ベイビーブーと五木ひろし(左から3番目)5人組コーラスグループのベイビーブーが16日、東京・浅草公会堂にて「ベイビーブー コンサート2023~春爛漫!響け5人の歌声~」を開催。春の童謡、唱歌や、浅草、東京にちなんだ歌謡曲からポップスといった幅広いジャンルの名曲を持ち前のアカペラコーラスで披露し、満員御礼となった1000人の観客を魅了した。4年ぶりとなった同ホールでのコンサートに対し、リーダーのユースケは「僕らは“武道館での1万人の大合唱”という目標を掲げ活動しています。4年前に行ったこの浅草公会堂でのコンサートで、その夢への手ごたえを強く感じていたのですが、直後にコロナ禍となったことで『声を合わせる』コーラスグループとしてもそうですし、お客様とも『歌い合う』というスタイルの僕らを取り巻く環境が大きく変化しました」と振り返った。コンサートやスポーツ観戦における感染対策の緩和により、この日のコンサートでは、彼らの持ち味でもある観客と共に歌い合う“歌声喫茶スタイル”も復活。歌詞の先読みで観客をリードし『高校三年生』『野に咲く花のように』などで歌声を響かせたが、「僕らメンバーもそうですが、お客様もみんなで歌いたかったということを感じ、やっとこの日が来たという感動を味わいました」(ユースケ)と、観客と声を合わせて歌えたことへの喜びを語った。また、彼らが出演する音楽番組「人生、歌がある」(BS朝日)の司会を務める五木ひろしがスペシャルゲストで登場し、ベイビーブーのコーラスによる『ラブユー東京』や、五木自身が初めて歌ったという童謡『山寺の和尚さん』を声だけで表現するアカペラコーラスで披露し会場を沸かせた。この日、コロナ禍によって奪われた“声を合わせる”というスタイルを取り戻した彼らは、「楽器を使わない僕らのアカペラスタイルは、お客様の歌声もあって一つのコンサートになっていると思います。コロナで少し遠回りをしたかもしれませんが、“泣いて笑って元気になる”という僕らのステージテーマと共に、これからもう一度“武道館での1万人の大合唱”という大きな目標に向けて進んでいきたいと思います」(ユースケ)と、今後への意欲を語った。<コンサート情報>「ベイビーブー コンサート2023~ナンバー1を歌い継ぐ~」会場:埼玉県 大宮ソニックシティ 小ホール日時:2023年7月9日(日)13:00開場/13:30開演料金:5,000円(税込)*全席指定各プレイガイドにてチケット発売中問い合せRo-Onチケット047-365-9960ベイビーブーのコンサート情報はオフィシャルサイトベイビーブー Baby Boo オフィシャルウェブサイト : 商品情報2022年2月9日 発売「別れの曲 / 列車にのろうよ」ベイビーブーデビュー20周年記念シングル「別れの曲/列車にのろうよ」発売中ベイビーブー両A面シングル「別れの曲 / 列車にのろうよ」定価:¥1,500(税抜価格 ¥1,364)TECG-15132<収録内容>1. 別れの曲原曲:Frederic Chopin 作詞:ans.編曲:夢見クジラ2. 列車にのろうよ作曲:都志見隆作詞:松井五郎 編曲:都志見隆・久下真音3. みんなのメロディ作曲:若松健治作詞:若松健治コーラスアレンジ:瀬川忍4. 別れの曲 カラオケ5. 列車にのろうよ カラオケ■各音楽配信サービスにて配信中 ■商品情報はこちらベイビーブー / TAKUMI NOTE : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月17日浄土真宗の開祖として仏教を広めた親鸞聖人の誕生850年記念の今年、五木寛之の人気シリーズ小説『親鸞』を原作に初めて舞台化。平安末期、動乱の京都に生まれた親鸞の青春の物語を描く『若き日の親鸞』だ。不遇の環境に生まれた少年が、数々の修行や人々との出会いを経た先に、待ち受けるものとは…。後に親鸞となる主人公には松竹新喜劇の藤山扇治郎、その妻となる女性には元宝塚歌劇団の娘役で元“うたのおねえさん”のはいだしょうこ、そして主人公をつけ狙う黒面法師役に須賀貴匡ら、多彩なジャンルの出演者が結集した。今回はこれまでにない大悪役を演じる須賀、稽古を控えて意気込みを語った。「若き日の親鸞」 チケット情報今でも“仮面ライダー龍騎”の熱いファンが多い須賀。舞台でも活躍中で、関西には2022年の「薔薇と海賊」以来の登場となる。今回オファーを受けて「まさか南座さんに呼んでいただけるなんて」と驚いた。南座は、2004年公開の映画『娘道成寺蛇炎の恋』の撮影で初めて南座の舞台に立ち「いつかこの舞台で芝居ができたらと常々思っていたので、とても光栄です」。今回の共演者は全員が初対面だ。「いろいろな出自の人たちの演技に触れて、自分がどう変化していくかが一番の楽しみ」と話す。演じるのは、後に黒面法師となる伏見平四郎の17歳から42歳まで。フィクションの役で「親鸞聖人とは対極にいる欲の塊で、世の中の悪を一手に引き受けているような極悪人。原作より濃厚に描かれています」。得度し範宴(はんねん)となった主人公を陥れようと暗躍する。「人間の中に誰にでも潜んでいる悪を集約させたのが僕の役ではないかと。どこまで膨らませることができるか楽しみです」。また作品は「テンポもいいし、力強く壮大な物語。そして、人間の悩みや葛藤など本質的な部分を知りたい思いは何百年も前から変わらないんだという印象を強く受けました。今、戦争や分断された世界と言われる時代に、この作品をやることはすごく意味があるのではないかと捉えています。若い人たちにも、人間はなぜ争うのか、人間の平等とは果たして何なのか。そういうものを少しでも持って帰っていただけたら」。20代の頃は京都の撮影所に長く滞在し、自転車で好きなお寺巡りをしていた須賀。「物語に出てくる地名やお寺、鴨川、比叡山が実際にすぐそこにあるので、京都で上演する意味も大きいと思います。僕も行きたいですもん(笑)。お客様にもそんな楽しみを持って来ていただけたらうれしいです」。公演は、4月10日(月)から29日(土)まで、南座にて。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2023年04月06日飯豊まりえ主演「オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~」第6話が8月11日オンエア。ゲスト出演した尾上寛之の演技に「鬼気迫るお芝居でヒリヒリする」「変化する様が凄かった」などの声が殺到、ラストで感情を失ったはずの紫織が見せた涙にも注目が集まっている。15年前、両親が殺害されたのをきっかけに人の感情が“色”で見える特殊な力を持つようになった女性刑事と、表向きは警視庁から飛ばされてきたことになっているが、実は彼女やその上司を監視する命を受けている男性刑事がバディを組んで、目に見えない感情から凶悪事件の深層に迫る新感覚の刑事サスペンス作品となる本作。人の感情を色としてみることができる心野朱梨を飯豊さんが演じるほか、父親でもある平安からの指示で動いている風早涼に浅香航大。風早が内偵を進めている朱梨の上司・雲川幸平に山中崇。朱梨の両親が殺害された事件の捜査に関わり、その後も朱梨と接点がある次期警察庁長官候補の平安衛に船越英一郎。事件に遭ってから感情を失い廃人のようになった朱梨の姉・紫織に松井玲奈。紫織の主治医・甲本祐希に臼田あさ美といったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。小野寺(片桐仁)の目に両親を殺した犯人と同じ色を見た朱梨は精神的に不安定になる。そんななか朱梨と風早は人気華道家・円山(尾上寛之)の取調べを行う。交通事故を起こした円山の車のトランクから大量の血痕と血の付いたナタ、スコップが発見され、彼は誰かを殺して遺体を埋めたものと思われた。しかし円山は記憶を失っていて、自分が殺人を犯したのかどうかも分からない状態に。朱梨は彼の目から“不安”を表す薄い緑色を見る。円山が事故の前に最後に電話をした相手が、ゴシップ系動画配信者のヒシちゃんこと菱田だったと判明するが、菱田とは連絡がつかず、円山に殺されたのは菱田ではないかと思われた。3年前に菱田は円山の不倫を暴露、その結果円山は仕事も家庭も失い、脳梗塞にまでなっており、円山が菱田を殺したいほど恨んでいてもおかしくはなかった。その後、円山は自分が殺したと自供するが、遺体を埋めた場所については口を閉ざし続ける。一方、朱梨たちの調べで遺体が発見される。遺体には刺し傷とは別に首を絞められた跡があり…というのが今回の物語。取調室で朱梨のパステルを食べてしまうなど、狂気的なまでの演技を見せた円山役の尾上さんに「鬼気迫るお芝居でヒリヒリする…!やっぱり凄い役者さん」「尾上寛之さんの演技の凄まじさに涙が止まらなかった~」「オクトー拝見してるのですが演技すごすぎます…!!!」「気味の悪い容疑者の顔から傷ついたひとりの人間であり敬愛される華道家の顔へと変化する様が凄かった」などの声多数。また病室を見舞った朱梨が「お姉ちゃんの感情は必ず取り戻すからね」と声をかけた後、ラストで見せた紫織の涙にも「最後のお姉ちゃんの涙はー?ますます目が離せません」「感情を失ってるお姉ちゃんから涙が…」「泣いた。涙の意味は…」など多くの視聴者が注目している。【第7話あらすじ】清掃員の川瀬洋和(ベンガル)がビルの屋上から転落死。同僚の清掃員・成海道子(室井滋)が逮捕される。道子が川瀬を突き落とすところを見たという目撃者の証言もあった。朱梨と風早に道子は「私が殺しました」と自供する。朱梨は道子の目を見てもパステルを手に取らない。道子から感情がまったく読み取ることができなかったからだ…。「オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~」は毎週木曜日23:59~読売テレビ・日本テレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年08月12日昨年、現在の芸名におけるデビュー50周年を迎えた五木ひろしが、東京・明治座で昭和歌謡の“五大作曲家”を演じる。若手歌手への熱血指導を通じて昭和を彩った音楽の魅力を紐解く『五木ひろし劇場』の構想を、五木本人とゲストの市川由紀乃に聞いた。新春『五木先生の歌う!SHOW学校』舞台版が新型コロナウイルス感染症の影響で公演延期となり、明治座での座長公演は約2年半ぶりとなった五木。「リベンジでもよかったのですが、仕切り直して別の企画を」と考えるようになった背景には、「後進にチャンスを与えたい」──という想いが滲む。その想いが色濃く現れるのは、遠藤実・吉田正・船村徹・服部良一・古賀政男が生み出した楽曲を2日ごとに紹介する「第一部:不滅のメロディ 昭和の五大作曲家を歌う」だ。ゲストは各作曲家がつくった楽曲をレパートリーとする歌手になって、五木演じる作曲家からレッスンを受ける。五木は「たとえば僕が遠藤先生を演じる時、由紀乃ちゃんは山本リンダになって『こまっちゃうナ』を歌ってもらうの」と横にいる市川に語りかける。「遠藤先生がヒットに恵まれず困っていた頃、リンダちゃんを預かって。彼女がレッスン中に発した“リンダ、困っちゃう”という言葉にピンと来て生まれたのが『こまっちゃうナ』だったんです」と五木。芸歴が長いだけあって、作曲家と歌手の間に生じたエピソードが頭の中に数多く入っているという。「歌の背景を“知っている”のが僕の大きな武器」「台本をつくらずアドリブで先生方の偉業を観客の皆さんと共有できたら」と笑う。回によって内容も異なるそうだ。五木渾身のアドリブを受ける市川は、回によって島倉千代子や美空ひばりにも扮する。市川は「名曲誕生の瞬間が形になる。これをエンターテインメントとしてお客様に届けることを第一に考える五木先輩も偉大です」と述べ、「名だたる歌い手の方になることで、私の中に眠る引き出しがまたひとつ開く予感がしています」「五木先輩に感謝しながら、全力でアドリブに応えられたら」と意気込んだ。名曲の歴史を紐解く第一部は、若手にとって歌の本質を掴む格好のレッスンになるだろう。五木は「僕が可能性を感じる子たちに声をかけた」と隣にいる市川をはじめ、ゲストの朝花美穂、辰巳ゆうと、新浜レオン、ベイビーブーに華を持たせる。そんな彼らの新曲やデビュー曲を中心に届ける第二部で、五木は司会に徹する。第三部は五木のワンマンステージ。5月25日(水)にリリースされる新譜「北前船」をラストに歌って盛り上げ、「勇ましい気持ちでお帰りいただけたら嬉しいです」と構成を明かした。公演は、5月13日(金)~22日(日)に東京・明治座にて。チケットぴあではチケット販売中。取材・文:岡山朋代
2022年05月11日毎日新聞出版株式会社は、今年100周年を迎えた週刊誌「サンデー毎日」連載中の「ボケない名言」をまとめた書籍『折れない言葉』を2022年3月26日に発売いたしました。『折れない言葉』書影/「サンデー毎日」創刊100周年記念号表紙90歳を迎えた作家・五木寛之さんを支えてきた数々の「名言」を一冊にまとめました。五木さんは、心が折れそうになった時、何もかも投げ出したくなったとき、役に立った言葉は、世の中にあふれかえる月並みな格言、ことわざが多かったといいます。身近な言葉を作家がどう解釈し、どのように糧にしてきたのか、読みどころのひとつです。さらに古代中国の思想家、旧友の作家たち、読書で発見したもの、仏教の言葉……さまざまな言葉が登場します。どれも五木さんの実生活のなかで実際に役立ったものばかり。名言をめぐる、励ましにみちたエッセー集です。3月29日発売の『サンデー毎日』4月10日号では、創刊100周年記念特集を掲載。小宮悦子さん、森村誠一さん、吉行和子さん、西原理恵子さん、野田聖子さん、徳岡孝夫さん、阿木燿子さん、立木義浩さんらから届いた「サンデー毎日に言いたい!」を掲載しています。また、五木寛之さんの特別インタビューも掲載。五木さんは「週刊誌というのは新聞と一線を画するべきだと思います。なにくそというエネルギーの元になる。もっと行儀が悪くていいんじゃないですか(笑)」とエールを送ってくれました。著者近影【著者プロフィール】五木寛之(いつき・ひろゆき)一九三二(昭和七)年九月福岡県生まれ。幼少期を朝鮮半島で過ごし四七年引揚げ。五二年早稲田大学入学。五七年中退後、編集者、作詞家、ルポライター等を経て、六六年『さらばモスクワ愚連隊』で第六回小説現代新人賞、六七年『蒼ざめた馬を見よ』で第五十六回直木賞、七六年『青春の門』筑豊編ほかで第十回吉川英治文学賞、二〇〇二年、第五十回菊池寛賞、〇四年、第三十八回仏教伝道文化賞、一〇年『親鸞』で第六十四回毎日出版文化賞特別賞受賞。『朱鷺の墓』『戒厳令の夜』『蓮如』『風の王国』『大河の一滴』『他力』『天命』『林住期』『人間の関係』『下山の思想』『孤独のすすめ』『眠れぬ夜のために』など著書多数。【書籍情報】タイトル:『折れない言葉』定価 :1,540円(税込)判型 :新書変型、上製ページ数:240ページISBN 978-4-620-21735-8◆『サンデー毎日』連載書籍化、続々発売中『科学のトリセツ』『コレは、アレだな』『幸福幻想 うさぎとマツコの人生相談』書影『科学のトリセツ』元村有希子(毎日新聞科学環境部部長)『コレは、アレだな』高橋源一郎『幸福幻想 うさぎとマツコの人生相談』中村うさぎ、マツコ・デラックス 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月29日株式会社マガジンハウス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:片桐隆雄)は、2022年1月27日に「マガジンハウス新書」を創刊します。第一弾はこちらの2冊雑誌のような発想で「新書」をつくりました!2022年1月27日、「マガジンハウス新書」を創刊します。情報の鮮度やデザインにもこだわり、雑誌的なアイデアで“今”を切り取ります。雑誌的発想とは、情報の鮮度や深度、こだわり、センス、独特の世界観。極上のエッセイから、ビジネス、健康、料理、スポーツ、カルチャーまで、日々の暮らしや仕事に役立つ、人生が豊かになる、知的好奇心を刺激する――マガジンハウスらしい、POPでカジュアルな新書を目指します!「マガジンハウス新書」第1弾はマガジンハウスにゆかりのあるお二人の作品から!■マガジンハウス新書001五木寛之『捨てない生きかた』捨てる身軽さよりも、捨てない豊かさを。「コロナ以後の新時代」を生きる逆転の発想!『平凡パンチ』で「青年は荒野をめざす」という小説を連載していた五木寛之さんが、「マガジンハウス新書」創刊のために書下ろしたシン(新/深/真)・エッセイ。人生には、ひとりぼっちになることが必ずあります。しかし、モノにあふれた部屋に入れば大丈夫。「ガラクタ」という強い家族、強い味方がいるからです。また、「捨てない」というのは、単にモノを捨てないということではありません。「過去」を捨てない、「人」を捨てない、心を捨てない――すべてを含めて「捨てない」と表現しているのです……。著者自身の「捨てない生活」から、仏教の「捨てる思想/捨てない思想」、「この国が捨ててきたもの」までを語り、モノを捨てることがブームとなっている現代社会に一石を投じます。人生の後半生は、モノに宿った【記憶】とともに生きる黄金の時代なのです!■マガジンハウス新書002松浦弥太郎『新100のきほん 松浦弥太郎のベーシックノート』現在『クウネル』で「大きな山をこえるとき」というコラムを連載中の松浦弥太郎さん、超一流の会社社長も愛読していた「きほんシリーズ」待望の初新書化!【幸せを比べない。真似ることをしない。】【こつこつと、貯めるのは信用。】【自分のものにしない、預かる心で。】【ひとつでも多く、人と人を結ぶものを。】【それで人は幸せになるのかと考える。】【さかさまにも考えてみる。】【その場にいない人の話をしない。】など……。著者がきほんとして書き出し、普段から意識している100項目と、仕事に関するきほん100項目に加え、新書化にあたり10のきほんを書き下ろし。100のきほんは、自分を知るために、自分について考えるために、そして自分らしくいるために、しっかりと身につけておきたいきほんの心がけです。【商品概要】「マガジンハウス新書」2022年1月27日創刊(以降、奇数月下旬発売)<マガジンハウス新書001>■書名 :『捨てない生きかた』■著者 :五木寛之■定価 :909円+税■発売日:2022/1/27■ISBN :978-4-8387-7501-9 C0295■サイズ:新書判、200ページ<マガジンハウス新書002>■書名 :『新100のきほん 松浦弥太郎のベーシックノート』■著者 :松浦弥太郎■定価 :909円+税■発売日:2022/1/27■ISBN :978-4-8387-7502-6 C0295■サイズ:新書判、248ページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月27日今年の大みそかに放送予定の『第72回NHK紅白歌合戦』に、出場しないことが判明した五木ひろし(73)。昨年で歴代最長となる50回連続出場を記録し、’13年に“卒業”した北島三郎(85)と並ぶ出場歴となった。だが各メディアによると、五木は大阪・新歌舞伎座でコンサートを開催した10月17日、紅白に出場しない意向を明かしたというのだ。そして「いつか来ること。永遠に続くわけではない」としつつも、「連続50年出場を達成できたという喜びを胸に終了したいと思う」とファンに語ったという。「五木さんは’07年を最後に、トリを務めていませんでした。北島さんが50回目の出場となった際は大トリを務めていましたが、昨年の五木さんに対してはそういった配慮はなかったようです。五木さんも『せっかくの記念なのにな……』とこぼしていたといいます。今回、ファンに向けて紅白を退くと明かした五木さんですが、『落選』や『辞退』という言葉は使わなかったそうです。きっと、五木さんなりのプライドがあったのかもしれませんね」(プロダクション関係者)’71年の初出場以来、紅白を支えてきた五木。彼のような功労者が退く背景には、NHKの“思惑”があるという。「紅白は年々、若年層を取り込もうとする傾向にあります。例えば米津玄師さん(30)やYOASOBIは、紅白出場をもってテレビでのパフォーマンスを初披露。また昨年出演したNiziUは『反響の大きさを無視できない』として、デビュー前に初出場が決定。他にも覆面で知られる4人組ボーカルグループ・GReeeeNはARを駆使した映像演出で登場し、SNS上で話題を呼びました」(テレビ局関係者)だがそういった新陳代謝に伴い、歌謡曲や演歌のジャンルは押され気味にあるという。「演歌・歌謡枠での出場者は年々減少しており、昨年は41組中9組でした。さらにそのなかでも、若手の歌手が選ばれているようです。昨年の白組では五木さん以外、山内惠介さん(38)や三山ひろしさん(41)、氷川きよしさん(44)など30〜40代が中心。いっぽう近年の氷川さんは、演歌とは異なるジャンルにも挑戦しています。ただ、北島さんは’18年に特別企画として『まつり』を披露し、昨年はリモート出演もしました。五木さんにも今後、そのような形での出演機会はあるかもしれません」(前出・テレビ局関係者)このような加速する“演歌外し”に、ネット上では《そんな……五木ひろしがいない紅白なんて》《演歌が好きな身としては、非常に悲しいです》と残念がる声が。その一方で、《さすがにもう演歌と最近の音楽との共存は難しいかなと》《演歌を聴く層が減っているでしょうし、聞かない層にはまったく知らない曲か古い曲みたいな感じになりますので、枠が減るのはいたしかたないですね》と理解を示す声も上がっている。
2021年10月20日3度の食事と同じくらい読書を愛するブックレビュア―の高倉優子が、心の本棚に並んだおすすめの本について綴る連載です。今回紹介するのは、数々のベストセラーを手がけた元敏腕編集者・出版プロデューサーの山口ミルコさんのエッセイ集。辛い乳がん治療を経て、「自分らしい生き方」や「がんが再発しない暮らし方」を模索することになった、彼女の心の軌跡が丁寧に描かれた1冊です。ファッションの話ではありません!【本棚ダイアリー】vol.4「やっと書けた!」。私はいま嬉しくて仕方ありません。山口ミルコさんのエッセイ集『似合わない服』(ミシマ社)が発売されて約2か月。早く感想が書きたい、みなさんに紹介したいと思いつつ、なかなか書き出すことができなかったからです。いや、書いてはいた。けれど消しては書き、書いては消して、なかなか前に進まなかったのです。初見のときは数時間で読み終えました。「素晴らしかったなあ。もう一度、ゆっくり読みなおそう」と、再度読み始めたところ、深くて深くて……。「なんて書こう?」「この思いをどう表現しよう?」と悩んでしまい、すぐに書けなかったというわけです。スーパー・キャリアウーマンだった山口ミルコさんさて、本の話をする前に、山口ミルコさん(以下、ミルコさん)についてご紹介したいと思います。角川書店を経て幻冬舎へ。プロデューサー、編集者として、五木寛之さん、小川洋子さん、さくらももこさんなど日本を代表する作家をはじめ、話題のタレント本など、数え切れないほどのベストセラーを世に送り出した方。私もライターとして何度かご一緒した縁で、今でも仲良くしていただいています。大先輩にして、大好きな憧れの女性です。ハイブランドのスーツを着て、ベンツに乗って会社へ行き、高級なレストランや料亭で接待をする毎日……。そんなブルゾンちえみばりの「スーパー・キャリアウーマン」だったミルコさんは、2009年に幻冬舎を退社します。その後、著述家として活動し始めた矢先、乳がんに罹患(りかん)していることを知るのです。死の恐怖におびえた闘病生活について記したエッセイが、第1作『毛のない生活』(ミシマ社、2012年発売)でした。こちらは普通の「闘病記」とは少し異なり、病気と病気を患った自分を客観的にとらえた研究書のようでもあり、さらに「会社員(スーパー・キャリアウーマン)」という肩書や名刺を捨て、生まれ変わった女性の再生の物語でもありました。がんが再発しない生き方を選択『似合わない服』は、この『毛のない生活』の続編ともいうべき1冊です。といっても、単純に「がん闘病記のその後」といった内容ではなく、病気になった過去を振り返り、その本当の原因に思いを馳せ、自分の体で起きたことを社会(国内外)で起こっている事象に当てはめてみたりしている本です。こう書くとテーマが壮大に思えますが、やわらかい筆致で読みやすく、そしてどこまでも素直な文章なのが特徴です。たとえば、こんな感じ。いわゆる「五年生存」で無罪放免になった。しかしこの私が無罪放免などと言うのはどうかと思う。なにせ治療を途中で棄権し、薬を飲むのもやめてしまい、それから病院へ一度も行っていないのだから。経過観察さえボイコットしている。「検査していない」と知り合いに言うと、まいど非難の嵐だ。「検査だけは、したほうがいいよー」みんなそう言ってくれるが、検査してまた何か見つかったらどうするのだ?あの辛かった治療のプロセスを思い出すとそれだけで吐きそうである。(同書3章「五年後、」より抜粋)決してがんから逃げているわけではなく、二度と病院で辛い治療を受けたくないからこそ、「がんが再発しない生き方」を選ぼうとミルコさんは格闘します。食べ物、身につけるもの、人との付き合い方、何かを行うときのスピードに至るまで……。心と体に負担をかけぬよう、そして、がん細胞につけ上がらせないよう気を配りながら、さまざまな取捨選択をしていくのです。読みながら何度も何度も、ギクッとしました。私自身の暮らし方や生き方は、果たして間違っていないだろうか?便利なことや楽なほうに流されて、自分の心や体が嫌がることを無神経にやってしまっていないだろうか?何度も何度も手を胸に当てて考えました。自分の体は自分でしか守れないのに、手抜きをしていたらそう遠くない将来、がんになってしまうかもしれない。そんなのイヤだ。でもその可能性は大いにある。だって日本人の2人に1人ががんになる時代なのだから。しかもミルコさんを苦しめ、あの小林麻央さんの命を奪っていった乳がんという病は、30歳~64歳の女性の死因トップなのです。「2人に1人がなる病気なんだから仕方ないなんて思えないし、そんな間違った状態を続けていいわけない。変えていかないと!」と、ミルコさんが語っているのを聞き、私はハッとしました。これまでは「2人に1人がなるなら、自分や家族が罹患しても仕方がないのかも」と、あきらめにも似た固定概念に支配されていたのです。でもミルコさんが言うように、「みんなががんにかかるなんて、それが原因で死ぬなんておかしい!」と気づくことが大切。まずは自分から、そして身の周りにいる大切な人たちも巻き込んで、間違った習慣を正していかねばなりません。洋服は自分自身の証明書のようなものちなみに、タイトルの「似合わない服」とは、異常な細胞が美しい網目で編まれて、着たい服じゃないものができ上がったもの(=がん)の比喩です。けれど、実生活でも似合う服を着ること、選ぶことはすごく大切なことだと私は思っています。なぜなら私には、似合わない服を着ていた過去(個性的な人に見られたくて、奇抜なデザインの洋服を好んでいた時期)があるから。また、あるファッションプロデューサーが選んだ「デキる女風」の洋服を、半ば強制的に買わされたこともありました。好みとは異なるバブリーなファッションに大枚をはたいてしまったなんて……。その頃の私は、見かけばかり気にしているダメな人間でした。猛省です。自分を包んでいる洋服は、「私はこういう人間です!」という証明書のようなもの。だからこそ、ミルコさんがハイブランドのスーツを脱ぎ捨て、本当の自分を取り戻したように、私たちも流行に左右されず、着心地がよく、何より自分らしくいられる洋服を選びたいものです。そして身も心も健康に、自分らしく生きようではありませんか!Information(C)Yasuhide Joju(C)Alterfines/Pixabay(C)jill 111/Pixabay
2017年10月31日歴代のヒット曲をたっぷり披露するのに加え、和洋様々な楽器の演奏、さらに日舞洋舞も加わった「歌舞奏Special」。五木ひろしが贈る珠玉のエンターテインメントが4月、博多座に登場する。五木ひろし 歌舞奏Special チケット情報「『歌舞奏Special』は20数年前から始めて、いつかは博多座でもと思ってました。東阪名では定着していましたが、今回いよいよ博多で上演できて嬉しい」と、初の博多公演への意気込みを笑顔で語る五木。「歌手として、歌手ならではのステージを」という思いで作り上げてきた公演への自信を覗かせる。第1部では日本の四季そのものを、歌や踊り、様々な楽器の演奏で表現。第2部は博多座初登場となる豪華ゲスト4名(布施明・都はるみ・八代亜紀・山内惠介)との豪華共演も話題だ。「布施明さんはとにかくあの歌唱力!名曲『マイ・ウェイ』を男同士で歌おうかな、とも考えてます。意外にコメディ的なことをやりたがる方なので、その辺りも相談中(笑)。都はるみさんとはお互いのデュエット曲をメインに。パワフルでステージを走り回る方なので、盛り上げたいですね。八代亜紀さんは最近ジャズを歌っているらしいので、オリジナル曲をジャズっぽく歌ってみたい。あと『舟唄』を僕のピアノで歌ってもらおうかと。山内惠介くんは皆さんの相手を務めてもらいつつ、上手なおしゃべりで盛り上げてもらう予定です」個性豊かなコラボレーションとなる2部は、ゲストによって演奏曲目もがらりと変わる。「ゲストには楽しんで頂けるんじゃないかと思いますが、全部に対応する僕は大変ですよね(笑)」演奏する楽器の種類も幅広い。「今回はギター、フルート、サックス、琴、篠笛、津軽三味線、大太鼓、ピアノなど。演奏歴はギターが60年くらいで、ピアノは50年かな。三味線、フルート、サックスなどは30年前くらいから。できるようになるまでは大変でしたが、やってて良かったとしみじみ思いますね。今ではだいたい20種類くらいの楽器を演奏できます。楽器を始めてから『これにはサックスのイントロだね』とか、曲のメインになる楽器を自分で決めたりも。いつかは自分が弾くつもりなんです。唯一スタッフに断られたのはハープかな(笑)。大きすぎるって」芸能生活50年を超えてなお、進化を続ける五木ひろし。その集大成とも言える舞台で、また新たなステージへと駒を進めそうだ。公演は4月10日(金)から26日(日)まで福岡・博多座。スペシャルゲストは4月10日(金)~16日(木)が布施明、4月18日(土)~21日(火)が都はるみ、4月22日(水)~26日(日)が八代亜紀。山内惠介は全日程出演のレギュラーゲスト。チケットは発売中。
2015年03月27日ゴジゲン(現在休止中)主宰の松居大悟、数多の演出家たちの舞台に立ってきた安藤聖、映像から舞台まで幅広い役柄をこなす尾上寛之の3人が、新演劇ユニット「おかぼれ」を結成。9月26日(水)より、東京・駅前劇場にて#001『鳴らす理由』を上演する。同世代の3人がなぜ今新ユニットを結成し、演劇で勝負するのか。その思いのたけを語ってもらった。おかぼれ『鳴らす理由』チケット情報結成の経緯を尋ねると、その発起人となったのは意外にも尾上だと言う。「去年『カスケード~やがて時がくれば~』という舞台に出た時に、演出家の岩松了さんに1年間ワークショップをやっていただいたんです。そこで教えてもらったことをそのままにしてしまうのがとてももったいなくて、共演者だった聖ちゃんに、何か一緒にやれないかなと誘ったんです」。そこで安藤が白羽の矢を立てたのが松居だ。「やっぱり尾上くんとやるからには、同世代の作・演出家が欲しかったんです。松居くんの口癖が『パッション』なんですが(笑)、それってすごく大事なこと。松居くんなら、この年代でしか出せないパッションを共有し合える仲間になれると思ったんです」。松居がそう呼びかけられたのが、ちょうどゴジゲンの休止が決まったころ。「3人ともちょうど20代後半で、いろいろ鬱屈したものも抱えている。だからドロドロしてるけど、初期衝動のキラキラもあるというか。その両方が混在したものが出来るんじゃないかと思い、ふたつ返事でやるよって答えましたね」と松居は振り返る。「やるからには自分たちが今やりたいことを」と考える中、松居の口から出たのは「スタジオに入りたい」という言葉。「今までは芝居に音楽を当てるのって、僕の中では抵抗があったんです。でもそうじゃないアプローチの仕方もあるんじゃないかと。結果、すごくおもしろい作り方が出来ているなと思います」。演出家は置かず、3人のディスカッションから芝居は立ち上がっていく。そんな芝居作りを安藤は、「3人が3人とも、ちゃんとこの台本に対していろんなアイデアを自由に言い合えている。その環境がすごくいいなと思いますし、作品自体も豊かになっていると思います」と語る。また尾上も、「岩松さんに教えてもらったことを大事にしつつ、この3人でしか作れない作品になっている。改めて芝居が好きなっているし、今楽しくてしょうがないですね」と笑顔を覗かせた。最後に「ライブ感覚で楽しんで欲しい」と口をそろえた3人。彼らが見せる初期衝動とは?その行方は、もう間もなく劇場で明らかとなる。公演は9月26日(水)から30日(日)まで東京・駅前劇場にて上演。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2012年09月14日映画『洋菓子店コアンドル』が2月11日(金・祝)に公開を迎え、都内劇場にて舞台挨拶が行われ、主演の江口洋介、蒼井優をはじめ、江口のりこ、尾上寛之、戸田恵子、深川栄洋監督が登壇した。ケーキ作りをやめた元天才パティシエと恋人を追って上京したケーキ屋の娘が都内の人気パティスリーで出会い、それぞれが再生していく姿を描いたハートフルな物語が展開する本作。舞台挨拶当日、朝からの雪にもかかわらず多くの観客が劇場に足を運んだ。劇中、苦労したシーンや思い入れのあるシーンは?という問いに江口さんは「ケーキを作るのは結構楽しくて、道具を買って家でも練習しました。そのかいあって、映画の中でも“伝説のパティシエ”に見えているな、と自画自賛してます。実際、ケーキを作るシーンがどんなふうに見えるか気になって仕方ないんです」と笑顔で語った。一方の蒼井さんは「(演じた)なつめは感情の起伏が激しいので、十村(江口さん)や、(江口のりこさんを指しながら)こっちの江口さんの家に押しかけたりするんですが、どちらの家に押しかけるのも午前中の撮影で…。朝6時に鹿児島弁で一気に話すのは難しかったです」と苦笑交じりにふり返った。江口のりこさんも撮影のためにケーキ作りの練習に励んだそうだが「映画を観たら、机をふくシーンばかりだったので…残念です」とポツリ。戸田さんは店のオーナー役とあって「自分の店ということで、かわいく、愛おしかった」と愛情たっぷりの様子。そして、なつめの恋人役を演じた尾上さんは「優ちゃんと喧嘩し、言い合いになるところは鹿児島弁だったから大変でしたが、楽しかったです」と笑顔でふり返った。これに蒼井さんは「(尾上さんが演じた)海の新しい彼女を演じたコは事務所の後輩なんですが、『やっぱり若いコがいいのかぁ』って思いました」と満面の笑みを浮かべて恨み節?これには客席から笑いがわき起こった。そして、バレンタインデー間近ということで登壇陣それぞれにバレンタインの思い出は?という質問がなされたが、6人とも全くと言っていいほど良い思い出はないようで…。代わりに、とばかりこの日は女性陣3人から男性陣にケーキのプレゼントが渡された。蒼井さんからケーキを受け取った江口さんは「嬉しいものですね」とニンマリ。最後に蒼井さんは「小さなお話、小さな世界の物語ですが、注げるだけの愛情は注いだと自負しています!」と静かに、力強く語り、温かい拍手がわき起こった。『洋菓子店コアンドル』は新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開中。■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:江口洋介×蒼井優インタビュー甘い幸福を生み出す職種“パティシエ”を演じてみて自分チョコは低調ぎみ?『洋菓子店コアンドル』バレンタインアンケート発表蒼井優主演!『洋菓子店コアンドル』コースター&プレスセットを5名様にプレゼント洋菓子店オーナーを演じた戸田恵子、プロのパティシエも「働きたい」と太鼓判スイーツ作りが似合う男No.1は藤木直人!向井理、岡田将生ら甘〜いマスクが上位に
2011年02月14日