タレントの内山信二の妻・内山琴さんが13日と14日に自身のアメブロを更新。人生初の予防接種を受けた次女・謡(うた)ちゃんの様子をつづった。13日に、琴さんは「初予防接種へ!!!」というタイトルでブログを更新。謡ちゃんについて「人生初の予防接種へ行ってきます」と報告し「泣くかなぁ」と心配そうにコメントした。14日のブログでは、前日に予防接種を受けた謡ちゃんについて「手を掴まれただけでギャン泣き」と明かし、医師から「すぐ終わるよ~息して息して」と言われていたことを説明。「飲むお薬の時には泣き止んでた」と述べつつ「絃ちゃんより敏感ちゃんかな」と長女・絃(いと)ちゃんと比較した。最後に「昨夜も今朝も副反応もなく大丈夫そうで一安心」と安堵した様子でコメント。「また来月もがんばろうね」と謡ちゃんに呼びかけ、ブログを締めくくった。
2024年05月14日タレントの内山信二の妻・内山琴さんが11日に自身のアメブロを更新。次女・謡(うた)ちゃんの術後検診で医師から言われたことを明かした。4月30日に入院した謡ちゃんの様子を明かしていた琴さんは、2日に手術を受ける前の次女と内山との3ショットを公開し、その後のブログでは「小さい身体で頑張ってくれました」「本当に良かった」と謡ちゃんの手術が終わったことを報告。3日に更新したブログでは「術後の状態も良く 今日無事退院できました」と謡ちゃんの写真とともにつづっていた。この日は、謡ちゃんの「鼠蹊ヘルニアの術後検診へ行った」と報告し、医師からは「傷の状態も綺麗に治ってるしエコーで診ても中もしっかり治ってるからバッチリ大丈夫」と言われたことを説明。謡ちゃんについて「左側だけの鼠蹊ヘルニアかと思ったら右側も穴が空いていた」と明かし「早目に手術できて本当に良かった」と安堵した様子でコメントした。最後に「今日から一緒にお風呂入れるぞ~」と眠っている謡ちゃんの写真を公開し、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「順調で良かったです」「安心ですね」「小さい体で頑張りました」などのコメントが寄せられている。
2024年05月12日タレントの内山信二の妻・内山琴さんが8日に自身のアメブロを更新。“地獄”だと感じた次女・謡(うた)ちゃんの手術時間についてつづった。4月30日に入院した謡ちゃんの様子を報告していた琴さんは、2日に「手術前!!!」と題したブログを更新し、内山と次女との3ショットを公開。その後のブログでは「小さい身体で頑張ってくれました」「本当に良かった」と謡ちゃんの手術が終わったことを明かし、3日に更新したブログでは「術後の状態も良く 今日無事退院できました」と謡ちゃんの写真とともにつづっていた。この日は「1週間前の今日は手術の日だったなぁ」と切り出し「1時間くらいでの手術 大目に見て2時間位かな~!」と謡ちゃんの手術時間について説明。一方で「2時間経ってもこないしホントあの時間は地獄でした」と手術当日を振り返った。また「結果オーライだったけどもう二度と味わいたくない!!」と述べ「普通の生活が送れる事に感謝だね」とコメント。最後に「本当によく頑張った謡ちゃん かーちゃんはまた寿命縮まりました笑」と冗談まじりにつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「頑張りましたね」「元気が1番ですね」「経過が順調で本当に良かったです」などのコメントが寄せられている。
2024年05月09日タレントの内山信二の妻・内山琴さんが2日と3日に自身のアメブロを更新。入院して手術を受けた次女・謡(うた)ちゃんの様子を公開した。4月30日に入院した謡ちゃんの様子を報告していた琴さんは、2日に「手術前!!!」と題したブログを更新し、内山と次女との3ショットを公開。その後のブログでは「小さい身体で頑張ってくれました」「本当に良かった」と謡ちゃんの手術が終わったことを明かし「心配して下さってた皆様ありがとうございます」と感謝をつづった。3日に更新したブログでは「術後の状態も良く 今日無事退院できました」と謡ちゃんの写真とともに報告。「やっぱりお家はいいでしょ?!」と謡ちゃんに呼びかけ、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「退院おめでとうございます」「お疲れ様でした」「頑張ったね」などのコメントが寄せられている。
2024年05月04日タレントの内山信二の妻・内山琴さんが4月30日に自身のアメブロを更新。看護師から聞いた入院中の次女・謡(うた)ちゃんの様子を明かした。この日、琴さんは「入院!!!」というタイトルでブログを更新し、謡ちゃんを病院に送ってきたことを報告。「絃ちゃんが居るからかーちゃんは入院せず毎日面会時間に通い!」と説明し「入院の4日間って長いよなぁ」と述べ「あぁ。。もう淋しい」と心境をつづった。その後に更新したブログでは、面会に行ったことを明かし「お利口さんにスヤスヤ寝てたよ」と謡ちゃんの様子を報告。看護師に様子を聞いたところ「少し前に寝てくれました!」と返答があったといい「置いたらギャーーお風呂もギャーー哺乳瓶もベーーーだったらしく」看護師らが「代わる代わる抱っこしてくれてたみたいです」と説明し、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「謡ちゃん、頑張ってますね」「応援しています」「早くお家に帰って来てみんな笑顔になりますように」などのコメントが寄せられている。
2024年05月01日タレントの内山信二の妻・内山琴さんが24日に自身のアメブロを更新。すぐに気がついてよかった次女・謡(うた)ちゃんの鼠径ヘルニアについてつづった。22日のブログで、琴さんは謡ちゃんの「お臍の臍肉芽腫の診察」を受けるため病院を訪れたことを報告。続けて「急展開!!!」というタイトルでブログを更新し、謡ちゃんについて「鼠蹊ヘルニアになっていて左卵巣が出てる感じになってるみたい」と現状を説明。医師からは「早めに手術をした方がいい」と勧められたそうで「近日中に入院する事になりそうです」とつづっていた。この日は「コメントたくさんありがとうございます」と感謝を述べ「主治医にも言われたけど、鼠蹊ヘルニアって結構あるみたいですね」とコメント。「小さい頃に手術してもう◯◯才で元気です!ってみんなのコメントをみて少し安心」したといい「今でも成長しても手術には変わりないから、すぐ気づいてよかった」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「先月姪が鼠径ヘルニアの手術をしました」「すごい心配になりますよね」「1日も早く元気になりますように」などのコメントが寄せられている。
2024年04月24日タレントの内山信二の妻・内山琴さんが22日に自身のアメブロを更新。医師から早めの手術を勧められた次女・謡(うた)ちゃんの現状を明かした。この日、琴さんは謡ちゃんの「お臍の臍肉芽腫の診察」を受けるため病院を訪れたことを報告。「軟膏で少しは小さくなってきたけど…」と明かしつつ「どうかなぁ~良くなってたらいいなぁ」と心配そうにつづった。続けて「急展開!!!」というタイトルでブログを更新し「今日はお臍の他にも最近発見した恥骨のシコリもみてもらおうと受診したんです」と説明。謡ちゃんについて「鼠蹊ヘルニアになっていて左卵巣が出てる感じになってるみたい」と現状を明かした。また、医師からは「早めに手術をした方がいい」と勧められたそうで「近日中に入院する事になりそうです」と報告。「もう…急な事すぎて頭パンクしそう」と述べ、眠っている謡ちゃんの姿を公開し、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「心配ですね」「少しの間大変ですね」「早く分かってよかったね」「応援しています」などのコメントが寄せられている。
2024年04月23日タレントの内山信二の妻・内山琴さんが8日に自身のアメブロを更新。次女・謡(うた)ちゃんが1か月健診を受けて改めて小児外科に行くことになったことを明かした。この日、琴さんは謡ちゃんの1か月健診があったことを報告。「どんだけ大きくなってるかなあ」と気になっている様子でコメントし、スリングの中で眠る謡ちゃんの姿を公開した。続けて更新したブログでは、自身が特に気になっていたという「母乳吐き戻し 乳児湿疹 お臍の臍肉芽腫(さいにくげしゅ)」について「許容範囲で問題なさそう」と説明するも「臍肉芽腫だけは改めて小児外科に見せに行く事になりました」と報告。「体重の増加が少なかったけど基本的には良好でした」と述べつつ「とは言え色々と心配事は尽きませんね」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「お疲れ様でした」「子供はいつまでも心配ですね」「元気いっぱいスクスク育ってね」などのコメントが寄せられている。
2024年04月09日タレントの内山信二の妻・内山琴さんが2日に自身のアメブロを更新。並んで眠っていた娘達の姿を公開した。この日、琴さんは「眠たい眠たい!!!」というタイトルでブログを更新し「毎日あっという間の1日で常に眠たいかーちゃん」と自身の様子をつづった。続けて「深夜の授乳タイム…」と述べ「パッと見ると同じ顔並んでました」と眠っている長女・絃(いと)ちゃんと次女・謡(うた)ちゃんの姿を公開し、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「本当にそっくり」「可愛すぎます」「この時期一番大変ですね」「休める時に休んでくださいね」などのコメントが寄せられている。
2024年04月03日タレントの内山信二の妻・内山琴さんが20日に自身のアメブロを更新。次女の名前を公表し由来を明かした。この日、琴さんは次女について「内山 謡(うた)ちゃんに決まりました」と名前を公表し「由来はというと…母の琴、姉の絃、お琴に絃(げん)がついたので…後は謡うしかないでしょ!!!ということで…繋がりのある名前にしました」と説明した。続けて「ジージョ改め謡ちゃんをよろしくお願いします」と呼びかけ、命名書を手にした内山や長女・絃(いと)ちゃん、 次女・謡(うた)ちゃんを抱いた自身の家族ショットを公開。最後に「なぜか急にパパ山さんの耳を攻撃する絃ちゃん」と写真撮影での様子を明かし「またしてもちゃんとした写真は撮れず 笑」とお茶目につづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「可愛いお名前」「素敵すぎる」「響きもいい」「成長を楽しみにしています」などのコメントが多数寄せられている。
2024年03月21日タレントの内山信二の妻・内山琴さんが15日に自身のアメブロを更新。初めて次女を抱っこした長女・絃(いと)ちゃんの姿を公開した。8日のブログで、琴さんは第2子女児を出産したことを報告。9日には「今日はお耳の検査をしてもらってる次女ちゃん」と述べ「たくさん寝るタイプなのか3時間経ってもお腹空いたーって起きず」と様子を説明。11日に更新したブログでは「次女ちゃん生後4日になりました」と報告し、帝王切開後の自身の経過が良好であることを明かしていた。この日は「初だっこ!!!」というタイトルでブログを更新し「ベイビー抱っこしたい!とすぐに抱っこしてくれました」と次女を抱く絃ちゃんの姿を公開。「ママに久しぶりに会えて嬉しい ベイビーに会えて嬉しい」と述べつつ「でも淋しさを紛らわしていたみたいで」とつづった。続けて「かーちゃんがちょっとでも絃ちゃんから離れると、、、家中探し回る位不安で不安で仕方ない様子でした」と絃ちゃんの様子を明かし「写真や動画の表情が硬いのはそれのせいかなぁ」と心配そうにつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「素敵な写真」「尊いツーショット」「すっかりお姉ちゃんの表情になってますね」などのコメントが寄せられている。
2024年03月15日タレントの内山信二の妻・内山琴さんが9日と11日に自身のアメブロを更新。帝王切開後の健診の結果を明かした。8日のブログで、琴さんは第2子女児を出産したことを報告。娘・絃(いと)ちゃんについて「帝王切開で出産していたので」と述べ「今回も同じ、、帝王切開での出産となりました!」と説明。「無事出産したものの未だ麻酔の影響で、低血圧(92/56)と全身の痒みと戦っている」と出産後の自身の様子を明かし「そんなトラブルはありますが…第二子ちゃんは元気いっぱい」とつづっていた。9日のブログでは「今日はお耳の検査をしてもらってる次女ちゃん」と述べ「たくさん寝るタイプなのか3時間経ってもお腹空いたーって起きず」と様子を説明。「体重が増えず、、本日は…オッパイ+ミルクで様子見てます」と明かし「絃ちゃんの様に大きくなーれ」と呼びかけ、眠っている第2子女児の写真を公開した。11日に更新したブログでは「次女ちゃん生後4日になりました」と報告し「オッパイだけでもぷっくらしてきたかな」とコメント。「今日は術後の検診もあったんだけど」(原文ママ)と明かし「順調に治ってきてるみたいで安心しました」と安堵した様子でつづり、ブログを締めくくった。
2024年03月11日タレントの内山信二の妻・内山琴さんが8日に自身のアメブロを更新。第2子の出産後も体に出ている症状を明かした。この日、琴さんは「2024年3月7日10時42分 第二子となる女の子を無事出産しました」と第2子女児を出産したことを報告。「今回は逆子ちゃんではなかったんだけど」と述べつつ、娘・絃(いと)ちゃんについて「帝王切開で出産していたので」と明かし「今回も同じ、、帝王切開での出産となりました!」と説明した。続けて「2年前に経験していてもやっぱり色々と怖かった」といい「無事出産したものの未だ麻酔の影響で、低血圧(92/56)と全身の痒みと戦っている」と出産後の自身の様子を報告。「そんなトラブルはありますが…第二子ちゃんは元気いっぱい」と明かし「絃ちゃんマンにそっく~りで産まれてきました」とつづった。また「なんとなくそうだと思ってた」といい「同じ顔が3人並びそうな内山家になりそうです」とお茶目にコメント。「第二子ちゃんも増え4人家族になった我が家を暖かく見守っていただけたらと思います」(原文ママ)と述べ「皆様…これからも宜しくお願い致します」と自身や内山、第2子女児との3ショットを公開し、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「ご出産おめでとうございます」「家族が増えてこれから楽しみですね」「ますます賑やかになりますね」「ゆっくり身体休めて下さいね」などのコメントが寄せられている。
2024年03月08日タレントの内山信二の妻・内山琴さんが4日に自身のアメブロを更新。家族3人での“最後のひな祭り”の様子を明かした。2023年10月29日のブログで、琴さんは「この度第二子を授かる事ができました」と第2子を妊娠したことを報告。「無事安定期にも入り順調にいけば来年3月頃の出産予定です」と説明し「新しい家族が増える事を家族みんなで楽しみにしながら、残りの3人での生活をたくさん満喫しようと思っています」とつづっていた。この日は「3人での最後のひな祭り」と述べ「昨夜は毎年恒例ちらし寿司を作って食べました」と報告。「来年はもっと賑やかだなぁ」とコメントし、ちらし寿司を前にした内山と娘・絃(いと)ちゃんとの家族ショットを公開した。この投稿に読者からは「美味しそう」「幸せですね」「来年はもっと賑やかですね」などのコメントが寄せられている。
2024年03月05日タレントの内山信二の妻・内山琴さんが27日に自身のアメブロを更新。娘・絃(いと)ちゃんが悩まされている症状を告白した。この日、琴さんは絃ちゃんについて「まだ寝ながらのお咳と鼻に悩まされてる」と症状について告白し「元気なんだけどお外遊びはまだかなぁ」とコメント。「なので今日もお家遊び!」と述べ「ブームのイヤイヤ期になんでも自分でしたいお手伝いしたいもありまくる2歳児さん」とつづった。続けて「お手伝いをお願いすると張り切ってやってくれます」と述べ「今日はみかんジュース搾りに挑戦です」と報告。「ママは手を出さないで手伝わないで写真撮って!と日に日にお喋りに磨きがかかり」と絃ちゃんの様子を明かし「指示されながらのかーちゃんです」とお茶目につづった。最後に「おねぇちゃんなのかベイビーなのか分かんなくなるお年頃ね」と述べ、ジュースを絞る絃ちゃんの姿を写真で公開し、ブログを締めくくった。
2024年01月29日ティーファクトリー✕吉祥寺シアターによる舞台『ヘルマン』が1月18日(木)、吉祥寺シアターにて開幕する。川村毅が麿赤児を主演に迎え、シェイクスピアのリア王を『荒野のリア』として上演したのが2014年のこと。いきなり第三幕からはじまる、三人の娘が登場しない、上演時間をぎゅっと100分に凝縮するなど、型破りでありながら原作通りというこの作品は大きな反響を呼び、2016年には全国で再演された。それから8年。川村と麿の組み合わせが次に挑むのは20世紀のドイツの作家、ヘルマン・ヘッセ。多くの日本人にとっては「『車輪の下』だけは読んだ」あるいは「国語の教科書で読んだことがある」程度の知識とイメージで留まっている作家かもしれない。しかし、舞台化するにあたって改めて他の作品を読み進めた川村はヘッセのことを「正真正銘の純正アウトサイダーとして、社会生活という困難を生き抜いた闘士だ」と捉え直している。この公演は、川村にとって久々のポスト・ドラマとなる。「ひとつの小説の脚色、劇化の手法は取らず、複数の小説からのイメージ、さらに俳優の身体性、映像を使用しての、ポスト・ドラマとしてヘッセを蘇らせようと思う」とコメントを寄せているとおり、単一の小説の世界を描いたり、ただヘッセの人生を追うというものではなく、多角的かつ多層的にヘッセの人生と小説に迫っていくものになりそうだ。晩年の深夜、ヘルマンが小説作品のフラグメント、人生の断片を想うという劇構造。麿が演じるのは、そのヘルマン役。ヘルマンの夢の中で問いかけ続ける存在に扮するのは大空ゆうひ。ヘルマンの青年時代は横井翔二郎が演じる。今年はヘッセの何かしらの周年というわけでもなく、ヘッセににわかに注目が集まっているわけでもない。そんなタイミングだからこそ、彼の人生と小説を舞台に立ち上げるにあたっては、公演に関わる人たちの強い思いがあるに違いない。そしてその作品には、きっといま上演する意味が、そしていまを生きる私たちへのメッセージが込められているだろう。舞台からそのメッセージを受け取るのを楽しみにしたい。文:釣木文恵<公演情報>ティーファクトリー/公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団提携公演『ヘルマン』構成・演出:川村毅出演:麿赤兒大空ゆうひ横井翔二郎鶴家一仁村井友映朝田百合子小林彩キクチカンキ灘波愛和田華子村松えり笠木誠2024年1月18日(木) ~1月28日(日)会場:東京・吉祥寺シアターチケット:()公式サイト:
2024年01月18日長編アニメーション映画 『ふれる。』が2024年秋に公開される。監督は長井龍雪、脚本は岡田麿里、キャラクターデザインは田中将賀。長井龍雪×岡田麿里×田中将賀のオリジナル長編アニメーション2011年からテレビアニメとして放映され、“平成で一番泣けるアニメ”として社会現象を巻き起こし、2013年に劇場版が公開された『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』。実写映画化もされた『心が叫びたがってるんだ。』。切なくてちょっと不思議な“二度目の初恋”を描いた『空の青さを知る人よ』。映画『ふれる。』は、そんな“心揺さぶる”青春3部作を世に送り出した監督・長井龍雪、脚本・岡田麿里、キャラクターデザイン・田中将賀の3人が贈るオリジナル長編アニメーションだ。青年3人組と不思議な生き物の物語映画『ふれる。』で描かれるのは、言葉で上手くコミュニケーションできない少年が、“不思議な力”を持つハリネズミのような生き物と出会い、それによって繋がった幼馴染の青年3人組。東京を舞台に、不思議な生き物と共存し、そのまま大人になった青年たちの物語を描く。故郷の島に伝わる生物「ふれる」によって結びついた友情映画『ふれる。』のメインキャラクターとなるのは、同じ島で育った幼馴染の小野田秋(おのだあき)・祖父江 諒(そぶえりょう)・井ノ原優太(いのはらゆうた)の3人。20歳になって上京し、東京・高田馬場で共同生活を始める3人はバーでのバイト、不動産会社の営業、服飾デザイナーの専門学生と、生活はバラバラだが、いつも心は繋がっていた。彼ら3人を結び付けているのは不思議な生き物「ふれる」の特別な力。トゲトゲとしたハリネズミに近い見た目の「ふれる」は、秋たちが生まれ育った島伝承の生き物だ。互いにふれることで互いの意思疎通が可能な、テレパシーにも似た謎の力を持っており、口にしなくてもそれぞれの言葉が流れこんでくる。趣味も性格も違う3人の友情を結び付けた「ふれる」。しかし、その隠されたもう一つの力によって、彼らの関係性は変わっていく。映画『ふれる。』登場人物小野田秋バーでアルバイトをしている20歳。口下手で幼いころから手が先に出てしまう諒と優太とは島の幼馴染。祖父江諒不動産会社の新卒社員。体育会系の兄貴分。井ノ原優太デザイナー志望の服飾専門学生。コンプレックスが多めでたまに卑屈気味なところも。【作品詳細】長編アニメーション映画『ふれる。』公開時期:2024年秋監督:長井龍雪脚本:岡田麿里キャラクターデザイン:田中将賀制作:CloverWorks製作幹事:アニプレックス・STORY inc.配給:東宝・アニプレックス©2024 FURERU PROJECT
2023年12月09日「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」『心が叫びたがってるんだ。』『空の青さを知る人よ』を手掛けた監督:長井龍雪、脚本:岡田麿里、キャラクターデザイン:田中将賀の3人が贈る、オリジナル長編アニメーション映画最新作『ふれる。』が、来年秋に公開されることが決定した。幼なじみの青年3人組は、不思議な生き物の力でそれぞれの気持ちを口にしなくても心が繋がっていた。3人と1匹の物語が、コミュニケーションが複雑化する現代で、人と人との本当の繋がりを教えてくれる――。本作を手掛ける長井監督、脚本・岡田さん、キャラクターデザイン・田中さんは、深夜アニメとして異例の視聴率を記録し社会現象化、劇場版も大ヒットを記録した「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」、“大人が泣ける感動アニメ”として多くの支持を集めた『心が叫びたがってるんだ。』、吉沢亮や吉岡里帆が参加した『空の青さを知る人よ』を手掛けたことでも知られる。ティザービジュアルでは、青年たちがバケツを運ぶ様子が描かれ、特報映像のラストにも登場するハリネズミのような不思議な生き物の姿を確認することができる。さらに映像は、人物たちそれぞれの手のカットが重なり、人と人との繋がりを描きながら、やがて知ることになる世界の秘密、そして痛みという言葉が一体どんな謎を秘めているのか、想像を掻き立てられるものに仕上がっている。<監督:長井龍雪コメント>「あの花」「ここさけ」「空青」秩父を舞台にした三部作が完結し、4年の月日が経ちました。脚本の岡田さん、キャラクターデザインの田中さんと共にまた新たに物語を作りたいという思いが叶い、今日に至ります。今回の舞台は東京。言葉で上手くコミュニケーションできない少年が不思議な力を持つ生き物と出会い、それにより繋がった三人のお話です。アニメーションで不思議な出来事が起こるのは幼少期や少年期が多いように思いますが、本作は不思議な生き物と共存し、そのまま大人になった青年達の物語。通常だったら主人公になりえない人物にフォーカスしています。幼い頃と大人になってからの関係性の変化は誰しもが経験するもの。長く一緒にいるとつい相手を分かった気になり発言してしまったりもしますが、ちゃんと相手に直接気持ちを伝えてみよう、そんな風に感じてもらえる作品になっていたらと思います。鋭意製作中ですが、皆様にお届けできる日を楽しみにしています。長井龍雪『ふれる。』は2024年秋、全国にて公開予定。(シネマカフェ編集部)
2023年12月06日「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」『さよならの朝に約束の花をかざろう』などの岡田麿里監督最新作、MAPPA初のオリジナル劇場アニメーション『アリスとテレスのまぼろし工場』が全国にて公開中。この度、岡田監督の故郷・秩父に、平松禎史(副監督)、石井百合子(キャラクターデザイン)、東地和生(美術監督)が集結。武甲山の麓にあるユナイテッド・シネマ ウニクス秩父にて、トークイベントとサイン会が行われた。作品世界に惚れ込んだ中島みゆきが、主題歌として初のアニメーション映画への書き下ろし楽曲「心音(しんおん)」を提供したことでも話題の本作。公開後、SNSには「今まで一度も経験したことのない感情が溢れた」「あの子達の抱く気持ちがめちゃくちゃ切ない」「後半の怒涛の展開に持っていかれた! 」など、十人十色の熱量あふれるコメントが続々と投稿され、「どんな映画なのか?」という考察も盛り上がっている。この日は岡田監督が地元の映画館に登壇ということもあり、チケットは即完売というプレミアイベントに。客席からの温かい拍手に包まれる中、トークイベントがスタートした。冒頭、MCから観客への質問タイムがあり、中にはすでに10回以上作品を鑑賞したという人もいることが判明。熱量の高い観客が集まった会場を見渡し、4名も笑顔。最初の挨拶で、秩父に来たのはいつ以来かと問われた岡田監督は、「セメント工場を取材した時、以来でしょうか。そのあとは…今年、お祭りにみんなで行きましたね」と話し、平松副監督は「秩父にいつ来ていたかなと写真を見直していたら、2019年7月の写真がありました。空が曇っていてて、そういえば、武甲山を観たことが無かったなあと思い、今日『これが武甲山か』と、遂に見ることができました」と語った。◆いまだから話せるトークが炸裂!会場は大盛り上がり!「お祭りシーンの屋台囃子は『秩父音頭』のアレンジですか」という質問に、「はい、そうなんです」と岡田監督。「祭囃子と花火について調べていて、秩父の他にも色々なお囃子の音を聞いたんですが、秩父の祭囃子が一番しっくりきて。ペースが速いので、カーチェイスに合うなと思い、カーチェイスのシーンを盛り上げるために使いました。やはり自分は秩父人で、秩父は大きいお祭りが多く、胃にドンドンくる感じというか、嫌が応にも高ぶる感じがありました」と、秩父人であることを由来したエピソードを告白。「舞台になった街は実際にある街ですか?モチーフや参考にされた場所があったら教えて欲しい」との問いには、東地副監督が「モチーフにした所は、日本全国そこらじゅうにあります。舞台は架空と言えば架空ですが、探す楽しみがなくなってしまうかもしれないけれど、少し明かすと…池島に行きました。閉じ込めれている話ならば、島がいいのではないかと、3日間くらい取材しましたが、その風景ももちろん入っています」と回答。「あとは、釜石に行きました。一人で、昔、製鉄所があったところを歩いて距離感をつかんだりしたけれど、撤去されて何も残っていないんですよね。でも想像しながらが楽しい、というか、想像のほうがいいものが描けると思うんです。今回、(その時の)写真のレイアウトも一切使っていないので、同じアングルで同じ画は一枚も撮れないはずです。Xを見ていると、皆さん、色々と探してくださっているんですが、まだ出ていない場所がありますので、それは(探す)楽しみにしてください(笑)」と、鑑賞後の楽しみもしっかり残しつつ、制作秘話を明かしてくれた。「特に“ここが好き”というシーンやキャラクターについて教えてほしい」という質問が出ると、平松さんは「どこも思い入れがあるので、一つに絞るのが難しいですよね(笑)」とコメント。「(作品の為に作った見伏の)地図とにらめっこして想像して作っていたのですが、海沿いの町がああいう感じであることとか、山がこちらに見えているから今このキャラクターはここにいる、といった具合に意識して作れたこと、キャラクターが生きている場所を作れている、ということが今回面白くて好きだったことですね」と、制作過程をふり返った。さらに「今回、キャラクターをデザインするにあたり、岡田監督とはどんなお話をされたのですか」という質問に、石井さんは、「まずは、最初の元々の小説を読ませてもらったときに、落書きで『睦実や五実はこんな感じでしょうか?』と送りました。その上で、岡田さんもひらめいたものがあって、危うい綺麗さがあるものがいいよね、などと話したり、原宿の人形が売っている店に二人で見に行ったりしました」とコメント。「睦実や五実は自分からでてきたものだったのですが、正宗やそれ以降のキャラクターは、実在した人達の映画や写真を見たりして、ああしようこうしようと、岡田さんと常にディスカッションしていました。生っぽさみたいなのは、そういうやりとりからも生まれたのではないでしょうか」と、岡田監督との密なディスカッションが交わされていたことを明かした。◆イベント上で初公開!繋がる私たちの未来〈みんな〉に込めた想いとは?ステージの上には、この日初公開された、石井さんと東地さんが描いた最新のビジュアルのパネルが設置。6週連続入場者プレゼントのラストを飾るプレゼントにも使用されてる、このビジュアルについて聞かれた石井さんは「このイラストを描くにあたって、シナリオにラスト、みんなを描いた絵があるスケッチブックというト書きだったり、コンテの中に、五実が列車の先頭で手を振っている絵があったので、自分が一番見たい、みんなが一緒にいて一番いい笑顔を描きたいということで、是非書かせてほしいと(このイラストを)描きました」と思いを明かす。その言葉を受けて、「平松さんがすべてのエピソードを全部絵コンテに起こして、それを一度繋げた時に、2時間20分以上あったんです。そこから今の作品になっているので、零れ落ちたエピソードがいっぱいあるけれど、そこかしこに削いだエピソードの残り香もあると思います。“何か詰まっている”ことを感じていただける作品になっているのではないでしょうか」と東地さん。「自分たちでもわからないくらいの熱量が詰まっています。大事なものを伝えることができているのではないか、岡田さんがやりたかったことは全部できているのではないか、まだ途中段階でその答えが出ていないようにも感じていますが、そういう部分も感じ取ってもらえたら、と思います」と本作に関わった全ての人の気持ちを代弁するかのように、改めて熱量がこもった作品であることを伝えていた。最後に、岡田監督から、「メインスタッフと一緒にこのような形で話す機会はなかったのですが、仕事場では、いつもこんな風に和やかだったり、そうではなかったり(笑)。熱のある旅の仲間です。いいチームでやることができたこの作品を何回も観ていただいて有難うございます。皆さんのおかげで、作品が色づいているなと思っています」と挨拶し、トークイベントは終了。その後、劇場ロビーに場所を移して、4名によるサイン会を実施。それぞれサインをしながら、笑顔で観客と会話するなど交流をし、長蛇の列ができ1時間を超える盛況ぶりだったが、最後まで感謝の思いを伝えながらサインを行っていた。6週連続入場者プレゼント企画のラストを飾るのは、話題にも上った石井さん、東地さんによる渾身の描き下ろしイラスト「繋がる私たちの未来〈みんな〉クリアファイル」(サイズ:A5・148×210mm)。現在配布されている<仕掛けビジュアルカード>の完成版の絵柄がフルカラーになってプリントされているクリアファイル。10月20日(金)より上映劇場にて配布予定(一部劇場を除く)※上映劇場は変更になる可能性あり『アリスとテレスのまぼろし工場』は全国公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アリスとテレスのまぼろし工場 2023年9月15日より全国にて公開(c)新見伏製鐵保存会
2023年10月09日現在、全国で上映中のMAPPA初のオリジナル劇場アニメーション作品となる『アリスとテレスのまぼろし工場』。脚本と監督を務めた岡田麿里の故郷である秩父で7日に特別上映会を開催。岡田、平松禎史(副監督)、石井百合子(キャラクターデザイン)、東地和生(美術監督)が登壇し、客席からの温かい拍手に包まれる中、トークイベントがスタートした。冒頭、MCから観客への質問タイムがあり、中には、10回以上作品を鑑賞したという人もいることが判明。熱量の高い観客が集まった会場を見渡し、4人も笑顔を浮かべた。最初の挨拶で、秩父に来たのはいつ以来かと問われた岡田は、「セメント工場を取材した時、以来でしょうか。そのあとは……今年、お祭りにみんなで行きましたね」と話し、平松は、「今日、移動の途中で、秩父にいつ来ていたかなと写真を見直していたら、2019年7月の写真がありました。空が曇っていてて、そういえば、武甲山を観たことが無かったなあと思い、「今日『これが武甲山か』と。遂に見ることができました」と、振り返った。MCからの質問に今だから話せるトークが炸裂!会場は大盛り上がり!「お祭りシーンの屋台囃子は『秩父音頭』のアレンジですか」という質問に、岡田は、「はい、そうなんです。祭囃子と花火について調べていて、他にも色々なお囃子の音を聞いたんですが、秩父の祭囃子が一番しっくりきて。ペースが速いので、カーチェイスに合うなと思い、カーチェイスのシーンを盛り上げるために使いました。やはり自分は秩父人で、秩父は大きいお祭りが多く、胃にドンドンくる感じというか、嫌が応にも高ぶる感じがありました」と、秩父人であることを由来したエピソードを明かした。「舞台になった街は実際にある街ですか?モチーフや参考にされた場所があったら教えて欲しい」という質問には、東地が回答。「モチーフにした所は、日本全国そこらじゅうにあります。舞台は架空と言えば架空ですが、探す楽しみがなくなってしまうかもしれないけれど、少し明かすと池島に行きました。閉じ込めれている話ならば、島がいいのではないかと、3日間くらい取材しましたが、その風景ももちろん入っています。あとは、釜石に行きました。一人で、昔、製鉄所があったところを歩いて距離感をつかんだりしたけれど、撤去されて何も残っていないんですよね。でも想像しながらが楽しい、というか、想像のほうがいいものが描けると思うんです。今回、(その時の)写真のレイアウトも一切使っていないので、同じアングルで同じ画は一枚も撮れないはずです。Xを見ていると、皆さん、色々と探してくださっているんですが、まだ出ていない場所がありますので、それは(探す)楽しみにしてください(笑)」と、鑑賞後の楽しみもしっかり残しつつ、制作秘話を明かしてくれた。「特に“ここが好き”というシーンやキャラクターについて教えてほしい」という質問が出ると、平松は「どこも思い入れがあるので、ひとつに絞るのが難しいですよね(笑)(作品の為に作った見伏の)地図とにらめっこして想像して作っていたのですが、海沿いの町がああいう感じであることとか、山がこちらに見えているから今このキャラクターはここにいる、といった具合に意識して作れたこと、キャラクターが生きている場所を作れている、ということが今回面白くて好きだったことですね」と、制作過程を振り返った。「今回、キャラクターをデザインするにあたり、岡田監督とはどんなお話をされたのですか」という質問に、石井は、「まずは、最初の元々の小説を読ませてもらったときに、落書きで、「睦実や五実はこんな感じでしょうか?」と送りました。その上で、岡田さんもひらめいたものがあって、危うい綺麗さがあるものがいいよね、などと話したり、原宿の人形が売っている店にふたりで見に行ったりしました。空気感は、人形が展示されている店でも響くものを感じたのですが、人形として描くわけにはいかないので、睦実や五実は自分からでてきたものだったのですが、正宗やそれ以降のキャラクターは、実在した人達の映画や写真を見たりして、ああしようこうしようと、岡田さんと常にディスカッションしていました。生っぽさみたいなのは、そういうやりとりからも生まれたのではないでしょうか」と、監督の岡田との密なディスカッションが交わされていたことを明かした。イベント上で、初公開!繋がる私たちの未来〈みんな〉に込めた想いとは!当日、ステージの上には、この日初公開された、石井と東地が描いた最新のビジュアルのパネルが設置されていた。6週連続入場者プレゼントのラストを飾るプレゼントにも使用されてる、このビジュアルについて聞かれた石井は、「このイラストを描くにあたって、シナリオにラスト、みんなを描いた絵があるスケッチブックというト書きだったり、コンテの中に、五実が列車の先頭で手を振っている絵があったので、自分が一番見たい、みんなが一緒にいて一番いい笑顔を描きたいということで、是非書かせてほしいと(このイラストを)描きました」と思いを明かした。その言葉を受けて、東地は、「平松さんがすべてのエピソードを全部絵コンテに起こして、それを一度繋げた時に、2時間20分以上あったんです。そこから今の作品になっているので、零れ落ちたエピソードがいっぱいあるけれど、そこかしこに削いだエピソードの残り香もあると思います。“何か詰まっている”ことを感じていただける作品になっているのではないでしょうか。自分たちでもわからないくらいの熱量が詰まっています。大事なものを伝えることができているのではないか、岡田さんがやりたかったことは全部できているのではないか、まだ途中段階でその答えが出ていないようにも感じていますが、そういう部分も感じ取ってもらえたら、と思います」と本作に関わった全ての人の気持ちを代弁するかのように、改めて熱量がこもった作品であることを伝えていた。最後に、岡田から、「メインスタッフと一緒にこのような形で話す機会はなかったのですが、仕事場では、いつもこんな風に和やかだったり、そうではなかったり(笑)。熱のある旅の仲間です。いいチームでやることができたこの作品を何回も観ていただいて有難うございます。皆さんのおかげで、作品が色づいているなと思っています」と挨拶、トークイベントは終了した。その後、劇場ロビーに場所を移して、岡田、平松、石井、東地によるサイン会を実施。それぞれサインをしながら、笑顔で観客と会話するなど交流をし、長蛇の列ができ1時間を超える盛況ぶりだったが、最後まで感謝の思いを伝えながらサインを行っていた。超豪華!6週連続入場者プレゼント【第六弾】が決定!本日のイベントにあわせて、入場者プレゼントの最新情報も発表。すでに、6週連続プレゼント企画が話題になっているが、ついに、ラストを飾る【第六弾】の詳細が発表された。第六弾は、現在配布されている<仕掛けビジュアルカード>の完成版の絵柄がフルカラーになってプリントされているクリアファイル。プレゼント名が表すとおり、“繋がる未来”への希望に満ちた優しい色合いで、自分自身の未来に向けて残しておきたい大切なものを保存するのにも、ぴったりのグッズだ。第六弾の入場者プレゼントは、10月20日(金) より、上映劇場にて配布予定(一部劇場を除く)。※ファイルサイズ:A5(148×210mm)※上映劇場は変更になる可能性あり【第6弾】入場者プレゼント イメージ『アリスとテレスのまぼろし工場』は全国公開中。<作品情報>『アリスとテレスのまぼろし工場』公開中映画『アリスとテレスのまぼろし工場』本ポスター『アリスとテレスのまぼろし工場』ファイナル予告公式サイト:新見伏製鐵保存会
2023年10月08日映画『若き見知らぬ者たち』が、2024年10月11日(金)に公開される。主演は磯村勇斗、監督は内山拓也。監督・内山拓也の商業長編デビュー作映画『若き見知らぬ者たち』は、2020年公開の『佐々木、イン、マイマイン』で注目を集め、新人賞を総なめにした内山拓也が監督を務める商業長編デビュー作品。脚本も内山拓也自ら書き上げたオリジナル作品だ。企画段階から海外からも注目を集めており、『若き見知らぬ者たち』はフランス、韓国、香港、日本の共同製作映画となっている。家族の問題、自分の人生の間でもがく青年の物語物語の主人公は、介護や借金返済といった家族の問題と自身の人生とのはざまでもがき苦しみながらもささやかな幸せをつかもうとする彩人。弟・壮平も同居しささやかな日常を送るが、思いもよらない暴力が彼らの日常を奪ってしまう。主演は磯村勇斗、福山翔大と兄弟役主演を務めるのは、『正欲』『月』『東京リベンジャーズ』シリーズなど話題作への出演が続く磯村勇斗。また、主人公の弟役として、若手実力派の福山翔大が共演。岸井ゆきの、染谷将太、霧島れいか、滝藤賢一、豊原功補も出演を果たしている。主人公・風間彩人…磯村勇斗亡くなった父の借金を返済し、難病を患う母の介護をしながら、昼は工事現場、夜は両親が開いたカラオケバーで働いている。恋人との小さな幸せをつかみたいと考えている。壮平…福山翔大彩人の弟。家族と同居し、彩人同様に借金返済と介護を担いながらも、父の背を追って始めた総合格闘技の選手として日々練習に明け暮れる。日向…岸井ゆきの彩人の恋人。難病の彩人の母親を、献身的に世話している。大和…染谷将太彩人の高校時代のサッカー部仲間であり、親友。1児の父親となった。麻美…霧島れいか難病を患い、介護が必要となった彩人の母親。夫を亡くしている。松浦…滝藤賢一国家権力を盾に傲慢な態度で街を取り締まる警察官。亮介…豊原功補彩人と壮平の亡くなった父親。元キャリア組の警察官。映画『若き見知らぬ者たち』あらすじ風間彩人は、彩人の弟・壮平とともに亡くなった父の借金返済と母の介護をしながら、昼夜働いている。息の詰まるような生活に蝕まれながらも、彩人は恋人との小さな幸せを掴みたいと考えている。しかし、彩人の親友の結婚を祝う、つつましくも幸せな宴会の夜、彼らのささやかな日常は、思いもよらない暴力によって奪われてしまう。【詳細】映画『若き見知らぬ者たち』公開日:2024年10月11日(金)出演:磯村勇斗、岸井ゆきの、福山翔大、染谷将太、伊島空、長井短、東龍之介、松田航輝、尾上寛之、カトウシンスケ、ファビオ・ハラダ、大鷹明良、滝藤賢一、豊原功補、霧島れいか脚本・監督:内山拓也原案:内山拓也
2023年09月25日2020年公開『佐々木、イン、マイマイン』で若者から圧倒的な支持を得て、新人賞を総なめにした内山拓也監督の商業長編デビュー作となる『若き見知らぬ者たち』が9月14日にクランクイン。2024年に公開される。脚本を内山監督自ら書き上げたオリジナル作品である本作は、企画段階から海外配給会社の注目を集め、フランス、韓国、香港そして日本の4つの国と地域での共同製作映画となった。主演は、クリエイターたちからの信頼も厚く、今年も出演映画がすでに5作品公開と話題作が続く磯村勇斗。父の借金返済、そして難病の母の看病。重くのしかかる家族の問題と自身の人生とのはざまでもがき苦しみながらも、ささやかな幸せを掴もうとする主人公・彩人を演じる。その弟で同じく亡き父の借金返済を担いながら、父の背中を追って始めた総合格闘技の練習に明け暮れる壮平を演じるのは、若手実力派として注目を集める福山翔大。磯村さんと福山さんとともに、若き才能・内山監督が世界へと挑む。【あらすじ】風間彩人は、亡くなった父の借金を返済し、難病を患う母の介護をしながら、昼は工事現場、夜は両親が開いたカラオケバーで働いている。彩人の弟・壮平も同居し、同じく、借金返済と介護を担いながら、父の背を追って始めた総合格闘技の選手として日々練習に明け暮れている。息の詰まるような生活に蝕まれながらも、彩人は恋人との小さな幸せを掴みたいと考えている。しかし、彩人の親友の結婚を祝う、つつましくも幸せな宴会の夜、彼らのささやかな日常は思いもよらない暴力によって奪われてしまう――。磯村勇斗コメント今回はタイトルにもあるように、同世代の若いキャスト・スタッフさんたちが多く、みんなで一緒に作品を創り上げていく現場になりそうなので、今から撮影が楽しみです。既に、内山監督のオリジナルな発想と、仲間を大切にする想いを、撮影前からひしひしと感じています。皆さんのお力をお借りしながら、この作品が最後まで完走できるよう自分自身も向き合い、育んでいきます。福山翔大コメント何が何でも、この物語を届けたい。お話をいただいた時に、そう感じました。本作が描く、突きつけられる死生観に何度台本を読んでも、うなだれ、立ち上がりたくなりました。僕が演じる壮平は、総合格闘技の選手ということで昨年から約1年間、様々な方のサポートのもとジムに通い、トレーニングしてきました。日々の食事が変わり、過ごし方が変わり、生活そのものが一変しました。その全てを懸けられる作品に出逢えた喜びと情熱を胸に、最後まで演じ抜きたいと思っています。本作の生みの親である内山拓也監督、兄の彩人役を演じられる磯村勇斗さんをはじめ、素晴らしいキャスト、スタッフのみなさまと世界に届く熱を生み出せればと思います。宜しくお願いいたします。内山拓也(原案・脚本・監督)コメント脚本は、2016年のPFFで『ヴァニタス』の上映が終わった後に描き始めました。この7年間は、ころころと変化する天気のように、灼熱の太陽にさらされ、雨は激しく降り注ぎ、時に嵐が巻き起こる、ついていくだけでもやっとな毎日でした。それでも、どんなに時代が移り変わっても変わることのない核が、この企画にはずっとありました。本作は、わたし自身と同じような、名もなき戦士の物語です。わたしたちはずっと、常に若き見知らぬ者たちです。皆さまにお届けできる日を想像しながら、大切に撮影していきます。『若き見知らぬ者たち』は2024年公開。(シネマカフェ編集部)
2023年09月18日岡田麿里監督、MAPPA初のオリジナル劇場アニメーション作品『アリスとテレスのまぼろし工場』がついに公開。公開記念の舞台挨拶に榎木淳弥、上田麗奈、久野美咲、瀬戸康史、林遣都、そして岡田監督が登壇した。本作は、突然起こった製鉄所の爆発事故により全ての出口を失い、時まで止まってしまった町が舞台。14歳の主人公・正宗が、気になる存在の謎めいた同級生・睦実に導かれ、野生の狼のような少女・五実と出会う…という岡田監督によるオリジナルストーリー。変化を禁じられた世界で、止められない“恋する衝動”を武器に、未来へともがく少年少女の物語だ。SNS上では絶賛のコメントが続出、トレンドにも入り話題となっている本作。舞台挨拶では、上映を終えたばかりとあって目を潤ませている観客も多くみられ、豪華声優陣が登壇すると会場からは盛大な拍手が送られた。ついに公開を迎え、榎木さん、上田さん、久野さんが感謝の想いを込めた挨拶をする中、瀬戸さんは「岡田麿里監督、MAPPAさんありがとうございます。声優デビューでございます!」と喜びいっぱいに挨拶。林さんは「監督公開おめでとうございます!皆さんおめでとうございます!観客皆さんの食い気味の拍手から、すごい映画なんだなと確信しました」と観客の熱量の高さに驚きを隠せない様子。瀬戸康史岡田監督は「3か月前には完成すると思っていなかったので、本当にいま、“まぼろし”感がすごい。感動しています」と心境を語った。演じた役柄について、収録を振り返ってみての思い葛藤を抱える正宗を演じた榎木さんは、「時が止まってしまって、変わってはいけないという設定はファンタジーだが、現実世界でも押さえつけられる場面って学校や社会とかでもあると思う。僕も違うことをやりたくても『同じようにしろ』と言われたことがある」と共感し、「正宗はこの世界のどこかにいそうな人物像、リアリティがある」とコメント。榎木淳弥自らを嘘つきな狼少女と称している睦実を演じた上田さんも「私も14歳だったころ、自分の本当の気持ちを出せなかった。嫌われるのがイヤで」と共通点を明かし、そんな睦実の魅力を「周りからみたらミステリアスと思われる、無駄なアンニュイさを出しているけれども、出そうと思って出していないところ」と語った。上田麗奈久野さんが演じた五実の、感情を爆発させ泣き叫ぶシーンがSNSでも話題となっているが、そのシーンについて「五実は純真無垢で世界のことを何も知らなくて、真っ白な状態の女の子。でも、正宗や睦実とかかわることで心が動き出して、変わっていく表現を心掛けた。泣き叫ぶシーンは感情が一番爆発するシーン。初めての経験をしてどうしたらいいのか分からない葛藤、どうしようもない気持ちを込めて叫んだ」と収録を振り返った。そんな中、かねてからアニメファンであることを公言している瀬戸さんは「声優陣の皆さんがしゃべるたび、“あの声だ”とワクワクする!客席に座りたいくらい!」と声を弾ませるも、声優に初挑戦したことについては「逆に僕で大丈夫なのかと…皆さんがどんな反応をするのかドキドキしている…」と不安げな様子に。瀬戸康史そんな瀬戸さんに岡田監督は「大丈夫です!」と太鼓判を押し、林さんも「瀬戸さんすごいなって思った」と称賛。観客からも割れんばかりの拍手が贈られた瀬戸さんは、「前向きに声優のお仕事やっていきたい。MAPPAさん、宜しくお願いいたします!(笑)」と茶目っ気たっぷりな笑顔を見せアピールした。一方、正宗の叔父である時宗を演じた林さんは、「まだ全部の画が見えていない状況で演じるのは難しかった」と苦労を明かし、時宗の魅力を「守りたいもののために自分を犠牲にしているところ」と話す。林遣都そんな声優陣に岡田監督は特に細かいディレクションはしなかったという。「キャラクターを作る上で、皆さんの演技を画に活かしたいと思った。皆さんには思うようにやっていただいて、そのパワーにスタッフが影響を受けて、それをまた画にして、とキャッチボールできたらいいなと。刺激がある演技をしていただいて感謝している。声をやっていただいたというより、皆さんには一緒にキャラクターを生み出していただいた」と声優陣のパワーみなぎる演技に感謝しきりだった。新たな未来へ!それぞれの「将来の夢」を発表劇中では、いつか元に戻れる時のために「何も変えないようにする」という町のルールがあり、変化していないことを確認するために人間関係や趣味、性格、将来の夢などを書く、「自分確認票」が登場することにちなみ、お互いの【将来の夢】を発表することに。榎木さんは【家族に囲まれて死ぬこと】と発表。続く上田さんも【猫ちゃんと一緒になるべくハッピーに暮らす】と愛猫への思いを語り、久野さんも【毎日笑顔でのんびり暮らすこと】とほっこりした可愛らしい回答をみせ、会場はにこやかな空気に。すると瀬戸さんが3人の夢をひっくるめたかのように【幸せに暮らす】と発表し、会場の笑いを誘った。久野美咲そんな中、少し気まずそうに林さんは【リニア中央新幹線に乗りたい】と少年のような夢を発表すると、会場はさらに沸く。岡田監督が【何十年先もアニメを作っていたい!!】と発表すると、岡田監督のさらなる作品を望むキャスト・観客らから大きな拍手が贈られた。最後に、観客に向けて岡田監督は「喜びも苦しみも全部『アリスとテレスのまぼろし工場』の中にある数年でした。皆さんに観てもらえて嬉しく思っています。一緒に作品を作ってきた人たちとまた新しい夢をみて、皆さんに観ていただけたら嬉しいです」と感謝の気持ちを込めたメッセージを贈り、イベントは幕を閉じた。『アリスとテレスのまぼろし工場』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アリスとテレスのまぼろし工場 2023年9月15日より全国にて公開(c)新見伏製鐵保存会
2023年09月17日「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の脚本家で、映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』で監督デビューを果たした岡田麿里の最新作『アリスとテレスのまぼろし工場』。9月15日(金)の公開に先駆けて9月8日(金)、本作の試写会が都内劇場で開催され、上映後にはアニメ好きで知られるハライチの岩井勇気によるトークイベントが行なわれた。製鉄所の爆発により、14歳の正宗は住人たちと共に、時が止まった街に閉じ込められる。ある日、同級生の睦実に導かれ、足を踏み入れた第五高炉で、言葉も話せない、感情剥き出しの野生の少女と出会う。時が止まった世界でただ一人、成長を続ける少女。正宗と2人の少女との出会いが、世界の均衡を壊していくことに…。以前から岡田さんの作品のファンで『さよならの朝に約束の花をかざろう』の公開時には「映画館で観てメチャメチャハマって、DVDが出たらすぐに買って、爆笑問題の太田(光)さんに『面白いんで見てください!』と渡した」という岩井さん。本作に『さよならの――』とも重なる岡田さんらしいカラーを色濃く感じたようで「やっぱり、感情の動きを表現するのが上手いですよね。特に岡田さんの作品で一番好きなところは、まだ恋になってない感情を表現するのが上手いところ。『この気持ちは何なのか?』とまだ恋なのかどうか気づけていない登場人物が、恋に自覚し好きになっていく気持ちを表すのが本当に上手い!」と冒頭から熱弁をふるう。特に、アニメーション作品では珍しく、長い尺を使って描かれる正宗と睦実のキスシーンについて「あの年齢の男女の濃厚なキスシーン、よかったですねぇ。お互いにせき止めていた気持ちがあふれた状態で、世界が大変なことになっているけど、『俺たちにとっては“いま”なんだ!』という感じが良かったです」と語り「恋する衝動が世界を壊す」という映画のコピーそのままの“衝動”に強く心を揺さぶられたと明かす。出口を失い、時が止まったままの世界で、住人たちは「このまま何も変えなければ、いつか元に戻れる」と信じて変化を禁じ、鬱屈した日々を過ごしているが、こうした物語の設定についても「上手いし、ズルい」と絶賛する。「変化を“悪”とした世界観の中で、岡田麿里さんの描く心情の変化がより際立つんですね。自分の一番うまい部分を出せるような設定になっている」とその巧みさを称える。「呪術廻戦」、「チェンソーマン」で知られるMAPPAの初のオリジナル劇場アニメーションとしても注目を集める本作だが、岡田麿里とMAPPAの初タッグの魅力についても言及。「これまで岡田さんの作品は、仲の良い5人以内くらいの話が多かったけど、(本作は)世界を巻き込んでいく。MAPPAさんは“よくわからないけど、禍々しい空気”をつくるのが上手いけど、まさに今回、世界がどうにかなっていく感じが出ていて、この作品の世界観をつくるのに一番適していたんじゃないかと思います」とうなずく。また、正宗が自分が思っていることをノートにつづる様子など、中学時代の“暗黒期”に話が及ぶと岩井さんは「僕も、オリジナルキャラクターをノートに描いていたのは、絶対に誰にも見せたくないですね。みなさん、絶対にオリジナルキャラクターは描いていたと思いますが…(笑)」と青春時代の秘密を告白し、観客の笑いと同意(?)を誘う。また、トークの最後に、観客に向けての告知やお知らせの有無を問われると「この後、サンシャイン池崎とご飯を食べに行きます(笑)」とまさかのプライベートの告知を行ない、再び会場は笑いに包まれていた。『アリスとテレスのまぼろし工場』は9月15日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アリスとテレスのまぼろし工場 2023年9月15日より全国にて公開(c)新見伏製鐵保存会
2023年09月09日岡田麿里監督最新作『アリスとテレスのまぼろし工場』より、中島みゆきの主題歌「心音」(しんおん)のMVワンコーラスバージョンが公開された。岡田監督の脚本に惚れ込み、初のアニメーション映画への書き下ろし楽曲となった「心音」。今回のMVは、『アリスとテレスのまぼろし工場』の映像で全編が構成されている、MAPPA制作、岡田監督監修による力作であり、中島さんにとって初のアニメーション映像を使ったMVとなる。先日行われたプレミア試写会に寄せた音声メッセージでは、「アニメーションの世界と中島みゆきっていう組み合わせは、なんだか異種格闘技みたいな気がするんですけど、そのへんのビックリ感も含めてお客様に楽しんでいただけたら、とっても嬉しいです」と語った中島さん。MVでも、“中島みゆき×アニメーション”という奇跡のコラボレーションが実現した。“恋する衝動”に揺れ動く主人公の正宗、同級生の睦実、謎の少女・五実の様々な表情が切り取られているMV。前半は、「誰も触れない 誰も問わない 時は進まない」という歌詞にのせて、さびれた線路や、人気のない海岸沿いの道路、薄曇りの窓の外に散らつく雪など、時まで止まってしまった町に閉じ込められた正宗たちの、退屈な日常がうかがえる。後半に向かい、「未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行け(ゆけ)」と謳いあげるメロディー部分では、楽曲に呼応するかのように、うねるように縦横無尽に動き回る狼のような煙、決意の表情を見せて車を走らせる正宗、遠くを見つめる睦実、ひび割れの空に手を伸ばし叫ぶ五実の姿がシンクロし、一気に心をつかまれる。また、中島さんの真骨頂の一つである“歌詞”が、タイポグラフィーで動きをつけて表示されており、登場人物の動きや心情に寄り添う歌詞をより印象的に表現している点も注目だ。『アリスとテレスのまぼろし工場』は9月15日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アリスとテレスのまぼろし工場 2023年9月15日より全国にて公開(c)新見伏製鐵保存会
2023年09月08日MAPPA初のオリジナル劇場アニメーション作品『アリスとテレスのまぼろし工場』のプレミア上映会が9月4日(月)、都内で行われ、監督・脚本を務めた岡田麿里、声優の上田麗奈と久野美咲が出席した。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の脚本で知られる岡田監督にとって2本目となる監督作品。突然起こった製鉄所の事故により、全ての出口を失い、時まで止まってしまった町。変化を禁じられたこの世界で、止められない“恋する衝動”を武器に、未来へともがく少年少女の躍動と疾走が描かれる。なんとプレミア上映会が開催される前夜に、本編が完成したと言い、岡田監督は「製作過程は、簡単なものではありませんでした。スタッフの熱量と愛情で走りきれた」と安どの表情で、スタッフや出演陣に感謝の意を示していた。岡田麿里監督“恋する衝動”をテーマにした理由については、「恋よりも愛がえらいという感じもあるんですが、本来比べられるものじゃないし、まったく違うもの。恋は落っこちるもので、誰にでもできるものじゃないと思う」と説明。「今までは、愛情につながる恋愛を書いてきたが、今回はその(恋の)激しさを書いてみたいなと思った」と新境地に挑んだ心境も明かした。上田さんが演じるのは、主人公・菊入正宗を導く、謎めいた同級生の佐上睦実。「決してさわやかとは言えない少年少女の恋に、もどかしさや苦しさを感じながら、最後にはホッとするような気持ちになる」と本編の感想を語り、“変化を禁じられた”生活については、「ポジティブに受け取ると、うちにはネコちゃんがいるので、ずっと変わらず一緒にいられるんだったら、それは幸せ」と話していた。上田麗奈正宗と睦実が出会う、野生の狼のような少女・五実を演じた久野さんは、「五実を演じたからこそ、自分の人生と重ね合わさる瞬間もあり、それって、演じた私だけじゃなく、ご覧になる皆さんもそういう瞬間を味わえる作品」とアピール。“恋する衝動”については、「誰かを好きになる気持ちで、いろんなことを飛び越えちゃう」と語った。プレミア上映会では、主題歌「心音(しんおん)」を書き下ろした中島みゆきから届いた音声メッセージが紹介されるサプライズも。岡田監督は「本当にダメ元で、当たって砕けたいと思いましてお願いさせていただいたら、このようなことになりました」とオファーをふり返り、「毛穴が開きまくっています!」とメッセージに感激していた。【中島みゆきからのメッセージ】こんばんは、中島みゆきです。このたび、主題歌として「心音(しんおん)」という楽曲で参加させていただきました。アニメーションの世界と、中島みゆきっていう組み合わせは、何だか異種格闘技みたいな感覚がするんですけど、そのへんのビックリ感も含めて、お客様に楽しんでいただけたら、とってもうれしいです。中島はとにかくも、岡田麿里様を尊敬申し上げておりますので、映画の完成を期待に満ち満ちて、お待ちしているところです。『アリスとテレスのまぼろし工場』は9月15日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アリスとテレスのまぼろし工場 2023年9月15日より全国にて公開(c)新見伏製鐵保存会
2023年09月04日「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」岡田麿里監督の最新作『アリスとテレスのまぼろし工場』にて、声優初挑戦となる瀬戸康史と、声優2作目でMAPPA作品初参加の林遣都が物語を担う重要なキャラクターで出演することが分かった。本作は、大ヒットを記録した「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の脚本家であり、監督デビュー作『さよならの朝に約束の花をかざろう』で国内外から高い評価を得た岡田監督の最新作。この度、岡田監督の魅力が詰まったMAPPA初のオリジナル劇場アニメーションに発表された追加キャストは、主人公・正宗(榎木淳弥)の父親で、製鉄所に勤める菊入昭宗役に瀬戸康史。同じく製鉄所に勤め、何かと正宗を気にかける叔父・菊入時宗役として林遣都が決定した。本作が声優初挑戦となる瀬戸さんは、大のアニメーション好きでも知られているが、本作の声優に決定したことに、「とても嬉しかったです。声優を務めるのは初めてなので『まさか自分が?』と思いましたし、MAPPA作品で、そして監督は岡田麿里さんですから、興奮しました」と、MAPPA愛とともに、彼に多大な影響を与えた作品を産んできた岡田作品に携わることに興奮冷めやらぬ様子で喜びを語る。昭宗役/瀬戸康史初めてのアフレコについては、「友人の入野自由(いりの・みゆ)に『声優をやることになったときは、何に気にすればいい?』と聞いたところ、『変に声を作ろうとしない方がいいんじゃないかな』というアドバイスをもらい、変に作り込まずに、あまり飾らずにやれたらいいなと思いました」と、声の演技に臨んだことを明かした。また、『遊☆戯☆王THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』(2016)の藍神役に続いて、声優として2作目となる林さんは、「声のお仕事は、またいつかチャレンジしたいなという思いがあったため、とても嬉しかったです」と再びアニメの声優の機会が巡ってきたことを喜ぶ。時宗役/林遣都役を演じる上で考えたことについては、「岡田監督ともお話させていただいて、イメージをつかんでいきました。時宗は、自分の思いや、この世界に対する考えや価値観、あとは大切な人たちに対する感情など、ふさぎこみながら生きてきた男なのかなというイメージを持って演じました」と、捉えどころが難しい役について監督とも話をしながら丁寧にアプローチして作りあげていったことを明かしている。そんな2人について岡田監督からもコメントが到着。本作が初声優となる瀬戸さんの演技に対して、「飄々としているけれど、まぼろし工場の世界を支えてくださる包容力がある声で、まさに想像していた昭宗! 声優経験がないというのが信じられません」と大絶賛。林さんについては「低めの大人っぽい演技のどこかに、生真面目さもしっかり感じる時宗を演じていただきました。展開が盛り上がっていくにつれて、林さんの声が本来もつ少年のような純粋さが前に出てきて、魅力的な主人公のようでした!」と、その完成度の高さに太鼓判を押した。変化を禁じられた町で退屈を持て余す正宗を見守りながらも、それぞれに誰にも言えない秘密、封じていた気持ちを抱えている父親の昭宗と叔父の時宗。瀬戸さんと林さんがどのように演じているのか、期待が高まる。ほかに、正宗の同級生の友達・笹倉大輔役に八代拓、新田篤史役に畠中祐、仙波康成役に小林大紀、睦実が学校で一緒にいる友達・園部裕子役に齋藤彩夏、原陽菜役に河瀬茉希、安見玲奈役に藤井ゆきよ、町にある見伏神社代々の社家で、睦実の義理の父親でもある製鉄所従業員・佐上衛役に佐藤せつじが決定している。『アリスとテレスのまぼろし工場』は9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アリスとテレスのまぼろし工場 2023年9月15日より全国にて公開(c)新見伏製鐵保存会
2023年07月13日俳優の瀬戸康史と林遣都が、岡田麿里監督最新作となるMAPPA初のオリジナル劇場アニメーション『アリスとテレスのまぼろし工場』(9月15日公開)で声優を務めることが13日、発表された。大ヒットを記録した『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などアニメに馴染みのない人たちの心も掴む脚本家であり、監督デビュー作となった『さよならの朝に約束の花をかざろう』で国内外から高い評価を得た岡田麿里監督最新作。突然起こった製鉄所の爆発事故により全ての出口を失い、時まで止まってしまった町が舞台。いつか元に戻れるようにと、住民たちは何も変えてはいけないルールを作り、鬱屈とした日々を過ごしていた。そんな中、中学三年生の主人公・正宗は、気になる存在の謎めいた同級生の睦実に導かれ、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこにはいたのは喋ることのできない、野生の狼のような少女― 。この二人の少女と正宗との出会いは、世界の均衡が崩れるはじまりだった……という岡田によるオリジナルストーリー。変化を禁じられた世界で、止められない“恋する衝動”を武器に、未来へともがく少年少女の物語だ。主人公・菊入正宗役を「呪術廻戦」虎杖悠仁役の榎木淳弥、正宗の同級生・佐上睦実役を「SSSS.GRIDMAN」新条アカネ役の上田麗奈、謎の少女・五実役を「リコリス・リコイル」クルミ役の久野美咲が演じる。そしてこのたび、主人公・正宗の父親で、製鉄所に勤める菊入昭宗役として瀬戸康史、同じく製鉄所に勤め、何かと正宗を気にかける叔父・菊入時宗役として林遣都が決定した。本作が声優初挑戦となる瀬戸は、大のアニメーション好きでも知られているが、本作の声優に決定した時のことを振り返り、「とてもうれしかったです。声優を務めるのは初めてなので『まさか自分が?』と思いましたし、MAPPA作品で、そして監督は岡田麿里さんですから、興奮しました」と喜びのコメント。初めてのアフレコについては、「友人の入野自由(いりの・みゆ)に『声優をやることになったときは、何に気にすればいい?』と聞いたところ、『変に声を作ろうとしない方がいいんじゃないかな』というアドバイスをもらい、変に作り込まずに、あまり飾らずにやれたらいいなと思いました」と語った。『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』(2016)の藍神役に続いて、声優として2作目に挑んだ林は、「声のお仕事は、またいつかチャレンジしたいなという思いがあったため、とてもうれしかったです」と喜び、役を演じる上で考えたことについては、「岡田監督ともお話させていただいて、イメージをつかんでいきました。時宗は、自分の思いや、この世界に対する考えや価値観、あとは大切な人たちに対する感情など、ふさぎこみながら生きてきた男なのかなというイメージを持って演じました」と語った。監督の岡田は、本作が初声優となる瀬戸の演技に対して、「飄々としているけれど、まぼろし工場の世界を支えてくださる包容力がある声で、まさに想像していた昭宗! 声優経験がないというのが信じられません」と大絶賛し、林については「低めの大人っぽい演技のどこかに、生真面目さもしっかり感じる時宗を演じていただきました。展開が盛り上がっていくにつれて、林さんの声が本来もつ少年のような純粋さが前に出てきて、魅力的な主人公のようでした!」と、演技の完成度の高さに太鼓判を押した。(c)新見伏製鐵保存会
2023年07月13日中島みゆきが新曲「心音(しんおん)」を発表。2023年9月15日(金)より公開される、監督・岡田麿里のアニメ映画『アリスとテレスのまぼろし工場』の主題歌となる。中島みゆき初のアニメ映画書き下ろし楽曲「心音(しんおん)」現在のアニメブームの礎となった「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」など多くの人の心を動かすアニメ作品を世に送り出してきた脚本家であり、監督デビュー作となったアニメ映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』で国内外から高い評価を得た岡田麿里。『アリスとテレスのまぼろし工場』は、岡田の2作目となる監督作品で、スタジオMAPPA初のオリジナル劇場アニメーション作品となる映画だ。そんな『アリスとテレスのまぼろし工場』の主題歌を手掛けるのは、数々の名曲で人々の心を動かし続けるシンガーソングライター中島みゆき。中島みゆき初のアニメーション映画書き下ろし楽曲として、「心音(しんおん)」を提供する。なお、中島みゆきと岡田麿里は下記の通りコメントを寄せた。<中島みゆき コメント全文>ゲームもアニメもさっぱりわからない中島に、御注文をくださるとは、なんでなの?と謎な気持ちで、届いた台本をおそるおそる読み始め、最後まで読み終わらないうちに、どっぷり、岡田麿里様のしもべとなっておりました。岡田麿里様は、中島の絶大なる「推し」です!スタジオで初めて岡田麿里様にお目にかかった日は、ただもう中島は物陰から、じぃっとお姿を拝見するばかり。一瞬だけ駆け寄って「この台本、好きです!」と言うのが精一杯でした。まるで中学生の片想いレベルです。<岡田麿里 コメント全文>『アリスとテレスのまぼろし工場』の主題歌が完成したとご連絡があり、スタジオにお伺いしました。期待で前夜は眠れなかったうえに、その場にみゆきさんがいらっしゃったことで興奮と緊張は限界に達し、挙動不審かつドライマウスの私に歌詞の紙が渡されました。そこには、『心音(しんおん)』と書かれていました。『心音(しんおん)』が流れてきた瞬間、正面から、強い風がぶわっと吹いた気がしました。風にあおられて、緊張だけでなく、スタジオの景色がすべて吹っ飛んでいきました。そして、この物語の主人公である正宗と五実、睦実の姿が見えました。彼らはしんと冷たい世界の中で、腹の底から叫び、走っていました。2023年6月現在、『まぼろし工場』の制作は順調です……とは正直、言えません。映画の内容と同じく、さまざまな困難にぶちあたり、倒れそうになることもあります。でも、そのたびに『心音(しんおん)』がどんどんと心臓を叩いてくれ、蘇生させられています。みゆきさん、瀬尾さん(※中島みゆき音楽プロデューサー)をはじめとした『心音(しんおん)』チームの皆さん。この素晴らしい主題歌が流れる、エンディングを迎えるために。『まぼろし工場』とアニメスタッフは最後まで駆け抜けていきます。本当にありがとうございました。【詳細】映画『アリスとテレスのまぼろし工場』公開日:2023年9月15日(金)主題歌:中島みゆき「心音(しんおん)」配給:ワーナー・ブラザース映画 MAPPA©新見伏製鐵保存会
2023年07月02日「ハマる男に蹴りたい女」などの久保田紗友が主演を務める映画『Love Will Tear Us Apart』に、新たに麿赤兒、前田敦子、高橋ひとみ、ゆうたろう、田中俊介といった個性派キャストの出演が決定。メインビジュアルも解禁となった。本作は、映画『サラバ静寂』『転がるビー玉』『異物-完全版-』の宇賀那健一監督による7本目の長編映画。久保田さんが演じる主人公の真下わかばと関わる人たちが次々と殺されていく、観ている人の感情をかき回すサスペンスホラー&ラブロマンス作品。久保田紗友、青木柚、莉子、吹越満先に、青木柚、莉子、吹越満の出演が発表されているが、今回解禁となるキャストは、主人公の真下わかばに様々な形で関わる5名。わかばを見守る仙人・緒方竜人役を麿赤兒、わかばの担任・安川かおり役を前田敦子、わかばの母親・真下早紀役を高橋ひとみが演じ、わかばと恋愛関係に発展しそうになる2人、北川蒼汰役をゆうたろう、坂下勇樹役を田中俊介が演じる。また、併せて久保田さんが演じる真下わかばが、真っ直ぐどこかを見つめている本作のメインビジュアルも解禁された。麿赤兒 コメント(緒方竜人役)初めての奄美大島でのロケは何もかもが新鮮であった。撮影でハブを持つシーンがあったが、怖かった~~強い日差しの中の海辺や滝での撮影を思い出す。楽しかった!前田敦子 コメント(安川かおり役)撮影したのが、2021年夏でだいぶ前ですが、先生として生徒達とどう対峙するのか、自分の中にある先生像と、役とのギャップで葛藤しながら演じた記憶が今でも残っています。宇賀那監督の世界観を国内外の多くの方にご覧頂けると嬉しいです。高橋ひとみ コメント(真下早紀役)母親も女性として第二の人生を歩み、今は恐らく仕事も充実していて。わかばにも辛い過去を乗り越えて自由になって欲しいと願っている、そんな母親だと思います。衣装を見た時に一瞬でどんな女性か理解できたように思います。短いシーンでしたが、ホッとできるシーンでした。もう少しわかばの母親でいたいなと思いながら撮影していました。こういう愛し合い方もあるんだと深く考えさせられました。ゆうたろう コメント(北川蒼汰役)こういうテイストの作品は初めてだったので台本を読んだ時はどう映像化するのだろうとずっと不思議だったのですが、完成した作品を見て、監督には最初からこのビジョンが見えていたのか…と素直に感心してしまいました。ゆうたろうとしても一肌脱いだ新鮮な姿があるので是非お楽しみに。田中俊介 コメント(坂下勇樹役)○○○○○で最後○○にされる役なんだけど、どうかな?…断る訳がないじゃないですか。だってこれを逃したら生涯二度と経験することのない結末を迎える役なんですから。楽しかったです。是非、答えは劇場でお確かめください。当てられる方はいないと思います。笑『Love Will Tear Us Apart』は2023年、公開予定。(text:cinemacafe.net)
2023年04月27日