炎症を起こすことがあるなど考えたこともなかったのでショックを受けました。自分は若いつもりでも、体をいたわらなければならない年齢になっているのだということを実感しました。これからは、年齢を自覚し体に無理をさせないように行動していきたいです。でも、年齢を言い訳にできないことを増やすのは嫌なので、今回教えていただいたストレッチなどを継続して筋肉が衰えない努力をおこなっていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長・医学博士)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。著者/kimiko♪(53歳)子どもたちも独立し、大人2人と猫3匹でゆっくりと田舎で暮らしている。健康状態は悪くないのか気が付いていないのか元気だが、肌と体の衰えに悩んでいる。
2023年06月24日四十肩と五十肩は、着替えや高い場所にあるものを取る、髪を洗うなどの日常的な動作に支障が出たり、就寝中に痛みで目が覚めてしまったりと生活の質を低下させるものですが、「放っておけばそのうち治る」と放置してしまう人も多く見られます。人によっては痛みや肩を動かしにくい状態が長く続くこともありますので、病院での治療やセルフケアなど、適切な対処を行うことが大切です。四十肩・五十肩を発症する人は、40代後半から60代がほとんどですが、デスクワーク中心の人は発症しやすいとされており、30代などの若い世代でも油断は禁物です。大正製薬株式会社[本社:東京都豊島区社長:上原 茂](以下、当社)が運用する健康情報サイト「大正健康ナビ( )では、専門医によるヘルスケアアドバイス疾患ナビを公開しています。6月14日に新着更新した「四十肩・五十肩」では、橋口 宏先生に四十肩・五十肩の原因や症状、治し方や予防法について詳しくお伺いしました。四十肩・五十肩にならないために日々の生活で出来ることも書いてあります。痛みでつらい思いをすることのないよう、記事を読んで過ごし方の見直しを心がけてみてください。◆新着情報専門医によるヘルスケアアドバイス 疾患ナビ「四十肩・五十肩」 <目次>四十肩・五十肩について知る・四十肩・五十肩の原因・四十肩・五十肩の症状・四十肩・五十肩の対処・治し方・四十肩・五十肩の予防法大正健康ナビは、生活者の日常生活に寄り添い、「人生100年時代をサポートする健康情報発信基地」として、みなさまの健康の維持・増進にお役立ていただけるサイト運営を目指しております。当社は、これからも健康と美を願う生活者に納得していただける優れた医薬品・健康関連商品、情報及びサービスを、社会から支持される方法で創造・提供することにより、社会へ貢献してまいります。【監修者プロフィール】令和あらかわ病院整形外科部長橋口 宏(はしぐち・ひろし)先生日本医科大学卒業。日本整形外科学会認定整形外科専門医、日本整形外科学会認定スポーツ医、日本リウマチ学会認定リウマチ専門医。日本医科大学付属第二病院整形外科医局長、日本医科大学千葉北総病院整形外科准教授、米倉脊椎・関節病院院長などを経て現職。肩・肘関節外科、スポーツ医学を専門とし、漢方医学にも精通。整形外科疾患に対する漢方処方の講演なども多数行っている。■ご参考●大正健康ナビ 大正健康ナビでは、お悩みの原因、症状、対策や予防法などをご紹介しています。いろいろな疑問に専門家が分かりやすくお答えしています。【大正健康ナビ】四十肩・五十肩.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月14日眉間のシワが気になり始めたアラフィフ主婦のへそさんのマンガを紹介します。五十肩を解消するためにストレッチなどをおこなっていたというへそさん。しかし、五十肩は日に日にひどくなるばかり。ついに自分で服を脱ぐことすらできなくなってしまったへそさんは……。★前の話元々肩凝りがひどかったへそさんは、日々ストレッチをおこなっていました。肩や腕にだるさや痛みを感じながらも、コロナ禍だったためなかなか病院へは行けずにいました。ですが、五十肩は日を重ねるごとにひどくなる一方。Tシャツを脱いだり背中を洗ったりすることが大変になってしまったへそさんを救った人とは。こんにちは。アラフィフ主婦のへそと申します。腕を前後に動かしたとき、肩から二の腕にかけて痛みが出ることがきっかけでした。前後できないだけで、上下には動くから五十肩ではないでしょ〜と思っていました。しかし、五十肩の症状に当てはまることが増え、自分もついに五十肩になったのかもしれないと思い始めました。日に日に痛みはひどくなり、うかつに寝返りも打てないほどに。他にも腕のだるさなんかもあり、精神的にもつらくなっていました。ただこのころは新型コロナウイルスが猛威を奮っていたこともあり、なかなか病院に行こうとは思えず……。服を脱ぐのもひと苦労な状態になっていたところ、夫が献身的に私を支えてくれました。お風呂で背中が洗えず困っていたときも、一緒にお風呂に入って背中を洗ってくれたり……本当にありがたい限りでした!--------------肩の痛みで身も心もつらい思いをしていたへそさんを支えてくれたのは、へそさんの夫でした。夫婦でお風呂に入るのは気恥ずかしい部分もありますが、へそさん夫婦のように背中を流してあげられるような関係はすてきですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/へそ(52歳)バツイチ再婚同士の夫と2人暮らし。最近の悩みは眉間のしわ。ブログ「おそがいチャンネル」にて日々の気付きを絵日記にしてつづっている。
2023年04月20日突然、悪夢のような肩の痛みが起きてから、半年以上たちました。当時は着替えも家族に手伝ってもらい、洗髪も片手でしかできない、包丁も握れないなど、本当に不自由な生活を送りました。今では肩の痛みはすっかりなくなり、腕もほぼ真上まで上がるようになってきました。肩の痛みが起きたときのことから改善するまでをお伝えします。★関連記事:四十肩の「やりがちNG」とは?肩が動かなくなることもある四十肩予防のために大切なこと【医師監修】突然、肩に激痛が走った日のこと今年1月の寒い日のことでした。その日は朝から右腕のだるさを感じつつ過ごしていたのですが、午後になるとそのだるさがだんだん強くなってきたのです。夕方になり介護中の義母がデイサービスから帰ってきたので、いつも通り義母の体を支えようと腕に力を入れた途端、右肩から右腕にかけて、まるで雷に打たれたような激痛が走ったのです。私は思わず「痛たたたー!!」とその場にうずくまってしまいました。しばらくして激痛は治まったので立ち上がり腕を動かそうとしたのですが、痛くて痛くて少しも動かすことができませんでした。じっとしていても、じんじんとした痛みは続き、その日の夜はまったく眠れませんでした。診断はいわゆる五十肩次の日、これでは介護はとても無理なので義母をショートステイに2週間預け、早速近くの整形外科を受診しました。レントゲン検査の結果、骨には異常はなく、「肩に炎症が起きたのでしょう、いわゆる五十肩です」という診断でした。治療としては炎症を抑えるための注射を受け、炎症止めと鎮痛効果のある貼り薬を処方されました。また肩を動かさないようにするため、三角巾で右腕をつってもらいました。何か急激な運動でもしましたか?と医師に聞かれ、介護で頻繁に力を入れることがあることを伝えると、「日々の疲れが出たのでしょう」と言われました。さらに、そういえば2日くらい前に買い物をしたとき、結構重い荷物を持って駅から家まで歩いたなーと思い出しました。これも一因だった気がしました。若いときなら何でもないことですが、加齢に伴い肩や腕の筋力も落ちているのだなと実感しました。接骨院で肩のストレッチも受けるしばらく整形外科に通院して電気治療を続けたところ、1週間くらいでじんじんした痛みが治まり、少しだけ腕が動かせるようになってきました。五十肩を経験した友人に相談したところ、そのままにしておくと肩周りが固くなってしまうから、接骨院でストレッチをしてもらうと良いよとすすめられ、接骨院にも通いました。私が通った接骨院は、スポーツ選手の体のメンテナンスもおこなっているところでした。初めは体全体の歪みを診てくれて、やはり右肩が少し下がっており前に傾いた巻き肩になっているとのことでした。まずは電気を20分くらい当てて患部を温めたあと、肩周りを押してもらいながらいろいろな方向へ腕を伸ばしました。また首を押してもらいながら肩や腕を伸ばすことを繰り返しおこないました。10日くらい毎日接骨院に通って、これをおこなったところ、腕の上げ下ろしがラクになり、肩の痛みもずいぶん良くなりました。ただ、腕を後ろに回すとまだ痛くて、完全には元通りまでにはなっていません。その後は日を空けながら、今は月に2回くらい接骨院に行って、体のストレッチをしてもらっています。まとめ今回、初めての五十肩で不自由な生活を強いられました。ヨガインストラクターの友人は五十肩になっていないということを聞き、やはり普段から体を動かすことが大事なのだと思いました。接骨院の先生から家でもできるストレッチを教えていただき、朝起きる前に布団の上で手足を十分に伸ばしてから起きるようにしています。加齢に伴い体の関節や筋肉が固くなってくるので、毎日のメンテナンスが大事だなと実感しました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著者/ラベンダーミント(57歳)子育てを終え、今は義母の介護と仕事に忙しい毎日を送る主婦。日々の楽しみは、おいしいものや体に良いものを見つけてお取り寄せしたり、趣味の手芸でかわいいものを手作りすることにはまっている。
2022年12月23日体は柔らかいほうですし、五十肩にはならないんじゃないか? とひそかに思っていました。しかし、53歳になる年になり、なんだか肩から腕にかけて、変な違和感を覚えるようになりました。やがて、ある方向に動かすと激痛を感じるように……。それでも、病院にはあまり行きたくない私は、「五十肩だからそのうち治るから」と家族に伝えたのですが、娘に「ちゃんと病院に行け!」と強く言われ、病院に行くことに。そこで診断されたのは……。★関連記事:四十肩の「やりがちNG」とは?肩が動かなくなることもある四十肩予防のために大切なこと【医師監修】肩に激痛!これも五十肩?1カ月ほど前から、肩に違和感を覚え始めました。ずっとパソコンに向かっていたせいなのか、肩を回したり、ストレッチをしても、不快な感じが拭えない毎日。友人も五十肩でかなり苦労していると聞いていましたが、友人のように腕が上がらないほどではありませんでした。そのうちこの違和感もなくなるだろうと思っていましたが、2週間ほど過ぎたころ、肩を動かした瞬間、激痛が走りました! 少しそっとしておけば、その場では痛みは治まりましたが、その激痛が起きる回数がだんだん増えていき、肩から腕にかけて動かすのが少し怖くなりました。それでも「五十肩は、病院に行かなくても、いつかは治る」と、人生の先輩方に聞いていたので、特に病院にいくこともなくそのまま放置していました。しかし、娘から「病院に行け!」と強く言われてしまい、渋々病院に行くことに。わが家の前に整形外科があるので、その病院に行くことにしました。エコーで肩に水と石を発見!?診察室で先生に症状と経緯を話すと、「なんでもないこともありますが、五十肩はレントゲンには映らないので、エコーで診てみましょうか?」と言われました。そんな大げさな! などと思いながら、痛みのある左肩を出して横になり、先生にジェルを塗られてエコーで肩をグリグリ。先生に「水がたまってますよ〜。ほら、石もここにあるし」とエコーの画面を見せられました。たしかに水の袋みたいなのと小さな石のような物が写っています。「ええ〜ただの五十肩じゃないの?」と少しショックでした。先生は「まれにこういう方もいますから」と言っていました。先生は「水を抜くのと同時に、痛みを取る薬を入れる治療をしますか?」と言うので私は腹をくくり、治療をお願いすることに。針を刺してから、グリグリと奥へ進んでいく針の感触がわかり、とても痛かったのですが、大人なので我慢……。先生が針を刺す前に「ちょっとちくっっとしますけど、ごめんなさいね〜」と言っていましたが、内心「絶対痛いやつだ!」と思っていたら思った通りでした。「よかったですね、病院に来ておいて! 大抵は、これで良くなると思いますが2週間後にまた様子を見ましょう」と先生から言われ、帰宅しました。2週間後に病院を再訪2週間後に病院に行き、診察室に入ると、早速先生が「良くなったでしょう?」と聞いてきました。「私もそう思ったので、病院に行く必要はないと言ったんですが、娘に『2週間たったんだから、病院に行って来なよ』とうるさく言われたので、病院にまた来ました」と素直に答えました。先生が「せっかく来たのだから、またエコーで診てみましょう」とまた、グリグリとジェルを塗られて、エコーで診ることに。すると「石がなくなってますよ〜わかります?」とやや興奮気味の先生に言われて、見てみると本当に石はなくなっていました。私は前回の治療で石はなくなりましたが、石を溶かすための薬の服用が必要な場合もあり、なかなか時間がかかる方もいると、先生に聞きました。「まあ、いずれにしても五十肩ですよ! 肩をよく回すようにしてくださいね〜」と先生に言われて渡されたのが、「肩痛教室」と書かれたなんだか古めかしいパンフレット。そのパンフレットには「五十肩とは、五十歳ごろに肩を中心に痛みが生じ、時に腕まで広がり、やがて治っていく状態」と記載がありました。現在では、一般的に「肩関節周囲炎」と呼ばれているそうです。以前の勤め先の歯医者の先生が「五十肩は、肩凝りがひどくなった状態だ」と言っていたので、五十肩は肩凝りがひどくなった状態だと、私は思っていましたが、どうやら違ったようです。私の場合は、五十肩でも水や石が肩にあったので、普通の五十肩とは違うかもしれないのですが、病院での注射治療のおかげで緩和されています。まとめ突然の激痛に初めは戸惑いましたが、早めに病院に行ったことで、痛みにも悩まされず過ごすことができています。再発防止のために、先生に言われた通り今後は「無理せず、肩を動かして温める」ようにしたいと思います。人生100年と言われる時代。この先もきっと、いろんなところが、ポンコツになってくると思いますが、のんび〜り過ごせたらと思う次第です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長・医学博士)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。イラスト/サトウユカ著者/takaramomo(52歳)2021年に歯科助手を退職し、現在はWebライターとして活動中。夫と生まれる前から反抗期の25歳の娘、宝物わんこの桃太郎くんが唯一の癒やし。好奇心旺盛なアラフィフゆえ寺・国内地理・城郭・日本茶・救急救命指導員・アマチュア無線など多数の資格を保持。
2022年11月22日手術宣告された激痛を劇的改善する整体サロン「腰痛・肩こり駆け込み寺」を運営する一般社団法人AKSテレ療法協会(所在地:東京都港区、代表理事:山内 義弘)は、頑固な肩こりや辛い腰痛を自身で解消できる「山内流セルフ整体(ナイツ塙さんとのコラボ)」を9月29日(木)にYouTubeチャンネル「腰痛・肩こり駆け込み寺」にて公開します。【肩甲骨はがし】瞬間60秒!ガチガチ肩が即効改善【ナイツ塙さんコラボ】URL: 駆け込み寺(施術後)のツーショット■公開の目的350,000人以上の登録者がいるYouTubeチャンネル【腰痛・肩こり駆け込み寺】に、超TOPお笑い芸人である「ナイツ」の塙さんにご出演いただき、腰痛や肩こりなど身体の不調に対して、ご自身で行うセルフ整体の重要性を面白おかしく説いてもらいます。これにより多くの方に山内流セルフ整体を伝授して、簡単な運動だけで100年を生き抜ける健康を手に入れていただきたいと思っています。■コンテンツの特徴(1) ナイツ塙さん出演(YouTubeコラボ)整形外科で診てもらっても、なかなか解決しない左肩の痛み。辛い症状で仕事にも支障をきたしていた塙さんが藁をもすがる気持ちで「腰痛・肩こり駆け込み寺」に駆け込んできました。(2) 山内流肩甲骨はがし五十肩、首や腰のヘルニア、自律神経の乱れ、腰痛、肩こり、ストレートネックなど、全ての原因は肩甲骨の凝り固まり。それをわずか60秒で根こそぎ解消できる山内流肩甲骨はがしを伝授しました!(3) はがし玉(セルフ整体goods)100,000症例以上の患者様を診てきた山内が開発した電動マッサージボール、「はがし玉」をナイツの塙さんが体感!再発予防、眼精疲労の改善など、デスクワークで疲れた体を簡単に解せるgoodsに感動いただきました。■「YouTube【肩甲骨はがし】瞬間60秒!ガチガチ肩が即効改善【ナイツ塙さんコラボ】」の概要URL : 公開期間 : 9月29日(木) 19:00~利用料金 : 無料公開円対応機種 : YouTube運営・企画: 一般社団法人AKSテレ療法協会■会社概要商号 : 一般社団法人AKSテレ療法協会代表者 : 代表理事 山内 義弘所在地 : 〒104-0067 東京都港区南麻布4-5-48 フォーサイト南麻布4階設立 : 2020年7月事業内容: 健康情報配信(YouTube、SNS)、健康情報講座企画・運営(セラピスト向け)資本金 : 100万円↓9/15より『はがし玉』クラファン開始中です! 総合URL : Twitter : YouTube : FBページ : FB個人 : Instagram: 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】一般社団法人AKSテレ療法協会 お客様相談窓口TEL : 050-6875-0153山内への直接相談の申込み: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月30日40代を過ぎると耳にし始める四十肩・五十肩の体験談。「大変ね~」なんて他人事のように聞いていたのに、ある日突然、自分の腕が上がらなくなった……、なんてことがあるかもしれません。肩が痛み、腕が上がらなくなると日常生活にも支障が出て大変ですよね。四十肩・五十肩を防ぐためにできることはあるのか、整形外科医の中村光伸先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長・医学博士)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。四十肩・五十肩とは?肩関節の老化に伴う炎症四十肩・五十肩は、肩関節、関節周辺の靱帯(じんたい)、筋、腱、関節包、滑液包が炎症を起こし、痛みで肩が上がりにくい状態になる疾患で、肩関節の老化に伴う炎症とのこと。「肩関節の老化とは、靱帯が硬くなったり動きが遅くなったりといった運動機能の低下のことを言います。筋肉、靱帯、軟骨などの質が低下するのです。四十肩・五十肩は呼び方が違うだけで同じものであり、年齢が40代、50代の人に多く出やすいので、そう呼ばれています。正式名は『肩関節周囲炎』です。基本的には30代でも60代以降でも発症する可能性はあります」(中村先生)肩凝りとの違いは?四方八方、肩を動かしたときに痛いのなら四(五)十肩四十肩・五十肩の典型的な症状には以下のようなものがあるそうです。[典型的な症状]手が上がらない夜間痛くて目が覚める寝返りができない四方八方、どの方向に動かしても痛い着衣の動作が痛いなど肩凝りは頭を支えている筋肉からくる痛みで、痛みの場所は首の周囲に。一方、四十肩・五十肩は肩関節から上腕にかけて痛みが起こるとのこと。また、四十肩・五十肩は夜間に痛みが強く出ることもあるそうです。「夜間に痛みが出るのは、肩甲骨と肩関節の角度が関係しています。平らな所に横になると、本来、肩は床から少し浮いている位置にあるため、重力で肩が床のほうに押され、肩関節に負荷がかかってしまいます。枕やタオルを使って肩や肘に負担がかからない体勢を作ってあげましょう」(中村先生)なりやすい人はいるの?普段、体を動かさない人のほうがなりやすい傾向が四十肩・五十肩ははっきりとした原因はわかっておらず、誰にでもなる可能性があるそう。では、なりやすい人の傾向などはあるのでしょうか。「事務職などあまり体を動かさない人はなりやすい傾向があります。肩甲骨の動きが悪いと発症しやすくなるからです。特にパソコン作業の際の姿勢が問題です。肩を前に出し、前傾姿勢になっている人が多いです。その状態を毎日7~8時間続けていれば、リスクは高まります。本来、肩の位置は耳の真下でなければいけません。普段から肩甲骨を寄せ、胸を開くことを意識しましょう」(中村先生)何科に行けばいい?整形外科を受診四十肩・五十肩になった場合、何科を受診したらいいのでしょうか。「手が上がらない、夜間痛がある、着替えが難しいなど、先ほど挙げた典型的な症状がある場合は【整形外科】を受診しましょう。我慢できる痛みだからと放っておくとより悪化する恐れが。また、自己判断で肩を動かす体操などをおこなうのはNG。炎症が起こっている筋肉を無理に動かし、悪化させることもあります。必ず専門医の診断に従っておこなうようにしましょう。治療は、薬で炎症と痛みを抑え、肩関節を動かす体操をおこなうことなどが基本になります。ほかの病気(腱板炎、腱板断裂など)の可能性もあるので、肩が痛んで動かせない症状がある場合は整形外科を受診して検査しましょう」(中村先生)四十肩・五十肩は放っておいて治るのを待った人もいるかと思いますが、放っておくと危険なことも…。「すべての関節は動かさないと退化してしまいます。四十肩・五十肩を放っておいて半年がたち、痛みは引いたけれど腕が少ししか上がらない、悪化すると肩がまったく動かせない、いわゆる凍結肩(フローズンショルダー)になることも。これを避けるためにも、症状が出たらすぐに受診するのがベスト。放っておかないで」(中村先生)予防するためにできることは?基本的な生活習慣の見直し・改善を「四十肩・五十肩は突然、何の前触れもなく起こるようなことが言われていますが、そんなことはありません。特に変わったことはしていないという患者さんが多いですが、よくよく聞けば日常生活の中できっかけになることが起こっています。例えばゴルフの打ちっぱなしに行った、などです。日々、筋肉や動きの質は落ちてきているのですから、あるときに耐えきれなくなって、【いつもおこなっていること】をきっかけに発症することがあります」(中村先生)予防や改善のためには、衰えていく筋肉や動きの質をできるだけ落とさないよう、次の3つのことに気を付けて生活することが大切とのこと。1)良質な睡眠を取る「十分な睡眠を取りましょう。パソコン作業をしているだけでも筋膜は壊れます。壊れた筋膜を修復するのは寝ているとき。睡眠が十分でない、質が悪いと壊れた筋膜を修復できず、質の低下が起こり、四(五)十肩が起こりやすい状態になってしまいます。また、筋肉もだら~んとゆるんだ状態になる時間が必要。睡眠は筋肉のためにもとても重要なのです。良質な睡眠のためには、朝起きる時間を一定にすること、朝、日光を浴びることが大切。体内時計をきちんと動かしてあげましょう」(中村先生)2) 自分の食生活を見直す「筋肉の修復にはバランスの良い食事が大切です。1日3食、バラエティーに富んだ食材をとりましょう。特にたんぱく質が足りていない人が多いので、積極的に摂取を。卵だけ、鶏肉だけなど1つの食材だけに偏ると摂取するアミノ酸にも偏りが出てきてしまいます。アミノ酸はたんぱく質の原料となるものです。さまざまな食材を食べ、多種多様なアミノ酸を摂取するよう心掛けましょう」(中村先生)3) ストレスをためない「ストレスは筋肉の可動域を狭めてしまいます。胸を開かず、縮こまった動きになってしまうのです。呼吸も、深い呼吸ができなくなります。ストレスをできるだけためない生活をしていきましょう」(中村先生)四十肩・五十肩予防のおすすめの体操四十肩・五十肩予防のための体操を、中村先生に紹介していただきました。●ゴリラ体操1)片手に500mlのペットボトル(中身入り)を持つ。もう片方の手はテーブルなどについて、上半身を少し前屈みにする。2)ペットボトルを持った手をダラーンと垂らし、円を描くよう動かす(筋肉を使って回すのではなく、重力を使い、肩を回すようにおこなう)。●棒体操1)1mくらいの棒状のもの(例えば、傘など)を横向きにし、上から両手でつかむ。2)両腕を伸ばしたまま、片方の肩には力を入れず、もう片方の腕の力だけで棒を頭上まで持ち上げる(すでに肩に痛みが生じている場合は、痛むほうの肩には力を入れないようにおこなう)。ポイントは、筋肉ではなく肩関節を動かすこと。力を抜いてやってみましょう。まとめ「放っておけば治るだろう……」と放置したり、「痛くても、動かしていれば治るかも」と、痛みをこらえて肩を動かす運動をおこなったりするのはNG。「放っておいたら治った」という体験談も多いようですが、肩に痛みがあるなら、まずは受診することが大切です。取材・文/相田佐知(44歳)ライター・編集者。鉄ヲタ男子2人の母。趣味は旅行(鉄道旅多め)、キャンプ。夢は「成田空港で行先を決めて旅行する」こと。著者/監修/中村 光伸先生光伸メディカルクリニック院長。医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。
2022年06月09日突然、左腕のひじが胸より高く上げられなくなりました。会社の上司から「自分が五十肩と診断されたときは、腕を上げるのに半年かかったよ」と言われ正直ビックリしましたが、病院に通ったら違っていました。私が診断された内容、若いときと同じと思っても無理だったことを実感したできごとを紹介します。突然、左腕が動かない!!いつもどおり朝起きて夫と自分のお弁当と朝食を準備し、身支度をして原動機付自転車で通勤と何事もなく出勤した日のことです。会社に到着して今日の段取りや予定を確認後、自分のデスクに座ったらなんと、左腕が上がりません。左腕が上がらないと感じますが、動かしてみると左ひじを上げると左肩付近に痛みがあります。自宅や通勤途中には左ひじを上げる動きをしなかったのか、それまでは痛みは感じませんでした。職場のデスクに座って棚のファイルを取ろうと思ったら、痛くて左ひじを上げられないことを実感しました。一度痛みを確認してしまうと、痛みが気になって仕事どころではありません。左ひじをどう動かしたら痛いのか具体的に確認開始です。左腕を下方向に伸ばし肩と平行になるように上げていくと、下45度くらいで左肩に激痛が走ります。前後左右どの方向にあげても同じくらい痛いです。前腕(腕のひじから手首までの部分)は上げても痛くありません。左ひじを上げなければ良いということがわかりました。ということは、手のひらは顔の高さまでは上がります。顔の高さより高いところはデスクの椅子から立ち上がれば何とかなりそうです。しかし、実際どこが痛いのかというとまだわかりません。とにかく、左の肩周りのどこかが痛いのです。痛い腕をかばいながら仕事を続行始業時間になり、いよいよ仕事開始です。不自由ながら仕事はできるのですが、左腕をかばうので動きが変なのでしょうか? 無意識にひじを上げてしまって「痛い!!」を連発していると、上司から「腕が痛いの? 五十肩?」と聞かれました。この「五十肩」という言葉のインパクトが強すぎてショックが電気のように体に走ります。どうして病名に年齢を入れるのでしょうか。上司も体験したらしい五十肩。その上司が言うには、「病院に行ったら五十肩って言われて電気治療や漢方薬をもらったけど効き目がなくてズーッと痛いままで、痛みがなくなるまで半年くらい痛かったよ。半年だったら早いほうらしいよ」とのこと。このまま半年もひじが動かなかったら仕事も家事もどうしようかと不安だらけです。就業時間は17時半まで、早退して病院に行こうかと思うくらい左肩がどんどん痛くなり、左ひじが上がらないことが不便。しかし、上司の話と左ひじを動かさなければ何とかなることから、就業時間までは仕事をすることを選びました。帰り、不安があるまま原動機付自転車にまたがりました。左ひじが前には行きますが45度は過ぎないようで痛くはありません。無事、自宅に到着できました。家事は本日休み、ごはんも残り物で何とか過ごし、お風呂にゆっくりと浸かることにします。左ひじを動かして左肩が痛いならお風呂で温めると良さそうな感じがしたのでゆっくり浸かり、明日は肩の痛みが治っているように祈り、早めに寝ることにしました。翌朝、左腕がまったく上がらない!翌朝、目覚めてビックリ! ベットから起き上がろうとすると、左腕が痛くてまったく動かせません!! 左ひじを体から離すと左肩に激痛が走ります。左手を動かさないようにかばいながら、やっとの思いで起き上がります。昨日は左ひじがまだ下から45度動かせましたが、今日はそんなもんじゃなく下から5度も動かそうものなら痛いのです。体から左腕が離れると痛いのですから仕事などできるはずがありません。身支度さえも大変で、着替えも顔を洗うのも歯を磨くのも右手だけです。右利きなので利き手が動かせることは、ありがたいのですが左手が動かせないことの不自由さを実感します。当然、朝の家事など何もできずに会社は休みをもらい、整形外科に向かうことにします。しかし、夫がどうしても外せない用があるので自力で病院に向かうことになりました。病院の診察で加齢のためと言われる整形外科に到着し待合室で待っていると名前を呼ばれ、いよいよ診察です。診察で症状を伝えると、先生が左肩の三角筋(肩を覆う筋肉)の付け根と上腕二頭筋(力こぶの筋肉)を軽く触ったのですが、それだけで痛みを感じました。そのときは五十肩だろうと思っていたので「長引くと嫌だな」と考えていました。診察時に先生より「何か特別なことをしませんでしたか?」と問われて、先週1週間は勤務先で書庫の整理をし、ダンボールの上げ下ろしをおこなったこと、書庫の整理は半年に1度の通常業務で今までは何もなかったことも伝えました。その後、いよいよレントゲンを撮り診断です。診断は「加齢による腱の炎症から来る痛み」。先生からは「加齢によって首や肩の腱が炎症を起こしているから無理しないでね」と言われました。さらに先生からは、「今までできたことでも筋肉が弱ってくる年齢だから無理しないように。筋肉の老化予防にストレッチすると良いよ」と念を押されました。このときは電気治療、首と肩のストレッチ、腱を柔らかくなる薬を処方していただき、その日の夕方には左手を.少し動かせるようになりました。まだ、完全ではないですが夕飯の用意や片付けなどはできるようになり左手を動かせることのありがたさに感謝。翌日までは違和感が残っていましたが1週間ほどでなくなり、通院も1回きりで終わりました。同じことを定期的におこなっていても、年齢が高くなるに従って無理ができない体になっていることを実感したできごとでした。まとめ今回は五十肩ではなかったようで長期戦にはなりませんでした。しかし、今までとおり通常業務をおこなっていただけなのに、加齢により腱が炎症を起こすことがあるなど考えたこともなかったのでショックを受けました。自分は若いつもりでも、体をいたわらなければならない年齢になっているのだということを実感しました。これからは、年齢を自覚し体に無理をさせないように行動していきたいです。でも、年齢を言い訳にできないことを増やすのは嫌なので、今回教えていただいたストレッチなどを継続して筋肉が衰えない努力をおこなっていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)★関連記事:「寝ていても痛みを感じるほど…」20年以上続いている首・肩凝りをラクにしてくれたセルフケア【体験談】★関連記事:「まるで鉄板!?」つらい首や肩の凝り改善のため、運動が苦手でも続けられて効果があったのは…【体験談】★関連記事:「ただの肩凝りで!?」眠れないほどの肩の激痛と頭痛が改善するまで【体験談】著者/kimiko♪(53歳)子どもたちも独立し、大人2人と猫3匹でゆっくりと田舎で暮らしている。健康状態は悪くないのか気が付いていないのか元気だが、肌と体の衰えに悩んでいる。
2022年01月18日人気マンガ家・イラストレーターの和田フミ江さんがステキなおばあちゃんを目指すマンガ連載「ときめけ!BBA塾(ばばあじゅく)」第103話。今回は、突然起きた腕の不具合について、とある症状が頭をよぎった和田さんでしたが……。★前回:「ケチケチせず早く使えばよかった」大事にし過ぎて気付けば7カ月が経過したものとは #ときめけ!BBA塾 102以前勤めていた会社の先輩が「四十肩で肩が痛くて腕が上がらない」とよく嘆いていました。そのときは「大変だなあ」と他人事のように聞いていましたが、ついに私にも似たような症状が……。ある日、急に腕を後ろに引くと上腕が痛くなるようになり、湿布を貼っても治らず、今も困っています。夫に「四十肩だ」「いや、五十肩だ」とからかわれるたびに、「いや肩じゃなくて、腕だから!」と言い続けてきましたが、どうやら腕を後方に回せないというのも症状の一つのよう。うっすら「もしかしたら四十肩かも」と思ってはいたんですけれどね……。年をまたいでもさっぱり良くならないので、近々病院へ行く予定です。もし、いわゆる「四十肩/五十肩」と呼ばれる関節痛だったとしても、あと4年ほどは「これは四十肩!」と主張していこうと思います(涙)。★関連記事:「股を開くのは気まずい…」40代熟女、VIO脱毛をお試ししたくなるけれど… #脱毛編 #熟女系 29★関連記事:「私の物なのに!」実家暮らしの中年独女と老いた母が繰り広げる争奪戦とは!? #くそ地味系40代独身女子 40★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/和田 フミ江(46歳)イラストレーター・漫画家・二児の母。女偏差値43。極度の運動不足・シミ・シワ・白髪・腰痛・片頭痛などなど問題山積みで、ネタに困る気がしない。「ステキなおばあちゃん」を目標に、これから頑張ります!
2022年01月06日2年前、なぜか右肩のあたりが痛くなり、冷蔵庫の上の段から物を取ることが難しくなったり、重い物を右手で持つことがつらくなったりしました。整形外科に行くと五十肩との診断を受けたものの、指示されたストレッチはそんなに効果を感じず、通院することもなくなりました。このまま五十肩は治らないのだろうと思っていたのですが、この夏症状が改善し、腕が昔のように上げられるようになったのです。右腕が痛みで上がらなくなり整形外科へ私がまだ47歳だった2年前、右腕が痛くなったのは突然のことでした。何をしたわけでもないのに腕が肩より上に上がらなくなり、肩に激痛が走るようになりました。急いで整形外科に行くと、先生に「五十肩ですね」と診断されたのですが、しばらくはストレッチはせず様子を見ましょうと言われ、できるだけ右腕を使わない生活が始まりました。こんなに痛いなら、もしこれで左腕まで突然五十肩になったら、家事どころか何もできなくなる……。不安になって先生に相談すると「五十肩はなぜか片方の腕だけに起こりがちで、両腕ともに五十肩になったというケースはあまり知りません」とのこと。ただ、利き腕なだけに不自由も多く、上の棚に入っている物や冷蔵庫の上の段の物も、すべて左腕で取る毎日が始まりました。ストレッチは半年でギブアップ整形外科へは定期的に通院して、初診から3カ月ほどたったころに先生から次の指示が。「そろそろストレッチをしていきましょう。腕をまったく動かさないと、余計に動かなくなる」とのことで、ストレッチを開始しました。腕を真っすぐ前に上げたり、横に上げたりするような簡単な動きでしたが、右腕を動かすたびに激痛が走り、ストレッチも思うようにできません。最もきつかったのは、夜にベッドに横になったときです。体勢によって右腕が変な角度になると肩にズキッという痛みが走り、ゆっくり寝られるどころの話ではありませんでした。五十肩がラクになる枕やグッズをネット検索しましたが、これはというものにも出合えずそのままに。継続が大事だろうと思っていたストレッチも効果が感じられないと苦しいもので、頑張ることをやめ、整形外科への通院もフェイドアウト。腕を上げる作業は左腕だけを使う生活になっていきました。気が付いたら腕の痛みが和らいでいたストレッチをしなくなってからは「右腕は痛いから使わないもの」として自分でも認識していたため、右腕の代わりにすべて左腕で作業をしていましたし、不自由さが当たり前になっていました。ですが今思えば、ベッドで寝ると激痛が走るというつらい状況は、最初の診断から1年後には感じなくなっていたような気がします。それ以後もストレッチをせず、右腕を多用しない生活を続けていた私。「あれ、いつの間にか五十肩が改善しているかもしれない!」と思ったきっかけは、この夏のワクチン接種でした。利き腕とは反対側の左腕に筋肉注射をしてもらい、注射のせいで左腕が1日2日上がらなくなりました。「この感じ、右腕の五十肩の症状となんだか似てる……。左腕も上がらなくなったら両腕使えないじゃない!」と思ったのですが、重くて上がらない左腕の代わりに右腕で作業をしてみようとしたときに、前より右腕の痛みが改善し、ラクに上げられるようになっていることに気付きました。まとめ五十肩の診断を受けたてのころ、同じく五十肩に悩んでいた友人が「しばらくして突然改善した」という話をしていたことがありました。しかし、そんな話を聞いても「いきなりこの痛みがなくなることなんてある?」と思うほど私の痛みは激しかったのです。もうこれで右腕が自由に使えなくなるのか……と、ひどく落ち込んだことを覚えています。ところが2年たってようやく、完全ではないものの右腕の可動域の広がりを感じた今年の夏。右腕を上げずにいた時間が長かっただけに、まだ上げるのは怖いけれど、冷蔵庫の上の段の物を取ることが昔ほど苦ではなくなりました。ワクチンの副反応による左腕の筋肉痛も治まり、両腕が使える喜びを感じているここ最近です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)イラスト/サトウユカ★関連記事:「ああ、懐かしい…」五十肩デビューしてわかったこと #五十路日和 18★関連記事:「妙におならが出る…」まさかの部分の筋力が衰えた結果!? #アラフィフの日常 36★関連記事:「わかる~」夫に五十肩先輩としてイキイキ話す #アラフィフの日常 12著者/みやまこ(49歳)夫と小学生2人、物忘れがひどくなりつつある実母との生活。高齢で産んだ子どもはまだまだ手がかかる、母は毎日同じことを聞いてくる、夫は「かまってちゃん」でてんやわんやのワンオペ状態。最近めっきり疲れやすいし、作業効率も落ちてきているし、目はしょぼしょぼで白髪もしっかり。家族に隠れてお菓子を食べながらサスペンスドラマを見ているときだけが唯一の休息。
2021年10月11日インスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガをご紹介します。今回は、五十肩になったときのお話。毎日の生活でするのがつらくなったことが結構あったようで……。★前回: 「おっさんと若者では違う!?」男性がパンツに求めるものって? #五十路日和 17こんにちは、孫ラブのおばちゃんのおーちゃんです。ある日、肩の痛みで目が覚めて、五十肩デビューをしました。五十肩になってみてわかったのですが、服を脱いだり、洗濯物を干したり、頭を洗ったり、孫を背負ったり、背中をポリポリかいたり……。そんな日常の動作がつらい!老化現象はやむを得ないですが、五十肩は日ごろの運動不足も原因になるとのこと。現在はリハビリで回復しましたが、気を付けたいな、と思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★ウーマンカレンダー連載マンガ★関連記事:「40代がすると痛い?」挑戦して正解!明るくおしゃれに #ときめけ!BBA塾 94★関連記事:「マジあってよかった…!」歯列矯正中、歯抜け中年女のための神アイテム #くそ地味系40代独身女子 27著者/おーちゃん(52歳)孫ラブおばさん。10歳年上の夫と2人暮らし。長女(29歳)、次女(27歳)、長男(24歳)の3人の母親で、6歳の孫を溺愛中。Instagramとブログで家族の話を更新中。ブログ「娘ときどき孫日和~子離れ奮闘記~」。Instagram:@ohchan_65
2021年10月01日イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんは、アラフィフ女子の日常についてマンガにされています。思わず共感したり、笑ってしまうマンガばかり。今回は五十肩になった夫に、五十肩の先輩としてついイキイキと話してしまったときのエピソードをお届けします!夫が五十肩になりました。私も2年前ぐらいに五十肩になりました。そのとき整形外科を受診して、先生に五十肩についていろいろ教えてもらったこともあり、痛みのピークとか、どういう動きしたら痛いとかわかるがゆえに、ついイキイキと五十肩のことを夫に語ってしまうのです。つい先輩ぶって「あー、痛いよねー!」と訳知り顔になってしまってごめん!でも、ホント五十肩は時間がたって気付いたら治っているというパターンが多いみたいだから、私はそれまでは症状に合わせた軽いストレッチしたり、お風呂で肩を温めたりしていました。夫よ、あともう少しなんとか耐えてー。
2021年05月29日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第10話。今回は前回に続いて四十肩について。痛めた肩をかばっていたら、なんと……。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。前回、第9話で何もない日にいきなり右肩を痛めてしまった私。今回は、その続きのお話です。右肩が痛いということで、何をするにも右肩をかばう生活が始まりました。重いものは左手で持ち、服の脱ぎ着も左手でしました。毎朝の日課であるラジオ体操は、左肩だけ動かして右肩は極力動かさないように気を付けておこないました。そんなある日、今度は左肩が急に上がらなくなったんです……、が〜ん!幸い、右肩の症状は少し和らいでいたのですが、左も右も同時に動かせないのは生活に支障があるので、連日、湿布を貼って何とかやりすごしていました。すると、今度は湿布を貼った場所がかぶれてきたんです。しばらく湿布が貼れないほどにガッツリと真っ赤っ赤に。肩が痛いのに湿布も貼れない日がくるなんて夢にも思いませんでした。次から次へと形を変えて襲ってくる老化スパイラル……。あと1年半くらいで50歳になる私、これからこの老化の波は加速するのでしょうか?近所の焼肉屋さんは50歳になると食べ放題が310円安くなるからと、50歳を楽しみにしてる場合ではない気がしてきました。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)【駒形先生からアドバイス】湿布薬でかぶれた場合は、鎮痛作用のあるクリームを使用するのもおすすめです。市販もされています。また、片方の肩が痛い場合、痛いほうの肩をかばうと体全体がゆがむ原因になるので、痛みが長引くようなら鍼灸、整体などに行くことも検討しましょう。
2021年03月29日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第9話。今回は四十肩について。ある日突然、いきなり肩が上がらなくなり……。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。あるご機嫌な夜。いつもどおりお風呂に入り、いつもどおり髪を洗っているとき、いきなり肩が上がらなくなりました。突然のことに戸惑いつつも、とりあえず、残りのシャンプー&コンディショナーを終わらせて湯船に浸かりながら、その日の昼間に何か肩を痛めてしまう動きをしたかどうかを思い返してみました。朝起きて、子どもたちを送り出したあと、ダラダラと朝ごはんを食べて、ダラダラと仕事をして、ネットフリックスを見ながらダラダラとランチを食べて、またダラダラと仕事をして、晩飯を作ってダラダラと食べて、いつもどおりお風呂に入ったという1日でした……。そうなんです。肩を酷使するようなダラダラではない動きは一切なかったんです。忘れっぽい性質の48歳ということもあり、もしかしたら、昼間にすっごく肩を酷使したことをすっかり忘れてしまっている可能性もゼロではないのですが、思い当たる節がまったくありませんでした。これがウワサの四十肩か……。いや、48歳だからどちらかと言えば五十肩か!?と超ショックを受けました。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2021年03月28日更年期に入ってからというもの、白髪や老眼などの老化現象に悩んだり、さまざまな体の不調にさいなまれたりしながら、憂うつな毎日を過ごしてきました。なかでも、最近経験した症状は強烈でした。左肩から腕にかけて原因のわからない激痛に襲われたのです。それは、これまでの人生で経験したことのないほどの痛みでした。私がその痛みに打ち勝つためにおこなったことと、現在の状態についてお話しします。突然の激痛!左肩が動かないいつものようにスーパーで会計を済ませ、買い物袋に品物を詰め終えた直後のことでした。「さあ、帰ろう」と買い物袋を左手で持った途端、左肩に激痛が走ったのです。思わず「痛い!」と大声を上げてしまいました。周りの買い物客が皆私のほうを振り返って見ています。いたたまれなくなった私は、急いで右手に荷物を持ち替え車に向かいました。家に戻り左腕を恐る恐る動かしてみると、自分の物であるはずの左腕が別の独立した物体のように自由に動かせません。これで私のはつらつとした人生は終わってしまうのだろうかと思うと、切なくてショックでした。あまりの痛みと自分の体が思うようにならないもどかしさで涙を流す日々が続きました。整形外科での治療を開始したものの…激痛に涙しながらもなんとか自然に治癒することを期待しているうちに日にちが過ぎていきました。しかし、痛みは一向に引かず、発症後約3カ月たったころ、痛みの原因を突き止め治療をするために整形外科を受診しました。レントゲンや診察の結果、いわゆる五十肩(肩関節周囲炎)と診断され、痛み止めの服用と、週に1回ずつ理学療法士によるリハビリテーションを受けることをすすめられました。そして、リハビリと服薬による治療が始まったのです。リハビリでは理学療法士の指導のもと、温熱湿布や軽い筋トレをおこないました。そのかいあって約2カ月後には、症状はわずかに緩和されたように思えました。しかしある日、激痛が再発。医師に別の治療を求めたところ「今おこなっている治療のほかは痛み止めの注射しか残されていない」と伝えられました。さらに「このまま放っておくと、関節が硬くなり正常に動かなくなってしまう拘縮(こうしゅく)という状態に陥ってしまうだろう」と付け加えられました。ホットヨガと糖質制限で症状が緩和医師に告げられた拘縮という言葉は、ちょっと前まで体が自由に動いていた私にとって絶望的な響きでした。いてもたってもいられない気持ちになり「自分でできることをしてみよう」と思いました。そして、人生で最高に肥えて重くなってしまった体が少しでもラクに動くように「筋力を付ける努力しよう」と決意し、休会していたホットヨガ教室に再び通い出しました。かつては週に2回ずつ通っていたホットヨガでしたが、再開してからは毎日通うようにして徹底的に自分の体に向き合いました。再開当初はヨガのポーズをまともに取ることもできず悔し涙を流しましたが、筋力を付けるために頑張り続けました。同時に体が軽くなるように糖質制限をおこない、減量につながるような食生活に変えてみました。それから約2カ月が経過した現在、約3kgの減量に成功。また、そのおかげもあるのか体が軽く動かしやすくなって、日常生活に支障がないほどに痛みは軽減され、まったく痛み止めを服用せずに過ごしています。まとめ今は肩の痛みが軽減しただけでなく、筋力が付き体重が減ったことで、体全体が軽く動きやすくなりました。私は今回のできごとを通じて、体が自由に動かせるありがたさをしみじみ感じました。これからも加齢に伴う体の変化に負けずにはつらつと暮らしていけるように、ホットヨガをはじめ、日常生活のなかで体をいたわるためにできることはしていこうと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年10月06日四十肩・五十肩などの肩の痛みで悩んでいる人の中には、いろいろと試している人も多いでしょう。・肩に湿布を貼る。・肩に電気を流す。・肩のマッサージをする。それでも、なかなか症状が改善せず、ちょっとした動作で痛みが出ると「何をやっても治らないんじゃないか」と思ってしまうかもしれません。『整体院-和-KAZU』の迫田和也先生がその可能性を『五十肩・四十肩の本当の原因』という動画で説明しています。四十肩・五十肩の根本的な原因は、肩ではなく意外な場所のようです。まずは動画をご覧ください。四十肩・五十肩を発症するメカニズムによると、パソコン作業や家事、育児など年齢に関わらず日常的に行う動作で発症する可能性があるようです。四十肩・五十肩といえば40代から50代に多い病気だと思っている人もいるでしょう。自分は大丈夫と考えずに、対策することが大切なのかもしれませんね。背中に腕が回らない!四十肩・五十肩にできるセルフケア方法紹介腕を上にあげると痛い人必見!四十肩・五十肩のセルフケア方法とは?気になる方はぜひ!動画を作成している迫田和也先生が院長を務める整体院『整体院 和-KAZU-』。気になる方は、こちらの公式ウェブサイトで詳しい情報をご覧ください。『整体院 和-KAZU-』公式ウェブサイト[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年07月14日