傳tutaee(ツタエ)のメンズ&ウィメンズ浴衣などが、東京・新宿のビームス ジャパン(BEAMS JAPAN)に登場。2022年7月9日(土)から7月24日(日)まで開催される期間限定ショップにて販売される。新作浴衣がビームス ジャパンに傳tutaeeは、古き良きを大切にしつつ、ウェアや日傘などを展開する日本のブランド。傳tutaeeの浴衣は、伝統的な染色技法を用いた味わい深い風合いや、洋服のように纏うことができるモダンなデザインが魅力だ。浴衣のバリエーションは、藍色の格子柄が美しい「青枡」や、上品なモノトーンの「オハナ(お花)」をはじめ、和装としてはめずらしい片身替わりデザインの「はなゆかた」、遊び心あふれる「シマウマ」など。メンズ・ウィメンズで同じ柄が用意されているので、お揃いを楽しむのも良いかもしれない。日傘やアパレルウェアもビームス ジャパンの期間限定ショップには、浴衣以外のアイテムも登場。傳tutaee(ツタエ)を象徴するアパレルウェアや日傘、甚平を夏用ジャケットに昇華した「JIN」の別注アイテムなども並ぶ。【詳細】〈傳tutaee〉期間限定ショップ開催期間:2022年7月9日(土)~7月24日(日)開催店舗:「ビームス ジャパン」5F fennica STUDIO住所:東京都新宿区新宿3-32-6アイテム例:・浴衣 41,800円・長日傘 キツネノタスキ 19,800円【問い合わせ先】TEL:03-5368-7300
2022年07月11日洗練された「野趣と文化」を表現する京都を代表する老舗料亭京丹後の食材の豊かさを物語る逸品ぞろい京料理に合わせるワインから、希少な日本酒まで充実のお酒リスト洗練された「野趣と文化」を表現する京都を代表する老舗料亭明治3年に誕生した、京丹後の料理旅館に端を発する京都を代表する老舗料亭が【和久傳】です。【室町和久傳】は、中村外二工務店が手掛けた京都の風情を残しつつモダンシックにデザインされた一軒。凛とした趣のある佇まいは都会の喧騒を忘れ、非日常の世界へと誘います。凛とした趣のある空間客席は2つの開放的なカウンターや中庭を望むテーブル席、大きさの異なる4つの個室があるので、様々なシーンで利用できます。特に、料理人を囲むように作られたカウンターは、どのお席からも料理人のきめ細やかな所作を目の前で見ることができます。今なお京丹後から取り寄せる野趣あふれる魚介、野菜は農家直送と、市場を通さず届けられる素材が多く、その時季の旬の恵みが贅沢に表現されます。時に大胆に素材を押し出し、味わえばその味は繊細な京料理。そんな、直球の味わいが訪れるゲストに口福を運んでくれます。京丹後から届く四季の恵みを、贅沢に調理京丹後の食材の豊かさを物語る逸品ぞろいそれでは海と山に囲まれた、京丹後の食材の豊かさを物語る【室町和久傳】の逸品の中から、今回は3品ご紹介しましょう。『鬼海老おかき揚げ 鯛白子 うに醤油』丹後で捕れた鬼海老をおかきをまぶし素揚げに。さらに炭焼きの鯛白子と合わせ贅沢なうに醤油で。香ばしさに加え、鯛白子やうにの旨みが得も言われぬ口福を運びます。味わうたび旨みが広がる『黒あわび 筍 菜の花のそうす 木ノ芽』間人から取り寄せた最上級の黒あわびを柔らかく煮て、旬の筍と共に菜の花のペーストで味わう一品。柔らかな食感とともに、豊かな風味が口いっぱいに広がります。『焼霜あなご 湯葉春菜なべ 地クレソン 芹 春菊 花山葵 わらび』皮目を炙ったあなごをメインに、春の野菜をたっぷり盛り込み鍋仕立てに。葛餡を使い味わうほどに温まります。焼き目の香ばしい穴子をたっぷりの野菜と共に。京料理に合わせるワインから、希少な日本酒まで充実のお酒リスト京料理の味を壊さない繊細なワインを中心に、グランヴァンなども取りそろえる充実のワインリスト。さらに、日本酒は獺祭や玉川など人気の銘柄から希少酒までをラインアップしています。料理の味に寄り添い、美味しさを引き立てます。季節感を大切に、野趣と繊細さを両立させた同店の料理。上質な空間で、京丹後から届く四季の恵みを表現した味わいを心行くまで堪能してみてはいかがでしょうか。室町和久傳【エリア】四条烏丸/烏丸御池【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】11000円【ディナー平均予算】22000円【アクセス】烏丸御池駅 徒歩5分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2021年09月09日人気シェフが2人で作る、どこにもない新しいレストラン(和食 + フレンチ)x 串=新感覚のガストロ・串キュイジーヌ!?シックなのに、リラックスできる秘密人気シェフが2人で作る、どこにもない新しいレストラン左から【フロリレージュ】シェフ・川手寛康さん、【デンクシフロリ】女将・橋本恭子さん、シェフ・森田祐二さん、【傳】シェフ・長谷川在佑さん2020年11月、人気シェフ2人がタッグを組んで、どこにもない"串料理"の店をオープン! そのシェフとは、人気店【傳】の長谷川在佑シェフと【フロリレージュ】川手寛康シェフ。2人でつくった店の名前は【デンクシフロリ】。"傳"と"フロリ"のフィロソフィーを串で繋いだ店、という思いが一発でわかるネーミングだ。この店で味わえるのは、2人のシェフそれぞれの個性が融合したジャンルレスの串料理。9,800円のコース料理で、肩肘張らずに楽しめる空気感が魅力だ。そもそも、「アジアのベストレストラン50」の日本1位、2位にずっと君臨している【傳】、【フロリレージュ】は、シェフの世界観を料理で表現するガストロノミーで世界のフーディたちを魅了しているレストラン。そんな2人が、なぜ"串モノ"の店をオープンしたのだろうか。目の前のキッチンで串モノを炭焼きにする臨場感、広がる香りもごちそう「きっかけは、11年前に長谷川さんとコラボレーションイベントをやったことですね。和食、フレンチという違うジャンルですが、いっしょに料理をしたらすごく楽しくて。この楽しさをいつかカタチにしたいと思ったんです」と川手さんが話せば、長谷川さんも「フレンチのおいしさを教えてくれたのは、川手さん。例えば【傳】の名物、フォアグラが入った『傳最中』は川手さんと出会ってなかったら生まれていなかった。川手さんとだから店を出そうと思いました」と話す。あ・うんの呼吸とはまさにこのこと。息もぴったりな2人が"2人で"やりたいと思ったのは、いろんな人がカジュアルに楽しめるお店だったそう。いまや、世界のフードトレンドもリラックスして食べられる"コンフォートフード"に流れがきている。そんな時代のニーズもふまえて、最初やろうとしていたのは「焼き鳥」の店だったという。けれど、やりたい料理もアイデアを出していくとどうしても焼き鳥の枠からはみ出してしまったのだとか。であれば、焼き鳥の"串"をアイコンにして、"串モノ"にしたらどうだろう、と話しは広がった。二つのお店を繋ぐのが"串"、お客さんとレストランの楽しさも"串"でつなぐ。いろんな思いや楽しさを串で繋ぐって面白い!と盛り上がり、どこにもないジャンルのレストランが誕生した。(和食 + フレンチ)x 串=新感覚のガストロ・串キュイジーヌ!?コースの2品目『いわしレバームー』コースは全部で8品。それぞれの料理は【傳】らしさ、そして【フロリレージュ】らしさをはっきりと感じる要素がある。そして、いっしょに食べればそれが調和し、新しい味となって口に広がる。つまり、それぞれ単体で味わう楽しさがありながらも、さらにそれらをいっしょに食べることで生まれる"新しい発見"と、一度で二度おいしい味の変化が楽しめるのがおもしろい。例えば、『いわし レバームー』という料理。串に刺さったイワシのミンチは、しょうがや味噌、ネギとともになめろう風に仕上げたものを炭火で焼いている。添えられているのは、レバーとフォアグラ、エシャロットや生クリームで作ったフレンチのレバームースだ。イワシのミンチ単体で食べればそれは和風の味であり、レバームースも軽やかな口当たりながらもフランス料理としての表情を見せる。しかし、レバームースの上にかけられている、塩昆布とレモンの粉末といっしょにレバームースをソースにしてイワシにつけて食べると、これが融合し、ジャンルレスなおいしさとなって、思わず笑みがこぼれてしまう。はやくも【デンクシフロリ】のスペシャリテとなった『ピジョンえび』。ハトのだしで食べる手打ちのパスタも、ソースを入れて味変してほしい店の名物になりつつある『ピジョン 海老』もおもしろい。フランスから仕入れている鳩は、胸肉、もも肉、ささみ、それぞれの部位に分けて味噌やみりん、にんにくなどでマリネし、炭火焼きに。ここに、醤油と酒の漬け地につけたボタンエビをあわせて串に打ち、さらに炭火でさっと炙る。鳩の味噌漬けは【フロリレージュ】でも過去に登場したメニューだそうだが、ここに和風の海老をあわせるのは2人のアイデアだ。鳩と海老という組み合わせは、フレンチでは昔から登場する山海の組み合わせだそうだが、ここに和の調味料を大胆に使った。添えたソースはネギソースと鳩の内臓のソース。焼き方や食材の組み合わせはフレンチの手法を用い、さらに和の味わいやフレンチのソースをアクセントにすることで、いろんな世界が広がる。ひと串のなかで繰り広げられる料理の小宇宙。これは、もはや"ガストロ・串・キュイジーヌ"と名前をつけたくなるほどだ。添えのスープパスタも秀逸だ。卵を練りこんだ手打ちパスタが、シンプルな鳩のスープに入っている。さっぱりとしつつも旨みを感じるのは、ここに和のだしが隠し味で入っているからだろう。まずは、そのままでいただけば、澄んだスープが体に染み入る。さらにネギソースを加えると一気に塩ラーメンのような表情になり、さらに内臓のソースを加えると、パンチのきいた別の麺となってまた違う味になる。これまた様々な味変がエンドレスループとなって止まらない。シックなのに、リラックスできる秘密『プリン煎茶のクリーム』しっかりと苦味もあるキャラメルに、密度の濃い王道プリン。上には煎茶を煮出した生クリームをあわ立てて。クリームのほろにがさと、キャラメルの苦味が大人の味わい「とにかく、楽しんでほしい」という2人のシェフの思いが込められた料理は、どの料理も、新しい発見があって、そしておいしい。さらに新しいのに、どこか馴染みのある味わいも感じて、懐かしさすら感じるのが心地よい。デザートの『プリン煎茶クリーム』は、まさに子どもの頃大好きだった、プリンを思い出す味。けれど、ここに、人生経験を積んだ大人にむけてほろりとした苦味をひとさじ加えているのがニクい。しっかりと焦がしたキャラメルをまといみっしりとつまっていながら、なめらかなプリンは、煎茶を煮出したクリームをあわ立てた生クリームをあわせることで、ひと味違う洗練された味になっている。【フロリレージュ】を彷彿とさせる、劇場型のダイニング洗練と心地良さのバランス。それは、オープンキッチンを囲む、劇場型カウンターからも感じられる。ダウンライトが落ち着いた雰囲気を醸し出しているダイニングは、人々が思い思いに楽しみながら、談笑し、リラックスして食事を楽しむ心地よさがある。目の前で炭火焼きされる食材や、ごはんが炊き上がる様子は、次の料理への期待にゲストは胸を高鳴らせ、自然と一体感が生まれる。「僕たちもこの店を心から楽しんでつくっています。来てくださる方にも、楽しかった、美味しかったといってもらえたらそれが本望。こうした幸せって世界中の人たち共通のものだと思うんです。ゆくゆくは海外にも【デンクシフロリ】を出したいですね」。と川手さんと長谷川さんは顔を見合わせて笑う。おいしいを繋ぐ"串”が生み出す幸せの輪は、将来、世界に広がっていくに違いない。2人のシェフのこれからの挑戦にも目が離せない。【デンクシフロリ】店舗情報電話: 03-6427-2788住所:東京都渋谷区神宮前5-46-7 B1A GEMS青山CROSS営業時間:17:00019:30、20:00023:30の二部制定休日:月曜コース料金:9,800円0※最新の営業時間に関しましては、直接お店にお問い合わせください撮影/石井宏明(人物)、岡本祐介(料理・店内)
2020年11月27日2020年9月〜11月に再演が決定しているミュージカル『刀剣乱舞』〜幕末天狼傳〜。この頃には新型コロナウイルス感染も収まっているといいなあと願いながら、2016年の初演版を配信(dアニメストア、DMM.comで配信)で観た(若干ネタバレがあることをご了承ください)。はじまりは元治元年、京都、池田屋事件。近藤勇(郷本直也)、土方歳三(高木トモユキ)、沖田総司(栩原楽人)が大暴れ。その途中で沖田が血を吐いて倒れてしまう。史実では沖田は結核で亡くなるが、歴史修正主義者たちは沖田を生きながらえさせようと目論んでいるらしい。それを阻むべく編成された刀剣男士・第一部隊のメンバーは、沖田総司の打刀である加州清光(佐藤流司)、同じく沖田の打刀・大和守安定(鳥越裕貴)、土方の刀・和泉守兼定(有澤樟太郎)、土方の脇差・堀川国広(小越勇輝)、近藤勇の剛刀・長曽祢虎徹(伊万里有)、偽物と言われる長曽祢虎徹に対してホンモノの蜂須賀虎徹(高橋健介)の6振り。蜂須賀虎徹以外は新選組ゆかりの刀剣男士であるが、主(声:演出家の茅野イサム)はややアウェーな蜂須賀虎徹を隊長に任命する。その采配にはどんな狙いがあるのか……。大階段を使って刀剣乱舞する男子たち。長い刀がぶつからないように華麗に俊敏に踊ることには神経使うだろうなあと思っていつも観ているのだが、目下、ヒトとヒトとの距離を適切にとらないといけない状況下、剣先がぶつからない距離間っていいかもと不謹慎ながら思ってしまった。○■新選組を軸に展開する物語前作「阿津賀志山異聞」では義経と弁慶の主従関係と主と刀の「主従」関係とが重なって描かれていた。今回の「幕末天狼傳」では新選組の「同志」関係に光が当たる。新選組結成前の近藤、土方、沖田が部活(さながら剣道部)の仲間のように軽口をたたきつつ相手を深く思っている感じが素敵で、やがて共に京都に出て新選組を結成、京都守護にあたり、新政府軍と戦い続ける。彼らが愛用した刀たちも新選組の仲間たちと同じように飲んで歌って踊って……と仲が良い。みんなで歌う「かっぽれ」が愉快。一緒に死線をくぐり抜けて来たからこその関係性である。とすると、戦に出たことがなく飾られていた蜂須賀虎徹だけがその阿吽の呼吸に入っていけない。宴会でジョッキ一気飲みしてみる蜂須賀虎徹。意外な顔を見せ、次第に打ち解けていくか……と思わせつつ、蜂須賀虎徹の想いは根深くて……。新選組と刀剣男士の同志関係という並行した2本の軸を横軸とすると、歌にもある「選ばれぬ者」という軸が縦軸となると考えられる。蜂須賀虎徹は戦いに選ばれなかった刀であり、選ばれたのは偽刀と言われる長曽祢虎徹のほうである。蜂須賀虎徹は最初「なぜ偽物と組まないといけないのか」と嫌味を言うなど、長曽祢虎徹から距離をとってきた。自分がホンモノであると矜持を示しつつ、長曽祢虎徹にどこか引け目を感じている。また、大和守安定は加州清光と同じ沖田の打刀であったにもかかわらず、沖田の最期の死闘のとき選んでもらえなかったことをずっと残念に思っていた。沖田に想いが募る大和守安定は、新選組に潜入しようとする。そんなことをしたら歴史に抵触するのではと皆が反対するが、蜂須賀虎徹は隊長として許可する。蜂須賀虎徹と大和守安定、選ばれなかった者同士、ここで何かが繋がっているような気配が……。なんといっても、「選」という漢字に着目したところがニクイ。「選ばれるもの」と「選ばれないもの」そのふたつが人生には必ずといっていいほどある。刀自体が時代に選ばれなかったものである。「刀剣男士」は時代の進化に選ばれなかった刀の物語で、武器としての「役割」(このワードもよく出てくる)を終えた刀の喪失感が根底にあり、彼らがどんなに強く暴れていても拭えない悲哀となって立ち上って見える。とりわけ「幕末天狼傳」では、新選組のありし日のキラキラした青春の思い出が描かれ、近藤、土方、沖田がほんとうに仲良さそうなものだから、その悲劇的最期と、それを見つめる刀剣男士たちの眼差しが胸を打つ。○■個性豊かな刀剣男士が活躍哀しい宿命を彼らは歌うけれど、セリフでは互いに交わし合うことはあまりない。新選組の仲間たちは互いにわかりあっているのだけれど、言葉でなんでも伝えるのではなく、心で伝えるところがあって、からかったりもするけれど心のなかではすごく相手を思いやっている。そこがまたツボ。そういう言葉にしない美学を最も引き受けているのが長曽祢虎徹である。蜂須賀虎徹はそこに自分が求めても得られない強さの根源を見る。タイトルにある「天狼」は冬に最も大きく輝いて見える天狼星(シリウス)のこと。長曽祢虎徹は最初から最後までどこか孤独な狼のような強さを放ち続ける。クライマックス、白い照明の使い方がすこぶる効果的だった。長曽祢虎徹と近藤の絶叫芝居は圧巻。近藤の抑制しつつ力強い芝居は場を引き締めた。堂々たる長曽祢虎徹。華麗な外観に震える心をのぞかせたり、どこかとぼけた面も見せたりする蜂須賀虎徹(一気飲みはほんとうに重労働と思う)。単身、新選組に潜入し、でもばれてはいけないので沖田と口がきけないもどかしさがまるで「人魚姫」みたいな大和守安定。この3振りが「幕末天狼傳」では活躍する。今回は新選組の話だから「阿津賀志山異聞」ではややアウェーだった加州清光がメインにくるかと思いきや、今回も加州清光は傍観者的なところがある。ただ、彼の飄々とした明るさと、軽やかな動きが芝居を牽引していく。終盤、同じ沖田の刀同士の大和守安定と加州清光が並ぶシーンがあって、さりげないそこにグッとくる。和泉守兼定と堀川国広の活躍の場が若干少ない印象があるが、彼らは彼らでコンビとなってポイントポイントで引き締める。宝塚の男役のような見た目と発声とでドーンと構えた和泉守兼定に、「これでも僕、脇差ですから」と巧みにサポートする姿が宝塚の娘役のような堀川国広。ふたりが並ぶと大変麗しい。○■続きが気になる演劇の形第1部は2時間10分。密度の濃いものを見せてもらった後、第2部(40分)のライブは刀剣男士たちがまず、洋装で登場。ダンサブルなナンバーを歌い踊る。加州清光はライブのときのほうがリーダーっぽさを発揮している気がする(今回のミッションではリーダーでないとはいえ)。鍛錬を怠った者がかっこいいセリフを言う「禊」と呼ばれる罰ゲーム的なコーナーで会場をほぐした後、芝居の余韻を今一度蘇らせるような楽曲の数々。蜂須賀虎徹と長曽祢虎徹のデュエットがまたまた胸を締め付けた。6振りが客席に下りて、観客を煽りながら「KEY MAN」を歌ったあと、太鼓演奏の「漢道」。「阿津賀志山異聞」に続いて歴史パートの俳優たちは太鼓をやらないといけないから大変だなぁと思う。でも太鼓はやっぱり良いのである。お腹の底まで響く。太鼓とダンスと殺陣で劇場は熱狂のるつぼに。どの楽曲も良いので配信で見ていても体がついつい動いてしまう。やっぱり劇場に行きたい!今回も次回予告があり、次回のメンバーが発表された。連載漫画のような、連ドラのような、続きが気になる演劇って楽しいし、配信でも沼落ちすると思う。
2020年04月26日女優の傳谷英里香が5日、東京・渋谷のHMV&BOOKS SHIBUYAで最新写真集『sol』(発売中 2,500円税抜 集英社刊)の発売記念イベントを行った。アイドルグループ・ベイビーレイズJAPANのリーダーとして人気を博し、昨年8月の同グループ解散後は女優として活躍している傳谷英里香。そんな彼女の2冊目となる同写真集は、初めての水着姿や下着姿を披露した貴重なカットを多数収録。今年7月に訪れたスペインの地で撮影が行われ、ベイビーレイズJAPAN時代の清楚なイメージを保ちながら、妖艶な水着姿や下着姿を披露するなど、意欲に充ちた1冊となっている。傳谷は「写真集発売は考えていなかったので、驚きとうれしさがあります」と話し、「タイトルには"分岐点"という意味と、新しい"傳谷英里香"の始まりということで"始まり"という意味を込めたかったんです。太陽は全ての始まりですから、スタートの象徴なので『sol』にしました」とタイトルに込めた思いを解説。お気に入りの写真はホテルの一室でワンピースを少しずつ脱ぎながら撮影したカットといい、「今回の作品は"太陽"や"光"というイメージがあり、作品の見どころとして陰と陽がしっかり出ていると思うんです。このカットは太陽に反して影の部分があり、撮影の時も光がキレイだったのでこの写真を選ばせてもらいました」と紹介した。初めて挑んだ水着や下着姿のカットが収められている同写真集の反応は「友人たちは凄く喜んでくれて、『買ったよ!』という連絡が来ました。家族には複雑な思いがあったりしますが、キレイに撮ってもらえたと喜んでいます」と好評だという。ベイビーレイズJAPANの解散から1年が経過。「あっという間でしたね。こんなに時間が過ぎるのは早いんだ、と思いましたし、色んなお仕事をさせてもらって、これから1人でやっていくんだとある種の覚悟もついてきました」と自覚も十分で「この写真集のタイトルの意味のように、多くの方を照らせるように仕事を頑張っていきたいです。お芝居が心から大好きなので、少しずつ色んな作品に携われるように頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。
2019年10月06日元ベイビーレイズJAPANで女優の傳谷英里香が、1日発売の雑誌『週刊プレイボーイ』(集英社)28号の表紙と巻頭グラビアに登場している。ベイビーレイズJAPANが昨年9月に解散後、ソロ活動の幅を広げている傳谷。7月6日よりテレビ朝日(毎週土曜26:30~)、7月7月よりABCテレビ(毎週日曜23:35~)でスタートするドラマ『ランウェイ24』で連ドラ初出演を果たすほか、体感型ミュージカル『Fumiko』(8月15日~東京芸術劇場シアターウエスト)で初主演を務める。1日発売の『週刊プレイボーイ』では、表紙に「彼女の水着姿は週プレだけ」「魅力的すぎ! オトナのでんちゃん」とあるとおり、弾ける笑顔がトレードマークの傳谷が大人の魅力を凝縮した水着姿を披露。また、週プレnetでは、100点を超える未公開カットやスペシャルムービーが公開される。
2019年07月01日ジャムホームメイド(JAM HOME MADE)と、山梨・印伝の老舗「印傳屋」がコラボレーションした革小物シリーズから、新作が登場。2018年10月27日(土)から発売される。鹿革に漆(うるし)で模様を描く山梨の伝統技法“印伝”を、400年以上にも渡って継承してきた「印傳屋」。ジャムホームメイドでは、そんな「印傳屋」としばしば商品開発を行い、シーズン毎にそのバリエーションを増やしてきた。今回のコラボレーションでは、「印傳屋」のウォレットをベースに、ジャムホームメイドのウォレットの定番“ハトメ”を融合させた、人気シリーズの新作が登場。“将棋のバン”をイメージしたジャムホームメイドのオリジナルギンガムチェックと、レザー全体にパンチングをあしらったかのように見える“パンチング柄”の全2種類のユニセックスデザインを用意する。展開されるのは、日本の伝統を感じさせる“がま口”を採用したミディアムウォレットや、“束入れ”をベースにしたデザインで、抜群の収納性を誇るロングウォレット、手の中に納まるコンパクトサイズで、小銭入れにも最適なアクセサリーケースの全3型。使い込むほどに馴染む鹿革素材で、その経年変化を楽しむことができる。なおアイレットの裏側に輝くブラックダイヤモンドは、好みで誕生石に交換することも可能。オリジナリティを加えて、より一層愛着の湧くウォレットに仕上げてみてはいかが。【詳細】ジャムホームメイド×印傳屋の新作レザーグッズ発売日:2018年10月27日(土)取扱店舗:ジャムホームメイド東京店(TEL:03-3478-7113)、ジャムホームメイドオンラインショップ、ジャムホームメイドZOZOTOWNショップアイテム:・×印傳屋 GAMASATSU(ミディアムウォレット) 25,000円・× 印傳屋 TABAIRE(ロングウォレット) 38,000円・× 印傳屋 ACCESSORY CASE(アクセサリーケース) 9,000円
2018年10月27日アイドルグループ・ベイビーレイズJAPANの元・メンバーでタレントの傳谷(でんや)英里香が23日、都内で行われたオンラインゲームサービス・G123.jpの発表会に出席した。CTWが提供するスマートフォン向けのオンラインゲームプラットフォーム「G123.jp」は、10月23日を「G123の日」と定め、それを記念したキャンペーンを実施。元ベイビーレイズJAPANの傳谷英里香が天龍源一郎とともにアンバサダーに就任し、キャンペーン動画などに出演している。秋らしい衣装姿で登場した傳谷は、アンバサダー就任に「お父さんやお兄ちゃんがゲームをしますし、私も小さい頃からよくやっていたので、ゲームには馴染みがあります。こうしてお仕事をいただいて本当にうれしく思っています」と笑顔。すでにWEB上などで公開されているキャンペーン動画については「色んな役柄を演じさせていただいております。ぜひ皆さんに見ていただけたらと思います」とアピールし、「大きな画面で見るのは恥ずかしいですが、お寿司屋さんやコスプレ、キレキャラにぶりっ子もありますよ。一番最初のナチュラルな感じがやりやすかったです」と振り返った。傳谷は、9月24日に行ったベイビーレイズJAPANの解散ライブ以来、初めて公の場に登場。「自分の言葉で発信できる場があって感謝しています」と話し、「好奇心が人より多いので何でもやりたいんですが、お芝居を積極的にやっていけたらと思っています。事務所の先輩である新垣結衣さんはもちろんですが、特定の方というよりは、色んなジャンルのお芝居ができる女優さんになりたいと思います」と今後の抱負を語った。さらに「グループの時はバランスがあって、自分を全面に出せませんでした。みんなそれぞれの道に行った今、自分らしくマイペースで行けたらと思っています」とソロとして自覚も十分。また、ソロになってスタッフから恋愛も解禁と言われたそうで、恋愛についての質問が飛ぶと「ちゃんとスタッフさんが安心できる誠実で真面目な方とお付き合いできればと思います」と回答。理想のタイプについては「真っ直ぐな人ですかね。嘘とか嫌いなので、純粋で真っ直ぐな方がいいなと思います」と条件をあげていた。
2018年10月24日世界中が注目するレストラン・アワード「The World’s 50 Best Restaurants2018」会場となったのは、スペイン北部にあるバスクの地方都市・ビルバオにあるエウスカルドゥナ・センター。そこには受賞シェフやジャーナリストなど、過去最大の人数が集まりました。会場入り口。多くのジャーナリストたちであふれていますビルバオの象徴、「グッゲンハイム美術館」今年で16回目を迎える「世界のベストレストラン50」とは、イギリスの雑誌『レストラン』が主催のレストラン・アワード。全世界26か国の、ジャーナリスト、フーディ、シェフ1080人が投票者。一人10票投票する権利があり、投票できるレストランは18カ月以内に訪れたところのみ。かつ、4票以上は投票者の住んでいる国以外のレストランを投票しなければならないルールになっています。その年の影響力のあるレストランがオンリストし、飲食店のトレンドなどが読み取れるため、料理人のみならず食にかかわる関係者やフーディたちからの注目度は近年ますます大きくなっています。授賞式の模様はさながらアカデミー賞のよう!!そんな2018年「世界のベストレストラン50」で日本勢がどこまで順位を上げられるか、2017年NO.1に輝いた【イレブン マジソンパーク】の二冠なるか、注目を集めるなか、受賞式が始まりました。日本勢は【傳】、【NARISAWA】、【龍吟】の3軒がランクイン日本勢でトップに輝いたのは、東京・外苑前にある【傳】で17位にランクイン。昨年の45位から大きく順位を上げ、さらには昨年から最も飛躍を遂げたお店に贈られる「ハイエスト・クライマー」にも選出されました。17位【傳】。今年は「アジアのベストレストラン50」でも2位に輝くなど飛躍の年ほかにも、22位にはフレンチの【NARISAWA】(昨年18位)、41位には2016年の32位から2017年52位と50圏外になった日本料理【龍吟】がリエントリー。世界の50位以内に日本勢が3軒入賞するという快挙です。22位【NARISAWA】41位【龍吟】世界1位に輝いたのは【オステリア フランチェスカーナ】。一昨年の覇者が1位に返り咲き!世界一に輝いたのは、一昨年1位だったマッシモ・ボットゥーラが手がける【オステリア フランチェスカーナ】。再び1位に返り咲きました。1位【オステリア フランチェスカーナ】マッシモ・ボットゥーラシェフは、グッゲンハイム美術館での"ART&FOOD"イベントにも登壇。スーパーの廃棄される食材を利用して貧困者に無料で食事を提供する、無料レストラン【レフェットリオ】をパリとナポリに開店するなど、その活動にも注目が集まっています。見事1位を獲得した【オステリア フランチェスカーナ】のマッシモ・ボットゥーラ受賞後のシェフたちマッシモシェフの受賞コメントは下記の通り。心からの熱い想いがあふれていました。「一位という賞をまずモデナのとフィレンツェの私の店のチームに贈りたい。パリの【レフェットリオ】の皆はこの授賞式の前に”我々はあなたとともに!”というメッセージを送ってくれた。本当にすばらしいことです。皆が一緒になればなにかを成し遂げることができる。私はこのスポットライトをここにいる皆に当てたい。シェフという仕事は“レシピ”を作るだけではなく世界を変えることができる。皆が一緒になれば、我々は変化をもたらす大きな声をあげることができる。そこのあなたも、ジャーナリストも、この部屋にいるすべての人が一緒になれば、世界を変えることができるのです。私たちはやりとげた!」アフターパーティーの会場となった競技場ベスト50に最多で入った国は7軒のスペイン。次いでアメリカの6軒、3番目は5軒のフランスでした。日本からは3軒。2018年「世界のベストレストラン50」の順位は以下の通り。「世界のベストレストラン50」ランキング1位【Osteria Francescana】モデナ イタリア2位【El Celler De Can Roca】ギロナ スペイン3位【Mirazur】マントン フランス4位【Eleven Madison Park】ニューヨーク 米国5位【Gaggan】バンコク タイ6位【Central】リマ ペルー7位【Maido】リマ ペルー8位【Arpège】パリ フランス9位【Mugaritz】サン・セバスチャン スペイン10位【Asador Etxebarri】アクスペ スペイン11位【Quintonil】メキシコシティー メキシコ12位【Blue Hill At Stone Barns】ポカンティコ・ヒルズ 米国13位【Pujol】メキシコシティー メキシコ14位【Steirereck】ウィーン オーストリア15位【White Rabbit】モスクワ ロシア16位【Piazza Duomo】アルバ イタリア17位【Den】東京 日本18位【Disfrutar】バルセロナ スペイン19位【Geranium】コペンハーゲン デンマーク20位【Attica】メルボルン オーストラリア21位【Alain Ducasse Au Plaza Athénée】パリ フランス22位【Narisawa】東京 日本23位【Le Calandre】ルバーノ イタリア24位【Ultraviolet By Paul Pairet)上海 中国25位【Cosme】ニューヨーク 米国26位【Le Bernardin】ニューヨーク 米国27位【Boragó】サンティアゴ チリ28位【Odette】シンガポール29位【Alléno Paris Au Pavillon Ledoyen】パリ フランス30位【D.O.M.】サンパウロ ブラジル31位【Arzak】サン・セバスチャン スペイン32位【Tickets】バルセロナ スペイン33位【The Clove Club】ロンドン イギリス34位【Alinea】シカゴ 米国35位【Maaemo】オスロ ノルウェー36位【Relae】コペンハーゲン デンマーク37位【Restaurant Tim Raue】ベルリン ドイツ38位【Lyle’s】ロンドン イギリス39位【Astrid Y Gastón】リマ ペルー40位【Septime】パリ フランス41位【Nihonryori Ryugin】東京 日本42位【The Ledbury】ロンドン イギリス43位【Azurmendi】ララベツ スペイン44位【Mikla】イスタンブール トルコ45位【Dinner By Heston Blumenthal】ロンドン イギリス46位【Saison】サンフランシスコ 米国47位【Schloss Schauenstein】フュルステナウ スイス48位【Hiša Franko】コバリド スロベニア49位【Nahm】バンコク タイ50位【The Test Kitchen】ケープタウン 南アフリカ見事17位に輝いた【傳】の長谷川シェフのインタビューは、ヒトサラ「シェフズテーブル」にて近日公開予定です!
2018年06月21日ひときわ目をひく美しい大きな山門の「傳通院」文京区の閑静な住宅街・小石川でひときわ目をひく美しい大きな山門があります。1415年の開山から約200年後に家康の生母である於大の方がこの寺を菩提寺としたことから、その法名「傳通院殿蓉誉光岳智光大禅定尼」にちなんで傳通院と呼ばれるようになりました。政略結婚により家康を産んだ於大の方ですが、その後またもや政治力により離縁され、再婚を余儀なくされます。ですが、終生家康を案じたとされ、その恩を忘れなかった家康は於大の方をとても大事にしたそう。そんな女性の悲劇を今に伝える傳通院には、文豪・佐藤春夫や、柴田錬三郎などの墓もあり、歴女だけでなく、文学ガールなどの参拝が絶えません。春には桜が美しいので、散歩がてらに立ち寄るのもおすすめです。永井荷風がノートルダム寺院と重ねた美しい本堂と山門本堂は戦争で消失しましたが、1988年に昔の姿そのままに再建立されました。その姿の美しさは、永井荷風がエッセイでパリのノートルダム寺院に例えたとも言われています。また、夏目漱石も小説「こころ」で伝通院を描いています。春には桜が美しい境内には、大晦日のみに参拝客がつくことのできる大鐘も。江戸幕府から続く歴史が感じられる名所徳川家ゆかりの方々だけでなく、文豪佐藤春夫や、柴田錬三郎も眠っています。そしてこの地は、のちの新撰組のメンバーとなった沖田総司、近藤勇、土方歳三などが集い、浪士隊を結成した場所としても知られています。歴女ならずとも、イケメン好きには興味の尽きないお寺です。取材・文/伊集院尚子スポット情報スポット名:傳通院住所:東京都文京区小石川3-14-6電話番号:03-3814-3701
2017年01月07日ハンバーガーレストラン「シェイク シャック(Shake Shack)」が、日本料理店「傳」とコラボレーションで、バーガー「デン シャック(DEN Shack)」を発表。2016年11月3日(木・祝)、東京・外苑いちょう並木店にて、1日だけ、数量限定で販売する。価格は930円(+税)。ミシュランガイド東京2016にて1つ星を獲得した東京神保町の「傳(伝,Den)」とのコラボレーションは、シェイク シャックの日本上陸から1周年を記念したもの。「デン シャック」は、ジューシーなアンガスビーフ100%のパティの上にアップルウッドでスモークしたベーコンをのせ、きゅうり マリネをトッピング。そしてポテトバンズではさんだ。たっぷりの特製ソースは、バーガー全種類に使用しているシャックソースに、卵黄やみりん、酒などと共に練った「傳」の赤味噌を合わせ、香りのよい山椒の粒を混ぜ込んでいる。甘みとコクのあるソースだ。肉汁とスモーキーなベーコンと絡んでまろやかな味わいに。そして鼻に抜ける山椒の香りと、甘酸っぱいキュウリが爽やかなアクセントをプラスしてくれる。【詳細】シェイク シャック 外苑いちょう並木店住所:東京都港区北青山2-1-15TEL:03-6455-5409DEN Shack(デン シャック)価格:930円(税抜)販売日時:2016年11月3日(木・祝)11:00a.m.~10:00p.m. ※なくなり次第終了
2016年10月28日日本橋三越本店は、5月10日まで、日本の暮らし美、暮らし文化を深堀りする同店5階リビングフロアのギャラリー ライフ マイニングで、京都の料亭、和久傳(わくでん)のもてなしの心を紹介する期間限定イベント「和久傳のしごとと遊び」を開催している。会場では和久傳がこれまで料亭として培ってきた「しごと」や、郷土への想いを通じて和久傳の顧客と共に共有してきた「遊び」が、和久傳が提供する料理のほか、和雑貨、陶磁器等を通じて表現される。和久傳の「しごと」を表現するスペースでは、和久傳の「日本料理を通し、受け継いで来た食と文化のすばらしさを伝えていきたい」という同店の想いの下、今回初めて披露される紫野和久傳の新商品料亭のだし「和醤」や、おもたせとして同店で人気を誇る、れんこん菓子「西湖」、京都の炊きもの「和煮(なごみに)」、季節の羊羹「笹ほたる」などが紹介されている。「遊び」のスペースでは、元首相で陶芸家としても知られる細川護煕による箸置きや花入れが展示、販売されているほか、染織史家で「染司よしおか」五代目当主の吉岡幸雄は、和久傳の夏の室礼を演出するテーブルファブリックやストールを提案。また、京都に店を構える「てっさい堂」からは豆皿や猪口、「門出和紙」は手書き季節絵入りの葉書、レターセット、「土楽」(「土」の字には「、」が入る)からは土鍋や器などが紹介される。尚、4月22日(午後2時から午後4時まで)には、吉岡幸雄による「日本の色」についてのトークショーが同店新館9階カルチャーサロンで開催される。(先着30名、会費無料、予約問い合わせ:三越日本橋本店ギャラリー ライフ マイニング 03-3274-8935)
2016年04月20日日本橋三越本店は、5月10日まで、日本の暮らし美、暮らし文化を深堀りする同店5階リビングフロアのギャラリー ライフ マイニングで、京都の料亭、和久傳(わくでん)のもてなしの心を紹介する期間限定イベント「和久傳のしごとと遊び」を開催している。会場では和久傳がこれまで料亭として培ってきた「しごと」や、郷土への想いを通じて和久傳の顧客と共に共有してきた「遊び」が、和久傳が提供する料理のほか、和雑貨、陶磁器等を通じて表現される。和久傳の「しごと」を表現するスペースでは、和久傳の「日本料理を通し、受け継いで来た食と文化のすばらしさを伝えていきたい」という同店の想いの下、今回初めて披露される紫野和久傳の新商品料亭のだし「和醤」や、おもたせとして同店で人気を誇る、れんこん菓子「西湖」、京都の炊きもの「和煮(なごみに)」、季節の羊羹「笹ほたる」などが紹介されている。「遊び」のスペースでは、元首相で陶芸家としても知られる細川護煕による箸置きや花入れが展示、販売されているほか、染織史家で「染司よしおか」五代目当主の吉岡幸雄は、和久傳の夏の室礼を演出するテーブルファブリックやストールを提案。また、京都に店を構える「てっさい堂」からは豆皿や猪口、「門出和紙」は手書き季節絵入りの葉書、レターセット、「土楽」(「土」の字には「、」が入る)からは土鍋や器などが紹介される。尚、4月22日(午後2時から午後4時まで)には、吉岡幸雄による「日本の色」についてのトークショーが同店新館9階カルチャーサロンで開催される。(先着30名、会費無料、予約問い合わせ:三越日本橋本店ギャラリー ライフ マイニング 03-3274-8935)
2016年04月18日9月4日、本多劇場で『幕末太陽傳』が開幕した。元となるのは1957年、川島雄三監督によってつくられた名作映画『幕末太陽傳』。落語「居残り佐平次」を軸に、ある遊郭を舞台にした物語が展開する喜劇だ。劇中のエピソードも「三枚起請」や「品川心中」など落語の演目からとられたもの。今回、この作品が初めて舞台化されることとなった。演出を手掛けるのは江本純子。そして主人公の佐平次を演じるのは青木崇高だ。舞台『幕末太陽傳』チケット情報劇場に入り幕が上がると、ステージ上はたくさんの衣装やら小道具やらで埋め尽くされている。その間を人々がバタバタと通り抜ける。隅にひょいっと青木が登場したかと思うと、着替えが始まる。ざわざわした楽しさに心を奪われていると、そこはいつしか江戸の遊郭に――。具体的な美術はほとんどなく、いくつもの段差によって空間が区切られ、シーンによってそれらはくるくると様々な場所に変化する。同じシーンでもしゃべっている者が周りの者に運ばれたり、はたまた自分で回転したりして、舞台でありながらそこに“カット割り”が生まれる。舞台全体を覆うにぎやかさに引っ張られて、観客は気が付けば物語の中に入り込んでゆく。青木演じる佐平次は、時間が経つにつれてどんどん軽やかに、伸びやかになる。適当なことを言って相手を丸め込んでは、どんなトラブルもなんとか解決してしまう佐平次を青木はじつに魅力的に演じている。連続テレビ小説「ちりとてちん」で落語家を演じてブレイクした、もともと落語にゆかりの深い彼だからこそこの軽さが出せるのだろう。また、女郎おそめを田畑智子が、もうひとりの女郎こはるをMEGUMIが演じるが、ともに佐平次にぞっこんになり、いがみあう二人のバランスが絶妙で、観ていて気持ちいい。ほかにも小林且弥や矢田悠裕ら若手実力派もそれぞれ活躍している。今作はやはり全員がざわざわと動き回るその空気が大きな魅力のひとつであり、そこをいくつもの役柄で盛り上げた加藤啓の存在がとりわけ印象に残る。時代が大きく変化するなか、飄々と駆け抜ける佐平次の行く末は、そしてこのにぎやかさの行きつく先は……。映画ならではの魅力に満ち溢れた原作をステージに乗せた結果現れたのは、舞台でしか表せない楽しさが詰まった作品だ。公演は9月13日(日)まで東京・本多劇場にて。チケット発売中。取材・文/釣木文恵
2015年09月07日