NHKで放送される特集ドラマ「軍港の子~よこすかクリーニング 1946~」より新たな出演者が発表された。舞台は戦後の神奈川県横須賀。米軍が駐留しアメリカの意向に振り回される大人たちは、保護すべき子どもにかまう余裕はない。自分たちの力だけで生き抜くしかない戦争孤児たちは、米兵の靴磨きやたばこ拾い、時に犯罪に手を染めていた。しかし、あるきっかけで「クリーニング」の仕事に出会う。犯罪ではなく汗を流して働き、人に感謝されてお金を稼ぐ。自分たちが“生きていても良い”と思える経験によって、孤児たちは笑顔を取り戻し始める。自分たちの稼ぎで「家を借りて暮らす」というささやかな夢を抱くようになった子どもたちだったが、さらに過酷な現実に襲われることになり…。この度発表されたのは、子どもたちと深く関わることになる大人たちを演じるキャストたちだ。高木光太郎役/三浦誠己映画、ドラマなど幅広く活躍する三浦誠己が演じるは、高木誠司(高橋來)の父・高木光太郎。商社勤務で海外赴任が多く、一家でフィリピンのダバオで暮らしていた。現地召集され兵役につき、家族と離れ離れになっていた。川合雄造役/岡部たかし「エルピス-希望、あるいは災い-」や放送中の「ハヤブサ消防団」の岡部たかしが演じるのは、横須賀にあるクリーニング店の店主で、小川今日一(小林優仁)の母・良枝の叔父。身寄りのない今日一を引き取るが、川合家の4人の子どもたちを育てるだけで精いっぱいで、いらだちをぶつけてしまう。井上勝利役/仲野太賀「初恋の悪魔」『すばらしき世界』などの仲野太賀は、戦場で左足を失った後に復員した元軍人・井上勝利役。横須賀の闇市にたびたび現れる。部下たちを戦場で失い自分だけが生き残ってしまったことに罪悪感を抱え、価値観が変わってしまった戦後の日本で居場所を見つけることができず、苦しみ続けている。ミサ役/松岡茉優空襲で親兄弟を亡くし、自分を知る者がいない横須賀を選んで米兵相手の娼館で働いているミサ役に、現在放送の話題のドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」に主演している松岡茉優。親を亡くした孤児たちの身の上を案じ、今日一たちの面倒を見るようになる。誠司を娼館の2階に住まわせている。小川良枝役/田中麗奈今日一の母で、横浜で今日一の父とともにテーラー(洋服の仕立て屋)を営んでいた小川良枝を演じるのは、田中麗奈。今日一の父は戦争に行ったまま戻らず、着物をモンペに仕立て直すなど細かい仕事で生計を立てる。横浜大空襲の日、避難の途中で火災に巻き込まれる。戦争孤児たちが自分たちの力だけで生き抜こうとする姿を描く本作。必死に生きる子どもたちに、大人たちはどう接したのか?子どもに対する大人たちの姿は、いまを生きる私たちに何かを問いかけるのか…。大人たちのキャスト解禁と併せ、主演・小林優仁からコメントも到着した。【主演・小林優仁コメント】『軍港の子』の大人の役はどなたが演じるだろうと思っていたので、出演されるキャストのみなさんのことを聞いて気持ちが燃えあがりました。そして、撮影現場でお会いするとお芝居と存在感がリアルで「1946年の時代に生きている!」と感じられました。寄り添ってくれる大人、容赦のない大人、狂った大人、無力な大人…それぞれのシーンは特別で、戦後の時間をともにした戦友のようだとも感じました。視聴者のみなさんにも、自分がこの時代に生きていたらどんな生き方をしたのか。想像しながら、見てもらえたら嬉しいです。特集ドラマ「軍港の子 ~よこすかクリーニング 1946~」は8月10日(木)22時~ NHK総合にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年07月20日松岡茉優と窪田正孝がW主演する映画『愛にイナズマ』に、仲野太賀、趣里、高良健吾、MEGUMI、三浦貴大らの出演が決定した。本作は、騙されて大切な夢を奪われた花子(松岡さん)と、空気が読めない不器用な正夫(窪田さん)が運命的な出会いを果たし、音信不通だった花子のどうしようもない父(佐藤浩市)と、2人の兄の力を借り、夢を奪った社会に反撃を仕掛ける物語。今回新たに発表されたのは、花子と正夫を取り巻く9名の出演者。社会から理不尽で衝撃的な仕打ちを受ける新人俳優役で、「初恋の悪魔」で松岡さんと共演した仲野さん。徹底的にマニュアルを遵守する機械のような携帯ショップの店員役で、次期朝ドラ「ブギウギ」でヒロインを演じる趣里さん。前時代的なパワハラ社長役で、現在公開中の『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』『水は海に向かって流れる』に出演する高良さん。責任逃れをする卑怯な映画プロデューサー役で、「unknown」「あなたがしてくれなくても」に出演したMEGUMIさん、自己中なセクハラ助監督役で、夏ドラマ「CODE-願いの代償-」への出演が決定している三浦さんが決定。さらに、従業員の人生を大切にする運送会社の社長を北村有起哉、社会の不条理を知りながらも懸命に生きる料理屋の店主を益岡徹が演じ、中野英雄、鶴見辰吾(声の出演)の出演も明らかになった。▼追加キャストコメント・仲野太賀俳優という職業の危うさ、俳優のみならず時代の流れに抗いようのない人間の弱さを表現出来ればと思い臨みました。僅かなシーンでも、責任と挑戦を与えてくれた石井監督に感謝します。完成作を拝見したのですが、俳優陣の最高の演技合戦に惚れ惚れしました(実際は大爆笑)。あのシーンもう一回観たいな…是非楽しみにしていてください!!・趣里初の石井組、とても嬉しかったです。少しの参加でしたが、素晴らしいキャストスタッフのみなさんと、心地よい緊張感の中お芝居できたこと、現場を楽しむということを、石井さんが導いてくれて、自分の財産となりました。石井ワールド!ぜひお楽しみください。・高良健吾20歳の頃に石井裕也さんの監督作品『ガールスパークス』を観て衝撃を受け、それから石井裕也さんの作品は注目して追いかけていました。そして、やっと念願の石井組。台本が届いた時は嬉しかったですね。出番は少しですが現場を満喫する事ができました。現場の印象的な記憶といえば 芝居を見つめる石井さんの目、姿勢。怖くて、信頼できる、大きな存在でした。緊張したなあ、笑オリジナル脚本の『愛にイナズマ』が、どんな仕上がりになっているのか僕自身も楽しみです。・MEGUMI石井組に初参加させていただきましたが、こういう役は意外とやったことがなくて難しかったです。悩みながらも皆さんからたくさんの刺激をいただいて、ものすごく楽しくお芝居をさせていただくことができました。・三浦貴大こんなやついてほしくない。でもどこかにはいそう。そんな人物を目指して、荒川を演じました。改めて、演技は自由で、困難で、楽しいものだと、石井監督に教えてもらいました。『愛にイナズマ』楽しんでください。・鶴見辰吾試写を観終わってすぐ、石井さんの最高傑作なんじゃないかと感じた。自分が関わってる作品なのに、構わず大きな拍手を送った。唸らせるのは、友人の中野英雄が太賀と親子共演してたこと。これが親子の初共演?何はともあれ、タイトル通り、愛に溢れた映画だ。観劇後に自分の家族や友人を思い出しながら余韻に浸って欲しい。・北村有起哉まずこの映画を見て、もうコロナ禍を忘れかけてた自分にギクリとした。ついこないだのことなのにヒリヒリと思い出しながら。この家族を眺めてて、まさに突発的にうたれました、いくつもの落雷に。マスクをしたことがある人にぜひ見ていただきたいです。・益岡徹一回だけの人生、なにか苦しいことがあっても、一人で抱え込む事ことはない。家族や友人だけではない、助けてくれる誰かは、味方になってくれる誰かは、きっといる、大丈夫だと、人が人と関わる事を、ぼんやりと忘れてしまってたことを、思い出させてくれました。『愛にイナズマ』は10月27日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:愛にイナズマ 2023年10月27日より全国にて公開©2023「愛にイナズマ」製作委員会
2023年06月28日俳優の岡山天音が主演を務める映画『笑いのカイブツ』(2024年1月5日公開)の場面写真と追加キャストが26日、明らかになった。同作は“伝説のハガキ職人”ツチヤタカユキの類まれな半生を描いた同名私小説の実写化作。15歳から6年もの間、一心不乱に大喜利番組に投稿し続けたツチヤは、念願かなってお笑い劇場の作家見習いになる。しかし、純粋に笑いだけを追求するだけでは生きていけない大人の社会に負けてしまう。その後、ラジオ番組への投稿が注目を集め“伝説のハガキ職人”となったツチヤは、尊敬する芸人から声をかけられ大阪から上京。必死に馴染もうとするが。もがきながらも「笑い」に人生を捧げる不器用すぎるツチヤと、その熱量に突き動かされていく人たちの姿を描く。公開された場面写真には、主人公のツチヤ(岡山天音)が、自分の部屋でネタを考えている姿が写し出されている。机や壁にはネタがびっしりと書き込まれたメモが散乱しており、狂気的なまでにネタを生み出し続ける主人公を表すカットとなった。また、物語を豊かに彩る追加キャスト6名も明らかに。ツチヤの才能を見出し、東京へと呼び寄せる人気芸人ベーコンズの西寺役に仲野太賀、大阪で出会い、全く異なる境遇ながらツチヤと意気投合するキーパーソンのピンク役を菅田将暉、ツチヤが想いを寄せるヒロインのミカコ役を松本穂香が演じるなど、主演・岡山天音と同世代の実力派俳優たちが集結した。さらに不器用な息子を心配しながらも信じ続けるツチヤのおかん役に片岡礼子、べーコンズが出演する人気ラジオ番組の放送作家・氏家役を前原滉、べーコンズ西寺の相方・水木を板橋駿谷が演じる。西寺(仲野太賀)と水木(板橋駿谷)の臨場感ある漫才シーンにも注目となっている。○仲野太賀 コメント完成作を観ながら、現場の情熱がバシバシ映像から伝わってきて嬉しくなりました。滝本監督のパワフルで繊細な演出が楽しくて、毎日現場に行くのが喜びでした。素敵な組に参加できて本当に良かったです。そして、主演の岡山天音が素晴らしい。彼が演じる狂おしくも愛おしいツチヤが眩しかったです。今日はどんなツチヤに出会えるんだろう、と目が離せませんでした。輝きまくった(本編では淀みまくってる)天音と共演できてすごく嬉しかったです。○菅田将暉 コメント伝説のハガキ職人の映画化、岡山天音主演と聞いて全身がよくわからない震えに襲われ参加しました。滝本監督のユーモアと覚悟、岡山天音の純朴な狂気、刺激溢れる現場に震えの正体はこれかと、突き詰める男たちに憧れている自分がいました。僕自身ラジオリスナーに救われた事が何度もあるので、その凄みが映画になること、嬉しく思います。公開が楽しみです。○松本穂香 コメント目の前で生きるツチヤタカユキのパワーが凄まじく、言い表すことのできないその生のエネルギーみたいなものに、私は何度も喰らいまくりました。やっぱり天音さんは人間を演じる天才です。生きることのおかしみや愛しさを、ただその場にいるだけで表現できてしまう。お芝居で対峙しながら、私もちゃんとひとりの人間にさせてくれました。この映画が持つ、なんともいえない愛しさをぜひ映画館で体感していただきたいです。○片岡礼子 コメント道をこうと決めたら、圧倒的に不器用な人ほど有無を言わさぬ魅力の塊と化すのかもしれない。そんな主人公の "ツチヤタカユキ" を凄まじき格闘をしながら体現してゆく岡山天音さんがだんだんとツチヤになってゆく姿に、眼が離せませんでした。またそんな彼を見て嬉々とし想いを伝える滝本憲吾監督が持つ独特の魅力にも。笑い声のする愛しき現場でした。こんな息子のおかん役は面白くて心配で離れ難かったです!笑○前原滉 コメントご一緒するたびに面白く、素敵になり続けている岡山天音くん×とてつもなくいい意味でクレイジーなツチヤタカユキさん×あらゆる現場を乗り越えてきた滝本憲吾監督この組み合わせで作られる映画は面白いとかそういう言葉を超越した所に行くんだろうなあと、台本を頂いた時から感じてました。出来上がりを見て、そんな想像すらも軽く超えていました。この現場に携われて一俳優として幸せです。ぜひ!この作品はスクリーンでご覧になってください。○板橋駿谷 コメント誰しも何かに取り憑かれたような時があるのではなかろうか。それは「夢」という"カイブツ"であると思う。周囲から見ると、熱苦しく滑稽で生きづらそうで惨めで無様で不細工で…迷惑ですらある。一体何と戦っているのか…闇の中にいるツチヤを見ていたら、昔の自分と重なった。逃げ道なしの一本道。この作品が、世に遍く"カイブツ"達に届きますように。この素晴らしい作品に参加できて幸せだ!(C)2023「笑いのカイブツ」製作委員会
2023年06月26日岡山天音主演映画『笑いのカイブツ』に、仲野太賀、菅田将暉、松本穂香、片岡礼子、前原滉、板橋駿谷が出演することが決定。場面写真も公開された。笑いに人生を捧げるツチヤタカユキは、毎日、気が狂うほどにネタを考える日々を過ごしていた。念願叶って、お笑い劇場の小屋付き作家見習いになるも、愚直で不器用なツチヤは、他人には理解されず、淘汰されてしまう。失望していた彼を救ったのは、ある芸人のラジオ番組だった。ハガキ職人として再びお笑いに人生をかけていた矢先、「東京に来て一緒にお笑いやろう」と憧れの芸人からラジオ番組を通して声がかかった――。本作は、Web連載媒体「cakes」で熱狂的な読者が増え、書籍化された“伝説のハガキ職人”ツチヤタカユキの半生を描いた同名私小説の映画化。もがきながらも、笑いに人生を捧げる不器用すぎるツチヤと、その熱量に突き動かされていく人たち。観る者の魂震わす、圧倒の人間ドラマだ。場面写真には、岡山さんが演じるツチヤが、自分の部屋でネタを考えている姿が写し出されている。机や壁にはネタがびっしりと書き込まれたメモが散乱しており、狂気的なまでにネタを生み出し続ける主人公を表す印象的なカットとなった。そして今回追加キャストとして、ツチヤの才能を見出し、東京へと呼び寄せる人気芸人ベーコンズ・西寺役で仲野太賀、ツチヤと意気投合するキーパーソンのピンク役で菅田将暉、ツチヤが想いを寄せるヒロイン・ミカコ役で松本穂香が出演。岡山さんと同世代の俳優たちが、息の合った圧巻のアンサンブルをみせる。仲野さんは「素敵な組に参加できて本当に良かったです。そして、主演の岡山天音が素晴らしい。彼が演じる狂おしくも愛おしいツチヤが眩しかったです。今日はどんなツチヤに出会えるんだろう、と目が離せませんでした。輝きまくった(本編では淀みまくってる)天音と共演できてすごく嬉しかったです」と撮影をふり返り、菅田さんは「僕自身ラジオリスナーに救われた事が何度もあるので、その凄みが映画になること、嬉しく思います。公開が楽しみです」とコメント。松本さんは「やっぱり天音さんは人間を演じる天才です。生きることのおかしみや愛しさを、ただその場にいるだけで表現できてしまう。お芝居で対峙しながら、私もちゃんとひとりの人間にさせてくれました。この映画が持つ、なんともいえない愛しさをぜひ映画館で体感していただきたいです」と呼びかけている。さらに、不器用な息子を心配しながらも信じ続けるツチヤのおかん役を片岡礼子、べーコンズが出演するラジオ番組の放送作家・氏家役を前原滉、西寺の相方・水木役は板橋駿谷。本作への出演について「笑い声のする愛しき現場でした。こんな息子のおかん役は面白くて心配で離れ難かったです!笑」(片岡さん)、「この現場に携われて一俳優として幸せです」(前原さん)、「この素晴らしい作品に参加できて幸せだ!」(板橋さん)と喜びを語っている。『笑いのカイブツ』は2024年1月5日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年06月26日宮藤官九郎が企画・監督・脚本を手掛け、池松壮亮、仲野太賀、渡辺大知が初共演するドラマ「季節のない街」に出演する超豪華キャストが一挙発表。個性的な住人たちのキャラクターポスターも解禁された。本作は現在、朝ドラ「あまちゃん」が再放送中の宮藤さんが長年温めてきた企画で、山本周五郎の小説「季節のない街」の映像化。黒澤明監督によって『どですかでん』のタイトルで映画化され、1970年に公開されたことでも知られる不朽の名作。この傑作小説をベースに、本作では、舞台となる「街」を、12年前に起きた“ナニ”の災害を経て、建てられた仮設住宅のある「街」へ置き換え、現代の物語として再構築。希望を失いこの「街」にやってきた主人公が、「街」の住人たちの姿に希望をみつけ、人生を再生していく青春群像エンターテインメントとして描く。主人公の半助こと田中新助役を池松壮亮、街の青年部を率いるタツヤを仲野太賀、青年部のメンバーで酒屋の息子・オカベを渡辺大知に続く、第2弾キャストが発表。併せて解禁された9種類のキャラクターポスターは、主人公・半助(池松さん)を取り巻く、個性的でワケありな街の住人を世帯やグループごとに分けてデザインされたもの。それぞれのキャッチコピーは、街の住人を観察し、それを報告すると収入を得ることができるため、街に潜入した半助目線の説明になっており、キャラクター同士の関係性や街での立ち位置が伝わるものになっている。池松さん演じる半助と相棒の猫・トラとの2ショットのキャラクターポスターのコピーは「この街には、イロイロあるんです。」というもの。街を見守る半助と住人たちが今後どう交わっていくのか期待が高まるものに。トラは、アニマル界の名優・ベーコンが演じている。仲野さん演じるタツヤ一家のポスターのコピーは、「この街には、いびつな親子関係がある。」というもの。母・しのぶを坂井真紀、タツヤの兄・シンゴをラッパーとしても活躍するYOUNG DAISが演じている。タツヤの表情からも一筋縄ではいかない親子関係が伺える。渡辺さん演じるオカベが恋する、街でいちばん内気なかつ子を演じるのは三浦透子。第94回米アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』以降話題作への出演が続くが、宮藤関連作は初参加。コピーは「この街には、一方通行の愛がある。」。2人の恋模様は想像を超えた事件を引き起こす!?“どですかでん”と叫びながら、街の中を毎日一人で見えない電車を運転する六ちゃんを演じるのは濱田岳。その六ちゃんの母・くに子を宮藤組常連の片桐はいり、六ちゃんの良き理解者であり、住人たちの愚痴を聞き、街を見守るたんばさんをベンガルが演じる。コピーは「この街には、電車が走っている。」。向かいあった仮設住宅に暮らし、夫婦揃って大親友の増田益夫と河口初太郎をそれぞれ増子直純(怒髪天)と荒川良々、その妻である増田光代と河口良江を宮藤関連作へ初参加の高橋メアリージュンとMEGUMIが演じている。「この街には、夫婦を超えた関係がある。」という意味深なコピーから、誰も観たことのないような夫婦の形に想像が膨らむ。この街に慰問で訪れ、そのまま住みついてしまった元アイドル・沢上みさおを演じるのは、宮藤関連作初参加の前田敦子。アイドル時代のみさおの熱心なファンで、5人の子どもを育てる優しい夫・沢上良太郎を塚地武雅が演じる。コピーは、「この街には、大家族の絆がある。」。誰ひとり、夫の良太郎には似ていない5人の子どもたちとこの夫婦たち家族の絆はどのような展開になるのか?突然、街へやってきた気品をまとった男・島さんには宮藤さんからの信頼が厚い藤井隆、その島さんの愛するワイフを、ド派手な衣装と奇抜なメイクで演じるのは宮藤組初参加のLiLiCo。一見アンバランスな2人の関係は「この街には、究極の愛がある。」と表現されている。この街には、気品あるホームレスの親子も住んでいる。ホームレス父を、宮藤関連作へは初参加となるが、NHK「おやすみ日本 眠いいね!」で宮藤さんと共同MCをつとめている又吉直樹が演じ、『こちらあみ子』で鮮烈なデビューを飾った大沢一菜がホームレスの息子を演じる。コピーは「この街には、金はないが夢がある。」。2人が語る「夢」とは!?最後は、半助を雇い、街の情報を得ている怪しい男・三木本を演じる鶴見辰吾と、街の暴れん坊・熊を演じる奥野瑛太。「この街には、ヤバいやつがいる。」という問題だらけの仮設の街の“裏”を匂わせるコピーに。また、その他、かつ子の育ての親である叔母・妙子を広岡由里子、その夫・京太を岩松了、半助の元彼女を佐津川愛美が演じている。宮藤さんが初めて企画としてクレジットされる意欲作に、超豪華なキャストたちが大集結した。企画・監督・脚本:宮藤官九郎 コメント黒澤明監督の『どですかでん』には、当時の名優、怪優が顔を揃える。田中邦衛さん、井川比佐志さん、伴淳三郎さん、三波伸介さん、三谷昇さん、菅井きんさん。53年の時を経て、令和版を作るなら、誰を誰に変換しよう。映画好きの飲み会でいちばん盛り上がるやつ。楽しくないわけがありません。似てればいいってもんじゃない。例えば、濱田岳くんと別現場で会った際に、その優しい声と、スイッチが入った瞬間、うっすら目に狂気が宿るところが、六ちゃんにピッタリだと思ったけど「電車バカの役、やりません?」とは言いづらかったし、本人も「喜んで!」とはならないだろうから慎重に交渉しました。お母さん役の片桐はいりさん、荒川良々&MEGUMIさん夫婦、増子直純&高橋メアリージュンさん夫婦のように、他いないでしょう!というくらいバチっとハマるケースもあったし、藤井隆さんが溺愛する“ワイフ”のキャスティングで悩んだ末、自分の口からLiLiCoさんの名前が出た時は、ひょっとして俺、天才なのか?と勘違いしたし、塚地武雅さんと前田敦子さんの大家族を想像しただけでニヤニヤした。もう撮らなくていいかってくらい楽しかったです。さらに撮影が始まると、現場は驚きの連続でした。いつか建てる家の話を淡々と語るホームレス親子。あんな表情豊かな又吉さん、見たことないです。大沢一菜さんの、時折、誰よりも大人に見える眼力の強さ。長男ばかり可愛がるお母さん役、坂井真紀さんの歪んだ母性、YOUNG DAISくんの飄々とした佇まい。長老役のベンガルさんの軽さと哀愁、ほぼ声を発しない三浦透子さんの説得力。飲んだくれの屁理屈男をあんな風にナチュラルに演じられるのは岩松了さんしかいないし、その奥さん役、広岡由里子さんの肝の据わった無表情。ただ一人、街に染まらない主人公の元恋人を好演してくださった佐津川愛美さん、ただひたすら危険な男を躊躇なく演じ切った奥野瑛太さん、白い黒幕、鶴見辰吾さん、季節はないけど個性はある街。どっちを向いても個性しかない。皆さんの素晴らしい瞬間をカメラに収めるだけで精一杯でした。「季節のない街」は8月9日(水)よりディズニープラス「スター」にて全10話一挙配信。(シネマカフェ編集部)
2023年06月15日映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』に、ドラマシリーズでお馴染みのキャストが一斉カムバックを果たすことが決定。本編映像も初公開された。ドラマから引き続き、スクリーンに登場するのは、安藤サクラ演じる坂間正和(岡田将生)の嫁で、結婚を機に退職し、現在は2児の母で、坂間酒造の経理として家族を支える茜。仲野太賀演じる正和が勤めていた食品会社の後輩で、現在は店長兼エリアマネージャーだが、超マイペースなゆとりモンスター・山岸ひろむ。吉田鋼太郎演じる道上まりぶ(柳楽優弥)の父親であり、フリーカウンセラーの傍ら、レンタルおじさんとして老若男女の相談に乗る麻生厳。さらに、妹・ゆとり(島崎遥香)、母・和代(中田喜子)、兄・宗貴(高橋洋)、宗貴の嫁・みどり(青木さやか)と、坂間一家も続投。吉岡里帆演じる山路一豊(松坂桃李)のクラスで教育実習生だった元カノ(!?)の佐倉悦子も登場。ドラマで男性陣をかき回した“佐倉悦子の乱”がスクリーンでも再び…。合わせて、本編映像初解禁となる特報映像も到着。かつて勝手に“ゆとり世代”と名付けられた彼らも30代半ばを迎え、それぞれの人生の岐路に立たされていた。コンプライアンス問題、子どもの将来なりたい職業としても上位にランクインするYoutuber、新しいビジネスツールとして定着しつつあるリモート会議といった働き方改革などに奮闘する正和、山路、まりぶの姿が映し出される。また、外国の人々と交流をしている場面も描かれ、まさにインターナショナルな部分も垣間見える。一方、血まみれ&包帯姿の正和や、子どもたちの下敷きになる山路、仮面をつけて中国語を話すまりぶなど、一体彼らに何が起こったのか気になるシーンも登場している。▼キャストコメント安藤サクラ最初の撮影から約7年。茜ちゃんも私も母になりました。こうやって共に歳を重ねながら演じていると、みんな役柄とはいえ、たまに会う親戚のような存在になってきました。だからまた彼女に会うことができて、あの三人に会うことができて嬉しかったです。スタッフの皆さんとも再会し、水田監督のもと大切な友達とまたお芝居ができて、胸がいっぱいになりました。この3人が集まれば間違いない、最強の3人組です。ぜひ映画館でご覧ください!仲野太賀「ゆとりですがなにか」という作品には思い入れしかありません。まさか映画化が決まって水田組のスタッフの皆さん、素敵なキャストの皆さんと再会できるなんて。本当に嬉しかったです。宮藤さんが書き下ろした脚本は、何がどうしてこうなった!?という驚きの展開の連続。そしてなんて社会派なこと。なのになんでこんなに笑えるんだろう。岡田さんをはじめとする先輩方の肩のぶん回しっぷりも最高です!!驚くほどすんなりと山岸に戻れた自分にもビックリしています。それはそれでどうなんだろう(笑)。はやく皆様に観ていただきたいです。お楽しみに!!吉田鋼太郎TV版を撮り終えてからもう随分経つわけですが、久しぶりに再会したゆとりチームは全く久しぶりという感じがせず、一瞬であの頃に引き戻されました。勿論ゆとり達はそれなりに年を取り、あの頃よりも更にハードな人生に立ち向かっている訳ですが、やはり相変わらずゆとりはゆとりで、むしろ年を取った分ゆとりさ加減に磨きがかかってきたと言うか、ポンコツさと、愛おしさが増し増しになっているようです。Z世代の台頭によりゆとりはもはや死語となった感はありますが、ゆとり世代は今確実に社会で活躍の場を広げています。あの頃、ある揶揄と嘲笑を持って語られていたゆとり達は今社会の中心に居るはずですが、それでもやっぱりゆとりはゆとりで、ポンコツで愛しい奴らである事に変わりはないようです。更にポンコツさと愛しさを身につけたゆとり達のゆとりぶり、どうぞ心ゆくまでお楽しみ下さい。『ゆとりですがなにか インターナショナル』は10月13日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ゆとりですがなにか インターナショナル 2023年10月13日より全国にて公開©2023「ゆとりですがなにか」製作委員会
2023年06月08日宮藤官九郎が企画・監督・脚本を担当するドラマシリーズ「季節のない街」の第一弾キャストが発表され、池松壮亮が主演することが分かった。さらに共演者として仲野太賀と渡辺大知が出演する。山本周五郎の小説「季節のない街」を映像化する本作は宮藤官九郎が長年温めてきた企画。希望を失い「街」にやってきた主人公が、「街」の住人たちの姿に希望をみつけ、人生を再生していく青春群像エンターテインメントとして描く。主人公の田中新助こと半助役を、『シン・仮面ライダー』で主演を務めるなど話題の公開作が相次ぐ、池松壮亮が演じる。池松さんの宮藤組への参加は、宮藤さんが脚本を担当した作品を含め初めて。また、主人公の半助とともに物語を中心で支えるタツヤを演じるのは仲野太賀。宮藤さんが作・演出する現在上演中の舞台ウーマンリブ vol.15「もうがまんできない」にもメインキャストとして出演中で、宮藤さんが脚本を手掛けた「ゆとりですがなにか」の演技も高く評価されている。そして、そのタツヤが率いる街の青年部のメンバーで、酒屋の息子・オカベを演じるのは、ミュージシャンでありながら、その存在感で俳優として活躍の場を広げる渡辺大知。バンド「黒猫チェルシー」の活動で宮藤さんとは旧知だが、俳優として宮藤作品に参加するのは「いだてん~ 東京オリムピック噺~」ぶりとなる。本作の物語は、「“ナニ”から12年―― この街には、“ナニ”で被災した人々が身を寄せる仮設住宅があり、いまもまだ、18世帯ものワケあり住人が暮らしている。だが、月収12万超えると『即立退き』とあって、皆ギリギリの生活を送っていた。主人公の田中新助こと半助は、街の人々の暮らしぶりを報告するだけで報酬がもらえるとあって、1匹の猫とともに街にやってきた。ワケあり住人らとともに生活するうちにどんどんこの街を好きになっていた。そんな中、仮設住宅が取り壊されるという噂が街に流れはじめるのだが…」というもの。タツヤに誘われ、半ば強引に青年部にいれられた半助は、タツヤとオカベのおかげで街に溶け込んでいく。池松さん、仲野さん、渡辺さんの初共演となるフレッシュな組み合わせが物語を牽引するであろう本作に、大きな注目が集まる。▼半助(田中新助)役:池松壮亮 コメント宮藤官九郎×山本周五郎×どですかでん×ディズニープラスというもの凄い組み合わせへの参加に心がときめきました。宮藤さん、横浜さん、渡辺さん、素晴らしい3名の監督たちと、素晴らしいスタッフキャストと共に、あの街で2ヶ月半を過ごしました。もうなくなってしまったあの街のことを、今なお恋しく思います。あの街にはどうしようもない人たちしかいませんが、みんな大して抜け出そうともせず、むしろしっかり生き生きと楽しんでいます。またあの街には良くないことばかりが起こりますが、目に見えない大切なことによって、底辺からのイマジンによって世界がつなぎとめられ、ささやかに美しく輝き続けます。時代の大きな変化の中で、物語の力と、あの街を信じて、無くなってしまうことへのささやかな抵抗になればと思いました。あるところに、街があった。宮藤官九郎版、季節のない街、どうぞご期待ください。▼タツヤ役:仲野太賀 コメント宮藤さんが「どですかでん」?主演が池松壮亮?しかもディズニープラスで?なんだそれ、そんなの絶対面白いに決まってるじゃん!と、お話を頂いた時に興奮したのを覚えています。蓋を開けてみると、邦画を代表するようなアベンジャーズみたいなスタッフ陣と、最高に素敵な俳優が集まって、仮設住宅で2ヶ月半の缶詰状態。右見ても左見ても面白い人ばかりで、才能の大渋滞。俺この中でやってけるかな…と思いつつも、与田タツヤという素敵な役を演じさせて頂きました。これは人間讃歌の物語です。笑って泣いて、踊って、ぶち切れて。悲喜交々の全部入りです。どうか楽しみにしていてください!▼オカベ役:渡辺大知 コメント宮藤さんの脚本作品に初めて参加させてもらったんですが、読むことが楽しくてずっとワクワクしながらページをめくっていました。次から次へと個性溢れる魅力的なキャラクターが生き生きと大暴れしていて、毎話、心がじんと熱くなりました。人間だから、生活が脅かされたり予期せぬ出来事が起こった時には、ビビったり、悲しくなったり、悩んだり、不安になったりすると思うんですが、このドラマに出てくるひとたちはみーんな不思議なほどにゲラゲラ笑っていて、生命力に満ちているんです。最初はヘンテコだなぁなんて思ってたんですが、今はこの「街」が愛おしくて仕方ないんです。日々落ち込むこともそりゃありますが、そんな時こそ寄り添ってくれる、やさしい作品になっているかと思います。宮藤さんと、その想いに賛同したたくさんの方々の魂で作った作品。参加できて光栄でした。観ていただいた方にもこの「街」を愛してもらえたら嬉しいです。▼企画・監督・脚本:宮藤官九郎 コメント60年前に書かれた原作小説「季節のない街」を、今ドラマ化する意味についてずっと考えていました。何しろ黒澤明監督の『どですかでん』という大傑作がすでに存在している。安易で独りよがりなオマージュになってはいけない。そこで舞台を仮設住宅に置き換え、黒澤版では割愛されていた2つのエピソード『半助と猫』『親おもい』を復活させ、それぞれの主人公である半助とタツヤ、さらに『がんもどき』に登場する酒屋の青年オカベを加え、3人の若者の視点で『街』を描くことで、この難関をクリアしようと考えました。半助には池松壮亮くん。一方的にファンなので、逆に声をかけづらい存在でしたが、一緒にやるならこれだ!という強い思いが届いたのでしょうか。絶望と悲しみを内に秘めつつ、決して重くなりすぎず、時に観客の目となり、街の変人達を絶妙な距離感で見守る半助。彼のバランス感覚こそ、このドラマの要だったと思います。どこか冷めていた半助が、ラストに向かって変貌していく様も見どころです。タツヤ役には仲野太賀くん。たった一人の青年部。母親の愛情に飢えた、承認欲求高めな”親思い”の次男坊。ある意味もっとも可哀想な男なんですが、太賀くんの持つ、天性の明るさとコメディセンスのおかげで、打たれ強い、そして立ち直りの早い愛すべきキャラクターになりました。オカベ役は渡辺大知くん。厳密には街の住人ではなく、近所の酒屋の息子です。好きな女の子目当てに街に出入りしている。この街で、唯一の恋愛要素を、時に切なく、時に陽気なストーカーすれすれの執拗さで、おおむね切なく演じてくれました。3人が互いを尊重し、刺激し合いながら、現場でどんどん膨らませてくれました。彼らのおかげで、2023年版の『季節のない街』は、紛れもなく今を描くドラマになったと思います。「季節のない街」はディズニープラス「スター」にて8月9日(水)より独占配信(全10話)。(text:cinemacafe.net)
2023年05月23日ウーマンリブvol.15『もうがまんできない』が、本日4月14日(金) に本多劇場で初日を迎えた。宮藤官九郎が作・演出を手がけ、1996年よりスタートした「ウーマンリブ」シリーズは、宮藤が何物にもとらわれず、今やりたいことを自由に、ストレートに表現する大人計画の公演。その第15弾となる本公演は、ウーマンリブ vol.14の作品として2020年に上演される予定だったが、コロナ禍により中止に。このたび3年越しに上演される運びとなった。出演者は、阿部サダヲ、仲野太賀、永山絢斗、皆川猿時、荒川良々、宮崎吐夢、平岩紙、少路勇介、中井千聖、そして宮藤が名を連ねている。宮藤は「日々の暮らしの中で、俺は、私は、本当はこう思ってるけど、そういうこと声に出して言うと今、怒られる時代だからなぁ、そんな風に我慢して飲み込んだ、あんなこと、こんなことを、皆さんに代わって叫ぶ、そんなスカっとするお芝居です。あくまで物語の登場人物の発言ですから寛大に受け止めて頂けたら幸いです」とコメント。また阿部は「“お客さんの生の笑い声が聴きたいっ”って言ってから3年。ようやく初日が迎えられます!!」と初日を迎えられたことへの喜びを語った。『もうがまんできない』は5月14日(日) まで同所で上演。その後、5月18日(木) から31日(水) にサンケイホールブリーゼで上演される。■宮藤官九郎(作・演出・出演) コメントお待たせして申し訳ありませんでした。『もうがまんできない』ようやく日の目を見ます。日々の暮らしの中で、俺は、私は、本当はこう思ってるけど、そういうこと声に出して言うと今、怒られる時代だからなぁ、そんな風に我慢して飲み込んだ、あんなこと、こんなことを、皆さんに代わって叫ぶ、そんなスカっとするお芝居です。あくまで物語の登場人物の発言ですから寛大に受け止めて頂けたら幸いです。■阿部サダヲ コメント「お客さんの生の笑い声が聴きたいっ」って言ってから3年。ようやく初日が迎えられます!!まだマスク着用のがまんはありますが、思いっきり笑って楽しんでいただけるように頑張ります!■仲野太賀 コメント無事初日を迎えることが出来て嬉しいです。今作を待ち望んでくださったお客さん!もう我慢しなくていいです!たくさん笑いに来てください!!是非、劇場でお待ちしております。■永山絢斗 コメント初日を迎えることが出来て嬉しいです!皆さんの日々の疲れを吹っ飛ばせるように最後までがんばります!!■皆川猿時 コメント奥さん。いよいよ開幕ですって。うおー!!ギャーッ!!うべべべべべー!!おっけ。非っ常に興奮しております。オレ、ヤル、ゼッタイ。はしゃぎすぎてポロリしちゃったらごめんなさいね(笑)。本多劇場で待ってるどー!!■荒川良々 コメント3年前緊急事態宣言やらで出来なくなりまして今回皆さんの前でやる事が出来るようになりました。本多劇場で無観客で配信収録のためにやりましたがやはりお客さんの笑い声がないと舞台は成立しないんだと改めて痛感しました。始まります。さあ皆様笑いに来てください!■宮崎吐夢 コメント今回の『もうがまんできない』で私は、劇場で販売される公演パンフレットの出演者全員への稽古場インタビューを行いました。演技に関して褒められることは稽古中一度もありませんでしたが、インタビュー原稿は褒めていただいたりもしました。パンフレットは劇団HPの通販でも販売されるそうです。今回の作品以外のことについてお聞きした部分をなるべく増やし、観劇されない方でも楽しんでもらえる内容になるよう精一杯努めました。劇場に観に来られないという方にも一読していただけたら幸いです。■平岩紙 コメント三年前、上演出来なくなって以来の舞台出演になります。ちゃんと歳を重ね、いろんな衰えを感じつつも気持ちだけはフレッシュ、お客様にお会いできる事にドキドキしております。新しいメンバーで、また面白い稽古を重ね、やっぱり隅々まで面白く、あとは、お客様に笑って頂くのみです。どうぞ、よろしくお願い致します!■少路勇介 コメント3年前より、おっさんになりました。3年前より、面白いと思います!■中井千聖 コメントいつのまにか稽古が終わっちゃいました。でもまだまだ、これから本当に始まるんですね!でも本当なのかな?本当にちゃんと始まる?お客さんが来て席に座ってくれるまで信じられそうにないです。約2時間の"屋上コント"、ぜひ来て、目撃してください、よろしくお願いします!撮影:田中亜紀<公演情報>ウーマンリブ vol.15『もうがまんできない』作・演出:宮藤官九郎出演:阿部サダヲ仲野太賀永山絢斗皆川猿時荒川良々宮崎吐夢平岩紙少路勇介中井千聖宮藤官九郎【東京公演】4月14日(金)〜5月14日(日) 本多劇場チケット料金指定席:8,000円(税込)ヤング券:3,800円(税込)(観劇当日22歳以下・チケットぴあのみ取扱)お問い合わせ:大人計画TEL:03-3327-4312(平日11~19時)【大阪公演】5月18日(木)〜5月31日(水) サンケイホールブリーゼチケット料金指定席:8,500円(税込)ブリーゼシート:6,000円(税込)ヤング券:3,800円(税込)(観劇当日22歳以下・チケットぴあのみ取扱)※ブリーゼシートはバルコニーからの観劇となるためご覧になりにくいお席です。お問い合わせ:キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(11~18時 ※日祝休み)詳細はこちら:<配信情報>ウーマンリブvol.15『もうがまんできない』ライブ配信4月26日(水) 18:00~※アーカイブ配信:4月26日(水) 23:59までチケット料金:3,500円(税込)販売期間:4月26日(水) 20:00まで『もうがまんできない2020無観客版』視聴期間:4月26日(水) 18:00まで出演:阿部サダヲ柄本佑宮崎吐夢荒川良々平岩紙少路勇介中井千聖宮藤官九郎要潤松尾スズキチケット料金:2,500円(税込)販売期間:4月25日(火) 23:59まで
2023年04月14日「『ウーマンリブ』は切れ味というかアクセルの踏み方が、宮藤さんの純度100%って感じがして、参加できるのが嬉しいし楽しみです」。インタビュー冒頭から、喜び全開でそう語る仲野太賀さん。「ウーマンリブ」とは、宮藤官九郎さんが作・演出を手がける舞台シリーズのこと。以前からドラマ『ゆとりですがなにか』など、宮藤作品への出演経験はあったが舞台はこれが初になる。「宮藤さんの作品は、単に面白いだけじゃなく社会性を感じさせるところが好きなんです。そういうテーマを扱ったものって、日本ではシリアスだったりナーバスになりがちなのに、ユーモアも大事にされていて、そこのバランスが素晴らしいなと。しかも、いろんなキャラクターたちが畳み掛けるように登場するのに、ただの脇役というのは存在しなくて、その人が何か大事なことをやったり、それぞれが影響し合って物語が動いたり。どの役もちゃんと自分の人生を懸命に生きているから、主人公がいる物語でも群像劇のような面白さがある。宮藤さんという人が、一見目立たない人にも温かい目線を注いでいるのを感じます。それに、宮藤さんはパンクバンド(グループ魂)もやられていますけれど、脇役のように見えてる俺らも生きているんだぜっていうパンク精神が、根底にはあるような気もしています」俳優を目指す前から宮藤作品の大ファン。「腹がよじれるくらい笑ったし、泣いたし。自分が好きな笑いとかカルチャーの原点はそこだと思う」と話すほど。ドラマや映画でコメディリリーフ的役柄を担うことも多いが、笑いの素地に数々の宮藤作品があるのは間違いない。本作『もうがまんできない』で演じるのも、お笑いコンビの片割れだけれど…。「じつはあまり肩書で役を見てないかもしれないです。弟役とか、サラリーマン役とかもそうなんですけど、肩書を意識すると、どうしても自分の中にある“芸人さんってこうだよな”みたいな先入観が邪魔してへんに偏ってしまう気がして。今回の作品に限らず、大事にしているのは、この脚本が目指しているものはなんなのかを理解するということでしょうか。社会に対するメッセージなのか、とにかく面白くしたいのか感動させたいのか…。そして、その感動をもう少し分析して、自分の出ているシーンの意味は何か、与えられた役割は何かを掘っていく。ただ、それを表現する方法も無限にあって、そのときの自分のインスピレーションやいろんなタイミングが絡み合っています。撮影が終わった後に、あれはそういう意味だったのかって気づくことも多いですが」舞台にも積極的に出演しているが「10代のときに見た岩松了さんの舞台の影響が大きい」と話す。「『シダの群れ』という舞台でしたが、繊細で難しくて。舞台という限られた空間で、こんなに奥行きのあることができるんだって、自分の中の扉が開いた感じがしたんです。そこからずっと、もっと演劇に触れたいって気持ちが続いています」ウーマンリブvol.15『もうがまんできない』古い雑居ビルの屋上。お笑いコンビのふたり(仲野・永山)が解散を決意した頃、向かいに建つ新築の高級マンションではセレブ妻と浮気相手がパーティで鉢合わせし…。4月14日(金)~5月14日(日)下北沢・本多劇場作・演出/宮藤官九郎出演/阿部サダヲ、仲野太賀、永山絢斗、皆川猿時、荒川良々、宮崎吐夢、平岩紙、少路勇介、中井千聖、宮藤官九郎指定席8000円ほか大人計画 TEL:03・3327・4312(平日11:00~19:00)大阪公演あり。なかの・たいが1993年2月7日生まれ、東京都出身。13歳で俳優デビュー。ドラマや映画で存在感を発揮し、ドラマ『拾われた男』などに主演。4月9日放送の単発ドラマ『ひとりぼっち』(TBS系)にも出演。ジャケット¥52,800Tシャツ¥31,900パンツ¥57,200(以上Taiga Takahashi)※『anan』2023年4月12日号より。写真・まくらあさみスタイリスト・石井 大ヘア&メイク・高橋将氣インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年04月09日優れたPodcastを表彰する「第4回 JAPAN PODCAST AWARDS」が発表された。2019年秋に立ち上がった、優良なPodcastコンテンツを発掘し、応援する日本初のアワード「JAPAN PODCAST AWARDS」。「今、絶対に聴くべきPodcast」「もっと世の中に知られるべきPodcast」を、日本の音声コンテンツに深くかかわる各社協力のもと発掘し、新しいPodcastの可能性を見つけられるビビットな感性を持つ選考委員が選考。自薦エントリーとリスナー投票の受付を特設フォームから実施し、1月にノミネート作品の発表を経て、3月18日に授賞式が行われた。大賞は、Amazonオーディブルで配信する「佐藤と若林の3600」と「Matthew’s Matthew マシュー南の部屋の中のマシュー」。佐藤満春(どきどきキャンプ)と若林正恭(オードリー)が、2006年~2008年にかけて配信していたトークポッドキャストを、新たにAudibleオリジナルとして復活した「佐藤と若林の3600」は、2人の仕事や私生活などをテーマに、雑談に次ぐ雑談からリスナーからの質問やメッセージに対するコメントなど、地上波では絶対に話せない内容盛りだくさん。一方、「Matthew’s Matthew マシュー南の部屋の中のマシュー」は、ゲストを迎えたほかでは聞けない貴重なトークや、マシューの個性と価値観全開のスペシャル企画など、クリエイティブかつセンシティブではんなりしたマシューワールドが繰り広げられる。ほかにも、岩井俊二監督・西川美和監督の下、多くの才能が集結して「すべてのモノには物語がある」というコンセプトのもと、“モノとの出会いと別れ”が生み出すストーリーを届ける「モノガタリ by mercari」がエンタメ賞。俳優・仲野太賀が、日頃感じたことや、皆に言いたいことをSNSの代わりに発信する、長めのつぶやきのようなポッドキャスト「仲野太賀のPodcast」がパーソナリティ賞を受賞した。(cinemacafe.net)
2023年03月21日宮藤官九郎が作・演出を手掛ける今春上演予定のウーマンリブvol.15「もうがまんできない」より、迫力あるビジュアルが初公開された。東京は渋谷。ラブホテルや雑居ビルが立ち並ぶ猥雑な裏街。できたばかりのセレブリティなマンションの前に、古びたビルがある。そんな猥雑な街の一角で、メジャーになれない解散寸前のお笑いコンビ、デリヘル嬢と店長、浮気妻と間男など、訳ありな人々がたまたま出会い、ワンシチュエーションで交差し、ノンストップで駆け抜ける物語――。本作は、宮藤さんが何物にもとらわれず、いまやりたいことを自由に、ストレートに表現する、大人計画の公演。1996年のウーマンリブvol.1「ナオミの夢」からスタートした同シリーズでは、大人計画メンバーに加え、作品ごとに個性豊かなゲストを迎えて上演されてきた。今回の上演では、阿部サダヲや大人計画の舞台初出演の仲野太賀をはじめ、永山絢斗、皆川猿時、荒川良々、宮崎吐夢、平岩紙、少路勇介、中井千聖、さらに宮藤さん自身も出演。完成したビジュアルは、そんなキャストたちが球体に閉じ込められ、「もうがまんの限界!!」と言わんばかりの勢いある一枚となっている。なおチラシ表面は、ウーマンリブシリーズvol.1より本作までずっと宣伝イラストを手掛ける篠崎真紀の描きおろし。今回も、ストレスフルに耐える女性を、リアルかつキュートに仕上げた。ウーマンリブvol.15「もうがまんできない」は4月14日(金)~5月14日(日)本多劇場、5月18日(木)~31日(水)サンケイホールブリーゼにて上演。(cinemacafe.net)
2023年01月01日『ウーマンリブ vol.15「もうがまんできない」』のビジュアルと公演詳細が公開された。宮藤官九郎が作・演出を手がけ、1996年よりスタートした「ウーマンリブ」シリーズは、宮藤が何物にもとらわれず、今やりたいことを自由に、ストレートに表現する大人計画の公演。その第15弾となる「もうがまんできない」は、ウーマンリブ vol.14の作品として2020年に上演される予定だったが、コロナ禍により中止に。後に無観客で収録・放送されたものの、上演されること無く今日に至るまで幻の作品となっていたが、「劇場で、お客さまの前で上演したい!」「お客さまに生の舞台としてご覧頂きたい!」という想いから、パワーアップして上演されることとなった。公開されたビジュアルは、出演者の阿部サダヲ、仲野太賀、永山絢斗らが球体に閉じ込められ、“もうがまんの限界!!”と言わんばかりの勢いあるデザインに仕上がっている。またチラシ表面は、ウーマンリブシリーズ第1弾から宣伝イラストを手がける篠崎真紀による描きおろしイラストとなっている。『ウーマンリブ vol.15「もうがまんできない」』は、4月14日(金) から5月14日(日) まで東京・本多劇場で上演後、5月18日(木) から31日(水) に大阪・サンケイホールブリーゼで上演される。<公演情報>ウーマンリブ vol.15『もうがまんできない』ウーマンリブ vol.15『もうがまんできない』チラシ(表)作・演出:宮藤官九郎出演:阿部サダヲ仲野太賀永山絢斗皆川猿時荒川良々宮崎吐夢平岩紙少路勇介中井千聖宮藤官九郎【東京公演】2023年4月14日(金)〜5月14日(日) 本多劇場チケット料金指定席:8,000円(税込)ヤング券:3,800円(税込)(観劇当日22歳以下・チケットぴあのみ取扱)お問い合わせ:大人計画TEL:03-3327-4312(平日11~19時)【大阪公演】2023年5月18日(木)〜5月31日(水) サンケイホールブリーゼチケット料金指定席:8,500円(税込)ブリーゼシート:6,000円(税込)ヤング券:3,800円(税込)(観劇当日22歳以下・チケットぴあのみ取扱)※ブリーゼシートはバルコニーからの観劇となるためご覧になりにくいお席です。お問い合わせ:キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(11~18時 ※日祝休み)詳細はこちら:
2023年01月01日「ジャパニーズスタイル」が12月24日の放送でフィナーレ。「演劇好きの私も観ていて楽しかった」「演劇やコントを見るのが好きだった気持ちを思い出した」などの声とともに「太賀さんでないと務まらない」と主演の仲野太賀を絶賛する投稿も寄せられている。温泉旅館「虹の屋」の玄関とロビー、従業員室・大浴場の入口とエレベーターのみを舞台に、撮影自体もほぼ本番一発長回しで作られた、30分間ノンストップの本格シットコムとなる本作。温泉旅館「虹の屋」の跡継ぎを拒否し家出同然で上京、10年ぶりに帰ってきたものの再び家出してしまった柿丘哲郎を仲野さんが演じるほか、「虹の屋」に居座り続ける流しのフラメンコダンサー、寺門・ルーシー・数子に市川実日子。「虹の屋」の支配人で極度の潔癖症な影島駿作に要潤。息子の凛吾郎を溺愛し共依存関係となっている浅月桃代に檀れい。ご当地アイドルに入れあげていたこともある梅越一二四に柄本明。以前はフィリピンのマニラでお抱え料理人をしていたという浮野奏太にKAZMA。初恋が哲郎の元カノ、イチ子という桃代の息子・浅月凛吾郎に石崎ひゅーい。闇金屋だが熱波師として「虹の屋」で働くようになる澤田弥勒に松川尚瑠輝。哲郎の元カノで“ルーシー”と呼ばれる久能イチ子にモトーラ世理奈。哲郎の父で「虹の屋」の社長である宗八にベンガルといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。哲郎が1年ぶりに「虹の屋」に帰ってくる。専務としてやりたい放題した挙げ句、再び家出したこともあり哲郎本人も二度と敷居をまたぐことはできないと思っていたが、桃代と凛吾郎親子、駿作や浮野に梅越ら従業員たちは彼を快く迎え入れる。彼らの行動を怪しむ哲郎だったが、案の定、従業員たちからお願い事をされるが…それは哲郎の父親で「虹の屋」社長の宗八が旅館の売却を目論んでいて、売却されれば皆路頭に迷うため、哲郎に止めて欲しいのだという…。そんななか外出していたルーシーが戻ってくる。ルーシーは記憶喪失男の砂田からプロポーズされていた。そしてゴルフから帰ってきた宗八は哲郎に激怒する。その後、宗八が突然死。葬式が執り行われるが、今後の「虹の屋」のことを話そうかというその時、哲郎はいきなり東京に帰ると言い出す。なんと哲郎はイチ子とよりを戻しており、明日が結婚式だというのだ…というのが最終回のストーリー。放送後のSNSには「回を重ねる毎に役者さんたちの息が合っていく感じが面白かった」「その場のお客さんの反応、一体となる空気感は演劇好きの私も観ていて楽しかった」「コロナで忘れていた演劇やコントを見るのが好きだった気持ちを思い出した」といった感想が続々とタイムラインに投稿されているほか、「それにしても太賀くんのセリフ量、ほんととんでもなかったなぁ」「太賀さんでないと務まらない主演だなと…!お疲れ様でした!」など、仲野さんの芝居を絶賛するツイートも数多く寄せられている。(笠緒)
2022年12月25日仲野太賀主演「ジャパニーズスタイル」の第8話が12月17日放送。かつて旅館を訪れた客と従業員たちとの思い出話の輪に入れず…そんな哲郎に「手品とかいろいろやってたの、面白かった」「完全に蚊帳の外で笑う」などの反応が集まっている。仲野太賀主演、金子茂樹(脚本)と深川栄洋(監督)という組み合わせで、本番一発撮り30分間ノンストップ本格シットコムをオンエア中の本作。温泉旅館「虹の屋」の後継者になることを拒んで上京、10年ぶりに帰宅するも今の従業員たちからは歓迎されず…しかしその後専務となった柿丘哲郎役で仲野さんが主演。共演には年内で「虹の屋」を出ていくと宣言した流しのフラメンコダンサーの寺門・ルーシー・数子に市川実日子。潔癖症な温泉旅館の支配人・影島駿作に要潤。息子の凛吾郎を溺愛する浅月桃代に檀れい。多額の借金を抱えていた梅越一二四に柄本明。フィリピンのマニラでお抱え料理人をしていた浮野奏太にKAZMA。手品師になるのが夢の桃代の息子・浅月凛吾郎に石崎ひゅーいといった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。梅越がクリスマスの飾りつけをし、ルーシーと浮野がUNOに興じているところに、社長との話し合いに出かけていた桃代と駿作が帰ってくる。無理やりサウナを作り、熱波師の資格を持つ闇金業者・澤田弥勒(松川尚瑠輝)を働かせ、従業員の給料を削減するなど、やりたい放題の哲郎の暴走を止めるよう社長に頼みこむも、その願いは通らなかったという。哲郎に優しかった梅越も含め、従業員たちの哲郎への不満はたまりにたまっており、ルーシーに続き浮野まで旅館を辞めることを計画していた。やがて釣りに出かけていた凛吾郎が帰ってくる。が、持って帰ってきたのは魚ではなく意識を失った人間だった。凛吾郎が連れてきたのは上下黒のスーツで砂浜に倒れていた男(鈴木浩介)。記憶を失っている様子の男だが、なぜか「虹の屋」のことには詳しく、どうも過去に旅館に来たことがある様子で…というのが今回のおはなし。彼は4年前、オーストラリア人の団体とともに「虹の屋」を訪れていたことが判明。哲郎以外の従業員たちは当時のことをよく覚えており、皆で輪になって思い出話に花を咲かせる。だが、当時のことを何も知らない哲郎はそのなかに入ることができず、会話の輪のまわりで様々な芸をするなどして自分の存在をアピールするも、従業員たちはガン無視で…。この展開に「哲郎が後ろで手品とかいろいろやってたの、面白かった」「興味ひきたいリベ郎かわいいな」「リベロウ完全に蚊帳の外で笑うwwwww」などの反応が。いたたまれなくなった哲郎は、客を迎えに行くと言って旅館を出るが、凛吾郎は哲郎が再び“家出”したことに気づく…。このラストにも「また家出しちゃったか…」「リベロウ、また家出…?」「リベロ~帰ってこいよ~」といった声が送られている。【最終回あらすじ】1年前に「虹の屋」を再び飛び出した哲郎が突然戻ってくる。専務としてやりたい放題した挙げ句に出て行ったため、哲郎本人も二度と敷居をまたぐことはできないと思っていたが、従業員たちはなぜか彼を快く迎え入れる。哲郎の父親で「虹の屋」社長である宗八(ベンガル)が旅館の売却を目論んでいるそうで、それを止められるのは哲郎しかいないという…。「ジャパニーズスタイル」は毎週土曜23:30~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2022年12月18日仲野太賀が主演する「ジャパニーズスタイル」の6話が12月3日オンエア。ベンガルに変更されたナレーションに視聴者からは「社長はベンガルか」「そのうちドラマにも出てくるのかな」といった反応が上がっている。仲野さんが主演を務め、金子茂樹(脚本)と深川栄洋(監督)という組み合わせで、温泉旅館「虹の屋」の玄関とロビー、従業員室・大浴場の入口とエレベーターのみを舞台に、もほぼ本番一発の長回しでお届けするテレビ朝日初本格シットコムとなる本作。父親に反発して温泉旅館「虹の屋」を継ぐことを拒否、家出同然で上京し最近までキャバクラの送迎ドライバーをしていたが、父親が入院したと聞いて10年ぶりに実家に帰ってきた柿丘哲郎役で仲野さんが主演。流しのフラメンコダンサー、寺門・ルーシー・数子には市川実日子。極度の潔癖症で人が作った食事には一切手を付けず、温泉旅館の支配人にもかかわらず露天風呂にも入らない影島駿作に要潤。「虹の屋」仲居頭で女将代理をしている浅月桃代に檀れい。ご当地アイドルにハマり多額の借金をしている古くからの従業員・梅越一二四に柄本明。3年前までフィリピンのマニラでお抱え料理人をしていた浮野奏太にKAZMA。桃代の息子・浅月凛吾郎に石崎ひゅーいといったキャストが共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。前回登場した哲郎の母で「虹の屋」女将の柿丘廻瑠(キムラ緑子)が亡くなり、哲郎は旅館の専務となる。退院した哲郎の父親である社長は、闇金業の澤田弥勒(松川尚瑠輝)とゴルフ三昧の日々を送っていた。そんな時「虹の屋」の記念すべき1万人目の客を迎え入れるべく、凛吾郎と梅越らはリハーサルを行うも、ルーシーと奏太はあいかわらずオセロに興じていた。一方「虹の屋」の乗っ取りを計画していた桃代と駿作は険悪な仲になっていた。2人の間にいったい何があったのか?そして1万人目の客がやってくる。が、クラッカーを鳴らすとカバンで身を隠し、記念の特典を拒否し部屋に向かうその客を見て、虹の屋従業員たちはただならぬものを感じる。駿作は彼を“自殺志願者”だと推測。するとルーシーや梅越らも「やっぱり」と同意する。しかし桃代は彼が“刑事”だと考える。エレベーターを降りてきた客が地獄谷への道を尋ねたことで、さらに疑惑が深まる。哲郎が確かめに行くと、なんと彼は“自殺志願者”の“刑事”だった…というのが今回のおはなし。今回視聴者が注目したのはナレーターが俳優のベンガルに代わっていたこと。「ナレーション、ベンガルさんに変わったんだね!」「ナレーション、ベンガルさん!ということは、、、???」「やっぱりベンガルさんだった!!……という事はそのうちドラマにも出てくるのかな」「ナレーションがキムラ緑子さんからベンガルに変わってたから社長はベンガルか」など、ベンガルさんが今後出演するのではないかという反応や、役柄を推測するコメントまで、数多くの声がSNSに投稿されている。【第7話あらすじ】「虹の屋」で《ウィークエンドショー》と題した館内イベントが行われている。演目はルーシー・のフラメンコと仮面をつけたマジシャン・ミスターパーフェクトによる手品だったが、なぜかミスターパーフェクトこと高木大助(古舘寛治)は出番を前に帰宅してしまったようで、哲郎は、楽屋で陰湿な嫌がらせをしたのかとルーシーを責めるが…。「ジャパニーズスタイル」は毎週土曜23:30~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2022年12月04日宮藤官九郎が作・演出を手掛ける「ウーマンリブシリーズ」のvol.15「もうがまんできない」が来春より上演されることが決定した。東京は渋谷。ラブホテルや雑居ビルが立ち並ぶ猥雑な裏街。出来たばかりのセレブリティなマンションの前に、古びたビルがある。そんな猥雑な街の一角で、メジャーになれない解散寸前のお笑いコンビ、デリヘル嬢と店長、浮気妻と間男など、訳ありな人々がたまたま出会い、ワンシチュエーションで交差し、ノンストップで駆け抜ける物語。本作は、宮藤さんが何物にもとらわれず、いまやりたいことを自由に、ストレートに表現する「大人計画」の公演。「もうがまんできない」は、ウーマンリブvol.14の作品として2020年に上演予定だったが、コロナ禍中、中止を余儀なくされ、のちに無観客で収録・放送されたものの、上演されること無く今日に至る幻の作品。そんな本作が2023年4月、ウーマンリブvol.15として心機一転、パワーアップして上演することに。阿部サダヲ、荒川良々、宮崎吐夢、平岩紙、「ウーマンリブシリーズ」9作連続参加の少路勇介、vol.14で多数の応募の中からオーディションで選ばれ俳優デビューした中井千聖に加え、宮藤さん自身も出演する、20年版と同じキャストが集結。また新たに、「大人計画」の舞台初出演となる仲野太賀、宮藤官九郎作品に多く出演する永山絢斗、現在「アトムの童」に出演中の皆川猿時を迎えた。<コメント>●宮藤官九郎(演出・出演)3年前、無観客での収録後、かえって消化不良でモヤモヤしました。阿部くんや荒川くんも「ちゃんとやりたいっすね!」と言ってて、俺だけじゃなく、みんなウケたい病なんだと嬉しくなりました。再演だけど初演です。お客さんの笑い声で完成させて下さい。もうがまんできない。●阿部サダヲ2020年公演中止から3年。やっとお客様の入った劇場で上演出来るのですね!嬉しいです!でもまだまだ、がまんしなきゃいけない事がいっぱいで…早くマスクなしで稽古して、お客さんもマスクなしで観劇して思いっきり笑ってもらえる日が来て欲しいです…キャストも少し変わって自分も3年歳とってまた新しい「もうがまんできない」をお観せ出来るように頑張ります!!よろしくお願いします。●仲野太賀ウーマンリブに参加できるなんて、最高です。脚本、演出で純度100%の宮藤さんの世界に飛び込めるのが本当に楽しみです。憧れの大人計画の皆さんとご一緒できるのも、本当に夢のようです。小学生の頃の自分に言ってやりたいくらいです。「おい!大人計画の舞台出ることになったぞ!」たぶん、寝小便しながら喜ぶと思います。今の僕ですら、オファーを頂いてちびりそうになったのですから。精一杯頑張ります。お楽しみに!●永山絢斗高校中パニックから10年だと!?早い…そしてキャストを見てア然。しかも芸人役。もう思いっきりやるしかない。相変わらず宮藤様の脚本は理解不能で圧倒されつつめちゃ笑いました。今回も本番中に笑いをこらえるのが大変そうです。皆さまに楽しんでもらえるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。●皆川猿時7月からパーソナルトレーニングをはじめた皆川猿時です。100キロを超えると正座ができなくなるって知ってました?和式便所とか最悪です。ひっくり返っちゃうもん。おらぁ、せめて、95キロになりたい!現在103キロ。「皆川さん、食事のほう、なんとかなりませんか?」入会当初、あんなにテンション高かったトレーナーさんがどんどん無表情に。はっきり申し上げます。がまんが苦手なんです。つーか、もうがまんできない。ええ。さっき、ラーメン屋さんをハシゴしちゃいました(笑)。ええ。がんばります。よろしくお願いします。●荒川良々アレはたしか東京オリンピック前でした…オリンピックの記憶がありません。当然芝居の記憶も無いのでまた一からやります!再演とはいえお客さんの前で一度もやってませんので初演です。出演者も少しかわるそうです。楽しみでなりません。一生懸命にやります。皆様ゼシ劇場に笑いに来て下さい。●宮崎吐夢2020年の『もうがまんできない』のときは、ちょうどコロナ禍が始まった頃で世の中も稽古場の雰囲気もどんどん暗く殺伐としていって、それも春になればすっかり収まる気でいましたが、2年以上経っても未だ収束する気配も無く。とにかく、新しくご一緒する方々とも仲良く楽しく無事に千穐楽まで迎えられたら、それだけが私の願いです。●平岩紙待っていました!お客さんの笑い声が聞ける日を。嬉しいです。キャスト新たに楽しい稽古を経て劇場に参りますので、どうぞよろしくお願い致します!●少路勇介この舞台を上演出来る事、本当に嬉しく思っています。中止になってから約3年、あの時からガラッと生活様式は変わり、人との繋がりも薄れ、不安やストレスを感じ生活をして来ました。そもそも舞台の内容が、ストレスフルの人達が、一堂に会し展開していくお話なので、今の時代にぴったりだと思いました。是非劇場にお越し頂き楽しい時間を過ごして頂けたら嬉しいです!●中井千聖また稽古ができるのがうれしいです。皆川さんがお父さんなのも、仲野さん永山さんのコンビも、今からすごく楽しみです!本多劇場に芝居を観に行くたびに、切ない気持ちがどこかにありましたが、ついに(今度こそ!)お客さんの前でできることがなにより一番楽しみです!ウーマンリブvol.15「もうがまんできない」は2023年4月14日(金)~5月14日(日)本多劇場、5月18日(木)~31日(水)サンケイホールブリーゼにて上演。(cinemacafe.net)
2022年11月21日仲野太賀が主演する本格シットコム「ジャパニーズスタイル」の第5話が11月20日に放送。イチ子を演じたモトーラ世理奈に「このモトーラ世理奈さん良すぎる」「色気ハンパない…演技力すごい」などの感想が殺到している。仲野さんが主演を務め主演、金子茂樹(脚本)と深川栄洋(監督)という組み合わせで、ほぼ本番一発撮りの30分間ノンストップ本格シットコムが展開する本作。「虹の屋」という温泉旅館を舞台に、後を継がずに家を飛び出し10年ぶりに帰ってきた旅館の三代目を中心にした群像劇が描かれる。父親に反発して温泉旅館「虹の屋」を継ぐことを拒み、家出同然で上京してキャバクラの送迎ドライバーをしていたが、父親が入院したと聞きつけ、「虹の屋」の後釜に座ろうと10年ぶりに帰郷したはいいが、従業員たちから受け入れられずにいる柿丘哲郎役で仲野さんが主演。共演には「虹の屋」に5年もの間、居座り続け、哲郎の部屋を勝手に使っている流しのフラメンコダンサーである寺門・ルーシー・数子に市川実日子。「虹の屋」支配人の影島駿作に要潤。「虹の屋」で女将代理をしている浅月桃代に檀れい。哲郎が唯一顔を知っている昔からの従業員・梅越一二四に柄本明。3年前までフィリピンのマニラでお抱え料理人をしていた浮野奏太にKAZMA。桃代の息子・浅月凛吾郎に石崎ひゅーい。哲郎を追って「虹の屋」に現れた元カノ“ルーシー”こと久能イチ子にモトーラさんといったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。霊媒師の尾崎夜余代(宮澤美保)から“別れの時近し。ハンカチのご用意を”とお告げをもらったという桃代。それを誰かが「虹の屋」から居なくなると解釈したルーシーは、もう一人のルーシーであるイチ子であってほしいと願う。しかしイチ子は貴賓室に連泊している大事な客であるばかりか、従業員たちをどんどん味方につけていく。哲郎はそんなイチ子の目的が、自分と結婚し「虹の屋」を乗っ取ることだと語り、皆に「一緒に立ち向かって下さい」と懇願するが、イチ子が目の前に現れた途端、あっという間にイチ子のアプローチに揺れる。そんな時、哲郎の母で「虹の屋」女将・柿丘廻瑠(キムラ緑子)が突然帰宅。廻瑠いわく哲郎の父は「もういつ息を引き取ってもおかしくない状態」だそうで、安心して天国に行ってもらうため、哲郎とルーシーが結婚するとウソをつくよう指示するが、哲郎は何か裏があると怪しむ。その話を聞いたイチ子はお見舞いには自分と哲郎で行くと宣言、“2人のルーシー”が一触即発状態に…というのが5話のおはなし。「悪女なモトーラ世理奈いい」「このモトーラ世理奈さん良すぎる 強気良い 良い」「モトーラ世理奈、やっぱり凄え良いな」「色気ハンパない…演技力すごいい そしてあたりまえにスタイルいい」など、今回から本格登場となったイチ子を演じるモトーラさんの演技に絶賛の声が集まる。また哲郎の母を演じたキムラさんにも「キムラ緑子さんさすが圧巻、かっこよかった!やっぱり舞台の人はライブに強い」といった反応とともに「キムラ緑子さんと柄本明が揃ったら、なんだかもう、なにが起きてもおかしくない」と、柄本さんとの共演に触れたコメントも寄せられている。【第6話あらすじ】哲郎は旅館の専務になる。退院した哲郎の父親であり社長は、闇金業の澤田弥勒(松川尚瑠輝)とゴルフ三昧の日々を送っていた。そんな時「虹の屋」の記念すべき1万人目の客を迎え入れるべく、凛吾郎、梅越らはリハーサルを行うが、ルーシーと浮野はあいかわらずオセロに興じる。やがて、1万人目の客・別所(森下能幸)がやってくる…。「ジャパニーズスタイル」は毎週土曜23:30~テレビ朝日系で放送中。第6話は12月3日(土)23:30~放送。(笠緒)
2022年11月20日ニッポン放送が企画制作するAmazonオーディブルオリジナルポッドキャスト「仲野太賀のPodcast」の配信が11月14日(月)本日よりスタートした。「この恋あたためますか」「コントが始まる」などに出演、現在主演ドラマ「ジャパニーズスタイル」が放送中の俳優・仲野太賀。初めての冠レギュラーPodcastとなる同番組では、SNSをやっていない仲野さんが、日頃感じたことや、皆に言いたいことを、SNSの代わりに発信。長めのつぶやきのようなPodcastとなっている。初回の配信では、休みの日の過ごし方や意外な趣味についてなどを語り、仲野さんの人柄や日常の過ごし方が分かる内容に。レギュラーコーナーも設けており、リスナーからのメッセージを募集中。詳細は番組公式サイトに記載されている。「仲野太賀のPodcast」はレギュラー配信中。※毎月第2・第4月曜日19時更新(cinemacafe.net)
2022年11月14日仲野太賀主演の土曜ナイトドラマ「ジャパニーズスタイル」第4話が11月13日放送。モトーラ世理奈演じるイチ子が「虹の屋」に現れたことに「モトーラちゃんが回想を飛び越えてやってきた」など、視聴者から喜びの声が上がっている。本作は仲野さん主演、金子茂樹(脚本)と深川栄洋(監督)という組み合わせでおくる30分間ノンストップ本格シットコム。「虹の屋」という温泉旅館を舞台に、後を継がずに家を飛び出し10年ぶりに帰ってきた旅館の三代目を中心にした群像劇が展開する。父親に反発して「虹の屋」を継ぐことを拒否し家出同然で上京。最近までキャバクラの送迎ドライバーをしていたが、父親が入院したと聞きつけ10年ぶりに実家に帰ってきた柿丘哲郎に仲野さん。「虹の屋」に5年居座り続け、哲郎の部屋を勝手に使っている流しのフラメンコダンサー、寺門・ルーシー・数子に市川実日子。極度の潔癖症のため人が作った食事には一切手を付けず、温泉旅館の支配人なのに露天風呂にも一度も入ったことがない影島駿作に要潤。「虹の屋」仲居頭で現在は女将代理をしている浅月桃代に檀れい。哲郎が唯一顔を知っている昔からの従業員で、ご当地アイドルにハマり多額の借金をしている梅越一二四に柄本明。3年前までフィリピンのマニラでお抱え料理人をしており、裏社会にも精通する浮野奏太にKAZMA。「虹の屋」の屋上で鹿や猪をさばいたりしている桃代の息子・浅月凛吾郎に石崎ひゅーい。哲郎の人生を大きく狂わせた元カノで“ルーシー”と呼ばれる久能イチ子にモトーラ世理奈。哲郎の高校時代の親友で元バレーボール部キャプテン、今は地元のTV局で働く小野に菅田将暉といったキャストが共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。梅越はローカルアイドル・花岡花枝(佐々木春香)にハマっていた。そんな彼の姿を見てルーシーは、間もなく行われる梅越の勤続40年のお祝いで、彼女を「虹の屋」に呼んでライブを開けばどうかと意見する。哲郎はテレビ局勤務の同級生である小野の力を使えば、ご当地アイドルなど簡単に呼べると豪語。さらに梅越の借金を心配して昨夜面談をしたという桃代が衝撃の事実を告げる。なんと、花枝は梅越の孫だというのだ…。梅越のお祝いの当日。花枝の前座でフラメンコを踊らされたルーシーと、せっかく作った弁当をゴミ箱に捨てられていた奏太は哲郎に怒りをぶつける。しかし浮野からの情報で、花枝は梅越の本当の孫ではないのでは?という疑惑が浮上する…というのが今回の展開。「舞台の柄本明さんは凄いんだなーと毎回思う。言い回しと間合いが最高すぎる」「柄本明さんのこういう演技はなかなか珍しかったな」など、うちわとハッピ姿で“アイドルオタク”モードの梅越を演じる柄本さんの芝居に絶賛の声が集まる。またラストでは「虹の屋」にイチ子が現れ、哲郎をはさんでルーシーと睨み合うことに「モトーラ世理奈さんと市川実日子さんに挟まれる仲野太賀さんの図、なんかめっちゃ好きだったな笑」「遂にモトーラちゃんが回想を飛び越えてやってきた~~~~」「モトーラちゃんvs実日子さん...!最高だったな」など、モトーラさん演じるイチ子の登場にも視聴者から喜びの声が上がっている。【第5話あらすじ】霊媒師の尾崎夜余代(宮澤美保)から《別れの時近し。ハンカチのご用意を》とのお告げをもらったという桃代。誰かが「虹の屋」から居なくなる…とルーシーは、それがイチ子であってほしいと願うが、イチ子は貴賓室に連泊している大事な客で、桃代をはじめ凛吾郎、梅越、奏太に駿作までも、巧みな話術と魅力で味方につけていた…。「ジャパニーズスタイル」は毎週土曜23:30~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2022年11月13日俳優の西島秀俊と仲野太賀、女優の上戸彩ら白戸家のメンバーが出演するソフトバンクの新CM「SPY 潜入」編が12日から全国で放送される。今年で15年目を迎える白戸家のCMでは、スパイ役の西島と仲野がやたらとシアワセそうな白戸家の極秘調査をする「白戸家×SPY」シリーズを展開中。新CMでは、西島が宅配業者に、仲野が大きなダンボールの荷物に扮して白昼堂々と白戸家に潜入する。しかしリビングに運び込まれた荷物(仲野)を見たお父さんに「ん? 怪しいな!」と言われたことをきっかけにニセモノであることがバレてしまうというストーリーだ。西島と仲野のコメントは以下の通り。――今回お二人は宅配業者に変装するという役でしたが、俳優以外ならどんな職業に就いていたと思いますか?西島:僕は元々映画の撮影現場に関わりたくて、この世界に入ったので、きっと何とかして現場に潜り込んでいたのではないかなと思います。仲野:自分の趣味で唯一長く続いているのが、写真を撮ることなので、写真家さんになれればいいなと思います。小学生の時からカメラが好きで、お年玉でカメラを買いましたし、中学生でフィルムカメラに興味を持ち始めてからは、ずっとフィルムカメラで撮っています。当時から友達や家族とか、人を撮ることが多いですね。――潜入捜査がバレたCMにちなんで、隠し事がバレてしまったエピソードをお聞かせください。西島:最近新しくご一緒したスタッフの方に「すごく寒がりなんですね」と言われて。たぶん涼しそうな衣装の時、微妙な顔をしたんでしょうね。僕のやる役はなぜか北の方に行くことが多いので、あまり寒がりなところは見せないようにしていたんですけど、今度からはバレないように気をつけます。仲野:二世俳優ということをある程度隠していて、(芸名から)苗字を取っていたんですけど、改名したら、すぐにバレました(笑)。――ご自身が“ポンコツ”だなと思って落ち込んでしまった出来事は?西島:エレベーターに乗って、仕事をしてまた帰ってくる時、エレベーターのドアを出た後、必ず控室と逆の方向に行っちゃうんですよ。毎回必ず「こっちです」と言われるので、本当に方向音痴なんだなと思って。そのたびにちょっとポンコツだなと落ち込んでいます。仲野:最近なかなか休みが取れなくて、洗濯物がたまっていたんですけど、この間久々に休みがあったので、「あ、今日だ!」と思って。洗濯機を3回ぐらい回して干して、これでもう完璧だと思ったら、雨が降りました(笑)。天気予報を見ていなかったんですよ。出かけた先でお店を出たら、ダーッと雨が降っていて、「終わったー、ばかだなー」と思って、やり直しです。結局コインランドリーに行きました。――最近ネットショッピングで購入したものは?西島:ネットショッピングで届く、ダンボールのガムテープを切るカッターです。これがものすごく便利で、小っちゃい刃なので中身を気にせず、サッサッと切れるんですよ。元々1個持っていて、あまりにも気に入ったので、最近もう1個買ってしまいました。仲野:友達から「お風呂に入れるとメチャメチャいいよ」と教えてもらった「塩」です。バスタイムが結構好きなので、バッといって、ドンッ! という感じでひとつかみ分ぐらい入れて、足で混ぜて。あと、日本酒もいいらしいので、ドボドボ入れて、場合によってはそこにマグネシウムも入れたりします。一番疲れが取れるのはどれか、いろいろ試していて、今のところ全部混ぜるのがベストですね。お風呂上がりにすごくポカポカしますし、入眠速度が早くなってすぐに眠れます。
2022年11月10日俳優の西島秀俊と仲野太賀、女優の上戸彩ら白戸家のメンバーが出演するソフトバンクの新CM「SPY 潜入」編が12日から全国で放送される。今年で15年目を迎える白戸家のCMでは、スパイ役の西島と仲野がやたらとシアワセそうな白戸家の極秘調査をする「白戸家×SPY」シリーズを展開中。新CMでは、西島が宅配業者に、仲野が大きなダンボールの荷物に扮して白昼堂々と白戸家に潜入する。しかしリビングに運び込まれた荷物(仲野)を見たお父さんに「ん? 怪しいな!」と言われたことをきっかけにニセモノであることがバレてしまうというストーリーだ。上戸のコメントは以下の通り。――潜入捜査がバレたCMにちなんで、隠し事がバレてしまったエピソードをお聞かせください。上戸:夢中になっているドラマを、子どもが学校に行っている時、家で集中して見ていたんです。子どもが帰ってくる前に見終えたかったんですけど、一番クライマックスの、もう終わるぞという時に帰ってきちゃって、号泣しているのがバレてしまい、「ママ泣いてる~」ってすごく馬鹿にされました(笑)。上戸:洗濯物を干した時に限って、お日さまが出てこなかったりだとか。あとは、子どもがポケットにティッシュを入れっぱなしにしていたことに気付かず、洗濯機を回しちゃって。いつになったらこの白いのがなくなるんだろうと思いながら、今でも洗濯終わったものをコロコロで取ってます。――最近ネットショッピングで購入したものは?上戸:基本的にネットショッピングで生活しているんですけど、最近はメイクさんへのプレゼントに、ブランド品の陶器を買いました。その時、クレジットカードとお届け先の名前が違うので、カード会社から電話が来たんですけど、対応してくださった女性の方がとっても素敵な方で。夜だったんですけど、「今日も残り少ないですが、いい1日になることを願っております」と言われて、こういう電話の切り方いいなぁと思って。初めて言われたので、「あ、はい、ありがとうございます」としか返せなかったんですけど、すごくシアワセな気持ちになりました。――旅行しやすい季節を迎えていますが、これから訪れてみたい場所や体験したいことは?上戸:グランピングをやってみたいですね。テントの中で子どもたちと家族で1泊したいけど、私は虫が苦手なので、テントに入ってこないかな、大丈夫かな(笑)。場所はどこがいいんだろう。教えてほしいなぁ。どういうところでグランピングをするのが気持ちいいのか、緑が多いところなのか、ちょっと海に近いところなのか。あと季節もあるので、寒すぎるとつらいのか、中の空調が付いていれば全然平気なのか、とにかく経験がないので体験してみたいです。友達と行くのも楽しそうですね。あと、元々お風呂が好きなので、温泉旅行にも行きたいです。一時期よく行っていた熱海や伊東とか、ロマンスカーの先頭車両に乗るのが好きなので、ぜひ先頭に乗って行きたいですね。
2022年11月10日仲野太賀が主演する「ジャパニーズスタイル」の3話が11月6日放送。SNSでは主人公の高校時代の親友役で出演した菅田将暉と仲野さんとの2人芝居パートに「真に迫る!流石」「楽しんでいるのが伝わってきました」などの声が送られている。温泉旅館「虹の屋」の玄関とロビー、従業員室・大浴場の入口とエレベーターのみを舞台に、撮影自体もほぼ本番一発の長回しでお届けするテレビ朝日初本格シットコムとなる本作。旅館「虹の屋」を継ぐことを拒み家出同然で上京したが、父親が入院したことを聞きつけ10年ぶりに実家に帰ってきた柿丘哲郎役で仲野さんが主演を務め、「虹の屋」に5年もの間居座り続ける流しのフラメンコダンサーmp寺門・ルーシー・数子役には市川実日子。温泉旅館「虹の屋」の支配人ながら、極度の潔癖症のため旅館の露天風呂に一度も入ったことがない影島駿作役には要潤。「虹の屋」仲居頭で女将の代理をしている浅月桃代役には檀れい。哲郎が唯一顔を知っている昔からの従業員で、温泉水質管理責任者を名乗る梅越一二四役には柄本明。3年前までフィリピンのマニラでお抱え料理人をしていたという浮野奏太役にはKAZMA。桃代の息子で「虹の屋」の屋上で鹿や猪をさばいたりしている浅月凛吾郎役には石崎ひゅーい。哲郎の元カノ・久能イチ子役にはモトーラ世理奈。哲郎の高校時代の親友で元バレーボール部キャプテンの小野役に菅田将暉といった顔ぶれも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。小野が「虹の屋」を訪ねてくる。小野は凛吾郎に連れられ、哲郎が寝泊まりしているというウサギ小屋に向かう。梅越の話によると小野は同級生の中でも一番の出世頭で、現在は地元のテレビ局に勤務。今回「虹の屋」を訪れたのも取材のためではないかと推測する。やがてロビーで打ち合わせをする桃代と影島のもとに哲郎が現れた。哲郎によれば小野が来た理由はやはりテレビ番組の取材目的で、「虹の屋」にある汚い池を掃除し、そのビフォーアフターを紹介したいのだという。紆余曲折ありながらも池の掃除は遂行されるが、池の底から見つかったあるモノのせいで、小野は哲郎に激怒して…というのが今回のストーリー。「仲野太賀×菅田将暉 最後の二人芝居はすごく熱が入っていて芝居を楽しんでいるのが伝わってきました」「太賀くんと菅田くんの2人芝居はほんと贅沢だったしさすがすぎてゾクゾクしたな」「仲野太賀と菅田将暉の掛け合いが最高で今回の3話がいちばん好きだったな」「コメディの中に、シリアスな表情があるの良かった!菅田君と太賀君のシーンが真に迫る!流石」など、仲野さんと菅田さん2人で繰り広げられる後半パートの芝居を高く評価するコメントがSNSに殺到。「脚本が純粋にめちゃくちゃ面白いしこれを連ドラとして成立させてるのがまずすごい」と、改めてシットコム形式での収録に触れたコメントも投稿されている。【第4話あらすじ】警察の《オレオレ詐欺撲滅キャンペーン》に起用されたローカルアイドル・花岡花枝(佐々木春香)のポスターを見つめる梅越は、推しである彼女のポスターをいらなくなったら譲ってほしいと影島に懇願し、了承を得るとご機嫌で大浴場へと消えていく。そんな彼の姿を見たルーシーは、梅越の勤続40年祝いに、闇金に借金をするほどハマっている彼女を「虹の屋」に呼ぼうと提案するが…。「ジャパニーズスタイル」は毎週土曜23:30~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2022年11月06日仲野太賀主演の土曜ナイトドラマ「ジャパニーズスタイル」。その第2話が10月29日放送。市川実日子の演技にSNSでは「30分間出ずっぱりでした。お疲れ様でした!」「なんであんなに惹きつけられるんだろう」などの反応が送られている。仲野さんと金子茂樹(脚本)と深川栄洋(監督)という組み合わせでおくる30分間ノンストップの本格シットコムとなる本作。「虹の屋」三代目である父親に反発し家を飛び出した主人公が10年ぶりに帰宅を果たすが、彼は歓迎されず…さびれた温泉旅館「虹の屋」の玄関とロビー、従業員室・大浴場の入口とエレベーターのみを舞台にした群像劇が展開する。出演は高校時代の偏差値は51でバレー部の補欠、困ったら他人のせいにしたり泣いて自分を憐れんだりして問題をうやむやにするのが得意な柿丘哲郎に仲野さん。共演には口が悪い流しのフラメンコダンサーの寺門・ルーシー・数子に市川さん。温泉旅館の支配人なのに潔癖症で温泉嫌いという影島駿作に要潤。「虹の屋」の実質的な経営を任されており、女手一つで育ててきた息子の凛吾郎を溺愛し共依存関係にある浅月桃代に檀れい。いい歳してご当地アイドルにハマり多額の借金をしており、哲郎のことを孫のように可愛がる梅越一二四に柄本明。裏社会に精通し3年前までフィリピンのマニラでお抱え料理人をしていたという浮野奏太にKAZMA。主な移動手段が一輪車という桃代の息子の浅月凛吾郎に石崎ひゅーいといった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。「虹の屋」に警察官の笹原(松尾諭)が、梅越の推すご当地アイドルがキャンペーンガールを務める飲酒運転撲滅のポスターを持って訪ねてくる。笹原は哲郎が所属していたバレー部のOB兼コーチで、2人は12年ぶりの再会を喜ぶのだが…というのが2話の展開。笹原役の松尾さん自身の物語をドラマ化した「拾われた男」で、松尾さん役を仲野さんが演じたこともあり、SNS上には「主演の仲野太賀が、ドラマ『拾われた男』で演じた松尾諭本人と共演をはたした」「『ジャパニーズスタイル』で『拾われた男』の本物と演じたヒトが会話しててなんか不思議」といった反応が上がる。桃代と口論になり東京に帰ると旅館を飛び出した哲郎。哲郎が本当に東京に帰るかルーシーは浮野とビールを賭けるのだが、2時間後に哲郎は旅館に帰ってくる…その姿を見たルーシーは「ビール♪ ビール♪」と踊り出す…。「市川実日子さんの「ビール♪ビール♪」の踊りが可愛すぎるわよ」といった声とともに「2話は市川実日子さんが30分間出ずっぱりでした。お疲れ様でした!」「市川実日子の演技って、なんであんなに惹きつけられるんだろうなあ。どんな映画やドラマでも、確実に爪跡残してくよね」など、市川さんの演技に注目したコメントも多数SNSに投稿されている。【第3話あらすじ】「虹の屋」に哲郎の高校時代の同級生で、バレー部キャプテンだった小野(菅田将暉)が訪ねてくる。哲郎の高校時代のバレー部顧問とのエピソードや当時の彼女の話で盛り上がるが、やがてその場にいたルーシーの名前の由来にまで話は広がって…。小野は凛吾郎とともに、現在哲郎が寝泊まりしているというウサギ小屋に向かうのだった…。「ジャパニーズスタイル」は毎週土曜23:30~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2022年10月30日Vaundy(バウンディ)が新曲「瞳惚れ」を2022年10月28日(金)より配信リリース。仲野太賀主演のテレビドラマ『ジャパニーズスタイル』の主題歌となる。Vaundyの新曲「瞳惚れ」ドラマ主題歌に2022年は、菅田将暉に「惑う糸」、Ado(アド)に「逆光」、yama(ヤマ)に「くびったけ」を楽曲提供するなど、音楽プロデューサーとしての活躍も目立つVaundy。TVアニメ『チェンソーマン』のエンディング主題歌として新曲「CHAINSAW BLOOD」を書き下ろしたことでも大きな注目を集めている。そんなVaundyが、新曲「瞳惚れ」を配信リリース。仲野太賀主演のテレビドラマ『ジャパニーズスタイル』の主題歌として書き下ろした。MVティザー映像を公開配信に先駆け、YouTubeでは「瞳惚れ」のミュージックビデオティザー映像が公開。本編は、ドラマ『ジャパニーズスタイル』の第2話放送直後の2022年10月30日(日)0:00に公開される予定なので、楽しみに待ちたい。【詳細】Vaundy 新曲「瞳惚れ」配信日:2022年10月28日(金)※仲野太賀主演テレビドラマ『ジャパニーズスタイル』主題歌。■ドラマ『ジャパニーズスタイル』放送開始日:2022年10月22日(土)23:30~24:00主演:仲野太賀
2022年10月27日アクション映画の作り手は、どんなところにその魅力を感じ、自身の作品にどう落とし込んでいるのだろう。アクションファンがいま熱視線を注いでいる、阪元裕吾監督に聞きました。一見、強そうではない役者が強いと感動する。アクション映画を撮り始めたのは、大学生の時。現在26歳の阪元裕吾監督は、どんな作品をきっかけに、アクション映画の面白さに目覚めたのだろう。「小4くらいの時に観た、ブルース・ウィリス主演の『ダイ・ハード』です。シチュエーションがおもろいと思ったんですよね。超高層ビルがテロリストに占拠されて、たまたまそこにいた刑事役のブルース・ウィリスが、一人でテロリストと戦うという。限られた空間に閉じ込められて、一人で大勢と戦う展開は、のちのアクション映画のテンプレートになっていて、『ホワイトハウス・ダウン』も『スカイスクレイパー』もダイ・ハード系。ビルから降りれへんとか、落ちたら死ぬとか、そういう状況で2時間引っ張る映画が、今も好きかもしれないです」ほかにも様々観ていく中で、阪元監督に大きな衝撃を与えたのが、インドネシア映画の『ザ・レイド』。「これも封鎖されたビルの話なんですけど、シチュエーションというより、格闘技特化型のアクションに圧倒されたんです。極端に言うとこの映画にはストーリーらしきものがほとんどなくて、ただただ警官とギャングがど突き合っている。それがおもろいなと。アクション映画って、アクションはいいけど話がおもろないよなっていうことがよくあって、それが一番の弱点じゃないかと思うほど。その意味で『ザ・レイド』は話をしないところが画期的で、アクションの質が良ければ戦うだけで面白いと教えてくれました」インドネシア映画というニッチさだが、そのぶん予測がつかないところも魅力の様子。「一般的に観客は、ブルース・リーとかジャッキー・チェンとか、スターのアクションを見たいと思うんです。『このぐらいやってくれるだろう』と予測ができるので。でも僕は、自分が知らない役者さんのすごいアクションを見た時のほうが感動は大きい。もっと言うと、とくに鍛えていなさそうで、一見普通の人のように見える役者さんが実は強かったりすると、『俺もそうなれるんだ!』みたいな気持ちになります」それはまさに阪元監督の作家性にも繋がるところ。『ある用務員』も『最強殺し屋伝説国岡』も、主人公はめちゃくちゃ強いけれど、普段は一般社会に溶け込んでいる。「日本には兵役もないし、そんなに治安が悪いわけではないから、格闘技をやっていたりしない限りは、強い人っていないんですよね。そうなると、例えば工場で働いていて、晩飯は決まって牛丼屋、みたいな人が強いほうが感情移入できる。自分の映画でも、そこを目指している部分はあります」その理想型として、以前からこんなことを考えているそう。「仲野太賀さんっていらっしゃるじゃないですか。仲野さんがスカイツリーの上のほうでビルの窓ふきの仕事をしていたら、クレーンが止まって、スマホを落として、一人きりで『どうしよう!?』みたいになる。そんな映画を妄想しています(笑)。そこで仲野さんがアクションをやったら絶対にすごいと思う。僕はそれが見たいですね」“感情”に邪魔されず、役者の身体能力で魅せたい。近年、『ベイビーわるきゅーれ』『黄龍の村』『グリーンバレット』など話題作を立て続けに手がけている阪元監督。自身の作品の中でアクションシーンを撮る時には、どんなことにこだわっているのだろう。「ほとんどのアクション映画は、相手が憎いから倒すという“感情”に行動原理があるんです。でも自分は、その感情が邪魔になると思うことが時々あるというか。例えば『ベイビーわるきゅーれ』だったら、W主演の伊澤彩織さんはスタントパフォーマーでもあるので、単純に伊澤さんの身体能力の高さを見せるのみのアクションにしたかった。だからこそ殺し屋という設定だったんです。殺し屋は相手に恨みがあるわけではなく、依頼されたから殺しているだけ。ぶっちゃけ復讐のためにアクションをし出したら、殺し屋じゃなくてサラリーマンでもいいじゃないですか。理由がないからこそ、殺し屋アクションたり得るんじゃないか、みたいなことはすごく思っています」阪元監督の話には漫画への言及も度々あるが、少年漫画からインスピレーションを得て今後やってみたいこともあるという。「『グリーンバレット』にはサブキャラがラスボスに立ち向かっていくシーンがあるんですけど、それって少年漫画っぽいなって思うんです。主人公じゃないからたぶん負けるんやろうなっていうのがわかっていながらも、こいつも頑張ったねって見せ場を作る。で、次あたりやりたいのは、サブキャラ対サブキャラのバトル。それこそ両方主人公じゃないから、どっちが勝つかわからないのが面白い。例えば『グリーンバレット』に出ていた女の子1人と、『国岡』に出ていた真中ってやつを戦わせたいですね」阪元裕吾さん1996年1月18日生まれ、京都府出身。京都造形芸術大学在学中に制作した『べー。』が、残酷学生映画祭2016グランプリを受賞。現在『グリーンバレット』が公開中。本格的なアクションシーンとユルい会話劇でファンを拡大した『ベイビーわるきゅーれ』の続編が決定!写真1枚目から『アジョシ』©Everett Collection/アフロ、『ベイビーわるきゅーれ』※『anan』2022年10月22日号より。取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2022年10月23日仲野太賀主演「ジャパニーズスタイル」が10月22日放送開始。SNSでは「思ったよりがっつりシットコム」「舞台好きにはたまらん」などの声が上がるとともに、「太賀くん汗ビッショリ」と主演の仲野さんの熱演を評価する投稿も寄せられている。30分間ノンストップの本格シットコム舞台は温泉旅館「虹の屋」の玄関とロビー、従業員室・大浴場の入口とエレベーターのみ。撮影自体もほぼ本番一発の長回しという、テレビ朝日初の本格シットコムとなる本作。父親に反発し「虹の屋」の跡継ぎを拒否、家出同然で上京、最近までキャバクラの送迎ドライバーをしていたが、父親が入院したことを聞きつけ10年ぶりに実家に帰ってきた柿丘哲郎を仲野さんが演じる。また「虹の屋」に5年居座り続ける流しのフラメンコダンサーで、長年不在だった哲郎の部屋を勝手に使っている寺門・ルーシー・数子に市川実日子。「虹の屋」支配人で極度の潔癖症のため人が作った食事には一切手を付けず、露天風呂にも一度も入ったことがない影島駿作に要潤。「虹の屋」仲居頭で現在は女将の代理をしており、哲郎に厳しく接する浅月桃代に檀れい。哲郎が唯一顔を知っている昔からの従業員で、温泉水質管理責任者といういい加減な肩書きを手に入れ、「検査」と称して毎日一番風呂に入るのを生き甲斐にしている梅越一二四に柄本明。3年前までフィリピンのマニラでお抱え料理人をしていた浮野奏太にKAZMA。「虹の屋」の屋上で鹿や猪をさばいたりして時間を過ごしている桃代の息子・浅月凛吾郎に石崎ひゅーい。哲郎の人生を大きく狂わせた元カノ・久能イチ子にモトーラ世理奈。哲郎の高校時代の親友で元バレーボール部キャプテンの小野に菅田将暉といったキャストが共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話は哲郎が10年ぶりに「虹の屋」へと帰ってくるが、変わり果てた旅館の姿に絶句。100年の伝統を誇る老舗旅館の品格やサービスは完全に消え失せ、一筋縄ではいかないクセ者たちが居座っていたのだ。哲郎は実家である旅館に上がろうとするが、哲郎の親不孝が原因で入院した社長からの「敷居を跨がせるな」という伝言を預かった桃代からかたくなに拒否されてしまう。哲郎は、あの手この手を使って家に上がろうとするも、鉄壁の守備に跳ね返され玄関で泣き崩れる…というおはなし。SNSには「思ったよりがっつりシットコムで見ていて楽しかった」「生の緊張感とかアドリブだったり舞台好きにはたまらん」「こんな豪華キャストでシットコムが地上波で見られるなんて嬉しい」「お芝居とかライブ感はスゴいしキャラ設定クセ強い」など、シットコムならではの緊張感やライブ感に触れた声が集まっている。また主演の仲野さんには「太賀めちゃくちゃ汗かいてるなあ!」「太賀くん汗ビッショリだね 手ぬぐいで拭きながら演技続けてる」「汗がキャラにも合ってて、また良い味出してる」と、その熱演ぶりを讃える投稿も多数寄せられている。【第2話あらすじ】従業員に取り入ってなんとか「虹の屋」に滞在を続ける哲郎。そんな時、警察官の笹原(松尾諭)が、一二四が推すご当地アイドルがキャンペーンガールを務める飲酒運転撲滅のポスターを持って訪ねてくる。笹原は哲郎が所属していたバレー部のOB兼コーチで、2人は12年ぶりの再会を喜ぶのだが、ルーシーとオセロに興じていた浮野の表情はなぜか曇る…。「ジャパニーズスタイル」は毎週土曜23:30~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2022年10月23日主演・仲野太賀×脚本:金子茂樹(脚本)×深川栄洋監督とタッグを組んで新境地を開拓する本格シットコム「ジャパニーズスタイル」が10月22日(土)より放送開始。この度、本作の冒頭4分間のノーカット映像が先行公開された。本作は、さびれた温泉旅館「虹の屋」の玄関とロビー、従業員室・大浴場の入口とエレベーターのみを舞台に、限られた空間で繰り広げられる30分間ノンストップの群像劇。「虹の屋」の本格セットを舞台に、実際に観客を入れてその目の前でほぼ本番一発勝負の演技を続けていく。今回公開されたのは、第1話の冒頭映像。「虹の屋」の社長である父親に反発し家を飛び出したものの、うだつの上がらない毎日を送っていた哲郎(仲野太賀)が、10年ぶりに帰宅するところから物語は始まり、ゲームに興じる流しのフラメンコダンサー・ルーシー(市川実日子)、ナゾ多き料理人・浮野(KAZMA)とのやり取りが展開。金子脚本の醍醐味とも言える、切れ味鋭い会話の応酬劇が見て取れる。これをリハーサル1日、翌日に本番というスケジュールで、週に2回の収録をこなしており、3人からも並々ならぬ緊張感が伝わってくる。そして、インパクト抜群の浅月凛吾郎(石崎ひゅーい)が登場すると、観客のリアクションも一気に熱を帯び、ルーシーのセリフで「変な人がたくさんいる、支配人なんて完全なヘンタイ」とあるように、ほかのキャスト、要潤、檀れい、柄本明がどのような登場をするのか、期待せずにはいられない。また、そんな物語をほっこりと包み込むナレーションは、キムラ緑子が担当している。今回は、番組紹介のナレーション部分までだが、仲野さんは冒頭から最後まで出ずっぱりだという。土曜ナイトドラマ「ジャパニーズスタイル」は10月22日より毎週土曜日23時30分~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2022年10月21日10月22日(土)より放送が開始される仲野太賀主演の「ジャパニーズスタイル」に菅田将暉が3話(11月5日放送予定)にゲスト出演することが決定。コメントも到着した。本作は、仲野太賀主演、金子茂樹(脚本)、深川栄洋(監督)とタッグを組んで新境地を開拓する本格シットコム。さびれた温泉旅館「虹の屋」の玄関とロビー、従業員室・大浴場の入口とエレベーターのみを舞台に、限られた空間での30分間ノンストップの群像劇だ。3話(11月5日放送予定)でゲスト出演する菅田さんが演じるのは、「虹の屋」の出戻り跡継ぎ・哲郎(仲野さん)の高校時代の親友で、元バレーボール部キャプテンの小野。彼の登場によって、哲郎の高校時代の知られざるエピソードが暴かれたり、「虹の屋」の未来を左右する(!?)衝撃の提案があったりと、「虹の屋」のメンバーを巻き込んで、物語のドタバタ度はさらに加速していく。菅田さんは、仲野さんとは公私ともに親交のある旧知の仲。そんな親友・菅田さんの参戦に、仲野さんは「やったー!って感じでした。菅田将暉キターって(笑)!こんなに心強い人はいないです」と興奮。「この、ほぼ本番一発勝負という怖い経験を、一緒にできることがとても楽しみでした。いろんな局面で共演させていただいていますが、また新しいページが僕と将暉との間でできたかなという感じです」と感慨深げに語っている。また「虹の屋」従業員・凛吾郎を演じる石崎ひゅーいも、菅田さんの代表曲「さよならエレジー」などの楽曲提供や、石崎さんのMVに菅田さんが出演するなど、仕事、プライベートの両面で交流を深めている。石崎さんも、「2人がどうやって演技し合うのか、どう芝居を組み立てていくのか、楽しみでした」と、仲野さんと菅田さんの演技合戦に期待を募らせながら撮影現場へ。「今日実際にみて、やっぱりすごいなと思いました」と彼らの実力を改めて再確認していた。そんな菅田さんは、出演が決まった際には仲野さんから本作が「かつてない現場」だと聞かされていたそうで、収録後は「楽しかったですし、すごい経験でした」と脱力気味にコメント。「ゲスト出演で、あんなに台本がしおれたことはありません(笑)。普段も、基本的には台本にアイディアやメモを書き込んだりはしないのですが、今回は、ゲストということで余計に『邪魔できないな』『何かあったら怖いな』と準備しました」と、並々ならぬ思いで収録に挑んだことを明かす。「しかし本当に、太賀、柄本(明)さんをはじめ、このドラマの出演者、スタッフさんたちはすごいと思います。稽古一日、次の日が本番なんてあり得ないことなんで。しかも30分尺を一発撮り…夢みたいな一日でした」と、自身が感じたプレッシャーとともに共演者とスタッフに最高の賛辞を贈っている。また、仲野さんと菅田さんが出演したドラマ「コントが始まる」(日本テレビ)の脚本を金子茂樹が手掛けた縁もあり、今作の金子脚本を「『これも試したい!』と思わせるというか、こちらの可能性を膨らませてくれる」と仲野さんが語れば、菅田さんも「膨らませる目的で書いているのかな。ステージは用意するんで、遊んでください…というふうにも見える」と、その面白みを分析。さらに菅田さんは、自身が登場する第3話の見どころについても「ステージに立つ人間と、それを支えるスタッフさんたちの、底の底の力と言いますか、何とかして成立させようとするパワーが、この撮影方法だと余計に露見するようで、ずっと、ヒリヒリしていると思います。笑っているけど、引きつっているような…そんな、ヒリヒリをぜひ見てほしいと思います!」とアピールした。また、仲良し3人組である仲野太賀×菅田将暉×石崎ひゅーいのスペシャル対談が、10月19日(土)第2話放送終了後から動画配信サービス「TELASA(テラサ)」で配信される。収録直後、ほぼ本番一発撮りの恐ろしさを引きずった菅田さんが、これを毎回続ける2人をねぎらうほか、実際に現場に観客が入った際の難しさや、石崎さんの音楽活動へも影響を及ぼしていることなど、和気あいあいとクロストークを展開。作品の裏側が垣間見える見逃せない対談となっている。▼第3話ゲスト菅田将暉コメントとにかく楽しかったし、すごい経験でした。難しいのは、本番は対お客さんに向けてお芝居をやっているけれど、それがテレビで放送されるという点。お客さんのリアクションは、そこまで視聴者には伝わらないと思うので、リアクションを見つつ、切り替えてテレビ用のお芝居するのが大変でした。《化け物》が育つと思います、この環境は(笑)。リハーサル終わりに(仲野)太賀とある場面について相談したら、たまたま2人とも同じことを考えていた。深川監督からも止められなかったから採用されてます。このドラマの出演者、スタッフさんたちは本当にすごいと思います。稽古一日、次の日が本番なんてあり得ない。しかも30分尺を一発撮り…夢みたいな一日でした。だけど、これくらい自由なものを見たいという、《革新の汽笛》のようなものを感じました。金子(茂樹)さんの脚本に関しても、去年、ドラマ『コントが始まる』でお世話になりました。本当は、もう少し稽古をしてからやりたかったというのが本音です(笑)。金子さんの脚本は発見がいっぱいあります。だから、言葉として丁寧にとらえて芝居をした方が面白いに決まっている。でも、どうしても動きに頼ってしまった部分も多く、個人的には「こういうことかな」という解釈を具現化したつもりです。いい意味で、余白を多く書いてくださっている印象です。いずれにせよ、ここからどうなっていくのか、先が楽しみです。第3話の見どころは、仲野太賀との10数ページに及ぶ2人芝居でしょうか。最初に台本を読んだときは、恐怖を感じました。共演回数も多いし、公私ともに交流のある存在で、太賀と絡むとなると、やっぱり下手なことはできないから。ただ、彼は《暴れ馬》なので、手綱を握ろうとしても握れない。そういった意味で、楽しみ半分、怖さ半分でした。太賀は見たことのない汗をかいていたので、そこも見どころです。土曜ナイトドラマ「ジャパニーズスタイル」は10月22日(土)より毎週土曜日23時30分~テレビ朝日にて放送。(text:cinemacafe.net)
2022年10月11日俳優の西島秀俊、仲野太賀、ダンテ・カーヴァー、女優の上戸彩、樋口可南子が出演する、ソフトバンクの新CM「SPY マネキン」編が、8日より放送される。今年で15年目を迎える白戸家シリーズは、西島と仲野がスパイ役として登場。やたらとシアワセそうな家族“白戸家”の極秘調査をしていくシーンを描いた「白戸家×SPY」シリーズが展開されている。今回の新CMは、やたらとシアワセそうに買い物を楽しむ白戸家の秘密を探るべく、西島が洋服コーナーのマネキン人形に混ざって、仲野がお店の天井に張り付いて、予想外のハプニングに見舞われながらも“こっそり”白戸家を監視する。○■西島秀俊、仲野太賀、上戸彩、樋口可南子インタビュー――今回初めて同じシーンで西島さんと直接お会いしていかがでしたか?上戸:このまま会えずに終わるんじゃないかと思っていたので、共演できて嬉しかったです。樋口:これからグイグイ近づいてくるような気がしますね。西島:意外とすぐ近づきましたよね。僕もずっと会えないのかなと思っていたんですよ。樋口:スパイってそういうものよね。西島:ずっと遠くで見てるのかなと思ってたんですけど、良かったです。上戸:触れるしね。今回はスパイの格好じゃないですよね。西島:違いますね。樋口:西島さんは悪そうに見えないでしょ。すごくいい人そうなので、なんか裏があるのかしら。このまま自然に私たち家族のなかに入ってそうで怖い。西島:たしかに。太賀くんも、スッといそうですもんね。白戸家の食卓に。樋口:一緒にご飯食べてて、違和感ないもの。西島:ほんとですか。ぜひ食卓のほうにも。上戸:スパイの設定が忘れられちゃいそうですね。西島:スパイの設定がなくなってもいいんですか?樋口:いらない、いらない(笑)。上戸:団らんで。西島:じゃあ、それでお願いします(笑)。――今まで西島さんと共演したことは?上戸:バラエティー番組ではありますけど、飲み友達です。西島:いや、違いますよ(笑)。それだとすごい語弊がある言い方じゃないですか。飛行機で、たまたま隣同士になったんですよ。上戸:12時間ぐらいのフライトで。西島:びっくりしましたね。初対面で隣同士とか。上戸:私も偶然、西島さん主演の映画のDVDを飛行機で観ようと思って持っていて、西島さんに「見てください、これ今から観ようと思って持って来たんです!」って。それから……西島:ものすごい盛り上がったんですよね。上戸:すごい長時間、二人で飲んで、もういいかげん寝ますか、みたいな状態になって。樋口:私は以前、スーパーでお見かけしました。西島:あの、僕のプライベートの話、もうやめていただいてもいいですか(笑)。樋口:このまんまの姿でお豆腐売り場に立っていました。西島:スーパーいいですよね。楽しいですよね。上戸:悩んでたんでしょうね、どの豆腐にしようかなって。樋口:そのままの人って、なかなかお目にかかれないので、いいなと思ったんですよ。西島:ありがとうございます。上戸:声を掛けずに、スルーしたんですか?樋口:掛けられない、掛けられない。西島:掛けてください。お願いします。樋口:でも、周りの人たちはみんな見てたんですよ。西島:いや、見てないですよ。上戸:見てる人、いっぱいいますよ。樋口:見てた、見てた。私はすごい見てた。上戸:逆に西島さんが樋口さんにスパイされていたんですね(笑)。――「白戸家×SPY」シリーズをご覧になった周りの皆さんから何か反響等はありましたか?仲野:今まで自分が出たCMでそういうことはなかったんですけど、CMの画面の写真を送ってきてくれたり、ソフトバンクのポスター写真を送ってきてくれたりした友達が何人かいました。あと、家族がとても喜んでいたことが、個人的には一番嬉しかったですね。これだけ長く続いているソフトバンクの白戸家シリーズに出させてもらえるのは、親としてもすごく嬉しいんだろうなと思いますね。――ギリギリ白戸家にバレなかったCMにちなんで、最近ギリギリセーフだった出来事は?西島:新幹線に乗る時、ちょっとだけ時間があったので、立ち食いそばを食べていこうと思ったら、出てくるまで意外と時間が掛かって、何とか全部食べきってギリギリセーフで乗れました。仲野:この前出演していたドラマで、僕はひと足先にクランクアップしていたんですけど、全体が終わるシーンに立ち会おうと思って、車で向かっていたら渋滞にハマっちゃって。なおかつドラマのクルーがものすごく撮るのが早くて、予定よりも2時間巻きで進んでいたんですよ。このままだとクランクアップに間に合わないかもという状況になってしまい、渋滞を回避するのと、撮影が進んでいくのとデッドヒートだったんですけど、車を止めて走って現場に行ったら、ちょうどラストカットが回っていて。「カット、OK、これで全体撮影終了です」というタイミングで、何とかギリギリで間に合って、監督に花束を渡せました。樋口:トキシラズという夏の時季にしか出ない鮭がすごく食べたくなって、スーパーに行ったら、いつもはいっぱいあるのに、2個だけ残っていたんですよ。うちの家族分が、ギリギリセーフで買えました。――最近手に入れて“シアワセ”を感じたものは?仲野:最近、ドラマの共演者の方に、日本一おいしくて、日本一高価な「だだちゃ豆」という貴重な枝豆をいただいたんですけど、それを風呂上がりにビールを飲みながら食べたのが、自分にとってはすごくすごくシアワセを感じる時間でしたね。西島:この前梅酒を漬けている話をしましたが、それからちょっと漬けたい欲求が増して。今、冷蔵庫で週に1回ぐらい揉めばいいみたいな糠床が、ジッパー付きの袋で売ってるんですよ。樋口:毎日かき混ぜなくていいっていう。西島:そうなんですよ。それを買って。樋口:主夫?西島:あれ、本当に楽なんですよ。きゅうりとか、適当に1本ポンと入れて、ぎゅぎゅって。上戸:手を突っ込まなくても、その袋の上から揉み揉みすればいいんだ。西島:そうなんです。朝に何か入れといて、それを夜に食べたりするとシアワセを感じます。樋口:趣味の機織りで、織り上げた着物に合う帯がなかなか見つからなかったんですけど、最近ネットで見つけたんですよ。それをいつ着ようかなと想像することがすごくシアワセです。上戸:子供たちが私のお誕生日プレゼントに作ってくれたメッセージパネルにシアワセを感じました。手作りのものは嬉しいですね。――西島さんが仲野さんに叫んでしまうシーンにちなんで、最近思わず叫んでしまったことは?西島:昨日ちょうど家の前で作業車がバックしてて、ポールに当たりそうだったんで、「当たる ー!」って、心のなかじゃなくて普通に叫びました。で、止まりました。良かったです。樋口:西島さんが叫んだおかげですね。西島:「あ、見えてませんでした」と言ってました。樋口:私はしばらく休んでいた筋トレを先月から再開したら、やった次の日、お尻の上の筋肉が パーンと張ってきたんですよ。そこに筋肉がつくと、歩く時に楽というか。腰もすごく楽になって、ちょっとスタイルも良くなるし、ヒップアップにもなるし、「やったー!」みたいな感じになりました。上戸:私もトレーニングをしていて、ダンベルを落としそうになった瞬間……西島:そういえば、トレーニングされてるところでもお会いしたことがありましたよね。上戸:ありましたね。西島:かなりストイックにやられてましたよね。上戸:いや、そんなことないです。樋口:やってるのね、ちゃんと。そんなふうに見えなかったのに。それで、それで。上戸:脚を広げて、内ももを鍛えるトレーニングなんですけど、私が思ったよりも低くお尻を下げ ちゃったもんだから、ダンベルを落としそうになって。その時に声が出ました。樋口:どういう声?上戸:それはちょっと(笑)。樋口:おっきい声?上戸:いや、ちょっとなんかフニャっとした声が出ました。――天井に張り付いたり、床ギリギリで静止するワイヤーアクションはいかがでしたか?仲野:とても楽しかったです。普段しない動きをして、しかも天井に這いつくばってという特殊なシチュエーションだったので、笑いをこらえながら撮影していました。たぶん、つっている側の方が大変だったんじゃないかなと思います。僕はひたすら楽しませてもらいました。――今後「白戸家×SPY」シリーズで挑戦してみたいアクションシーンは?仲野:水中撮影をやってみたいですね。こういうシチュエーション、設定じゃないと、なかなか機会がないので、海か池のなかからドボドボドボッと上がってくるみたいな。水中に潜って隠れてとか、普段できないことをやってみたいです。潜るのはけっこう得意なほうだと思います。西島:僕はずっと映画とかでやりたいと言っているものがあって。みんなが知っている実物の建物の壁を登りたいんですよ。東京の有名なビルとか、タワー的なものとか。上戸:ロッククライミングみたいなものはやってるんですか?西島:やってません。樋口:高いところがいいの?西島:いや、高いところはダメなんですけど、みんながイメージできるアクションシーンをやってみたいんですよ。「あそこに?」っていう。樋口:東京タワーとか?西島:そうです。あそこにぶら下がってるとか、イメージできるじゃないですか。うわって。樋口:浮かぶ浮かぶ。やってください。西島:そうですね。安全対策を万全にして。上戸:いいですね。このシリーズでぜひ。西島:でも、だんだんスパイらしいシーンが縮小されているというか。どんどん白戸家の皆さんに向かっている気がするので、アクションシーンがこれからあるのかなという不安があります。上戸:やっぱり見せ場がほしいですよね。西島:スパイですからね。樋口:引きからグーッと寄る。それか、寄りからぐーっと引いたら、東京タワーみたいなすごいところにいたっていうシーンとか面白いかも。西島:こういうふうに話していると、意外と実現するかもしれないですね。樋口:するする! 私、あとでスタッフに伝えておきます。西島&上戸:アハハハ(笑)。
2022年10月07日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2022年7月スタートのテレビドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。孤独からやってきた男は、ひとときの喧噪の後、再び孤独な暮らしに戻っていった。誰かと笑い、食べて暮らす楽しさを経験した分だけ、失った悲しみは避けられないけれども、痛みをまるごと抱え込んで生きる姿は、前より美しく、強くなったように見えた。罪の概念が壊れた殺人犯に対峙したとき、「悪魔を殺せるのは悪魔だけだ」と言って、自分自身もその境界線に足を踏みこんだけれども、結局彼は悪魔にはなれなかった。大切な人を殺されたかもしれない怒りで、暴力的に殺人犯を裁くことも出来たのだろうけれども、その間際に友人が大声で知らせた大切な人は生きているという言葉が、彼を紙一重で悪魔にしなかった。悪魔にはならず、愛する人は消えて、スプーン一杯分の思い出と耳かきひと匙分の願いが残った。『初恋の悪魔』は、失った痛みと孤独をなぞり続ける物語だった。変わり者の刑事・鹿浜鈴之介(林遣都)、うだつのあがらない警察署の総務課職員・馬淵悠日(仲野太賀)、皮肉屋の経理課職員・小鳥琉夏(柄本佑)、そして二重人格の生活安全課の刑事・摘木星砂(松岡茉優)。うまく組織にハマれない4人が、勝手な『捜査会議』をきっかけに、少年連続殺人事件の謎に巻き込まれるというサスペンス・コメディ『初恋の悪魔』(日本テレビ系土曜22時)。最終回、少年連続殺人の犯人は、警察署長・雪松鳴人(伊藤英明)の息子の弓弦(菅生新樹)だったことが明かされる。雪松は警察官として息子の殺人を隠蔽しつづけ、そのために殺人と二つの冤罪をおこしてしまったのだった。雪松が息子の罪を告白する最中にも、ひっきりなしに鳴る弓弦からのメッセージの乾いた着信音が何ともおぞましい。まるで幼子のように、弓弦は父親に「どうしたらいいの」「まだ?」「早くきて」と短文で懇願し続ける。父親としての愛情ゆえにそれを無視できず、絶望する雪松に鈴之介がかけた「終わりませんよ。あなたが死刑になっても、そのメールは届きますよ。ずっと続くんですよ」という淡々とした言葉に慄然とさせられる。それを信じる人々にとって、何もかもを解決する親の愛のように解決と意思決定は序列の上から降りてくる。そこに疑いも間違いも、罪悪感も存在しない。そして枠組みから外れている人々への無関心が、錆になって思考を止めてしまう。理由など考えないまま、少年は最初に万能たる父親に指示された通りに、繰り返し殺した相手の靴を脱がせて捨てる。盲信と無関心は弱い人々を押しつぶし、大きな問題を先送りにして、いずれ手遅れにする。それはこの物語を終始貫いていた警告だったと思う。極上のエンターテインメントの中で深く静かにその描写を繰り返し、見ている私たちに訴えかけたその根気に、惜しみない賞賛を贈りたい。こうして事件はほろ苦く解決し、鈴之介と悠日の間で二つの人格を行き来していた星砂は刑事の星砂に戻る。解決後しばらく悠日と星砂は鈴之介の家に居候しているがおそらく悠日と星砂は蛇の星砂を失った鈴之介の喪失感を、鈴之介は事件が引き起こした暴力や兄の死で傷ついた2人を思いやって共に生活しているのだろうけれども、傷がある程度癒えたであろうタイミングで鈴之介は2人を突き放し、2人もまた踏ん切りをつけて鈴之介の家を出ていく。居候中は、食事は出されるまま、終日パジャマ、靴下は脱ぎっぱなしという緩さがリアルで可笑しい。テレビドラマ『カルテット』(TBS系)でも真紀の失踪した夫が脱ぎ散らした靴下が繰り返し描かれるが、坂元作品の中で脱ぎ散らした靴下は家庭のくつろぎや人の体温、気配を表象しているのかもしれない。切ないし寂しく見えるけれども、それは互いを思いやりながらも、依存はしない『風通しのいい』関係の当然の帰結なのだと思う。1人で淡々と暮らす日々の夜、鈴之介は最後に蛇の星砂と出会う。「これが最後になるから会いに来ました」と語る蛇の星砂は、鈴之介の夢だったのか、それとも星砂は本当に来たのか。解釈は見た人それぞれだと思うけれども、個人的には本当に星砂はやってきたのだと思いたい。自転車が倒れる音で振り向いて、そのまま小走りに駆けていく姿は蛇のほうの星砂に見えた。彼女は最後の時間でリサ(満島ひかり)に会い、そのあと本当の最後として鈴之介のところにやってきたのだと思いたい。大型犬に吠えられること、共同生活の朝はトイレが混んで困ること。日常の他愛もないこと、楽しいこと、愛しいことを語り合って言葉で残し、彼女は去った。言葉にすることは、流れゆく膨大な感情を切り取って残すことだ。死んだ兄に携帯越しに語りかけた悠日の言葉も、刑事の星砂が悠日に書いた手紙も、リサが刑事の星砂を通して蛇の星砂に語りかけた言葉も、誰しも別れ、何かを失う人生を生きていくための、小さな縁(よすが)だ。1人、2人の友人であっても、価値観を共にできる誰かがいれば、孤独の悪魔からは逃げられる。でも、そんな誰かが今はいなくても、慈しまれた記憶と言葉がスプーンひと匙あれば、きっと人は悪魔にならないでいられる。そして耳かきひと匙分の希望を抱いて、その時が来れば誰しもが誰かの『思い出のひと匙』になれるのだと思う。偏屈だが、常に切なさが全身に詰まった鈴之介を演じた林遣都、穏和だけれども情熱を秘めた包容力のある悠日を演じた仲野太賀、二つの人格をシームレスに往来する難役を2人分以上に魅力的に演じた松岡茉優、弱く見えるけれどもしなやかで、息詰まる展開の癒しになった小鳥琉夏を演じた柄本佑。メインの4人もバイプレーヤーもゲストも、終始『この人でなければできない』に満ちていて、素晴らしい見ごたえだった。今のご時世、これだけの複雑さを提示して、集中力を保って見なければ追えないドラマは、決して多数派のものではないのだろう。また、この稀代の名脚本家にとって、今のテレビドラマは媒体として制約が多すぎるのではないかと杞憂めいた思いもある。それでも、誰かの孤独な夜に、泣きたくても傍らに誰もいないようなその時に、この人の紡ぐ言葉が福音のように届くその可能性があるとしたら、やはりテレビドラマなのだろうと思う。この次に脚本家・坂元裕二が私たちにどんな未知の世界を切り開いて見せてくれるのか、もちろんそれも待ち遠しいけれども、今はもう少しこの『初恋の悪魔』の美しい余韻に浸っていたいと思う。人生の一里塚のような素晴らしい作品を、本当にありがとうございました。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2022年09月27日