私は20代のころからコンタクトレンズを使っていたこともあり、眼科ではドライアイの傾向を指摘されていました。医師からは1日8時間以上はコンタクトレンズを使い続けないようにと注意も。でも、ドライアイという名前から勝手に目が乾くだけだろうと判断して、それほど深刻に考えていませんでした。そして50代になり、目の疲れと充血が気になり眼科を受診すると予想外の診断がされて……。眼鏡をメンテしているのに、なぜ目が疲れる?50歳を過ぎたころ、夕方になると目が疲れて、目を開けているのもつらく感じることが増えました。私はもともと視力が悪く、同じころ老眼の症状も出てきたので、目が疲れても当然だと考えていました。ですが、今までに経験したことのないような疲れ方だったのです。もちろん定期的に眼鏡は作り替えて、きちんと視力が出るように調整しています。それなのに目が疲れるので不安でしたが、それを打ち消すように私は年齢のせいだと考えました。そのため、特に何か対処をすることはなく、半ば諦め気味に我慢をしていました。また、ホットタオルを目に当てると疲れ目のときは気持ち良いと家族に教えてもらいましたが、タオルを温めるのが面倒であまり実行しませんでした。1年ほど我慢をしているうちに、目が充血していることに気が付きました。痛くもかゆくもなかったため、それから1週間様子を見ましたが充血は良くなりません。そこで、私は20代から40代にかけてずっとコンタクトレンズをしていたこともあり、目の中に傷が付いていたら困ると思い、久しぶりに眼科に行ったのです。自分でも意外な結果!ドライアイと診断眼科では最初に視力などを計り、次に涙の量を計る検査を受けました。最後に目の中の様子を診てもらったところ、私は涙の量がかなり少ないドライアイで、目を保護する涙が足りないため、目の表面に炎症が起きて傷が付いているとの診断でした。このとき私に処方されたのは、涙の質を改善して分泌を促す目的、菌の増殖を抑える目的、炎症を抑える目的の3種類の目薬でした。これを1日4回使うことになったのです。私は50代になる前に、目の健康を考えてコンタクトレンズから眼鏡に替えていたし、目が乾いているという実感はありませんでした。だから自分はドライアイとは無縁だと考えていました。私がなんとかしたかったのは目の疲れと充血だったので、自分がドライアイだという診断は意外でした。 診療後、私は医師に言われるがまま、毎月眼科に通院するようにしました。ドライアイを治療することで、自分の目の不調が本当に改善するのか疑問でしたが、私の目には他にトラブルは見つかりませんでした。それなら少しでも目の不調を改善するために、医師の言うことを聞いてドライアイを治療しようと思ったのです。目薬で不調が改善!私の目は乾いていた!眼科で処方される目薬を言われた通りに使っていれば、目立った症状は出ずに普通に生活することができるようになりました。夕方になっても疲れ目で困ることはなく、目が充血して不安になることもありません。ドライアイの治療をすることで、私の目の不調は本当に改善しました。不調が改善して、初めて自分の目は乾いて大変な状態だったのだと実感できたのです。私は通院も1日4回の目薬も面倒でした。そこで自分でしのごうと考えた方法が、市販の目薬の代用や目の周りのマッサージです。でも、自己流のケアではすぐに目が疲れるし、充血もするので不安になってしまいました。今の私にはただ涙を補うだけではダメで、処方された目薬を使って菌を抑えたり、炎症を防ぐ必要があるのだと実感しています。通院や目薬が面倒なことは今も変わりませんが、これからも自分の目を使って生活するためには必要なひと手間だと考えるようにしています。それに毎回の診察で目の中までしっかりと検査してもらえるので、毎月悪い病気にはなっていないとわかって安心です。おかげで中高年と言われる年齢になっても、目に関しては心配がありません。まとめドライアイは小さなことだと思っていましたが、きちんと治療をすると目がラクになり、生活が快適になりました。 治療は面倒なことも多いですが、自分の目のためのひと手間を惜しんでいては、快適な生活を送れない年齢になったのだと自覚できました。また、自己流のケアではうまくいかなかったことで、今では困ったときは専門家に頼ろうと考えるようになりました。 私の年齢ではドライアイだけでなく、他にも不調が出てくると思いますが、専門家の手を借りながら自分へのケアをおこない、人生の最後まで快適な生活を送っていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/ゆみこ(55歳)20年以上専業主婦をしており、成人した娘が2人。5年ほど前から、体のお悩みがいろいろと出て来るようになったが、自分なりにうまくやり過ごしている。
2024年04月11日加齢とともに感じる症状の中で、割と自覚しやすかったのが目の症状でした。新聞や本を読むときに、遠ざけたり近づけたりしてピントを合わせようとし、「まさか私って老眼?」とショックを受けた経験があります。もちろん老眼だけではなく、加齢による目の症状はさまざまあります。私の体験した目の症状を紹介します。小さい文字を見ていると頭が痛い!私が41歳で転職したときのことです。初めての仕事で緊張もするし、とにかく書類の見方と処理の仕方を覚えねばと必死でした。初めて見る書類の文字はとても小さく見づらかったけれど、「数をたくさんこなせば覚えられるはず!」と、若いころと同じ感覚で頑張っていました。ところが、最初の数枚は余裕で見えていたのに、数を重ねていくごとに文字がぼやけて見えるようになり、だんだん頭が痛くなってきました。30代のうちはどんなに小さな文字の書類を見ても、ぼやけたり、頭痛が起きたりすることなんてなかったのに……。「ハッ! まさかこれって加齢によるものなの?」。初めて目のことで年齢を意識し、なんとも言えないショックを受けました。こすってないのに目が真っ赤!また、書類をパソコンに入力して初めて仕事が完了するので、転職したての私はとにかく数をこなして覚えていかねばと頑張っていました。小さな文字を見てパソコンにひたすら入力する毎日。加齢は関係なく目が疲れる生活を送っていましたが、2週間たったころの朝、ふと鏡を見ると「何? 右目がめちゃくちゃ真っ赤! 白いところがない! コワイコワイ!」。でも痛かったりかゆかったりしないので、結膜炎ではなさそうだと思い、眼科にも行かずそのまま出勤しました。私の隣の席の同世代の女性に充血した目を指摘されて言われたのが、「私も同じように充血したよ。3日くらいで治まったから疲れから来るものだろうけど、若いころはならなかったから年のせいかも」と。人に言われると余計ショック! たしかに若いころ充血したのは、かゆくてこすったりしたときやコンタクトレンズが合わなくて結膜炎になったときくらいだった……と加齢のせいであることを否定もできず。とりあえず隣の席の彼女と無理はしないようにしようと慰め合いました。まつげをちょっと触っただけなのに!私は自慢ではありませんが、まつげが長くて多いほうです。若いころは黒いマスカラをつけると濃くなり過ぎるので、カラーマスカラを付けてメイクを楽しんでいました。ビューラーでまつげを上げてマスカラを付け、帰ったらポイントメイク落としでマスカラを落とす。考えてみればだいぶまつげを酷使してたのですが、あまり抜けることもなく、豊かなまつげをキープしていました。ところが40歳を過ぎたころから、まつげの抜ける量が明らかに増えてきました。20代のころみたいにマスカラを付けたりしていないのに……。しかも仕事で目を酷使した日は、お風呂で湯船に浸かりながらちょっとまつげを触っただけで一気に5本はまつげが抜けちゃう! 鏡をよく見たら、若いときよりまつげが明らかに減っていることに気付きました!加齢による衰えがまつげにも来るのかと本当にショックでした。今も湯船でついまつげを触ってしまい、抜けるまつげの数にどんよりした気持ちになっています。まとめ以上が私が体験した加齢による目の症状の一部です。年齢を重ねると、若いころと同じように行動しただけで、思ってもみない不調が現れたりするのかと複雑な気持ちです。しかし、若いころには考えてもみなかった「自分を大切にいたわること」について考えるようになりました。まずは目を酷使し過ぎないように、スマホやパソコンを使うときはきちんと休憩を挟むこと、何よりきちんと眠って目をしっかり休めることを意識し始めました。加齢による症状は長く生きてきた証なんだと前向きに割り切って、これからは自分を大切に過ごしていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/hereher(45歳)中学2年生と小学3年生の男子がいるお酒と歌を愛する母ちゃん。健康診断で指摘された数値が気になり、近ごろお酒は控えめに。将来元気なおばあちゃんになるため、移動はなるべく歩くよう心がけている。
2024年03月02日寝不足やお酒の飲み過ぎなどの理由がないのに目が充血することがあり、困っていました。コンタクトレンズも使っていないしアレルギーもないので、どうして目が赤くなるのか理由がわかりませんでした。会社に行くと同僚に「目が赤いね」と心配されるほど、朝から充血した目になっていることがよくあったのです。周囲の人に生活が乱れているように思われるのが恥ずかしくて、目が充血する原因を突き止めようと行動した体験談です。生活が乱れていると思われそうな目の充血学生時代は深夜ラジオを聞きながら夜更かしするのが大好きでした。睡眠時間が足りないのは日常で、当然、授業中に居眠りしてしまうことも……。でも、寝不足で目が充血することもなく、特に目の問題に直面せずに社会人になりました。20代のときには飲み会で最終電車を逃し、友人と割り勘でタクシーで帰るなんてことも年に何度かありましたが、翌朝も充血した目で出社することなく、普通に1日仕事ができました。しかし、40代後半になって特に思い当たる理由はないのに目が充血することが増えたのです。私は視力に問題はないので、コンタクトレンズも使用していません。特にアレルギーがあることもなく、大きな環境の変化があったわけでもないので、目が赤くなる理由がわかりませんでした。充血とともにかゆみがあるのであれば結膜炎を疑い眼科へ行きますが、かゆみはなく、ただ目が赤くなるだけ。異物感やかゆみがないので不快さはありませんでしたが、周囲の人に「飲み過ぎ? 寝不足? 目が赤いよ」と目の充血を指摘されるので、気になるようになりました。社会人として不規則な生活をしていると思われるのは嫌だったのです。老眼でも目の病気でもないのになぜ?当時、同年代の友人たちの多くは既に老眼鏡を使っていると聞いていました。私は普段の生活で特に不自由を感じていたわけではありませんが、年齢的に老眼鏡を使ったほうが目に負担がかからず良いのかもしれないと思い、眼鏡屋さんに行ってみることに。眼鏡屋さんにはお試しの老眼鏡が置いてあって、実際に小さな文字を読んでその使用感を試すことができるようになっていました。お試し老眼鏡を使ってみると、なんと文字がぶれて老眼鏡なしのときより見にくい……。老眼鏡を外して見たら、ずっとクリアに見えるのです。店員さんにその結果を伝えると、「まだ老眼鏡が必要になるほど老眼が進んでいないということですね」とのこと。目の充血は老眼に関係したものではないようでした。毎年の健康診断で視力検査と眼底検査をしていますが、視力はほとんど変わらず安定していますし、眼底検査でも何も問題は見つかりません。ますます目が赤くなる原因がわからなくなってしまいました。痛みやかゆみもなく、目の病気になっているわけではないので眼科に行く理由がなく、どうしようかと考えて近所のドラッグストアに行ってみようと思いました。お店の薬剤師さんに相談することを考えたのです。加齢による涙の減少が目の充血に関係ドラッグストアの薬剤師さんに、視力検査や眼底検査の結果に問題がないのに目の充血が気になると伝えたところ、加齢の影響かもしれないと言われました。眼鏡屋さんで試してみて老眼鏡の必要性は感じなかったと言うと、老眼そのものよりも加齢により涙の量が減ってくることで目が乾きやすくなり、ちょっとしたことで目が充血しやすくなるとのこと。パソコンやスマホなどの画面を長時間見ることも目の乾きを加速させるので、充血しやすくなるそうです。たしかに私は仕事でパソコンを使うことが多いので、加齢で目が乾きやすくなっている上に、さらに負担がかかっているのかもしれないと思いました。薬剤師さんが勧めてくれたのは、塩酸テトラヒドロゾリンやナファゾリン塩酸塩を含む目薬の使用でした。両成分は目の充血に対して即効性があり、充血が素早く取り除け、澄んだ白目を取り戻すことができるそうです。実際に購入して使ってみると薬剤師さんの言うとおり! 充血した白目がすぐに白くなりました。そして、ビタミンも目に良いので、毎日の食生活でビタミン不足にならないようにとのアドバイスもいただきました。薬剤師さんのアドバイスに従い実践薬剤師さんのおかげで目の充血を素早く取り除ける目薬を知ることができたので、仕事に行くときにはバッグに常備するようにしています。お客様を訪問する前には鏡を見て、目が赤いなと思ったときには目薬を使って澄んだ瞳を取り戻します。また、加齢により涙が減って目が乾きやすくなっていくということを聞き、普段の生活での目の使い方を気を付けようと思いました。例えばパソコンを使用するときは、1時間使用したら画面から視線を外して目を休めるようにしました。集中して仕事をしていると、気付かないうちに2時間、3時間とパソコンに向かっていることがあるので、意識的に目を休めることで疲れ目も減ったように思います。また、目の健康を維持していくために、食生活でもビタミンが含まれている食品を積極的にとるように心がけています。まとめ毎日の生活の中で目を使わない日はありません。私は特に仕事でパソコンを使う時間が長いですし、読書や手芸、映画鑑賞といった目を使う趣味を楽しんでいます。薬剤師さんに教えていただいた目の充血に有効な目薬の存在はもちろん大きいですが、根本的な目の健康のために助言いただいたビタミンの摂取に心がけ、パソコンの使用時間についても長くなるときは休憩を入れるようにしています。これからさらに年齢を重ねていっても、長く好きな趣味を楽しめるように、今後も毎年の視力検査と眼底検査を欠かさず、大切な目に大きな問題が起こらないように気を付けていきます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/ST(53歳)更年期と戦いながら外資系企業で働く営業ウーマン。若い子に置いて行かれないように必死で頑張るも、年齢のせいか最近は物覚えの悪さに拍車がかかり、厳しい毎日。家族は夫と猫1匹。
2024年02月03日40代に入ってから、ソフトコンタクトレンズを装着するときも外すときも、目にレンズが張り付いて時間がかかるように。事前に目薬を点眼しないと装着できない、外せない状況で、外した後は目が充血していることも増えて悩んでいました。そんなある日、突然目に痛みを感じて眼科を受診すると驚きの診断をされて……。★関連記事:目の奥に痛みが走り、激しい頭痛と吐き気も。ひどい眼精疲労だと思ったら「急性緑内障発作」の疑いが!突然、「パチッ」と感じた目の痛み目の乾燥や充血に悩み、眼科を受診。医師に「ドライアイの症状で目が傷ついています」と言われてから、ドライアイの目薬を使って目が乾かないように気を付けるように。そして、コンタクトレンズを装着する機会を極力減らすために毎日眼鏡をかけて、かつ、まばたきを増やしたり、目の周りをマッサージしたりして過ごしていました。それでも、パソコンやスマホの画面を見る時間が増えると、目の奥のほうからじわっと疲れを感じて目にホットタオルを当てて休ませないとつらいということが何度かありました。夜はスマホの画面の明るさを必ずナイトモードに設定して、夜寝る前にスマホを見ることは避けていました。しかし先日、お風呂に入ろうとしていたとき、右目に「パチッ」という痛みを感じ、鏡を見ると白目の片側下の部分が充血。それから数時間たっても目の違和感が消えず、いつもの充血とは違うなとすぐにわかりました。目を閉じると軽い痛みがあります。ドライアイの目薬をさしてみると少し症状は落ち着きましたが、一晩たっても充血は治りませんでした。眼科を受診すると上強膜炎と診断十分な睡眠を取っても充血は治らず、痛みはなくなっても目がゴロゴロする不快感が続いていたので、眼科に行きました。診断結果は、上強膜炎(じょうきょうまくえん)。抗炎症ステロイドの点眼液「フルオロメトロン0.1%」を1日に数回点眼するよう指示がありました。初めて聞く診断名にびっくりして、思わず医師に「どんな病気ですか? 」と聞いてしまいました。医師によると、白目のことを強膜、強膜の表面を上強膜と呼び、そこに起きる炎症を上強膜炎というそうです。目薬はドライアイ用と併用しても構わないとのことでした。診察が終わってから改めて上強膜炎について調べてみると、原因不明な場合が多く再発性のある疾患だとわかりました。また、白目の炎症を起こす部位によっては「強膜炎(きょうまくえん)」と言われ、「上強膜炎」よりも症状が強く、視力低下などにつながることもあるようでした。その日からスマホの画面はあまり見ないようにして、目薬の点眼を忘れないように。点眼を始めて3週間ほどたったころ、少しずつ薄くなってきていた充血がきれいになくなりました。スマホを見過ぎると、白目が充血すっかり充血が治まりきれいになると、今まで我慢していたスマホを使いたくなり、空き時間を見つけてはSNSやブログで話題の記事や商品を検索。また、ゲームもし始めて、画面を見続けてしまうことに。そして、数日たったころ鏡を見ると、右目の白目の部位が再び赤く充血していました。痛みはなかったのですが目がショボショボして、まぶたをギュッと閉じたくなるような不快感があったので、点眼液をさして早めに就寝。翌朝は充血が治まっており、不快感もなくホッとしました。それからは不要なスマホの使用は控えるようにしていましたが、少しの時間でもパソコンやスマホを使用すると充血してしまうのです。再発しているのではないかと心配になり、再度眼科を受診することにしました。診察の結果、再発はしていないとのことでひと安心。医師には「眼鏡の度数が少し強いので、パソコンやスマホ使用時用に弱い度数の眼鏡があると目が疲れにくく、充血しにくくなる」と言われました。そういえば使用中の眼鏡は、車の運転のために度を強めていたことを思い出し、改めて眼鏡を作ることにしました。まとめドライアイや目の疲れを感じながらもスマホの画面を長々と見続けてしまったせいで初めて聞く病気になってしまいました。今回、痛みや充血の症状が出て上強膜炎になったことで、目を大切にしなくてはと言いながらケアができていなかったことを思い知らされました。今後は心を入れ替えて、スマホとの付き合い方を変えて、眼鏡の度数を見直す、疲れがなくても目を温める、照明に注意するなど、目のために改善できることを1つずつおこなっていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/ゆみか(45歳)小学生2人の母。高齢の義両親を介護する日々、自分の時間も充実させたい。隙間時間に、カフェや本屋さんへ行くのが好き。
2023年04月10日加齢とともに感じる症状の中で、割と自覚しやすかったのが目の症状でした。新聞や本を読むときに、遠ざけたり近づけたりしてピントを合わせようとし、「まさか私って老眼?」とショックを受けた経験がある人は多いのではないでしょうか? もちろん老眼だけではなく、加齢による目の症状はさまざま。今回は私の体験したものを少しですがご紹介します。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】小さい文字を見ていると頭が痛い!私が41歳で転職したときのことです。初めての仕事で緊張もするし、とにかく書類の見方と処理の仕方を覚えねばと必死でした。初めて見る書類の文字はとても小さく見づらかったけれど、「数をたくさんこなせば覚えられるはず!」と、若いころと同じ感覚で頑張っていました。ところが、最初の数枚は余裕で見えていたのに、数を重ねていくごとに文字がぼやけて見えるようになり、だんだん頭が痛くなってきました。30代のうちはどんなに小さな文字の書類を見ても、ぼやけたり、頭痛が起きたりすることなんてなかったのに……。「ハッ! まさかこれって加齢によるものなの?」。初めて目のことで年齢を意識し、なんとも言えないショックを受けました。こすってないのに目が真っ赤!また、書類をパソコンに入力して初めて仕事が完了するので、転職したての私はとにかく数をこなして覚えていかねばと頑張っていました。小さな文字を見てパソコンにひたすら入力する毎日。加齢は関係なく目が疲れる生活を送っていましたが、2週間たったころの朝、ふと鏡を見ると「何? 右目がめちゃくちゃ真っ赤! 白いところがない! コワイコワイ!」。でも痛かったりかゆかったりしないので、結膜炎ではなさそうだと思い、眼科にも行かずそのまま出勤しました。私の隣の席の同世代の女性に充血した目を指摘されて言われたのが、「私も同じように充血したよ。3日くらいで治まったから疲れから来るものだろうけど、若いころはならなかったから年のせいかも」と。人に言われると余計ショック! たしかに若いころ充血したのは、かゆくてこすったりしたときやコンタクトレンズが合わなくて結膜炎になったときくらいだった……と加齢のせいであることを否定もできず。とりあえず隣の席の彼女と無理はしないようにしようと慰め合いました。まつげをちょっと触っただけなのに!私は自慢ではありませんが、まつげが長くて多いほうです。若いころは黒いマスカラをつけると濃くなり過ぎるので、カラーマスカラを付けてメイクを楽しんでいました。ビューラーでまつげを上げてマスカラを付け、帰ったらポイントメイク落としでマスカラを落とす。考えてみればだいぶまつげを酷使してたのですが、あまり抜けることもなく、豊かなまつげをキープしていました。ところが40歳を過ぎたころから、まつげの抜ける量が明らかに増えてきました。20代のころみたいにマスカラを付けたりしていないのに……。しかも仕事で目を酷使した日は、お風呂で湯船に浸かりながらちょっとまつげを触っただけで一気に5本はまつげが抜けちゃう! 鏡をよく見たら、若いときよりまつげが明らかに減っていることに気付きました!加齢による衰えがまつげにも来るのかと本当にショックでした。今も湯船でついまつげを触ってしまい、抜けるまつげの数にどんよりした気持ちになっています。まとめ以上が私が体験した加齢による目の症状の一部です。年齢を重ねると、若いころと同じように行動しただけで、思ってもみない不調が現れたりするのかと複雑な気持ちです。しかし、若いころには考えてもみなかった「自分を大切にいたわること」について考えるようになりました。まずは目を酷使し過ぎないように、スマホやパソコンを使うときはきちんと休憩を挟むこと、何よりきちんと眠って目をしっかり休めることを意識し始めました。加齢による症状は長く生きてきた証なんだと前向きに割り切って、これからは自分を大切に過ごしていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/hereher(45歳)中学2年生と小学3年生の男子がいるお酒と歌を愛する母ちゃん。健康診断で指摘された数値が気になり、近ごろお酒は控えめに。将来元気なおばあちゃんになるため、移動はなるべく歩くよう心がけている。
2022年09月20日ライオン株式会社(代表取締役社長・掬川 正純)は、目の充血をすばやくとって、健康的で澄んだ白目にする目薬『スマイルホワイティエ』を防腐剤無添加組成に改良した、『スマイルホワイティエ n』を2021年9月下旬より全国で新発売いたします。スマイルホワイティエ n1. 発売の狙い2016年9月に発売した『スマイルホワイティエ』は、目の充血を取りたいときに使うと、すばやく澄んだ白目になる目薬として、20~40代の女性を中心にお使いいただいております。特に結婚式など多くの人と接する時や就職活動の面接時のように対面で人と接する時などによくお使いいただいております。また、最近ではマスクの着用が定番となり、人と接する時も目元しか見えない状態であることが多いため、目の充血を取りたいというニーズがより一層高まっています。『スマイルホワイティエ』をお使いいただいているお客様の中心世代である20~40代の女性は、添加物などが入っていないものを好む傾向があり、「目薬については防腐剤無添加のものを選びたい」という声が多いことがわかりました(2019年10月 n=1,000、当社調べ)。そこで、この度、『スマイルホワイティエ』を防腐剤無添加組成に改良した『スマイルホワイティエ n』を新発売いたします。これにより、現在9割以上が防腐剤無添加である『スマイル』シリーズの無添加率が100%にまた一歩近づいた形となりました。『スマイル』は、今後も角膜ケアやドライアイ(目の乾き)、防腐剤無添加技術の研究を通して、目の疲れや乾き、充血などの不快症状に悩む方に新たな提案をしてまいります。2. 発売日・地域 2021年9月 全国※この商品は薬局・薬店でお買い求めになれます。3. 商品名・容量・価格商品名 :スマイルホワイティエ n(第2類医薬品)容量 :15mL希望小売価格(コ):800円※上記希望小売価格は税抜き価格です。4. 商品特長(1)すばやく充血を除去して澄んだ白目を実現する「即効 白目クリア処方」充血除去成分の塩酸テトラヒドロゾリンと、その働きをサポートするグリチルリチン酸二カリウム(抗炎症成分)、クロルフェニラミンマレイン酸塩(かゆみ抑制成分)を配合しています。(2)疲れた目に効く代謝力促進成分配合ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)とタウリンが、目に栄養を補給し、新陳代謝を促進します。(3)5つの有効成分すべてを基準内最大量*配合*一般用眼科用薬製造販売承認基準の最大量配合承認基準とは、厚生労働省が承認事務の効率化を図るために定めた医薬品の範囲のこと。(4)防腐剤無添加ベンザルコニウム塩化物などの防腐剤を配合せず、目薬の緩衝剤等として従来から使われている成分の組み合わせにより、目薬の防腐効果を実現する独自技術を採用しています。防腐剤入りの目薬と同様に日持ちします。5. 有効成分〈100mL中〉塩酸テトラヒドロゾリン(充血除去成分)0.05gグリチルリチン酸二カリウム(抗炎症成分)0.25gクロルフェニラミンマレイン酸塩(かゆみ抑制成分)0.03gピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)(新陳代謝促進成分)0.1gタウリン(新陳代謝促進成分)1g6. 効能結膜充血、目の疲れ、眼病予防(水泳のあと、ほこりや汗が目に入ったときなど)、紫外線その他の光線による眼炎(雪目など)、眼瞼炎(まぶたのただれ)、目のかゆみ、目のかすみ(目やにの多いときなど)、ハードコンタクトレンズを装着しているときの不快感7. 用法・用量1日3~6回、1回1~3滴を点眼してください。『スマイル』ブランドサイト <消費者の方> お客様センター 0120-813-7523 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月27日40代に入ってから、ソフトコンタクトレンズを装着するときも外すときも、目にコンタクトレンズが張り付いて、とても時間がかかるようになりました。市販の目の保湿を目的とした目薬を事前に点眼しないと、装着できない、外せない。 また、外したあとは目が充血していることも増えて悩んでいました。充血したときに眼科へ行ったら、医師から「ドライアイの症状で、目が傷ついています」とのこと。それ以来、ドライアイ専用の目薬を使うようになりました。突然、「パチッ」と感じた目の痛みドライアイの目薬を使って目が乾かないように気を付けるようになってからは、コンタクトレンズを装着する機会を極力減らすために毎日眼鏡をかけて、かつ、まばたきを増やしたり、目の周りをマッサージしたりして過ごしていました。それでも、パソコンやスマホの画面を見る時間が増えると、目の奥のほうからじわっと疲れを感じて目にホットタオルを当てて休ませないとつらいということが何度かありました。夜はスマホの画面の明るさを必ずナイトモードに設定して、夜寝る前にスマホを見ることは避けていました。しかし先日、お風呂に入ろうとしていたとき、右目に「パチッ」という痛みを感じ、鏡を見ると白目の片側下の部分が充血。それから数時間たっても目の違和感が消えず、いつもの充血とは違うなとすぐにわかりました。目を閉じると軽い痛みがあります。ドライアイの目薬をさしてみると少し症状は落ち着きましたが、一晩たっても充血は治りませんでした。眼科を受診すると上強膜炎と診断十分な睡眠をとっても充血は治らず、痛みはなくなっても目がゴロゴロする不快感が続いていたので、眼科に行きました。診断結果は、上強膜炎(じょうきょうまくえん)。抗炎症ステロイドの点眼液「フルオロメトロン0.1%」を1日に数回点眼するよう指示がありました。初めて聞く診断名にビックリして、思わず医師に「どんな病気ですか? 」と聞いてしまいました。医師によると、白目のことを強膜、強膜の表面を上強膜と呼び、そこに起きる炎症を上強膜炎というそうです。目薬はドライアイ用と併用しても構わないとのことでした。診察が終わってから改めて上強膜炎について調べてみると、原因不明な場合が多く再発性のある疾患だとわかりました。また、白目の炎症を起こす部位によっては「強膜炎(きょうまくえん)」と言われ、「上強膜炎」よりも症状が強く、視力低下などにつながることもあるようでした。その日からスマホの画面はあまり見ないようにして、目薬の点眼を忘れないように。点眼を始めて3週間ほどたったころ、少しずつ薄くなってきていた充血がきれいになくなりました。スマホを見過ぎると、白目が充血すっかり充血が治まりきれいになると、今まで我慢していたスマホを使いたくなり、空き時間を見つけてはSNSやブログで話題の記事や商品を検索。また、ゲームもし始めて、画面を見続けてしまうことに。そして、数日たったころ鏡を見ると、右目の白目の部位が再び赤く充血していました。痛みはなかったのですが目がショボショボして、まぶたをギュッと閉じたくなるような不快感があったので、点眼液をさして早めに就寝。翌朝は充血が治まっており、不快感もなくホッとしました。それからは不要なスマホの使用は控えるようにしていましたが、少しの時間でもパソコンやスマホを使用すると充血してしまうのです。再発しているのではないかと心配になり、再度眼科を受診することにしました。診察の結果、再発はしていないとのことでひと安心。医師には「眼鏡の度数が少し強いので、パソコンやスマホ使用時用に弱い度数の眼鏡があると目が疲れにくく、充血しにくくなる」と言われました。そういえば使用中の眼鏡は、車の運転のために度を強めていたことを思い出し、改めて眼鏡を作ることにしました。まとめドライアイや目の疲れを感じながらもスマホの画面を長々と見続けてしまったせいで初めて聞く病気になってしまいました。今回、痛みや充血の症状が出て上強膜炎になったことで、目を大切にしなくてはと言いながらケアができていなかったことを思い知らされました。今後は心を入れ替えて、スマホとの付き合い方を変えて、眼鏡の度数を見直す、疲れがなくても目を温める、照明に注意するなど、目のために改善できることを1つずつおこなっていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)著者/ゆみか(45歳)小学生2人の母。高齢の義両親を介護する日々、自分の時間も充実させたい。隙間時間に、カフェや本屋さんへ行くのが好き。
2021年08月01日寝不足やお酒の飲み過ぎなどの理由がないのに目が充血することがあり、困っていました。コンタクトレンズも使っていないしアレルギーもないので、どうして目が赤くなるのか理由がわかりませんでした。会社に行くと同僚に「目が赤いね」と心配されるほど、朝から充血した目になっていることがよくあったのです。周囲の人に生活が乱れているように思われるのが恥ずかしくて、目が充血する原因を突き止めようと行動した体験談です。生活が乱れていると思われそうな目の充血学生時代は深夜ラジオを聞きながら夜更かしするのが大好きでした。睡眠時間が足りないのは日常で、当然、授業中に居眠りしてしまうことも……。でも、寝不足で目が充血することもなく、特に目の問題に直面せずに社会人になりました。20代のときには飲み会で最終電車を逃し、友人と割り勘でタクシーで帰るなんてことも年に何度かありましたが、翌朝も充血した目で出社することなく、普通に1日仕事ができました。しかし、40代後半になって特に理由はないのに目が充血することが増えたのです。私は視力に問題はないので、コンタクトレンズも使用していません。特にアレルギーがあることもなく、大きな環境の変化があったわけでもないので、目が赤くなる理由がわかりませんでした。充血とともにかゆみがあるのであれば結膜炎を疑い眼科へ行きますが、かゆみはなく、ただ目が赤くなるだけ。異物感やかゆみがないので不快さはありませんでしたが、周囲の人に「飲み過ぎ? 寝不足? 目が赤いよ」と目の充血を指摘されるので、気になるようになりました。社会人として不規則な生活をしていると思われるのは嫌だったのです。老眼でも目の病気でもないのになぜ?当時、同年代の友人たちの多くは既に老眼鏡を使っていると聞いていました。私は普段の生活で特に不自由を感じていたわけではありませんが、年齢的に老眼鏡を使ったほうが目に負担がかからず良いのかもしれないと思い、眼鏡屋さんに行ってみることに。眼鏡屋さんにはお試しの老眼鏡が置いてあって、実際に小さな文字を読んでその使用感を試すことができるようになっていました。お試し老眼鏡を使ってみると、なんと文字がぶれて老眼鏡なしのときより見にくい……。老眼鏡を外して見たら、ずっとクリアに見えるのです。店員さんにその結果を伝えると、「まだ老眼鏡が必要になるほど老眼が進んでいないということですね」とのこと。目の充血は老眼に関係したものではないようでした。毎年の健康診断で視力検査と眼底検査をしていますが、視力はほとんど変わらず安定していますし、眼底検査でも何も問題は見つかりません。ますます目が赤くなる原因がわからなくなってしまいました。痛みやかゆみもなく、目の病気になっているわけではないので眼科に行く理由がなく、どうしようかと考えて近所のドラッグストアに行ってみようと思いました。お店の薬剤師さんに相談することを考えたのです。加齢による涙の減少が目の充血に関係ドラッグストアの薬剤師さんに、視力検査や眼底検査の結果に問題がないのに目の充血が気になると伝えたところ、加齢の影響かもしれないと言われました。眼鏡屋さんで試してみて老眼鏡の必要性は感じなかったと言うと、老眼そのものよりも加齢により涙の量が減ってくることで目が乾きやすくなり、ちょっとしたことで目が充血しやすくなるとのこと。パソコンやスマホなどの画面を長時間見ることも目の乾きを加速させるので、充血しやすくなるそうです。たしかに私は仕事でパソコンを使うことが多いので、加齢で目が乾きやすくなっている上に、さらに負担がかかっているのかもしれないと思いました。薬剤師さんがすすめてくれたのは、塩酸テトラヒドロゾリンやナファゾリン塩酸塩を含む目薬を使用してみることでした。両成分は目の充血に対して即効性があり、充血が素早く取り除け、澄んだ白目を取り戻すことができるそうです。実際に購入して使ってみると薬剤師さんの言うとおり! 充血した白目がすぐに白くなりました。そして、ビタミンも目に良いので、毎日の食生活でビタミン不足にならないようにとのアドバイスもいただきました。薬剤師さんのアドバイスに従い実践薬剤師さんのおかげで目の充血を素早く取り除ける目薬を知ることができたので、仕事に行くときにはバッグに常備するようにしています。お客様を訪問する前には鏡を見て、目が赤いなと思ったときには目薬を使って澄んだ瞳を取り戻します。また、加齢により涙が減って目が乾きやすくなっていくということを聞き、普段の生活での目の使い方を気を付けようと思いました。たとえばパソコンを使用するときは、1時間使用したら画面から視線を外して目を休めるようにしました。集中して仕事をしていると、気付かないうちに2時間、3時間とパソコンに向かっていることがあるので、意識的に目を休めることで疲れ目も減ったように思います。また、目の健康を維持していくために、食生活でもビタミンが含まれている食品を積極的に摂るように心がけています。まとめ毎日の生活の中で目を使わない日はありません。私は特に仕事でパソコンを使う時間が長いですし、読書や手芸、映画鑑賞といった目を使う趣味を楽しんでいます。薬剤師さんに教えていただいた目の充血に有効な目薬の存在はもちろん大きいですが、根本的な目の健康のために助言いただいたビタミンの摂取に心がけ、パソコンの使用時間についても長くなるときは休憩を入れるようにしています。これからさらに年齢を重ねていっても、長く好きな趣味を楽しめるように、今後も毎年の視力検査と眼底検査を欠かさず、大切な目に大きな問題が起こらないように気を付けていきます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年10月25日もうすぐ保育園や幼稚園、小学校でプールが始まります。水遊びや水泳の授業が始まるこれからの時期、特に気をつけたい感染症の一つが、「流行性角結膜炎」です。「はやり目」と呼ばれることも多いこの感染症、赤ちゃんでもかかることがあり、白目が真っ赤に充血したり、目やにや涙が出たりします。今回は、流行性角結膜炎の症状や治療法など、具体的に見ていきましょう。■流行性角結膜炎「2018年は夏も冬も大流行!」そもそも、流行性角結膜炎とはどんな感染症なのでしょうか?結膜炎は、ウイルス性結膜炎と細菌性結膜炎に分かれます。そのうち、ウイルス性結膜炎には原因となるウイルスが4つあり、流行性角結膜炎、咽頭結膜炎(通称:プール熱)、急性出血性結膜炎、ヘルペス性結膜炎となります。その中で、流行性角結膜炎はアデノウイルスによって引き起こされる感染症で、一年を通してかかることがあります。角膜はいわゆる「黒目」をおおう透明な膜のことで、結膜は上下まぶたの裏側と白目の表面をおおう半透明の膜のこと。この両方がウイルスに感染し、伝染性の角膜炎と結膜炎が合併するのが、流行性角結膜炎です。現在の流行状況を見てみましょう。国立感染症研究所によると、2019年4月29日から5月5日までの全国3000の医療機関1定点あたりの報告数が、流行性角結膜炎では0.23人と低い数字になっています。ただし、昨年5月には感染者数が急増。過去10年間と比較してもっとも多かったときもあり、その後も断続的に冬ごろまで流行が続きました。これからプールや水遊びも始まり、夏に向けて再びはやりやすくなるため、注意が必要といえそうです。■流行性角結膜炎「症状、潜伏期間、感染経路」流行性角結膜炎の症状はどういうものなのでしょうか?【症状】結膜が充血し、目やにや涙が大量に出ます。目の痛みをともなうことがあります。まぶたがはれたり、異物感があることもあります。症状が強い場合、結膜の表面に白い炎症性の膜(偽膜)ができることも。特に乳幼児は症状が出やすいようです。また、最初は片目だけに症状が出ていても、数日中にもう片方の目に症状が現れることがあります。症状のピークは、発症してから約1週間で、徐々に回復していきます。炎症が強い場合は、角膜(黒目)の表面に小さな濁りが残るケースも。濁りが消えるまで数カ月かかることもあります。【潜伏期間】潜伏期間は2日から14日です。【感染経路】プールの水、手指、タオルなどを介した接触感染、くしゃみやせきなどのしぶきによる飛まつ感染となります。■流行性角結膜炎「予防方法、対処法、プール・水遊びは?」流行性角結膜炎を防ぐためにはどうすればいいのでしょうか? また、実際に流行性角結膜炎にかかった場合の対応はどうすればいいのでしょうか?予防法や対処法、プール・水遊び、保育園や学校の登園(登校)基準も見ていきましょう。【予防方法】手洗いや、プール前後のシャワーがすすめられています。家族内感染、学校や保育園などでの集団感染を防ぐためにもタオルの共用は避けましょう。プール以外でも接触感染によって広がる可能性があるので、日頃から意識しておきましょう。【対処法】特効薬はないため、通常は炎症を抑え、細菌による二次感染を防ぐための目薬が処方されることが多いようです。また、目やにはハンカチではなく、使い捨てできるティッシュでふくのがいいでしょう。感染している子どもだけでなく、家族全員がこまめに手洗いをするのも大切です。【プール・水遊び】症状が完全になくなるまで控えましょう。【登校(登園)基準】医師が周囲への感染の恐れがないと判断するまで登校(登園)できません。感染力が強く、一度かかると手ごわい流行性角結膜炎。日ごろから手洗いはもちろん、家族であってもタオルは一人ずつ分けて使うように習慣づけておきたいですね。参考サイト: ・日本小児科学会「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」 ・日本眼科学会「ウイルス性結膜炎」 ・国立感染症研究所「感染症動向調査 週報」
2019年05月23日一般的に、カゼは数日間の発熱で改善しますが、それ以上続く場合はどうすればいいのでしょうか?小児で発熱が長く続く病気として、「川崎病」があります。あまり聞きなれない病名かと思いますが、高熱が出たりとカゼに似た症状をもつ病気です。川崎病とは一体どんな病気なのでしょうか。くわしく解説していきましょう。■川崎病とはどんな病気? 重い合併症も…まず、川崎病には以下の6つの診断基準があります。1. 5日以上続く発熱2. 両側の眼球結膜(白目の部分)の充血3. 唇が赤くなる、またはいちご舌(いちごのように赤くなりぶつぶつが出る)4. 発疹が出現5.四肢末端の変化(むくんではれたり、赤くなる6. 首のリンパ節のはれ[川崎病診断の手引き(厚生労働省川崎病研究班作成改訂5版)から一部抜粋、改変]発熱するだけではなく、目が赤くなったり、発疹がでてきたりと、だんだん症状が増えていき、6個の基準のうち5つ以上を満たせば川崎病という診断になります。上記の診断基準には含まれませんが、BCGを接種した部分が赤くはれることもあります。発症すると、熱が続いて体力を消耗しますし、首のリンパ節のはれが痛くて、首を横に向けることができなくなったり、赤くはれた唇が切れて痛み、食事がとりにくくもなります。ぐったり感が強く、だんだんとしんどさも増す病気です。この病気は約50年前に日本人の医師、川崎富作先生が発見したものですが、いまだに何が原因かははっきりしていません。ただ感染症とは異なるということはわかっていて、抗菌薬の効果はなく、体には「血管炎」とよばれる状態が起こっています。血管炎とは、全身の血管が炎症を起こしている状態。例えば、目の血管で炎症が起きると充血し、手の血管で炎症が起きると赤くなったりはれたりという具合です。この時、最も注意すべきことが心臓の血管です。心臓の血管で炎症が起きると、そこには冠動脈瘤(かんどうみゃくりゅう)というコブができてしまいます。すると、コブがあるところは血管がつまりやすく、子どもでも心筋梗塞が起こってしまうのです。そのため、昔は川崎病によって子どもが突然死することがしばしばありましたが、現在は治療法が確立し、そういうことはほとんどなくなりました。■川崎病の治療法「発熱から7日までに診断、治療開始」川崎病の治療には、どんな方法があるのでしょうか。治療の一番の目的は、心臓の合併症を起こさないことです。そのために、現在では免疫グロブリン大量療法という治療が行われています。これは、人の血液から取り出した免疫グロブリンというタンパク質を大量に点滴するというもので、うまくいけば投与から1日ほどで熱が下がります。すぐに下がらなくても、多くの場合は2回、3回と投与したり、ほかの治療を組み合わせることで解熱します。ここで一番重要なことは、熱が出てから7日までに治療を開始して、はやく熱を下げることです(※)。それ以上続くと、心臓の血管にコブができやすくなってしまうからです。川崎病は、5日以上続く発熱で診断されます。そのため、診断が出た時点ですでに約5日が経過しており、発熱してから5日~7日という短い期間に、免疫グロブリンを投与するかどうかを判断しなければいけません。子どもの場合、高熱がどれくらい続いているかはとても重要。長く続くようなら、こまめな受診で小児科医の判断を仰ぐ必要があります。受診の際、小児科医から「熱が続くようなら、再受診してくださいね」と言われたことはありませんか? 熱が下がらなければ病院に行くのは当たり前じゃないかと思われるかもしれません。実は「もし川崎病だったら…」を小児科医は想定して、受診の時期を逃さないように声がけをしているわけです(場合によっては熱が出て数日の段階で川崎病の説明をすることもあります)。最初は発熱のみでカゼと区別が難しい川崎病ですが、熱が続いて目が赤くなったり発疹が出てきたりして、症状がそろってくると区別できるようになってきます。■川崎病「診断がつきにくい“不全型”に要注意」注意すべきものとして、「不全型川崎病」について説明しましょう。本当は川崎病なのに、5日たってもいまいち症状がはっきりしないのが「不全型川崎病」です。例えば、熱が続いているのに、目と口が赤いだけで症状が5つ以上そろっていないなどのケースがあります。症状が5つ以上あれば誰がみても川崎病なので、これを見逃す小児科医はほとんどいません。しかし、症状がそろっていないとなると判断がつかず、診断がはっきりくだせないのです。前述のように、川崎病の治療は熱が出てから7日以内に治療を始める必要があるため、不全型の時は特に注意しなければなりません。症状がそろっていないために見過ごされ、治療が遅れて冠動脈瘤ができてしまうケースも。診断がはっきりせずに熱が続く場合は、繰り返しの受診が必要ですし、場合によってはクリニックをかえ、別の医師の診察を受けてもいいでしょう。一般的に、川崎病は4歳以下の小さい子どもに多い病気ということから、まれに小学校高学年や中学生で発症した場合、なかなか診断がつかないこともあります。小児科以外ではなじみが薄い病気ですので、診断がつかない時は一度、小児科に相談したほうがいいでしょう。■「熱が続いたら再受診を」小児科医の言葉に込められた意味川崎病には重い合併症も存在しますが、時期を逃さず診断して適切に治療すれば心配はありません。「熱が続いたら、もう一度受診を」子どもの発熱で受診した時、小児科医が毎回のように添える言葉の裏には、「川崎病による合併症を防ぎたい」といった強い思いも込められているのです。参考資料※: 『川崎病急性期治療のガイドライン平成24年改訂版』日本小児循環器学会 川崎病急性期治療のガイドライン作成委員会
2019年03月03日どれだけ完璧なメイクをしていても、白目が充血していたり濁っているようでは美しさから遠ざかってしまいます。理想は赤ちゃんのような青白さのある、透き通った美しい白目。そんな白目になるために、気を付けておきたいことと予防する方法をご紹介します。美しい白目になりたい出典:byBirthキレイで印象的な目元になりたいと思うばかりに、つい気合いが入るアイメイク。でもアイシャドウやマスカラ、アイラインなどでバッチリメイクできているはずなのに、なぜかパッとしないなんてことありませんか?いくらメイクを頑張ってもイマイチ映えないというのは、白目に問題があるかもしれません。白目が濁っていたり充血していると、疲れて見えたり老けて見られたりしてしまいます。せっかくキレイにメイクできたとしても、それでは意味がありませんよね。そこでその白目の濁りや充血の原因となることと、予防する方法をご紹介します。赤ちゃんのような青白さのある澄んだ瞳を手に入れて、魅力的な目元を目指しましょう。濁り&充血の原因スマホやパソコンの見過ぎ出典:byBirth仕事やプライベートになくてはならないスマホやパソコンも、1日に何時間も使い続けてしまうと目にとってはよくありません。長時間画面とにらめっこした状態が続くと、まばたきをする回数が減り目の乾きの原因となります。そうすると白目が充血してしまうことに。また最近よく聞くブルーライトによる影響も考えられます。紫外線の次に強い影響があると言われるブルーライトは、スマホやパソコンを使いすぎると自然と浴び続けることとなってしまいます。目だけではなく、自律神経にも悪影響を与えるので、体内時計が乱れたり、ホルモンバランスの乱れを引き起こしてしまうこともあり、目以外にもさまざまな不調の原因となるのです。寝不足出典:byBirth寝不足が続くと目が充血してしまった経験ってありませんか?白目の健康のために睡眠はとても大切。先ほどご紹介したブルーライトを寝る前に浴びているのも、睡眠不足の原因となるので注意しましょう。ベッドに入ってからでもスマホを見ることが習慣化していると、どんどん目に疲れが溜まっていってしまいます。白目を美しく保つためにも、寝る前は何も見ないで、ゆっくり目と体を休めることに集中するようにしましょう。紫外線出典:byBirth強い紫外線は目にとてもダメージを与えてしまいます。紫外線を浴びるとシミの原因となる活性酸素が活発に働き、白目が黄ばんでしまい、老けて見えてしまうことに。肌には日焼け止めを塗って対策をしても、目まではケアが行き届きにくい部分です。対策としては、特に夏場や屋外にいることが多い人はサングラスをするなどして、極力紫外線をカットすることを意識しましょう。コンタクトレンズ・カラコンの使用出典:byBirth目が悪い人にとって欠かせないコンタクトレンズ。またオシャレでカラコンを付けて楽しむこともありますよね。ただそんなコンタクトやカラコンも長時間使用していると、充血や濁りの原因となってしまうのです。裸眼よりも1枚膜が張っているような状態になっているので、通常より酸素が不足しやすくなってしまいます。特にカラコンの場合はレンズが着色されているので、より酸素が通りにくい構造となっているため、なおのこと気を付けて使うようにしましょう。またレンズそのものが汚れていたりキズが付いているのも、目にとってはよくありません。適切な使用時間とお手入れを徹底して使うようにしたいですね。メイク出典:byBirthまつ毛の生え際の内側にはマイボーム腺と呼ばれる部分があり、油膜を張って涙の蒸発を防いでくれる役割をしています。天然の美容液とも言われていますね。でもこのマイボーム腺が詰まってしまうと目が乾燥しやすくなったり、ものもらいなどのトラブルを引き起こしてしまうのです。マイボーム腺の詰まりを起こしてしまいやすいのがメイクによるもの。まつ毛の生え際にアイラインを引いたりアイシャドウの粉が付着したり、マスカラを根元からがっつり塗ってしまうとトラブルの原因になる可能性があります。そうならないためには内側ではなく外側に塗るようにして、マイボーム腺を詰まらせないように工夫をしましょう。クレンジングも丁寧に行い、常に目元は清潔に保っておくように心掛けたいものです。白目をキレイにする予防策は?目の健康にいい栄養素を摂る出典:byBirth目の健康には食生活から見直してみましょう。まずビタミン群は積極的に摂るようにしたい栄養素。レバーやうなぎなどに含まれるビタミンAやアーモンドに含まれるビタミンEは、抗酸化作用があると言われています。また眼精疲労などには、ビタミンBが疲労回復を促してくれます。そのほかには緑黄色野菜に含まれるルテイン、ブルーベリーに含まれるアントシアニンも良いとされています。これらの栄養素を意識して摂るようにすれば、健康的な美しい白目を目指すことができるでしょう。目薬を活用する出典:byBirth目の充血や濁りにはやっぱり目薬が効果的。疲れ目にも良いので、自分に合った目薬を持ち歩くようにしておくと良いでしょう。最近は白目をキレイにする効果のある目薬なども発売されているので、デートの前などのキレイに見せたい時に使うと良いかもしれませんね。フレッシュな澄んだ瞳に出典:byBirth白目が澄んでいると顔のトーンもアップして健康的な印象を与えます。フレッシュな雰囲気になるので、若く見られるなんてうれしいメリットも。メイクのテクニックを磨くことも大事ですが、まずは土台となる白目の健康状態をしっかりチェックして、美しい瞳を手に入れましょう!
2018年09月28日