サッカー元日本代表・本田圭佑の元専属シェフが、15日放送のMBSテレビ『水野真紀の魔法のレストラン』(毎週水曜後7:00※関西ローカル)に登場する。今回の番組では、約2000軒の飲食店が集まる大阪のグルメタウン「天満」を舞台に、「2024年、天満で行くならこの店MAP」を作成していく。リポーターの銀シャリは、定食屋「フーナ」を訪れる。昼営業のシャッターが開く前から長蛇の列ができており、名物は「肉巻き卵定食」。同店のオーナー・船岡勇太さんは、実は本田の専属シェフを務めていた。本田とともに世界各国をめぐり、帰国後の2021年に天満に高級フレンチレストランをオープンするや、たちまち予約半年待ちの人気店に。そして、気軽に通える2号店として定食屋「フーナ」を開店した。スタジオゲストの円広志は、天満にある放送局で帯番組をもち、界隈の店を食べ歩いてきたが、この店はまだ知らなかったそうで「この人、ホンマもんやん。天満にはもったいないな…」と余計な一言で笑わせる。料理コーナーでは、ミシュラン二つ星「萬亀楼」11代目の小西雄大シェフが、「小西流 鰆の幽庵焼き」のレシピを披露する。
2024年05月13日Netflixは直木賞作家・今村翔吾の小説「イクサガミ」シリーズの実写化を発表。この度、主演・プロデューサー・アクションプランナーを担当した岡田准一と藤井道人監督、そして原作者・今村翔吾氏のクロストークが公開された。主演のみならず、初のプロデューサーとして本作に挑む岡田さん。岡田さん自らが「監督は彼以外考えられなかった」と語る藤井監督、そして本作の生みの親である原作者・今村氏が、かつてない挑戦への熱い想いを語り合った。企画の成り立ち――Netflixの高橋信一さんから、岡田准一さんにプロデューサー&主演オファーが届いたのが始まりだったと伺いました。岡田:高橋さんにお声がけいただいたとき、ちょうど僕は役者のキャリアの中で時代劇を軸に据えるパートに入っていて「日本、そして世界でもヒットする時代劇をどう作るか」を考えていました。時代劇にはアクションや人間ドラマ、社会性ほかエンターテインメント要素が豊富にあるため、もっとうまくできるのではと僕個人は感じています。今村先生の小説は時代モノの核を大切にしながらも攻めていくエンタメ性があり、いまの人々も楽しめる作りになっているのが好きで読ませていただいていたため、(映像化に対して)非常に興味を持ちました。そして、自分がプロデューサーとして入るうえで「日本でも世界でも売れる時代劇を若い世代で作る」を目標に掲げました。では、誰に撮っていただくか。僕は藤井道人監督以外は考えられませんでした。『最後まで行く』でご一緒した際、芝居を大切にしながらエンタメ性を追求する素晴らしい才能に感銘を受けたのです。正直、「藤井監督が受けてくれなかったら僕は降ります」という想いでアタックしました。藤井:とても光栄です。僕はこれまで、好き好んで時代劇を観てきた人間ではありません。ただ、自分たちが生きていくうえで絶対に避けては通れないのが“時代”ですし、岡田さんがいてくれるなら面白いものができるのではないかと思い、まず今村さんの原作小説を読ませていただいて「こんなに面白い本があるのか!」と衝撃を受けました。30代が多い僕のチームが本作に携わるのはめちゃくちゃ試練だと思いましたが、この年齢でこんな勝負をできるのはものすごく恵まれていると自覚して、お受けさせていただきました。今村:実は僕も「世界に通用する時代小説」をコンセプトに『イクサガミ』を書いていました。「日本の若い世代、ひいては世界に受け入れられるような、エンタメに振り切った時代小説を書く!」という想いで始めたんです。いまだから言うわけではないのですが、編集者さんと「Netflixさんしか映像化は無理だから、どうか届いてほしい」と話していたので、オファーをいただいた際にはとにかく嬉しかったです。しかも主演が岡田准一さん!執筆中に主人公・愁二郎に岡田さんのイメージを重ねていたので、二重に驚きました。脚本作り/目指すビジョン――原作を読んでいても「どう映像化するんだ!?」と感じましたが、脚本作りはどのように進められたのでしょう。藤井:まず岡田さんと「日本、そしてその先にどう届けるか」を話し合いました。日本人が持っている心や様式美がアクションやエンターテインメントに交じり合うことでその目標が達成できるのではないかと結論付け、日本人としての誇りを大事にして脚本を作ろう、と決めました。その後に今村先生にお話を伺ったのですが、「小説と映像で想いが一緒であれば問題ない。藤井監督たちが思う『イクサガミ』を届けて下さい」という優しい言葉をいただけて、安心して「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤しながらも自由に書かせていただきました。今村:僕からすると「原作ではこうですがこう変更して大丈夫ですか?」と最大限配慮して下さって、真摯に向き合って下さっているのが伝わってきたので、何の心配もありませんでした。小説を書いた身としても「ここは映像では違う風に表現した方が届きやすいだろうな」と思っていましたし、その見せ方については藤井監督や岡田さんのチームを信じていました。脚本も読ませていただきましたが、率直にすごくよくできていると感じました。小説と変えている部分も、映像ならではの視覚的にハラハラさせる演出が加わっていて面白かったです。岡田:何回本打ち(脚本の打ち合わせ)を行っただろうか……というくらい改稿を重ねましたが、藤井さんが最後に綺麗に直してくれて、どんどんキャラクターに心が通っていきました。海外も視野に入れている以上、キャラクターの作り方もこだわった部分の一つです。日本の時代モノで難しいのは、侍を描くにあたって主従関係が付随することにより「お殿様の部下である武士たちは個性を消す」になってしまいがちなことです。つまり、キャラ立ちを優先しすぎると世界観を破壊しかねないため、どう組み立てていくか。アクションプランナーとしても、原作に最大の敬意を払いながら「今村さんが描こうとしていること」を見失わず、そのうえで映像としての方法論を見つけていくのには頭を悩ませました。――複数のエピソードからなるドラマシリーズですから、そのぶん労力もかかったかと思います。藤井:岡田さんはプロデューサーとして全国各地のロケハンに同行してくださって、ロケ地を一緒に決めて「じゃあここでこういったアクションをしよう」と話すことができました。そのアクションにしても、岡田さんが全部に的確なコンセプトを付けて下さるんです。「ここは混乱を生む場所、ここでは“狩り”をテーマにしよう」といった風に。そうすると目的が明確になってくるんです。シーンやキャラクターに応じたコンセプトを設けて下さるから俳優も演じやすいでしょうし、あの岡田さんがやって下さるからこそ脚本に強度が生まれたのだと感じます。岡田:それを映画3本分のボリュームでやらなければならないわけです。脚本だけでものすごい分量ですし、登場人物も多いなか、それぞれの見せ場もちゃんと拾っていきたいので、アクションプランナーの仕事は脚本段階から始まっていて、各シーンで「こういうことをしたい」ということを提案し、OKが出たものを入れ込んでいただく形をとりました。藤井監督は本質を見失わない強さを持っていて、映像で嘘をつかず、誤魔化さないのが魅力だと感じています。衣装も約300人分以上用意したり、スタッフ含め全員が「いいものを作ろう」という気概で妥協なく、本当に攻める姿勢で臨んでいます。藤井:映像的には、僕たちはいつも通り「感情を撮る」を重視しています。この中で起こっていることはいまの社会にも当てはめられるでしょうし、友情や絆といった守るべきもの・時代の流れの中で失われてしまったものは普遍だと捉えています。「いま自分が心動くものを撮る」を念頭に置きながら、エンターテインメントとして面白いかを研究して作っています。自分は時代劇を勉強してきた人間ではありませんから、専門性という意味では不安があります。でも時代劇に影響を受けつつ、その枠にとどまらない自由度を有したエンターテインメント作品を目指していければ、僕にも面白いものが作れるのではないかと。その考えは、今村先生が「イクサガミ」シリーズで時代小説を開拓してくださったことにも通じるのではないかと個人的には考えています。そして、僕の隣には時代劇の継承者である岡田さんがいてくれる。今村先生と岡田さんという無敵の両翼があるので、僕は自分とチームが信じる”いい仕事”に徹そうと思っています。期待と意気込み――今村先生が楽しみにされているシーンや、注目ポイントはございますか?今村:こんなことを言って無理させたくはないのですが、やっぱり岡田さんのアクションを一刻も早く観てみたいです。「どんな感じになるんだろう」と僕が一番楽しみにしています!岡田:ありがとうございます。いま撮影が始まって3日目(取材日時点)ですが、「チャレンジするってこういうことだよな」と大変さと充実感を味わっています。そもそも出演者だけで292人以上いますから出演者としてもプロデューサー、アクションプランナーとしてもてんてこ舞いではありますが、これまでの「時代モノはこうあるべきだ」という常識を覆すような「攻めるぞ!」という熱量を感じる現場になっています。まずは日本の皆さんに「こんなに凄いものを作れるんだ!」と認めていただけるようなものをしっかり創り上げて、そこから「これを世界に届けようぜ!」と思ってもらえるように邁進したいです。この作品は、僕の身体が無事だったらとんでもない作品になります。藤井:唯一無二の環境を作っていただいているぶん、責任感は伴います。出演者が300人近くいるということは、スタッフも同じだけの人数が関わっているということ。総勢600人以上が現場にいて、それぞれの家族やファンの方にもこの作品が枝葉のように広がっていくと考えると、作品を背負わないといけない感覚も強まります。だからこそ、僕たちは観たことのないものをしっかり届けないといけません。最高のストーリーとキャスト・スタッフ、映像――その全てをアップデートして「日本、そして世界に届く」作品を生み出すことが、今回僕がチャレンジしたいと思った理由でもあります。(取材・文:SYO)Netflixシリーズ「イクサガミ」はNetflixにて世界独占配信予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年04月19日TELASAオリジナルコンテンツ「ROAD TO ゼロ-道枝駿佑、新たなる挑戦-」の配信が決定した。「なにわ男子」の道枝駿佑が、テレビ朝日ゴールデン帯連続ドラマ初主演を務める新ドラマ「マルス-ゼロの革命-」。本作は、道枝さん演じる謎多きカリスマ転校生・美島零《ゼロ》に導かれ、【マルス】という動画集団を結成した落ちこぼれ高校生たちが、大人社会に反旗を翻していく姿を描く、爽快な新感覚青春ドラマだ。今回配信が決定したオリジナルコンテンツは、そんな記念すべきゴールデン帯初主演作で奮闘する道枝さんに密着。これまでの自分とは正反対のキャラクターを演じる苦悩と成長の日々を追った。撮影前の準備段階からクランクイン、日々進んでいく撮影の裏側にカメラが完全密着。「自分をぶっ壊してやる」と強い決意で新境地に臨む道枝さんを丁寧に追った珠玉のドキュメンタリーは、全3回にわたって配信となる。「ROAD TO ゼロ-道枝駿佑、新たなる挑戦-」#1は1月19日(金)21時~TELASAにて配信。「マルス-ゼロの革命-」は1月23日より毎週火曜日21時~テレビ朝日系にて放送(※初回拡大スペシャル)。(シネマカフェ編集部)
2024年01月16日学校法人工学院大学(理事長:後藤 治、所在地:東京都新宿区/八王子市)は、2023年12月15日に行われた理事会で、次期学長に今村 保忠教授を選任しました。任期は2024年4月1日から2027年3月31日までの3年間です。今村 保忠教授<次期学長>今村 保忠(いまむら やすただ) 64歳(現 先進工学部生命化学科 教授)<任期>2024年4月1日~2027年3月31日(3年間)<略歴>学位/理学博士(東京大学)専門分野/生物化学、マトリックス生物学、細胞工学1959年 鹿児島県生まれ1983年 東京大学 教養学部基礎科学科 卒業1985年 東京大学 理学系研究科相関理化学課程修士課程 修了1987年 東京大学 理学系研究科相関理化学課程博士課程 中退1987年 東京大学 教養学部化学教室 助手1989年 理学博士(東京大学)1994年 東京大学 大学院総合文化研究科生命環境科学系 助手1997年 米国ウィスコンシン大学マディソン校 客員研究員2006年 工学院大学 工学部応用化学科 助教授2008年 工学院大学 工学部応用化学科 教授2015年 工学院大学 先進工学部生命化学科 教授2018年 工学院大学 副学長2020年 工学院大学 先進工学部学部長2020年 学校法人工学院大学 理事所属学会/日本結合組織学会(評議員)、日本生化学会、International Society of Matrix Biology、ほか 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月18日猟奇的な事件を扱う本格ミステリー〈屍人荘の殺人〉シリーズとは違う、暗いものを突破するようなエネルギーに満ちた小説を書いてみたいと思った、と語る今村昌弘さん。できあがったのが小学6年生の少年少女が探偵団的な役割を果たし、オカルトめいた謎に挑んでいく『でぃすぺる』だ。子ども時代の懐かしい記憶をくすぐられる無二の面白さがある。マリ姉の死の謎を、“掲示係”になった少年少女は解き明かせるか。「本格ミステリーで大事にしているロジックは誰にでも等しく扱える力のはずで、極端に力を持たない存在である小学生でも同じようにロジックで事件を解き明かすことはできるのではないか。また、小学生だからこそオカルトに対してもはなから否定せず、思い切った発想ができるのではないかと思ったのです」夏休み明けの新学期、壁新聞を作る掲示係になったユースケ、サツキ、ミナ。サツキは、1年前の地域の大祭〈奥神祭り〉の前日に亡くなった従姉のマリ姉の死の真相が〈奥郷町の七不思議〉と関わっているのではないかと考えていた。マリ姉の死と彼女のパソコンに遺されていた6つの怪談話には、どんなつながりがあるのか。7つめを知ると死ぬという噂は本当なのか。3人は壁新聞記事のために調べ始めるが、少しずつ、町を覆う重苦しい秘密が見えてきて…。探偵役は子どもといえども、謎解き部分の難易度は極めて高い。「ユースケを視点人物に据えたことで、子どもが見える範囲、できる範囲のバランスを塩梅しなければいけなかったのは難しかったですね。今回は怪談と謎解きを一つ一つ進めていく形にしたので、序盤でこういう伏線を張っておくべきだったとか、最後のほうになると悩む場面が増えてきたんですね。6つのホラーに対して、ユースケがオカルト的な、サツキが論理的な、それぞれの推理を展開し、欠点をミナが指摘する。ミナはミステリー好きで、推理小説のルールや約束事を解説する立場も担っています。6×3のロジックに加えてさらに全体の種明かしのロジックも用意しなくてはいけなかったので、非常に燃費の悪い作品になりました(笑)」だが、本書で忘れてならないのは、子どもたちが謎解きのために行動し、考え、気づきを得て大きく成長していく描写が活き活きとしている点。ジュブナイルとしての完成度も圧巻で、長く読まれてほしい一冊だ。今村昌弘『でぃすぺる』ザ・小学生男子的なユースケ、優等生のサツキ、シングルファーザーに育てられている転校生のミナ。3人の絆や運動会の場面は感動的だ。文藝春秋1980円いまむら・まさひろ作家。1985年、長崎県生まれ。2017年、鮎川哲也賞受賞デビュー作『屍人荘の殺人』が各ミステリーランキングを総なめし、大ブームを巻き起こす。同作は’19年に映画化も。©文藝春秋※『anan』2023年11月8日号より。写真・中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2023年11月07日現在「さいたま国際芸術祭2023」でも展示中の現代美術家・今村源の個展『今村源遅れるものの行方』展が、11月3日(金)〜2024年1月28日(日)、水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催される。1980年代に活動をスタートし、京都を拠点として関西を中心に活動してきた今村にとって、10年ぶり、関東以北では初の美術館での個展となる。ボール紙、発泡スチロール、石膏、針金、ビニールなどの日常にありふれた軽量の素材が、今村の手にかかると浮遊感あふれる彫刻に変わる。その作品の根源には、森の地下に菌糸を張り巡らし、時折地上に姿を表すキノコの世界がある。人間には目に見えないが、確実に世界と共生し、世界を支えている菌類に対する今村の思索は、私(個)を超えて、連綿と続く生命への営みへと広がってきた。同展では、2019年に宮城県石巻市で開催された「リボーン アート・フェスティバル2019」で発表した巨大なキノコの彫刻作品《きせい・キノコ・2019》も、エントランスホールに登場する。ありふれたものに少しの隙間を与える、あるいは天地を入れ替えたり、裏返したりしたインスタレーションは、しばらく見つめていると、使われているものの意味を離れ、例えば水面に映る世界のように、虚実入り混じる詩的で深遠な世界に見えてくる。初日には、関西を拠点に国内外で活躍する動態ダンスの角正之と即興ユニット[.es ドットエス]のsaraが、今村の作品を舞台としてダンス&パフォーマンスを展開。その後、今村自身のアーティストトークが行われる。会期中には、茨城県内のキノコや植物、発酵食品の専門家を訪ねる「今村源とたずねる見えない世界のフィールドワーク」、身の回りの素材と針金でキノコをつくるワークショップもあるのでぜひチェックを。キノコとアートと哲学の意外な関連性を深掘りしてみよう。<開催情報>『今村源遅れるものの行方』展会期:2023年11月3日(金・祝)~2024年 1月28日(日)会場:水戸芸術館 現代美術ギャラリー、エントランスホール時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜(1月8日は開館)、12月9日(土)、10日(日)、12月27日(水)~1月3日(水)、1月9日(火)料金:一般900円公式サイト:
2023年10月23日サッカー元日本代表の本田圭佑が出演する、サントリー食品インターナショナル「サントリー 天然水 THE STRONG」の新CM「強く、清くエピソード4」編が22日よりWEBで先行公開、7月1日から全国で放送される。新CMでは、組紐付きの鞠(球)を引っ提げた本田が、得意の足技を中心に、華麗なボールタッチと力強いアクションを披露。「刺激なき人生はなき。」というテーマを、鍛え抜かれた肉体と強烈な存在感を放つ表情を駆使してダイナミックに表現する。○■本田圭佑インタビュー――撮影の感想をお聞かせください。衣装が僕にとってあまりにも新鮮すぎるというか。それと、思った以上に頭のところの防具が痛かったんですけど、この先もなかなかこういう経験をさせてもらうことはないと思ったので、何とか我慢して、痛みに耐えながらポジティブにやっていました。撮影はフリー演技だったので、最初は難しかったですね。その場でグルッと回ったら、袖のひらひらで顔が隠れたり、ボールを蹴ったら繋がっている糸が切れたり、思ってもいなかったことがいろいろ起きたんですけど、徐々に何をやったらあかんのか分かってきたというか。学びながら、監督たちが求めていることが上手くできたらいいなと思いながら、やれる範囲のことをやった感じです。――撮影中、本田さんが蹴ったボールの糸が切れたときはどんな心境だったのでしょうか?いやいや、そんな強く蹴ってへんやーん、と思って、ちょっと笑っちゃいました。そんなに!? って。周りの皆さんは僕のキックが強いんじゃないかと思ったかもしれないですけど、糸の耐久力が弱かっただけですね。結構なサッカー選手だったら、誰でも切れます。――衣装について、鍛えられた腹筋も注目ポイントのひとつかと思いますが、今回の撮影のために何か準備してきたことはありますか?腹筋がポイントだとは思ってなくて、裸が見えてもいいかという話はあって、ちょっとぐらいと聞いていたので、そんなに意識してなかったんですよね。――さすがアスリートという体でした。アスリートはみんなそうなんでね。普通の事という感覚ではありますけど、「バキバキ」がテーマでしたよね。それやったら、もう上半身全部脱いでやりましたよ。そういう絵が見せたいんやったら、いつでもみたいなところがあるので。でも、自分が俳優にでもならない限り、こんな衣装を着させてもらうことはないので楽しかったし、周りの人が今回のCMがオンエアされるとき、自分になんて連絡してくるのかも、ちょっと楽しみですね。確実にイジってくるでしょ。そのときは、お前がイジるなって言います。――今回のパフォーマンスについて、ご自身で点数を付けるとしたら何点でしょうか?10点満点だとして、4点ぐらいかな。長くプレーしてないということもありますし、表情を気にしたりもするので、蹴ろうとしたとき、何回か空振りましたからね。目線とか気にすると、あんまりボールにも集中しきれない。――点数の「4」はやはり、日本代表などの背番号でつけたラッキーナンバーだからでしょうか?おっ! それは逆に、全然意識してなかったです。あ、たしかに。でも、やっぱり4点ですね。――次回もう1回やったら、もっと点数が上がりますよね。もちろんそうです。慣れで質は上がるので。――本田さんは普段から炭酸水を飲みますか?ほぼ毎日飲みます。なのでこのCMの話聞いたときは、ようやく毎日飲んでるやつが来たぞ、みたいな感じです。食事のときは毎回炭酸水で、ワインが好きなので、飲むときは横に炭酸水を置いています。――今回「天然水 ザ・ストロング」を飲んでみて、いかがでしたか?強炭酸ですね。でも、炭酸水あるあるは本当に深くて、海外の炭酸水ってめっちゃ弱いんですよ。特に飲みきれなくて残したときの炭酸の抜け方がひどくて、海外で飲むときは1回で全部飲み切るか、時間が経ったら新しい炭酸水をチョイスするかですね。――「刺激なき人生はなき。」という「天然水 ザ・ストロング」のテーマを本田さんはどう解釈しますか?そのまんまでしょう。そのまんまですよね。山あり谷ありの意味合いかなと。平坦な道より、良きことも悪いこともいずれもあった方が、人生というのは面白いんじゃないかというふうに解釈します。ある程度刺激を求めて人生を歩んでいるというのは、みんな一緒なんじゃないかなと思いますけどね。――最近一番刺激を感じたことは?日々感じていますよ。まぁ、ホットな話題で言うと、やっぱりWBCもありましたし、その後も世界で活躍する野球選手たちから刺激をもらっている感じはありますかね。僕の場合、刺激でもあるし、俺より目立ちやがってという、嫉妬みたいなところもありますけど、大谷さんやダルビッシュさんは、 やっぱりアスリートからすると理想の体ですし、体のサイズは生まれ持ったDNAの部分が大きいので、真似できるものではないんですけど、刺激にもなるし、学びになるし、すごいなと思います。サッカー以外にも、好きなスポーツを見るときは、他の人と視点が違ったりするかもしれないですけど、特に刺激を受けますし、影響されますね。
2023年06月22日株式会社クリア(本社:東京都渋谷区、代表:勝沼 潤)は、全国110店舗以上展開するメンズ脱毛サロン【メンズクリア】のイメージキャラクターに「本田圭佑さん」を起用しました。幅広い視聴者層にコミットすることで、さらなる営業拡大を目指しています。また4月20日(木)よりメンズクリア公式HPをフルリニューアル、WEB広告も随時公開してまいります。4月20日より【メンズクリア公式HP】フルリニューアルメンズクリア公式HP: ◆脱毛で圧倒的パフォーマンスへ3月13日より、マスク着用ルールが緩和となり、徐々に3年前の風景へ戻りつつある昨今、幅広い世代から「メンズ脱毛」が注目を集めています。「マスクを外すと青ヒゲが気になる」「久しぶりのヒゲ剃りで肌が荒れてしまった」など、メンズクリアでは日々多くのご相談内容が寄せられています。その一方で、「男性が脱毛なんて変な目で見られるのではないか」と感じている男性も多くいらっしゃいます。そんな男性の背中を押してくれる「本田圭佑さん」の熱いメッセージとともに4月20日より順次、WEB広告が公開いたします。「脱毛で圧倒的パフォーマンスへ」◆「本田圭佑さん」プロフィールサッカー選手、サッカー指導者、実業家。1986年6月13日生まれ、大阪府摂津市出身。2010年南アフリカW杯で2ゴールを決め世界の注目を浴びる。2011年アジア杯では日本優勝の立役者となりMVPを受賞。2014年、ACミランに移籍し背番号10を背負う。同年のブラジルW杯でも1ゴール1アシストを記録。2018年ロシアW杯でも1ゴール1アシストをあげ、ベスト16入りに貢献。これにより世界歴代6人目となる「W杯3大会連続でゴールとアシスト」の偉業を果たす。ビジネス面では、国内外に約60校のサッカースクールを展開。4,000名以上の子ども達が所属する。ウガンダやカンボジアでプロサッカークラブの経営に携わりながら、NowDoやNowVoice、PROTOCOLなどの事業も手がける。2016年に国連財団から「Global Advocate for Youth」に任命。同年、日本人アスリートとして初めて「MITメディアラボの特別研究員」に就任。サッカーだけでなく、社会問題などに目を向けながら活動中。「本田圭佑さん」メンズクリアでは、無料カウンセリングや脱毛トライアルが、初回980円(税込)で体験いただけます。お気軽にお問い合わせください。≪ご予約はこちら ≫◆メンズ脱毛サロン【メンズクリア】【日本中の悩み・コンプレックスを0にする】をコンセプトに、株式会社クリアが2013年に【メンズクリア】1号店を出店。2023年には全国118店舗まで展開し、メンズ脱毛業界No1の店舗数を誇るまで成長しました。また、メンズクリアの脱毛は「IPL脱毛」と「SHR脱毛」を掛け合わせた痛みの少ないハイブリット脱毛を採用。男性の毛に特化した特注のマシンを使用しています。イメージキャラクターは、「宮迫博之」「ばんばんざい」を起用し、Z世代から60代まで幅広い客層を集めています。メンズ脱毛サロン「メンズクリア」【会社概要】社名 : 株式会社クリア本社所在地: 東京都渋谷区恵比寿4-20-3恵比寿ガーデンプレイスタワー34階代表取締役: 勝沼 潤事業内容 : メンズ脱毛サロン運営設立 : 2013年HP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月20日サッカー元日本代表の本田圭佑が出演する、オッズパークの新CM「オッズパークだけ」編ほか3本が、4月1日より放送される。新CMでは、本田が架空の偉人カリスマ・ホンダとして登場。中世ヨーロッパ風の部屋で、オーディエンスからの質問に“本田節”を彷彿とさせる直球コメントで回答していく。スタイリッシュにセットした金髪に貴族のような衣装で現場入りした本田。セリフに“本田節”を入れて欲しいという監督から要望に少し動揺しつつも、「わかりました!」力強く頷いてみせる。セットに入ると、本田は机に置かれた小道具に興味を示し、双眼鏡をのぞくなど普段とはギャップのある茶目っ気たっぷりな姿を見せた。■本田圭佑インタビュー――本日のCM撮影はいかがでしたか?最初は自分が普段使わないようなセリフもあり、難しい部分もありましたが、現場の皆様のお陰で徐々に自分のセリフっぽくアレンジしながら話せるようになり、スムーズに撮影できたのではないかなと思います。――いつものCM撮影と違う点はありましたか?撮影が始まるまで、オーディエンスの皆様が現場にいらっしゃると思わなかったので、その点において普段との違いを感じました。だいぶサッカーのプレイからは離れてしまいましたが、今日の撮影の構図は、試合後のインタビューと似たような景色かもしれないなと思いましたね(笑)。――今回の撮影で意識した点などはありましたか?僕が言いそうなセリフを考えてくださったと思うので、自分の良さを出すというところは意識しましたね。とはいえ、僕が普段話すようなセリフでもないので、難しさはもちろんありました。――用意してあったセリフを本田さんならではの“本田節”に置き換えられたのでしょうか?いくつかアドリブを交えて、話しやすい言葉に置き換えることができたので、自然に喋ることができたのではないかなと思います。
2023年03月31日悲しいことに、子供をターゲットにした事件がなくならない世の中。親がどんなに気を付けていても、ふとした瞬間に悪意ある人たちに狙われることもあるのです。サッカー元日本代表の本田圭佑さんは、そんな世の中の先行きについて憂いました。2023年3月2日にTwitterを更新した本田さんは、日本の治安が悪くなっていることを感じているといい、「子供だけで外で遊ばせられない」とコメント。習いごとなど、子供が外に出かける時には周囲の送迎が必要だと本田さんは考えています。「何か起きてからでは遅いと思わせる国になってきている」ともつづりました。日本の治安がどんどん悪くなってる気がする。子供だけで外で遊ばせられへん。習い事も送り迎えが必要。何かあってからでは遅いと思わせる国になってきてる。幸いなことに多くの外人はその事実にまだ気付いていない。— Keisuke Honda (@kskgroup2017) March 3, 2023 それでも、「日本の治安は他国と比べればいいほう」だともコメントした本田さん。日本で生まれ育ち、海外でも暮らしたことがある本田さんだからこそ、世の中がよくない方向に進んでいると感じたのかもしれません。ネットでは、本田さんの意見にさまざまなコメントが上がっています。・1人の幼い子供がいる親としては、とても共感できる。・昔みたいに、地域全体で子供を育てる感覚がなくなっているからかなあ…。・子供だけで外で遊ばせたり、習いごとに行かせたりすることはあるけど、遅くとも19時頃には帰宅させています。一人ひとりの子供は、国の未来を担う大切な存在。その子供たちの未来を奪ってしまうのは、許されないことです。社会全体で、子供たちが犯罪に巻き込まれないよう、見守っていくのが大切ではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2023年03月03日2月4日、渋谷ユーロスペースにて映画『君に幸あれよ』が公開初日を迎え、主演の小橋川建、髙橋雄祐、櫻井圭佑監督が登壇し、公開を迎えた思いや撮影エピソードなどを語った。本作は人に興味を持つことを避けてきた裏社会で生きる男が、同じように荒んだ境遇ながら無垢な青年との出会いを通して少しずつ変わっていくバディムービー。俳優・写真家としても活躍する撮影当時25歳の新人監督・櫻井圭佑が、ほぼ20代のキャスト・スタッフと共に一気に作り上げた。小橋川建ほぼ満席の客席を前に、初めての舞台挨拶に登壇した、主演・プロデューサーの小橋川は、「30歳になる歳に俳優をやめようか悩んでいた時に、コロナ禍で仕事が全くなくなって。そんな時に、監督をするから映画を作ろうと言ってくれたのが、ここにいる櫻井と(一緒にプロデューサーと出演を買って出た)高橋だった」と涙で声を詰まらせながら語った。櫻井監督は「長編映画を撮ろうと話が上がった2日後には脚本を上げ、その後瞬く間に人が集まり、 2週間後にはクランクイン」したと作品が作られた経緯を明かし、「『この映画を撮らなければいけない』、一種の強迫観念のようなものすら感じながら仲間と共に走り抜けました」と、撮影時の思い出を明かした。櫻井圭佑監督また、奇跡的な出会いを経て集まったキャスト・スタッフについて「撮影当時僕も25歳、撮影の寺本(慎一朗)など30代以下の素晴らしいスタッフが短期間で揃い、熱い思いを注いでくれた。俳優やスタッフって、番手が高い人が優遇されて、これまでも苦い思いを感じていたので、僕が初監督をやるとなった時には、スタッフ・俳優みんなが作品について意見を言い合えて、立場も関係なく、みんなが作品に責任を持てる、そんな現場がいいなと思っていて。小橋川が筆頭に立ってみんなをまとめてくれたから、僕はそれにのっかって、みんなが熱い思いで作れた。20代だからこその空気感でできた現場でした」と、2年前の熱い現場について話した。髙橋雄祐共同プロデューサーであり、主演の小橋川や監督の櫻井と、この映画を作るキーマンのひとりである髙橋は「脚本を読んだ時に、櫻井監督の温度が伝わってきて。あたたかさというか愛みたいなものが、それがにじみ出たらいいなと思って一生懸命演じました」と、映画の理人さながらの雰囲気で話すと、MCの伊藤さとりからも「まるで映画から抜け出したよう」と、そのキャラクターを絶賛された。最後にサプライズで、髙橋と櫻井監督から花束が小橋川に送られ「彼に幸あれと始まった映画ですが、ひとつの可能性を見せてくれたし、僕らはこの映画があって既に救われていて、ここに立てているってことが、この映画に生かされたと思っていますし、この映画を機にもっともっと精進していきたいと思っています」と締めた。『君に幸あれよ』©️映画「君に幸あれよ」製作委員会『君に幸あれよ』渋谷ユーロスペースほか全国順次公開中
2023年02月06日ドラマ『初めて恋をした日に読む話』、NHK『ちむどんどん』などに出演し、写真家としても活動する櫻井圭佑。彼が俳優仲間の小橋川建、髙橋雄祐と共に創り上げた映画『君に幸あれよ』が、2月4日(土) より劇場公開される。債権回収を行う裏稼業の男・真司(小橋川)。弟分を亡くした傷を抱える彼は、理人(髙橋)という青年の面倒をみることになる。理人との日々の中で少しずつ活力を取り戻していく真司だったが、過去と結びつくある事件に巻き込まれてしまい……。コロナ禍に直面し、映画の灯が消えるのではないか?という不安が蔓延したとき、立ち上がった“自主映画”である本作。初めての監督・脚本に取り組む中で、何を得たのか。「奇跡の連続だった」という制作過程を紐解きつつ、櫻井監督に語っていただいた。救われたくて映画を作っていた傷ついているときにまた傷つきたいとは思わない──櫻井さんと小橋川建さん、髙橋雄祐さんが顔を合わせたのは6年前、藤井道人監督のワークショップだったそうですね。櫻井そうですね。小橋川とは前にお世話になっていた事務所の先輩・後輩の間柄で、髙橋は藤井さんのワークショップで出会ったのですがすごく輝いていて、同世代として「こいつは何なんだ!?」と嫉妬してしまいました。そこから3~4年は直接連絡を取ったりご飯に行ったりすることもなかったのですが、「小橋川や髙橋がこういう仕事をするよ」というのは僕も気にしていて、それぞれどこか意識しあっていたところがありました。今回集結したのは偶然でありながら、集まるべくして集まった必然性も感じます。『君に幸あれよ』の主演ふたり。右が小橋川建、左が髙橋雄祐──となると、そのお三方がある種瞬発的に「映画を作ろう」となったのは、コロナ禍に直面した俳優同士の危機感が大きかったのでしょうか。櫻井おっしゃるとおり、俳優業の仕事もなくみんなが悶々としていた時期で、一気に結託したところはあります。元々僕らは月に1個現場があればすごく嬉しいという感じで、ハイエナのようにギラギラしながらもっと仕事が欲しい・ポジションを取りたいという状態だったのにもかかわらず、それすらもなくなってしまった。じゃあどうするかというときに「小橋川が映画を撮りたい」と言い出し、じゃあやろう!という流れでした。ただ、「やる」と言ったはいいものの僕は脚本を書いたこともなければ、監督をしたこともない。3人で話した後にネットカフェに行って朝まで考えたのですが浮かばず、帰りの始発電車の中でプロットのアイデアが降りてきてそれをiPhoneに殴り書きし、そこから2日間で第一稿を上げました。『君に幸あれよ』撮影風景──ある種の逃げ場のない状況で生まれるものは、少なからずその人の個性を反映したものだと思います。本作を拝見した際、ハードな世界観の中に優しさや温かさがこもっているのが印象的でした。櫻井観ていただいた方からも「監督って優しい人なの?」という意見をいただくことが多いですね。とはいえ、まだ1本しか撮っていないしこれが自分の個性や特徴なのかは自分ではまだ分からない部分ではあります。でも、この先撮っていくうえで重要になる部分だよなとは感じています。僕自身、家族にすごく愛を注がれて育ってきたし、優しくされてきた経験があるので、今回「何か過ちを犯したとしても誰ひとり見捨てることができなかった」という物語になったのは、人間性がそのまま出た部分かもしれません。この先何本も書いてやっぱり優しくなってしまう、どうしても傷つけられないとなったらそれが“作家性”と言えるようになるかなと思います。──うがった見方ではありますが、コロナ禍の初期は僕たち自身が否応なく傷ついたと思うんです。となると「物語でも殺伐とさせるのか」という意識が働いたという向きも、ひょっとしたらあったのかもしれませんね。櫻井なるほど。その感覚は、すごく分かります。というのも、僕たちは当初上映を目標にはしていなかったんです。「映画を撮りきる」ということにコミットしていて、それに救われたんですよね。その先に上映がついてきてくれた。つまり、救われたくて映画を作っていたから、そこに怒りやフラストレーションはないし、そういった感情になる作品を自分自身が観たいとも思えなかったんです。ただでさえ傷ついているときにまた傷つきたいとは思わないし、温かくなったり楽になれたらいいな、というのをどこかで求めていたんでしょうね。撮影監督との奇跡的な出会い“良いバランス”が生んだこだわりの映像美──自主映画が陥りやすい側面として、客観性の欠如があるかと思います。でも本作の場合は、ちゃんと見られるものとしての意識があるから観客である僕らも居場所を見つけられる。その部分も伺いたいのですが、まずは制作プロセスについて教えて下さい。“映画を作る”となったとき、目下の問題として資金繰りをどうする?という点が持ち上がりますよね。櫻井主演の小橋川が自己資金+出資を募って300万円を集めてきたんです。当時の自分たちは知識もなかったですし、個人的にはクラウドファンディングも選択肢にありませんでした。“クラウドファンディングをすること”が第一になることを避けるためにも。金銭的なプロデューサーとして小橋川が立ってくれて、櫻井圭佑に関してはスタッフをどう集めていくかという課題がありました。そこについては本当に奇跡的な偶然の連続で、今回キャストにも入ってくれている浦山佳樹とお茶をしたときに、一緒に喫茶店に入ってきたのが撮影監督の寺本慎太朗だったんです。そのときは自己紹介しあうところで終わったのですが、映画を撮るとなったときに思い出して下北沢の居酒屋に呼び出し、口説きました。寺本を獲得できたことで、言葉は悪いですが芋づる式に照明・撮影助手・助監督といったメンバーが集まってくれました。その後じゃあロケーションをどうしようという話になり、元々は小橋川が沖縄出身ということもあり彼の故郷で撮る予定が、緊急事態宣言でダメになってしまった。ただ、ここでもドラマがあって、ロケーションに明るい外部の方とつながることができ、都内での撮影が叶いました。一生懸命やっていて、それでもどうしようもない状況に陥ったときに初めて人は助けてくれるんだなと痛感しましたし、みんなの創作に対する引力を感じる出来事でした。正直、今だったらやれないと思いますし周りからも「よくこの期間(※脚本を脱稿後、2週間後にクランクインした)で撮ったよね」と言われます。『君に幸あれよ』場面写真──ただ、作品を拝見すると煙の“くゆり”についても美しく切り取られていて、映像美でのこだわりを感じます。時間が限られている中で、寺本さんとはどのようにイメージのすり合わせを行ったのでしょう。櫻井寺本も僕も普段からカメラで写真を撮っていたことが大きかったと思います。まず寺本の写真や撮影を担当した映画『JOINT』を見せてもらい、どこを切り取りたいか・どういう色味なのかをインプットしていきました。僕は色盲があるのではっきり色が分からないのですが、「この画を撮ることができる人なら」とバチッときたんです。あとはもう打ち合わせもしつつ、現場で作っていきましたね。今SYOさんが言ってくださった煙に関しても、ライティングとのコンビネーションが素晴らしかったですし、寺本が作り上げた画に関して「これは違うんじゃない」と思うことがほぼなくて、微調整だけでした。ルックに関して寺本が責任を持ってやってくれたことで、演出に注力できて本当に助かりました。『君に幸あれよ』撮影風景──では、事前に絵コンテを描いたりということもなく……。櫻井一切なかったですね。あらためて、本当に奇跡的な出会いでした。やっぱりみんな「俳優でしょ、撮ったこともないんでしょ」と不安はあったと思うんです。じゃあどこで自分が信頼を得られるかと言ったら、演出の部分。そこでちゃんと信頼を得られて、画の部分は寺本がやってくれて、すごく良いバランスでできました。──演出の部分というのは、例えば演技面だったり。櫻井ただ、演技においても今回呼んだ方々が優秀だったこともあってわずかな誤差くらいでした。僕自身、この脚本のセリフについてはそこまで重きを置いていませんし、どちらかといえばセリフを言った後だったり言っていないときの動きを重視していました。カメラに切り取られた時間の中でどう“生きる”かに、こだわりを持っていたと思います。真司にフォーカスがいっているときに理人はどう動くのか?といった部分を細かく演出しました。──“生きる”という観点で考えたときに、カメラはあくまで営みの一部をひとつの視点で切り取ったものでしかないですもんね。櫻井そうなんです。4人家族がいたとして、みんながバラバラなことをやっていても会話は成り立つものですよね。もちろん、ひとつひとつの解像度を上げすぎるとカット割りをどうするかといったような問題が出てくるのですが、全体の意識としてナチュラルさを大切に捉えていくというのは意識していました。そのうえで、この人たちが生息している範囲を広げすぎてしまうと今回の撮影期間や予算も含めてできないことがあると思い、生きている世界をミニマムにしつつ解像度を上げすぎないようには気をつけていました。世の中の変化に敏感な僕たちの世代不安だからこそ、まずは飛び込んでみる──ちなみに、櫻井さんご自身が影響を受けている作り手や作品はあるのでしょうか。櫻井僕自身が「行動こそ素晴らしい」という信条で生きていて、そこまで作品を観られていないというところもあるのですが――繰り返し観ている作品はタナダユキ監督の『百万円と苦虫女』や、山下敦弘監督の作品です。「なんでこの間(ま)がストレスじゃないんだろう?」と思うのですが、そうした観た人が楽になれる映画がすごく好きです。──日常描写へのまなざしにもつながりますね。櫻井さんの場合は俳優だからこそ、より演者に寄り添った演出ができるというのも特長ではないかなと思います。櫻井それで思い出すのは、劇伴についてです。今回、心音のような音楽をゼロから作っているのですが、第一に「無音でも観られる映画にしたい」「最小限の音で作りたい」というのがあって、そのうえで編集段階に俳優に乗りながら音を作れました。「今ここで乗っているな」という俳優の気持ちが分かるから、「音楽を入れるならここじゃないな」といった判断が明確にできる。そこは、芝居をやっていない監督とは明らかに違う作り方かなと思います。芝居に沿わせながら音を入れていく作業は楽しかったですね。『君に幸あれよ』撮影風景──編集作業も初めてですもんね。櫻井撮影が終わってから「あれ、編集って誰がやるの?」くらいの勢いでした(笑)。そこから初めてソフトをインストールして見よう見まねでやっていきましたね。ただ、冒頭のシーンも編集を手伝ってくれたスタッフの提案ですし、寺本も同席してくれたのでインスピレーションだけじゃなくて様々な人の感性がミックスされていると思います。──そうして出来上がった作品が、どのようにして劇場公開に向かっていったのでしょう。櫻井アソシエイトプロデューサーの前信介さんに「よし持ち込もう」と突撃しました。よく面識もない僕らの作品を観て下さったなと思うし、前さん含めた皆さんが「こいつら何者だ」じゃなく作品ファーストで受け入れて下さったのが本当に幸運だったと思います。僕は「馬鹿になる」ということを大事にしているのですが、業界のセオリーもルールも知らないからこういうやり方になったけど、映画を撮ること然り、馬鹿になって飛び込んだからここまで来られました。もちろん、努力をして培っていく方法論も大切だし、リスペクトはあります。ただ同時に、やりながら同時に勉強できることだってあるはず。僕たちの世代は、特に世の中の変化に敏感だと思うんです。コロナ禍を含めて傷ついてきた経験も多いし、「明日死ぬかもしれない」「映画がなくなってしまうかもしれない」という不安の中で生きている。だからこそ、まずは馬鹿になって飛び込んでみることが大切だと考えています。「そんなことも分からないのか」と言われることもたくさんありますが、「これってどうなんですか、ダメなんですか」ととりあえず聞いてみることで、道が開ける場合だってありますから。──激変する時代に生きているからこそ、変化を恐れずにチャレンジしてみる。封切後、また新たな視界が開けそうですね。櫻井実は『君に幸あれよ』の後にも短編を撮っているので今後の監督業にもすごく興味はありますし、自意識過剰かもしれませんが1作目を観ていただけたら「次はもっといいものを観たい」と思っていただけるはず。とはいえ僕はまだ監督になった自覚もないですし、俳優や写真家としても「家を出るときにそうなろうと努力していく」、その繰り返しだと思っています。現場に行って初めて俳優になれるけど、それまでは櫻井圭佑というひとりの人間でしかない。だからこそプレッシャーはありますが、何よりすごく楽しかったから今後も映画を撮り続けていきたいです。取材・文:SYO撮影:源賀津己ヘアメイク:Koheyスタイリング:水元章裕衣装協力コート94,600円、ニットベスト37,400円、シャツ52,800円、パンツ49,500円(すべて08サーカス/08ブック 03-5329-0801)、シューズ29,700円(ぺダラ/アシックスジャパンお客様相談室 0120-068-806)、他スタイリスト私物<作品情報>『君に幸あれよ』2月4日(土) ユーロスペースにて公開ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント櫻井圭佑のサイン入りチェキを3名様にプレゼント!※パターンは選べませんのでご了承ください【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!
2023年01月31日2023年1月24日、サッカー元日本代表の本田圭佑さんがTwitterを更新。『隠し撮り』に遭った時の対応を投稿し、反響が上がりました。『盗撮』を注意しようと思ったけれど?本田さんがプライベートな時間を過ごしていた時のこと。2mほど先から見知らぬ人が、こちらを撮影しているのに気付いたそうです。いくら有名人とはいえ、許可もなく撮影をされたら、プライバシーを侵害されているようで不快な気持ちになるでしょう。本田さんも怒りが込み上げましたが、瞬時に気持ちを切り替え、注意する代わりにある行動を取ったそうです。それは…。「イイ顔で撮られよう」オプションに切り替えました。盗撮。こないだプライベートのときに目の前(2メートルくらい)で盗撮されてることに気付いてカッときて注意しようと言葉が喉まで出かけたんやけど、グッと堪えて瞬時に「イイ顔で撮られよう」オプションに切り替えました。その後5-10秒くらいだったかと思いますが、撮影のつもりで挑んでました。— Keisuke Honda (@kskgroup2017) January 24, 2023 「どうせ勝手に撮られるのであれば、いい顔で写ろう」「もしかしたら、ファンなのかも」…そう、本田さんは考えたのかもしれません。プライベートにも関わらず、撮影のつもりで表情を作ったという本田さんに、称賛の声が相次ぎました。・素早い切り換え。これがケイスケ・ホンダか…。ワールドクラスはひと味違うな。・勝手に撮るのは絶対だめだけど、この考え方は、器が広くて好きです。・本田さんはプロだなと思うけど、怒ってもよかった。だって盗撮だし。・瞬時の判断力。フィールドでも路上でも、さすがです。有名人であっても、隠し撮りは許されるものではなく、その場で注意されても仕方のない行為です。本田さんの大人な対応に、頭が下がりますね。[文・構成/grape編集部]
2023年01月25日大きな盛り上がりを見せた『FIFAワールドカップカタール2022』。日本代表は、『死のグループ』と呼ばれるグループで、強豪であるドイツ、スペインを下し、首位で決勝トーナメントに進みました。決勝トーナメントでの初戦・クロアチア戦で、日本代表は激闘の末、惜しくもPK戦で敗退。しかし、その素晴らしい健闘ぶりに日本中が沸き上がったのはいうまでもありません。同大会の日本代表戦で、選手同様、大きな注目を集めたのは、サッカー元日本代表の本田圭佑さん。動画配信サイト『ABEMA』で日本代表戦の解説を務め、視聴者の心を代弁するようなコメントや、クスッと笑ってしまうひと言、分かりやすい説明が視聴者の心をつかみました。『新語・流行語大賞』を巡って、ファン同士が対立ところで、2022年12月現在、『新語・流行語大賞』を巡って、議論が沸き起こっています。今年の『新語・流行語大賞』が同年12月1日に発表されました。大賞に選ばれたのは、プロ野球チーム『東京ヤクルトスワローズ』の4番バッターで、令和初の三冠王に輝いた村上宗隆選手を指す『村神様』。一方、『FIFAワールドカップカタール2022』でドイツ、スペインに勝利した際、長友佑都選手が発した「ブラボー!」という言葉にも注目が集まりました。ただ、「ブラボー!」が注目された時、すでに『新語・流行語大賞』は選考が進んでいたのです。時期的に少し遅かったため、2022年の『新語・流行語大賞』の受賞を逃した「ブラボー!」。一部のサッカーファンからは「流行語大賞は『ブラボー!』でしょ」「『村上様』って何?」などの声が上がりました。対する、一部の野球ファンからは「受賞時期じゃなかったんだから仕方がない」「さすがに失礼」などの声が上がったのです。垣根を超えてサッカー日本代表の健闘を祝福するムードが一転、ネット上では、野球派とサッカー派で対立する雰囲気が一部で発生。『新語・流行語大賞』を巡る対立から派生して、関係のないことで罵り合うような人たちも現れています。本田圭佑「スポーツファン同士で対立するのはもったいない」2022年12月9日、本田さんはTwitterを更新。すべてのスポーツファンに向け、多くの人が共感する内容をつぶやきました。別に野球もサッカーもバスケもその他スポーツも全部楽しめばよくない?1つのスポーツしか楽しめてないのは勿体ない。スポーツが違うファン同士で対立するのも勿体ない。— Keisuke Honda (@kskgroup2017) December 9, 2022 本田さんは、「別に、どんなスポーツでも全部楽しめばよくない?」「ファン同士で対立するのはもったいない」とコメントしたのです。『新語・流行語大賞』を巡る今回の騒動に限らず、たびたび発生する、各ファン同士の対立。本田さんの投稿には、多くの共感の声が寄せられています。・さすが、分かっているなあ本田さん!本当、その通りだと思う。・本当に、これよ!サッカーファンが野球を応援してもいいし、逆もしかり。いちいち対立するの、やめませんか。・同じ『スポーツ好き』なのに、対立が生まれるのは悲しい。お互いにリスペクトの気持ちを持つことが大事だと思う。・野球ファンですが、馬鹿にされるような言葉をいわれてカチンときたんです。でも、本田さんの言葉にはすごく共感。一緒に楽しもう。・大いに賛成!あと、にわかファンを馬鹿にするのもやめよう。みんなで盛り上げられるならいいじゃん。愛が深いからこそ発生する対立かもしれませんが、本田さんのいうように、ファン同士でいがみあうのはもったいないことでしょう。さまざまなスポーツを通して、ファン同士が対立するのではなく、一緒に楽しむことができればいいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年12月09日2022年11月20から同年12月18日にかけて、中東のカタールで開催されている、サッカーの世界大会『FIFAワールドカップカタール2022』。同年11月23日に行われた第1戦では、日本代表が優勝候補の1つであるドイツ代表を制し、番狂わせの展開に世界中から驚く声が上がりました。初戦から優勝候補を制したこともあり、日本国内の盛り上がりは増すばかり。第2戦でのコスタリカ戦も、勝利が期待されていたのですが…。本田圭佑、第2戦敗北の日本代表にズバリひと言同月27日に行われた第2戦で、国際連盟(FIFA)ランキング24位の日本は、同ランキング31位のコスタリカと対戦。動画配信サイト『ABEMA』で実況を担当する、サッカー日本元代表の本田圭佑さんも、前半では「コスタリカ、あんまり強くないぞ」と発言していました。しかし、試合で日本代表は1点も入れることができず、0対1でコスタリカに敗北。日本代表が敗北すると、本田さんは「なんかもう選手として、監督として、ファンとして受け入れがたいっす」と落ち込む発言をするも、すぐさま気を取り直してこのようにコメントをしました。下馬評では予選敗退やったんで、この状況は勝手に僕らが期待して、勝手にガッカリしてるだけなんで。まあ「もう分かってたよ」と。「もともとこうだったよね」ってラインにもう1回落ち着かせて、まず今夜スペイン、マジ…スペインを応援します。それはもう、ドイツには申し訳ないですけど。ABEMAーより引用開幕前、下馬評では予選敗退を予想する声が上がっていた、日本代表。それが、第1戦の番狂わせによって、日本人を含む多くの人が「この後の戦いも勝てるのではないか」と期待してしまったのでしょう。本田さんはそういった経緯をくみ取った上で、「自分たちが勝手に期待して、勝手にガッカリしているだけ」というと、素早く頭を今後の戦いに切り替えました。ポジティブかつ頭の切り替えが早い本田さんの発言は、またたく間にネットで話題になり、共感する声が続出いています。・すごく適切かつ冷静な意見だ。まさにド正論。・ものすごくストレートな意見だけど、本当にそうだよなあ。・サッカーだけでなく、いろんなことにいえる。何事も勝手に期待して、勝手にガッカリするのはよくないね。第3戦では、スペインと対戦する日本代表。本田さんが言及していたスペイン対ドイツは、同点で試合が終了しました。スペイン戦の結果や、他国の試合結果によって、日本が決勝トーナメントに進出する可能性はあります。今後の試合も、日本代表が持てる力をすべて発揮し、気持ちのいい戦いができるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年11月28日中東のカタールで開催中の『FIFAワールドカップカタール2022』の1次リーグで、日本がドイツに歴史的な勝利をおさめ、日本中が歓喜した2022年11月23日。同日の試合では、サッカー日本元代表の本田圭佑さんが解説を務めたことも話題になりました。分かりやすい解説、熱の入った応援、日本代表が改善すべき点など、『本田流解説』に聞き入る視聴者は多く、一時、本田さんの名前がネットのトレンド入りもしたほど。また、日本代表メンバーに対する本田さんの敬意も、反響を呼んでいます。本田圭佑、年下選手に『さん』をつける理由試合中、日本代表時代にともに試合をした選手を愛称で呼ぶ一方、交流のない年下の日本代表選手には『さん』をつけて呼んでいた本田さん。試合後には、「さんをつけて笑われる意味が分からない」とし、理由についてTwitterでこう明かしています。スポーツ界の無意味な縦社会はなくした方がいい。関係が深くない先輩に偉そうにされると、ん?誰?って思ってしまう。同じことをしたくないから「さん」を付ける。 — Keisuke Honda (@kskgroup2017) November 24, 2022 初対面の相手を、敬称をつけて呼ぶのは一般的なこと。しかし、縦社会が重んじられる集団においては、お互いの関係性よりも、先輩と後輩という立場が優先されることもあるでしょう。特にスポーツチームの場合、それが顕著に出やすい集団であることが、本田さんからの投稿からうかがえます。「スポーツ界の無意味な縦社会はなくしたほうがいい」とはっきりと語る本田さんからは、選手たちへの敬意が感じられ、投稿には「素晴らしい」「本当にその通り」と共感の声も寄せられました。・選手へのリスペクトがあるなと思いながら聞いていました。・非常に共感できます。業界に限らず、部下を呼び捨てにするのが当たり前のような風潮に疑問を持っています。・人と関わる上で、相手をリスペクトするというのは、誰にでもできることではないのかも知れません。それが当たり前にできる本田さんが、素敵です。本田さんは、交流がある選手は愛称で呼んでおり、それはお互いの関係性が確立されているからこそ。しかし、「先輩だから」という理由だけで、初対面からなれなれしい態度を取られ、ましてやリスペクトを一方的に求められることがあった場合、誰だって不快なもの。元日本代表選手というプロフェッショナルの解説に加え、世の中の一般的な視点も忘れない本田さんだからこそ、ここまで多くの反響を呼んだのかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2022年11月26日田中圭が主演を務める舞台『夏の砂の上』のトレーラー映像が公開された。1998年に初演された『夏の砂の上』は、劇作家・演出家の松田正隆が生まれ育った長崎を舞台に描いた作品で、1999年に読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞した彼の代表作のひとつ。職をなくし妻に家出された主人公と彼を取り巻く人物たちの間で交わされる会話から、一見淡々とした日々に漂う、抗いようのない悲哀や心の乾きが滲みだす名作だ。今回演出を手がけるのは栗山民也で、松田とは2003年に新国立劇場で上演された『涙の谷、銀河の丘』以来のタッグとなる。出演者は主人公・小浦治役の田中圭、夫を捨て家を出ていく妻・小浦恵子役の西田尚美、川上優子役の山田杏奈に加え、尾上寛之、松岡依都美、粕谷吉洋、深谷美歩、三村和敬が名を連ねている。『夏の砂の上』は11月20日まで東京・世田谷パブリックシアターで上演後、11月26日・27日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、12月3日・4日に宮崎・メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)演劇ホール、12月10日・11日に愛知・刈谷市総合文化センター 大ホール、12月16日・17日に長野・まつもと市民芸術館 主ホールで上演される。舞台『夏の砂の上』トレーラー映像<公演情報>『夏の砂の上』11月3日(木・祝) ~11月20日(日) 東京・世田谷パブリックシアター作:松田正隆演出:栗山民也【出演】田中圭 / 西田尚美 / 山田杏奈 / 尾上寛之 / 松岡依都美 / 粕谷吉洋 / 深谷美歩 / 三村和敬※11月11日(金) は終演後に松田正隆、白井晃(世田谷パブリックシアター芸術監督)によるポストトークあり。【チケット料金】S席(1・2階席):8,500円(全席指定・税込)A席(3階席):6,500円(全席指定・税込)※1申込につき1公演1席種4枚まで※ほか高校生以下、U24など各種割引あり※託児サービスあり※車椅子スペース取り扱いありチケット購入リンク:【お問い合わせ】世田谷パブリックシアターチケットセンターTEL:03-5432-1515(10:00~19:00)【ツアー情報】■兵庫公演11月26日(土) ・27日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール■宮崎公演12月3日(土) ・4日(日) メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)演劇ホール■愛知公演12月10日(土) ・11日(日) 刈谷市総合文化センター 大ホール■長野公演12月16日(金) ・17日(土) まつもと市民芸術館 主ホール公式サイト:
2022年11月09日プロサッカー選手の本田圭佑が、ABEMAで配信される「FIFA ワールドカップ カタール 2022」にて、日本代表のグループステージ全3試合と準決勝・決勝の試合を現地から解説することが9日、発表された。グループEに属する日本代表の試合は、今月23日22時からのドイツ戦、今月27日19時からのコスタリカ戦、12月2日4時からのスペイン戦の全3試合。準決勝は12月14日4時から、決勝は12月19日24時から実施される。現地カタールから解説を行う本田は「話したいことが多すぎて、整理するのが難しいです。それだけFIFAワールドカップは、僕にとって大きい存在だということではあるので、日本代表を応援してくれている皆さんと今回は選手としてではなく、1ファンとして全ての感情を分かち合いたいなと思っています。解説は初めてなので何をしゃべればいいのか分からないですが、これまで通り自分の考えをできるだけストレートに皆さんにお伝えできればと思っています!」とコメントを寄せている。(C)AbemaTV, Inc.
2022年11月09日Netflix製作によるオリジナル実写ドラマシリーズ『ONE PIECE』への出演が決まっている新田真剣佑(25)。「真剣佑さんは、『聖闘士星矢』の実写版ハリウッド映画『Knights of the Zodiac』に主演が決定しており、すでに撮了。『ONE PIECE』と合わせて、“ハリウッドスター”に向け邁進しています」(芸能プロ関係者)しかし、ハリウッドでの仕事が順風満帆な真剣佑に、辛い出来事が立て続けに襲った。昨年8月19日には尊敬する父親だった千葉真一さんが新型コロナウイルス感染症のため亡くなると、その後も父を巡って遺族間トラブルも報じられた。また最近では、暴露系YouTuberとして話題を呼んでいる東谷義和氏による“攻撃”も受け、真剣佑も消沈しているという報道もある。事務所側も法的措置に出ることを明らかにしているようだが、最近では持ち直しているという。「真剣佑さんは『ONE PIECE』の撮影のため、昨年11月から南アフリカに長期滞在しています。そこでは雑音が入ってくることも少なく、仕事もプライベートに充実した日々を送っているそうです」こう明かしてくれたのは、真剣佑の知人だ。「日本からは、パーソナルトレーナーほか2~3名のスタッフを帯同し、万全の態勢で向かいました。現地ではコロナなどによる影響でしばらく待機せざるをえない時間があったのですが、『それもいい休息になった』と話していました。もともと体力、アクションには自信のあった真剣佑さんですが、撮影では肉体をフルに酷使して挑んでいます。とはいえ、Netflixでは昨今のコンプライアンスに即した撮影体制になっており、昔のように朝から晩までということはありません。きっちり8時間撮影と決まっており、その辺も充実した海外ライフにつながっているそうです」(前出・知人)ロサンゼルス育ちでネイティブ並みの英語を操る真剣佑だが、日本から遠く離れた地で彼を支える存在が、かねて報じられている“恋人”A子さんだ。「交際約2年となるA子さんは、現地での撮影にも帯同しているそうです。長期滞在に欠かせない栄養面でのサポートをしたり、撮影が休みのときには2人で同地でのデートを楽しんでいるそうです」(別の知人)昨年11月末に日本から出国する際、「成田空港に真剣佑さんと女性が一緒に出国ゲートにいてびっくりしました」(居合わせた空港利用客)という証言もあり、やはり真剣佑にとってA子さんは公私ともに欠かせないようだ。「元子役出身で7歳年上のA子さんは、元芸能人とは思えないしっかりした性格で、2人は真剣なお付き合いをしています。父である千葉さんにもA子さんを紹介したことがあり、天国のお父さんも“頑張れよ!”と応援してくれているのではないでしょうか」(前出・知人)父の果たせぬ夢をかなえるため、A子さんと二人三脚で突き進む――。
2022年04月29日俳優の渡邊圭祐が3日、都内で「渡邊圭祐 2022.4-2023.3 カレンダー」発売記念イベントを開催。イベント前に行われた取材会に応じた。今年のカレンダー撮影テーマは、ART&CULTURE ZINE「FOCUS」。渡邊の2022年は、日常の何に焦点をあてるか、何を目標とするか、何に気を配って生活するか…。その「何」にフォーカスしたさまざまな写真とテーマに沿った渡邊のメッセージとともに、渡邊をもっと好きになる仕上がりとなっている。そんな同カレンダーのこだわりを聞かれた渡邊は「男性目線からすると好きな芸能人だったり推してる人のポスターとかカレンダーとか、顔写真バーンというのを部屋に飾るのってちょっと恥ずかしかったりする」という理由で、「僕のカレンダーで僕メインではあるけど、僕メインではないみたいなところを目指して、"でもいるよね"ということで、今年も"日々の暮らしに渡邊を"ということで、テーマとしてはそんな感じで設定させていただきました」と説明。具体的には「映画のポスターってすごくオシャレですよねってなったときに、一枚絵で見られるような、絵として飾れるようなテンションのものを作れるように、雑誌の切り抜きなどからから着想を得て、今回は作らせていただきました。渡邊圭祐という部分を消していく作業にこだわりを持って、誠意を持って取り組みました」と明かした。お気に入りには3月の顔がブレているカットを挙げ「これもまさに渡邊圭祐であって渡邊圭祐ではないみたいな、1番目指していたところかなと思います。ぱっと見、誰だかわからなくて、これが飾ってあったら『この写真いいね』って会話の種にもなると思いますし、今回のカレンダーの中だと、僕が目指した部分がここに表れているのかなと思います」と紹介し、カレンダーに自己採点をするよう求められると「見出し的に100点って言ったほうがきれいですけど90点で。"また次に出すときのほうがいいよね"というテンションのことをきれいにまとめていただけると助かります」と今後の伸びしろに期待を込めた。また、写真のほかに文章も書かれているが、将来的にエッセイや小説執筆の可能性はあるか追求された渡邊は、1度目の緊急事態宣言時に時間ができ、ちょうど連載も始まったことから文章を書くことに興味を持ったそうだが「小説か何かを書いてみようと思って書き出してみたら、収拾がつかなくなってしまったので、より小説家の方の偉大さを知ったというか、文を扱う方の偉大さを知ったので、書かないと思います。書けないんだと思います」と小説家デビューの可能性を否定した。さらに、この4月から新たにチャレンジしたいことを聞かれると「例えば格闘技だったり、役が来たタイミングでやれたらいいなとかぼんやり思っていたんですけど、(役とは関係なく)そういうのをやっておくだけでも、次に仕事が来たときにそのままスッと入れたりするので、できることはできる限り触れていこうかなと思っています」と声を弾ませ、趣味として釣りも始めたいそうで「自分、子どもができたときに"お父さんってかっこいいんだな"って何となく思ってもらえるような、子どもも一緒に楽しめるような、結婚の予定は全然ないんですけど、そういうのを持っていたらかっこいいなと。それだけです」と理由を明かした。
2022年04月04日俳優の渡邊圭祐とお笑い芸人のヒコロヒーが初共演する、ハウスウェルネスフーズ「ラクシテ」の新CM「渡邊圭祐&ヒコロヒー登場編」が、4月1日より放送される。新CMでは、「さ、ラクシテこ!」というキャッチフレーズを用いて、ラクできない日々に同商品を取り入れて、日常生活での疲労感を軽減してほしいというメッセージを表現。ドラマや映画で活躍中の渡邊と、バラエティを中心に活躍中のヒコロヒーという、まさに「ラクできない」 二人が、根を詰めすぎず、ほどよく肩の力を抜いてラクシテいく様子が描かれる。■渡邊圭祐コメント毎日の生活でどうしても頑張りすぎてしまうことも多いと思います。今回のCMを見て、あ、もっとラクしてもいいんだ。と少しだけ肩の力を抜いてもらえたら嬉しいです。もうすぐ春の新生活も始まりますが、気負いすぎず、ラクシテいきましょう!■ヒコロヒーコメント商品名のとおり、リラックスした雰囲気の現場で楽しく撮影に臨めました。慌ただしくなってくると、ついつい余裕がなくなってしまいがちですが、そんなときこそひと息ついていきましょう。この春から新しい生活が始まるみなさんも。さ、ラクシテこ!
2022年03月30日山田涼介“エド”や本田翼“ウィンリィ”らの続投、渡邊圭祐、新田真剣佑、内野聖陽ら多くの新キャストが参加する、二部作で原作の感動の最終話までを描き切る実写映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』。この度、イシュヴァール殲滅戦から“約束の日”までを描く、迫力満点のロング予告映像が公開された。「鋼の錬金術師展 RETURNS」大阪会場で行われた、山田涼介&朴ロ美による映画キックオフイベント内にて公開された今回の映像。廃墟で何かの手がかりを探そうとしているエドの映像から始まり、原作でも重要なキーポイントとなるイシュヴァール殲滅戦の回想シーンが映し出される。容赦なく鳴り響く銃声やアメストリス軍の攻撃から逃げ惑う人々…、ロイ・マスタング(ディーン・フジオカ)ら国家錬金術師が人間兵器として投入され多くの人々が命を落とした戦いの凄惨さが伝わる。そして現代に移り、国家錬金術師をターゲットにした連続殺人事件が発生。額に傷のある謎の男<スカー>(新田さん)がエドと弟アル(水石亜飛夢)の前に立ちはだかり、「神の道に背きし錬金術師、滅ぶべし」という名台詞とともに2人を襲う。また、アメストリス軍の大総統キング・ブラッドレイ(舘ひろし)や国家錬金術師アレックス・ルイ・アームストロング少佐の姉オリヴィエ・ミラ・アームストロング少将(栗山千明)、東の大国シンからやってきたリン・ヤオ(渡邊圭祐)、エドとアルの父ヴァン・ホーエンハイム(内野聖陽)ら新キャスト陣も大活躍。さらに、真理の扉の前で佇むアルもその顔が登場。ウィンリィに決意を伝えるエド、仲間たちがエドに声をかける緊迫のシーン、最後には「消えて失せろ錬金術師」という言葉と共に謎の男の姿も映し出されている。『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』は5月20日(金)より、『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』は6月24日(金)より二部作連続公開。(cinemacafe.net)■関連作品:鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー 2022年5月20日より公開©2022 荒川弘/SQUARE ENIX©2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成 2022年6月24日より公開©2022 荒川弘/SQUARE ENIX©2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会
2022年03月15日俳優の渡邊圭祐が、3月下旬に『渡邊圭祐2022.4-2023.3カレンダー』(アミューズ 2,600円/卓上)を発売することが4日、わかった。4月スタートのフジテレビ系ドラマ『やんごとなき一族』や映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』などへの出演で話題を集める渡邊。最新カレンダーとなる同作は、「ART&CULTURE ZINE『FOCUS』」をテーマに撮影。2022年は、日常の何に焦点をあてるか、何を目標とするか、何に気を配って生活するかの「何」にフォーカスしたさまざまな写真が、テーマに沿ったメッセージと共に掲載される。4日(18:00~)からオンラインショップ「アスマート」で特典付きで予約がスタート。また、カレンダーの発売を記念して、20日には地元である宮城・HMV仙台E BeanSで対面式特典会の開催も決定した。東京での開催も現在調整中で決まり次第、発表される。コメントは以下の通り。■渡邊圭祐"渡邊圭祐のカレンダー"感を薄めつつも大切にして制作いたしました。ひと月毎のレイアウトやコンセプトにこだわりを持ったが故に、発表が3月まで食い込んでしまいました。今年もまた部屋に飾っていただいた時の様子を想像して、知らない方がみても素敵な印象を与えられるよう心がけたつもりです。もし気が向いたら、今年も日々の暮らしに渡邊をということで。是非。
2022年03月04日リトアニアのスードゥヴァに所属する、サッカー元日本代表の本田圭佑選手が、自身のYoutubeを更新し、日本の『公園ルール』について言及しました。発端は、2021年8月にTwitterに投稿され、大きな反響を呼んだこちらのツイートです。子供らが公園で遊んでたら、うるさいって苦情がくるらしい。さらにボールの使用が禁止の公園が多いらしい。どう考えたって苦情をいう大人は頭がおかしいよ。あなたも迷惑ばっかかけてた、やかましい子供やったでしょう?公園でボール使ったらあかんとかマジでヤバいルールやからね。— Keisuke Honda (@kskgroup2017) August 31, 2021 騒音に対する苦情、ボール遊びが禁止など、「子供が自由に遊べない公園が多い」という点に異議を唱えた本田選手。2021年10月17日、Youtubeを更新し、改めて同テーマに触れました。海外の人に子供の公園の利用方法について聞いたら…本田選手は、上記の問題について、海外の意見を紹介しています。動画内のインタビューでは、下記のような返答がありました。・公園だもの、うるさくて当たり前よ。・公園で遊ぶことは子供にとって大切なことだ。子供が遊ぶために公園はある。・公園は子供が遊ぶためにあるのよ。だってアパートでボール遊びできないでしょう?・大声で遊ばせることを理解するべき。そうやって社会性を身につけていくんだから。回答した人に共通しているのは、「子供はうるさくて当たり前」「公園は子供が遊ぶための場所」という認識を持っていることでした。本田選手は「うん、彼らは正しい」と見解を述べた上で、日本の公園についてのネガティブな意見に対し、英語で持論を展開しました。問題は『公園側が』ボールで遊ばせることを禁じていることなんだ。そうオフィシャルに!それが問題だよね。Keisuke Honda / 本田圭佑ーより引用本田選手は、もし子供が遊んでいて、危険なことがある場合は、周りが注意すれば済む話であり、公園がボールで遊ぶこと自体を禁じている点に、「納得がいかない」と述べます。大人は子供を自由に遊ばせてあげられればいいんだよね。それで子供がもし間違えてしまった時に「それはやりすぎだよ!」とか言ってあげればいいんだ。そして子供だって大人に叱られることで徐々に学んでいくんだ。自分たちは何ができるかってことをね。現状は子供が公園で何もチャレンジできないだろう?それはおかしいよ。俺たち大人は理解しなければならないんだ。大人はこの問題についてもっと語る必要がある。さもなくば公園って何の意味があるの?ってことになる。すべての人たちにとって公園って必要であるべきでしょ?Keisuke Honda / 本田圭佑ーより引用このように語った本田選手は、「反対意見があるのは分かるけど、やっぱり子供は公園で遊ばなアカンよ。俺もめっちゃ遊んだもん」と、最後は日本語で動画を締めくくったのでした。動画内のコメント欄には、さまざまな意見が集まりました。【ネットの声】・そうだ!公園とは子供が自由に遊ぶものだ!・住宅地に隣接する小さな公園は、道路にボールが飛ぶなど危険も多い。禁止の理由も少し分かる気がします。・そもそも公園が狭すぎて、サッカーもキャッチボールも満足にできなかった。・ひと言で子供といっても、さまざまな年齢層があるので、それぞれ違うよなぁと思いました。子供にとっても大人にとっても、公園は気持ちのよい空間であってほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年10月25日「田中圭チャレンジしよ!」ほにゃぴ(@honyaoO)さんは、弟さんからこのように誘われたといいます。『田中圭』とは、もちろん俳優の田中圭さんのこと。では、『田中圭チャレンジ』とは何を指すかというと…。弟が田中圭チャレンジしよ!って言ってきて何かと思ったらあみじゃがで田中圭の文字に合わせてかじってくらしいwwwww pic.twitter.com/2epY89HFmG — ほにゃぴ (@honyaoO) October 20, 2021 すごい!でも『田中圭』…じゃなくて『田中主』…!ほにゃぴさんが弟さんに聞くと、お菓子の『あみじゃが』を、『田中圭』の文字に合わせてかじったのだとか。もともとのお菓子の形は、網模様をした円形。それを、文字に合わせてかじった…器用でないとなせない技といえます。しかし、『圭』になるには、一画足りていません。弟さんが鍛錬を重ねた結果、成功した『田中圭』がこちら!やっと!田中圭チャレンジ成功しました #田中圭チャレンジ #あみじゃが pic.twitter.com/K3cXUZHNO8 — ほにゃぴ (@honyaoO) October 21, 2021 これで『田中圭』の完成ですね!器用にかじりながら、田中圭さんのことを想う弟さんの姿が目に浮かぶことでしょう。『田中圭チャレンジ』に、「天才の発想ですね」「ほほえましい…。このお菓子を買ってやってみようと思います」と、多くの人が反応してました。田中圭さん本人がこのチャレンジを知ったら、どのような反応をするか…楽しみにしておきたいですね![文・構成/grape編集部]
2021年10月21日俳優・田中圭は、愛される天才だと思う。9月17日から配信がスタートする痛快ミステリードラマHuluオリジナル『死神さん』。そこで田中圭が演じたのは、「死神」と呼ばれる曲者刑事・儀藤堅忍。誰とも群れず、誰からも愛されない孤高のダークヒーローだ。けれど、田中圭自身は、儀藤とは正反対。人なつっこくて、あっという間に距離を縮め、周囲の心を掴んでいく。どうして田中圭は愛されるのか。彼自身の信条から、その理由が見えてきた――。台詞覚えは地獄です(笑)ウェーブのかかった髪に、大きなホクロ。そして、独特の喋り口調。これまでたくさんの役を生きてきた田中圭だが、その多数のフィルモグラフィの中でも儀藤堅忍は極めて独特だ。特徴的な台詞回しや前のめりの姿勢など、外側の部分に関しては、監督の堤幸彦からもらったアイデアをベースにつくり上げていったという。「息継ぎのポイントや抑揚のつけ方が独特で、完成したものを家で観ているときに、『これ、どうやって練習したの?』って聞かれました。それぐらい特殊なキャラクターではありますが、僕自身は全然何も意識していなかったというか。難しいと感じることもあまりなく、自然に、何も考えずにやっていたら、ああなりました」唯一苦戦したのは、長台詞。思えば、8月に上演された舞台『もしも命が描けたら』でも、前半はほぼ一人芝居と言ってもいいくらい膨大な台詞量だった。忙しい毎日の中でどうやって覚えているのかと聞いてみたら、コツは「ない!」ときっぱり言い切った。「特別なことはやってないです。本当に1文字ずつ覚えているだけ。基本は黙読です。黙読で覚えて確認で声を出すという感じ。でもひとりでやっていても覚えているかどうかわからないので、現場に入るまでいつも不安なんです」と言いつつ、今作でも台詞が飛んでNGを出すことはほぼなかったそう。「自分でもわかりませんが、なんとかできているみたいで。でも台詞覚えは苦行です。地獄です(笑)。台詞を言うということは、それを覚える作業が必要ですけど、その覚える時間を事務所もスタッフも考えてくれていない。そこはどうにかしてくれと思っています(笑)」こんな人いそうだな、と思いました。これまで多くの作品で多くの役を生きてきた。どちらかと言うと、日常の延長線上にある題材が多く、その役がどこかで本当に生きていると感じさせる人物造形を得意としてきた田中圭にとって、儀藤堅忍というキャラクター性の強い役は新鮮な印象もある。「新鮮は新鮮ですけど、やっぱりどこまで行っても僕だなと。良くも悪くもキャラクターが立ちすぎていないというのは、自分で見て感じました。僕がやるとフィクションになりきらないというか、実際こんな人いそうだなってなるんですよね」そう答えてから、付け加えるようにこう続けた。「それは日頃から自分の武器だと捉えてはいますが、ここまで強烈な役をやってもそうなるのかと。だったらもっと大げさにやってみても良かったかなと思ったので、できれば続編というか、もう1回、儀藤をやりたいです」自分に対するジャッジは常に厳しめ。簡単に及第点をつけないから、俳優・田中圭の進化は止まらないのだ。ペットボトルの分別をしない人は許しません芝居に対しては一切妥協を許さないが、素の人柄はどこまでも親しみやすい。「逃げ得は許しません」が儀藤の決め台詞。では、田中圭が許せないことと言えば何だろうか。「結構ありますよ。ペットボトルのラベルを、明らかにみんな外して捨ててあるところに、取らずに捨てる人を見ると腹立ちます。見たらわかる!っていう(笑)。別にそんなに分別にうるさい方とかではないですけどね。ちゃんとキャップもラベルも分けているところに、そのまま捨てていく人を見ると、『いやいやどうして?気づかなかった?』ってなります(笑)」また、今作は各話ごとに儀藤の相棒が替わるのも見どころのひとつだ。「毎話相棒が替わるからこそ感じる刹那的なものがある。短い時間の中でもお互いの間に一瞬でも生まれる何かが確実にあって、演じていてもすごく楽しいです。お芝居の達者な方々が勝負しに来てくれているので、僕自身、迎える立場として、来てくれている人に儀藤を楽しんでもらえるようにいようとは毎回思っていました」ちなみに、田中圭自身の相棒を聞いてみると…?「嫁です。嫁しかいないです(笑)。物で言ったら、結構いろいろあるかも。ケータイとか財布とか、あとは目薬とか、今だったら蜂蜜味ののど飴も。カバンの中には、これは手放せないっていうものがいつも入っています」“楽しんでいるやつが一番強い”と思うんです堤幸彦監督とは、2007年に公開された映画『包帯クラブ』以来のタッグ。こうした再会が、田中圭の原動力のひとつとなっている。「お互い違う現場で吸収したり修行したりして、またどこか別の現場で再会する。それが、僕がこの仕事が好きな理由のひとつです。仲が良いからつながっていくのではなくて。何て言うんだろう。久々に再会したときに、そこで『この会っていない何年間の間に何をしてきた?』っていうのをやり合えることがうれしいんです。それはスタッフもそうだし、俳優同士もそうだし」そう語る言葉の温度がぐっと上がる。好きなことを話しているときの田中圭は、ものすごく素直な顔をしている。「堤さんとも、さすがに14年も空くと、ほぼ初めましてと変わらないみたいなところもありましたが。それでも懐かしさみたいなところもあったし、自分自身もあのときとは違いますよと。いい意味で新鮮で、刺激的で、チャレンジな毎日を過ごすことができました」今から約14年前。あの頃の田中圭はどんなことを考えながら日々現場に立っていたのだろうか。「何を考えていたんですかね、あの頃の自分は。みんなすごいなあと思いながらやっていました。それこそ石原さとみちゃんが監督から急に今までと違うオーダーをもらって、でもそこですぐに芝居を切り替えて涙を流しているのを見て、『すごい、こうやって泣けるんだ女優さんって』って思ったりとか。基本的に過去のことを覚えていない人なので、14年も前となるとより覚えていないですけど、考え方も、蓄積しているものも、全然違うんだろうなとは思います」積み重ねた時間の分だけ俳優として成長した。久々の再会でそれを感じると同時に、あの頃と変わっていないものも見つけることができた。「堤さんの、監督自ら第一線で楽しそうに現場にいてくれるところが僕はすごく好きで。何だろうな、合うんですよ、自分とベースの部分が」そう言って、田中圭が話しはじめた信条は、彼自身の魅力がたっぷりつまったものだった。「そもそも自分の考え方で、“楽しんでいるやつがいちばん強い”というものがあるので。撮影中ってしんどいことが押し寄せてくると思うんです。というか、生きているだけでしんどいこととか山ほどあるし。でもその中で、まずは楽しむ。その姿勢が、周りの士気を上げてくれる。堤さんはそういう人で。そんな堤さんを見て、僕も楽しもうと思ったし、もっと監督を楽しませたいなって思いました」ここ数年、ドラマ、映画、舞台と出演作が切れ目なく続く。傍目から見ていても、時々心配になるほど多忙な日々を送っている田中圭が、それでもまるで色褪せないのは、どんな状況でも楽しむ気持ちを忘れないから。ハードなスケジュールも、膨大な台詞量も、「まじか…」と言いつつ、最後は楽しんで乗り切ってしまう。そんな姿に人は惹かれていく。「そう考えたら、『包帯クラブ』をやっているときも、監督から無茶振りをいっぱいされて、それに応えると監督がケラケラ喜んでくれて。監督が喜んでくれるから頑張ろうと思っていたなって、今思い出しました。そこは今もあの頃も変わらないかも。ただ、あの頃とはっきり違うのは、無茶振りされるたびにイヤ~なプレッシャーはあるけど(笑)、当時はただのイヤなプレッシャーだったのが、今は監督の無茶振りに乗った上で、そう来るならこう動いていいですよねって自然な流れでそこから派生する動きや感情を出せるようになった。この『死神さん』は、そうやって『あのときの自分とは違うぞ!』って自分を鼓舞しながらやれた現場でした」この取材が行われたのは、9月7日に生配信された記念イベントの後。ひっきりなしに続く取材の最後で、時間はすでに22時をまわっていた。それでも田中圭は疲れなんて感じさせないように、カメラの前でおどけたポーズをとる。それを受けたカメラマンが「元気ですね」と声をかけると、「空元気っす」と笑った。これもまた楽しむことを大切にする田中圭らしい一コマだ。ピンチも、プレッシャーも、疲労すら、楽しむ。だから、田中圭は愛されるのだ。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント田中圭さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!Huluオリジナル『死神さん』は9月17日(金)より配信スタート撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明
2021年09月17日黒木華・柄本佑がW主演を務める『先生、私の隣に座っていただけませんか?』より、本編映像が解禁となった。黒木華と柄本佑が結婚5年目の漫画家夫婦を演じ、夫の不倫をモチーフにした新作漫画を描く妻とそれを読む夫の心理的な攻防が描かれる本作。今回解禁となったのは、こっそり妻の新作漫画を盗み見してしまった柄本さん演じる夫が妻の不倫を疑い自動車教習所で大パニックとなる本編映像。動揺した俊夫が、血相を変えて妻・佐和子が通う自動車教習所に乗り込むシーンから始まる。佐和子の描いた漫画を読んで彼女の不倫を疑い、居ても立っても居られずに教習所に向かった俊夫は、急いで車を停めると一目散に教習所内のコースに駆け出し、佐和子が乗っている車を探して目を凝らす。遠くの車を確認するため、咄嗟にスマホのカメラのズーム機能を使う描写も絶妙にリアルだ。そうして、ようやく妻を発見した俊夫だったが、我に返り、慌ててのぼり旗の陰に身を潜める。次の瞬間、妻と一緒に車から出てきたのは、ついさっきまで自分が盗み見していた妻の漫画に登場する教習所の若い先生と瓜二つの男だった…。まるで漫画の展開が現実のもののように感じられるほど仲睦まじい2人を見て、俊夫は愕然と膝から崩れ落ちる。右往左往する俊夫の姿はコミカルで、自分も不倫をしている身でありながらパニック状態に陥るどこか憎めない俊夫という人間味溢れるキャラクターをよく表している。ハラハラドキドキ、笑いと恐怖が見事なバランスで共存する夫婦の心理戦にぜひ注目してほしい。『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:先生、私の隣に座っていただけませんか? 2021年9月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年09月13日本田圭佑が所属するKSKグループ傘下にあるユース(高校生)『SOLTILO CHIBA FC U-18』は、2022 年度入団選手向けのセレクションを開催いたします。※2019 年夏:本田圭佑「SOLTILO FC U-18」訪問時の様子(写真:HONDA ESTILO 提供)SOLTILO FC U-18 は"本田圭佑を超えろ!"を合言葉に、日本代表や世界で戦える選手の育成を目的に2016年に設立され、今年6年目。本田圭佑も自身のオフのタイミングに合わせてチームを訪問し選手達に直接アドバイスを送ったり、最近はアプリclassroomを活用して選手達にアドバイス・質疑応答を交えた機会を作ったりしています。昨年度の入団選手には JFA エリートプログラム・JFA ナショナルトレセン・県選抜トレセンに選出された選手、強豪高校・J クラブからのオファーを断り入団を決意した東北・関東・関西の強豪チーム出身の選手などが多数います。グループ会社のネットワークを活かし 海外で活躍したい選手をサポートする環境を整えており、卒業後の進路サポートが充実していることも特徴の一つとなっているSOLTILO CHIBA FC。セレクションに興味のある方は詳細をご確認の上お申し込みください。募集対象現中学3年生(新高校1年生)会場会場:ZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREAセレクション日程<平日開催>7/6(火)17:30~19:00(受付17:00)7/7(水)17:30~19:00(受付17:00)7/20(火)17:30~19:00(受付17:00)7/21(水)17:30~19:00(受付17:00)8/24(火)17:30~19:00(受付17:00)8/25(水)17:30~19:00(受付17:00)<休日開催>7/24(土)7/25(日)9/4(土)9/5(日)※時間は確定次第ご連絡致しますセレクション詳細・参加申し込みはこちら>>【お問い合わせ先】u18@soltilo-fc.com
2021年07月02日「この子はバイオリンの天才なの」小室圭さんの母・佳代さんの口癖だったーー。圭さんの父、敏勝さんが’02年に亡くなって以来、佳代さんは、カフェやケーキ店などで働き、一人息子である圭さんを育ててきた。「シングルマザーの家庭から、弁護士になり皇族と婚約。本来なら美談になるような話ですが、あまりに不自然な親子関係に、国民は不信感を募らせています。4月8日に、圭さんが母の元婚約者X氏との金銭トラブルに関する説明文書を発表しましたが、国民に説明するためではなく、母親の名誉を守るためのものと受け止められてしまいました」(皇室ジャーナリスト)児童相談所で19年間の勤務経験がある心理学者で家庭問題カウンセラーの山脇由貴子さんが語る。「強い絆で結ばれている2人ですが、同時に佳代さんは息子である圭さんに依存しているように見えます。これが違和感の原因かもしれません」息子依存とは、どのようなものなのか?山脇さんが続ける。「簡単に言えば、過保護、過干渉の延長で、息子への執着心が非常に強くなっている状態です。『息子のため』と思い込みながら、息子を自分の思いどおりにしようとしてしまう。具体的には、小さいころから“私の言うことを聞かないと人生がダメになる”と恐怖心を受け付け、心理的に息子をコントロール。一連の報道から、圭さんの主体性がまったく見えてこないのは、おそらく圭さんが佳代さんの支配下にいるためでしょう」息子の成功だけが自分の成功だと考える深層心理が、気づかないうちに、息子の人生への過干渉や支配を生んでしまう。『母という病』(ポプラ新書)の著書がある精神科医の岡田尊司医師によると、母親が息子を自分の所有物のように接するのは珍しいことではないという。「とはいえ、多くの場合は、中学生ぐらいに反抗期という形で、母親の操り人形であることを拒絶します。そのときこそ子どもが自立するチャンスなのです」しかし、息子に強く依存していると、その機会が失われてしまうこともあると山脇さん。「息子に依存する母親は、子に自分のつらさや悩みを吐露している場合があります。それをされると息子は、母親の騎士になって母を守ろうとするのです。その結果、支配から抜け出そうという考えが起こらなくなる。これはしばしば反抗期の消失となって現れます」圭さんは、高校2年生のころからフランス料理店でアルバイトをしており、店長には「うちにはお父さんもいないし、僕がお母さんを守っていくんです」と語っていたというがーー。このような親子関係は、息子の将来に悪影響を及ぼすことも。「母親に支配されてきた子どもは、大人になってからも他者との関わりにおいて『支配する』か『支配される』という人間関係しか築けません。そのため、たとえ結婚しても、相手と対等な関係をつくることができない。支配する側になれば、パートナーをだましたり、虐げたりしてでも自分の思いどおりにするでしょう」
2021年05月28日「現時点で圭さんが日本へ帰国する予定はありません」本誌にそう語ったのは、小室圭さんの代理人・上芝直史弁護士。5月23日、フォーダム大学のロースクールを卒業した小室さんだが、そのままアメリカにとどまって7月下旬に控えるニューヨーク州の司法試験に備えるようだ。また上芝氏は「会見の予定もありません」と明言。4月に発表した金銭トラブルの文書以上の説明をする機会は、今のところはないという――。静岡福祉大学名誉教授で皇室に詳しい歴史学者の小田部雄次さんは「国民からの信頼を失ってしまったことが大きな問題」と語る。「説明文書などで小室さんは自らの正当性を示そうとしてきましたが、国民が求めていたのは人としての誠実さや信頼でした。眞子さまも国民からの不安の声を聞き入れることなく、そういった状態でお二人が自分たちの結婚の実現に突き進んでいったことで、さらに不信感が強まってしまったと思います」コロナ禍でご公務が激減しているとはいえ、眞子さまと小室さんの動向ばかりが注目を集めてしまっている令和の皇室。「私たちの知っていた“昔ながらの皇室”は、もう終わってしまったのかもしれません」そう語るのは、上皇陛下と学習院の幼稚園時代からのご学友である明石元紹さん(87)。高等科の馬術部ではともに汗を流すなど、長年にわたる交流を続けてきた。「私たちにとって皇室の方々は、生まれたときから一般の国民とはまったく違う存在でした。どんなときも『私』より『公』を優先する、特別な存在です。私が生まれたのは、日本という国が天皇を中心に回っていた時代です。終戦時には疎開先の奥日光で、当時皇太子だった上皇陛下はGHQの占領下でどうなってしまうのか……、という状況も間近に見てきました。戦後、皇室の置かれた状況は大きく変わりましたが、無私の精神で国民の幸せを願う存在であるという根幹は変わっていなかったはずです。そういった精神を持った皇室が日本国と日本国民の象徴としてずっとあり続けるのだと思っていました」■皇室が「特別な存在」ではなくなっただが、皇室のあり方は戦後、少しずつ変わってきた。上皇陛下と美智子さまのご成婚は“テニスコートの恋”といわれ、新たな時代の到来を印象づけた。これまでの皇室の家庭とは違い、自ら台所にも立ち、子育てをされる美智子さまは、国民からたいへんな人気を得た。平成に入ってから、地震や台風の被災地へのお見舞いで避難所を訪問された際には、上皇ご夫妻は膝をついて被災者と目線を合わせてお話しされた。国民に寄り添う姿勢は令和の両陛下にも引き継がれており、NHKの世論調査(’19年9月)では、皇室に「親しみを感じている」との回答が71%に達している。「平成の皇室には、国民と同じような私生活を送ることで、国民の生活を理解しようという考え方があったのだと思います。皇室と国民の距離は近づき、国民は皇室に親しみを感じ、支持するようになりました。ただ、振り返れば、はたしてそれでよかったのだろうかと考えたりもします。今の秋篠宮家と眞子さまの状況をみるに、一般の国民と同じように『公』より『私』を優先されていると感じます。これでは一般の国民と変わりません。もはや皇室は、特別な存在ではなくなったということです。コロナ禍で今まさに国民が苦しんでいるときであるがゆえに、『私』の優先が際立っていると思います。『公』を優先させる生き方というものが、皇室の中で継承されなかったのであれば、それは残念なことです。せめて、戦後の長きにわたって皇室がなぜ国民から支持され続けたのか、長い歴史を振り返って考えられる人物が皇室をお支えしていれば違っていたのかもしれません。一般の国民と同じように私的に何でもできるというのであれば、皇族の生活を税金で支えるのはおかしいのではという考えを持つようになる人もいるでしょう。国民のために働いていただくからこそ、皇室は特別な存在となり国民の尊敬や支持が得られるのではないでしょうか」(明石さん)■日本社会がもはや皇室を必要としていない?「私」を優先するという価値観は、眞子さまだけにみられるものではない。佳子さまは’19年3月の大学卒業に際しての文書で、宮内記者会からの「(結婚の)お相手はいらっしゃいますか」との質問に対して、《相手がいるかについてですが、このような事柄に関する質問は、今後も含めお答えするつもりはございません》と回答拒否。恋愛や結婚という「私」の領域は絶対に侵されたくないという強い意志を感じさせた。また、佳子さまはこのとき、眞子さまの結婚について《姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい》と述べられた。秋篠宮さまも結局、佳子さまの発言と同様に眞子さまの意思を尊重され、小室さんの金銭トラブル解決を待つことなく結婚を許した。もはや皇族であろうとも「私」を抑えつけるわけにはいかないという現実が浮き彫りになったのだ。一方で明石さんは、皇室の変化の背景には、社会の変質もあるのではないかと語る。「『私』を捨てて『公』に尽くすという皇室が、いまの日本社会のなかであまりに異質になってしまったのでしょう。もう、特別な存在としての皇室は必要とされない、もしかするとあってはならない存在になっているのかもしれません」私たち国民は、皇族方ばかりに自己犠牲を強いてきたのかもしれない。明石さんが「終わってしまった」と語るように、私たちも、無私の精神で敬愛を集めてきた皇室の“終焉”をいずれは受け入れるしかないのだろうか――。
2021年05月26日