多彩な活動で知られる米国人アーティスト、カウズ(KAWS)の個展が3月22日から5月12日までペロタン東京にて開催される。Untitled, 2017Acrylic on canvas 183 x 305 cm/72 x 120 in.Photo:Farzad_Owrang/Courtesy Perrotin同世代きってのアーティストとされ、その活動は美術館やギャラリーへの定期的な展示という枠に収まらず、より広い観者層を魅了してきたカウズ。アートとデザインの世界を跨ぎ、ペインティング、壁画、大型立体作品、ストリート・アート、グラフィック・デザイン、プロダクト・デザインなど、多様な表現手段を用いて制作される作品は、たびたびポップカルチャー・アニメからインスピレーションを得て、またそれらのモチーフを利用しながら、ユニークな言わばアートの語彙を独創する。過去20年におよんで優れたキャリアを築き上げた彼の作品の数々は、一貫して彼のアーティストとしての機敏さを示すとともに、今の時代に適したウィット、風刺、愛情をも見せる。洗練されたグラフィック様式は、大きく大胆な振る舞いと、鋭敏かつ遊び心に満ちた複雑さを併せ持って、作品に命を吹き込む。また、国際的ブランドとのコラボレーションからも見受けられるように、カウズが描くイメージには精巧なユーモアがあり、コンシューマー向け商品との思慮に富んだ相互作用を生み出す。アートの世界に留まらず、多くのコレクター達から絶大な支持を受ける幅広い魅力こそが、今日の文化においてカウズを卓越したアーティストへと位置付けている。なお、本展は3月26日から5月19日までペロタン香港でも同時開催。2000年代初めに東京でそのクリエイティブなキャリアを揺るぎないものとし、ペロタン香港のオープニングを飾ったカウズにとって、ある種の凱旋展とも言える本展に、ぜひ足を運んでみては。【展覧会情報】KAWS会期:3月22日〜5月12日会場:ペロタン東京(PERROTIN TOKYO)住所:東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1F時間:火~土 11:00〜19:00
2018年03月22日ストリートウェアブランド「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™ )」を手掛けるヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)の個展「”PAY PER VIEW”」が、東京・広尾にあるカイカイキキギャラリーにて、3月16日から4月1日に開催される。Virgil Abloh "a mere image" 2018 Screen print on chromeアーティスト、ファッションデザイナー、技師、クリエイティブ・プロデューサーという幅広い肩書きを持つアブローは、2016年のデザインマイアミにおける家具のコレクション、熱狂的な人気のあるナイキとのスニーカーコラボレーション「Virgil Abloh x Nike」、今年2月にオープンしたガゴシアン・ギャラリー・ロンドンでの村上隆とのコラボレーション展など、幅広い領域において注目を集め、賞賛を浴びている。以前からファッションや音楽など様々なメディアを通して自身の考えを表明してきた彼が、今回の個展では“アート”を通して表現する。同展は“PAY PER VIEW”をテーマに掲げ、消費社会、広告およびメディアが、どのように我々の世界の捉え方に影響を与えるのか、という疑問を中心に構成。会場では、90年代の広告で目立っていたブランドのロゴ配置を基礎とした視覚的なコミュニケーションを通じて、鑑賞者の関心を惹きつける。訪れた人に「果たして自分は、本質的には消費行為を通じて形作られているのだろうか」と、今、目に見えているものを超えてそれに疑念を抱かせるような現代アートを体験できる作品を展示、独自の世界を繰り広げている。作品が目指しているのは、ひとつのオブジェクトの中に共存するおびただしい数のメッセージを具現化する設計体験を通して、感情を構築していくこと。これは、彼のデザインに対する取り組みに大きく影響を与えた経験を還元している。アブローが建築技術者として学位を取得した頃、視覚広告と仮定することが可能なカラヴァッジォやベルニーニの作品を目の当たりにしたときに、当時彼らの作品が自分に伝えようとしているメッセージを解き明かしたい、分析してみたいと生まれた切なる願いがリンクしているのだ。作品は様々なものを器として用い、それらがいかにアート作品として、現代における広告が根差しているアルゴリズムを解読する触媒の役割を果たしているのかを示す。鑑賞者一人ひとりの人生経験に応じ、ひとつひとつ異なるメッセージの理解が生まれ、創作作品の裏に込められた意味より深い理解や感情を生み出すことが狙いだ。なお、3月17日にはヴァージル・アブローと村上隆の対談も開催。スリリングな視点を持つアブローの世界観を間近で体感してみては。【イベント情報】VIRGIL ABLOH “PAY PER VIEW”会期:3月16日〜4月1日会場:カイカイキキギャラリー(Kaikai Kiki Gallery )住所:東京都港区元麻布2-3-30 元麻布クレストビルB1時間:11:00〜19:00休廊:日、月、祝日 ※最終日の4月1日のみ日曜営業
2018年03月16日オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)を手掛けるヴァージル・アブローの個展「"PAY PER VIEW"」が、カイカイキキ ギャラリー(Kaikai Kiki Gallery)にて開催される。会期は2018年3月16(金)から4月1日(日)まで。ヴァージル・アブローの個展「"PAY PER VIEW"」オフ-ホワイトの人気はさることながら、ナイキ、モンクレール、ジミー チュウといったブランドともタッグを組み、革新的なファッションアイテムを世に送り出しているヴァージル・アブロー。ファッションデザイナー、建築家、クリエイティブ・ディレクターなど様々な肩書きを持ち、ジャンルを超えた天才的な活躍を見せる。アートとマーケティングを切り離せないものとして捉え、自身のブランディングやクリエイションに積極的に取り入れてきた彼。今回の個展「"PAY PER VIEW"」は"アート"を通じて、宣伝や広告がいかに人々の意識を形作っていくのかを解き明かしていく。展示形式は、黒体を捉えた映像を映し出すLEDスクリーン、引用されたテキストが書かれたラグ、手描きのキャンバスなど様々。いずれも今目に見えているものに疑念を抱かせ、異なる視点から眺めることを提案するかのような現代アートとなっており、広告がどのように人々を囲み、メッセージを創り上げているのかを注意深く観察することを呼びかけている。村上隆率いるカイカイキキ ギャラリーで開催場所のカイカイキキ ギャラリーは、村上隆率いる「カイカイキキ」が運営。村上隆とヴァージル アブローは、2018年2月にオープンしたロンドンのガゴシアン・ギャラリーでのコラボレーション展を開催したばかりだ。村上隆は、ヴァージル・アブローを「ゲームチェンジャー!」と称した上で、「アート、ファッション、インスタグラム、人種、マーケット、時差、価値、オリジナリティ、そういう境界がもやもやと曖昧になってもクリエーターその人がどど~んと際立つ。ヴァージル・アブローがにっこり笑ってそこに居る。というか、彼本人がそこにいないのに、彼の関わったプロジェクトに触れると、彼を感じる」と絶賛。カイカイキキ ギャラリーでの個展の開催については「じわじわとゲームの在り方を変えてきた彼の活動の、アートの世界でのチェンジの瞬間が、いよいよ始まるということに、ワクワクが止まりません」と期待を寄せた。ヴァージル・アブロー×村上隆のトークショーもなお3月17日(土)には、ヴァージル・アブローと村上隆のトークショーが、開催される。【詳細】VIRGIL ABLOH “PAY PER VIEW”会期:2018年3月16(金)~4月1日(日)※日曜、月曜、祝日定休。最終日の4月1日(日)は営業。時間:11:00~19:00場所:Kaikai Kiki Gallery(東京都港区元麻布2-3-30 元麻布クレストビルB1)TEL:03-6823-6038■レセプション日時:2018年3月16(金) 18:00~21:00■トークショー「ヴァージル・アブロー×村上隆」日時:3月17日(土) 15:00~16:30
2018年03月09日グラフィックアーティストのウィル・スウィーニー(Will Sweeney)による個展「ヴォーパル・ソード(Vorpal Sword)」が、2018年3月2日(金)から5月24日(木)までの間、ディーゼル アートギャラリーにて開催される。ロンドンを拠点に、イラストレーター、グラフィックアーティストとして活動するウィル・スウィーニーは、ファッション、コミック本、アニメーション、音楽など、様々なジャンルのグラフィックを提供している。今回開催される個展「ヴォーパル・ソード」は、日本では11年ぶりとなるウィル・スウィーニーの大型展示会だ。本展では、描き下しの大型ペインティングや厳選された過去の作品が展示される。描き下ろされた作品は、新しい試みとして鮮やかな色を豊富に使用。過去の作品よりも大型サイズとなっており、水彩絵の具、ゲルマーカーやインクで、自由に赴くままに描かれている。作品は、1970年代のSFアートを彷彿させるような超自然的な雰囲気を醸し出す小宇宙のペインティングシリーズや、ロンドン在住アーティストとの共作ビデオ作品、ウィルの過去の未発表作品、スケッチブック、収集物など、盛りだくさんの内容となっている。また、会期中の3月3日(土)には、ウィル・スウィーニー本人が在廊しサイン会が開催される予定だ。【詳細】「ヴォーパル・ソード」会期:2018年3月2日(金)~5月24日(木)会場:ディーゼル アートギャラリー(ディーゼル 渋谷内)住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F電話番号:03-6427-5955開館時間:11:30~21:00休館日:不定休■サイン会日時:2018年3月3日(土)時間:15:00~17:00
2018年02月22日ロンドンを拠点に活躍するグラフィックアーティスト、ウィル・スウィーニー(WILL SWEENEY)の日本では11年ぶりとなる個展「Vorpal Sword(ヴォーパル・ソード)」を、3月2日から5月24日まで、東京・渋谷のディーゼル アート ギャラリー(DIESEL ART GALLERY)にて開催。Vorpal Sword 2017 ©WILL SWEENEYロンドン、パリ、LA、マドリッド、東京、メルボルンなど世界各地で個展を開催する人気イラストレーター、グラフィックアーティストであるスウィーニー。レコードジャケットからファッションテキスタイルまで多くのハイエンドなクライアントのグラフィックを手がける一方、自らのサイケデリックアドベンチャーコミック「Tales from Greenfuzz」でも人気。これまでのクライアントには、ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)や、アンダーカバー(UNDERCOVER)なども名を連ねる。Energy Cannot Be Destroyed 2017 ©WILL SWEENEY本展は、日本では11年ぶりとなる大型展示会。描き下ろされた作品は新しい試みとして鮮やかな色を豊富に使い、過去に比べて大型サイズとなっており、水彩絵の具、ゲルマーカーやインクで、より自由に赴くままに描かれた。また、生物学や医学図解などのイラストレーションにインスパイアされた小宇宙のペインティングシリーズも展示。小世界に生息するエイリアンやそのテクノロジーを描いた世界の断面図を筆で自由に描き、ボールペンでさらに描き込みを入れ、1970年代のSFアートを彷彿させるような超自然的な雰囲気を醸し出す。描きおろしの描画、彩色-「Vorpal Sword」は終末世界、極小宇宙の進化、幻想的技術に囚われたウィルの観念を示した作品。本展のタイトルにもなっている「Vorpal Sword」はルイス・キャロルのナンセンス詩「ジャバウォック」にインスパイアされた。他にも、ロンドン在住のアーティストでありミュージシャン、Subway Lungとの共作ビデオ作品や、スウィーニーの過去の未発表作品、スケッチブックや収集物なども展示予定。なお、会期中は展示作品のほか、限定エディションのシルクスクリーンポスターや、ジンなど個展関連グッズも販売。3月3日の15時から17時には、会場にてサイン会の開催も予定されている。【展覧会情報】Vorpal Sword(ヴォーパル・ソード)会期:3月2日~5月24日会場:DIESEL ART GALLERY(DIESEL SHIBUYA内)住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F時間:11:30~21:00休館日:不定休
2018年02月22日アーティストのMU/山本芽生(ムー/やまもとめぐむ)は、個展「糸で描く」を、nostos booksで開催する。時代を映すアイコンたちを縫うMUは、テキスタイル、刺繍、イラストレーション、立体造形などさまざまな技法・素材で作品を発表。これまで、名古屋を中心に展示を行ってきた。今回は、まるで鉛筆で描いたように自由に縫われた刺繍シリーズから新作を発表。マリリン・モンロー、アンディ・ウォーホルと氏の作品たち、ジャン=ミシェル・バスキア、キース・ヘリング、ツイッギーといった時代を映すアイコンたちをモチーフとしている。誰もが幾度となく目にしてきた時代のアイコンたちを、刺繍で描くことで新たな印象に再構築。人物の他にも、刺繍で表現すると面白いモチーフを何点か発表する。キャンベル缶のようにずらりと並ぶ小さなハギレに刺繍されたアートピースは、約100点を出品予定。あえて複製ではない手法で、大量生産に挑むという。作品はすべて、ウォーホルのキャンベル缶のように壁一面にずらりと並んだなかから、その場で好きなものを持ち帰ることができる。額装しても良し、お気に入りのバッグや服に縫い付けても良し。何十年ものあいだ複製され、消費されてきたアイコンたちが、唯一無二の存在へと生まれ変わる。その他トートバッグやスウェットなどのグッズも販売予定。いずれも1点もので、2つとして同じものはない。それぞれの糸が紡ぎ出す表情を楽しもう。3月3日、4日、17日、18日の4日間はMUが在廊し、持参したものにアートピースと同じデザインを刺繍してもらえる「刺繍の実演」イベントも開催。対象は、Tシャツやカットソー、薄手のトートバッグなどミシンがかけられるものに限る。時間は、各日13:00〜、14:00〜、15:00〜、16:00〜、17:00(各回1名)。1点10cm四方程度3,000円、予約制。予約は、専用ページ()から。【イベント情報】MU個展「糸で描く」会期:3月3日〜3月18日会場:nostos books住所:東京都世田谷区世田谷4-2-12時間:12:00~19:00定休日:水曜
2018年02月16日陶芸家・今井律子の個展が、コトゴト(cotogoto)で開催される。イギリスで陶芸を学び、現在は栃木県の益子町に工房を構える今井が、会場となっているcotogotoで個展を開くのは、約2年ぶり。人や動物をモチーフとした作品は、独特の世界観があり、多くのファンがいる。今回は大人気の人をかたどった「人ポット」をはじめ、動物の置物や、毎日大切に使いたい器も用意。前回の個展とは、また違った新しい作品が並ぶ。独特のセンスが光り、他にない雰囲気の今井の作品にぜひ触れてみて。【イベント情報】陶芸家・今井律子個展会期:2月16日~25日時間:11:00~20:00会場:cotogoto(コトゴト)住所:東京都杉並区高円寺南4-27-17-2F※会期初日2月16日のみ整理券の配布および開店時間が11時よりはやまる可能性あり※作家在店日:2月16日・17日
2018年02月14日東京・六本木にあるギャラリー ペロタン東京にて、アメリカのアーティスト、ヘルナン・バスの個展を1月18日から3月11日まで開催。ヘルナン・バスは、1978年にアメリカ南部のフロリダ州マイアミで生まれ、アーティストとしてのキャリアをスタート。現在はカナダにほど近い、デトロイトとマイアミを拠点として活動している。少年期より図書館で芸術書や文学書に読み耽り、特に19世紀後期ヨーロッパのデカダン派の作家オスカー・ワイルドやジョリス=カルル・ユイスマンスの耽美的で退廃的な文学世界や、同じく19世紀末のパリで活動し芸術の装飾性を主張した前衛芸術家集団であるナビ派からの強い影響を受けている。「異郷の昆虫たち」と題した本展では、『海外の昆虫ーその構造、生態と変態の報告』(1874年出版)という古書籍から着想を得た新作ペインティングとドローイングを発表。ヘルナン・バスは、この昆虫学の本が全般にわたり昆虫たちの様子を詩的に記述している点で、19世紀の同じ頃、非常に目立つ存在であった「ダンディー」と呼ばれる人々を描写するアプローチとして、説得力あるものだと着目した。バスによると、当時の風刺画は「ダンディー」達を世俗から逸脱した怪物のように扱い、まるで昆虫のように描写していたそう。一方、『海外の昆虫ーその構造、生態と変態の報告』では科学的な文章の綿密な構成を用いて、忌まわしい昆虫でさえも親しみやすいもののように述べている。同様にバスのペインティングでは、彼の精緻な描写が異質な人物像を魅力的なものにしているのだろう。【イベント情報】Hernan Bas "Insects from Abroad"会期:1月18日〜3月11日会場:ペロタン東京住所:東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1F
2018年01月19日東京・麻布のカイカイキキギャラリーでは、奈良美智の個展「Yoshitomo Nara『Drawings: 1988-2018 Last 30 Years』」を2月9日から3月8日まで開催する。Nara’s studio, 2007 Photo by: Yoshitomo Nara奈良美智は1984年にデビューして以降、唯一無二な立ち位置でアートシーンに立ち続けており、日本的な漫画や“かわいい”文化との近接よりも、洋の東西を問わない音楽への深い造詣や、その文法で多くの人々からの共感を築き上げてきた。アートのハードコアなファンから、アートに馴染みの薄い層まで広く支持されており、特にアジアでの人気は絶大で、その影響力の大きさはオークションでのヒートアップにも顕著に見られる。ここ数年は、ヒートしすぎたマーケットの反応に嫌気を感じ、人前への露出を避け、自分の世界に引きこもるようなスタイルに変化。とは言え、2017年11月には日本の中央に位置する保養地、那須塩原市に自身の作品や大切にコレクションする作品やレコードなどを展示する「N’s YARD」をオープンし、独自のスタイルでの新しいコミュニケーションを模索し始めている。本展は奈良美智が学生時代から今までの30年間にわたり描いてきたドローイングを展示。作家としての核の部分を確認する。また、開催にあたってカイカイキキ創業者の村上隆は、「今回のKaikai Kiki ギャラリーでのレプレゼントによって、奈良美智さんのそのような複雑な想いをどのようにマーケットの中で具現化出来るのかが、テーマであると思っています。具体的に言えば、転売を前提とした業者への嫌悪からの迂回と、今一度、本物のファンとの自然な交流を取り戻せるようにしてゆきたい。そして奈良さんの創造の羽を思いっきり伸ばせるようにしたい」と語った。また、開催初日となる2月9日にはオープニングレセプションを同会場にて、18時から20時まで開催する。【イベント情報】Yoshitomo Nara「Drawings: 1988-2018 Last 30 Years」会期:2月9日~3月8日会場:Kaikai Kiki Gallery住所:東京都港区元麻布2-3-30 元麻布クレストビルB1時間:11:00〜19:00休館日:毎週日曜、月曜、祝日
2018年01月17日Natsumi Hirajima February issue, 2017©︎ Akiko Isobe, Courtesy of G/P galleryフォトグラファー・磯部昭子の個展「LANDMARK」が、1月6日から2月3日まで東京・恵比寿のG/P galleryにて開催中。磯部昭子は、武蔵野美術大学造形学部映像学科在学中より創作活動をスタート。スタジオワークやコンストラクティッドフォトを中心に生み出される新奇で倒錯した彼女の作風は、ナチュラルを装うスタイルが主流となった現在のコマーシャルの世界から離れたところに位置するものの、多くの支持を獲得している。本展では、月刊誌『サイゾー』の表紙のために撮り下ろした女性アイドル・タレントのグラビア写真を展示。グラビアのポーズをとるモデルの姿に加えて、彼女たちの身体の一部あるいは断片をただ物体のように捉えたイメージからは、作家が既存の商業価値を踏まえつつ、ジェンダーをも超越する新たな身体像に挑戦していることが伺える。【展覧会情報】磯部昭子「LANDMARK」会期:1月6日~2月3日会場:G/P gallery住所:東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 2F時間:12:00~20:00(最終日は17:00まで)日曜休廊
2018年01月10日世界で最も注目されているアーティストの1人、ステファン・ケニー(Stephen Kenny)が主宰する活版印刷スタジオ「A TWO PIPE PROBLEM LETTERPRESS(ア トゥー パイプ プロブレム レタープレス)」による個展が、代官山のMONKEY GALLERY & CAFEにて12月14日から27日まで開催。イーストロンドンに拠点をおく「ア トゥー パイプ プロブレム レタープレス」。1800年代から1900年代のヴィンテージ・ウッドタイプとレタープレス機を使用した、芸術性の高いプリント作品は本国イギリスをはじめ日本でも人気。活版印刷の歴史においても貴重な、アルファベットと数字が揃った多くのウッドタイプをミックスし、バランスの優れた配置や技法とセンスの良い言葉選びの作品の数々は、活版印刷ならでの味わいのある懐かしさにポップな今っぽさをプラスした温故知新な魅力がある。2年ぶりの開催となる同展では ”たくさんの笑顔” をテーマに「MILES OF SMILES」と題して、ポジティブな作品の数々を発表する。また会期中の12月16日と17日には、ステファン・ケニーを講師に迎えたワークショップも開催。活版印刷機の名機で知られるADANA社の1970年代の8 x 5 活版印刷機を使用して、活字配列やプリントを実技体験しながらオリジナルノート1冊を制作する。なお、時間は両日とも13時からと15時からの2回、各回8名まで、受講料は2,000円。受講応募ページ()にて参加受付中。大人から子供まで活版印刷の魅力を気軽に体験できる貴重な機会、ぜひ訪れてみては。【展覧会情報】A TWO PIPE PROBLEM LETTERPRESS SOLO EXHIBITION by STEPHEN KENNY『MILES OF SMILES』会期:12月14日〜12月27日会場:MONKEY GALLERY & CAFE住所:東京都渋谷区 猿楽町12-8 THE SOHO CORNER D.K.Y時間:10:00〜20:30
2017年12月14日暮らしの賑やかさをデザインするテキスタイルブランドのマクモ(makumo)が、池袋にあるギャラリー「ブックギャラリーポポタム」にて12月8日から17日まで個展を開催中。マクモは、デザイナーの福山みきが福岡で立ち上げたテキスタイルブランド。海辺の小さなアトリエで、デザイン、染付け、製品の製作を手がけている。本展では同ブランドの人気柄が勢ぞろいし、人気があったテキスタイルの展示や、お問い合わせの多かった大人用の「柄パン」など新アイテムの販売を行う。これまでデザインしたパターンをダイナミックに観覧できる貴重な機会。なお、会期中は福山みきがほぼ毎日在廊している。【イベント情報】makumo個展会期:12月8日~12月17日会場:ブックギャラリーポポタム住所:東京都豊島区西池袋2-15-17時間:13:00~20:00(土日は19:00まで)休館日:水曜、木曜入場無料
2017年12月13日灯せるけど灯せない一点もののオブジェキャンドルを、すべてハンドメイドで制作するデザイナー・エムゼットエイチ(Em Zed Eych)が、12月8日から13日まで表参道ロケット(ROCKET)にて2年ぶりの個展を開催する。個展のタイトルになっている「L’EAU À LA BOUCHE」とは、フランス語で「口によだれ」。美しいものを見るとよだれを垂らしてしまう、ベロニカという感性豊かな女の子が行う晩餐会をイメージし、会場をベロニカの部屋のように見立てて新作のキャンドル作品を展示する。2年ぶりの個展開催を記念し、彫金で制作したスナッファー(キャンドル火消し)やエムゼットエイチ初となる映像DVD付きのZINEの販売が行われる他、摩訶不思議なファッションアイテムを創り出すクリエイター・miaulement、異素材をミックスし唯一無二の仮面を制作する仮面作家・wakanafaceless、糸を操りアクセサリーなどを制作する刺繍作家・林優といった、3名のゲストクリエイターとコラボレーションしたキャンドル作品も展示、販売予定。表参道に灯るクリスマスイルミネーションとともに、メルヘンテコな世界を楽しんでみては。【イベント情報】Em Zed Eych キャンドル展「L’EAU À LA BOUCHE」会期:12月8日〜12月13日場所:表参道ロケット(ROCKET)住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3F時間:11:00〜21:00(12月10日は20:00まで、13日は18:00まで)会期中無休・入場無料
2017年11月20日Rang Phnom No. 112016 / rattan, metal wire / App h.234.0 x w.370.0 x d.64.0 cm©Sopheap Pich Studioカンボジアを代表する現代アーティスト、ソピアップ・ピッチ(Sopheap Pich)の日本初となる個展「desire line」が、10月27日から渋谷ヒカリエの8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryで、28日から六本木の小山登美夫ギャラリーにて同時開催中。ソピアップ・ピッチの作品は、木々や花などの植物、人間の解剖学や、都市構造などからインスピレーションを得た、有機的かつ幾何学的な立体作品である。竹やラタン、ワイヤー、蜜蝋など、地域に根ざした素材を用い、目の粗い織り方で制作されるのが特徴。透明性があり、軽く見えながらも機能的な構造による圧倒的なボリュームにより、空間全体にエネルギーが溢れ出ているかのよう。彼はこれまで、2013年ニューヨークのメトロポリタン美術館での個展や、2012年の第13回ドクメンタ(13)への出展など、世界中の美術館展覧会や現代美術展に多数参加し国際的に活躍してきた。Mirage 12017 / earth pigment, gum Arabic on Arches watercolor paper / 161.0 x 131.0 cm©Sopheap Pich Studio本展のタイトル「desire line」は、日本語で「けもの道」を意味する。作品制作のために滞在したフロリダで見つけたけもの道に、森の中でヒトが踏み固めることで自然発生的にできる道の面白さを感じて、このタイトルを思いついたという。そして、本展では約12点の新作を発表。出展作の「Miroiise」と「Moonstone」は、大理石やローズウッドの根を素材とし、彼の3次元作品の探求において、より抽象的かつ深みのある方向性が表現されている。新しい大規模なドローイングは、自然界の顔料を使って細く裁断された竹の棒を繰り返し紙の上に押し当てて制作されており、作品平面の中に響き合うリズミカルな線を生み出している。待望のソピアップ・ピッチの日本での初個展、この貴重な機会に是非訪れたい。また、11月4日には8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery向かいにある「8/ COURT」にて、ソピアップ・ピッチ自身が本展覧会や作品について語る、アーティストトークイベントを16時から18時まで開催する。なお、トークイベントの参加は事前にメール(event@tomiokoyamagallery.com 件名:「11/4トークイベント参加希望」本文:名前/連絡先/参加人数)で申し込みが必要。【展覧会情報】ソピアップ・ピッチ展「desire line」会期:10月27日~11月20日会場:8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8F時間:11:00~20:00料金:入場無料休館日:展覧会期中無休会期:10月28日~11月25日会場:小山登美夫ギャラリー住所:東京都港区六本木6-5-24 complex665ビル2F時間:11:00~19:00料金:入場無料休館日:日曜日、月曜日、祝日
2017年11月02日「ニューヨークで個展を開くのが、目標。そのためにもどんどん描きます」 国広富之個展『聖なる次元への眼差し』(東京「ギャラリーむらうち」・10月22日まで)会場で、自信作《縁日》を前に、そう話す俳優・国広富之(64)。京都生まれの国広は、大学を卒業後、俳優養成所に入って1年目にドラマ『岸辺のアルバム』出演でブレーク。 順風満帆のスタートを切った役者人生と並行して、28歳から続けていたのが、“絵を描くこと”だった。 「とにかく忙しくても絵は描き続けてきました」(国広・以下同) これまで描き上げた作品数は膨大で、開催中の個展でも75点を展示。 「一昨年母が、去年父が他界してから、心が大きく変化したように感じます。人生の悲喜こもごもが、発酵して、燃焼して、絵になるんです。去年からは抽象画ばかり描くようになりました。何かがきっかけでまた変わるかもしれないけれど」 1枚あたりの制作期間は2カ月。「常に5枚くらい並べて描いています」と国広は語る。今後も、俳優と画家、二足のわらじ。 「俳優も面白いし、画家も面白いんです」
2017年10月19日イギリス・ロンドンを中心に活動するバンクシー(Banksy)をはじめ、多くのグラフィックアーティストに影響を与えたヴィニー・ナイロン(Vinnie Nylon)の個展「ストラップハンガーズ」が、11月11日から12月3日まで東京・田端のギャラリー&ショップ・ウィッシュレス ギャラリー(WISH LESS gallery)にて開催される。32年にわたり活動を続ける、イギリス出身のグラフィティライターでコンテンポラリー画家であるヴィニー。「強烈な50年代ミックスと色あせないスケート文化やグラフィティ」をマニュフェストに掲げ、消費者文化の象徴的アイコンを独自に解釈、別のキャラクターを作りだしてきた。本展のタイトルである「ストラップハンガーズ」とは 、80年代のニューヨークで横行していた地下鉄内のグラフィティや危険な問題に立ち向かう市民団体の名前である。直訳すると「電車の吊り革にぶら下がる人」という意味でもあり、ヴィニーはこの“ぶら下がる人”をアート作品に置き換える。会場では、ロンドンのStolenSpaceギャラリーにて披露した新作群を中心に、ヴィニーが選んだとっておきの新作群の他、門外不出のレア作品も展示・販売される。【展覧会情報】ヴィニー・ナイロン個展「ストラップハンガーズ」会期:11月11日~12月3日会場:WISH LESS gallery住所:東京都北区田端5-12-10時間:16:00~21:00(土曜日曜は12:00~19:00、12月3日は18:00まで)休廊日:月曜~水曜
2017年10月16日ジョン・ドーヴ & モーリー・ホワイト(John Dove & Molly White)による日本初の個展「センシビリティ アンド ワンダー(SENSIBILITY AND WONDER)」が8月25日から11月9日まで、東京・渋谷のディーゼル アート ギャラリー(DIESEL ART GALLERY)にて開催される。ジョン・ドーヴ & モーリー・ホワイトは、1964年にジョン・ドーヴ(John Dove)とテキスタイルデザイナーのモーリー・ホワイト(Molly White)がイギリス・ロンドンで結成したアートユニット。1970年代に巻き起こったパンクムーブメントの提唱者といわれるヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)とマルコム・マクラーレン(Malcolm McLaren)に絶大な影響を与えた人物としても知られる。当時、ジョン・ドーヴとモーリー・ホワイトが「ワンダー ワークショップ(WONDER WORKSHOP)」名義で制作したフルグラフィックのプリントTシャツやジャケットは、イギー・ポップ(Iggy Pop)、シド・ヴィシャス (Sid Vicious)、ミック・ジャガー(Mick Jagger)、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)といった1970年代を象徴するミュージシャンが愛用し、現在はそのほとんどが世界各国の美術館やギャラリーに展示収蔵されている。今回の展覧会では、2人が歩んできた時代、彼らが同時期に過ごしたミュージシャンやアーティスト、当時の出来事などを振り返りながら、1960年代から70年代に生まれた現代アートやファッションの手法、アイデアソースを、スクリーンプリントやコラージュ、映像を通して遡る。そして、70歳を超えてもなお、現役で活動を続ける2人の通底にある、“今”を感じる感性、現状に対する反抗心やユーモアを見つめ、ストリートファッションとパンクの起源を探っていく。会場では、展示作品・関連商品の販売が行われる他、会期中の8月26日16時から18時にはサイン会の開催も予定されている。【展覧会情報】「SENSIBILITY AND WONDER」会期:8月25日~11月9日会場:DIESEL ART GALLERY(DIESEL SHIBUYA内)住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F時間:11:30~21:00休館日:不定休入場無料
2017年08月07日500万個以上出荷のベストセラーコスメ、ハリウッド化粧品の酵素パックが進化したスキンケアライン「AUSE(オウセ)」。このメインビジュアルの墨絵のイラストは緒方環さんの作品。使い続けることで日に日に出逢える新しくて美しい素肌。優しくて満たされる、そんな充実した新しい自分との出逢い。働く女性達の輝きを応援する、酵素に着目したスキンケアラインです。■緒方環さんが8月4日より作品展を開催「AUSE(オウセ)」シリーズのイメージイラストを描き下ろしている緒方環さんが8月4日より8月27日まで、青山のJEANPAULKNOTT AOYAMAにて、2017FWコレクションをモチーフにした作品展を開催します。多摩美術大学テキスタイルデザイン科卒業後、渡仏。2年間のパリ滞在を経てフリーのイラストレーターに。そんな緒方さんのイラストは日本女性の美しさ、柔らかさを表現しており、数多くの女性誌やブランドで起用されています。六本木発、MADE IN JAPAN のAUSEシリーズ。ブランドの顔ともなるカタログやショッピングバッグには、主張しすぎない、しかし女性の凛とした自信を感じられる緒方さんの墨画が描かれています。そのイラストの世界、ぜひ間近で感じてみてください。JEANPAULKNOTT AOYAMA住所:東京都港区南青山5-4-3 南青山泉ビルTEL:03-3486-2022(お問い合わせ先)お客様相談室TEL 0120-430-334
2017年08月06日韓国出身のイラストレーターであるシンモレ(Shin Morae)が3月3日より8日まで、表参道 ROCKETにて個展「ロマンス2017」を開催する。シンモレはネオンカラー、パステルカラーといったポップな配色で表現される光の強弱が若い男女をセンチメンタルに描く手法で、大手メーカーやブランドとのコラボレーションが注目を集める若手のイラストレーター。同展では「記憶」をテーマに現在と過去をつなぎ、6点の新作を展示販売する。これまでの作品より人間の内面に焦点をあてたシンモレ自身の過去の記憶や思い出を現在と過去がつながれる様子をピンクの色彩で鮮明に描きおろすことで、ノスタルジックな感情を抱く独特の世界観が表現されている。【展覧会情報】『Sine Morae「ロマンス2017」』会期:3月3日~8日会場:表参道 ROCKET住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3階時間:11:00~21:00(3月3日は15:00まで、3月5日は20:00まで、3月8日は18:00まで)会期中無休入場無料
2017年03月03日ディーゼル(DIESEL)が展開する「ディーゼル アート ギャラリー(DIESEL ART GALLERY)」で、アーティストKYOTAROによる大型個展「Clad in the Universe―宇宙を纏う」が開催される。会期は2017年2月24日(金)から5月18日(木)まで。私たちがふとした瞬間に感じる何かの気配や神秘的な体験は、KYOTAROの創作活動における大切な要素。彼の作品は、そういった異次元の目に見えない存在に形を与えることで完成する。水滴や気泡の質感の描写や、光、神々、幻獣、妖精などの繊細で綿密なタッチからなるアートは、モノクロでありながら見るものの視覚を刺激し、鮮やかな世界へと引き込んでいく。本展では、KYOTAROの作品を通して、未知の世界を探求する不思議な空間に来場者たちをいざなう。ドローイングを中心とした新作の大型作品13点とペイントも含めた小作品約80点を展示。「10万年後の世界で、未来人がまとう衣」をテーマとし、液体や光でできた衣、意識のやりとりを促す衣、通信機能が備わった衣など現実では再現が難しく普段見慣れない造形を画面の中で表現する。なお、会場では展示作品をはじめ、ポストカードなどの展覧会限定オリジナルグッズも販売。会期中の4月28日(金)にはサイン会の開催も予定している。【開催概要】Clad in the Universe―宇宙を纏う会期:2017年2月24日(金)~5月18日(木)会場:DIESEL ART GALLERY住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1FTEL: 03-6427-5955開館時間:11:30~21:00入場料:無料休館日:不定休■サイン会日時:4月28日(金) 19:00~21:00
2017年02月17日東京・表参道 ROCKETにて2月24日から3月1日まで、ペインターであるLy(リィ)の新作個展となる「SOMEWHERE」が開催される。Lyは「SHIT, HATE」を制作の根源として幼い頃から脳内につくってきた世界とモンスターを白・黒・グレーの3色で描き下ろし、東京を拠点に国内外でミューラルペイントを中心に活動するペインター。同展は2016年に東京とマレーシアで開催された「FAR FROM HOME」の続展として企画されたもので、今回新たにとらえたランドスケープやその断片を描いた作品が展示される。また、ペインティング作品の他、シルクスクリーンやTシャツも限定販売される。【イベント情報】「Ly solo Exhibition “SOMEWHERE”」会期:2月24日~3月1日時間:11:00~21:00(日曜日は20:00まで、3月1日は18:00まで)会場:表参道ROCKET住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3階入場無料
2017年01月31日CDなどのアートワークからライブペイントまで国内外で様々な活動を行う大河原健太郎の個展「OKAWARA KENTARO EXHIBITION “LITTLE HOMIE”」が、1月20日から25日まで表参道ロケット(ROCKET)で開催される。平面作品を中心にアーティスト、ペインターとして国内外で活動している大河原健太郎。これまでに、力強い線や独自の色彩感覚が特徴の躍動感ある作品を精力的に発表してきた。14年にはGenius Yellow Monkey Publishingというレーベルを設立し、様々な作家とのコラボレーション活動なども行っている。同展では、そんな大河原による新作ペインティングやドローイング、スカルプチャー作品を展示・販売。また、「すべての子供たちに、もっとポップアートを!」をテーマに、古典的な絵本作品を親しみやすくポップに仕立て直した絵本シリーズから、大河原が初めて作画を手掛けた『桃太郎』と、12月24日発売の新作『浦島太郎』、その他、Tシャツや雑貨などのオリジナル商品もあわせて販売される。【イベント情報】「OKAWARA KENTARO EXHIBITION “LITTLE HOMIE”」会場:表参道ロケット住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3階会期:1月20日~25日時間:11:00~21:00(1月22日は20:00まで、1月25日は18:00まで)入場無料会期中無休
2017年01月05日グラフィックデザイナーでムービーディレクターの安田昂弘による個展「TAKAHIRO YASUDA EXHIBITION “The end of watch”」が、11月11日から12月1日まで東京・中目黒のギャラリー・ボイルド(VOILLD)にて開催される。アートディレクションやグラフィックデザインだけでなく、視覚表現を軸に様々なクリエイション活動を行う安田昂弘。コンピューターという一つのメディアを駆使しながら、都度異なったアプローチで制作を行っている。研ぎ澄まされているようで遊び心のあるデザインや、シンプルで単調に見えて複雑に組み重なった線や面など、その思考とコンピューターグラフィック(CG)としての美しさが反映され構図化された作品の数々を生み出してきた。15年に開催された「share_me」に続く2度目の新作個展となる同展では、“見る”ということにフォーカス。何を選ぶにも自分が試されているような感覚に陥り、単純に好きなものを好きと言えないような、見ているものに見られているような世界があることに着目し、“見る/見られる”ことへの興味や影響をテーマにした、グラフィックをベースにした平面作品が約20点展示される。【イベント情報】「TAKAHIRO YASUDA EXHIBITION “The end of watch”」会場:ボイルド住所:東京都目黒区青葉台3-18-10 カーサ青葉台地下1階会期:11月11日~12月1日時間:12:00~20:00(土・日曜日は18:00まで)休館日:月曜日、祝日
2016年11月01日樹脂で立体作品を制作するアーティストの山本一弥による個展「Advent」が、10月29日から11月23日まで岡山のCCCSCD by cifakaにて開催される。透明樹脂が詰まった立体が、時間をかけ表面を作り上げていく山本の彫刻作品。独特の質感を持つ半透明の彫刻は、それが何なのか焦点を合わせようとすると、それが纏うやわらかな光にのまれてしまう不思議なちからを持っている。同展では幅2メートルを超える最新作を含め、透明樹脂が詰まった立体作品9点を展示。作品たちはみる者の中へと無意識に入り込み、まだ掴みきれていない領域の感覚へと近づいていく。【展覧会情報】「Advent 山本一弥 個展」会場:CCCSCD by cifaka住所:岡山県岡山市北区石関町6-3会期:10月29日~11月23日時間:10:00~19:00(土日祝日は9:00~)
2016年10月30日美術家のリアム・ギリックによる個展「Stardust Expression」が、11月12日まで東京・千代田区のTARO NASUにて開催中。リアム・ギリックは、イギリス出身でニューヨークを拠点に制作活動を行う美術家。これまでにシカゴ現代美術館、アイルランド現代美術館、グッゲンハイム美術館など各国で展覧会を開催してきた。第53回ヴェニス・ビエンナーレにはドイツ館代表作家として参加した他、第10回ドクメンタなど多数の国際展に参加している。同展は、17年に刊行を予定しているギリックの新書シリーズ『スターダスト・エクスプレッション(Stardust Expression)』のプロジェクトの一環として行われるもの。同シリーズはギリックが15年にモスクワ・ビエンナーレの出品作品として、ニューヨークの自身のアパートメントから一歩も出ることなく制作した「Letters from Moscow(モスクワからの手紙)」の流れを引き継ぐもので、新しいリニアな都市が構築される過程で発生する混乱や矛盾、陰謀めいた出来事についての調査に焦点を合わせている。展覧会は壁面に展示する構造物、グラフィック、テキスト作品で構成され、壁面には輪のような形をしたいくつものテキスト作品が展示される。作品は繰り返しそして次第に不安定かつ感情的な内容に変化しながら展覧会タイトルを告げる。また、光る壁のインスタレーションとテキスト作品が一連のグラフィックによって関連付けられ、それぞれの作品が新書の輪郭を浮かび上がらせる。展覧会を通じてギリックの新シリーズとなる著書のタイトルと骨組みを知ることができる機会となっている。【展覧会情報】「Stardust Expression」会場:TARO NASU住所:東京都千代田区東神田1-2-11会期:10月14日~11月12日時間:10:00~18:00休廊日:日月祝日
2016年10月17日美術家のリアム・ギリックによる個展「Stardust Expression」が、11月12日まで東京・千代田区のTARO NASUにて開催中。リアム・ギリックは、イギリス出身でニューヨークを拠点に制作活動を行う美術家。これまでにシカゴ現代美術館、アイルランド現代美術館、グッゲンハイム美術館など各国で展覧会を開催してきた。第53回ヴェニス・ビエンナーレにはドイツ館代表作家として参加した他、第10回ドクメンタなど多数の国際展に参加している。同展は、17年に刊行を予定しているギリックの新書シリーズ『スターダスト・エクスプレッション(Stardust Expression)』のプロジェクトの一環として行われるもの。同シリーズはギリックが15年にモスクワ・ビエンナーレの出品作品として、ニューヨークの自身のアパートメントから一歩も出ることなく制作した「Letters from Moscow(モスクワからの手紙)」の流れを引き継ぐもので、新しいリニアな都市が構築される過程で発生する混乱や矛盾、陰謀めいた出来事についての調査に焦点を合わせている。展覧会は壁面に展示する構造物、グラフィック、テキスト作品で構成され、壁面には輪のような形をしたいくつものテキスト作品が展示される。作品は繰り返しそして次第に不安定かつ感情的な内容に変化しながら展覧会タイトルを告げる。また、光る壁のインスタレーションとテキスト作品が一連のグラフィックによって関連付けられ、それぞれの作品が新書の輪郭を浮かび上がらせる。展覧会を通じてギリックの新シリーズとなる著書のタイトルと骨組みを知ることができる機会となっている。【イベント情報】「Stardust Expression」会場:TARO NASU住所:東京都千代田区東神田1-2-11会期:10月14日~11月12日時間:10:00~18:00休廊日:日月祝日
2016年10月17日アートディレクター・コラージュアーティストのQ-TAによる個展「Cue!」が御徒町・ mograg gallery& Aquvii AAT SHOPにて2016年8月19日(金)から8月27日(土)まで開催される。Q-TAは、ファッション性の高いポップなコラージュ・ビジュアル作品が特徴のアーティスト。シュルレアリスムを独自の解釈で表現する作風に注目が集まっている。彼の作品は、グッチ(GUCCI)のアートプロジェクト「♯GucciGram」での起用や、ファッション誌「GINZA」「Numero TOKYO」への作品提供など、幅広い領域で活動している。個展では、彼のコラージュ作品はもちろんのこと、Q-TAと親交のある作家とのコラボレーション作品も展示される。マジョリカマジョルカなどの美術を担当していたインテリアスタイリストの山口友里との立体作品は必見。日本画家Too Hajimuや人気イラストレーターのせきやゆりえとのコラボレーション作品も展示予定。Q-TAの頭の中をポップに表現した空間で、日常と一味違う世界観を楽しんてみては。【イベント詳細】「Cue!」開催期間:2016年8月19日(金)~8月27日(土)会場:mograg gallery& Aquvii AAT SHOP住所:東京都台東区 元浅草1-5-1開場時間:13:00~20:00入場料:無料※8月19日はレセプションパーティのため18:00開場となる。レセプションパーティは来場者全員が参加可能。
2016年08月10日写真家・濱田祐史による個展「36 lights #01」が、7月15日から27日まで表参道ヒルズの同潤館3階のギャラリー・表参道 ロケットにて開催される。濱田祐史は、“「見る」とはどういうことなのか、「見えない」とはどういうことなのか”という問いかけを元に撮影・制作した写真作品を発表している写真家。14年にはスイス・ヴェヴェイのフォトフェスティバル「Images」に出展し、15年にはフランス・エクスアン プロヴァンスのフォトフェスティバル、ニューヨークのコンデナスト ギャラリーで展示を行った。また写真集『photograph』は、「Aperture / Paris Photo First PhotoBook Award 2014」にてファイナリストに残るなど、国内外で活躍している。今回の個展では、14年に撮り始めたシリーズ「36 lights」を出展。1本の36枚撮りフィルムを撮影した時の流れのまま、編集せずにそのまま見せる作品群となっており、写真家が観光として訪れた土地ごとに捉えた時間の流れを観覧者がそのまま追いかけることで、それぞれの写真と写真の間にある、写真にならなかった、目には見えないけれど確かに存在している物事を感じとることができる作品となっている。【イベント情報】濱田祐史「36 lights #01」会場:表参道 ロケット住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10表参道ヒルズ同潤館3階会期:7月15日~27日時間:11:00~21:00(18日、24日は20:00まで、27日は18:00まで)入場無料会期中無休
2016年07月11日ニューヨークをベースに活動する現代美術アーティスト、ダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)の新作個展「My First Show in Japan, Year 2044」が渋谷のギャラリー・ナンヅカ(NANZUKA)で3月12日より開催される。アジアでは昨年秋の香港ペロタンに続く個展となる。アーシャムは1980年生まれ。作品はペインティング、彫刻、インスタレーション、建築、パフォーマンス、映像など多岐にわたり、マース・カニングハム(Merce Cunningham)ダンスカンパニーのステージセットを始め、最近ではパブリックスクール(Pubric School)のランウェイの美術、ファレル・ウイリアムズ(Pharrell Williams)がパリで開催した「GIRL」のエキジビションでファレルのキャストモデルを制作したことでも知られている。アッシャー(Usher)、ジェイZ(Jay Z)、スウィズビーツ(Swizz Beatz)などのヒップホップスターやエディ・スリマン(Hedi Slimane)などデザイナーとの交友で、ストリートカルチャーでも名前が知られ、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)、カルバン クライン(Calvin Klein)などラグジュアリーメゾンとのアートワークなどの活動により、その人気は幅広い。今回展示される作品は、「Fiction Archeology」(フィクションとしての考古学)というコンセプトに基づいており、今回発表される立体作品も、建築、環境の視点から、黄鉄鋼、セレナイト、火山灰、ガラス、黒曜石、氷岩石などさまざまな素材で作られている。未来を考古学の視点で、カシオトーンのMT500のキーボードのレプリカやカメラ、ラジカセなどが化石になる時代を考えさせる。日本ではユナイテッドアローズ&サンズ(UNITED ARROWS & SONS)の店舗で、アーシャムとそのパートナー、アレックス・ムストネン(alex mustonen)の石膏作品「スナーキテクチャー」が展示されており、今回、ポギーザマン(POGGITHEMAN)とのコラボレーションTシャツが発売される予定。本展では色盲のアーシャムが色覚矯正眼鏡を使って初めて描いたという月の新作ペインティングもシリーズも発表される。【イベント情報】 ダニエル・アーシャム 「My First Show in Japan, Year 2044」会場:NANZUKA住所:東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビルB1階会期:3月12日~4月16日時間:11:00~19:00休館日:毎週月曜日、日曜日、祝日料金:無料Text: 野田達哉
2016年03月11日カイカイキキは、LAを拠点に活動するドイツ人アーティスト、フリードリッヒ・クナス氏の個展「The World Is A Beautiful Place (We’re Not Here For Long)」を開催する。会期は4月15日~5月12日 11:00~19:00(日・月・祝は休廊)。会場は東京都・広尾のカイカイキキギャラリー。入場無料。同展は、写真や立体、映像作品など幅広いメディアを用いて、米国・ロサンゼルスを拠点に制作活動を行う旧東ドイツ生まれのアーティスト、フリードリッヒ・クナス(Friedrich Kunath)氏の、6年振り2度目となる個展。今回は「風景」をテーマに、皮肉や風刺、スラングを含んだ絵画作品など、約10点が展示される。また、初日の4月15日(18:00~)には、オープニングレセプションの開催が予定されている。なお、クナス氏は同展によせて次のようにコメントしている。「出展作品において、私は、理想化された世界へと開く窓を提供し、その後、別の世界(それほど理想的でない個人的な視点、内的な動揺)と置き換えられる、いくつかの風景を掲示します。私は自然との調和を描く歴史的なイメージ/画に興味を持っています。なぜならそれは、人にその人自身のさほど調和の取れていない現実と向き合うことを強要するからです。これらの既存の概念の上に私がペイントすることで、遠く忘れた戸外、ロマン主義的な風景画が生まれ変わります。私はプライベートな内面の世界と外側の理想化された世界の間にある著しい対比に興味を持っており、作品はこれらふたつの情趣、感傷がお互いの関係において展開するアリーナとなります。」フリードリッヒ・クナス氏は1974年、旧東ドイツ・ケムニッツ生まれのビジュアルアーティスト。LA在住。幅広いメディアを用いて制作し、非常に記述的な視覚言語をそのペインティング、ドローイング、立体、写真、そしてビデオ作品に統合している。
2016年02月23日