1990年より30年以上にわたって、社会に存在する様々な制度や価値観、約束事に対して独自の手法で対峙してきた現代美術家・豊嶋康子の、美術館では初となる大規模個展が、東京都現代美術館で12月9日(土)から2024年3月10日(日)まで開催される。東京藝術大学在学中の1990 年に、東京の田村画廊と軽井沢の西武高輪美術館で作品を発表し、そのコンセプチュアルな作風が注目を浴びた豊嶋康子(1967-)。1990年の《エンドレス・ソロバン》や《鉛筆》など、物や道具の使用法や構造に着目して、その機能を宙づりにするような作品制作からキャリアを始めた豊嶋は、90年代後半には「表現」の領域を広げ、銀行での口座開設や株式購入、生命保険への加入といった社会・経済活動を素材とした作品を発表。2000年代からは、一般的に共有される色彩の体系を自身の設定で塗り替える作品や、表と裏、支持体と図、天と地などのように二項対立するものをずらし、重ね、反転させることで、複数の見方を可能とする作品など、多彩な創作活動を展開してきた。だが、その多彩さの根底には一貫して、既成の仕組みや枠組みなどに対して自らが感じる違和感や関心を梃(てこ)として、それらを独自のやり方で読み替え、捉え返すことで別の見方を挿入し、人の思考の型の形成や、社会と自己の成り立ちの在り様を問う姿勢があるのだという。同展は、その豊嶋の制作の全貌を、初期作から新作まで約400 点を一堂に集めて検証する初の試みだ。展示構成も豊嶋自身の構想に基づいて行われ、作品同士の関係性を見ることができる展観となっている。デビューを飾った2作品が、全面修復のうえで 33 年ぶりに公開されるのも話題となろう。「コンセプチュアル・アート」は難解なイメージもあるが、「表現」を万人の行為と捉えている豊嶋の作品は、美術の専門家だけではなく、様々な人に向けられており、「考えさせる」だけではなく、「見る」楽しみや「作ること」への誘惑も感じさせるものだという。ときにユーモアも感じられるその作品群を通じ、「天地」や「左右」はどう決まるのか、あるいは裏と表をひっくり返すとどうなるのか、観る者それぞれが既存の約束事を問い直す機会となるに違いない。<開催概要>『豊嶋康子発生法──天地左右の裏表』会期:2023年12月9日(土)~2024年3月10日(日)会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F休館日:月曜(1月8日、2月12日は開館)、12月28日(木)~1月1日(月・祝)、9日(火)、2月13日(火)開館時間:10:00~18:00(入室は17:30まで)観覧料:一般1,400 円、大学・65 歳以上1,000円、高中600円展覧会公式サイト:
2023年12月01日「お疲れさまでした、倉本先生。ありがとうございました」 パナマ帽で決めた脚本家の倉本聰(82)がハイヤーに乗り込むのを、加賀まりこ(73)ら豪華出演陣が笑顔で見送っていた。7月12日、都内の撮影スタジオの大会議室で、話題のドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)の打ち上げが極秘裏に行われたのだ。 この日は、石坂浩二(76)、浅丘ルリ子(77)ら主要キャストが全員集合。半年にわたる帯ドラマの打ち上げなら、一流ホテルで行われるのがふつうだが……。 「倉本さんの鶴の一声で決まったと聞きます。『やすらぎの郷』は、テレビの黄金時代を作った人たちだけが集まる老人ホームでの“黄昏”を描いたドラマ。倉本さんは、そんなドラマの内容を反映させるように『(出演者は)みんなこれまで派手なパーティに嫌というほど出てきたろう。今回は打ち上げもひっそりやって、“終焉”を迎えるっていうのはどうだい?』と提案されたそうです」(スポーツ紙デスク) 開始時間も夕方5時からと、こちらもシルバー仕様。打ち上げが始まると、出演者たちはひとりひとり登壇して、スピーチしていった。最近、人生の目標を聞かれると「転ばない。風邪ひかない」と答えていると話して、会場を笑わせたのは加賀。なんとそれにツッコんだのが倉本だった。 「転ばなくてよかった!」 テレビ朝日の社運がかかっていると言われた『やすらぎの郷』の成功に引っかけた御大のツッコミに、会場はさらに爆笑の渦。印象的なテーマ曲『慕情』を歌う中島みゆき(65)からは会場にメッセージが届いた。 「彼女はドラマの内容聞いたうえで『慕情』を作曲したのですが、倉本先生に曲を聴いてもらうときはひどく緊張したと。ダメ出しされることを覚悟していたので、倉本先生と2人きりで曲を聴いてもらったそうで、『OK』が出たときは喜びもひとしおだったそうです」(前出・テレビ局関係者) この打ち上げに唯一“欠席”したのが、6月13日に肺尖がんのため亡くなった野際陽子さん(享年81)だ。5月7日まで収録に参加していた野際さんに、出演者は次々と感謝の言葉を述べた。 「野際さんが“全裸で泳ぐ”と書かれた場面が台本にあって、ミッキー・カーチスさんが『本当に野際さんが裸で泳ぐのかと思った』と言うと、会場はもう泣き笑いの雰囲気で。プロデューサーも『野際さんがいると安心できた。自分たちのよりどころでした』と、彼女をしのんでいました」(ドラマスタッフ) 夜9時前、参加者たちが次々と会場から出てきた。その笑顔に刻まれていたのは、「やりとげた」という満足感。もう二度と見られないだろう“伝説のドラマ”にふさわしい幕切れだった――。
2017年07月20日「北の国から」の脚本家・倉本聰がシニア世代に向けの昼ドラマとして執筆し、テレビ朝日で4月より放送となる「やすらぎの郷(さと)」の制作発表会見が3月16日(木)に開催。倉本さん、主演の石坂浩二をはじめ、計15名が出席した。テレビ朝日が新たに“帯ドラマ劇場”として新設した昼(12時半~)の連続ドラマ枠第1弾で、“やすらぎの郷 La Strada(=イタリア語で“道”)という名の、かつて映画やテレビなどで活躍した俳優、監督、脚本家らだけが入所できる老人ホームを舞台に展開。国民的ドラマを手掛けた脚本家・菊村は同所に入所し、往年のスターたちと再会するのだが…。ホームで起こる悲喜こもごもを通じ、死への恐怖や家族への想い、老いの寂しさ、芸術への未練などを描き出していく。この日は倉本さん、石坂さんに加え、浅丘ルリ子、有馬稲子、加賀まりこ、草刈民代、五月みどり、常盤貴子、名高達男、藤竜也、風吹ジュン、松岡茉優、ミッキー・カーチス、八千草薫、山本圭の計15名が出席した・倉本さんは本作を書くことになった経緯について近年、若い層向けのドラマばかりが作られる現状への苦言を呈しつつ「ゴールデンに対抗して、シルバータイムができないか?という思いから始まった。シルバー革命になれば!」と意気込む。キャスト陣、特にベテラン勢は、過去に倉本作品に出演してきた面々が並ぶが、倉本さんは「ほとんどの方とは古い付き合い。あて書きが多いですが、僕は長所ではなく、短所や欠点をクローズアップする。ここにいる人たちの弱みはだいたい、掴んでいるので、そこを描くと面白いものができるんじゃないかと書かせてもらった」とニヤリ。特に主演の石坂さんについて尋ねられると「いろいろ、プライベートも含めてありますが、こういう場で公式に言ってはいけないことが多いので…(笑)」と思わせぶりに語り、会場は笑いに包まれた。キャスト陣からは、撮影が「楽しい」という声が聞こえてきたが、一方で倉本ドラマならではの長ゼリフ、大量のセリフへの恨み節も…?主演の石坂さんは「みなさん『苦しい』と言うけど、私はみなさんひとりずつとのシーンがあるので、私が一番苦しい(苦笑)!老骨に鞭打って頑張っております」と語る。若い世代では、常盤さんがホームのコンシェルジュ役を務めるが、居並ぶ先輩たちの顔ぶれに「(会見の)幕が開くとき、ウルッとしてしまうくらい嬉しかったです。これまで頑張ってきてよかったなと思います。ご褒美をいただきました」と感激を口にする。ホーム内のバー“カサブランカ”のバーテンダーを演じる松岡さんは「足がすくむ思い(苦笑)」と緊張しつつ「1回、倉本先生と話をさせていただき、喫茶店でほとんど2人きりでお会いしたんですが、ペンダコを触らせていただきました。それは、指にできたものじゃなく、指の一部になっているようでした。緊張や『足を引っ張りたくない』という思いはありますが、みなさんに叶わないことはわかっているので、22歳のフレッシュパワーで、いま私がここにいる意味を考えながら頑張りたいと思います!」と力強く語っていた。往年の名女優に歌手、大スター、脚本家らが人生の終盤の時間を過ごす場所として選んだこのホームで何が起こるのか…?「やすらぎの郷」は4月3日から月~金12時30分よりテレビ朝日にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年03月16日ファッションモデル、さらに『おんな酒場放浪記』では酒場モデルとして、幅広いフィールドで活躍する倉本康子さん。そしてファッション・クリエイティブ・ディレクターとして、独自の視点でさまざまなことを伝え続けている軍地彩弓さん。今回は、そんなスタイルのある大人の女性が皮膚科医のゴッドファーザー、川島先生に、美、ファッション、食……さまざまな観点から、お話を伺いました。ココロとカラダ、そして部屋。美しさを作り出すベースとは?軍地: 最近、表層的な美容法ではなく、人であったり、本だったり、いろいろな新しいものに出会うこと、自分が実際に動いて何かに出会うことで自分が活性化する感じがするんです。倉本: その感覚、わかる気がします。普段は意識していなくても、体と心って、すごくつながっていますよね。それがわかるのが部屋。私、部屋は心の鏡だと思っているんです。自分の部屋のことを考えても、心がカサついているとモノが乱雑になってしまうなって……。だからストレスを抱えると、私は部屋を掃除するんです。空気を入れ替えて掃除をすると気持ちが整うから。暮らしの空間と自分は連動しているように思うんですよね。そしてそれが美容にもつながっている。川島: 人との出会いというのは、心の健康にもいいですね。私も長年、臨床医をしていて、診察日には毎回20名近い新しい患者さんとお会いするのが楽しみです。若いころは早く終わらせたいと思ったこともありますが(笑)、最近は患者さんの人間性から学ぶことも多々あります。そして心の健康というのは、肌やカラダの健康にもつながっているように思います。軍地: 私は心を整えるのに重要な役割を果たしていると思うのがお風呂なんですよ。湯船で顔にコロコロを転がしたり。実際にコロコロって肌にとって本当はどうなんですか?倉本:私、長年、カラスの行水だったんですよ。でも最近は、湯船に浸かるようになりました。コロコロ、私も実は愛用しています。顔から頭までコロコロ転がしていて。川島: 私もお風呂は大好きで、炭酸バブルの入浴剤をいれています。ただ、入浴は皮膚の代謝を上げる効果があるけれど、ナイロンタオルで身体をゴシゴシ洗ったり、熱いお湯に長時間つかったりすることは避けたほうがいいですね。かえって肌を傷つけてしまいます。それからコロコロ。物理的刺激が細胞にどのように感知され、その刺激に対する生体応答や制御機構がどのように働くかを「メカノバイオロジー」というのですが、肌を刺激することで確かにそのような効果があるという研究論文はあります。そして顔だけでなく、倉本さんがやっていらっしゃるように頭も頭皮があるので、適切な刺激というのは、いいですね。頭皮を介して毛乳頭細胞に伸展刺激を与えることで、毛髪は、休止期から成長期へ移行させられる可能性が見出されています。顔も頭も同じ皮膚でつながっている! 頭皮は重要な肌の一部倉本: 適切なマッサージは毛髪にとってもいいんですね。私は顔からの流れで、なんとなく頭もやっていたけれど、これからはもっと頭皮にも意識を向けていきたいなと思います。軍地: 頭皮マッサージをすると顔色まで明るくなったような気がしますよね。倉本: 滞っていたものが流れていく感じがしますよね。川島: 顔の肌と頭皮は、多少の構造の違いはあれど、基本は変わらないんです。皮膚の表面にある角質層。この角層ケアが重要なんですよ。軍地: 顔と同じで頭皮用の保湿ローションなども使ったほうがいいということですよね。倉本: 私は乾燥肌なので、ケアが必要なのを実感しているのですが、顔だけじゃなくて頭皮も同じようにケアが必要ですね。川島: 頭皮は、額や頬など他の部位より水分量、バリア機能ともに低く、外からの刺激に弱いことがわかっています。正常な人でも乾燥しやすい部位なんです。また、この部位の感覚は、実は鈍感で本人がトラブルに気づきにくいもの。敏感肌の人ほど、頭皮のトラブルに気づかないとの調査結果も出ているんですよ。倉本: 頭皮タイプ診断をしたら、私、顔と同じで頭皮も乾燥タイプと診断が出たんですよ。私のようなタイプの人はより気をつけなくちゃいけませんね。川島: 紫外線やプールの塩素などでダメージを受けたものに対しては、トリートメントなど表面的な保湿も大切ですが、元からよくするためには、頭皮ケアが重要。さらには、皮膚深層を意識したケアが必要です。地肌の洗浄を意識したシャンプーや頭皮マッサージ、毛穴からの吸収による育毛効果の成分の補給。肌同様、内的ケアも肝心なのです。軍地: 女性ホルモンと美は密接だとよく聞きますが、年齢とも関係しているのでしょうか。川島: 年齢を重ねるとともに角質で水分が保てなくなっていきます。ですから、年齢とともに水分を補充していくことが大切。歳を重ねれば重ねるほど、より一層意識していかないといけないんです。軍地: なかなか自分で確認しにくい部位だけに、頭皮ケアに意識はいきにくいものですよね。川島: みなさん頭髪ケアしかしていない。頭皮ケアは重要です。食事と年齢。美しさの鍵を握るのは、腸内環境倉本: ホルモン療法などはどうなのでしょうか?川島: 美容目的だけであれば、あまりお勧めはできませんね。それよりも食べ物や生活習慣を見直した方がいいです。軍地: 倉本さんは『おんな酒場放浪記』という番組も持たれているし、本も出しているぐらいお酒も食も詳しいですよね。そもそも私たちの出会いも、意外に思われるけれど、ファッション撮影のお仕事ではなく、パーティでしたしね(笑)。倉本: 先生、お酒ってどうなんですか?美容に影響があるんでしょうか?お酒のない人生は考えられないので(笑)。川島: 適度なアルコールは大丈夫ですよ。私もお酒好きですから。ただ、おつまみなどは工夫したほうが髪にはいいかもしれません。髪の毛と食というと、すぐに昆布が頭に浮かびます。海の中で黒々と生えていることから、イメージが先行している感じですが、昆布に含まれるヨウ素とフコダインという成分が育毛効果がありそうです。ヨウ素は甲状腺ホルモンを増やす方向で働き、甲状腺ホルモンは摂取したタンパクを利用して髪の毛の原料を作ります。フコダインは毛の根元の毛母細胞を活性化する増殖因子が毛乳頭細胞で作られる際に働き、育毛効果を発揮するとされています。倉本: 何事も、適量とバランスですね。軍地さんはインスタなどを拝見すると自炊されていて、その写真がどれもいつも美味しいそうだなと感心しているんですけれど、軍地さんは、何か食生活で気をつけていることってあるんですか?軍地: 平日の夜はお仕事などでどうしても外食が入ってしまったりするので、週末はできるだけ自炊をして、野菜をたっぷり食べるようにしていますね。あとは、ヨーグルト。倉本: 私もできるだけヨーグルトは食べるようにしています。川島: 育毛には様々な栄養素が必要です。過剰なダイエットは脱毛のみならず髪質を悪化させることが知られています。バランスの取れた食を取ることが基本です。そして、肌にとっても同様で、腸内細菌にも配慮した食生活が大切です。ヨーグルトは、腸内細菌を改善する働きがあるのでいいですね。腸内環境を良好に保つことは、顔の肌だけでなく頭皮にもいい。倉本: ファッションモデルという職業柄、状態のいい髪を維持しなくてはならないけれど、一方でヘアスタイルを変えるためにアイロンで熱を加えたり、ダメージも受ける。そんな私には、ヨーグルトの食生活と頭皮の保湿が欠かせないということですね。軍地: 髪は健康のバロメーターですね。調子がいいとツヤがあるけれど、体調を崩すと髪も元気がなくなる。そして、年齢を重ねると美しさにツヤは不可欠。髪の印象がその人の若さや美しさを左右するから、きちんと日々のケアをして、ツヤのある髪でいたいと思います。川島: 女性を後ろから見て、キレイな髪だなと思うと、どのようなお顔立ちなのだろう?と興味を惹かれます(笑)。髪は人の魅力を引き立てるもの。とかく日本は美容や髪を女性のものととらえがちですが、女性だけでなく、男性もそうでなければならないと思っています。倉本: 他人に魅力を感じさせるという意味で髪は釣竿ですね(笑)。素敵な人との出会いを求めるなら、釣竿を磨かねばですね。川島: 髪を美しく保つには、顔の肌と同じように頭皮も皮膚だという意識をすること。頭皮ケアをすれば頭髪も美しくなり、魅力が増していきますよ。軍地彩弓(ぐんじさゆみ)講談社「ViVi」でファッションライターとして活躍後、 雑誌「GLAMOROUS」の立ち上げに尽力。ファッション・ディレクター として新しいアラサーブームを巻き起こす。さらに「GQ JAPAN」 「VOGUE GIRL」の創刊と運営に携わる。2014年より「Numero TOKYO」 ディレクターに就任。同時に(株)「gumi-gumi」を立ち上げる。 フジテレビ系ドラマ「ファーストクラス」の衣装監修や、情報番組「直撃LIVEグッディ!」のコメンテーターなど活躍は多岐に渡る。倉本 康子(くらもとやすこ)ファッションモデル/インテリアモデル/酒場モデル抜群の着こなしと明るい性格で人気のファッションモデル。ファッションブランド「fua」をプロデュース。また、史上初の“インテリアモデル”としても注目を集め、ファッションの頭で考えるインテリアの提案や収納グッズ、モデルルームなどのプロデュースを手掛ける。「おんな酒場放浪記」(BS-TBS)では、女性の酒場の楽しみ方を紹介。その豪快な呑みっぷり、食べっぷりが人気を集め、酒場モデルとしても活躍中。 ⇒老けない人のヒミツは「顔」より「頭皮」にあった!!>>> 倉本さんが頭皮診断に挑戦!モイストタイプのシャンプーとトリートメント、炭酸スプレーでスッキリ!シャッキリ♪マッサージもして 頭皮スキンケア をフルコースでしています。使い始めて髪も元気になってきている感じが既にあるし、炭酸効果とマッサージをするようになったからか、いつものお風呂上がりより顔もスッキリしています。髪と顔のためにも頭皮スキンケア、続けていこうと思っています。 あなたも今すぐ頭皮診断!>>> ※あくまで個人の感想であり、効果効能を保証するものではございません「スカルプDボーテ モイストケアセット」髪と頭皮の流れに着目し、厳選された成分をカスタム配合。巡り成分がうねりにアプローチするだけでなく、髪の悩みに対応した美髪成分で毛髪を健やかに保たせます。爽快感ある微炭酸が厳選された成分を留めて、深く・広く頭皮に届かせます。スカルプDボーテ 薬用シャンプー【モイスト】濃厚クリーム泡が頭皮をやさしく洗浄。余計な皮脂は落としつつ、高配合のトリプルイソフラボンとホホバ種子油で、毛先からしなやかにまとまる髪へ導きます。 詳しくはこちら>>> スカルプDボーテ 薬用トリートメント【モイスト】頭皮と髪につけるトリートメントパック。トリプルイソフラボン高配合で潤いに満ちた頭皮とまとまる髪へ導きます。 詳しくはこちら>>> スカルプDボーテ 薬用スパセラム髪と頭皮の流れに着目し、有効成分をカスタム配合。巡り成分がうねりにアプローチするだけでなく、髪の悩みに対応した美髪成分で抜け毛予防にも。爽快感ある微炭酸が有効成分を留めて、深く・広く頭皮に届かせます。 詳しくはこちら>>> ⇒老けない人のヒミツは「顔」より「頭皮」にあった!!>>> 軍地彩弓の美容コラム「女と髪と人生と」連載中!今すぐチェック>>> PR:アンファー株式会社
2017年03月01日女優の常盤貴子が、倉本聰脚本・石坂浩二主演で、テレビ朝日が来年春から新設する帯ドラマ『やすらぎの郷』(放送時間調整中)に出演することが22日、明らかになった。物語の舞台は、"テレビ人専用の老人ホーム"。俳優や作家、ミュージシャン、アーティストたちといった、かつての大スター集団によって繰り広げられる喜劇作品だが、家族、財産(遺産)、過去への思い、恋、死への恐怖、芸術への心残りなど、さまざまなテーマを描いていく。常盤が演じるのは、老人ホームのコンシェルジュ・松岡伸子。倉本作品初出演となる常盤は「私がこの作品に惹かれたいちばんの理由は、そうそうたる大スターの皆さまとご一緒できるということ。何をおいても絶対に参加したいと思いました」と意欲的で、石坂は「堂々とお芝居なさっているのが本当にすごい! 僕の方が、逆にエールを送ってもらいたいぐらいです(笑)」と、常盤の演技を称賛している。ほかにも、松岡茉優が、施設内のバーで働くバーテンダー・財前ゆかり役を演じることも決定。施設の理事を務める名倉みどり役を草刈民代。理事長・名倉修平役を名高達男。風吹ジュンが、石坂演じる主人公の亡き妻・律子役で出演する。物語は、石坂演じるシナリオライター・菊村栄を、石坂の前妻である浅丘ルリ子のほか、有馬稲子、加賀まりこ、五月みどり、野際陽子、八千草薫らが演じるかつての大女優たちが惑わせていく。
2016年12月22日テレビ朝日が来年春から、ゴールデンタイム以外の放送時間帯で、新たな帯ドラマ枠を創設することが29日、分かった。第1弾は、倉本聰脚本・石坂浩二主演の『やすらぎの郷』を、2クール(半年)放送する。物語の舞台は、"テレビ人専用の老人ホーム"。俳優や作家、ミュージシャン、アーティストたちといった、かつての大スター集団によって繰り広げられる喜劇作品だが、家族、財産(遺産)、過去への思い、恋、死への恐怖、芸術への心残りなど、さまざまなテーマを描いていく。石坂が演じるのは、脚本の倉本氏自身を想起させる、シナリオライター・菊村栄。「倉本先生の書かれた脚本の面白さにひかれていて、この企画に参加できることを大変うれしく思っています」と喜びを語る。そんな菊村を惑わす、かつての大女優たちを演じるのは、石坂の前妻である浅丘ルリ子のほか、有馬稲子、加賀まりこ、五月みどり、野際陽子、八千草薫ら。菊村とともに彼女たちに翻弄される男性陣に、藤竜也、ミッキー・カーチス、山本圭という、豪華出演陣がそろう。今回のドラマは、夜のゴールデンタイムに若者向けドラマが多く放送される一方で、大人が楽しめる作品が少ないという現状を受け、倉本氏が企画。この提案をテレ朝が受け、ゴールデンタイムに対抗した"シルバータイムドラマ枠"が作られることになった。クランクインは今秋を予定しているが、朝帯になるのか、昼帯になるのかなど、時間帯については調整中だ。倉本氏は「暗い話には絶対にしたくない。明るいこと。しみじみとしていること。悲しいこと。そして、あくまで笑えること。『人生は、クローズアップで見ると悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇である』(チャールズ・チャップリン)。そんなドラマを創りたいと思います」と意気込みを語っている。
2016年06月30日倉本聰が作・演出を手がける富良野GROUP公演『屋根』が、2016年1月から3月にかけて全国ツアーを行う。公演に向けて、倉本が作品に込めた思いを語った。舞台『屋根』チケット情報2001年に初演。2003、2009年と上演を重ねる『屋根』は、数ある富良野GROUPのレパートリーの中でも人気が高い。「80歳になり、舞台に付き合っているのが体力的に無理になってきたので、2017年に上演する『走る』の演出は人に任せて僕は一歩引こうと思っています。だから今回は、遺作みたいなつもりで取り組みたい。それにはやっぱり『屋根』がふわさしいと思ってこの作品を選びました」と倉本は話す。『北の国から』で20年以上の長きにわたって黒板五郎一家の変遷を追い続けた倉本が、この物語ではさらにキャンバスを広げ、富良野に暮らすひと組の夫婦の歩みを、大正から平成まで実に70年を超えるロングスパンで描く。注目したいのは、作者が据えた視点の位置だ。登場人物から見た世界を描くのではなく、家族を雨風から守り続けた屋根のアングルで、夫婦の半生を定点観測する趣向。明治生まれの公平としのは、小さな開拓小屋で新婚生活を始め、9人の子宝に恵まれ、戦争を生き延び、高度経済成長を目の当たりにし、寂れゆく農村で静かに歳を重ねていく。倉本は言う。「われわれの食料の生産地である農村がどんどんないがしろにされ、高齢化とともに疲弊していく一方、それを消費するだけの都会が幅を利かせ、国を動かしている。夫婦は最後にどこに救いを求めたらいいのか。日本はこのままではいけないという思いで書いた作品です」。短期的な利益に目を奪われ、長期的に見た損失が想像できない。日本人はいつから今のようになってしまったのか。「やはり戦後の転換は大きかったと思います。民主主義は権利と義務の両輪で動くと教わりながら、義務ばかり押し付けられてきた反動で、権利を主張できることに舞い上がって、肝心の義務を忘れてしまった。そして資本主義によって、それまでは節約が善で浪費が悪だと言われていた倫理観が180度変わってしまったんです」。「前年比アップ、右肩上がり、という経済の考え方は、自然を相手にする農業にはありえない」と語るが、これは物事を俯瞰する視座を持つからこそ見える真実だろう。そんな倉本がズームを引いて、長い尺度で描かれる『屋根』には、日本人が忘れてしまった大切なものが織り込まれている。富良野GROUP『屋根』は、1月16日(土)に北海道・富良野演劇工場で幕を開け、東京・新国立劇場など全国25か所を巡演する。
2015年12月17日声高な訴えばかりに耳目が集まり、語り継がれるべき本質には誰も耳を貸そうとしない。時代の喧騒によって、我々の受信力は、すっかり衰えてしまったのだろうか。倉本聰が作・演出を手がける最新作、富良野GROUP『夜想曲-ノクターン-』は、そうした問題を考え直すヒントに満ちている。富良野GROUP『夜想曲-ノクターン-』チケット情報東日本大震災とそれに伴う事件を経て、倉本が耳を傾けてきたのは、故郷を奪われ、人生を寸断されてしまった人たちの叫びだ。倉本は言う。「震災後、富良野も福島からの疎開を受け入れたんですけど、その活動を知った浪江町の女性から手紙が届いたんです。東電の社長や総理大臣に出してもまったく返事をくれない、同じものを送るといって。それから交流が始まって、浪江町の立入禁止区域に入る機会も得ました。で、その方のお宅を見てこようとしたときに、道を訊こうにも訊く人がいないことに気づいたんですね。これには衝撃を受けましたね。町に人がいないとはこういうことなのかと」。もうひとつ倉本を突き動かしたのが、南相馬市の詩人・若松丈太郎による一編の詩だった。「チェルノブイリのことを20年前に書いたその詩の中で、もしも同じような事故が福島で起きたらここが危険地帯になるとして挙げられた町の名前が全部、今度の被害に遭った土地になってしまっている。読んでびっくりしました」。物語の舞台は、原発事故避難区域にある彫刻家のアトリエ。無人と思われたその場所に、人影が現れる。津波で娘ふたりを失った中年男、若い新聞記者、そして女性彫刻家、彼女の妹……。原発事故以来、壊れた彫刻のピエロが転がったまま、時が止まってしまった室内に、やがてそれぞれの想いが浮かび上がってくる。忘れ去られていく人たちの、忘れ去られていくことの悲しみ。倉本はその描写に、ショパンの『夜想曲(ノクターン)第20番』を添わせた。「ショパン自身、亡命して、ワルシャワに帰れなかった人間なんですね。“遺作”のサイドネームを持つこの曲を、今回は子供たちが演奏します。この連弾はいいですよ。泣けます」。国や時代、立場や意識の違う人間の心をつなぐとき、やはり音楽が果たす役割は大きい。来年1月10日(土)に富良野演劇工場で開幕し、全国各地で上演。公演地には福島も含まれている。「当事者がどういう反応をとるのか、これがいちばん怖いです。百万人を感動させられても、ひとりを傷つけたら、作品は発表しちゃいけませんから」。昨年8月に富良野で最初の発表を行った後も、丹念に推敲が続けられてきた『夜想曲-ノクターン-』。饒舌に理屈を押し通す者などそこには登場しない。まさに音楽のようにこぼれ出す声なき声に、しばし心を重ねたい。チケットぴあでは、2月4日(水)から8日(日)まで新国立劇場 小劇場で行われる東京公演のインターネット先行抽選「プレリザーブ」を実施中。10月27日(月)まで受付。
2014年10月21日人気TVドラマ『北の国から』シリーズの脚本家で知られる倉本聰氏が、23日放送のJFN系列のラジオ番組『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』(毎週日 23:00 - 23:30)に出演し、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと対談した。番組内で「最近の雑誌編集者は、原稿に対して感想や意見を全く言ってこない」と語った倉本氏は、そこからドラマのプロデューサー、ディレクターに台本を目の前で読ませ、意見を求めるようになったという。逆に鈴木プロデューサーは、スタジオジブリの宮崎駿監督に、作品について意見を求められる立場。宮崎監督の引退作品としても話題となった『風立ちぬ』についても例外ではなく、冒頭だけ見せられ「A案は主人公の堀越二郎とカプローニの友情物語。B案は、二郎と菜穂子のラブストーリー。どちらが良いと思う?」と問われ、本作は構想段階で2案あったことを明かす。しかし、鈴木プロデューサーは「それぞれやったらつまらない。なんとか一緒にできないですか?」と返答し、今の『風立ちぬ』の物語が作られていった。すると倉本氏は「テレビの場合も、僕はまず本を書くと、まずプロデューサー、ディレクターに目の前で読んでもらうんですよ」と語り、「反応を見てて『泣いたな』『笑ったな』とかその反応を見て、何も笑いも泣きもしないと『あ、ダメだね』って、目の前で(原稿を)破くんです」と衝撃的な行為を打ち明ける。しかも倉本氏は、1時間のTVドラマで150枚におよぶ原稿を破くため「これを破くのがね、ちょっと練習しましたけども(笑)電話帳で」と稽古済みであり、破った原稿はゴミ箱に捨て「残そうというケチな心を残すと、やっぱり次にいけない」と話していた。"原稿を目の前で読む"ということは鈴木プロデューサーも同様らしく「宮崎も高畑も、必ず目の前で読むことを要求するんです。だから、ゆっくりなんか読めない。読む時が勝負なんです」と話すと、倉本氏も「書く側はそれが勝負ですよ」と同意。立場は違えど、原稿を読む瞬間が両者にとって"勝負"であり、倉本氏は、よりよい作品を作り上げるため、プロデューサーの反応がない台本に関しては、破り捨てることも辞さない姿勢であるという。
2014年02月25日倉本聰が1992年に執筆したオリジナル脚本を映像化した「學」が来年元日にWOWOWで放送される。11月21日(月)、カナダ大使館で制作発表会見が行われ、倉本さんに仲代達矢、高杉真宙、八千草薫に監督の雨宮望が出席した。「北の国から」で知られる倉本さんが、20年ほど前に書き上げた幻の脚本をWOWOW開局20周年記念作品としてドラマ化。少女を殺してしまったことで感情に蓋をしてしまった14歳の少年が、元南極越冬隊の祖父に連れられて行ったカナダのロッキー山脈で自然に向き合い、生を取り戻していくさまが描かれる。倉本さんは約20年前に書いた本作について「『北の国から』のネガティブバージョンとして、違った視点で若者たちを書きたかった」と説明。コンピュータなど文明の利器に囲まれて他人とのコミュニケーションや自然との触れ合いを失っていく若者が描かれるが「改めて取り出してみたら、いまの時代に合ってきちゃったかな」と残念そうな表情も。高杉さんは演技面での監督からの厳しい指導に加え、自然とも対峙する過酷な環境に身を置いたが「最初は僕で大丈夫かと思った」と言いつつ「(監督に)厳しく接していただいて、成長できたと思う」と充実した表情を見せた。「こんな素敵な作品が20年も放送されなかったのが不思議」と語る仲代さん。“孫”の高杉さんについて「15歳で監督の過酷な要求に対して頑張ったね」と称賛する一方で「僕はもうすぐ80で60年も俳優やってるけど変な商売。俳優なんて商売やらない方がいいよ」とも。大先輩からの思わぬアドバイスに高杉さんは神妙に耳を傾けていた。八千草さんは倉本作品の登場人物について「滑稽と言うと変ですが、おかしさやかわいさを持っていて、その人の内側に隠されている明るさを感じる」とその魅力を説明。それを聞いた倉本さんは「本人を見てるとそういうのが(脚本に)自然に出てくるんです。(八千草さんも)間が抜けているところがあるし、品が良くて面白い素材です」と笑顔で語った。一方で倉本さんは、高杉さんについて聞かれると「(本作が)初めてですからこれからだと思います」と語るにとどまり、司会者の「具体的には?」という問いかけにも「遠慮します」。最後に作品の魅力を尋ねられても「作り手が自分の作品の魅力なんて恥ずかしくて言えないよ」と毅然とした表情。完成した作品を見てくれという強い思いと自信をうかがわせた。ドラマWスペシャル「學」は2012年1月1日(日・祝)、WOWOWにて放送。ドラマWスペシャル「學」
2011年11月21日