4月3日に引退を発表した元競泳選手の入江陵介(34)が29日、東京・東急プラザハラカド原宿内「ジョー マローン ロンドン 原宿」のグランドオープングランドオープンフォトコールに参加した。緊張した面持ちで登場した入江は、ウエストを絞り、水泳で鍛えられた肩幅がいかされたジャケット姿を披露。会場に爽やかなオーラを放った。この日オープンした同所は、英国発のライフスタイルブランド「ジョー マローン ロンドン」が展開する世界最大規模の旗艦店。日本でも多くのファンを持つ「ジョー マローン ロンドン」の魅力と日本の先進的なデザイン性を融合させ、ほかにはない香りの発見と体験を楽しむことができる没入型のショップとなっており、同店限定デザインの商品やパーソナライゼーションサービスを提供する。オープニングフォトコールには、鈴鹿央士、桜井日奈子、恒松祐里、白濱亜嵐、飯島寛騎、トリンドル玲奈、蒔田彩珠、ヨンア、塩野瑛久、金子ノブアキ、岡本多緒が登場した。
2024年05月29日●時間に追われる生活から解放され「のびのびとしている」競泳の背泳ぎの第一人者として実に18年にもわたり日本代表として活躍してきた入江陵介が、引退会見を行ったのが2024年4月3日。その際に清々しさと悔しさをにじませていた入江に後日インタビューし、改めて今後のビジョンについて聞いた。今年3月22日に行われた代表選考会。入江は200メートル背泳ぎ決勝に出場したものの、惜しくもパリ五輪への切符を逃し現役引退を表明した。会見ではやり切った気持ちと、悔しさを滲ませていたが、その後、心境の変化はあったのだろうか――。入江は「現役のときは、朝練があったので、朝アラームをセットしていたのですが、いまはそれがないので、とても清々しい朝ですね」と笑い、「いまはまだルーティンとなるような仕事が決まっているわけではないので、とてもゆったりとした時間を過ごしています。これまでできなかったこと、例えば夜ご飯に行ったり、お酒を飲んだり……。現役時代はどうしても練習が頭にあり、時間に追われているような生活だったので、少しのびのびとしています」とリフレッシュした生活で、現役時代の疲れを癒しているという。引退を表明してから「水に浸かっていない」という入江。しかもこれまで行ってきた筋トレも休止し、一旦体もリセットしたという。それでも現役時代と同じような筋肉質の体型を保っている。「まだトレーニングは再開していないのですが、食事は結構気をつけています。あまり太らないように……と言われているので(笑)」。入江が日本代表に選ばれたのが16歳のとき。18年間という長い年月をトップアスリートとして過ごした。2012年ロンドン五輪では男子200メートル背泳ぎ、男子400メートルメドレーリレーで銀メダル、男子100メートル背泳ぎで銅メダルを獲得するなど、4度の五輪に出場。今年開催されるパリ五輪への出場を目指したが、残念ながら出場は叶わなかった。入江は「パリ五輪で引退するという目標があったので、少し早まってしまった部分はありますが、元々パリのあとにやりたいと思い描いていたことがあったので、いまは少し前倒しになったと考えています」と現在の状況を説明し、「来年大学院に行くとか、ベースとして会社に残るとか、やってみたいメディアの仕事に向けていろいろな話をしているところです」と語る。○「選手に寄り添って思いを伝えていければ」 理想のキャスター像は松田丈志メディアの仕事という部分では「小さいときの夢がアナウンサーだったんです」と述べ、「将来的にはスポーツキャスターのような仕事もやってみたいという夢は持っていました。でもやりたいと思ってもできる仕事ではないので、まずは自分自身がしっかりと競技に向き合って、結果を残さなければ……という思いは強かったです」と現役時代から漠然とした思いはあったという。水泳は言わずもがな、ほかのスポーツにも興味があるという入江。「スポーツって各競技に物語があって、観戦するのが好きなんです。いままではやっぱり水泳がメインでしたが、これからはいろいろなスポーツを観て、その魅力を知ってもらいたいという思いが強いです。僕はラグビー選手の友達が多くて、元日本代表の福岡堅樹さんなども仲良くて、この間もご飯に行ったりしたのですが、アスリートならではの悩みやしんどいことというのは共有しやすいので、選手に寄り添って思いを伝えていければと思っています」。理想のキャスター像は、競泳の先輩である松田丈志。「とても仲良くさせていただいているのですが、JOCや日本水泳連盟の仕事はもちろん、メディアの仕事もされていて、とても多方面で活躍されている。僕も松田さんのような存在になれればなと目標にしています」。●バラエティも「オファーをいただければチャレンジはしたい」もう一つ、18年間代表として過ごしてきた日本競泳界への思いも強い。「自分に何ができるかというのはまだ分からないのですが……」と前置きしつつ「自分が練習メニューを作るなどのコーチ業は多分やらないと思いますが、試合に向かうモチベーションや、自分の失敗談、成功談を伝えることはできるので、それがメディアを通してキャスター的な仕事になるのか、小さい子への水泳教室などになるのかは分かりませんが、いろいろなことはしていきたいです」と何かしらの形で水泳界に恩返しすることを誓っていた。会見ではバラエティ番組などへの興味も語っていたが、入江は「ほどほどに」と笑うと「タレントとしては絶対やっていけないと思いますし、僕はスポーツ専門にやってきた人間なので、オファーをいただければチャレンジはしたいと思いますが、そちらに重心を置くということはないですね」とあくまで軸は水泳を含めたスポーツだという。パリ五輪には、現役時代に切磋琢磨した選手たちをはじめ入江にとってもなじみの深い選手たちが参加する。「これまでオリンピックをゆっくりと観戦したことがないので、まずいろいろなスポーツを観たいです。水泳はもちろんいろいろなスポーツの魅力を知り、競技を行っている選手を知り、メダルを獲得したならば、一緒に喜びたいです」。入江自身「これからがセカンドキャリアのスタート」と位置づけている現在。作り上げていく未来については「正直すごく不安もあります」と率直な胸の内を明かすが、一方で「いままでやったことないことにチャレンジできると思うので、好きだと思うことはもちろんですが、苦手だと思うことも積極的にやることで、なにか新しいことが見えてくるかもしれない。懸命に努力することで、人の心は動かせると思うので、いまはいろいろなことに挑戦してしっかりと頑張っていきたいです」と意気込みを語っていた。■入江陵介1990年1月24日生まれ、大阪府出身。イトマン東進所属。高校1年時、高校総体200m背泳ぎで優勝をして以来、数多くの記録を打ち立て、日本競泳界を代表する選手として活躍。2012年、ロンドン五輪で銀メダルを含む3つのメダルを獲得。2016年、第92回日本選手権の200m背泳ぎにおいて史上初の10連覇を達成した。2021年、東京五輪に出場し、4大会連続五輪出場を果たした。競泳日本選手団の主将も務めた。今年4月3日に会見を開き、引退を発表した。衣装:ZEGNA
2024年05月25日4月28日深夜放送のバラエティー番組『深夜のハチミツ!! Bee the top』(フジテレビ系)で、5年ぶりに地上波出演を果たしたカラテカの入江慎也(47)。あらゆる人脈を駆使して“元芸能人”を探す企画「元芸能人を見つけたい!!」で、お笑いコンビ・生ファラオが入江の会社事務所を訪問した。’20年に設立した清掃会社「ピカピカ」の社長を務め、現在は13人の社員を抱える入江。芸人時代に比べて「年商で言うと今の方がいい」と明かし、全国に29店舗のフランチャイズを展開するなど好調のようだ。いっぽう「芸人に戻りたい?」と問われると、「『戻りたくない』っていうのは嘘になるというか。もちろん未練はありますけど、今は会社を大きくすることが自分の目標だし、やることかなと思ってます」とコメントしていた。’14年末に特殊詐欺グループが催した忘年会の仲介役を務めたとして、’19年6月に吉本興業から契約解消された入江。以降は芸能界を離れ、清掃の道をひたむきに歩んできた。「入江さんは清掃会社に1年間従事した後に、現在の会社を立ち上げました。芸人時代に築いた人脈を活かし、知人の飲食店や後輩芸人の自宅などの清掃も任されてきたといいます。入江さんは昨年2月にメディアのインタビューで『年商5000万円』と語っており、会社の規模を大きくする目標を掲げていました。従業員の生活を守る責任を果たすだけでなく、“清掃業界のイメージを変える”という狙いもあるようです」(芸能関係者)番組では経営者として邁進する入江が紹介されたが、いまだ地上波に出演できていない“先輩”が……。同じく闇営業問題で’19年7月に吉本興業との契約解消が発表された元雨上がり決死隊の宮迫博之(54)だ。’20年1月にYouTuberとして活動再開するも、’21年8月にコンビは解散することに。その過程で明るみになった、宮迫の“不義理”も波紋を呼んだ。「闇営業問題でともに謝罪会見を開いたロンドンブーツ1号2号の田村亮さん(52)は、世間の納得がいくまで謹慎生活を送りました。しかし宮迫さんは相方の蛍原徹さん(56)に相談もなく、YouTubeチャンネルを開設していち早く表舞台に復帰したのです。蛍原さんは地道に舞台やライブ活動を続けていくことで、コンビの活動を再び軌道に乗せたいと考えていました。ですが、宮迫さんは“蛍原さんの隣に戻りたい”と主張しながらも、YouTuber仲間と親交を深めていくばかりでした」(WEBメディア関係者)そんな宮迫は、“迷走ぶり”もたびたび取り沙汰されてきた。「YouTube活動と並行して焼肉店をオープンさせたり、オムライス店を監修したりするなど方向性が定まっていないように映ります。その陰では昨年6月に陣内智則さん(50)に、『どうしたら芸能界に戻れると思う?』と相談したことを暴露されていました。最近では粗品さん(31)にテレビで“おもんない”と批判され、宮迫さんは緊急で撮影したYouTube動画で『芸人を辞めたわけではない』と猛反論していました。ですが闇営業騒動から、間もなく5年が経ちます。自らの行いを反省して地道な努力を重ねてきた入江さんとは、大きな開きができているようです」(前出・芸能関係者)明暗を分けた闇営業騒動の“その後”。いまも「芸人」を主張する宮迫が、地上波に返り咲く日はやってくるだろうか。
2024年04月29日2012年に開催されたロンドン五輪にて、競泳男子200メートルと400メートルで銀メダル、100メートルで銅メダルを獲得した、入江陵介選手。2024年4月3日に記者会見を開き、現役引退を発表しました。入江選手は会見で「本当に長く競技生活を送ることができて、心から幸せだったなと感じました。ここまでできたのは、たくさんの方々のサポートいただいて、自分自身の力では、ここまでできなかったので、改めて感謝したいなと思います」とコメントしています。また、5大会連続でのオリンピック出場を果たせなかった、2024年パリオリンピックについてはこのような想いを語っています。パリオリンピックという夢は叶えることができなかったんですけど、自分自身ここまでチャレンジすることができ、また個人的には、やはりパリの地で引退したかったなという気持ちは強かったんですけど、自分自身最後の引退レースを東京の地で、日本の地でたくさんの人の目の前で、最後泳ぎ切ることができたのは何より幸せな瞬間でした。会見の途中、言葉を詰まらせるシーンもあり、いろいろな感情が込み上げてくる様子がうかがえました。また、サプライズで五輪2大会連続2冠の北島康介さんが登場。「日本をけん引してくれた心強い後輩」と入江選手とたたえています。入江選手の引退表明をリアルタイムで見届けた人からは、こんな声が届きました。・入江選手、これまで感動をありがとうございました。・パリオリンピックに届かなかったのは残念ですが、長い間本当にお疲れ様でした。・長い間、競泳日本代表を担ってきた偉大な選手です。ありがとう!今後は、所属先のイトマン東進に残り、後進の育成や大学院への進学も検討しているとのこと。これからもさまざまな場面で活躍し、日本の水泳界を支えてくれることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2024年04月03日『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』『AI崩壊』の入江悠監督が、主演に『少女は卒業しない』『PLAN 75』の河合優実を迎えた最新作『あんのこと』が2024年6月7日(金)より公開決定。入江監督と河合さんからコメントが到着した。本作は、2020年6月に新聞に掲載された「ある1人の少女の壮絶な人生を綴った記事」に着想を得て描く実話を基にした人間ドラマ。機能不全の家庭に生まれ、虐待の末にドラッグに溺れる少女・杏が、人情味あふれる型破りな刑事や、更生施設を取材する週刊誌記者をはじめとした人々と出会い、その見返りを求めない姿に次第に心を開き、生きる希望を見いだしていく。しかし、微かな希望をつかみかけた矢先、どうしようもない現実が彼女の運命を残酷に襲う――。予想もしなかった未知のウイルスによるパンデミックは、平時には隠れていた現代社会を覆う格差と分断、対立といった社会の綻びを具現化し、社会的弱者をまっさきに犠牲にしていく。メガホンを取るのは、『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』『AI崩壊』『22年目の告白-私が殺人犯です-』などエンターテイメント作品で成功を収めつつ、『SR サイタマノラッパー』『ビジランテ』『ギャングース』で現代社会の問題にスポットライトを当ててきた入江悠。原案となる新聞記事を読んだ入江監督は、その内容に衝撃を受け、その胸が抉られるような現実を「これはどうしても今映画化したい話だ」と強く望み、映像化に臨んだ。入江悠監督製作陣には第75回カンヌ国際映画祭 カメラドールスペシャルメンション賞を受賞した『PLAN 75』のスタッフが再集結し、現代社会のリアルな縮図を描き出した。主人公の杏には、『PLAN 75』や『愛なのに』『ある男』などの作品で第14回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞、第44回ヨコハマ映画祭 助演女優賞、第35回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 新人賞を受賞した河合優実。11月3日放送予定の「NHKスペシャル“宗教2世”を生きる」ドラマ編「神の子はつぶやく」にて主演を務めるなど、若手実力派俳優として頭角を現している。河合優実今作では、最悪な家庭環境の中で育ちながらも、心から信頼できる人々と出会うことで、次第に生きることに楽しみを見いだしていく繊細な心の機微を求められる役柄を演じきる。「この映画を作ること、杏のことを演じるということで、何ができるのか、何をすべきなのか、何がしたいのか。繰り返し問いながら、でも彼女と心の中でしっかりと手を繋いで、絶対に離さずに、毎朝、今日もよろしく、いってきますとお祈りして撮影に向かっていました。強く信じながら作った映画です」と河合さんはコメント。また、入江監督は「2020年、コロナ禍で大切な人を亡くしました。すこしだけ注意を向ければその人の苦しみに気づけたかもしれないのに、自分のことばかりで精一杯でした。時代の移り変わりがどんどん早くなり、多くのことを忘れていってしまうから、この映画を作って刻みつけておきたいと思いました」とコメント。「旅立った人へ向けて映画を作るという行為が正しいのか今もわからないのですが、鎮魂の気持ちをこめて作りました」と本作への思いを明かしている。『あんのこと』は2024年6月7日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年10月19日主婦の加奈子は夫のモラハラ発言に悩み、日々の夫婦生活にストレスを抱えていました。夫との生活が苦痛だった加奈子はいつしか心の拠り所として、宝くじを買うようになります。そして、宝くじを買い続けたことで、ある日3億円に当せんすることに! すると、モラハラ夫に対する緊張の糸がその瞬間から切れてしまったのでした。加奈子は夫に離婚したいと伝えるものの夫と意見がかみ合わず、仕方なく加奈子が妥協すことに。しかしその後、夫が浮気をしているということを息子から聞かされたのです。加奈子はすぐに探偵に浮気調査を依頼。すると、すぐに浮気の証拠写真が集まったのでした。自分を裏切った夫に強い悲しみと怒りが込み上げた加奈子は、夫の会社の懇親会で浮気の写真をビンゴの景品のくじの封筒に紛れさせ、会社の人たちに夫の失態を知ってもらうことを思いつきます。そして、懇親会当日、それを実行することに。 すると、加奈子の想定通り、会場は一時騒然に!夫の信頼は地に落ちてしまったのでした。そして懇親会の一件以降、夫は家に帰ってきませんでした。しかし、1週間が経過すると、突然離婚届を持って家に帰ってきたのです。 加奈子が離婚届にサインをして渡すと、夫は「もう帰らない」と言うと、その場を去ろうとしました。夫は振り向くと同時に「あとさ」と話しかけると、加奈子に向かって「今の加奈子、俺にそっくりだよ」と言ってきて……? 「俺にそっくりだよ」夫の言葉を聞いた瞬間、妻は… 夫が扉を閉めて出て行ってしまうと、手が震えだした加奈子。 すると、頭にこれまでの出来事がよぎりました。 宝くじに当たったこと。 宝くじに当たってから、自分が変わってしまったこと。 そ自分の手で夫の社会的地位を崩壊させたたこと。 「ああああ~……………っ」 「わああああ~……!!」 すると、泣き崩れてしまったのでした。 ◇◇◇ 夫に「俺にそっくりだよ」という言葉を言われ、自分のこれまでしてきたことを振り返ると、泣き崩れてしまった加奈子。泣き崩れた理由はさまざまあると思うのですが、恐らくその1つに自責の念にかられてしまったことが挙げられるような気がしました。夫と離婚できることを目標に頑張ってきたわけですが、まさかこのような絶望感に打ちひしがれる日が来るなんて、加奈子自身も想像していなかったのではないでしょうか。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2023年10月05日主婦の加奈子は夫のモラハラ発言に悩み、日々の夫婦生活にストレスを抱えていました。夫との生活が苦痛だった加奈子はいつしか心の拠り所として、宝くじを買うようになります。そして、宝くじを買い続けたことで、ある日3億円に当せんすることに! すると、モラハラ夫に対する緊張の糸がその瞬間から切れてしまったのでした。加奈子は夫に離婚したいと伝えると、「離婚は嫌だ」と主張。その後、離婚のことで言い合っていた2人でしたが、離婚への意見はかみ合わず……。その後、何度も言い合いになっていたわけですが、ある日、とうとう息子もその渦に巻き込まれてしまったのでした。加奈子は部屋に閉じこもった息子をフォローするため、部屋の前で息子に話しかけていると、突然割り込んできた夫。 夫は自分の支持率を上げるため、加奈子の印象を下げるようなねつ造を息子に話しかけるのですが、すかさず加奈子は全力で否定。しかし、息子からは「お父さんもお母さんも嫌いだ」と言われてしまったのでした。 ショックを受ける加奈子対し、夫は「これで諦めはついたか?」と言ってきて……? 「諦めはついたか?」夫の言葉に妻は……? 「加奈子は嘘だと言っていたけど、多分想太は信じてたよ」 「俺は加奈子への愛を見せたし、それに対して加奈子は明らかに拒絶していた」 「俺も想太も加奈子に男がいることに確信を持てたね」 さらに夫は、「そんな状態で離婚して、想太はついていくのかな?」と、とどめのひと言を加奈子に言い放ったのでした。 ◇◇◇ 加奈子にとって息子がすべてというのを分かっていた夫は、このように追い込むことで、加奈子の思考を変えさせて離婚を回避しようとしていたのかもしれません。なんだかやり方が姑息な気がしてしまいましたが、加奈子はどうするのでしょうか。しかし、このようなやり方でしか加奈子を引き留められないのだとを考えると、なんだか虚しく思ってしまいますね。著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2023年08月26日直木賞作家西加奈子×監督ふくだももこ×うらじぬの×ファーストサマーウイカ、この4人の個性が掛け合わさって、すごい映画ができた。タイトルは原作と同じ『炎上する君』。8月4日(金) から、渋谷シネクイント他でロードショーされる。脇を固める役者も、あれ?この人は……と、ドラマ・演劇ツウなら活躍を知る俳優たちばかり。ちなみに、ファーストサマーウイカは来年のNHK大河ドラマ『光る君へ』でなんと清少納言役を演じるそうだ。上映時間は42分。そのわりに濃厚な作品。びんびん圧倒されます。『炎上する君』いきなり、ちょっと目のやりばのないシーンから始まる。場所は高円寺。昼間、高架下の一角で、なぞめいた覆面マスクの女性ふたりが、ぼうぼうの脇毛をみせびらかすように踊り狂う。それにファンとおぼしき若者たちが熱狂している──。なんじゃ、こ、これは。踊っているのは梨田(うらじぬの)と浜中(ファーストサマーウイカ)。唯一無二の親友だ。映画はふたりが、なぜ、こういうことになっちゃったのか、を描いていく。場面は高円寺の銭湯「なみのゆ」に転じる。一番風呂の湯船につかったふたり。彼らの至福の時間だ。おかっぱ頭の梨田、湯の中ですらメガネを外さないおさげ頭の浜中、ふたりは、たんたんと会話をしている。「梨田よ、昨夜の炎上をみたか」。「50代の男性と14歳の少女の真剣な恋愛は本当か、というあれか。笑止! だが、浜中よ……」。女性蔑視やLGBTQに対する偏見の現実を語る。特に外見至上主義、ルッキズムに対しては心を痛めている様子だ。会話は、昔風のいい方をすれば「バンカラ」を気取っている、硬派な大昔の学生風。大まじめにやられるとこれはギャグ。小劇場のお笑いコントをみてるようで、かなりおかしい。ふたりの最近の関心事は、高円寺のあちこちに出没する、足がぼうぼう燃えている男のことである。「足が炎上している男とは、どういうことなのだ。比喩か?」「神か?」「私たちと同様に傷つき、怒っているのか?」「これは、何としても会わなければ」。ふたりは、高円寺中を、探し回ることになる……。監督・脚本はふくだももこ。父親が突然女装し母親になる『おいしい家族』(2019)、30代女性の結婚を描く『ずっと独⾝でいるつもり?』(2021) とコンスタントに作品を発表する監督であり、2016年には小説 『えん』で第40回すばる文学賞を受賞した小説家でもある。ふくだ監督は、「世界中でわたしが一番撮りたいと思っている“うらじぬの”が最も魅力的に映る物語として、敬愛してやまない作家・⻄加奈子のこの作品を選んだ」という。ルッキズムに傷つく親友同士が、 ⾜が燃えている男の噂を聞きつけ探し始める、という⾻格はそのままに、キャラクターの背景やストーリーを大胆に改変している。ふたりのバンカラ言葉は原作と同じだ。梨田は人の機微に敏感だ。容姿をイジられているお笑い芸人、同性が好きなことをただの勘違いだと決めつけられているインディーズバンドの女性ボーカル、そして、炎上する君……、そんな抑圧を受ける人の気持ちを察し、「君たちは全然悪くない!」とエールを送り続けるのが、うらじぬの 演じる梨田だ。その梨田の一途な姿に共感して、君は真の友だ、と行動を共にする浜中。ふたりの、熱血友情シスターフッドムービー。いいねえ。文=坂口英明(ぴあ編集部)(C)LesPros entertainment
2023年07月24日展覧会「入江明日香展 時空の旅人」が、名古屋の松坂屋美術館にて、2023年2月4日(土)から26日(日)まで開催される。福岡アジア美術館でも開催された巡回展だ。版画家・入江明日香の個展が名古屋に入江明日香は、1980年東京生まれの版画家だ。その作品の特徴は、西洋の銅版画技法をベースとしつつ、日本画や浮世絵などの技法も取り入れている点。日本とフランスの今昔を行き交いつつ、異次元にいる人物や動物、物語の人物をモチーフに、確かな描写力に基づいた画面を構成している。展覧会「入江明日香展 時空の旅人」は、2018〜2019にかけて開催された大回顧展以来3年ぶりとなる入江の個展。《Zéphyr violet iris》や《江戸淡墨大桜》をはじめ、初期から直近に至る代表作や人気作を展示するほか、日本の暦をテーマとしたシリーズも初公開する。展覧会概要展覧会「入江明日香展 時空の旅人」会期:2023年2月4日(土)〜26日(日) 会期中無休会場:松坂屋美術館住所:愛知県名古屋市中区栄3-16-1 松坂屋名古屋店 南館 7階開館時間:10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)入館料:一般 700円(500円)、高校・大学生 500円(300円)、未就学児 無料※( )内は前売および優待料金※障害者手帳、小児慢性疾患手帳、被爆者健康手帳、特定疾患医療受給者証の所持者本人および付添者1名まで無料※前売券、当日券は、松坂屋美術館、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、Boo-Wooチケット、セブンイレブン、ファミリーマートにて販売【問い合わせ先】松坂屋名古屋店TEL:052-251-1111 (大代表)
2023年01月30日舞台を中心に活躍しながらドラマ「あのときキスしておけば」や映画『Red』などに出演するうらじぬのが主演、ふくだももこ脚本・監督のもと西加奈子の傑作短編小説を映画化する『炎上する君』。この度、キャスト情報と劇中歌・エンディング曲が発表された。本作は、株式会社レプロエンタテインメントが主催する映画製作プロジェクト「感動シネマアワード」でグランプリに輝いた企画として制作された作品。「『うらじぬのを撮りたい!』きっと世界中で、私が一番うらじさんを撮りたい映画監督だ。そして、うらじさんがもっとも魅力的に映る物語は、西加奈子さん原作の『炎上する君』しかないと思った」と語るのは、小説、演劇、ドラマと幅広く才能を発揮するふくだももこ監督。ふくだももこ監督2010年に上梓された原作では、唯一無二の親友である梨田と浜中が、女を外見で判断する男を敵視し、知性によって安定した生活とキャリアを生きるところから始まり、2人は徐々に冒険と解放を求めるように。そんな折に足元が燃えている「炎上する男」という不思議な存在のうわさを聞きつけて…という内容を、ふくだ監督が大胆に脚色。2022年現在にも通じる原作小説の先進性と普遍性を炙り出すシスターフッドムービーが完成した。うらじぬのうらじさんが演じるのはおかっぱ頭で、日々生えてくる脇毛に憤る梨田。梨田の唯一無二の親友・浜中には、ドラマ「ファーストペンギン!」など俳優としてもめざましい活躍を見せるファーストサマーウイカ。パブリックイメージとは異なる、銭湯に入る時もメガネを外さない、おさげの浜中を演じている。ファーストサマーウイカ物語のキーパーソンとなる「炎上する男」はオーディションで選ばれた齊藤広大。梨田と浜中の行きつけの銭湯で働く少女・トモにはミスiD 2019グランプリの中井友望、その銭湯の常連客には南久松真奈、トモのバンドメンバーには大下ヒロト、中山求一郎、當山美智子、梨田と浜中がある行動をするきっかけとなる芸人に影山徹など、映画、演劇、ドラマで活躍する演技巧者が集まっている。梨田と浜中が脇毛を見せながら踊り狂う劇中歌にはゆっきゅんの「DIVA ME」。さらに、物語の余韻に寄り沿うエンディングテーマには、同じくゆっきゅんの「NG」が起用された。ゆっきゅん政治家の女性蔑視発言のような明確な抑圧だけでなく、居酒屋での会話、お笑い芸人のネタ、ポケットティッシュに印字された広告など、見て見ぬ振りをしながらやり過ごしてきた、しかし確実に誰かの心を抉る日々の現実。傷つき、憤り、絶望する梨田と浜中が、世にも奇っ怪な「炎上する男」を探す。キャスト&監督らのコメント到着うらじぬの/梨田 役西加奈子さんとふくだももこ監督のほとばしるエネルギーを一身に受けて作品に臨んだ今春は、いつにも増して灼熱でした。とっても良い汗をかきました。いつも隣にいてくれたファーストサマーウイカさんも、かっこいい汗をかかれていました。この企画が立ち上がってから本当にたくさんの方々の支えがあって、生き生きと燃え盛る躍動の物語が出来たと思います。ありがとうございます、と、皆様どうぞよろしくお願い致します!ファーストサマーウイカ/浜中 役他人と違っていたいのに、他人と違うのが怖い。自分のNOは誰かにはYESで、唯一無二でいたいのに、無意識に共感のいいねを求めている。自己評価と世間体のはざまで炎のようにゆらぎゆらめく若者の心と身体。原作とは違った時代と世界線で描かれる梨田と浜中の葛藤が、誰かの光になりますように。ゆっきゅん/劇中歌・エンディング曲私の楽曲が初めて映画の中で流れるのが『炎上する君』であることを光栄に思います!「DIVA ME」の使い方がDIVAすぎて痺れました。ふくだももこ監督、うらじぬの様、ファーストサマーウイカ様、みんなまとめてあんたがDIVA。「NG」も新しい聴こえ方がして、物語の中で音楽が使われるってこういうことなんだ!と新鮮でした。ぜひ多くの方に観ていただけますように!ふくだももこ/監督・脚本西加奈子さんの小説「炎上する君」を初めて読んでから、10年が経った。あの頃、まさか自分が西加奈子原作の映画を撮れるなんて、夢にも思っていなかった。そして「今だ!」と背中を押してくれたのは、主演の“うらじぬの”さんの存在だ。うらじさんの演じる梨田を一番近くで見たい!という欲望が私を突き動かした。だけど3年前に企画がはじまってから、一度目はコロナで、二度目は私の産後うつで、映画が止まってしまった。それでも、うらじさんは信じてくれていた。そして、最高の相棒“ファーストサマーウイカ”さんが現れた。ふたりの演じる梨田と浜中が、何度も何度も私を救ってくれた。今、心から『炎上する君』を撮れたことが本当にうれしい。この映画に関わってくれた人たちみんなを抱きしめたい。私は私のために、この映画をつくりました。みなさんの心には、どんなふうに映るでしょうか。『炎上する君』は2023年、公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:炎上する君 2023年公開予定©LesPros entertainment
2022年10月25日松田龍平と入江悠監督が11年ぶり2度目のタッグで挑むWOWOW初のパニック・ スリラー『連続ドラマW 鵜頭川村事件』が、8月28日(日)午後10時から放送・配信スタートする。このたび、松田と入江監督のスペシャル対談映像が公開された。櫛木理宇による同名小説のスリリングな物語展開や人間の本性に迫る心理描写はそのままに、時代や設定を改編、壮大なスケールで映像化。舞台は日本の片隅にある鵜頭川(うずかわ)という名の村。主人公の医師・岩森明(松田龍平)は娘を連れ、行方不明となった妻・仁美(蓮佛美沙子)を捜しに、妻の故郷の鵜頭川村を訪れるが、村は集中豪雨による土砂崩れで孤立。不安が渦巻く中、殺人事件が発生し、村人たちは暴徒化していき……。村に根深く残る因習や権力闘争に巻き込まれながら、岩森は妻の行方に繋がる新事実にも辿り着くのだが――果たして、岩森は娘と共に妻を連れてこの村から無事に帰ることができるのか?本作の放送・配信スタートを記念し、「主演:松田龍平×監督:入江悠のスペシャル対談」が公開。クランクアップ時の2ショット写真も披露された。ドラマW『同期』以来、2度目のタッグとなった松田と入江監督。本作で久々の再会となった感想を問われると、「あの時からは11年ぶりですもんね」と月日の流れを振り返りながらも互いに「全然変わらない」と率直な印象を明かし、リラックスした雰囲気で対談はスタート。松田演じる主人公の岩森は、行方不明の妻を捜しにやってきた鵜頭川村で過酷な状況に巻き込まれ、次第に追い詰められていく、という役柄。監督の入江からは撮影前に役柄についての特段のリクエストはなかったそうだが、現場ではシーンごとに感じたことを互いに擦り合わせながら岩森の人物像をつくりあげていったよう。そして「村唯一の部外者」という立場を、松田が演じながら自ら役について提案する場面も多かったようで、その提案から入江監督自身も主人公・岩森について新たな発見や気づきがあったと語る。また、嵐が過ぎ去った後の鵜頭川村の美術クオリティには松田も驚いたようで「ロケ地は清々しくて綺麗なところなんですが、(美術とはいえ)見るも無残な……」と心情を吐露すると、入江は「元々パニック映画が好きで、追い込まれた人の感情をしっかり伝える上でも、美術をしっかり作らないといけないと思ったんです」と明かし、メイキング映像からもリアリティを徹底的に追求した様子が伺える。作品に因み「もし鵜頭川村に閉じ込められたら?」という質問には、入江監督から「松田さんは多分……」と予想外な回答も飛び出すなど、終始和やかな雰囲気で繰り広げられたふたりのトーク。撮影の裏側に迫るメイキング 映像や本編初出し映像も確認できる盛りだくさんの内容となっているので、ぜひ放送前に楽しんでほしい。続くスペシャルコンテンツとして、松田のほか、蓮佛美沙子、伊武雅刀、工藤阿須加、山田杏奈らキャスト陣の現場インタビューを盛り込んだメイキング映像も近日公開予定。こちらにも期待してほしい。『連続ドラマW 鵜頭川村事件』8月28日(日) 午後10:00 放送・配信スタート(全6話)[放送]毎週日曜 午後10:00(第一話無料放送)WOWOWプライム / WOWOW4K[配信]各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信(無料トライアル実施中)WOWOWオンデマンド番組特設サイト
2022年08月18日松田龍平が、『22年目の告白-私が殺人犯です-』『AI崩壊』 など数々のヒット作を持つ日本を代表する映画監督・入江悠がメガホンを取ったWOWOW初のパニック・スリラー「連続ドラマW鵜頭川村事件」に主演。同じくWOWOWの警察ドラマ「同期」(2011)以来11年ぶり、2度目のタッグを組む。舞台は、日本の片隅にある鵜頭川(うずかわ)という名の村。行方不明の妻を探す医師・岩森(松田龍平)は、娘を連れて妻の故郷であるその村を訪れるが、滞在中に村は集中豪雨に襲われ、土砂崩れで孤立状態に。電波も入らず外界との連絡が一切取れなくなってしまう。そんな中、1人の若者が何者かに殺され、村中に不安が走る。そして、続けざまに新たな殺人事件が発生し...。疑心暗鬼で暴徒化する村人たち。村に根深く残る因習、権力闘争や世代間対立にも巻き込まれながら、岩森は妻の行方に繋がる新事実にも辿り着くが...。様々な作品で唯一無二の存在感を発揮してきた主演の松田さんが演じる主人公・岩森は、外界から閉ざされパニック状態に染まる村の中で、唯一平静を保ちながらも医師という立場で様々な村人と関わっていき、自らも争いの渦に巻き込まれていく難しい役どころ。想像をこえる過酷な状況下で追い詰められていく岩森役に、鬼気迫る演技で挑んでいる。原作は「死刑にいたる病」「避雷針の夏」など閉鎖空間の人間の心情を描くことに長けた人気作家・櫛木理宇の同名小説(文春文庫刊)。ドラマ化にあたり原作の持ち味である手に汗握るスリリングな物語展開はそのままに、時代背景や登場人物に脚色を加え、日本が現在進行形で抱えている社会問題にも切り込んでいく。松田さんは「村の部外者という立場で唯一状況を俯瞰でみることができる客観的な視点を持った役柄」と自身のキャラクターを表現し、「村の人達が狂気に染まって行く中、その狂気に飲み込まれないように意識していたんですけど、それでも次々に起きる事件に巻き込まれ、次第に岩森自身が抱えている狂気が浮き彫りになっていくのは演じていて面白かった」と語る。「村特有のしきたりやルールに囚われず、医者である彼が、事件を目の前にして人としてどうあるべきかを問うことで、村の人達との距離感が面白く描かれるんじゃないかと思いました。入江監督と話しながら、その距離感は意識していました」ともコメントし、10年以上経った監督とのタッグには、「以前は気づけなかった入江さんを見れたような気がして嬉しかったです。クセの強さは相変わらずでした(笑)。撮影は大変でしたが、入江さんのお陰で楽しくやらせてもらいました」とふり返った。また、「初めて商業作品で『主演×監督』というタッグを組ませてもらったのが、松田龍平さんでした」と語る入江監督も、「この10年で色々なことがありました。お互い何が変わったんだろうか。あれ、意外と何も変わってないのかも。 そんなことを思いながら撮影していました。喧騒から少しだけ離れた長野県の山の中で、2021年の松田龍平さんの姿を撮れて幸せでした」と明かす。そして原作・櫛木氏は「連続ドラマWで映像化すると知り、まず一番に喜んだのはわたしの親族でした(笑)。欠かさずチェックし、欠かさず観る枠だそうです」とコメント。「しかも主演は“あの”松田龍平さん。画面にぱっと映るだけで、言い知れぬ華と色気がある役者さんです。この『鵜頭川村事件』は豪雨の中で村が孤立するという物語です。閉ざされた空間。やまない雨。つのる焦燥と、絡み合う村民の感情――。そんな中、松田さんの翳りある色気が画面にどんな華を咲かせるのか、想像しただけで原作者のわたしでもぞくぞくします」と、松田さんの岩森役に大きな期待を寄せている。「連続ドラマW鵜頭川村事件」は8月、放送・配信開始(全6話)。【WOWOWプライム】【WOWOW 4K】にて第1話無料放送/【WOWOWオンデマンド】にて無料トライアル実施中(text:cinemacafe.net)
2022年04月14日東京2020オリンピック・ボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈が19日、東京・港区で実施された「~蟹取県へウェルカニ! in 六本木ヒルズ~とっとり“冬の味覚”物産展&レストランフェア メディア発表会」に、お笑いコンビ・ガンバレルーヤ(まひる、よしこ)とともに出席。同じ鳥取出身で幼い頃から交流があるまひると約10年ぶりの再会を果たした。まひるは、入江との関係について「母親同士が幼なじみの親友で、ちっちゃい頃から仲が良かった」と説明。「『シュガーナックル』(鳥取県米子市のボクシングジム。入江が初めて入門したジム)も私が中学3年生で野球を引退したタイミングで、聖奈が紹介してくれた。『体力づくりもかねて数ヶ月どう?』ということで入らせてもらった。そのとき聖奈はまだ小学校1、2年生だった」と述懐。続けて「聖奈が小さくて、私が体が大きかったもんですから、ジムのトレーナーさんが冗談で『聖奈よりまひるちゃんのセンスあるんじゃない?』なんて言っていた。そしたら聖奈がバーッとお母さんのほうに走っていって、『聖奈も早く中学生になりたーい!』って大号泣した」と暴露。「それくらい素直で負けず嫌いのところが、今の強さにつながっているのでは」と述べた。まひるは、入江のオリンピックでの活躍にも言及。「聖奈がボクシングを始めるタイミングも見てきた。そのときから『絶対、将来金メダルをとりたい』とずっと言っていた。それを実際叶える瞬間も見た。本当に有限実行と言いますか、努力の賜物だなと思った。すばらしいし、感無量でした」と話した。一方、入江はまひるを「まーちゃん」と呼び、「まーちゃんが持っていた某野球漫画をすごい読ませてくれた。それを読むのが楽しみで、まーちゃんの家に行ったのをよく覚えています」と明かすと、まひるも「聖奈は漫画を見るためにウチに入り浸っていた」と回顧。すると入江が「そのとき野球漫画の『MAJOR』を読ませてもらった」と漫画のタイトルを明かし、笑顔をこぼした。また、入江がカエルのオブジェと蟹を贈呈されて報道陣からフラッシュを浴びるたび、まひるが「キレイだよ!」と声援を送るも入江は「ありがとうございます」と敬語に。たまらずよしこが「なんか他人行儀だけど。あんたたち本当に知り合い?」とツッコんでいた。流行語大賞でノミネートした“カエル愛”についての質問も。入江は「日本のカエル50種類、その勉強が終わりました。次、おたまじゃくしの勉強に入りました」とにこやかに近況報告した。
2021年11月19日俳優の竜星涼、瀬戸利樹、入江甚儀が、ロクシタン「恋を呼ぶハーブ」ヴァーベナのプロモーションムービー「#見えないペアルック 胸キュンムービー8連発」に出演。先行公開されている2本に加え、9日に「初デートの」編、「バックハグ」編が公開された。恋人や友人と香りをシェアする「#見えないペアルック」をテーマに、3人が甘い言葉やクールな表情でさりげなく相手を「同じ香り」にするという、“胸キュン”が止まらない動画となっている。竜星が出演する「初デートの」編では、緊張している様子の彼女と恋人つなぎをし、「いこ!」と歩き出す姿が、「バックハグ」編では2人きりの部屋でバックハグする姿が見どころ。2日に公開された「暑い日も」編には瀬戸が出演。友達以上恋人未満の女性に「目つぶって」と語りかけ、ミストをひとふきするシーンを演じる。同じく2日に公開された「いってらっしゃいの」編では、入江が仕事に出かける前に彼女の手首にも同じ香りを吹きかけ、「仕事中もお揃いの香りだね」とドキッとさせる一言をつぶやく。さらに7月には、竜星は遠距離カップルや女友達を元気づけるシチュエーション、瀬戸は友達以上恋人未満の女性との香りシェア、入江は恋人と寝起きの場面で……など、バリエーション豊かな4本の動画が公開される予定だ。
2021年06月09日西加奈子の小説「漁港の肉子ちゃん」が、明石家さんま企画・プロデュースによりアニメ化、2021年初夏に公開されることが決定。ビジュアルと超特報映像が到着した。本作は、第152回直木賞を受賞した西さんの累計発行部数35万部超えベストセラー小説「漁港の肉子ちゃん」が原作。『海獣の子供』の渡辺歩が監督を務め、『かぐや姫の物語』『海獣の子供』で作画監督を務めたスタジオジブリ一期生の小西賢一がキャラクターデザイン・総作画監督を、「凪のお暇」の大島里美が脚本を担当。なお、アニメーション制作は、圧倒的クオリティと世界観で世界中に多くのファンを持つ、『海獣の子供』『映画 えんとつ町のプペル』の「STUDIO4°C」が手掛ける。そして、この小説に惚れ込んだ明石家さんが、劇場公開アニメ映画を初プロデュース。「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」で、ドラマの企画・プロデュースを務めているが、アニメ映画をプロデュースするのは今回が初めてだ。本作は、漁港の船に住む2人きりの母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長が描かれる。公開決定と同時に到着したビジュアルには、洗濯物が掛かる船の上にいるお団子をもった笑顔の母・肉子ちゃんと、読書中の娘・キクコの姿が描かれている。そして超特報では、全てを包み込んでくれそうな優しくて大らかな肉子ちゃんの姿が確認できる絵コンテが登場。キャラクターたちがどう動き出すのか、期待の膨らむ映像だ。コメント明石家さんま西加奈子さんが、直木賞を受賞された直後、本屋さんに「サラバ!」が置いてあって、それでパッと本をめくったら、エジプトの人間は、「かわいいね」「儲かりまっか」「明石家さんま」という日本語を知っているみたいなことが書いてあったので、これは"明石家さんま”が出てくる話やなと思って、買って読んだら、その1行しかでてこなくて。(笑)その後に西さんの作品を何冊か読ませていただいて、そこで「漁港の肉子ちゃん」に出会いました。大偶然の出会いです。大阪弁の使い方がめちゃくちゃうまいなと。「漁港の肉子ちゃん」はすごく良い感動的な作品なので、映像として残したいと思い、(映像化の)オファーをしたところ西さんがすぐOKしてくださって。最初にお話してから5年くらい待っていただいてようやく実現しました。今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください。西加奈子Q:さんまさんプロデュースでアニメ映画化のお話を最初に聞かれた際についてA:さんまさんは、自分が小さな頃から知ってる、いわばお札の中の人みたいな存在だったので、信じられない思いでした。Q:さんまさんとはじめてお会いになった際のさんまさんの印象についてA:直木賞をいただいた後に、「さんまのまんま」という番組に出演させていただきました。初めてお会いしたさんまさんは人間ならざる存在感で、近距離で「めちゃくちゃ大きな祭」を見ているような気持ちになりました。Q:小説「漁港の肉子ちゃん」をどのような思いで書かれましたか。A:私の理想の世界を描きました。自分で書きながら、全ての登場人物を愛さずにいられませんでした。渡辺歩さんまさんがアニメーションにチャンスを下さったのが何よりも嬉しいです。さんまさんは、お打ち合わせさせていただく度に「気付き」を下さいます。『大切なのは作り手が面白いと思うこと』この御言葉を常に胸に勤しんでます。西先生の書かれる小説はどれも映像的要素が満載で好きです。肉子ちゃんのある意味ファンタジー味すら感じる強烈なキャラクターに魅了されました。観てくださった方が、他の誰かに教えたくなる様な映画を目指したいです。『漁港の肉子ちゃん』は2021年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2021年01月01日明石家さんまが、惚れ込んだ小説を基に劇場公開アニメ映画を初プロデュースすることが分かった。原作は、第152回直木賞を受賞した西加奈子の累計発行部数35万部を超えるベストセラー小説『漁港の肉子ちゃん』。この度、本作のビジュアルと“超特報”映像が公開された。明石家さんまは、2018年に世界配信されたNetflixドラマ『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』で、ドラマの企画・プロデュースを務めているが、劇場公開されるアニメ映画をプロデュースするのは今回が初めてとなる。アニメーション制作を手がけるのは、『鉄コン筋クリート』、『海獣の子供』、『映画 えんとつ町のプペル』のSTUDIO4℃。監督は、『ドラえもんのび太の恐竜 2006』、『海獣の子供』で監督を務めた渡辺歩が担当。脚本を『凪のお暇』などの大島里美、『かぐや姫の物語』、『海獣の子供』で作画監督を務めたスタジオジブリ一期生の小西賢一がキャラクターデザイン・総作画監督を務める。漁港の船に住むふたりきりの母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描いた本作。公開されたビジュアルには、洗濯物が掛かる船の上にいるお団子をもった笑顔の母・肉子ちゃんと、読書に集中する娘・キクコが描かれている。超特報では、「おおきくて、まんまるで底抜けに明るい肉子ちゃんがみんなに幸せを運んでくれる」というナレーションがはいり、数枚の絵コンテからも、すべてを包み込んでくれそうな優しくて大らかな肉子ちゃんの姿が確認できる。アニメーションとなることで、“肉子ちゃん”が、よりいっそうパワフルでハートフルなキャラクターとして描かれる期待膨らむ仕上がりとなっている。明石家さんま、西加奈子、渡辺歩監督のコメントは以下の通り。■企画・プロデュース:明石家さんまコメント「西加奈子さんが、直木賞を受賞された直後、本屋さんに『サラバ!』が置いてあって、それでパッと本をめくったら、エジプトの人間は、“かわいいね”、“儲かりまっか”、“明石家さんま”という日本語を知っているみたいなことが書いてあったので、これは"明石家さんま”が出てくる話やなと思って、買って読んだら、その1行しかでてこなくて(笑)。その後に西さんの作品を何冊か読ませていただいて、そこで『漁港の肉子ちゃん』に出会いました。大偶然の出会いです。大阪弁の使い方がめちゃくちゃうまいなと。『漁港の肉子ちゃん』はすごく良い感動的な作品なので、映像として残したいと思い、(映像化の)オファーをしたところ西さんがすぐOKしてくださって。最初にお話してから5年くらい待っていただいてようやく実現しました。今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください」■原作:西加奈子コメント(明石家さんまプロデュースでアニメ映画化のお話を最初に聞かれた際について)「さんまさんは、自分が小さな頃から知ってる、いわばお札の中の人みたいな存在だったので、信じられない思いでした」(初めて会った明石家さんまの印象について)「直木賞をいただいた後に、『さんまのまんま』という番組に出演させていただきました。 初めてお会いしたさんまさんは人間ならざる存在感で、近距離で“めちゃくちゃ大きな祭”を見ているような気持ちになりました」(小説『漁港の肉子ちゃん』をどのような思いで書いたか)「私の理想の世界を描きました。自分で書きながら、全ての登場人物を愛さずにいられませんでした」■監督:渡辺 歩コメント「さんまさんがアニメーションにチャンスを下さったのが何よりも嬉しいです。さんまさんは、お打ち合わせさせていただく度に“気付き”をくださいます。『大切なのは作り手が面白いと思うこと』この御言葉を常に胸に勤しんでます。西先生の書かれる小説はどれも映像的要素が満載で好きです。肉子ちゃんのある意味ファンタジー味すら感じる強烈なキャラクターに魅了されました。観てくださった方が、他の誰かに教えたくなるような映画を目指したいです」『漁港の肉子ちゃん』2021年初夏公開
2021年01月01日入江陽@irieyoo(Twitter)#ミュージシャン#33歳#東京都出身「【カレーレストラン シバ】のカレーが好きすぎて、東京から千葉に引っ越してきちゃいました」と驚きの行動力を発揮する入江さん。多いときは週に3回、少なくても月1欠かさずに通っているそう。店の近くに引っ越したくなるほどのカレーとは……。現在はコロナ対策をしながらの通常営業に加えて、テイクアウトもおこなっています店内は1~4名様掛けのテーブル席。ひとりでも訪れやすい雰囲気です稲毛駅から徒歩1分。【カレーレストランシバ】のカレーのコンセプトは、“1食で6味(甘酸塩辛苦渋)をバランス良く食べられて、身体にすっと馴染むこと”。辛すぎず、濃すぎず、素材の旨味と栄養が詰まっていて、体も心も満足するような味わいです。ビーフカレー、シュリンプカレー、ラムカレーなどメニューが豊富ですが、その中でも特におすすめしたいのが、入江さんのやみつきグルメ『ドライひじきカレー』。『ドライひじきカレー』1,380円(税込)ライスには大量のひじきとひよこ豆、高菜、たまご、かんぴょうが混ざっています。それだけ食べてもおいしく、シンプルな炒飯のよう。そこに、野菜がごろっと入ったベジタブルカレーをかけていいただくと、さっぱりとした味わいになります。セットでついてくる2種類の小さいカレールーをベジタブルカレーと混ぜて食べても◎。インパクトがある見た目とは裏腹に、あっさりとしていてヘルシー。自分流の食べ方で、何通りも楽しめる唯一無二のカレーです。※動画のバックミュージックは、「スターウォーズ」を使用しています。トウルシーのクッキーも入江さんのお気に入り通っているので、店主のシバさんとも顔見知りこの後も、楽しいシバのカレー愛をたくさん聞かせていただきました。【カレーレストラン シバ】 への想いはとどまるところを知りません。そんな入江さんを魅了する『ドライひじきカレー』、ぜひ食べてみてください。カレーレストラン シバ【エリア】稲毛【ジャンル】インドカレー【ランチ平均予算】1000円 ~ 1999円【ディナー平均予算】2000円 ~ 2999円
2020年11月17日櫛木理宇のパニックスリラー小説「鵜頭川村事件」を入江悠監督がWOWOWで連続ドラマ化することが決定した。主人公の医師・岩森明は、娘の愛子と共に行方不明になった妻・仁美を探しに妻の故郷である鵜頭川村を訪れた。しかし、2人が滞在中に大雨が周辺地域を襲い、村は孤絶状態に。やがて、一人の若者が殺されるという事件が発生。村中を不信と不安が覆い始め、有力一族の対立に加え、憤懣やるかたない若者と大人たちの世代間対立が次第に先鋭化していく。村全体が恐慌に陥る日が刻一刻と近づく中、若者たちの暴発のエネルギーも最高潮に高まりつつある。人々が沸騰していくこの絶望の村で、岩森は家族と、そして、自分の過去ともう一度向き合えるのか――?「赤と白」や「ホーンテッド・キャンパス」シリーズなどで知られる小説家・櫛木さん。「避雷針の夏」や映画化も決定している「死刑にいたる病」など、閉鎖空間の人間の心情を描くことに長けたいまブレイク寸前の小説家だ。舞台は、日本の片隅にある鵜頭川という村。父と娘は、そんな閉ざされた絶望の村で家族の絆を取り戻せるのか…狂気が狂気を呼ぶパニックスリラーとなっている。本作の指揮を執る入江監督は「日本のさまざまな問題が凝縮されているかのような鵜頭川村。個人的にわたしも地方都市やローカルをテーマに作品を作ってきました。大きく社会が変容しつつある今、『鵜頭川村』を描くことによって、普遍的かつ斬新などんなドラマが立ち上がってくるのかワクワクしています」とコメントしている。連続ドラマW「鵜頭川村事件」はWOWOWプライムにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年11月06日入江雅人がホストを務める、“ゾンビ”をテーマにした人気イベント『ゾンビフェス THE END OF SUMMER 2020』が4年連続で開催。そこで入江と、第2回公演から参加している、ダンサーの入手杏奈に話を聞いた。【チケット情報はこちら】毎年さまざまなジャンルの巧者たちが集う『ゾンビフェス』だが、今回は新型コロナの影響から、開催について熟考の上、出演者を入江、入手、さらにギタリストの塚本功の3名に厳選。「最小人数で、クオリティは高いまま、フェス感を出したいと思った時に、やはりダンスと音楽は欠かせないなと。だからふたりには絶対に出て欲しいと思ったんです」とキャスティング意図を語る。そもそも入江と入手は、『ゾンビフェス』のひな型となった『サマー・オブ・ザ・デッド』(14年)で共演。入江との出会いを通して、「いろんな世界を見させてもらいました」と語る入手だが、さすがに『ゾンビフェス』への誘いには戸惑いもあったのでは?「いや、逆にダンスとゾンビって、すごく親和性が高いと思うんです。あの世とこの世を行き来するようなところが、ダンスにもありますから。また『ゾンビフェス』では普段あまりやらない、音楽を使ったダンスが出来るのも楽しいです」。その音楽について、「今回は塚本さんのギターで、即興で踊ることになると思います。お互いのその場のセッションを楽しんでもらえたら」と入手。この提案をした入江も、「本人たちも、僕自身も一体どうなるかまったくわからない状態。でも絶対に見ごたえのあるものになると思います」と太鼓判を押す。一方入江は、代表作である一人芝居『帰郷』を今回も上演。「今年はなにか特別なものになりそう」と切り出し、「コロナとゾンビ、その感染の広がり方に同じものを感じました。この『帰郷』も、パンデミックによって世界が一変したお話。今年のことを振り返ることで、余計に切ないものになるような気がしています」。緊急事態宣言下ではふたりの生活も一変、かつてない状況に追い込まれた。だからこそ、「参加できるのはすごく嬉しいですし、今できる精一杯のダンスをお見せしたいです」と入手。入江も「お客さんの拍手がこんなにも温かくて、ありがたいことだと改めて知りました。劇場に来ることがお客さんにとって特別になってしまった今、それは僕らとも共有出来ることですし、何か特別な一夜になればいいなと思います」と、熱い胸の内を明かした。また、入江とともに唯一第1回公演から参加し続けている、落語家の立川志ら乃の参戦も急遽決定。おなじみのメンバーの集結に、より一層期待は高まる。公演は9月29日(火)に東京・CBGKシブゲキ!!にて。8月22日(土)より一般発売開始。取材・文:野上瑠美子
2020年08月21日映画『AI崩壊』のBlu-ray&DVDリリースを記念して、主演の大沢たかおをはじめ、賀来賢人、岩田剛典、入江悠監督がリモートで集結しオンライントークライブを開催。様々なトークや一般ファン100人と交流するなど大盛りあがりとなった。YouTube Liveで生配信された今回のトークライブ。1月末の劇場公開以来、久々の再会だそうで「まさかこういう形で会うなんて!」(大沢さん)、「変な感じですね!」(賀来さん)と話し、最近の過ごし方については「掃除したので部屋がずっと綺麗ですね、ピカピカです」(岩田さん)、「シソを育ててます!」(入江監督)と近況を明かしてライブがスタート。撮影について話が進むと、大沢さんは「役とは雰囲気も違うし、声まで違う。現場のときの賀来君や岩田君とは別人」と岩田さんと賀来さんの印象を語り、撮影で印象深かったことについては「CGを使わずに本当に車を飛ばしたり、緊迫感が溢れていた」とふり返る。一方、義理の兄弟という役柄上、大沢さんと過ごす時間が長かったという賀来さん。大沢さんについて最初はクールなイメージを持っていたそうだが「現場で大沢さんから話しかけてくれたり、関係性を作ってくださった、思った以上に喋れちゃった!」と嬉しそうに話し、大沢さんも「自然と話が合った」と笑い合う一幕も。また大沢さんは、「岩田君がスタッフの過度な期待にも負けず、ひとり集中して役に入っていてプロの姿を見ました」と、こっそり岩田さんの撮影の様子を見にいったというエピソードを披露。これには岩田さんも少し照れた様子で「実はあの時夕陽も落ちてきて、焦ってました」と当時の心境を語った。さらにファンからの質問コーナーも開催し、“撮影中に緊張したことは?”という質問に賀来さんは「監督に物申したい!」と言い、初日に3ページにも及ぶ説明台詞と監督の鋭い視線があったと暴露。「緊張した面持ちの僕をみて座長の大沢さんも笑ってましたよね」と話すと、「おなか抱えて笑ってたね」と大沢さんも笑顔。岩田さんは「クランクインは緊張しましたね、どういう風にこの組に入っていこうか」とふり返った。ゲストひとりずつに聞きたい質問を募集する場面もあり、“タバコを吸っていたシーンは本物?”と細かなシーンへの質問に大沢さんは「ほとんど吸っていないんです。ちょっとふかしていたと思うな」と回答したり、“役柄と重なるシーンは?”という問いかけには、賀来さんが「最後の行動と思いが、凄く共感できたから、やり遂げられたと思います」と答えたり。また、“印象に残っているセリフ”については岩田さんが慎重に言葉を選びながら「ラストシーンで賛否両論ありそうだけど、確信めいたセリフを言うのですがそれが印象的ですね」とコメント。キャスティングの質問については、監督が「大沢さんは脚本の前、プロットラインの段階でオファーしましたね。実際とのギャップがあったのも大沢さんで、お茶目な方でした」と明かした。様々な舞台裏が語られた今回のトークライブ。最後に出演者は「こういう状況だからこそオンライントークライブを聞いていただける機会があって、楽しかったです」(岩田さん)、「高い熱量でスタッフ、キャストが作りました」(賀来さん)、「現状にも重なりますが、パニックが起こるなかでどう生きるか、ブルーレイで何度でも見てもらえたら嬉しいです」(大沢さん)と作品をPRした。『AI崩壊』Blu-ray&DVDは5月20日(水)リリース、レンタル開始。(cinemacafe.net)■関連作品:AI崩壊 2020年1月31日より全国にて公開©2020「AI 崩壊」製作委員会
2020年05月20日入江悠監督が完全オリジナルで作り上げたサスペンス大作に、大沢たかおをはじめとした超豪華キャストが集結した『AI崩壊』が、2020年1月31日(金)より全国公開される。この度、AIが人間の生きる価値を選別し殺戮を開始する衝撃の最新予告と本ポスターが決定。合わせて、主題歌が AI (アイ)が本作のために書き下ろした『僕らを待つ場所』に決定した。舞台は10年後の日本。大沢たかお演じる天才科学者の桐生浩介が、亡き妻・望のために開発した医療AI“のぞみ”は、国民の個人データを完全に掌握し、欠かせない存在となっていた。そんな中、突如のぞみが暴走を開始。なんとAIが生きる価値の無い人間を選別して殺戮を開始す るという事態が発生する。日本中がパニックに陥る中、AIを暴走させたテロリストの容疑者と断定されたのは、のぞみを開発した張本人、桐生だった。天才科学者から一転、容疑者となった桐生の決死の逃亡劇が始まっていく。この度公開されたのは、出演陣が映る本ポスターと、大沢が絶叫するシーンが印象的な最新予告映像。さらに映像の中ではAI (アイ)が本作のために描き下ろした楽曲『僕らを待つ場所』もあわせて披露されている。本作品の企画・プロデューサーの北島直明は AI(アイ)への楽曲オファーについて、「AIがテーマの映画だから AI(アイ)さんにオファーしたわけではありません(笑)。本作はソウルフルなシンガー、AI(アイ)さんが持つ人間のエネルギーこそが、この映画のテーマです。AIが突きつける大きな問題提起をきちんと受け止めてくれる、AI(アイ)さんの愛があふれる力強い歌声が絶対に必要でした」と語る。いち早く主題歌を聞いた主演の大沢たかおは「この映画の主人公が、家族を思う気持ちはもちろん、生きていく中で、家族や、恋人、友人など、人と人とのすべてのつながりへの深い愛と尊敬など感じられる曲だと思いました。優しくも力強さのある AI(アイ)さんの人間味溢れる歌声と、人の温もりを感じるようなメロディー、歌詞にもぜひ注目してください。『AI崩壊』という映画が最後になにを伝えたいのか……主題歌も含め、映画を楽しんでいただけると思います」と明かした。AI(アイ)はこの曲を歌うときに「今まで一番泣いたかも(笑)」と語り、 なかなかレコーディングが進まなかったそう。そして、「今まで歌った中で一番シンプルな音の曲だと思います。映画のイメージとはあえて逆に、機械的な音を避けました。でも温かく生の声を伝えたかった」と心境を語る一方で、「『AI崩壊』というタイトルに私が歌うっていうのは笑いました」と、自らの名前が含まれる映画タイトルの主題歌を担当することに笑みを浮かべた。『AI崩壊』2020年1月31日(金)より全国公開
2019年10月28日お笑いコンビ・カラテカの矢部太郎が8日、自身のツイッターを更新。相方の入江慎也が、詐欺グループの忘年会で“闇営業”を仲介したと報じられた件について、謝罪した。矢部は「相方であり友である入江慎也が多くの方々にご迷惑、ご心配をおかけし本当に申し訳ありません」と謝罪し、「入江には心から反省し、これまでの自身のあり方を見つめ直し、失ったものの大きさを考え続けてほしいと伝えました」と説明。「今後も僕はカラテカの矢部太郎として活動させて頂きます」と宣言した。7日発売の写真週刊誌『FRIDAY』では、2014年末に行われた振り込め詐欺グループの忘年会に、カラテカの入江慎也、雨上がり決死隊の宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号の田村亮、レイザーラモンHG、ガリットチュウの福島善成らが出席していたと報道。芸人たちの出席を仲介していたという入江は、吉本興業から4日付けで契約を解除された。
2019年06月08日ウーマンラッシュアワーの村本大輔(38)が6月7日、自身のTwitterを更新。同じ吉本興業の先輩芸人だったカラテカの入江慎也(42)が、大規模振り込め詐欺グループの忘年会に同僚芸人らを参加させたことが分かり、契約解除された件について「被害者のような気もする」と私見を述べた。村本は今回の騒動について「普段、孫や警察官になりすます振込詐欺グループが優良企業になりすまして、芸人をハメた」と書き出した。つづけて「だけど、なりすましのプロの相手なら芸人もオレオレ詐欺にひっかかった被害者のような気もするが、これを見逃すと他のタレントまで迷惑かかるのもわかる」と見解を示した。広い人脈で知られる入江の騒動に「友達多いと大変。。友達0人でよかった」とコメント。さらに「それよりおれは事務所通さずに蒼井優と結婚した闇恋愛のほうをなんとか罰してほしい」と投稿し、女優・蒼井優(33)と衝撃結婚した南海キャンディーズの山里亮太(42)に“闇イジリ”を入れた。
2019年06月07日お笑いコンビ・カラテカの入江慎也が7日、自身のツイッターを更新。同日発売の写真週刊誌『FRIDAY』で、詐欺グループとの闇営業の仕事を吉本所属芸人に仲介したことが報じられた件について謝罪した。入江は「私、入江慎也は吉本興業の所属契約を解消となりました」と報告。「世間をお騒がせし、御迷惑をおかけすることとなり、大変申し訳ございません。この状況を真摯に受け止め、反省しております」と謝罪した。そして、「本日発売の雑誌『FRIDAY』の記事にある忘年会に出席したことは事実です。しかし、その会が、詐欺グループの忘年会であることは本当に知りませんでした。知り合いの広告代理店の方から、エステティックサロンの経営や健康食品の販売をしている会社のパーティーがあると聞いていました」と釈明。続けて、「ただ、たとえそのような認識だったとしても、吉本興業を通さずに芸人の先輩や後輩をこのような場に誘い、巻き込んでしまったのは私の危機管理能力の不十分さ、認識の甘さが招いてしまったことです。誠に申し訳ありませんでした」とつづった。
2019年06月07日6月6日、よしもとクリエイティブエージェンシーがお笑いコンビ・カラテカの入江慎也(42)との契約を6月4日付けで解消していたとわかった。「FRIDAYデジタル」によると振り込め詐欺集団の忘年会に入江をはじめ、雨上がり決死隊の宮迫博之(49)やロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)らが参加。会社を通さない“闇営業”であり、その仲介役を入江が務めていたと報じている。FRIDAYの報道を受け、同社は入江に事実関係を確認。本人が認めたことにより、契約解除を決定したという。幅広い交友関係を持つことで知られていた入江。18年放送の『ダウンタウンDX』(読売テレビ系)では、持ち前の人脈とコミュニケーション能力を活かした副業のコンサルタント業で年商1億円もの業績を納めたと明かしていた。これには司会を務めるダウンタウンの浜田雅功(56)も「すごいよ!」と感嘆していたほどだ。そんななか明らかになった今回の騒動。入江の“才能”が裏目に出てしまった形だ。ネット上では《あれだけの人脈があるなら黒い人脈もできるのか》《コミュ力の高さが仇になってしまった》といった声が多く寄せられている。広すぎる人脈の代償はあまりにも大きかったようだ――。
2019年06月07日映画『さくら』が、2020年秋に全国ロードショー。北村匠海×小松菜奈×吉沢亮が、3兄妹として共演する。直木賞作家・西加奈子のベストセラー小説を実写化家族をテーマにした、直木賞作家・西加奈子のベストセラー小説『さくら』が実写映画化。物語では、一家のヒーロー的存在である長男の交通事故をきっかけに運命が大きく変わっていく長谷川家の3兄妹と、どんな時も変わらずに家族に寄り添う愛犬の”さくら”の姿を温かな眼差しで描く。キャスト(登場人物)3兄妹役に、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮長谷川家の3兄妹を演じるのは、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮の人気若手俳優3名。次男の大学生・薫を北村匠海、美形の妹・ミキを小松菜奈、人気者の長男・一を吉沢亮が担当する。寺島しのぶ×永瀬正敏が夫婦役にまたそんな兄妹の両親にあたる母・つぼみ役に寺島しのぶ、父・昭夫役に永瀬正敏が抜擢。さらに3兄弟妹の人生のターニングポイントに登場する顔ぶれには、フレッシュな顔ぶれが勢ぞろい。ミキにできた初めての友達・カオル役を欅坂46の小林由依、一の恋人・ 矢嶋優子役を水谷果穂、薫の同級生・須々木原環役を山谷花純がそれぞれ演じる。そのほか、昭夫の学生時代の同級生でゲイバーを営む・溝口先史を加藤雅也、“フェラーリ“と呼ばれる謎の男性を趙珉和が担当する。監督は『3月のライオン』の矢崎仁司個性豊かなキャストを束ねるのは、映画『3月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』などで知られる矢崎仁司監督。詩情溢れる作品を多数生み出してきた手腕で、絶望の中に希望を紡ぐ家族の物語を色彩豊かに表現していく。あらすじハンサムで人気者の長男と、異常なまでに長男を愛する容姿端麗で破天荒な妹、平凡な次男のボク。そして、どんな時でも変わらず家族に寄り添う愛犬のさくら。ちょっと風変わながらも幸せな家族が、一家のヒーロー的存在の兄が交通事故に遭ったことによって、運命が大きく変わっていく・・・。【詳細】映画『さくら』公開時期:2020年秋全国公開原作:西加奈子『さくら』監督:矢崎仁司出演:北村匠海、小松菜奈、吉沢亮、寺島しのぶ、永瀬正敏、小林由依、水谷果穂、山谷花純、加藤雅也配給:松竹
2019年04月05日直木賞作家・西加奈子のベストセラー「さくら」が、2020年、映画化されることが決定。北村匠海、小松菜奈、吉沢亮といま注目の若手が“兄弟妹”役で共演し、家族の物語を描く。西加奈子の原点というべき傑作が映画化!「きいろいゾウ」「まく子」が映像化されている西さん。今回映画化が決定した「さくら」は、ある家族の姿を色彩豊かに温かな眼差しで描く、50万部突破のベストセラー小説だ。ハンサムで人気者の長男と、異常なまでに長男を愛する容姿端麗で破天荒な妹。そして、平凡な次男のボク。ちょっと風変わりだけど幸せな家族が、一家のヒーロー的存在の兄が交通事故に遭ったことによって、 運命が大きく変わっていく。そして、どんなときでも変わらず家族に寄り添う愛犬のさくら。ごく普通の家族に次々と投げられる神様からの絶望とも思える変化球を、やさしいユーモアを交えてリズムよく返球していく希望に満ちた物語。次男/北村匠海「力を合わせて」そんな家族の物語で過酷な運命に立ち向かう兄弟妹を演じるのは、ドラマ、映画、CMなどで活躍する実力派若手俳優たち。長谷川家の次男、大学生の薫を演じるのは、永野芽郁とW主演を務めた『君は月夜に光り輝く』が現在公開中、「グッドワイフ」ではまた新たな一面を見せ話題となった北村さん。「一つの家族の大きな愛、小さな愛、一匹の犬にまつわる、愛情。端的には言えない、愛と情の物語です。丁寧に一言一言を紡いで力を合わせて作り上げていきたいと思います。頑張ります」とクランクイン前の意気込みを語っている。妹/小松菜奈「感じた想いを大切に」超美形の妹・ミキを演じるのは、『溺れるナイフ』『恋は雨上がりのように』の小松さん。「原作からも浮き出てくるリアルな家族のやり取りと喜怒哀楽の光景がとても微笑ましく、その中で感じる生きるとは何か・愛とは何か・家族とは何か、そんなメッセージが伝わる心温まる再生物語だと感じました」と作品の印象を語った小松さんは、「今回演じさせていただく末っ子のミキと常に向き合い、とても奮闘する日々になると思いますが、自分の感じた想いを大切にミキとして生きていきたいです」とコメントしている。長男/吉沢亮「妹、ワクワク」そして、人気者の長男・一を演じるのは、『銀魂』『ママレード・ボーイ』『BLEACH』など話題作に立て続けに出演、海外からも注目を集める『キングダム』の公開も控える吉沢さん。楽しみであり不安もあると心境を明かす吉沢さんは、「監督と話し合いながらこの一家の光であり影である一という役を精一杯生きたいと思います」と意気込み、「僕自身男4人兄弟で、女姉妹に憧れていました。妹、ワクワク」とお茶目に語っている。なお、監督は海外からも高い評価を受ける『ストロベリーショートケイクス』『無伴奏』の矢崎仁司が務める。『さくら』は2020年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年04月02日3月15日(金)に全国公開となる映画『まく子』。ウーマンエキサイトでは、同作の原作者で一児の母でもある西加奈子さんにお話を伺いました。映画化への思い、そして、育児や仕事との向き合い方とは?インタビューから浮かび上がったのは、“自由”というキーワードでした。西 加奈子(にし かなこ)さん1977年テヘラン生まれ。2004年『あおい』で小説家デビュー。2015年に『サラバ!』で直木賞を受賞。直木賞受賞後の第一作が『まく子』となる。2012年に結婚、2017年に出産。一児の母としての顔も持つ。■映画は映画監督の作品、原作に忠実でなくていい『まく子』は、子どもと大人のはざまで戸惑う小学5年生のサトシが、不思議な魅力を持つ転入生・コズエとの出会いをとおして、ほんの少しだけ大人に近づいていく物語。サトシ役には今作で映画初主演となる山崎光さん、コズエ役にはモデルとしても活動中の新人・新音(にのん)さんを抜擢(ばってき)。また、女好きのダメな父親役を草なぎ剛さん、母親役を須藤理彩さんが演じています。――『まく子』が映画化されると聞いたときのお気持ちは?うれしかったですね。私は映画が好きなので、自分の本が映画になるというのがシンプルにうれしくて。――映画制作の際、「こうしてほしい」と要望は出されのでしょうか?ありません。内容に関しても「自由に変えていただいて結構です」と。――自分の作品を完全に委ねるのは、少し怖くないですか? 映画は、映画監督の作品だと思うので、怖さは全然なかったですね。実際にそんなことはないと思っていますが、もし映画の出来が悪くてもそれは監督の責任だと言えます(笑)。もちろん原作者ではありますが、小説は小説で完結。だから映画は映画監督の作品。その作品がすばらしいものであったら、それはすべて監督の手柄だと思っています。突き放しているというわけではなくて、私は映画がとても好きだから、監督には自由に作ってほしくて。「『原作に忠実に』という考えはまったくいらないから、鶴岡(慧子)監督にはご自身の世界観をガンガン出していってほしい」と思いました。■草なぎ剛の色気に驚き! 「こんなにハンサムだったんだ」――魅力的なキャラクターばかりの本作ですが、演じたキャストの皆さんの印象はいかがでしたか?みなさん、すばらしかったです。映画のラストに近いシーンで親たちみんなが集まる場面で、それぞれ恥ずかしそうにしながら、でもワクワクしている表情がすごく好きで。本当にこういう集落があればいいなと思いました。――以前、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に出演された際、“草なぎ剛さんを文学的に例えるなら”というテーマに「ユーモアと美しい心が世界を変えるんだ。」と答えていらっしゃいました。今回、草なぎさんについてあらためて感じられたことはありますか?草なぎさんは優しくて柔らかいイメージがあったのですが、すごくセクシーな方だったんだと思いました。「役者ってすごいな」(笑)と。いろんなものを自分でキャッチして、演じられているんだと驚きました。――たしかに、草なぎさんの役どころは、すごく色っぽいですよね。ダメ男なんだけど、女性が惹かれてしまう気持ちがわかるという。そうそう! もちろん、もともと美しい方なんだけど、「こんなにハンサムやったっけ?」みたいな。すごくすてきですよね。■本はいつ何を読むか、何を感じるか、すべてが“自由”――原作『まく子』は児童小説ですが、映画を観て、子どもたちに感じてほしいことはありますか?それはまったくないですね。子ども、大人という線引きは、正直自分の中でできてなくて。見た目が大人、お酒を飲めるのが大人、運転できるのが大人、というのはあるかもしれませんが…。でも、自分がサトシくんと全然違うかというと、サトシくんの気持ちもすごくわかる。41歳の私よりしっかりした子どももいるだろうし、それこそサトシくんのようにお父さんよりすごくしっかりしている子どももいます。“子どもだから”とか“子どもの見方”ということは考えたことがないですし、本当に自由に観てほしいです。――西さんは2017年にご出産されましたが、『まく子』はそれ以前の作品。お子さんを産んで、本作に対する気持ちの変化はありますか?子どもが生まれてからも、作家としての変化はとくにないんです。もし子どもが『まく子』を読んでくれたとして、「自分こんなんちゃうわ」と思ってくれてもいい。何も変わらないですね。――お子さんには、いつ頃『まく子』を読んでほしいというのはありますか?いつでもいいです、ほんまに(笑)。読んでくれなくてもいい。そこは強制しないです。もちろんハードなポルノ作品は、禁止しておいた方がいいと思うんだけど、それ以外は、何歳で何を読もうが自由だと思っています。――(笑)。対象年齢は関係なく、何歳で読んでも、何を感じても良いということですね。そうです。それが小説ですから。――ふだん、お子さんと本を通じた触れ合いの時間はありますか?絵本の読み聞かせはしています。読んでほしい絵本は、子どもが自分で選んで持ってきます。私も絵本を出しているので、そのなかから選んでくれることも。でもすぐに飽きてしまうので、それほど長い時間は読み聞かせできないのですが…。――ご自身の子ども時代はいかがでしたか?よく絵本は買ってもらっていたし、好きだったんだと思います。小学1年生から4年生までエジプトにいたのですが、日本人が帰国する際に置いていってくれた本が図書室にあって、いつもその本を読んでいました。日本人学校に通っていたのですが、日本語にあまり触れられないから、きっと日本語に飢えていたんだと思います。――その頃の環境が、今の自分に与えている影響はありますか?自分が自分以外の人生を歩んでいたら客観的に見られると思うんですが、自分は自分を生きてきたから、どう影響されているのかわからないんですよね(笑)。もちろん、全員にとって子ども時代は大事だから、大きな影響はあったんだろうなとは思います。でも、それがどういう影響なのかまではわからないんです。■“自由”を奪われた産後、支えとなったものは?――忙しくお仕事をされているなかでの妊娠。不安はありませんでしたか?それは、なかったですね。――実際にお子さんを出産されて、“自由が奪われることがつらかった”という西さんのインタビューを拝読しました。本当につらかったのは産後1ヶ月。「外に出られへん」と。それ以降は、子どもを連れてどこにでも行けたので、気持ちは変わりました。――つらかった時期、何が西さんを支えていたのでしょう?友だちですね。ほぼ毎日、友だちに来てもらって、話をしたり、聞いたりしていました。――気持ちを吐き出せる場所があることは、大事ですよね。あとは、聞くことも大事。自分に自由がないので、「今どんな仕事してるの?」とか「どんなレストランに行ったの?」といった友だちの外での生活を聞くことが、とても慰めになりました。――自分で体験したわけではないけれど、話を聞いて心を豊かにする。少し読書にも近い気がしますね。そうですね。赤ちゃんとずっと2人きりでいるのは行き詰まるので、友だちの話を聞きながら、その社会性も一緒にもらう感じでした。いまは保育園にも助けてもらい、ベビーシッターさんにもたまに来てもらっています。親も友だちもいる、夫ももちろん育児してくれる。自分ひとりだけで子育てをしているわけではないので、すごく安心感がありますし、楽しいです。■女性にどれだけ求めているの!というプレッシャーが怖い――現在は、どのようなペースでお仕事をされているのですか?子どもを保育園に預けている間とか、できるときに執筆するという感じで、あまり決めないようにしているんです。――あえて決めていないんですか?決めちゃうと、できなかったときに悔しいじゃないですか(笑)。だから、「できるとき」に書くことにしています。――なるほど(笑)。お子さんの存在が、執筆のモチベーションにつながるようなことはありますか?時間が物理的にむちゃくちゃ貴重になったので、集中力は上がりました(笑)。昔はダラダラできたけど、「この時間に書かないと、夜は絶対書かれへん!」と。――時間は本当に貴重ですよね。ちなみに、母になって気づいた自身の一面はありますか?「自由を奪われるのが一番イヤなんだ」、と気づいたのは大きかったですね。「絶対に罪は犯さんとこう」と思いましたもん(笑)。子どものためにとかではなくて、自分のために「刑務所入るようなことはせんとこう」と。「自分で稼げるようにしよう」とか、「自分ひとりで動けるように体を大切にしよう」とか、“自由でいられるように”という気持ちは強くなりました。――ウーマンエキサイトの読者には、仕事に育児にがんばっているママがたくさんいます。母になっても、女性として輝き続ける秘訣(ひけつ)を教えてください。私、そういう考えが好きじゃなくて(笑)。「母である上に女性として輝く」って、なんか怖いというか、プレッシャーになるんですよね。「どれだけ求められんねん!」と(笑)。自然でいいと思います。お母さんとしてがんばっているならそれで充分だし、ボロボロでもいいと思う。――そのお言葉、すごく励まされますし、読者にも響く気がします(笑)。よかった(笑)。お母さんは、家事や仕事、育児をやっていらっしゃるだけで、ほんっっっまにすごいと思います。ドえらい賞を何個ももらっているのと同じなので、ご自身を褒めてあげてほしい。「自分すごい!」って、毎日100回くらい言ってもいいと思いますよ!映画『まく子』小さな温泉街に住む小学生5年生のぼく(サトシ)は、子どもと大人のはざまにいる。ぼくは、猛スピードで「大人」になっていく女子たちがおそろしかった。女の人とみれば、とたんにだらしなく笑う、父ちゃんみたいには絶対になりたくなかった。だから、否応なしに変わっていく自分の身体に抗おうとしていた。そんなとき、コズエが突然やってきた。コズエはとても変で、とてもきれいで、なんだって「撒く」ことが大好きで、そして彼女には秘密があった…。原作:「まく子」西加奈子(福音館書店 刊)監督・脚本:鶴岡慧子出演:山崎光、新音、須藤理彩/草なぎ剛主題歌:高橋 優「若気の至り」(ワーナーミュージックジャパン/unBORDE)2019年3月15日(金) テアトル新宿ほか全国ロードショー公式サイト: ※山崎光さんの「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記となります。※草なぎ剛さんの「なぎ」は弓へんに前の旧字体、その下に刀が正式表記となります。
2019年03月15日福岡出身の役者陣で描く青春の終わりとゾンビの舞台『帰郷』が東京・福岡で上演される。企画・作・演出・出演の入江雅人に話を聞いた。【チケット情報はこちら】実は本作は、入江が「ずっと宿題だった」と語る作品。「芝居を観たあととかに飲みにいくと、みんな割と調子のいいことを言うでしょ(笑)。“今度このメンバーでやろうよ”とか。僕もそういうことを言っていたのですが、次の日に自己嫌悪になるんですよね。“やりもしないのに…”とか思って(笑)。それで“言ったことをやろう”と思ってプロデュース公演などをやるようになったのですが、そのなかで1番時間がかかったのがこの企画です。だから、言ったことを実現するのはこれが最後です」。話の発端は、出演者の池田成志。「成志さんと出会ったのが1990年代で、そのときから“福岡の人だけで舞台をやったら面白いと思う”という話をしていました。劇団☆新感線『レッツゴー!忍法帖』(入江・池田が出演/2003~2004年上演)の上演期間にも書いてみたりしていました。それから、いのうえひでのりさん(福岡出身)と成志さんに会うたびに“やりますからね”と言っていて。だから“やっと”という感じです」。入江は福岡弁の作品をいくつも作っているが、方言の魅力を「福岡弁って切なかったり悲しい状況でもどこかふざけたような口調になるので、より切なくなったりするんです。それにあのテンポ感はほかにない」と語り、だからこそ「本物でやりたい」と、キャストは入江、池田に加え、田口浩正、坂田聡、尾方宣久、岡本麗と福岡出身者(岡本は長崎出身の福岡育ち)が揃った。ちなみにこだわりは“福岡弁”。“博多弁”ではない。「“福岡弁”というのは強調したいですね。特に福岡公演では開幕前にアナウンスしたほうがいいんじゃないかな(笑)」脚本は、入江が続ける一人芝居企画「グレート一人芝居」で上演した同名作品を膨らませる。「『帰郷』は、20代の頃に福岡に帰省したときに、夜中に友達の車で好きな音楽をかけながら海までドライブした記憶が母体です。それ以降、青春時代に福岡で感じた思いを福岡弁でやる一人芝居を続けていて。今回はその集大成になると思います。ゾンビものもずっと書いてますから、その集大成にもなりますね」。遂に果たす約束に、入江が歩んできた道のりの集大成と、大きな作品になりそうだ。「今は早く稽古に入って、1回本読みをして安心したい(笑)。大変なぶん楽しめると思いますから」公演は2019年1月25日(金)から2月3日(日)まで東京・俳優座劇場、2月8日(金)から10日(日)まで福岡・イムズホールにて。取材・文:中川實穗
2018年11月15日2019年3月より映画「まく子」が全国で公開することが発表されました。原作は作家・西加奈子さんの同名小説。小さな温泉街で繰り広げられる、小学生の男女の成長物語を若手キャストや草彅剛さんが演じます。西加奈子さんの小説「まく子」が実写映画化作家・西加奈子さんの小説「まく子」が実写映画化することが発表されました。本作は、小学5年生の男の子・慧と転入生の美少女・コズエが織りなす人間ドラマ。2019年3月から全国ロードショー予定です。作家・西加奈子さん1977年イラン・テヘラン市生まれの作家。2004年『あおい』でデビューし、『サラバ!』で第152回直木賞を受賞。ほかにも数々の受賞経歴をもつ人気作家です。豪華な出演者が多数登場本作は主人公・慧役を中学3年生の山﨑光さん、転入生・コズエ役を13歳の新音さんが担当。注目の若手キャストを中心に物語が展開されます。また、主人公・慧の父親役を“新しい地図”の草彅剛さんが務め、物語を盛り上げます。映画「まく子」詳細公開時期2019年3月予定スタッフ監督:鶴岡慧子原作:西加奈子脚本:鶴岡慧子プロデューサー:赤城聡出演者山崎光新音須藤理彩草彅剛など問い合わせ先公式HP:映画「まく子」オフィシャルサイト映画「まく子」を見に行こう注目の若手キャストが織りなす物語に注目が集まる、映画「まく子」。ぜひこの機会に話題の作品を見に劇場へ足を運んでみませんか。
2018年11月09日